JP2000176291A - エチレンの三量化反応触媒及びそれを用いたエチレンの三量化反応方法 - Google Patents

エチレンの三量化反応触媒及びそれを用いたエチレンの三量化反応方法

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JP2000176291A
JP2000176291A JP10358769A JP35876998A JP2000176291A JP 2000176291 A JP2000176291 A JP 2000176291A JP 10358769 A JP10358769 A JP 10358769A JP 35876998 A JP35876998 A JP 35876998A JP 2000176291 A JP2000176291 A JP 2000176291A
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ethylene
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Hideyuki Mimura
英之 三村
Motohiro Oguri
元宏 小栗
Hisanori Okada
久則 岡田
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Tosoh Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エチレンから効率よく、かつ高選択的に1−
ヘキセンを製造する。 【解決手段】 中性の多座配位子がfacialに配位
したクロム錯体、アルキル金属化合物及び特定のイオン
化イオン性化合物の少なくとも3成分からなる触媒を用
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エチレンの三量化
反応触媒、及びそれを用いたエチレンの三量化反応方法
に関する。さらに詳しくは、線状低密度ポリエチレン
(LLDPE)の原料コモノマーとして有用な1−ヘキ
センをエチレンから効率よく、かつ高選択的に製造する
エチレンの三量化反応触媒、及びそれを用いたエチレン
の三量化反応方法に関する。
【0002】
【従来の技術】エチレンを三量化して1−ヘキセンを得
る方法において、特定の多座配位子が配位したクロム錯
体とアルキルアルミニウム化合物からなる触媒を用いる
ことは公知である。例えば、特開平10−7712号公
報には、特定の窒素配位子が配位したクロムの塩素錯体
やアルキル錯体とアルミニウム化合物からなる触媒が、
特開平10−231317号公報には、環状ポリアミン
又はヒドロトリス(ピラゾリル)ボレートが配位したク
ロム錯体とアルキルアルミニウム化合物からなる触媒が
開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平10−
7712号公報に記載の方法は、触媒活性が低いという
問題があった。また、オリゴマー中の1−ヘキセン選択
性も低く、工業的な観点から十分なものではなかった。
また、特開平10−231317号公報に記載の方法も
触媒活性は低いものであった。さらに、選択性に関して
も1−ヘキセンよりもポリエチレンの生成が多いばかり
か、オリゴマー中の1−ヘキセン選択性も低いという欠
点があった。
【0004】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、LLDPEの原料コモノマーとし
て有用な1−ヘキセンをエチレンから効率よく、かつ高
選択的に製造することができるエチレンの三量化反応触
媒、及びそれを用いたエチレンの三量化反応方法を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するため鋭意検討を行った結果、中性の多座配
位子がfacialに配位したクロム錯体、アルキル金
属化合物及び特定のイオン化イオン性化合物の少なくと
も3成分からなるエチレンの三量化触媒を用いると高い
活性でエチレンの三量化反応が進行し、高選択的に1−
ヘキセンが生成することを見い出し、本発明を完成する
に至った。
【0006】即ち本発明は、中性の多座配位子がfac
ialに配位したクロム錯体、アルキル金属化合物及び
下記一般式(1)
【0007】
【化2】
【0008】(式中、[L]+は周期表の1,7〜11
及び14〜16族から選ばれる元素を含むカチオンを表
す。また、M1は周期表の3及び13族から選ばれる元
素を表し、R1とR5はかたい塩基を有しない置換基を表
し、R2〜R4は置換基を表す)で示されるイオン化イオ
ン性化合物の少なくとも3成分からなるエチレンの三量
化反応触媒とそれを用いたエチレンの三量化反応方法に
関する。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明についてさらに詳し
く説明する。
【0010】本発明においては、エチレンの三量化触媒
を構成する一成分として、下記一般式(1)
【0011】
【化3】
【0012】(式中、[L]+は周期表の1,7〜11
及び14〜16族から選ばれる元素を含むカチオンを表
す。また、M1は周期表の3及び13族から選ばれる元
素を表し、R1とR5はかたい塩基を有しない置換基を表
し、R2〜R4は置換基を表す)で示されるイオン化イオ
ン性化合物が好適なものとして用いられる。
【0013】上記一般式(1)において、R1とR5はか
たい塩基を有しない置換基である。ここで、かたい塩基
とは、HSAB原理から定義されるものである[化学選
書有機金属化学−基礎と応用−、80頁(裳華房])。
即ち、かたい塩基として、フッ素原子、塩素原子、アシ
