JP2000178892A - 紙をカレンダ掛けする方法および装置 - Google Patents

紙をカレンダ掛けする方法および装置

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JP2000178892A
JP2000178892A JP11094882A JP9488299A JP2000178892A JP 2000178892 A JP2000178892 A JP 2000178892A JP 11094882 A JP11094882 A JP 11094882A JP 9488299 A JP9488299 A JP 9488299A JP 2000178892 A JP2000178892 A JP 2000178892A
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Petter Honkalampi
ホンカラーミ ペーテル
Nils-Erik Saefman
エリック セフマン ニルス
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トルヴィ ティモ
Thomas Berglind
ベルグリンド トーマス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の目的は、従来技術の欠点を解消す
るか、少なくとも最小にする紙のカレンダ掛け方法およ
び装置を提供することにある。 【解決手段】 本発明は、可撓性ベルトが可撓性管状ジ
ャケット(12)であり、該ジャケット(12)は、こ
の両端部が端壁(24、26)に取り付けられるように
して包囲形シュー・ロール(10)の一部を形成し、端
壁(24、26)は支持梁(14)に対して回転可能に
取り付けられており、端壁(24、26)のうちの少な
くとも一方の端壁は駆動装置(42、44;19、4
4)により駆動され、該駆動装置(42、44;19、
44)は、繊維ウェブ(80)または加熱ロール(2
2)に対するジャケット(12)の位置とは無関係に端
壁(24、26)およびジャケット(12)を駆動する
ために作動されることを特徴とするカレンダ作動方法に
関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、好ましくは包囲形
シュー・ロールを使用して、繊維ウェブのカレンダ掛け
を行なう方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術、発明が解決しようとする課題】紙のカレ
ンダ掛け(紙を圧搾して平滑にして光沢をつけること)
は、繊維ウェブ、例えば、紙の円滑表面を得るため行な
われる。これは、伝統的に、ニップ(該ニップ内で、紙
面の凹凸をならして円滑表面を形成すべく、高い圧力が
紙面に加えられる)を形成する2つの対向作用ロールを
用いて達成される。上記方法を用いることの欠点は、ウ
ェブに作用する高圧によってウェブが過度に圧縮されて
しまうことである。このため、紙の厚さが大幅に減少
し、カレンダ掛け後のウェブの剛さ(stiffness)がかな
り低下してしまう。上記欠点は、適度の圧力と組み合わ
せて、熱を用いることにより軽減される。この理由は、
温度が充分に高いと紙の繊維が可塑化されることにある
(可塑化温度は、繊維の含水率および特性によって異な
るが、通常、約170〜210℃)である)。従って、
充分に(例えば250℃に)加熱されたロールが使用さ
れかつロールを通るウェブの表面に充分な熱伝達が達成
されると、円滑表面および比較的大きな厚さをもつウェ
ブが製造され、これにより、熱を用いない高圧ニップを
使用した場合に得られる厚さに比べ、非常に剛い製品が
得られる。
【0003】上記理由から、カレンダ掛け工程に熱カレ
ンダ掛けが要求される多くの用途がある。熱カレンダ掛
け成形に関する比較的最近の問題は、ウェブ速度がより
高速になる傾向があるため、充分な熱伝達を達成するこ
とである。ニップを通って移動するウェブが高速になれ
ばなるほど、熱伝達のための時間(すなわち、保持時
間)は短くなる。米国特許第5,163,364 号には、この問
題を解決する方法が示されている。この米国特許は、ウ
ェブがニップを通って移動する間のウェブ表面の充分な
加熱を確保するため、充分な保持時間が得られる長いニ
ップの使用を開示している。この米国特許に示されてい
るように、カレンダ掛けゾーンは、一方の側から押圧す
る加熱ロール(加熱されたロール)と、凹状シュー・プ
レスにより加熱ロールに押圧される無端可撓性ベルトと
により形成される。
【0004】長いニップに使用される無端可撓性ベルト
はポリマーからなる材料で作るのが好ましい。このた
め、耐熱性は比較的低く、すなわち、熱が或る温度(通
常は約80〜100℃)を超えると可撓性ベルトは破壊
されてしまう。このようなベルトのコストはかなり高い
ので、可撓性ベルトのあらゆる過熱は回避されなくては
ならない。これは、加熱ロールから殆ど全ての熱を吸収
する紙により達成される。ベルトに伝達される熱はシュ
ー・プレスユニットの内部にも発生される(すなわち、
熱エネルギは、ベルトと負荷シューとの間の摩擦によっ
ても発生される)。この熱からのベルトの冷却を達成す
るため、ベルトと負荷シューとの間に供給される潤滑剤
が循環されかつ冷却される。しかしながら、紙ウェブが
破断されると、加熱ロールが直接可撓性ベルトに作用す
るようになるため、可撓性ベルトが過熱により破壊され
てしまう。この問題は、包囲形シュー・ロールが使用さ
れる場合には更に悪化する。なぜならば、閉ロール(す
なわち、包囲形シュー・ロール)の方が、可撓性開ベル
トよりも冷却が困難だからである。
【0005】他の関連問題は始動方法である。通常、包
囲形シュー・ロールのジャケットは、これ自体が駆動さ
れるのではなく、ニップが閉じられたときに摩擦により
駆動される。カレンダ掛けでは、ウェブがこのような始
動方法により悪影響を受けることは、当業者には明白で
ある。また、このような始動方法は、始動の瞬間にベル
トを過熱する危険性がある。なぜならば、ベルトは、加
熱されたニップ内でウェブと最初に接触する間に移動す
ることはなく、ベルトへの極端な熱伝達が生じるからで
ある。本発明の目的は、上記欠点を解消するか、少なく
とも最小にする方法および装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明の一
つの観点により達成される。本発明の一態様によれば、
円筒状の加熱ロールおよび可撓性ベルトを有し、該可撓
性ベルトが静止支持梁(サポートビーム)を包囲し、該
