JP3682829B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式や静電記録方式等を用いた複写機やレーザープリンターその他の画像形成装置に係り、特に、像担持体上で形成された画像を中間転写体に一旦転写させた後に記録材に一括転写するタイプの画像形成装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の画像形成装置としては、例えば特開昭62−206567号公報所載のものが知られている。この画像形成装置は、例えば図10に示すように、矢印A方向に回転する感光体ドラム101の周囲に、一様帯電器102と、レーザ露光器103と、ブラック(Bk)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)及びシアン(C)の各色に対応した現像器104と、複数のロール群に掛け渡され矢印B方向に回転する無端状の中間転写ベルト105と、中間転写ベルト105の像担持面の裏面側に配置された一次転写ロール106と、感光体ドラム101上の残留トナー除去用のドラムクリーナ107を備え、また、中間転写ベルト105の一次転写部下流側には、中間転写ベルト105上のトナー像Tを用紙109に一括転写する、中間転写ベルト105の像担持面側に圧接配置される二次転写ロール110とこの二次転写ロール110に対向した中間転写ベルト105の裏面側に配設され中間転写ベルト105の掛け渡しロールをも兼用するバックアップロール111とからなる二次転写装置108を備えている。
【0003】
このような画像形成装置における作像プロセスは、感光体ドラム101を一様帯電器102にて一様帯電した後にレーザ露光器103にて各色毎にトナー像Tを形成すると共に、中間転写ベルト105上へこれら各色のトナー像Tを順次一次転写して重ね合わせ、この重ね合わされた多重トナー像Tを二次転写装置108により一括して用紙109へ二次転写して所望の画像を形成するというものである。そして、転写後の感光体ドラム101表面はドラムクリーナ107によってクリーニングされ、次の画像形成に備えるようになっている。
【0004】
また、この作像プロセスに係る二次転写プロセスは、図11に示すように、まず、二次転写ロール110に接続されトナーの帯電極性とは逆の電圧を印加するバイアス電源112により、二次転写ロール110と接する中間転写ベルト105の像担持面側に二次転写ロール110と中間転写ベルト105とが形成するニップ域から転写電荷114(ここでは負の電荷とする)が供給され、次に、これら転写電荷114により、中間転写ベルト105上のトナー像T(ここでは正に帯電しているものとする)が用紙109に静電的に吸引されることによって行われる。
【0005】
しかしながら、従来この種の画像形成装置にあっては、二次転写装置108を通過した後、中間転写ベルト105に用紙109が貼り付いてしまい、剥離不良を生じる場合がある。
これは、二次転写が行われた後、用紙109は中間転写ベルト105から剥離する際に剥離放電を受けて負に帯電し、一方、中間転写ベルト105の表面は静電分極により正に帯電するため、二次転写装置108を通過した時点で、用紙109は中間転写ベルト105側(図中のC方向)に引き寄せられやすくなっており、これにより、一旦、用紙109の先端が中間転写ベルト105から剥離したとしても、用紙109が再度中間転写ベルト105に吸着され易くなるためと考えられる。
【0006】
このとき、中間転写ベルトに用紙が貼り付いたままとなってしまうと、用紙109上に転写された多色トナー像Tの定着が行えないばかりか、中間転写ベルト105の二次転写位置の下流側に配置された中間転写ベルトクリーナ(図示せず)に用紙109が進入し、中間転写ベルトクリーナあるいは中間転写ベルト105本体を破損したり、機械がシャットダウンするという懸念を生ずるほか、中間転写ベルトクリーナに突入した用紙のジャム処理が困難になってしまうという技術的課題が生ずる。
【0007】
そこで、従来にあっては、二次転写装置108の下流側で中間転写ベルト105に剥離爪を接触配置し機械的に用紙109を剥離させたり、また、二次転写装置108の下流側に剥離コロトロンを設け、二次転写後の用紙109をACコロナ放電により除電し用紙109を剥離する方法等が用いられていた。
【0008】
しかしながら、前者の剥離爪を用いる方法にあっては、画像担持体である中間転写ベルト105や用紙109に傷が付き易く、画質に影響を与えてしまうという技術的課題が起こり易く、また、後者の剥離コロトロンを用いる方法では、環境や用紙によっては剥離性能が安定せず、更に、除電によって用紙の帯電量が減少し、用紙上のトナーと用紙との間に働く静電吸着力が失われ、トナー飛散が起こり易くなってしまうという技術的課題が生じやすい。
