JP2000179794A - ガスボンベに樹脂被覆を施す方法及び樹脂被覆されたガスボンベ - Google Patents

ガスボンベに樹脂被覆を施す方法及び樹脂被覆されたガスボンベ

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JP2000179794A
JP2000179794A JP10356451A JP35645198A JP2000179794A JP 2000179794 A JP2000179794 A JP 2000179794A JP 10356451 A JP10356451 A JP 10356451A JP 35645198 A JP35645198 A JP 35645198A JP 2000179794 A JP2000179794 A JP 2000179794A
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gas cylinder
adhesive layer
resin
pressure
sensitive adhesive
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JP10356451A
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English (en)
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Masao Sato
正夫 佐藤
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Nippon Tansan Gas Co Ltd
Original Assignee
Nippon Tansan Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱収縮被覆材はガスボンベの外面に密着し固
着はしていない。密着力が被覆材に加わるトルクに対抗
できないと、被覆材がボンベから剥がれて空回りをし、
開封及び気密保持がうまく行えない。密着性のよい塩化
ビニールは環境上使用不適で、代替品のポリエチレン等
は密着性が悪い。 【解決手段】 方法は、加熱収縮型の外装チューブ(1)
の内面に圧着型接着剤層(2)を印刷する。該外装チュー
ブ(1)をガスボンベ(3)に被せて加熱し、該外装チューブ
(1)の収縮力で該外装チューブ( 1)を該ガスボンベ(3)の
外面に直接に密着させ、該圧着型接着剤層(2)の部分で
は該圧着型接着剤層(2)を介して固着させる。樹脂被覆
されたガスボンベは、内面に圧着型接着剤層(2)が印刷
された加熱収縮型の外装チューブ(1)が、加熱収縮によ
る直接的な密着面(5)と、該圧着型接着剤層(2)を介して
の固着面(6)で、ガスボンベ(3)の外面を被覆している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はガスボンベに樹脂被
覆を施す方法及び樹脂被覆されたガスボンベにかかり、
ガスボンベに加わるトルクによって樹脂被覆がガスボン
ベから剥がれて空回りしないようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】加熱収縮性の樹脂チューブを用いた樹脂
被覆ガスボンベとしては、本件出願人が先に開発した実
用新案登録第1456578号(実公昭55−5215
3号)で提案されたものがある。通常、この型式のガス
ボンベは、容器内の液体、例えば炭酸飲料や酒、をガス
圧で押し出すために使用される。そのため、ガスボンベ
は自身の首部外周にネジが設けられており、このネジを
容器に付設されたネジに締め込むことによって、自身の
封板の開封と、この開封によって流出する加圧ガスの気
密確保の双方がなされるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】被覆材はガスボンベの
外面に自身の収縮力で密着しているだけで、固着はして
いない。ガスボンベは気密を確保するために、大きな締
めトルクで容器に取り付けられる。そのため、この密着
力がこのトルクに対抗できないと被覆材がガスボンベか
ら剥がれて空回りをし、開封及び気密保持がうまく行え
ない。そこで、被覆材には密着性のよい塩化ビニールを
使用している。しかしながら、塩化ビニール製品の製
造、使用後の廃棄において環境上の問題が指摘されてい
る。
