JP2000181460A - 楽音生成装置および方法、並びに提供媒体 - Google Patents

楽音生成装置および方法、並びに提供媒体

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JP2000181460A
JP2000181460A JP10358796A JP35879698A JP2000181460A JP 2000181460 A JP2000181460 A JP 2000181460A JP 10358796 A JP10358796 A JP 10358796A JP 35879698 A JP35879698 A JP 35879698A JP 2000181460 A JP2000181460 A JP 2000181460A
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Kaoru Yamagami
馨 山上
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Sony Computer Entertainment Inc
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H7/00Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs
    • G10H7/002Instruments in which the tones are synthesised from a data store, e.g. computer organs using a common processing for different operations or calculations, and a set of microinstructions (programme) to control the sequence thereof
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の演算装置を備える装置において、各演
算装置の能力以上の処理をさせることがないように処理
量を決定する。 【解決手段】 演算部2は、複数の演算装置から構成さ
れている。譜面データ解析部6は、譜面データ保持部1
0と波形データ保持部11から、データを読み出し、そ
のデータを基に処理量の総和を算出する。この算出され
た処理量の総和を基に、演算部処理割当指示部5は、各
演算装置の能力にあった処理量になるように、各演算装
置の処理量を決定し、決定された処理量に応じ処理手順
を設定する。この設定された処理手順は、演算部処理手
順処理保持部12に保持される。演算部2の各演算装置
は、演算部処理手順保持部12に保持されている手順と
処理ルーチン保持部13に保持されているルーチンに従
って、楽音を生成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、楽音生成装置およ
び方法、並びに提供媒体に関し、特に、楽音を生成する
のに必要なデータの処理量を算出し、この算出された処
理量を基に、複数の演算装置で処理を分配し、楽音を生
成するようにした楽音生成装置および方法、並びに提供
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の楽音生成装置では、予め処理すべ
きデータの処理量を予測し、その処理量を処理するのに
充分な演算装置を用いることにより楽音が生成されてい
た。
【0003】あるいはまた、複数の演算装置を用い、各
演算装置が処理する内容を予め決めておき、それぞれに
予め決めらた処理を並列的に実行させることにより、情
報量の多い楽音の生成を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、充分な
データを処理できる演算装置は一般に高価であり、ま
た、データの処理量が多すぎて、それを処理できるよう
な演算装置が存在しない場合もあった。また、複数の演
算装置を用いたとしても、データの内容によっては、1
つの演算装置に予め割り当てられている処理量が、その
能力を超えてしまうようなことがあるり、その場合やは
り複数の演算装置を用いてもデータを処理できないとい
う問題が生じた。
【0005】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、処理するデータから、その処理量を算出
し、その処理量を各演算装置の能力に対応して分配し、
楽音生成の処理を行うことにより、各演算装置が効率よ
くデータを処理できるようにするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の楽音生
成装置は、楽音を生成するためのデータを読み出す読み
出し手段と、読み出し手段により読み出されたデータの
楽音を生成するのに必要な処理量を算出する算出手段
と、楽音を生成する複数の生成手段と、算出手段により
算出された処理量に応じて楽音を生成するための処理を
複数の生成手段に分配する分配手段とを備えることを特
徴とする。
【0007】請求項3に記載の楽音生成方法は、楽音を
生成するためのデータを読み出す読み出しステップと、
読み出しステップで読み出されたデータの楽音を生成す
