JP5088179B2 - 音処理装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、特定のスケールを構成する複数の音(以下「構成音」という)のなかから音響信号のピッチに対応した構成音を特定する技術に関する。
人間の発声音や楽器の演奏音から生成された音響信号のピッチから複数の構成音の何れかを特定する(すなわち音響信号のピッチを量子化する)ための各種の技術が従来から提案されている。例えば特許文献1には、音響信号のピッチを調音階(鍵盤楽器の白鍵に対応する音高の集合)や12音階(白鍵および黒鍵に対応する音高の集合)の各構成音に変換する技術が開示されている。
特開2003−122351号公報
しかし、特許文献1の技術においては、調音階と12音階とが選択的に利用されるに過ぎないから、例えば楽曲の歌唱音や演奏音などの音響信号のピッチを量子化する場合に、音楽的に不適切な構成音が特定される場合がある。例えば、音響信号が表す歌唱音や演奏音が部分的な転調を含む場合、転調後の調音階(調)の構成音に該当しない不適切な構成音が調音階や12音階のなかから特定される可能性がある。以上の事情に鑑みて、本発明は、音響信号のピッチから音楽的に適切な構成音を特定することをひとつの目的とする。
以上の課題を解決するために、本発明の第1態様に係る音処理装置は、音響信号のピッチを検出するピッチ検出手段と、複数のコードの何れかを順次に指定するコード特定手段と、五度圏のうち前記コード指定手段が指定したコードに対応するスケールの位置から操作子に対する利用者の操作量に応じた移動量だけ当該五度圏の円周の方向に移動した位置のスケールを順次に指定するスケール指定手段と、前記スケール指定手段が指定したスケールの複数の構成音のうち前記ピッチ検出手段が検出したピッチに対応する構成音を特定する音特定手段とを具備する。以上の構成においては、音響信号のピッチに対応した構成音の特定に使用されるスケールが順次に指定されるから、例えば楽曲内に部分的な転調がある場合であっても音楽的に適切な構成音を特定することが可能である。また、コード指定手段が順次に指定するコードに対応したスケールが構成音の特定に使用されるから、例えば楽曲におけるコードの時系列に対して音楽的に連関するスケールを順次に指定することが可能である。さらに、コードに対応するスケールに対して利用者からの指示に応じたスケールが指定されるから、音特定手段が特定する構成音の時系列に対して利用者の意図を反映させることが可能である。特に、スケール指定手段の指定するスケールが操作子の操作量に応じて五度圏における配列の順番に変化するから、コード指定手段が指定するコードとスケール指定手段が指定するスケールとの関連(親和度)を利用者が直感的に調整できるという利点がある。
なお、本発明における「スケール」は、所定の規則で選択および配列された複数の構成音の集合である。例えば、長音階や短音階などの音階に加えて、アイオニアンスケールやドリアンスケールなどの旋法(モード)も本発明における「スケール」の概念に包含される。
また、本発明の第2態様に係る音処理装置は、音響信号のピッチを検出するピッチ検出手段と、複数のスケールの何れかを順次に指定するスケール指定手段と、前記スケール指定手段が指定したスケールの複数の構成音のうち前記ピッチ検出手段が検出したピッチに対応する構成音を特定する音特定手段とを具備し、音特定手段は、前記スケール指定手段が指定したスケールの複数の構成音のうち前記ピッチ検出手段が検出したピッチに対応する構成音が当該スケールにおける回避音である場合に、当該構成音が継続する時間を所定長に制限する。以上の構成によれば、音響信号のピッチに対応した構成音の特定に使用されるスケールが順次に指定されるから、例えば楽曲内に部分的な転調がある場合であっても音楽的に適切な構成音を特定することが可能である。また、回避音の継続する時間が制限されるから、回避音の持続に起因した音楽的な違和感を低減することが可能である。回避音の継続の時間を制限する方法は任意である。例えば回避音に対応した構成音の継続する時間が所定長に到達した場合にスケールのうち回避音以外の構成音(例えば回避音に隣接する構成音やスケールからランダムに選択された構成音)を音特定手段が特定する構成や、回避音に対応した構成音の継続する時間が所定長に到達した場合に構成音の特定を停止する構成が採用される。
