JP2000175861A - 内視鏡形状検出装置 - Google Patents
内視鏡形状検出装置Info
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Abstract
入部のループ発生を認知する。 【解決手段】 コイルユニット20内には、単心コイル
からなるセンスコイルが複数、例えば16個のセンスコ
イル21jが配置されている。内視鏡形状検出装置3
は、ソースコイル13gを駆動する駆動ブロック25
と、センスコイル21jが受信した信号を検出する検出
ブロック26と、検出ブロック26で検出した信号を信
号処理するホストプロセッサ27とから構成される。
Description
置、更に詳しくは特定形状の検出部分に特徴のある内視
鏡形状検出装置に関する。
被検部に外部から細長で可撓性を有する挿入部を挿入し
て該被検部を観察したり、必要とする処置が行えるよう
になっている。
腸に見られるが如く曲がっており、挿入した内視鏡挿入
部がどの位置まで挿入されているのか、或いはどのよう
な形状になっているのかは術者にとっては容易に分から
ない。
被検体部に外部からX線を照射して挿入部の管腔への挿
入位置、挿入形伏等の挿入状態を検出している。しか
し、前記X線は人体に対し無害なわけではなく、しかも
照射場所も限られており、内視鏡挿入部の挿入状態を検
出する手段としては必ずしも好ましいものではない。
ことなく、磁界発生手段及び磁界検知手段により磁界を
用いて、内視鏡挿入部の体腔内管腔への挿入状態を検出
できるようにした内視鏡やカテ−ルの挿入状態検出装置
及び検出方法が詳細に例えば本出願人が先に出願した特
願平10−69075号等に提案されている。
部を大腸等に挿入する際に、挿入部が螺旋状にループを
描く場合があるが、このようなループを描いた状態での
挿入操作には患者に苦痛を与えるが、従来は、このよう
なループの発生の認識は術者の手技に依存しており、ル
ープ発生を容易に知ることができないといった問題があ
る。
であり、内視鏡形状検出処理により容易に挿入時の挿入
部のループ発生を認知することのできる内視鏡形状検出
装置を提供することを目的としている。
装置は、体腔内に挿入する挿入部を有する内視鏡と、複
数の第1の単心コイルからなる磁界発生手段と、前記磁
界発生手段の前記複数の第1の単心コイルからの磁界を
検出する複数の第2の単心コイルからなる磁界検出手段
とを有し、前記磁界発生手段または前記磁界検出手段の
いずれか一方の単心コイルを前記挿入部に配置し、前記
磁界検出手段が検出した前記磁界発生手段からの磁界に
基づき前記挿入部の形状を推定する形状推定手段を具備
した内視鏡形状検出装置において、前記形状推定手段が
推定した形状から特定の形状を検出する形状検出手段
と、前記形状検出手段の検出結果に応じて警告を発生す
る警告手段とを備えて構成される。
状検出手段が前記形状推定手段が推定した形状から特定
の形状を検出し、前記警告手段が前記形状検出手段の検
出結果に応じて警告を発生することで、内視鏡形状検出
処理により容易に挿入時の挿入部のループ発生を認知す
ることを可能とする。
の実施の形態について述べる。
に係わり、図1は内視鏡システムの構成を示す構成図、
図2は図1のソースコイルの配置を説明する説明図、図
3は図1のソースコイルの配置の変形例を説明する説明
図、図4は図1の内視鏡形状検出装置の機能構成を示す
ブロック図、図5は図4の内視鏡形状検出装置の構成を
示す構成図、図6は図1の内視鏡形状検出装置による挿
入部のループ形状の検出原理を説明する第1の説明図、
図7は図1の内視鏡形状検出装置による挿入部のループ
形状の検出原理を説明する第2の説明図、図8は図1の
内視鏡形状検出装置による挿入部のループ形状の検出原
理を説明する第3の説明図、図9は図1の内視鏡形状検
出装置による挿入部のループ形状の検出処理の流れを示
す第1のフローチャート、図10は図1の内視鏡形状検
出装置による挿入部のループ形状の検出処理の流れを示
す第2のフローチャートである。
の内視鏡システム1は、内視鏡検査を行う内視鏡装置2
と、この内視鏡装置2に信号ケーブル19により接続さ
れ内視鏡検査の補助に用いられる内視鏡装置形状検出装
