JP2000175894A - X線ct装置およびx線管ウォームアップ方法 - Google Patents
X線ct装置およびx線管ウォームアップ方法Info
- Publication number
- JP2000175894A JP2000175894A JP10358660A JP35866098A JP2000175894A JP 2000175894 A JP2000175894 A JP 2000175894A JP 10358660 A JP10358660 A JP 10358660A JP 35866098 A JP35866098 A JP 35866098A JP 2000175894 A JP2000175894 A JP 2000175894A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ray
- ray tube
- tube
- warm
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000010792 warming Methods 0.000 title claims abstract description 8
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 10
- 230000005855 radiation Effects 0.000 claims description 10
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 5
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000003028 elevating effect Effects 0.000 abstract 1
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000004846 x-ray emission Methods 0.000 description 8
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000002123 temporal effect Effects 0.000 description 5
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 2
- 101100325793 Arabidopsis thaliana BCA2 gene Proteins 0.000 description 1
- 101100321670 Fagopyrum esculentum FA18 gene Proteins 0.000 description 1
- 102000003729 Neprilysin Human genes 0.000 description 1
- 108090000028 Neprilysin Proteins 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- X-Ray Techniques (AREA)
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 X線管のウォームアップに要する時間を短縮
する。 【解決手段】 X線管ウォームアップ部100におい
て、操作者がウォームアップ開始ボタン2を押すと、コ
ントロール部1および出力可変型X線放射回路4は、X
線管11を回転させつつ、X線管11からX線を連続的
に放射させながら、X線出力を徐々に高めることにより
X線管11をウォームアップする。管球温度予測部3が
予測するX線管11の管球温度pが目標温度aに到達し
たら、ウォームアップスキャンを終了する。 【効果】 X線管が目標温度にウォームアップされるま
での時間を短縮できる。X線管やその周辺回路に与える
負荷を軽減できる。
する。 【解決手段】 X線管ウォームアップ部100におい
て、操作者がウォームアップ開始ボタン2を押すと、コ
ントロール部1および出力可変型X線放射回路4は、X
線管11を回転させつつ、X線管11からX線を連続的
に放射させながら、X線出力を徐々に高めることにより
X線管11をウォームアップする。管球温度予測部3が
予測するX線管11の管球温度pが目標温度aに到達し
たら、ウォームアップスキャンを終了する。 【効果】 X線管が目標温度にウォームアップされるま
での時間を短縮できる。X線管やその周辺回路に与える
負荷を軽減できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、X線CT(Comput
ed Tomography)装置およびX線管ウォームアップ方法
に関し、さらに詳しくは、X線管のウォームアップに要
する時間を短縮できるX線CT装置およびX線管ウォー
ムアップ方法に関する。
ed Tomography)装置およびX線管ウォームアップ方法
に関し、さらに詳しくは、X線管のウォームアップに要
する時間を短縮できるX線CT装置およびX線管ウォー
ムアップ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】X線管からX線を放射させるとき、放射