以上の態様に係る音処理装置は、入力音の処理に専用されるDSP(Digital Signal Processor)などのハードウェア(電子回路)によって実現されるほか、CPU(Central Processing Unit)などの汎用の演算処理装置とプログラムとの協働によっても実現される。本発明の第1態様に係るプログラムは、音響信号のピッチを検出するピッチ検出処理と、複数のコードの何れかを順次に指定するコード特定処理と、五度圏のうち前記コード指定処理で指定したコードに対応するスケールの位置から操作子に対する利用者の操作量に応じた移動量だけ当該五度圏の円周の方向に移動した位置のスケールを順次に指定するスケール指定処理と、前記スケール指定処理で指定したスケールの複数の構成音のうち前記ピッチ検出処理で検出したピッチに対応する構成音を特定する音特定処理とをコンピュータに実行させる。
本発明の第2態様に係るプログラムは、音響信号のピッチを検出するピッチ検出処理と、複数のスケールの何れかを順次に指定するスケール指定処理と、前記スケール指定処理で指定したスケールの複数の構成音のうち前記ピッチ検出処理で検出したピッチに対応する構成音を特定する音特定処理とをコンピュータに実行させるプログラムであって、前記音特定処理では、前記スケール指定処理で指定したスケールの複数の構成音のうち前記ピッチ検出処理で検出したピッチに対応する構成音が当該スケールにおける回避音である場合に、当該構成音が継続する時間を所定長に制限する。
本発明のプログラムは、コンピュータが読取可能な記録媒体に格納された形態で利用者に提供されてコンピュータにインストールされるほか、通信網を介した配信の形態でサーバ装置から提供されてコンピュータにインストールされる。
<A:第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る音処理装置のブロック図である。図1に示すように、音処理装置100(制御装置22)には収音機器12と出力装置14とが接続される。収音機器12(マイクロホン)は、利用者の歌唱音や楽器の演奏音などの入力音の波形を表す音響信号SINを生成する。
音処理装置100は、特定のスケールの複数の構成音のなかから音響信号SIN(入力音)のピッチに応じた構成音を特定する。すなわち、音処理装置100は、音響信号SINのピッチを特定のスケールの複数の構成音に量子化する。本明細書における「スケール」は、所定の規則で選択および配列された複数の構成音の集合を意味し、長音階や短音階などの音階に加えて、図2に例示するアイオニアンスケールやドリアンスケールなどの旋法(モード)も包含する概念である。
音響信号SINのピッチから特定された構成音を指定する音楽データNが音処理装置100から出力装置14に順次に供給される。本形態の音楽データNは、MIDI(Musical Instrument Digital Interface)規格に準拠したデータである。例えば、音処理装置100が特定した構成音をノートナンバとして指定するノートオンイベントが音楽データNとして生成される。出力装置14は、音楽データNに対して所定の処理を実行することで出力信号SOUTを生成する。出力信号SOUTは、音楽データNが指定する構成音の音高に設定された音響(楽音や音声)の波形を表す信号である。例えばMIDI音源などの音源回路が出力装置14として好適に採用される。出力信号SOUTがスピーカ装置などの放音機器(図示略)に供給されることで、音楽データNが指定する音高の再生音(すなわち入力音のピッチをスケールの各構成音の音高に量子化した再生音)が放音される。
図1に示すように、音処理装置100は、制御装置22と入力機器24と記憶装置26とを具備するコンピュータシステムで実現される。制御装置22は、プログラムを実行することで複数の要素(ピッチ検出部32,コード指定部34,スケール指定部36,音特定部38)として機能する演算処理装置である。入力機器24は、音処理装置100に対する指示の入力のために利用者が操作する機器(例えばマウスやキーボード)である。
記憶装置26は、制御装置22が実行するプログラムや制御装置22が使用する各種のデータを記憶する。半導体記憶装置や磁気記憶装置など公知の記憶媒体が記憶装置26として任意に利用される。図1に示すように、記憶装置26は、楽曲毎に作成された複数のコードデータMCと、データテーブルT1と、複数のスケールデータMSとを記憶する。
