JP2000175185A - パノラマ撮影方法および撮像装置 - Google Patents

パノラマ撮影方法および撮像装置

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JP2000175185A
JP2000175185A JP10360048A JP36004898A JP2000175185A JP 2000175185 A JP2000175185 A JP 2000175185A JP 10360048 A JP10360048 A JP 10360048A JP 36004898 A JP36004898 A JP 36004898A JP 2000175185 A JP2000175185 A JP 2000175185A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像の撮像時期や撮像順序が異なってもパノ
ラマ撮影を行なうことができる撮像装置およびパノラマ
撮影方法の提供。 【解決手段】 ユーザは新たにパノラマ撮影(P5)を
行なうか、追加パノラマ撮影(P3)を行なうか、パノ
ラマ画像修正処理(P4)を行なうかを選択する。P3
では、ユーザが再生記録画像の中から画像を再生/選択
してから、追加する被写体を撮像すると、撮像した画像
が追加される。P4では、ユーザが所望の再生パノラマ
画像を選択し、修正する部分を特定して修正用の画像を
撮り直すと、その画像と修正部分の分割画像とが置換さ
れる。P5では、重要な部分を最初に撮像してから、左
右交互に撮像したり、左右いずれかの方向に撮像してか
ら逆方向に撮像できるので重要な分割画像をパノラマ画
像の中央に配置することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデジタルカメラ等の
撮像装置によるパノラマ撮影技術に関する。
【0002】
【従来の技術】撮像装置で、風景等のような広い視野の
被写体を対象にした画像を得る場合に、カメラを動かし
ながら当該風景を画角の範囲で分割して撮像して複数枚
の画像(分割画像)を得て、後にそれら分割画像をずら
しながら継ぎ目なく繋ぎ合わせて広い視野を再現するパ
ノラマ撮影機能を備えたものがある。このパノラマ撮影
機能を備えた撮像装置でパノラマ撮影モードを選択する
と1枚目の画像の撮影後、直前に撮影された分割画像の
端部を表示領域の一方の端部側に固定して表示し、残り
の表示領域にCCDからのスルー画像を連続させて表示
していた。
【0003】しかしながら、上記方式では前回の画像と
CCDからのスルー画像を合せる際に、境界部分のみを
指標とするため、境界附近が同じ様な画像の連続になっ
ている場合に境界がはっきりしないので合せにくいとい
う問題点があった。
【0004】上記問題点を解決したものとして、デジタ
ルカメラでパノラマ撮影をする場合に、直前に撮影した
分割画像の一部を位置合せ用ガイドとして液晶画面の左
右いずれかの端に表示し、次の被写体像の一部を位置合
せ用ガイド部分と重ね合わせてる動作を繰り返しなが
ら、画像的に連続した分割画像を何枚か撮像し、後でず
らしながら張り合わせ等により繋ぎ合わせるパノラマ撮
影方法がある。
【0005】このパノラマ撮影方法で、例えば、図14
(a)に示すような風景を連続して撮影してパノラマ画
像を得ようとする場合には、先ず、図14(b)の風景
部分を撮影(シャッター押し下げ)するとその分割画像
データが記録されるがこのとき液晶画面には右側端部
(Aの部分)を位置合せ用ガイドとして残して表示する
ようにする。ユーザがカメラを右方向に動かしていく
と、図14(b)の右端の位置合せ用ガイド部分Aが図
14(c)に示すように左側に表示され、取込中の風景
画像(スルー画像)と共に表示される。そして、この位
置合せ用ガイド部分にスルー画像がうまく合致したとき
に(図14(d))シャッターを押すと、つなぎめがス
ムーズなパノラマ画像撮影ができるほか、上下にずれの
少ない一連のパノラマ撮影が可能となる(図14
(e))。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記パノラマ撮影方式
は、位置合せ用ガイドをファインダー(液晶画面)に表
示することにより簡単な操作で継ぎ目がスムースで上下
にずれのないパノラマ画像を得ることができるが、位置