時間の経過につれて管球温度が上昇していく。管球温度
が低いときに、いきなり高出力の放射を行わせると、X
線管に過大な負荷が加わるため、X線管が故障したり,
寿命が短くなるなどの不都合を生じる。また、管球温度
の変化につれて管球内のターゲットが移動するので、X
線の出力角度が安定せず、画質が低下してしまう。そこ
で、X線CT装置では、前回の撮影スキャンの終了から
規定時間(例えば2時間)以上経過後に撮影を行う場合
には、被検体を挿入しない状態でX線管を回転させなが
らX線を放射させて該X線管をウォームアップしている
(ウォームアップスキャン)。
時間の経過につれて管球温度が上昇していく。管球温度
が低いときに、いきなり高出力の放射を行わせると、X
線管に過大な負荷が加わるため、X線管が故障したり,
寿命が短くなるなどの不都合を生じる。また、管球温度
の変化につれて管球内のターゲットが移動するので、X
線の出力角度が安定せず、画質が低下してしまう。そこ
で、X線CT装置では、前回の撮影スキャンの終了から
規定時間(例えば2時間)以上経過後に撮影を行う場合
には、被検体を挿入しない状態でX線管を回転させなが
らX線を放射させて該X線管をウォームアップしている
(ウォームアップスキャン)。
【0003】図5は、従来のX線CT装置の一例にかか
るX線管ウォームアップ部500を示す構成図である。
このX線管ウォームアップ部500は、コントロール部
51と、ウォームアップ開始ボタン2と、管球温度予測
部53と、X線放射回路54と、ガントリ10内に収容
されたX線管11とを具備して構成されている。前記コ
ントロール部51は、X線管11の使用限界温度(例え
ば1500℃)を100〔%〕としたときの百分率で温
度を定義した目標温度a〔%〕を取得し、管球温度を前
記目標温度a〔%〕に上昇させるためのウォームアップ
スキャンを実行する。前記管球温度予測部53は、X線
出力指令値CI’に対応する管球温度の予測関数f(C
I’)を予め記憶し、前記コントロール部51から送ら
れたX線出力指令値CI’に対応する予測管球温度p’
〔%〕を前記コントロール部51へ送る。前記X線放射
回路54は、前記X線出力指令値CI’に基づいて、前
記X線管11に管電流I’を流す。
るX線管ウォームアップ部500を示す構成図である。
このX線管ウォームアップ部500は、コントロール部
51と、ウォームアップ開始ボタン2と、管球温度予測
部53と、X線放射回路54と、ガントリ10内に収容
されたX線管11とを具備して構成されている。前記コ
ントロール部51は、X線管11の使用限界温度(例え
ば1500℃)を100〔%〕としたときの百分率で温
度を定義した目標温度a〔%〕を取得し、管球温度を前
記目標温度a〔%〕に上昇させるためのウォームアップ
スキャンを実行する。前記管球温度予測部53は、X線
出力指令値CI’に対応する管球温度の予測関数f(C
I’)を予め記憶し、前記コントロール部51から送ら
れたX線出力指令値CI’に対応する予測管球温度p’
〔%〕を前記コントロール部51へ送る。前記X線放射
回路54は、前記X線出力指令値CI’に基づいて、前
記X線管11に管電流I’を流す。
【0004】ウォームアップスキャンは、次の(1)〜
(5)の処理順序で行われる。 (1)操作者(操作技師や医師)は、ウォームアップ開
始ボタン2を押す。 (2)コントロール部51は、X線管11を回転させつ
つ、該X線管11から低出力のX線を放射させる。 (3)コントロール部51は、X線の放射を一時的に休
止し、空回しの状態で、X線出力指令値CI’をわずか
に大きな値に設定し、X線放射回路54へ送る。 (4)X線放射回路54は、X線管11から、上記
(3)により設定されたX線出力指令値CI’に対応す
る出力のX線を放射させる。 (5)コントロール部51は、管球温度予測部53から
送られる予測管球温度p’が目標温度aに到達するま
で、上記(3),(4)の処理を繰り返す。 図6の(a)に、X線管11から放射されるX線出力値
の時間変化を例示する。図6の(b)に、予測管球温度
p’の時間変化を例示する。図中、ウォームアップに要
する時間Tw’は、例えば10分間である。また、目標
温度aは、例えば50%(=750℃)である。
(5)の処理順序で行われる。 (1)操作者(操作技師や医師)は、ウォームアップ開
始ボタン2を押す。 (2)コントロール部51は、X線管11を回転させつ
つ、該X線管11から低出力のX線を放射させる。 (3)コントロール部51は、X線の放射を一時的に休
止し、空回しの状態で、X線出力指令値CI’をわずか
に大きな値に設定し、X線放射回路54へ送る。 (4)X線放射回路54は、X線管11から、上記
(3)により設定されたX線出力指令値CI’に対応す
る出力のX線を放射させる。 (5)コントロール部51は、管球温度予測部53から
送られる予測管球温度p’が目標温度aに到達するま
で、上記(3),(4)の処理を繰り返す。 図6の(a)に、X線管11から放射されるX線出力値
の時間変化を例示する。図6の(b)に、予測管球温度
p’の時間変化を例示する。図中、ウォームアップに要
する時間Tw’は、例えば10分間である。また、目標