コードデータMCは、図3に示すように、ひとつの楽曲を構成する各区間(例えば各小節)のコードCH(CH1,CH2,……)を時系列に指定するデータである。例えばカラオケ装置において楽音の再生に使用されるMIDI規格の楽曲データのうちコードCHの時系列を指定するひとつのトラックがコードデータMCとして利用される。なお、図3においてはコードCHの配列のみを例示したが、各コードCHの演奏の時点(時刻)をコードデータMCにおいて規定した構成も採用される。
データテーブルT1は、図4に示すように、各コードCHと各スケールSCとの対応を規定するテーブルである。データテーブルT1における各スケールSCは、主音(ルート音)と旋法との組合せとして指定される。例えば、「C-アイオニアンスケール」というスケールSCは、主音「C」と旋法「アイオニアン」との組合せで指定される。
データテーブルT1のひとつのコードCHには、当該コードCHに対して音楽的に親和(協和または関連)する複数のスケールSC(Available Note Scale)が対応付けられる。例えば、コード「B7」に対しては、「B-ハーモニックマイナーパーフェクト5thビロウスケール」と「B-オルタードスケール」と「B-コンビネーションオブディミニッシュドスケール」という3種類のスケールSCが対応付けられる。また、コード「D7」に対しては、「D-リディアン7thスケール」と「D-オルタードスケール」と「D-ホールトーンスケール」と「D-コンビネーションオブディミニッシュドスケール」という4種類のスケールSCが対応付けられる。
また、データテーブルT1内の各スケールSCには親和度Hが付加される。親和度Hは、データテーブルT1における各コードCHと当該コードCHに対応するスケールSCとが音楽的に親和する程度の指標となる数値である。例えば、コード「B7」に対応する3種類のスケールSCについては「B-ハーモニックマイナーパーフェクト5thビロウスケール」の親和度Hが最大値Ha1(すなわちコード「B7」に最も親和する)に設定され、「B-コンビネイションオブディミニッシュドスケール」の親和度Hは最小値Ha3に設定され、「B-オルタードスケール」の親和度Hは両者の中間値Ha2に設定される。また、コード「D7」に対応する4種類のスケールSCについては「D-リディアン7thスケール」の親和度Hが最大値Hb1(すなわちコード「D7」に最も親和する)に設定される。
スケールデータMSは、ひとつのスケール(旋法)SCの複数の構成音の関係を規定するデータである。本形態のスケールデータMSは、図5に示すように、主音を基準値(ゼロ)として各構成音の音程を規定する。図5においては、半音に相当する音程を単位量(1)として旋法「アイオニアン」の各構成音の音程が図示されている。ひとつのスケールSCの複数の構成音は、当該スケールSCの主音とスケールデータMSとの組合せから特定される。すなわち、例えば、音高が「60」に設定される「C」を主音(第1音)とする「C-アイオニアンスケール」においては、図5に例示するように、主音に対して音程が「+2」の関係にある「D(音高=62)」が第2音に該当し、主音に対して音程「+4」の関係にある「E」が第3音に該当し、主音に対して音程「+5」の関係にある「F」が第4音に該当する。同様に、主音「D(音高:62)」と図5のスケールデータMSとから「D-アイオニアンスケール」が特定される。旋法が共通するスケールSCにおいては、主音が相違する場合であっても各構成音の音程の関係は共通する。したがって、スケールデータMSは旋法毎に記憶装置26に格納される。以上が記憶装置26に記憶されるデータの概要である。
図1のピッチ検出部32は、収音機器12が生成した音響信号SINのピッチ(基本周波数)Pを周期的に抽出する。ピッチPの検出には公知の技術が任意に採用される。図6に示すようにピッチPは時間の経過とともに連続的に変化する。
コード指定部34は、記憶装置26に格納されたコードデータMCに基づいて楽曲のコードCHを順次に指定する。さらに詳述すると、コード指定部34は、コードデータMCが指定するコードCHを配列の順番で記憶装置26から順次に取得する。コード指定部34による処理の対象となるコードデータMCは、入力機器24に対する操作に応じて選択される。
