JP2000179546A - 車輪用軸受装置 - Google Patents
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C43/00—Assembling bearings
- F16C43/04—Assembling rolling-contact bearings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C19/00—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement
- F16C19/22—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings
- F16C19/34—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load
- F16C19/38—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers
- F16C19/383—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone
- F16C19/385—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone with two rows, i.e. double-row tapered roller bearings
- F16C19/386—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing rollers essentially of the same size in one or more circular rows, e.g. needle bearings for both radial and axial load with two or more rows of rollers with tapered rollers, i.e. rollers having essentially the shape of a truncated cone with two rows, i.e. double-row tapered roller bearings in O-arrangement
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/58—Raceways; Race rings
- F16C33/60—Raceways; Race rings divided or split, e.g. comprising two juxtaposed rings
- F16C33/605—Raceways; Race rings divided or split, e.g. comprising two juxtaposed rings with a separate retaining member, e.g. flange, shoulder, guide ring, secured to a race ring, adjacent to the race surface, so as to abut the end of the rolling elements, e.g. rollers, or the cage
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- F16C2326/02—Wheel hubs or castors
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C33/00—Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
- F16C33/30—Parts of ball or roller bearings
- F16C33/58—Raceways; Race rings
- F16C33/581—Raceways; Race rings integral with other parts, e.g. with housings or machine elements such as shafts or gear wheels
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rolling Contact Bearings (AREA)
- Support Of The Bearing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 軽量コンパクトで負荷容量の大きい高剛性の
駆動車輪支持用の車輪用軸受装置を提供することであ
