JP2000176339A - 流体搬送装置、この流体搬送装置を用いた加湿装置、空気調和装置、空気調和システム、及びこの加湿装置を用いた装飾装置 - Google Patents
流体搬送装置、この流体搬送装置を用いた加湿装置、空気調和装置、空気調和システム、及びこの加湿装置を用いた装飾装置Info
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- JP2000176339A JP2000176339A JP10354222A JP35422298A JP2000176339A JP 2000176339 A JP2000176339 A JP 2000176339A JP 10354222 A JP10354222 A JP 10354222A JP 35422298 A JP35422298 A JP 35422298A JP 2000176339 A JP2000176339 A JP 2000176339A
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Abstract
低速噴流となって拡散し、部屋の隅々まで行き渡らな
い。また、渦輪を用いて気体を送る方法を採用しても、
渦輪であればどんな渦輪でも遠くまで届くというわけで
はないという問題があった。そこで、確実に遠方までと
どかせることが出来る加湿装置を得る。 【解決手段】 水蒸気生成手段6と、水蒸気を含んだ空
気を渦輪10の形で吹出す加圧室4と、渦輪吹出し口2
とともに、渦輪10を吹出す加圧圧力、又は吹出し速
度、渦輪の回転速度、吹出し間隔、渦レイノルズ数、渦
スタントン数などを制御する制御装置18を設けて、目
的とする位置、距離まで確実に水蒸気が届き、且つ、目
標地点近傍で渦輪10が形崩れして、水蒸気が拡散する
ようにした。
Description
で、例えば水を霧化して室内に搬送し飛散させることに
より湿度を調整する装置、この技術を用いた空気調和装
置、空気調和システムに関するものである。
熱によって生成された水蒸気をスリット或いは円形のノ
ズルから連続的に噴き出す加湿装置が考案されていた。
例えば図25は実用新案公開61−6126号に記載さ
れたスリット状の噴き出し口から水蒸気を吐出させるよ
う構成された従来の加湿装置を示す概念図である。図に
おいて100は加湿器本体、101は加湿器本体100
と着脱自在な吹出しノズルであり、加湿器本体100に
内蔵する霧化槽(図示せず)と連通し、しかも回転可能
なダクト部102と、このダクト部102の端部の吐出
ノズル口103より形成され、吐出ノズル口103は斜
め上方へ向くように設けられている。この吹出しノズル
101の近傍、即ち加湿器本体100の上面104に前
記吐出ノズル口103に向けて光源105を設けたもの
である。
に設けられた送風機(図示せず)によって送り出された
風は、連続的に霧化槽に流入する。流入した風は、霧化
槽内において超音波振動子(図示せず)により発生する
水柱に当たり、これが霧を含んだ加湿空気となり、霧化
槽に連通するよう設けられた吹出しノズル101から外
部空間に向かって飛散(以下噴出、吐出、吹出しなどと
いう場合もあるが同じ意味である)され、室内を加湿す
る。また、水蒸気を飛散させる方向は、吹出しノズル1
01を回転させることにより調整することができる。こ
の場合、光源105の光によって吹出しノズル101か
ら飛散する水蒸気が照らされると乱反射現象が生じ、こ
の飛散状態を見て加湿状態を視覚的に把握することがで
きる。同様な技術として特開平8−94132号公報に
開示される超音波振動子によって発生させた空気と水分
の混合体である霧を空気送りファンにより吹き出す構成
がある。さらに実願昭54−181032号(実開昭5
6−96224号公報)のマイクロフィルムに開示され
た技術は暖房機機内に内蔵する加湿器であって、タンク
内の水を発熱体で蒸発させ、この蒸気を吹出し口から装
置の外へ吐出して周囲を加湿するものである。
き出させる水蒸気が、低速噴流となって吹出し口近傍の
室内に拡散してしまい、部屋の隅々にまで届き難い。一
方、遠方まで気体を搬送する手段として特開平7−33
2750号公報に開示された気体搬送装置を図28に、
また、搬送される気体の形状例を図27に示す。図2
8、Eの装置は暖気や冷気を図27に示す渦輪Rの形で
遠方まで送ろうとするもので、渦輪Rが安定した形状を
保っている間は周囲の空気に混合してしまうことがない
特性を利用したものである。
に直交する面内に生じる環状であって、且つ、その環状
形成気体(即ち、吐出した被搬送気体)が渦流状に回転
するものであり、その回転向きは環状形状の内側から吐
出先方向周りで環状形状の外側に至り、続いて環状形状
の外側から吐出方向の逆方向に戻り環状形状の内側へと
戻るものである。図28は図27の渦輪による気体搬送
を適用したスポットクーリング、又はスポットヒーティ
ングを示し、暖気又は冷気あるいはミストの混合した渦
輪状気体とし、且つ、在人箇所である被冷暖房箇所を目
標箇所として、噴出し装置200の噴出し口201から
渦輪Rの状態で繰り返し送出することにより、到達渦輪
Rをもって在人域Mを局所的に冷暖房する。
の移動を適当な検出手段により検出し、吹出し装置20
0からの渦輪Rの吐出し向きを常に在人箇所向きとする
ように、吹出し装置200の吐出し向きを自動変更する
ものである。このような装置では、渦輪でさえあればど
んなものでも良いというわけではなく、渦輪が安定して
遠方まで届くためには特定の渦輪生成条件が必要であ
り、この条件を満たさない渦輪では、装置近傍で渦輪同
士が干渉し合って、すぐに形崩れし、拡散が起る。又、
安定した渦輪の場合には、図27に示すように冷気や暖
気あるいはミスト混じりの気体が、装置から比較的遠く
離れた位置に居る人まで届くという特徴があるが、被冷
暖房者には渦輪状のまま間欠的に冷気や暖気があたり、
不快感を感じる場合がある。又、渦輪の吹出しにともな
う音も、連続して聞かされていると不快となる場合があ
る。
上のように構成されているので、円形或いはスリット状
等の吹出しノズルから吹き出される水蒸気は、低速噴流
となって、あるいは急速に形崩れして、装置の近傍で室
内へ急速に拡散してしまい、広範囲にわたって空間全体
を迅速に加湿するのが困難であるという問題があった。
れ、任意の空間の特定の場所に局所的に水蒸気を搬送し
たり広いスペースへ加湿することが困難であるという問
題があった。
気は単なる噴流でしかなく、吹出し口より吹出された水
蒸気噴流には視覚に訴える美的な鑑賞効果がないという
問題があった。
嗅覚に訴えるアロマセラピー的な効果がないという問題
があった。
では、冷気や暖気が間欠的に被冷暖房者に当るので不快
を感じる場合がある、また、渦輪を吹き出す時に軽い圧
力波が発生するため吹出し音が不快であるという問題が
あった。
ためになされたもので、圧縮された流体の搬送力を利用
して気体や蒸気や添加物を安定した渦輪状とし任意の空
間に吐出することにより、任意の空間の広範囲にわたっ
て吐出流体を迅速に拡散させる装置を得ることを目的と
する。
を渦輪状の空気の固まりの形で装置近傍から離れた任意
の空間に吐出させることにより、任意の空間の広範囲に
わたって迅速に空気を調和する装置を得ることを目的と
する。
度や湿度を調整した流体を安定した渦輪状として特定の
位置に吐出することにより、この渦輪の搬送された位置
での空気調和を可能とすることができる装置を提供する
ものである。
空間の空気を局所的に空気調和する装置を得ることを目
的とする。
き出される渦輪状の蒸気を用いて視覚に訴える鑑賞価値
の高い或いは添加物を拡散浸透させて環境を改善する室
内装飾装置を得ることにある。
送する空調装置や加湿装置において、渦輪を空調すべき
任意のスポットの付近で自由に形崩れさせ、拡散させる
ことにより冷気や暖気、湿気が渦輪状のまま間欠的に人
に当ることを防止して、快適性を向上させた空調装置、
空調システム、加湿装置を得ることを目的とする。又、
渦輪の吹出しに伴う音が気にならず快適性を損なわない
空調装置を得ることを目的とする。更に、この加湿装置
を用いて装飾装置を得ることを目的とする。
装置は、液体から生成された蒸気を含む流体に圧力室の
中で圧力を加える加圧手段と、前記圧力室に設けられ前
記加圧手段にて圧力が加えられた流体を前記圧力室から
空間に渦輪として吹出させる渦輪吹出し口とを備え、前
記加圧手段にて加える圧力を繰り返し変化させて前記渦
輪吹出し口から渦輪を発生させる流体搬送装置におい
て、渦輪を吹出す時間間隔、吹出し速度、および加圧手
段の圧力の内、少なくともいずれか1つを制御して渦輪
の運動状態を制御する制御装置を備えたものである。
搬送装置を基準とした渦輪吹出し口の開口方向を任意に
変更できるものである。
は、渦輪を放出する時間間隔、噴出速度又は加圧手段の
圧力を、連続して吹出される渦輪ごとに異なる値に制御
できるものである。
行位置に照明を照射する光源を備えたものである。