スケール指定部36は、複数のスケールSCのうちコード指定部34が指定するコードCHに対応したスケールSCを順次に指定する。スケール指定部36によるスケールSCの指定は、コード指定部34がコードCHを指定するたびに実行される。本形態のスケール指定部36は、以下に説明するように、入力機器24に対する利用者からの指示に応じてスケールSCを可変に指定する。
利用者は、入力機器24を適宜に操作することで親和度Hの高低を任意に設定する。スケール指定部36は、コード指定部34が指定するコードCHに対応した複数のスケールSCを記憶装置26のデータテーブルT1から検索するとともに、データテーブルT1から検索した複数のスケールSCのうち利用者が設定した親和度Hに応じたひとつのスケールSCを指定する。すなわち、利用者の設定した親和度Hが高い場合には、データテーブルT1から検索された複数のスケールSCのうち親和度Hが高いスケールSCが選択され、利用者の設定した親和度Hが低い場合にはデータテーブルT1において親和度Hが低いスケールSCが選択される。
例えば、利用者が親和度Hを最低値に設定した状態でコード指定部34がコード「B7」を指定した場合を想定すると、スケール指定部36は、コード「B7」に対応する3種類のスケールSCを図4のデータテーブルT1から検索するとともに、3種類のなかで親和度Hが低い「B-コンビネーションオブディミニッシュドスケール」を選択する。また、例えば利用者が親和度Hを最高値に設定した状態でコード「D7」が指定されると、スケール指定部36は、データテーブルT1にてコード「D7」に対応する4種類のスケールSCのうち親和度Hが高い「D-リディアン7thスケール」を選択する。
さらに、スケール指定部36は、コードCHおよび親和度Hに応じて選択したスケールSCの複数の構成音をスケールデータMSから特定する。すなわち、スケール指定部36は、データテーブルT1から選択したスケールSCの旋法に対応したスケールデータMSを記憶装置26から取得し、当該スケールSCの主音とスケールデータMSが規定する関係(主音を基準とした音程)とに基づいてスケールSCの複数の構成音を特定する。例えば、データテーブルT1から「C-アイオニアンスケール」を選択すると、スケール指定部36は、図5を参照して前述した手順で、「C」,「D」,「E」,「F」,「G」,「A」,「B」の7個の構成音を特定する。
図1の音特定部38は、スケール指定部36が指定したスケールSCの複数の構成音のうちピッチ検出部32が検出したピッチPに対応する構成音を特定するとともに当該構成音を指定する音楽データNを生成および出力する。例えば、スケール指定部36が「C-アイオニアンスケール」を指定した状態でピッチPが図6のように連続的に変化すると、「C-アイオニアンスケール」の各構成音をC→D→E→Fの順番で順次に指定する音楽データNが音特定部38から出力装置14に出力される。
以上の形態においては、音響信号SINにおいて連続的に変化するピッチPが特定のスケールSCの構成音に量子化されるから、音楽的な違和感のない構成音を安定的に特定することが可能となる。そして、ピッチPの量子化に利用されるスケールSCは、複数のスケールSCのなかから順次に指定されるから、例えば楽曲内で部分的にスケールSCが変化(転調)する場合であっても、当該楽曲に対して音楽的に適切な構成音を特定することが可能である。以上の効果は、例えばジャズにおけるアドリブなどの歌唱音や演奏音を音響信号SINとして量子化する場合に特に有効である。
また、本形態においては、コードCHに対応する複数のスケールSCの何れかが利用者からの指示に応じて選択的に利用されるから、スケールSCがコードCHのみから一意に特定される構成と比較して、再生音の音楽的な特徴を利用者の意図に応じて多様化することが可能である。さらに、複数のスケールSCのうち利用者が指示した親和度Hに応じたスケールSCが選択されるから、コードCHに対する親和度Hが高いスケールSCの構成音(いわゆるINな雰囲気の構成音)を生成するか親和度Hを抑えたスケールSCの構成音(いわゆるOUTな(ジャズ風な)雰囲気の構成音)を生成するかを利用者が適宜に選択できるという利点がある。