るのに必要な処理量を算出する算出ステップと、楽音を
生成する複数の生成ステップと、算出ステップで算出さ
れた処理量に応じて楽音を生成するための処理を複数の
生成ステップに分配する分配ステップとを含むことを特
徴とする。
【0008】請求項4に記載の提供媒体は、楽音を生成
するためのデータを読み出す読み出しステップと、読み
出しステップで読み出されたデータの楽音を生成するの
に必要な処理量を算出する算出ステップと、楽音を生成
する複数の生成ステップと、算出ステップで算出された
処理量に応じて楽音を生成するための処理を複数の生成
ステップに分配する分配ステップとを含む処理を楽音生
成装置に実行させるコンピュータが読み取り可能なプロ
グラムを提供することを特徴とする。
【0009】請求項5に記載の楽音生成装置は、楽音を
生成する複数の生成手段と、楽音を生成するためのデー
タの処理量に基づいて決定された複数の生成手段のそれ
ぞれが担当する処理手順が記述されたデータを読み出す
第1の読み出し手段と、第1の読み出し手段により読み
出された処理手順に従って、生成手段が楽音を生成する
ためのデータを読み出す第2の読み出し手段とを備える
ことを特徴とする。
【0010】請求項6に記載の楽音生成方法は、楽音を
生成する複数の生成ステップと、楽音を生成するための
データを処理の処理量に基づいて決定された複数の生成
ステップでのそれぞれが担当する処理手順が記述された
データを読み出す第1の読み出しステップと、第1の読
み出しステップで読み出された処理手順に従って、生成
ステップで楽音を生成するためのデータを読み出す第2
の読み出しステップとを含むことを特徴とする。
【0011】請求項7に記載の提供媒体は、楽音を生成
する複数の生成ステップと、楽音を生成するためのデー
タを処理の処理量に基づいて決定された複数の生成ステ
ップでのそれぞれが担当する処理手順が記述されたデー
タを読み出す第1の読み出しステップと、第1の読み出
しステップで読み出された処理手順に従って、生成ステ
ップで楽音を生成するためのデータを読み出す第2の読
み出しステップとを含む処理を楽音生成装置に実行させ
るコンピュータが読み取り可能なプログラムを提供する
ことを特徴とする。
【0012】請求項1に記載の楽音生成装置、請求項3
に記載の楽音生成方法、および請求項4に記載の提供媒
体においては、楽音を生成するためのデータが読み出さ
れ、読み出されたデータの楽音を生成するのに必要な処
理量が算出され、算出された処理量に応じて楽音を生成
するための処理が、複数の楽音を生成するための装置に
分配される。
【0013】請求項5に記載の楽音生成装置、請求項6
に記載の楽音生成方法、および請求項7に記載の提供媒
体においては、楽音を生成するためのデータの処理量に
基づいて決定された複数の処理部のそれぞれが担当する
処理手順が記述されたデータが読み出され、読み出され
た処理手順に従って、楽音を生成するためのデータが読
み出される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
するが、特許請求の範囲に記載の発明の各手段と以下の
実施の形態との対応関係を明らかにするために、各手段
の後の括弧内に、対応する実施の形態(但し一例)を付
加して本発明の特徴を記述すると、次のようになる。但
し勿論この記載は、各手段を記載したものに限定するこ
とを意味するものではない。
【0015】請求項1に記載の楽音生成装置は、楽音を
生成するためのデータを読み出す読み出し手段(例え
ば、図5のステップS1)と、読み出し手段により読み
出されたデータの楽音を生成するのに必要な処理量を算
出する算出手段(例えば、図5のステップS2)と、楽
音を生成する複数の生成手段(例えば、図3のDSP2
a,2b)と、算出手段により算出された処理量に応じ
て楽音を生成するための処理を複数の生成手段に分配す
る分配手段(例えば、図5のステップS5)とを備える
ことを特徴とする。
【0016】請求項2に記載の楽音生成装置は、算出手
段で算出された処理量が、複数の生成手段の内の1つの
生成手段で処理可能か否かを判断する判断手段(例え
ば、図5のステップS4)をさらに備え、分配手段は、
判断手段により、算出手段で算出された処理量が1つの
生成手段で処理可能な量であると判断された場合、1つ
の生成手段に算出された処理量の全てを分配し(例え
ば、図5のステップS7)、判断手段により1つの生成
手段で処理可能な量ではないと判断された場合、複数の
生成手段に算出された処理量に応じて処理を各生成手段
の能力に対応して分配する(例えば、図5のステップS
5)ことを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の楽音生成装置は、楽音を
生成する複数の生成手段(例えば、図7のDSP2a,2
b)と、楽音を生成するためのデータを処理の処理量に
基づいて決定された複数の生成手段の各生成手段が担当
する処理手順が記述されたデータを読み出す第1の読み
出し手段(例えば、図8のステップS12)と、第1の
読み出し手段により読み出された処理手順に従って、生
成手段が楽音を生成するためのデータを読み出す第2の
読み出し手段(例えば、図8のステップS15)とを備
えることを特徴とする。
【0018】図1は、本発明の楽音生成装置の構成例を
表すブロック図である。演算部2は、複数の演算装置
