JP2012047355A - 匂いの空間分布制御方法、匂いの空間分布制御装置、視聴覚システム及び顧客誘導システム - Google Patents

匂いの空間分布制御方法、匂いの空間分布制御装置、視聴覚システム及び顧客誘導システム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、匂いの空間分布を種々に制御する方法、装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、匂いを有する空気流を他の空気流に衝突させてユーザーの側に向きを変え、この空気流の衝突した箇所に匂いの源が存在するような匂いの空間分布を形成し、さらにこれらの空気流の制御によりこの匂いの空間分布を種々に制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、匂いの空間分布制御方法、匂いの空間分布制御装置、視聴覚システム及び顧客誘導システムに関し、匂いを有する空気流を他の空気流に衝突させてユーザーの側に向きを変え、この空気流の衝突した箇所に匂いの源が存在するような匂いの空間分布を形成し、さらにこれらの空気流の制御によりこの匂いの空間分布を種々に制御する。
従来より、映画やバーチャルリアリティーの分野で、匂いにより臨場感を向上する工夫が図られている。具体的に、1960年代初頭に開発されたセンソラマ(特許文献1)では、オートバイで走行するシーンで送風し、このオートバイがイタリアンレストランの前を通過するシーンでピザの匂いを観客に提供した。
また近年では、香料を何種類かセットしておき、その中からシーンに応じた香料を選択して匂いを提供する装置が開発されている。因みに、このような装置は、嗅覚ディスプレイと呼ばれる。
具体的に、非特許文献1では、ゲームの装置に適用して、鼻の近傍に配置したチューブを介して匂いを供給する方法が提案されている。また非特許文献2では、いわゆる空気砲による渦輪をユーザーの顔に向けて発射し、この渦輪を介して匂いを提供する方法が提案されている。
米国特許第3050870号
IEEE Computer Graphics and Applications, Vol.28, Issue 1,2008, pp.75-78 Proc. IEEE Virtual Reality, 2004, pp.43-50
ところが従来の装置は、実用上未だ不十分な問題がある。
すなわち例えばピーチティーの入ったティーポットと空のティーポットとが、テーブルの上に並べて配置されているとする。この場合、現実の世界では、ピーチティーの入ったティーポットに顔を近づけるとピーチの匂いを感じ取ることになる。従ってこのような2つのティーポットの画像を表示して、嗅覚ディスプレイにより匂いを提供する場合、ピーチティーの入ったティーポットの画像にユーザーが顔を近づけた場合に、ピーチの匂いを感じ取れるようにすることが必要になる。
非特許文献1に記載の嗅覚ディスプレイによりこのような状況を再現する場合、ピーチティーの入ったティーポットの画像に顔を近づけたことを何らかの手法で検出し、チューブよりピーチの匂いを提供することが必要になる。従って非特許文献1に記載の嗅覚ディスプレイでは、顔の検出機構を設けることが必要になり、構成が複雑になる問題がある。
また非特許文献2に記載の嗅覚ディスプレイによりこのような状況を再現する場合、同様に、ピーチティーの入ったティーポットの画像に顔を近づけたことを検出し、この顔を狙って渦輪を発射することになる。ここで勝手に動き回るユーザーの顔に、渦輪を確実に命中させるのは至難の業である。従ってこの場合には、構成が複雑になり、さらに確実に匂いを提供できないことになる。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、簡易かつ確実に、匂いの源に関する匂いの空間分布を種々に制御することができる匂いの空間分布制御方法、匂いの空間分布制御装置、視聴覚システム及び顧客誘導システムを提供することにある。すなわち、本発明は、以下の技術的事項から構成される。
(1)請求項1の発明は、
匂いを有する空気流を、他の空気流と衝突させてユーザーの側に向きを変え、
前記匂いを有する空気流及び又は前記他の空気流の制御により、少なくとも前記空気流が衝突する箇所を可変する
ことを特徴とする匂いの空間分布制御方法。
(2)請求項2の発明は、
匂いを有する空気流を送出する第1の送風機と、
他の空気流を送出する第2の送風機とを備え、
前記匂いを有する空気流に前記他の空気流を衝突させて、前記匂いを有する空気流の向きをユーザーの側に変え、