<B:第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を説明する。なお、以下の各形態において作用や機能が第1実施形態と同等である要素については、以上と同じ符号を付して各々の詳細な説明を適宜に省略する。
図7には五度圏(Circle Of Fifth)が図示されている。五度圏においては、音程が完全五度の関係にある各音高が円周上で相隣接するように配置される。五度圏の円周上における2種類の音高の距離が大きいほど、当該各音高を主音とする2種類のスケール(調音階)において共通する構成音の個数は少ない。例えば、五度圏における音高Cとの距離が大きい音高F#と音高Cとの距離が小さい音高Gとに着目すると、音高Cを主音とするスケールSC(ハ長調)と音高Gを主音とするスケールSC(ト長調)とで音高が相違する構成音はひとつ(F)のみであるのに対し、音高Cを主音とするスケールSC(ハ長調)と音高F#を主音とするスケールSC(嬰ヘ長調)とでは6個の構成音の音高が相違する。したがって、五度圏の円周上において2種類の音高の距離が大きいほど、当該各音高を主音とする2種類のスケールSCの親和度は低下する。
第1実施形態と同様に、記憶装置26にはコードデータMCとスケールデータMSとデータテーブルT1とが格納される。第1実施形態のデータテーブルT1においては各コードCHに複数のスケールSCが対応するが、本形態のデータテーブルT1においては、ひとつのコードCHに対して、当該コードCHに対する親和度Hが高いひとつのスケールSCのみが対応付けられる。例えば、コード「B7」には「ハーモニックマイナーパーフェクト5thビロウスケール」が対応し、コード「D7」には「リディアン7thスケール」が対応する。コードデータMCおよびスケールデータMSの内容は第1実施形態と共通する。
図8は、入力機器24の構成を示す概念図である。図8に示すように、入力機器24は、利用者による操作に応じて操作量(回転角度)が連続的に変化する操作子241(ツマミ)を含む。さらに詳述すると、操作子241は、指示子242が記号「IN」を指示する角度から記号「OUT」を指示する角度までの範囲で回転する。
スケール指定部36は、データテーブルT1においてコードCHに対応するひとつのスケールSC(以下では特に「初期スケールSC」という)を操作子241に対する操作量に応じて調整したスケールSCを音特定部38に指示する。スケール指定部36によるスケールSCの調整には、記憶装置26に格納された図9のデータテーブルT2が利用される。なお、ピッチ検出部32やコード指定部34や音特定部38の動作は第1実施形態と同様である。
図9に示すように、データテーブルT2は、操作子241の操作量OP(OP1,OP2,OP3,……)と音高調整量Δp(Δp1,Δp2,Δp3,……)との対応を規定するテーブルである。音高調整量Δpは、初期スケールSCの各構成音の音高に対する調整量(オフセット量)である。すなわち、スケール指定部36は、操作子241の操作量OPに対応する音高調整量Δpと初期スケールSCの各構成音の音高との加算値を各構成音の音高とするスケールSCを音特定部38に指定する。例えば、操作子241が操作量OP2に操作された状態で、コードCHに対応する初期スケールSCとして「C-アイオニアンスケール」が選択されると、スケール指定部36は、操作量OP2に対応する音高調整量Δp2(+7)をデータテーブルT2から検索したうえで、「C-アイオニアンスケール」の8種類の構成音の音高(60,62,64,65,67,69,71)と音高調整量Δp1(+7)との加算値を各構成音の音高(67(=60+7),69(=62+7),71(=64+7)、72(=65+7),74(=67+7),76(=69+7),78(=71+7))とする「G-アイオニアンスケール」をスケールSCとして音特定部38に指定する。
