JP2000181541A - 自走式車輌 - Google Patents
自走式車輌Info
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- 238000009434 installation Methods 0.000 claims description 4
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 claims description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 11
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 5
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000007274 generation of a signal involved in cell-cell signaling Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 1
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- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】走行しながら走行路面上の障害物を検出するこ
とができ、かつ走行路面上における障害物を正確に検出
することのできる自走式車輌を提供すること。 【解決手段】走行手段を備えた車輌本体10と、走行路
面を車幅方向に一次元走査する複数のレーザ距離測定装
置11〜13と、適正な距離データを抽出するデータ抽
出手段21〜23と、抽出された距離データを用いてレ
ーザ距離測定装置11〜13における路面平均線を算出
する手段31〜33と、路面断面形状算出手段40とを
具備しており、さらに走行路面の断面形状および1個の
レーザ距離測定装置からの距離データにより障害物の高
さを算出し、走行路面の傾斜あるいは障害物の高さによ
り走行の可否を判断するとともに障害物の概略位置を算
出する障害物判断手段50と、障害物の概略位置に基づ
いて障害物を回避する態様で車輌本体を走行制御する車
輌制御装置16とを具備している。
とができ、かつ走行路面上における障害物を正確に検出
することのできる自走式車輌を提供すること。 【解決手段】走行手段を備えた車輌本体10と、走行路
面を車幅方向に一次元走査する複数のレーザ距離測定装
置11〜13と、適正な距離データを抽出するデータ抽
出手段21〜23と、抽出された距離データを用いてレ
ーザ距離測定装置11〜13における路面平均線を算出
する手段31〜33と、路面断面形状算出手段40とを
具備しており、さらに走行路面の断面形状および1個の
レーザ距離測定装置からの距離データにより障害物の高
さを算出し、走行路面の傾斜あるいは障害物の高さによ
り走行の可否を判断するとともに障害物の概略位置を算
出する障害物判断手段50と、障害物の概略位置に基づ
いて障害物を回避する態様で車輌本体を走行制御する車
輌制御装置16とを具備している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自走式車輌に関す
るものであり、詳しくは走行路上の障害物を検出する構
成に関する。
るものであり、詳しくは走行路上の障害物を検出する構
成に関する。
【0002】
【従来の技術】移動ロボットや自律走行車輌等の自走式
車輌が、自律走行もしくは半自律走行するためには、進
行方向における走行路の凹凸や障害物の有無を認識する
必要がある。
車輌が、自律走行もしくは半自律走行するためには、進
行方向における走行路の凹凸や障害物の有無を認識する
必要がある。
【0003】そこで、図13に示す自走式車輌Aでは、
車輌本体Bに走行路面Gを二次元的に計測するレーザ距
離測定装置Cを設け、このレーザ距離測定装置Cにより
車輌Aが走行しようとするエリア全域に亘ってセンシン
グを繰り返し、各ポイントの距離データと方位とから走
行路面Gの凹凸を記した地図を作成し、走行不能な領域
(障害物領域)を検出して走行経路の計画を行っている。
車輌本体Bに走行路面Gを二次元的に計測するレーザ距
離測定装置Cを設け、このレーザ距離測定装置Cにより
車輌Aが走行しようとするエリア全域に亘ってセンシン
グを繰り返し、各ポイントの距離データと方位とから走
行路面Gの凹凸を記した地図を作成し、走行不能な領域
(障害物領域)を検出して走行経路の計画を行っている。
【0004】上記レーザ距離測定装置Cは、図14に示
す如く、レーザ発振器Caから発せられたレーザ光(送
信光)を、回転多面鏡CbとガルバノミラーCcとを用
いて二次元的に走査し、走査エリア内における各ポイン
トまでの距離を測定するものである。なお図14中の符
号Cdは参照光検出器、符号Ceは反射光検出器、符号
Cfはハーフミラーである。
す如く、レーザ発振器Caから発せられたレーザ光(送
信光)を、回転多面鏡CbとガルバノミラーCcとを用
いて二次元的に走査し、走査エリア内における各ポイン
トまでの距離を測定するものである。なお図14中の符
号Cdは参照光検出器、符号Ceは反射光検出器、符号
Cfはハーフミラーである。
【0005】上述した自走式車輌Aによれば、レーザ距
離測定装置Cによって走行路面Gを二次元的に計測して
いるため、走行路面Gの詳細な凹凸地図を作成すること
ができる反面、レーザ距離測定装置Cによって取り込む
データ数が多いため、データの取得および分析に長い時
間が掛かることとなる。
離測定装置Cによって走行路面Gを二次元的に計測して
いるため、走行路面Gの詳細な凹凸地図を作成すること
ができる反面、レーザ距離測定装置Cによって取り込む
データ数が多いため、データの取得および分析に長い時
間が掛かることとなる。
【0006】さらに、データの取得に時間を要すること
から、計測にあたっては車輌の姿勢変化(ローリングお
よびピッチング)の影響を受けるため、走行しながら障
害物を検出することは困難であり、車輌を一旦停止ある
いは極低速で走行させつつ障害物の検出を実施したのち
通常走行を再開せざるを得ず、俊敏な行動をとることが
不可能となるために、平均走行速度の著しい低下を招く
不都合があった。
から、計測にあたっては車輌の姿勢変化(ローリングお
よびピッチング)の影響を受けるため、走行しながら障
害物を検出することは困難であり、車輌を一旦停止ある
いは極低速で走行させつつ障害物の検出を実施したのち
通常走行を再開せざるを得ず、俊敏な行動をとることが
不可能となるために、平均走行速度の著しい低下を招く
不都合があった。
【0007】上述した不都合を解消するべく、図15に
示す自走式車輌Dでは、車輌本体Eに、走行路面Gを一
次元的に計測するレーザ距離測定装置Fを搭載してい
る。
示す自走式車輌Dでは、車輌本体Eに、走行路面Gを一
次元的に計測するレーザ距離測定装置Fを搭載してい
る。
【0008】レーザ距離測定装置Fは、図16に示す如
く、レーザ発振器Faから発せられたレーザ光(送信光)
を、回転多面鏡Fbを用いて一次元的に走査し、走査線
SL(図15参照)上における各ポイントまでの距離を測
定するものである。なお、図16中における符号Fdは
参照光検出器、符号Feは反射光検出器、符号Ffはハ
ーフミラーである。
く、レーザ発振器Faから発せられたレーザ光(送信光)
を、回転多面鏡Fbを用いて一次元的に走査し、走査線
SL(図15参照)上における各ポイントまでの距離を測
定するものである。なお、図16中における符号Fdは
参照光検出器、符号Feは反射光検出器、符号Ffはハ
ーフミラーである。
【0009】上述した自走式車輌Dでは、レーザ距離測
定装置Fによって、車輌Dが走行しようとする走行路面
Gを、車輌Dの左右方向(車幅方向)に一次元走査し、レ
ーザ距離測定装置Fから走査線SL上の各ポイントまで
の距離を測定する。
定装置Fによって、車輌Dが走行しようとする走行路面
Gを、車輌Dの左右方向(車幅方向)に一次元走査し、レ
ーザ距離測定装置Fから走査線SL上の各ポイントまで
の距離を測定する。
【0010】また、一次元走査毎に、測定した距離デー
タから統計的処理等によって、クリーンな状態の走行路
面Gとレーザ距離測定装置Fによる走査面SFとの交
線、すなわち図19に示す路面平均線ALを算出する。
