JP2000181902A - 関数式処理装置、及び記憶媒体 - Google Patents

関数式処理装置、及び記憶媒体

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JP2000181902A
JP2000181902A JP10357826A JP35782698A JP2000181902A JP 2000181902 A JP2000181902 A JP 2000181902A JP 10357826 A JP10357826 A JP 10357826A JP 35782698 A JP35782698 A JP 35782698A JP 2000181902 A JP2000181902 A JP 2000181902A
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JP10357826A
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Tomoaki Sato
智昭 佐藤
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Casio Computer Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 関数である従属変数を持つ関数に対して、ユ
ーザーが該関数の関数式を登録するだけで、該関数をグ
ラフ化して表示することを可能とする計算装置を提供す
ることである。 【解決手段】CPU2は、登録処理プログラムに従っ
て、ユーザーから入力される関数の関数式及びこの関数
の従属変数の関数式を登録し、次いで、関数式解析処理
プログラムに従って、該関数の従属変数の関数式を解析
する。そして、CPU2は、該関数の従属変数が関数で
あるか又は単なる1変数であるかを調べ、関数であると
判別した場合は、該関数の従属変数にこの従属変数の関
数式を代入する。その後、CPU2は、グラフ化処理プ
ログラムに従って、該関数を解析し、グラフ化するため
に必要な各種データを算出し、これらのデータを基にし
て、表示部3に該関数をグラフ化して表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、関数である従属変
数を持つ関数を入力し、計算して表示する計算装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近時、計算機の発達とともに、数学の学
習者が計算機を用いて、色々な方程式や関数についての
問題を解き理解するという機会が増えつつある。この計
算機を用いれば、人間が行うと時間を要しその正確性も
定かでない計算やグラフ描画を瞬時に行うことが可能に
なるので、特に二次関数等の関数のグラフを描きたい場
合には有益である。
【0003】関数のグラフを求める際、該関数の従属変
数が関数である場合においては、使用する計算機の変数
メモリに該従属変数の関数式を登録して実行する手段が
とられていた。
【0004】例えば、f(g(x))=(g
(x))2、g(x)=x+2という関数f(g
(x))のグラフを描画したい場合、従来の計算機で
は、その計算機に備え付けられている指定の変数メモリ
に割り当てられている変数y1、y2にy1=x+2、y2
=(x+y1 22を登録してから行われていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の計算機にあっては、以下のような課題が
あった。
【0006】上述したように、例えば、f(g(x))
=(g(x))2、g(x)=x+2という関数f(g
(x))のグラフを描画したい場合、従来の計算機で
は、その計算機に備え付けられている指定の変数メモリ
に割り当てられている変数y1、y2にy1=x+2、y2
=(x+y1 22を登録してから行う必要があり、手続
きが煩雑であった。
【0007】また、求めたい関数の変数と計算機の変数
メモリに割り当てられている変数との対応を、逐一学習
者自身が考えなければいけないという問題もあった。そ
して、計算機の変数メモリに割り当てられている変数
は、横軸はx、縦軸はyのように固定されているため、
座標軸を表す変数も学習者が自由に設定できず、融通性
の面でも問題があった。
【0008】本発明の課題は、関数である従属変数を持
つ関数に対して、ユーザーが所望する任意の変数を用い
て該関数の関数式を登録するだけで、この関数を解析し
て、該登録された変数を属性に持つ座標軸上に該関数を
グラフ化して表示することを可能とする関数処理装置を
提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を解決するために、次のような特徴を備えている。各
要素毎に付した符号等は、後述する図面参照符号等であ
る。請求項1記載の発明は、従属変数を指定した関数式