データテーブルT2における各音高調整量Δpは、五度圏における初期スケールSCの主音の位置から操作子241の操作量OPに応じた角度だけ五度圏の円周の方向に移動した位置の音高を主音とするスケールSCがスケール指定部36によって指定されるように設定される。さらに詳述すると、操作子241の操作量OPが増加するほど、スケール指定部36が指定するスケールSCの主音と初期スケールSCの主音との五度圏の円周上における距離が増加するように、データテーブルT2における各音高調整量Δpが設定される。したがって、例えば初期スケールSCが「C-アイオニアンスケール」である場合を想定すると、スケール指定部36は、操作子241が操作されていない状態(操作量OP1)では音高調整量Δp1(=0)に対応する「C-アイオニアンスケール」をスケールSCとして指定し、操作子241が操作量Op2だけ操作された状態では音高調整量Δp2(=+7)に対応する「G-アイオニアンスケール」を指定し、操作子241が操作量OP7だけ操作された状態では音高調整量Δp7(=+6)に対応する「F#-アイオニアンスケール」を指定する。
以上に説明したように、本形態においては、音響信号SINのピッチPの量子化に使用されるスケールSCの主音が五度縁の円周に沿った順番で操作量OPに応じて変化するから、コードデータMCにて時系列に指定されるコードCHに対する再生音の親和度を利用者が直感的に調整できるという利点がある。例えば、図8の指示子242が記号「IN」を指示する角度に近いほど、コードCHに対する親和性の高いスケールSCの構成音(すなわちコードCHに対してINな雰囲気の構成音)が生成され、指示子が記号「OUT」を指示する角度に近いほど、コードCHに対する親和性を抑えたスケールSCの構成音(すなわちコードCHに対してOUTな雰囲気の構成音)が生成されるといった具合である。
<C:第3実施形態>
図2の各スケールSCに括弧書で図示したように、各スケールSCの複数の構成音のなかには回避音(Avoid Note)が存在する。回避音は、長時間にわたって持続させた場合に他の構成音と音楽的に調和しない構成音である。回避音は、長時間にわたって再生が継続することで音楽的な違和感を発生させる。そこで、本形態の音特定部38は、スケール指定部36が指定したスケールSCの複数の構成音のうち音響信号SINのピッチPに対応する構成音が当該スケールにおける回避音である場合に、当該回避音の継続する時間を所定長に制限する。
図10は、音特定部38による処理の内容を示すフローチャートである。図10に示すように、音特定部38は、音響信号SINのピッチPに対応する構成音が変化するまで待機する(ステップS1)。ピッチPの変動とともに量子化後の構成音が変化すると、音特定部38は、変化後の構成音の音高を指定する音楽データNを生成および出力する(ステップS2)。
記憶装置26は、スケールSC毎に回避音を記憶する。ステップS2を実行すると、音特定部38は、ステップS2にて特定した構成音が、現段階のスケールSCについて記憶装置26に記憶された回避音に該当するか否かを判定する(ステップS3)。ステップS3の結果が否定である場合、音特定部38は、処理をステップS1に移行して構成音の変化を監視する。
ステップS3の結果が肯定である場合(ステップS1で特定した構成音が回避音である場合)、音特定部38は、音響信号SINのピッチPに対応する構成音が変化したか否かを判定する(ステップS4)。ステップS4の結果が肯定である場合、音特定部38は、処理をステップS2に移行し、変化後の構成音について音楽データNを生成および出力する。
一方、ステップS4の結果が否定である場合、音特定部38は、今回の構成音(回避音)を特定した時点から経過した時間tが所定長THを上回るか否かを判定する(ステップS5)。所定長THは、楽曲の演奏のテンポ(コードデータMCにおける各コードCHの指定を進行させる速度)に応じて可変に設定される。さらに詳述すると、演奏のテンポが速いほど所定長THは短い時間長に設定される。例えば、楽曲がテンポTM[BPM(Beat Per Minute)]で進行する場合にはTM/(60×2)[秒](8分音符の時間長)が所定長THとして設定される。
ステップS5の結果が否定である場合、音特定部38は、処理をステップS4に移行する。したがって、今回の回避音の特定を開始してから構成音が変化せずに所定長THを上回る時間長が経過すると、ステップS5の結果が肯定に変化する。ステップS5の結果が肯定に変化すると、音特定部38は、音楽データNを更新する(ステップS6)。さらに詳述すると、音特定部38は、現段階のスケールSCにおける複数の構成音のうち今回の構成音(回避音)に隣接する構成音を指定する音楽データNを新規に生成して出力装置14に出力する。すなわち、回避音の再生が持続される時間長は所定長THに制限される。ステップS6の処理が終了すると、音特定部38は、処理をステップS1に移行する。