合せ用ガイドとしてもっぱら直前に撮像した画像の一部
を用いているので、下記のような不便を生じていた。 (1) 既に撮像した画像で、撮り直しのきかない画像
に続けるようした一連のパノラマ撮影を行なうことがで
きない点、(2) また、既に撮影したパノラマ画像の
一部を撮り直すことができない点、(3) 左端或いは
右端から順番に撮影を行なうので、構図上、またはユー
ザにとって重要な被写体を中央に位置させるように撮影
することが難しく、場合によってはパノラマ合成のつな
ぎ目になってしまうことがあるという点。
【0007】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、画像の撮像時期や撮像順序が異なっても
パノラマ撮影を行なうことができる撮像装置およびパノ
ラマ撮影方法の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、第1の発明のパノラマ撮影方法は、広い視野を画
角の範囲で分割して撮像して得た複数の分割画像を繋ぎ
合わせて合成し、広い視野を再現するパノラマ画像を得
るパノラマ撮影方法であって、所望の記録画像を選択
し、選択された記録画像に繋ぎ合せるための分割画像用
の新たな撮像を行なうことにより、新たなパノラマ画像
を得ることを特徴とする。
【0009】また、第2の発明のパノラマ撮影方法は、
広い視野を画角の範囲で分割して撮像して得た複数の分
割画像を繋ぎ合わせて合成し、広い視野を再現するパノ
ラマ画像を得るパノラマ撮影方法であって、撮影済みの
パノラマ画像の一部分を指定し、パノラマ画像の指定さ
れた一部分である画像部分を新たに撮像した画像で置換
することにより、新たなパノラマ画像を得ることを特徴
とする。
【0010】また、第3の発明のパノラマ撮影方法は、
指定されている繋ぎ合わせ方向の分割画像用の撮像を順
次行なうことにより得た分割画像を繋ぎ合わせて合成
し、広い視野を再現するパノラマ画像を得るパノラマ撮
影方法であって、パノラマ撮影中に繋ぎ合わせ方向を切
替えて撮像を行なうことにより、パノラマ画像を得るこ
とを特徴とする。
【0011】また、第4の発明の撮像装置は、広い視野
を画角の範囲で分割して撮像して得た複数の分割画像を
繋ぎ合わせて合成し、広い視野を再現するパノラマ画像
を得るパノラマ撮影モードを有する撮像装置であって、
複数の記録画像の中から所望の記録画像を選択する記録
画像選択手段と、この記録画像選択手段によって選択さ
れた記録画像に繋ぎ合わせるための分割画像用の撮像を
行なう撮像手段と、この撮像手段により撮像された分割
画像と前記記録画像選択手段により選択された記録画像
から新たなパノラマ画像を生成するパノラマ画像生成手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0012】また、第5の発明は上記第4の発明の撮像
装置において、記録画像選択手段によって選択された記
録画像に繋ぎ合わせるための分割画像用の新たな撮像を
行なう際の繋ぎ合わせ方向を指示する繋ぎ合わせ方向指
示手段を備え、撮像手段は繋ぎ合わせ方向指示手段によ
って指示された繋ぎ合わせ方向に基づいて分割画像用の
新たな撮像を行なうことを特徴とする。
【0013】また、第6の発明の撮像装置は、広い視野
を画角の範囲で分割して撮像して得た複数の分割画像を
繋ぎ合わせて合成し、広い視野を再現するパノラマ画像
を得るパノラマ撮影モードを有する撮像装置であって、
パノラマ撮像済みのパノラマ画像の一部分を指定する部
分指定手段と、部分指定手段によって指定された一部分
の画像部分の置換画像を得るための撮像を行なう撮像手
段と、この撮像手段によって撮像された画像を用いて部
分指定手段により指定された一部分の画像部分を置換す
る画像置換手段と、を備えたことを特徴とする。
【0014】また、第7の発明の撮像装置は、指定され
ている繋ぎ合わせ方向の分割画像用の撮像を順次行なう
ことにより得た分割画像を繋ぎ合わせて合成し、広い視
野を再現するパノラマ画像を得るパノラマ撮影モードを
有する撮像装置であって、パノラマ撮影中に繋ぎ合わせ
方向を変更指定する繋ぎ合わせ方向変更指定手段と、こ
の繋ぎ合わせ方向変更指定手段により変更指定される繋
ぎ合わせ方向に基づいてこの後撮像される分割画像の繋
ぎ合わせ方向を変更する繋ぎ合わせ方向変更手段と、を
備えたことを特徴とする。
【0015】また、第8の発明の撮像装置は、指定され