(後述する図3のDSP2a,2b)から構成されてい
る。主記憶部1は、図示されていないCD-ROMなどの記録
媒体から読み出された譜面データを保持する譜面データ
保持部10、波形データを保持する波形データ保持部1
1、演算部2の各演算装置で演算する処理手順を保持す
る演算部処理手順保持部12、楽音を生成する際に必要
となる具体的な処理ルーチンを保持する処理ルーチン保
持部13、および、生成された楽音を保持する生成楽音
データ保持部14から構成されている。
【0019】ここで、譜面データとは、譜面に関するデ
ータであり、所定の音を、所定のテンポで、所定の楽器
でならすというデータである。波形データは、音色に関
するデータであり、譜面データで指定された楽器の特定
の音高(例えば、ド)の波形に関するデータである。こ
の特定の音高を基に、後述するピッチ変換で他の音高が
生成される。
【0020】主記憶部1には、譜面データ解析部6が接
続されている。この譜面データ解析部6は主記憶部1の
譜面データ保持部10と波形データ保持部11に保持さ
れているデータを基に、演算部2が行う処理量の解析を
行い、その解析結果を、演算部処理割当指示部5に出力
する。演算部処理割当指示部5は、入力されたデータを
基に、演算部2の各演算装置で行う処理の割当を行う。
また、時間管理部7は、譜面データ解析部6に解析開始
(データの読み出し)のタイミングを指示する。
【0021】演算部処理割当指示部5で指示された割当
結果は、主記憶部1の演算部処理手順保持部12に出力
され、保持される。演算部2は、譜面データ保持部1
0、波形データ保持部11、演算部処理手順保持部1
2、および処理ルーチン保持部13にそれぞれ保持され
ているデータを用いて楽音を生成する。生成された楽音
は、主記憶部1の生成楽音データ保持部14に保持され
る。
【0022】生成楽音データ保持部14に保持されたデ
ータは、D/A(Digital/Analog)変換部3に
出力され、デジタルデータがアナログデータに変換さ
れ、増幅部4に出力される。増幅部4は、入力されたア
ナログデータを増幅し、図示せぬスピーカなどに出力す
る。
【0023】ここで、譜面データ解析部6で解析される
データについて説明する。解析されるデータには、同時
発音数、波形データの圧縮方法、音程変化、および音量
変化がある。
【0024】まず同時発音数だが、これは、同時に発せ
られる音の数によって生じる処理量の違いを解析するた
めのデータである。例えば、同じ音色でも、ド、ミ、ソ
の音を同時に発音させれば同時発音数は3音である。こ
の場合、波形データの伸張処理(後述)以降の処理が、
この同時発音数(異なる音程)の数に応じて、線形的に
増える。また、同じドの音でも、異なる音色、例えば、
ピアノ、バイオリン、およびギターの3つの楽器でなら
す場合、同時発音数は3音である。この場合も、波形デ
ータの伸張処理以降の処理が、同時発音数(音色)の数
に伴って増える。
【0025】波形データの圧縮方法は、各波形データの
圧縮方法の違いによって生じる処理量を解析するための
データである。すなわち、高音質が要求される音は、非
圧縮または圧縮率の低い方式で圧縮されている。従っ
て、伸張する際の処理量は少なくてすむ。逆に、高音質
が要求されない音は、圧縮率の高い方式で圧縮されてい
るので、その伸張時の処理量は多くなる。
【0026】音程(音高)変化は、音程(音高)の高低
により生じる処理の違いによって生じる処理量を解析す
るためのデータである。音程が高い方に変更されると、
単位時間内に必要となる波形データの量は、原音(音程
を変化させるための基となる音のことである)の音程で
発音される場合よりも多く必要となる。例えば、カセッ
トテープレコーダにおいて、早送りを行った場合(単位
時間内に通常より多くのデータを再生させた場合)、音
が高くなったように聞こえる。このことから、音を高い
方に変化させるには、先のデータを読みとる必要がある
ことがわかる。先のデータを読み取るので、原音で発音
される場合よりも多くのデータが発生し、その処理にも
より長い時間が必要となることになる。逆に、原音より
も低い音で発音させる場合は、原音で発音させる場合よ
りも少ないデータで済む。
【0027】音量(エンベロープ)変化は、楽器による
違い(音色の違い)によって生じる処理量を解析するた
めのデータである。同音程の音の音色を変えるには、発
音と消音の音量を変化させれば良い。例えば、図2
(A)に示すように、発音後、すぐにその音量が最大値
に達し、一定の音量が継続した後、消音後、すぐにその
音量が最小値になる(消える)ような音色(例えば、オ
ルガン)の場合、その処理量は、少なくて済む。逆に、
図2(B)に示すように、発音後、徐々に最大音量に達
し、漸次減衰した後、消音後、徐々にその音量が最小に
なるような音色(例えば、ピアノ)の場合、その処理量
は、多くなる。
【0028】以下に、上述したデータを基に、各演算部
の処理量を決定する方法について、図3を参照して説明
する。図3の例では、演算部2として、2つのDSP
(DigitalSignal Processor)2a,2bが用いられ、
それに伴って、DSP2aに対する演算処理手順を保持す
る演算部処理手順保持部12aと、DSP2bに対する演
算処理手順を保持する演算部処理手順保持部12bとが
設けられている。そして図3では、データの流れを矢印
