JP2000180970A - 背面投射スクリーン - Google Patents

背面投射スクリーン

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JP2000180970A JP10355478A JP35547898A JP2000180970A JP 2000180970 A JP2000180970 A JP 2000180970A JP 10355478 A JP10355478 A JP 10355478A JP 35547898 A JP35547898 A JP 35547898A JP 2000180970 A JP2000180970 A JP 2000180970A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンチキュラーレンズシートとフレネルレン
ズシートとを簡易な構造でフレームに取り付け、しかも
環境変化によっても表示画像の画質劣化が生じにくく、
衝撃に対する耐久性が良好な背面投射スクリーンを提供
する。 【解決手段】 フレネルレンズシート4の上辺部にはそ
の両端部を除く部分にリブ5aが取り付けられており、
リブ5aをフレーム6の上辺部に係止することでフレネ
ルレンズシート4のフレーム6に対する吊り下げがなさ
れている。リブ5aの左右方向の長さL(F)’はフレ
ネルレンズシート4の上辺部の長さL(F)の70〜9
5%である。レンチキュラーレンズシート2の上辺部に
はリブ3aが取り付けられており、リブ3aをフレネル
レンズシート4の上辺部及びリブ5aに左右方向に移動
可能なように係止することでフレーム6へのレンチキュ
ラーレンズシート2の取り付けがなされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示の技術分
野に属するものであり、特にフレネルレンズシート及び
レンチキュラーレンズシートをフレームに取り付けてな
る背面投射スクリーンに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
比較的小さな画像光源(例えば、陰極線管表示装置[C
RT]や液晶表示装置[LCD]やデジタルミラーデバ
イス[DMD])を投射レンズにより背面投射スクリー
ンに投射する大画面画像表示システムが、広く利用され
るようになってきている。
【0003】このシステムでは、一般にスクリーン面は
上下方向に沿うように配置され、このスクリーン面上に
背面投射により形成された拡大投射画像を正面側から複
数の観察者が観察する。観察者の眼の位置は上下方向断
面内では比較的狭い角度範囲内に分布するが、水平方向
断面内では比較的広い角度範囲に分布する。このため、
背面投射型スクリーンとしては、一般に上下方向に比べ
て水平方向には広い角度にわたって良好な出射光を得る
ために、上下方向に延在する多数のレンズを有するレン
チキュラーレンズシートが使用されている。
【0004】ところで、以上のような背面投射スクリー
ンでは、次第に画面サイズの大型化が求められるように
なっており、また、次第に表示画像の画質の向上が求め
られるようになってきている。このような要求に応える
ために、背面投射スクリーンに使用されるレンチキュラ
ーレンズシートとしては厚さが薄く(例えば1mm以
下)且つレンズピッチの小さい(例えば1mm以下)も
のが要求されている。このような大面積及び高画質のた
めの薄型のレンチキュラーレンズシートは、一般に合成
樹脂からなるので、自己形状保持性が低い。そのため、
レンチキュラーレンズシートの4辺部(上下両辺部及び
左右両辺部)のうちの少なくとも上辺部をフレームに取
り付けて保持することで、スクリーンを構成している。
【0005】また、以上のような合成樹脂からなるレン
チキュラーレンズシートは、温度変化または湿度変化に
より膨張または収縮する。このような外部環境変化によ
ってレンチキュラーレンズシートに弛みによるしわが生
じたりして平面性が損なわれ画質が低下するようなこと
がないように、フレームに対するレンチキュラーレンズ
シートの取り付けには種々の工夫が必要である。
【0006】この工夫の1つとして、フレームの上辺部
にレンチキュラーレンズシートの上辺部を取り付け、該
レンチキュラーレンズシートの下辺部を自由にして自重
に基づきレンチキュラーレンズシートに張力を付与する
ようにしたものがある。しかし、このような張力付与で
は十分な張力が確保できないことがあり、環境変化に伴
って画質が劣化することがある。
【0007】また、十分な張力を得るために、レンチキ
ュラーレンズシートの上下辺部を引っ張ってシートに対
して上下方向の引っ張り力を与え、且つ左右辺部を引っ
張ってシートに対して左右方向の引っ張り力を与えるよ