【0009】
これらの技術的課題を解決するために、例えば特公平8−23719号公報には、二次転写装置108下流側の用紙排出部側近傍に導電性の剥離プレートを配置することにより、用紙109が二次転写装置108を通過して剥離プレートに接近する際に前記剥離プレートに用紙109の帯電極性とは逆極性の電荷が誘起されることを利用し、用紙109が剥離プレート側に静電的に吸引されて中間転写ベルト105から剥離される技術が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような先行技術においても、例えば体積抵抗率の高い中間転写ベルトを用いた場合には、二次転写後の用紙109が中間転写ベルト105に貼り付いてしまい、剥離できなくなるという技術的課題がみられる。
これは、中間転写ベルト105の体積抵抗率が高いために、二次転写後の中間転写ベルト105に多くの電荷が蓄積されて高電位になり、且つこの電荷がリークするまでの時間が多く必要となることから、用紙109の中間転写ベルト105側への吸着力が増大し且つ保持され、剥離プレートに誘起される静電吸着力よりも大きくなってしまうためと考えられる。
【0011】
また、一般に中間転写ベルトのような中間転写体を構成する材料としては、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂が用いられることが多いが、これらの材料は、温度や湿度といった環境条件によって体積抵抗率が変動し、高湿環境下では低く、低湿環境下では高くなることが知られている。また、通常の使用環境下では温度よりも湿度に大きく影響されることも知られており、中には体積抵抗率の変動幅が2桁に達するようなものもある。
従って、通常使用環境下で転写に適した体積抵抗率を示す中間転写体を用いる場合にも、低湿環境下では、体積抵抗率が高くなるために上記と同様に用紙が剥離できなくなるおそれがある。
【0012】
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであって、記録材への転写部位における中間転写体に対する記録材の貼り付き現象を有効に防止することのできる画像形成装置を提供するものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、記録材の中間転写体への貼り付き現象の防止を図るため、種々のパラメータについて検討を行った結果、中間転写体の体積抵抗率と表面性との相関関係において、貼り付き現象を防止できる領域が存在することを見い出し、そして、実験によりその許容領域を特定することに到達し、本発明を案出したものである。
【0014】
すなわち、本願に係る第一の発明は、図1及び図2(a)に示すように、画像情報に応じたトナー像Tが形成担持される像担持体1と、像担持体1上のトナー像Tが順次転写される中間転写体2と、転写電界を形成して中間転写体2上に転写、保持されたトナー像Tを記録材3上に一括転写する一括転写手段4とを備える画像形成装置において、前記中間転写体2を湿度55%以下で測定したときの体積抵抗率Rv(logΩ・cm)及び中間転写体2の平滑度(JIS P8119)Bs(sec)が、
Bs≦−700×Rv+11000
及び
Rv≧12.5
の関係式を満足することを特徴とする。
【0015】
このような技術的手段において、本願に係る第一の発明は、一つの像担持体1を複数回転させて中間転写体2への各色のトナー像Tを順次転写する態様のものに限られるものではなく、複数の像担持体1を備えた態様(例えば四つの像担持体1を並列配置して中間転写体2への各色のトナー像Tを転写する態様)をも含むものである。
また、像担持体1は、その表面が感光体、誘電体など、形成されるトナー像Tを担持可能なものであれば適宜選定して差し支えなく、その形状についてもドラム状、ベルト状を問わず、更に、トナー像の形成方式についても、少なくともトナー像が形成されるものであれば、電子写真方式、静電記録方式等適宜選定して差し支えない。
【0016】
また、中間転写体2は、湿度55%以下で測定したときの体積抵抗率Rv(logΩ・cm)及び中間転写体2の平滑度(JIS P8119)Bs(sec)が、
Bs≦−700×Rv+11000
及び
Rv≧12.5
の関係式を満足するものであれば、その形状は、例えばドラム状、ベルト状等、適宜選定して差し支えない。
ここで、平滑度Bsは、JIS P8119「紙及び板紙のベック試験器による平滑度試験方法」に基づいて求められた値が用いられる。
【0017】
更に、中間転写体2の平滑度Bsが極めて小さい、すなわち、中間転写体2の表面が極端に粗い場合には、中間転写体2と記録材3との密着性が悪くなり、その結果、記録材3上にトナー像Tが転写されにくくなるため、トナーの飛散や画像ムラなどの画質欠陥を生じるおそれがある。