置3とを備え、この内視鏡形状検出装置3は、ベット4
に横たわる患者5の体腔内に電子内視鏡6の可撓性を有
する細長の挿入部7を挿入し、内視鏡検査を行う際の挿
入補助手段として使用される。挿入部7は、先端部、湾
曲部及び可撓管とが先端より順次連接されて構成されて
いる。
を湾曲操作する湾曲操作ノブを設けた操作部8が形成さ
れ、この操作部8からユニバーサルコード9が延出さ
れ、ビデオイメージングシステム(またはビデオプロセ
ッサ)10に接続されている。
0内の光源部からの照明光を伝送するライトガイドが挿
通され、挿入部7の先端に設けた照明窓(図示せず)か
ら伝送された照明光を出射し、患者等を照明する。照明
された患部等の被写体は照明窓に隣接して設けられた観
察窓に取り付けた対物レンズ18aにより、結像位置に
配置された撮像素子18bに像を結び、この撮像素子1
8bにより光電変換される。
0内の映像信号処理部により信号処理されて標準的な映
像信号が生成され、ビデオプロセッサ10に接続された
画像観察用モニタ11に表示される。
が設けてあり、この鉗子チャンネル12の挿入口12a
から例えば12個の磁気発生素子(またはソースコイ
ル)13a、13b、…、13l(以下、符号13gで
代表する)を有するプローブ14を挿通することによ
り、挿入部7内にソースコイル13gが設置される。
ースケーブル15は、その後端のコネクタが内視鏡形状
検出装置3の装置本体16に着脱自在に接続される。そ
して、装置本体16側から高周波信号伝達手段としてソ
ースケーブル15を介して磁気発生手段となるソースコ
イル13gに高周波信号(駆動信号)を印加することに
より、ソースコイル13gは磁界を伴う電磁波を周囲に
放射する。
3gからの磁界を伴う電磁波を検出する後述する複数の
センスコイルを内蔵したコイルユニット20が配置され
ている。
コイル21jは、検出信号伝達手段としてのセンスケー
ブル22を介して装置本体16に接続されている。この
装置本体16には使用者が装置を操作するための操作パ
ネル23またはキーボード等が設けられている。また、
この装置本体16には検出した内視鏡形状を表示する表
示手段としてモニタ24が接続されている。
通固定するが、鉗子チャンネル12は、体内の粘液等を
吸引する吸引チャンネルとしても使用される。この鉗子
チャンネル12にプローブ14が挿通固定されると、鉗
子チャンネル12を吸引チャンネルとして使用できない
恐れがある。
は、図2に示すように、所定の間隔で複数のソースコイ
ル13gが配置されるが、プローブ14を中空に構成
し、さらに側面に複数の穴14aを設けることで、鉗子
チャンネル12にプローブ14が挿通固定されても、吸
引時に中空のプローブ14及び穴14aを利用すること
ができ、鉗子チャンネル12を吸引チャンネルとして使
用することができるようになっている。
に、電子内視鏡6の鉗子チャンネル12内にソースコイ
ル13gを取り付けたプローブ14を挿通固定すること
により、電子内視鏡6の挿入部7内にソースコイル13
gを組み込んでいるが、直接電子内視鏡6の挿入部7内
にソースコイル13gを組み込んでも良い。
イル13gを組み込む場合は、例えば図3のように、鉗
子チャンネル12を構成するチューブ外周に所定の間隔
で複数のソースコイル13gを巻き付けて挿入部7内に
ソースコイル13gを組み込んでも良い。
単心コイルからなるセンスコイルが複数、例えば16個
のセンスコイル21a、21b、…、21p(以下符号
21jで代表する)が配置されている。
て説明する。内視鏡形状検出装置3は、図4に示すよう
に、ソースコイル13gを駆動する駆動ブロック25
と、センスコイル21jが受信した信号を検出する検出
ブロック26と、検出ブロック26で検出した信号を信
号処理するホストプロセッサ27とから構成される。
7に設置されるプローブ14には、上述したように、磁
界を生成するための12個のソースコイル13gが所定
の間隔で配置されており、これらソースコイル13gは
駆動ブロック25を構成する12個の互いに異なる高周
波の駆動信号を生成するソースコイル駆動回路部28に
接続されている。
イル13gをそれぞれ異なる周波数の正弦波の駆動信号