支持梁が少なくとも1つのアクチュエータを支持し、該
アクチュエータは、凹状負荷シューを、前記可撓性ベル
トを介して加熱ロールに対して押圧して、長くかつ加熱
されたニップを形成し、該ニップに繊維ウェブを通して
カレンダ掛けし、少なくとも1つのロールをニップに近
づく方向およびニップから離れる方向に移動させる分離
機構を更に有するカレンダ作動方法において、前記可撓
性ベルトは可撓性管状ジャケットであり、該ジャケット
は、この両端部が端壁に取り付けられるようにして包囲
形シュー・ロールの一部を形成し、前記端壁は前記支持
梁に対して回転可能に取り付けられており、前記端壁の
うちの少なくとも一方の端壁は駆動装置により駆動さ
れ、該駆動装置は、繊維ウェブまたは加熱ロールに対す
るジャケットの位置とは無関係に端壁およびジャケット
を駆動すべく付勢されることを特徴とするカレンダ作動
方法が提供される。
【0007】本発明は幾つかの利点を有している。本発
明による駆動装置は、可撓性ジャケットの過熱および損
傷によりジャケットを破壊する危険なくして、作動中に
ニップを開閉することを可能にし、これにより、コスト
が節約されかつ機械の休止時間が短縮される。また、駆
動装置からの力が包囲形シュー・ロールの端壁と相互作
用しかつ両端壁が同じ回転速度で回転されるため、包囲
形シュー・ロールの駆動によって、またはジャケット表
面の摩耗およびジャケット自体に生じることがある張力
によっても、可撓性ジャケットが悪影響を受けることが
ない。また、一方の端壁を軸線方向に変位できることに
より、作動中に、可撓性ジャケットの軸線方向の張力を
調節でき、これにより、ジャケットの種々の方向の局部
的応力によるジャケットの摩耗が低減される。
【0008】従って、本発明は、繊維ウェブのコアの多
孔質構造を損なうことがない適度の圧力を用いることに
よりウェブの表面が可塑化されかつならされるように、
非常に高い繊維ウェブ速度でも充分な熱伝達が得られる
構成により、カレンダ掛け後でも高い剛さを有する紙ま
たは板紙を製造する新規で優れた方法および装置を提供
する。本発明の他の観点によれば、 ・駆動装置はニップが閉じられる前に作動され、ニップ
が閉じる瞬間に所望のジャケット速度を確保する。 ・ウェブの速度が測定され、ジャケットの速度は、該ジ
ャケットがウェブに接触される前に、ウェブの速度と同
期される。
【0009】・紙ウェブが破断されたか否かを検出する
検出装置と、ウェブが破断されると駆動装置が作動さ
れ、かつ、同時に分離機構が作動されて、加熱ロールお
よび/またはジャケットを互いに接触しなくなる方向に
移動させるために作動されるような方法で、検出装置と
相互接続されている制御システムとを有している。 ・ウェブの速度は、600m/分以上、好ましくは80
0m/分以上、より好ましくは1,000 m/分以上である
が、4,000 m/分以下である。ウェブの速度は、600
〜3,000 m/分であるのが好ましい。 ・製造されるウェブは紙であり、ウェブの速度は、1,00
0 m/分以上、好ましくは1,500 m/分以上、より好ま
しくは1,800 m/分以上である。ウェブの速度は、1,00
0 〜3,000 m/分であるのが好ましい。
【0010】・加熱ロールの表面温度は150〜350
℃、好ましくは170℃以上、より好ましくは約200
〜250℃である。加熱ロールの表面温度は150〜4
00℃であるのが好ましい。 ・ニップ内の線圧(リニアロード)は100〜500k
N/m、好ましくは400kN/m以下、より好ましく
は約320〜380kN/mである。ニップ内の線圧
(リニアロード)は50〜500kN/mであるのが好
ましい。 ・ニップ内の最大線圧は3〜15Mpa、好ましくは1
3Mpa以下、より好ましくは約8〜12Mpaであ
る。ニップ内の最大線圧は5〜15Mpaであるのが好
ましい。 ・駆動装置から前記力伝達装置への力の伝達は、摩擦に
より達成される。
【0011】・駆動装置から前記力伝達装置への力の伝
達は、確実にグリップする駆動装置(positively gripp
ing drive)により達成される。 ・端壁が軸線方向に変位でき、包囲形シュー・ロールの
作動中でも可撓性ジャケットの位置および張力を制御で
きる。 ・分離機構は、加熱ロールを、ジャケットとの接触から
離れる方向に移動させるように配置されている。 ・分離機構は、一軸線の回りで枢動する少なくとも1つ
のレバーアームを備えた枢動構造からなり、前記レバー
アームは好ましくは油圧組立体により移動される。 ・ニップを形成する最終工程が、負荷シューにより、ジ
ャケットをその非負荷位置から上方に押して加熱ロール
に押し当てることからなる。
【0012】・分離機構は、負荷シューを非負荷状態に
することにより、加熱ロールに接触しなくなるようにジ
ャケットを移動することにより達成される。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のこの特徴および他の長所
は、以下に述べる詳細な説明および特許請求の範囲の記
載から明らかになるであろう。以下、添付図面を参照し
て本発明をより詳細に説明する。図1には、長い加熱ニ
ップ(加熱されたニップ)1を通る繊維ウェブ80を示
す。ニップ1は、繊維ウェブ80に対して下方の側に配
置される包囲形シュー・ロール10により形成される。
繊維ウェブ80の上方の側には、加熱ロール(加熱され
たロール)22が示されている。包囲形シュー・ロール
10は、例えば強化ポリウレタンからなる在来の形式の
液体を通さない可撓性ジャケット12を有している。回
転しない静止支持梁14が、少なくとも1つの負荷シュ
ー18を支持している。負荷シュー18と支持梁14と
の間にはアクチュエータ20が設けられている。好まし
い実施形態では、アクチュエータ20は、凹状負荷シュ
ー18を(従って可撓性ジャケットも)対向ロール22
に押圧するための油圧ピストンである。ジャケット12
は、(「普通の態様」とは異なり)、その非負荷位置か
ら、包囲形シュー・ロール10の中心から離れる方向に
押圧されることに留意すべきである(既知のシュー形式
プレスでは、対向ロールがジャケットを内方に押し下げ
る)。ジャケット12は、包囲形シュー・ロール10内
にシールされた隔室13(図3、図4)が形成されるよ
うにして、2つの円形端壁24、26の外周部に取り付
けられる。また、図1に示すように、ウェブが破断され
たか否かを検出するため、少なくとも1つの検出装置9
9が繊維ウェブ80に隣接して配置されている。この検
出装置99は、繊維ウェブ80が破断されているか否か
に基づいてカレンダ掛け工程の作動を制御する制御装置
98に接続されている。