を入力する入力手段(図1の入力部4)と、従属変数が
関数である関数式を、当該従属変数としての関数に基づ
いて純粋な変数を従属変数とする関数式に変形する関数
式変形手段(図1のCPU2)と、を備えたことを特徴
としている。
【0010】この請求項1記載の発明によれば、入力手
段から従属変数を指定した関数式を入力すると、関数式
変形手段が、従属変数が関数である関数式を、当該従属
変数としての関数に基づいて純粋な変数を従属変数とす
る関数式に変形する。
【0011】請求項3記載の発明は、関数式を処理する
ためのコンピュータが実行可能なプログラムを格納した
記憶媒体であって、従属変数を指定した関数式を入力さ
せるためのプログラムコード(図2のステップS1)
と、従属変数が関数である関数式を、当該従属変数とし
ての関数に基づいて純粋な変数を従属変数とする関数式
に変形するためのプログラムコード(図2のステップS
2、ステップS4)と、を含むプログラムを格納したこ
とを特徴としいる。
【0012】この請求項3記載の発明によれば、関数式
を処理するためのコンピュータが実行可能なプログラム
を格納した記憶媒体であって、従属変数を指定した関数
式を入力させるためのプログラムコードと、従属変数が
関数である関数式を、当該従属変数としての関数に基づ
いて純粋な変数を従属変数とする関数式に変形するため
のプログラムコードと、を含む。
【0013】したがって、変数x等を従属変数とする関
数g(x)等を従属変数とする関数f(g(x))等に
対して、ユーザーが任意の変数記号で表現されている関
数式を入力するだけで、該変数g(x)等の関数式が該
関数f(g(x))等に代入されて計算されるので、ユ
ーザーは簡単に該関数を入力することができ、数学的又
は物理的な関数の問題の学習や研究に役立つ関数式処理
装置を提供することができる。
【0014】請求項2記載の発明は、数式中に含まれる
複数の変数の中から、座標系を構成する変数を任意に指
定する指定手段(図5の入力部4)と、前記数式を、前
記指定手段によって指定された変数によって成立する関
数としてグラフ表示を行うグラフ表示手段(図5のCP
U2、表示部3)と、を備えることを特徴としている。
【0015】この請求項2記載の発明によれば、指定手
段から数式中に含まれる複数の変数の中から、座標系を
構成する変数を任意に指定すると、グラフ表示手段が、
前記数式を、前記指定手段によって指定された変数によ
って成立する関数としてグラフ表示を行う。
【0016】請求項4記載の発明は、関数式を処理する
ためのコンピュータが実行可能なプログラムを格納した
記憶媒体であって、数式中に含まれる複数の変数の中か
ら、座標系を構成する変数を任意に指定させるためのプ
ログラムコード(図6のステップS11〜ステップS1
5)と、前記数式を、前記指定手段によって指定された
変数によって成立する関数としてグラフ表示を行うため
のプログラムコード(図6のステップS16、ステップ
S17)と、を含むプログラムを格納したことを特徴と
している。
【0017】この請求項4記載の発明によれば、関数式
を処理するためのコンピュータが実行可能なプログラム
を格納した記憶媒体であって、数式中に含まれる複数の
変数の中から、座標系を構成する変数を任意に指定させ
るためのプログラムコードと、前記数式を、前記指定手
段によって指定された変数によって成立する関数として
グラフ表示を行うためのプログラムコードと、を含む。
【0018】したがって、関数式に含まれる複数の変数
の中から座標形を構成する変数を任意に指定してグラフ
表示を可能とする関数式処理装置を提供することがで
き、数学的又は物理的な関数の問題の学習や研究に役立
てることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図を参照して本発明の実施
の形態における計算装置1及び計算装置10について詳
細に説明する。 [第1の実施の形態]図1〜図4は、本発明を適用した
計算装置の第1の実施の形態を示す図である。
【0020】まず、構成を説明する。図1は、本発明を
適用した第1の実施の形態における計算装置1の内部構
成を示すブロック図である。この図1において、計算装
置1は、CPU2、表示部3、キー部4、RAM5、R
OM6によって構成されている。
【0021】CPU(Central Processing Unit)2
は、ROM6に記憶されている当該計算装置1に対応す
る登録処理プログラムに従って、ユーザーから入力され
る関数の関数式及びこの関数の従属変数の関数式をRA
M5内のメモリ5a、メモリ5bにそれぞれ格納し、次
いで、ROM6に記憶されている当該計算装置に対応す
る関数式解析処理プログラムに従って、該関数の従属変
数の関数式を解析する。
【0022】この解析処理において、CPU2は、該関
数の従属変数が関数であるか又は単なる1変数であるか
