JP2002287039A - 顕微鏡用撮影装置 - Google Patents

顕微鏡用撮影装置

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JP2002287039A
JP2002287039A JP2001083706A JP2001083706A JP2002287039A JP 2002287039 A JP2002287039 A JP 2002287039A JP 2001083706 A JP2001083706 A JP 2001083706A JP 2001083706 A JP2001083706 A JP 2001083706A JP 2002287039 A JP2002287039 A JP 2002287039A
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photometric
unit
exposure
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microscope
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JP2001083706A
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English (en)
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Hideyuki Masuyama
英之 益山
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Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 標本内における輝度差が大きく、かつ輝度の
分布が点在する被写体に対しても、適正で良好な露出が
得られる顕微鏡用撮影装置を提供する。 【解決手段】 顕微鏡本体100による観察像を撮像用
CCD21により撮像する顕微鏡用撮影装置であって、
二次元的に配される複数の受光部を有するCCD11に
より観察像を受光するとともに、各受光部からの測光出
力のうち注目する測光出力を抽出部13により抽出し、
この抽出された測光出力の平均値に基づき露出演算部1
8で露出演算を行い、この求められた露出時間に応じて
撮像用CCD21の露出制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は顕微鏡の観察像を撮
影する顕微鏡用撮影装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、顕微鏡に付属する周辺装置とし
て、顕微鏡の観察像を撮影するCCDなどの撮像手段を
有する顕微鏡用撮影装置が用いられている。
【0003】ところで、顕微鏡による観察像を撮影する
場合、標本あるいは検鏡法によっては標本の輝度差が広
く、かつ高輝度に発光している部位あるいは低輝度に発
光している部位が点在することがある。
【0004】このような場合、観察像の撮影範囲全域に
渡って平均的に測光した測光値に基づいて露出時間を決
定し撮影をすると、点在する発光部位が背景の影響を受
け露出が不適正な画像となる。例えば、蛍光標本を撮影
する場合、暗い背景の中に蛍光を発する高輝度部分が点
在することから、撮像範囲全域を平均測光してその測光
値から公知の計算式で単純に算出される露出時間に基づ
いて撮影を実施すると、暗い背景が浮き上がり撮影対象
である蛍光の発する高輝度部分が露出オーバーになって
しまう。
【0005】そこで、従来、このような被写体を撮影対
象とする撮影装置として、例えば特開平05−5633
1号公報に開示されるような方法が考えられている。こ
の特開平05−56331号公報のものは、暗い背景の
一部にスポットライトが当たっているような被写体を撮
影する場合について述べたのもで、測光範囲を24分割
のエリアに分割し各エリアに対して各々の輝度レベルを
検出してこれらより輝度ヒストグラムを作成する。そし
て、この輝度ヒストグラムから上位N(=2)個のエリ
アを抽出し、このN個のみでAE制御を実行する。この
場合、N個のエリアの輝度値を平均し、この平均輝度レ
ベルを予め設定された閾値y1と比較し、平均輝度レベ
ルがy1より高い場合は、ゲインを0dBに固定し、平
均輝度レベルが50IREになるようにアイリスの制御
によりAEを実行し、また平均輝度レベルがy1より低
い場合はアイリスを開放にし、平均輝度レベルが50I
REになるようにゲイン制御によりAEを実行するよう
にしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
特開平05−56331号の構成では、蛍光撮影のよう
な暗い背景の中に点在する高輝度部を撮像する場合に、
ゲイン制御により輝度レベルが調整されるため、S/N
