JP2000180361A - 撮影システム - Google Patents

撮影システム

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JP2000180361A
JP2000180361A JP10356399A JP35639998A JP2000180361A JP 2000180361 A JP2000180361 A JP 2000180361A JP 10356399 A JP10356399 A JP 10356399A JP 35639998 A JP35639998 A JP 35639998A JP 2000180361 A JP2000180361 A JP 2000180361A
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/18Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/71Circuitry for evaluating the brightness variation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/70Circuitry for compensating brightness variation in the scene
    • H04N23/73Circuitry for compensating brightness variation in the scene by influencing the exposure time

Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮影システムにおいて、オペレータの経験に
頼ることなく、撮影対象に適した露出時間で試料を撮影
可能とする。 【解決手段】 撮影手法の入力を受ける撮影手法入力手
段41と、撮影手法の種類と本撮影における適正露出時
間を求めるための仮撮影用の露出時間(仮露出時間)と
が対応づけられたLUT43を記憶し、入力された撮影
手法の種類に応じた仮露出時間を、LUT43を参照し
て求め、求められた仮露出時間をカメラコントローラ3
0に入力する仮露出時間設定手段42と、仮露出時間に
したがったカメラコントローラ30の制御による仮撮影
により得られた仮撮影画像信号に基づいて、本露出時間
を設定する本露出時間設定手段44とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮影システムに関
し、詳細には、撮影装置による撮影時間設定方法の改良
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、生化学・分子生物学分野にお
いては、蛍光色素を標識物質として使用した蛍光検出
(fluoresceuce)システムが知られている。このシステ
ムによれば、蛍光色素で標識された特定の生体由来物質
が分布する試料に係る画像情報を読み取ることにより、
遺伝子配列、遺伝子の発現レペル、実験用マウスにおけ
る投与物質の代謝・吸収・排泄の経路・状態、タンパク
質の分離・同定、あるいは分子量、特性の評価などを行
なうことができる。
【0003】例えば、懸濁液中の生細胞や溶液中の生物
学的化合物(タンパク質など)をその電荷によって電場
中を陽極または陰極に移動させる電気泳動により、複数
のDNA断片を含む溶液中に蛍光色素を加えた後、複数
のDNA断片をゲル支持体上で電気泳動させ、あるいは
蛍光色素を含有させたゲル支持体上で複数のDNA断片
を電気泳動させ、あるいは複数のDNA断片をゲル支持
体上で電気泳動させた後にこのゲル支持体を蛍光色素を
含む溶液に浸すなどして、蛍光で標識された特定のDN
A断片(生体由来物質として)が分布したゲル支持体
(試料として)を得、これを適当な試料台上に載置して
外光から遮光された暗箱内で、標識物質として用いられ
た蛍光色素を励起せしめる励起光を照射し、ゲル支持体
上で発光する蛍光をレンズを介して光電読取手段により
光電的に読み取り、これにより蛍光で標識されたDNA
断片の分布を表す画像情報を取得し、得られた画像情報
に基づいてCRT等の表示部に可視画像を表示すること
により、DNA断片の分子量などの評価を行うことがで
きる。
【0004】一方、同分野においては、ブロッティング
後のメンブレンフィルタ等における核酸・タンパク質の
検出方法として、化学発光のイメージングを、CCD等
の光電読取手段を用いて撮影する化学発光法が知られて
おり、このような化学発光のイメージングを撮影する撮
影装置として、上述した蛍光検出システムと同様に、メ
ンブレンフィルタ等を適当な試料台上に載置して外光か
ら遮光された暗箱内に収容し、この暗箱内において、メ
ンブレンフィルタ等から発光する化学発光光をレンズを
介して光電読取手段により光電的に読み取り、これによ
り所定の発光化学物質と反応する特定のタンパク質等の
分布を表す画像情報を取得するものが知られている。
【0005】ここで、上述した化学発光を検出すること
を目的とした撮影装置は、蛍光色素を励起しうる励起光