【0004】そこで、代替品としてポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリスチレン、ポリエチレンテレフタレー
トのような環境問題の少ない材質を利用する製品が検討
されている。ところが、これらの材質は塩化ビニールに
比べて密着性が悪く、容器締め付け時に被覆材だけが空
回りをしてしまう。
【0005】本発明は環境問題に適合すると共に被覆材
の空回りも防げるようなガスボンベに樹脂被覆を施す方
法及び樹脂被覆されたガスボンベを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明にかかるガスボン
ベに樹脂被覆を施す方法は、加熱収縮型の外装チューブ
の内面に圧着型接着剤層を印刷しておく。該外装チュー
ブをガスボンベに被せて加熱する。そして、該外装チュ
ーブの収縮力で該外装チューブをガスボンベの外面に直
接に密着させると共に該圧着型接着剤層の部分では該圧
着型接着剤層を介して固着させる。
【0007】圧着型接着剤は印刷によって外装チューブ
の内面に施され、接着剤層を形成する。そのため、従来
の外装チューブの取扱や装着の工程をそのまま本発明の
方法に適用でき、また接着剤の印刷も被覆材の装飾用印
刷と同時にできるので、格別の工程は何ら必要でない。
【0008】該外装チューブがポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン及びポリエチレンテレフタレート
の内の一つで構成されていてもよい。この場合、使用済
み後の処理に際しても、環境問題を伴うことはない。
【0009】該圧着型接着剤層が加熱処理後に半透明化
する材質のものであってもよい。この場合、固着面のあ
る部分が外部からすぐ見分けられるので、その部分に手
をかけるようにすれば、樹脂被覆の剥離を一層確実に予
防できる。
【0010】該圧着型接着剤層はそれ自体が表示構成材
となっていてもよい。この場合、接着剤層が固着の役目
を果たすと共に、それ自身が模様や文字となって表示機
能を果たす。
【0011】本発明にかかる樹脂被覆されたガスボンベ
は、内面に圧着型接着剤層が印刷された加熱収縮型の外
装チューブが、加熱収縮による密着面と、該圧着型接着
剤層を介しての固着面で、ガスボンベの外面を被覆して
いる。樹脂被覆はガスボンベの外面を、加熱収縮による
単なる密着面だけでなく、圧着型接着剤層を介しての固
着面によって、被覆しているので、大きなトルクを受け
ても、樹脂被覆がガスボンベから剥離することはない。
【0012】この樹脂被覆されたガスボンベの場合もガ
スボンベに樹脂被覆を施す方法の場合と同様に、該外装
チューブがポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン及びポリエチレンテレフタレートの内の一つで構成さ
れていてもよく、そうすることによってそれに応じた作
用を果たす。
【0013】同様に、該圧着型接着剤層が加熱処理後に
半透明化する材質のものであったり、該圧着型接着剤層
はそれ自体が表示構成材となっていてもよく、そうする
ことによってそれぞれに応じた作用を果たす。
【0014】
【発明の実施の形態】1は加熱収縮型の外装チューブ、
2はその内面に印刷された圧着型接着剤層、3はガスボ
ンベである。この外装チューブ1をガスボンベ3に被せ
て加熱する。
【0015】この外装チューブ1は自身の収縮力でガス
ボンベ3の外面を覆い、樹脂被覆4を形成する。この樹
脂被覆4はガスボンベ3に対し、密着面5で直接的に密
着し、また圧着型接着剤層2のある部分ではこの圧着型
接着剤層2を介しての固着面6で固着している。
【0016】このガスボンベ3を開栓するため、これを
握って容器のネジ部にねじ込むと、トルクが樹脂被覆4
とガスボンベ3の接着面に剪断力となって作用する。こ
の場合、樹脂被覆4はガスボンベ3に対し、単なる密着
面5だけでなく固着面6も有するので、大きな剪断耐力
を有し、剥離することはない。従って、開栓及び気密保
持を確実になすことができる。
【0017】以下の[0018]〜[0020]の説明
は、ガスボンベに樹脂被覆を施す方法と樹脂被覆された
ガスボンベの双方の場合に当てはまる。
【0018】外装チューブ1がポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン及びポリエチレンテレフタレート
の内の一つで構成されている。こうすると、使用済み後
の処理に際しても、環境問題を伴うことはない。