ル基及びアルコキシ基等が挙げられる。本発明において
は、これらのかたい塩基が置換基の中に含まれると副生
ポリエチレンの生成が増加し、場合によっては1−ヘキ
センよりもポリエチレンの生成量が多くなったり、また
オリゴマー中の1−ヘキセン選択率が低下する問題が発
生する。言い換えれば、置換基の中にかたい塩基を有し
なければ、ポリエチレンの副生が抑えられたり、オリゴ
マー中の1−ヘキセン選択率が高まる効果が認められ
る。
【0014】R1とR5の具体的な例としては、特に限定
されるものではないが、メチル基、エチル基、プロピル
基等のアルキル基類、フェニル基等のアリール基類、メ
チルチオ基、ブチルチオ基等のアルキルチオ基類、水素
原子、シアノ基、チオシアナート基又はニトロ基等が挙
げられる。
【0015】またR2〜R4は置換基であり、特に限定さ
れるものではないが、具体的にはメチル基、エチル基、
プロピル基、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ
−2−メトキシ−2−プロピル基、1,1,1,3,
3,3−ヘキサフルオロ−2−エトキシ−2−プロピル
基、トリフルオロメチル基等のアルキル基類、フェニル
基、ペンタフルオロフェニル基等のアリール基類、メト
キシ基、エトキシ基、ブトキシ基等のアルコキシ基類、
メチルチオ基、ブチルチオ基等のアルキルチオ基類、p
−トルエンスルホン酸基、トリフルオロメタンスルホン
酸等のスルホン酸基類、アセチル基、ベンゾエート基等
のアシル基類、フッ素原子、塩素原子、水素原子、ヒド
ロキシ基、シアノ基、チオシアナート基又はニトロ基等
が挙げられる。
【0016】上記一般式(1)において、M1として周
期表の3及び13族の元素が挙げられる。このうち活性
や入手の面から、スカンジウム、イットリウム、ランタ
ン、ホウ素又はアルミニウムが好ましく用いられる。さ
らに好ましくは、ホウ素又はアルミニウムが用いられ
る。
【0017】一般式(1)の[L]+は周期表の1,7
〜11及び14〜16族から選ばれる元素を含むカチオ
ンを示す。Lは、M2、M367、E18910又は
211121314で表されるものであり、M2は周期
表の1又は11族から選ばれる元素、M3は周期表の7
〜10族から選ばれる元素、E1は炭素原子、酸素原子
又はイオウ原子、E2は窒素原子又はリン原子を表す。
【0018】R6とR7は特に限定されるものではない
が、例えば、シクロペンタジエニル基、メチルシクロペ
ンタジエニル基、ペンタメチルシクロペンタジエニル
基、インデニル基又はフルオレニル基等が挙げられる。
これらの置換基は互いに結合して環を形成していてもよ
い。また、R8〜R14は特に限定されるものではない
が、例えば、メチル基、エチル基、ブチル基、ヘキシル
基、オクチル基、デシル基、ドデシル基、テトラデシル
基、ヘキサデシル基、オクタデシル基等のアルキル基
類、フェニル基、p−トリル基等のアリール基類、水素
原子が挙げられる。
【0019】LがM2のイオン化イオン性化合物として
は、特に限定されるものではないが、例えば、リチウム
テトラフェニルボレート、リチウムテトラキス(3,
4,5−トリフルオロフェニル)ボレート、リチウムテ
トラキス(4−フルオロフェニル)ボレート、リチウム
テトラキス[3,5−ビス(1,1,1,3,3,3−
ヘキサフルオロ−2−メトキシ−2−プロピル)フェニ
ル]ボレート、ナトリウムテトラキス[3,5−ビス
(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−メト
キシ−2−プロピル)フェニル]ボレート、銀テトラフ
ェニルボレート等が挙げられる。LがM367のイオ
ン化イオン性化合物としては、特に限定されるものでは
ないが、フェロセニウムテトラフェニルボレート、フェ
ロセニウムテトラキス(3,4,5−トリフルオロフェ
ニル)ボレート、フェロセニウムテトラキス(4−フル
オロフェニル)ボレート、フェロセニウムテトラキス
[3,5−ビス(1,1,1,3,3,3−ヘキサフル
オロ−2−メトキシ−2−プロピル)フェニル]ボレー
ト、デカメチルフェロセニウムテトラキス[3,5−ビ
ス(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−メ
トキシ−2−プロピル)フェニル]ボレート等が挙げら
れる。また、LがE18910のイオン化イオン性化
合物としては、特に限定されるものではないが、トリチ
ルテトラフェニルボレート、トリチルテトラキス(3,
4,5−トリフルオロフェニル)ボレート、トリチルテ
トラキス(4−フルオロフェニル)ボレート、トリチル
テトラキス[3,5−ビス(1,1,1,3,3,3−
ヘキサフルオロ−2−メトキシ−2−プロピル)フェニ
ル]ボレート、トリメチルスルホニウムテトラキス(4
−フルオロフェニル)ボレート、トリエチルオキソニウ
ムテトラキス(3,4,5−トリフルオロフェニル)ボ
レート等が挙げられる。さらに、LがE2111213R
14のイオン化イオン性化合物としては、特に限定される
ものではないが、活性プロトンを含有するものとしてト
リメチルアンモニウムテトラフェニルボレート、トリエ
チルアンモニウムテトラフェニルボレート、ジドデシル
アンモニウムテトラフェニルボレート、ジドデシルアン
モニウムテトラキス(3,4,5−トリフルオロフェニ
ル)ボレート、ジドデシルアンモニウムテトラキス(4
−フルオロフェニル)ボレート、ジドデシルアンモニウ
ムテトラキス[3,5−ビス(1,1,1,3,3,3
−ヘキサフルオロ−2−メトキシ−2−プロピル)フェ
ニル]ボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテトラ
フェニルボレート、N,N−ジメチルアニリニウムテト
ラキス(3,4,5−トリフルオロフェニル)ボレー
ト、N,N−ジメチルアニリニウムテトラキス(4−フ
ルオロフェニル)ボレート、N,N−ジメチルアニリニ
ウムテトラキス[3,5−ビス(1,1,1,3,3,
3−ヘキサフルオロ−2−メトキシ−2−プロピル)フ
ェニル]ボレート、N,N−ジドデシルアニリニウムテ
トラキス(4−フルオロフェニル)ボレート、N,N−
ジドデシル−3,4,5−トリフルオロアニリニウムテ
トラフェニルボレート、トリフェニルホスホニウムテト
ラフェニルボレート、トリ(o−トリル)ホスホニウム
テトラフェニルボレート、トリ(p−トリル)ホスホニ
ウムテトラフェニルボレート、トリ(メシチル)ホスホ
ニウムテトラキス(4−フルオロフェニル)ボレート等
が挙げられる。
【0020】これらのうち活性の面から、ジドデシルア
ンモニウムテトラキス(4−フルオロフェニル)ボレー
ト、ジドデシルアンモニウムテトラキス[3,5−ビス
(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−メト
キシ−2−プロピル)フェニル]ボレート、N,N−ジ
メチルアニリニウムテトラフェニルボレート、N,N−
ジメチルアニリニウムテトラキス[3,5−ビス(1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−メトキシ−
2−プロピル)フェニル]ボレートが好ましく用いられ
る。これらのイオン化イオン性化合物は単独で使用し得
るのみならず、二種以上を混合して用いることも可能で
ある。
【0021】イオン化イオン性化合物の使用量は、後記
のクロム錯体1モルに対して0.1〜1000当量であ
り、好ましくは0.2〜100当量、より好ましくは
0.5〜50当量である。イオン化イオン性化合物の使
用量がクロム錯体1モルに対して0.1当量未満の場合
は、触媒活性が十分に得られない。一方、使用量がクロ
ム錯体1モルに対して1000当量を越える場合には、
触媒活性が増加せず経済的に好ましくない。
【0022】本発明においては、エチレンの三量化触媒
を構成する一成分として、中性の多座配位子がfaci
alに配位したクロム錯体が用いられる。中性の多座配
位子がfacialに配位したクロム錯体は、下記一般
式(2) ACrBn (2) (式中、Aは中性の多座配位子である。nは1〜3の整
数であり、Bは水素原子、炭素数1〜10の炭化水素
基、カルボキシレート基若しくはジケトナート基、ハロ
ゲン原子、アミド、イミド、アルコキシド、チオアルコ
キシド、カルボニル、アレーン、アルケン、アルキン、
アミン、イミン、ニトリル、イソニトリル、ニトロシル
基、ホスフィン、ホスファイト、エーテル、スルフィド
及びスルホキシドからなる群より選ばれた1種以上を表
す)で示される錯体が好適なものとして挙げられる。
【0023】ここで、クロム錯体に配位させる中性の多
座配位子としては、三脚型構造を有する多座配位子、環
状型構造を有する多座配位子及びブリッジ型構造を有す
る多座配位子が挙げられる。三脚型構造を有する多座配
位子として通常用いられるものとしては、特に限定され
るものではないが、例えば、トリス(メトキシメチル)
メタン、1,1,1−トリス(メトキシメチル)エタ
ン、1,1,1−トリス(メトキシメチル)プロパン、
1,1,1−トリス(メトキシメチル)ブタン、1,
1,1−トリス(エトキシメチル)エタン、1,1,1
−トリス(プロポキシメチル)エタン、1,1,1−ト
リス(ブトキシメチル)エタン、1,1,1−トリス
(フェノキシメチル)エタン、トリフリルメタン、トリ
ス(5−メチル−2−フリル)メタン、トリス(5−エ
チル−2−フリル)メタン、トリス(5−ブチル−2−
フリル)メタン、1,1,1−トリフリルエタン、トリ
フリルアミン、トリフリルホスフィン、トリフリルホス
フィンオキシド等の含酸素多座配位子類、1,1,1−
トリス(メチルチオメチル)エタン、1,1,1−トリ
ス(ブチルチオメチル)エタン、1,1,1−トリス
(フェニルチオメチル)エタン、トリス(チエニル)メ
タン等の含イオウ多座配位子類、1,1,1−トリス
(ジメチルアミノメチル)エタン、1,1,1−トリス
(ジフェニルアミノメチル)エタン、トリス(ピラゾリ
ル)メタン、トリス(3,5−ジメチル−1−ピラゾリ
ル)メタン、トリス(3,5−ジイソプロピル−1−ピ
ラゾリル)メタン、1,1,1−トリス(3,5−ジメ
チル−1−ピラゾリル)エタン、1,1,1−トリス
(3,5−ジメチル−1−ピラゾリル)プロパン、1,
1,1−トリス(3,5−ジメチル−1−ピラゾリル)
ブタン、トリス(2−ピリジル)メタン、トリス(6−
メチル−2−ピリジル)メタン、トリス(2−ピリジ
ル)アミン、トリス(2−ピリジル)ホスフィン、トリ
ス(2−ピリジル)ホスフィンオキシド、トリス(2−
ピリジル)ヒドロキシメタン、トリス(1−イミダゾリ
ル)メタン等の含窒素多座配位子類、1,1,1−トリ
ス(ジフェニルホスフィノメチル)エタン、1,1,1
−トリス(ジメチルホスフィノメチル)エタン、1,
1,1−トリス(ジエチルホスフィノメチル)エタン等
の含リン多座配位子類が挙げられる。
【0024】また、環状型構造を有する多座配位子とし
ては、特に限定されるものではないが、例えば、1,
3,5−トリメチル−1,3,5−トリアザシクロヘキ
サン、1,3,5−トリエチル−1,3,5−トリアザ
シクロヘキサン、1,3,5−トリ−i−プロピル−
1,3,5−トリアザシクロヘキサン、1,3,5−ト
リ−t−ブチル−1,3,5−トリアザシクロヘキサ
ン、1,3,5−トリ−n−ブチル−1,3,5−トリ
