JP4054104B2 - 内視鏡画像処理装置 - Google Patents

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    • A61B5/061Determining position of a probe within the body employing means separate from the probe, e.g. sensing internal probe position employing impedance electrodes on the surface of the body
    • A61B5/062Determining position of a probe within the body employing means separate from the probe, e.g. sensing internal probe position employing impedance electrodes on the surface of the body using magnetic field

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は内視鏡画像処理装置、更に詳しくは同一の対象物体に対して異なる位置から撮像された画像を用いて対象物体の絶対形状を推定する形状推定部分に特徴のある内視鏡画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
視野に重なりをもって配置された撮像手段の、相対的な配置が既知の場合に、撮像された画像から対象物の形状を推定する問題に対しては、いわゆるステレオ画像からの形状推定問題として種々の方法が提案されている。
【0003】
さらに近年では、動きからの3次元構造抽出についていくつかの提案がなされている。これは複数の画像から撮像手段の相対的な移動をも推定しようとする手法である。
【0004】
これらの手法はいずれも、複数の画像間で対象物上の同一の点の各画像上における位置が関連付けられることを原情報として用いる。
【0005】
対象物上の同一の点の各画像上における位置の検出に対しても種々の方法が提案されている。人工的な対象物の場合、角、輪郭成分が明瞭であることが多いため、線分抽出等の構造抽出による手法は有効であるが、一般的な自然画像に対しては適用が難しい。時系列画像に対してしばしば用いられる濃度勾配法は、画像間での対象物の見かけの移動が非常に小さく、画像品質が良い場合には良好な結果が得られるが、撮像条件の制約が大きい。
【0006】
そこで一般的には、画像上の着目点とその周辺領域を参照領域として抽出し、探索対象物の画像上から抽出した領域との間で相関演算を行い最大相関値を与える位置を対応点とする手法(ブロックマッチング)がしばしば用いられる。このブロックマッチング法は画像上のテクスチャが明瞭であれば比較的安定した結果をもたらすが、テクスチャが不明瞭な場合には誤った対応点を検出してしまうことがある。
【0007】
さらに本質的な欠点として、対象物が立体でありブロック内に例えば背景との境界を含む場合には検出結果は信頼できない。また、対象物面が撮像手段に対して傾いている、あるいは距離の差がある等、複数の撮像手段の画像間での像の変形が大きい、または像の大きさの差異が大きい場合も信頼できない。
【0008】
立体形状の推定に関わる問題としてはオクルージョン及び推定結果の整合の問題が挙げられる。特に、ステレオからの推定においては対象物の背後に隠れ、撮像されない部分、あるいは一方の撮像手段のみに撮像される部分とが存在し、これらの領域の扱いが問題となる。
【0009】
撮像手段の数が多ければ必然的に撮像される領域は多くなり、隠される領域は少なくなるが、特に撮像手段の位置が既知でない場合、あるいは推定が正確でない場合には、これらの画像間の整合は容易でない。
【0010】
このように従来提案されてきた手法のほとんどは、人工物を撮像した画像を対象物としているか、または、自然画像を対象物とした場合に当然発生するこれらの問題に対し、いずれかの仮定をおくことにより、影響を除外あるいは軽減した条件において考察されており、実用上十分な能力をもっているとは言えない。
【0011】
例えば、従来提案されている手法の適用が困難であり、かつ、機能が実現された場合に実用的な価値の大きい画像の種類として、生体用内視鏡から得られる画像がある。
【0012】
細長の挿入部を体腔内に挿入することによって、切開を必要とすることなく、体腔内の患部等を観察したり、必要に応じ処置具を用いて治療処置のできる内視鏡においては、先端部の大きさは機能上最小限に抑える必要があるため、医師が観察、あるいは処置を行うために必要な部材以外は組み込むことができない。
【0013】
経内視鏡的に対象物の形状を把握することに関して既にいくつかの提案がなされている。例えば観察対象物に対しパターン光等を投影する方式(特開昭63−240831号公報)、先端部に複眼を持つ方式(特開昭63−244011号公報)であるが、いずれも内視鏡先端部あるいは光源部に特殊な構造が要求されるため、装置の大型化、複雑化を招き一般的に用いることが難しい。
【0014】
同一出願人による特開昭63−246716号公報には内視鏡先端を手元操作により移動させて得た複数の画像から対象物形状を推定する手法及び、操作に伴う先端の移動量を計測する計測機構が開示されている。この方法によれば現内視鏡の機能を損なうことなく、絶対的な対象物形状の推定を行うことができる。
【0015】
また、同一出願人による特開平6−7289号公報では、対象となる物体のそばに大きさが既知な基準物を置いて、内視鏡先端を手元操作により移動させて得た複数の画像から対象物と基準物の相対的な形状を推定する手法及び、対象物のそばに置いた基準物の大きさから対象物の大きさを推定する手法が開示されている。
【0016】
前述した特開昭63−246716号公報の構成では、時系列的に得られた複数の画像から対象物体の相対的な形状を推定すると共に、この操作に伴う内視鏡先端の撮像手段の移動量を計測しその計測値から絶対的な形状を推定することは可能である。
【0017】
しかし、前記計測機構の与え得る精度は撮像手段の分解能等を考え合わせると不十分ではないまでも十分であるとは言い難い。
【0018】
また、特開平6−7289号公報の構成では、時系列的に対象物体を撮像する場合に、対象物体と共に形状の大きさが既知な基準物を同時に撮像することにより、対象物体の絶対的な形状を求めるようになっている。
【0019】