温度aは、例えば50%(=750℃)である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】旧式のX線CT装置で
は、X線の出力を変更する際に、X線の出力を一時止め
る必要があった。このため、X線の出力を一時止めてか
ら出力を上げることを繰り返して、ウォームアップスキ
ャンを行っていた。最近のX線CT装置では、X線を放
射しながら出力を変更できるようになったが、以前のウ
ォームアップスキャンの方式をそのまま踏襲していた。
しかし、このようなウォームアップ方法では、図6の
(b)に示すように、せっかく暖まったX線管11がX
線放射の休止中に冷めてしまい、全体としてウォームア
ップ時間が長くかかる問題点がある。そこで、本発明の
目的は、X線管のウォームアップに要する時間を短縮で
きるX線CT装置およびX線管ウォームアップ方法を提
供することにある。
は、X線の出力を変更する際に、X線の出力を一時止め
る必要があった。このため、X線の出力を一時止めてか
ら出力を上げることを繰り返して、ウォームアップスキ
ャンを行っていた。最近のX線CT装置では、X線を放
射しながら出力を変更できるようになったが、以前のウ
ォームアップスキャンの方式をそのまま踏襲していた。
しかし、このようなウォームアップ方法では、図6の
(b)に示すように、せっかく暖まったX線管11がX
線放射の休止中に冷めてしまい、全体としてウォームア
ップ時間が長くかかる問題点がある。そこで、本発明の
目的は、X線管のウォームアップに要する時間を短縮で
きるX線CT装置およびX線管ウォームアップ方法を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、撮影対象を挿入しうる空間の周りにX線管を回転さ
せつつX線を放射させることで該X線管をウォームアッ
プするX線CT装置であって、前記X線の放射中にX線
出力を変更可能なX線出力変更手段と、連続的にX線を
放射させながら前記X線出力変更手段により前記X線出
力を徐々に高めることでX線管のウォームアップを行う
ウォームアップ制御手段とを具備したことを特徴とする
X線CT装置を提供する。上記構成において、前記X線
出力は、連続的に高めてもよいし,段階的に高めてもよ
い。上記第1の観点によるX線CT装置では、連続的に
X線を放射させながらX線出力を徐々に高めることでX
線管のウォームアップを行うので、X線管の負荷を十分
に抑制しつつ、ウォームアップの全期間に亘って管球温
度を上昇させ続けることができ、ウォームアップに要す
る時間を短縮することが出来る。
は、撮影対象を挿入しうる空間の周りにX線管を回転さ
せつつX線を放射させることで該X線管をウォームアッ
プするX線CT装置であって、前記X線の放射中にX線
出力を変更可能なX線出力変更手段と、連続的にX線を
放射させながら前記X線出力変更手段により前記X線出
力を徐々に高めることでX線管のウォームアップを行う
ウォームアップ制御手段とを具備したことを特徴とする
X線CT装置を提供する。上記構成において、前記X線
出力は、連続的に高めてもよいし,段階的に高めてもよ
い。上記第1の観点によるX線CT装置では、連続的に
X線を放射させながらX線出力を徐々に高めることでX
線管のウォームアップを行うので、X線管の負荷を十分
に抑制しつつ、ウォームアップの全期間に亘って管球温
度を上昇させ続けることができ、ウォームアップに要す
る時間を短縮することが出来る。
【0007】第2の観点では、本発明は、撮影対象を挿
入しうる空間の周りにX線管を回転させつつ、連続的に
X線を放射させながらX線出力を徐々に高めることでX
線管のウォームアップを行うX線管ウォームアップ方法
を提供する。上記第2の観点によるX線管ウォームアッ
プ方法では、上記第1の観点によるX線CT装置を好適
に実施でき、ウォームアップに要する時間を短縮するこ
とが出来る。
入しうる空間の周りにX線管を回転させつつ、連続的に
X線を放射させながらX線出力を徐々に高めることでX
線管のウォームアップを行うX線管ウォームアップ方法
を提供する。上記第2の観点によるX線管ウォームアッ
プ方法では、上記第1の観点によるX線CT装置を好適
に実施でき、ウォームアップに要する時間を短縮するこ
とが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図に示す実施の形態により
本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発
明が限定されるものではない。
本発明をさらに詳細に説明する。なお、これにより本発
明が限定されるものではない。
【0009】−第1の実施形態− 図1は、本発明の第1の実施形態にかかるX線CT装置
のX線管ウォームアップ部100を示す構成図である。
このX線管ウォームアップ部100は、コントロール部
1と、ウォームアップ開始ボタン2と、管球温度予測部
3と、出力可変型X線放射回路4と、ガントリ10内に
収容されたX線管11とを具備して構成されている。前
記コントロール部1は、X線管11の使用限界温度(例
えば1500℃)を100〔%〕としたときの百分率で
温度を定義した目標温度a〔%〕を取得し、管球温度を
前記目標温度a〔%〕に上昇させるためのウォームアッ
