JP2009039330A - X線コンピュータ断層撮影装置および撮影方法 - Google Patents

X線コンピュータ断層撮影装置および撮影方法 Download PDF

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Abstract

【課題】造影剤撮影における、モニタリングスキャン実行時のX線被爆量をさらに低減すること。
【解決手段】所定の時間におけるモニタリングスキャンによって再構成される画像から、関心領域内造影剤濃度が所定の閾値に到達するまでの閾値到達予測時間を算出し、算出された閾値到達予測時間に応じてモニタリングスキャンの継続、または、モニタリングスキャンの休止および再開のタイミングを決定する。例えば、算出された閾値到達予測時間と、第一の設定時間とを比較し、当該閾値到達予測時間が第一の設定時間を超過しない場合は、モニタリングスキャンを継続するように制御し、当該閾値到達予測時間が第一の設定時間を超過する場合は、モニタリングスキャンを休止するとともに、当該閾値到達予測時間から第二の設定時間を減じた時間が経過した時点で、休止したモニタリングスキャンを再開するように制御する。
【選択図】 図1−2

Description

この発明は、X線コンピュータ断層撮影装置および撮影方法に関する。
従来より、X線コンピュータ断層撮影装置(以下、X線CT装置、CT;Computed Tomography)による撮影において、造影剤を用いた撮影(造影剤撮影)が行なわれている。造影剤撮影とは、被検者に造影剤を投与した後に、当該被検者にX線を照射して患部を撮影するものであり、これによって得られたデータから再構成される断層画像においては、造影剤によって特定の組織(例えば、血管や消化管など)が強調されているため、精度の高い画像診断が可能となる。
ここで、X線CT装置による造影剤撮影では、被検者に投与した造影剤が撮影部位に流入した時点で、断層画像を撮影するためのスキャン(メインスキャン)を開始することが重要である。このため、メインスキャンの前に、予備のスキャン(モニタリングスキャン)を行なって造影剤の流入を検出することで、メインスキャンを自動的に開始する技術が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
具体的には、メインスキャンよりも低線量のX線を被検者に照射するモニタリングスキャンと、モニタリングスキャンによって得られるデータから断層画像を低解像度で再構成することを繰り返して行なう。そして、断層画像が再構成されるごとに、関心領域(ROI;Region of interest)における画素値(CT値)を抽出して造影剤濃度を判定し、関心領域におけるCT値が予め設定された閾値を超過した時点で、モニタリングスキャンを停止してメインスキャンを開始する技術である。なお、モニタリングスキャンには、関心領域内のCT値が閾値に達するまで連続してX線を照射してスキャンを行なう「連続スキャン」と、関心領域内のCT値が閾値に達するまで一定間隔でX線を照射してスキャンを行なう「間欠スキャン」とがある。
特開2003−245275号公報
ところで、上記した従来の技術は、「連続スキャン」においては、関心領域内のCT値が閾値に達するまでX線を照射し続けるため、低線量といえどもX線被爆量が多くなるという問題点があった。
また、一定間隔でX線を照射する「間欠スキャン」においては、「連続スキャン」と比較するとX線の被爆量が低減されるが、関心領域内のCT値が閾値に達するまで複数回にわたりX線を照射するので、低線量といえどもX線被爆量が多くなるという問題点があった。
そこで、この発明は、上述した従来技術の課題を解決するためになされたものであり、造影剤撮影において、モニタリングスキャンを実行する際のX線被爆量を低減することが可能になるX線コンピュータ断層撮影装置および撮影方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、予備撮影によって再構成される画像に基づいて被検者に投与した造影剤の関心領域における濃度である関心領域内造影剤濃度を監視し、前記関心領域内造影剤濃度が所定の閾値となった時点で本撮影を開始するX線コンピュータ断層撮影装置であって、所定の時間における前記予備撮影によって再構成される画像から、前記関心領域内造影剤濃度が前記所定の閾値に到達するまでの閾値到達予測時間を算出する閾値到達予測時間算出手段と、前記閾値到達予測時間算出手段によって算出された前記閾値到達予測時間に応じて前記予備撮影の継続、または、前記予備撮影の休止および再開のタイミングを決定する撮影制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項4記載の本発明は、所定の間隔ごとに実行される予備撮影によって再構成される画像に基づいて被検者に投与した造影剤の関心領域における濃度である関心領域内造影剤濃度を監視し、前記関心領域内造影剤濃度が所定の閾値となった時点で本撮影を開始するX線コンピュータ断層撮影装置であって、所定の回数における前記予備撮影によって再構成される画像から、前記関心領域内造影剤濃度が前記所定の閾値に到達するまでの閾値到達予測時間を算出する閾値到達予測時間算出手段と、前記閾値到達予測時間算出手段によって算出された前記閾値到達予測時間の大小に応じ、前記予備撮影の実行間隔の維持、または前記予備撮影の実行間隔の拡大を行なうように制御する撮影制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項7記載の本発明は、予備撮影によって再構成される画像に基づいて被検者に投与した造影剤の関心領域における濃度である関心領域内造影剤濃度を監視し、前記関心領域内造影剤濃度が所定の閾値となった時点で本撮影を開始する撮影方法であって、所定の時間における前記予備撮影によって再構成される画像から、前記関心領域内造影剤濃度が前記所定の閾値に到達するまでの閾値到達予測時間を算出する閾値到達予測時間算出ステップと、前記閾値到達予測時間算出ステップによって算出された前記閾値到達予測時間に応じて前記予備撮影の継続、または、前記予備撮影の休止および再開のタイミングを決定する撮影制御ステップと、を含んだことを特徴とする。
また、請求項8記載の本発明は、所定の間隔ごとに実行される予備撮影によって再構成される画像に基づいて被検者に投与した造影剤の関心領域における濃度である関心領域内造影剤濃度を監視し、前記関心領域内造影剤濃度が所定の閾値となった時点で本撮影を開始する撮影方法であって、所定の回数における前記予備撮影によって再構成される画像から、前記関心領域内造影剤濃度が前記所定の閾値に到達するまでの閾値到達予測時間を算出する閾値到達予測時間算出ステップと、前記閾値到達予測時間算出ステップによって算出された前記閾値到達予測時間の大小に応じ、前記予備撮影の実行間隔の維持、または前記予備撮影の実行間隔の拡大を行なうように制御する撮影制御ステップと、を含んだことを特徴とする。
請求項1または7記載の本発明によれば、造影剤撮影において、モニタリングスキャンを実行する際のX線被爆量を低減することが可能になる。