なお、図19中の○は測定した距離データを示してい
る。
タから統計的処理等によって、クリーンな状態の走行路
面Gとレーザ距離測定装置Fによる走査面SFとの交
線、すなわち図19に示す路面平均線ALを算出する。
なお、図19中の○は測定した距離データを示してい
る。
【0011】ここで、図17および図18に示す如く、
自走式車輌Dが走行しようとする走行路面G上に物体W
が存在している場合、図18における△SROと△PR
Qとが相似に成るところから、PR/SRを閾値と比較
することにより、言い換えれば物体Wの高さHiが自走
式車輌Dの乗り越えられる高さであるか否かを判定する
ことより、物体Wが障害物と成るか否かの判定を行なっ
ている。因みに、図18中の点Oは点Sを通る鉛直線と
走行路面との交点、点Qは点Pを通る鉛直線と走行路面
との交点である。
自走式車輌Dが走行しようとする走行路面G上に物体W
が存在している場合、図18における△SROと△PR
Qとが相似に成るところから、PR/SRを閾値と比較
することにより、言い換えれば物体Wの高さHiが自走
式車輌Dの乗り越えられる高さであるか否かを判定する
ことより、物体Wが障害物と成るか否かの判定を行なっ
ている。因みに、図18中の点Oは点Sを通る鉛直線と
走行路面との交点、点Qは点Pを通る鉛直線と走行路面
との交点である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した構成の自走式
車輌Dでは、レーザ距離測定装置Fによって走行路面G
を一次元的に計測しているため、二次元的に走行路面G
を走査している自走式車輌(図13参照)に比べて取り扱
うデータ数が極めて少なく、もってデータの取得および
分析に長い時間を必要としないので、走行しながら走行
路面上の障害物を検出することが可能となる。
車輌Dでは、レーザ距離測定装置Fによって走行路面G
を一次元的に計測しているため、二次元的に走行路面G
を走査している自走式車輌(図13参照)に比べて取り扱
うデータ数が極めて少なく、もってデータの取得および
分析に長い時間を必要としないので、走行しながら走行
路面上の障害物を検出することが可能となる。
【0013】しかしながら、上述した自走式車輌Dで
は、図17および図18に示したように、走行路面Gが
平面であれば障害物の正確な判定を為し得るものの、自
走式車輌Dと物体Wとが同一の平面上にない場合には、
障害物の判定を誤ってしまうことがある。
は、図17および図18に示したように、走行路面Gが
平面であれば障害物の正確な判定を為し得るものの、自
走式車輌Dと物体Wとが同一の平面上にない場合には、
障害物の判定を誤ってしまうことがある。
【0014】すなわち、図20(a),(b)に示す如く、
自走式車輌Dが走行しようとする走行路面Gに上り勾配
が有る場合、PR/SRは、物体Wの高さ(走行路面G
からの実質的な高さ)Hiではなく、見掛け上の高さH
piに比例するために、障害物Wの高さを実際よりも低い
ものと判断してしまう。
自走式車輌Dが走行しようとする走行路面Gに上り勾配
が有る場合、PR/SRは、物体Wの高さ(走行路面G
からの実質的な高さ)Hiではなく、見掛け上の高さH
piに比例するために、障害物Wの高さを実際よりも低い
ものと判断してしまう。
【0015】このため、物体Wが障害物と成る高さを有
しているにも関わらず、物体Wを踏み越えられる(障害
物ではない)と判断して走行を続けることにより、自走
式車輌Dが走行不能となってしまう虞れがあった。
しているにも関わらず、物体Wを踏み越えられる(障害
物ではない)と判断して走行を続けることにより、自走
式車輌Dが走行不能となってしまう虞れがあった。
【0016】また、自走式車輌Dが走行しようとする走
行路面Gに下り勾配がある場合、同様にして、物体Wの
高さを実際よりも高いものと判断してしまい、物体Wが
障害物と成る高さを有していないにも関わらず、物体W
を踏み越えられない障害物と判断し、自走式車輌Dが物
体Wを迂回する走行経路を選択することで、走行経路が
徒らに長いものとなる不都合があった。
行路面Gに下り勾配がある場合、同様にして、物体Wの
高さを実際よりも高いものと判断してしまい、物体Wが
障害物と成る高さを有していないにも関わらず、物体W
を踏み越えられない障害物と判断し、自走式車輌Dが物
体Wを迂回する走行経路を選択することで、走行経路が
徒らに長いものとなる不都合があった。
【0017】本発明の目的は、上記実状に鑑みて、走行
しながら走行路面上の障害物を検出することができ、か
つ走行路面上における障害物を正確に検出することので
きる自走式車輌を提供することにある。
しながら走行路面上の障害物を検出することができ、か
つ走行路面上における障害物を正確に検出することので
きる自走式車輌を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段および効果】請求項1の発
明に関わる自走式車輌は、走行手段を備えた車輌本体
と、上記車輌本体に設けられ、進行方向前方の走行路面
を車幅方向に一次元走査して走行路面との距離を測定
し、かつ走査面が互いに平行しているとともに互いに同
期して走査を実施する複数の距離測定装置と、各距離測
定装置により取得した距離データから、適正な距離デー
タを抽出するデータ抽出手段と、データ抽出手段により
抽出された距離データを用いて、障害物が存在しない走
行路面と各距離測定装置における走査面との交線である
路面平均線を算出する路面平均線算出手段と、各距離測
定装置から各距離測定装置に対応する路面平均線までの
距離、および各距離測定装置の設置間隔に基づいて、走
査範囲の所定方向における走行路面の断面形状を算出す
る路面断面形状算出手段と、路面断面形状算出手段によ
り算出された所定方向における走行路面の断面形状と、
1個の距離測定装置により測定した所定方向の距離デー
タとに基づいて障害物の高さを算出し、走行路面の傾斜
あるいは障害物の高さにより走行の可否を判断するとと
もに、走行困難と判断した障害物の概略位置を算出する
障害物判断手段と、障害物判断手段により算出された障
害物の概略位置に基づいて、障害物を回避する態様で車
輌本体を走行制御する車輌制御装置とを具備している。
明に関わる自走式車輌は、走行手段を備えた車輌本体
と、上記車輌本体に設けられ、進行方向前方の走行路面
を車幅方向に一次元走査して走行路面との距離を測定
し、かつ走査面が互いに平行しているとともに互いに同
期して走査を実施する複数の距離測定装置と、各距離測
定装置により取得した距離データから、適正な距離デー
タを抽出するデータ抽出手段と、データ抽出手段により
抽出された距離データを用いて、障害物が存在しない走
行路面と各距離測定装置における走査面との交線である
路面平均線を算出する路面平均線算出手段と、各距離測
定装置から各距離測定装置に対応する路面平均線までの
距離、および各距離測定装置の設置間隔に基づいて、走
査範囲の所定方向における走行路面の断面形状を算出す
る路面断面形状算出手段と、路面断面形状算出手段によ
り算出された所定方向における走行路面の断面形状と、
1個の距離測定装置により測定した所定方向の距離デー
タとに基づいて障害物の高さを算出し、走行路面の傾斜
あるいは障害物の高さにより走行の可否を判断するとと
もに、走行困難と判断した障害物の概略位置を算出する
障害物判断手段と、障害物判断手段により算出された障
害物の概略位置に基づいて、障害物を回避する態様で車
輌本体を走行制御する車輌制御装置とを具備している。
【0019】上記構成の自走式車輌によれば、路面断面
形状算出手段において走査範囲の所定方向における走行
路面の断面形状を算出することにより、この走行路面の
断面形状と距離データとに基づいて、走行路上における
障害物の有無を精度良く判断することが可能となる。ま
た、上記構成の自走式車輌では、一次元走査を行なう複
数の距離測定装置を具備するものの、二次元走査を実施
する距離測定装置に比較して、取り扱う距離データの個
数は極めて少ない。さらに、複数の距離測定装置は、互
いに同期して一次元走査を実施するので、一走査に要す
る時間は1個の距離測定装置と同等であり、距離データ
の個数に対して取り込みに要する時間は短いものとな
る。このように、取り扱う距離データの個数が少ないこ
とにより、距離データの取得および演算処理に長い時間
を必要せず、計測にあたって車輌の姿勢変化の影響を受