アザシクロヘキサン、1,3,5−トリシクロヘキシル
−1,3,5−トリアザシクロヘキサン、1,3,5−
トリベンジル−1,3,5−トリアザシクロヘキサン、
1,3,5−トリフェニル−1,3,5−トリアザシク
ロヘキサン、2,4,6−トリメチル−1,3,5−ト
リアザシクロヘキサン、1,4,7−トリアザシクロノ
ナン、1,4,7−トリメチル−1,4,7−トリアザ
シクロノナン、1,4,7−トリエチル−1,4,7−
トリアザシクロノナン、1,4,7−トリ−i−プロピ
ル−1,4,7−トリアザシクロノナン、1,4,7−
トリ−t−ブチル−1,4,7−トリアザシクロノナ
ン、1,4,7−トリシクロヘキシル−1,4,7−ト
リアザシクロノナン、1,4,7−トリフェニル−1,
4,7−トリアザシクロノナン等の含窒素多座配位子
類、1,3,5−トリチアシクロヘキサン、1,4,7
−トリチアシクロノナン、1,4,7,10−テトラチ
アシクロドデカン、1,5,9,13−テトラチアヘキ
サデカン等の含イオウ多座配位子類、1,3,5−トリ
オキサシクロヘキサン、1,4,7−トリオキサシクロ
ノナン、12−クラウン−4、15−クラウン−5、1
8−クラウン−6等の含酸素多座配位子類が挙げられ
る。
【0025】ブリッジ型構造を有する多座配位子として
は、特に限定されるものではないが、例えば、ビス(ジ
メチルホスフィノエチル)メチルホスフィン、ビス(ジ
フェニルホスフィノエチル)フェニルホスフィン等の含
リン多座配位子類、ジエチレントリアミン、ビス(ジメ
チルアミノエチル)メチルアミン、ビス(ジエチルアミ
ノエチル)エチルアミン、ビス(フェニルアミノエチ
ル)アミン等の含窒素多座配位子類、ジエチレングリコ
ールメチルエーテル、ビス(メトキシエチル)エーテ
ル、ビス(エトキシエチル)エーテル、ビス(ブトキシ
エチル)エーテル、(t−ブトキシエチル)(メトキシ
エチル)エーテル等の含酸素多座配位子類が挙げられ
る。
【0026】これらの中性の多座配位子がfacial
に配位したクロム錯体は、中性の多座配位子とクロム化
合物とから、公知の錯体形成法[例えば、J.Ame
r.Chem.Soc.,92,5118(1970)
及びAngew.Chem.Int.Ed.Eng
l.,33,1877(1994)]により容易に合成
することができる。この場合、使用できるクロム化合物
としては特に限定されるものではないが、例えば、クロ
ムヘキサカルボニル(0)、ペンタカルボニル(トリフ
ェニルホスフィン)クロム(0)、テトラカルボニルビ
ス(エチレン)クロム(0)、トリカルボニル(ベンゼ
ン)クロム(0)、トリカルボニル(トルエン)クロム
(0)、トリカルボニル(トリメチルベンゼン)クロム
(0)、トリカルボニル(ヘキサメチルベンゼン)クロ
ム(0)、トリカルボニル(ナフタレン)クロム
(0)、トリカルボニル(シクロヘプタトリエン)クロ
ム(0)、トリカルボニルトリス(アセトニトリル)ク
ロム(0)、トリカルボニルトリス(トリフェニルホス
ファイト)クロム(0)、(エチレン)ジカルボニル
(トリメチルベンゼン)クロム(0)、シクロヘキシル
イソニトリルジカルボニル(トリメチルベンゼン)クロ
ム(0)、トリブチルホスフィンジカルボニル(トリメ
チルベンゼン)クロム(0)、トリカルボニル(シクロ
ペンタジエニル)クロム(I)ダイマー、ヒドリドトリ
カルボニル(シクロペンタジエニル)クロム(II)等
のクロムカルボニル化合物類、塩化クロム(III)、
塩化クロム(II)、臭化クロム(III)、臭化クロ
ム(II)、ヨウ化クロム(III)、ヨウ化クロム
(II)、フッ化クロム(III)、フッ化クロム(I
I)、トリス(テトラヒドロフラン)クロムクロライド
(III)、トリス(1,4−ジオキサン)クロムクロ
ライド(III)、トリス(ジエチルエーテル)クロム
クロライド(III)、トリス(ピリジン)クロムクロ
ライド(III)、トリス(アセトニトリル)クロムク
ロライド(III)等のクロムハロゲン化物類、クロム
(IV)t−ブトキシド等のクロムアルコキシド類、ク
ロム(III)アセチルアセトナート等のクロムジケト
ナート類、クロム(III)2−エチルヘキサノエー
ト、クロム(III)アセテート、クロム(III)ナ
フテネート等のクロムカルボン酸塩類が挙げられる。
【0027】中性の多座配位子とクロム化合物を反応さ
せ、クロム錯体を形成させる際のクロム金属の濃度は特
に制限されない。また、ここで用いられる溶媒としては
特に限定されるものではないが、有機溶媒が好ましく用
いられる。例えば、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オ
クタン、ノナン、デカン、シクロヘキサン、デカリン等
の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、
クメン、トリメチルベンゼン等の芳香族炭化水素類、ジ
エチルエーテル、テトラヒドロフラン等のエーテル類、
塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素等のハロゲン
化炭化水素類が挙げられる。これらのうち取り扱い易さ
の点から、脂肪族炭化水素類や芳香族炭化水素類がより
好ましい。さらに好ましくは、デカリン、トリメチルベ
ンゼン及びトルエンが用いられる。また、上記溶媒は、
それぞれ単独で使用し得るのみならず、二種以上を混合
して用いることも可能である。
【0028】また、錯体形成反応は、0℃から使用する
反応溶媒の沸点までの任意の温度で行われ、好ましくは
80〜200℃である。反応時間は特に制限されず、通
常1分〜48時間、好ましくは5分〜24時間である。
なお、反応時のすべての操作は、空気と水分を避けて行