動の状態を時間的に変化させるものである。
間的に変化させるものである。
吐出される蒸気を含有した流体に添加物を添加する添加
手段を備えたものである。
生成された蒸気を含む流体に圧力室の中で圧力を加える
加圧手段と、加圧手段にて圧力が加えられた流体を圧力
室から空間に渦輪として吹き出す圧力室に設けられた渦
輪吹出し口と、渦輪吹出し口から吹き出される渦輪の到
達距離を調節可能な位置調節手段とを備えたものであ
る。
生成された蒸気を含む流体に圧力室の中で圧力を加える
加圧手段と、加圧手段にて圧力が加えられた流体を圧力
室から空間に渦輪として噴出させる圧力室に設けられた
渦輪吹出し口と、圧力室内で混合される蒸気の量を調節
可能な蒸気量調節手段とを備えたものである。
気を混合させた流体を発生させる水蒸気生成手段と、水
蒸気生成手段に接続された容器内に流体を吸い込んで圧
力を加える加圧手段と、容器に設けられ圧力が加えられ
た流体を容器から外部に渦輪として吹き出す渦輪吹出し
口と、を備え、渦輪吹出し口からの渦輪の吹き出す速度
を変更可能としたものである。
クと水蒸気生成手段が連通し、さらに前記水蒸気生成手
段と圧力室が連通し、給水可能に設けられたものであ
る。
空気を循環させるとともにこの循環させる空気を冷却ま
たは暖めて室内の温度を調整する空気調和機と、空気調
和機に設けられた容器内に冷却または暖められた空気の
一部を吸い込んで圧力を加える加圧手段と、容器に設け
られ圧力が加えられた流体を容器から室内に渦輪として
吹き出す渦輪吹出し口と、渦輪吹出し口の開口方向を変
化させて渦輪の吹き出す方向を調節可能とする方向調節
手段と、を備えたものである。
器にて空気を冷却または加熱して室内の温度を調整する
空気調和機内に設けられこの室内の空気を循環させる送
風を回転させて行う第一の送風手段と、空気調和機に設
けられた容器内に冷却または加熱された空気の一部を吸
い込んで容器から室内に吹き出す第2の送風手段と、を
備えたものである。
送風手段の送風する空気の温度と第2の送風手段の送風
する空気の温度とに差を設けたものである。
又は加湿された空調気体を発生する空調手段、この空調
気体に圧力を加える加圧手段を有する加圧室、この加圧
室の壁面に設けられ前記加圧手段によって加圧された前
記空調気体を空間へと渦輪状に吹き出させる渦輪吹出し
口、前記加圧手段を制御して間欠的に加圧することによ
り前記渦輪を間欠的に発生させる加圧制御装置とを有す
る空気調和装置において、前記加圧制御装置は連続する
2つの渦輪の噴出速度に任意の差を与える制御を行う噴
出速度制御回路を有するものである。連続する2つの渦
輪の吹出し速度に差を与えることにより一定の距離の移
動の後に渦輪同士が接触し渦輪が消滅して空調気体が拡
散するので、快適性が向上する。
の吹出し時間間隔をt、前記2つの渦輪が互いに接触す
るまでに移動する距離をL、前記2つの渦輪の内、先に
吹出されるものの吹出し速度をVb、後に噴出されるも
のの噴出速度をVa、とするとき L=t(Va・Vb)/(Va−Vb) なる関係を得るように制御するものである。上記の関係
を保持して制御することにより任意の距離Lで渦輪が消
滅するように制御できるので空調の快適性が更に向上す
る。
に、吹き出し方向が互いに平行していない複数の渦輪吹
出し口を設けたものである。複数の吹出し口から出る渦
輪は、複雑な速度制御をしなくても、一定の距離の移動
後に互いに接触して消滅するようにすることが出来るの
で、空調装置の構成を単純化することが出来る。
調和空気を渦輪として吹き出す複数台の空気調和装置
と、前記複数台の空気調和装置の渦輪を同期して吹き出
させる同期制御装置とをふくみ、且つ、前記複数台の空
気調和装置はそのうちの少なくとも2台の噴出する渦輪
が互いに接触するように配置されたものである。同期制
御装置により複数の空気調和装置から送出される渦輪の
送出タイミングを互いに一致させ、更に、これらの空調
装置の吹出し方向をあらかじめ調整して配置すれば、任
意の場所で渦輪を消滅させることができ、空調の快適性
がより向上する。
発生する水蒸気生成手段、この水蒸気を含む気体に圧力
を加える加圧手段を有する加圧室、この加圧室に設けら
れ加圧された前記気体を空間へと渦輪状に吹出させる複
数の渦輪吹出し口、前記加圧手段を制御して間欠的に加
圧することにより前記渦輪を間欠的に発生させる加圧制
御装置とを有する加湿装置において、前記複数の吹出し
口はその吹出し方向が互いに交差し得るように設けられ
ているものである。複数の吹出し口から出る渦輪は、複
雑な速度制御をしなくても、一定の距離の移動後に互い
に接触して消滅するように出来るので、加湿装置の構成
を単純化することが出来る。
発生する水蒸気生成手段、この水蒸気を含む気体に圧力
室の中で圧力を加えるものであって可聴周波数の音波を
発生できる加圧手段と、この加圧手段から音楽を再生す
る再生装置と、前記圧力室に設けられ前記加圧手段によ
り加圧された前記気体を前記圧力室から空間に渦輪とし
て噴出させる渦輪吹出し口と、吹出された前記渦輪を照
明する照明装置とを備えたものである。加圧手段から再
生される音楽は渦輪の吹出し音をかき消して雰囲気を作
り、又、照明装置は渦輪を視覚的に彩って装飾効果を高
める。
用した加湿装置の透視図である。図において、1は加湿
装置本体、2は水蒸気を吐出するために加湿装置1に設
けられた円状の渦輪吹出し口、3は渦輪吹出し口2の開
口部に設けられた鋭角なエッジ、4は渦輪吹出し口2が
取り付けられた圧力室、5は圧力室の壁面に連通した加
圧手段、6は超音波水蒸気発生装置或いは加熱式水蒸気
発生装置等の水蒸気生成手段、7は圧力室4と水蒸気生
成手段6を連結する水蒸気供給管、8は配水管9で水蒸
気生成手段6に連通した水タンク、10は渦輪吹出し口
から吐出され空間中を進行する渦輪、18は加圧手段5
などを制御するインテリジェントコントローラ(以下単
にコントローラ又は制御装置という)である。
に貯えられた水は、配水管9を介して水蒸気生成手段6
に少しずつ連続的にタンクの水圧や荷重を利用して供給
される。水蒸気生成手段6内部では、超音波或いは熱源
によって水蒸気が生成され、前記水蒸気は、水蒸気供給
管7を介して圧力室4に搬送され、そこに一時的に貯え
られる。続いて、圧力室4の壁面に連通するように設け
られた任意の加圧手段5により、圧力室4内部が瞬間的
に昇圧され、該圧力室4内に貯えられた水蒸気は、同じ
く圧力室4に設けられた渦輪吹出し口2から外部の空間
に向かって突発的に吹出される。吐出された流体は、ナ
イフエッジ状に加工された鋭角なエッジ3を通過する際
に、空間に存在する静止した流体との間に強い剪断力を
生じ、その巻き込み作用により図中に矢印で示した回転
方向を有する環状の渦輪10を形成する。
吐出時に静止流体との間に生じた剪断力の強さに依存
し、それは循環Γと呼ばれる量で記述される。渦はケル
ビンの循環定理に示されるように、粘性効果を無視した
場合、循環Γを保存する。つまり、渦輪10は周囲の流
体との間の誘引拡散を生ぜず、内部で回転する流体を閉
じこめたまま移動する。このことは、加湿装置1から吹
き出された渦輪10は、周囲の流体へ拡散する効果が小
さいため、通常の噴流と比較した場合より遠方まで水蒸
気を混合した流体を輸送する能力をもつことを意味す
る。
を大きくするため、吐出される水蒸気と周囲の静止空気
の剪断力が大きくなるように鋭角に形成されている方が
好ましく、例えば図2(a)のように筒上の先端の開口
にエッジがあるものでも、(b)のように平板面の開口
のものでも良い。
渦輪を崩壊させずにどの程度の距離まで搬送できるか
や、連続して渦輪10を等間隔を保ちながら進行させた
り、渦輪同士が追い抜くモードを形成させるなどは、実
験や解析により後述するように渦レイノルズ数、渦スタ
ントン数で示すことができる。これによると流体の物理
量や渦輪を発生させる吐出口の径が固定されている場合
は、渦輪の吐出口からの噴出速度、圧力室に瞬間的に加
えられる圧力の大きさや、圧力を繰り返し加える周波数
によって決定される。
加圧手段5を制御し、上記のように設定された圧力、周
波数で連続的に反復させることにより、 前記噴出され
た渦輪10が、与えられた吹出し方向に所定の間隔で直
進して渦輪列を構成し、加湿する予定の空間に高効率で
次々と水蒸気を搬送する。搬送された渦輪はやがて不安
定になって崩壊する。この渦輪が崩壊するときは渦輪が
保有していた回転力を維持しながら崩壊するため、水蒸
気は周囲の空気の中に細かい渦糸の流れとして糸状に尾
を引きながら浸透していく。このためさらに一層微細な
霧となって空間を加湿することができる。
によって加湿する場合は、物質拡散が主たる輸送手段で
あったが、渦輪を利用する本発明では、回転力により拡
散の小さい渦輪を搬送に利用し、必要な空間まで搬送す
る輸送手段と、渦輪の崩壊時の浸透現象を利用した空気
中へ浸透する混合拡散によって加湿を行うという、搬送
と拡散を分けた装置が可能となり、任意の空間を広範囲