請求項4または8記載の本発明によれば、造影剤撮影における、特に、間欠スキャンによるモニタリングスキャン実行時のX線被爆量を低減することが可能になる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係るX線コンピュータ断層撮影装置および撮影方法の実施例を詳細に説明する。なお、以下では、X線コンピュータ断層撮影装置を、X線CT装置(CT;Computed Tomography)と省略して記述する。
[実施例1におけるX線CT装置の概要および特徴]
まず最初に、図1−1、図1−2および図2を用いて、実施例1におけるX線CT装置の主たる特徴を具体的に説明する。図1−1は、実施例1におけるX線CT装置の概要を説明するための図であり、図1−2および図2は、実施例1におけるX線CT装置の特徴を説明するための図である。
実施例1におけるX線CT装置は、予備撮影(以下、モニタリングスキャン)によって再構成される画像に基づいて被検者に投与した造影剤の関心領域(ROI;Region of interest)における濃度である関心領域内造影剤濃度を監視し、関心領域内造影剤濃度が所定の閾値となった時点で本撮影(以下、メインスキャン)を開始することを概要とする。
すなわち、実施例1におけるX線CT装置は、被検者に造影剤を投与した後に、当該被検者にX線を照射して患部を撮影する造影剤撮影において、モニタリングスキャンによって造影剤の流入を検出してメインスキャンを開始する。具体的には、実施例1におけるX線CT装置は、図1−1に示すように、モニタリングスキャンによって再構成されるモニタリングスキャン画像において、X線CT装置の操作者によって設定されたROI内のCT値(以下、ROI内CT値)を算出し、算出したROI内CT値(単位;Hounsfield Unit、HU)を、関心領域内造影剤濃度の指標とする。そして、実施例1におけるX線CT装置は、例えば、図1−1に示すように、ROI内CT値が、予め設定された閾値である「180HU」に到達した時点(モニタリングスキャンを開始して24秒が経過した時点)で、ROI内に造影剤が十分量流入したと判定して、メインスキャンを開始する。
なお、ROI内CT値としては、例えば、モニタリングスキャン画像に設定されたROIを構成するすべての画素におけるCT値の平均値などが用いられる。また、モニタリングスキャンを開始するタイミングは、造影剤を投与した後に、X線CT装置の操作者によって指示されるものとする。また、モニタリングスキャンにおいては、メインスキャンよりも低線量のX線が被検者に照射され、モニタリングスキャンによって得られるデータから再構成される断層画像の解像度は、メインスキャンによって得られるデータから再構成される断層画像の解像度より低解像度である。また、本実施例では、連続してX線を照射してスキャンを行なう「連続スキャン」によってモニタリングスキャンを行なう場合について説明する。
ここで、本発明は、造影剤撮影におけるモニタリングスキャン実行時のX線被爆量を低減することが可能になることに主たる特徴がある。この主たる特徴について簡単に説明すると、実施例1におけるX線CT装置は、所定の時間におけるモニタリングスキャンによって再構成されるモニタリングスキャン画像から、ROI内CT値が予め設定された閾値に到達するまでの閾値到達予測時間を算出する。
すなわち、実施例1におけるX線CT装置は、X線CT装置の操作者によって予め設定された「予測用スキャン時間:4秒間」に従って、モニタリングスキャン開始から4秒間が経過するまで、閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンを実行する(図1−2の(1)参照)。そして、4秒間の閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンによって再構成されたモニタリングスキャン画像を用いて算出されたROI内CT値の経時的変化から、統計処理方法(例えば、最小2乗法など)により、「閾値:180HU」に到達するまでの閾値到達予測時間を算出する。例えば、実施例1におけるX線CT装置は、閾値到達予測時間が、閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンを開始してから「24秒」後の時点までの「24秒間」であると算出する(図1−2の(2)参照)。
そして、実施例1におけるX線CT装置は、算出された閾値到達予測時間の大小に応じてモニタリングスキャンの継続、または、モニタリングスキャンの休止および再開を行なうように制御する。具体的には、算出された閾値到達予測時間と、第一設定時間とを比較し、当該閾値到達予測時間が第一設定時間を超過しない場合は、モニタリングスキャンを継続するように制御する。例えば、算出された閾値到達予測時間が、X線CT装置の操作者によって予め設定された「第一設定時間:16秒間」を超過しない場合は、実施例1におけるX線CT装置は、モニタリングスキャンを継続し、ROI内CT値が「閾値:180HU」に達した時点でモニタリングスキャンを停止して、メインスキャンを開始する。
一方、実施例1におけるX線CT装置は、算出された閾値到達予測時間が第一設定時間を超過する場合は、モニタリングスキャンを休止するとともに、当該閾値到達予測時間から第二設定時間を減じた時間が経過した時点で、休止したモニタリングスキャンを再開するように制御する。例えば、閾値到達予測時間が「24秒間」と算出された場合、「第一設定時間:16秒間」を超過しているので、モニタリングスキャンを休止する(図1−2の(3)参照)。そして、閾値到達予測時間「24秒間」から、X線CT装置の操作者によって予め設定された「第二設定時間:5秒間」を減じた時間が経過した時点で、すなわち、閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンを開始してから「19秒間」が経過した時点で、モニタリングスキャンを再開する(図1−2の(4)参照)。
そして、実施例1におけるX線CT装置は、再開したモニタリングスキャンによって再構成されるモニタリングスキャン画像から算出されたROI内CT値が、閾値より小さい値として設定された第二閾値に達していない場合は、閾値到達予測時間を再度算出する。具体的には、図2に示すように、「19秒間」が経過した時点において、再開したモニタリングスキャンから再構成されるモニタリングスキャン画像からROI内CT値を算出する。
ここで、実施例1におけるX線CT装置は、算出したROI内CT値が、X線CT装置の操作者によって予め設定された「第二閾値:140HU」に達している場合は、モニタリングスキャンを継続し、ROI内CT値が「閾値:180HU」に達した時点でモニタリングスキャンを停止して、メインスキャンを開始する。
一方、実施例1におけるX線CT装置は、再開したモニタリングスキャンによって再構成されるモニタリングスキャン画像から算出されたROI内CT値が、「第二閾値:140HU」に達していない場合は(図2の(1)参照)、閾値到達予測時間を再度算出する。具体的には、X線CT装置の操作者によって予め設定された「予測用スキャン時間:4秒間」に従って、モニタリングスキャン再開から4秒が経過した時点まで閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンを実行し(図2の(2)参照)、モニタリングスキャンを再開してから「閾値:180HU」に到達するまでに「t0」秒間要すると予測して算出する(図2の(3)参照)。