このような画質欠陥を防止するという観点からすれば、前記中間転写体2の平滑度Bsが、
Bs≧5
の関係式を満足するように構成することが好ましい。
【0018】
また、本願に係る第二の発明は、図1及び図2(b)に示すように、画像情報に応じたトナー像Tが形成担持される像担持体1と、像担持体1上のトナー像Tが順次転写される中間転写体2と、転写電界を形成して中間転写体2上に転写、保持されたトナー像Tを記録材3上に一括転写する一括転写手段4とを備える画像形成装置において、前記中間転写体2を湿度55%以下で測定したときの体積抵抗率Rv(logΩ・cm)及び中間転写体2の表面粗さBr(μm)が、
Br≧3×Rv−30
及び
Rv≧12.5
の関係式を満足することを特徴とする。
【0019】
このような技術的手段において、本願の適用対象については、本願に係る第一の発明と同様に、一つの像担持体1を複数回転させて中間転写体2への各色のトナー像Tを順次転写する態様のものに限られるものではなく、複数の像担持体1を備えた態様(例えば四つの像担持体1を並列配置して中間転写体2への各色のトナー像Tを転写する態様)をも含むものである。
また、像担持体1については、本願に係る第一の発明と同様のものから適宜選定して差し支えない。
【0020】
また、中間転写体2は、湿度55%以下で測定したときの体積抵抗率Rv(logΩ・cm)及び中間転写体2の表面粗さBr(μm)が、
Br≧3×Rv−30
及び
Rv≧12.5
の関係式を満足するものであれば、その形状は、例えばドラム状、ベルト状等、適宜選定して差し支えない。
ここで、表面粗さBrは、JIS B0601「表面粗さ−定義及び表示」に基づいて求められた10点平均粗さの値が用いられる。
【0021】
また、中間転写体2の表面粗さBrが極めて大きい、すなわち、中間転写体2の表面が極端に粗い場合には、中間転写体2と記録材3との密着性が悪くなり、その結果、記録材3上にトナー像Tが転写されにくくなるため、トナーの飛散や画像ムラなどの画質欠陥を生じるおそれがある。
このような画像欠陥を防止するという観点からすれば、前記中間転写体2の表面粗さBr(μm)が、
Br≦20
の関係式を満足するように構成することが好ましい。
【0022】
また、本願第一の発明及び第二の発明において、一括転写手段4は、転写電界を形成して中間転写体2上のトナー像Tを記録材3上に転写できるものであれば適宜選定して差し支えないが、フルカラーの画像形成時等、転写すべきトナー層が厚くなった場合にも転写効率の低下を防止するという観点からすれば、転写部材を中間転写体2の表面に圧接配置させると共に、この転写部材に対向した中間転写体の裏面側にバックアップ部材を配置し、転写部材及びバックアップ部材間に転写電界を形成することによって、転写電界と圧力によって転写を行う方式を採用することが好ましい。
【0023】
ここで、一括転写手段4が中間転写体2表面に圧接配置される転写部材とこの転写部材に対向した中間転写体2の裏面側に配置されるバックアップ部材とから構成されるタイプのものであって、且つ、中間転写体2の体積抵抗率Rvが12.5(logΩ・cm)以上の場合には、かかる圧力によって中間転写体2と記録材3との密着性が高くなり、且つ、中間転写体2の帯電量も極めて大きくなってしまうため、一括転写手段4通過後の記録材3は、中間転写体2に吸引されやすくなるおそれがある。
【0024】
このような記録材3の中間転写体2への貼り付きを確実に防止するという観点からすれば、中間転写体の平滑度Bs(sec)と前記転写部材の平滑度Ts(sec)とが、
Ts≧Bs
の関係式を満足するように設定を行うことが好ましい。
ここで、平滑度Tsは、JIS P8119「紙及び板紙のベック試験器による平滑度試験方法」に基づいて求められた値が用いられる。
【0025】
また、同様の観点から、中間転写体2の表面粗さBr(μm)と転写部材の表面粗さTr(μm)とが、
Tr≦Br
の関係式を満足するように設定を行うようにしてもよい。
ここで、表面粗さTrは、JIS B0601「表面粗さ−定義及び表示」に基づいて求められた10点平均粗さの値が用いられる。
【0026】
尚、中間転写型の画像形成装置において、中間転写体の表面粗さを規定する先行技術があるが、これらは、本発明とは無関係であるため、念のため補足説明しておく。
すなわち、特開昭59−202477号公報には、中間転写型の記録装置において、中間転写体のゴム層表面の凹凸の高さを、0.05μm以上で且つ像担持体上に形成可能なトナー像の最大厚さの二倍以下の範囲から選定する技術が開示され、また、特開昭63−194272号公報には、中間転写型の画像形成装置において、感光体及び中間転写体の表面を現像剤の粒径以下の粗さで形成する技術が開示されている。