にわたって迅速に加湿する加湿装置を得ることができ
る。ここでは、加湿装置として説明したが冷気、暖気を
加えた空調装置として構成し得ることは言うまでもな
い。
る流体搬送装置の例として、加圧手段5にジャバラ機構
を用いた加湿装置を示す。図3は、加湿装置本体1の具
体的一例を示し、図において、11は圧力室4の周上に
設けられた伸縮自在なジャバラ、12は連結部13を介
して可動部14に連結された駆動装置、14はジャバラ
11を介して圧力室4に接続される可動部である。駆動
装置12と連結部13と可動部14、ジャバラ11は加
圧手段5を構成する。89は香り添加手段であるが実施
の形態11で説明する。その他のものは図1と類似なの
で詳細な説明を省略する。
に通電することにより、駆動装置12は連結部13をそ
の軸方向に所定の周期で上下させる運動を引き起こし、
さらに前記上下動は、連結された可動部14に伝えられ
る。圧力室4を形成する可動部14はジャバラ11を介
して圧力室4の上部に連結されているため、可動部14
の上下動に従って圧力室4の容積が増減する。ここで駆
動装置12は制御可能な上下動を発生させる機構を有
し、さらに上下動のピッチ、上下動周波数(速度)を制
御可能なものであれば何れのものでもよく、例えばボー
ルベアリングとサーボモータを組み合わせたもの、モー
タの回転運動を上下動に変換させるカムを組み合わせた
もの、直線動ソレノイドを用いるもの等が考えられる。
に変位すると、圧力室4の容積が減少し、圧力室4中の
流体は、その陽圧に押されて圧力室4に設けられた渦輪
吹出し口2から吹き出され、吹き出された後、任意の空
間中で直進する渦輪10を形成する。続いて駆動装置1
2によって可動部14が下方向に変位すると、圧力室4
の容積が増加し、その負圧により、圧力室の外部、特に
渦輪吹出し口2から空気を吸引するとともに圧力室4に
連結された水蒸気供給管7を介して水蒸気生成手段6か
ら水蒸気が供給される。なお水蒸気生成手段6は、水タ
ンク8から水圧を利用して供給される水を超音波振動子
50によって連続的に水蒸気化し、水面39の上部に水
蒸気を発生している。以降は、このサイクルを反復する
ことにより、同一のタイミングで複数の直進する渦輪1
0を任意の空間に形成することが可能となり、渦輪中に
含有された水蒸気は、渦輪の運動によって迅速且つ広範
囲に搬送され、空間の加湿に寄与する。
ため、圧力室4内に格子、ハニカム、メッシュ等の整流
器(図7、図8で後述する)を装着して、吹き出される
水蒸気流の乱れ成分を除去することが効果的である。
って一度に大量の水蒸気を吐出することができるので、
より大きく高速な渦輪を生成するのに安価で取り扱いや
すい装置となるのと同時に静かな動作となる。
る流体搬送装置の例として、図4に圧力室4の体積をピ
ストンの上下動によって変化させる構成とした加湿装置
を示す。図において、15は圧力室4内に設けられたピ
ストンである。その他の部分は図3と類似なので詳細な
説明は省略する。
に通電することにより、駆動装置12は連結部13をそ
の軸方向に所定の周期で上下させる運動を引き起こし、
さらに前記上下動は、連結されたピストン15に伝えら
れる。圧力室4の一面を形成するよう設けられたピスト
ン15の上下動に従って圧力室4の容積が増減する。こ
こで駆動装置12は制御可能な上下動を発生させる機構
を有し、さらに上下動のピッチ、上下動周波数(速度)
を制御可能なものであれば何れのものでもよく、例えば
ボールベアリングとサーボモータを組み合わせたもの、
モータの回転運動を上下動に変換させるカムを組み合わ
せたもの等が考えられる。駆動装置12によってピスト
ン15が上方向に変位すると、圧力室4の容積が減少
し、圧力室4中の流体は、その陽圧に押されて、圧力室
4内に設けられた渦輪吹出し口2から吹き出され、吹き
出された後、任意の空間中で直進する渦輪10を形成す
る。続いて駆動装置12によってピストン15が下方向
に変位すると、圧力室4の容積が増加し、その負圧によ
り、圧力室4に連結された水蒸気供給管7を介して水蒸
気生成手段6から水蒸気が供給される。
渦輪を発生させることができるため、圧力室の圧力上昇
をより大きなものとすることができるため大きな渦輪を
高速で吐出させることが可能となると同時に渦輪の発生
周波数を高めることができる。なお他の実施の形態1〜
3の例で示した駆動装置12や水蒸気生成手段6の運転
は図示しないコントローラによつて行われている。
を変化させる手段として、圧力室4の一壁面にスピーカ
を設置した構成とした。その他の部分は図3と類似なの
で詳細な説明は省略する。図において、16は音波を発
生し、また圧力室4を加圧するためのスピーカ、17は
スピーカ16を駆動させる信号を伝達するためのスピー
カ信号線、18はコントローラ19から送られてくる制
御信号を増幅するためのアンプである。なおこのコント
ローラにより水蒸気生成手段6のたとえば超音波振動子
50を動作させることができる。
18から発信される所定の周期と所定の電圧値を持った
信号が、スピーカ信号線19を介してアンプに伝達され
る。伝達された該信号は、アンプ17の増幅作用によっ
て増幅され、さらにスピーカ信号線19を介してスピー
カ16に伝達される。スピーカ16は、該増幅信号に従
って振動体を振動させ、圧力室4内部に衝撃音波を発生
させる。スピーカ16が圧力室4の容積を減少させる方
向に振動した場合には、該衝撃音波に押されて、圧力室
4中の流体は、圧力室4に設けられた渦輪吹出し口2か
ら吹き出され、吹き出された後、任意の空間で直進する
渦輪10を形成する。続いてスピーカ16の振動紙が圧
力室4の体積を増大させる方向に変位すると、 その負
圧により、圧力室4に連結された水蒸気供給管7を介し
て水蒸気生成手段6から水蒸気が供給される。
は図5のように同一のコントローラ18により圧力変化
と連動させて行っても、あるいはまったく別に運転時間
により間欠的に行ってもよい。このような構成では、ス
ピーカ16の振動を使用できるため小型で効率的な装置
を構成できる。
を与えることによつて渦輪10を形成するので渦輪10
の吹出し時には若干の音がする。この音はそれ程大きく
はないが、本来、静粛運転を理想とする空調設備には相
容れない要素である。そこでこの音を気にならないもの
に変える方法について図6により説明する。図6は図5
のアンプ17にこの方法を適用した例を示す回路ブロッ
ク図である。
小鳥のさえずりなどの効果音も含むCD、磁気テープな
ど)を再生する再生装置である。音楽信号162はパワ
ーアンプ163を経由して図5のスピーカ16を駆動す
る。これによつて渦輪吹出し口2から音楽が聞こえるが
この再生音は極めて微弱であるように設定され、聞こえ
る音楽も微かであるように設定されているので、この音
波によって渦輪が発生してしまったり渦輪が乱されたり
するということはない。164は音楽信号162から強
拍子信号165を取り出すための回路でローパスフィル
ターあるいは特定の打楽器(例えばドラム)の音のみを
取り出すように特性が調整された(例えばローパス)フ
ィルター回路である。166は中高音フィルター、16
7は中高音専用スピーカである。
の拍子のタイミングのパルス信号列が取り出されるの
で、この中から強拍のタイミング信号を得る。この強拍
子信号165は加圧信号を作るための渦輪吹出し制御回
路166により渦輪を強く押し出すのに適した時間長さ
と形状のパルス信号に変換された後、音楽信号162に
重ねてパワーアンプ163に入力される。また、中高音
専用スピーカ167から音楽が十分な強さで聞こえ、渦
輪10は音楽の強拍に合わせて吹き出されるので渦輪の
吹出し音は音楽にかき消されて気にならないようにな
る。加圧室の適度な容積は、オーディオ技術におけるい
わゆる低音再生専用スピーカ(ウーフア)としてスピー
カ16を動作させるのに都合が良い。なお、図6におい
てスピーカ16とスピーカ167とは必ずしも別のもの
としなくても良いことは言うまでもない。
る流体搬送装置の例として、図7に圧力室4に加圧空気
を送り込んで瞬時に内圧を高めて渦輪10を発生させる
ためにコンプレッサを用いた加湿装置を示す。図におい
て、20は流体を圧力室4内部に圧縮供給するためのコ
ンプレッサ、21はコンプレッサ20から圧力室4に供
給される流体を制御するための弁、22はコンプレッサ
20、弁21、圧力室4を結ぶ配管、23はコンプレッ
サ20と弁21の間に設けられたチャンバ、24は圧力
室内に設けられた格子、ハニカム、メッシュ等の整流器
である。その他の部分は図3と類似なので詳細な説明は
省略する。
20に通電することにより、チャンバ23内に圧縮空気
が送られる。この圧縮空気は、圧力室4とチャンバ23
の間に設けられた弁21が閉の状態であるため、圧力室
4内には侵入できない。ここで、コントローラ18から
弁21に開命令が伝送されると、コンプレッサ20によ
り圧縮された流体が、配管22を介して勢い良く圧力室
4に侵入する。該侵入流体は、圧力室4内部に設けられ
