JP2000181252A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2000181252A
JP2000181252A JP10361425A JP36142598A JP2000181252A JP 2000181252 A JP2000181252 A JP 2000181252A JP 10361425 A JP10361425 A JP 10361425A JP 36142598 A JP36142598 A JP 36142598A JP 2000181252 A JP2000181252 A JP 2000181252A
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roll
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image
forming apparatus
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JP10361425A
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English (en)
Inventor
Naoto Nishi
直人 西
Hideji Izeki
秀二 井関
Keiji Yamamoto
啓司 山本
Tatsuya Soga
達也 曽我
Naoto Yoshino
直人 吉野
Yukio Hayashi
幸男 林
Takashi Kawabata
隆 川端
Nobuyoshi Komatsu
伸嘉 小松
Norio Hokari
則雄 保苅
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録材への転写部位における転写ロールに対
する記録材の貼り付きを有効に防止する。 【解決手段】 帯電粒子による可視像が担持されて移動
するベルト状の像担持体1と、この像担持体1の表面側
に記録材Kを介して圧接配置され且つ像担持体1上の可
視像を記録材Kに一括転写する転写ロール2と、この転
写ロール2に対向して前記ベルト状の像担持体1の裏面
側に圧接配置され且つ転写ロール2との間に所定幅の転
写ニップ域nを形成するバックアップロール3と、この
バックアップロール3に転写バイアスを印加してバック
アップロール3と転写ロール2との間に転写電界を形成
する転写バイアス印加手段4とを備えた画像形成装置に
おいて、前記転写ロール2に接触配置され転写ニップ域
n通過後の記録材Kに対向する転写ロール2表面を除電
する除電部材5を設けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真複写機等
の画像形成装置に係り、特に、中間転写体や感光体等の
像担持体上に形成された可視像を記録材に転写する転写
部における記録材の剥離性を改善した画像形成装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における中間転写型の画像形成装置
としては、例えば静電潜像に応じたトナー像が形成され
る感光体ドラムと、この感光体ドラム上のトナー像が中
間的に転写される中間転写ベルトと、この中間転写ベル
トに対して感光体ドラム上のトナー像を転写させる一次
転写装置と、中間転写ベルト上に転写されたトナー像を
用紙に一括して二次転写させる二次転写装置とを備えた
ものが知られている(例えば特開平5−323704号
公報参照)。このような画像形成装置において、二次転
写装置としては、例えば転写ロールなどが用いられてい
る。ここで、転写ロールは中間転写ベルト上に形成され
たトナー像を用紙に転写するために、トナー帯電極性と
は反対極性の電荷を用紙に与えて静電気力にて中間転写
ベルト上のトナー像を用紙に転写させるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の画像形成装置にあっては、二次転写部において転写ロ
ールに用紙が貼り付いてしまう場合がある。このとき、
転写ロールに用紙が貼り付いてしまうと転写ロールに設
けられたクリーナに用紙が進入して用紙ジャムが発生
し、クリーナを破損したり、機械がシャットダウンする
という懸念が生ずるほか、当該クリーナに突入した用紙
のジャム処理が面倒になってしまうという技術的課題が
生じる。
【0004】このような技術的課題を解決するために、
例えば、剥離爪を転写ロールに摺接させることで用紙を
転写ロールから強制的に剥離する方式が考えられるが、
このような態様にあっては、用紙及び転写ロールに傷が
付きやすいという技術的課題がみられる。
【0005】尚、このような技術的課題は、上述したよ
うに中間転写型の画像形成装置において顕著であるが、
例えば感光体ベルト上のトナー像を用紙に直接転写する