電流で駆動し、それぞれの駆動周波数はソースコイル駆
動回路部28内部の図示しない駆動周波数設定データ格
納手段或いは駆動周波数設定データ記憶手段に格納され
た駆動周波数設定データ(駆動周波数データとも記す)
により設定される。この駆動周波数データは、ホストプ
ロセッサ27において内視鏡形状の算出処理及び動き検
出処理等を行うCPU(中央処理ユニット)30により
PIO(パラレル入出力回路)31を介してソースコイ
ル駆動回路部28内の駆動周波数データ格納手段(図示
せず)に格納される。
出ブロック26を構成するセンスコイル信号増幅回路部
37に接続されている。
幅回路部37及びADC(アナログ・デジタル・コンバ
ータ)38jより構成され、センスコイル21jで検出
された微少な信号をセンスコイル信号増幅回路部37で
増幅した後、ADC38jでホストプロセッサ27が読
み込み可能なデジタルデータに変換する。このデジタル
データは、制御信号発生回路部39からの制御信号によ
りローカルデータバス40を介して2ポートメモリ41
に書き込まれる。
らの制御信号により2ポートメモリ41に書き込まれた
デジタルデータを内部バス42を介して読み出し、メイ
ンメモリ43を用い、デジタルデータに対して周波数抽
出処理(フーリエ変換:FFT)を行い、各ソースコイ
ル13gの駆動周波数に対応する周波数成分の磁界検出
情報に分離抽出し、分離した磁界検出情報の各デジタル
データから電子内視鏡6の挿入部7内に設けられた各ソ
ースコイル13gの空間位置座標を算出する。
置座標データから電子内視鏡6の挿入部7の挿入状態を
推定して、内視鏡形状画像を形成する表示データを生成
し、ビデオRAM36に出力する。
データをビデオ信号発生回路44が読みだし、アナログ
のビデオ信号に変換してモニタ24へと出力する。モニ
タ24は、このアナログのビデオ信号を入力すると、表
示画面上に電子内視鏡6の挿入部7の挿入形状を表示す
る。
gに対応した磁界検出情報、すなわち、各センスコイル
21jに発生する起電力(正弦波信号の振幅値)と位相
情報が算出される。なお、位相情報は、起電力の極性±
を示す。
3gの空間位置座標の推定方法は本出願人が先に出願し
た特願平10−69075号に詳細に記載しており、本
実施の形態においても同様な方法により推定するため、
説明は省略する。
施の形態の作用について説明する。
れている電子内視鏡6の撮像素子18bから画像信号を
読み出す制御信号を信号ケーブル19により内視鏡挿入
形状検出装置3へ送る。
2から送られてくる制御信号に同期して電子内視鏡6の
鉗子チャンネル12に挿通固定されているプローブ14
の複数のソースコイル13gが発生する磁界をセンスコ
イルユニット20内に配置されている複数のセンスコイ
ル21jで検出する。そして、センスコイルユニット2
0内の複数のセンスコイル21jによって検出された検
出信号から、鉗子チャンネル12に挿通固定されている
プローブ14の複数のソースコイル13gの3次元位置
を推定し、モニタ24に内視鏡形状を表示する。
推定されたソースコイル13gの3次元位置から挿入部
7の形状を補間によって作り出し表示した例である。
スコイル13gの3次元位置を示し、kはプローブ先端
のソースコイルからの順番を表す。
XY平面に投影した様子を示し、点Ak(xk,yk)
(k=0、1、…、n−1)はソースコイルの3次元位
置Pk(k=0、1、…、n−1)をXY平面に投影し
たときの位置を表す。ベクトルVk(k=0、1、…、
n−2)は、プローブ先端から2つのソースコイル13
gによって表されるベクトルである。
る状態を判断する為、2つのベクトルの重なりを評価す
ることで判断する。
ベクトルV3の重なりを検出する方法として、それぞれ
のベクトルが含まれる直線l0、l3の交点(x03,y0
3)を求め、その交点が2つのベクトル上に存在する以
下の条件の1つを満たすかで判断する。
価する。初めに先頭のベクトルV0に対してベクトルV2
からベクトルVn-1まで重なりを評価し、次に、ベクト
ルV1に対してベクトルV3からベクトルVn-1までの重
なりを評価し、この操作をベクトルVn-4まで繰り返す
ことで全てのベクトル間の重なりを検出することができ
