JP2000177424A - コラムシフト構造 - Google Patents

コラムシフト構造

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コラムシフト構造に関し、自動車等の自動変
速機用のステアリングシャフトのコラム部側にコラムA
Tシフトレバーを装着し、乗用車のフロアATシフトレ
バーの感覚で操作ができるようにして上記操作性の向上
を図る。 【解決手段】 自動変速機のシフト操作のコラムATシ
フトレバー1をステアリングホイール6側近傍のステア
リングコラム部4側に配設して、コラムATシフトレバ
ー1の操作をするため、運転者が握るコラムATシフト
レバー1の握持部14がフロアタイプの自動変速機のシ
フトレバーと略同様に、運転者の手が上記自動変速機の
どの変速ポジションP,R,N,D,2,Lでも操作し
易くするため、コラムATシフトレバー1の軌跡が略直
線的に動くようにし、乗用車のフロアATシフトレバー
1の感覚で上記操作ができるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車等の自動変
速機用のステアリングシャフトのコラム部に搭載される
コラムシフト構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、自動車及び自動変速機(Auto
matic Transmission,以下、単にA
Tと称する場合もある)の普及に伴って自動変速機が搭
載された車両(AT車)が増大している。その増大する
AT車のうちでも、コラムATシフトレバーのタイプの
車種が、RV(Recreational Vehic
le)やMPV(Multi−Purpose Veh
icle)の中で増加しており、更に今後、自家用の乗
用車にも普及される可能性がある。
【0003】そして、上記AT車の増加により、変速操
作のタイプにコラムATシフトレバーを採用する車種が
増加している。このコラムATシフトレバー装置は、コ
ラムシャフトの近傍にシフトレバーを取付けたものであ
る。そして、図示しないが、例えば通常使用されている
自動変速機を搭載した車両のパーキングポジションPか
らドライブポジションD等へのシフト操作をする時に
は、上記車室内側のステアリングコラム部に配設された
上記コラムATシフトレバーのノブに設けられたセレク
トボタンを押すことにより、セレクトロッド又はセレク
トケーブル等の連結部材を介してディテントプレートと
ディテント部材との係合を外し、自動変速機側のレバー
の操作が行なえるようにした構造のものが広く用いられ
ている。
【0004】現在、一般ユーザーに広く使用されている
運転席と助手席との間の車両のフロア等に配設されてい
るフロアATシフトレバー等と違って、上記のコラムA
Tシフトレバーは、運転席のステアリングシャフトのス
テアリングコラム部に装着されるため、上記車室内スペ
ースの拡大および車室内における搭乗者のウォークスル
ーがし易いというメリットにより、その需要が増えてそ
の生産が増大している。
【0005】そして、MPV,RVの増大に伴って、上
記コラムATシフトレバーそのものの台数も拡大してお
り、又MPV,RVの増大はフロアATシフトレバーの
装着車の多い乗用車からの乗換える使用者に支持されて
いるので、上記コラムATシフトレバーが設けられた車
両が増えている。現在、一般の自家用の乗用車では上記
フロアATシフトレバーが主流のため、乗用車の使用者
にとって上記コラムATシフトレバーはなじみが薄かっ
たため、乗用車のフロアATシフトレバーを使用してい
る使用者にも、なじみ易い上記コラムATシフトレバー
が望まれている。
【0006】一方、上記自動変速機のシフト位置として
は、例えばパーキングレンジP,ニュートラルレンジ
N,ドライブレンジD,後進レンジR等があるが、誤っ
たシフト操作を防止すること等を目的として、特定のシ
フト操作については上記のようにセレクトボタンを押込
む操作をしなければならないように構成されている。こ
のような従来技術の構造としては特開平8−25304
8号公報がある。
【0007】上記特開平8−253048号公報記載の
技術は、図示しないがステアリングコラムに配設される
ステアリングコラムシフト構造の場合であり、コラムA
Tシフトレバーの上記ステアリングコラム部から突出方
向に対して略直角な方向にセレクトボタンを押込む操作