タイプの画像形成装置にあっても同様に生じ得るもので
ある。
【0006】本発明は、以上のような技術的課題を解決
するためになされたものであって、記録材への転写部位
における転写ロールに対する記録材の貼り付きを有効に
防止する画像形成装置を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、図
1に示すように、帯電粒子による可視像が担持されて移
動するベルト状の像担持体1と、この像担持体1の表面
側に記録材Kを介して圧接配置され且つ像担持体1上の
可視像を記録材Kに一括転写する転写ロール2と、この
転写ロール2に対向して前記ベルト状の像担持体1の裏
面側に圧接配置され且つ転写ロール2との間に所定幅の
転写ニップ域nを形成するバックアップロール3と、こ
のバックアップロール3に転写バイアスを印加してバッ
クアップロール3と転写ロール2との間に転写電界を形
成する転写バイアス印加手段4とを備えた画像形成装置
において、前記転写ロール2に接触配置され転写ニップ
域n通過後の記録材Kに対向する転写ロール2表面を除
電する除電部材5を設けたことを特徴とする。
【0008】このような技術的手段において、本願の対
象となる画像形成装置の画像形成方式としては、電子写
真方式、静電記録方式等適宜選定して差し支えなく、ま
た、多色色成分画像を形成する態様にあっては、一つの
像担持体1を使用するようにしてもよいし、あるいは、
複数の像担持体1を使用するようにしてもよい。また、
像担持体1としては、ベルト状に形成され且つ可視像が
担持されるものであれば、可視像が形成され且つ担持さ
れる感光体ベルトや誘電体ベルトは勿論のこと、感光体
や誘電体上に形成担持された可視像が一時的に転写され
る中間転写ベルトをも包含するものである。
【0009】更に、転写バイアス印加手段4は、バック
アップロール3に対して所定の転写バイアスを給電し転
写ロール2とバックアップロール3との間に所定の転写
電界を形成させるものであれば、その給電方式について
は適宜選定して差し支えないが、給電対象となるバック
アップロール3への電流の安定供給という観点からすれ
ば、バックアップロール3の外周面軸方向に沿って均一
に接触配置される給電ロールを用いる方式が好ましい。
ここで、転写電界を形成するには、通常、転写ロール2
の芯金が接地された構成が採用される。
【0010】また、除電部材5は、転写ロール2に接触
して転写ニップ域n通過後の記録材Kに対向する転写ロ
ール2表面を除電するものであれば、その形状は例えば
ロール状、ブラシ状、ブレード状等適宜選定して差し支
えない。
【0011】そして、除電部材5には、転写ニップ域n
通過後の記録材Kに対向する転写ロール2表面を除電す
る機能、すなわち、転写ロール2表面の帯電電荷をアー
スへ逃がす機能、若しくは、転写ロール2表面の帯電電
荷と逆極性の電荷を転写ロール2表面に供給して極性を
中和させる機能が要求される。
【0012】ここで、転写ロール2表面の帯電電荷をア
ースへ逃がす態様にあっては、転写ニップ域nにおける
転写ロール2表面の電荷(転写に必要な電荷)までがア
ースに逃げてしまうことによる転写不良を防止するとい
う観点からすれば、除電部材5が転写ニップ域nにおけ
る転写ロール2表面の電荷をアースに逃がさない程度の
抵抗を介して接地されることが好ましい。ここでいう抵
抗は、除電部材5に取付けられる接地抵抗の抵抗のみな
らず、除電部材5自身の抵抗をも含むものである。
【0013】一方、転写ロール2表面の帯電電荷と逆極
性の電荷を転写ロール2表面に供給する態様にあって
は、過剰な電荷が転写ロール2に供給されると転写電界
が変化して転写不良を発生させるおそれがある。そこ
で、このような不具合を防止するという観点からすれ
ば、除電部材5には、転写バイアスと同極性であってそ
の大きさが絶対値で転写バイアスよりも小さい除電バイ
アスを印加することが好ましい。
【0014】また、転写ニップ域n通過後の記録材Kに
対向する転写ロール2表面を確実に除電するという観点
からすれば、前記除電部材5の配設位置については、転
写動作に影響を与えない範囲で転写ロール2の転写ニッ
プ域nの近傍が好ましいが、転写ニップ域nの記録材K
搬送方向下流側後端部と前記転写ロール2の回転中心2
aとを結ぶ直線Lに対し転写ロール2の転写ニップ域n
下流側に偏位した適宜位置であれば差し支えない。
【0015】次に、上述した技術的手段の作用について
説明する。図1において、可視像を担持したベルト状の
像担持体1及び記録材Kが転写ロール2とバックアップ
ロール3との転写ニップ域nに突入すると、バックアッ
プロール3に転写バイアス印加手段4から転写バイアス
が印加され、記録材K上に像担持体1上の可視像が転写
される。そして、可視像が転写された記録材Kが転写ニ
ップ域n下流側に排出される。このとき、除電部材5