を調べ、関数であると判別した場合は、該関数の従属変
数にこの従属変数の関数式を代入する。
【0023】そして、ROM6に記憶されている当該計
算装置1に対応するグラフ化処理プログラムに従って、
前記解析処理によって得られた該関数の関数式をグラフ
化するために必要な各種データを算出し、これらのデー
タを基にして、表示部3に該関数をグラフ化して表示す
る。
【0024】表示部3は、液晶パネル等により構成さ
れ、CPU2から入力される、数値、変数、関数式、グ
ラフ等を表示する。
【0025】入力部4は、数字入力キー、四則演算キ
ー、アルファベット入力キー、解析を指示する解析キ
ー、グラフ表示を指示するグラフキー、実行キー、クリ
アーキー等から構成され、ユーザーが所望する関数の関
数式を入力することができる。
【0026】RAM(Random Access Memory)5は、関
数f(g(x))の関数式を格納するメモリ5a、関数
g(x)の関数式を格納するメモリ5b、関数f(g
(x))の従属変数を格納するメモリ5c、関数g
(x)の従属変数を格納するメモリ5d、グラフ情報を
格納するメモリ5e、及び解析情報を格納するメモリ5
fを有する。
【0027】ROM(Read Only Memory)6は、CPU
2により実行される登録処理プログラム、関数式解析処
理プログラム、グラフ化処理プログラムを格納する半導
体メモリである。
【0028】次に、本第1の実施の形態の動作を説明す
る。図2は、関数g(x)の関数式及びこの関数g
(x)を従属変数に持つ関数f(g(x))の関数式
が、ユーザーによりキー部4から入力された場合のグラ
フ化処理を説明するフローチャートである。
【0029】CPU2は、ROM6に記憶されている当
該計算装置1に対応する登録処理プログラムに従って、
関数g(x)の関数式及びこの関数g(x)を従属変数
に持つ関数f(g(x))の関数式が、ユーザーよりキ
ー部4から入力されると、この関数f(g(x))及び
関数g(x)をRAM5内のメモリ5a及びメモリ5b
にそれぞれ格納する(ステップS1)。
【0030】ここで、CPU2は、関数式解析処理プロ
グラムに従って、該関数f(g(x))の関数式の中に
含まれる該従属変数g(x)をRAM5内のメモリ5c
に格納し、xの関数であるか又は単なる1変数であるか
を判別する(ステップS2)。この判別処理において、
該従属変数g(x)がxの関数でなく単なる1変数であ
ると判別した場合は、ステップS3に進み、xの関数で
あると判別した場合は、xをRAM5内のメモリ5dに
格納し、ステップS4に進む。
【0031】ステップS2において、変数g(x)は単
なる1変数と判別した場合には、CPU2は、関数f
(g(x))は関数g(x)を独立変数に持つ関数とし
て、特別な処理を行わず、従来のグラフ化処理プログラ
ムに従って、グラフ化に必要な座標データ等の各種デー
タを算出し、RAM5内のメモリ5eに格納する(ステ
ップS3)。
【0032】ステップS2において、従属変数g(x)
はxの関数であると判別した場合には、CPU2は、関
数f(g(x))を独立変数xの関数式の形に変更する
ため、関数g(x)の関数式を、関数f(g(x))の
関数式に代入して関数f(g(x))を独立変数xで表
した関数f(x)を求め(ステップS4)、RAM5内
のメモリ5fに格納する。
【0033】ステップS4において、CPU2は、関数
f(g(x))を独立変数xで表した関数f(x)を求
めたので、ステップS3における従来のグラフ化処理と
同様に、グラフ化に必要な座標データ等の各種データを
算出し、RAM5内のメモリ5eに格納する(ステップ
S5)。そして、RAM5内のメモリ5eに格納したグ
ラフ化に必要な座標データ等の各種データに基づいて、
表示部3に関数f(g(x))をグラフ化して表示する
(ステップS6)。ユーザーによる更なる入力があれ
ば、ステップS1に戻り、なければ本処理を終了する
(ステップS7)。
【0034】図3は、上述したグラフ化処理に関して、
f(g(x))=(g(x))2、g(x)=x+2が
ユーザーにより入力された場合に、CPU2がf(g
(x))を独立変数xで表した関数式に変更する例を示
したものである。
【0035】図3において、g(x)はxの関数であ
り、f(g(x))は従属変数g(x)の関数であるの
で、CPU2は、関数g(x)の関数式をf(g
(x))に代入することで、f(g(x))=(x+
2)2という独立変数xで表した関数式に変更する。
【0036】図4(a)に示す表示例はグラフ式登録画
面である。ユーザーは表示部3に表示されるこのグラフ
式登録画面において、f(g(x))=(g
(x))2、g(x)=x+2の2つの関数式を登録す
ることができる。画面下部に表示されているキーは、処
理モードを選択するためのファンクションキーであり、
図中の左端から順にF1〜F4、F6キーに対応してお
り、F1はモードを選択するSELキー、F2は編集を