けることが抑えられるので、走行しながら走行路面上の
障害物を検出することが可能となる。もって、請求項1
の発明に関わる自走式車輌によれば、走行しながら走行
路面上の障害物を検出することができ、かつ走行路面上
における障害物を正確に検出することができる。
形状算出手段において走査範囲の所定方向における走行
路面の断面形状を算出することにより、この走行路面の
断面形状と距離データとに基づいて、走行路上における
障害物の有無を精度良く判断することが可能となる。ま
た、上記構成の自走式車輌では、一次元走査を行なう複
数の距離測定装置を具備するものの、二次元走査を実施
する距離測定装置に比較して、取り扱う距離データの個
数は極めて少ない。さらに、複数の距離測定装置は、互
いに同期して一次元走査を実施するので、一走査に要す
る時間は1個の距離測定装置と同等であり、距離データ
の個数に対して取り込みに要する時間は短いものとな
る。このように、取り扱う距離データの個数が少ないこ
とにより、距離データの取得および演算処理に長い時間
を必要せず、計測にあたって車輌の姿勢変化の影響を受
けることが抑えられるので、走行しながら走行路面上の
障害物を検出することが可能となる。もって、請求項1
の発明に関わる自走式車輌によれば、走行しながら走行
路面上の障害物を検出することができ、かつ走行路面上
における障害物を正確に検出することができる。
【0020】請求項2の発明に関わる自走式車輌は、そ
のデータ抽出手段が、距離測定装置の全走査範囲におけ
る左右の所定領域を除外した距離データを抽出するもの
であることを特徴としている。上記構成の自走式車輌に
よれば、データ抽出手段において、ノイズと成り得る距
離データを排除し、適正な距離データを抽出することに
よって、走行路上における障害物の有無を精度良く判断
することが可能となる。
のデータ抽出手段が、距離測定装置の全走査範囲におけ
る左右の所定領域を除外した距離データを抽出するもの
であることを特徴としている。上記構成の自走式車輌に
よれば、データ抽出手段において、ノイズと成り得る距
離データを排除し、適正な距離データを抽出することに
よって、走行路上における障害物の有無を精度良く判断
することが可能となる。
【0021】請求項3の発明に関わる自走式車輌は、そ
のデータ抽出手段が、距離測定装置における測定ピッチ
角の2倍以上の所定の角度毎に、距離データを抽出する
ものであることを特徴としている。上記構成の自走式車
輌によれば、データ抽出手段において、ノイズと成り得
る距離データを排除し、適正な距離データを抽出するこ
とによって、走行路上における障害物の有無を精度良く
判断することが可能となる。
のデータ抽出手段が、距離測定装置における測定ピッチ
角の2倍以上の所定の角度毎に、距離データを抽出する
ものであることを特徴としている。上記構成の自走式車
輌によれば、データ抽出手段において、ノイズと成り得
る距離データを排除し、適正な距離データを抽出するこ
とによって、走行路上における障害物の有無を精度良く
判断することが可能となる。
【0022】請求項4の発明に関わる自走式車輌は、そ
のデータ抽出手段が、距離測定装置によるn回前の走査
に基づく障害物の有無の判断結果において、障害物がな
いと判断された走査範囲における距離データを抽出する
ものであることを特徴としている。上記構成の自走式車
輌によれば、データ抽出手段において、ノイズと成り得
る距離データを排除し、適正な距離データを抽出するこ
とによって、走行路上における障害物の有無を精度良く
判断することが可能となる。
のデータ抽出手段が、距離測定装置によるn回前の走査
に基づく障害物の有無の判断結果において、障害物がな
いと判断された走査範囲における距離データを抽出する
ものであることを特徴としている。上記構成の自走式車
輌によれば、データ抽出手段において、ノイズと成り得
る距離データを排除し、適正な距離データを抽出するこ
とによって、走行路上における障害物の有無を精度良く
判断することが可能となる。
【0023】請求項5の発明に関わる自走式車輌は、そ
のデータ抽出手段が、[α,L]極座標系において、距
離測定装置から測定方向iにおける測定ポイントまでの
距離Li、上記測定ポイントの両隣りの測定ポイントま
での距離Li-1、Li+1において、(Li+1+Li-1)・L
i/(Li+1・Li-1)の値が所定範囲から外れている場
合、測定方向iにおける測定ポイントを含む所定範囲を
除外した距離データを抽出することを特徴としている。
上記構成の自走式車輌によれば、データ抽出手段におい
て、ノイズと成り得る距離データを排除し、適正な距離
データを抽出することによって、走行路上における障害
物の有無を精度良く判断することが可能となる。
のデータ抽出手段が、[α,L]極座標系において、距
離測定装置から測定方向iにおける測定ポイントまでの
距離Li、上記測定ポイントの両隣りの測定ポイントま
での距離Li-1、Li+1において、(Li+1+Li-1)・L
i/(Li+1・Li-1)の値が所定範囲から外れている場
合、測定方向iにおける測定ポイントを含む所定範囲を
除外した距離データを抽出することを特徴としている。
上記構成の自走式車輌によれば、データ抽出手段におい
て、ノイズと成り得る距離データを排除し、適正な距離
データを抽出することによって、走行路上における障害
物の有無を精度良く判断することが可能となる。
【0024】請求項6の発明に関わる自走式車輌は、そ
のデータ抽出手段が、[α,L]極座標系において、距
離測定装置から測定方向iにおける測定ポイントまでの
距離Li、上記測定ポイントの両隣りの測定ポイントま
での距離Li-1、Li+1において、(Li+1+Li-1)/L
iが所定範囲の値から外れている場合、測定方向iにお
ける測定ポイントを含む所定範囲を除外した距離データ
を抽出することを特徴としている。上記構成の自走式車
輌によれば、データ抽出手段において、ノイズと成り得
る距離データを排除し、適正な距離データを抽出するこ
とによって、走行路上における障害物の有無を精度良く
判断することが可能となる。
のデータ抽出手段が、[α,L]極座標系において、距
離測定装置から測定方向iにおける測定ポイントまでの
距離Li、上記測定ポイントの両隣りの測定ポイントま
での距離Li-1、Li+1において、(Li+1+Li-1)/L
iが所定範囲の値から外れている場合、測定方向iにお
ける測定ポイントを含む所定範囲を除外した距離データ
を抽出することを特徴としている。上記構成の自走式車
輌によれば、データ抽出手段において、ノイズと成り得
る距離データを排除し、適正な距離データを抽出するこ
とによって、走行路上における障害物の有無を精度良く
判断することが可能となる。
【0025】請求項7の発明に関わる自走式車輌は、そ
のデータ抽出手段が、[Y,Z]直交座標系において、
距離測定装置から特定の測定方向における測定ポイント
までの距離、および該測定ポイントの両隣りの測定ポイ
ントまでの距離の1回微分値が、該1回微分値の中央値
を中心とする所定範囲から外れている場合、特定の測定
方向における測定ポイントを含む所定範囲を除外した距
離データを抽出するものであることを特徴としている。
上記構成の自走式車輌によれば、データ抽出手段におい
て、ノイズと成り得る距離データを排除し、適正な距離
データを抽出することによって、走行路上における障害
物の有無を精度良く判断することが可能となる。
のデータ抽出手段が、[Y,Z]直交座標系において、
距離測定装置から特定の測定方向における測定ポイント
までの距離、および該測定ポイントの両隣りの測定ポイ
ントまでの距離の1回微分値が、該1回微分値の中央値
を中心とする所定範囲から外れている場合、特定の測定
方向における測定ポイントを含む所定範囲を除外した距
離データを抽出するものであることを特徴としている。
上記構成の自走式車輌によれば、データ抽出手段におい
て、ノイズと成り得る距離データを排除し、適正な距離
データを抽出することによって、走行路上における障害
物の有無を精度良く判断することが可能となる。
【0026】請求項8の発明に関わる自走式車輌は、そ
のデータ抽出手段が、[Y,Z]直交座標系において、
距離測定装置から特定の測定方向における測定ポイン
ト、および該測定ポイントの両隣りの測定ポイントおけ
るZ軸との切片の値が、該切片の中央値を中心とする所
定範囲から外れている場合、特定の測定方向における測