そして、実施例1におけるX線CT装置は、再度算出された閾値到達予測時間と第一設定時間とを比較し、モニタリングスキャンの継続、または、モニタリングスキャンの休止および再開を行なうように制御する。具体的には、「閾値到達予測時間:t0」が、「第一設定時間:16秒間」を超過しない場合は、モニタリングスキャンを継続し(図2の(4−1)参照)、ROI内CT値が「閾値:180HU」に達した時点でモニタリングスキャンを停止して、メインスキャンを開始する。
一方、実施例1におけるX線CT装置は、「閾値到達予測時間:t0」が、「第一設定時間:16秒間」を超過する場合は、モニタリングスキャンを休止し、「閾値到達予測時間:t0」から「第二設定時間:5秒間」を減じた時間が経過した時点で、すなわち、モニタリングスキャンを一回目に再開してから「t0−5秒間」が経過した時点で、二回目のモニタリングスキャンを再開する(図2の(4−2)参照)。
このようなことから、実施例1におけるX線CT装置は、閾値到達予測時間の大小に応じてX線照射の継続、または休止および再開を行なうことができ、上記した主たる特徴のごとく、造影剤撮影におけるモニタリングスキャン実行時のX線被爆量を低減することが可能になる。
なお、本実施例では、連続スキャンによるモニタリングスキャンを実行する際に、X線被爆量を低減する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、一定間隔でX線を照射する間欠スキャンによるモニタリングスキャンを実行する際にも、同様の処理を行なうことによりX線被爆量を低減することができる。
[実施例1におけるX線CT装置の構成]
次に、図3および図4を用いて、実施例1におけるX線CT装置を説明する。図3は、実施例1におけるX線CT装置の構成を示すブロック図であり、図4は、実施例1における設定値記憶部を説明するための図である。
図3に示すように、実施例1におけるX線CT装置は、スキャンガントリ1とコンピュータ装置2とから構成される。スキャンガントリ1は、X線を被検者に照射し、当該被検者を透過したX線の投影データを収集する。コンピュータ装置2は、スキャンガントリ1で収集された投影データを用いて、CT画像の再構成処理やモニタリングスキャンおよびメインスキャンの制御処理などを行なう。
スキャンガントリ1は、寝台10、X線管装置11、X線検出部12、架台回転駆動部13、高電圧発生部14、寝台駆動部15、データ収集部16から構成される。
X線管装置11は、X線管111およびX線フィルタ112を備える。X線管111は、高電圧発生部14から供給される電力を用いて、X線検出部12に対してX線を照射し、X線フィルタ112は、被検者の被爆量低減のために、X線の低エネルギー成分を除去する。
高電圧発生部14は、後述するスキャン制御部21の指示により、X線管111に供給する電力を調整することにより、X線管111より照射されるX線量の調整やX線照射のON/OFFの制御を行なう。なお、高電圧発生部14は、高電圧変圧器、フィラメント電流発生器および整流器を備え、さらに、管電圧およびフィラメント電流を任意に、または段階的に調整するための管電圧切換器およびフィラメント電流切換器を備える。
X線検出部12は、X線管装置11から照射され、被検者を透過したX線を検出する。具体的には、X線検出部12は、複数のX線検出素子列を回転軸RAに沿った方向に配列して構成され、入射するX線を検出して、検出したX線の強度に応じた電気信号を出力する。
ここで、X線管装置11とX線検出部12とは、図3には示さない円環状の回転架台に対向する形で搭載されており、回転架台は、架台回転駆動部13により駆動し回転する。これにより、X線管装置11とX線検出部12とは、回転軸RAの周りを回転する。なお、スキャンガントリ1は、X線管装置11とX線検出部12とが回転する回転軌道の内側に、撮影口となる空洞を有する。
寝台10の上に配置される天板101は、被検者を載せるベッドであり、寝台10は、寝台駆動部15により駆動され、天板101をその長手方向(図3における左右方向)に移動する。一般的に、寝台10は、天板101の移動する長手方向が回転軸RAと平行になるように設置され、被検者は、当該被検者の体軸が回転軸RAに沿うように天板101に載せられ、天板101の移動にともない、スキャンガントリ1の撮影口に挿入される。
データ収集部16は、X線検出部12が出力したX線の強度に応じた電気信号を収集し、コンピュータ装置2に送信する。
コンピュータ装置2は、スキャン制御部21と、設定値記憶部22と、前処理部23と、画像再構成部24と、表示部25と、入力部26とを備え、これらは、バス27を介して互いに接続される。
前処理部23は、スキャンガントリ1から送信されたデータを受信して画像再構成部24に供給する。画像再構成部24は、前処理部23から供給されたデータを処理することにより、被検者にX線が照射された断面の断層画像を再構成する。画像再構成部24によって再構成された断層画像は、バス27を介して表示部25が有するモニタに表示され、また、バス27を介してスキャン制御部21に供給される。
入力部26は、X線CT装置の操作者からモニタリングスキャンの条件やメインスキャンの条件などを受け付けて入力し、特に本発明に密接に関連するものとしては、「閾値」や、「第二閾値」や、「予測スキャン時間」や、「第一設定時間」や、「第二設定時間」や、モニタリングスキャン画像における「ROI」などを、X線CT装置の操作者から受け付けて入力する。
設定値記憶部22は、入力部26がX線CT装置の操作者から受け付けた各種設定値を記憶する。例えば、図4に示すように、「閾値」を「180HU」と記憶し、「第二閾値」を「140HU」と記憶し、「予測用スキャン時間」を「4秒間」と記憶し、「第一設定時間」を「16秒間」と記憶し、「第二設定時間」を「5秒間」と記憶する。なお、これら各種設定値については、後に詳述する。
スキャン制御部21は、造影剤撮影におけるモニタリングスキャンおよびメインスキャンを制御し、図3に示すように、閾値到達予測時間算出部211と、モニタリングスキャン制御部212と、メインスキャン制御部213とを備える。
閾値到達予測時間算出部211は、画像再構成部24が再構成したモニタリングスキャン画像のROI内CT値から閾値到達予測時間を算出する。なお、画像再構成部24は、後述するモニタリングスキャン制御部212によって実行される閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンによって収集されたデータを用いてモニタリングスキャン画像を再構成する。
すなわち、閾値到達予測時間算出部211は、後述するモニタリングスキャン制御部212によって開始された連続スキャンによるモニタリングスキャンにおいて、設定値記憶部22が記憶する「予測用スキャン時間」が経過した時点までに収集されたデータを用いて画像再構成部24が随時再構成したモニタリングスキャン画像それぞれから、ROI内CT値を算出する。そして、閾値到達予測時間算出部211は、「予測用スキャン時間」において算出されたROI内CT値の経時的変化から、設定値記憶部22が記憶する「閾値」に到達するまでの閾値到達予測時間を算出する。
例えば、閾値到達予測時間算出部211は、設定値記憶部22が記憶する「予測用スキャン時間:4秒間」が経過する時点までに再構成されたモニタリングスキャン画像を用いて算出されたROI内CT値の経時的変化から、統計処理方法(例えば、最小2乗法など)により、設定値記憶部22が記憶する「閾値:180HU」に到達するまでの閾値到達予測時間を「24秒間」であると算出する(図1−2の(2)参照)。