うにしたものがある。しかし、このような張力付与で
は、上下方向の張力と左右方向の張力とのバランス調整
が難しく、このバランスが崩れるとシートに部分的にし
わが発生することがある。
【0008】このようなレンチキュラーレンズシートの
フレームへの取り付けに関しては、例えば特開昭59−
43096号公報、特開昭59−196347号公報及
び特開昭63−163331号公報に記載がある。
【0009】一方、背面投射スクリーンにおいては、画
像光源から出射されスクリーン面の周辺部(特に4隅
部)に到達する光をも有効に観察者の方へと向け、画面
全体の明るさの均一性を向上させるために、レンチキュ
ラーレンズシートとともにフレネルレンズシートが一般
的に用いられている。このフレネルレンズシートは、レ
ンチキュラーレンズシートに比べて厚く重量も大きく剛
性を有するのが一般的であり、レンチキュラーレンズシ
ートと重ね合わせて使用される。
【0010】以上のようなフレネルレンズシートとレン
チキュラーレンズシートとを用いた背面投射スクリーン
は、画面サイズの大型化とともに、特に剛性を有するフ
レネルレンズシートの重量が増加して、搬送時や据付け
時の衝撃などでレンズシート破損などの不具合を生じや
すくなる。これを防止するためには、レンズシートのフ
レームへの取り付け構造を強化すればよいが、そのため
に構造が複雑化したのでは、上記環境変化による画質劣
化防止のための構造がますます複雑化し、好ましくな
い。
【0011】本発明は、レンチキュラーレンズシートと
フレネルレンズシートとの双方を用いた背面投射スクリ
ーンにおいて、これらレンチキュラーレンズシートとフ
レネルレンズシートとを簡易な構造でフレームに取り付
け、しかも環境変化によっても表示画像の画質劣化が生
じにくく、搬送時などに受ける衝撃に対する耐久性が良
好な背面投射スクリーンを提供することを目的とするも
のである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以上の
如き目的を達成するものとして、矩形状のレンチキュラ
ーレンズシートと重ね合わされた矩形状のフレネルレン
ズシートをその4辺が上下方向及び水平方向に沿うよう
に配置し、その上辺部をフレームに取り付けることで、
該フレームにより前記フレネルレンズシートを保持して
なる背面投射スクリーンであって、前記フレネルレンズ
シートの上辺部にはその両端部を除く部分にリブが取り
付けられており、該リブが前記フレームの上辺部に係止
されており、前記リブの水平方向の長さは前記フレネル
レンズシートの上辺部の長さの70〜95%である、こ
とを特徴とする背面投射スクリーン、が提供される。
【0013】本発明の一態様においては、前記フレネル
レンズシートは前記リブが前記フレームの上辺部に左右
方向に移動可能なように係止されることで前記フレーム
への取り付けがなされている。
【0014】本発明の一態様においては、前記レンチキ
ュラーレンズシートの上辺部には上辺部リブが取り付け
られており、該上辺部リブを前記フレネルレンズシート
の上辺部及び/または前記リブに係止することで前記フ
レームへの前記レンチキュラーレンズシートの取り付け
がなされている。
【0015】本発明の一態様においては、前記レンチキ
ュラーレンズシートの上辺部は前記上辺部リブが前記フ
レネルレンズシートの上辺部及び/または前記リブ上に
左右方向に移動可能なように係止されている。
【0016】本発明の一態様においては、前記レンチキ
ュラーレンズシートは、左右辺部には左右辺部リブが取
り付けられており、該左右辺部リブと前記フレームの左
右辺部との間には前記レンチキュラーレンズシートに対
して左右方向に張力を付与する張力付与手段が配置され
ている。
【0017】本発明の一態様においては、前記レンチキ
ュラーレンズシート及び前記フレネルレンズシートの双
方の上下辺部及び左右辺部、並びに前記リブ、前記上辺
部リブ及び前記左右辺部リブは、いずれも前記フレーム
に形成されている内側空間内に受容されている。
【0018】本発明の一態様においては、前記レンチキ
ュラーレンズシートには自重により上下方向の張力が付
与されている。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。
【0020】図1は本発明による背面投射スクリーンの
一実施形態を示す正面図であり、図2及び図3はそれぞ
れそのA−A’線断面図及びB−B’線断面図である。
【0021】これらの図において、2はレンチキュラー
レンズシートであり、4はフレネルレンズシートであ
り、6はフレームである。レンチキュラーレンズシート
2及びフレネルレンズシート4は、いずれも正面から見
て矩形状をなしており、レンチキュラーレンズシート2