は、転写ニップ域n通過後の記録材Kに対向する転写ロ
ール2表面を除電し、これにより、記録材Kが転写ロー
ル2側へ静電的に引き付けられるのを防止する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に示す実施の形態
に基づいてこの発明を詳細に説明する。 ◎実施の形態1 図2は、本発明を適用したカラー画像形成装置の概略構
成を示す。同図において、符号11は感光体ドラム(潜
像担持体)であり、矢線A方向への回転に伴いその表面
には帯電装置12及び図示外の露光装置(図中露光ビー
ムを符号13で示す)等の周知の電子写真プロセスによ
って画情報に応じた静電潜像が形成される。この感光体
ドラム11の周囲にはロータリー型現像装置30が配設
されており、このロータリー型現像装置30はブラック
(Bk)、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、及びシアン
(C)の各色に対応した現像器31〜34を回転ホルダ
に搭載したもので、感光体ドラム11に形成された静電
潜像を現像器31〜34のいずれかで現像してトナー像
Tを形成するようになっている。
【0017】また、符号20は感光体ドラム11の表面
に当接されるように配設された中間転写ベルトであり、
複数(本実施の形態では4つ)のロール21〜24に張
架されて矢線B方向へ回動するようになっている。ここ
で、本実施の形態では、符号21は中間転写ベルト20
の駆動ロール、22は従動ロール、23は中間転写ベル
ト20の張力を一定に制御するようにしたテンションロ
ール、24は二次転写用の対向ロール(バックアップロ
ール)である。そしてまた、本実施の形態では、上記中
間転写ベルト20は、ポリイミド、ポリカーボネート、
ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタ
レート等の樹脂又は各種ゴムにカーボンブラック等を適
当量含有させて体積抵抗率が106〜1015Ω・cmと
なるように形成され、その厚みは例えば0.1mmに設
定される。
【0018】上記感光体ドラム11に形成されたトナー
像Tは、感光体ドラム11と上記中間転写ベルト20と
が接する一次転写位置で感光体ドラム11から中間転写
ベルト20の表面に転写される。この一次転写位置にお
いて、中間転写ベルト20の裏面側には一次転写装置
(本実施の形態では転写ロール)18が配設されてお
り、この転写ロール18にトナーの帯電極性と逆極性の
電圧を印加することで、感光体ドラム11上のトナー像
Tは中間転写ベルト20に静電吸引される。尚、符号1
9は感光体ドラム11上の残留トナーを除去するための
ドラムクリーナである。
【0019】また、記録材としての用紙Pの搬送経路に
面した中間転写ベルト20の二次転写位置には二次転写
装置40が配設されており、本実施の形態では、図3に
示すように、中間転写ベルト20のトナー像担持面側に
圧接配置される二次転写ロール25と、中間転写ベルト
20の裏面側に配置されて二次転写ロール25の対向電
極をなす対向ロール(バックアップロール)24とを備
えている。そして、本実施の形態では、バックアップロ
ール24にはトナーの帯電極性と同極性の転写バイアス
が転写バイアス電源27から給電部材26を介して安定
的に印加されている。本実施の形態では、転写バイアス
が約3kVに設定されている。一方、二次転写ロール2
5はその回転軸が接地されている。
【0020】本実施の形態において、上記バックアップ
ロール24は、表面にカーボンを分散したEPDMとN
BRとのブレンドゴムからなるチューブ、内部はEPD
Mのゴムからなり、その表面抵抗率が107〜1010Ω
/□でロール径がφ28mmとなるように形成され、硬
度は例えば70°(アスカC)に設定される。一方、二
次転写ロール25は、表面にカーボンを分散した発泡ウ
レタンゴムからなり、更にロール表面にフッ素コートを
施し、その体積抵抗率が103〜101 0Ωcmで、ロー
ル径がφ28mmとなるように形成され、硬度は例えば
30°(アスカC)に設定される。
【0021】また、二次転写ロール25には除電ロール
71が接触配置されている。本実施の形態において、除
電ロール71は、例えばステンレス等の導電性材料で構
成されており、その配設位置は、転写ニップ域nの用紙
搬送方向下流側後端部と前記二次転写ロール25の回転
中心25aとを結ぶ直線Lに対し二次転写ロール25の
転写ニップ域n下流側に偏位した位置であり、本実施の
形態では、前記転写ニップ域nに対してほぼ90°の位
置に配置されている。更に、本実施の形態では、除電ロ
ール71が接地抵抗72を介して接地されている。ここ
で、接地抵抗72は、転写ニップ域nにおける二次転写
ロール25表面の電荷80をアースに逃がさない程度、