る。
た場合、例えば内視鏡挿入形状を表示しているモニタ2
4の画面にループが形成されていることの注意を表示す
る。また、内視鏡挿入形状検出装置3が音を発生させて
ユーザに注意を与えてもよい。
ートを用いて説明する。図9に示すように、ステップS
1でソースコイルの識別番号iの初期化を行う。ステッ
プS2では、推定されたソースコイルの3次元座標値を
モニタ24に対応する投影面に投影し、2次元の座標値
に変換し記憶する。ステップS3は次のソースコイルの
3次元座標値を変換する為、ソースコイルの識別番号の
値を1つ増やす。ステップS4で全てのソースコイルの
3次元座標値が変換されたかを判断する。全てのソース
コイルの3次元座標値が変換されたと判断すると、図1
0のステップS5に移行する。
では2つのベクトルVi、Vjの識別番号i、jの初期化
を行い、ステップS7、S8ではベクトルVi、Vjに対
応する直線li、ljの方程式を求める。ステップS9で
は、2つの直線li、ljの交点(xij,yij)を計算
し、ステップS10において、交点(xij,yij)が2
つのベクトルVi、Vj上に存在するかを上記判別式で判
別する。ステップS9において交点が2つのベクトル上
に存在する場合、2つのベクトルが交差するためループ
が形成されているると判断し、ステップS16で内視鏡
を操作しているユーザに注意を与える。また、交点が2
つのべクトル上に存在しない場合は、2つのべクトルは
交差しない為、次のステップS11へ移行する。
を1つ増やし、ステップS12でベクトルViとの交差
が確認されたかを認識する。ステップS12でベクトル
Viとの交差の判断が終了しない場合、ステップS7へ
戻る。また、終了した場合、ステップS13に移行す
る。
番号を1つ増やす。ステップS14で全てのベクトルV
iに対して交差が確認されたかを認識し、認識されない
場合はステップS6に戻り、認識された場合はプログラ
ムを終アする。
3に接続されたモニタ24上に注意を表示したが、内視
鏡装置2と接続して内視鏡装置2に接続されている画像
観察用モニタ11上に表示してもよい。また、内視鏡装
置2より音を発生させてユーザに注意を与えてもよい。
して内視鏡の挿入部がループを形成していることを容易
に確認させることができる。
視鏡と、複数の第1の単心コイルからなる磁界発生手段
と、前記磁界発生手段の前記複数の第1の単心コイルか
らの磁界を検出する複数の第2の単心コイルからなる磁
界検出手段とを有し、前記磁界発生手段または前記磁界
検出手段のいずれか一方の単心コイルを前記挿入部に配
置し、前記磁界検出手段が検出した前記磁界発生手段か
らの磁界に基づき前記挿入部の形状を推定する形状推定
手段を具備した内視鏡形状検出装置において、前記形状
推定手段が推定した形状から特定の形状を検出する形状
検出手段と、前記形状検出手段の検出結果に応じて、警
告を発生する警告手段とを備えたことを特徴とする内視
鏡形状検出装置。
前記内視鏡の挿入部の形状がループを形成した形状を検
出することを特徴とする付記項1−1に記載の内視鏡形
状検出装置。
挿入し、観察部位を撮像し内視鏡画像をモニタ等で観察
する場合、診断等の為に画像を静止させて静止画を記録
・観察することが一般的に行われる。
作部に設けられたフリーズスイッチを押すことによりビ
デオプロセッサにおいてフレームメモリ等に所望の画像
を記憶してモニタ等に出力することで静止画像が表示さ
れる。
された際に、撮像素子が内蔵されている挿入部の先端部
が動くと静止画に色ずれ等が生じるといった問題があ
る。
リーズ処理を行い所望の静止画像を得ることのできる内
視鏡システムについて説明する。
きフリーズ処理を行い所望の静止画像を得ることのでき
る内視鏡システムの第1の実施の形態に係わり、図11
は内視鏡システムの構成を示す構成図、図12は図11
の内視鏡形状検出装置の機能構成を示すブロック図、図
13は図12の内視鏡形状検出装置の構成を示す構成
図、図14は図11のビデオプロセッサの構成を示す構
成図、図15は図11の内視鏡システムによるフリーズ
制御処理の流れを示すフローチャートである。
鏡システム1は、内視鏡検査を行う内視鏡装置2と、こ