定ポイントを含む所定範囲を除外した距離データを抽出
するものであることを特徴としている。上記構成の自走
式車輌によれば、データ抽出手段において、ノイズと成
り得る距離データを排除し、適正な距離データを抽出す
ることによって、走行路上における障害物の有無を精度
良く判断することが可能となる。
のデータ抽出手段が、[Y,Z]直交座標系において、
距離測定装置から特定の測定方向における測定ポイン
ト、および該測定ポイントの両隣りの測定ポイントおけ
るZ軸との切片の値が、該切片の中央値を中心とする所
定範囲から外れている場合、特定の測定方向における測
定ポイントを含む所定範囲を除外した距離データを抽出
するものであることを特徴としている。上記構成の自走
式車輌によれば、データ抽出手段において、ノイズと成
り得る距離データを排除し、適正な距離データを抽出す
ることによって、走行路上における障害物の有無を精度
良く判断することが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、一実施例を示す図面に基づ
いて、本発明を詳細に説明する。図1および図2に示す
如く、本発明に関わる自走式車輌1は、駆動機構や操舵
機構等(図示せず)の走行手段を具備する車輌本体10
に、3台のレーザ距離測定装置11,12,13を搭載
している。
いて、本発明を詳細に説明する。図1および図2に示す
如く、本発明に関わる自走式車輌1は、駆動機構や操舵
機構等(図示せず)の走行手段を具備する車輌本体10
に、3台のレーザ距離測定装置11,12,13を搭載
している。
【0028】各レーザ距離測定装置11,12,13
は、自走式車輌1が走行しようとする走行路面Gを、自
走式車輌1に対する左右方向(車幅方向)に一次元走査し
て、各々の走査線SL1,SL2,SL3上における各
ポイントまでの距離を測定するものである。
は、自走式車輌1が走行しようとする走行路面Gを、自
走式車輌1に対する左右方向(車幅方向)に一次元走査し
て、各々の走査線SL1,SL2,SL3上における各
ポイントまでの距離を測定するものである。
【0029】なお、各々のレーザ距離測定装置11,1
2,13における構成は、図15および図16に示した
従来のレーザ距離測定装置Jと基本的に変わるところは
ないので、具体的な構成に関する詳細な説明は省略す
る。
2,13における構成は、図15および図16に示した
従来のレーザ距離測定装置Jと基本的に変わるところは
ないので、具体的な構成に関する詳細な説明は省略す
る。
【0030】上記レーザ距離測定装置11,12,13
は、車輌本体10に立設した支柱に対して上下方向に並
ぶ態様で設置され、さらにレーザ距離測定装置11,1
2,13は、各々の走査面SF1,SF2,SF3が、
互いに平行を為す態様で設置されている。
は、車輌本体10に立設した支柱に対して上下方向に並
ぶ態様で設置され、さらにレーザ距離測定装置11,1
2,13は、各々の走査面SF1,SF2,SF3が、
互いに平行を為す態様で設置されている。
【0031】図3に示す如く、自走式車輌1は、上述し
たレーザ距離測定装置11,12,13とともに、同期
信号発生装置14、演算装置15および車輌制御装置1
6を具備しており、各々のレーザ距離測定装置11,1
2,13は、上記同期信号発生装置14からの同期信号
に基づいて、互いに同期して走行路面G上を一次元走査
する。
たレーザ距離測定装置11,12,13とともに、同期
信号発生装置14、演算装置15および車輌制御装置1
6を具備しており、各々のレーザ距離測定装置11,1
2,13は、上記同期信号発生装置14からの同期信号
に基づいて、互いに同期して走行路面G上を一次元走査
する。
【0032】また、演算装置15は、後述するデータ抽
出手段21,22,23、路面平均線算出手段31,3
2,33、路面断面形状算出手段40および障害物判断
手段50から構成され、レーザ距離測定装置11,1
2,13からの距離データに基づいて、障害物の有無の
判断および障害物の概略位置を算出するものである。
出手段21,22,23、路面平均線算出手段31,3
2,33、路面断面形状算出手段40および障害物判断
手段50から構成され、レーザ距離測定装置11,1
2,13からの距離データに基づいて、障害物の有無の
判断および障害物の概略位置を算出するものである。
【0033】さらに、車輌制御装置16は、演算装置1
5の障害物認識装置50により与えられた障害物の有無
および障害物の概略位置に基づいて、障害物を回避する
態様で車輌本体10を走行制御するものである。
5の障害物認識装置50により与えられた障害物の有無
および障害物の概略位置に基づいて、障害物を回避する
態様で車輌本体10を走行制御するものである。
【0034】上述した如き構成の自走式車輌1では、そ
の走行に際して、3台のレーザ距離測定装置11,1
2,13により、走行しようとする走行路面Gを左右方
向に一次元走査し、各々の走査線SL1,SL2,SL
3上における各ポイントまでの距離を測定する。
の走行に際して、3台のレーザ距離測定装置11,1
2,13により、走行しようとする走行路面Gを左右方
向に一次元走査し、各々の走査線SL1,SL2,SL
3上における各ポイントまでの距離を測定する。
【0035】データ抽出手段21,22,23では、レ
ーザ距離測定装置11,12,13の一走査毎に、各距
離測定装置11,12,13によって取得した距離デー
タから、後述する路面平均線の算出の際にノイズと成り
得る距離データを除去して適正な距離データのみを抽出
する。
ーザ距離測定装置11,12,13の一走査毎に、各距
離測定装置11,12,13によって取得した距離デー
タから、後述する路面平均線の算出の際にノイズと成り
得る距離データを除去して適正な距離データのみを抽出
する。
【0036】ここで、以下に詳述する如く、データ抽出
手段21,22,23は、データの抽出に関して様々な
構成を採用することが可能である。なお、以下では1つ
のデータ抽出手段21について説明するが、他のデータ
抽出手段22,23に関しても同様であることは言うま
でもない。
手段21,22,23は、データの抽出に関して様々な
構成を採用することが可能である。なお、以下では1つ
のデータ抽出手段21について説明するが、他のデータ
抽出手段22,23に関しても同様であることは言うま
でもない。
【0037】データ抽出手段21の一態様は、図4の
[Y,Z]極座標に示す如く、レーザ距離測定装置11
の全走査範囲αmにおける左右の所定領域を除外した範
囲αnの距離データのみを抽出し、走査線SL1上にお
ける左右の端部における幾つかの距離データを除外する
ものである。
[Y,Z]極座標に示す如く、レーザ距離測定装置11
の全走査範囲αmにおける左右の所定領域を除外した範
囲αnの距離データのみを抽出し、走査線SL1上にお
ける左右の端部における幾つかの距離データを除外する
ものである。
【0038】このように、室内においては壁面、屋外に
おいては路肩を検出する頻度の高い走査線端部の幾つか
の距離データを除外することで、後述する路面平均線算
出手段31において理想的な路面平均線を算出すること
ができる。
おいては路肩を検出する頻度の高い走査線端部の幾つか
の距離データを除外することで、後述する路面平均線算
出手段31において理想的な路面平均線を算出すること
ができる。
【0039】また、データ抽出手段21の一態様は、図
5の[Y,Z]極座標に示す如く、レーザ距離測定装置
11による走査線SL1上の距離データ(○)を、測定
ピッチ角αpの2倍以上の所定の角度毎に抽出するもの
である。
5の[Y,Z]極座標に示す如く、レーザ距離測定装置
11による走査線SL1上の距離データ(○)を、測定
ピッチ角αpの2倍以上の所定の角度毎に抽出するもの
である。
【0040】すなわち、例えば測定ピッチ角αpが 0.5
°の場合に、走査線SL1上の距離データを 1.0°毎に
間引いて抽出することで、後述する路面平均線算出手段
31において算出される路面平均線の形状に悪影響を及
ぼすことなく、距離データ数の削減による処理速度の向
上を達成することができる。
°の場合に、走査線SL1上の距離データを 1.0°毎に
間引いて抽出することで、後述する路面平均線算出手段
31において算出される路面平均線の形状に悪影響を及
ぼすことなく、距離データ数の削減による処理速度の向
上を達成することができる。