なうことが望ましい。また、原料及び溶媒は十分に乾燥
しておくことが好ましい。
【0029】中性の多座配位子が配位したクロム錯体
は、通常、固体として沈殿するので、ろ過により反応溶
媒から分離できる。さらに必要に応じて、上記溶媒を用
いて洗浄を行い、次いで乾燥して、エチレンの三量化触
媒の構成成分の一つであるクロム錯体が合成される。な
お、沈殿しない場合は、溶媒留去、貧溶媒の添加あるい
は冷却処理等により沈殿させることができる。
【0030】本発明においては、中性の多座配位子が配
位したクロム錯体のうち、その多座配位子がfacia
lに配位したクロム錯体を用いることが必須である。多
座配位子がfacialに配位したクロム錯体を用いる
ことにより、ポリエチレンの副生が抑えられる等の効果
が認められる。ここで、多座配位子がfacialに配
位した錯体は、配位子が3つ配位した6配位八面体型錯
体の異性体の一つである[化学選書 有機金属化学−基
礎と応用−、143頁(裳華房])。即ち、配位子が3
つ配位した6配位八面体型錯体において、3つの配位子
はすべてシス位になるような配置で配位していることを
意味する。
【0031】上記の方法により合成したクロム錯体のう
ち、触媒活性の面から三脚型構造を有する多座配位子が
facialに配位したクロム錯体が好ましく、より好
ましくは、fac−トリス(3,5−ジメチル−1−ピ
ラゾリル)メタンクロムトリカルボニル(0)、fac
−トリス(3,5−ジメチル−1−ピラゾリル)メタン
クロムトリクロライド(III)、fac−1,1,1
−トリス(メトキシメチル)エタンクロムトリカルボニ
ル(0)等が用いられる。
【0032】本発明において使用されるアルキル金属化
合物は、特に限定されるものではないが、例えば、下記
一般式(3) RpMXq (3) (式中、pは0<p≦3であり、qは0≦q<3であっ
て、しかもp+qは1〜3である。Mはリチウム、マグ
ネシウム、亜鉛、ボロン又はアルミニウムを表し、Rは
炭素数1〜10のアルキル基からなる群より選ばれた1
種以上を表し、Xは水素原子、アルコキシ基、アリール
基及びハロゲン原子からなる群より選ばれた1種以上を
表す)で示される化合物が好適なものとして挙げられ
る。
【0033】上記一般式(3)において、炭素数1〜1
0のアルキル基としては、特に限定されるものではない
が、例えば、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル
基、シクロヘキシル基又はオクチル基等が挙げられる。
アルコキシ基としては、特に限定されるものではない
が、例えば、メトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基又は
フェノキシ基等が挙げられる。アリール基としては、特
に限定されるものではないが、例えば、フェニル基等が
挙げられる。ハロゲン原子としては、特に限定されるも
のではないが、例えば、フッ素、塩素、臭素又はヨウ素
が挙げられる。
【0034】なお、上記一般式(3)において、MがA
lで、pとqがそれぞれ1.5のとき、AlR1.51.5
となる。このような化合物は、理論的には存在しない
が、通常、慣用的にAl233のセスキ体として表現
されており、これらの化合物も本発明に含まれる。
【0035】上記一般式(3)で示されるアルキル金属
化合物としては、例えば、メチルリチウム、エチルリチ
ウム、プロピルリチウム、n−ブチルリチウム、s−ブ
チルリチウム、t−ブチルリチウム、ジエチルマグネシ
ウム、エチルブチルマグネシウム、エチルクロロマグネ
シウム、エチルブロモマグネシウム、ジメチル亜鉛、ジ
エチル亜鉛、ジブチル亜鉛、トリメチルボラン、トリエ
チルボラン、トリメチルアルミニウム、トリエチルアル
ミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリ−n−ヘ
キシルアルミニウム、トリ−n−オクチルアルミニウ
ム、トリシクロヘキシルアルミニウム、ジメチルエチル
アルミニウム、ジエチルアルミニウムヒドリド、ジイソ
ブチルアルミニウムヒドリド、ジエチルアルミニウムエ
トキシド、ジエチルアルミニウムフェノキシド、ジシク
ロヘキシルフェニルアルミニウム、エチルアルミニウム
エトキシクロリド、ジエチルアルミニウムクロリド、ジ
エチルアルミニウムブロミド、ジイソブチルアルミニウ
ムクロリド、ジシクロヘキシルアルミニウムクロリド、
メチルアルミニウムセスキクロリド、エチルアルミニウ
ムセスキクロリド、ブチルアルミニウムセスキクロリ
ド、エチルアルミニウムジクロリド、イソブチルアルミ
ニウムジクロリド等が挙げられる。
【0036】これらのうち入手の容易さ及び活性の面か
ら、アルキルアルミニウム化合物が好ましく用いられ、
さらに好ましくはトリエチルアルミニウム又はトリイソ
ブチルアルミニウムが用いられる。これらのアルキル金
属化合物は単独で使用し得るのみならず、二種以上を混
合して用いることも可能である。
【0037】アルキル金属化合物の使用量は、クロム錯
体1モルに対して0.1〜10000当量であり、好ま
しくは3〜3000当量、より好ましくは5〜2000
当量である。
【0038】本発明の中性の多座配位子がfacial
に配位したクロム錯体、アルキル金属化合物及びイオン
化イオン性化合物からなるエチレンの三量化触媒は、前
記のクロム錯体、アルキル金属化合物及びイオン化イオ
ン性化合物を原料に、溶媒中で接触させることにより調
製できる。接触方法は特に制限されない。
【0039】この触媒を調製する際のクロム化合物の濃
度は特に制限されないが、通常、溶媒1lあたり、0.
001マイクロモル〜100ミリモル、好ましくは0.