で示している。
【0029】また、主記憶部1、DSP2a,2b、D/
A変換部3、演算部処理割当指示部5、譜面データ解析
部6、および時間管理部7は、バス20で互いに接続さ
れ、データの授受ができるようになされている。D/A
変換部3から出力されたデータは、増幅部4に入力され
ている。
【0030】以下の説明において、DSP2a,2bが実
行する処理量をポイントと表現し、DSP2a,2bの処
理能力を150ポイントとする。そして、上述した波形
データの伸張、音程処理、および音量変化について、そ
れぞれの処理量のポイントが算出され、そのポイント数
に応じて、DSP2a,2bが行う処理量が決定される。
なお、同音発音数は、音程変化と音量変化の処理量の算
出の際に用いられ、同音発音数自体の処理量は算出され
ない。
【0031】まず波形データの伸張の処理量の算出につ
いて説明する。原音(ドの音)の音程よりも高い音程で
の発音があり、同じ波形データを使用した発音の音程の
範囲がnオクターブ以内である場合、単位時間当たりの
処理量は、次式により算出される。 高圧縮の波形データの場合 処理量=10×2^n (1) 低圧縮の波形データの場合 処理量=5×2^n (2) 原音よりも低い音程での発音である場合、その音程の範
囲に関わらず、以下の式で、その処理量が算出される。 高圧縮の波形データの場合 処理量=10 (3) 低圧縮の波形データの場合 処理量=5 (4)
【0032】次に音程変化の処理量の算出について説明
する。この場合、同時発音数に比例して、処理量(ポイ
ント数)は大きくなる。すなわち、音程変化の処理量
は、次式を用いることにより算出される。 原音の場合 処理量=0 (5) 原音よりも低い音程の場合 処理量=10×(同時発音数) (6) 原音よりもnオクターブ 処理量=10×(n+1) 高い音程の場合 ×(同時発音数)(7)
【0033】音量変化(エンベロープ処理)の処理量
(ポイント数)も、同時発音数に比例して大きくなり、
その算出式は次式で示したようになる。 処理量の少ないもの 処理量=2×(同時発音数) (8) 処理量の多いもの 処理量=6×(同時発音数) (9)
【0034】図4は、譜面データとして扱われる譜面の
一例を示している。これらの音色1乃至3の特徴を以下
に示す。 これらの音色1乃至3の原音(波形データとして、波形
データ保持部11に保持されている基準となる音)は、
いづれもドの音とする。
【0035】図4の譜面では、音色1の3音(ド、ミ、
ソ)が始めの1拍目で同時に発音された後、4拍目まで
継続され(継続音)、3拍目に音色2の1音(ド)と音
色3の1音(ミ)が発音され4拍目まで、その音は継続
して発音され(消音後も余韻が残る音なので)、さらに
4拍目に、音色2の1音(ミ)と音色3の1音(ソ)が
発音されることが示されている。すなわち、1拍目と2
拍目には、3音が同時に発音され、3拍目には5音が、
4拍目には7音が同時に発音される。
【0036】図4に示したような譜面のデータの処理量
を解析する場合を例に挙げ、図3に示した楽音生成装置
の動作を、図5のフローチャートを参照して説明する。
まずステップS1において、時間管理部7は、譜面デー
タ解析部6に対して、譜面データ保持部10と波形デー
タ保持部11からのデータ読み出しのタイミングを通知
する。この通知されたタイミングを基に、譜面データ解
析部6は、ステップS2において、譜面データ保持部1
0と波形データ保持部11から1拍目のデータを読み出
し、この読み出したデータの解析を開始する。
【0037】1拍目では、音色1のド、ミ、ソが同時に
発音される。ミとソはいずれも、原音であるドの音に対
して高い音であり、かつ、1オクターブ以内(すなわ
ち、n=1)の音である。さらに、音色1の波形データ
は、高圧縮されている。以上のことから、まず波形デー
タの伸張の処理量は、式(1)を用いて、次式に示すよ
うに算出される。 10×2^1=20 (10)
【0038】音程変化は、次式に示すように算出され
る。 (0×1)+(10×(1+1)×2)=40 (11) この式の第1項は、ドの音の処理量であるので、式
(5)を用いて算出が行われ、第2項は、ミとソの音の
処理量であるので、式(7)を用いて算出が行われてい
る。なお、第2項では、nの値が1であり、同時発音数
が2(ミとソ)として処理量が算出されている。
【0039】音量変化は、次式に示すように算出され
る。 2×3=6 (12) 音色1は、処理量が少ないので、式(8)を用いて処理
量の算出が行われている。また、同時発音数は、ド、
ミ、ソの3音とされている。
【0040】以上の結果、式(10)乃至式(12)の
ポイントを合算した66ポイントが、音色1の処理量と
なる。この処理量は、譜面データ解析部6から、演算部
処理割当指示部5に送られる。
【0041】ステップS3において、譜面データ解析部
10は、譜面データ保持部10に保持されているデータ
に対する読み出しポインタを、次のタイミングで読み出
される位置に移動させる。いまの場合、2拍目の譜面デ
ータの先頭に、読み出しポインタは移動される。
【0042】演算部処理割当指示部5は、ステップS4
において、ステップS2で算出された処理量の総和が、
DSP2aまたはDSP2bのどちらか1つで処理できる量で
あるか否かを判断する。いまの場合、1つのDSP2aま