ている繋ぎ合わせ方向の分割画像用の撮像を順次行なう
ことにより得た分割画像を繋ぎ合わせて合成し、広い視
野を再現するパノラマ画像を得るパノラマ撮影モードを
有する撮像装置であって、パノラマ撮影中に指定する繋
ぎ合わせ方向を交互に指定する繋ぎ合わせ方向変更制御
手段と、この繋ぎ合わせ方向変更制御手段により交互に
変更される繋ぎ合わせ方向に基づいて、撮像される分割
画像の繋ぎ合わせ方向を変更する繋ぎ合わせ方向変更手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0016】また、第9の発明の撮像装置は、広い視野
を画角の範囲で分割して撮像して得た複数の分割画像を
繋ぎ合わせて合成し、広い視野を再現するパノラマ画像
を得るパノラマ撮影モードを有する撮像装置であって、
取込まれる被写体像を動画表示するスルー画像表示手段
と、複数の記録画像の中から所望の記録画像を選択する
記録画像選択手段と、スルー画像表示手段によって表示
されているスルー画像の一部に記録画像選択手段によっ
て選択された記録画像の一部を重複表示する位置合せガ
イドを表示する位置合せガイド表示手段と、を備えたこ
とを特徴とする撮像装置。
【0017】また、第10の発明の撮像装置は、広い視
野を画角の範囲で分割して撮像して得た複数の分割画像
を繋ぎ合わせて合成し、広い視野を再現するパノラマ画
像を得るパノラマ撮影モードを有する撮像装置であっ
て、取込まれる被写体像を動画表示するスルー画像表示
手段と、撮影済みのパノラマ画像の一部分を指定する部
分指定手段と、スルー画像表示手段によって表示されて
いるスルー画像の両端部或いは1つの端部に部分指定手
段によって指定された一部分の画像部分の一部分または
全部或いは隣接する部分の一部を重複表示する位置合せ
ガイドを表示する位置合せガイド表示手段と、を備え、
位置合せガイド表示手段は、スルー画像表示手段によっ
て表示されているスルー画像の両端部或いは1つの端部
に部分指定手段によって指定された一部分を含む部分に
隣接する部分の一部を重複表示する位置合せガイドを表
示することを特徴とする。
【0018】また、第11の発明の撮像装置は、指定さ
れている繋ぎ合わせ方向の分割画像用の撮像を順次行な
うことにより得た分割画像を繋ぎ合わせて合成し、広い
視野を再現するパノラマ画像を得るパノラマ撮影モード
を有する撮像装置であって、取込まれる被写体像を動画
表示するスルー画像表示手段と、パノラマ撮影中に繋ぎ
合わせ方向を変更指定する繋ぎ合わせ方向変更指定手段
と、位置合せガイドの表示位置と該位置合せガイドに重
複表示する他の画像の一部分とを前記繋ぎ合わせ方向変
更指定手段によって変更指定された繋ぎ合わせ方向によ
って決定する位置合せガイド表示手段と、を備えたこと
を特徴とする。
【0019】また、第12の発明の撮像装置は、指定さ
れている繋ぎ合わせ方向の分割画像用の撮像を順次行な
うことにより得た分割画像を繋ぎ合わせて合成し、広い
視野を再現するパノラマ画像を得るパノラマ撮影モード
を有する撮像装置であって、パノラマ撮影中に指定する
繋ぎ合わせ方向を交互に指定する繋ぎ合わせ方向変更制
御手段と、この繋ぎ合わせ方向変更制御手段により交互
に変更される繋ぎ合わせ方向に基づいて、撮像される分
割画像の繋ぎ合わせ方向を変更する繋ぎ合わせ方向変更
手段と、位置合せガイドの表示位置と該位置合せガイド
に重複表示する他の画像の一部分とを撮像時に前記繋ぎ
合わせ方向変更指定手段によって交互に変更指定される
繋ぎ合わせ方向によって決定する位置合せガイド表示手
段と、を備えたことを特徴とする。
【0020】パノラマ撮影中に指定する繋ぎ合わせ方向
を交互に指定する繋ぎ合わせ方向変更制御手段と、ま
た、第12の発明は上記第11または第12の発明の撮
像装置において、スルー画像表示手段は表示するスルー
画像の一部に撮像する分割画像の撮影順序と繋ぎ合わせ
方向を示す撮像標識を表示することを特徴とする。
【0021】
【発明の実施の形態】<回路構成例>図1は、本発明の
パノラマ撮影方法を適用可能な撮像装置の一実施例とし
てのデジタルカメラの回路構成例を示すブロック図であ
る。図1で、デジタルカメラ100は、光学系11、信
号変換部12、信号処理部13、DRAM14、制御部
20、操作部30、表示部40、フラッシュメモリ50
および電源90を有している。