これらは、像担持体から中間転写体、及び中間転写体から記録材への転写効率を向上させるためのものと考えられ、両先行技術は、共に、あくまで中間転写体とトナー像との間の離型性を高めるための技術を開示しているに過ぎない。
これに対し、本発明は、先行技術のように中間転写体の表面性(平滑度や表面粗さ)を単に用いるトナーの層厚さや現像剤の粒径に応じて選定するのではなく、中間転写体の体積抵抗値に応じて選定することにより、転写後の記録材の中間転写体への貼り付きを防止するものであり、先行技術のように、トナーの層厚さや現像剤の粒径との相関を規定する必要がないことから、両先行技術とは全く着想の異なるものである。
よって、前記両先行技術が公知であるとしても、本発明の特徴点である中間転写体の体積抵抗率に基づいて中間転写体の平滑度または表面粗さを選定する点を想定することは実質的に不可能である。
【0027】
次に、上述した技術的手段の作用について説明する。
図1において、像担持体1上に形成されたトナー像Tは、中間転写体2へと転写された後、一括転写手段4によって記録材3上へと転写される。
このとき、本願第一の発明においては、図2(a)に示すように、中間転写体2の平滑度Bsと体積抵抗率Rvとが、
Bs≦−700×Rv+11000
を満足するように選定されている。
上記の関係を満足する状態では、一括転写手段4を記録材3が通過した後、中間転写ベルトの体積抵抗率Rvに起因して中間転写体2から記録材3が受ける吸引力の大きさよりも、中間転写体2の平滑度Bsに起因する中間転写体2と記録材3との間の密着力の小ささが勝り、記録材3は中間転写体2に貼り付かずに剥離される。
【0028】
また、本願第二の発明においては、図2(b)に示すように、中間転写体2の表面粗さBrと体積抵抗率Rvとが、
Br≧3×Rv−30
を満足するように選定されている。
上記の関係を満足する状態では、一括転写手段4を記録材3が通過した後、中間転写ベルトの体積抵抗率Rvに起因して中間転写体2から記録材3が受ける吸引力の大きさよりも、中間転写体2の表面粗さBrに起因する中間転写体2と記録材3との間の密着力の小ささが勝り、記録材3は中間転写体2に貼り付かずに剥離される。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図3は本発明を適用したカラー画像形成装置(本実施の形態ではカラー電子写真装置)の概略構成を示す。
同図において、符号11は感光体ドラム(潜像担持体)であり、矢印A方向への回転に伴いその表面には帯電装置12及びレーザ書込装置13などの周知の電子写真プロセスによって画情報に応じた静電潜像が形成される。
また、この感光体ドラム11の周囲にはイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)及びブラック(Bk)の各色に対応した現像器15〜18を備えたロータリー方式の現像装置14が配設されており、感光体ドラム11に形成された静電潜像を現像器15〜18のいずれかで現像してトナー像Tを形成するようになっている。従って、例えば、感光体ドラム11に書き込まれた静電潜像がイエロの画像情報に対応したものであれば、この静電潜像はイエロのトナーを内包する現像器15で現像され、感光体ドラム11上にはイエロのトナー像Tが形成される。
尚、符号19は、一次転写されなかった残留トナーを回収するドラムクリーナである。
【0030】
また、符号20は感光体ドラム11の表面に当接配置された中間転写ベルトであり、複数(本実施の形態では5本)のロール21〜25に張架されて矢印B方向へ回動するようになっている。
ここで、本実施の形態では、符号21は中間転写ベルト20の駆動ロール、22は従動ロール、23は中間転写ベルト20の張力を一定に制御するようにしたテンションロール、24は二次転写用の対向ロール(バックアップロール)、25は後述する一次転写ロールである。
【0031】
ここで、前記中間転写ベルト20は、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリプロピレン等の樹脂又は各種ゴムにカーボンブラック等の帯電防止剤を適当量含有させた厚さ0.07〜0.1mmの無端ベルトであって、その体積抵抗率Rvは、例えば低湿条件下で14.0logΩ・cm、高湿条件下において12.0logΩ・cmとなり、且つ、その平滑度Bsが1000secとなるように形成されている。
【0032】
ここで、本実施の形態における中間転写ベルトの20の体積抵抗率Rv及び平滑度Bsの選定理由は以下の通りである。
すなわち、中間転写ベルト20の体積抵抗率Rv及び平滑度Bsを変え、二次転写装置40通過後の用紙Pの中間転写ベルト20への貼り付きの有無を調べたところ、図4に示す結果が得られた。