たは2bで処理できる処理量の最大値は、150ポイン
トであり、ステップS2で算出された処理量の総和は6
6ポイントであるので、DSP2aまたはDSP2bのどちら
か一方で処理できる処理量であると判断されるので、ス
テップS7に進む。
【0043】ステップS7においては、1つのDSP(こ
こではDSP2aとする)の演算部処理手順保持部12a
に、全ての処理手順の設定が行なわれる。いまの場合、
設定される処理手順は、音色1でド、ミ、ソの音を同時
に発音させるという処理の手順である。
【0044】ステップS8において、DSP2aは、演算
部処理手順保持部12aに保持されている処理手順に従
って、譜面データと波形データを処理し、楽音を生成す
る。この譜面データと波形データは、ステップS2にお
いて、処理量を算出する際に譜面データ解析部6により
読み出されている。譜面データ解析部6は、これらのデ
ータを、算出した処理量と共に演算部処理割当指示部5
に伝送し、演算部処理割当指示部5は、設定した処理手
順と共にデータを、さらに演算部処理手順保持部12
a,12bに伝送する。この伝送されたデータを用い
て、DSP2a,2bは、楽音を生成する。
【0045】または、譜面データ解析部6は、算出した
処理量の総和だけを演算部処理割当指示部5に伝送し、
演算部処理割当指示部5は、演算部処理手順保持部12
a,12bに対して、設定した処理手順のみを伝送し、
記憶させるようにする。そして、DSP2a,2bは、そ
れぞれ対応する演算部処理手順保持部12a,12bに
保持されている処理手順に従って、必要に応じて譜面デ
ータ保持部10と波形データ保持部11とからデータを
読み出し、処理し、楽音を生成するようにしても良い。
【0046】楽音を生成する際、処理ルーチン保持部1
3から処理ルーチンが、各DSP2a,2bに対して供給
される。その供給される処理ルーチンとしては、高圧縮
の波形データを伸張する際に用いられる伸張ルーチン
A、低圧縮の波形データを伸張する際に用いられる伸張
ルーチンB、原音を基に音程を変化させる際に用いられ
る音程変化ルーチン、および音色を変化させる際に用い
られる音量変化(エンベロープ処理)ルーチンなどであ
る。
【0047】ステップS8において、DSP2aが、生成
した楽音データは、生成楽音データ保持部14に伝送さ
れ、保持される。保持された楽音データは、必要に応じ
て、D/A変換部3に伝送され、デジタルデータからア
ナログデータに変換され、さらに増幅部4に伝送され、
増幅されたあとに、図示されていないスピーカなどに出
力される。
【0048】ステップS9において、譜面データ解析部
6は、時間管理部7から次のデータの読み出しのタイミ
ングの指示が通知されるのを待つ(待機状態)。そし
て、ステップS1に再び戻り、それ以降の処理が繰り返
される。すなわちこの場合、まずステップS1におい
て、2拍目のデータの読み出しのタイミングが、時間管
理部7から譜面データ解析部6に対して行われる。そし
て、この通知に対応した処理として、譜面データ解析部
6は、ステップS2において、譜面データ保持部10と
波形データ保持部11から、2拍目の楽音に関するデー
タを読み出す。
【0049】譜面データ解析部6は、読み出した2拍目
の楽音に関するデータを解析し、その処理量を算出す
る。2拍目では、1拍目で音色1で同時に発音された
ド、ミ、ソが、持続してならされている(持続音)。従
って、その処理量のポイント数も同数である。ステップ
S3において、譜面データ保持部10の読み出しポイン
タが、3拍目の譜面データ上に移動される。ステップS
4以下の処理の流れは、1拍目と同様の流れであり、既
に説明したので、その説明は省略する。
【0050】ステップS1に再び戻り、時間管理部7に
より、譜面データ解析部6に対して、3拍目のデータの
読み出しのタイミングが通知されると、そのタイミング
に従って、譜面データ解析部6は、ステップS2におい
て、譜面データ保持部10と波形データ保持部11か
ら、3拍目に関するデータを読み出す。そして、読み出
された3拍目のデータに対して解析が行われ、その処理
量が算出される。3拍目では、音色1の持続音の他に、
新たに音色2のドの音と音色3のミの音が同時に発音さ
れるので、5音同時に発音される事になる。以下に、新
たに発音される音色2のドの音と、音色3のミの音の処
理量の算出について説明する。
【0051】まず音色2のドの音は、低圧縮なので、波
形データの伸張に関する処理量は、式(2)を用いて、
次式に示したように算出される。なお、原音は、1オク
ターブ以内の高い音として扱うこととする。従って、式
(2)が用いられ、そのnの値は1として処理量が算出
される。 5×2^1=10 (13) また、音程変化の処理量は、原音なので、式(5)を用
いて0と算出される。さらに、音量変化は、音色2は処
理量の多い音量変化ということと、同時発音数が音色2
だけ見るとドの音、1音だけなので、式(8)が用いら
れ、次式に示したように算出される。 2×1=2 (14) 以上の算出結果が合算されることにより、音色2の処理
量が、12ポイントと算出される。
【0052】同様に、音色3のミの音についても、その
処理量が算出される。波形データの伸張に関する処理量
は、低圧縮ということから、式(13)と同様の式とな
り、10ポイントと算出される。また音程変化の処理量