しかし、生体用内視鏡を使って対象物体のそばに基準物を置いて同時に撮像することは、内視鏡の操作者にとって大きな負担になるという問題点があった。
【0020】
そこで、特開平9−26547号公報において、同一の対象物体に対して異なる位置から撮像された画像を基に、撮像手段から対象物体までの絶対的な距離を精度良く容易に推定することのできる装置が提案されている。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平9−26547号公報では、対象物体に対し異なる位置から撮影した画像から相対的な形状を推定し、画像上のハレーションやレーザ光を照射したときの画像を用いて内視鏡先端と対象までの距離を算出して絶対的な形状を推定していたため、距離算出に用いられる画像の状態により精度が変わるといった問題がある。
【0022】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、画像の状態にかかわらず、対象物体の絶対的な形状を精度良く推定することのできる内視鏡画像処理装置を提供することを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】
本発明の内視鏡画像処理装置は、対物レンズを介して被検体を内視鏡画像として撮像する撮像手段と、前記撮像手段で撮像された複数の画像を記憶する画像記憶手段と、前記画像記憶手段に記憶された複数の画像の画像信号に基づき、該画像間の相対的な形状を推定する相対形状推定手段と、前記対物レンズの近傍に設けられた第1のコイル手段と、所定の位置に固定された第2のコイル手段を有し、磁界を用いて前記第1のコイル手段の位置情報を検出する位置情報検出手段と、前記画像情報記憶手段に記憶された各々の画像の、前記相対形状推定手段が相対的な形状の推定に用いた少なくとも異なる2つの画像での、前記位置情報検出手段で検出された位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記相対形状推定手段で推定した相対的な形状情報と前記位置情報取得手段で取得した位置情報とに基づき、前記被検体の形状を推定する被検体形状推定手段とを備えて構成される。
【0024】
本発明の内視鏡画像処理装置では、前記位置情報取得手段が前記画像情報記憶手段に記憶された各々の画像に対応して前記位置情報検出手段で検出された位置情報を取得すると共に、前記被検体形状推定手段が前記相対形状推定手段で推定した相対的な形状情報と前記位置情報取得手段で取得した位置情報とに基づき前記被検体の形状を推定することで、画像の状態にかかわらず、対象物体の絶対的な形状を精度良く推定することを可能とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について述べる。
【0026】
第1の実施の形態:
図1ないし図13は本発明の第1の実施の形態に係わり、図1は内視鏡システムの構成を示す構成図、図2は図1の内視鏡位置検出装置の機能構成を示すブロック図、図3は図2の内視鏡位置検出装置の構成を示す構成図、図4は図3の内視鏡位置検出装置の要部である2ポートメモリ等の構成を示す構成図、図5は図4の2ポートメモリの動作を示すタイミング図、図6は図1の画像処理装置の構成を示す構成図、図7は図3の内視鏡位置検出装置のソースコイル推定位置座標算出処理の原理を説明する第1の説明図、図8は図3の内視鏡位置検出装置のソースコイル推定位置座標算出処理の原理を説明する第2の説明図、図9は図3の内視鏡位置検出装置のソースコイル推定位置座標算出処理の原理を説明する第3の説明図、図10は図6の画像処理装置の作用を説明する第1の説明図、図11は図6の画像処理装置の作用を説明する第2の説明図、図12は図6の画像処理装置の作用を説明する第3の説明図、図13は図6の画像処理装置の処理の流れを示すフローチャートである。
【0027】
(構成)
図1に示すように、本実施形態の内視鏡システム1は、内視鏡検査を行う内視鏡装置2と、体腔内の内視鏡の先端の3次元位置を検出するための内視鏡位置検出装置3と、内視鏡により観察した対象物体の形状を推定するための画像処理装置4とを備えて構成される。
【0028】
ここで、画像処理装置4は、ベット5に横たわる患者6の体腔内に電子内視鏡7の挿入部8を挿入し、体腔内の対象物体の形状を求める手段として使用される。
【0029】
電子内視鏡7は、可撓性を有する細長の挿入部8の後端に湾曲操作ノブを設けた操作部9が形成され、この操作部9からユニバーサルコード10が延出され、ビデオイメージングシステム(ビデオプロセッサ)11に接続されている。ここで、上記内視鏡装置2は、電子内視鏡7及びビデオプロセッサ11から構成される。
【0030】
この電子内視鏡7は、ライトガイドが挿通されビデオプロセッサ11内の光源部からの照射光を伝送し、挿入部8の先端に設けられた照明窓12から伝送した照明光を出射し、患者等を照明する。照明された患部等の被写体は照射窓に隣接して設けられた観察窓13に取り付けた対物レンズにより、その結像位置に配置されたカラーフィルタを有する撮像素子に像を結び、この撮像素子は光電変換する。
【0031】
光電変換された信号はビデオプロセッサ11の映像信号処理部により信号処理されて標準的な映像信号が生成され、ビデオプロセッサ11に接続された画像観察モニタ14に表示される。
【0032】
この電子内視鏡7には鉗子チャンネル15が設けてあり、この鉗子チャンネル15の挿入口15aから例えば1個の磁気発生素子(またはソースコイル)16を有するプローブ17が挿通されることにより、電子内視鏡7の先端部にソースコイル16が設置される。
【0033】
このプローブ17の後端から延出されたソースケーブル18は、その後端のコネクタが内視鏡位置検出装置3の装置本体19に着脱自在に接続される。そして、装置本体19側から高周波信号伝達手段としてソースケーブル18を介して磁気発生手段となるソースコイル16に高周波信号(駆動信号)を印加することにより、ソースコイルの16の磁気を伴う電磁波を周囲に放射する。
【0034】
また、患者6が横たわるベット5には、複数の磁気検出素子(またはセンスコイル)20kが所定の位置に配置されている。この場合、センスコイル20kを構成する単心コイルは全部で12個で、ベット5を基準とする座標系XYZの各軸と同一方向を向いた3つの単心コイルがそれぞれ4組配置されている。
【0035】
センスコイル20kは、ベット5のコネクタから検出信号伝達手段としてのセンスケーブル21を介して内視鏡位置検出装置3の装置本体19に接続されている。この装置本体19には使用者が装置を操作するための操作パネル22またはキーボード等が設けられている。また、この装置本体19はケーブル23で画像処理装置4の装置本体24と接続され、各装置間のデータの送受信が行われる。