01マイクロモル〜10ミリモルの濃度で使用される。
これより小さい触媒濃度では十分な活性が得られず、逆
にこれより大きい触媒濃度では、触媒活性が増加せず経
済的でない。また、ここで用いられる溶媒としては、例
えば、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、イソオクタン、ノナン、デカン、シクロペンタン、
シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、シクロオクタ
ン、デカリン等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、クメン、トリメチルベ
ンゼン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の芳香族
炭化水素類及び塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭
素、ジクロロエタン等の塩素化炭化水素類が挙げられ
る。また、反応生成物、即ち、1−ヘキセンを溶媒とし
て用いることもできる。これらの溶媒は、それぞれ単独
で使用し得るのみならず、二種以上を混合して用いるこ
とも可能である。ここで、エチレンの三量化反応時のク
ロム錯体濃度をコントロールする目的で、必要に応じて
濃縮や希釈しても差し支えない。
【0040】また、前記のクロム錯体、アルキル金属化
合物及びイオン化イオン性化合物を接触させる際の温度
は−100〜250℃、好ましくは0〜200℃であ
る。接触時間は特に制限されず、1分〜24時間、好ま
しくは2分〜2時間である。なお、接触時のすべての操
作は、空気と水分を避けて行なうことが望ましい。ま
た、原料及び溶媒は十分に乾燥しておくことが好まし
い。
【0041】本発明のエチレンの三量化反応は、前記の
クロム錯体、アルキル金属化合物及びイオン化イオン性
化合物からなる触媒とエチレンを接触させることにより
行うことができる。接触方法は特に制限されないが、例
えば、三量化反応原料であるエチレンの存在下に、クロ
ム錯体、アルキル金属化合物及びイオン化イオン性化合
物を接触させて、接触と同時に三量化反応を開始する方
法、又はクロム錯体、アルキル金属化合物及びイオン化
イオン性化合物を前もって接触させた後、エチレンと接
触させて三量化反応を行う方法が採られる。
【0042】具体的には、前者の場合は、(1)クロム
錯体、アルキル金属化合物、イオン化イオン性化合物及
びエチレンをそれぞれ同時に独立に反応系に導入する、
(2)アルキル金属化合物を含む溶液にクロム錯体、イ
オン化イオン性化合物及びエチレンを導入する、(3)
クロム錯体、イオン化イオン性化合物を含む溶液にアル
キル金属化合物及びエチレンを導入する、(4)アルキ
ル金属化合物及びイオン化イオン性化合物を含む溶液に
クロム錯体及びエチレンを導入する、(5)クロム錯体
を含む溶液にアルキル金属化合物、イオン化イオン性化
合物及びエチレンを導入する、という方法により三量化
反応を行うことができる。また、後者の場合は、(1)
クロム錯体及びイオン化イオン性化合物を含む溶液にア
ルキル金属化合物を導入する、(2)アルキル金属化合
物及びイオン化イオン性化合物を含む溶液にクロム錯体
を導入する、(3)アルキル金属化合物を含む溶液にク
ロム錯体及びイオン化イオン性化合物を導入する、
(4)クロム錯体を含む溶液にイオン化イオン性化合物
とアルキル金属化合物を導入する、という方法により触
媒を調製し、エチレンと接触させて三量化反応を行うこ
とができる。なお、これらの原料の混合順序は特に制限
されない。
【0043】本発明においては、中性の多座配位子がf
acialに配位したクロム錯体、アルキル金属化合物
及びイオン化イオン性化合物からなる触媒に光を照射
し、エチレンの三量化反応を行ってもよい。光の照射に
より触媒活性が大幅に向上する等の効果が認められる。
【0044】本発明において使用される光は、特に限定
されるものではないが、例えば、紫外光、可視光、赤外
光が挙げられ、発光波長としては、0.2〜2000n
mの光が好ましく、より好ましくは200〜700nm
の光が用いられる。また、光の照度は特に制限されな
い。
【0045】光の光源としては、太陽光又は人工光源の
いずれを用いても良いが、太陽光は照度が小さく、天候
に影響され、夜間の使用ができないことから、人工光源
が望ましい。人工光源としては、特に限定されるもので
はないが、例えば、重水素ランプ、キセノンランプ、タ
ングステンランプ、白熱電球、ハロゲンランプ、低圧水
銀ランプ、ホロ−カソードランプ、金属蒸気放電管、メ
タルハライドランプ、高圧ナトリウムランプ、タリウム
ランプ、水銀−タリウムランプ、水銀−鉛ランプ、H型
放電管、キセノン−水銀ランプ、高圧水銀ランプ、超高
圧水銀ランプ、フラッシュランプ等が挙げられる。
【0046】光の照射時期は特に制限されるものではな
いが、クロム錯体、アルキル金属化合物及びイオン化イ
オン性化合物からなる触媒に照射してもよいし、またエ
チレンの三量化反応系に直接照射してもよい。なお、光
の照射時間は特に制限されない。
【0047】本発明におけるエチレンの三量化反応の温
度は、−100〜250℃であるが、好ましくは0〜2
00℃である。反応圧力は、反応系がエチレン雰囲気で
あれば特に制限されないが、通常、絶対圧で0.01〜
3000kg/cm2であり、好ましくは0.1〜30
0kg/cm2である。また、反応時間は温度や圧力に
左右され、一概に決めることはできないが、通常、5秒
〜6時間である。また、エチレンは、前記の圧力を保つ
ように連続的に供給してもよいし、反応開始時に前記圧
力で封入して反応させてもよい。原料ガスであるエチレ
ンには、反応に不活性なガス、例えば窒素、アルゴン、
ヘリウム等が含まれても何ら差し支えない。なお、エチ
レンの三量化反応のすべての操作は、空気と水分を避け
て行うことが望ましい。また、エチレンは十分に乾燥し
ておくことが好ましい。
【0048】本反応は、回分式、半回分式、連続式のい
ずれでも実施できる。エチレンの三量化反応終了後、反
応液に、例えば、水、アルコール、水酸化ナトリウム水
溶液等の重合失活剤を添加して反応を停止させる。失活
した廃クロム触媒は、公知の脱灰処理方法、例えば、水