以上の形態においては、スケールSC内の回避音の継続する時間長が制限されるから、回避音の持続に起因した音楽的な違和感を低減することが可能である。しかも、回避音の時間tと対比される所定長THは楽曲のテンポに応じて可変に設定されるから、回避音が持続する時間長を、楽曲のテンポに対して最適な時間長に制限できるという利点がある。
<D:変形例>
以上の形態には様々な変形が加えられる。具体的な変形の態様を例示すれば以下の通りである。なお、以下の例示から2以上の態様を任意に選択して組合わせてもよい。
(1)変形例1
第1実施形態においては、コード指定部34が指定したコードCHに対応する複数のスケールSCの何れかを入力機器24に対する操作に応じて選択したが、コードCHに対応する複数のスケールSCの何れかがランダムに選択される構成も採用される。また、データテーブルT1の各コードCHに対してひとつのスケールSCのみが対応付けられる構成(コードCHから一意にスケールSCが特定される構成)も好適である。コードCHにひとつのスケールSCのみが対応する構成においては親和度HがデータテーブルT1から省略される。
また、以上の各形態においてはスケールSCの選択にコードデータMCを利用したが、音特定部38に指示されるスケールSCを時系列に指定するデータをコードデータMCの代わりに利用してもよい。スケールSCを時系列に指定するデータを利用する場合にはコード指定部34が省略される。ただし、コードデータMCを利用した以上の各形態においては、コードCHを時系列に指定する既存のデータ(例えばカラオケ装置に利用される楽曲データ)を音処理装置100において流用できるという利点がある。以上の説明から理解されるように、複数のスケールSCの何れかをスケール指定部36が順次に指定する構成が本発明においては好適に採用されるが、スケールSCを指定する具体的な方法は任意である。
(2)変形例2
入力機器24の形態は任意である。例えば、図11に示すように、利用者による操作に応じて操作子244が直線状に移動する形態の入力機器24を利用した場合であっても、操作子244の操作量(位置)に応じてスケールSCを変化させる第2実施形態と同様の構成が採用される。また、図8や図11に例示した形態の入力機器24が現実に用意される必要はなく、例えば、図8の操作子241や図11の操作子244を表現する画像を表示装置に表示したうえで利用者に操作させる構成も好適である。
(3)変形例3
第2実施形態においては五度圏の円周上における配列の順番で操作量OPに応じてスケールSCの主音を選択したが、コードCHに対応した初期スケールSCと音特定部38に指定されるスケールSCとの関係は適宜に変更される。すなわち、初期スケールSCと音特定部38に指定されるスケールSCとの関係に利用者からの指示を反映する構成が本発明においては好適に採用されるが、スケールSCの特定に五度圏を利用する構成は例示に過ぎない。
(4)変形例4
第3実施形態においては回避音が継続する時間tが所定長THに到達した場合に、スケールSCにて回避音に隣接する構成音を新規に指定したが、回避音が継続する時間tを所定長THに制限するための具体的な方法は適宜に変更される。例えば、時間tが所定長THに到達した場合にスケールSCにおける回避音以外の複数の構成音の何れかをランダムに指定する構成が採用される。ただし、第3実施形態のように回避音に隣接する構成音が特定される構成によれば、音響信号SINと再生音とのピッチの相違が抑制されるという利点がある。また、時間tが所定長THに到達した場合に構成音の特定を停止する構成(例えばノートオフイベントを音楽データNとして出力する構成)も採用される。ただし、所定長THの経過後に回避音以外の構成音を継続する構成によれば、音響信号SINと略同等の時間長にわたって再生音を継続させることが可能である。
また、回避音の継続する時間長を制限するという動作の有無を利用者が選択できる構成も好適である。例えば、図8の操作子241や図11の操作子244が「IN」側に操作されている場合には第3実施形態と同様に回避音の時間長を制限し、「OUT」側に操作されている場合には回避音の時間長の制限を解除する(すなわち所定長THを上回る時間にわたって回避音を継続させる)。以上の構成によれば、回避音の時間長の制限を解除することで、回避音に起因した違和感のある再生音を敢えて生成するという音楽的な表現が可能となる。