前記第1及び又は第2の送風機の制御により、前記匂いを有する空気流及び又は前記他の空気流を制御して、少なくとも前記匂いを有する空気流と前記他の空気流とが衝突する箇所を可変する
ことを特徴とする匂いの空間分布制御装置。
(3)請求項3の発明は、
前記第1及び又は第2の送風機は、
送出する空気流の断面形状を、前記ユーザーの位置する方向が幅狭の偏平形状とする整形機構を有する
ことを特徴とする(2)に記載の匂いの空間分布制御装置。
(4)請求項4の発明は、
前記整形機構が、
前記空気流の送出口に配置されるダクトである
ことを特徴とする(3)に記載の匂いの空間分布制御装置。
(5)請求項5の発明は、
前記第1及び又は第2の送風機の制御が、前記匂いを有する空気流及び又は前記他の空気流の風量の制御である
ことを特徴とする(2)、(3)、又は(4)の何れかに記載の匂いの空間分布制御装置。
(6)請求項6の発明は、
前記第1及び又は第2の送風機の制御が、前記匂いを有する空気流及び又は前記他の空気流の送出方向の制御である
ことを特徴とする(2)、(3)、(4)、又は(5)の何れかに記載の匂いの空間分布制御装置。
(7)請求項7の発明は、
(2)、(3)、(4)、(5)、又は(6)の何れかに記載の匂いの空間分布制御装置と、
映像コンテンツ又はオーディオコンテンツを前記ユーザーに提供する再生手段とを有する視聴覚システムであって、
前記匂いの空間分布制御装置は、
前記再生手段で再生する映像コンテンツ又はオーディオコンテンツに同期して前記第1及び又は第2の送風機を制御する
ことを特徴とする視聴覚システム。
(8)請求項8の発明は、
前記第1及び又は第2の送風機の制御に、前記第1及び第2の送風機より送出する空気流に匂いを含ませない制御が含まれる
ことを特徴とする(7)に記載の視聴覚システム。
(9)請求項9の発明は、
(2)、(3)、(4)、(5)、又は(6)の何れかに記載の匂いの空間分布制御装置による匂いにより顧客を誘導する
ことを特徴とする顧客誘導システム。
本発明によれば、簡易かつ確実に、匂いの源に関する匂いの空間分布を種々に制御することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る匂いの空間分布制御装置を示す図である。 図1の匂いの空間分布制御装置の動作の説明に供する図である。 図2の動作の説明に係る測定結果を示す図である。 図1の匂いの空間分布制御装置の匂い源に係る動作の説明に供する図である。 図1の匂いの空間分布制御装置における整流カバーの説明に供する図である。 本発明の第2の実施の形態に係る匂いの空間分布制御装置を示す図である。 図6の匂いの空間分布制御装置の動作の説明に供する図である。 図7の動作の説明に係る測定結果を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係る匂いの空間分布制御装置を示す図である。 本発明の他の実施の形態を示す図である。 図10とは異なる本発明の他の実施の形態を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
(1)第1の実施の形態
図1は、本発明の実験に供した匂いの空間分布制御装置を示す図である。この匂いの空間分布制御装置1は、例えば液晶表示装置による画像表示装置2が設けられる。匂いの空間分布制御装置1は、この画像表示装置2による表示画面の両側方、前側に、向き合うように送風機3L、3Rが配置され、この送風機3L、3Rの双方から匂いを有する空気流を送出する。匂いの空間分布制御装置1は、この匂いを有する空気流を他方の送風機からの空気流と衝突させてユーザーの側に流れを変え、これによりこの空気流が衝突した箇所が匂い源であるような匂いの空間分布を形成する。さらに匂いの空間分布制御装置1は、これらの空気流を制御することにより、空気流の衝突箇所を種々に変化させ、これにより匂いの源に関する匂いの空間分布を種々に制御する。なお実用上十分な特性を確保することができる場合には、送風機3L、3Rの双方から匂いを有する空気流を送出する代わりに、送風機3L、3Rの一方側からのみ匂いを有する空気流を送出するようにし、他方の送風機から送出される匂いの無い空気流と衝突させるようにしても良い。
すなわちこの匂いの空間分布制御装置1において、送風機3L、3Rは、回転速度を可変可能なファンであり、それぞれ伸縮可能な支柱の上に配置される。なお送風機3L、3Rは、回転速度を検出するセンサが設けられており、このセンサの出力信号を使用したフィードバック制御により回転速度が制御される。またこの実施の形態において、送風機3L、3Rには、同一のファンが適用される。