【0041】また、データ抽出手段21の一態様は、レ
ーザ距離測定装置11の走査による走査線SL1上の距
離データから、n回前の走査に基づく障害物の有無の判
断結果において障害物がないと判断された走査範囲の距
離データのみを抽出するものである。
ーザ距離測定装置11の走査による走査線SL1上の距
離データから、n回前の走査に基づく障害物の有無の判
断結果において障害物がないと判断された走査範囲の距
離データのみを抽出するものである。
【0042】このように、直前における障害物の判定結
果を参照して、障害物が存在する確率の高い捜査範囲の
距離データを除外することによって、路面平均線の形状
に悪影響を及ぼすことなく、距離データ数の削減による
処理速度の向上を達成することができる。
果を参照して、障害物が存在する確率の高い捜査範囲の
距離データを除外することによって、路面平均線の形状
に悪影響を及ぼすことなく、距離データ数の削減による
処理速度の向上を達成することができる。
【0043】また、データ抽出手段21の一態様は、図
6の[α,L]極座標に示す如く、任意の測定方向i
(αi)における測定ポイントまでの距離Li、該測定ポ
イントの両隣りの測定ポイントまでの距離Li-1、Li+1
において、(Li+1+Li-1)・Li/(Li+1・Li-1)
の値が所定範囲から外れている場合、測定方向iにおけ
る測定ポイントを含む所定範囲、例えば測定方向iの測
定ポイントを挟んで隣り合う3個の距離データを除外し
て距離データを抽出するものである。
6の[α,L]極座標に示す如く、任意の測定方向i
(αi)における測定ポイントまでの距離Li、該測定ポ
イントの両隣りの測定ポイントまでの距離Li-1、Li+1
において、(Li+1+Li-1)・Li/(Li+1・Li-1)
の値が所定範囲から外れている場合、測定方向iにおけ
る測定ポイントを含む所定範囲、例えば測定方向iの測
定ポイントを挟んで隣り合う3個の距離データを除外し
て距離データを抽出するものである。
【0044】すなわち、隣り合う3点の測定ポイント
が、ほぼ一直線上(極く緩やかな曲線上)に乗っていな
い場合には、測定方向iの測定ポイント周辺の距離デー
タを、標準から外れた距離データであると判断して除外
するものである。
が、ほぼ一直線上(極く緩やかな曲線上)に乗っていな
い場合には、測定方向iの測定ポイント周辺の距離デー
タを、標準から外れた距離データであると判断して除外
するものである。
【0045】因みに、隣り合う3点の測定ポイントは、
[Z,Y]直交座標で表した場合、互いに一直線上に位
置するものであることは言うまでもない。
[Z,Y]直交座標で表した場合、互いに一直線上に位
置するものであることは言うまでもない。
【0046】また、データ抽出手段21の一態様は、図
7(a)の[α,L]極座標に示す如く、レーザ距離測定
装置11の走査範囲における右側の範囲において、測定
方向i(αi)における測定ポイントまでの距離Li、該
測定ポイントに対する両隣りの測定ポイントまでの距離
Li-1、Li+1において、(Li-1−Li+1)/Liの値が
所定範囲に達しない側に外れている場合、測定方向iよ
り右側外方の領域を除外して距離データを抽出するもの
である。
7(a)の[α,L]極座標に示す如く、レーザ距離測定
装置11の走査範囲における右側の範囲において、測定
方向i(αi)における測定ポイントまでの距離Li、該
測定ポイントに対する両隣りの測定ポイントまでの距離
Li-1、Li+1において、(Li-1−Li+1)/Liの値が
所定範囲に達しない側に外れている場合、測定方向iよ
り右側外方の領域を除外して距離データを抽出するもの
である。
【0047】さらに、図7(b)の[α,L]極座標に示
すように、レーザ距離測定装置11の走査範囲における
左側の範囲において、測定方向i(αi)における測定ポ
イントまでの距離Li、上記測定ポイントに対する両隣
りの測定ポイントまでの距離Li-1、Li+1において、
(Li-1−Li+1)/Liの値が所定範囲を越える側に外
れている場合、測定方向iより左側外方の領域を除外し
た距離データを抽出するものである。
すように、レーザ距離測定装置11の走査範囲における
左側の範囲において、測定方向i(αi)における測定ポ
イントまでの距離Li、上記測定ポイントに対する両隣
りの測定ポイントまでの距離Li-1、Li+1において、
(Li-1−Li+1)/Liの値が所定範囲を越える側に外
れている場合、測定方向iより左側外方の領域を除外し
た距離データを抽出するものである。
【0048】すなわち、[α,L]極座標系では、隣り
合う3点の測定ポイントにおいて、走査範囲の中央寄り
の2点間の勾配に対して、捜査範囲の外側の2点間の勾
配が大きくなることから、中央寄りの2点間の勾配に対
して、外側の2点間の勾配が所定の値より小さい場合に
は、測定方向iより外方の領域の距離データを、標準か
ら外れた距離データであると判断して除外するものであ
る。因みに、[Z,Y]直交座標において、隣り合う3
箇所の測定ポイントは、一直線上に位置することは言う
までもない。
合う3点の測定ポイントにおいて、走査範囲の中央寄り
の2点間の勾配に対して、捜査範囲の外側の2点間の勾
配が大きくなることから、中央寄りの2点間の勾配に対
して、外側の2点間の勾配が所定の値より小さい場合に
は、測定方向iより外方の領域の距離データを、標準か
ら外れた距離データであると判断して除外するものであ
る。因みに、[Z,Y]直交座標において、隣り合う3
箇所の測定ポイントは、一直線上に位置することは言う
までもない。
【0049】また、データ抽出手段21の一態様は、
[α,L]極座標(図6,図7参照)において、任意の
測定方向iにおける測定ポイントまでの距離Li、およ
び上記測定ポイントの両隣りの測定ポイントまでの距離
の3回微分値(d3Li)が、所定範囲から外れている
場合には、測定方向iにおける測定ポイントを含む所定
範囲、例えば測定方向iの測定ポイントを挟んで隣り合
う3個の距離データを除外して距離データを抽出するも
のである。
[α,L]極座標(図6,図7参照)において、任意の
測定方向iにおける測定ポイントまでの距離Li、およ
び上記測定ポイントの両隣りの測定ポイントまでの距離
の3回微分値(d3Li)が、所定範囲から外れている
場合には、測定方向iにおける測定ポイントを含む所定
範囲、例えば測定方向iの測定ポイントを挟んで隣り合
う3個の距離データを除外して距離データを抽出するも
のである。
【0050】すなわち、隣り合う3点の測定ポイント
が、ほぼ一直線上に乗っていない場合には、測定方向i
の測定ポイント周辺の距離データを、標準から外れた距
離データであると判断して除外するものである。
が、ほぼ一直線上に乗っていない場合には、測定方向i
の測定ポイント周辺の距離データを、標準から外れた距
離データであると判断して除外するものである。
【0051】また、データ抽出手段21の一態様は、
[α,L]極座標(図6,図7参照)において、測定方
向iにおける測定ポイントまでの距離Li、測定ポイン
トに対する両隣りの測定ポイントまでの距離Li-1、L
i+1において、(Li+1+Li-1)/Liの値が所定範囲
から外れている場合、測定方向iにおける測定ポイント
を含む所定範囲、例えば測定方向iの測定ポイントを挟
んで隣り合う3個の距離データを除外して距離データを
抽出するものである。
[α,L]極座標(図6,図7参照)において、測定方
向iにおける測定ポイントまでの距離Li、測定ポイン
トに対する両隣りの測定ポイントまでの距離Li-1、L
i+1において、(Li+1+Li-1)/Liの値が所定範囲
から外れている場合、測定方向iにおける測定ポイント
を含む所定範囲、例えば測定方向iの測定ポイントを挟
んで隣り合う3個の距離データを除外して距離データを
抽出するものである。
【0052】すなわち、隣り合う3点の測定ポイント
が、ほぼ一直線上(極く緩やかな曲線上)に乗っていな
い場合には、測定方向iの測定ポイント周辺の距離デー
タを、標準から外れた距離データであると判断して除外
するものである。
が、ほぼ一直線上(極く緩やかな曲線上)に乗っていな
い場合には、測定方向iの測定ポイント周辺の距離デー
タを、標準から外れた距離データであると判断して除外
するものである。
【0053】また、データ抽出手段21の一態様は、図
