JP2000179145A - 二段目地形成法 - Google Patents

二段目地形成法

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JP2000179145A
JP2000179145A JP10360390A JP36039098A JP2000179145A JP 2000179145 A JP2000179145 A JP 2000179145A JP 10360390 A JP10360390 A JP 10360390A JP 36039098 A JP36039098 A JP 36039098A JP 2000179145 A JP2000179145 A JP 2000179145A
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Masahiro Okajima
正浩 岡嶋
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 建造物の内外壁や床などの塗装塗膜に、亀裂
防止や意匠性向上のために、二段目地を効率よく形成す
る方法を提供する。 【解決手段】 被塗物に液状組成物を塗装してなる塗膜
に二段目地を形成する方法であって、まず被塗面の所定
位置に一段目地形成用平板状目地棒A12を貼着し、該
目地棒A12の非貼着被塗面に液状組成物14を塗装
し、その塗膜が流動しない程度以上に硬化してから、該
目地棒A12に、透明もしくは半透明の平板状で、しか
もその中心部分が上記目地棒A12の中心部分に位置す
るような目印しを付してなる二段目地形成用平板状目地
棒B22を、両者の中心部分が実質的に一致するように
貼着した後、目地棒B22以外の上記液状組成物の塗膜
面に液状組成物14を塗装し、その塗膜が流動しない程
度以上に硬化してから、目地棒A12及び目地棒B22
を除去することにより二段目地を形成することを特徴と
する二段目地形成法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建造物の内外壁や床な
どに塗装してなる塗膜に、亀裂防止や意匠性向上のため
の二段目地を効率よく形成する方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】ビルや塀などの壁面、天井、
床面などにモルタルや塗料を塗装してなる塗膜に、亀裂
防止や意匠性向上のために、溝状の筋目を平行線状又は
ゴバン目状に形成することがある。この凹んだ溝状の筋
目を「目地」と称している。この目地が垂直方向にある
ものを縦目地、水平方向にあるものを横目地と呼んでい
る。また、一段目地及び二段目地(江戸切り目地)など
がある。特に美しくていねいに仕上げたものを化粧目地
と称している。
【0003】これらのうち、二段目地はその溝の断面形
状が逆凸状になっており、通常、図1に示した方法によ
り形成されている。被塗物(1)の表面の目地形成位置
に、両面に粘着剤層(2)が塗布された不透明の平板状
の目地棒(3)の片面を貼着する。目地棒(3)の他面
には離型紙(4)が貼付されている。目地棒(3)は長
尺物で、その断面は正方形もしくは長方形の角柱である
ことが多い。ついで、貼付した目地棒(3)の厚さ程度
にモルタルや塗料など(5)をコテやスプレ−などで被
塗物(1)の表面に塗装し、その塗膜が流動しない程度
以上に硬化せしめた後(この時点で一段目地が形成され
る)、離型紙(4)を剥離し、露出した粘着剤層(2)
に、目地棒(3)よりも幅広の不透明の平板状の目地棒
(6)を貼着せしめる。その後、上記のように塗装した
塗面(7)に目地棒(6)の厚さ程度にモルタルや塗料
など(5)を塗装し、その塗膜が流動しない程度以上に
硬化してから、目地棒(3)およびを目地棒(6)を同
時に除去することにより二段目地を形成している。図2
はすべての目地棒を除去して形成された二段目地(8)
の断面図であり、逆凸状になっている。
【0004】しかしながら、この方法で使用する目地棒
(6)の素材が不透明であるために、これを、ズレたり
歪んだりすることなく、目地棒(3)の中心線上に、し
かも速やかに貼着し重ねることが極めて困難である。特
に、建設現場の状況(例えば、高所、狭い場所、強風下
など)に応じて貼着作業がさらに煩雑になるという欠陥