同図によれば、体積抵抗率Rvが比較的低い領域では平滑度Bsが大きくても用紙Pの貼り付きは発生しなかったが、体積抵抗率Rvが比較的高い領域では平滑度Bsが小さくても用紙Pの貼り付きが発生することがわかった。
そして、これらの結果より、下記の関係式が得られた。
Bs≦−700×Rv+11000
【0033】
また、中間転写ベルト20の平滑度Bsと得られた用紙Pに転写されたトナー像Tの画質との相関関係を調べたところ、図5に示すように、平滑度Bsが著しく低い領域では、表面がかなり粗くなり、中間転写ベルト20表面の凸部に電界が集中することによるトナー飛散や、中間転写ベルト20と用紙Pとの接触面積が著しく減少することによる画像ムラ等の転写不良が発生することがわかった。
そして、これらの結果より、下記の関係式が得られた。
Bs≧5
【0034】
更に、調査の結果、中間転写ベルト20の体積抵抗率Rvが高い領域では、転写後の中間転写ベルト20及び用紙Pは、共に高い電位になるが、調査の結果、中間転写ベルト20の体積抵抗率Rvが高い領域で特に有効であることが確認され、中でも、図6に示すように、体積抵抗率Rvが12.5以上の時に有効であることがわかった。
【0035】
従って、本実施の形態では、図6の使用可能領域内に示される特性を有するものを選定した。
【0036】
更に、中間転写ベルト20の感光体ドラム11に対向する部位(一次転写位置)において、中間転写ベルト20の裏面側には一次転写装置(本実施の形態では一次転写ロール)25が中間転写ベルト20に当接配設されており、この一次転写ロール25にトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加することで、感光体ドラム11上のトナー像Tが中間転写ベルト20に静電吸引されるようになっている。
そして、中間転写ベルト20の内側であって一次転写ロール25の上流側には、位置検知センサ27が設けられており、この位置情報に基いて各色のトナー像Tを中間転写ベルト20上で重ね合わせる際の位置決めが行われるようになっている。
【0037】
また、記録材としての用紙Pの搬送路に面した中間転写ベルト20の二次転写位置には二次転写装置40が配設されており、本実施の形態では、二次転写装置40は、中間転写ベルト20のトナー像T担持面側に圧接配設される二次転写ロール26と、中間転写ベルト20の裏面側に配設されて二次転写ロール26の対向電極をなす対向ロール(バックアップロール)24とから構成され、この二次転写ロール26にトナーの帯電極性と逆極性の電圧を印加することで、中間転写ベルト20上のトナー像Tが用紙Pに静電吸引されるようになっている。
【0038】
本実施の形態において、バックアップロール24は、EPDMからなる内部コアの表面に、カーボンを分散したEPDMとNBRのブレンドゴムのチューブが被覆されたものであって、その表面抵抗率が7〜10logΩ/□で、ロール径がφ28となるように形成され、また、硬度が例えば70゜(アスカC)に設定されている。
【0039】
また、前記二次転写ロール26は、カーボンを分散した発泡ウレタンゴムからなる内部コアの表面にカーボンを分散したウレタンゴムのチューブが被覆され、その外側にフッ素コートが施されたものであって、その体積抵抗率が103〜1010Ω・cmで、ロール径がφ28となるように形成され、硬度は例えば30゜(アスカC)に設定されている。
更に、本実施の形態では、二次転写ロール26の平滑度Tsが例えば2000secに設定され、中間転写ベルト20の平滑度Bs(本実施の形態では1000sec)よりも大きいものが用いられている。
【0040】
また、二次転写装置40の下流側には、用紙Pに転写されずに中間転写ベルト20上に残留したトナーを除去するベルトクリーナ28が設けられている。
更に、本実施の形態では、中間転写ベルト20の近傍に湿度センサ31が配設されており、画像形成装置内部の湿度が計測されるようになっている。
【0041】
一方、本実施の形態において、用紙搬送系は、用紙トレイ50からの用紙Pをフィードロール51で送出し、レジストレーションロール(レジストロール)52で一旦位置決め停止させた後に所定のタイミングで二次転写位置へと用紙Pを送り込むようになっており、二次転写後の用紙Pを二次転写位置下流側に配置された電極部材32、案内板33を介して搬送ベルト53へと導き、この搬送ベルト53にて定着器54へと搬送するようになっている。
【0042】
また、上記二次転写ロール26及びベルトクリーナ28は、それぞれが図示しないリトラクト装置によって接離自在に配設されており、複数色の画像が形成される場合には、最終色のトナー像Tが中間転写ベルト20に一次転写されるまで、これらの部材は中間転写ベルト20から離間している。