は、原音より高い音であるミの音なので、式(7)が用
いられ、次式に示すように算出される。 10×(1+1)×1=20 (15) さらに、音量変化の処理量は、処理量の多い音量変化と
いうことから、式(14)と同様の式となり、2ポイン
トと算出される。以上の結果を合算し、音色3のミの音
の処理量は、32ポイントと求められる。
【0053】従って、3拍目で処理すべき処理量の総和
は、音色1の66ポイント、音色2の12ポイント、お
よび音色3の32ポイントを合算した110ポイントと
なる。
【0054】ステップS3において、譜面データ保持部
10の読み出しポインタが4拍目の位置に移動される。
そして、ステップS4において、ステップS2で算出さ
れた処理量の総和110ポイントが、1つのDSPで処理
できるか否かが判断される。110ポイントは、1つの
DSPが処理できる処理量150ポイント以下なので、1
つのDSPで処理可能であると判断され、ステップS7に
進められる。ステップS7以降の処理は、上述したの
で、その説明は省略する。
【0055】ステップS1に再び戻り、時間管理部7に
より、譜面データ解析部6に対して、4拍目のデータの
読み出しのタイミングが通知されると、そのタイミング
に従って、譜面データ解析部6は、ステップS2におい
て、譜面データ保持部10と波形データ保持部11か
ら、4拍目に関するデータを読み出す。そして、4拍目
のデータに関しての解析が行われ、その処理量が算出さ
れる。
【0056】4拍目では、音色1の持続音と音色2,3
の余韻の音があるので合計5音が既に発音されており、
これらの他に、新たに音色2のミの音と音色3のソの音
が同時に発音されるので、合計7音同時に発音される事
になる。以下に、新たに発音される音色2のミの音と、
音色3のソの音の処理量の算出について説明する。
【0057】まず音色2の波形データの伸張に関する処
理量は、音色2が低圧縮で、原音よりも高いミの音なの
で式(2)が用いられて、次式に示すように算出され
る。 5×2^1=10 (16) また、音程変化の処理量は、3拍目で発音した余韻音ド
(原音)に対して式(5)が用いられ、4拍目で発音す
るミに対して式(6)が用いられ、次式に示すように算
出される。 (0×1)+(10×(1+1)×1)=20 (17) さらに、音量変化の処理量は、音色2が処理量の多い音
量変化なので式(9)が用いられて、次式に示すように
算出される。なお、この場合、音色2は、3拍目で発音
したドの音の余韻音と、4拍目で発音するミの音の、合
計2音が同時に発音される事になるので、同時発音数は
2である。 6×2=12 (18) 以上の算出結果(16)乃至(18)のポイントを合算
した数42ポイントが、音色2の処理量となる。
【0058】同様に、音色3についても、その処理量を
算出する。まず波形データの伸張の処理量は、式(2)
が用いられて、次式に示すように算出される。 5×2^1=10 (19) 音程変換の処理量は、式(7)が用いられて、次式に示
すように算出される。 10×(1+1)×2=40 (20) 音量変化の処理量は、式(9)が用いられて、次式に示
すように算出される。 6×2=12 (21) 従って、算出結果(19)乃至(21)のポイントを合
算した数62ポイントが、音色3の処理量となる。
【0059】従って、4拍目の処理量の総和は、音色1
の66ポイント、音色2の42ポイント、および音色3
の62ポイントを合算した170ポイントとなる。
【0060】ステップS3において、譜面データ保持部
10の読み出しポインタが、5拍目のところに移動され
る。
【0061】ステップS4において、ステップS3で算
出された処理量の総数170ポイントが、1つのDSPで
処理できる処理量であるか否かが判断される。この場
合、処理量の総数は170ポイントなので、1つのDSP
2aまたは2bでは処理できないと判断され、ステップ
S5に進む。ステップS5において、演算部処理割当指
示部5は、1音色を単位とし(1つの音色が2つのDSP
において処理される事がないようにするため)、DSP2
a,2bが処理する量が均等となるように、処理量の分
担を行う。
【0062】この場合の処理量の総和170ポイント
を、2つのDSP2a,2bに分担して処理させる場合、
以下の3通りの処理量の分配が考えられる。なお、以下
の式においては、1項目をDSP2aで処理する処理量と
し、2項目をDSP2bで処理する処理量とする。 (音色1+音色2)+音色3=(66+42)+62 =108+62 (22) 音色1+(音色2+音色3)=66+(42+62) =66+104 (23) (音色1+音色3)+音色2=(66+62)+42 =128+42 (24)
【0063】DSP2aとDSP2bに、全く均等に処理量を
分配する場合、そのポイント数は平均値である85(=
170/2)ポイントになる。しかしながら、1音色を
単位として処理量を分配する場合、上記したように、8
5ポイントに必ずしもなるとは限らない。演算部処理割
当指示部5は、DSP2a,2bで処理させる処理量が、
それぞれ85ポイントに近くなるように、170ポイン
トの処理量を分配する。従って、演算部処理割当指示部
5は、分配結果(23)が最も良い分配であると判断す
る。すなわち、DSP2aで66ポイントの音色1を処理
させ、DSP2bで104ポイントの音色2と音色3を処