また、閾値到達予測時間算出部211は、後述するモニタリングスキャン制御部212によって再開された時点のモニタリングスキャンによって収集されたデータを用いて画像再構成部24が再構成したモニタリングスキャン画像から、ROI内CT値を算出する。
ここで、閾値到達予測時間算出部211は、算出されたROI内CT値が、設定値記憶部22が記憶する「第二閾値:140HU」に達していない場合は、後述するモニタリングスキャン制御部212に、再度閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンを「4秒間」実行するように指示する。そして、閾値到達予測時間算出部211は、再度実行された閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンから、閾値到達予測時間を算出する。例えば、モニタリングスキャンを再開してから「閾値:180HU」に到達するまでに「t0」秒間要すると予測して算出する(図2の(3)参照)。
モニタリングスキャン制御部212は、入力部26がX線CT装置の操作者からモニタリングスキャン開始指示を受け付けると、モニタリングスキャンを開始するように制御する。その際、モニタリングスキャン制御部212は、設定値記憶部22が記憶する「予測用スキャン時間」において閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンを実行するように制御する。
また、モニタリングスキャン制御部212は、閾値到達予測時間算出部211によって算出された閾値到達予測時間が、設定値記憶部22が記憶する「第一設定時間:16秒間」を超過しない場合は、モニタリングスキャンを継続し、ROI内CT値が「閾値:180HU」に達した時点でモニタリングスキャンを停止する。一方、モニタリングスキャン制御部212は、閾値到達予測時間算出部211によって算出された閾値到達予測時間が、設定値記憶部22が記憶する「第一設定時間:16秒間」を超過する場合は、モニタリングスキャンを休止するとともに、当該閾値到達予測時間から設定値記憶部22が記憶する「第二設定時間:5秒間」を減じた時間が経過した時点で、休止したモニタリングスキャンを再開するように制御する(図1−2の(3)および図1−2の(4)参照)。
また、モニタリングスキャン制御部212は、閾値到達予測時間算出部211からの指示により、閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンを再実行する。すなわち、再開したモニタリングスキャンによって再構成されたモニタリングスキャン画像から算出されたROI内CT値が、設定値記憶部22が記憶する「第二閾値:140HU」に達していない場合は、閾値到達予測時間算出部211からの指示に基づいて、モニタリングスキャン制御部212は、再度閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンを「4秒間」実行する。
ここで、モニタリングスキャン制御部212は、再実行された閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンから、閾値到達予測時間算出部211が算出した「閾値到達予測時間:t0」が、「第一設定時間:16秒間」を超過しない場合は、モニタリングスキャンを継続し(図2の(4−1)参照)、ROI内CT値が「閾値:180HU」に達した時点でモニタリングスキャンを停止する。一方、モニタリングスキャン制御部212は、再実行された閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンから、閾値到達予測時間算出部211が算出した「閾値到達予測時間:t0」が、「第一設定時間:16秒間」を超過する場合は、モニタリングスキャンを休止し、「閾値到達予測時間:t0」から「第二設定時間:5秒間」を減じた時間が経過した時点で、すなわち、モニタリングスキャンを一回目に再開してから「t0−5秒間」が経過した時点で、二回目のモニタリングスキャンを再開する(図2の(4−2)参照)。
メインスキャン制御部213は、モニタリングスキャン制御部212によってモニタリングスキャンが停止された時点で、メインスキャンを開始し、X線CT装置の操作者が入力部26を介して入力したメインスキャン終了条件(スキャン継続時間、回転架台の回転回数、造影剤濃度下限閾値など)が満了した時点で、メインスキャンを終了する。
[実施例1におけるX線CT装置による処理の手順]
次に、図5を用いて、実施例1におけるX線CT装置による処理を説明する。図5は、実施例1におけるX線CT装置の処理を説明するための図である。
まず、実施例1におけるX線CT装置は、モニタリングスキャン制御部212によって連続スキャンモードのモニタリングスキャンが開始されると(ステップS501肯定)、閾値到達予測時間算出部211は、予測用スキャン時間におけるROI内CT値から閾値到達予測時間(t0)を算出する(ステップS502)。
すなわち、閾値到達予測時間算出部211は、設定値記憶部22が記憶する「予測用スキャン時間」が経過した時点までに収集されたデータを用いて画像再構成部24が随時再構成したモニタリングスキャン画像それぞれから、ROI内CT値を算出する。そして、閾値到達予測時間算出部211は、「予測用スキャン時間」において算出されたROI内CT値の経時的変化から、設定値記憶部22が記憶する「閾値」に到達するまでの閾値到達予測時間(t0)を算出する。
そして、モニタリングスキャン制御部212は、閾値到達予測時間算出部211によって算出された閾値到達予測時間(t0)が、設定値記憶部22が記憶する第一設定時間(t1)を超過しない場合は(ステップS503否定)、モニタリングスキャンを継続し(ステップS504)、設定値記憶部22が記憶する「閾値」に到達した場合に(ステップS508肯定)、モニタリングスキャン制御部212は、モニタリングスキャンを停止し、メインスキャン制御部213は、メインスキャンを開始する(ステップS509)。
そののち、メインスキャン制御部213は、メインスキャン終了条件が満了すると(ステップS510肯定)、処理を終了する。なお、メインスキャン制御部213によって実行されたメインスキャンのデータは、画像再構成部24によって断層画像として再構成され、再構成された断層画像は、表示部25において表示される。
これに反して、モニタリングスキャン制御部212は、閾値到達予測時間算出部211によって算出された閾値到達予測時間(t0)が、設定値記憶部22が記憶する第一設定時間(t1)を超過する場合は(ステップS503肯定)、モニタリングスキャンを休止する(ステップS505)。
そして、モニタリングスキャン制御部212は、再開時間(t0−t2)が経過した時点で、モニタリングスキャンを再開する(ステップS506)。すなわち、モニタリングスキャン制御部212は、閾値到達予測時間算出部211によって算出された閾値到達予測時間(t0)から設定値記憶部22が記憶する第二設定時間(t2)を減じた時間が経過した時点で、休止したモニタリングスキャンを再開するように制御する。