の劣化がする。またAE制御を実行するエリアが上位N
個と固定されるため、標本のキズやゴミが撮像対象であ
る発光部より高輝度の場合、発光部の露出アンダーな画
像となってしまう。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、標本の輝度差が大きく、かつ輝度の分布が点在する
被写体に対しても、適正で良好な露出が得られる顕微鏡
用撮影装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
顕微鏡による観察像を撮像手段により撮像する顕微鏡用
撮影装置において、前記観察像を受光する二次元的に配
される複数の受光部を有する測光手段と、前記測光手段
の各受光部からの測光出力のうち注目する測光出力を抽
出する抽出手段と、前記抽出手段から抽出された測光出
力の平均値に基づき露出演算を行う露出演算手段と、露
出演算手段で求められた露出時間に応じて前記撮像手段
の露出制御を行う露出制御手段とを具備したことを特徴
としている。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記抽出手段は、前記測光手段の各受光部
からの測光出力の最大値と最小値とを検出し、これら最
大値、最小値に応じて設定された少なくとも一つの閾値
に基づいて、前記測光手段からの測光出力のうち注目す
る測光出力を抽出することを特徴としている。
【0010】請求項3記載の発明は、顕微鏡による観察
像を撮像手段により撮像する顕微鏡用撮影装置におい
て、前記観察像を受光する二次元的に配される複数の受
光部を有する測光手段と、前記測光手段の各受光部から
の測光出力をその大きさ順に読み出せるように格納する
測光データ格納手段と、前記測光データ格納手段から読
み出される測光出力の読み出し数を数えるカウント手段
と、予め所定の閾値が設定され、前記測光データ格納手
段から大きさ順に読み出された測光出力の中から、前記
閾値と前記カウント手段のカウント値とに基づいて露出
演算に用いる測光値を選択するデータ選択手段と、前記
データ選択手段から選択出力された測光値に基づき露出
演算を行う露出演算手段と、露出演算手段で求められた
露出時間に応じて前記撮像手段の露出制御を行う露出制
御手段とを具備したことを特徴としている。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれかに記載の発明において、前記測光手段は、前記
撮像手段を兼ねることを特徴としている。
【0012】この結果、本発明によれば、標本の輝度差
が大きく、かつ輝度の分布が点在するような被写体に対
しても、標本上で注目する部分に露出を合わせた露出時
間を算出することにより、最適露出により観察像を撮影
することができる。
【0013】また、抽出手段で検出された各測光出力の
最大値と最小値とから閾値が設定され、この閾値に基づ
き測光出力が抽出されることで、観察者が撮影したい部
分の測光出力を確実に抽出することができる。
【0014】さらに、本発明によれば、測光手段と撮像
手段を兼ね備える構成としたので、構成が簡単で、価格
的にも安価にできる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。
【0016】(第1の実施の形態)図1は、本発明が適
用される顕微鏡用撮影装置の概略構成を示している。図
において、100は顕微鏡本体で、この顕微鏡本体10
0には、撮影装置200が接続され、顕微鏡本体100
での観察像が光路aに沿って撮影装置200内に導かれ
るようになっている。
【0017】撮影装置200は、光路a上にプリズム2
0が配置されている。このプリズム20は、顕微鏡本体
100より観察像が導かれる光路aを反射光路bと透過
光路cに二分割するものである。
【0018】プリズム20で反射された反射光路b上に
は、測光手段としてCCD11が配置されている。この
CCD11は、プリズム20で反射され反射光路bに導
かれた観察像を受光するものである。この場合、CCD
11は、図2に示すように、複数の受光部が二次元的に
配されたm画素×n画素からなっている。
【0019】CCD11には、前置処理部12が接続さ
れている。この前置処理部12は、CCD11から出力
される信号を映像信号化して出力するものである。
【0020】前置処理部12には、抽出部13が接続さ
れている。この抽出部13は、最大値検出部14、最小
値検出部15、閾値設定部16および比較部17を有す
るもので、前置処理部12により映像信号化された信号
が測光出力として最大値検出部14、最小値検出部15
および比較部17に入力され、最大値検出部14および
最小値検出部15の出力はそれぞれ閾値設定部16に入
力され、閾値設定部16より出力される閾値が比較部1
7の一方の入力端子に入力される。
【0021】抽出部13の比較部17には、露出演算部