た整流器18を通過して偏流及び乱れ成分を失って整流
され、さらに圧力室4に設けられた複数の渦輪吹出し口
2から吹き出される。続いて、コントローラ18から吸
気弁に閉命令が伝送されると、コンプレッサ20により
圧縮された流体は弁21により流路を閉塞されるため、
圧力室4内部への圧縮空気の侵入は停止し、同時に渦輪
吹出し口2からの流体の噴出も停止する。このようにし
て吹き出された流体塊は、任意の空間中で直進する渦輪
10を形成する。ここで、渦輪10の吐出周波数を制御
するために、コントローラ18より出力される弁21の
開閉信号は、渦輪10の発生周波数と同じ回数だけ出力
される。また、渦輪10の吹出速度を制御するために、
コンプレッサ20の圧縮圧力が所定の値に制御される。
るコンプレッサーを使用できるため比較的高い圧縮力で
高速の渦輪列を吐出することができる。また全体の構成
が簡単になり実用的な装置が得られる。
る流体搬送装置の例として、図8にブロワを用いて加圧
する加湿装置を示す。図8において、25は流体供給
路、26は圧力室4の一壁面に設けられたディフュー
ザ、27は流体供給路25を切断するように設けられた
回転円盤、28は回転円盤27上に設けられたスリッ
ト、29は回転円盤27を駆動させるためのモータ、3
0はモータ29の制御信号を伝達するためにコントロー
ラ18とモータ29間に設けられたモータ信号線、31
は流体供給路25の一端に接続されたブロワ、32はブ
ロワ31とモータ29を接続するブロワ信号線である。
その他の構成は図3と類似であるので詳細な説明は省略
する。
32を介してブロワ31に伝達されるコントローラ18
の制御信号により、ブロワ31は所定の回転数で駆動さ
れ、ブロワ31の吸込口から吸入された流体を流体供給
路25の末端から送風する。ブロワ31と圧力室4を接
続する流体供給路25には、途中に所定の個数のスリッ
ト28を有した回転円盤27が設置されている。該回転
円盤27は、コントローラ18からモータ信号線30を
介して伝達される制御信号によって所定の回転数に制御
される。回転円盤27が回転することにより、ブロワ3
1から送風される該流体は、スリット28と流体供給路
25の開口断面が一致している時間のみ、圧力室4に供
給される。スリット28により分断されて圧力室4に向
かって送風された流体は、圧力室4の一端に設けられた
ディフューザ26によって圧力室4にムラなく広げら
れ、さらに圧力室4内に設けられた整流器24を通過し
て乱れ成分を失って整流され、その後、圧力室4の一壁
面に設けられた渦輪吹出し口2から吹き出され、任意の
空間中で直進する渦輪10を形成する。ここでモータ2
9とスリット28を有した回転円盤27で構成されるシ
ャッター機構は、コントローラ18より伝達される制御
信号に基づいてブロワ31から送風される流体を分断す
る機能を有するものであればよく、例えば電磁弁等でも
代用できる。
よる圧縮空気を送るので小さな圧力で確実な流体補給が
でき、取り扱いも簡便である。
を利用した流体搬送装置または加湿装置において、渦輪
10の搬送能力を利用して局所的に加湿する発明につい
て図9を用いて説明する。図において45は渦輪吹出し
口2を構成するエッジ3に接続された伸縮自在、方向変
換自在なフレキシブルダクト、46は渦輪吹出し口2を
加湿器本体1に接続するための接続管である。
を構成して、開口方向を加湿器本体を基準として任意の
方向に向けることが可能となることにより、渦輪10の
進行方向を自由に変化させることができる。この場合、
渦輪10の特徴である水蒸気の高速輸送を利用して、特
定の加湿したい空間を局所的に迅速に加湿することがで
きる。モータを用いてダクトの方向を制御することも可
能である。なお、図ではフレキシブルダクト45を用い
て渦輪吹出し口2の開口方向を変化させるよう構成した
が、開口方向を自由に変えられる構成なら、例えばヒン
ジ付きダクトパイプなどその機構を問わない。なお、以
上の説明では下から上へ渦輪を吹き出す構成を説明して
きたが、圧力室からの吹出し口を圧力室の側面や下面に
設けて、水平/下方向などにも自由に渦輪により空気の
固まりを搬送することができるし、図9の構成によりさ
らにその向きを調整することができるので使い勝手の良
い装置が得られる。
タイミングで連続的に渦輪10を噴出させた場合の渦輪
群の運動について詳細に述べる。一直線上を同軸で同方
向に運動する同じ大きさの2つの渦輪10を考える。図
10は同一直線上を連なって直進する2つの渦輪の模式
図である。空間中に放出された2つの渦輪10は、先行
する渦輪10bの渦運動によって生じる発生誘導速度3
8によって後ろの渦輪10aの直径Raは小さくなり、
逆に後ろの渦輪10aの渦運動の影響で前の渦輪10b
の直径Rbは大きくなる。ここで一般的に、渦輪10は
引き延ばされて直径が小さくなると渦度が大きくなり、
渦管中の流体の回転角速度は速くなり、逆に縮んで直径
が大きくなれば渦度は小さくなって、流体粒子の回転は
遅くなる性質を持つ。故に、後ろの渦輪10aの前進速
度は増加し、前の渦輪10bの前進速度は減少するの
で、ついには後ろの渦輪10aは前の渦輪10を通り抜
ける。ここで、両者の前後関係は逆転し、その後は同様
の運動を繰り返す。
渦の強度、渦輪の前進速度、渦輪直径、渦輪間の距離す
なわち渦輪の吐出時間間隔等の条件により異なったもの
となる。例えば、渦輪間の距離が長い(渦輪10の放出
間隔が長い)場合、渦輪同士は干渉せず、そのままの位
置関係を保ったまま直進する。逆に渦輪間隔を狭める
と、上述の追い抜き現象が発生することは自明である。
空間中に噴出することを考える。この1列の渦輪列に関
しては、山田等(ながれ3、日本流体力学会、198
4、364頁〜377頁、または、ながれ5、198
6、45頁〜53頁)により基礎的な実験研究が成され
ており、渦輪列の運動の様子を、渦輪の渦レイノルズ数
Re及び渦スタントン数Stにより分類して、渦輪同士
が干渉する干渉モード、渦輪同士が追い抜く追い抜きモ
ード、等間隔を保ちながら干渉せずに運動する凍結モー
ド、数個の渦輪が合体する合体モード等にまとめられる
と報告している。ここで、渦輪10の吹出し口2におけ
る噴出速度U、吹出し口2の直径D、流体の動粘性係数
ν、渦輪10の単位時間当たりの噴出周波数fとする
と、 渦レイノルズ数:Re=UD/ν=Γ/ν (1) 渦スタントン数:St=fD/U=fD2/Γ (2) で定義される。
気を含有した空気の動粘性係数νが固定値であると仮定
して渦輪10を吹き出すことを考えると、渦輪10の噴
出速度Uを増加させて渦レイノルズ数Reを大きくする
に従って、干渉モード、合体モード、追い抜きモードの
順に渦輪列の運動が変化する。さらに合体モード或いは
追い抜きモードが生じる渦レイノルズ数において、渦輪
10の噴出周波数fを減少させる、即ち渦スタントン数
Stを減少させることにより、前後の渦輪10同士が干
渉しない凍結モードが出現する。以上より、渦レイノル
ズ数Reと渦スタントン数を適切な値に制御することに
より、図1乃至図8の装置を、単一の吹出し口2から一
定時間間隔でパルス的に噴出される渦輪列が、相互干渉
せず且つ吹出し口2の中心軸状を一列に直進したり、互
いに追い抜いたり、合体したりするように構成すること
ができる。即ち、装置の渦輪吹出し口2の直径Dを固定
とした場合、渦輪10の噴出速度Uつまり圧力室4の収
縮圧或いは周波数fを制御することにより、干渉モー
ド、合体モード、追い抜きモード、凍結モード等の任意
の渦輪列モードで水蒸気を含有した渦輪10を噴出させ
ることができる。
渦輪10がその進行途中におかれた物により遮られた
り、渦輪10が進行する通路の近傍に配置された物に引
き寄せられたりする場合。第2に単一渦輪の発生ではな
く並列に多数の渦輪を発生させる際この並列する渦輪列
の平行する渦輪同志で相互に引き寄せられた場合。また
第3に渦輪の回転力が渦輪を保てなくなるような場合に
起こる。もし遮るものが無ければ一列の場合と並列させ
る場合は異なるが渦輪が到達する距離、すなわち渦輪の
崩壊する位置は構造的な寸法を固定すれば、渦輪を放出
する周波数或いは圧力即ち渦輪の噴出速度によって決ま
る。
成された加圧手段5を有する加湿装置1において、コン
トローラ18から送られる制御信号の周波数を適宜調節
して渦輪10の噴出周波数を制御する、或いはアンプ1
7のゲインを制御して(例えばスピーカの入力電圧を大
きくすればスピーカの振動幅が大きくなり、圧力室4の
圧縮率が増して渦輪10の噴出速度も増大する。逆に入
力を小さくすれば圧縮率は小さくなり、渦輪10の噴出
速度は減少する。)渦輪10の噴出速度を制御すること
により所定の距離はなれた空間で加湿を行うことがで
き、あるいは渦レイノルズ数と渦スタントン数を制御
し、任意の渦輪列モードを形成することができる。上記
に言う制御は単にそれらの値を手動で調整できるという
だけでなく、それらの値を時間とともに自動的に変更す
るプログラム制御とか、吹出す渦輪1つごとに規則的に