を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は二段目地
形成法における上記の欠陥を解消することであり、鋭意
研究の結果、透明もしくは半透明の平板状で、しかもそ
の中心部分が一段目地の中心部分に位置するようにあら
かじめ印しを付してなる平板状の二段目用の目地棒を使
用することによりその目的が達成できることを見出し、
本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、被塗物に液状組成物
を塗装してなる塗膜に二段目地を形成する方法であっ
て、まず被塗面の所定位置に一段目地形成用平板状目地
棒Aを貼着し、該目地棒Aの非貼着被塗面に液状組成物
を塗装し、その塗膜が流動しない程度以上に硬化してか
ら、該目地棒Aに、透明もしくは半透明の平板状で、し
かもその中心部分が上記目地棒Aの中心部分に位置する
ような目印しを付してなる二段目地形成用平板状目地棒
Bを、両者の中心部分が実質的に一致するように貼着し
た後、目地棒B以外の上記液状組成物の塗膜面に液状組
成物を塗装し、その塗膜が流動しない程度以上に硬化し
てから、目地棒A及び目地棒Bを除去することにより二
段目地を形成することを特徴とする二段目地形成法に関
する。
【0007】以下に、本発明の二段目地形成法(以下、
本方法という)を、図3及び図4に基いて具体的に説明
する。
【0008】図3は、被塗物(11)の表面の所定位置
に平板状目地棒A(12)を貼着し、平板状目地棒A
(12)が貼着されていない被塗面(13)に液状組成
物(14)を塗装した状態の断面図である。
【0009】被塗物(11)は特に制限されず、例え
ば、戸建住宅、ビル、マンション、ホテル、塀、橋梁、
道路などの建造物の内外壁面、床面などがあげられ、こ
れらはコンクリ−ト、モルタル、スレ−ト、自然石、木
製品、金属、プラスチックおよびこれらを複合してなる
素材から構成されている。被塗物(11)の表面は平面
で滑らかであることが好ましいが、微小な凹凸があった
り、湾曲面および角部を有していても差支えない。著し
く尖った凹凸面を有するものに本方法を適用することは
困難である。本方法は、これらの建造物に現地で直接に
実施するか、またはこれらの素材を工場で生産する工程
で実施することができる。
【0010】これらの被塗物(11)は、あらかじめ、
その表面に付着しているゴミ、ホコリ、汚れなどを除去
し、さらに下塗り塗装(図示せず)などを行なっておく
ことが好ましい。
【0011】被塗物(11)の表面には、目地棒A(1
2)を所定位置(目地形成部分)にすみやかに貼着でき
るよう、あらかじめ墨出しを行なっておくことが好まし
い(図示せず)。これは、被塗物に直線又は曲線を罫示
することであり、例えば、墨汁をしみこませた糸を目的
とする位置の両端を結ぶように張り、指ではじいてその
墨汁を被塗物の表面に転写することにより被塗物(1
1)に罫示できる。この墨出しは、竹棒の端部をヘラま
たは筆状にしたものを用いて行なうこともできる。罫示
する墨出し線の位置は、目地棒A(12)の貼着所定位
置の外側面と一致するように行なうことが好ましい。
【0012】墨出しにより罫示した線と平板状目地棒A
(12)の側面線とが一致するようにして、被塗物(1
1)表面に目地棒A(12)を貼着する。
【0013】目地棒A(12)は一段目地を形成するた
めのもので、その形状は角柱の長尺物であり、その長手
方向に対する直角方向の断面部形状は長方形もしくは正
方形であることが特に好ましく、その断面部の大きさは
目的とする一段目地の形状により決定されるが、通常、
幅(15)は4〜10mm、特に5〜8mm、高さ(1
6)は1〜6mm、特に2〜3mmが適している。ま
た、目地棒A(12)の素材は、液状組成物と接触して
溶解、膨潤、変形せず、しかも柔軟性のものであればよ
く、例えば、透明、半透明もしくは不透明の紙類、プラ
スチックなどが適している。目地棒A(12)の片面に
は粘着剤(17)を塗布しておくこと好ましく、それを
介して目地棒A(12)を被塗物(11)表面の目地を
形成する所定の位置に貼着する。
【0014】液状組成物(14)は、被塗物(11)の
表面に塗装し、保護と美粧性を付与するためのものであ
り、それ自体既知のものが使用でき、例えば、セメン
ト、モルタル及び合成樹脂などから選ばれた1種もしく