18が接続されている。この露出演算部18は、抽出部
13の比較部17からの比較結果の他に、不図示の操作
部より感度設定、露出補正等の撮影条件が入力され、こ
れらに基づいて露出時間を演算するものである。
【0022】そして、露出演算部18には、CCD駆動
部19が接続されている。このCCD駆動部19は、露
出演算部18で求められた露出時間により後述する撮影
用CCD21を駆動するものである。
【0023】一方、プリズム20を透過した透過光路c
には、観察像が投影される撮像用CCD21が配置され
ている。この撮影用CCD21は、CCD駆動部19の
駆動信号に基づいた露出時間で駆動されるようになって
いる。
【0024】撮影用CCD21には、前置処理部22が
接続されている。前置処理部22は、CCD11から出
力される信号を映像信号化して出力するものである。そ
して、前置処理部22で映像信号化された映像信号は、
画像信号処理部23でホワイトバランス、階調補正など
の信号処理が行われ画像記録部24に入力され記録され
る。
【0025】次に、このように構成された装置の作用を
説明する。
【0026】いま、顕微鏡本体100による観察像が光
路aに沿って撮影装置200内に導かれると、撮影装置
200において、光路a上のプリズム20により反射光
路bと透過光路cに分割される。
【0027】このうち、反射光路bに導かれた観察像
は、CCD11に投影され、光電変換が行われて出力さ
れる。CCD11の出力は前置処理部12においてサン
プリング処理などを経て映像信号化され、m×n個の受
光部それぞれの測光出力として、時系列的に順次出力さ
れる。また、前置処理部12から時系列的に出力される
測光出力は、m×n個の全測光出力が出力される時間毎
に、すなわち1フレーム毎に最大値検出部14及び最小
値検出部15において、それぞれ最大値(Pmax)及び
最小値(Pmin )が検出される。
【0028】そして、最大値検出部14及び最小値検出
部15で検出された最大値(Pmax)及び最小値(Pmin
)は、閾値設定部16に入力され、予め設定されてい
る係数αにより次式の演算が行われ、1フレーム毎の閾
値(Pth)が設定される。
【0029】 Pth=αPmax +(1−α)Pmin (0≦α≦1) ここで、係数αは、実験的または経験的に予め求められ
るものである。
【0030】閾値設定部16で設定された閾値は比較部
17に入力される。一方、比較部17には、前置処理部
12からm×n個の全受光部の測光出力が時系列的に順
次入力される。
【0031】比較部17では、1フレームごとに設定さ
れた閾値を比較判定条件として全受光部の測光出力との
比較が行われ、判定条件に合致した場合に該当受光部の
測光出力を出力する。例えば、比較判定条件を、P
(i,k)≧Pth (ただし、P(i,k)は各受光素
子の測光出力であり、1≦i≦m、1≦k≦n)とした
場合は、全受光素子の測光出力の中から閾値(Pth)以
上の測光出力のみが抽出されることになる。このように
して抽出された測光出力は露出演算部18に入力され
る。
【0032】露出演算部18では次式の平均化演算が行
われ、露出演算部18に入力された測光出力の平均値
(Pave )が算出される。なお、下式中のPkは測光出
力、Nは演算対象となった測光出力の数を示している。
【0033】Pave =ΣPk/N さらに露出演算部18では上式で求まったPave と不図
示の操作部より設定された撮影条件とに基づき露出時間
が演算される。
【0034】ここで、標本上の輝度分布状態と露出演算
との関係についての具体例を図3を参照して説明する。
【0035】例えば、図3に示す蛍光標本FLように、
輝度の低い暗い背景52の中に蛍光発光部の高輝度部分
51が点在した場合を考える。この様な場合には、多く
の受光部が輝度の低い背景の中に存在し、少しの受光部
のみが高輝度部分51に存在するため、輝度(測光出
力)に対応した受光部の分布は図4に示すような低輝度
域A、高輝度域Bの2領域が存在する。つまり、図3の
ような蛍光標本FLの場合には、図4に示すように低輝
度の測光出力をする受光部数が集中し、中輝度の測光出
力をする受光部数がなく、そして多少の高輝度の測光出
力をする受光部数がある。
【0036】そこで、本実施の形態では閾値設定部16
で中輝度部の付近に閾値Pthを設定し、閾値Pth以上の
測光出力(図4の斜線部)のみを抽出して、それらの平
均値Pave を求め、これを露出時間演算に利用してい
る。そのため、図3に示す蛍光標本FLにおける発光部
の高輝度部分51に露出を合わせられ、高輝度部分51
の撮影に最適な露出演算を行うことができる。
【0037】露出演算部18により算出された露出時間
はCCD駆動部19に設定され、CCD駆動部19は設
定された露出時間をもとに、顕微鏡画像を撮影するため
の撮像用CCD21に対して制御信号を出力する。撮像
用CCD21ではプリズム20を透過した光路cにより