を出射する励起光源と、光電読取手段に蛍光のみを入射
せしめ励起光の入射を阻止する励起光カットフィルタと
をさらに設けることによって、上述した蛍光検出システ
ム用の撮影装置とすることもできる。したがって、化学
発光検出用の撮影装置に蛍光検出用の機能を付加した撮
影装置が開発されている。
【0006】すなわち化学発光検出用の撮影を行う場合
には、励起光が出射しないようにするとともに、励起光
カットフィルタを化学発光の光路上から退避させて、試
料から出射する化学発光を光電読取手段により検出し、
一方、蛍光検出用の撮影を行う場合には、励起光を出射
させて試料を照射するとともに、励起光カットフィル夕
を試料から発光する蛍光の光路上に配して、蛍光のみを
光電読取手段により検出するように、光源と励起光カッ
トフィルタとをそれぞれまたは一体的に切り換えればよ
い。さらに、蛍光と化学発光との強度の差が著しい場合
には、可変絞りを設けて、光電読取手段に入射する光の
光量を調節すればよい。
【0007】さらに、この撮影装置は、フイルム等の透
過原稿や写真等の反射原稿に照明を照射してその透過画
像や反射画像をレンズを介して光電読取手段により光電
的に読み取ってデジタル画像を得るデジタイザとして使
用することもできる。この場合、励起光源から出射され
る光を、単に蛍光を励起しうる帯域の励起光とするので
はなく、白色光とし、光電読取手段に入射する透過光ま
たは反射光の光量を絞るようにすればよい。
【0008】また、このように撮影対象に応じて撮影手
法を切換可能とした撮影装置においては、レンズを介し
て光電読取手段の受光面に入射する画角を可変にして、
撮影対象の試料の大きさに適した像を撮影可能としたも
のも知られている。すなわち試料台を配置する試料台配
置部として、レンズからの距離が互いに異なる複数の配
置部が形成されており、これら複数の配置部から択一的
に選択して試料台を配置可能とするとともに、選択して
配置した試料台の配置部に応じてレンズを光軸方向に移
動し、光電読取手段の受光面上におけるフォーカス調整
を可能としたものである。
【0009】ところで上述した撮影装置において用いら
れる光電読取手段は、カメラコントローラによりその露
出が制御されており、オペレータが露出開始や露出終了
の指示を入力することで、カメラコントローラが光電読
取手段による光電読取りの開始および終了を制御し、カ
メラコントローラは撮影装置とともに撮影システムを構
成している。
【0010】また、光電読取手段により読み取られた画
像信号に種々の画像処理を施して定量解析等を行なう解
析処理用のコンピュータ(パーソナルコンピュータを含
む)も含めて、撮影システムというものもある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで上述した撮影
システムにおいては、オペレータがカメラコントローラ
に対してまたは解析処理用コンピュータに対して、露出
開始および露出終了の指示を入力するが、露出開始から
露出終了までの露出時間を適切に設定するのは難しい、
という問題がある。特に蛍光や化学発光は非常に微弱光
であるため、後に定量解析に用いるには長時間露出を行
って、ある程度の光量を稼ぐ必要がある。またこの適切
な露出時間は、蛍光検出の場合と化学発光検出の場合と
では差異があり、標識する蛍光色素の種類や化学物質の
種類によっても差異がある。そしてこのような適切な露
出時間については、一般的には経験則に基づいて設定す
ることも可能ではあるが、試料の濃度の差異がある場合
や、新しい種類の蛍光色素等を用いた場合等において
は、全くの手探り状態で試行錯誤的に露出時間を設定す
るほかないのが実状である。
【0012】また暗箱内部に光電読取手段とは別に光検
出器を設けて、この光検出器により検出された光量に基
づいて、光電読取手段による露出時間を設定することも
考えられるが、上述したとおり、蛍光や化学発光といっ
た微弱光を光電読取手段よりも高感度に検出することは
事実上不可能であり、そのような光検出器を設けること
はできない。
【0013】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、オペレータの経験に頼ることなく、撮影対象に適
した露出時間で試料を撮影することができる撮影システ
ムを提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の撮影システム
は、画像信号を取得する本撮影に先だって、本撮影にお
ける露出時間を設定するための仮撮影を行ない、しかも
この仮撮影の露出時間を、撮影しようとする試料の種類
および/または発光光の種類に対応した撮影手法に応じ
て切り換えるようにしたものである。
【0015】すなわち本発明の撮影システムは、遮光さ
れた暗箱内で試料から発光する発光光を光電読取手段に
より2次元画像信号として撮影する撮影装置と、前記光
電読取手段による撮影のための露出時間を制御するカメ
ラコントローラとを備えた撮影システムにおいて、前記
撮影しようとする試料の種類および/または発光光の種
類に応じた撮影手法の入力を受ける撮影手法入力手段