る。 【解決手段】 内方部材1の外径面と外方部材7の内径
面それぞれに複列の転走面6a、6b、8a、8bを形
成し、内方部材側転走面6a、6bと外方部材側転走面
8a、8b間に複列の円すいころ9a、9bを組込んで
軽量コンパクト化および負荷容量の向上を図る。また、
内方部材1のインナー側端部の外径面上に鍔輪13を圧
入し、この鍔輪13の圧入量の管理により円すいころ9
a、9bに適正な予圧を付与して剛性の向上を図る。
駆動車輪支持用の車輪用軸受装置を提供することであ
る。 【解決手段】 内方部材1の外径面と外方部材7の内径
面それぞれに複列の転走面6a、6b、8a、8bを形
成し、内方部材側転走面6a、6bと外方部材側転走面
8a、8b間に複列の円すいころ9a、9bを組込んで
軽量コンパクト化および負荷容量の向上を図る。また、
内方部材1のインナー側端部の外径面上に鍔輪13を圧
入し、この鍔輪13の圧入量の管理により円すいころ9
a、9bに適正な予圧を付与して剛性の向上を図る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車等の車両
の駆動輪を支持する車輪用軸受装置に関するものであ
る。
の駆動輪を支持する車輪用軸受装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車の車輪用軸受装置においては、燃
料消費の軽減を図るため、軽量、コンパクト化の要求が
厳しくなってきている。一方、長寿命、高剛性化という
相反する要求も増えてきている。
料消費の軽減を図るため、軽量、コンパクト化の要求が
厳しくなってきている。一方、長寿命、高剛性化という
相反する要求も増えてきている。
【0003】そのような要求を満足させるため、各種の
車輪用軸受装置が提案されている。例えば、特願昭63
−162302号公報に記載された軸受装置において
は、外方部材を半径方向に分割して、転動体の組込み個
数(充填度)の増加を図り、負荷容量の増大を図ること
がなされている。
車輪用軸受装置が提案されている。例えば、特願昭63
−162302号公報に記載された軸受装置において
は、外方部材を半径方向に分割して、転動体の組込み個
数(充填度)の増加を図り、負荷容量の増大を図ること
がなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記公報に
記載された車輪用軸受装置においては、外方部材が分割
されているため、製法の安定性や信頼性の面で問題があ
り、また、転動体に予圧を付与すると、外方部材の分割
面にすきまが生じるため、実質的に予圧を負荷すること
ができず、軸受剛性の大幅な向上を望むことはできな
い。
記載された車輪用軸受装置においては、外方部材が分割
されているため、製法の安定性や信頼性の面で問題があ
り、また、転動体に予圧を付与すると、外方部材の分割
面にすきまが生じるため、実質的に予圧を負荷すること
ができず、軸受剛性の大幅な向上を望むことはできな
い。
【0005】特開平7−317776号公報に記載され
た車輪用軸受装置においては、円筒形ナックルの内側に
一対の肩おとし外方部材を組込み、その肩おとし外方部
材間に間座を装着して転動体に予圧を付与しているが、
組込みに熟練を要し、しかも部品点数が多いため、製造
コストも高くつき、また、転動体がボールであるため、
負荷容量と軸受剛性の点でまだ充分とは言えない。
た車輪用軸受装置においては、円筒形ナックルの内側に
一対の肩おとし外方部材を組込み、その肩おとし外方部
材間に間座を装着して転動体に予圧を付与しているが、
組込みに熟練を要し、しかも部品点数が多いため、製造
コストも高くつき、また、転動体がボールであるため、
負荷容量と軸受剛性の点でまだ充分とは言えない。
【0006】また、イギリス特許1,267,394号
明細書には、複列円すいころを適用した内方部材ユニッ
トが開示されている。この内方部材ユニットにおいて
は、内方部材の外径面に内輪を圧入しているため、その
内輪によって複列の円すいころに予圧を付与することが
でき、軸受剛性の高い、負荷容量の大きい内方部材ユニ
ットを得ることができるが、被駆動輪用の内方部材ユニ
ットであって、駆動輪用には適用することができない。
明細書には、複列円すいころを適用した内方部材ユニッ
トが開示されている。この内方部材ユニットにおいて
は、内方部材の外径面に内輪を圧入しているため、その
内輪によって複列の円すいころに予圧を付与することが
でき、軸受剛性の高い、負荷容量の大きい内方部材ユニ
ットを得ることができるが、被駆動輪用の内方部材ユニ
ットであって、駆動輪用には適用することができない。
【0007】この発明の課題は、軽量コンパクトで高負
荷容量、高剛性の駆動輪支持用の車輪用軸受装置を提供
することである。