そして、閾値到達予測時間算出部211は、モニタリングスキャン制御部212によって再開された時点のモニタリングスキャンから再構成されたモニタリングスキャン画像を用いてROI内CT値を算出し、このROI内CT値が第二閾値に到達しているか否かを判定する(ステップS507)。
ここで、閾値到達予測時間算出部211は、ROI内CT値が第二閾値に到達していない場合は(ステップS507否定)、モニタリングスキャン制御部212に、再度閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンを実行するように指示し、ステップS502に戻って、閾値到達予測時間(t0)を再度算出する。
これに反して、閾値到達予測時間算出部211は、ROI内CT値が第二閾値に到達している場合は(ステップS507肯定)、モニタリングスキャンを継続し(ステップS504)、これ以降は、上記したステップS508〜ステップS510の処理を実行して、処理を終了する。
[実施例1の効果]
上記したように、実施例1によれば、閾値到達予測時間の大小に応じてX線照射の継続、または休止および再開を行なうことができ、造影剤撮影におけるモニタリングスキャン実行時のX線被爆量を低減することが可能になる。
また、第一設定時間および第二設定時間を用いることで、閾値到達予測時間の大小に応じてX線照射の休止時間を最大限に設定することができ、造影剤撮影におけるモニタリングスキャン実行時のX線被爆量をより低減することが可能になる。さらに、X線照射の休止中に関心領域内の造影剤濃度が閾値に到達することを回避して、メインスキャンを最適な時点で開始することが可能になる。
また、再開時のROI内CT値が閾値に達しておらず、かつ閾値に達するまでさらに時間がかかると予測される場合にも、再度X線照射の休止を行なうことができ、造影剤撮影において、モニタリングスキャンを実行する際のX線被爆量をさらに低減することが可能になる。
上述した実施例1では、モニタリングスキャンが連続スキャンによって実行される場合について説明したが、実施例2では、モニタリングスキャンが間欠スキャンによって実行される場合について説明する。
[実施例2におけるX線CT装置の概要および特徴]
まず最初に、図6−1、図6−2を用いて、実施例2におけるX線CT装置の主たる特徴を具体的に説明する。図6−1および図6−2は、実施例2におけるX線CT装置の特徴を説明するための図である。
実施例2におけるX線CT装置は、実施例1と同様に、モニタリングスキャンによって再構成されるモニタリングスキャン画像から算出されるROI内CT値に基づいて被検者に投与したROIにおける造影剤濃度を監視し、ROI内CT値が設定された閾値となった時点でメインスキャン)を開始するが、モニタリングスキャンを所定の一定間隔でX線を照射する間欠スキャンによって実行する点が異なる。
すなわち、実施例2におけるX線CT装置は、造影剤撮影における、特に、間欠スキャンによるモニタリングスキャン実行時のX線被爆量を低減することが可能になることに主たる特徴がある。この主たる特徴について簡単に説明すると、実施例2におけるX線CT装置は、所定の回数におけるモニタリングスキャンによって再構成されるモニタリングスキャン画像から、ROI内CT値が予め設定された閾値に到達するまでの閾値到達予測時間を算出する。
すなわち、実施例1におけるX線CT装置は、X線CT装置の操作者によって予め設定された「予測用スキャン回数:5回/1秒」に従って、モニタリングスキャン開始から4秒間が経過するまでに1秒間隔で、5回の間欠スキャンによる閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンを実行する(図6−1の(1)参照)。そして、5回の閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンによって再構成されたモニタリングスキャン画像を用いて算出されたROI内CT値の経時的変化から、「閾値:180HU」に到達するまでの閾値到達予測時間を算出する。例えば、実施例2におけるX線CT装置は、閾値到達予測時間が、閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンを開始してから「24秒」後の時点までの「24秒間」であると算出する(図6−1の(2)参照)。
そして、実施例2におけるX線CT装置は、算出された閾値到達予測時間の大小に応じ、モニタリングスキャンの実行間隔の維持、またはモニタリングスキャンの実行間隔の拡大を行なうように制御する。具体的には、算出された閾値到達予測時間と、第一設定時間とを比較し、当該閾値到達予測時間が第一設定時間を超過しない場合は、モニタリングスキャンの実行間隔を維持するように制御する。例えば、算出された閾値到達予測時間が、X線CT装置の操作者によって予め設定された「第一設定時間:16秒間」を超過しない場合は、実施例2におけるX線CT装置は、モニタリングスキャンの実行間隔(1秒間隔)を維持してモニタリングスキャンを継続し、ROI内CT値が「閾値:180HU」に達した時点でモニタリングスキャンを停止して、メインスキャンを開始する。
一方、実施例2におけるX線CT装置は、算出された閾値到達予測時間が第一設定時間を超過する場合は、当該閾値到達予測時間から第二設定時間を減じた時間が経過した時点において、モニタリングスキャンが実行されるように、モニタリングスキャンの実行間隔を広げるように変更して制御する。例えば、閾値到達予測時間が「24秒間」と算出された場合、「第一設定時間:16秒間」を超過しているので、「閾値到達予測時間:24秒間」から、X線CT装置の操作者によって予め設定された「第二設定時間:5秒間」を減じた時間が経過した時点で、すなわち、閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンを開始してから「19秒間」が経過した時点で、モニタリングスキャンが実行されるように、モニタリングスキャンの実行間隔を、1秒間隔から3秒間隔に変更するように制御する(図6−1の(3)参照)。
そして、実施例2におけるX線CT装置は、閾値到達予測時間から第二設定時間を減じた時間が経過した時点のモニタリングスキャンによって再構成されるモニタリングスキャン画像から算出されたROI内CT値が、第二閾値に達していない場合は、閾値到達予測時間を再度算出する。具体的には、図6−2に示すように、「19秒間」が経過した時点において実行されたモニタリングスキャンから再構成されるモニタリングスキャン画像からROI内CT値を算出する。
ここで、実施例2におけるX線CT装置は、算出したROI内CT値が、X線CT装置の操作者によって予め設定された「第二閾値:140HU」に達している場合は、モニタリングスキャンを、例えば、3秒間隔で継続し、ROI内CT値が「閾値:180HU」に達した時点でモニタリングスキャンを停止して、メインスキャンを開始する。なお、実施例2におけるX線CT装置は、算出したROI内CT値が、第二閾値に達している場合に、モニタリングスキャンの実行間隔を、再度初期の実行間隔である1秒間隔で実行する場合であってもよい。