は2種以上を水中に溶解もしくは分散させてなる水性組
成物があげられる。さらに着色顔料などの着色剤を含有
せしめて任意の色調(単色、多彩色)にできる。
【0015】液状組成物(14)の塗装は、目地棒A
(12)を貼着した後の被塗物(11)の表面に塗装す
る第1ステ−ジと、目地棒A(12)に目地棒Bを貼着
した後、すでに塗装されている液状組成物(14)の塗
面に塗装する第2ステ−ジとからなっている。
【0016】第1ステ−ジは、目地棒A(12)を貼着
した後の被塗面のうち、目地棒A(12)が貼着されい
ない被塗面(13)に液状組成物(14)を塗装するも
ので、その塗面の端部の少なくとも一部は貼着した目地
棒A(12)と接するようにして塗装する。このステ−
ジで使用する液状組成物(14)は目的とする色調に調
整しておくことが好ましい。なぜなら、第2ステ−ジに
おいて、第1ステ−ジの液状組成物(14)と異なる色
調の液状組成物が塗装され、その後、目地棒Bを取り除
くと第1ステ−ジの塗面の一部が露出し、第2ステ−ジ
の色調との対比で美粧性が向上するからである。第1ス
テ−ジにおいて液状組成物(14)はコテ、ハケ、リシ
ンガン、万能ガンなどで塗装することができる。
【0017】本方法では、図4に示したように、第1ス
テ−ジで塗装された液状組成物(14)の塗膜を室温で
放置するか、もしくは加熱などして、該塗膜が流動しな
い程度以上に硬化させてから、平板状目地棒A(12)
の表面(20)に二段目地形成用平板状目地棒B(2
1)を貼着する。
【0018】目地棒B(21)は二段目の目地を形成す
るためのもので、その形状は角柱の長尺物であり、その
長手方向に対する直角方向の断面形状は長方形もしくは
正方形であることが特に好ましく、その断面部の大きさ
は目的とする二段目地の形状により決定されるが、通
常、目地棒A(12)の幅(15)より広く、例えば、
幅(22)は12〜30mm、特に15〜24mm、高
さ(23)は0.5〜6mm、特に0.5〜3mm程度
が適している。また、目地棒B(21)は、このものを
透してすでに貼着されている目地棒A(12)を目視す
ることが可能な程度に透明もしくは半透明であることが
必要であり、不透明であると目地棒A(12)の表面へ
の貼着作業が煩雑になるので好ましくない。かかる目地
棒B(21)の素材は、液状組成物(14)と接触して
も溶解、膨潤、変形せず、しかも柔軟性のあるものがよ
く、紙類、プラスチックなどが適している。
【0019】目地棒A(12)の表面(20)への目地
棒B(21)の貼着を容易に行わしめるために、この目
地棒A、Bのいずれか、または両方に粘着剤を塗布して
おくことが好ましい。
【0020】目地棒B(21)は、目地棒A(12)の
表面(20)を中央に挟んで、その長手方向の両側の液
状組成物(14)の塗面に貼着するものであり、その
際、この目地棒B(21)の中心部(24)と目地棒A
(12)の表面(20)の中心部(25)とが重なり合
うように貼着することが好ましい。そのために、本方法
では、目地棒(B)(21)に、その長手方向と平行な
中心部(24)に線状の目印を付しておくことが好まし
い。
【0021】目地棒(B)(21)へ目印を付与するた
めに、例えば以下の方法があげられる。
【0022】1) すで貼着してある目地棒A(12)
の幅(15)の両側部と一致する2本の着色された線を
目地棒(B)(21)の表面及び(又は)裏面に描く。
この線の2本の間隔は、目地棒A(12)の幅(15)
とほぼ一致していることが好ましい。
【0023】2) すで貼着してある目地棒A(12)
の幅(15)と一致する幅にすきまなくべたにもしくは
破線状に塗った線を目地棒(B)(21)の表面及び
(又は)裏面に描く。この線の幅は、目地棒A(12)
の幅(15)とほぼ一致していることが好ましい。
【0024】3) 目地棒A(12)の中心部25にあ
らかじめ線状の印しを付しておき、そしてこの目地棒A
(12)の表面(20)に貼着せしめる目地棒(B)
(21)の中心部(24)にもあらかじめ線状の印しを
付しておき、目地棒A(12)の中心部25と目地棒
(B)(21)の中心部(24)とが重なり合うように
貼着する。
【0025】第2ステ−ジは、目地棒B(21)を、目
地棒A(12)の長手方向の両側の塗面(26)に、目
地棒A(12)の表面(20)を跨ぐようにして、か