【0014】図1に概略的に示すように、対向加熱ロー
ル22は可動レバー95に配置されている。該レバー9
5は、ピボット点96と、加熱ロール22を、ニップ1
(ニップ1はいわゆる分離機構の一部を形成する)に近
づく方向およびニップ1から離れる方向に移動できるよ
うにする油圧ピストン装置94とを有している。好まし
い実施形態では、分離機構は、負荷シュー18を移動さ
せる第1機構(シューが負荷されなくなった後のジャケ
ット12の位置が、図2に参照番号11で示されてい
る)と、対向ロール22を移動させる第2機構との2つ
の機構を含む。少なくとも一方の分離機構は、検出装置
99が繊維ウェブ80の破断を検出するやいなや、ジャ
ケット12が加熱ロール22とは接触しなくなるよう
に、上記制御回路98により制御される。しかしなが
ら、いずれの分離機構の移動も、例えばニップ1の検査
と関連して手動制御により操作することができる。
【0015】図3には、端壁24、26が支持梁14の
短軸16、17に回転可能に取り付けられている状態が
示されている(端壁は、一体に形成するのではなく、図
4に示すように静止部分と回転部分とに分割するのが好
ましい)。短軸の一端には、円筒軸32が、ベアリング
34を介して回転可能に配置されている。円筒軸32に
は、自動調心ベアリング38を介して支柱36が配置さ
れている。自動調心ベアリング38は、大きな荷重が作
用したときに支持梁14の変形/曲りを許容する球面運
動ができるようにする。一方の端壁24は、円筒軸32
に固定して取り付けられている。端壁の外側で、円筒軸
32には駆動トランスミッション40(図示の実施形態
では、はめ歯歯車(コグホイール:cog wheel ))が固
定されている。はめ歯歯車は、トランスミッション42
に連結され、トランスミッション42は駆動装置44に
連結されている。端壁の内側で、円筒軸32には歯車4
6が固定されている。ジャケット12の内部で、支持梁
14に平行に駆動軸48が配置されている。駆動軸48
は、支持梁14に取り付けられたベアリングハウス52
内に配置されたベアリング50により支持されている。
駆動軸48の各端には、はめ歯歯車54、55が配置さ
れている。好ましくは、これらのはめ歯歯車は、端壁に
取り付けられた相互噛合いするはめ歯歯車の軸線方向移
動を許容するための、長い歯形部分を有している。ジャ
ケット12の内部で、第2端壁26には、別のはめ歯歯
車56が固定されている。ジャケット12内の両はめ歯
歯車は、駆動軸48上の対応するはめ歯歯車と噛み合
う。第2端壁26は、第2短軸17上で回転可能に配置
されている。第2短軸17は、第2支柱58に固定され
ている。
【0016】機能は次の通りである。通常の作動の間
は、駆動される加熱ロール22は、負荷シュー18によ
り加えられる所望の圧力により、繊維ウェブ80および
可撓性ジャケット12と相互作用し、これにより、繊維
ウェブおよび可撓性ジャケットの両者の摩擦力に基づく
駆動力を発生させる。従って、通常の作動の間は、ニッ
プ1に生じる力が、包囲形シュー・ロール10を回転さ
せる。特定の場合にのみ、通常、包囲形シュー・ロール
10の独立駆動装置を作動させることが望まれる。これ
は、例えば、カレンダの始動を行なうときに行われるべ
きである。最初に可撓性ジャケット12をスピードアッ
プすることなくカレンダを始動させると、過熱による可
撓性ジャケットの損傷が不可避的に引き起こされる。ま
た、このことは繊維ウェブ80を劣化させる。なぜなら
ば、始動の瞬間に、繊維ウェブには過大な張力が引き起
こされるからである。従って、カレンダ掛けする表面の
始動の瞬間には、包囲形シュー・ロール10の独立駆動
装置を使用すべきである。始動時には、ニップギャップ
は閉じられないが、ロール22はニップ1とは接触しな
い状態に移動されている。加熱対向ロール22をニップ
1に移動させる前に、包囲形シュー・ロール10の駆動
装置44を作動させて、トランスミッションを介して第
1端壁24を加速する。端壁24が回転されると、内側
の第1歯車46が回転され、これにより駆動軸48が回
転される。駆動軸48は、第2の内側のはめ歯歯車56
を介して、回転を第2端壁26に伝達する。かくして、
両端壁24、26が加速され、かつ所望の周速度(通
常、繊維ウェブ80の速度に等しい速度)が得られるま
で同じ速度で回転する。油圧ピストン94を作動させて
レバー95をピボット式に回転(枢動)させ、これによ
り対向ロール22をニップ1に移動させることによりニ
ップ1を閉じ、次に、アクチュエータ20により負荷シ
ュー18が加熱ロール22に対して押圧される。カレン
ダがひとたび所望の態様で機能すると、包囲形シュー・
ロール10の駆動装置が、作動を止められ(除勢さ
れ)、プレスロールが、ニップ1内の摩擦により慣用的
な態様で駆動される。
【0017】また、包囲形シュー・ロール10の検査の
ためには上記作動が望まれる。なぜならば、これにより
機械全体の停止を回避できるからである。ロール間のギ
ャップを通って紙ウェブが正に移動している状態で、部
品の検査および可能な調節または交換を行なった後、プ
レスロールが上記態様で加速され、ニップが閉じられ、
かつウェブを破断または引き裂く危険なくして加工が続
けられる。可撓性ジャケット12はいかなる捩り力をも
伝達できないため、両端壁24、26は同じ速度で駆動
されかつ回転されなければならないことを理解すべきで
ある。図4には、図1に示した包囲形シュー・ロール用
駆動装置の他の実施形態が示されている(図3に示した
ような確実にグリップする駆動装置は使用されていな
い)。この実施形態は、回転力を伝達するのに摩擦を使
用している。
【0018】図4はまた、支持梁14および端壁24、
26を配置する、より好ましい設計を示している。端壁
24、26は、静止内側部分24A、26Aと、回転部
分24B、26Bと、それらの間のベアリング24C、
26Cとに分割されている。両静止部分24A、26A
は、支柱14に対して回転できないように固定されてい
る。しかしながら、所望に応じて、ジャケットの移動お
よび/またはジャケットの張力付与ができるようにする
ため、両静止部分24A、26Aは軸線方向に変位でき
るように配置するのが好ましい(このこと自体は既知で
あり、米国特許第5,084,137 号に開示されている)。支
持梁14の両端部には自動調心ベアリング23、25が
配置されており、支持梁14が撓み得るようにしてい
る。軸19Bを備えた駆動装置44が示されている。軸
19Bにはディスク19が配置されており、該ディスク
19の周囲端19Aにはゴム層が設けられている。可撓
性ジャケット12の外端部は、環状リング15と各端壁