と、前記撮影手法の種類と、本撮影における適正露出時
間を求めるための仮撮影用の露出時間とが対応づけられ
たルックアップテーブルを記憶し、前記撮影手法入力手
段により入力された前記撮影手法の種類に応じた仮撮影
用露出時間を、前記ルックアップテーブルを参照して求
め、該求められた仮撮影用露出時間を前記カメラコント
ローラに入力する仮露出時間設定手段と、前記仮撮影用
露出時間にしたがった前記カメラコントローラによる仮
撮影により得られた仮撮影画像信号および該仮撮影用露
出時間に基づいて、本撮影のための露出時間を設定し、
該設定された本撮影用露出時間を前記カメラコントロー
ラに入力する本露出時間設定手段とを備えたことを特徴
とするものである。
【0016】試料から発光する発光光とは、蛍光、化学
発光、透過光または反射光などである。
【0017】光電読取手段としては、微弱な化学発光や
蛍光をも検出可能な幅広いダイナミックレンジを有し、
かつリニアリティよく検出することができ、また短時間
の光電読取りを繰り返し行うことにより擬似的な動画画
像をも取り出すことができる、冷却素子を備えたインタ
ーライン型CCDを用いるのが好ましいが、これに限る
ものではない。光電読取手段としてCCDを用いた構成
においては、カメラコントローラが、仮撮影において、
CCDをビニング機能による撮影に切り換えることが望
ましい。ビニング機能により複数の画素を1画素として
読み出すことで、1画素(複数画素を1画素にまとめた
場合における1画素)当たりの受光光量をある程度確保
しつつ、迅速な読み出しを実現することができるからで
ある。
【0018】撮影手法とは、撮影対象の試料の種類およ
び/または試料から発光する発光光の種類に応じて変わ
るものである。例えば、撮影対象の試料が、蛍光色素で
標識された特定の生体由来物質が分布する試料(例えば
ゲル等)についての撮影手法は、励起光を照射するとと
もに、光電読取手段にこの励起光が入射しないように、
励起光カットフィルタを試料と光電読取手段との間に配
置する手法であり、化学発光する化学物質で標識された
特定の生体由来物質が分布する試料(例えばメンブレン
フィルタ等)についての撮影手法は、励起光を照射する
ことなく、試料と光電読取手段との間に励起光カットフ
ィルタを配置しない手法である。なお試料(原稿)から
の反射光または透過光を撮影対象とする場合の撮影手法
は、照明光を原稿の、光電読取手段側からまたはその反
対側から照射する手法である。また試料から発光する発
光光が蛍光である場合の撮影手法は、上記蛍光色素で標
識された特定の生体由来物質が分布する試料についての
撮影手法と同様であり、発光光が化学発光である場合の
撮影手法は、上記化学物質で標識された特定の生体由来
物質が分布する試料についての撮影手法と同様である。
【0019】また、本露出時間設定手段により設定され
た本撮影用露出時間を表示する表示手段をさらに備えた
ものとするのが好ましい。本撮影用露出時間が非常に長
い時間に設定された場合には、本撮影が持続しているの
か、故障してシステムが停止しているのかを、オペレー
タが判断するのが容易となり、また、設定された本撮影
用露出時間を視認できることにより、いつ終了するのか
分からないまま本撮影が終了するまでオペレータが撮影
システムに付きっきりになる必要がなく、実用上、非常
に有用だからである。
【0020】本露出時間設定手段により設定される本撮
影用露出時間は、一定の上限値を有するものとしてもよ
い。本露出時間設定手段により求められた露出時間が、
過度に長時間に亘る場合は、撮影システムを当該試料に
より長時間占有することとなり、また発光光の発光光量
の減衰を考慮すれば、そのような長時間の露出を行った
場合と、それ以前に露出終了した場合とで、事実上大差
のない画像信号を得ることができることもあり、過度の
長時間露出による無駄を回避することができるからであ
る。
【0021】本露出時間設定手段による本撮影用露出時
間の設定は、仮撮影画像信号のうち、撮影手法入力手段
に入力された撮影手法に応じた、試料の一部分に対応す
る仮撮影画像信号に基づいて行なうものであってもよ
い。試料の種類等によっては、試料中で発光する領域が
一定範囲に限定されているものもあり、このような場合
には、当該一定範囲に対応する一部分の仮撮影画像信号
にのみ基づいて、本撮影用の露出時間を設定すれば十分
であるとともに、望ましいからである。
【0022】仮露出時間設定手段は、仮撮影用露出時間
の入力を受ける仮撮影用露出時間入力手段を有し、この
仮撮影用露出時間入力手段に仮撮影用露出時間が手動等
で入力されたときは、ルックアップテーブルに拘わら
ず、この入力された仮撮影用露出時間を、カメラコント
ローラに入力するものとしてもよい。仮撮影用露出時間
を変更して仮撮影を行いたい場合に、容易に仮撮影用露
出時間を変更することができるからである。この場合、
仮露出時間設定手段が、仮撮影用露出時間入力手段に入
力された仮撮影用露出時間および撮影手法入力手段に入
力された撮影手法に基づいて、ルックアップテーブルの
対応関係を書き換えるものとしてもよい。書換えは、統
計的手法に則って行うようにするのが好ましい。統計的