【0022】光学系11は、撮像レンズ111および自
動絞り機構等(図示せず)を含み、撮像レンズ111を
介して集光された被写体像の光束を後段の撮像素子(C
CD)上に結像させる。
【0023】信号変換部12は、CCDおよび信号変換
回路等を含み、前段の光学系11を介してCCDに結像
した画像を電気信号に変換し、デジタルデータに変換し
て一定の周期で出力する。
【0024】信号処理部13は、通常撮像モード時には
信号変換部12からの出力を処理して、デジタルの輝
度、色差マルチプレクス信号(Y,Cb,Crデータ)
等の信号成分を得て、Y,Cb,Crデータ(以下、画
像データ)をDRAM14に転送し、一時的に記憶す
る。また、スルー画像(動画)表示するために、取込ん
だ画像データを間引いて表示部40に送る。また、シャ
ッター操作がされるとその時点の画像データを表示部4
0に送って静止画表示させる。
【0025】信号処理部13は、また、記録保存の際に
DRAM14に書込まれている画像データを読み出して
JPEG圧縮処理を施し、再生時に記録用メモリ(フラ
ッシュメモリ)50に保存記録されていた画像データに
伸張処理を施して画像データを再生する。
【0026】DRAM14は作業用メモリとして用いら
れ、撮像画像を一時的に記憶する画像バッファ領域やJ
PEG圧縮/伸張時の作業用領域等として用いられる。
また、パノラマ撮影モード時には図2に示すような領域
構成をとることができる。
【0027】制御部20はCPU、RAM、プログラム
格納用ROMおよびタイマ等を有したマイクロプロセッ
サ構成を有しており、CPUは、上述の各回路および図
示しない電源切換えスイッチ等にバスラインを介して接
続し、プログラム格納用ROMに格納されている制御プ
ログラムによりデジタルカメラ100全体の制御を行な
うと共に、操作部30からの状態信号に対応してプログ
ラム格納用ROMに格納されている各モードに対応の処
理プログラムやパノラマ撮影処理用プログラムを取り出
して、デジタルカメラ100の各機能の実行制御、例え
ば、撮像や記録画像の再生機能の実行等を行なう他、パ
ノラマ撮影モード時の通常モードでのパノラマ撮影や、
追加モードでのパノラマ画像追加処理や、修正モードで
のパノラマ画像の補正処理や、各分割画像の合成処理の
実行等を行なう。
【0028】操作部30は処理モード切替えスイッチ、
機能選択用ボタン、プラス/マイナス(+/−)ボタン
35、シャッターボタン36、パノラマ撮影処理モード
指示スイッチ37等のボタンやスイッチを構成部分とし
ており、これらのボタン或いはスイッチが操作されると
状態信号が制御部20に送出される。なお、実施例では
パノラマ撮影処理モード指示スイッチ37はロータリス
イッチとして構成され、目盛の停止位置により「通常モ
ード」、「追加モード」、「修正モード」の3モードお
よび「パノラマ撮影終了」のうちのいずれか一つを指示
できるようになっている。
【0029】表示部40はビデオエンコーダ、VRAM
および液晶画面(LCD)等から構成されており、制御
部20の表示制御により、撮像時のスルー画像および再
生時の再生画像、処理選択時の選択用メニュー(或いは
アイコン)の表示等を行なう。
【0030】フラッシュメモリ50は信号処理部13か
らの画像データを記録する。また、フラッシュメモリ5
0には画像データを記録する領域および画像データの記
録時に当該画像の撮像モードの種類等を登録する画像情
報登録リスト(図4)や、パノラマ画像を構成する各画
像を関連づける情報を有するリンクテーブル(図5)を
記録することができる。なお、フラッシュメモリ50に
代えて着脱可能なICカードを用いるようにしてもよ
い。
【0031】[DRAMのレイアウト例]図2はパノラ
マ撮影時のDRAM14のレイアウトの一実施例を示す
説明図である。
【0032】図2(a)で、符号141は取込まれたス
ルー画像データを記憶するスルー画像用バッファGsを
示す。また、符号142は位置合せガイド用の残像(直
前の画像の右端(または左端)の一部)を記憶する位置
合せガイドGgl(左端位置合せガイド),Ggr(右
端位置合せガイド)用のバッファ領域,符号143は撮
像順序ガイド用バッファGo用の領域を示す。また、符
号144はワークエリア(作業用領域)である。また、
図2(b)はパノラマ画像を一括合成(生成)する場合
のDRAM14のレイアウト例であり、スルー画像用バ