一方、実施例2におけるX線CT装置は、算出したROI内CT値が、X線CT装置の操作者によって予め設定された「第二閾値:140HU」に達していない場合は(図6−2の(1)参照)、閾値到達予測時間を再度算出する。具体的には、「予測用スキャン回数:5回/1秒」に従って、モニタリングスキャン開始から19秒間が経過した時点から23秒間が経過するまでに1秒間隔で、5回の間欠スキャンによる閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンを実行する(図6−2の(2)参照)。そして、モニタリングスキャン開始から19秒間が経過した時点から「閾値:180HU」に到達するまでに「t0」秒間要すると予測して算出する(図6−2の(3)参照)。
そして、実施例1におけるX線CT装置は、再度算出された閾値到達予測時間と第一設定時間とを比較し、モニタリングスキャンの実行間隔の維持、またはモニタリングスキャンの実行間隔の拡大を行なうように制御する。具体的には、「閾値到達予測時間:t0」が、「第一設定時間:16秒間」を超過しない場合は、モニタリングスキャンの実行間隔を3秒間隔で維持し(図6−2の(4−1)参照)、ROI内CT値が「閾値:180HU」に達した時点でモニタリングスキャンを停止して、メインスキャンを開始する。
一方、実施例2におけるX線CT装置は、「閾値到達予測時間:t0」が、「第一設定時間:16秒間」を超過する場合は、閾値到達予測時間から第二設定時間を減じた時間が経過した時点(「t0―5」秒間が経過した時点)において、すなわち、モニタリングスキャン実行開始から「19+t0―5」秒が経過した時点で、モニタリングスキャンが実行されるように、モニタリングスキャンの実行間隔を広げるように変更して制御する(図6−2の(4−2)参照)。
このようなことから、実施例2におけるX線CT装置は、閾値到達予測時間の大小に応じてX線照射の間隔の維持、またはX線照射の間隔を広げることができ、造影剤撮影における、特に、間欠スキャンによるモニタリングスキャン実行時のX線被爆量を低減することが可能になる。
[実施例2におけるX線CT装置の構成]
次に、図3および図7を用いて、実施例2におけるX線CT装置を説明する。図3は、実施例1におけるX線CT装置の構成を示すブロック図であり、図7は、実施例2における設定値記憶部を説明するための図である。
図3に示すように、実施例2におけるX線CT装置は、実施例1におけるX線CT装置と同様に構成されるが、スキャン制御部21の処理の内容と、設定値記憶部22の記憶する内容とが、実施例1の場合と異なる。以下、これらを中心に説明する。
設定値記憶部22は、入力部26がX線CT装置の操作者から受け付けた間欠スキャンによるモニタリングスキャンにおける各種設定値を記憶する。例えば、図7に示すように、「閾値」を180HU」と記憶し、「第二閾値」を「140HU」と記憶し、「予測用スキャン回数」を「5回/1秒」と記憶し、「第一設定時間」を「16秒間」と記憶し、「第二設定時間」を「5秒間」と記憶する。
スキャン制御部21は、造影剤撮影における間欠スキャンによるモニタリングスキャンおよびメインスキャンを制御し、図3に示すように、閾値到達予測時間算出部211と、モニタリングスキャン制御部212と、メインスキャン制御部213とを備える。
閾値到達予測時間算出部211は、モニタリングスキャン制御部212によって実行される閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンによって収集されたデータを用いて画像再構成部24が再構成したモニタリングスキャン画像のROI内CT値から閾値到達予測時間を算出する。
すなわち、閾値到達予測時間算出部211は、モニタリングスキャン制御部212によって開始された間欠スキャンによるモニタリングスキャンにおいて、設定値記憶部22が記憶する「予測用スキャン回数」における閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンによって再構成されるモニタリングスキャン画像から、ROI内CT値が予め設定された閾値に到達するまでの閾値到達予測時間を算出する。
例えば、閾値到達予測時間算出部211は、モニタリングスキャン制御部212が、設定値記憶部22が記憶する「予測用スキャン回数:5回/1秒」に従って実行した5回の間欠スキャンによる閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャン(図6−1の(1)参照)によって収集されたデータを用いて画像再構成部24が随時再構成したモニタリングスキャン画像それぞれから、ROI内CT値を算出する。そして、閾値到達予測時間算出部211は、5回の閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンにおいて算出されたROI内CT値の経時的変化から、設定値記憶部22が記憶する「閾値180HU」に到達するまでの閾値到達予測時間を、閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンを開始してから「24秒」後の時点までの「24秒間」であると算出する(図6−1の(2)参照)。
また、閾値到達予測時間算出部211は、モニタリングスキャン制御部212によって実行された「閾値到達予測時間から設定値記憶部22が記憶する第二設定時間を減じた時間が経過した時点のモニタリングスキャン」によって収集されたデータを用いて画像再構成部24が再構成したモニタリングスキャン画像から、ROI内CT値を算出する。
ここで、閾値到達予測時間算出部211は、算出されたROI内CT値が、設定値記憶部22が記憶する「第二閾値:140HU」に達していない場合は(図6−2の(1)参照)、モニタリングスキャン制御部212に、再度閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンを「1秒間で5回」実行するように指示する。そして、閾値到達予測時間算出部211は、閾値到達予測時間から設定値記憶部22が記憶する第二設定時間を減じた時間が経過した時点から、閾値到達予測時間を算出する。例えば、モニタリングスキャンを再開してから「閾値:180HU」に到達するまでに「t0」秒間要すると予測して算出する(図6−2の(3)参照)。
モニタリングスキャン制御部212は、入力部26がX線CT装置の操作者からモニタリングスキャン開始指示および初期実行間隔(例えば、1秒)を受け付けると、間欠スキャンによるモニタリングスキャンを開始するように制御する。その際、モニタリングスキャン制御部212は、設定値記憶部22が記憶する「予測用スキャン回数」の閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンを実行するように制御する。
また、モニタリングスキャン制御部212は、閾値到達予測時間算出部211によって算出された閾値到達予測時間が、設定値記憶部22が記憶する「第一設定時間:16秒間」を超過しない場合は、モニタリングスキャンの実行間隔を維持して継続し、ROI内CT値が「閾値:180HU」に達した時点でモニタリングスキャンを停止する。一方、モニタリングスキャン制御部212は、閾値到達予測時間算出部211によって算出された閾値到達予測時間が、設定値記憶部22が記憶する「第一設定時間:16秒間」を超過する場合は、当該閾値到達予測時間から設定値記憶部22が記憶する「第二設定時間:5秒間」を減じた時間が経過した時点でモニタリングスキャンが実行されるように、モニタリングスキャンの実行間隔を広げるように変更して制御する(図6−1の(3)参照)。