8の[Y,Z]直交座標に示すように、任意の測定方向
iにおける測定ポイントの距離Zi、および上記測定ポ
イントの両隣りの測定ポイントの距離Zi-1、Zi+1の1
回微分値(d1zi)が、これら1回微分値(d1zi)の
中央値(d1zmedian)を中心とする所定範囲から外れ
ている場合には、測定方向iにおける測定ポイントを含
む所定範囲、例えば測定方向iの測定ポイントを挟んで
隣り合う3個の距離データを除外して距離データを抽出
するものである。
8の[Y,Z]直交座標に示すように、任意の測定方向
iにおける測定ポイントの距離Zi、および上記測定ポ
イントの両隣りの測定ポイントの距離Zi-1、Zi+1の1
回微分値(d1zi)が、これら1回微分値(d1zi)の
中央値(d1zmedian)を中心とする所定範囲から外れ
ている場合には、測定方向iにおける測定ポイントを含
む所定範囲、例えば測定方向iの測定ポイントを挟んで
隣り合う3個の距離データを除外して距離データを抽出
するものである。
【0054】すなわち、隣り合う3点の測定ポイント
が、所定の傾斜を有する直線上に乗っていない場合に
は、測定方向iの測定ポイント周辺の距離データを、標
準から外れた距離データであるとして除外するものであ
る。因みに、隣り合う3個の距離データの傾斜は、(Z
i+1−Zi-1)/(Yi+1−Yi-1)で表すことができる。
が、所定の傾斜を有する直線上に乗っていない場合に
は、測定方向iの測定ポイント周辺の距離データを、標
準から外れた距離データであるとして除外するものであ
る。因みに、隣り合う3個の距離データの傾斜は、(Z
i+1−Zi-1)/(Yi+1−Yi-1)で表すことができる。
【0055】また、データ抽出手段21の一態様は、図
9の[Y,Z]直交座標に示すように、任意の測定方向
iにおける測定ポイントの距離Zi,Yi、該測定ポイ
ントの両隣りの測定ポイントの距離Zi-1,Yi-1、およ
びZi+1,Yi+1において、Z軸との切片ai、すなわち
(Yi+1・Zi-1−Yi-1・Zi+1)/(Yi+1−Yi-1)の
値が、これら切片aiの中央値(aimedian)を中心と
する所定範囲から外れている場合には、測定方向iにお
ける測定ポイントを含む所定範囲、例えば測定方向iの
測定ポイントを挟んで隣り合う3個の距離データを除外
して距離データを抽出するものである。
9の[Y,Z]直交座標に示すように、任意の測定方向
iにおける測定ポイントの距離Zi,Yi、該測定ポイ
ントの両隣りの測定ポイントの距離Zi-1,Yi-1、およ
びZi+1,Yi+1において、Z軸との切片ai、すなわち
(Yi+1・Zi-1−Yi-1・Zi+1)/(Yi+1−Yi-1)の
値が、これら切片aiの中央値(aimedian)を中心と
する所定範囲から外れている場合には、測定方向iにお
ける測定ポイントを含む所定範囲、例えば測定方向iの
測定ポイントを挟んで隣り合う3個の距離データを除外
して距離データを抽出するものである。
【0056】すなわち、隣り合う3点の測定ポイントの
傾斜の度合いが、所定の範囲に収まっていない場合に
は、測定方向iの測定ポイント周辺の距離データを、標
準から外れた距離データであると判断して除外するもの
である。
傾斜の度合いが、所定の範囲に収まっていない場合に
は、測定方向iの測定ポイント周辺の距離データを、標
準から外れた距離データであると判断して除外するもの
である。
【0057】また、データ抽出手段21の一態様は、
[Y,Z]直交座標(図8および図9参照)において、
任意の測定方向iにおける測定ポイントの距離Zi,Y
i、該測定ポイントの両隣りの測定ポイントの距離Z
i-1,Yi-1、およびZi+1,Yi+1に関し、1回微分値
(d1zi)が中央値(d1zmedian)を中心とする所定
範囲に収まっているか否かの結果と、Z軸との切片(a
i)が中央値(aimedian)を中心とする所定範囲に収
まっているか否かの結果とに基づいて、測定方向iの測
定ポイント周辺の距離データが、標準から外れた距離デ
ータであると判断された場合には、例えば測定方向iの
測定ポイントを挟んで隣り合う3個の距離データを除外
して距離データを抽出するものである。
[Y,Z]直交座標(図8および図9参照)において、
任意の測定方向iにおける測定ポイントの距離Zi,Y
i、該測定ポイントの両隣りの測定ポイントの距離Z
i-1,Yi-1、およびZi+1,Yi+1に関し、1回微分値
(d1zi)が中央値(d1zmedian)を中心とする所定
範囲に収まっているか否かの結果と、Z軸との切片(a
i)が中央値(aimedian)を中心とする所定範囲に収
まっているか否かの結果とに基づいて、測定方向iの測
定ポイント周辺の距離データが、標準から外れた距離デ
ータであると判断された場合には、例えば測定方向iの
測定ポイントを挟んで隣り合う3個の距離データを除外
して距離データを抽出するものである。
【0058】また、データ抽出手段21の一態様は、
[Y,Z]直交座標(図8参照)において、任意の測定
方向iにおける測定ポイントまでの距離Zi、および該
測定ポイントの両隣りの測定ポイントまでの距離
Zi-1、Zi+1の2回微分値(d2zi)が、所定範囲から
外れている場合には、測定方向iにおける測定ポイント
を含む所定範囲、例えば測定方向iの測定ポイントを挟
んで隣り合う3個の距離データを除外して距離データを
抽出するものである。
[Y,Z]直交座標(図8参照)において、任意の測定
方向iにおける測定ポイントまでの距離Zi、および該
測定ポイントの両隣りの測定ポイントまでの距離
Zi-1、Zi+1の2回微分値(d2zi)が、所定範囲から
外れている場合には、測定方向iにおける測定ポイント
を含む所定範囲、例えば測定方向iの測定ポイントを挟
んで隣り合う3個の距離データを除外して距離データを
抽出するものである。
【0059】すなわち、隣り合う3点の測定ポイント
が、所定の曲率の緩やかな曲線上に乗っていない場合に
は、測定方向iの測定ポイント周辺の距離データを、標
準から外れた距離データであると判断して除外するもの
である。
が、所定の曲率の緩やかな曲線上に乗っていない場合に
は、測定方向iの測定ポイント周辺の距離データを、標
準から外れた距離データであると判断して除外するもの
である。
【0060】また、データ抽出手段21の一態様として
は、上述した様々なデータ抽出の手法を適宜に組合せる
ことによって、後述する路面平均線の算出の際にノイズ
と成り得る距離データを除去して適正な距離データのみ
を抽出するものである。
は、上述した様々なデータ抽出の手法を適宜に組合せる
ことによって、後述する路面平均線の算出の際にノイズ
と成り得る距離データを除去して適正な距離データのみ
を抽出するものである。
【0061】以上、詳述した如く、データ抽出手段2
1,22,23によって、各々のレーザ距離測定装置1
1,12,13により取得した距離データから適正な距
離データを抽出したのち、これら抽出された距離データ
を用いて、路面平均線算出手段31,32,33によ
り、図10に示す如く各レーザ距離測定装置11,1
2,13における路面平均線AL1,AL2,AL3を
算出する。
1,22,23によって、各々のレーザ距離測定装置1
1,12,13により取得した距離データから適正な距
離データを抽出したのち、これら抽出された距離データ
を用いて、路面平均線算出手段31,32,33によ
り、図10に示す如く各レーザ距離測定装置11,1
2,13における路面平均線AL1,AL2,AL3を
算出する。
【0062】ここで、各々の路面平均線AL1,AL
2,AL3は、抽出した距離データを[α,L]極座標
系おいて多項式近似することにより算出されるものであ
る。
2,AL3は、抽出した距離データを[α,L]極座標
系おいて多項式近似することにより算出されるものであ
る。
【0063】因みに、[α,L]極座標系に換えて、
[Y,Z]直交座標系、あるいは他の[α,Z]座標系
や[Y,L]座標系において多項式近似することによっ
ても、各々の路面平均線AL1,AL2,AL3を算出
することが可能である。
[Y,Z]直交座標系、あるいは他の[α,Z]座標系
や[Y,L]座標系において多項式近似することによっ
ても、各々の路面平均線AL1,AL2,AL3を算出
することが可能である。
【0064】なお図10は、図11および図12に示す
如く、自走式車輌1が走行しようとする走行路面Gに上