荷容量、高剛性の駆動輪支持用の車輪用軸受装置を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明においては、自動車の駆動輪側の車輪用
軸受装置において、外径面に車輪取付け用のフランジお
よび複列の転走面が形成され、内径面に端部に一体に設
けられた等速ジョイント用外輪の内周面にトルク伝達用
の転走面が設けられた内方部材と、内径面に前記内方部
材の転走面に対応して複列の転走面が形成された外方部
材と、内方部材側転走面と外方部材側転走面間に組込ま
れて内方部材を回動自在に支持する複列の円すいころ
と、各列の円すいころを保持する保持器とから成る構成
を採用している。
めに、この発明においては、自動車の駆動輪側の車輪用
軸受装置において、外径面に車輪取付け用のフランジお
よび複列の転走面が形成され、内径面に端部に一体に設
けられた等速ジョイント用外輪の内周面にトルク伝達用
の転走面が設けられた内方部材と、内径面に前記内方部
材の転走面に対応して複列の転走面が形成された外方部
材と、内方部材側転走面と外方部材側転走面間に組込ま
れて内方部材を回動自在に支持する複列の円すいころ
と、各列の円すいころを保持する保持器とから成る構成
を採用している。
【0009】上記のように、複列の円すいころで内方部
材を回動自在に支持することによって、負荷容量の大き
い車輪用軸受装置を得ることができる。その車輪用軸受
装置の剛性の向上を図るため、内方部材の外径面上にこ
ろ案内用の鍔輪を圧入し、かつ内方部材のインナー側端
部の加締めにより固着して、その鍔輪により円すいころ
に予圧を付与する構成を採用している。
材を回動自在に支持することによって、負荷容量の大き
い車輪用軸受装置を得ることができる。その車輪用軸受
装置の剛性の向上を図るため、内方部材の外径面上にこ
ろ案内用の鍔輪を圧入し、かつ内方部材のインナー側端
部の加締めにより固着して、その鍔輪により円すいころ
に予圧を付与する構成を採用している。
【0010】ここで、複列の円すいころを外向きとする
と、内方部材を安定よく支持することができる。また、
前記外方部材の最大内径と前記内方部材のインナー側端
部における外径の径差を、円すいころの最大径の2倍以
上とすると、内方部材上に保持器および外方部材を組込
んだのちに、その外方部材のインナー側端部と内方部材
のインナー側端部間から円すいころを挿入して保持器に
セットすることができるため、車輪用軸受装置を容易に
組立てることができる。
と、内方部材を安定よく支持することができる。また、
前記外方部材の最大内径と前記内方部材のインナー側端
部における外径の径差を、円すいころの最大径の2倍以
上とすると、内方部材上に保持器および外方部材を組込
んだのちに、その外方部材のインナー側端部と内方部材
のインナー側端部間から円すいころを挿入して保持器に
セットすることができるため、車輪用軸受装置を容易に
組立てることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0012】図1に示すように、内方部材1は、駆動輪
取付け用のフランジ2を外周の一端部(アウター側端
部)に有し、そのフランジ2に駆動輪固定用の内方部材
ボルト3が支持されている。
取付け用のフランジ2を外周の一端部(アウター側端
部)に有し、そのフランジ2に駆動輪固定用の内方部材
ボルト3が支持されている。
【0013】また、内方部材1の他端部(アウター側端
部)には等速ジョイントAの外輪4が一体に設けられて
いる。外輪4の内周には、等速ジョイントAの内輪aに
形成された転走面bと半径方向で対向する転走面5が形
成され、この転走面5と内輪aのトラックb間に内輪a
の回転を外輪4に伝えるトルク伝達用のボールcが組込
まれている。
部)には等速ジョイントAの外輪4が一体に設けられて
いる。外輪4の内周には、等速ジョイントAの内輪aに
形成された転走面bと半径方向で対向する転走面5が形
成され、この転走面5と内輪aのトラックb間に内輪a
の回転を外輪4に伝えるトルク伝達用のボールcが組込
まれている。
【0014】内方部材1の外周には、フランジ2と外輪
4との間に複列の転走面6a、6bが設けられている。
一方、内方部材1の外側に設けられた外方部材7の内周
には、上記転走面6a、6bに対向して転走面8a、8
bが形成され、半径方向で対向する転走面6a、6b、
8a、8b間に複列の円すいころ9a、9bが組込まれ
ている。
4との間に複列の転走面6a、6bが設けられている。
一方、内方部材1の外側に設けられた外方部材7の内周
には、上記転走面6a、6bに対向して転走面8a、8
bが形成され、半径方向で対向する転走面6a、6b、
8a、8b間に複列の円すいころ9a、9bが組込まれ
ている。
【0015】複列の円すいころ9a、9bは外向きの組
込みとされ、各列の円すいころ9a、9bは内方部材1
と外方部材7との間に組込まれた保持器10a、10b
によって保持されている。保持器10a、10bはポケ