すなわち、二次転写に影響を及ぼさない範囲で選定され
ている。例えば、二次転写ロール25の体積抵抗率が1
8Ωcmであり、バックアップロール24の表面抵抗
率が107.5Ω/□のとき、接地抵抗値は200MΩ程
度となる。
【0022】また、二次転写装置40の下流側には、中
間転写ベルト20上の残留トナーを除去するベルトクリ
ーナ41が設けられている。尚、符号42は当該画像形
成装置内の湿度を検知する環境センサである。一方、本
実施の形態において、用紙搬送系は、用紙トレイ50か
らの用紙Pをフィードロール51で送出し、レジストレ
ーションロール(レジストロール)52で一旦位置決め
停止させた後に所定のタイミングで二次転写位置へと用
紙Pを送り込むようになっており、二次転写後の用紙P
を用紙搬送ガイド55を介して搬送ベルト53へと導
き、この搬送ベルト53にて定着器54へと搬送するよ
うになっている。尚、本実施の形態において、二次転写
ロール25及びベルトクリーナ41は中間転写ベルト2
0と接離自在に配設されており、カラー(複数色)画像
が形成される場合には最終色前のトナー像Tが二次転写
ロール25、ベルトクリーナ41を通過するまで、これ
らは中間転写ベルト20から離間するようになってい
る。
【0023】次に、本実施の形態における作動について
説明する。今、図示外のスタートスイッチがオン操作さ
れると、所定の作像プロセスが実行される。具体的に述
べると、感光体ドラム11上に書き込まれた静電潜像が
例えばイエロの画情報に対応したものであれば、この静
電潜像はイエロ(Y)のトナーを内包する現像器32で
現像され、感光体ドラム11上にはイエロのトナー像T
が形成される。そして、感光体ドラム11上に形成され
た未定着トナー像Tは、感光体ドラム11と中間転写ベ
ルト20とが接する一次転写位置で感光体ドラム11か
ら中間転写ベルト20の表面に転写される。
【0024】このとき、単色画像を形成する場合には、
中間転写ベルト20に一次転写されたトナー像Tを直ち
に用紙Pに二次転写するのであるが、複数色のトナー像
を重ね合わせたカラー画像を形成する場合には、感光体
ドラム11上でのトナー像の形成並びにこのトナー像T
の一次転写の工程が色数分だけ繰り返される。例えば四
色のトナー像を重ね合わせたフルカラー画像を形成する
場合には、感光体ドラム11上にはその一回転毎にブラ
ック、イエロ、マゼンタ及びシアンのトナー像Tが形成
され、これらトナー像Tは順次中間転写ベルト20に一
次転写される。一方、中間転写ベルト20は最初に一次
転写されたブラックのトナー像Tを保持したまま感光体
ドラム11と同一周期で回動し、中間転写ベルト20上
にはその一回転毎にイエロ、マゼンタ及びシアンのトナ
ー像Tが転写される。
【0025】次に、中間転写ベルト20上に一次転写さ
れたトナー像Tは、中間転写ベルト20の回動に伴って
二次転写位置へと搬送される。一方、用紙Pはレジスト
ロール52にて所定のタイミングで二次転写位置へと搬
送され、バックアップロール24に対して二次転写ロー
ル25が用紙Pをニップする。すると、二次転写位置で
は、二次転写装置40である二次転写ロール25とバッ
クアップロール24との間に形成される転写電界の作用
で、中間転写ベルト20に担持されたトナー像Tが二次
転写位置において用紙Pに静電転写される。
【0026】このとき、転写ニップ域nには所定の転写
電界が作用し、図3に示すように、転写ニップ域nを通
過した二次転写ロール25の表面には帯電電荷80が残
存しようとするが、本実施の形態では、対応する位置に
除電ロール71が配設されており、このため残存する帯
電電荷80は、図中矢線Dに示すように、二次転写ロー
ル25表面から除電ロール71、接地抵抗72を通じて
アース(接地)側へと逃げていく。このため、図4に示
す比較の形態(除電ロール71が設けられない態様)に
比べ、転写ニップ域nを通過した二次転写ロール25の
表面に残存する帯電電荷80が極めて少なく抑えられる
こととなり、比較の形態のように二次転写後の用紙Pが
二次転写ロール25側に引き寄せられ貼り付くという事
態は有効に回避される。また、接地抵抗72が二次転写
に影響を及ぼさない範囲で選定されているため、転写不
良なども生じない。
【0027】この後、二次転写後の用紙Pは用紙搬送ガ
イド55を介して搬送ベルト53へと導かれ、この搬送
ベルトにて定着器54へと搬送されることとなり、定着
器54にてトナー像が用紙P上に定着せしめられる。
【0028】◎実施の形態2 本実施の形態は、実施の形態1とほぼ同様であるが、図
5に示すように、除電ロール71に転写ロール25表面
の残存電荷80と逆極性のバイアスを印加して二次転写
ロール25表面を電気的に中和させるようにしたもので
ある。尚、本実施の形態において、実施の形態1と同様
の構成要素については実施の形態1と同じ符号を付しそ
の詳細な説明を省略する。