プ計画を作成し、実行する。すなわち、前記X線管11
を回転させつつ、連続的にX線を放射させながらX線出
力を徐々に高めるように、前記ガントリ10のX線管回
転制御部(図示せず)へX線管回転制御信号CRを送る
と共に、X線管11に流すべき管電流I〔mA〕と時間t
〔s〕との積で定義されるX線出力指令値CI〔mA・s〕
を前記X線放射回路4へ送る。前記管球温度予測部3
は、前記X線出力指令値CIに対応する管球温度を予測
する関数f(CI)またはルックアップテーブルを予め
記憶し、前記コントロール部1から送られたX線出力指
令値CIに対応する予測管球温度p〔%〕を前記コント
ロール部1へ送る。前記出力可変型X線放射回路4は、
前記X線出力指令値CIに基づいて、前記X線管11に
管電流Iを流す。この出力可変型X線放射回路4は、X
線管11からX線を放射中であってもX線出力を変更す
ることが出来る機能を有する。すなわち、部位ごとのX
線透過量の違いに合せてX線照射量を加減しながらヘリ
カルスキャン(helical scan)を行なう臨床上の要請か
ら、X線照射中の出力変更が可能な機構が搭載されてい
る。
のX線管ウォームアップ部100を示す構成図である。
このX線管ウォームアップ部100は、コントロール部
1と、ウォームアップ開始ボタン2と、管球温度予測部
3と、出力可変型X線放射回路4と、ガントリ10内に
収容されたX線管11とを具備して構成されている。前
記コントロール部1は、X線管11の使用限界温度(例
えば1500℃)を100〔%〕としたときの百分率で
温度を定義した目標温度a〔%〕を取得し、管球温度を
前記目標温度a〔%〕に上昇させるためのウォームアッ
プ計画を作成し、実行する。すなわち、前記X線管11
を回転させつつ、連続的にX線を放射させながらX線出
力を徐々に高めるように、前記ガントリ10のX線管回
転制御部(図示せず)へX線管回転制御信号CRを送る
と共に、X線管11に流すべき管電流I〔mA〕と時間t
〔s〕との積で定義されるX線出力指令値CI〔mA・s〕
を前記X線放射回路4へ送る。前記管球温度予測部3
は、前記X線出力指令値CIに対応する管球温度を予測
する関数f(CI)またはルックアップテーブルを予め
記憶し、前記コントロール部1から送られたX線出力指
令値CIに対応する予測管球温度p〔%〕を前記コント
ロール部1へ送る。前記出力可変型X線放射回路4は、
前記X線出力指令値CIに基づいて、前記X線管11に
管電流Iを流す。この出力可変型X線放射回路4は、X
線管11からX線を放射中であってもX線出力を変更す
ることが出来る機能を有する。すなわち、部位ごとのX
線透過量の違いに合せてX線照射量を加減しながらヘリ
カルスキャン(helical scan)を行なう臨床上の要請か
ら、X線照射中の出力変更が可能な機構が搭載されてい
る。
【0010】ウォームアップスキャンは、次の(1)〜
(3)の処理順序で行われる。 (1)操作者(操作技師や医師)は、ウォームアップ開
始ボタン2を押す。 (2)コントロール部1および出力可変型X線放射回路
4は、X線管11を回転させつつ、X線管11からX線
を連続的に放射させながら、X線出力を徐々に高めるこ
とによりX線管11をウォームアップする。なお、コン
トロール部1は、ウォームアップ計画を実行するための
X線出力指令値CIを、X線放射前に出力可変型X線放
射回路4へ全て送っておいてもよいし、X線を放射中に
順次送ってもよい。 (3)コントロール部1および出力可変型X線放射回路
4は、管球温度予測部3から送られる予測管球温度pが
目標温度aに到達したら、ウォームアップスキャンを終
了する。
(3)の処理順序で行われる。 (1)操作者(操作技師や医師)は、ウォームアップ開
始ボタン2を押す。 (2)コントロール部1および出力可変型X線放射回路
4は、X線管11を回転させつつ、X線管11からX線
を連続的に放射させながら、X線出力を徐々に高めるこ
とによりX線管11をウォームアップする。なお、コン
トロール部1は、ウォームアップ計画を実行するための
X線出力指令値CIを、X線放射前に出力可変型X線放
射回路4へ全て送っておいてもよいし、X線を放射中に
順次送ってもよい。 (3)コントロール部1および出力可変型X線放射回路
4は、管球温度予測部3から送られる予測管球温度pが
目標温度aに到達したら、ウォームアップスキャンを終
了する。
【0011】図2の(a)に、前記X線管11から放射
されるX線出力値の時間変化の一例を例示する。図2の
(b)に、予測管球温度pの時間変化を例示する。図
中、目標温度aは、例えば50%(=750℃)であ
る。また、ウォームアップに要する時間Twは、例えば
5分間以内である。図2の例では、X線出力値を連続的
に高めるので、X線管11に加わる負荷を極めて小さく
することが出来る。
されるX線出力値の時間変化の一例を例示する。図2の
(b)に、予測管球温度pの時間変化を例示する。図
中、目標温度aは、例えば50%(=750℃)であ
る。また、ウォームアップに要する時間Twは、例えば
5分間以内である。図2の例では、X線出力値を連続的
に高めるので、X線管11に加わる負荷を極めて小さく
することが出来る。
【0012】図3の(a)に、前記X線管11から放射