投影された観察像を光電変換し出力する。撮像用CCD
21の出力は前置処理部22において映像信号化され画
像信号処理部23に出力し、画像信号処理部23におい
てホワイトバランス処理や階調補正処理、画像記録のた
めのデータ生成などの信号処理が行われる。そして不図
示の操作部より顕微鏡画像を撮影するためのレリーズ操
作を与えることで、画像信号処理部23は画像記録部2
4に観察像を記録する。
【0038】従って、このようにすれば、全受光部の測
光出力中の最大値と最小値とから、標本上で注目する部
分の測光出力を抽出可能な閾値Pthを求め、その閾値P
thに基づいて抽出された測光出力のみの平均値Pave か
ら露出演算を行うようにしたので、標本上で注目する部
分に露出を合わせた露出時間を算出でき、最適露出によ
り観察像を撮影し記録することが可能となる。
【0039】なお、上述では、CCD11と撮影用CC
D21へ光路を分岐するためのプリズム20を用いてい
るが、このプリズム20の代わりにミラーを設置しても
良い。この場合、測光・露出演算時においては観察像が
ミラーにより光路bに反射され、CCD11に観察像を
投影する。撮影者が不図示の操作部からレリーズ操作を
与えると、ミラーは光路から抜け観察像が光路cを介し
て撮影用CCD21に投影され、観察像が記録される。
【0040】さらに、上述では、比較部17における比
較判定条件をP(i,k)≧Pthとしたが、これに限る
ことなく適宜変更可能である。例えば標本の輝度分布が
図3に示す場合とは逆、すなわち背景が高輝度で低輝度
部分が点在するような場合であり、点在する低輝度部分
に露出を合わせたいときには、上記比較判定条件をP
(i,k)≦Pthとすれば、上述したと同様の効果が得
られる。
【0041】さらにまた、上述した抽出部13と露出演
算部18と同様の機能をパーソナルコンピュータ(P
C)や機器組込CPUに持たせ、ソフト的に処理するよ
うに構成しても良い。また閾値Pthを算出するための係
数αを可変として、操作者が任意に設定できるように構
成しても良い。
【0042】(第2の実施の形態)図5は、本発明の第
2の実施の形態の概略構成を示すもので、抽出部13の
内部構成を除いては第1の実施の形態と同様であるの
で、図1と同一部分には、同符号を付して異なる部分に
ついてのみ説明する。
【0043】この第2の実施の形態では、最大値検出部
14及び最小値検出部15の出力端子に対し2つの閾値
設定部16−1,16−2を並列に設け、双方の出力を
比較部25に入力することで2つの閾値を設定し、これ
ら2つの閾値を使って測光出力を抽出するようにしてい
る。
【0044】この場合、閾値設定部16−1,16−2
は、予め設定された係数α1,α2(α1<α2)によ
り、次式の演算が行われ、閾値(Pth1 ,Pth2 )が設
定される。
【0045】 Pth1 =α1Pmax +(1−α1)Pmin (0≦α1
≦1) Pth2 =α2Pmax +(1−α2)Pmin (0≦α2
≦1) 比較部25では閾値値(Pth1 ,Pth2 )および前置処
理部12からm×n個の全受光部の測光出力が時系列的
に順次入力され、予め設定された比較条件Pth1 ≦P
(i,k)≦Pth2 により比較が行われる。前置処理部
12から入力する測光出力のうち上記比較条件に合致し
た測光出力のみを露出演算部18へ出力する。そして、
閾値Pth1 と閾値Pth2 との間にある測光出力のみを露
出演算部18で平均化し、その平均値Pave に基づいて
露出時間を算出している。
【0046】ここで、標本上の輝度分布状態と露出演算
との関係について図6を参照して説明する。
【0047】この場合、同図に示すような標本の場合、
低輝度域A、中間輝度域C、高輝度域Bの3領域に発光
部の分布があり、閾値(Pth1 ,Pth2 )を中間輝度域
Cの測光出力を選択するように設定している。このよう
に2つの閾値(Pth1 ,Pth2 )を設定することによ
り、標本の傷やゴミ等による高輝度域と標本背景の低輝
度域とによる各測光出力を除いた発光部のみで露出時間
を算出できることになる。
【0048】従って、このようにすれば、図3の蛍光標
本FLに傷、ゴミ等が混在している場合であっても、注
目部分である発光部の高輝度部分51に合わせた露出が
可能になる。
【0049】なお、上述では、2つの閾値の設定を中間
輝度域Cを挟むように設定したがその他の設定でも良
い。例えば、上記α2をα2=1とすれば、閾値Pth2
=Pmax となり、前述した第1の実施の形態と同様の効
果が得られる。またα1=0とすれば、閾値Pth1 =P
min となり、第1の実施の形態での比較判定条件をPi
≦Pthとした場合と同様の効果が得られる。
【0050】(第3の実施の形態)図7は、本発明の第
3の実施の形態の概略構成を示すもので、ここでは、図
1に示す撮像用CCD21がCCD11の機能を兼ねる
構成を除いて、第1の実施の形態と同様であるので、図