つ、この目地棒B(21)の中心部(24)と目地棒A
(12)の中心部(25)との位置が重なり合うように
貼着してから、すでに液状組成物(14)が塗装されて
いる塗面に液状組成物(14)を塗装して2段目の塗膜
(27)を形成することである。
【0026】第2ステ−ジにより形成される塗膜(2
7)は、単色または多色である。単色仕上げは、第1ス
テ−ジによる塗面に単色の液状組成物をコテ、ハケ、リ
シンガン、万能ガンなどで塗装することにより行われ
る。多色仕上げは、第1ステ−ジの塗面に着色液状組成
物をベ−ス塗装し(第1ステ−ジで目的のベ−ス塗膜の
色調に塗装されていれば省略可能)(下吹き)、ついで
その塗面に単色もしくは複数色の塗料を斑点状にちらし
吹きし、さらに必要に応じてちらし吹きのムラを解消す
るための戻し吹きを行うことにより行われる。この多色
仕上げにおいて、ベ−ス塗膜の色調が、斑点状にちらし
吹きした後でも垣間見えることが好ましい。このちらし
吹き及び戻し吹きは、タイルガンや万能ガンなどにより
行うことができ、これらの塗布量は1〜1.5Kg/m
2 程度が適している。第2ステ−ジで形成された塗膜
(27)の表面は平滑もしくは凹凸状であってもよい。
【0027】塗膜(27)を形成するために使用される
液状組成物は、それ自体既知のものが使用でき、例え
ば、セメント、モルタルおよび合成樹脂などから選ばれ
た1種もしくは2種以上を水中に溶解もしくは分散させ
てなる水性組成物があげられる。さらに着色顔料などの
着色剤を含有せしめて任意の色調にできる。
【0028】塗膜(27)は自然放置するか、または加
熱により硬化することができ、その塗膜が流動しない程
度以上に硬化してから、目地棒B(21)を目地棒A
(12)と共に剥離除去することにより、本発明の目的
とする二段目地が形成される。目地棒A及び目地棒Bが
除去された跡の一段目地の底部には、液状組成物(1
4)と異なる色調の塗料を塗装することも可能である。
【0029】本方法において、平板状の目地棒B(2
1)は透明もしくは半透明であるために、それを透して
すでに貼着してある目地棒A及びその両側の塗面(2
6)を容易に目視することができるので、目地棒(B)
(21)の表面及び(又は)裏面に描いた目印の線を見
ながら、これらの線と目地棒A(12)とが一致するよ
うにして貼着することにより、目地棒B(21)の中心
部(24)と目地棒A(12)の中心部(25)との位
置が重なり合うように目地棒(B)(21)を貼着する
ことができる。その結果、目地棒B(21)がズレたり
歪んだりすることなく、中心線上に速やかに貼着するこ
とが極めて容易になった。さらに、本方法において、目
地棒B(21)の貼着作業が著しく容易に、簡素化さ
れ、能率が向上した。この効果は、作業現場が高所や複
雑な箇所になるとさらに顕著に発揮される。
【0030】
【発明の効果】液状組成物を塗装した後、目地棒Aの表
面に、目地棒Bを、それに印しを付したを見ながら、こ
れらの線と目地棒Aとが一致するようにして貼着するこ
とにより、二段目地形成用目地棒Bが自動的に装着され
るので、二段目地の目地棒の位置決めがズレることな
く、容易に行うことができた。さらに、目地棒Bの貼着
作業が著しく容易に、簡素化され、能率が向上した。こ
の効果は、作業現場が高所や複雑な箇所になるとさらに
顕著に発揮される。
【0031】
【実施例】以下に、本発明に関する実施例および比較例
について説明する。
【0032】実施例 1 コンクリ−トの壁面の全面に「塩化ゴム系シ−ラ−」
(関西ペイント社製、商品名、「アレスゴムタイルシ−
ラ−」)を塗布し下地処理を行い、ついで目地部分に
「水性反応性硬化形アクリル樹脂」(関西ペイント社、
商品名、「タフマット」)を塗装してから、目地部分の
側面に位置する部分に墨打ちをした。
【0033】平板状目地棒Aを、その側面部がこの墨打
ちをした線上になるようにして、下地処理を行ったコン
クリ−ト面に貼着した。この目地棒Aはプラスチック製
で、幅は5mm、高さは2mm、長さは1000mm
で、その両面に粘着剤が塗布され、かつその片面には離
型紙が貼付してある。
【0034】第1ステ−ジとして、目地棒Aが貼着され
たコンクリ−ト面に、「透湿形仕上上塗材」(関西ペイ
ント社、商品名、「アレステリア」)をリシンガンで、
厚さが2mm程度になるように塗装し、室温で16時間