24、26との外周部との間に固定されており、環状リ
ング15は、過度に磨耗した後は交換できる力伝達装置
15の一種として機能する。環状リング15(該リング
はセグメント化できる)は、例えばねじ等の任意の適当
な手段により端壁24に固定される。ジャケット12は
他の多くの態様、例えば端壁の内面に取り付けられた支
持体(図示せず)で端壁に固定できることは明らかであ
る。この構成は、好ましくは、摩擦駆動力が直接端壁の
外面に伝達される設計、すなわち、力伝達装置が端壁と
一体になる設計を可能にする。もちろん、端壁の外面に
別の力伝達装置を取り付けることも可能である。各端壁
の回転部分24B、26Bの内側には、環状のはめ歯歯
車46、56が固定されている。駆動装置44、19
は、前記力伝達装置15に接触しまたは離れる方向に移
動できる。従って、包囲形シュー・ロール10を加速し
たい場合には、ゴム層19Aが力伝達装置15と摩擦係
合するように駆動装置が移動される。はめ歯歯車46お
よび駆動軸48は、はめ歯歯車54、55、56(これ
らのはめ歯歯車は、同時に、同期装置の機能を満たして
いる)を介して、端壁24の回転を他方の端壁26に伝
達する。従って、これにより、両端壁24、26は、図
3に関連して上述したのと同じ方法で作動される。必要
ならば、ロール10の各側面に、各端壁と相互作用する
駆動装置を設けることができ、これにより、トランスミ
ッションは、単に同期装置として機能することになる。
図4にはまた、負荷シュー18の作用の好ましい実施形
態が概略的に示されている(通常、負荷シュー18は駆
動軸48に対して直径方向には配置されず、図1に示す
ように垂直に配置される)。各端壁がそれ自体の駆動装
置を備えている場合には、駆動軸48を省略し、他の手
段により駆動装置間の同期を達成できることに留意すべ
きである。負荷シュー18は、可撓性ジャケット12
を、その通常の休止位置から半径方向外方に離れるよう
に押圧し、図5および図6に関連して以下により詳細に
説明するようにして加熱ロール22とのニップを形成す
る。
【0019】図5および図6から、負荷シュー18は、
両端壁24、26間の全長に亘っては延びていないこと
は明白である。これは、負荷シュー18の両縁部におけ
る該シューの荷重によって可撓性ジャケット12が引き
裂かれる危険性が生じないようにするために必要な構成
である。また、加熱ロール22は負荷シュー18より長
く延びていることも示されている。これは、ニップ1内
に最適熱分布/熱伝達を確保しかつ熱膨張を防止するの
に必要な構成である。好ましくは、加熱されたオイル
が、ロールを加熱するのに用いられる。所望温度は、通
常、加熱ロール22の表面で約200〜220℃であ
る。加熱されたオイルが、加熱ロール22の軸線方向端
部から供給され、これにより、加熱ロール22の軸線方
向端部の温度はより高くなり、従ってより大きく膨張す
る。もちろん、他の加熱方法も可能であり、例えば、誘
導、蒸気またはガスバーナで加熱することもできる。し
かしながら、これらの別の加熱方法の使用は同様な熱分
布問題をもたらすが、これらの問題は、負荷シューより
加熱ロールを長くすることにより軽減される。また、負
荷シュー18が非負荷状態にあるときには、加熱ロール
22がジャケット12から或る距離だけ離れて位置する
ことも示されている。従って、ニップを形成するために
は、負荷シュー18によってジャケット12を図5に示
すように外方に押圧しなければならず、このことは、ウ
ェブ80が負荷シュー18よりも幅広であることをも示
している。負荷シュー18の移動は、アクチュエータ2
0により達成される。アクチュエータ20は、図5、図
6および図7に示す実施形態では、2面形ピストン18
1を備えた多数の油圧ピストン/シリンダ組立体を含
む。ピストンの一端には、負荷シュー18に作用するロ
ッドが設けられている。油圧流体は包囲形シュー・ロー
ル10内に配置された第1および第2圧力ライン18
6、187により供給されかつ排出されることが概略的
に示されている。図5には、第2圧力ライン187が加
圧されかつ第1圧力ラインが減圧されて、ピストン18
1および負荷シュー18を上方に押圧し、加熱ロール2
2との間にニップを形成しているところが示されてい
る。第2圧力ライン187は逆止弁188を有し、該逆
止弁はボールおよび弁座を備えている。ジャケット12
がその非負荷位置から移動される距離は、通常、約5〜
10mmである。従って、負荷状態では、ニップに隣接す
る2つのテーパ状ゾーン12A、12Cが存在する。こ
れらのテーパ状ゾーンでは、ジャケット/ウェブと対向
加熱ロール22とが接触せず、また、これらのテーパ状
ゾーンはウェブ80によりほぼ覆われ、ジャケット12
を加熱ロール22の熱から保護する。
【0020】負荷シュー18をニップから後退させるに
は、図6に示すように第1圧力ライン186を加圧し、
これによりピストン181および負荷シュー18を(図
示のように)下方に移動させ、加熱ロール22との間に
ギャップを形成する。有利には、パイロットライン18
9が、第1圧力ライン186とパイロット逆止弁188
とを連通し、第1圧力ライン186が加圧されるとボー
ルを弁座から持ち上げる。これにより、第2圧力ライン
187からの油圧流体の迅速排出およびこれに対応する
負荷シュー18の迅速後退が可能になる。この構成によ
る負荷シューの迅速後退能力により、ウェブが予期せず
して破断されたときに、ジャケット12を過熱から更に
保護する。従って、この好ましい形式のカレンダでは、
分離機構は2つの機構を含んでいる。第1の機構は負荷
シュー18を移動させるアクチュエータ20であり、第
2の機構は加熱ロール22を移動させるレバーアーム機
構94、95、96である。また、この実施形態では、
分離機構は、検出装置99が繊維ウェブ80の破断を検
出するやいなやギャップが形成されるように、上記の制
御回路98により制御される。しかしながら、この場
合、最初に負荷シュー18が前述のようにして移動さ
れ、負荷シュー18をその休止位置に迅速に戻し、これ
により非負荷ジャケット12と加熱ロール22との間の
距離に等しいギャップ(すなわち、通常は約7mm)が形
成されるようにする。この距離は、特に、本発明により
ジャケット12が同時に回転されている場合に、熱伝達
を許容レベルまで低減させるのに充分な大きさである。
その後、分離機構の第2部分が分離されて、充分に大き
いギャップ(通常、少なくとも40mmであるが、100
mm以下である)を形成し、新しいウェブをギャップに導
入できるようにする。前述のように、新しいウェブがギ
ャップに導入されたならば、両ロールは所望速度で回転