【0043】
本実施の形態において、電極部材32は、厚さ0.5mmのステンレス鋼板を用紙Pと対向する側針状に加工したものを用いたが、導電性の板状部材であれば適宜選定して差し支えない。
また、電極部材32の二次転写位置側の先端部分は、バックアップロール24と二次転写ロール26の挟持部の成す線より1mm二次転写ロール26側で、且つ挟持部出口より7mm離して配設した。
【0044】
次に、本実施の形態にかかるカラー画像形成装置の作像プロセスについて説明する。
いま、図示外のスタートスイッチがオン操作されると、所定の作像プロセスが実行される。
まず、感光体ドラム11の表面が帯電装置12によって帯電された後レーザ書込装置13からのビームによって潜像が書き込まれる。このとき、感光体ドラム11に書き込まれた静電潜像がイエロの画像情報に対応したものであれば、この静電潜像はイエロのトナーに対応する現像器15で現像され、感光体ドラム11上にはイエロのトナー像Tが形成される。
そして、感光体ドラム11上に形成されたトナー像Tは、感光体ドラム11と中間転写ベルト20とが接する一次転写位置で一次転写ロール25に印加される転写バイアスによって中間転写ベルト20に転写される。一方、一次転写後に感光体ドラム11上に残留したトナーはドラムクリーナ19によって除去される。
【0045】
このとき、単色画像を形成する場合には、中間転写ベルト20に一次転写されたトナー像Tを直ちに用紙Pに二次転写するのであるが、複数色のトナー像を重ね合わせたカラー画像を形成する場合には、感光体ドラム11上でのトナー像Tの形成並びにこのトナー像Tの一次転写の工程が色数分だけ繰り返される。
例えば、四色のトナー像を重ね合わせたトナー像を形成する場合には、感光体ドラム11上にはその一回転毎にイエロ、マゼンタ、シアン及びブラックのトナー像Tが形成され、これらトナー像Tは順次中間転写ベルト20に一次転写される。一方、中間転写ベルト20は最初に一次転写されたイエロのトナー像Tを保持したまま感光体ドラム11と同一周期で回動し、中間転写ベルト20上には、位置検知センサ27によって決められた所定の位置にその一回転毎にマゼンタ、シアン及びブラックのトナー像Tが形成される。
【0046】
このようにして中間転写ベルト20に一次転写されたトナー像Tは、中間転写ベルト20の回動に伴って二次転写位置へと搬送される。
一方、用紙Pはフィードロール51により用紙トレイ50からレジストロール52の位置まで搬出され、その後レジストロール52にて所定のタイミングで二次転写位置へと供給され、バックアップロール24に対して二次転写ロール26が用紙Pをニップする。
すると、二次転写位置では、二次転写ロール26に供給されるバイアスにより、二次転写ロール26とバックアップロール24との間に転写電界が形成され、中間転写ベルト20に担持されたトナー像Tが用紙Pに静電転写される。
この後、二次転写された用紙Pは、電極部材32、案内板33及び搬送ベルト53を経て定着器54へと搬送され、用紙P上のトナー像Tが定着される。
一方、二次転写後に中間転写ベルト20に付着した残留トナーは、ベルトクリーナ28によって除去される。
【0047】
ここで、二次転写装置40を通過した用紙Pは、次のようにして中間転写ベルト20から剥離される。
まず、二次転写装置40において、二次転写ロール26はバックアップロール24より硬度が柔らかいので、二次転写時に荷重が加わる際に二次転写ロール26の方が変形し、用紙P先端部が中間転写ベルト20から剥離し始める。
このとき、本実施の形態では、湿度センサ31により低湿条件下(例えば湿度55%以下)であることが検知されている場合、中間転写ベルト20の体積抵抗率Rvが12.5logΩ・cm以上となっている。この場合、二次転写装置40を通過した後の中間転写ベルト20表面の電位は例えば+2000V以上に、また、二次転写装置40から排出された用紙Pの電位は約−2000V以上になっている。従って、中間転写ベルト20と用紙Pとの間には強大な静電吸引力が働き、用紙Pは中間転写ベルト20側へと引き寄せられようとする。
【0048】
しかしながら、本実施の形態では、
Bs≦−700×Rv+11000
の関係式を満足するよう、中間転写ベルト20の体積抵抗率Rvが12.5〜14.0logΩ・cmに、平滑度Bsが1000に選定されているため、用紙Pと中間転写ベルト20との密着性が弱く、用紙Pは中間転写ベルト20に吸着しづらくなっている。
また、中間転写ベルト20の平滑度Bsよりも二次転写ロール26の平滑度Tsの方が高くなっているため、用紙Pは、中間転写ベルト20よりも二次転写ロール26に密着し、二次転写ロール26側に排出されやすくなる。