【0036】
また、画像処理装置4の装置本体24はビデオプロセッサ11とケーブル25で接続され、ビデオプロセッサ11から送られてくる画像信号(RGB信号と同期信号)を受け取る。そして、この画像処理装置4の装置本体24は、ビデオプロセッサ11からの対象物体の連続的な画像信号から相対的な形状を推定し、内視鏡位置検出装置3の装置本体19からの電子内視鏡7の先端の位置データから対象物体の絶対的な形状を算出する。
【0037】
さらに、この画像処理装置4の装置本体24は、任意の視点から観察したときの2次元データを作成してモニタ25に表示する。
【0038】
内視鏡位置検出装置3は、図2に示すように、ソースコイル16を起動する駆動ブロック26と、センスコイル20kが受信した信号を検出する検出ブロック27と、検出ブロック27で検出した信号を信号処理するホストプロセッサ28とから構成される。
【0039】
図3に示すように、電子内視鏡7の挿入部8に設置されるプローブ17には、上述したように、磁界を生成するためのソースコイル16が配置されており、ソースコイル16は、駆動ブロック26を構成する高周波の駆動信号を生成するソースコイル駆動回路31に接続されている。
【0040】
ソースコイル駆動回路部31は、ソースコイル16を正弦波の駆動信号電流で駆動し、駆動周波数はソースコイル駆動回路部31内部の図示しない駆動周波数設定データ格納手段或いは駆動周波数設定データ記憶手段に格納された駆動周波数設定データ(駆動周波数データとも記す)により設定される。この駆動周波数データは、ホストプロセッサ28において電子内視鏡6の先端の3次元位置の検出処理等を行うCPU(中央処理ユニット)32によりPIO(パラレル入出力回路)33を介してソースコイル駆動回路部31内の駆動周波数データ格納手段(図示せず)に格納される。
【0041】
一方、12個のセンスコイル20kは、検出ブロック27を構成するセンスコイル信号増幅回路部34に接続されている。
【0042】
図4に示すように、センスコイル信号増幅回路部34では、センスコイル20kが1個につき1系統設けられた増幅回路35kに接続されており、各センスコイル20kで検出された微小な信号が増幅回路35kにより増幅されフィルタ回路36kでソースコイル16が発生する周波数が通過する帯域をもち不要成分を除去して出力バッファ37kに出力された後、ADC(アナログ・デジタル・コンバータ)38kでホストプロセッサ28が読み込み可能なデジタル信号に変換される。
【0043】
なお、検出ブロック27は、センスコイル信号増幅回路部34及びADC38kより構成され、センスコイル信号増幅回路部34は増幅回路35k、フィルタ回路36k及び出力バッファ37kより構成される。
【0044】
図3に戻り、このセンスコイル信号増幅回路部34の12系統の出力は、12個の前記ADC38kに伝送され、制御信号発生回路部40から供給されるクロックにより所定のサンプリング周期のデジタルデータに変換される。このデジタルデータは、制御信号発生回路部27からの制御信号によりローカルデータバス41を介して2ポートメモリ42に書き込まれる。
【0045】
なお、2ポートメモリ42は、図4に示すように、機能的には、ローカルコントローラ42a、第1のRAM42b、第2のRAM42c及びバススイッチ42dよりなり、図5に示すようなタイミングにより、ローカルコントローラ42aからのA/D変換開始信号によりADC38kがA/D変換を開始し、ローカルコントローラ42aからの切り換え信号によりバススイッチ42dが第1のRAM42b、第2のRAM42cを切り換えながら、第1RAM42b、第2のRAM42cを交互に読み出しメモリ及び書き込みメモリとして用い、書き込み信号により、電源投入後は、常時データの取り込みを行っている。
【0046】
再び、図3に戻り、CPU32は、制御信号発生回路部27からの制御信号により2ポートメモリ42に書き込まれたデジタルデータをローカルデータバス43、PCIコントローラ44及びPCIバス45(図4参照)からなる内部バス46を介して読みだし、メインメモリ47を用いデジタルデータに対して周波数抽出処理(フーリエ変換:FFT)を行い、ソースコイル16の駆動周波数に対応する周波数成分の磁界検出情報に分離抽出し、分離した磁界検出情報のデジタルデータから電子内視鏡7の先端の空間位置座標を算出する。
【0047】
CPU32において、ソースコイル16に対応した磁界検出情報、すなわち、各センスコイル20kに発生する起電力(正弦波信号の振幅値)と位相情報が算出される。なお、位相情報は、起電力の極性±を示す。
【0048】
次に画像処理装置4について説明する。図6に示すように、画像処理装置4では、ビデオプロセッサ11から送られてきた画像信号をデジタルに変換して画像データとして記憶手段51に順次記憶する。記憶手段51に記憶された画像データは相対形状推定手段52に送られ、相対形状推定手段52は対象物体の相対的な形状を推定する。
【0049】
一方、内視鏡位置検出装置3により検出されたソースコイル16の3次元空間上の位置が位置情報取得手段53へ送られ、位置情報取得手段53は、対象物体の相対的な形状を推定するときに使われた画像間の移動量を算出する。
【0050】
また、被写体形状推定手段54は、位置情報取得手段53で算出された移動量と相対形状推定手段52により推定された相対的な形状から対象物体の絶対的な形状を推定する。
【0051】
被写体形状推定手段54で推定された形状を任意の視点から観察したときの画像データを3D−2D変換手段55で求め、その画像をモニタ25に表示する。
【0052】
(作用)
図1に示すように電子内視鏡7の鉗子チャンネルの挿入口15aから挿通されたソースコイル16を挿入部8の先端に固定し、電子内視鏡7の操作部9を操作することにより同一の対象物体に対して先端を移動させる。
【0053】
対象物体に対して電子内視鏡7の先端の移動を始めると同時に、内視鏡位置検出装置3が電子内視鏡7の先端の位置(ソースコイル16の位置)を検出すると共に、画像処理装置4に設けられた操作パネル22等の入力装置により絶対的な形状を推定する処理を実行する。
【0054】
まず、内視鏡位置検出装置3の作用について説明する。本出願人が先に出願した特願平10−69075号に詳細に説明しているが、図7に示すように、半径が極めて小さく薄い円形コイルでは、特開平9−84745号公報に記載されているように、円形コイルに電流を流すと磁気双極子と同様に、3次元空間上の点Pの磁位は次のような式で表すことができる。