される。次に、レバーアームを移動させて加熱ロール2
2をその「ニップ位置」に位置決めし、最後に、負荷シ
ュー18を付勢してジャケット12を加熱ロール22に
押圧し、ニップを閉じる。非常に重い加熱ロール22に
比べ、負荷シュー18を迅速移動させることの方が非常
に容易であることは明白である。従って、この実施形態
は、可撓性ベルトの過熱を防止するという問題の非常に
有効な解決方法である。
【0021】前述のように、対向ロール22から、可撓
性ジャケット12のニップの外側のテーパ状ジャケット
ゾーン12A、12Cに過度に熱伝達しないようにする
ため、これらのゾーンは、作業中に繊維ウェブ80によ
り少なくとも部分的に覆われなくてはならない。このた
め、繊維ウェブ80の各端部に、カレンダ掛けされない
2つのストリップ80A、80Bが存在している。もち
ろん、これらのストリップ80A、80Bの厚さは、ウ
ェブの残部の厚さより大きい。従って、このような繊維
ウェブを巻き上げるには問題が生じる。この問題は種々
の方法で解決される。この問題を解決する第1の方法
は、ニップ1の後に(または、任意であるがニップ1の
前にも)、これらのストリップ80A、80Bのみをカ
レンダ掛けする別のカレンダ掛けを行なうことである。
或いは、繊維ウェブが巻き上げられる前にストリップを
切除することもできる。
【0022】図8は、包囲形シュー・ロール10を摩擦
係合(図4に示したものと同じ原理である)により直接
駆動する好ましい実施形態の側面図である。従って、各
端壁24、26の表面15と相互作用するための外側ゴ
ム層19Aを備えたトルク伝達輪19が示されている。
従って、各端壁24、26に力を伝達するために包囲形
シュー・ロールの各側に1つずつ配置された同種類の2
つの駆動装置が設けられている。一方の駆動装置を主装
置とし、かつ他方の駆動装置を従属装置とすることによ
り両駆動装置の同期が達成される。加速中、主装置には
従属装置よりかなり大きいトルク(通常、2/1)が供
給される。制御回路が、トルク伝達輪19の速度を制御
する。一方のトルク伝達輪の速度が他方のトルク伝達輪
の速度とは異なる場合には、このことは一方のトルク伝
達輪がスリップしていることを意味し、従って、給電を
調節してこのスリップをなくす。両駆動装置がこのよう
にして同期されるならば、図4に開示した実施形態の駆
動軸48は余分になり、従って省略できる。
【0023】駆動輪19は、2つの支持レバー104、
106の間で回転可能に取り付けられた第1軸102に
固定されている。軸102の一端には歯車108が取り
付けられている。歯車108は可撓性歯付きベルト11
0により駆動され、該歯付きベルト110は、駆動軸1
14の一端に固定された第2歯車112により駆動され
る。駆動軸114は、ケーシング116内に回転可能に
配置されている。ケーシング116は支持構造118に
回転可能に取り付けられており、該支持構造118は支
持梁120に固定されている。前記ケーシング116の
第1端部には支持レバー104、106が固定されてい
る。前記ケーシング116の他端部にはレバーアーム1
22が固定されており、該レバーアームの他端部には油
圧ピストン組立体124が取り付けられている。別の支
持構造126(これも支持梁120に取り付けられてい
る)には原動機44が取り付けられている。該原動機4
4から突出する駆動軸119は、カップリング装置12
8を介して前記他方の駆動軸114に相互連結されてい
る。
【0024】図9は、本発明の包囲形シュー・ロール1
0の側面図であり、図8の駆動装置が如何にしてロール
と相互作用するかを示すものである。この図9は、図8
の線A−Aにおける断面図である。理解されるように、
油圧ピストン組立体124は、支持構造(支持梁120
との一体部分を形成することが好ましい)に調節可能に
固定される。図9から明らかなように、駆動輪19は、
油圧ピストン124を移動してレバーアーム122を駆
動軸114の軸線の回りでピボット式に回転(枢動)さ
せることにより、端壁24、26と接触しまたは離れる
ように移動される。レバーアーム122がピボット式に
回転(枢動)されると、駆動輪19を支持する支持レバ
ー104、106も移動される。原動機44を作動させ
ると、歯車112によって歯付きベルト110が駆動さ
れ、第2歯車108が回転される。これにより、軸線1
02および駆動輪19も回転される。
【0025】図10は、図8中の線B−Bにおける断面
図であり、歯付きベルト110の張力を調節する調節装
置を示すものである。外側支持レバー106には、支持
輪130が調節可能に取り付けられており、該支持輪1
30は歯付きベルト110に所望の圧力を付与するよう
に位置決めできる。図11および図12には、主として
図4に示す実施形態のように機能する包囲形シュー・ロ
ールを駆動する別の方法が示されている。従って、この
実施形態もロールを通る中央支持梁14を有し、該支持
梁14は可撓性ジャケット12を支持する回転端壁の基
本支持体を形成する。端壁24の静止部分24Aには、
支持構造142が固定されている。該支持構造142に
は、第1歯車144および第2歯車146が配置されて
いる。端壁24の静止部分24Aには、端壁24の回転
部分24Bがシール係合している。この回転可能な部分
24Bには歯車150が固定されている。歯付きベルト
152が、歯車150および駆動歯車146の一部を包
囲するように配置されている。第1歯車144は、歯付
きベルトに最適圧力を加えるように配置されている。ま
た、ロールの他方の側には、第1構造と正確に同じ構造
が、第1構造の鏡像関係に従って位置決めされている。
両側の駆動装置(図示せず)は、機械的にまたはコンピ
ュータ制御により、各側を正確に同じ速度で駆動するよ
うに同期される。
【0026】第1歯車146を駆動することにより、歯
付きベルト152が歯車150を駆動し、これにより、
端壁の回転部分148に固定されたジャケット12が回
転される。図13および図14は、本発明による包囲形
シュー・ロールの駆動装置の他の変更形態を示すもので
ある。図13では、駆動装置44がシュー・ロール内に
配置されており、2つの駆動軸48を駆動する。該駆動
軸48は、端壁の内側に取り付けられたはめ歯歯車4
6、56と噛み合っている。図14の実施形態は図13
の実施形態と同様であるが、端壁のそれぞれのはめ歯歯
車に直接作用する2つの駆動装置44が配置されている
点で異なっている。図15〜図17には、図3に示した
設計の端壁を変位させる機能をもたせる種々の実施形態
を示すものである。このような装置自体は既知であり、
本願に援用する米国特許第5,084,137 号に開示されてい