をすると、そのセレクトボタンに設けられた傾斜面によ
って移動部材がシフトレバーの長手方向へ移動させら
れ、ケーブルを介して係合部材が退避させられるように
なっている。
【0008】そして、上記ステアリングコラム部が挿通
させられるスリーブが取付けられると共に、シフトレバ
ーベースが上記ステアリングコラム部の軸心の周りに回
動可能に設けられている。又、シフトレバーベースには
ステアリングコラム部から半径方向へ突出すると共に斜
め上方へ曲げられたコラムシフトレバーが一体的に固定
されている。
【0009】従って、上記特開平8−253048号公
報記載の技術は、上記コラムシフトレバーがステアリン
グコラム部に対して回転式であり、ステアリングコラム
部の回転軸と同軸で円弧上で動き、上記のコラムATシ
フトレバーのノブの軌跡が円弧上である一定の半径をも
ちながら動く構造になっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の回転式のコラムATシフトレバーは、ステアリング
シャフトと共に運転者側に車両の前方から後方に傾斜し
て取付けられた上記コラム軸に対してステアリングコラ
ム部の回転軸と同軸に設けられているので、上記コラム
ATシフトレバーのシフトの操作軌跡が円弧上に上から
下へ或いは下から上へ動いていき、手前に引くほど、上
記シフトレバーが水平になり、上記コラムATシフトレ
バーが運転者の身体側に上記円弧の軌跡を描きながら、
更に近接して下方に下がってしまうと、運転者の上記シ
フトレバーを握る手首が返ってしまい不自然な操作をし
なければならないと言う問題点があり上記シフト操作が
しにくくなる恐れがある。
【0011】即ち、上記従来の回転式のコラムATシフ
トレバーでは、運転者の上記シフト操作のしにくさを解
消するため、上記シフトレバーの操作時において上記コ
ラムATシフトレバーを下側から上方に向かって握持し
て操作するようになるため、運転者にとって人間工学
上、日常生活の姿勢からみると自然体ではないので、非
常に違和感を感じている。
【0012】本発明はこれらの課題に鑑み創案されたも
ので、自動変速機のシフト操作のコラムATシフトレバ
ーはステアリングシャフトのステアリングホイール側近
傍の上記ステアリングコラム部側に配設し、上記コラム
ATシフトレバーの操作をするため、運転者が握る握持
部がフロアタイプの自動変速機のシフトレバーと略同様
に、運転者の手が上記自動変速機のどの変速ポジション
でも操作し易くするため、上記シフトレバーの軌跡が略
直線的に動くようにし、乗用車のフロアATシフトレバ
ーの感覚で上記操作ができるようにした、コラムシフト
構造を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明のコラムシフト構造は、ステアリングシャフト
のステアリングコラム部側に固定されたギヤと上記ステ
アリングコラム部側に一端が枢支されたリンクとを有
し、上記リンクの他端部に回転自在に取付けられたシフ
トレバーギヤに一端が固定されたコラムシフトレバーと
上記シフトレバーギヤの回動を規制するためのギヤ回動
規制手段とを備え、上記自動変速機の変速操作をした時
に上記コラムシフトレバーの握持部側が略直線的に動く
ように構成されている。
【0014】請求項2記載の本発明のコラムシフト構造
は、ステアリングシャフトのステアリングコラム部側に
固定されたギヤと、上記ギヤのピッチ円の半径の中心軸
と略同軸に一端が枢支されたリンクとを有し、上記リン
クの他端部に回転自在に取付けられたシフトレバーギヤ
に一端が固定されたコラムATシフトレバーと、上記シ
フトレバーギヤの回動を規制するためのギヤ回動規制手
段とを備え、上記のシフトレバーギヤとリンクとを上記
ギヤに沿って円滑に回動せしめて、上記自動変速機の変
速操作をした時に、上記コラムシフトレバーの握持部側
が略直線的に動くように構成されている。
【0015】請求項3記載の本発明のコラムシフト構造
は、上記ギヤ回動規制手段が上記のギヤとシフトレバー
ギヤとの間に設けられるアイドルギヤ,上記ギヤ,上記
シフトレバーギヤを有しており、上記アイドルギヤの大
小により上記自動変速機の変速操作をした時に上記コラ
ムATシフトレバーの握持部側が略直線的に動く長さを
適宜設定することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面について本発明の実施