の内視鏡装置2に信号ケーブル19により接続され内視
鏡検査の補助に用いられる内視鏡装置形状検出装置3と
を備え、この内視鏡形状検出装置3は、ベット4に横た
わる患者5の体腔内に電子内視鏡6の可撓性を有する細
長の挿入部7を挿入し、内視鏡検査を行う際の挿入補助
手段として使用される。挿入部7は、先端部、湾曲部及
び可撓管とが先端より順次連接されて構成されている。
を湾曲操作する湾曲操作ノブやフリーズを指示するフリ
ーズスイッチ等を設けた操作部8が形成され、この操作
部8からユニバーサルコード9が延出され、ビデオイメ
ージングシステム(またはビデオプロセッサ)10に接
続されている。
0内の光源部からの照明光を伝送するライトガイドが挿
通され、挿入部7の先端に設けた照明窓(図示せず)か
ら伝送された照明光を出射し、患者等を照明する。照明
された患部等の被写体は照明窓に隣接して設けられた観
察窓に取り付けた対物レンズ18aにより、結像位置に
配置された撮像素子18bに像を結び、この撮像素子1
8bにより光電変換される。
0内の映像信号処理部により信号処理されて標準的な映
像信号が生成され、ビデオプロセッサ10に接続された
画像観察用モニタ11に表示される。
が設けてあり、この鉗子チャンネル12の挿入口12a
から例えば12個の磁気発生素子(またはソースコイ
ル)13a、13b、…、13l(以下、符号13gで
代表する)を有するプローブ14を挿通することによ
り、挿入部7内にソースコイル13gが設置される。
ースケーブル15は、その後端のコネクタが内視鏡形状
検出装置3の装置本体16に着脱自在に接続される。そ
して、装置本体16側から高周波信号伝達手段としてソ
ースケーブル15を介して磁気発生手段となるソースコ
イル13gに高周波信号(駆動信号)を印加することに
より、ソースコイル13gは磁界を伴う電磁波を周囲に
放射する。
3gからの磁界を伴う電磁波を検出する後述する複数の
センスコイルを内蔵したコイルユニット20が配置され
ている。
コイル21jは、検出信号伝達手段としてのセンスケー
ブル22を介して装置本体16に接続されている。この
装置本体16には使用者が装置を操作するための操作パ
ネル23またはキーボード等が設けられている。また、
この装置本体16には検出した内視鏡形状を表示する表
示手段としてモニタ24が接続されている。
に単心コイルからなるセンスコイルが複数、例えば16
個のセンスコイル21a、21b、…、21p(以下符
号21jで代表する)か配置されている。
て説明する。内視鏡形状検出装置3は、図12に示すよ
うに、ソースコイル13gを駆動する駆動ブロック25
と、センスコイル21jが受信した信号を検出する検出
ブロック26と、検出ブロック26で検出した信号を信
号処理するホストプロセッサ27とから構成される。
部7に設置されるプローブ14には、上述したように、
磁界を生成するための12個のソースコイル13gが所
定の間隔で配置されており、これらソースコイル13g
は駆動ブロック25を構成する12個の互いに異なる高
周波の駆動信号を生成するソースコイル駆動回路部28
に接続されている。
イル13gをそれぞれ異なる周波数の正弦波の駆動信号
電流で駆動し、それぞれの駆動周波数はソースコイル駆
動回路部28内部の図示しない駆動周波数設定データ格
納手段或いは駆動周波数設定データ記憶手段に格納され
た駆動周波数設定データ(駆動周波数データとも記す)
により設定される。この駆動周波数データは、ホストプ
ロセッサ27において内視鏡形状の算出処理及び動き検
出処理等を行うCPU(中央処理ユニット)30により
PIO(パラレル入出力回路)31を介してソースコイ
ル駆動回路部28内の駆動周波数データ格納手段(図示
せず)に格納される。
出ブロック26を構成するセンスコイル信号増幅回路部
37に接続されている。
幅回路部37及びADC(アナログ・デジタル・コンバ
ータ)38jより構成され、センスコイル21jで検出
された微少な信号をセンスコイル信号増幅回路部37で
増幅した後、ADC38jでホストプロセッサ27が読
み込み可能なデジタルデータに変換する。このデジタル
データは、制御信号発生回路部39からの制御信号によ
りローカルデータバス40を介して2ポートメモリ41