ここでこの2つの送風機3L、3Rから送出された空気流は、送風機3L、3Rの間で衝突し、向きを変えることになる。図1では、この向きの変化を矢印により示す。従ってこの匂いの空間分布制御装置1では、画像表示装置2の表示画面側からユーザーの顔に向けて風が吹いてくることになり、あたかも表示された画像から風が吹いているような錯覚を与えることができる。これによりこの匂いの空間分布制御装置1では、特殊な構成を設けることなく、簡易な構成によりスクリーンから吹き出す風を作成する。
ここでこの左右の送風機3L、3Rから送出する風量の比率を一定値に保持したまま、送風機3L、3Rから送出する風量を可変すれば、ユーザーの顔に向けて吹く風の強弱を可変することができる。また極端に風量を小さくした場合には、風が吹いていることを知覚できないようにすることができる。
これに対して左右の送風機3L、3Rから送出する風量を相補的に可変すると、送風機3L、3Rから送出された空気流が衝突する箇所を、送風機3L、3R間の中央箇所から左右にそれぞれ変化させることができる。従ってこの場合は、画面から吹き出すように感じられる風の吹き出し位置を、画面の左右に移動させることができる。従ってこの空気流に匂いを混入させれば、匂い源の位置を種々に変化させて匂いの空間分布を作成することができる。
このため匂いの空間分布制御装置1は、匂い蒸気を導くチューブ5L、5Rが送風機3L、3Rにそれぞれ接続され、送風機3L、3Rから送出する空気流にこの匂い蒸気を混入可能に構成される。なおここで匂い蒸気は、匂いを含む蒸気である。
なおこのような匂い源の位置は、2つの送風機3L、3Rから送出する風量の比率を可変することにより、可変することができる。従って風量の相補的な可変に代えて、一方の送風機の風量を一定値に保持したまま、他方の送風機の風量を可変しても、同様に、空気流の衝突する箇所を可変することができる。しかしながらこの場合、顔に向かって吹く風の強さが変化することになる。
しかしながら単純に左右の送風機3L、3Rからの空気流を衝突させる場合、ユーザーの側だけでなく、上下方向にも空気流が向かうようになる。この上下方向に向かう空気流は匂いの空間分布制御には無駄なものである。従って匂いの空間分布制御装置1では、この上下方向の空気流の分、効率が低下することになる。またこの上下方向の空気流により、予想外の箇所で匂いが知覚されてしまう等の、予想外のトラブルの発生も予測される。そこで匂いの空間分布制御装置1では、空気流の整形機構が送風機3L、3Rに設けられる。匂いの空間分布制御装置1は、この空気流の整形機構により、送風機3L、3Rから送出される空気流の断面形状を、ユーザーの位置する方向が幅狭の偏平形状とし、これにより上下方向に向かう無駄な空気流を低減する。
より具体的に、この実施の形態では、この空気流の整流機構として、送風機3L、3Rの送出口に、ダクトによる整流カバー4L、4Rが設けられる。ここでこの整流カバー4L、4Rは、断面形状が縦長の長方形状であるダクトである。なおこのような断面長方形形状のダクトによる整形機構に代えて、断面楕円形状等によるダクトによる整形機構を構成しても良い。またこのようなダクトによる整形機構に代えて、又は加えて、小型のファンを縦方向に密接して並べて配置することにより、空気流の断面形状をユーザーの位置する方向が幅狭の偏平形状としても良く、空気流の整形機構は、種々の構成を広く適用することができる。
図2及び図3は、この匂いの空間分布制御装置1において、送風機3L、3Rからの空気流の風量を相補的に変化させた場合の測定結果を示す図である。なお送風機3L、3Rは、最高回転速度が4600〔rpm〕であり、この最高回転速度における風量が0.65〔m/min〕である。従って例えば回転速度3700〔rpm〕により駆動した場合、風量は、およそ0.65×3700/4600〔m/min〕と見積もられる。
図2(A)は、左右の送風機3L、3Rを同一の回転速度3700〔rpm〕で駆動した場合であり、この場合、表示画面のほぼ中央から風が吹いて来るように知覚された。また図2(B)は、左右の送風機3L、3Rをそれぞれ3200〔rpm〕、4200〔rpm〕に設定した場合であり、この場合、画面の中央から左側に変位した箇所から風が吹いて来るように知覚された。また図2(C)は、左右の送風機3L、3Rをそれぞれ4200〔rpm〕、3200〔rpm〕に設定した場合であり、この場合、画面の中央から右側に変位した箇所から風が吹いて来るように知覚された。