形態を説明する。図1は本発明の一実施形態を示すもの
で、コラムシフト構造の分解図を示す概略説明図、図2
は図1のコラムシフト構造の組立てた状態を示す概略説
明図、図3は図1,図2の矢視3Yの要部を示す概略要
部説明図、図4は図3の平面図(図3中の上方から見た
図)を示す概略説明図、図5は図2のシフトレバーのシ
フト操作の状態を示す概略説明図である。
【0017】自動車の自動変速機の操作機構であるコラ
ムシフト構造は、図1〜図5に示したようにコラムAT
シフトレバー1をステアリングシャフト2のステアリン
グコラム部4側に装着している。そして、図1,図2に
示したように自動車のステアリングシャフト2が挿通さ
れるステアリングコラム部4のステアリングホイール6
側の端部の外周側面に設けられたボルト孔4aに、シフ
トレバーベース8及びギヤ9がボルト孔8a,9aを介
してボルト7を締結することにより取付けられている。
【0018】又、このシフトレバーベース8にはステア
リンシャフト2の回転軸線に対して略直交する方向にナ
ット10aにより締結される回転軸と兼用されるスタッ
ドボルト10が設けられ、このスタッドボルト(回転
軸)10は後述のリンク12,ギヤ9,シフトレバーベ
ース8を貫通するように配設され、リンク12をシフト
レバーベース8にナット10aにより取付けている。
【0019】即ち、図1に示したようにスタッドボルト
10の中間部に設けられる断面形状が四角形状に形成さ
れた軸部10aは、シフトレバーベース8,ギヤ9に設
けられた四角形の孔8b,9bと嵌合せしめられ回転が
できないように取付けられている。又、スタッドボルト
10の軸部10bはリンク12の一端に設けられた円形
の孔12aと嵌合されリンク12がスタッドボルト10
の軸部10bに対して回転自在に取付けられている。
【0020】又、一端に握持部であるノブ14を有する
自動変速機のコラムATシフトレバー1(単にコラムシ
フトレバーとも称す)が設けられ、このコラムシフトレ
バー1の先端部はリンク12の他端部の円形の孔12b
を貫通し、更にコラムATシフトレバー1の軸部1bが
孔12bに回転自在に支持せしめられナット3によりリ
ンク12の他端部に取付けられている。
【0021】そして、図1,図2に示したようにコラム
シフトレバー1の先端は断面が四角形のギヤ支持部1a
が設けられ、このギヤ支持部1aはシフトレバーギヤ1
5の中心部に設けられた断面形状が四角形の孔15aに
嵌合してナット3によりシフトレバーギヤ15をコラム
シフトレバー1に対して回転不能にコラムシフトレバー
1と一体的に固定されているが、コラムシフトレバー1
の軸部1bはリンク12の他端の孔12bに回転可能に
取付けられているので、コラムシフトレバー1とシフト
レバーギヤ15は孔12bを介して一体に回転すること
ができる。
【0022】又、ギヤ9とシフトレバーギヤ15とに係
合せしめられるようにアイドルギヤ13が配設されてお
り、このアイドルギヤ13はリンク12の中間部にスタ
ッドボルト11とナット11aによって回転自在に取付
けられている。又、回転軸10を中心とするリンク12
の回転半径を有する内歯リングギヤRがステアリングコ
ラム部側に設けられ、この内歯リングギヤRはアイドル
ギヤ13と協働してシフトレバーギヤ15を挟持するよ
うに配設され、上記のシフトレバー15及びリンク12
の回動が円滑に行なわれるように構成されている。
【0023】又、図1,図2に示したようにコラムシフ
トレバー1の先端のシフトレバーギヤ15と,ギヤ9
と,アイドルギヤ13とにより、シフトレバーギヤ15
の動きを規制するためのギヤ回動規制手段20を有し、
このギヤ回動規制手段20によりコラムシフトレバー1
のノブ14がを略直線的に車両前後方向に動くように構
成されている。
【0024】そして、一端が上記のリンク12に連結さ
れ他端が、図示しない上記自動変速機側のシフト機構の
レバーに連結されたシフトケーブル,リンク,ロッド等
のいずれかにより構成される連結部材30が設けられて
いるが、本実施形態ではシフトケーブル30が設けられ
ている。本実施形態は上記のように構成されているの
で、例えば、図5に実線で示したように室内側のコラム
ATシフトレバー1のノブ14をNポジションから、二
点鎖線で示したRポジションに操作して変位すると、図
5に示したようにリンク12が回転軸10を中心に車両
の前方方向に回動しながらシフトレバーギヤ15を、図