手法に則って行うとは、撮影手法入力手段に入力された
撮影手法ごとに、仮露出時間設定手段に入力された仮撮
影用露出時間の平均値を選択するなどの手法が考えられ
る。
【0023】さらに、仮露出時間設定手段が、ルックア
ップテーブル自体を直接書き換えるルックアップテーブ
ル書換手段をさらに備えたものであってもよい。新たな
撮影手法が出現した場合等において、容易に対応するこ
とができるからである。
【0024】なお、カメラコントローラは、撮影装置と
一体的に構成されたものであってもよい。
【0025】なお、撮影手法入力手段への撮影手法の入
力は、オペレータ自身が入力するものである必要はな
く、例えば撮影装置においてオペレータが操作した設定
内容、具体的には励起光・照明光の照射の有無の選択操
作、照明光の照射方向の選択操作、露出絞りの操作、励
起光カットフィルタの有無の選択操作を、それぞれの操
作を検出するセンサ等により検出して、この検出結果を
入力することによって行なうようにしてもよい。上記選
択操作に基づいて撮影手法が一義的に決定できるからで
ある。
【0026】
【発明の効果】本発明の撮影システムによれば、画像信
号を取得する本撮影に先だって、本撮影における露出時
間を設定するための仮撮影を行なうことにより、試料か
ら発光する発光光量に適した露光時間を予め求めること
ができ、従来のように試行錯誤的に撮影を行なう必要が
なく、しかもこの仮撮影の露出時間を、撮影しようとす
る試料の種類および/または発光光の種類に対応した撮
影手法に応じて切り換えるようにしたことにより、撮影
手法、特に発光光の種類ごとに異なる発光光量に応じた
適切な仮撮影用露出時間を選択することができる。
【0027】すなわち本発明の撮影システムは、撮影手
法入力手段に撮影手法を入力することにより、仮露出時
間設定手段が、その入力された撮影手法に応じた仮撮影
用露出時間(仮露出時間)を、ルックアップテーブルを
参照して求め、この求められた仮露出時間がカメラコン
トローラに入力され、カメラコントローラは入力された
仮露出時間にしたがって光電読取手段を露出するように
制御して仮撮影を行い、この仮撮影によって、光電読取
手段により撮影(光電読取り)された画像信号(仮撮影
画像信号)に基づいて、本露出時間設定手段が、本撮影
用の露出時間(本露出時間)を設定し、カメラコントロ
ーラはこの設定された本露出時間にしたがって光電読取
手段を露出するように制御して、解析処理用の画像信号
を取得する本撮影を行う。
【0028】以上の作用により、本発明の撮影システム
によれば、経験に頼ることなく、撮影対象に適した露出
時間で試料を撮影することができる。また従来の撮影シ
ステムに対して、上述した構成を追加するだけで簡単に
この効果を得ることができる本発明の撮影システムを構
築することができ、アップグレード性においても優れて
いる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の撮影システムの具
体的な実施の形態について、図面を用いて説明する。
【0030】図1は本発明の撮影システムの一実施形態
の構成を示すブロック図である。図示の撮影システム1
00は、試料10の撮影を行う撮影装置20と、撮影さ
れた画像信号に対して画像処理および解析処理等を行う
とともに、後述するカメラコントローラ30に対して露
出時間を入力するパーソナルコンピュータ40と、入力
された露出時間に基づいて撮影装置20に対して露出時
間の制御を行なうカメラコントローラ30とから構成さ
れている。
【0031】撮影装置20は、光電読取手段の一形態で
ある冷却素子付きインターライン型CCD26と、撮影
対象である試料11が載置されたトレイ20と、CCD
26の受光面上に試料10の像を結像せしめるレンズ2
4と、試料10に励起光Lまたは照明光L′を照射する
光源23と、CCD26に励起光Lが入射するのを阻止
し、かつ試料10から発光した蛍光Kを通過させる励起
光カットフィルタ25とが、外光から遮光された暗箱2
1内に設けられた構成である。ここで、光源23は、励
起光Lを照射する場合と、照明光L′を照射する場合
と、励起光Lも照明光L′も照射しない場合とを切換可
能とされており、オペレータの操作により切り換えられ
るように構成されている。また励起光カットフィルタ2
5は、試料10からCCD26の間の光路上に出入れ可
能とされており、これもオペレータの操作により出入れ
ができる。
【0032】パーソナルコンピュータ40は、上述した
画像処理および解析処理を行なう解析処理部(図示せ
ず)の他、オペレータからの、撮影しようとする試料1
0の種類および/または発光光の種類に応じた撮影手法
の入力を受ける撮影手法入力手段41と、撮影手法の種
類と本撮影における適正露出時間を求めるための仮撮影
用の露出時間(仮露出時間)とが対応づけられたルック
アップテーブル(LUT)43を記憶し、撮影手法入力
手段41により入力された撮影手法の種類に応じた仮露
出時間を、LUT43を参照して求め、求められた仮露
出時間をカメラコントローラ30に入力する仮露出時間
設定手段42と、仮露出時間にしたがったカメラコント