図3は、これら図2(A)〜(C)の場合において、送風機3L、3Rを結ぶ直線からユーザー側に18〔cm〕離間した直線上で、画面の中央を基準に、画面からの風量を測定したものである。なおこの図3においては、符号LC、LL、LRが、それぞれ図2(A)、(B)、(C)の設定による測定結果である。この図3によれば、送風機3L、3Rの風量を可変することにより、風の吹き出し位置を画面の左右に可変できることがわかる。
図4は、匂いの知覚実験の説明に供する図である。図4(A)に示すように、実際に、3つのティーポットPL、PC、PRがテーブル上に並べて配置してあり、最も左側のティーポットPLはピーチティーが入っており、残り2つのティーポットPC、PRは空であったとする。この場合に、ティーポットPL、PC、PRの後方から風が吹いて来ると、左側のティーポットPLからのピーチの匂いが、風によりユーザーの所にまで運ばれ、ユーザーにより知覚されることになる。従って左側のティーポットPLの風下にピーチの香りによる匂いを有する空間が形成され、ユーザーにおいては、左側のティーポットPLの風下でのみピーチの匂いを感じ取ることができる。また風が吹いてない場合にあっては、矢印により示すように、これら3つのティーポットPL、PC、PRに順次顔を近づけて匂いをかぐことにより、最も左側のティーポットPLにピーチティーが入っていることを確認することができる。
図4(B)に示すように、この図4(A)により示す3つのティーポットPL、PC、PRの画像を画像表示装置2で表示し、どのポットから匂いがするかユーザーに当ててもらう実験を行った。なお匂い蒸気は、市販のピーチ香料をバブリングして生成し、左右の送風機3L、3Rに等量(200〔ml/min〕)供給した。この場合、左右の送風機3L、3Rからの空気流が供給される空間が、ピーチティーの匂いを有する空間となり、表示画面の前方に限って見れば、実際とほぼ同様の匂いの分布による匂いの空間を提供することができる。
またこの状態で、左右の送風機3L、3Rを1300〔rpm〕以下とすれば、ユーザーにおいては、画面からの風をほぼ知覚できないようになる。従って図4(A)について上述した実際のティーポットPL、PC、PRの配置において、風が吹いていない状況を醸し出すことができる。実験では、左のティーポットPLの位置に匂いの分布を持ってくる際には、左右の送風機3L、3Rの回転数を1100〔rpm〕、1800〔rpm〕とした。また右のティーポットPRの位置に匂いの分布を持ってくる際にはその逆とした。またさらに中央のティーポットPCの位置に匂いの分布を持ってくる際には、左右のファンの回転数を1300〔rpm〕に設定した。
この状態で矢印により示すように、画面に顔を近づけ、何れのティーポットの画像から匂いがするのかを確認したところ、概ね意図した箇所のティーポットを見つけだすことができた。またガスセンサを用いた実測においても、実際とほぼ同様の匂いの分布による匂いの空間を確認することができた。
これによりこの匂いの空間分布制御装置1では、ティーポットの画像に顔を近づけると、ほのかにピーチティーの匂いが香る状況を再現することができる。また風量の増大により(送風機3L、3Rの回転速度を3700〔rpm〕以上に設定することにより)、匂いを届けながら、ユーザーに風を感じさせることもでき、この場合、風が吹いてきた方向から匂いが来たとユーザーに知覚させることができる。従って例えばバラの花壇の映像を表示して、この映像による花壇からバラの匂いが漂って来たような状況を形成することができる。
図5は、整流カバー4L、4Rの効果の確認に供した測定結果を示す図である。符号LHにより2つの送風機3L、3Rにからの空気流の衝突による水平方向の風量を示す。また符号LVにより整流カバー4L、4Rを90度回転させて配置した場合の水平方向の風量を示す。この図5の測定結果によれば、十分に効率良く、ユーザーの側に匂いの空気流を送出できることが判る。
以上の構成によれば、匂いを有する空気流を、他の空気流と衝突させてユーザーの側に向きを変え、この空気流の制御により、空気流が衝突する箇所を可変することにより、簡易かつ確実に、空気流の衝突箇所が匂い源であるような匂いの空間分布を形成し、この匂いの空間分布を種々に制御することができる。
すなわち2つの送風機による空気流を衝突させて、匂いを有する空気流の向きをユーザーの側に変え、この送風機の制御により、空気流の衝突する箇所を可変することにより、簡易かつ確実に、匂いの源に関する匂いの空間分布を種々に制御することができる。
また整形機構を設け、送風機から送出する空気流の断面形状を、ユーザーの位置する方向が幅狭の偏平形状とすることにより、効率良く、匂いの源に関する匂いの空間分布を種々に制御することができる。また予想外のトラブルを低減することができる。