ッファGs領域141、位置合せガイド用バッファ14
2、撮像順序表示ガイド用バッファGo領域143、n
個の分割画像バッファGp(1)〜Gp(n)を有する
領域144’を設け、画像合成用バッファをワークエリ
ア145と兼用するようにした例である。
【0033】<パノラマ撮影モード>パノラマ撮影モー
ドでは連続する風景を一定の画角の画像(分割画像)に
分割して撮影し、張合わせ合成等により継ぎ目なく繋ぎ
合わせてパノラマ画像を表示するので、撮影時に各隣接
画像の境界が一致するようにする必要がある。このため
の位置合せガイドとして直前に撮影した画像の一部を次
の画像とは分別可能に表示して、次の画像との重複部分
の一致を簡単に判断できるようにして境界を一致させ、
撮影を行なう(図7)。
【0034】すなわち、パノラマモードで、使用者がパ
ノラマ撮影を所望する風景等にカメラを向けると画角に
捉えられた風景(パノラマ分割像)がスルー画像として
表示部40の液晶画面に表示される。
【0035】使用者はスルー画像と重複表示される位置
合せガイドを視覚的に確認しながらカメラの位置を調整
移動して位置合せガイドとスルー画像の一部が一致した
場合にシャッターボタン36を押し下げると、DRAM
14に記憶されている分割画像データに圧縮処理を施し
てフラッシュメモリ50に記録すると共に、表示部40
の液晶画面上に位置合せガイドを表示する。位置合せガ
イドが表示されると撮像レンズの前方の風景等の光学像
がスルー画像表示されるので、使用者はカメラを動かし
て撮影対象の風景を前回のパノラマ分割像に連続するよ
うに(すなわち、位置合せガイドとスルー画像の一部が
一致するように)できる。
【0036】また、後述(実施例)するように、 ・記録画像(或いは、記録済みのパノラマ画像)に新た
に撮像した画像を追加(継ぎ足し)してパノラマ画像を
得る追加パノラマ撮影処理や、 ・撮影済みのパノラマ画像の部分的な撮り直しをして元
の画像(撮り直し部分)と置き換えたりするパノラマ画
像修正処理や、 ・新たにパノラマ撮影を行なう際に重要な被写体(テー
マ部分)を最初に撮像してから、左右交互に撮像した
り、或いは左右いずれかの方向に撮像してから逆方向に
撮像する交互撮像によって得た分割画像からのパノラマ
画像の合成処理、を行なうことができる。
【0037】[処理プロセス概要(1)]図3(a)は
パノラマ撮影モードでの処理プロセスの一実施例を示す
プロセスチャートである。 P0:撮影モード選択 使用者が、デジタルカメラ100の機能選択用ボタンの
うちのパノラマ撮影選択ボタンを押すと、操作部30か
ら状態信号が制御部20に送られ、制御部20はパノラ
マ撮影処理用プログラムを起動してパノラマ撮影モード
に切換える。これによりパノラマ画像の撮影が可能とな
る。 P1:パノラマ撮影モードの判定 ユーザは新たパノラマ撮影を行なうか(通常モード)、
追加パノラマ処理用の追加パノラマ撮影を行なうか(追
加モード)、パノラマ画像修正処理用の撮影を行なうか
(修正モード)を選択(指示)する。そして、ユーザが
通常モードを選択した場合にはP5に遷移し、追加モー
ド或いは修正モードを選択した場合にはP2に遷移す
る。また、これらパノラマ撮影処理モードの選択(指
示)は特定キー(本実施例では、パノラマ撮影モード指
示スイッチ37)の操作で行なうことができる(メニュ
ー若しくはアイコンを表示してカーソルキー等の操作に
よって選択するようにしてもよい)。
【0038】P2:画像再生処理 上記プロセスP1でユーザが追加モードまたは修正モー
ドを選択すると、制御部20はフラッシュメモリ50に
保存記録されている記録画像を再生してワークエリア1
44(或いは、分割画像バッファGP(1))(図2)
に記憶すると共に再生画像を表示部40の液晶画面に静
止画表示する(記録画像がJPEG圧縮されている場合
には伸張処理を行なう)。なお、再生された記録画像が
パノラマ画像の場合にはワークエリア144(或いは、
ワークエリア145)に記憶し、その先頭部分を表示部
40の液晶画面に表示する。また、この場合、スクロー
ル表示可能にする。
【0039】P3:追加パノラマ撮影処理 上記プロセスP1でユーザが追加モードを選択した場合
には、制御部20は図6のフローチャートに示すような
処理手順で追加パノラマ処理を実行する。即ち、ユーザ
が再生された記録画像の中から所望の画像(或いは、記
録済みのパノラマ画像)を再生して所望の記録画像を選