【0029】本実施の形態において、除電ロール71に
は、転写バイアスと同極性であってその大きさが絶対値
で転写バイアスよりも小さい除電バイアスを印加する除
電バイアス電源73が接続されている。本実施の形態で
は、除電バイアスが−300Vに設定されている。
【0030】本実施の形態では、転写ニップ域nを通過
した二次転写ロール25の表面に、除電バイアス電源7
3からの負の電荷(除電電荷)が除電ロール71を通じ
て供給されるため、転写ニップ域nを通過した二次転写
ロール25の表面に残存した帯電電荷80は前記除電電
荷によって電気的に中和されることとなり、実施の形態
1と同様に、転写ニップ域nを通過した二次転写ロール
25の表面に残存する帯電電荷80が極めて少なく抑え
られることとなり、二次転写後の用紙Pが二次転写ロー
ル25側に引き寄せられ貼り付くという事態は有効に回
避される。
【0031】また、除電ロール71に接続される除電バ
イアス電源73からの除電バイアスは、その大きさが絶
対値で転写バイアスよりも小さい値に設定されているた
め、転写ニップ域nにおける転写電界にはほとんど影響
することがなく、従って転写不良等も発生しない。
【0032】◎実施の形態3 図6は本発明が適用されるカラー画像形成装置に実施の
形態3を示す。同図において、本実施の形態に係るカラ
ー画像形成装置は、実施の形態1、2とは異なり、例え
ば電子写真方式にて各色成分トナー像が形成される複数
の画像形成ユニット(具体的には100Y、100M、
100C、100K)を並列配置し、各画像形成ユニッ
ト100で形成した各色成分トナー像を中間転写ベルト
120に順次一次転写させ、二次転写装置140にて供
給トレイ150から供給される用紙Pに中間転写ベルト
120上の各色成分トナー像を二次転写させ、搬送ベル
ト153を介して定着器154へと導くようにしたもの
である。
【0033】本実施の形態において、各色成分の画像形
成ユニット100は、感光ドラム等の潜像担持体101
の周囲に、潜像担持体101が帯電される一様帯電器1
02、潜像担持体101上に静電潜像が書込まれるレー
ザ露光器103、各色成分トナーが収容されて潜像担持
体101上の静電潜像が可視像化される現像器104、
潜像担持体101上の各色成分トナー像が中間転写ベル
ト120に転写される一次転写ロール105及び潜像担
持体101上の残留トナーなどが除去されるクリーナ1
06などの電子写真用デバイスを順次配設したものであ
る。
【0034】また、本実施の形態において、二次転写装
置140は、実施の形態1、2と略同様に、中間転写ベ
ルト120のトナー担持面側に圧接配置される二次転写
ロール125と、中間転写ベルト120の裏面側に配置
されて二次転写ロール125の対向電極をなす対向ロー
ル(バックアップロール)124とを備えている。更
に、バックアップロール124には給電ロール126が
当接して配置されており、また、二次転写ロール125
のニップ域出口側には、除電ロール171が配置されて
いる。尚、符号141は中間転写ベルト120上の残留
トナーなどを除去するベルトクリーナ、151は用紙ト
レイ150からの用紙Pを送出するフィードロール、1
52は用紙Pを所定のタイミングで二次転写位置へと送
出するレジストレーションロール(レジストロール)で
ある。
【0035】本実施の形態においても、除電ロール17
1を抵抗接地するか、あるいは、除電ロール171に転
写バイアスと同極性であってその大きさが絶対値で転写
バイアスよりも小さい除電バイアスを印加することによ
り、二次転写後の用紙Pの二次転写ロール125への貼
り付きは有効に回避される。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
転写ニップ域通過後の記録材に対向する転写ロール表面
を除電する除電部材を設け、記録材が転写ロール側に静
電的に引き付けられるのを防止するようにしたので、転
写ロールに対する記録材の貼り付きを有効に防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の概要を示す説明
図である。
【図2】 本発明が適用された画像形成装置の実施の形
態1の概略構成を示す説明図である。
【図3】 実施の形態1に係る画像形成装置の二次転写
装置の構成及びその作用を示す説明図である。
【図4】 比較の形態における二次転写装置の構成及び
その作用を示す説明図である。
【図5】 実施の形態2に係る画像形成装置の二次転写
装置の構成及びその作用を示す説明図である。
【図6】 本発明が適用された画像形成装置の実施の形
態3の概略構成を示す説明図である。
【符号の説明】 1…像担持体,2…転写ロール,2a…回転中心,3…
バックアップロール,4…転写バイアス印加手段,5…
除電部材,11…感光体ドラム,20…中間転写ベル