5に矢印aで示した反時計回転方向に回転するので、ア
イドルギヤ13は、図5に矢印bで示した時計回転方向
に回転しようとするが、ギヤ9はシフトレバーベース8
に固定されているので、アイドルギヤ13の上記時計回
転方向への回転力の反力によりアイドギヤ13は、図5
に矢印cで示した時計回転方向に回動せしめられて、リ
ンク12が回転軸10を介して上記車両の前方へ移動し
てシフトレバーギヤ15を位置A1(N)から位置A2
(R)に移動せしめる。
【0025】この時リンク12に接続されている連結部
材30を介して、図示しない上記自動変速機側のレバー
がNポジションからRポジションへ変位せしめられて、
所望の上記変速を行なっている。この時、上記室内側の
コラムATシフトレバー1は上記のNポジションからR
ポジションへ変位せしめられ、上記リンク12のノブ1
4の頭部の軌跡が略直線的に上記車両の前方向に移動せ
しめることができる。
【0026】従って、上記車室内側のコラムATシフト
レバー1のノブ14をNポジションからRポジションへ
変位させる時は、ノブ14を上方又は側方から下方に向
けて握持すればよく、運転者の手の握持状態とその動き
は略直線的に動くのでコラムシフトレバー1を握る手首
が返ることがなく人間工学上、極めて自然体であり違和
感がなく、乗用車のフロアATシフトレバーの感覚で操
作することができる。
【0027】又、図5に示したように上記車室内側のコ
ラムATシフトレバー1のノブ14をRポジションから
Pポジションへ変位させると、上記と同様にリンク12
の回転軸10を中心に前方に回動せしめられるので、更
にシフトレバーギヤ15は上記同様に前方に回動して位
置A2(R)から位置A3(P)に移動する。この時、
ノブ14を上方又は側方から下方に向けて握持すればよ
いので、上記実施形態と同様に運転者の手の握持状態と
その動きは、人間工学上極めて自然体であり違和感がな
く、乗用車のフロアATシフトレバーの感覚で操作する
ことができる。
【0028】又、車室内側のコラムATシフトレバー1
をNポジションからLポジションに移動すると、図5に
二点鎖線で示したように、リンク12が回転軸10を中
心に上記車両の後方向に回動せしめられ位置A1(N)
から位置A4(L)に移動する。この時リンク12に接
続されている連結部材30を介して上記自動変速機側の
レバーがNポジションからLポジションへ変位せしめら
れる。
【0029】そして、上記室内側のコラムATシフトレ
バー1は上記のNポジションからLポジションへ上記の
リンク12のノブ14の頭部の軌跡が、上記実施形態と
同様に略直線的に上記車両の後方向に移動せしめること
ができる。又、図示しないがD及び2ポジションへのシ
フト操作の場合も、上記と同様にノブ14の頭部の軌跡
が略直線的に上記車両の後方向に移動せしめることがで
きる。
【0030】従って、本発明のコラムATシフトレバー
1の上記操作は、運転者の手によって上記どのポジショ
ンでも操作し易く、特にノブ14の軌跡が直線的になる
ため、乗用車のフロアシフトレバーの操作感覚で容易に
操作を行なうことができる。又、上記の実施形態のギヤ
回動規制手段20は、コラムATシフトレバー1の先端
部に設けられたシフトレバーギヤ15の回動をアイドル
ギアー13を介してギヤ9に伝達し、固定されているギ
ヤ9と係合せしめることにより、時計回転方向又は反時
計回転方向の回転力を反力に変えて、リンク12を回転
軸10を中心に上記車両前後方向に回動せしめるように
構成されているが、これに限られるものではなく、例え
ば上記のアイドルギヤ13は必ずしも必要なものではな
く、このアイドルギヤ13がなくとも、上記コラムシフ
トレバー1の操作時に上記実施形態と略同様にノブ14
の軌跡が直線的になるため、乗用車のフロアシフトレバ
ーの操作感覚で行なうことができる作用効果を奏するこ
とができる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1記載の本発
明のコラムシフト構造によれば、ステアリングシャフト
のステアリングコラム部側に固定されたギヤと上記ステ
アリングコラム部側に一端が枢支されたリンクとを有
し、上記リンクの他端部に回転自在に取付けられたシフ
トレバーギヤに一端が固定されたコラムシフトレバー
と、上記シフトレバーギヤの回動を規制するためのギヤ
回動規制手段とを備え、上記自動変速機の変速操作をし