が観察側となるように互いに重ね合わされていて、その
大きさは例えば画面サイズで50〜300インチであ
る。フレーム6は、レンチキュラーレンズシート2及び
フレネルレンズシート4の4辺部に対応して4辺部を有
している。
【0022】レンチキュラーレンズシート2は、その互
いに平行な2辺が上下方向(A−A’線方向)を向き且
つ互いに平行な他の2辺が水平方向(B−B’線方向:
左右方向)を向くように配置されている。尚、本発明に
おいては、レンチキュラーレンズシート2は、少なくと
も一面に上下方向に延在して並設された複数のレンズ
2’を有し、厚さが例えば1.2mm以下、特に0.3
〜0.5mm程度の薄肉で、上下方向に比べて左右方向
の屈曲性が高いものであることがことが有効である。レ
ンチキュラーレンズシート2のレンズ配列のピッチは例
えば0.2〜1.0mmであり、特に0.2〜0.5m
mであることが好適である。
【0023】レンチキュラーレンズシート2は、透光性
を有する合成樹脂からなり、微細なレンズ形状の形成が
容易で良好な光学性能を有する(メタ)アクリル系樹脂
や、ポリカーボネート系樹脂、スチレン−メタクリレー
ト(MS)系樹脂などを用いて製造することができる。
ゴム質添加により、レンチキュラーレンズシート2の左
右方向の屈曲性を高めることも可能である。レンチキュ
ラーレンズシート2の製造方法としては、押し出し成
形、プレス成形、キャスト成形、光硬化による賦型、溶
融紡糸などによるものが例示される。
【0024】レンチキュラーレンズシート2の上辺部に
は光源側の面に上辺部リブ(補強材)3aが取り付けら
れており、レンチキュラーレンズシート2の左右辺部に
は光源側の面に左右辺部リブ3b,3b’が取り付けら
れている。これらのリブ3a,3b,3b’は、例えば
合成樹脂または柔軟性をもつ合成ゴムからなり、接着や
ピン止めなどによりシート面に接合されている。リブ3
a,3b,3b’は、レンチキュラーレンズシート面か
ら若干はみ出ていてもよい。補強材3a,3b,3b’
は、厚さ(即ち、シート面の法線方向:C−C’線方向
の寸法)が例えば3〜15mmであり、幅が例えば2〜
10mmである。
【0025】フレネルレンズシート4は、その互いに平
行な2辺が上下方向(A−A’線方向)を向き且つ互い
に平行な他の2辺が水平方向(B−B’線方向:左右方
向)を向くように配置されており、光源側の面がサーキ
ュラーフレネルレンズ面とされている。このフレネルレ
ンズシート4は、厚さが例えば3.0〜5.0mmで、
適度の剛性を有する。
【0026】フレネルレンズシート4は、レンチキュラ
ーレンズシート2と同様に、透光性を有する合成樹脂か
らなり、プレス成形、キャスト成形、光硬化による賦型
などの方法で製造される。
【0027】フレネルレンズシート4の光源側の面に
は、上辺部にリブ(補強材)5aが取り付けられてい
る。このリブは、接着やピン止めなどによりシート面に
接合されている。このリブ5aはフレネルレンズシート
4のシート面から若干はみ出ていてもよい。リブ5a
は、厚さ(即ち、C−C’線方向の寸法)が例えば3〜
15mmであり、幅が例えば5〜20mmである。
【0028】フレーム6は、レンチキュラーレンズシー
ト2及びフレネルレンズシート4の双方の上下辺部及び
左右辺部、並びにこれらに付されたリブ5aやリブ3
a,3b,3b’を受容する内側空間Sを有する金属製
のチャンネル状部材を含むものである。このチャンネル
状部材には、フレーム上辺部において第1取付部材8a
が取り付けられており、フレーム左右辺部において第2
取付部材8b,8b’が取り付けられており、フレーム
上辺部において第3取付部材8cが取り付けられてい
る。これら取り付け部材を含んでフレーム6が構成され
ている。
【0029】フレーム6に対するレンチキュラーレンズ
シート2及びフレネルレンズシート4の取り付けは、例
えば、次のようにしてなされている。即ち、フレネルレ
ンズシート4は、リブ5aがフレーム6の上辺部の第1
取付部材8aに左右方向に移動可能なように係止される
ことで、フレーム6への取り付けがなされている。フレ
ネルレンズシート4の下辺部は自由端とされている。ま
た、レンチキュラーレンズシート2の上辺部は、上辺部
リブ3aがフレネルレンズシート4の上辺部及びそれに
付されたリブ5a上に左右方向に移動可能なように係止
されることで、フレネルレンズシート4を介してフレー
ム6への取り付けがなされている。このレンチキュラー
レンズシート2に付された上辺部リブ3aの係止は、フ
レネルレンズシート4の上辺部及びリブ5aのうちの一
方に対してなされていてもよい。
【0030】そして、図3に示されているように、フレ
ーム6の左右辺部において第2取付部材8b,8b’と