あるいはランダムに変化させることをも意味している。
また、各変数の全てを制御しても良いし、いずれか1つ
だけを制御しても良い。
装置1においても、渦輪10の噴出速度と噴出周波数を
制御することは容易であるので、加湿装置1から吹き出
される水蒸気を含有する渦輪10を、合体しながら進行
する渦輪列であったり、等間隔に規則正しく並んで進行
する渦輪列であったり、ところどころで追い抜き合いな
がら進行する渦輪列であったりするように任意に吹き出
すことができる。
に示す。図11では各渦輪は等速で同方向に吹き出され
るのではなく、例えば1個おきに速度Vと方向θとを変
えて吹き出される。今、説明の都合上、連続する2個の
渦輪の内、先に吹出したものを10b、後から吹出した
ものを10aとし、渦輪10a、10bの吹出し速度は
それぞれVa、Vbとする。170は吹出し速度制御回
路であり、Vb<Vaであるように、又、各渦の吹き出
し方向を異なる角度とするように制御する。そして2つ
の渦輪10aと10bとの吹出しの時間間隔はt秒であ
るとする。このようにするとき、図11に示すように、
吹き出された渦輪10aは徐々に前方の渦輪10bに接
近(方向が異なるので横に並ぶ)し、やがて、渦輪10
aは渦輪10bに追いついて並び、互いに引き合って接
触し、互いに渦流がかき乱されて急速に渦が消滅し気体
はその場所で拡散する。吹き出し方向が角度θずれてい
るので後の渦輪10aが先の渦輪10bの中を潜り抜け
るということは生じない。
る距離をL、渦輪10aが吹き出されてから渦輪10b
に追いつくまでに要する時間をT秒とすると T=L/Va=(L−Vb×t)/Vb (3)が成立する。 これよりL=t・(Va・Vb)/(Va−Vb) (4) が得られるから t,Va,Vbを制御して、任意の距
離Lで渦輪が消滅し、気体が拡散するように装置を動作
させることが出来る。吹き出し方向を変えるには例えば
実施の形態7の図9で示したフレキシブルダクト45を
ソレノイドなどを用いて首を振らせるか、実施の形態1
1に後述する斜めに開口したダクトを回転させる方法を
用いれば良い。これにより渦が消滅する付近に居る人は
渦輪を直接体に感じないで、拡散した後の気体を受ける
ので、空調の快適性が向上する。
る調整装置を設けた例を示す。図12の加湿装置1の側
面に渦輪速度調整装置52を設けている。この渦輪速度
調整装置はL、M、S、AUTのごとく遠い位置の設
定、中間位置の設定、近い位置の設定、自動的に遠くか
ら近くまで切り替え広範囲の位置に加湿できる設定、の
ようにノブで切り替えられるようになっている。この速
度に連動して渦輪の間隔すなわち周波数が設定されてお
り、このように渦輪速度を変更可能に設けた事により、
例えば必要な場所に対し遠方から加湿を行ったり、ある
いは広大なスペース全体に自動的に加湿が行える装置が
得られる。もちろん距離を一定にして渦輪の進行状態を
自由に得られるようにしたり、距離を変えてモードも変
えられるなど自由に変更できるようにしてもよい。この
ように構成した場合、渦輪吹出し口2より空間中に吹き
出された渦輪10が次々と並んで進行する渦輪列の運動
モードを任意に選定することができるので、見た目に美
しく変化に富んだ渦輪列を利用して空間を加湿すること
が可能となる。
に渦輪の発生周波数をコントロールするコントローラを
設けることにより、コントローラのつまみを調節するだ
けでユーザーが任意の渦輪の運動を選定することができ
るようになり、ユーザーの好みに応じた運動モードを提
供できる。また、予め、コントローラに付属するROM
に渦輪噴出周波数を焼き付ければ(記憶させれば)、プ
ログラムに記された渦輪列の運動モードを自動的に実現
することができ、より複雑な渦輪10のディスプレーが
可能となる。
る加湿装置と、これの装飾装置としての応用例を図1
2、13に示す。任意の空間に吹き出されて進行する水
蒸気を含有する渦輪群に光を照射することにより、渦輪
10の存在を明瞭に認識することができる。図12は、
渦輪10を用いた加湿装置1に照明機能が付加されるよ
う構成されたものである。図において、40は渦輪吹出
し口2の近傍の本体上面に設けられた照明装置、41は
照明装置40より照射される光である。又、53は照明
スイッチ、54は湿度設定装置である。加湿装置1に設
けられた渦輪吹出し口2より空間に連続的に吐出され、
直進する渦輪群は、水蒸気を含有するため、照明装置4
0よりある程度指向性を持って照射された光41を乱反
射し、周囲の空間から渦輪10のみを浮き立たせる効果
が生じる。ここで、照明装置は空間には存在せず流体中
に含有する不純物によって乱反射を起こすものならその
種類によらない。例えば、様々な色の光を当てたり、こ
れらの光の種類を変化させたりすることにより、室内の
雰囲気を変えることができる。但し、加湿装置本来の加
湿目的の他に室内装飾として用いられる性格上、視聴者
の視神経を極度に刺激するほど強力な光源を用いる必要
はない。更に光の強さや種類、あるいはオンオフするな
どの調光を行うことにより一層幻想的な状況を作り出す
ことができる。
ート状であってもよく、その場合、渦輪10はシート光
41によってその断面を浮き上がらせるように認識され
る。本発明の効果をさらに助長するには、渦輪が吹き出
される空間を暗い状態に維持することが望ましい。また
ストロボのような間欠的な光を用いれば渦輪が停止して
みえたり、ゆっくり動く状態を表現することができる。
以上のように光強度、色、光の種類、オンオフ、形、揺
らぎ、瞬きなどを変化させることを総称して、この発明
における照明の照射の変化と言う。
移動する渦輪10の存在を明瞭に認識することができ
る。このような例を図13にて説明する。図13は加湿
機能と照明機能を備える室内装飾装置の一例を示す外観
図である。このように構成すれば、照明装置40から照
射される光41が渦輪吹出し口2から吐出された渦輪1
0に当たり、規則正しく並んだり、追い抜いたり、合体
したりする様々な渦輪10の運動を空間中に浮かび上が
らせて、美しい室内装飾となるとともに、間接照明とし
ても利用できる。また、渦輪10が空間全体を迅速に加
湿することは言うまでもない。図12には渦輪速度調整
装置52以外に照明スイッチ53、湿度設定装置54を
設けた例を示す。照明スイッチ54をオンオフして照明
を当てたり消したりすることができる。また湿度設定装
置をD(ドライ)、W(ウェット)、OV(ミスト)に
切り替えることにより、水蒸気生成手段の運転を止めて
水蒸気の無いドライな状態の空気の固まりを搬送させる
ことができたり、通常の加湿であるウェット状態とした
り、水蒸気を過剰に発生させて観葉植物のむき出しの根
に水分を吹き付けるような動作も可能である。このよう
な調整装置の動作はコントローラ18に設けた制御装置
により、加湿空間が固定された場所に設定されている場
合はその設定に対応した圧力の大きさと周波数に固定さ
れることになるし、もし自動的に変化するモードであれ
ば圧力や周波数を自動的に変化させることになる。また
湿度設定の状態に応じて水蒸気の供給、たとえば加熱や
超音波発振を停止から最大まで変更することが可能であ
る。これらの照明は例えば図6に示した音楽再生装置の
音楽信号によってその照明強度が変調されるようにする
ことも出来る。
装置として利用する例について説明する。図14は、渦
輪10を利用した加湿装置兼装飾装置の例を示した外観
図である。図のように加湿装置本体1の外観を蒸気機関
車のように形成し、渦輪吹出し口2を機関車の煙突と一
致させるように構成し、機関車本体の内部に圧力室4、
加圧手段5、水蒸気生成手段6、水蒸気供給管7、水タ
ンク8、配水管9等を設けた(図示せず)ものである。
さらに、煙突即ち渦輪吹出し口10の近傍には吹き出さ
れた渦輪10をライトアップするための照明装置40が
取り付けられている。このような構成により、加湿装置
1を蒸気機関車に見立てることが可能になるので、加湿
機能と照明機能を備えたユーモアのある室内装飾を得る
ことができる。
においてほぼ箱のような形で構成する例を示したが、図
15に圧力室を上に置き、タンクを下に置く筒型の構成
の例を示す。図15において、1は加湿装置、2は吹出
し口、4は圧力室、6は圧力室4と同じ空間に設けられ
加湿器1の筒の中に同心状にはめ込まれた水蒸気生成手
段、8は水蒸気生成手段の水面39をほぼ一定に保つよ
うに水を供給するタンク、16は水蒸気生成手段6の中
央部に固定されたスピーカ、57は水タンク8の下部に
タンクに覆われて設けられ配線19によりスピーカ16
の運転を行う制御箱、58はタンク8へ外部から給水を
行う給水弁、59は電源コードを接続する電源コンセン
ト、60は排水穴である。制御箱57の中のコントロー
ラの制御によりスピーカ16の運転を制御する。また同
様に加熱機56の温度を上げて水蒸気を発生させる。こ
れによって渦輪を渦輪吹出し口2から発生させる。この
ような構成により細く小型の装置が可能になる。
からの電気品の取り出しを簡単にする構成にしたが、こ