また、モニタリングスキャン制御部212は、閾値到達予測時間算出部211からの指示により、閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンを再実行する。すなわち、「閾値到達予測時間から設定値記憶部22が記憶する第二設定時間を減じた時間が経過した時点のモニタリングスキャン」によって再構成されたモニタリングスキャン画像から算出されたROI内CT値が、設定値記憶部22が記憶する「第二閾値:140HU」に達していない場合は、閾値到達予測時間算出部211からの指示に基づいて、モニタリングスキャン制御部212は、再度閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンを「4秒間」実行する。
ここで、モニタリングスキャン制御部212は、再実行された閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンから、閾値到達予測時間算出部211が算出した「閾値到達予測時間:t0」が、「第一設定時間:16秒間」を超過しない場合は、モニタリングスキャンの実行間隔を維持して継続し(図6−2の(4−1)参照)、ROI内CT値が「閾値:180HU」に達した時点でモニタリングスキャンを停止する。一方、モニタリングスキャン制御部212は、再実行された閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンから、閾値到達予測時間算出部211が算出した「閾値到達予測時間:t0」が、「第一設定時間:16秒間」を超過する場合は、閾値到達予測時間から第二設定時間を減じた時間が経過した時点(「t0―5」秒間が経過した時点)において、すなわち、モニタリングスキャン実行開始から「19+t0―5」秒が経過した時点で、モニタリングスキャンが実行されるように、モニタリングスキャンの実行間隔を広げるように変更して制御する(図6−2の(4−2)参照)。
[実施例2におけるX線CT装置による処理の手順]
次に、図8を用いて、実施例2におけるX線CT装置による処理を説明する。図8は、実施例2におけるX線CT装置の処理を説明するための図である。
まず、実施例2におけるX線CT装置は、モニタリングスキャン制御部212によって間欠スキャンモードのモニタリングスキャンが開始されると(ステップS801肯定)、閾値到達予測時間算出部211は、予測用スキャン回数分のROI内CT値から閾値到達予測時間(t0)を算出する(ステップS802)。
そして、モニタリングスキャン制御部212は、閾値到達予測時間算出部211によって算出された閾値到達予測時間(t0)が、設定値記憶部22が記憶する第一設定時間(t1)を超過しない場合は(ステップS803否定)、モニタリングスキャンの実行間隔を維持して継続し(ステップS804)、設定値記憶部22が記憶する「閾値」に到達した場合に(ステップS807肯定)、モニタリングスキャン制御部212は、モニタリングスキャンを停止し、メインスキャン制御部213は、メインスキャンを開始する(ステップS808)。
そののち、メインスキャン制御部213は、メインスキャン終了条件が満了すると(ステップS809肯定)、処理を終了する。なお、メインスキャン制御部213によって実行されたメインスキャンのデータは、画像再構成部24によって断層画像として再構成され、再構成された断層画像は、表示部25において表示される。
これに反して、モニタリングスキャン制御部212は、閾値到達予測時間算出部211によって算出された閾値到達予測時間(t0)が、設定値記憶部22が記憶する第一設定時間(t1)を超過する場合は(ステップS803肯定)、実行間隔を広げてモニタリングスキャンを継続する(ステップS805)。すなわち、閾値到達予測時間算出部211によって算出された閾値到達予測時間(t0)が、設定値記憶部22が記憶する第一設定時間(t1)を超過する場合は、当該閾値到達予測時間から設定値記憶部22が記憶する第二設定時間(t2)を減じた時間が経過した時点でモニタリングスキャンが実行されるように、モニタリングスキャンの実行間隔を広げるように変更して制御する(図6−1の(3)参照)。
そして、閾値到達予測時間算出部211は、モニタリングスキャン制御部212が「t0−t2」が経過した時点に実行したモニタリングスキャンに基づいて、ROI内CT値を算出し、このROI内CT値が第二閾値に到達しているか否かを判定する(ステップS806)。
ここで、閾値到達予測時間算出部211は、ROI内CT値が第二閾値に到達していない場合は(ステップS806否定)、モニタリングスキャン制御部212に、再度閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンを実行するように指示し、ステップS802に戻って、閾値到達予測時間(t0)を再度算出する。
これに反して、閾値到達予測時間算出部211は、ROI内CT値が第二閾値に到達している場合は(ステップS806肯定)、モニタリングスキャンの実行間隔を維持して継続し(ステップS804)、これ以降は、上記したステップS807〜ステップS809の処理を実行して、処理を終了する。
[実施例2の効果]
上記したように、実施例2によれば、閾値到達予測時間の大小に応じてX線照射の間隔の維持、またはX線照射の間隔を広げることができ、造影剤撮影における、特に、間欠スキャンによるモニタリングスキャン実行時のX線被爆量を低減することが可能になる。
また、第一設定時間および第二設定時間を用いることで、閾値到達予測時間の大小に応じてX線照射の間隔を最大限に広げるように設定することができ、造影剤撮影における、特に、間欠スキャンによるモニタリングスキャン実行時のX線被爆量を低減することが可能になる。また、間欠スキャンによるモニタリングスキャンにおいて、X線照射の休止中に関心領域内の造影剤濃度が閾値に到達することを回避して、メインスキャンを最適な時点で開始することが可能になる。
また、閾値に達するまでさらに時間がかかると予想される場合にも、再度X線照射の間隔を広げることができ、造影剤撮影における、特に、間欠スキャンによるモニタリングスキャン実行時のX線被爆量をさらに低減することが可能になる。
なお、上記の実施例1〜2では、第二設定時間が予め固定値として設定される場合を説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンによって算出されたROI内CT値の経時的変化の様相や、閾値到達予測時間に応じて、第二設定時間を設定する場合であってもよい。例えば、ROI内CT値から最小2乗法により近似された直線の傾き(HU/秒)から、「閾値:180HU」の90%にあたる値(162HU)に到達する時間(t3)を算出し、閾値到達予測時間(t0)から「t3」を減じた値(t0−t3)を第二設定時間(t2)として用いる場合であってもよい。
また、上記の実施例1〜2では、第一設定時間および第二設定時間を用いてX線照射の休止、または、X線照射間隔の拡大を行なう場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、閾値到達予測時間算出用モニタリングスキャンによって算出された閾値到達予測時間が第一設定時間を超過する場合は、予め設定した期間においてX線照射の休止を行なう、または、予め設定した間隔に変更してX線照射間隔の拡大を行なうといった、より簡易な制御処理を実行する場合であってもよい。