又はアルカリ水溶液による抽出等で除去した後、生成し
た1−ヘキセンは、公知の抽出法や蒸留法により反応液
より分離される。また、副生するポリエチレンは、反応
液出口で公知の遠心分離法や1−ヘキセンの蒸留分離の
際の残渣として分離除去される。
【0049】
【実施例】以下に、本発明を実施例を用いてさらに詳細
に説明するが、これらの実施例は本発明の概要を示すも
ので、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0050】参考例1 内容積100mlのシュレンク管で、J.Amer.C
hem.Soc.,92,5118(1970)に記載
の方法で合成した三脚型構造を有するトリス(3,5−
ジメチル−1−ピラゾリル)メタン 238mg、クロ
ムヘキサカルボニル176mg、メシチレン40ml及
びトルエン10mlを混合し、窒素雰囲気下で1時間攪
拌しながら加熱還流した。析出した結晶をろ過し、トリ
ス(3,5−ジメチル−1−ピラゾリル)メタンクロム
トリカルボニル(0)(以下、錯体Aと称する)を得
た。この錯体AのIR分析を行った結果、CO吸収に基
づく2本のピークが1896cm-1と1759cm-1
認められ、トリス(3,5−ジメチル−1−ピラゾリ
ル)メタンがクロムにfacialで配位していること
を示した。
【0051】参考例2 三口フラスコに、ジドデシルアミン塩酸塩49mg、同
仁化学製のナトリウムテトラキス[3,5−ビス(1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−メトキシ−
2−プロピル)フェニル]ボレート 0.23g及び塩
化メチレン30mlを入れ、30分攪拌した。生成した
塩化ナトリウムをろ別して除去した後、塩化メチレンを
減圧下で留去して、ジドデシルアンモニウムテトラキス
[3,5−ビス(1,1,1,3,3,3−ヘキサフル
オロ−2−メトキシ−2−プロピル)フェニル]ボレー
ト(以下、化合物Cと称する)を得た。
【0052】IR(cm-1):2959、2932、2
859、1470、1289、1267、1219、1
198、1148、1121、1048、999、92
4、895、749、735、706、671、542 参考例3 三口フラスコに、ジドデシルアミン塩酸塩0.20g、
同仁化学製のナトリウムテトラキス(4−フルオロフェ
ニル)ボレート 0.23g及び塩化メチレン30ml
を入れ、2時間攪拌した。生成した塩化ナトリウムをろ
別して除去した後、塩化メチレンを減圧下で留去して、
ジドデシルアンモニウムテトラキス(4−フルオロフェ
ニル)ボレート(以下、化合物Dと称する)を得た。
【0053】IR(cm-1):2926、2855、1
707、1586、1497、1468、1264、1
217、1159、1111、1090、1015、8
68、818、774、723、554 参考例4 三口フラスコに、ジメチルアニリン塩酸塩10mg、同
仁化学製のナトリウムテトラキス[3,5−ビス(1,
1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−メトキシ−
2−プロピル)フェニル]ボレート 0.118g及び
塩化メチレン20mlを入れ、2時間攪拌した。生成し
た塩化ナトリウムをろ別して除去した後、塩化メチレン
を減圧下で留去して、ジメチルアニリニウムテトラキス
[3,5−ビス(1,1,1,3,3,3−ヘキサフル
オロ−2−メトキシ−2−プロピル)フェニル]ボレー
ト(以下、化合物Eと称する)を得た。
【0054】IR(cm-1):1499,1472、1
289、1267、1223、1198、1148、1
117、1048、1013、997、897、73
5、706、669、540 参考例5 三口フラスコに、ジドデシルアミン塩酸塩0.20g、
リチウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト0.35g及び塩化メチレン30mlを入れ、2時間
攪拌した。生成した塩化ナトリウムをろ別して除去した
後、塩化メチレンを減圧下で留去して、ジドデシルアン
モニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)ボレー
ト(以下、化合物Fと称する)を得た。
【0055】IR(cm-1):3690、3609、3
279、2930、2859、1646、1514、1
464、1375、1277、1088、980、77
6、756、727、685、662、612、575 実施例1 温度計及び攪拌装置を備えた内容積150mlのガラス
製耐圧反応容器に、参考例1で合成した錯体Aを6.9
mg、0.154mol/lのトリイソブチルアルミニ
ウム/シクロヘキサン溶液2.1ml及び参考例2で合
成した化合物C168mgと乾燥したトルエン80ml
を入れ、混合撹拌した。
【0056】反応容器を80℃に加熱し、撹拌速度を1
400rpmに調整後、反応容器にエチレンを導入し
て、さらにウシオ電気製超高圧水銀ランプ(500W)
を用いて外部から光を照射し、エチレンの三量化反応を
開始した。反応容器内の絶対圧力を5kg/cm2とな
るようにエチレンガスを吹き込み、以後、前記圧力を維
持するように導入し続け、これらの反応条件を保った状
態で30分反応を行なった。30分後、反応容器中に水
を窒素で圧入することによって触媒を失活させて反応を
停止した。
【0057】反応容器を室温まで冷却し、次いで脱圧し
た。反応液及び回収した気体中に含まれる生成物をガス
クロマトグラフィーにより分析した。また、反応液に含
まれる固体分をろ紙を用いてろ別し、これを風乾後、減
圧下で乾燥(1mmHg、100℃)してその重量を測
定した。結果を表1に示す。
【0058】実施例2 化合物Cの代わりに参考例3で合成した化合物D60m
gを用いたこと以外、実施例1と同様にして反応を行な
った。結果を表1に示す。
【0059】実施例3 化合物Cの代わりに参考例4で合成した化合物E60m
gを用いたこと以外、実施例1と同様にして反応を行な
った。結果を表1に示す。
【0060】比較例1 化合物Cを用いなかったこと、及び0.154mol/
lのトリイソブチルアルミニウム/シクロヘキサン溶液