ローラ30の制御による仮撮影により得られた仮撮影画
像信号および仮露出時間設定手段42から入力された仮
露出時間に基づいて、本撮影のための露出時間(本露出
時間)を設定し、この設定された本露出時間をカメラコ
ントローラ30に入力する本露出時間設定手段44とを
備えている。
【0033】ここで、本露出時間設定手段44による本
露出時間の設定は、例えば、(1)仮露出で得られた画
像の濃度ヒストグラムを求め、(2)濃度ヒストグラム
の累積ヒストグラムが低濃度レベル(例えば、0.01
%)に達した濃度値(DL )を求める。
【0034】(3)同様に、累積ヒストグラムが高濃度
レベル(例えば、99.5%)に達した濃度値(DH
を求める。
【0035】(4)DH −DL の値に応じた設定時間
を、LUT43を参照して求めて決定する。
【0036】なお、仮露出をビニング機能を用いた高感
度設定で行ない、その後に行われる本露出を比較的低感
度の高精細モードで行った場合は、上記LUT43とは
別に高精細モードに適したLUTを設けて、その別に設
けられたLUTを参照して設定時間を求めるようにする
のが望ましい。LUTは、他にも手法ごとに設けたもの
であってもよい。
【0037】また濃度ヒストグラムを求める場合におけ
る参照画像範囲は、外周部分の不要な画像を除いた範
囲、すなわち関心領域範囲のみとするのが、より望まし
い。
【0038】LUT43は、蛍光検出、化学発光検出ま
たは反射光検出という3つの撮影手法に対して、それぞ
れ相異なる仮露出時間が対応づけられている。
【0039】次に本実施形態の撮影システムの作用につ
いて説明する。
【0040】まず、オペレータは、試料10として例え
ば蛍光色素で標識された特定のDNAが分布するゲル
を、撮影装置20の試料台22上に載置し、励起光カッ
トフィルタ25を、試料10とCCD26との間に配置
する操作を行い、さらに励起光Lを照射するように光源
23を切り換える。この一連の操作は、蛍光検出用の撮
影手法である。続いて、オペレータは、暗箱21の開閉
扉(図示せず)を閉じて、暗箱21内部を遮光状態とす
る。
【0041】次にオペレータは、撮影装置20にセット
した撮影手法が蛍光検出用手法であることを表す内容
を、撮影手法入力手段41に入力する。撮影手法入力手
段41は入力された撮影手法を、仮露出時間設定手段4
2に入力し、仮露出時間設定手段42は入力された撮影
手法である蛍光検出用手法に応じた仮露出時間を、LU
T43を参照して求め、得られた蛍光検出用仮露出時間
をカメラコントローラ30に入力する。
【0042】カメラコントローラ30は入力された蛍光
検出用仮露出時間にしたがって、CCD26をその仮露
出時間だけ露出せしめる。このとき暗箱21内において
は、光源23から励起光Lが試料10に照射され、この
励起光Lの照射を受けて、試料10中に分布する蛍光色
素が励起されて蛍光を発光する。この発光された蛍光
は、レンズ24および励起光カットフィルタ25を介し
てCCD26の受光面上に結像される。そしてCCD2
6はこの結像された蛍光の分布画像を仮露出時間だけ露
出し、この仮撮影により得られた蛍光の分布画像信号を
表す仮撮影画像信号はカメラコントローラ30を介し
て、本露出時間設定手段44に入力される。
【0043】本露出時間設定手段44は、入力された仮
撮影画像信号およびこの仮撮影画像信号を取得した露出
時間(仮露出時間)に基づいて、解析用画像信号として
適した画像信号を得るための露出時間(本露出時間)を
算出し、得られた本露出時間をカメラコントローラ30
に入力する。
【0044】カメラコントローラ30は入力された本露
出時間にしたがって、CCD26をその本露出時間だけ
露出せしめ、CCD26は、その受光面上に結像された
蛍光の分布画像を本露出時間だけ露出し、この本撮影に
より得られた蛍光の分布画像信号を表す本撮影画像信号
はカメラコントローラ30を介して、パーソナルコンピ
ュータ40に入力され、画像処理および定量解析等の解
析処理に供される。このとき取得された本露出画像信号
は、解析用画像信号として適した階調等を有する画像信
号であるため、信頼性の高い解析処理等を行なうことが
できる。
【0045】上述した作用は、蛍光検出用の撮影手法を
設定した場合の例であるが、オペレータが、撮影装置2
0において、試料10として例えば化学発光を呈する化
学物質で標識された特定のタンパク質が分布するメンブ
レンフィルタを、撮影装置20の試料台22上に載置
し、励起光カットフィルタ25を、試料10とCCD2
6との間から矢印X方向に退避させる操作を行い、さら
に励起光Lも照明光L′も照射しないように光源23を
切り換える化学発光検出用の撮影手法を行った場合につ
いても、蛍光検出用手法の場合と同様である。
【0046】すなわちオペレータは、暗箱21の開閉扉
を閉じて、暗箱21内部を遮光状態とした後に、撮影装
置20にセットした撮影手法が化学発光検出用手法であ
ることを表す内容を、撮影手法入力手段41に入力す
る。撮影手法入力手段41は入力された撮影手法を、仮
露出時間設定手段42に入力し、仮露出時間設定手段4