行うEDITキー、F3は削除を行うDELキー、F4
はキー部からの入力を行うTYPEキー、及びF6はグ
ラフ描画を行うDRAWキーである。
【0037】図4(b)に示す表示例は、グラフ描画画
面であり、図4(a)で示した画面の下部に表示されて
いるDRAWキー(F6)が押下されると、CPU2
は、表示部3にこのグラフ描画画面を表示する。この画
面では、水平座標はx軸、垂直座標はy軸として、y=
f(g(x))=(x+2)2の放物線と、y=g
(x)=x+2の直線が1画面内に表示されている。
【0038】以上説明したように、本実施の形態の計算
装置1によれば、CPU2は、ROM6内に記憶されて
いる当該計算装置1に対応する登録処理プログラムに従
って、ユーザーから入力される関数の関数式及びこの関
数の従属変数の関数式を登録する。次いで、関数式解析
処理プログラムに従って、該関数の従属変数の関数式を
解析する。
【0039】この解析処理において、CPU2は、該関
数の従属変数が関数であるか又は単なる1変数であるか
を調べ、関数であると判別した場合は、該関数の従属変
数にこの従属変数の関数式を代入する。
【0040】そして、CPU2は、グラフ化処理プログ
ラムに従って、前記解析処理によって得られた該関数の
関数式をグラフ化するために必要な各種データを算出
し、これらのデータを基にして、表示部3に該関数をグ
ラフ化して表示する。
【0041】従って、例えば、f(g(x))=(g
(x))2、g(x)=x+2という関数f(g
(x))のグラフを描画したい場合、該関数式に使われ
ている変数記号を変更することなく、ユーザーがこの2
つの関数式を入力するだけで、自動的にグラフ描画が実
行されるので、ユーザーが手軽に関数のグラフ化を行う
ことができる。
【0042】又、求めたい関数の変数と計算機の変数メ
モリに割り当てられている変数との対応を、逐一学習者
自身が考えずに済むため、入力段階での負担を低減で
き、作業効率を向上させることができる。
【0043】その結果、計算装置1を、関数である従属
変数を持つ関数を学習又は研究するための専用計算機と
しての利用価値を高めることができる。
【0044】本第1の実施の形態の詳細な部分について
は、上述した内容に限定されるものではなく、適宜変更
可能であり、例えば、図2〜図4の実施の形態において
は、グラフ式登録の本数を2本としているが、これを3
本(関数の従属変数が関数であり、更にこの従属変数の
従属変数がある独立変数の関数である場合)あるいは複
数本としてもよい。
【0045】又、上述した第1の実施の形態において
は、直交座標系を指定していたが、これを極座標系や他
の座標系を指定してもよい。そして、上述したようなグ
ラフだけでなく、当該計算装置1を非線形グラフを求め
る際に使用してもよい。
【0046】更に、上述した第1の実施の形態において
は、f(g(x))というように、f(関数名)と表記
していたが、該関数の具体的な関数式をあてはめて、例
えば、f(x2+2x+1)と表記してもよい。
【0047】[第2の実施の形態]本発明を適用した第
2の実施の形態では、CPU2が、ユーザーにより入力
された関数を解析しグラフ化する際の、横軸・縦軸の変
数を登録する処理について説明する。
【0048】図5〜8は、本発明を適用した第2の実施
の形態における計算装置10を示す図である。なお、本
第2の実施の形態において適用される計算装置10を構
成する各部の構成は、上記第1の実施の形態における計
算装置1と同様である。したがって、計算装置1と同一
の構成部分には同一符号を付し、その説明を省略し、以
下相違点のみを説明する。
【0049】図5は、本発明を適用した第2の実施の形
態における計算装置10の内部構成を示すブロック図で
ある。この図5において、計算装置10は、CPU2、
表示部3、入力部4、RAM11、ROM6によって構
成されている。
【0050】CPU2は、ROM6に記憶されている当
該計算装置10に対応する登録処理プログラムに従っ
て、ユーザーから入力される関数の関数式及びこの関数
の従属変数をRAM11内のメモリ11a、メモリ11
bにそれぞれ格納し、該関数をグラフ化する際の縦軸属
性及び横軸属性を設定する縦軸・横軸属性設定処理を行
う。
【0051】そして、ROM6に記憶されている当該計
算装置10に対応するグラフ化処理プログラムに従っ
て、該関数の関数式をグラフ化するために必要な各種デ
ータを算出し、これらのデータを基にして、表示部3に
該関数をグラフ化して表示する。
【0052】RAM(Random Access Memory)11は、
関数f(g(x))の関数式を格納するメモリ11a、
関数f(g(x))の従属変数を格納するメモリ11
b、グラフ情報を格納するメモリ11c、解析情報を格
納するメモリ11d、横軸属性情報を格納するメモリ1
1e、及び縦軸属性情報を格納するメモリ11fを有す
る。