に書き込まれる。
らの制御信号により2ポートメモリ41に書き込まれた
デジタルデータを内部バス42を介して読みだし、メイ
ンメモリ43を用い、デジタルデータに対して周波数抽
出処理(フーリエ変換:FFT)を行い、各ソースコイ
ル13gの駆動周波数に対応する周波数成分の磁界検出
情報に分離抽出し、分離した磁界検出情報の各デジタル
データから電子内視鏡6の挿入部7内に設けられた各ソ
ースコイル13gの空間位置座標を算出する。
置座標データから電子内視鏡6の挿入部7の挿入状態を
推定して、内視鏡形状画像を形成する表示データを生成
し、ビデオRAM36に出力する。
データをビデオ信号発生回路44が読みだし、アナログ
のビデオ信号に変換してモニタ24へと出力する。モニ
タ24は、このアナログのビデオ信号を入力すると、表
示画面上に電子内視鏡6の挿入部7の挿入形状を表示す
る。
gに対応した磁界検出情報、すなわち、各センスコイル
21jに発生する起電力(正弦波信号の振幅値)と位相
情報が算出される。なお、位相情報は、起電力の極性±
を示す。
3gの空間位置座標の推定方法は本出願人が先に出願し
た特願平10−69075号に詳細に記載しており、本
実施の形態においても同様な方法により推定するため、
説明は省略する。
0は、図14に示すように、電子内視鏡6の撮像素子1
8bからの撮像信号を信号処理する信号処理装置10a
と、信号処理装置10aにより処理された画像信号を動
画/静止画を切り換えて画像観察用モニタ11に出力す
るフリーズ処理回路10bと、内視鏡挿入形状検出装置
3からの挿入部7の先端の3次元位置情報に基づき挿入
部7の先端の動きを推定する動き推定回路10cと、電
子内視鏡6の操作部8に設けられているフリーズスイッ
チの操作及び動き推定回路10cにより推定された挿入
部7の先端の動きに基づきフリーズ処理回路10bを制
御する制御回路10dとを備えて構成される。
施の形態の作用について説明する。
れている電子内視鏡6の撮像素子18bから画像信号を
読み出す制御信号を信号ケーブル19により内視鏡挿入
形状検出装置3へ送る。
2から送られてくる制御信号に同期して電子内視鏡6の
鉗子チャンネル12に挿通固定されているプローブ14
の複数のソースコイル13gが発生する磁界をセンスコ
イルユニット20内に配置されている複数のセンスコイ
ル21jで検出する。そして、センスコイルユニット2
0内の複数のセンスコイル21jによって検出された検
出信号から、鉗子チャンネル12に挿通固定されている
プローブ14の複数のソースコイル13gの3次元位置
を推定し、モニタ24に内視鏡形状を表示する。
8に設けられたフリーズスイッチを操作することにより
画像観察用モニタ11に表示される画像を動画から静止
画に切り換えることができる。
定の間隔で配置された複数のソースコイル13gは、電
子内視鏡6の鉗子チャンネル12に挿通固定されること
で、複数のソースコイル13gが電子内視鏡6の挿入部
7に沿って配置されたことになり、図1に示すように、
挿入部7の先端付近にも先端のソースコイル13aが配
置され、内視鏡挿入形状検出装置3ではこの挿入部7の
先端の3次元位置をソースコイル13aより算出するこ
とができる。
7の3次元位置情報が信号ケーブル19により内視鏡挿
入形状検出装置3より内視鏡装置2に送られ、挿入部7
の先端の3次元位置情報により挿入部7の先端の動きを
算出して、電子内視鏡6の操作部8に設けられているフ
リーズスイッチによるフリーズ処理を制御する。
装置2のビデオプロセッサ10においては、内視鏡挿入
形状検出装置3の装置本体16から信号ケーブル19を
介して挿入部7の先端の3次元位置情報(xk,yk,z
k)が入力されると、ステップS21で動き推定回路1
0cは挿入部7の先端の3次元位置情報(xk,yk,z
k)を記憶する。
2で前回記憶した3次元位置情報(xk-1,yk-1,zk-
1)を読み出し、ステップS23で今回記憶した3次元
位置情報(xk,yk,zk)と前回記憶した3次元位置
情報(xk-1,yk-1,zk-1)より挿入部7の先端の動
き量mkを以下の式(1)によって計算する。
ステップS24で電子内視鏡6の操作部8に設けられて