されるX線出力値の時間変化の他例を例示する。図3の
(b)に、予測管球温度pの時間変化を例示する。図3
では、X線管11が1回転するごとにX線出力を段階的
に引き上げるので、コントロール部1やX線管温度予測
部3の処理負担を軽減でき、低コスト化に好都合であ
る。
されるX線出力値の時間変化の他例を例示する。図3の
(b)に、予測管球温度pの時間変化を例示する。図3
では、X線管11が1回転するごとにX線出力を段階的
に引き上げるので、コントロール部1やX線管温度予測
部3の処理負担を軽減でき、低コスト化に好都合であ
る。
【0013】以上のX線管ウォームアップ部100によ
れば、X線管11の負荷を十分に抑制しつつ、ウォーム
アップの全期間に亘って管球温度を上昇させ続けること
ができ、ウォームアップに要する時間Twを従来より短
縮することが出来る。
れば、X線管11の負荷を十分に抑制しつつ、ウォーム
アップの全期間に亘って管球温度を上昇させ続けること
ができ、ウォームアップに要する時間Twを従来より短
縮することが出来る。
【0014】−第2の実施形態− 図4は、本発明の第2の実施形態にかかるX線CT装置
のX線管ウォームアップ部200を示す構成図である。
このX線管ウォームアップ部200では、温度センサ2
1でX線管11の管球温度q〔℃〕を測定し、管球温度
監視部22で前記X線管11の使用限界温度を100
〔%〕としたときの百分率で温度を定義した管球実温度
p1〔%〕に換算し、コントロール部1へ送る。前記コ
ントロール部1は、前記管球実温度p〔%〕に基づい
て、X線管11を回転させつつ連続的にX線を放射させ
ながらX線出力を徐々に高めるように、回転制御信号C
RおよびX線出力指令値CI〔mA・s〕を生成する。な
お、管球温度の測定は、X線管11の回転ごとに行って
もよいし、ウォームアップ中に連続して行ってもよい。
のX線管ウォームアップ部200を示す構成図である。
このX線管ウォームアップ部200では、温度センサ2
1でX線管11の管球温度q〔℃〕を測定し、管球温度
監視部22で前記X線管11の使用限界温度を100
〔%〕としたときの百分率で温度を定義した管球実温度
p1〔%〕に換算し、コントロール部1へ送る。前記コ
ントロール部1は、前記管球実温度p〔%〕に基づい
て、X線管11を回転させつつ連続的にX線を放射させ
ながらX線出力を徐々に高めるように、回転制御信号C
RおよびX線出力指令値CI〔mA・s〕を生成する。な
お、管球温度の測定は、X線管11の回転ごとに行って
もよいし、ウォームアップ中に連続して行ってもよい。
【0015】以上のX線管ウォームアップ部200によ
れば、温度センサ21でX線管11の実際の管球温度q
〔℃〕を検出してコントロール部1へフィードバックす
るので、管球温度の上昇を監視しながらウォームアップ
を行うことができ、信頼性をいっそう向上することが出
来る。
れば、温度センサ21でX線管11の実際の管球温度q
〔℃〕を検出してコントロール部1へフィードバックす
るので、管球温度の上昇を監視しながらウォームアップ
を行うことができ、信頼性をいっそう向上することが出
来る。
【0016】
【発明の効果】本発明のX線CT装置およびX線管ウォ
ームアップ方法によれば、連続的にX線を放射させなが
らX線出力を徐々に高めるので、X線管が目標温度にウ
ォームアップされるまでの時間を短縮でき(例えば従来
の1/2以下に短縮できる)、X線CT装置の使用効率
を向上することが出来る。また、ウォームアップ期間中
に、X線管やその周辺回路の作動をオン,オフする必要
がないので、負荷を軽減し、故障防止や長寿命化の見地
から好都合である。
ームアップ方法によれば、連続的にX線を放射させなが
らX線出力を徐々に高めるので、X線管が目標温度にウ
ォームアップされるまでの時間を短縮でき(例えば従来
の1/2以下に短縮できる)、X線CT装置の使用効率
を向上することが出来る。また、ウォームアップ期間中
に、X線管やその周辺回路の作動をオン,オフする必要
がないので、負荷を軽減し、故障防止や長寿命化の見地
から好都合である。
【図1】本発明の第1の実施形態にかかるX線CT装置
のX線管ウォームアップ部を示す構成図である。
のX線管ウォームアップ部を示す構成図である。
【図2】図1のX線管ウォームアップ部によるウォーム
アップ時のX線出力値および予測管球温度の時間変化を
示すグラフである。
アップ時のX線出力値および予測管球温度の時間変化を
示すグラフである。
【図3】図1のX線管ウォームアップ部によるウォーム
アップ時のX線出力値および予測管球温度の時間変化を
示す別のグラフである。
アップ時のX線出力値および予測管球温度の時間変化を
示す別のグラフである。
【図4】本発明の第2の実施形態にかかるX線CT装置
のX線管ウォームアップ部を示す構成図である。
のX線管ウォームアップ部を示す構成図である。
【図5】従来のX線CT装置の一例にかかるX線管ウォ
ームアップ部を示す構成図である。
ームアップ部を示す構成図である。
【図6】図5のX線管ウォームアップ部によるウォーム
アップ時のX線出力値および予測管球温度の時間変化を
示す別のグラフである。
アップ時のX線出力値および予測管球温度の時間変化を
示す別のグラフである。