ット11を有し、インナー側保持器10bに形成された
ポケット11は、その保持器10bの一側で開口し、上
記保持器10bの一側方から円すいころ9bを挿入し得
るようになっている。
込みとされ、各列の円すいころ9a、9bは内方部材1
と外方部材7との間に組込まれた保持器10a、10b
によって保持されている。保持器10a、10bはポケ
ット11を有し、インナー側保持器10bに形成された
ポケット11は、その保持器10bの一側で開口し、上
記保持器10bの一側方から円すいころ9bを挿入し得
るようになっている。
【0016】保持器10a、10bの最小内径は外輪4
の外径より小さく、その保持器10a、10bの内方部
材1上への組込みを可能とするため、各保持器10a、
10bを一つ割れ又は二つ割れとしている。
の外径より小さく、その保持器10a、10bの内方部
材1上への組込みを可能とするため、各保持器10a、
10bを一つ割れ又は二つ割れとしている。
【0017】複列の円すいころ9a、9bのうち、アウ
ター側の円すいころ9aは、アウター側転走面6aの大
径端に設けた鍔12によって案内される。一方、インナ
ー側の円すいころ9aは、外輪4の外径上に取付けた鍔
輪13によって案内される。
ター側の円すいころ9aは、アウター側転走面6aの大
径端に設けた鍔12によって案内される。一方、インナ
ー側の円すいころ9aは、外輪4の外径上に取付けた鍔
輪13によって案内される。
【0018】鍔輪13は外輪4に圧入され、その圧入量
の管理によって複列の円すいころ9a、9bに適正な予
圧が付与される。この鍔輪13は、外輪4のインナー側
端部の加締めによって固定される。14はその加締め部
を示す。
の管理によって複列の円すいころ9a、9bに適正な予
圧が付与される。この鍔輪13は、外輪4のインナー側
端部の加締めによって固定される。14はその加締め部
を示す。
【0019】鍔輪13の外径面は、等速ジョイントAの
ブーツdの装着部とされている。鍔輪13のアウター側
端部と外方部材7のインナー側端部間および外方部材7
のアウター側端部と内方部材1の外径面間にはそれぞれ
シール15が取付けられている。
ブーツdの装着部とされている。鍔輪13のアウター側
端部と外方部材7のインナー側端部間および外方部材7
のアウター側端部と内方部材1の外径面間にはそれぞれ
シール15が取付けられている。
【0020】外方部材7の最小内径は、内方部材1に設
けられた外輪4の外径より大径とされ、内方部材1のイ
ンナー側端部から内方部材1上に嵌合し得るようになっ
ている。
けられた外輪4の外径より大径とされ、内方部材1のイ
ンナー側端部から内方部材1上に嵌合し得るようになっ
ている。
【0021】また、外方部材7のシール圧入部における
最大内径と外輪4の外径との径差は、円すいころ9a、
9bの最大径の2倍以上とされており、外方部材7と外
輪4間に形成される環状空間からインナー側保持器10
bのポケット11に円すいころ9bを挿入し得るように
なっている。
最大内径と外輪4の外径との径差は、円すいころ9a、
9bの最大径の2倍以上とされており、外方部材7と外
輪4間に形成される環状空間からインナー側保持器10
bのポケット11に円すいころ9bを挿入し得るように
なっている。
【0022】ここで、外方部材7は、車体に取付けるよ
うにしてもよく、あるいは図示省略したナックルに圧入
によって取付けるようにしてもよい。車体に取付ける場
合は、外方部材7の外径面に車体連絡用のフランジ16
を設けるようにする。
うにしてもよく、あるいは図示省略したナックルに圧入
によって取付けるようにしてもよい。車体に取付ける場
合は、外方部材7の外径面に車体連絡用のフランジ16
を設けるようにする。
【0023】なお、実施の形態においては、外方部材7
の外径を内方部材ボルト3のピッチ内径より小径とし
て、内方部材ボルト3を補修交換可能としたが、これに
限定されない。
の外径を内方部材ボルト3のピッチ内径より小径とし
て、内方部材ボルト3を補修交換可能としたが、これに
限定されない。
【0024】実施の形態で示す車輪用軸受装置は上記の
構造から成り、その車輪用軸受装置の組立てに際して
は、内方部材1のインナー側端部からシール15および
一対の保持器10a、10bを順に挿入する。
構造から成り、その車輪用軸受装置の組立てに際して
は、内方部材1のインナー側端部からシール15および
一対の保持器10a、10bを順に挿入する。
【0025】インナー側保持器10bの挿入後、アウタ
ー側保持器10aのポケット11に円すいころ9aを挿
入する。図2に示すように、各ポケット11内に円すい
ころ9aを組込んだのち、内方部材1のインナー側端部
から外方部材7を嵌合する。このとき、外方部材7のア
ウター側端部に内方部材1上に先に挿入されたシール1
5を圧入する。
ー側保持器10aのポケット11に円すいころ9aを挿