る。この従来技術の文献によれば、油圧ユニットが、本
発明の好ましいモードによる各端壁支持体の内側リング
を変位させることにより、両端壁を軸線方向に変位させ
るように配置されている。
【0027】しかしながら、図3に示す実施形態によれ
ば、端壁は、図4の実施形態のように分割されていない
が、円筒軸を回転させるべく回転可能に取り付けられて
いる(すなわち、回転連結を維持する必要がある)。図
15〜図17には、回転連結を維持すると同時に、円筒
軸に対する端壁の軸線方向変位を可能にする、短軸、円
筒軸および端壁の種々の可能な断面形状が示されてい
る。端壁には或る輪郭をもつ貫通孔が設けられ、円筒軸
には対応する輪郭が設けられ、かつ両者の間には幾分か
の間隙が設けられていて、端壁が円筒軸に沿って摺動で
きるようになっている。端壁には油圧ユニットが作用し
て該端壁を軸に沿って変位させ、これにより、端壁の位
置およびジャケットの張力を制御する。張力付与機構お
よびジャケットの張力を制御する作動については、米国
特許第5,084,137 号を参照されたい。
【0028】図18は、長いニップ1内で処理されない
ストリップ80A、80Bのみをカレンダ掛けする先行
工程のための好ましい装置を示す側面図である。長いニ
ップ1より先行するロール200は、慣用的な基本構造
(図示せず)内に取り付けられる。ロール200と対向
作用する小ロール201が設けられており、該小ロール
201は、負荷シューの側縁部と端壁の内面との間の距
離(図示の実施形態では、この距離は約150mmであ
る)とほぼ同じ幅を有している。小ロール201は、2
つの平行なピボットアーム(枢動アーム)205、21
0を備えた支持構造内に回転可能に取り付けられてい
る。これらのアーム205、210は、軸207を介し
て、固定支持部材204にピボット式に回転可能に取付
けられている。アーム205、210の位置は油圧ピス
トン組立体206により制御され、該油圧ピストン組立
体206は、その一端が板203を介して前記アーム2
05、210に取り付けられ、他端が前記支持部材20
4に取り付けられている。通常、ロールは動力駆動され
ず、繊維ウェブ80と接触した状態にあるときに摩擦に
より駆動される。任意であるが、ロールは、図19に示
すように、別の駆動装置209により駆動することもで
きる。カレンダの機能は、前述のものと基本的に同じで
ある。ウェブ80がひとたびロール200上の所定位置
に配置されると、油圧ピストンを作動させて、小ロール
201を移動させてウェブと接触させ、かつウェブの縁
部のストリップに対し所望の圧力を加える。ロール20
0はウェブの全幅に沿って通過し、ウェブの他端にも、
他方のストリップをカレンダ掛けする第2小ロールを備
えた同じ構造が配置されている。
【0029】この後は、ウェブは全てに亘ってほぼ同じ
厚さを有し、従っていかなる問題もなく巻き上げること
ができる。本発明は図示の実施形態に限定されるもので
はなく、特許請求の範囲内で変更することができる。例
えば、図1に示すような対をなす油圧ピストン20を設
ける代わりに、1列のみの油圧ピストンを使用すること
ができる。また、当業者ならば、前記端壁24、26を
前述のものとは異なる設計にできることは明白である。
例えば、摩擦駆動力が端壁に直接作用する場合には、或
る摩耗時間の経過後に容易に交換できるセグメント化さ
れた外周部を設けるのが有効である。また、当業者なら
ば、別の力伝達装置を使用する場合に、摩擦力を伝達す
るこの力伝達装置15を種々の方法(例えば、ねじ、溶
接、接着等)で端壁に取り付けることができる。また、
力伝達装置15の材料は或る種のステンレス鋼が好まし
いが、変えることもできる。或いは、力伝達装置15
は、摩擦に基づく駆動装置と相互作用できるように、ジ
ャケット(例えば、特に厚い強化層)内に組み込むこと
ができる。駆動装置は、その殆どを概略的に示したが、
好ましい実施形態では電動機(好ましくは、周波数制御
形誘導モータ)で構成できる。しかしながら、例えば油
圧駆動装置または燃料を動力源とする駆動ユニットもも
ちろん使用できる。加熱ロールをニップに近づけまたは
遠ざける運動並びに包囲形シュー・ロールの独立駆動装
置の運動を達成する方法は種々の異なる手段で達成でき
るが、油圧を動力源とするシステムが好ましい。検出装
置99の達成および繊維ウェブ80が破断しているか否
かの検出には、例えば光センサ、電磁センサ等の既存の
種々の解決方法を使用できる。また、1つの静止支持梁
を設ける代わりに、2つ以上の静止支持梁を使用して、
包囲形シュー・ロールの所望の支持構造を得ることがで
きる。また、当業者ならば、例示の分離機構を他の多く
の態様、例えば端部に摺動可能に配置された1つまたは
2つのロールを使用し、または油圧ユニットの代わりに
ねじジャッキ等を用いることにより達成できる。また、
包囲形シュー・ロールの別の駆動機構は、ひとたびカレ
ンダが作動されると遮断すべきではないが、或る場合に
は、作動中でも駆動機構を連結するのが好ましいことが
あることを理解すべきである。なぜならば、これにより
遮断機構の必要性をなくすことができ、主駆動装置の動
力消費を低減でき、かつ別の駆動装置の加速中に生じる
ことがあるあらゆる欠点(例えばジャケットのドラグ)
をなくすことができるからである。また、本発明は、上
記に定めた温度に制限されるものではなく、特定の要求
に基づいて変えることができることに留意すべきであ
る。また、本発明は、包囲形シュー・ロールに関連して
使用することに限定されるものではなく、少なくとも一
部は、開端形ベルトを用いたシュー・プレスユニットに
関連して使用することもできることを理解すべきであ
る。すなわち、特に、本発明によりカレンダを作動する
基本的原理に関して可撓性ベルトに運動を直接(端壁を
使用することなく)伝達できる。最後に、本発明は、種
々の種類の可撓性ベルト(例えば、可撓性ベルトだけで
なく、例えばゴムベルトのような弾性ベルト)に関連し
て使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】包囲形シュー・ロールと対向ロールとの間の長
いニップを有する本発明のカレンダを端方向から見た概
略断面図である。
【図2】図1のニップを示す拡大図である。
【図3】図1中の線II−IIにおける部分断面図であ
り、第1駆動装置を示すものである。
【図4】図1中の線II−IIにおける部分断面図であ
り、本発明による改変形駆動装置および負荷シューの作
用を概略的に示すものである。
【図5】ニップ閉鎖位置にあるカレンダの断面図であ
り、負荷シューのアクチュエータを概略的に示すもので
ある。