り勾配が有る場合の、レーザ距離測定装置11,12,
13による距離データ(○)と、各々の各路面平均線AL
1,AL2,AL3とを示す[α,L]極座標である。
如く、自走式車輌1が走行しようとする走行路面Gに上
り勾配が有る場合の、レーザ距離測定装置11,12,
13による距離データ(○)と、各々の各路面平均線AL
1,AL2,AL3とを示す[α,L]極座標である。
【0065】各レーザ距離測定装置11,12,13に
対応する、各路面平均線AL1,AL2,AL3を算出
したのち、特定の測定方向iにおける、レーザ距離測定
装置11,12,13から、対応する路面平均線AL
1,AL2,AL3までの距離S1R1,S2R2,S3R3
と、図11に示すレーザ距離測定装置11,12,13
同士の間隔H11,H12,H13とを用い、路面断面形状算
出手段40(図3参照)によって、図12に示す点R
1,R2,R3を通る曲線、すなわち測定方向iにおけ
る走行路面Gの断面形状を多項式近似の手法により算出
する。
対応する、各路面平均線AL1,AL2,AL3を算出
したのち、特定の測定方向iにおける、レーザ距離測定
装置11,12,13から、対応する路面平均線AL
1,AL2,AL3までの距離S1R1,S2R2,S3R3
と、図11に示すレーザ距離測定装置11,12,13
同士の間隔H11,H12,H13とを用い、路面断面形状算
出手段40(図3参照)によって、図12に示す点R
1,R2,R3を通る曲線、すなわち測定方向iにおけ
る走行路面Gの断面形状を多項式近似の手法により算出
する。
【0066】言い換えれば、レーザ距離測定装置から路
面平均線間での距離と、レーザ距離測定装置同士の間を
変数とする多項式によって、走行路面の断面形状を表現
するものである。
面平均線間での距離と、レーザ距離測定装置同士の間を
変数とする多項式によって、走行路面の断面形状を表現
するものである。
【0067】路面断面形状算出手段40によって、所定
方向iにおける走行路面Gの断面形状を算出したのち、
障害物判断手段50において、図12に示す如くレーザ
距離測定装置11で測定した所定方向iの距離Liに対
する間隔Hiを求める。
方向iにおける走行路面Gの断面形状を算出したのち、
障害物判断手段50において、図12に示す如くレーザ
距離測定装置11で測定した所定方向iの距離Liに対
する間隔Hiを求める。
【0068】ここで、各々のレーザ距離測定装置11,
12,13は、その走査面SF1,SF2,SF3が互
いに平行となるよう設置されているので、上述の如く求
められた間隔Hiは、図12中における障害物Wの高さ
P1Qと等しい値となる。
12,13は、その走査面SF1,SF2,SF3が互
いに平行となるよう設置されているので、上述の如く求
められた間隔Hiは、図12中における障害物Wの高さ
P1Qと等しい値となる。
【0069】例えば、2台のレーザ距離測定装置で処理
する場合には、レーザ距離測定装置11とレーザ距離測
定装置12との走査に着目すると、図12に示す点R1
と点R2とを通る直線、つまり走行路面Gの断面形状は
距離S1R1,S2R2と、レーザ距離測定装置11とレー
ザ距離測定装置12との間隔H11(=0),H12とを用い
て、距離Lと間隔Hとを変数とする関数、H=H12・
(L−S1R1)/(S2R2−S1R1)で表わすことがで
きる。
する場合には、レーザ距離測定装置11とレーザ距離測
定装置12との走査に着目すると、図12に示す点R1
と点R2とを通る直線、つまり走行路面Gの断面形状は
距離S1R1,S2R2と、レーザ距離測定装置11とレー
ザ距離測定装置12との間隔H11(=0),H12とを用い
て、距離Lと間隔Hとを変数とする関数、H=H12・
(L−S1R1)/(S2R2−S1R1)で表わすことがで
きる。
【0070】従って、障害物Wの高さP1Q(Hi)は、
上記関数において変数LにL1iを代入することで、H
i=H12・(L1i−S1R1)/(S2R2−S1R1)を得
る。
上記関数において変数LにL1iを代入することで、H
i=H12・(L1i−S1R1)/(S2R2−S1R1)を得
る。
【0071】因みに、3台のレーザ距離測定装置11,
12,13のうち、2台のレーザ距離測定装置11とレ
ーザ距離測定装置12との走査を着目した場合、図12
中の△P1R1Qと△P2R2Qとが相似形になることか
ら、上述したS1R1,S2R2,H12、およびL1i によ
って、障害物Wの高さP1Q(Hi)を求め得ることが理
解できる。
12,13のうち、2台のレーザ距離測定装置11とレ
ーザ距離測定装置12との走査を着目した場合、図12
中の△P1R1Qと△P2R2Qとが相似形になることか
ら、上述したS1R1,S2R2,H12、およびL1i によ
って、障害物Wの高さP1Q(Hi)を求め得ることが理
解できる。
【0072】なお、レーザ距離測定装置11による距離
データに代えて、他のレーザ距離測定装置12あるいは
レーザ距離測定装置13によって測定した距離データを
使用することでも、障害物Wの高さを求めることが可能
である。
データに代えて、他のレーザ距離測定装置12あるいは
レーザ距離測定装置13によって測定した距離データを
使用することでも、障害物Wの高さを求めることが可能
である。
【0073】障害物判断手段50においては、上述の如
く障害物Wの高さを求めた後、この障害物Wの高さが自
走式車輌1の走行を妨げるものであるか否かを判定する
とともに、走行困難と判断された障害物Wの概略位置を
算出する。
く障害物Wの高さを求めた後、この障害物Wの高さが自
走式車輌1の走行を妨げるものであるか否かを判定する
とともに、走行困難と判断された障害物Wの概略位置を
算出する。
【0074】また、障害物判断手段50においては、走
行路面Gに障害物が存在しない場合でも、走行しようと
する走行路面Gに昇り勾配/下り勾配が有る場合には、
路面断面形状算出手段40によって求められた断面形状
に基づいて、その勾配が自走式車輌1の走行を妨げるも
のであるか否かを判定するとともに、障害物と判断され
た走行路面Gにおける勾配の概略位置を算出する。
行路面Gに障害物が存在しない場合でも、走行しようと
する走行路面Gに昇り勾配/下り勾配が有る場合には、
路面断面形状算出手段40によって求められた断面形状
に基づいて、その勾配が自走式車輌1の走行を妨げるも
のであるか否かを判定するとともに、障害物と判断され
た走行路面Gにおける勾配の概略位置を算出する。
【0075】演算装置15の障害物判断手段50によっ
て、障害物の概略位置が算出された場合、車輌制御装置
16によって、自走式車輌1は障害物を回避する態様で
走行制御され、これにより自走式車輌1は、走行路面G
上をスムーズに走行することとなる。
て、障害物の概略位置が算出された場合、車輌制御装置
16によって、自走式車輌1は障害物を回避する態様で
走行制御され、これにより自走式車輌1は、走行路面G
上をスムーズに走行することとなる。
【0076】なお、上述した自走式車輌1においては、
3台のレーザ距離測定装置(11〜13)を設置してい
るが、レーザ距離測定装置の設置台数は、所望する障害
物の検出精度等、種々の条件に基づいて適宜に設定し得
るものであることは言うまでもない。
3台のレーザ距離測定装置(11〜13)を設置してい
るが、レーザ距離測定装置の設置台数は、所望する障害
物の検出精度等、種々の条件に基づいて適宜に設定し得
るものであることは言うまでもない。
【0077】また、複数台のレーザ距離測定装置におけ
る設置間隔や、各レーザ距離測定装置における走査面の
俯角等、さらには各レーザ距離測定装置の車輌本体に対
する前後方向および左右方向の設置位置に関しても、種
々の条件に基づいて適宜に設定し得るものであることは
勿論である。
る設置間隔や、各レーザ距離測定装置における走査面の
俯角等、さらには各レーザ距離測定装置の車輌本体に対
する前後方向および左右方向の設置位置に関しても、種
々の条件に基づいて適宜に設定し得るものであることは
勿論である。
【図1】本発明に関わる自走式車輌を示す全体斜視図。
【図2】本発明に関わる自走式車輌を示す全体側面図。
【図3】本発明に関わる自走式車輌のシステム概要を示
すブロック図。
すブロック図。
【図4】本発明の自走式車輌による距離データの抽出態
様を示す直交座標。
様を示す直交座標。
【図5】本発明の自走式車輌による距離データの抽出態
様を示す直交座標。