【0055】
【数1】
Figure 0004054104
μ :透磁率
1 :円形コイルの巻数
a :円形コイルの半径
I :円形コイルに流れる電流
従って、点PにおけるX,Y,Z軸と同一方向の磁界(HPx、HPy、HPz)は、
【数2】
Figure 0004054104
のように求められる。
図8に示すような3次元空間(以下ワールド座標系XW −YW −ZW)において、磁界を発生する単心コイル(以下ソースコイル)の位置を(xgW、ygW、zgW)とし、3次元空間上の任意の位置を点P(xPW、yPW、zPW)とする。
【0056】
ソースコイルを基準とした座標系をローカル座標系XL −YL −ZL とすると、ローカル座標系における点Pの座標(xPl、yPl、zPl)は
【数3】
Figure 0004054104
l :ローカル座標系における原点Oから点Pへのベクトル
W :ワールド座標系における原点Oから点Pへのベクトル
W :ワールド座標系におけるソースコイルの位置へのベクトル
R:回転マトリックス
と表すことができる。
【0057】
但し、Rは回転マトリックスで、図9に示す極座標系の回転マトリックスRは
【数4】
Figure 0004054104
となる。αはZW 軸を中心とした回転量を、βはXW 軸を中心とした回転量を示す。
【0058】
ソースコイルを基準としたローカル座標系において、点Pに発生する磁界Hl (HPxl 、HPyl 、HPzl )は式(3)より
【数5】
Figure 0004054104
となる。
【0059】
従って、ワールド座標系の点PにおけるXW 、YW 、ZW 軸と同一方向の磁界HW (HPxW 、HPyW 、HPzW )は、
【数6】
Figure 0004054104
となる。
【0060】
3次元空間XYZ上に磁界を発生する1つのソースコイルを位置(xg,yg,zg)、向き(gx,gy,gz)に配置した場合、適当な位置P(xd,yd,Zd)に発生する磁界Hx,Hy,Hzは、式(6)から次のように表される。
【0061】
【数7】
Figure 0004054104
但し、kSは定数、rはソースコイルと点Pとの距離であって、磁界Hx,Hy,Hzの向きはX,Y,Z軸と同一方向である。
【0062】
点Pの位置に座標軸X,Y,Zと同一に向いた単心コイルCx,Cy,Czが配置された場合、それぞれの単心コイルCx,Cy,Czに発生する電圧Vx,Vy,Vz
【数8】
Figure 0004054104
となる。ここで、X軸に向いた単心コイルCxは、コイルを構成する導線を巻くときの軸をX軸と同一方向にしたコイルであって、Y軸,Z軸と同一に向いた単心コイルCy,Czも同様なコイルである。
【0063】
図1に示したように、本実施の形態では、単心コイルからなるセンスコイル20kを3次元空間上に複数配置し、具体的にはベット5おいて、X軸に向いた4つのセンスコイルと、Y軸に向いた4つのセンスコイルと、Z軸に向いた4つのセンスコイルの計12個のセンスコイル20kを配置している。この12個のセンスコイル20kの電圧、位置、向きが全て既知であることから、式(8)によりソースコイル16の位置(xg,yg,zg)と向き(gx,gy,gz)を未知数とする12個の非線形方程式が得られる。
【0064】
この12個の非線形方程式の解、すなわち、ソースコイル16の位置と向きを反復改良によって求める(Gauss−Newton法)。
【0065】
xをソースコイルの位置(xg,yg,zg)と向き(gx,gy,gz)のパラメータとし、そのパラメータの初期値をx(0)とする。
【0066】
いま、反復改良によりk次の推定値x(k)が得られ、センスコイルに発生する電力のモデル関数V(x)をx(k)のまわりでTayLor展開すると、その一次近似は
【数9】
Figure 0004054104
となる。
【0067】
このとき、Vmをセンスコイルによって測定された電圧とすると観測方程式は
【数10】
Figure 0004054104
(ここで、式が等号ではなくnearly equalとなっているのは、Vmに測定誤差が含まれるため)
と表される。式(10)の右辺の第1項を左辺に移動すると
【数11】
Figure 0004054104
となる。但し、
【数12】
ΔVm(k)=Vm−V(x(k))=Vm−Vm(k) …(12)
【数13】
Δx(k)=x−x(k) …(13)
【数14】
Figure 0004054104
(i=1〜n,j=1〜m)
(行方向:未知数の数n、列方向:センスコイルの数m)
である。解Δx(k)は、式(11)より
【数15】
Δx(k)=(B(k)WA(k)-1(k)WΔVm(k) …(15)
と表される。ただし、BはAの転置、Wは重み行列である。
【0068】
よって、式(13)より改良したパラメータの推定値は
【数16】
(k+1)=x(k)+Δx(k) …(16)
と求められる。
【0069】
図1に示したように12個のセンスコイル20kを並べると、行列Aは
【数17】
Figure 0004054104
重み行列Wは
【数18】
Figure 0004054104
と表される。ただし、重み行列Wのσi(i=0,1,…,12)は、各センスコイルの測定電圧の変動量で、例えば、環境ノイズ等がある。
【0070】
また、第k番目のΔVmは
【数19】
Figure 0004054104
となることから、ソースコイルの位置と向きは、次の手順(1)から(4)で求められる。
【0071】
手順(1);k=0とし、ソースコイルの初期値を位置(xg,yg,zg(0)、向き(gx,gy,gz(0)とする(例えば、ソースコイルを測定する空間の中心位置とZ軸方向のベクトル(0,0,1))。
手順(2);式(17),(18),(19)により第k番目の行列を計算する。
手順(3);式(16)により第k番目の更新量Δx(k)を計算する。
手順(4);更新量Δx(k)が小さくなるまで上記手順(2)から(4)を繰り返す。
【0072】
本実施の形態では、X,Y,Z軸方向に向いたセンスコイルをそれぞれ配置してソースコイルの位置を推定したが、これに限らず、各々のセンスコイルを任意の位置や向きに配置した場合でも、センスコイルの位置と向きが既知であればソースコイルの位置が推定できる。
【0073】
次に、画像処理装置3の作用について説明する。まず、対象物の相対的な形状を推定する手法について説明する。
【0074】
特開平9−26547号公報に記載されているように、電子内視鏡7により撮像手段を移動しながら画像の撮像を行い、この時系列に撮像された2次元の画像データを画像処理装置3に入力する。このとき、図10に示すように、内視鏡先端を移動することにより同一の対象物体の時系列画像を撮像する。