より具体的に、この整形機構が、空気流の送出口に配置されるダクトであることにより、簡易な構成により、効率を向上し、さらには予想外の箇所で匂いが知覚されてしまう等のトラブルを低減することができる。
またより具体的に、送風機の制御が、空気流の風量の制御であることにより、簡易な制御で、種々に匂いの空間分布を制御することができる。
(2)第2の実施の形態
図6は、図1との対比により、本発明の第2の実施の形態に係る匂いの空間分布制御装置を示す図である。この匂いの空間分布制御装置11において、図1について上述した匂いの空間分布制御装置1と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複した説明を省略する。
この匂いの空間分布制御装置11は、矢印Aにより示すように、送風機3L、3Rが回動自在に支柱に保持され、これにより送風機3L、3Rからの空気流の送出方向を種々に可変制御可能に構成される。なお送出方向の制御は、送風機の向きを可変する代わりに、又はこれに加えて、送出口の向きの可変等により実行しても良く、種々の手法を広く適用することができる。
匂いの空間分布制御装置11は、図7に示すように、2つの空気流の衝突する箇所が、2つの送風機3L、3Rを結ぶ直線よりユーザー側に偏った位置となるように、これら2つの送風機3L、3Rの向きが制御される。これによりこの匂いの空間分布制御装置11は、表示画面側に向かう空気流Rを低減し、効率良くユーザー側に空気流Fを送出する。
すなわち整流カバー4L、4Rを設けることにより、上下方向に向かう空気流については、流量を低減して効率を増大し、さらには予想外の箇所で匂いが知覚されてしまう等のトラブルを低減することができる。しかしながら整流カバー4L、4Rを設けても、匂いの空間分布制御装置1では、ユーザー側に向かう空気流とほぼ同等の空気流が表示画面側に向かうことになる。従ってこの表示画面側に向かう空気流により効率が低下し、さらには予想外のトラブルの発生が予測される。
しかしながらこの実施の形態のように、2つの空気流の衝突する箇所が、2つの送風機3L、3Rを結ぶ直線よりユーザー側に偏った位置になるように設定すれば、表示画面側に向かう空気流Rを格段的に低減することができる。従って一段と効率を向上し、さらには予想外の箇所で匂いが知覚されてしまう等のトラブルを格段的に低減することができる。
これによりこの匂いの空間分布制御装置11では、送風機3L、3Rの風量を制御すると共に、この風量の制御に対応するように、送風機3L、3Rの向きを可変する。すなわち図7に示すように、左側の送風機3Lの風量を相対的に増大させて、匂いの源が表示画面の右側に存在するように知覚させる場合、これら送風機3L及び3Rの風量に対応するように、左側の送風機3Lに比して右側の送風機3Rの向きを大きく傾け(α<β)、これにより風量により設定される匂い源の位置に対応するユーザー側の箇所で、これら2つの送風機3L、3Rからの空気流が衝突するように設定する。
なおこのように送風機3L、3Rの風量の制御を前提に、この風量の制御に対応するように送風機3L、3Rの向きを可変する代わりに、送風機3L、3Rから送出する空気流の風量を一定値に保持するようにして、送風機3L、3Rから送出する空気流の向きの制御だけで、匂い源の位置を設定するようにしても良い。またこの空気流の向きの制御にあっては、双方の向きを可変しても良く、一方のみの向きを可変しても良い。
図8は、送風機3L、3Rの風量の制御を前提に、この風量の制御に対応するように送風機3L、3Rの向きを可変した場合について、風量の測定結果を示す図である。符号FL及びRLは、それぞれ匂い源を表示画面の左側に設定した場合について、ユーザーの側及び表示画面の側に向かう風量の測定結果である。また符合FR及びRRは、それぞれ匂い源を表示画面の右側に設定した場合について、ユーザーの側及び表示画面の側に向かう風量の測定結果である。この図8によれば、衝突した空気流をユーザーの側に効率良く送り出していることが判る。
この実施の形態によれば、2つの空気流の送出方向を制御することにより、一段と効率を向上し、さらには予想外の箇所で匂いが知覚されてしまう等のトラブルを格段的に低減することができる。
(3)第3の実施の形態
図9は、本発明の第3の実施の形態による視聴覚システムを示す図である。この視聴覚システム21において、図1及び図6について上述した匂いの空間分布制御装置1又は11と同一の構成は、対応する符号を付して示し、重複した説明は省略する。この視聴覚システム21は、映画、ミュージックビデオ等による映像コンテンツ、ポピュラー音楽、クラシック音楽等によるオーディオコンテンツをユーザーに提供する。このためこの視聴覚システム21は、これら映像コンテンツ、オーディオコンテンツをサーバー22に蓄積して保持する。またこれら映像コンテンツ、オーディオコンテンツの再生に供する再生装置28、画像表示装置2、スピーカ23R、23Lが設けられる。