を1.6ml用いたこと以外、実施例1と同様にして反
応を行なった。結果を表1に示す。
【0061】比較例2 化合物Cの代わりに参考例5で合成した化合物Fを83
mg用いたこと、及びトルエンの代わりにシクロヘキサ
ンを用いたこと以外、実施例1と同様にして反応を行な
った。結果を表1に示す。触媒活性は低いものであっ
た。
【0062】比較例3 錯体Aの代わりに(1,3,5−トリメチルベンゼン)
クロムトリカルボニル(0)(以下、錯体Bと称する)
を4.1mg用いたこと以外、実施例1と同様にして反
応を行なった。結果を表1に示す。触媒活性は低く、ま
たポリエチレンの副生が著しく増加した。
【0063】
【表1】
【0064】
【発明の効果】本発明によれば、中性の多座配位子がf
acialに配位したクロム錯体、アルキル金属化合物
及び特定のイオン化イオン性化合物の少なくとも3成分
からなるエチレンの三量化触媒を用いることにより、エ
チレンから効率よく、かつ高選択的に1−ヘキセンを製
造することができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4G069 AA06 AA12 BA27A BA27B BA36A BA47A BC01A BC04A BC10A BC15A BC16A BC16B BC24A BC30A BC35A BC38A BC58A BC58B BC61A BC65A BC69A BD03A BD03B BE01A BE05A BE13A BE13B BE17B BE21A BE25A BE33A BE34B BE36A BE37B BE42A BE42B BE43A BE45A BE46A BE47A BE48A CB47 DA02 4H006 AA02 AC21 BA02 BA05 BA06 BA07 BA08 BA09 BA11 BA13 BA14 BA15 BA16 BA17 BA31 BA44 4H039 CA29 CL19

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中性の多座配位子がfacialに配位し
    たクロム錯体、アルキル金属化合物及び下記一般式
    (1) 【化1】 (式中、[L]+は周期表の1,7〜11及び14〜1
    6族から選ばれる元素を含むカチオンを表す。また、M
    1は周期表の3及び13族から選ばれる元素を表し、R1
    とR5はかたい塩基を有しない置換基を表し、R2〜R4
    は置換基を表す)で示されるイオン化イオン性化合物の
    少なくとも3成分からなるエチレンの三量化反応触媒。
  2. 【請求項2】一般式(1)で表されるR1とR5はそれぞ
    れ独立して、置換基を有していてもよい炭素数1〜10
    のアルキル基、アリール基若しくはアルキルチオ基、水
    素原子、シアノ基、チオシアナート基又はニトロ基から
    選ばれるものであり、またR2〜R4はそれぞれ独立し
    て、置換基を有していてもよい炭素数1〜10のアルキ
    ル基、アリール基、アルコキシ基、アルキルチオ基、ス
    ルホン酸基若しくはアシル基、フッ素原子、塩素原子、
    水素原子、ヒドロキシ基、シアノ基、チオシアナート基
    又はニトロ基から選ばれるものであることを特徴とする
    請求項1に記載のエチレンの三量化反応触媒。
  3. 【請求項3】一般式(1)で表されるLがM2、M36
    7、E18910又はE211121314で表され
    るものであり、M2は周期表の1又は11族から選ばれ
    る元素、M3は周期表の7〜10族から選ばれる元素、
    1は炭素原子、酸素原子又はイオウ原子、E2は窒素原
    子又はリン原子を示し、R6とR7は置換基を有していて
    もよいシクロペンタジエニル基、インデニル基又はフル
    オレニル基、R8〜R14は置換基を有していてもよい炭
    素数1〜20のアルキル基、置換基を有していてもよい
    炭素数1〜10のアリール基又は水素原子から選ばれる
    ものであることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
    載のエチレンの三量化反応触媒。
  4. 【請求項4】中性の多座配位子がfacialに配位し
    たクロム錯体が下記一般式(2) ACrBn (2) (式中、Aは中性の多座配位子である。nは1〜3の整
    数であり、Bは水素原子、炭素数1〜10の炭化水素
    基、カルボキシレート基若しくはジケトナート基、ハロ
    ゲン原子、アミド、イミド、アルコキシド、チオアルコ
    キシド、カルボニル、アレーン、アルケン、アルキン、
    アミン、イミン、ニトリル、イソニトリル、ニトロシ
    ル、ホスフィン、ホスファイト、エーテル、スルフィド
    及びスルホキシドからなる群より選ばれた1種以上を表
    す)で示される錯体であることを特徴とする請求項1乃
    至請求項3に記載のエチレンの三量化反応触媒。
  5. 【請求項5】中性の多座配位子が三脚型構造を有するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載のエチレン
    の三量化反応触媒。
  6. 【請求項6】アルキル金属化合物が下記一般式(3) RpMXq (3) (式中、pは0<p≦3であり、qは0≦q<3であっ
    て、しかもp+qは1〜3である。Mはリチウム、マグ
    ネシウム、亜鉛、ボロン又はアルミニウムを表し、Rは
    炭素数1〜10のアルキル基からなる群より選ばれた1
    種以上を表し、Xは水素原子、アルコキシ基、アリール
    基及びハロゲン原子からなる群より選ばれた1種以上を
    表す)で示される化合物であることを特徴とする請求項
    1乃至請求項5に記載のエチレンの三量化反応触媒。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の
    エチレンの三量化反応触媒の存在下で、エチレンを三量
    化することを特徴とするエチレンの三量化反応方法。
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