100,200 X線管ウォームアップ部 1 コントロール部 2 ウォームアップ開始ボタン 3 管球温度予測部 4 出力可変型X線放射回路 11 X線管 21 温度センサ 22 管球温度監視部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C092 AA01 AB04 AB12 AC17 BD04 CC02 CD10 CE01 CF02 CF42 DD24 4C093 AA22 BA10 CA18 CA35 CA38 CA50 FA15 FA18 FA19 FA42 FA45
Claims (2)
- 【請求項1】 撮影対象を挿入しうる空間の周りにX線
管を回転させつつX線を放射させることで該X線管をウ
ォームアップするX線CT装置であって、 前記X線の放射中にX線出力を変更可能なX線出力変更
手段と、連続的にX線を放射させながら前記X線出力変
更手段により前記X線出力を徐々に高めることでX線管
のウォームアップを行うウォームアップ制御手段とを具
備したことを特徴とするX線CT装置。 - 【請求項2】 撮影対象を挿入しうる空間の周りにX線
管を回転させつつ、連続的にX線を放射させながらX線
出力を徐々に高めることでX線管のウォームアップを行
うX線管ウォームアップ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10358660A JP2000175894A (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | X線ct装置およびx線管ウォームアップ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10358660A JP2000175894A (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | X線ct装置およびx線管ウォームアップ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000175894A true JP2000175894A (ja) | 2000-06-27 |
Family
ID=18460466
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10358660A Pending JP2000175894A (ja) | 1998-12-17 | 1998-12-17 | X線ct装置およびx線管ウォームアップ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000175894A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101057572B1 (ko) | 2011-04-20 | 2011-08-17 | 테크밸리 주식회사 | X선관의 제어방법 |
JP2014018365A (ja) * | 2012-07-17 | 2014-02-03 | Toshiba Corp | X線装置及び制御プログラム |
CN105232077A (zh) * | 2015-09-30 | 2016-01-13 | 上海联影医疗科技有限公司 | 一种扫描控制系统、计算机断层成像系统 |
EP3777692A1 (en) * | 2019-08-16 | 2021-02-17 | GE Precision Healthcare LLC | Methods and systems for x-ray tube conditioning |
CN112386271A (zh) * | 2019-08-16 | 2021-02-23 | 通用电气精准医疗有限责任公司 | 用于x射线管调节的方法和系统 |
-
1998
- 1998-12-17 JP JP10358660A patent/JP2000175894A/ja active Pending
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101057572B1 (ko) | 2011-04-20 | 2011-08-17 | 테크밸리 주식회사 | X선관의 제어방법 |
JP2014018365A (ja) * | 2012-07-17 | 2014-02-03 | Toshiba Corp | X線装置及び制御プログラム |
CN105232077A (zh) * | 2015-09-30 | 2016-01-13 | 上海联影医疗科技有限公司 | 一种扫描控制系统、计算机断层成像系统 |
EP3777692A1 (en) * | 2019-08-16 | 2021-02-17 | GE Precision Healthcare LLC | Methods and systems for x-ray tube conditioning |
CN112386267A (zh) * | 2019-08-16 | 2021-02-23 | 通用电气精准医疗有限责任公司 | 用于x射线管调节的方法和系统 |
CN112386271A (zh) * | 2019-08-16 | 2021-02-23 | 通用电气精准医疗有限责任公司 | 用于x射线管调节的方法和系统 |