の配置を逆にして水の供給をタンクを取り出して行う構
成にすれば、より見栄えの良い加湿装置の構造が得られ
る。このような例を図16乃至図18に示す。図16は
レストランなどに配置された加湿器を示し、図16(a)
は全体図、図16(b)、 (c)は加湿器の構成を示し、9
0は客席シートに隣接した台、91はこの台90の上に
スタンド台93に支持されておかれた卓上型加湿器、9
2は壁掛けアダプター94にて壁に取り付けられた壁掛
け型加湿器、95は渦輪を照明する照明器を示す。この
加湿器では上部に渦輪吹出し口2を配置し、下部には水
タンク8が加湿器本体から分離できる形でねじ込まれて
いる。この例では室内の照明を使用して渦輪を浮き上が
らせて見栄えの良い置物としている。またスタンド台9
3や壁掛けアダプタ94の構造を変えたり取り付けの角
度を変更することにより渦輪の吹き出す方向を上だけで
なく横向きや部屋の中央に向けることが容易である。す
なわち、圧力室と加圧装置とタンクを直列に配置すると
上下の向きだけでなく水平にも斜めにも配置できる細長
い装置が得られ、使いやすい形態となる。
柱を兼ねて加湿器を設けた例を示す。図17(a)は飲
食店やオフィスなどの座席と通路との仕切りの説明図で
あり、図17(b)は銀行や証券、チケットセンターな
どのカウンターの支柱を兼ねて加湿器を設けた説明図で
ある。96は上部が透明で下部が不透明な通路を仕切る
パーティション、97はパーティション96を支持する
支柱でパーティションは支柱にはめ込まれて支えられて
いる。この支柱97の上部に加湿器本体1が固定されて
いる加湿器1の上部に渦輪吹出し口2が設けられており
渦輪10を吹出している。98はカウンターの上に固定
されたパーティションであり、この透明なパーティショ
ンにより窓口を形成している。この様にパーティション
の支柱を兼用するなど他の装置の一部として加湿装置を
利用でき、目立たないが効果的な装置を得ることができ
る。図18は美術館などで使われる釣り下げタイプの加
湿器の例であり、図18(a)は全体説明図、図18
(b)はこの加湿器の構成を示す図である。99は電源
ワイヤーであり、天井に配置されたレールに滑車を介し
て取り付けられている。加湿装置1は上部の圧力室の中
に設けられた整流器24(図18には図示していない、
図8参照)に電源ワイヤー99が固定されて釣り下げら
れている。渦輪は上部の渦輪吹出し口2から吹き出され
るが、この吹出し口2の直径に比べ遙に細いワイヤー9
9には邪魔されずにワイヤー99にそって渦輪10は進
行する。もしこの釣り下げられた加湿装置が揺すられた
りして渦輪がワイヤーに近づけばそのときうず輪が崩壊
する。しかしながら部屋全体を加湿することには問題が
ない。展示品を期間毎に変えて展示するような、即ち加
湿装置を使用しないとき、加湿装置を邪魔にならないよ
うに巻き上げておくと良い。
渦輪を利用した加湿装置、装飾装置において、噴出する
渦輪に水蒸気だけでなく、香り要素を含有させたり、ま
た湿度ではなく温度の調和を行うことも可能である。例
えば、霧化された香り要素を圧力室4内に噴出させた
り、図3中に示されているように、水蒸気生成手段6に
連通するように液体滴下機能を有する香り添加手段89
を設け、液体状の香り要素を水蒸気生成手段6内の水面
に随時滴下したり、同様の滴下機能を有する香り添加手
段89を圧縮室に滴下するように設けたりすることによ
り、渦輪10に香りを添加することができる。香り要素
には例えばミント、シトラス、ローズ等の嗅覚から人間
の神経に作用し医学的な効果が期待できる物質を用いれ
ば、空間を加湿すると同時にアロマセラピー的な効果が
得られる。
冷、暖、湿度調節可能な空気調和装置の例を示す。図1
9は天井埋め込み型の空気調和装置の斜視図である。通
常空調装置本体61は天井に埋め込まれ、化粧パネル6
2だけが室内に露出するように据え付けられる。そして
吸い込み口64から吸い込まれた室内空気は、本体内で
冷却または加熱されて吹出し口63から室内へ吹き出さ
れる。なおこの例では天井に埋め込まれ、且つ、吹出し
口が1つの構造を示すが、どこに埋め込まれようと、ま
た吹出し口が幾つであろうとこの発明は対応できる。図
20はこの空気調和装置の室内ユニット本体内の構成を
示す断面図である。66はファン65により吸い込まれ
た空気を冷却したり暖めたりする熱交換器、67は吹出
し口63へ空気を吹き出す通路である吹出しダクト、7
1は添加物注入管74を介して圧縮室4へ添加物を注入
できるように配置された添加物を内蔵する添加物補充容
器、73は熱交換器66にて冷却されたり暖められた空
気を圧力室4に吸い込む通風管、45は圧力室に接続さ
れ渦輪吹出し口2につながるフレキシブルダクト、75
は渦輪吹出し口2を構成するエッジ3の向きを回転しな
がら変化させる回転駆動装置である。
れ回転することにより、空調装置本体61は空気を吸い
込み熱交換器66で空気を冷却して吹出し口63から室
内へ冷却された空気を吹き出す。圧力室4は図示されな
い加圧手段により冷却された空気を通風管73を通して
吸い込み、渦輪吹出し口2から渦輪を吹き出す。圧力室
4には香り添加手段71から香りの成分液が圧力室4に
滴下するようにしてある。さらに圧力室4からフレキシ
ブルダクト45を介してうず輪吹出し口2に接続されて
おり、さらにこの渦輪吹出し口2はエッジが傾けて設け
られているのでこのエッジ部分を回転させることにより
吹出し口の方向を変えることができ、渦輪の吹き出す方
向が変わることになる。これによって空気調和装置とし
ての冷却された空気は吹出し口63から室内に吹出し循
環するが、これとは別にあらかじめ決められていた場所
へは冷却された空気に香りを添加する。香りの添加は圧
力室4の圧力の変化ごとに弁が開き添加される。このよ
うに吹出し口63から吹き出され室内を空調する空気と
は別の渦輪の中の空気に香りが添加される。これにより
例えば常に人が存在する場所や香りを漂わせる必要な場
所にだけ渦輪が崩壊して香りを浸透させることができ
る。しかも渦輪の発生は間欠的に行えばよく無駄が無く
効率的に香りを漂わせることができる。上記説明では圧
力室1つに対し1つの渦輪吹出し口の例で示したが1つ
の圧力室に対し複数、例えば4つの渦輪吹出し口を設け
てもよい。しかもフレキシブルダクトをそれぞれ使えば
各吹出し口の向きをそれぞれに向けることもできる。
エアコンである空気調和装置の断面説明図である。通
常、室内機70は室内の壁面に取り付けられ、吸い込み
口64から吸い込まれた室内空気は、装置内で冷却また
は加熱されて吹出し口63から室内へ吹き出される。6
6a、b、cはファン65により吸い込まれた空気を冷
却したり暖めたりする熱交換器、68は吹出し口63に
設けられ空気の吹出し方向を変える風向板、72は室内
機70の本体ケーシングに取り付けられ吹出しダクトを
形成する風洞、73は熱交換器66にて冷却された空気
を冷気取り入れ口77から圧力室4に引き込む通風管、
76は通風管と圧力室の間に設けられた通常は重力によ
り閉状態なる蓋であって、図示されない加圧手段により
圧力室4の圧力があがると通風管73からの空気の流入
は閉ざされ、圧力が下がると開放されて冷却した空気が
圧力室に流れ込む蓋である。78は圧力室内の空気をさ
らに冷却するペルチェ素子、45は圧力室4に接続され
渦輪吹出し口2につながるフレキシブルダクト、3は渦
輪吹出し口2を構成するエッジであり、回転駆動装置7
5によりその向きを回転して変化させることができる構
造である。
ン65が駆動され回転することによりエアコンは空気を
吸い込み熱交換器66で空気を冷却して吹出し口63か
ら風向き板68の方向へ冷却された空気を吹き出す。圧
力室4は図示されない加圧手段により冷却された空気を
フレキシブルホースである通風管73を通して吸い込
み、渦輪吹出し口2から渦輪を吹き出す。圧力室4には
熱交換器66にて冷却された空気が吸い込まれ、さらに
圧力室4からフレキシブルダクト45を介して渦輪吹出
し口2に接続されており、この渦輪吹出し口2はエッジ
3が傾けて設けられておりこのエッジ部分は回転して向
きが変えられるので、すなわち吹出し口の方向が変わる
ので、渦輪の吹き出す方向が変わることになる。これに
よって空気調和装置としての冷却された空気は吹出し口
63から室内に吹き出され循環するが、この送風とは別
にあらかじめ決められた方向に向かって間欠的な渦輪の
列により別の送風ができる。しかも圧力室4の中での空
気は熱交換器66で冷却された空気をさらにペルチェ素
子78によって冷却されるので圧力室から圧力により吹
き出される送風は吹出し口63からの送風よりも冷たい
空気が送り出される。ペルチェ冷却器はn、p型半導体
を金属片で接合した簡単な構成の電子冷却装置で電流を
流すことにより吸熱と放熱が行われる。冷却能力は数W
から数百Wクラスがあり容器の中を急速に冷却できる。
但し容器内の容量を所定の温度まで冷やすのに時間がか
かるようであれば圧力を加える時間間隔、すなわち間欠