左右辺部リブ3b,3b’との間に、それぞれ圧縮バネ
10,10’が配置されている。第2取付部材8b,8
b’と圧縮バネ10,10’とを含んで張力付与手段が
構成されている。この張力付与手段の圧縮バネ10,1
0’の伸長力により、レンチキュラーレンズシート2に
対して左右方向に張力が付与される。バネ10’を省略
して、左右辺部リブ3b’を直接第2取付部材8b’に
当接させるようにしてもよい。
【0031】本実施形態では、図1に示されているよう
に、フレネルレンズシート4の左右方向寸法はL(F)
であり、レンチキュラーレンズシート2の左右方向寸法
はL(R)である。これに対して、フレネルレンズシー
ト4の上辺部に付されたリブ5aの左右方向の長さはL
(F)’であり、レンチキュラーレンズシート2の上辺
部に付された上辺部リブ3aの左右方向の長さはL
(R)’である。そして、リブ5a及び上辺部リブ3a
の左右両端は、それぞれフレネルレンズシート4及びレ
ンチキュラーレンズシート2の上辺部の左右両端から均
等に中央側に後退した位置にある。
【0032】L(F)’/L(F)は、70〜95%の
範囲内とされている。その理由は次のとおりである。即
ち、スクリーンの搬送や据付けの際にフレーム6に衝撃
が加えられると、この衝撃はフレーム6からフレネルレ
ンズシート4の上辺部のリブ5aとの接合部へと伝達さ
れるが、L(F)’/L(F)が95%を越えると、こ
の衝撃力がリブ5aの左右両端部に対応する位置のフレ
ネルレンズシート4の上辺部の左右両端部(即ち右上隅
部と左上隅部)に近い領域に集中し、このフレネルレン
ズシート4の領域にクラックが発生しやすくなるからで
ある。また、L(F)’/L(F)が70%未満では、
フレーム6によるフレネルレンズシート4の保持の安定
性が低下したりフレネルレンズシート4とリブ5aとの
接合部の単位長さあたりにかかる吊り下げ力が大きくな
り接合剥離が生じやすくなるからである。L(R)’/
L(R)も、同様に70〜95%の範囲内とすることが
できる。
【0033】ここで、110インチHDサイズのスクリ
ーンについて落下衝撃テストを行った結果を示す。この
テストでは、レンチキュラーレンズシート2及びフレネ
ルレンズシート4とも、メチルメタクリレート樹脂から
なるものを使用し、レンチキュラーレンズシート2の厚
さを1mmとし、フレネルレンズシート4の厚さを5m
mとした。また、リブ5aは厚さ10mmで幅10mm
とし、上辺部リブ3a及び左右辺部リブ3b,3b’は
厚さ10mmで幅5mmとした。
【0034】L(F)’/L(F)=100%とし、L
(R)’/L(R)=100%としたものでは、スクリ
ーンを50mmの高さから床面に落下させたところ、フ
レネルレンズシート4にリブ5aの端部に対応する位置
から長さ120mmのクラックが発生した。
【0035】L(F)’/L(F)=88%とし、L
(R)’/L(R)=92%としたものでは、スクリー
ンを50mmの高さから床面に落下させたところ、フレ
ネルレンズシート4にはクラックは発生しなかったが、
100mmの高さから床面に落下させたところ、フレネ
ルレンズシート4にリブ5aの端部に対応する位置から
長さ100mmのクラックが発生した。
【0036】L(F)’/L(F)=84%とし、L
(R)’/L(R)=92%としたものでは、スクリー
ンを50mm及び100mmのいずれの高さから床面に
落下させても、フレネルレンズシート4にはクラックは
発生しなかった。
【0037】本実施形態においては、レンチキュラーレ
ンズシート2に対して、上下方向(レンズの方向)より
左右方向(レンズの方向と直交する方向)に関し屈曲性
が大きいというレンチキュラーレンズシート2の特性を
考慮して、上下方向に関しては自重による張力付与を行
い、左右方向に関しては圧縮バネ10,10’を用いた
張力付与を行っている。尚、フレーム6に対してフレネ
ルレンズシート4を左右方向に移動可能に取り付け、フ
レネルレンズシート4に対してレンチキュラーレンズシ
ート2を左右方向に移動可能に取り付けることもでき
る。このようにすることにより、構造が比較的簡易であ
りながら、環境変化の際にも、フレネルレンズシート4
はもちろんのこと、レンチキュラーレンズシート2につ
いてもフレネルレンズシート4に沿って良好な平面性を
維持しつつ伸縮がなされ、表示画像の画質劣化を生じに
くくさせることができる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フレネルレンズシートの上辺部の両端部を除く部分にリ
ブを取り付け該リブをフレームの上辺部に係止すること
でフレネルレンズシートの吊り下げを行い、リブの水平
方向の長さをフレネルレンズシートの上辺部の長さの7