いるフリーズスイッチによるフリーズの指示信号が入力
されたかどうか判断し入力を待ち、入力があるとステッ
プS25で動き推定回路10cで算出した挿入部7の先
端の動き量mkが所定のしきい値mthより小さいかどう
かを判断し、動き量mkが所定のしきい値mthよりも小
さくない場合はステップS24に戻る。
端の動き量mkが所定のしきい値mthより小さいと判断
すると、ステップS26でフリーズ処理回路10bを制
御して信号処理回路10aにより処理された現在の内視
鏡画像(動画)をフリーズ画像(静止画)として画像観
察用モニタ11に表示させる。
子内視鏡6の挿入部7の動きを正確に推定することがで
きるので、色ずれのないフリーズ画像を表示させること
ができる。
複数のソースコイル13gを電子内視鏡6の鉗子チャン
ネル12に挿通固定するとしたが、内視鏡形状を算出表
示する必要がない場合は、挿入部7の先端に1つのセン
スコイルのみを直接埋め込み、この先端のセンスコイル
により挿入部7の先端の動き量mkを算出してフリーズ
制御を行ってもよい。
子チャンネル12に挿通固定したプローブ14の複数の
ソースコイル13gの3次元位置を推定し、挿入部7の
先端の動き量mkを算出すると共に、例えば特公平8−
34577号公報に示される画像から動きを推定する手
法とを組み合わせてフリーズ制御を行っても良い。
ル及びセンスコイルによって挿入部7の先端の動き量を
算出した本実施の形態の結果と、上記特公平8−345
77号公報の画像から動き量を算出した結果とから、ど
ちらの動き量の結果も動きがないと判断とした場合、フ
リーズ画像を画像観察用モニタ11に表示する。また、
どちらか一方でも動きがあると判断すると、通常の動画
像を画像観察用モニタ11に表示する。
検出できると共に、対象が移動した場合においても画像
の動きを検出することができるので、動きの少ないフリ
ーズ画像を得ることができる。
理を行い所望の静止画像を得ることのできる内視鏡シス
テムの第2の実施の形態に係るフリーズ制御処理の流れ
を示すフローチャートである。
ステップS31でフリーズの指示信号を待ち、フリーズ
の指示信号が発生すると、その時点から所定の時間まで
に撮影される画像の動き量が順次求められ、動き量の最
も少ない画像をフリーズ画像として表示する。
指示信号が発生すると、ステップS32でパラメータj
を初期化し、ステップS21,S22,S23で第k番
目に入力される画像Ikの動き量mkを式(1)で算出す
る。ステップS33でパラメータjが0かどうか判断
し、この場合はパラメータjが0なので、ステップS3
4で算出された動き量mkを最小の動き量mmin=mkと
して記憶する。そして、ステップS35で画像Ikをフ
リーズ画像として表示する。
の回数Sを越えたかどうか判断し、このな場合は越えて
いないので、ステップS37に進みパラメータjとkに
1を加えてステップS21に戻る。ステップS21から
ステップS23では、次に入力される画像Ik+1の動き
量mk+1を算出する。このステップS33では、上述し
たように、パラメータjが0かどうか判断し、この場合
はパラメータjが1なので、ステップS38に進み、画
像Ik+1の動き量mk+1と最小の動き量mminとを比較
し、mk+1<mminの場合はステップS34に進み最小の
動き量mmin=mk+1として記憶する。そして、ステップ
S35で画像Ik+1をフリーズ画像として表示する。逆
にmmin<mk+1の場合は動き量とフリーズ画像は変更し
ないでステップS37に戻る。
パラメータjが所定の回数Sを越えた(所定時間経過し
た)と判断すると、その所定回数内(所定時間内)で最
も動き量の少ない画像をフリーズ画像として表示する。
で最も動きの少ないフリーズ画像を表示することが可能
となる。
内視鏡と、前記撮像手段が撮像した画像をフリーズさせ
るフリーズ手段と、磁界を発生する複数のコイルからな
る磁界発生手段と、前記磁界発生手段の前記複数のコイ
ルからの磁界を検出する複数のコイルからなる磁界検出
手段と、前記磁界発生手段が発生した磁界を前記磁界検
出手段で検出し、前記前記磁界発生手段または前記磁界
検出手段のいずれか前記複数のコイルの3次元空間上の