【0075】
撮像素子によって撮影された対象物体の画像信号をビデオプロセッサ11内で処理し、処理した画像信号を画像処理装置4が取り込み、画像信号をデジタル信号に変換して記憶手段51にデジタルの画像データI0 〜In として記憶する。これにより、P0 ないしPn で示す撮像手段の移動軌跡に対応して時系列画像I0 〜In が得られる。
【0076】
画像処理装置4の相対形状推定手段52は、得られた時系列画像I0 〜In の最初の画像I0 に対して複数の点Pab(a=0,1,…,q、b=0,1,…,r)を設定し、テンプレートマッチングの手法(参照文献:コンピュータ画像処理入門 総研出版(株) 田村秀行監修:p.148 〜p.150 )により、残りの画像Ii (i=1,2,…,n)で設定された点Pabと同一の点の位置を検出する。
【0077】
各画像の同一の点の位置が検出されることで、画像I0 で設定された点Pabに対して残りの画像Ii(i=1,2,…,n)との位置のズレ、すなわち、点Pabの各画像毎の移動量であるシフトマップSi (i=1,2,…,n)が求められる。
【0078】
画像Iiに対するシフトマップSi は、次のようにx方向とy方向の移動量として表す。
【0079】
【数20】
Figure 0004054104
なお、テンプレートマッチングの手法は、同一出願人によるUSP4,962,540に開示されているカラーマッチング手法を適用してもよい。
【0080】
次に、前記求められたシフトマップより撮像手段の運動(内視鏡先端部16の動き)を推定する。
【0081】
図11に中心射影の座標系を示す。画像原点Oからの距離eだけ離れたところにZ軸に垂直に画像面をおく。空間中の点(X,Y,Z)は、この点(X,Y,Z)と原点Oとを結ぶ直線と画像面とが交わる点に投影されるものとする。その交点の画像上の座標を(x,y)とすると、幾何学的な関係からx,yは、
【数21】
Figure 0004054104
となる。
【0082】
撮像手段の運動により空間中の点X=(X,Y,Z)がX′=(X′,Y′,Z′)に移動したとき、そのときの撮像手段の運動は、原点を通る視軸回りの回転を表す回転ベクトルRと、並進ベクトルh=(hx ,hy ,hz )を用いて次のように表される。
【0083】
【数22】
X=RX′+h …(22)
ここで、点X,X′を原点からの距離r,r′と単位方向ベクトルm(Nベクトル)を用いて表すとそれぞれ、
【数23】
Figure 0004054104
となる。ただし、
【数24】
Figure 0004054104
である。よって、式(24)を用いると式(22)は、
【数25】
rm=r′Rm′+h …(25)
となる。
【0084】
ここで、図12(a)及び(b)に示すように、3本のベクトルm,Rm′,hは空間中の同一平面上に存在するため、それらのスカラ3重積が0となる。
【0085】
【数26】
|mhRm′|=(m,h×Rm′) …(26)
ただし、×:外積、(*,*):内積
前記テンプレートマッチングにより画像間の同一の点を検出する場合、検出誤差によりシフトマップに誤差が含まれる可能性がある。そこで、本例では最小二乗法を用いて、画像内で設定される複数の点に対して、
【数27】
Figure 0004054104
を満足するように回転ベクトルRと並進ベクトルhを求める。ただし、推定される並進ベクトルhは単位ベクトルh′として推定される。
【0086】
次に、前記推定された撮像手段の運動より、撮像手段から対象物体までの相対的な距離を算出する。
【0087】
式(25)の両辺とm,Rm′との内積をとると、それぞれ、
【数28】
r=r′(m,Rm′)+(h,m)
r(m,Rm′)=r′+(h,Rm′) …(28)
となる。これを解けば各点までの距離が次のように得られる。
【0088】
【数29】
Figure 0004054104
ただし、並進ベクトルhが単位ベクトルh′として推定されるため、r,r′は次式のように適当な倍率kで決定される。
【0089】
【数30】
r =kr …(30)
【数31】
r′=kr′ …(31)
したがって、画像I0 を撮像したときの撮像手段の位置から、各画像Ii(i=1,2,…,n)を撮像したときの撮像手段の位置までのそれぞれの相対的な運動(Ri ,hi (i=1,2,…,n))が推定される。
【0090】
この各画像Ii(i=1,2,…,n)毎に推定された相対的な運動とシフトマップとにより、各画像毎の撮像手段の位置から対象物体までの相対的な距離を推定する。この相対距離は、撮像手段から対象物体を観察したときの相対的な形状に相当する。
【0091】
一方、内視鏡位置検出装置3では、上述した方法により、電子内視鏡7の先端に固定されたソースコイル16が発生する電磁波を、ベット5に設置したセンスコイル20kにより検出し、ベット5を基準とする3次元空間上のソースコイル16の位置P0 〜Pn を求め、その位置を画像処理装置4の位置情報取得手段53へ送る。
【0092】
画像処理装置4の被写体形状推定手段54は、位置情報取得手段53を介して内視鏡位置検出装置3から送られてきた電子内視鏡7の先端の3次元位置P0 〜Pn を記憶し、相対的な形状を推定するの用いた第0番目の画像データI0 と第n番目の画像データIn に対応する位置
【数32】
Figure 0004054104
を抽出し、電子内視鏡7の先端の移動量
【数33】
Figure 0004054104
を算出する。
【0093】
算出された移動量|h|は、カメラ(この場合電子内視鏡先端)の並進ベクトルhの大きさになるため、移動量|h|と相対的な形状から対象物体の絶対的な形状が算出できる(なお、上述したように複数の画像データを用いて相対的な形状を推定する場合、並進ベクトルhは大きさ1の単位ベクトルh′として求められる)。
【0094】
推定された絶対的な形状を適当な視点位置から見たときの2次元画像を生成し、モニタ14に表示する。
【0095】
これらの処理を図13のフローチャートを用いて説明する。ステップS1で、画像処理装置4に取り込まれる画像データと位置データのセット数を初期化する。
【0096】
ステップS2では、例えば画像処理装置4と接続された情報入力装置(キーボード等)により画像データと位置データを取り込みを開始する否かの信号を入力し、それを検出する。
【0097】
ステップS2において、データの取り込みを開始する場合はステップS3へ進み、そうでないときはステップS1へ戻る。
【0098】