2は入力された撮影手法である化学発光検出用手法に応
じた仮露出時間を、LUT43を参照して求め、得られ
た化学発光検出用仮露出時間をカメラコントローラ30
に入力する。
【0047】カメラコントローラ30は入力された化学
発光検出用仮露出時間にしたがって、CCD26をその
仮露出時間だけ露出せしめる。このとき暗箱21内にお
いては、試料10中に分布する化学発光物質が化学発光
し、この発光した化学発光は、レンズ24を介してCC
D26の受光面上に結像される。そしてCCD26はこ
の結像された化学発光の分布画像を仮露出時間だけ露出
し、この仮撮影により得られた化学発光の分布画像信号
を表す仮撮影画像信号はカメラコントローラ30を介し
て、本露出時間設定手段44に入力される。
【0048】本露出時間設定手段44は、入力された仮
撮影画像信号およびこの仮撮影画像信号を取得した露出
時間(仮露出時間)に基づいて、解析用画像信号として
適した画像信号を得るための露出時間(本露出時間)を
算出し、得られた本露出時間をカメラコントローラ30
に入力する。
【0049】カメラコントローラ30は入力された本露
出時間にしたがって、CCD26をその本露出時間だけ
露出せしめ、CCD26は、その受光面上に結像された
化学発光の分布画像を本露出時間だけ露出し、この本撮
影により得られた化学発光の分布画像信号を表す本撮影
画像信号はカメラコントローラ30を介して、パーソナ
ルコンピュータ40に入力され、画像処理および定量解
析等の解析処理に供される。このとき取得された本露出
画像信号は、解析用画像信号として適した階調等を有す
る画像信号であるため、信頼性の高い解析処理等を行な
うことができる。
【0050】また、試料10として反射原稿を試料台2
2上に配置し、光源23から照明光L′を照射せしめる
ように操作し、励起光カットフィルタ25を、試料10
とCCD26との間から退避させた操作により、反射原
稿からの反射光を撮影する撮影手法においても、上述し
た各撮影手法を、撮影手法入力手段41に入力した場合
の作用と同様に、解析用画像信号として適した階調等を
有する画像信号を取得することができる。
【0051】なお、本実施形態の撮影システム100
は、撮影手法入力手段41,仮露出時間設定手段42お
よび本露出時間設定手段44が、パーソナルコンピュー
タ40の一部として構成された例であるが、本発明の撮
影装置はこの態様に限るものではなく、これらの構成
が、撮影装置20、カメラコントローラ30およびパー
ソナルコンピュータ40のいずれからも独立した別体の
構成であってもよいし、撮影装置20またはカメラコン
トローラ30と一体化された構成であってもよい。また
これらの構成が常に一体である必要もなく、例えば、撮
影手法入力手段41のみが撮影装置20に一体化された
構成であってもよい。
【0052】また撮影手法入力手段41は、オペレータ
が自身で入力を行なうものでなくてもよく、例えば、撮
影装置20の、光源23および励起光カットフィルタ2
5の各切り換えられた操作内容をそれぞれセンサ等で検
出し、これらの検出結果に基づいて撮影手法入力手段
が、これらの切換え操作の組合わせによって規定される
撮影手法を自動的に認識するようにしてもよい。
【0053】上述した実施形態の撮影システムにおいて
は、CCD26が仮撮影の場合も本撮影の場合と同様の
読出し作用をなすものとして説明したが、CCD26の
ビニング機能により、仮撮影の場合には、CCD26の
1画素ずつ読み出すのではなく、複数の画素を同時に1
画素として読み出すように、カメラコントローラ30が
CCD26を制御するものであってもよい。例えば4画
素を1画素として読み出すことにより、解像度は低下す
るものの、4画素の合計光量を1画素の光量とするた
め、少ない時間で、高感度に、仮撮影を行うことができ
る。
【0054】また本露出時間設定手段44による本露出
時間の設定は、仮撮影画像信号のうち、撮影手法入力手
段41に入力された撮影手法に応じた、試料10の一部
分に対応する仮撮影画像信号に基づいて行なうものであ
ってもよい。試料10の種類等によっては、試料10中
で発光する領域が一定範囲に限定されているものもあ
り、このような場合には、当該一定範囲に対応する一部
分の仮撮影画像信号にのみ基づいて、本露出時間を設定
すれば十分であるとともに、望ましいからである。
【0055】さらにまた、本露出時間設定手段44によ
り設定される本露出時間は、一定の上限値を有するもの
ものとしてもよい。本露出時間設定手段44により求め
られた露出時間が、過度に長時間に亘る場合は、撮影シ
ステムを当該試料10により長時間占有することとな
り、また発光光の光量は時間の経過とともに減衰するこ
とを考慮すれば、そのような長時間の露出を行った場合
と、それ以前に露出終了した場合とで、事実上大差のな
い画像信号を得ることができることもあり、過度の長時
間露出による撮影時間等の無駄を回避することができる
からである。
【0056】図2は本発明の撮影システムのより好まし
実施形態を示す図である。図示の撮影システムは、本露
出時間設定手段44により設定された本露出時間を表示