更に、中間転写ベルト20の平滑度Bsが5以上に選定されているため、二次転写時に画像ムラやトナーの飛散を起こすこともない。
【0049】
◎実施の形態2
本実施の形態は、実施の形態1とほぼ同様であるが、実施の形態1とは異なり、中間転写ベルト20の表面性を表面粗さによって規定するようにしたものである。尚、実施の形態1と同様な構成要素については実施の形態1と同様の符号を付してここではその詳細な説明を省略する。
【0050】
本実施の形態において、中間転写ベルト20は、ポリイミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリプロピレン等の樹脂又は各種ゴムにカーボンブラック等の帯電防止剤を適当量含有させた厚さ0.07〜0.1mmの無端ベルトであって、その体積抵抗率Rvは、例えば低湿条件下で14.0logΩ・cm、高湿条件下において12.0logΩ・cmとなり、且つ、その表面粗さBrが15μmとなるように形成されている。
【0051】
ここで、本実施の形態における中間転写ベルト20の体積抵抗率Rv及び表面粗さBrの選定理由は以下の通りである。
すなわち、中間転写ベルト20の体積抵抗率Rv及び表面粗さBrを変え、二次転写装置40通過後の用紙Pの中間転写ベルト20への貼り付きの有無を調べたところ、図7に示す結果が得られた。
同図によれば、体積抵抗率Rvが比較的低い領域では表面粗さBrが低くても用紙Pの貼り付きは発生しなかったが、体積抵抗率Rvが比較的高い領域では表面粗さBrが小さくても用紙Pの貼り付きが発生することがわかった。
そして、これらの結果より、下記の関係式が得られた。
Br≧3×Rv−30
【0052】
また、中間転写ベルト20の表面粗さBrと得られた用紙Pに転写されたトナー像Tの画質との相関関係を調べたところ、図8に示すように、表面粗さBrが著しく高い領域では、表面がかなり粗くなり、中間転写ベルト20表面の凸部に電界が集中することによるトナー飛散や、中間転写ベルト20と用紙Pとの接触面積が著しく減少することによる画像ムラ等の転写不良が発生することがわかった。
そして、これらの結果より、下記の関係式が得られた。
B r ≦20
【0053】
更に、中間転写ベルト20の体積抵抗率Rvが高い領域では、転写後の中間転写ベルト20及び用紙Pは、共に高い電位になるが、調査の結果、中間転写ベルト20の体積抵抗率Rvが高い領域で特に有効であることが確認され、中でも、図9に示すように、体積抵抗率Rvが12.5以上の時に有効であることがわかった。
【0054】
従って、本実施の形態では、図9の使用可能領域内に示される特性を有するものを選定した。
【0055】
また、本実施の形態では、二次転写ロール26の表面粗さTrが例えば10μmに設定され、中間転写ベルト20の表面粗さBr(本実施の形態では15μm)よりも大きいものが用いられている。
【0056】
次に、本実施の形態にかかる二次転写装置40を通過した用紙Pの剥離プロセスについて説明する。
まず、二次転写装置40において、二次転写ロール26はバックアップロール24より硬度が柔らかいので、二次転写時に荷重が加わる際に二次転写ロール26の方が変形し、用紙P先端部が中間転写ベルト20から剥離し始める。
このとき、本実施の形態では、湿度センサ31により低湿条件下(例えば湿度55%以下)であることが検知されている場合、中間転写ベルト20の体積抵抗率Rvが12.5logΩ・cm以上となっている。この場合、二次転写装置40を通過した後の中間転写ベルト20表面の電位は例えば+2000V以上に、また、二次転写装置40から排出された用紙Pの電位は約−2000V以上になっている。従って、中間転写ベルト20と用紙Pとの間には強大な静電吸引力が働き、用紙Pは中間転写ベルト20側へと引き寄せられようとする。
【0057】
しかしながら、本実施の形態では、
Br≧3×Rv−30
の関係式を満足するよう、中間転写ベルト20の体積抵抗率Rvが12.5〜14.0logΩ・cmに、表面粗さBrが15μmに選定されているため、用紙Pと中間転写ベルト20との密着性が弱く、用紙Pは中間転写ベルト20に吸着しづらくなっている。
また、中間転写ベルト20の表面粗さBrよりも二次転写ロール26の表面粗さTrの方が低くなっているため、用紙Pは、中間転写ベルト20よりも二次転写ロール26に密着し、二次転写ロール26側に排出されやすくなる。
更に、中間転写ベルト20の表面粗さBrが20μm以下に選定されているため、二次転写時に画像ムラやトナーの飛散を起こすこともない。
【0058】
尚、実施の形態1及び実施の形態2において、二次転写装置40の用紙P排出部側に電極部材32を配設していたが、これに限られるものではなく、電極部材32の配設を行わない態様にあっても、用紙Pが中間転写ベルト20から剥離されることは勿論である。