択してから、追加する被写体を撮像すると、選択された
記録済みの画像(或いは、選択された記録済みのパノラ
マ画像)に追加する分割画像を得ることができる(図
6,図7参照)。なお、この場合、各分割画像を記録す
ると共に選択した記録画像および撮像した各分割画像の
撮像順序情報と合成順序情報をリンクテーブル70(図
5)に記録するようにしてもよいし、選択した記録画像
および撮像した各分割画像を合成してパノラマ画像を生
成し、それを保存記録するようにしてもよい。
【0040】P4:パノラマ画像修正処理 上記プロセスP1でユーザが修正モードを選択した場合
には、制御部20は図8のフローチャートに示すような
処理手順でパノラマ画像修正処理を実行する。すなわ
ち、ユーザが所望のパノラマ画像を選択し、修正(変
更)部分を特定し、その部分に対応する画角の被写体を
撮り直すと、撮像した画像と元の分割画像(パノラマ画
像の撮り直し部分)とを置換する(図8〜図10参
照)。この場合、元のパノラマ画像が分割画像を合成し
たものの場合には修正する画像をフラッシュメモリ50
に記録されている対応の分割画像に上書きして置換す
る。また、元のパノラマ画像が合成されて保存記録され
ているものの場合には修正画像を上書き合成して修正済
みパノラマ画像とし、それを保存記録する。
【0041】P5:新規パノラマ画像撮影処理 上記プロセスP1でユーザが通常モードを選択した場合
には、制御部20は図11のフローチャートに示すよう
な処理手順で新規パノラマ画像撮影処理を実行する。そ
の際に、重要な分割画像(テーマ部分の被写体を含む画
角部分)を最初に撮像してから、左右交互に撮像した
り、或いは左右いずれかの方向に撮像してから逆方向に
撮像すると共に、張合わせの順序情報を各分割画像に対
応付ける。これにより、重要な分割画像をパノラマ画像
の中央に配置することができる(従来のように一方向の
みの撮影もできる)(図11〜図13参照)。なお、こ
の場合、撮像のたびに各分割画像を記録すると共に撮像
順序情報および合成順序情報をリンクテーブル70に記
録するようにしてもよいし、撮像した各分割画像を合成
してパノラマ画像を生成し、それを保存記録するように
してもよい。
【0042】[処理プロセス概要(2)]図3(b)は
パノラマ撮影モードでの処理プロセスの一実施例(変形
例)を示すプロセスチャートである。図3(a)の例
は、パノラマ撮影モードを選択してからパノラマ撮影処
理モードを選択し、追加モードか修正モードが選択され
ると記録画像(或いは、記録済みのパノラマ画像)を再
生して所望の記録画像(或いは、記録済みのパノラマ画
像)に撮影したパノラマ画像を追加したり、パノラマ画
像の一部を撮り直した部分画像で置き換えたりしたが、
本実施例(図3(b))では、再生モードを選択してか
ら(P0’)、フラッシュメモリ50に保存記録されて
いる記録画像を再生してワークエリア144(またはG
p(1))(図2)に記憶し(P1’)、パノラマ撮影
処理モードを選択して(P2)’、選択結果に対応して
追加パノラマ撮影処理(P3)またはパノラマ画像修正
処理(P4)を実行するようにした例であり、プロセス
P3、P4の処理は図3(a)の場合と同様である。
【0043】[画像情報登録リストの構成例]図4は撮
像画像の保存記録時に保存記録する画像(圧縮画像デー
タ)とその画像の画像情報を対応付けて登録する画像情
報登録リストの一実施例の構造の説明図である。
【0044】図4で、画像情報登録リスト60は画像番
号を記録する画像番号欄61,フラッシュメモリ50上
の画像の記録位置を記録する記録位置欄62,撮影日時
を記録する撮影日時欄63,画像の種類(例えば、通常
撮像画像、連写画像、パノラマ画像の分割画像(或いは
撮影モード))等を意味するコードを格納する種類欄6
4および画素密度(または画像サイズ)を記録する画素
密度欄65等を有している。これら画像情報は撮像時に
画像をフラッシュメモリ50に保存記録する際にそれぞ
れ登録される。
【0045】なお、本実施例ではパノラマ画像撮影で保
存記録する際に各分割画像を別々に記録し、再生時にパ
ノラマ画像を合成するようにしたので画像情報登録リス
ト60の種類欄64には上述のようにパノラマ画像の分
割画像を意味するコード(例えば’3’)を記録するよ
うにしたが、これに限定されない。すなわち、パノラマ