た時に、上記コラムシフトレバーの握持部側が略直線的
に動くように構成されているので、運転者の手がどの変
速ポジションでも操作し易く、上記握持部の軌跡が直線
的になり操作がし易くなり乗用車のフロアシフトレバー
の操作感覚で行なうことができる。
【0032】請求項2記載の本発明のコラムシフト構造
によれば、ステアリングシャフトのステアリングコラム
部側に固定されたギヤと、上記ギヤのピッチ円の半径の
中心軸と略同軸に一端が枢支されたリンクとを有し、上
記リンクの他端部に回転自在に取付けられたシフトレバ
ーギヤに一端が固定されたコラムシフトレバーと、上記
シフトレバーギヤの回動を規制するためのギヤ回動規制
手段とを有しているので、上記のシフトレバーギヤとリ
ンクとを上記ギヤに沿って円滑に回動せしめることがで
き、上記自動変速機の変速操作をした時に運転者の手に
よって上記どの変速ポジションでも操作し易く、且つ上
記握持部の軌跡が直線的になるため、乗用車のフロアシ
フトレバーの操作感覚で容易に操作を行なうことができ
る。
【0033】請求項3記載の本発明のコラムシフト構造
によれば、上記ギヤ回動規制手段が上記のギヤとシフト
レバーギヤとの間に設けられるアイドルギヤ,上記ギ
ヤ,上記シフトレバーギヤを有しており、上記で適応さ
れるアイドルギヤの大小により、上記自動変速機の変速
操作をした時に上記コラムシフトレバーの握持部側を略
直線的に動く長さを適宜設定することができるので、設
計時に自由度がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すもので、コラムシフ
ト構造の分解図を示す概略説明図である。
【図2】図1のコラムシフト構造の組立た状態を示す概
略説明図である。
【図3】図1,図2の矢視3Yの要部を示す概略要部説
明図である。
【図4】図3の平面図(図3中の上方から見た図)を示
す概略説明図である。
【図5】図2のシフトレバーのシフト操作の状態を示す
概略説明図である。
【符号の説明】
1 コラムATシフトレバー 2 ステアリングシャフト 4 ステアリングコラム部 8 シフトレバーベース 9 ギヤ 10 スタッドボルト(回転軸) 12 リンク 13 アイドルギヤ 14 握持部 15 シフトレバーギヤ 18,22 軸 20 ギヤ回動規制手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステアリングシャフトのステアリングコ
    ラム部側に固定されたギヤと、上記ステアリングコラム
    部側に一端が枢支されたリンクと、上記リンクの他端部
    に回転自在に取付けられたシフトレバーギヤと、上記シ
    フトレバーギヤに一端が固定され他端に握持部を有する
    コラムシフトレバーと上記のギヤとシフトレバーギヤと
    の協働により上記シフトレバーギヤの回動を規制するた
    めのギヤ回動規制手段と、上記リンクに一端が連結され
    他端が自動変速機のシフト機構に連結されている連結部
    材とを備え、上記自動変速機の変速操作をした時に上記
    コラムシフトレバーの握持部側が略直線的に動くように
    構成したことを特徴とする、コラムシフト構造。
  2. 【請求項2】 ステアリングシャフトのステアリングコ
    ラム部側に固定されたギヤと、上記ギヤのピッチ円の半
    径の中心軸と略同軸に一端が枢支されたリンクと、上記
    リンクの他端に回転可能に設けられたシフトレバーギヤ
    と、一端が上記シフトレバーギヤに固定され他端に握持
    部を有するコラムシフトレバーと、上記のギヤとシフト
    レバーギヤとの協働により構成される上記シフトレバー
    ギヤの回動を規制するためのギヤ回動規制手段と、上記
    リンクに一端が連結され他端が自動変速機のシフト機構
    に連結されている連結部材とを備え、上記自動変速機の
    変速操作をした時に上記コラムシフトレバーの握持部側
    が略直線的に動くように構成したことを特徴とする、コ
    ラムシフト構造。
  3. 【請求項3】 上記ギヤ回動規制手段が上記のギヤとシ
    フトレバーギヤとの間に設けられるアイドルギヤ,上記
    ギヤ,上記シフトレバーギヤにより構成されたことを特
    徴とする、請求項1又は2記載のコラムシフト構造。
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