JP2021044234A (ja) * | 2019-08-16 | 2021-03-18 | ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー | X線管のコンディショニングのための方法およびシステム |
JP2021045536A (ja) * | 2019-08-16 | 2021-03-25 | ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー | X線管の調整のための方法およびシステム |
US11147528B2 (en) | 2019-08-16 | 2021-10-19 | GE Precision Healthcare LLC | Methods and systems for X-ray tube conditioning |
JP7051953B2 (ja) | 2019-08-16 | 2022-04-11 | ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー | X線管の調整のための方法およびシステム |
JP7071038B2 (ja) | 2019-08-16 | 2022-05-18 | ジーイー・プレシジョン・ヘルスケア・エルエルシー | X線管のコンディショニングのための方法およびシステム |
US11712216B2 (en) | 2019-08-16 | 2023-08-01 | GE Precision Healthcare LLC | Methods and systems for x-ray tube conditioning |
CN112386267B (zh) * | 2019-08-16 | 2024-04-26 | 通用电气精准医疗有限责任公司 | 用于x射线管调节的方法和系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10881370B2 (en) | Radiographic image capturing system | |
WO2014109336A1 (ja) | 医用画像撮影装置 | |
JP6127850B2 (ja) | 可搬型放射線撮影システム | |
JP6490974B2 (ja) | 医用画像診断装置、医用画像診断方法および医用画像診断プログラム | |
WO2012033029A1 (ja) | X線画像診断装置 | |
US7062016B2 (en) | Thermal generator assembly, X-ray imaging system, and X-ray apparatus overheat preventing method | |
JP4868806B2 (ja) | X線装置 | |
JP2000175894A (ja) | X線ct装置およびx線管ウォームアップ方法 | |
WO2014119557A1 (ja) | 医用画像処理装置およびx線ct装置 | |
JPWO2013111876A1 (ja) | 医用装置、医用システム、サーバ装置及び電力管理方法 | |
EP0998173B1 (en) | Tomographic scanner | |
JP2001137224A (ja) | X線コンピュータトモグラフィ装置 | |
JP5150171B2 (ja) | X線ct装置及びその制御方法 | |
JP2009039330A (ja) | X線コンピュータ断層撮影装置および撮影方法 | |
US20230161055A1 (en) | Radiation imaging system, imaging control device, and storage medium | |
JP6858648B2 (ja) | X線高電圧装置、x線撮影装置、及び判定回路 | |
JP2017064392A (ja) | X線コンピュータ断層撮影装置及びx線管装置 | |
CN112034953A (zh) | 图像重建加速卡散热控制方法、装置、设备及存储介质 | |
US10420518B2 (en) | X-ray computed tomography imaging apparatus and x-ray tube apparatus | |
US7620152B2 (en) | Radiation imaging apparatus, method of controlling the radiation imaging apparatus and computer-readable storage medium | |
EP3955568B1 (en) | Projection apparatus and control method thereof | |
JP2011182974A (ja) | 放射線源の制御装置、放射線撮影システム及び曝射条件の更新方法 | |
JPH08126636A (ja) | X線管駆動方法及びx線断層撮影装置 | |
US20190223824A1 (en) | Radiographic apparatus and radiographic system | |
JP3006668B2 (ja) | X線装置 |