画像撮影で保存記録する際に各分割画像を合成してパノ
ラマ画像を生成し、それを保存記録するようにした場合
には、画像情報登録リスト60の種類欄64にはパノラ
マ画像(合成画像)を意味するコード(例えば’4’)
を記録するようにする。なお、実施例では保存記録の際
に画像情報登録リスト60の種類欄64に撮像の種類を
登録するようにしたが、これに限定されず、保存記録の
際に、保存記録される画像に撮像の種類を書込むように
してもよい(この場合は画像情報登録リスト60の種類
欄64は不要となる)。
【0046】[リンクテーブルの構成例]図5は、分割
画像の撮像順序や各分割画像を合成してパノラマ画像を
生成する際の合成順序情報(画像リンク情報)をフラッ
シュメモリ50に保存記録した分割画像と対応づけて登
録するリンクテーブルの一実施例の説明図である。
【0047】リンクテーブル70は、撮像された分割画
像の画像番号を記録する画像番号欄71,分割画像の撮
像順序を記録する撮像順序欄72,パノラマ画像を合成
する際の合成順序を記録する合成順序欄73およびパノ
ラマ画像を合成する際の張合わせ位置(すなわち、重複
部分=位置合せガイド部分)を示す位置合せガイド位置
情報等を備えている。
【0048】なお、画像情報登録リスト60とリンクテ
ーブル70を一本化するようにしてもよい。また、パノ
ラマ画像撮影で保存記録する際に各分割画像を合成して
パノラマ画像を生成し、それを保存記録するようにパノ
ラマ撮影処理手段を構成した場合には、パノラマ画像用
としてのリンクテーブル70は設けなくてよい。
【0049】<実施例> (実施例1) [追加パノラマ撮影処理]図6はパノラマ撮影処理モー
ドのうちの追加モード(追加パノラマ撮影処理)の処理
手順の一実施例を示すフローチャートであり、図3のプ
ロセスP3に相当する動作例を示す。また、図7は追加
パノラマ撮影処理の具体例の説明図である。なお、図6
で、(a)は分割画像を個々に保存記録する場合の例で
ある。また、(b),(c)は変形例であり、選択した
記録画像と各分割画像を合成して保存記録する場合の動
作例を示すフローチャートである。
【0050】ステップS1:(再生した記録画像の選
択) ユーザは、図3(a)のプロセスP2(または、図3
(b)のプロセスP1’)で表示部40の液晶画面に表
示された再生画像から所望の記録画像を選択する。ま
た、記録画像としてパノラマ画像を選択してもよい。ま
た、早送りや画像検索を行なうようにすることが望まし
い。また、本実施例では記録画像の選択を+/−ボタン
35の操作(+なら前送りし、−なら戻す)により行な
っているがカーソルキー或いはタッチペン等のポインテ
ィングデバイスの操作によって行なうようにしてもよ
い。なお、図3(b)のプロセスP1’で所望の記録画
像を選択するようにした場合にはこのステップS1は省
略できる。
【0051】ステップS2:(追加位置選択) 制御部20は上記ステップS1で記録画像が選択される
と、撮影する分割画像を記録画像の先端に追加するか
(すなわち、撮影する分割画像の後に記録画像を張合わ
せるか)、それとも、撮影する分割画像を記録画像の後
端に追加するか(すなわち、撮影する分割画像の前に記
録画像を張合わせるか)を決定する情報を得るために、
表示されている所望の記録画像に重畳させてパノラマ画
像の追加位置案内を表示し、追加位置の選択操作を促す
(図7(b)の案内表示211参照:図7(b)の例で
「→+」は記録画像の後端に追加する場合には+ボタン
を押すことを意味し、「←−」は記録画像の先端に追加
する場合には−ボタンを押すことを意味する)。また、
案内表示としてアイコンを表示してもよく、また、+/
−ボタン35の代りにカーソルキーやタッチペン等のポ
インティングデバイスを用いるようにしてもよい、 ステップS3:(追加位置の判定) 制御部20は操作部30からの状態信号を調べ、上記ス
テップS2で前/後どちらが選択されたかを判定する。
「記録画像の先端に追加」が選択されたときにはS4の
右位置合せガイド表示処理に遷移し、「記録画像の後端
に追加」が選択されたときにはS4の左位置合せガイド
表示処理に遷移する。なお、判定結果は制御部20のR
AM(または、DRAM14のワークエリア144)
に、例えば、「記録画像の先端に追加」なら値=0、
「記録画像の後端に追加」=1といったようにして記憶
できる。
【0052】ステップS4:(右位置合せガイド表示処