時間を延ばす必要がある。
より冷たい空気を生成する方法として電子冷却装置を使
う例を示したが、これに限定されることなく、例えば熱
交換器で冷やされる空気の温度を圧力室4への冷気取り
入れ口77の近傍の空気を他の部分より冷却するという
方法がある。この場合の冷凍サイクルの構成例を図22
に示す、図22において、80は図示していない室外機
に設けられた圧縮機、82は室外機に配置され圧縮機8
0に接続された凝縮器、81は膨張弁、83はキャピラ
リチューブであっていずれも冷媒を膨張させるがそれぞ
れに接続された熱交換器66a、b、cよりも熱交換器
66dの温度が低くなるようにそれぞれの膨張率を設定
してある。すなわち熱交換器66dを通る空気は66
a、b、cを通る空気より温度が低く、吹出し口63へ
はすべての熱交換器を通る空気が混合されるが、冷気取
り入れ口77付近ではこの混合された空気より温度が低
くなる。このように冷媒配管の接続を図22の冷凍サイ
クルのように設けることにより圧力室4へ吸い込む冷却
された空気の温度はファンにより送風される空気の温度
より低い状態とすることができる。なおペルチェ素子に
よる冷却や熱交換器を並列に接続し、それぞれの冷媒の
温度を異なる温度にして圧力室の温度を下げようという
構成は、ファンによる送風の温度に比べ圧力室から噴出
される送風の温度を5度以上の差で冷たいものにしよう
とする場合である。もしそれ以下の数度の温度差で良い
場合には電子冷却を使うことなく、冷凍サイクルも並列
とせず直列のままで、膨張弁1個の制御により、蒸発器
である熱交換器66の配管を冷気吸い込み口77の近傍
の熱交換器を下流側、すなわち圧縮機の吸い込み側に接
続し冷凍サイクル制御にてこの吸い込み側の温度を下げ
る制御を行うことにより得ることができる。
近年、省エネの点から、または活動しやすい温度とする
観点から、例えば25〜28度ぐらいに設定されること
が多い。しかし比較的高い温度である28度設定の冷房
運転が行われる室内で作業や勉強など動かないで作業す
る場合、快適性や能率に問題が残る。このような場合、
特定の位置(人の居る位置)にのみ室内での冷房よりも
低い温度の送風を間欠的に行うことにより、省エネを実
現しながら、その場所で快適に感じるとともに作業や勉
強の能率が上がることになる。この場合直接冷たい空気
の固まりを衝突させ冷気をハードに受けることでもよい
し、また、近傍で渦輪を崩壊させて混合攪拌した柔らか
い冷却をソフトに受けることでもよい。特に空気の圧力
変化を感じるような場合には温度差が小さくとも十分な
効果が得られる。
し少量の空気の固まりを補助的な空気調和として使用し
ており、室内を循環させる主とする送風の風量よりもは
るかに少ない風量で人体への快適性を与えることができ
るので、エネルギーを多く使わないで良好な空気調和を
得ることができる。しかも間欠的に行えば行うほど変化
を感じることができ人の感覚への影響も大となり、一層
エネルギーを減らすことができる。更に赤外線などの検
出装置により人の存在や動きを検出し、その動きに合わ
せて補助的な空気の送風を行うことにより効果的な冷房
や暖房を行うことができる。さらに、空調機の主送風を
停止させ、渦輪10のみを吐出させることも可能であ
る.この場合、スポット的な送風装置、加湿装置、香り
搬送装置としての機能を果たすことは言うまでもない。
体を空気の固まりとして搬送させた加湿装置の例で説明
したが、液体が水に限定されず、また気体が空気に限定
しなくとも良いことは当然である。例えば複数の蒸気の
ような流体搬送装置を使用し、それぞれ異なる薬品液を
蒸気に変えて渦輪として吹き出させ、この複数の流体搬
送装置の渦輪を1個所、例えば反応塔に吹き出させて霧
状に混合し反応させて化合物を合成するようなシステム
も可能である。さらにまた加湿装置以外として蒸気など
を含む渦輪を人体に当てて治療や化粧を行う装置も可能
である。例えば人の喉に吸い込ませて治療や洗浄を行う
機械にも薬品を添加することにより使用できる。この場
合渦輪の中での渦の回転により薬品と蒸気の混合がよく
行われるので浸透効果が著しく得られる。
による空気調和システムの構成を示す。図において、1
12は同期制御装置であって2台の空調装置110、1
11に渦輪発生指令信号を送って、渦輪の吹出しタイミ
ングを一致させるものである。また、図示しないが同時
に吹出し速度指令信号をも送って、速度も制御して良
い。2台の空調装置110、111はその渦輪の吹出し
方向が希望する渦輪消滅点113(人が居る場所の真
近)に向かうように互いの吹出し方向が交差するように
設置されており、互いの渦輪はちょうど消滅点113の
付近で互いに接触するようにその吹出しタイミングが調
整される。これによって、任意の位置で渦輪を消滅させ
る事が出来る。
て説明したが複数台あればよいことは言うまでもない。
又、例えば1台は暖房装置、1台は加湿装置などと、空
調の種別を異ならせても良い。又、図24に示すように
1つの加圧室4に2つ以上の渦輪吹出し口211、21
2を有する様にしてもよい。図24の渦輪吹出し口21
1、212はその吹出し方向が互いに交差するように設
けてある。もっとも2つの吹出し口の間隔が小さいとき
には交差させてなくてもやがて渦輪の径が大きくなっ
て、あるいは互いに引き合って接触するようになる。
体搬送装置は、生成された蒸気をふくむ流体に圧力を加
える加圧手段と、加圧手段にて圧力が加えられた流体を
空間に渦輪として吹き出す渦輪吹出し口とを備え、渦輪
吹出し時間間隔、速度、加圧圧力の少なくともいずれか
1つ以上を制御するので、任意の空間の広範囲にわたっ
て迅速に蒸気を拡散することができる。
は、渦輪吹出し口の開口方向を任意に変更できるよう構
成したので、局所的に迅速に拡散することができる。
は、渦輪を放出する時間間隔或いは噴出速度あるいは圧
力の大きさを制御して渦輪の運動を変化させるよう構成
したので、希望する空間の希望する範囲にたいし迅速に
拡散することができる。
は、渦輪の進行位置に照明を照射する光源を備えたの
で、美しい室内装飾となるとともに、間接照明としても
利用できる。
は、スペースの広い空間に対しても迅速で広範囲な拡散
を可能にする。
は、見た目に美しく変化に富んだ渦輪列を利用して空間
に拡散することができる。
は、水蒸気を含有した渦輪に香りを付加する香り添加手
段を備えたので、空間を加湿すると同時にアロマセラピ
ーの効果が得られる。
は、必要な空間まで流体を搬送できるのでどのような空
間にも対応できる装置が得られる。
は、蒸気をまったく含まない流体から過剰に含む流体ま
で選択でき用途に応じた使い方が可能な装置が得られ
る。
湿装置は、どのような空間に対しても希望する範囲にた
いし迅速に加湿することができる。
は、簡単な構造で効果的な加湿を行う信頼性の高い装置
をえることができる。
気調和装置は、特定の空間に補助的な空気調和が可能と
なり使いやすく利用価値の高い装置が得られる。
置は、小さなエネルギーで快適性が高く利用価値の大き
な空気調和を可能とする。
置は、快適性を犠牲にせずに地球環境対策に対応したエ
ネルギーの小さな装置がえられる。
に発生する加圧制御装置が、連続する2つの渦輪の吹出
し速度に任意の差を与える吹出し速度制御回路を有して
いるので、任意の距離で渦輪を消滅させる制御を行う事
が出来、空調の快適性を向上できる。
移動する距離、渦輪の発生時間間隔、渦輪の速度の間に
特定の関係を保つ制御を行うことが出来るので、時間間
隔を変えても希望した位置まで安定して渦輪を送り届け
ることが出来る。
設けたので、複数の吹出し口からの渦輪を互いに接触さ
せることで複雑な速度制御無しに渦輪の消滅制御を行う
ことが出来る。
の空調装置から互いに同期して渦輪を吹き出させ、互い
の渦輪を接触させて渦輪を任意位置で消滅させることが
出来るので、空調の快適性を向上することが出来る。
輪吹出し口を有し、これらの吹出し口の吹出し方向は互
いに交差させ得るように設けられているので、複雑な速
度制御を用いるまでもなく任意の位置で渦輪を消滅させ
ることが出来る。
は、加圧手段から音楽を再生し、また渦輪が照明される
ので、装飾装置として雰囲気を高める効果に優れてい
る。
た加湿装置の透視図である。
エッジの構成図である。
を有した加湿装置の構成図である。
を有した加湿装置の構成図である。
した加湿装置の構成図である。
を用いた加湿装置の構成図である。
た加湿装置の構成図である。
ダクトにより構成された渦輪吹出し口の外観図である。
を連なって直進する2つの渦輪の動作原理説明図であ
る。
説明図である。
する加湿装置の構成図である。
有した渦輪を用いた加湿装置の構成図である。
いた加湿装置の構成図である。
例を示す図である。
の機能を有する加湿装置の構成図である。
装置の構成図である。
である。
成図である。
システムの構成図である。
調和装置の断面図である。
を吐出させるよう構成された加湿装置を示す概念図。
空調システムの構成図である。
説明図である。