【図6】ニップが開放位置にあるところを示す、図5と
同様な断面図である。
【図7】図5および図6で使用された油圧ピストンの1
つを示す概略図である。
【図8】図4に概略的に示した駆動装置の好ましい解決
法を示す図面である。
【図9】図4に概略的に示した駆動装置の好ましい解決
法を示す図面である。
【図10】図4に概略的に示した駆動装置の好ましい解
決法を示す図面である。
【図11】本発明による駆動装置の更に他の実施形態を
示す図面である。
【図12】本発明による駆動装置の更に他の実施形態を
示す図面である。
【図13】包囲形シュー・ロールの駆動装置の種々の実
施形態の1つを示す図面である。
【図14】包囲形シュー・ロールの駆動装置の種々の実
施形態の1つを示す図面である。
【図15】図3中の線III−III方向から見た断面
図であり、駆動装置の種々の実施形態の1つを示す図面
である。
【図16】図3中の線III−III方向から見た断面
図であり、駆動装置の種々の実施形態の1つを示す図面
である。
【図17】図3中の線III−III方向から見た断面
図であり、駆動装置の種々の実施形態の1つを示す図面
である。
【図18】ウェブのサイドストリップをカレンダ掛けす
る上記カレンダの好ましい実施形態を示す図面である。
【図19】ウェブのサイドストリップをカレンダ掛けす
る上記カレンダの好ましい実施形態を示す図面である。
【符号の説明】
10 包囲形シュー・ロール 12 可撓性ジャケット 14 支持梁 18 負荷シュー 22 対向ロール(加熱ロール) 24、26 端壁 80 繊維ウェブ 94、95、96 レバーアーム機構 98 制御回路 99 検出装置
フロントページの続き (72)発明者 ティモ トルヴィ フィンランド エフイー−04440 イェル ヴェンペー ヴェルツィレンカテュ 76 (72)発明者 トーマス ベルグリンド スウェーデン エスエー−65469 カール スタッド フィンバッカガタン 20 Fターム(参考) 4L055 BE02 CF42 CG01 CG12 DA29 DA40 EA20 EA23 EA26 FA13

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状の加熱ロール(22)および可撓
    性ベルト(12)を有し、該可撓性ベルト(12)が静
    止支持梁(14)を包囲し、該支持梁(14)が少なく
    とも1つのアクチュエータ(20)を支持し、該アクチ
    ュエータ(20)は、凹状負荷シュー(18)を、前記
    可撓性ベルト(12)を介して加熱ロール(22)に対
    して押圧して、長くかつ加熱されたニップ(1)を形成
    し、該ニップ(1)に繊維ウェブ(80)を通してカレ
    ンダ掛けし、少なくとも1つのロールをニップ(1)に
    近づく方向およびニップ(1)から離れる方向に移動さ
    せる分離機構(94、95、96)を更に有するカレン
    ダ作動方法において、前記可撓性ベルトは可撓性管状ジ
    ャケット(12)であり、該ジャケット(12)は、こ
    の両端部が端壁(24、26)に取り付けられるように
    して包囲形シュー・ロール(10)の一部を形成し、前
    記端壁(24、26)は前記支持梁(14)に対して回
    転可能に取り付けられており、前記端壁(24、26)
    のうちの少なくとも一方の端壁は駆動装置(42、4
    4;19、44)により駆動され、該駆動装置(42、
    44;19、44)は、繊維ウェブ(80)または加熱
    ロール(22)に対するジャケット(12)の位置とは
    無関係に端壁(24、26)およびジャケット(12)
    を駆動するために作動されることを特徴とするカレンダ
    作動方法。
  2. 【請求項2】 ニップが閉じる瞬間に所望のジャケット
    速度を確保するために、前記駆動装置はニップが閉じら
    れる前に作動されることを特徴とする請求項1に記載の
    カレンダ作動方法。
  3. 【請求項3】 前記ウェブの速度が測定され、ベルトの
    速度は、該ベルトがウェブに接触される前に、ウェブの
    速度と同期されることを特徴とする請求項2に記載のカ
    レンダ作動方法。
  4. 【請求項4】 紙ウェブが破断されたか否かを検出する
    検出装置(99)と、ウェブが破断されると前記駆動装
    置が作動されかつ同時に分離機構が作動されて加熱ロー
    ル(22)および/またはジャケット(12)を互いに
    接触しなくなる方向に移動させるように作動されるよう
    な方法で、前記検出装置と相互接続されている制御シス
    テム(98)とを有することを特徴とする請求項1に記
    載のカレンダ作動方法。
  5. 【請求項5】 前記ウェブの速度は、600m/〜3,00
    0 m/分であることを特徴とする請求項1に記載のカレ
    ンダ作動方法。
  6. 【請求項6】 製造されるウェブは紙であり、ウェブの
    速度は、1,000 〜3,000 m/分であることを特徴とする
    請求項6に記載のカレンダ作動方法。
  7. 【請求項7】 前記加熱ロールの表面温度は150〜4
    00℃であることを特徴とする請求項1に記載のカレン
    ダ作動方法。
  8. 【請求項8】 前記ニップ内の線圧は50〜500kN
    /mであることを特徴とする請求項1に記載のカレンダ
    作動方法。
  9. 【請求項9】 前記ニップ内の最大線圧は5〜15Mp
    aであることを特徴とする請求項1に記載のカレンダ作
    動方法。
  10. 【請求項10】 前記駆動装置から少なくとも1つの端
    壁(24)への力伝達は、摩擦により達成されることを
    特徴とする請求項1に記載のカレンダ作動方法。
  11. 【請求項11】 前記駆動装置から少なくとも1つの端
    壁(24)への力伝達は、確実にグリップする駆動装置
    (42、44)により達成されることを特徴とする請求
    項1に記載のカレンダ作動方法。
  12. 【請求項12】 前記端壁(24、26)が軸線方向に
    変位でき、包囲形シュー・ロールの作動中でも可撓性ジ
    ャケットの位置および張力を変化できることを特徴とす
    る請求項1に記載のカレンダ作動方法。
  13. 【請求項13】 前記分離機構は、加熱ロール(22)
    を、ジャケット(12)との接触から離れる方向に移動
    させるように配置されていることを特徴とする請求項1
    に記載のカレンダ作動方法。
  14. 【請求項14】 前記分離機構は、一つの軸線(96)