する表示手段45がさらに追加された点以外は、図1に
示した撮影システムと同じ構成である。このように表示
手段45を設けて、設定された本露出時間を表示するこ
とにより、オペレータが本撮影の終了時間を明確に認識
する事ができるため、特に本露出時間が非常に長い時間
に設定された場合には、いつ終了するのか分からないま
ま本撮影が終了するまでオペレータが撮影システムに付
きっきりになる必要がなく、他の作業を本撮影と並行し
て行うことができ、実用上に有用である。また、オペレ
ータがその表示された本露出時間を見て、本露出時間が
完全に経過する前に、オペレータの判断で、本撮影を強
制的に終了させる場合にも便利である。すなわち、本露
出時間が完全に経過して得られた本撮影画像信号では露
出過多であるというオペレータの経験がある場合に、本
露出時間経過前に本撮影を終了させるうえでの強制終了
させるべき時間の目安にもなるからである。
【0057】図3は本発明の撮影システムの他の実施形
態を示す図である。図示の撮影システムは、仮露出時間
設定手段42が、外部から仮露出時間の直接の入力を受
ける仮撮影用露出時間入力手段46を有し、この仮撮影
用露出時間入力手段46に仮露出時間が直接に手動等で
入力されたときは、仮露出時間設定手段42は、LUT
43の対応付けに拘わらず、この入力された仮露出時間
を、カメラコントローラ30に入力するものである点以
外は、図1に示した撮影システムと同じ構成である。
【0058】このように構成された撮影システムによれ
ば、仮撮影用露出時間入力手段46に仮露出時間を直接
に入力することで、この仮撮影用露出時間入力手段46
に入力された仮露出時間が、仮露出時間設定手段42に
よりカメラコントローラ30に入力されて、その仮露出
時間で仮撮影が行われるため、特別に仮露出時間を変更
して仮撮影を行いたい場合(仮露出時間によって行われ
た仮撮影で得られた仮撮影画像信号が、既に露出過多で
あった場合等)や、LUT42に未だ対応付けが設定さ
れていない撮影手法に基づく撮影を行う場合等において
便利である。
【0059】なお、この構成を採用した場合、仮露出時
間設定手段42が、仮撮影用露出時間入力手段46に入
力された仮露出時間および撮影手法入力手段41に入力
された撮影手法に基づいて、LUT43の対応関係を書
き換えるものとしてもよい。このLUT43の書換え
は、統計的手法に則って行うようにするのが好ましい。
【0060】図4は本発明の撮影システムの他の実施形
態を示す図である。図示の撮影システムは、仮露出時間
設定手段42が、外部からLUT43自体を直接書き換
えるルックアップテーブル(LUT)書換手段47を備
えたものである点以外は、図1に示した撮影システムと
同じ構成である。
【0061】この実施形態の撮影システムによれば、新
たな撮影手法についての対応付けを行う場合や、既に対
応づけられている内容を書き換える場合等において、L
UT書換手段47にその対応付けを入力することで、図
3に示した撮影装置のように統計的手法等によらず、直
接にLUT43を変更することができ、対応が容易にな
る。
【0062】なお、上述した各実施形態の撮影システム
は、本撮影によって得られる本撮影画像信号が、解析処
理用の画像信号として適切な画質(階調等)となるよう
に、本露出時間設定手段44が本露出時間を設定するも
のであるが、本発明の撮影システムはこの太陽に限るも
のではなく、例えば仮撮影によって得られた仮撮影画像
信号と本撮影によって得られる画像信号とを加算して得
られる画像信号が、適切な画質の画像を表す画像信号と
なるように、本露出時間設定手段44が本露出時間を設
定するものであってもよい。したがって、仮撮影によっ
て得られた仮撮影画像信号が、それだけで既に適切な画
質の画像を表す画像信号となっているとき(つまり仮撮
影画像信号に加算すべき本撮影画像信号を得るための本
撮影の露出時間が「0」に設定された場合)は、本撮影
は行わずに仮撮影画像信号を、そのまま解析処理用の画
像信号として用いるものとしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の撮影システムの一実施形態の構成を示
す図
【図2】本発明の撮影システムの他の実施形態の構成を
示す図(その1)
【図3】本発明の撮影システムの他の実施形態の構成を
示す図(その2)
【図4】本発明の撮影システムの他の実施形態の構成を
示す図(その3)
【符号の説明】
10 試料 20 撮影装置 21 暗箱 22 試料台 23 光源 24 レンズ 25 励起光カットフィルタ 26 冷却素子付CCD 30 カメラコントローラ 40 パーソナルコンピュータ 41 撮影手法入力手段 42 仮露出時間設定手段 43 LUT 44 本露出時間設定手段 45 表示手段 46 仮撮影用露出時間入力手段 47 LUT書換手段 100 撮影システム L 励起光 L′ 照明光 K 蛍光