ステップS3では、画像処理装置4はビデオプロセッサ11から送られてくる画像データIi と内視鏡位置検出装置3から送られてくる位置データPi とを取り込み、記憶する。
【0099】
ステップS4ではiをインクリメントし、ステップS5においてデータの取り込みの終了が検出されなかったとき、ステップS3へ進み次に送られてくる画像データIi+1 と位置データPi+1 を取り込み行う。
【0100】
また、テップS5でデータの取り込みが終了したことを検出した場合、ステップS6へ処理を移行して、ステップS6で記憶された画像データI0 〜In から対象物体の相対的な形状を推定する。
【0101】
ステップS7では、記憶された位置データPo 〜Pn から相対的な形状を推定するの用いた第0番目の画像データI0 と第n番目の画像データIn に対応する位置データPo 、Pn を抽出し、その移動量|h|を算出する。
【0102】
ステップS8では、ステップS6で推定された相対的な形状とステップS7で算出された移動量|h|(カメラの並進ベクトルの大きさ)から、対象物体の絶対的な形状を算出する。
【0103】
なお、本実施の形態では、ソースコイル16を鉗子チャンネルから挿通し、挿入部8の先端に配置したが、挿入部の先端部分にソースコイルを埋め込み、ソースコイル16を完全に固定するしてもよい。
【0104】
また、本実施の形態では、内視鏡位置検出装置3の装置本体19と画像処理装置4の装置本体24とを別々に設けたが、それぞれがCPUとソフトウェアによって処理される場合には、1つの装置とモニタで構成することができる。
【0105】
(効果)
このように本実施の形態によれば、電子内視鏡7の先端に磁界を発生する単心コイルからなる1つのソースコイル16を配置することにより、先端の移動量が正確に求められ、対象物体の絶対的な形状を推定することができる。
【0106】
第2の実施の形態:
図14及び図15は本発明の第2の実施の形態に係わり、図14は回転フィルタの構成を示す構成図、図15は図14の回転フィルタに同期した同期信号に基ずく各信号のタイミングを示すタイミング図である。
【0107】
第2の実施の形態は、第1の実施の形態とほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0108】
(構成)
本実施の形態の内視鏡システム1の構成は、第1の実施の形態の内視鏡装置2が面順次方式であって、ビデオプロセッサ11は内部の光源部に白色光を面順次光に変換する回転フィルタ及びこの回転フィルタに同期した同期信号を内視鏡位置検出装置3へ送る同期信号出力手段とを備え、また、内視鏡検出装置3はビデオプロセッサ11からの回転フィルタに同期した同期信号からセンスコイル20kに発生する信号を取り込むための制御信号を作成する制御信号生成手段を有して構成される。
【0109】
図14に示すように、ビデオプロセッサ11内の回転フィルタ81は、赤(R)、緑(G)、青(B)の各波長領域の光を透過するRフィルタ82r、Gフィルタ82g、Bフィルタ82bが周方向に沿って配列され、回転フィルタ81のRフィルタ82r、Gフィルタ82g、Bフィルタ82bの各フィルタ間には光を透過しない遮光領域83が設けられている。その他の構成は第1の実施の形態と同じである。
【0110】
(作用)
回転フィルタ81を透過した光は、電子内視鏡7の先端から対象物体に照射され、その反射光が先端部の対物レンズを通って撮像素子に結像される。
【0111】
撮像素子は、回転フィルタ81の回転フィルタ81のRフィルタ82r、Gフィルタ82g、Bフィルタ82bの各フィルタに光が透過している期間(以下、露光期間と呼ぶ)に電荷を貯える。撮像素子に貯えられた電荷は、光が透過していない期間(以下、遮光期間と呼ぶ)にビデオプロセッサ11内に取り込まれ、画像信号に変換するための処理が行われる。
【0112】
撮像素子から読み出された信号は、デジタルの画像データに変換され、赤(R)、緑(G)、青(B)のそれぞれの記憶領域に記憶される。
【0113】
ビデオプロセッサ11は、赤(R)、緑(G)、青(B)のそれぞれの画像データが記憶されると、記憶された画像データを同時に読み出し、ビデオの標準信号に変換してモニタ14と画像処理装置4へ送る。
【0114】
また、図15に示すようにビデオプロセッサ11内では、回転フィルタ81の回転を一定に保つための同期信号(Rk,Gk,Bk)を発生し、この同期信号に同期して回転フィルタの露光・遮光期間が繰り返され(図15(a))、遮光期間中に撮像素子から電荷(画像信号)が読み出される(図15(b))。このとき、ビデオプロセッサ11は、この同期信号を内視鏡位置検出装置3へ送る(図15(c))。
【0115】
内視鏡位置検出装置本体19では、回転フィルタ81の同期信号(Rk,Gk,Bk)からセンスコイル20kに発生する信号を検出するための制御信号を作り出す。そして、この制御信号により電子内視鏡7の先端の3次元位置を測定するタイミングと、撮像手段により撮像されるタイミングとの同期が正確に取られて、センスコイル20kの出力が取り込まれる(図15(d))。その他の作用は第1の実施の形態と同じである。
【0116】
(効果)
このように本実施の形態では、第1の実施の形態の効果に加え、画像データと位置データとの同期が正確にとれることから、対象物体の絶対的な形状を正確に求めることができる。
【0117】
第3の実施の形態:
第3の実施の形態は、第2の実施の形態とほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の構成には同じ符号をつけ説明は省略する。
【0118】
(構成)
本実施の形態の内視鏡システム1の構成は、第2の実施形態の画像処理装置4に外部記憶装置を接続した構成となっている。その他の構成は第2の実施の形態と同じである。
【0119】
(作用)
第2の実施形態で説明したように、ビデオプロセッサ11から出力された画像データと内視鏡位置検出装置本体19から出力される位置データは同期して画像処理装置本体24に送られる。
【0120】
画像処理装置4には、ハードディスクやデジタルの光磁気ディスク等の外部記憶装置が接続されており、ビデオプロセッサ11と内視鏡位置検出装置3から送られてくる画像データと位置データを関連付けて外部記憶装置に記憶する。
【0121】
画像データと位置データは同期して送られてくるため、表1に示すように、画像データと位置データを交互に記憶する。
【0122】
【表1】
Figure 0004054104
また、絶対的な形状を推定するのに必要な画像データIi と位置データPi (i=0,1,2,…,n)を画像処理装置4内に記憶し、記憶されたデータを表2のようにそれぞれの領域に記憶する。