理させるように、170ポイントの処理量が分配され
る。
【0064】ステップS6において、演算部処理割当指
示部5は、決定した分配結果に従って、演算処理手順保
持部12a,12bに、それぞれ、処理手順を設定し、
その設定した処理手順を伝送する。この場合、演算処理
割当指示部5は、演算部処理手順保持部12aには、DS
P2aで処理する音色1のド、ミ、ソを持続音として発
音させる処理手順を伝送し、演算部処理手順保持部12
bには、DSP2bで処理する音色2のドとミ、音色3の
ミとソとを同時に発音する処理手順を伝送する。
【0065】ステップS8以降の処理は、既に説明した
ので、その説明は省略する。このフロチャートは、この
楽音生成装置が備え付けられている装置の電源がオフに
された場合などに、割り込み処理として、終了される。
【0066】上述した実施の形態では、譜面データと波
形データから処理量が算出され、その算出された処理量
の総和から、各DSP2a,2bに処理させる処理量が決
定されていたが、予め、譜面データに処理量が算出され
たデータから設定された処理手順のデータを含ませるこ
とにより、同様の処理を行うことができる。譜面データ
を作成する際、換言すると、図4に示したような譜面が
作成され、楽音生成装置が読み込めるデータとされる際
に、同時発音数と音程変化は、既に決定されている。ま
た、音色を決定する音量変化や、波形データの圧縮方法
(再生する際に高音質にするか否か)も決定されてい
る。従って、譜面データを作成する際に、予め処理量の
総和を左右する上述した4つの要因を加味し、処理量の
データを決定し、処理手順を書き込むようにする。
【0067】図6は、処理手順が書き込まれている譜面
データを模式的に表した図である。この図において、縦
軸は時間軸であり、時間経過とともに、図面下方に進ん
で行く。また、斜線部は処理手順のデータであり、その
他のところは譜面データである。このように処理手順の
データが書き込まれた譜面データを用いて楽音を生成す
る楽音生成装置は、図7に示したようになる。
【0068】図7に示した楽音生成装置の構成は、図3
に示した楽音生成装置の構成から、演算部処理割当指示
部5が削除された構成となされている。従って、譜面デ
ータ解析部6は、譜面データ保持部10から図6に示し
たような譜面データを読み出し、その譜面データのう
ち、処理手順のデータを演算部処理手順保持部12a,
12bに伝送する。
【0069】図8のフローチャートを参照して、図7に
示した楽音生成装置の動作について説明する。まず、ス
テップS11において、時間管理部7が、譜面データ解
析部6に、譜面データ保持部10からデータを読み出す
タイミングを指示する。その指示に従って譜面データ解
析部6は、譜面データ保持部10から図6に示したよう
なデータ構造をもつデータを読み出す。
【0070】ステップS12において、読み出されたデ
ータのうち、処理手順に関するデータがさらに読み出さ
れる。ステップS13において、次のタイミングで読み
出される譜面データの先頭に、読み出しポインタが移動
される。
【0071】ステップS14において、ステップS12
で読み出された処理手順が、演算部処理手順保持部12
a,12bに伝送される。そして、ステップS15にお
いて、DSP2a,2bは、それぞれ対応する演算部処理
手順保持部12a,12bに保持されている処理手順に
従って、譜面データ保持部10と波形データ保持部11
とから必要なデータを読み出し、楽音を生成する。ステ
ップS16は、図5のステップS9と同様の処理なの
で、その説明は省略する。
【0072】なお、上述した実施の形態においては、演
算部2の演算装置として2つのDSP2a,2bを用いた
場合を説明したが、2つ以上のDSPを用いた場合にも、
本発明を適用することは可能であるし、DSP以外の演算
装置を用いても良いことは言うまでもない。また異なる
処理能力をもつ演算装置を用いても良い。さらに、処理
量の算出、およびその算出に用いた定数は、上述した式
および値に限定されるものではなく、他の式および値で
も良い。
【0073】また、上述した説明においては、図5、図
8に示したフローチャートは、1拍毎に繰り返し行われ
るとして説明したが、サンプリング周波数44.1kH
zに対応して、1/44100秒毎に繰り返されるよう
にしてもよい。
【0074】上述した実施の形態においては、楽音生成
装置について説明したが、本発明を他の装置に適用して
もよい。
【0075】本明細書中において、上記処理を実行する
コンピュータプログラムをユーザに提供する提供媒体に
は、磁気ディスク、CD-ROMなどの情報記録媒体の他、イ
ンターネット、デジタル衛星などのネットワークによる
伝送媒体も含まれる。
【0076】
【発明の効果】以上の如く請求項1に記載の楽音生成装
置、請求項3に記載の楽音生成方法、および請求項4に
記載の提供媒体によれば、楽音を生成するためのデータ
を読み出し、読み出されたデータの楽音を生成するのに
必要な処理量を算出し、算出された処理量に応じて楽音
を生成するための処理を、複数の楽音を生成するための
装置に分配するようにしたので、各生成手段の能力にあ
った処理量で、効率よく処理し、楽音を生成することが
可能となる。
【0077】請求項5に記載の楽音生成装置、請求項6
に記載の楽音生成方法、および請求項7に記載の提供媒
体によれば、楽音を生成するためのデータを処理の処理