0〜95%としているので、フレネルレンズシートひい
てはレンチキュラーレンズシートをも簡易な構造でフレ
ームに取り付け、しかも環境変化によっても表示画像の
画質劣化が生じにくく、搬送時などに受ける衝撃に対す
る耐久性を良好なものとすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による背面投射スクリーンの一実施形態
を示す正面図である。
【図2】図1のA−A’線断面図である。
【図3】図1のB−B’線断面図である。
【符号の説明】
2 レンチキュラーレンズシート 3a 上辺部リブ 3b,3b’ 左右辺部リブ 4 フレネルレンズシート 5a リブ 6 フレーム 8a 第1取付部材 8b,8b’ 第2取付部材 8c 第3取付部材 10,10’ 圧縮バネ S 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 清 埼玉県熊谷市大字御稜威ケ原138番地6 菱光技研株式会社内 Fターム(参考) 2H021 AA05 BA24

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 矩形状のレンチキュラーレンズシートと
    重ね合わされた矩形状のフレネルレンズシートをその4
    辺が上下方向及び水平方向に沿うように配置し、その上
    辺部をフレームに取り付けることで、該フレームにより
    前記フレネルレンズシートを保持してなる背面投射スク
    リーンであって、 前記フレネルレンズシートの上辺部にはその両端部を除
    く部分にリブが取り付けられており、該リブが前記フレ
    ームの上辺部に係止されており、前記リブの水平方向の
    長さは前記フレネルレンズシートの上辺部の長さの70
    〜95%である、ことを特徴とする背面投射スクリー
    ン。
  2. 【請求項2】 前記フレネルレンズシートは前記リブが
    前記フレームの上辺部に左右方向に移動可能なように係
    止されることで前記フレームへの取り付けがなされてい
    ることを特徴とする、請求項1に記載の背面投射スクリ
    ーン。
  3. 【請求項3】 前記レンチキュラーレンズシートの上辺
    部には上辺部リブが取り付けられており、該上辺部リブ
    を前記フレネルレンズシートの上辺部及び/または前記
    リブに係止することで前記フレームへの前記レンチキュ
    ラーレンズシートの取り付けがなされていることを特徴
    とする、請求項1〜2のいずれかに記載の背面投射スク
    リーン。
  4. 【請求項4】 前記レンチキュラーレンズシートの上辺
    部は前記上辺部リブが前記フレネルレンズシートの上辺
    部及び/または前記リブ上に左右方向に移動可能なよう
    に係止されていることを特徴とする、請求項3に記載の
    背面投射スクリーン。
  5. 【請求項5】 前記レンチキュラーレンズシートは、左
    右辺部には左右辺部リブが取り付けられており、該左右
    辺部リブと前記フレームの左右辺部との間には前記レン
    チキュラーレンズシートに対して左右方向に張力を付与
    する張力付与手段が配置されていることを特徴とする、
    請求項3〜4のいずれかに記載の背面投射スクリーン。
  6. 【請求項6】 前記レンチキュラーレンズシート及び前
    記フレネルレンズシートの双方の上下辺部及び左右辺
    部、並びに前記リブ、前記上辺部リブ及び前記左右辺部
    リブは、いずれも前記フレームに形成されている内側空
    間内に受容されていることを特徴とする、請求項1〜5
    のいずれかに記載の背面投射スクリーン。
  7. 【請求項7】 前記レンチキュラーレンズシートには自
    重により上下方向の張力が付与されていることを特徴と
    する、請求項5〜6のいずれかに記載の背面投射スクリ
    ーン。
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EP1830566A2 (en) * 2006-03-01 2007-09-05 Sony Corporation Rear projection display apparatus and transmission type screen
JP2011209706A (ja) * 2010-03-08 2011-10-20 Dainippon Printing Co Ltd タッチパネル機能を有する小型表示装置のディスプレイとして使用されるスクリーンおよびこれを備えたタッチパネル機能を有する小型表示装置

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