この視聴覚システム21は、上述した匂いの空間分布制御装置1、11と同様の匂いの空間分布制御装置25が設けられ、ユーザーに提供する映像コンテンツ、オーディオコンテンツに同期して匂い空間を形成する。なお匂いの空間分布制御装置25は、以下に詳述する各部の制御に関する構成を除いて、匂いの空間分布制御装置1又は11と同一に構成される。
より具体的に、視聴覚システム21は、映像コンテンツについては、映像コンテンツの各シーンに同期して匂い空間を形成する。すなわち例えば戦闘シーンでは、火薬の匂いをユーザーに提供し、浜辺のシーンでは海の匂いをユーザーに提供する。またさらに食卓のシーンでは、対応する料理の匂いをユーザーに提供する。これに対して視聴覚システム21は、オーディオコンテンツについては、各楽曲に同期させて、楽曲毎に曲のイメージに対応する匂い空間を形成する。すなわち例えばジャズ、ブルース等では、あたかもライブハウスで生演奏を視聴しているかのように、タバコの匂いをユーザーに提供する。このため映像コンテンツ、オーディオコンテンツは、匂いの空間分布制御装置25の制御に必要な各種の制御データが付加されてサーバー22に蓄積される。
ここでこの制御データは、映像コンテンツにおいては、例えば映像コンテンツのファイルとの間にリンクを設定した別ファイルの形式によりサーバー22に記録しても良く、さらには映像コンテンツと一体のファイル形式により記録しても良い。因みに、この一体のファイル形式による場合は、例えばQTファイルフォーマットを適用して、ビデオトラック、オーディオトラックと同様に、制御データによる制御トラックをムービーデータアトムに形成し、これらのトラックを同期させて再生することが考えられる。これに対してオーディオデータについては、楽曲毎に、各楽曲のメタデータにより制御データを記録することができる。なおオーディオコンテンツにあっては、制御データの代わりに各楽曲の特長を示す種々のデータを使用しても良い。因みに、このようなデータには、例えばカントリー、ブルース、ワルツ等の、各楽曲のカテゴリーを示すカテゴリコードを適用することができる。
再生装置28は、図示しないリモートコマンダを介したユーザーの指示により、サーバー22に保持したコンテンツを再生して画像表示装置2、スピーカ23L、23Rを駆動する。このとき再生装置28は、サーバー22から映像コンテンツ、オーディオコンテンツを順次再生して得られる制御データをコントローラ26に出力する。
コントローラ26は、匂いの空間分布制御装置25を制御する制御部である。コントローラ26は、ユーザーがコンテンツに同期した匂い空間の生成を指示している場合、再生装置28から出力される制御データに従って、匂い発生源27、送風機3L、3Rを制御する。ここで匂い発生源27は、コントローラ26の制御により各種の匂い蒸気を発生する装置であり、この実施の形態では、この匂い蒸気の生成に供する複数の匂い源が設けられる。具体的に、匂い源は、例えば火薬の匂いの香料、海の匂いの香料、各種料理の匂いの香料、タバコの匂いの香料等である。匂い発生源27は、コントローラ26の制御によりこれらの匂い源を選択的にバブリングして匂い蒸気を発生させる。またこのときバブリングの強度を可変し、匂いの強度を可変する。
すなわちこの場合、コントローラ26は、制御データに従って匂い発生源27を制御して各シーンに対応する種類、濃度の匂い蒸気を生成し、この匂い蒸気を空気流に混入させて送風機3L、3Rから送出する。これにより制御データに従って匂い源を表示画面上に形成して、各シーンに対応する匂い空間を作成する。またこのとき送風機3L、3Rの風量を制御データに応じて設定し、所望の風量による風をユーザーに知覚させ、さらにはユーザーによりこの風を知覚できないように設定する。
またコントローラ26は、シーンによっては、制御データにより匂い蒸気の発生を停止制御して送風機3L、3Rのみ駆動し、これにより各シーンに対応する強度により風のみをユーザーに提供する。
これに対して匂いをユーザーに提供している状態からシーンチェンジすると、コントローラ26は、制御データに基づいて、匂い蒸気の発生を停止制御すると共に、ユーザーが知覚できない程度の弱い風量により送風機3L、3Rを駆動する。これによりこの匂いの空間分布制御装置25は、送風機3L、3Rより送出する空気流に匂いを含ませないようにし、滞留する匂いを速やかに知覚困難とする。またさらに連続するシーンにおいて、異なる匂いを提供する場合には、シーンが切り替わる前の一定期間、及び又はシーンが切り替わった後の一定期間、同様に、空気流に匂いを含ませないようにして滞留する匂いを取り除き、これにより異なる匂いが交じり合って生じる不快な状況を回避する。