乾燥した後、目地棒Aに貼付されている離型紙を取り外
した。
【0035】二段目地形成用の目地棒Bとして、幅25
mm、高さ0.5〜2mm、長さ1000mmで、裏面
には粘着剤が塗布してある無色透明のプラスチック製
で、その裏面の長手方向に平行でその中心部に幅は5m
mのべた塗りの直線を目印として描いてなるものを使用
した。この目地棒Bの「べた塗り」の線の位置が目地棒
Aと一致するように目地棒Bの透明部分を透して観察し
ながら目地棒Aの表面を挟むようにして、第1ステ−ジ
で塗装された塗面に貼着した。
【0036】ついで、「透湿形仕上上塗材」(関西ペイ
ント社、商品名、「アレステリア」)をリシンガンで、
ちらし吹きし、室温で16時間乾燥した後、目地棒A及
び目地棒Bの両者を同時に取り外して本方法の目的とす
る2段目地を形成した。
【0037】目地棒Bを、位置がズレることなく被塗面
に容易に貼着することができ、目地棒Bが透明で、これ
を透して目地棒A及びその付近の塗面を目視することが
できるので、貼着作業が著しく容易に、簡素化され、能
率が向上した。
【0038】比較例 1 上記の実施例1において、目地棒Aが貼着されたコンク
リ−ト面に、「アレステリア」をリシンガンで、厚さが
2mm程度になるように塗装し、室温で16時間乾燥し
た後、目地棒Aの表面に幅が広い不透明の目地棒(幅は
25mm、高さは2mm、長さは1000mm)を両者
の中心部が重なりあうように貼着しようとしたが、実施
例1に比べ、多大の手間と時間とを要した。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の二段目地形成の概略図
【図2】二段目地断面図
【図3】本発明の一段目地形成の概略図
【図4】本発明の二段目地形成の概略図
【符号の説明】
(1):被塗物、(2):粘着剤層、(3):目地棒、
(4):離型紙、(5):モルタルや塗料、(6):不
透明平板状目地棒、(7)塗面、(8):二段目地の断
面図、(11):被塗物、(12)平板状目地棒A、
(13)被塗面、(14):液状組成物、(15):目
地棒Aの幅、(16):目地棒Aの高さ、(17):粘
着剤、(20):目地棒Aの表面、(21):平板状目
地棒B、(22):目地棒Bの幅、(23):目地棒B
の高さ、(24):目地棒Bの中心部、(25):目地
棒Aの中心部、(26):塗面、(27):二段目塗膜
を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被塗物に液状組成物を塗装してなる塗膜
    に二段目地を形成する方法であって、まず被塗面の所定
    位置に一段目地形成用平板状目地棒Aを貼着し、該目地
    棒Aの非貼着被塗面に液状組成物を塗装し、その塗膜が
    流動しない程度以上に硬化してから、該目地棒Aに、透
    明もしくは半透明の平板状で、しかもその中心部分が上
    記目地棒Aの中心部分に位置するような目印しを付して
    なる二段目地形成用平板状目地棒Bを、両者の中心部分
    が実質的に一致するように貼着した後、目地棒B以外の
    上記液状組成物の塗膜面に液状組成物を塗装し、その塗
    膜が流動しない程度以上に硬化してから、目地棒A及び
    目地棒Bを除去することにより二段目地を形成すること
    を特徴とする二段目地形成法。
JP10360390A 1998-12-18 1998-12-18 二段目地形成法 Pending JP2000179145A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012519787A (ja) * 2009-03-12 2012-08-30 上▲海▼▲塙▼特▲節▼能材料有限公司 壁体の装飾用壁面タイル金型、及び該金型を使用して現場で壁体の装飾用壁面タイルを製造する方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012519787A (ja) * 2009-03-12 2012-08-30 上▲海▼▲塙▼特▲節▼能材料有限公司 壁体の装飾用壁面タイル金型、及び該金型を使用して現場で壁体の装飾用壁面タイルを製造する方法

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