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06T 1/00 G01N 21/78 C 5B057 // G01N 21/78 G06F 15/62 385 Fターム(参考) 2G043 AA03 BA16 CA03 DA02 EA01 FA01 GA04 GA08 GB21 LA03 NA06 2G054 AA06 EA01 EA03 EA04 EA05 FA17 FA19 FA44 FB02 GB02 GB10 2G059 AA05 BB12 CC16 EE01 EE02 EE06 EE07 FF01 FF04 GG00 JJ02 JJ11 KK04 MM02 MM10 PP04 2H002 AB03 CC00 FB23 FB28 FB52 JA00 JA07 JA11 2H110 AA04 AA21 AB09 AC14 BA01 BA06 BA13 5B057 AA01 BA02 BA13 BA17 BA19 BA30 CA02 CA12 CB02 CB06 CB12 CC01 CH09 CH11 CH18 CH20 DA12 DB02 DB05 DB08 DC25 DC30

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮光された暗箱内で試料から発光する発
    光光を光電読取手段により2次元画像信号として撮影す
    る撮影装置と、前記光電読取手段による撮影のための露
    出時間を制御するカメラコントローラとを備えた撮影シ
    ステムにおいて、 前記撮影しようとする試料の種類および/または発光光
    の種類に応じた撮影手法の入力を受ける撮影手法入力手
    段と、 前記撮影手法の種類と、本撮影における適正露出時間を
    求めるための仮撮影用の露出時間とが対応づけられたル
    ックアップテーブルを記憶し、前記撮影手法入力手段に
    より入力された前記撮影手法の種類に応じた仮撮影用露
    出時間を、前記ルックアップテーブルを参照して求め、
    該求められた仮撮影用露出時間を前記カメラコントロー
    ラに入力する仮露出時間設定手段と、 前記仮撮影用露出時間にしたがった前記カメラコントロ
    ーラによる仮撮影により得られた仮撮影画像信号および
    該仮撮影用露出時間に基づいて、本撮影のための露出時
    間を設定し、該設定された本撮影用露出時間を前記カメ
    ラコントローラに入力する本露出時間設定手段とを備え
    たことを特徴とする撮影システム。
  2. 【請求項2】 前記本露出時間設定手段により設定され
    た前記本撮影用露出時間を表示する表示手段をさらに備
    えたことを特徴とする請求項1記載の撮影システム。
  3. 【請求項3】 前記本露出時間設定手段による前記本撮
    影用露出時間の設定は、前記仮撮影画像信号のうち、前
    記撮影手法入力手段に入力された前記撮影手法に応じ
    た、前記試料の一部分に対応する仮撮影画像信号に基づ
    いて行なうものであることを特徴とする請求項1または
    2記載の撮影システム。
  4. 【請求項4】 前記光電読取手段が冷却素子付CCDで
    あり、前記カメラコントローラが、前記仮撮影におい
    て、前記冷却素子付CCDをビニング機能による撮影に
    切り換えるものであることを特徴とする請求項1から3
    のうちいずれか1項に記載の撮影システム。
  5. 【請求項5】 前記本露出時間設定手段により設定され
    る前記本撮影における露出時間が、一定の上限値を有す
    るものであることを特徴とする請求項1から4のうちい
    ずれか1項に記載の撮影システム。
  6. 【請求項6】 前記仮露出時間設定手段が、仮撮影用露
    出時間の入力を受ける仮撮影用露出時間入力手段を有
    し、該仮撮影用露出時間入力手段に前記仮撮影用露出時
    間が入力されたときは、前記ルックアップテーブルに拘
    わらず、該入力された仮撮影用露出時間を、前記カメラ
    コントローラに入力するものであることを特徴とする請
    求項1から5のうちいずれか1項に記載の撮影システ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記仮露出時間設定手段が、前記仮撮影
    用露出時間入力手段に入力された仮撮影用露出時間およ
    び前記撮影手法入力手段に入力された撮影手法に基づい
    て、前記ルックアップテーブルの対応関係を書き換える
    ものであることを特徴とする請求項6記載の撮影システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記仮露出時間設定手段が、前記ルック
    アップテーブルにおける前記仮撮影用露出時間を変更す
    るルックアップテーブル書換手段をさらに備えたことを
    特徴とする請求項1から7のうちいずれか1項に記載の
    撮影システム。
  9. 【請求項9】 前記試料からの発光光が、蛍光、化学発
    光、照射光による前記試料からの反射光または透過光で
    あることを特徴とする請求項1から8のうちいずれか1
    項に記載の撮影システム。
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