入する。図2に示すように、各ポケット11内に円すい
ころ9aを組込んだのち、内方部材1のインナー側端部
から外方部材7を嵌合する。このとき、外方部材7のア
ウター側端部に内方部材1上に先に挿入されたシール1
5を圧入する。
【0026】外方部材7の嵌合後、その外方部材7のイ
ンナー側端部と内方部材1の外輪4の外径面間に形成さ
れた環状空間からインナー側保持器10bのポケット1
1に円すいころ9bを挿入する。この円すいころ9bの
組込み後、外輪4に鍔輪13を圧入し、その圧入量の管
理によって複列の円すいころ9a、9bに予圧を付与し
たのち、外方部材7のインナー側端部にシール15を取
付ける。
ンナー側端部と内方部材1の外輪4の外径面間に形成さ
れた環状空間からインナー側保持器10bのポケット1
1に円すいころ9bを挿入する。この円すいころ9bの
組込み後、外輪4に鍔輪13を圧入し、その圧入量の管
理によって複列の円すいころ9a、9bに予圧を付与し
たのち、外方部材7のインナー側端部にシール15を取
付ける。
【0027】このように、車輪用軸受装置のアウター側
円すいころ9aを除く他の部品の組込みは、内方部材1
のインナー側端部からの挿入によるものであるため、車
輪用軸受装置をきわめて簡単に組立てることができる。
円すいころ9aを除く他の部品の組込みは、内方部材1
のインナー側端部からの挿入によるものであるため、車
輪用軸受装置をきわめて簡単に組立てることができる。
【0028】ここで、上記車輪用軸受装置においては、
複列の円すいころ9a、9bを用いて内方部材1を回転
自在に支持するため、ボールを用いて内方部材1を支持
した車輪用軸受装置に比較して負荷容量が大きく、しか
も、複列の円すいころ9a、9bは鍔輪13の圧入によ
って予圧が付与されるため、高剛性の車輪用軸受装置を
得ることができる。
複列の円すいころ9a、9bを用いて内方部材1を回転
自在に支持するため、ボールを用いて内方部材1を支持
した車輪用軸受装置に比較して負荷容量が大きく、しか
も、複列の円すいころ9a、9bは鍔輪13の圧入によ
って予圧が付与されるため、高剛性の車輪用軸受装置を
得ることができる。
【0029】また、複列の円すいころ9a、9bは外向
きの組込みであるため、駆動車輪からのモーメント荷重
に対して高剛性を発揮し、内方部材1をきわめて安定よ
く支持することができる。
きの組込みであるため、駆動車輪からのモーメント荷重
に対して高剛性を発揮し、内方部材1をきわめて安定よ
く支持することができる。
【0030】さらに、円すいころ9a、9bの転動を案
内する内方部材側の複列の転走面6a、6bおよび外方
部材側の転走面8a、8bは、一体研削が可能であるた
め、精度の高い転走面の形成が可能であり、品質の安定
した高精度の車輪用軸受装置を得ることができる。
内する内方部材側の複列の転走面6a、6bおよび外方
部材側の転走面8a、8bは、一体研削が可能であるた
め、精度の高い転走面の形成が可能であり、品質の安定
した高精度の車輪用軸受装置を得ることができる。
【0031】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、複
列の円すいころによって内方部材を回転自在に支持した
ので、負荷容量の大きい車輪用軸受装置を得ることがで
きると共に、内方部材のインナー側端部の外径面上に固
定した鍔輪によって複列の円すいころに予圧を付与する
ようにしたので、高剛性の車輪用軸受装置を得ることが
できる。
列の円すいころによって内方部材を回転自在に支持した
ので、負荷容量の大きい車輪用軸受装置を得ることがで
きると共に、内方部材のインナー側端部の外径面上に固
定した鍔輪によって複列の円すいころに予圧を付与する
ようにしたので、高剛性の車輪用軸受装置を得ることが
できる。
【0032】また、円すいころの転動を案内する複列の
転走面を内方部材の外径面と外方部材の内径面に形成し
たことにより、車輪用軸受装置の軽量化と小型化とを図
ることができ、しかも、内方部材側の複列の転走面およ
び外方部材側の複列の転走面は一体の研削が可能である
ため、品質の安定した精度の高い車輪用軸受装置を得る
ことができる。
転走面を内方部材の外径面と外方部材の内径面に形成し
たことにより、車輪用軸受装置の軽量化と小型化とを図
ることができ、しかも、内方部材側の複列の転走面およ
び外方部材側の複列の転走面は一体の研削が可能である
ため、品質の安定した精度の高い車輪用軸受装置を得る
ことができる。
【図1】この発明に係る車輪用軸受装置の断面図
【図2】同上軸受装置の組立て途中の状態を示す断面図
1 内方部材 2 フランジ 3 ハブボルト 4 外輪 5 トラック 6a、6b 転走面 7 外方部材 8a、8b 転走面 9a、9b 円すいころ 10a、10b 保持器 11 ポケット 12 鍔 13 鍔輪 14 加締め部 15 シール A 等速ジョイント a 内輪 b トラック c ボール