【0123】
【表2】
Figure 0004054104
画像処理装置4は、外部記憶装置に記憶されたデータを読み出し、記憶手段51に記憶し、第1の実施の形態で説明した図13のステップS6以降の処理を実行することにより対象物体の絶対的な形状を推定する。
【0124】
推定された絶対的な形状を適当な視点位置から見たときの2次元画像を生成し、モニタ14に表示する。
【0125】
また第1の実施形態のように、ビデオプロセッサ11と内視鏡位置検出装置3との同期が正確に取れていない場合、表3に示すように画像処理装置4の処理が実行されてから撮像素子から画像信号を読み出す時間tIa(a=0,1,2,…,n)とセンスコイルから検出する時間tIb(b=0,1,2,…,m)を画像データIa(a=0,1,2,…,n)と位置データPb (b=0,1,2,…,m)に関連付けて外部記憶装置に記憶する。
【0126】
【表3】
Figure 0004054104
画像処理装置4は、外部記憶装置に記憶された画像データと位置データと関連情報を読み出し、画像処理装置4の記憶手段51に記憶し、絶対的な形状を推定する。
【0127】
ここで、記憶された画像データと位置データが同期していないため、撮像素子により画像データを撮影した位置と位置データとが一致していないことから、記憶された位置データから撮像素子が撮影した位置を推定する必要がある。
【0128】
画像データIi の撮影位置の前後に検出された位置データを
【数34】
Figure 0004054104
とすると、画像データIi が撮影された時間tIiと位置データが検出された時間tpj、tPj+1から重み付けを行い、画像データIi の位置PIiを次のように推定する。
【0129】
【数35】
Figure 0004054104
ここでは、線形な重み付け加算により画像データが撮影された位置を推定したが、撮像素子が撮影を行った前後の検出された位置データから非線型な重み付け加算等を行ってもよい。
【0130】
(効果)
このように本実施の形態では、第2の実施の形態の効果に加え、ビデオプロセッサ11からの画像データと内視鏡位置検出装置3からの位置データが関連付けて記憶されるため、対象物体を必要なときの測定できる。
【0131】
また、第1実施の形態のようにビデオプロセッサ11と内視鏡位置検出装置3が同期していない場合でも、位置データと画像データの取り込みのタイミングに関するデータを同時に記憶することによって、撮像素子の撮影位置を記憶された位置データから予測することができる。
【0132】
[付記]
(付記項1) 対物レンズを介して被検体を内視鏡画像として撮像する撮像手段と、
前記撮像手段で撮像された複数の画像を記憶する画像記憶手段と、
前記画像記憶手段に記憶された複数の画像の画像信号に基づき、該画像間の相対的な形状を推定する相対形状推定手段と、
前記対物レンズの近傍に設けられた第1のコイル手段と、
所定の位置に固定された第2のコイル手段を有し、磁界を用いて前記第1のコイル手段の位置情報を検出する位置情報検出手段と、
前記画像情報記憶手段に記憶された各々の画像に対応して前記位置情報検出手段で検出された位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記相対形状推定手段で推定した相対的な形状情報と前記位置情報取得手段で取得した位置情報とに基づき、前記被検体の形状を推定する被検体形状推定手段と
を具備したことを特徴とする内視鏡画像処理装置。
【0133】
(付記項2) 挿入部に湾曲操作可能な湾曲部を有する内視鏡と、
前記挿入部の先端に設けられた対物レンズと、
前記対物レンズを介して被検体を撮像する撮像手段と、
前記撮像手段で撮像された複数の内視鏡画像を記憶する画像記憶手段と
前記画像記憶手段に記憶された複数の内視鏡画像の画像信号に基づき、該複数の内視鏡画像間の相対的な形状情報を推定する相対形状推定手段と、
前記挿入部の先端に設けられた第1のコイル手段と、
所定の位置に固定された第2のコイル手段を有し、磁界を用いて前記第1のコイル手段の位置情報を検出する位置情報検出手段と、
前記画像情報記憶手段に記憶された各々の内視鏡画像に対応して前記位置情報検出手段で検出された位置情報を取得する位置情報取得手段と、
前記相対形状推定手段で推定した相対的な形状情報と前記位置情報取得手段で取得した位置情報とに基づき、前記被検体の形状を推定する被検体形状推定手段と
を具備したことを特徴とする内視鏡画像処理装置。
【0134】
(付記項3) 対物レンズを介して被検体像を撮像手段で撮像する撮像行程と、
前記撮像手段で撮像された複数の被検体像をそれぞれ記憶する撮像画像記憶行程と、
前記撮像画像記憶行程で記憶された複数の被検体像の画像信号に基づき、該複数の被検体像間の相対的な形状情報を推定する相対形状推定行程と、
前記対物レンズの近傍に設けられた第1のコイル手段の位置情報を、所定の位置に固定された第2のコイル手段を有する位置情報検出手段によって磁界を用いて検出する位置情報検出行程と、
前記撮像画像記憶行程で記憶された各々の被検体像に対応して前記位置情報検出行程で検出された位置情報を取得する位置情報取得行程と、
前記相対形状推定行程で推定された相対的な形状情報と前記位置情報取得行程で取得した位置情報とに基づき、前記被検体の形状を推定する被検体形状推定行程と
を有することを特徴とする形状推定方法。
【0135】
(付記項4) 同一の対象物体に対して異なる位置より撮像する撮像手段を有する内視鏡と、
前記撮像手段により撮像された複数の画像から、前記対象物体の相対的な形状を推定する相対形状推定手段と、
コイルによって前記内視鏡先端の3次元空間上の位置を検出する位置検出手段と、
前記相対形状推定手段により推定された対象物体の相対形状と前記位置検出手段の出力から、前記対象物体の絶対的な形状を推定する手段と
を備えたことを特徴とする内視鏡画像処理装置。
【0136】
(付記項5) 前記位置検出手段は、磁界を発生するソースコイルを前記内視鏡の先端に設置し、
前記ソースコイルが発生した磁界を検出するセンスコイルを3次元空間上に複数配置し、
前記センスコイルの出力から前記ソースコイルの3次元空間上の位置を検出する
ことを特徴とする付記項4に記載の内視鏡画像処理装置。
【0137】
(付記項6) 前記位置検出手段は、磁界を発生するソースコイルを3次元空間上に複数配置し、
前記ソースコイルが発生した磁界を検出するセンスコイルを前記内視鏡の先端に設置し、
前記センスコイルの出力から前記センスコイルの3次元空間上の位置を検出する
ことを特徴とする付記項4に記載の内視鏡画像処理装置。