ト,24…バックアップロール,25…二次転写ロー
ル,26…給電ロール,27…転写バイアス電源,71
…除電ロール,72…接地抵抗,73…除電バイアス電
源,100…画像形成ユニット、120…中間転写ベル
ト,124…バックアップロール,125…二次転写ロ
ール,126…給電ロール,127…転写バイアス電
源,171…除電ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 啓司 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 曽我 達也 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 吉野 直人 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 林 幸男 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 川端 隆 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 小松 伸嘉 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 (72)発明者 保苅 則雄 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内 Fターム(参考) 2H032 AA05 BA01 BA02 BA19 BA29

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯電粒子による可視像が担持されて移動
    するベルト状の像担持体と、この像担持体の表面側に記
    録材を介して圧接配置され且つ像担持体上の可視像を記
    録材に一括転写する転写ロールと、この転写ロールに対
    向して前記ベルト状の像担持体の裏面側に圧接配置され
    且つ転写ロールとの間に所定幅の転写ニップ域を形成す
    るバックアップロールと、このバックアップロールに転
    写バイアスを印加してバックアップロールと転写ロール
    との間に転写電界を形成する転写バイアス印加手段とを
    備えた画像形成装置において、 前記転写ロールに接触配置され転写ニップ域通過後の記
    録材に対向する転写ロール表面を除電する除電部材を設
    けたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 前記除電部材が、前記転写ニップ域の記録材搬送方向下
    流側後端部と前記転写ロールの回転中心とを結ぶ直線に
    対し転写ロールの転写ニップ域下流側に偏位した適宜位
    置に配設されることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 前記除電部材が抵抗を介して接地されることを特徴とす
    る画像形成装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の画像形成装置におい
    て、 前記除電部材には、転写バイアスと同極性であってその
    大きさが絶対値で転写バイアスよりも小さい除電バイア
    スが印加されることを特徴とする画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7548349B2 (en) 2002-08-30 2009-06-16 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus to prevent toner deformation
US7689152B2 (en) * 2006-01-23 2010-03-30 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus with first and second transfer sections

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US7548349B2 (en) 2002-08-30 2009-06-16 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus to prevent toner deformation
US7689152B2 (en) * 2006-01-23 2010-03-30 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus with first and second transfer sections

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