1と同一部分には、同符号を付して異なる部分について
のみ説明する。
【0051】この場合、図1に示す撮像用CCD21が
CCD11の機能を兼ねるCCD31が光路a上に配置
されている。そして、顕微鏡本体100による観察像が
光路aを通ってCCD31に導かれる。CCD31は2
次元的に受光部が配されたカラーCCDとする。CCD
31では観察像が光電変換され、前置処理部26に出力
される。前置処理部26ではCCD31の出力が映像信
号化し、カラー信号から輝度信号を生成して、CCD3
1上の各受光部それぞれの測光出力として、時系列的に
順次抽出部13に出力される。前置処理部26の出力が
入力された抽出部13は第1の実施の形態と同様に作用
する。
【0052】ここで操作者から不図示の操作部によりレ
リーズ操作を与えると、露出演算部28は算出された露
出時間をCCD駆動部19に設定し、CCD駆動部19
は設定された露出時間に基づきCCD31を駆動する。
【0053】CCD31の出力は前置処理部26を介し
て画像信号処理部23に入力され、顕微鏡画像は画像記
録部24に記録される。
【0054】従って、このようにすれば、撮像用と測光
用とを1つのCCD31で兼ねるようにしても、標本上
で注目する部分に露出を合わせた露出時間を算出でき、
最適露出により観察像を撮影することが可能となる。ま
た、1個のCCD31を使用するだけなので、構成が簡
単で、価格的にも安価にできる。
【0055】なお、上述では、操作者からのレリーズ操
作が行われたときに、算出された露出時間をCCD駆動
部19に設定しているが、1フレームもしくは数フレー
ム毎に遂次、算出された露出時間をCCD駆動部19に
設定しても良い。
【0056】また別の変形例として前置処理部26から
抽出部13へは輝度信号の代わりにR、G、Bの各カラ
ー信号を出力しても良い。この場合、最大値検出部1
4、最小値検出部15ではR、G、Bそれぞれの最大
値、最小値を検出し、閾値設定部16へ出力する。閾値
設定部16では抽出条件に最も適した色をR、G、Bか
ら選び、選ばれたカラー信号に対する閾値を設定する。
比較部17では前置処理部26から入力されたR、G、
Bの各信号から閾値設定部16で選ばれた色に対する信
号と閾値とを比較し、比較判定条件を満たす受光部の測
光出力を露出演算部18に出力する。
【0057】この作用により、単色系で発光することが
多い蛍光標本では、その特徴的な発色をする発光部に対
して露出を合わせた露出時間を算出でき、最適露出によ
り撮像された観察像を記録することが可能となる。
【0058】(第4の実施の形態)図8は、本発明の第
4の実施の形態の概略構成を示すもので、図1と同一部
分には同一符号を付して異なる部分についてのみ説明す
る。
【0059】この場合、抽出部13は、前置処理部12
からの測光出力が測光データ格納手段としてデータ配列
部41に入力され、配列方向設定部42で指定された配
列方向で、例えば大きい順にデータ配列された状態で格
納する。また、データ配列部41は、格納されている測
光出力を、スタートデータ設定部43から指定された読
出し位置より配列順(例えば大きい順に)に時系列的に
順次出力する。
【0060】スタートデータ設定部43は、データ配列
部41の読出し開始位置にあるデータ(スタートデー
タ)を、最大値又は最小値等のように任意に指定する。
なお、以下の説明ではスタートデータ設定部43が最大
値を設定するように構成されているものとして説明す
る。
【0061】データ配列部41から読み出される測光出
力はデータ選択手段としてデータ選択部44及びカウン
ト手段としてデータカウント部45に入力する。データ
カウント部45は、データ選択部44から測光出力が読
み出される度に受光素子出力数をカウントし、そのカウ
ント値をデータ数比較部46へ出力する。
【0062】このデータ数比較部46には、累積データ
数設定部47から予め設定された累積データ数が閾値と
して入力されている。データ数比較部46では、累積デ
ータ数とデータカウント部45から遂次送られてくるカ
ウント値とを比較し、カウント値が累積データ数を越え
るまで、データ選択部44に対し測光出力の出力を許可
し、累積データ数を越えた時点でデータ選択部44に対
しその出力を停止させるように制御を行う。ここで、デ
ータ数比較部46により予め設定される累積データ数
(Nth)は Nth=βN (0<β≦1,Nは全受光素子数) で設定されるものとする。
【0063】このような動作により、データ配列部41
から測光出力が最大値の測光出力から順に読み出されて
データ選択部44に入力される。また、データ選択部4
4に入力される測光出力は、読出し開始から累積データ
数(Nth)となるまで露出演算部18への出力が許可さ
れる。これにより、露出演算部18において、測光出力
の最大値から大きい順に累積データ数(Nth)に達する
までの測光出力の平均値Pave で露出時間が演算される
