JP2000175442A - 直流電源装置 - Google Patents

直流電源装置

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JP2000175442A
JP2000175442A JP10343712A JP34371298A JP2000175442A JP 2000175442 A JP2000175442 A JP 2000175442A JP 10343712 A JP10343712 A JP 10343712A JP 34371298 A JP34371298 A JP 34371298A JP 2000175442 A JP2000175442 A JP 2000175442A
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JP
Japan
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transistor
power supply
voltage
switching
supply device
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JP10343712A
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English (en)
Inventor
Naoto Sano
直人 佐野
Shingo Kunii
信悟 國井
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力電圧を安定化でき、リップルノイズ電圧
を軽減できるような直流電源装置を提供する。 【解決手段】 電圧出力端VOの出力電圧を出力電圧検
出回路1で検出し、制御トランジスタQ2のベース電流
を制御し、制御トランジスタQ2が主スイッチであるト
ランジスタQ1のベース電流を制御するようにした直流
電源装置において、制御トランジスタQ2としてターン
オン,ターンオフ時間がそれぞれ50nsec以下のト
ランジスタが用いられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は直流電源装置に関
し、特に、交流を直流に変換し、小型,高効率が要求さ
れる電子機器の駆動用電源として用いられるような直流
電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は従来の一般的なトランジスタを制
御トランジスタに用いている直流電源装置の回路図であ
る。
【0003】図6において、トランスは2個のトランス
巻線L1,L2で構成されていて、巻線の極性は同じ向
きに直列に接続されている。一方のトランス巻線L1は
昇圧の際のエネルギの放電に用いるものであり、その一
端はブロッキング発振に用いられるトランス巻線L2の
一端に接続されている。トランス巻線L1の他端はトラ
ンジスタQ1のコレクタに接続され、トランス巻線L2
の他端とトランジスタQ1のベースとの間にコンデンサ
C1と抵抗R2との駆動回路が接続される。これによ
り、トランジスタQ1はスイッチング動作する。
【0004】トランス巻線L1とL2の接続点には、直
流電圧Vinが与えられる。また、この接続点とトラン
ジスタQ1のベースとの間には起動抵抗R1が接続さ
れ、さらにトランジスタQ1のベースにはオン時間を制
御するためのトランジスタQ2のコレクタが接続され、
トランジスタQ1とQ2のエミッタは接地される。トラ
ンジスタQ1のコレクタは整流用ダイオードD1を介し
て電圧出力端VOに接続され、整流用ダイオードD1の
カソードと接地間には平滑用コンデンサCoが接続され
る。電圧出力端VOから出力される電圧は出力電圧検出
回路1によって検出され、その検出出力に基づいてトラ
ンジスタQ2のベース電流が制御される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図6に示したブロッキ
ング発振を利用した自励式直流電源装置において、主ス
イッチとなるトランジスタQ1には損失軽減のため、ス
イッチングロスを減らす目的で、50nsec以下のス
イッチング速度のものが使用されるが、トランジスタQ
1を制御するトランジスタQ2には従来一般的なスイッ
チング速度(ターンオン,ターンオフ時間がそれぞれ3
00nsec以上のもの)が使用されていた。
【0006】自励式の直流電源装置は、負荷電流が少な
くなるにつれてスイッチング周波数が高くなる特性を持
つ。極端なケースとして、負荷電流0においては2〜4
MHzのスイッチング周波数となる。この付加電流ゼロ
のときに一般的なトランジスタを制御トランジスタとし
て使用した場合、トランジスタQ1に比べトランジスタ
Q2はスイッチング速度が遅いことから所望のスイッチ
ング周波数に追従できず、制御トランジスタとして役割
を果たすことができなくなり、その結果として、出力電
圧が設定値より大きく外れたり、場合によって一定期間
スイッチングが停止する間欠発振が発生し、出力に大き
なリップル電圧を発生する問題があった。
【0007】また、図6に示した従来回路において、上
述の問題点を軽減するために、最大スイッチング周波数
を下げる目的で、出力と接地間に一定電流を流すための
ブリーダ抵抗RBを接続することもあるが、この場合変
換効率が低下し、機器の省電力化の妨げになっていた。