【0059】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明によれば、中間転写方式を用いた画像形成装置において、中間転写体の体積抵抗率に応じて中間転写体の平滑度または表面粗さを構成するようにしたので、記録材への転写部位における中間転写体に対する記録材の貼り付き現象を有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像形成装置の概要を示す説明図である。
【図2】 (a)は本願第一の発明に係る中間転写体の体積抵抗率と平滑度との関係を示すグラフ図、(b)は本願第二の発明に係る中間転写体の体積抵抗率と表面粗さとの関係を示すグラフ図である。
【図3】 本発明が適用された画像形成装置の実施の形態1を示す説明図である。
【図4】 実施の形態1における中間転写ベルトの用紙剥離特性(体積抵抗率と平滑度との関係)を示すグラフ図である。
【図5】 実施の形態1における中間転写ベルトの転写画質特性(体積抵抗率と平滑度との関係)を示すグラフ図である。
【図6】 実施の形態1における中間転写ベルトの最適特性(体積抵抗率と平滑度との関係)を示すグラフ図である。
【図7】 実施の形態2における中間転写ベルトの用紙剥離特性(体積抵抗率と表面粗さとの関係)を示すグラフ図である。
【図8】 実施の形態2における中間転写ベルトの転写画質特性(体積抵抗率と表面粗さとの関係)を示すグラフ図である。
【図9】 実施の形態2における中間転写ベルトの最適特性(体積抵抗率と表面粗さとの関係)を示すグラフ図である。
【図10】 従来の中間転写体を使用した画像形成装置の一例を示す説明図である。
【図11】 中間転写体を使用した画像形成装置における二次転写プロセスの概要を示した説明図である。
【符号の説明】
1…像担持体,2…中間転写体,3…記録材,4…一括転写手段,T…トナー像,Rv…中間転写体の体積抵抗率,Bs…中間転写体の平滑度,Br…中間転写体の表面粗さ,11…感光体ドラム,20…中間転写ベルト,24…バックアップロール,25…一次転写ロール,26…二次転写ロール,40…二次転写装置
Claims (6)
- 画像情報に応じたトナー像が形成担持される像担持体と、像担持体上のトナー像が順次転写される中間転写体と、転写電界を形成して中間転写体上に転写、保持されたトナー像を記録材上に一括転写する一括転写手段とを備える画像形成装置において、
前記中間転写体を湿度55%以下で測定したときの体積抵抗率Rv(logΩ・cm)及び中間転写体の平滑度(JIS P8119)Bs(sec)が、
Bs≦−700×Rv+11000
及び
Rv≧12.5
の関係式を満足することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1記載の画像形成装置において、
前記中間転写体の平滑度Bsが、
Bs≧5
の関係式を満足することを特徴とする画像形成装置。 - 画像情報に応じたトナー像が形成担持される像担持体と、像担持体上のトナー像が順次転写される中間転写体と、転写電界を形成して中間転写体上に転写、保持されたトナー像を記録材上に一括転写する一括転写手段とを備える画像形成装置において、
前記中間転写体を湿度55%以下で測定したときの体積抵抗率Rv(logΩ・cm)及び中間転写体の表面粗さ(JIS B0601)Br(μm)が、
Br≧3×Rv−30
及び
Rv≧12.5
の関係式を満足することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3記載の画像形成装置において、
前記中間転写体の表面粗さBr(μm)が、
Br≦20
の関係式を満足することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置のうち、前記一括転写手段が中間転写体表面に圧接配置される転写部材とこの転写部材に対向した中間転写体の裏面側に配置されるバックアップ部材とから構成されるタイプのものにおいて、
中間転写体の平滑度Bs(sec)と前記転写部材の平滑度Ts(sec)とが、
Ts≧Bs
の関係式を満足することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置のうち、前記一括転写手段が中間転写体表面に圧接配置される転写部材とこの転写部材に対向した中間転写体の裏面側に配置されるバックアップ部材とから構成されるタイプのものにおいて、
中間転写体の表面粗さBr(μm)と転写部材の表面粗さTr(μm)とが、
Tr≦Br
の関係式を満足することを特徴とする画像形成装置。
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