これに対してオーディオコンテンツを再生する場合は、サーバーの記録に従って、同様に、各種の匂い空間を形成する。なおこの場合に、オーディオコンテンツに同期した匂い空間の作成に代えて、ユーザーの指示した匂い空間を作成するようにしても良い。
以上の構成によれば、視聴覚システムに適用して、映像コンテンツ又はオーディオコンテンツに同期して送風機を制御することにより、各コンテンツに応じた匂い空間を作成することができ、一段と臨場感を向上することができる。
またこのとき送風機より送出する空気流に匂いを含ませないようにすることにより、匂いの無い風をユーザーに感じさせることができ、より現実味の高い視聴覚システムを構成することができる。また匂いの滞留を防止することができ、ユーザーの不快感を防止することもできる。
(4)第4の実施の形態
この第4の実施の形態では、いわゆるアミューズメントパーク用の視聴覚システムに適用して、スクリーンに映し出される映像コンテンツに同期して匂い空間を作成する。このためこの実施の形態では、ユーザー毎に、送風機が設けられ、各ユーザーの送風機が同時並列的に制御される。この実施の形態では、この送風機に係る構成が異なる点を除いて、第3の実施の形態と同一に構成される。
なおこのユーザー毎の送風機の設置にあっては、例えば前列の座席に設けることが考えられる。しかしてこの場合、前列のユーザーにはこの座席に配置した送風機による匂い空間を知覚できないようにすることが必要であり、これにより第2の実施の形態について上述したように、この2つの送風機を結ぶ直線よりユーザー側で2つの空気流が衝突するように、後席側に向かって、送出方向を可動可能に送風機が配置される。
またこのように前席に送風機を配置する場合、一般に、スクリーンの方向より下方側に送風機が配置されることになる。従ってこの場合、各送風機は、このスクリーンの方向より下方側に配置される分だけ、斜め上方に空気流を送出するように送出方向が設定され、さらにはこの送出方向が可動可能に設定される。
この実施の形態によれば、各座席にそれぞれ送風機を設けることにより、アミューズメントパーク用の視聴覚システムのように、多数のユーザーが1つの映像コンテンツ等を同時に視聴する視聴覚システムに適用して、上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
(5)第5の実施の形態
この実施の形態では、匂いの空間分布制御装置1、11を各種の売り場に設置し、匂いにより顧客を誘導する。すなわち例えばスーパーの野菜売り場でカレーの匂いを流すと、ジャガイモやニンジンの売り上げが増加したとの実績が報告されている。しかしながら単純に匂いを発生させる装置を配置したのでは、この匂いに関する仕掛けがユーザーに気づかれてしまう場合もあり、この場合には却って印象が悪くなる。しかしながら匂いの空間分布制御装置1、11では、空気流の衝突箇所が匂いの源であるような匂い空間を形成することができることにより、何も無い空間から匂いが漂ってくるような匂い空間を作成することができる。これにより従来に比して格段に顧客を誘導することができる。なおこれによりこの実施の形態に適用される匂いの空間分布制御装置は、画像表示装置が省略された構成とされる。
なおこれに代えて、例えばレストラン等の店舗の前に、道路に面して送風機を配置して匂い空間を形成し、これにより顧客を誘導しても良い。この場合、道路を通行する通行人に対して衝突した空気流が向かうように設定して、この衝突箇所を店舗の入り口に近づけるように、徐々に移動させることが考えられる。また通行量が多い場合には、これとは逆方向に空気流の衝突箇所を移動させて、多数の通行人に店舗の存在を気づかせるようにしても良い。
この実施の形態では、上述の匂いの空間分布制御装置による匂いにより顧客を誘導することにより、この種の装置の適用範囲を一段と拡大することができる。
(6)他の実施の形態
なお本発明は、上述の実施の形態に限定されるものでは無く、その趣旨を逸脱しない範囲で、上述の実施の形態を種々に組み合わせた構成とし、さらには上述の実施の形態に種々の変形を加えた形態とすることができる。