【0008】それゆえに、この発明の主たる目的は、出
力電圧を安定化でき、リップルノイズ電圧を軽減できる
ような直流電源装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
ブロッキング発振を利用した直流電源装置において、主
スイッチのトランジスタを制御するトランジスタとして
スイッチング速度の速いトランジスタを使用する。
【0010】請求項2に係る発明では、スイッチング速
度の速いトランジスタとして、ターンオン,ターンオフ
時間がそれぞれ50nsec以下のものを使用する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態の電
気回路図である。図1において、回路構成は前述の図6
とほぼ同様であるが、主スイッチのオン時間を制御する
トランジスタQ2としてターンオン,ターンオフ時間が
それぞれ50nsecのトランジスタが用いられる。ま
た、電圧出力端VOと接地間に接続されていたブリーダ
抵抗RBは省略される。
【0012】次に、図1に示したこの発明の一実施形態
の動作について説明する。負荷電流が大きいときには、
変換効率および使用する部品の経済性を考慮して、スイ
ッチング周波数は200〜400kHzに設定するのが
一般的である。この負荷電流が大きいときに、オンデュ
ーティ比50%,スイッチング周波数330kHzでス
イッチングすると仮定した場合、オン時間は約1500
nsecとなる。このことから負荷電流が大きいときの
オン時間は制御トランジスタQ2のターンオン,ターン
オフのスイッチング時間よりも十分長いことから制御ト
ランジスタQ2のスイッチング時間の違いはほとんど影
響しない。
【0013】一方、負荷電流が小さくなることでスイッ
チング周波数が高くなり、オン時間は小さくなる。オン
デューティ比50%,スイッチング周波数3.3MHz
でスイッチングすると仮定した場合、オン時間は約15
0nsecとなる。従来の300nsec以上のスイッ
チング時間のトランジスタの場合、スイッチング時間が
オン時間より長くなり、スイッチングは不完全なものと
なる。
【0014】これ対して、この発明の一実施形態の制御
トランジスタQ2として50nsec以下のものを使用
する場合、負荷電流は小さくなってスイッチング周波数
が高くなってもスイッチング時間がオン時間を越えるこ
とはないため、安定したスイッチングを継続できる。こ
の結果、従来のスイッチング速度の遅い一般的なトラン
ジスタの際に発生していた問題、スイッチングが不完全
になり、出力電圧が設定値より外れてしまうことや、ス
イッチングが継続できずに一定期間スイッチングが停止
する間欠発振となり、出力に過大なリップル電圧を発生
させることを防止できる。
【0015】また、従来行なっていた上述の問題解決の
ための出力と接地間に接続していたブリーダ抵抗を付加
する必要もなくなるので、損失が小さく変換効率の高い
直流電源装置を実現できる。
【0016】図2はこの発明の他の実施形態を示す回路
図である。前述の図1では、主スイッチとしてバイポー
ラトランジスタQ1を使用したのに対して、この図2に
示した実施形態では、主スイッチとしてMOSFETQ
3を使用したものであり、それ以外の構成は図1と同じ
である。このように、主スイッチとしてMOSFETQ
3を使用しても図1と同様の効果が得られる。
【0017】図3はこの発明のさらに他の実施形態の回
路図である。この図3に示した実施形態は、3つの電圧
出力端V1,V2,V3からそれぞれ個別に直流電圧を
出力する出力回路にこの発明を適用したものである。す
なわち、トランジスタQ1のコレクタに第3のトランス
巻線L3の一端が接続され、トランス巻線L3の他端に
コンデンサC2,C3の一端が接続される。コンデンサ
C2の他端は整流用ダイオードD2のアノードと整流用
ダイオードD3のカソードに接続され、整流用ダイオー
ドD2のカソードは電圧出力端V2に接続される。
【0018】電圧出力端V2と接地間には平滑用コンデ
ンサC4が接続され、整流用ダイオードD3のアノード
も接地される。コンデンサC3の他端は整流用ダイオー
ドD4のカソードと整流用ダイオードD5のアノードに
接続され、整流用ダイオードD4のアノードは電圧出力
端V3に接続される。この電圧出力端V3と接地間には
平滑用コンデンサC5が接続され、整流用ダイオードD
5のカソードも接地される。
【0019】図3において、この実施形態においても制
御用のトランジスタQ2を50nsec以下のものを使
用することにより、各電圧出力端V1,V2,V3のそ
れぞれが負荷電流が小さくなることでスイッチング周波
数が高くなっても、スイッチング時間がオン時間を越え
ることはないため、安定したスイッチングを継続でき
る。
【0020】図4はこの発明を降圧型直流電源装置に適
用した例を示す回路図である。この図4に示した降圧型
直流電源装置は、変圧器を使用していないために入力と
出力が直流的に共通になっており、入力と出力を絶縁す
る必要のない場合であって、入力電圧よりも出力電圧が
低い場合に使用される。
【0021】トランジスタQ1のエミッタには直流電圧
Vinが入力され、トランジスタQ1のコレクタはチョ
ークコイルL4を介して電圧出力端VOに接続される。
トランジスタQ1のコレクタと接地間には転流ダイオー
ドD6が接続され、電圧出力端VOと接地間には平滑コ
ンデンサCOが接続され、トランジスタQ1のベースと