(5)変形例5
以上の各形態においては音楽データNを出力装置14に出力したが、音楽データNの利用の方法は本発明において任意である。例えば、音楽データNの時系列を記憶装置に格納する構成や、音楽データNの時系列を通信網に送信する構成が採用される。
本発明の第1実施形態に係る音処理装置のブロック図である。 スケールの具体例を示す楽譜である。 コードデータの構造を示す概念図である。 スケールの特定に使用されるデータテーブルの具体例を示す概念図である。 スケールデータの構造を示す概念図である。 音特定部の動作を説明するための概念図である。 五度圏の模式図である。 入力機器の具体例を示す平面図である。 第2実施形態において音高調整量の特定に使用されるデータテーブルの具体例を示す概念図である。 第3実施形態における音特定部の動作を示すフローチャートである。 入力機器の別例を示す平面図である。
符号の説明
100……音処理装置、12……収音機器、14……出力装置、22……制御装置、24……入力機器、26……記憶装置、32……ピッチ検出部、34……コード指定部、36……スケール指定部、38……音特定部、SIN……音響信号、N……音楽データ、SOUT……出力信号、MC……コードデータ、MS……スケールデータ、T1,T2……データテーブル、P……ピッチ、CH……コード、SC……スケール。

Claims (5)

  1. 音響信号のピッチを検出するピッチ検出手段と、
    複数のコードの何れかを順次に指定するコード特定手段と、
    五度圏のうち前記コード指定手段が指定したコードに対応するスケールの位置から操作子に対する利用者の操作量に応じた移動量だけ当該五度圏の円周の方向に移動した位置のスケールを順次に指定するスケール指定手段と、
    前記スケール指定手段が指定したスケールの複数の構成音のうち前記ピッチ検出手段が検出したピッチに対応する構成音を特定する音特定手段と
    を具備する音処理装置。
  2. 音響信号のピッチを検出するピッチ検出手段と、
    複数のスケールの何れかを順次に指定するスケール指定手段と、
    前記スケール指定手段が指定したスケールの複数の構成音のうち前記ピッチ検出手段が検出したピッチに対応する構成音を特定する音特定手段とを具備し、
    前記音特定手段は、前記スケール指定手段が指定したスケールの複数の構成音のうち前記ピッチ検出手段が検出したピッチに対応する構成音が当該スケールにおける回避音である場合に、当該構成音が継続する時間を所定長に制限する
    音処理装置。
  3. 前記音特定手段は、前記回避音に対応した構成音の継続する時間が前記所定長に到達すると、前記スケール指定手段が指定したスケールのうち前記回避音以外の構成音を特定する
    請求項2の音処理装置。
  4. 音響信号のピッチを検出するピッチ検出処理と、
    複数のコードの何れかを順次に指定するコード特定処理と、
    五度圏のうち前記コード指定処理で指定したコードに対応するスケールの位置から操作子に対する利用者の操作量に応じた移動量だけ当該五度圏の円周の方向に移動した位置のスケールを順次に指定するスケール指定処理と、
    前記スケール指定処理で指定したスケールの複数の構成音のうち前記ピッチ検出処理で検出したピッチに対応する構成音を特定する音特定処理と
    をコンピュータに実行させるプログラム。
  5. 音響信号のピッチを検出するピッチ検出処理と、
    複数のスケールの何れかを順次に指定するスケール指定処理と、
    前記スケール指定処理で指定したスケールの複数の構成音のうち前記ピッチ検出処理で検出したピッチに対応する構成音を特定する音特定処理と
    をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記音特定処理では、前記スケール指定処理で指定したスケールの複数の構成音のうち前記ピッチ検出処理で検出したピッチに対応する構成音が当該スケールにおける回避音である場合に、当該構成音が継続する時間を所定長に制限する
    プログラム。
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