様を示す直交座標。
【図6】本発明の自走式車輌による距離データの抽出態
様を示す極座標。
様を示す極座標。
【図7】(a)および(b)は、本発明の自走式車輌による
距離データの抽出態様を示す極座標。
距離データの抽出態様を示す極座標。
【図8】本発明の自走式車輌による距離データの抽出態
様を示す直交座標。
様を示す直交座標。
【図9】本発明の自走式車輌による距離データの抽出態
様を示す直交座標。
様を示す直交座標。
【図10】本発明の自走式車輌により測定した距離デー
タと路面平均線とを示す図。
タと路面平均線とを示す図。
【図11】本発明の自走式車輌による路面断面形状およ
び障害物の検出態様を示す模式図。
び障害物の検出態様を示す模式図。
【図12】本発明の自走式車輌による路面断面形状およ
び障害物の検出態様を示す模式図。
び障害物の検出態様を示す模式図。
【図13】二次元走査を行なう距離測定装置を搭載した
従来の自走式車輌を示す外観斜視図。
従来の自走式車輌を示す外観斜視図。
【図14】二次元走査を行なう距離測定装置の構成を示
す概念図。
す概念図。
【図15】一次元走査を行なう距離測定装置を搭載した
従来の自走式車輌を示す外観斜視図。
従来の自走式車輌を示す外観斜視図。
【図16】一次元走査を行なう距離測定装置の構成を示
す概念図。
す概念図。
【図17】従来の自走式車輌における障害物の検出態様
を示す模式図。
を示す模式図。
【図18】従来の自走式車輌における障害物の検出態様
を示す模式図。
を示す模式図。
【図19】従来の自走式車輌において測定した距離デー
タと路面平均線とを示す図。
タと路面平均線とを示す図。
【図20】(a)および(b)は、従来の自走式車輌におい
て車輌と障害物とが同一平面上にない場合の障害物の検
出態様を示す模式図。
て車輌と障害物とが同一平面上にない場合の障害物の検
出態様を示す模式図。
1…自走式車輌、 10…車輌本体、 11,12,13…レーザ距離測定装置(距離測定装
置)、 14…同期信号発生装置、 15…演算装置、 16…車輌制御装置、 21,22,23…データ抽出手段、 31,32,33…路面平均線算出手段、 40…路面断面形状算出手段、 50…障害物判断手段。
置)、 14…同期信号発生装置、 15…演算装置、 16…車輌制御装置、 21,22,23…データ抽出手段、 31,32,33…路面平均線算出手段、 40…路面断面形状算出手段、 50…障害物判断手段。
Claims (8)
- 【請求項1】 走行手段を備えた車輌本体と、 上記車輌本体に設けられ、進行方向前方の走行路面を車
幅方向に一次元走査して走行路面との距離を測定し、か
つ走査面が互いに平行しているとともに互いに同期して
走査を実施する複数の距離測定装置と、 各距離測定装置により取得した距離データから、適正な
距離データを抽出するデータ抽出手段と、 データ抽出手段により抽出された距離データを用いて、
障害物が存在しない走行路面と各距離測定装置における
走査面との交線である路面平均線を算出する路面平均線
算出手段と、 各距離測定装置から各距離測定装置に対応する路面平均
線までの距離、および各距離測定装置の設置間隔に基づ
いて、走査範囲の所定方向における走行路面の断面形状
を算出する路面断面形状算出手段と、 路面断面形状算出手段により算出された所定方向におけ
る走行路面の断面形状、および1個の距離測定装置によ
り測定した所定方向の距離データに基づいて障害物の高
さを算出し、走行路面の傾斜あるいは障害物の高さによ
り走行の可否を判断するとともに、走行困難と判断した
障害物の概略位置を算出する障害物判断手段と、 障害物判断手段により算出された障害物の概略位置に基
づいて、障害物を回避する態様で車輌本体を走行制御す
る車輌制御装置と、 を具備して成ることを特徴とする自走式車輌。 - 【請求項2】 データ抽出手段は、距離測定装置の全走
査範囲における左右の所定領域を除外した距離データを
抽出するものであることを特徴とする請求項1記載の自
走式車輌。 - 【請求項3】 データ抽出手段は、距離測定装置におけ
る測定ピッチ角の2倍以上の所定の角度毎に、距離デー
タを抽出するものであることを特徴とする請求項1記載
の自走式車輌。 - 【請求項4】 データ抽出手段は、距離測定装置による
n回前の走査に基づく障害物の有無の判断結果におい
て、障害物がないと判断された走査範囲における距離デ
ータを抽出することを特徴とする請求項1記載の自走式
車輌。 - 【請求項5】 データ抽出手段は、[α,L]極座標系
において、距離測定装置から測定方向iにおける測定ポ
イントまでの距離Li、上記測定ポイントの両隣りの測
定ポイントまでの距離Li-1、Li+1において、(Li+1
+Li-1)・Li/(Li+1・Li-1)の値が所定範囲か
ら外れている場合、測定方向iにおける測定ポイントを
含む所定範囲を除外した距離データを抽出するものであ
ることを特徴とする請求項1記載の自走式車輌。 - 【請求項6】 データ抽出手段は、[α,L]極座標系
において、距離測定装置から測定方向iにおける測定ポ
イントまでの距離Li、上記測定ポイントの両隣りの測
定ポイントまでの距離Li-1、Li+1において、(Li+1
+Li-1)/Liの値が所定範囲から外れている場合、
測定方向iにおける測定ポイントを含む所定範囲を除外
した距離データを抽出するものであることを特徴とする
請求項1記載の自走式車輌。 - 【請求項7】 データ抽出手段は、[Y,Z]直交座標
系において、距離測定装置から測定方向iにおける測定
ポイントまでの距離Zi、および該測定ポイントの両隣
りの測定ポイントまでの距離Zi-1、Zi+1の1回微分値
が、該1回微分値の中央値を中心とする所定範囲から外
れている場合、測定方向iにおける測定ポイントを含ん
だ所定範囲を除外した距離データを抽出するものである
ことを特徴とする請求項1記載の自走式車輌。 - 【請求項8】 データ抽出手段は、[Y,Z]直交座標
系において、距離測定装置から測定方向iにおける測定
ポイントの距離Zi,Yi、上記測定ポイントの両隣り
の測定ポイントの距離Zi-1,Yi-1、およびZi+1,Y
i+1において、Z軸との切片ai=(Yi+1・Zi-1−Y
i-1・Zi+1)/(Yi+1−Yi-1)の値が、該切片の中央
値を中心とする所定範囲から外れている場合、測定方向
iにおける測定ポイントを含む所定範囲を除外した距離
データを抽出するものであることを特徴とする請求項1
記載の自走式車輌。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10362731A JP2000181541A (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | 自走式車輌 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10362731A JP2000181541A (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | 自走式車輌 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000181541A true JP2000181541A (ja) | 2000-06-30 |
Family
ID=18477602
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10362731A Pending JP2000181541A (ja) | 1998-12-21 | 1998-12-21 | 自走式車輌 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000181541A (ja) |
Cited By (16)
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---|---|---|---|---|
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-
1998
- 1998-12-21 JP JP10362731A patent/JP2000181541A/ja active Pending
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