電圧出力端VOとの間にはコンデンサC1と抵抗R2と
チョークコイルL5の直列回路が接続される。電圧出力
端VOの出力電圧は出力電圧検出回路11で検出され、
その検出信号は制御トランジスタQ2のベースに与えら
れる。制御トランジスタQ2のベースと電圧入力端Vi
nとの間には抵抗R1が接続され、制御トランジスタQ
2のコレクタはトランジスタQ1のベースに接続され、
制御トランジスタQ2のエミッタは接地される。
【0022】図4に示した直流電源装置では、トランジ
スタQ1がオンするとチョークコイルL4を介して電圧
出力端VOに直流電圧が出力される。このとき、チョー
クコイルL4は電流平滑の作用をなすとともに、エネル
ギを蓄積する。トランジスタQ1がオフすると、転流ダ
イオードD6が導通し、チョークコイルL4に蓄積され
ていたエネルギが電流に変換されて電圧出力端VOに出
力される。
【0023】出力電圧検出回路11は出力電圧が規定よ
りも高くなった場合に制御トランジスタQ2をオフし
て、トランジスタQ1のベース電流を低下させ、トラン
ジスタQ1のオン時間を制限するように動作する。した
がって、この実施形態において、制御トランジスタQ2
として50nsec以下のスイッチング速度以下のもの
を使用することによって損失が小さい変換効率の高い直
流電源装置を実現できる。
【0024】図5はこの発明を反転型直流電源装置に適
用した例を示す回路図である。この図5に示した反転型
直流電源装置は、入力電圧に対して逆極性の出力電圧を
取出すものである。このために、図4に示したチョーク
コイルL4に代えて整流用ダイオードD1が接続され、
図4の転流用ダイオードD3に代えてインダクタンスL
6が接続される。
【0025】トランジスタQ1がオンしてインダクタン
スL6に電流が流れてエネルギが蓄積されているとき
に、トランジスタQ1をオフにすると、この電流を維持
するためにダイオードD1が導通してインダクタンスL
6に蓄えたエネルギが出力される。再びトランジスタQ
1がオンするとインダクタンスL6にエネルギが蓄積さ
れる。
【0026】出力電圧検出回路12は電圧出力端VOか
ら出力される出力電圧が規定よりも高くなった場合、制
御トランジスタQ2をオフするように動作し、これによ
りトランジスタQ1のベース電流を低下させ、トランジ
スタQ1のオン時間を制限する。
【0027】この実施形態においても、制御トランジス
タQ2として50nsec以下のスイッチング速度以下
のトランジスタを使用することによって、損失が小さい
変換効率の高い直流電源装置を実現できる。
【0028】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、主ス
イッチのトランジスタを制御するトランジスタとしてス
イッチング速度の速いトランジスタを使用することによ
り、出力電圧を安定化でき、リップルノイズ電圧を軽減
できる。また、従来の問題を抑制するために必要であっ
たブリーダ抵抗は不要にできるので、高効率の直流電源
装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態の自励発振型直流電源装
置の回路図である。
【図2】この発明の他の実施形態の直流電源装置の回路
図である。
【図3】この発明のさらに他の実施形態を示す直流電源
装置の回路図である。
【図4】この発明を降圧型直流電源装置に適用した実施
形態を示す回路図である。
【図5】この発明を反転型直流電源装置に適用した実施
形態を示す回路図である。
【図6】従来の昇圧型直流電源装置の回路図である。
【符号の説明】
1,10,11,12 出力電圧検出回路 Q1 トランジスタ Q2 制御トランジスタ R1,R2 抵抗 C1〜C5,Co コンデンサ Q3 MOSトランジスタ D1〜D5 ダイオード D6 転流ダイオード L1〜L3 トランジスタ巻線 L4,L5 チョークコイル L6,L7 インダクタンス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブロッキング発振を利用した直流電源装
    置において、 主スイッチのトランジスタを制御するトランジスタとし
    てスイッチング速度の速いトランジスタを使用すること
    を特徴とする、直流電源装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチング速度の速いトランジス
    タは、ターンオン,ターンオフ時間がそれぞれ50ns
    ec以下のものを使用することを特徴とする、請求項1
    に記載の直流電源装置。
JP10343712A 1998-12-03 1998-12-03 直流電源装置 Pending JP2000175442A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009545945A (ja) * 2006-08-04 2009-12-24 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ 磁気的に結合されるスイッチ制御回路を備える直流−直流電力変換器
WO2013042265A1 (ja) * 2011-09-22 2013-03-28 東芝ライテック株式会社 スイッチング電源及び照明装置

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