    の回りでピボット式に回転する少なくとも1つのレバー
    アーム(95)を備えたピボット式回転構造(94、9
    5、96)を含み、前記レバーアームは油圧組立体(9
    4)により移動されることを特徴とする請求項1に記載
    のカレンダ作動方法。
  15. 【請求項15】 前記負荷シューの軸線方向長さは可撓
    性ベルトの軸線方向長さより短くて、負荷シューを加熱
    ロールに押圧したときに、ニップ(1)内のジャケット
    (12)の各側方端部にテーパ状セクション(12A、
    12B)が形成され、該テーパ状セクション(12A、
    12B)は、繊維ウェブの小さいストリップ(80A、
    80B)が前記長いニップ(1)内でカレンダ掛けされ
    ないように、前記繊維ウェブにより、少なくとも一部が
    覆われることを特徴とする請求項1に記載のカレンダ作
    動方法。
  16. 【請求項16】 前記小さいストリップ(12A、12
    B)は後続のニップ内でカレンダ掛けされることを特徴
    とする請求項15に記載の繊維ウェブのカレンダ作動方
    法。
  17. 【請求項17】 前記小さいストリップ(12A、12
    B)は先行のニップ内でカレンダ掛けされることを特徴
    とする請求項15に記載の繊維ウェブのカレンダ作動方
    法。
  18. 【請求項18】 前記小さいストリップ(12A、12
    B)は巻上げ工程の前に切除されることを特徴とする請
    求項15に記載の繊維ウェブのカレンダ作動方法。
  19. 【請求項19】 円筒状ロール(22)およびシュー・
    プレスユニットを有し、該シュー・プレスユニットが、
    静止支持梁(14)を包囲する可撓性ベルト(12)
    と、前記静止支持梁(14)に取り付けられた少なくと
    も1つのアクチュエータ(20)により移動される負荷
    シュー(18)と、少なくとも1つのロールを互いに近
    づく方向および離れる方向に移動させる分離機構(9
    4、95、96)とを含む、繊維ウェブをカレンダ掛け
    するためのカレンダにおいて、前記可撓性ベルトは可撓
    性管状ジャケット(12)であり、該ジャケット(1
    2)は包囲形シュー・ロール(10)の一部を形成し、
    該包囲形シュー・ロール(10)は、ジャケット(1
    2)の両端部がシール可能に取り付けられる端壁(2
    4、26)を備え、該端壁(24、26)は支持梁(1
    4)に対して回転可能に取り付けられ、端壁(24、2
    6)に回転運動を伝達するように駆動装置(42、4
    4;19、44)が配置されていることを特徴とする、
    繊維ウェブをカレンダ掛けするためのカレンダ。
  20. 【請求項20】 検出装置(99)および制御システム
    (98)を更に有し、検出装置(99)は、紙ウェブが
    破断されたか否かを検出するために配置され、制御シス
    テム(98)は、ウェブが破断されると前記駆動装置が
    作動されかつ同時に分離機構が作動されて加熱ロール
    (22)とジャケット(12)との接触を遮断するよう
    な方法で、前記検出装置と相互接続されていることを特
    徴とする請求項19に記載の繊維ウェブをカレンダ掛け
    するカレンダ。
  21. 【請求項21】 前記分離機構は加熱ロール(22)に
    連結されていて、加熱ロール(22)がジャケット(1
    2)に接触しなくなるように加熱ロール(22)を移動
    させることを特徴とする請求項20に記載の繊維ウェブ
    をカレンダ掛けするためのカレンダ。
  22. 【請求項22】 前記分離機構は、一つの軸線(96)
    の回りでピボット式に回転する少なくとも1つのレバー
    アーム(95)を備えたピボット式回転構造(94、9
    5、96)を含み、前記レバーアームは油圧組立体(9
    4)により移動されることを特徴とする請求項21に記
    載の繊維ウェブをカレンダ掛けするためのカレンダ。
  23. 【請求項23】 前記分離機構は摺動構造を含むことを
    特徴とする請求項21に記載の繊維ウェブをカレンダ掛
    けするためのカレンダ。
  24. 【請求項24】 両端壁(24、26)の同じ回転速度
    を達成する同期装置を更に有することを特徴とする請求
    項19に記載の繊維ウェブをカレンダ掛けするためのカ
    レンダ。
  25. 【請求項25】 前記同期装置はトランスミッションに
    より形成されることを特徴とする請求項20に記載の繊
    維ウェブをカレンダ掛けするためのカレンダ。
  26. 【請求項26】 前記各端壁がこれ自体の駆動装置によ
    り駆動され、前記同期装置は、2つの駆動装置を同期さ
    せる制御回路であることを特徴とする請求項20に記載
    の繊維ウェブをカレンダ掛けするためのカレンダ。
  27. 【請求項27】 前記駆動装置は少なくとも1つの駆動
    輪(19)を有し、該駆動輪は、端壁に固定された力伝
    達装置(15)と摩擦係合するための摩擦力増強外側層
    (19A)を備えていることを特徴とする請求項19に
    記載の繊維ウェブをカレンダ掛けするためのカレンダ。
  28. 【請求項28】 前記端壁(24、26)は、包囲形シ
    ュー・ロールの作動中でも、可撓性ジャケットの位置お
    よび張力を変えられるように軸線方向に変位できること
    を特徴とする請求項21に記載の繊維ウェブをカレンダ
    掛けするためのカレンダ。
  29. 【請求項29】 前記端壁は、前記ジャケットと協働し
    てシールされた空間(13)を形成することを特徴とす
    る請求項21に記載の繊維ウェブをカレンダ掛けするた
    めのカレンダ。
  30. 【請求項30】 前記ニップを形成する最終工程が、負
    荷シュー(18)により、ジャケット(12)をその非
    負荷位置から上方に押して加熱ロール(22)に押し当
    てることを伴うことを特徴とする請求項1に記載の繊維
    ウェブをカレンダ掛けする方法。
  31. 【請求項31】 前記ジャケット(12)は、負荷シュ
    ー(18)を非負荷状態にすることにより、加熱ロール
    (22)に接触しなくなるように移動されることを特徴
    とする請求項4に記載の繊維ウェブをカレンダ掛けする
    方法。
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