ことになる。
【0064】ここで、標本輝度分布状態と受光素子出力
数、及び累積受光素子数の対応関係を図示すると、図9
に示すようになる。この場合、平均化され露出時演算の
対象となる受光素子出力(測光値)は、同図に斜線で示
す輝度領域となる。すなわち、前述した第1の実施の形
態と同様の効果が得られる。またスタートデータ設定部
43の設定を最小値とすれば、第1の実施の形態での判
定条件をPi ≦Pthとした場合と同様の効果を得ること
ができる。
【0065】なお、本発明は上述した各実施の形態に限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内で種々変形実施可能である。
【0066】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、標本
内における輝度差が大きく、かつ輝度の分布が点在する
被写体に対しても、適正で良好な露出が得られる顕微鏡
用撮影装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図2】第1の実施の形態に用いられるCCDの概略構
成を示す図。
【図3】第1の実施の形態に用いられる蛍光標本の一例
を示す図。
【図4】第1の実施の形態の輝度(測光出力)に対応し
た受光部の分布を示す図。
【図5】本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図6】第2の実施の形態の輝度(測光出力)に対応し
た受光部の分布を示す図。
【図7】本発明の第3の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図8】本発明の第4の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図9】第4の実施の形態の標本輝度分布状態と受光素
子出力数、及び累積受光素子数の対応関係を示す図。
【符号の説明】
100…顕微鏡本体 200…撮影装置 11…CCD 12…前置処理部 13…抽出部 14…最大値検出部 15…最小値検出部 16…閾値設定部 17…比較部 18…露出演算部 19…CCD駆動部 20…プリズム 21…撮像用CCD 22…前置処理部 23…画像信号処理部 24…画像記録部 25…比較部 26…前置処理部 28…露出演算部 31…CCD 41…データ配列部 42…配列方向設定部 43…スタートデータ設定部 44…データ選択部 45…データカウント部 46…データ数比較部 47…累積データ数設定部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 顕微鏡による観察像を撮像手段により撮
    像する顕微鏡用撮影装置において、 前記観察像を受光する二次元的に配される複数の受光部
    を有する測光手段と、 前記測光手段の各受光部からの測光出力のうち注目する
    測光出力を抽出する抽出手段と、 前記抽出手段から抽出された測光出力の平均値に基づき
    露出演算を行う露出演算手段と、 露出演算手段で求められた露出時間に応じて前記撮像手
    段の露出制御を行う露出制御手段とを具備したことを特
    徴とする顕微鏡用撮影装置。
  2. 【請求項2】 前記抽出手段は、 前記測光手段の各受光部からの測光出力の最大値と最小
    値とを検出し、これら最大値、最小値に応じて設定され
    た少なくとも一つの閾値に基づいて、前記測光手段から
    の測光出力のうち注目する測光出力を抽出することを特
    徴とする請求項1記載の顕微鏡用撮影装置。
  3. 【請求項3】 顕微鏡による観察像を撮像手段により撮
    像する顕微鏡用撮影装置において、 前記観察像を受光する二次元的に配される複数の受光部
    を有する測光手段と、 前記測光手段の各受光部からの測光出力をその大きさ順
    に読み出せるように格納する測光データ格納手段と、 前記測光データ格納手段から読み出される測光出力の読
    み出し数を数えるカウント手段と、 予め所定の閾値が設定され、前記測光データ格納手段か
    ら大きさ順に読み出された測光出力の中から、前記閾値
    と前記カウント手段のカウント値とに基づいて露出演算
    に用いる測光値を選択するデータ選択手段と、 前記データ選択手段から選択出力された測光値に基づき
    露出演算を行う露出演算手段と、 露出演算手段で求められた露出時間に応じて前記撮像手
    段の露出制御を行う露出制御手段とを具備したことを特
    徴とする顕微鏡用撮影装置。
  4. 【請求項4】 前記測光手段は、前記撮像手段を兼ねる
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の顕
    微鏡用撮影装置。
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