Claims (6)
- 【請求項1】 自動車の駆動輪側の車輪用軸受装置にお
いて、外径面に車輪取付け用のフランジおよび複列の転
走面が形成され、端部に一体に設けられた等速ジョイン
ト用外輪の内周面にトルク伝達用の転走面が設けられた
内方部材と、内径面に前記内方部材の転走面に対応して
複列の転走面が形成された外方部材と、内方部材側転走
面と外方部材側転走面間に組込まれて内方部材を回動自
在に支持する複列の円すいころと、各列の円すいころを
保持する保持器とから成ることを特徴とする車輪用軸受
装置。 - 【請求項2】 前記内方部材の外径面上に別体のころ案
内用の鍔輪を固着して前記円すいころに予圧を付与した
請求項1に記載の車輪用軸受装置。 - 【請求項3】 前記複列の円すいころが外向きであるこ
とを特徴とする請求項1又は2に記載の車輪用軸受装
置。 - 【請求項4】 前記鍔輪が内方部材に圧入され、その内
方部材のインナー側端部の加締めにより固定されている
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車
輪用軸受装置。 - 【請求項5】 前記外方部材の最大内径と前記内方部材
のインナー側端部における外径との径差が、前記円すい
ころの最大径の2倍以上であることを特徴とする請求項
1乃至4のいずれかに記載の車輪用軸受装置。 - 【請求項6】 前記外方部材の外径面に車体取付け用の
フランジを一体に設けたことを特徴とする請求項1乃至
5のいずれかに記載の車輪用軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10354518A JP2000179546A (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | 車輪用軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10354518A JP2000179546A (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | 車輪用軸受装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000179546A true JP2000179546A (ja) | 2000-06-27 |
Family
ID=18438106
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10354518A Pending JP2000179546A (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | 車輪用軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000179546A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6616340B2 (en) | 2001-11-28 | 2003-09-09 | The Timken Company | Hub assembly with driven hub |
JP2009024742A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Ntn Corp | 複列円すいころ軸受 |
WO2019142806A1 (ja) * | 2018-01-17 | 2019-07-25 | Ntn株式会社 | 車輪用軸受装置 |
-
1998
- 1998-12-14 JP JP10354518A patent/JP2000179546A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6616340B2 (en) | 2001-11-28 | 2003-09-09 | The Timken Company | Hub assembly with driven hub |
JP2009024742A (ja) * | 2007-07-18 | 2009-02-05 | Ntn Corp | 複列円すいころ軸受 |
WO2019142806A1 (ja) * | 2018-01-17 | 2019-07-25 | Ntn株式会社 | 車輪用軸受装置 |
JP2019124310A (ja) * | 2018-01-17 | 2019-07-25 | Ntn株式会社 | 車輪用軸受装置 |
JP7007924B2 (ja) | 2018-01-17 | 2022-01-25 | Ntn株式会社 | 車輪用軸受装置 |
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