3 エッジ、4 圧力室、 5 加圧手段、
6 水蒸気生成手段、7 水蒸気供給管、
8 水タンク、 9 配水管、10
渦輪、 11 ジャバラ、 12 駆
動装置、13 連結部、 14 可動部、
15 ピストン、16 スピーカ、 17
アンプ、 18 コントローラ、19 スピ
ーカ信号線、 20 コンプレッサ、 21 弁、2
2 配管、 23 チャンバ、 24
整流器、25 流体供給路、 26 ディフュー
ザ、 27 回転円盤、28 スリット、 2
9 モータ、 30 モータ信号線、31 ブ
ロワ、 32 ブロワ信号線、 38 誘導
速度、39 水面、 40 光源、45 フ
レキシブルダクト、46 接続管。 50 超
音波振動子、51 空気取り入れ口、 52 渦輪速度
調整装置、 53 照明スイッチ、54 湿度設定装
置、 56 加熱器、 57 制御箱、5
8 給水弁、 59 電源コンセント、 6
0 水抜き、61 空調装置、 62 化粧パネ
ル、 63 吹出し口、64 吸い込み口、
65 ファン、 66 熱交換器、67
吹出しダクト、 68 風向板、 71 添
加物補充容器、72風洞、 73通風管、
74 添加物注入管、75 回転駆動装
置、 76 蓋、 77冷気取り入れ
口、78 ペルチェ素子、 80 圧縮機、
81 膨張弁、82 凝縮器、 83 キャ
ピラリーチューブ、89 香り添加手段、91 卓上型
加湿器、 92 壁掛型加湿器、 93 スタンド
台、94 壁掛アダプター、 95 照明器、
96 パーティション、97 支柱、 9
8 透明パーティション、99 電源ワイヤー、 1
00 加湿器本体、 101 吹出しノズル、102
ダクト部、 103 吐出ノズル口、 104 上
面、105 光源、 112 同期制御装置、
Claims (20)
- 【請求項1】 液体から生成された蒸気を含む流体に圧
力室の中で圧力を加える加圧手段と、前記圧力室に設け
られ前記加圧手段にて圧力が加えられた流体を前記圧力
室から空間に渦輪として吹出させる渦輪吹出し口とを備
え、前記加圧手段にて加える圧力を繰り返し変化させて
前記渦輪吹出し口から渦輪を発生させる流体搬送装置に
おいて、渦輪を吹出す時間間隔、吹出し速度、および加
圧手段の圧力の内、少なくともいずれか1つを制御して
渦輪の運動状態を制御する制御装置を備えたことを特徴
とする流体搬送装置。 - 【請求項2】 前記流体搬送装置を基準とした渦輪吹出
し口の開口方向を任意の方向に変更できることを特徴と
する請求項1に記載の流体搬送装置。 - 【請求項3】 制御装置は、渦輪を放出する時間間隔、
噴出速度又は加圧手段の圧力を、連続して吹出される渦
輪ごとに異なる値に制御できることを特徴とする請求項
1に記載の流体搬送装置。 - 【請求項4】 渦輪の進行位置を照明する光源を備えた
ことを特徴とする請求項1に記載の流体搬送装置。 - 【請求項5】 制御装置は渦輪の運動の状態を時間的に
変化させ得ることを特徴とする請求項3に記載の流体搬
送装置。 - 【請求項6】 照明の照射を時間的に変化させ得ること
を特徴とする請求項4に記載の流体搬送装置。 - 【請求項7】 渦輪状に吐出される蒸気を含有した流体
に添加物を添加する添加手段を備えたことを特徴とする
請求項1に記載の流体搬送装置。 - 【請求項8】 液体から生成された蒸気を含む流体に圧
力室の中で圧力を加える加圧手段と、前記加圧手段にて
圧力が加えられた流体を前記圧力室から空間に渦輪とし
て吹き出す前記圧力室に設けられた渦輪吹出し口と、前
記渦輪吹出し口から吹き出される渦輪の到達距離を調節
可能な位置調節手段とを備えたことを特徴とする流体搬
送装置。 - 【請求項9】 液体から生成された蒸気を含む流体に圧
力室の中で圧力を加える加圧手段と、前記加圧手段にて
圧力が加えられた流体を前記圧力室から空間に渦輪とし
て噴出させる前記圧力室に設けられた渦輪吹出し口と、
前記圧力室内で混合される蒸気の量を調節可能な蒸気量
調節手段とを備えたことを特徴とする流体搬送装置。 - 【請求項10】 空気と水蒸気を混合させた流体を発生
させる水蒸気生成手段と、前記水蒸気生成手段に接続さ
れた容器内に前記流体を吸い込んで圧力を加える加圧手
段と、前記容器に設けられ圧力が加えられた流体を前記
容器から外部に渦輪として吹き出す渦輪吹出し口とを備
え、前記渦輪吹出し口からの渦輪の吹き出す速度を変更
可能とした事を特徴とする加湿装置。 - 【請求項11】 水タンクと水蒸気生成手段が連通し、
さらに前記水蒸気生成手段と圧力室が連通し、給水可能
に設けられたことを特徴とする請求項10に記載の加湿
装置。 - 【請求項12】 室内の空気を循環させるとともにこの
循環させる空気を冷却または暖めて室内の温度を調整す
る空気調和機と、前記空気調和機に設けられた容器内に
前記冷却または暖められた空気の一部を吸い込んで圧力
を加える加圧手段と、前記容器に設けられ圧力が加えら
れた流体を前記容器から室内に渦輪として吹き出す渦輪
吹出し口と、前記渦輪吹出し口の開口方向を変化させて
渦輪の吹き出す方向を調節可能とする方向調節手段とを
備えたことを特徴とする空気調和装置。 - 【請求項13】 熱交換器にて空気を冷却または加熱し
て室内の温度を調整する空気調和機内に設けられこの室
内の空気を循環させる送風を行う第一の送風手段と、前
記空気調和機に設けられた容器内に前記冷却または加熱
された空気の一部を圧力を減少させて吸い込んでこの吸
い込まれた空気を前記容器の吹出し口から室内に圧力を
加えて吹き出す第2の送風手段とを備えたことを特徴と
する空気調和装置。 - 【請求項14】 前記第1の送風手段の送風する空気の
温度と第2の送風手段の送風する空気の温度とに差が設
けられていることを特徴とする請求項13記載の空気調
和装置。 - 【請求項15】 冷、暖又は加湿された空調気体を発生
する空調手段、この空調気体に圧力を加える加圧手段を
有する加圧室、この加圧室の壁面に設けられ前記加圧手
段によって加圧された前記空調気体を空間へと渦輪状に
吹出させる渦輪吹出し口、前記加圧手段を制御して間欠
的に加圧することにより前記渦輪を間欠的に発生させる
加圧制御装置とを有する空気調和装置において、前記加
圧制御装置は連続する2つの渦輪の吹出し速度に任意の
差を与える制御を行う吹出し速度制御回路を有すること
を特徴とする空気調和装置。 - 【請求項16】 加圧制御装置は、連続する2つの渦輪
の吹出し時間間隔をt、前記2つの渦輪が互いに接触す
るまでに移動する距離をL、前記2つの渦輪の内、先に
噴出されるものの吹出し速度をVb、後に噴出されるも
のの噴出速度をVa、とするとき L=t(Va・Vb)/(Va−Vb) なる関係を得るように制御することを特徴とする請求項
15に記載の空気調和装置。 - 【請求項17】1つの加圧手段を有する1つの加圧室
に、吹出し方向が互いに平行でない複数の渦輪吹出し口
を設けたことを特徴とする請求項15に記載の空気調和
装置。 - 【請求項18】 請求項15に記載の空気調和装置を複
数台含み、前記複数台の空気調和装置の渦輪を同期して
吹き出させる同期制御装置を有し、前記複数台の空気調
和装置はそのうちの少なくとも2台の噴出する渦輪が互
いに接触するように配置されたことを特徴とする空気調
和システム。 - 【請求項19】 水蒸気を発生する水蒸気生成手段、こ
の水蒸気を含む気体に圧力を加える加圧手段を有する加
圧室、この加圧室に設けられ加圧された前記気体を空間
へと渦輪状に噴出させる複数の渦輪吹出し口、前記加圧
手段を制御して間欠的に加圧することにより前記渦輪を
間欠的に発生させる加圧制御装置とを有する加湿装置に
おいて、前記複数の吹出し口はその吹出し方向が互いに
交差させ得るように設けられていることを特徴とする加
湿装置。 - 【請求項20】 水蒸気を発生する水蒸気生成手段、こ
の水蒸気を含む気体に圧力室の中で圧力を加えるもので
あって可聴周波数の音波を発生できる加圧手段と、この
加圧手段から音楽を再生する再生装置と、前記圧力室に
設けられ前記加圧手段により加圧された前記気体を前記
圧力室から渦輪として噴出させる渦輪吹出し口と、吹出
された前記渦輪を照明する照明装置とを備えた装飾装
置。
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JP35422298A JP3675203B2 (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | 流体搬送装置、この流体搬送装置を用いた加湿装置、空気調和装置、空気調和システム |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP35422298A JP3675203B2 (ja) | 1998-12-14 | 1998-12-14 | 流体搬送装置、この流体搬送装置を用いた加湿装置、空気調和装置、空気調和システム |
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