【0138】
(付記項7) 前記ソースコイルは単心コイルからなる
ことを特徴とする付記項5または6に記載の内視鏡画像処理装置。
【0139】
(付記項8) 前記センスコイルは単心コイルからなる
ことを特徴とする付記項5または6に記載の内視鏡画像処理装置。
【0140】
(付記項9) 前記センスコイルは3軸コイルからなる
ことを特徴とする付記項5または6に記載の内視鏡画像処理装置。
【0141】
(付記項10) 前記撮像手段により対象物体を撮影するタイミングに前記位置検出手段の検出を行うタイミングを同期させる同期手段
を有することを特徴とする付記項4に記載の内視鏡画像処理装置。
【0142】
(付記項11) 前記対象物体の絶対的な形状を任意の視点を設定したときの2次元画像を生成する手段
を有することを特徴とする付記項4に記載の内視鏡画像処理装置。
【0143】
(付記項12) 前記撮像手段により撮影された複数の画像と前記位置検出手段により検出された前記内視鏡先端の位置を記憶する前記記憶手段を
を有することを特徴とする付記項4に記載の内視鏡画像処理装置。
【0144】
(付記項13) 前記記憶手段は、
前記撮像手段が内視鏡画像を撮影した時刻と、前記位置検出手段が内視鏡先端の位置を検出した時刻を画像と位置のデータに関連付けて記憶する
ことを特徴とする付記項12に記載の画像処理装置。
【0145】
(付記項14) 前記位置検出手段は、
前記記憶手段に記憶された内視鏡先端の位置と前記位置検出手段が内視鏡先端の位置を検出した時刻と前記撮像手段が内視鏡画像を撮影した時刻から、前記撮影手段が撮影を行った時刻の内視鏡先端の位置を推定する位置推定手段
を有することを特徴とする付記項13に記載の内視鏡画像処理装置。
【0146】
(付記項15) 前記位置推定手段は、
前記記憶手段に記憶された複数の内視鏡先端の位置と検出した時刻から任意の時刻の内視鏡先端の位置を補間して求める補間手段を備え、
前記記憶手段に記憶された内視鏡画像を撮影した時刻と前記補間手段から内視鏡先端の位置を推定する
ことを特徴とする付記項14に記載の画像処理装置。
【0147】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の内視鏡画像処理装置によれば、位置情報取得手段が画像情報記憶手段に記憶された各々の画像に対応して位置情報検出手段で検出された位置情報を取得すると共に、被検体形状推定手段が相対形状推定手段で推定した相対的な形状情報と位置情報取得手段で取得した位置情報とに基づき被検体の形状を推定するので、画像の状態にかかわらず、対象物体の絶対的な形状を精度良く推定することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る内視鏡システムの構成を示す構成図
【図2】図1の内視鏡位置検出装置の機能構成を示すブロック図
【図3】図2の内視鏡位置検出装置の構成を示す構成図
【図4】図3の内視鏡位置検出装置の要部である2ポートメモリ等の構成を示す構成図
【図5】図4の2ポートメモリの動作を示すタイミング図
【図6】図1の画像処理装置の構成を示す構成図
【図7】図3の内視鏡位置検出装置のソースコイル推定位置座標算出処理の原理を説明する第1の説明図
【図8】図3の内視鏡位置検出装置のソースコイル推定位置座標算出処理の原理を説明する第2の説明図
【図9】図3の内視鏡位置検出装置のソースコイル推定位置座標算出処理の原理を説明する第3の説明図
【図10】図6の画像処理装置の作用を説明する第1の説明図
【図11】図6の画像処理装置の作用を説明する第2の説明図
【図12】図6の画像処理装置の作用を説明する第3の説明図
【図13】図6の画像処理装置の処理の流れを示すフローチャート
【図14】本発明の第2の実施の形態に係る回転フィルタの構成を示す構成図
【図15】図14の回転フィルタに同期した同期信号に基ずく各信号のタイミングを示すタイミング図
【符号の説明】
1…内視鏡システム
2…内視鏡装置
3…内視鏡位置検出装置
4…画像処理装置
5…ベット
7…電子内視鏡
8…挿入部
9…操作部
10…ユニバーサルコード
11…ビデオプロセッサ
12…照明窓
13…観察窓
14…画像観察用モニタ
15…鉗子チャンネル
15a…挿入口
16…ソースコイル
17…プローブ
18…ソースケーブル
19、24…装置本体
20k…センスコイル
21…センスケーブル
22…操作パネル
23…ケーブル
25…モニタ
26…駆動ブロック
27…検出ブロック
28…ホストプロセッサ
31…ソースコイル駆動回路
32…CPU
33…PIO
34…センスコイル信号増幅回路部
35k…増幅回路
36k…フィルタ回路
37k…出力バッファ
38k…ADC
40…制御信号発生回路部
41…ローカルデータバス
42…2ポートメモリ
46…内部バス
47…メインメモリ
51…記憶手段
52…相対形状推定手段
53…位置情報取得手段
54…被写体形状推定手段
55…3D−2D変換手段

Claims (3)

  1. 対物レンズを介して被検体を内視鏡画像として撮像する撮像手段と、
    前記撮像手段で撮像された複数の画像を記憶する画像記憶手段と、
    前記画像記憶手段に記憶された複数の画像の画像信号に基づき、該画像間の相対的な形状を推定する相対形状推定手段と、
    前記対物のレンズの近傍に設けられた第1のコイル手段と、
    所定の位置に固定された第2のコイル手段を有し、磁界を用いて前記第1のコイル手段の位置情報を検出する位置情報検出手段と、
    前記画像情報記憶手段に記憶された複数の画像のうち、前記相対形状推定手段が相対的な形状の推定に用いた少なくとも異なる2つの画像に対応する前記第 1 のコイル手段の位置情報を前記位置情報検出手段から取得する位置情報取得手段と、
    前記相対形状推定手段で推定した相対的な形状情報と前記位置情報取得手段で取得した位置情報とに基づき、前記被検体の形状を推定する被検体形状推定手段と、
    を具備したことを特徴とする内視鏡画像処理装置。
  2. 前記被検体を照明する照明手段を更に備え、
    前記位置情報取得手段は、前記照明手段の照明のタイミングを同期信号として、前記位置情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の内視鏡画像処理装置。
  3. 前記画像記憶手段は、前記複数の画像と、前記複数の画像毎の前記位置情報と、を関連付けて記憶することを特徴とする請求項1または2に記載の内視鏡画像処理装置。
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