以上のように、本発明に係るX線コンピュータ断層撮影装置および撮影方法は、関心領域における造影剤の流入をモニタリングスキャンによって検出してメインスキャンを開始する場合に有用であり、特に、モニタリングスキャン実行時のX線被爆量をさらに低減することに適する。
実施例1におけるX線CT装置の概要を説明するための図である。 実施例1におけるX線CT装置の特徴を説明するための図である。 実施例1におけるX線CT装置の特徴を説明するための図である。 実施例1におけるX線CT装置の構成を示すブロック図である。 実施例1における設定値記憶部を説明するための図である。 実施例1におけるX線CT装置の処理を説明するための図である。 実施例2におけるX線CT装置の特徴を説明するための図である。 実施例2におけるX線CT装置の特徴を説明するための図である。 実施例2における設定値記憶部を説明するための図である。 実施例2におけるX線CT装置の処理を説明するための図である。
符号の説明
1 スキャンガントリ
11 X線管装置
111 X線管
112 X線フィルタ
12 X線検出部
13 架台回転駆動部
14 高電圧発生部
15 寝台駆動部
16 データ収集部
2 コンピュータ装置
21 スキャン制御部
211 閾値到達予測時間算出部
212 モニタリングスキャン制御部
213 メインスキャン制御部
22 設定値記憶部
23 前処理部
24 画像再構成部
25 表示部
26 入力部
27 バス

Claims (8)

  1. 予備撮影によって再構成される画像に基づいて被検者に投与した造影剤の関心領域における濃度である関心領域内造影剤濃度を監視し、前記関心領域内造影剤濃度が所定の閾値となった時点で本撮影を開始するX線コンピュータ断層撮影装置であって、
    所定の時間における前記予備撮影によって再構成される画像から、前記関心領域内造影剤濃度が前記所定の閾値に到達するまでの閾値到達予測時間を算出する閾値到達予測時間算出手段と、
    前記閾値到達予測時間算出手段によって算出された前記閾値到達予測時間に応じて前記予備撮影の継続、または、前記予備撮影の休止および再開のタイミングを決定する撮影制御手段と、
    を備えたことを特徴とするX線コンピュータ断層撮影装置。
  2. 前記撮影制御手段は、前記閾値到達予測時間算出手段によって算出された前記閾値到達予測時間と、第一の設定時間とを比較し、当該閾値到達予測時間が前記第一の設定時間を超過しない場合は、前記予備撮影を継続するように制御し、当該閾値到達予測時間が前記第一の設定時間を超過する場合は、前記予備撮影を休止するとともに、当該閾値到達予測時間から第二の設定時間を減じた時間が経過した時点で、休止した前記予備撮影を再開するように制御することを特徴とする請求項1に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 前記閾値到達予測時間算出手段は、前記撮影制御手段によって再開した前記予備撮影から再構成される画像に基づいて監視された前記関心領域内造影剤濃度が、前記所定の閾値より小さい値として設定された第二の閾値に達していない場合は、前記閾値到達予測時間を再度算出し、
    前記撮影制御手段は、前記閾値到達予測時間算出手段によって再度算出された閾値到達予測時間と前記第一の設定時間とを比較し、前記予備撮影の継続、または、前記予備撮影の休止および再開を行なうように制御することを特徴とする請求項2に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  4. 所定の間隔ごとに実行される予備撮影によって再構成される画像に基づいて被検者に投与した造影剤の関心領域における濃度である関心領域内造影剤濃度を監視し、前記関心領域内造影剤濃度が所定の閾値となった時点で本撮影を開始するX線コンピュータ断層撮影装置であって、
    所定の回数における前記予備撮影によって再構成される画像から、前記関心領域内造影剤濃度が前記所定の閾値に到達するまでの閾値到達予測時間を算出する閾値到達予測時間算出手段と、
    前記閾値到達予測時間算出手段によって算出された前記閾値到達予測時間の大小に応じ、前記予備撮影の実行間隔の維持、または前記予備撮影の実行間隔の拡大を行なうように制御する撮影制御手段と、
    を備えたことを特徴とするX線コンピュータ断層撮影装置。
  5. 前記撮影制御手段は、前記閾値到達予測時間算出手段によって算出された前記閾値到達予測時間と、第一の設定時間とを比較し、当該閾値到達予測時間が前記第一の設定時間を超過しない場合は、前記予備撮影の実行間隔を維持するように制御し、当該閾値到達予測時間が、前記第一の設定時間を超過する場合は、当該閾値到達予測時間から第二の設定時間を減じた時間が経過した時点において、前記予備撮影が実行されるように、前記予備撮影の実行間隔を前記所定の間隔より広げるように変更して制御することを特徴とする請求項4に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  6. 前記閾値到達予測時間算出手段は、前記閾値到達予測時間から前記第二の設定時間を減じた時間が経過した時点の予備撮影によって再構成される画像に基づいて監視された前記関心領域内造影剤濃度が、前記所定の閾値より小さい値として設定された第二の閾値に達していない場合は、前記閾値到達予測時間を再度算出し、
    前記撮影制御手段は、前記閾値到達予測時間算出手段によって再度算出された閾値到達予測時間と前記第一の設定時間とを比較し、前記予備撮影の実行間隔の維持、または前記予備撮影の実行間隔の拡大を行なうように制御することを特徴とする請求項5に記載のX線コンピュータ断層撮影装置。
  7. 予備撮影によって再構成される画像に基づいて被検者に投与した造影剤の関心領域における濃度である関心領域内造影剤濃度を監視し、前記関心領域内造影剤濃度が所定の閾値となった時点で本撮影を開始する撮影方法であって、
    所定の時間における前記予備撮影によって再構成される画像から、前記関心領域内造影剤濃度が前記所定の閾値に到達するまでの閾値到達予測時間を算出する閾値到達予測時間算出ステップと、
    前記閾値到達予測時間算出ステップによって算出された前記閾値到達予測時間に応じて前記予備撮影の継続、または、前記予備撮影の休止および再開のタイミングを決定する撮影制御ステップと、
    を含んだことを特徴とする撮影方法。
  8. 所定の間隔ごとに実行される予備撮影によって再構成される画像に基づいて被検者に投与した造影剤の関心領域における濃度である関心領域内造影剤濃度を監視し、前記関心領域内造影剤濃度が所定の閾値となった時点で本撮影を開始する撮影方法であって、
    所定の回数における前記予備撮影によって再構成される画像から、前記関心領域内造影剤濃度が前記所定の閾値に到達するまでの閾値到達予測時間を算出する閾値到達予測時間算出ステップと、
    前記閾値到達予測時間算出ステップによって算出された前記閾値到達予測時間の大小に応じ、前記予備撮影の実行間隔の維持、または前記予備撮影の実行間隔の拡大を行なうように制御する撮影制御ステップと、
    を含んだことを特徴とする撮影方法。
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