量に基づいて決定された複数の処理部のそれぞれが担当
する処理手順が記述されたデータを読み出し、読み出さ
れた処理手順に従って、楽音を生成するためのデータを
読み出すようにしたので、各生成手段の能力にあった処
理量で、効率よく処理し、楽音を生成することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の楽音生成装置の一実施の形態の構成例
を表すブロック図である。
【図2】音量変化により音色を変化させることを説明す
る図である。
【図3】楽音生成装置のデータの流れを説明する図であ
る。
【図4】譜面データを説明する図である。
【図5】図3の楽音生成装置の動作を説明するフロチャ
ートである。
【図6】処理量のデータを含む譜面データを説明する図
である。
【図7】楽音生成装置の他の実施の形態を表す図であ
る。
【図8】図7の楽音生成装置の動作を説明するフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 主記憶部, 2 演算部, 5 演算部処理割当指
示部, 6 譜面データ解析部, 7 時間管理部,
10 譜面データ保持部, 11 波形データ保持部,
12 演算部処理手順保持部, 13 処理ルーチン
保持部, 14生成楽音データ保持部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音を生成するためのデータを読み出す
    読み出し手段と、 前記読み出し手段により読み出されたデータの楽音を生
    成するのに必要な処理量を算出する算出手段と、 楽音を生成する複数の生成手段と、 前記算出手段により算出された処理量に応じて楽音を生
    成するための処理を前記複数の生成手段に分配する分配
    手段とを備えることを特徴とする楽音生成装置。
  2. 【請求項2】 前記算出手段で算出された処理量が、前
    記複数の生成手段の内の1つの生成手段で処理可能か否
    かを判断する判断手段をさらに備え、 前記分配手段は、前記判断手段により、前記算出手段で
    算出された処理量が1つの生成手段で処理可能な量であ
    ると判断された場合、1つの生成手段に前記算出された
    処理量の全てを分配し、前記判断手段により1つの生成
    手段で処理可能な量ではないと判断された場合、複数の
    生成手段に前記算出された処理量に応じて処理を各生成
    手段の能力に対応して分配することを特徴とする請求項
    1に記載の楽音生成装置。
  3. 【請求項3】 楽音を生成するためのデータを読み出す
    読み出しステップと、 前記読み出しステップで読み出されたデータの楽音を生
    成するのに必要な処理量を算出する算出ステップと、 楽音を生成する複数の生成ステップと、 前記算出ステップで算出された処理量に応じて楽音を生
    成するための処理を前記複数の生成ステップに分配する
    分配ステップとを含むことを特徴とする楽音生成方法。
  4. 【請求項4】 楽音を生成するためのデータを読み出す
    読み出しステップと、 前記読み出しステップで読み出されたデータの楽音を生
    成するのに必要な処理量を算出する算出ステップと、 楽音を生成する複数の生成ステップと、 前記算出ステップで算出された処理量に応じて楽音を生
    成するための処理を前記複数の生成ステップに分配する
    分配ステップとを含む処理を楽音生成装置に実行させる
    コンピュータが読み取り可能なプログラムを提供するこ
    とを特徴とする提供媒体。
  5. 【請求項5】 楽音を生成する複数の生成手段と、 楽音を生成するためのデータの処理量に基づいて決定さ
    れた前記複数の生成手段のそれぞれが担当する処理手順
    が記述されたデータを読み出す第1の読み出し手段と、 前記第1の読み出し手段により読み出された処理手順に
    従って、前記生成手段が楽音を生成するためのデータを
    読み出す第2の読み出し手段とを備えることを特徴とす
    る楽音生成装置。
  6. 【請求項6】 楽音を生成する複数の生成ステップと、 楽音を生成するためのデータの処理量に基づいて決定さ
    れた前記複数の生成ステップでのそれぞれが担当する処
    理手順が記述されたデータを読み出す第1の読み出しス
    テップと、 前記第1の読み出しステップで読み出された処理手順に
    従って、前記生成ステップで楽音を生成するためのデー
    タを読み出す第2の読み出しステップとを含むことを特
    徴とする楽音生成方法。
  7. 【請求項7】 楽音を生成する複数の生成ステップと、 楽音を生成するためのデータの処理量に基づいて決定さ
    れた前記複数の生成ステップでのそれぞれが担当する処
    理手順が記述されたデータを読み出す第1の読み出しス
    テップと、 前記第1の読み出しステップで読み出された処理手順に
    従って、前記生成ステップで楽音を生成するためのデー
    タを読み出す第2の読み出しステップとを含む処理を楽
    音生成装置に実行させるコンピュータが読み取り可能な
    プログラムを提供することを特徴とする提供媒体。
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