位置を推定する位置推定手段とを有し、前記位置推定手
段で位置が推定される前記複数のコイルを前記内視鏡の
挿入部に配置し、前記位置推定手段で位置が推定される
前記複数のコイルのうち、前記挿入部先端に配置された
前記コイルの3次元位置から前記挿入部先端の動きを推
定する動き推定手段と、前記フリーズ手段に対するフリ
ーズ指示に基づき起動し、前記動き推定手段の結果に応
じて前記フリーズ手段を制御するフリーズ制御手段とを
具備したことを特徴とする内視鏡システム。
異なる時間に推定された前記挿入部の先端付近に配置さ
れた前記コイルの3次元位置から動き量を算出する動き
量を算出手段を有することを特徴とする付記項2−1に
記載の内視鏡システム。
は、前記動き推定手段が推定した動きが所定のしきい値
より小さい場合前記フリーズ手段を制御し画像をフリー
ズさせるを有することを特徴とする付記項2−1に記載
の内視鏡システム。
は、所定時間内で前記動き推定手段が推定した最も小さ
い動きの画像を、前記フリーズ手段を制御しフリーズさ
せるを有することを特徴とする付記項2−1に記載の内
視鏡システム。
前記撮像手段と同期して前記複数のコイルの3次元空間
上の位置を推定する手段を有するを有することを特徴と
する付記項2−1に記載の内視鏡システム。
手段を有する内視鏡と、前記撮像手段が撮像した画像か
ら画像の動きを推定する第1の動き推定手段と、前記撮
像手段が撮像した画像をフリーズさせるフリーズ手段
と、磁界を発生する複数のコイルからなる磁界発生手段
と、前記磁界発生手段の前記複数のコイルからの磁界を
検出する複数のコイルからなる磁界検出手段と、前記磁
界発生手段が発生した磁界を前記磁界検出手段で検出
し、前記前記磁界発生手段または前記磁界検出手段のい
ずれか前記複数のコイルの3次元空間上の位置を推定す
る位置推定手段とを有し、前記位置推定手段で位置が推
定される前記複数のコイルを前記内視鏡の挿入部に配置
し、前記位置推定手段で位置が推定される前記複数のコ
イルのうち、前記挿入部先端に配置された前記コイルの
3次元位置から前記挿入部先端の動きを推定する第2の
動き推定手段と、前記フリーズ手段に対するフリーズ指
示に基づき起動し、前記第1の動き推定手段と前記第2
の動き推定手段の結果に応じて前記フリーズ手段を制御
するフリーズ制御手段とを具備したことを特徴とする内
視鏡システム。
検出装置によれば、形状検出手段が形状推定手段が推定
した形状から特定の形状を検出し、警告手段が形状検出
手段の検出結果に応じて警告を発生するので、内視鏡形
状検出処理により容易に挿入時の挿入部のループ発生を
認知することできるという効果がある。
構成を示す構成図
説明図
ロック図
プ形状の検出原理を説明する第1の説明図
プ形状の検出原理を説明する第2の説明図
プ形状の検出原理を説明する第3の説明図
プ形状の検出処理の流れを示す第1のフローチャート
ープ形状の検出処理の流れを示す第2のフローチャート
望の静止画像を得ることのできる内視鏡システムの第1
の実施の形態に係る内視鏡システムの構成を示す構成図
すブロック図
成図
図
処理の流れを示すフローチャート
望の静止画像を得ることのできる内視鏡システムの第2
の実施の形態に係るフリーズ制御処理の流れを示すフロ
ーチャート
Claims (1)
- 【請求項1】 体腔内に挿入する挿入部を有する内視鏡
と、 複数の第1の単心コイルからなる磁界発生手段と、 前記磁界発生手段の前記複数の第1の単心コイルからの
磁界を検出する複数の第2の単心コイルからなる磁界検
出手段とを有し、 前記磁界発生手段または前記磁界検出手段のいずれか一
方の単心コイルを前記挿入部に配置し、 前記磁界検出手段が検出した前記磁界発生手段からの磁
界に基づき前記挿入部の形状を推定する形状推定手段を
具備した内視鏡形状検出装置において、 前記形状推定手段が推定した形状から特定の形状を検出
する形状検出手段と、 前記形状検出手段の検出結果に応じて、警告を発生する
警告手段とを備えたことを特徴とする内視鏡形状検出装
置。
Priority Applications (3)
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