【0053】図6は、従属変数g(x)を変数に持つ関
数f(g(x))の関数式が、ユーザーにより入力部4
から入力された場合のグラフ化処理を説明するフローチ
ャートである。
【0054】CPU2は、ROM6に記憶されている当
該計算装置10に対応する登録処理プログラムに従っ
て、従属変数g(x)を変数に持つ関数f(g(x))
の関数式が、ユーザーにより入力部4から入力される
と、この関数f(g(x))及び従属変数g(x)をR
AM11内のメモリ11a及びメモリ11bにそれぞれ
格納する(ステップS11)。
【0055】そして、CPU2は、横軸属性がxである
かxでないかを判別し(ステップS12)、xである場
合は、ステップS4に進み、x以外の属性である場合
は、ステップS13に進む。ここでは、横軸の変数をg
(x)に指定しているので、ステップS13において、
横軸変数をg(x)にとるように設定する横軸変数設定
処理を行い、該横軸変数をRAM11内のメモリ11e
に格納する(ステップS13)。
【0056】横軸変数の判定及び設定が終了した後、ス
テップS12における横軸変数の判別と同様に、縦軸変
数がyであるかyでないかを判別し(ステップS1
4)、yである場合は、ステップS16に進み、y以外
の属性である場合は、ステップS15に進む。ここで
は、縦軸属性をf(g(x))に指定しているので、横
軸属性をf(g(x))にとるように設定する縦軸属性
設定処理を行い(ステップS15)、該縦軸属性をRA
M11内のメモリ11fに格納する(ステップS1
5)。
【0057】そして、CPU2は、該関数f(g
(x))に関して、グラフ化に必要な座標データ等の各
種データを算出し(ステップS16)、RAM11内の
メモリ11cに格納する。そして、RAM11内のメモ
リ11cに格納したグラフ化に必要な座標データ等の各
種データに基づいて、表示部3に該関数f(g(x))
をグラフ化して表示する(ステップS17)。ユーザー
による更なる入力があれば、ステップS11に戻り、な
ければ本処理を終了する(ステップS18)。
【0058】図7は、関数式がf(g(x))=g
(x)+2である場合のCPU2が実行するグラフ化処
理において、入力と表示の一例を示す図である。図7
(a)に示す表示例はグラフ式登録画面である。ユーザ
ーは表示部3に表示されるこのグラフ式登録画面におい
て、f(g(x))=g(x)+2等の関数式を登録す
ることができる。画面下部に表示されているキーは、処
理モードを選択するためのファンクションキーであり、
図中の左端から順にF1〜F6キーに対応しており、F
1はモードを選択するSELキー、F2は編集を行うE
DITキー、F3は削除を行うDELキー、F4はキー
部からの入力を行うTYPEキー、F5は横軸・縦軸の
属性の設定を行うAXISキー及びF6はグラフ描画を
行うDRAWキーである。
【0059】図7(b)に示す表示例は、横軸・縦軸設
定画面であり、この横軸・縦軸設定画面において、横軸
(Horizontal Axis)はg(x)に、そして、縦軸(Ver
tical Axis)はf(g(x))に設定している。
【0060】図7(c)に示す表示例は、グラフ描画画
面であり、図7(a)、(b)で示した画面の下部に表
示されているDRAWキー(F6)が押下されると、C
PU2は、表示部3にこのグラフ描画画面を表示する。
この画面では、横軸はg(x)軸、垂直軸はf(g
(x))軸として、f(g(x))=g(x)+2の直
線が画面内に表示されている。
【0061】図8は、関数式がy=tx2である場合の
CPU2が実行するグラフ化処理において、ユーザーに
より横軸の変数が任意に変更されたことにより、グラフ
表示が変更された場合の一例を示す図である。
【0062】図8(a)は、CPU2が実行する関数式
y=tx2のグラフ化処理において、ユーザーにより横
軸にtが選択された場合に、この関数式y=tx2の直
線グラフが表示部3に表示された場合を示した図であ
る。
【0063】図8(b)は、CPU2が実行する関数式
y=tx2のグラフ化処理において、ユーザーにより横
軸にxが選択された場合に、この関数式y=tx2の放
物線グラフが表示部3に表示された場合を示した図であ
る。
【0064】以上説明したように、本第2の実施の形態
の計算装置10によれば、CPU2は、ROM6に記憶
されている当該計算装置10に対応する登録処理プログ
ラムに従って、関数式をグラフ化する際の縦軸変数及び
横軸変数を任意に設定する縦軸・横軸変数設定処理を行
う。
【0065】そして、ROM6に記憶されている当該計
算装置10に対応するグラフ化処理プログラムに従っ
て、入力された関数式をグラフ化するために必要な各種
データを算出し、これらのデータを基にして、表示部3
に関数式をグラフ化して表示する。
【0066】従って、求めたい関数の変数と計算機の変
数メモリに割り当てられている変数との対応を、逐一学