【0019】圧着型接着剤層2が加熱処理後に半透明化
する材質のものとなっている。こうすると、固着面6の
ある部分が外部からすぐ見分けられるので、その部分に
手をかけるようにすれば、樹脂被覆4の剥離を一層確実
に予防できる。
【0020】圧着型接着剤層2はそれ自体が表示構成材
7となっている。こうすると、圧着型接着剤層2が固着
の役目を果たすと共に、それ自身が模様や文字となって
表示機能を果たす。
【0021】
【発明の効果】本発明の方法によれば、圧着型接着剤は
印刷により外装チューブの内面に施されて接着剤層を形
成するので、従来の外装チューブの取扱や装着の工程を
そのまま適用でき、また接着剤の印刷も外装チューブの
装飾用印刷と同時にできるので、格別の工程を組み入れ
る必要は何らなく、ガスボンベに対する樹脂被覆を密着
面と固着面で強固になせる。
【0022】請求項2によれば、塩化ビニールを用いな
いので、使用済み後の処理に際しても、環境問題を伴う
ことはない。
【0023】請求項3によれば、圧着型接着剤層が半透
明化するので、固着面のある部分を外部からすぐ見分け
られ、その部分に手をかけるようにすれば、樹脂被覆の
剥離を一層確実に予防できる。
【0024】請求項4によれば、接着剤層に固着の役目
を果たさせると共に、それ自身に模様や文字として表示
機能を果たさせることもできる。
【0025】請求項5によれば、樹脂被覆によりガスボ
ンベの外面を、加熱収縮による単なる密着面だけでな
く、圧着型接着剤層を介しての固着面によって、被覆で
きるので、大きなトルクを受けても、樹脂被覆がガスボ
ンベから剥離することはない。
【0026】請求項6ないし8によれば、ガスボンベに
樹脂被覆を施す方法において奏された効果に準じた効果
が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるガスボンベに樹脂被覆を施す方
法の具体例を示す一部切断正面図である。
【図2】本発明にかかる樹脂被覆されたガスボンベの具
体例を示す一部切断正面図である。
【図3】図2の3−3線断面図である。
【符号の説明】
1 外装チューブ 2 圧着型接着剤層 3 ガスボンベ 4 樹脂被覆 5 密着面 6 固着面 7 表示構成材

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱収縮型の外装チューブ(1)の内面に
    圧着型接着剤層(2)を印刷し、該外装チューブ(1)をガス
    ボンベ(3)に被せて加熱し、該外装チューブ(1)の収縮力
    で該外装チューブ(1)を該ガスボンベ(3)の外面に直接に
    密着させると共に該圧着型接着剤層(2)の部分では該圧
    着型接着剤層(2)を介して固着させるようにしたことを
    特徴とするガスボンベに樹脂被覆を施す方法。
  2. 【請求項2】 該外装チューブ(1)がポリエチレン、ポ
    リプロピレン、ポリスチレン及びポリエチレンテレフタ
    レートの内の一つで構成されている請求項1に記載のガ
    スボンベに樹脂被覆を施す方法。
  3. 【請求項3】 該圧着型接着剤層(1)が加熱処理後に半
    透明化する材質のものである請求項1に記載のガスボン
    ベに樹脂被覆を施す方法。
  4. 【請求項4】 該圧着型接着剤層(1)はそれ自体が表示
    構成材(7)となっている請求項1、2又は3に記載のガ
    スボンベに樹脂被覆を施す方法。
  5. 【請求項5】 内面に圧着型接着剤層(2)が印刷された
    加熱収縮型の外装チューブ(1)は、加熱収縮による直接
    的な密着面(5)と、該圧着型接着剤層(2)を介しての固着
    面(6)で、ガスボンベ(3)の外面を被覆していることを特
    徴とする樹脂被覆されたガスボンベ。
  6. 【請求項6】 該外装チューブ(1)がポリエチレン、ポ
    リプロピレン、ポリスチレン及びポリエチレンテレフタ
    レートの内の一つで構成されている請求項5に記載の樹
    脂被覆されたガスボンベ。
  7. 【請求項7】 該圧着型接着剤層(2)が加熱処理後に半
    透明化する材質のものである請求項5に記載の樹脂被覆
    されたガスボンベ。
  8. 【請求項8】 該圧着型接着剤層(2)はそれ自体が表示
    構成材(7)となっている請求項5、6又は7に記載の樹
    脂被覆されたガスボンベ。
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