すなわち例えば上述の実施の形態においては、送風機を1対配置する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、図10及び図11に示すように、送風機を複数対配置しても良い。なお図10の例は、2対の送風機3RA及び3LA、3RB及び3LBを上下に並べて配置した例である。また図11の例は、3対の送風機3UA及び3DA、3UB及び3DB、3UC及び3DCを水平方向に並べて配置した例である。このように送風機を複数対配置すれば、一段と細かく衝突箇所を制御することができ、一段と複雑に匂い空間を制御することができる。またこの場合、複数の匂いを同時にユーザーに提供することもできる。
また上述の実施の形態では、本発明に係る匂いの空間分布制御装置を視聴覚システム、顧客誘導システムに適用した場合について述べたが、本発明はこれに限らず、各種イベント会場で雰囲気を盛り上げる場合等、種々の構成、システムに広く適用することができる。具体的に、例えば各種のイベント会場で展示物に関する匂い、イベントの内容に関する匂いを提供して雰囲気を盛り上げる場合等に広く適用することができる。
また上述の第2の実施の形態等では、送風機による空気流の送出方向をユーザーの側に可変可能に送風機を回動させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、表示画面に平行な面内方向で空気流の送出方向を可変させるようにしても良い。また上述の実施の形態では、2つの空気流を衝突させる場合について述べたが、本発明はこれに限らず、3つ以上の空気流を衝突させるようにしても良い。
1、11、25 空間分布制御装置
2 画像表示装置
3DA、3DB、3DC、3L、3LA、3LB、3R、3RA、3RB、3UA、3UB、3UC 送風機
4L、4R 整流カバー
5L、5R チューブ
21 視聴覚システム
22 サーバー
23L、23R スピーカ
28 再生装置
26 コントローラ
27 匂い発生源

Claims (9)

  1. 匂いを有する空気流を、他の空気流と衝突させてユーザーの側に向きを変え、
    前記匂いを有する空気流及び又は前記他の空気流の制御により、少なくとも前記空気流が衝突する箇所を可変する
    ことを特徴とする匂いの空間分布制御方法。
  2. 匂いを有する空気流を送出する第1の送風機と、
    他の空気流を送出する第2の送風機とを備え、
    前記匂いを有する空気流に前記他の空気流を衝突させて、前記匂いを有する空気流の向きをユーザーの側に変え、
    前記第1及び又は第2の送風機の制御により、前記匂いを有する空気流及び又は前記他の空気流を制御して、少なくとも前記匂いを有する空気流と前記他の空気流とが衝突する箇所を可変する
    ことを特徴とする匂いの空間分布制御装置。
  3. 前記第1及び又は第2の送風機は、
    送出する空気流の断面形状を、前記ユーザーの位置する方向が幅狭の偏平形状とする整形機構を有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の匂いの空間分布制御装置。
  4. 前記整形機構が、
    前記空気流の送出口に配置されるダクトである
    ことを特徴とする請求項3に記載の匂いの空間分布制御装置。
  5. 前記第1及び又は第2の送風機の制御が、前記匂いを有する空気流及び又は前記他の空気流の風量の制御である
    ことを特徴とする請求項2、請求項3、又は請求項4の何れかに記載の匂いの空間分布制御装置。
  6. 前記第1及び又は第2の送風機の制御が、前記匂いを有する空気流及び又は前記他の空気流の送出方向の制御である
    ことを特徴とする請求項2、請求項3、請求項4、又は請求項5の何れかに記載の匂いの空間分布制御装置。
  7. 請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、又は請求項6の何れかに記載の匂いの空間分布制御装置と、
    映像コンテンツ又はオーディオコンテンツを前記ユーザーに提供する再生手段とを有する視聴覚システムであって、
    前記匂いの空間分布制御装置は、
    前記再生手段で再生する映像コンテンツ又はオーディオコンテンツに同期して前記第1及び又は第2の送風機を制御する
    ことを特徴とする視聴覚システム。
  8. 前記第1及び又は第2の送風機の制御に、前記第1及び第2の送風機より送出する空気流に匂いを含ませない制御が含まれる
    ことを特徴とする請求項7に記載の視聴覚システム。
  9. 請求項2、請求項3、請求項4、請求項5、又は請求項6の何れかに記載の匂いの空間分布制御装置による匂いにより顧客を誘導する
    ことを特徴とする顧客誘導システム。
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