習者自身が考えずに済み、そして、横軸・縦軸の変数を
ユーザーが任意に設定できるため、関数式の入力が容易
であると共に、その関数式をグラフ化する際に、ユーザ
ーが座標系の変数を任意に設定して表示させることがで
きる計算装置としても使用することができる。
【0067】尚、上述した第2の実施の形態において
は、直交座標系を指定していたが、これを極座標系や他
の座標系を指定してもよい。そして、上述したようなグ
ラフだけでなく、当該計算装置10を非線形グラフを求
める際に使用してもよい。
【0068】
【発明の効果】請求項1及び3記載の発明によれば、変
数x等を従属変数とする関数g(x)等を従属変数とす
る関数f(g(x))等に対して、ユーザーが任意の変
数記号で表現されている関数式を入力するだけで、該変
数g(x)等の関数式が該関数f(g(x))等に代入
されて計算されるので、ユーザーは簡単に該関数を入力
することができ、数学的又は物理的な関数の問題の学習
や研究に役立つ関数式処理装置を提供することができ
る。
【0069】請求項2及び4記載の発明によれば、関数
式に含まれる複数の変数の中から座標形を構成する変数
を任意に指定してグラフ表示を可能とする関数式処理装
置を提供することができ、数学的又は物理的な関数の問
題の学習や研究に役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した第1の実施の形態における計
算装置1の内部構成を示すブロック図である。
【図2】図1の計算装置1により実行される計算処理を
説明するためのフローチャートである。
【図3】図2の計算処理における関数式の入力と表示の
具体例を示した図である。
【図4】図2の計算処理におけるグラフ変数の登録画面
(同図(a))と、そのグラフ表示画面(同図(b))
とを示した図である。
【図5】本発明を適用した第2の実施の形態における計
算装置10の内部構成を示すブロック図である。
【図6】図5の計算装置10の計算処理を説明するため
のフローチャートである。
【図7】図6の計算処理における関数式の登録画面(同
図(a))と、そのグラフ変数の入力画面(同図
(b))と、そのグラフ表示画面(同図(c))とを示
した図である。
【図8】図6の計算処理において横軸の変数を変更した
場合に表示されたグラフの具体例を示した図である。
【符号の説明】
1 計算装置 2 CPU 3 表示部 4 入力部 5 RAM 6 ROM 10 計算装置 11 RAM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】従属変数を指定した関数式を入力する入力
    手段と、 従属変数が関数である関数式を、当該従属変数としての
    関数に基づいて純粋な変数を従属変数とする関数式に変
    形する関数式変形手段と、 を備えることを特徴とする関数式処理装置。
  2. 【請求項2】数式中に含まれる複数の変数の中から、座
    標系を構成する変数を任意に指定する指定手段と、 前記数式を、前記指定手段によって指定された変数によ
    って成立する関数としてグラフ表示を行うグラフ表示手
    段と、 を備えることを特徴とする関数式処理装置。
  3. 【請求項3】関数式を処理するためのコンピュータが実
    行可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、 従属変数を指定した関数式を入力させるためのプログラ
    ムコードと、 従属変数が関数である関数式を、当該従属変数としての
    関数に基づいて純粋な変数を従属変数とする関数式に変
    形するためのプログラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
  4. 【請求項4】関数式を処理するためのコンピュータが実
    行可能なプログラムを格納した記憶媒体であって、 数式中に含まれる複数の変数の中から、座標系を構成す
    る変数を任意に指定させるためのプログラムコードと、 前記数式を、前記指定手段によって指定された変数によ
    って成立する関数としてグラフ表示を行うためのプログ
    ラムコードと、 を含むプログラムを格納したことを特徴とする記憶媒
    体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007287164A (ja) * 2007-05-25 2007-11-01 Casio Comput Co Ltd 図形表示制御装置及びプログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4609453B2 (ja) * 2007-05-25 2011-01-12 カシオ計算機株式会社 図形表示制御装置及びプログラム

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