理) 制御部20は再生された記録画像(DRAM14のワー
クエリア144に記録されている記録画像の左端から所
定長の相当部分を位置合せガイドとして切り出し、位置
合せガイド用領域142の右位置合せガイドバッファG
grに記憶してS6に遷移する。
【0053】ステップS5:(左位置合せガイド表示処
理) 制御部20は再生された記録画像の右端から所定長の相
当部分を位置合せガイドとして切り出し、位置合せガイ
ド用領域142の左位置合せガイドバッファGglに記
憶してS6に遷移する。
【0054】ステップS6:(画像の取込、スルー表
示) 上記ステップS3で「記録画像の先端に追加」を選択し
たときは、ユーザは記録画像と似た被写体の左側方向を
撮像するためにデジタルカメラ100を左方向に移動す
る。また、「記録画像の後端に追加」を選択したとき
は、ユーザは記録画像と似た被写体の右側方向を撮像す
るためにデジタルカメラ100を右方向に移動する。こ
のとき、デジタルカメラ100は撮像レンズ111の視
野(画角)内の被写体像を取込んでスルー画像バッファ
Gs(図2)に記憶すると共に表示部40に送ってスル
ー表示するが、同時に制御部20は位置合せガイド用領
域142に記憶した画像(位置合せガイド用画像)を表
示部40に送って位置合せガイド用画像部分A(図7
(c))をスルー画像に重畳表示する。このようにし
て、選択した記録画像または直前に撮像した分割画像の
右端または左端を右位置合せガイドまたは左位置合せガ
イドとして表示することができる(図7(c),(d)
の左位置合せガイド表示の例参照)。
【0055】ステップS7:(撮像指示(シャッター操
作)) ユーザはスルー画像および位置合せガイドを見ながらデ
ジタルカメラ100を移動させてスルー画像の右端部分
(または左端部分)と重畳表示されている右位置合せガ
イド(または左位置合せガイド)が一致するようにカメ
ラの位置を調整し、一致した時にシャッターボタン36
を操作(押し下げ)する。
【0056】制御部20は操作部30からの状態信号を
調べ、シャッターボタン36が押されたか否かを判定
し、シャッターボタン36が押された場合には撮像指示
があったものとしてS8に遷移し、そうでない場合には
S6に戻って画像の取込とスルー画像表示(位置合せガ
イド付)を継続する。
【0057】ステップS8:(撮像した追加分割画像の
保存記憶) 上記ステップS7でシャッターボタン36が押される
と、制御部20はスルー画像バッファGsに記憶されて
いる画像(すなわち、撮像された分割画像)を取り出し
て、JPEG圧縮処理を施してフラッシュメモリ50に
保存記録する。また、この時、画像番号や、記録位置、
撮影日時、撮像の種類、記録密度(或いは画像サイズ)
等の画像情報を画像情報登録リスト60に登録する。ま
た、同時に再生時にパノラマ画像として合成するために
必要な情報、例えば、画像番号、分割画像の撮像順序お
よび合成順序、重複部分情報(すなわち、位置合せガイ
ド位置情報)等をリンクテーブル70に記録する。
【0058】ステップS9:(追加パノラマ撮影終了判
定) 制御部20は操作部30からの状態信号を調べ、ユーザ
がパノラマ撮影終了操作をしたか否かを判定し、終了操
作をした場合にはパノラマ撮影モードを終了させ、そう
でない場合にはS10に遷移して位置合せガイド表示処
理を行なう。なお、本実施例ではパノラマ撮影処理モー
ド指示スイッチ37の目盛を「パノラマ撮影終了」の位
置に合せることにより終了操作を行なっている。
【0059】ステップS10:(位置合せガイド表示処
理) 制御部20はRAM或いはDRAM14に記憶された上
記ステップS3での判定結果を調べ、「記録画像の先端
に追加」が選択されていたときには上記ステップS4と
同様の手順で右位置合せガイド表示処理を行ない、「記
録画像の後端に追加」が選択されていたときには上記ス
テップS5と同様の手順で左位置合せガイド表示処理を
行なってからS6に遷移して次の画角の被写体像の取込
および位置合せガイド付スルー表示を行なう。
【0060】上記構成により、簡単な操作で所望の記録
画像(或いはパノラマ記録画像)の前或いは後に撮像画
像を追加してパノラマ画像を生成することができる。ま
た、記録画像の前後に撮像画像を追加してパノラマ画像
を生成することもできる(記録画像の左側に撮像画像を
追加してパノラマ画像を生成し、一旦記録保存してから
そのパノラマ画像を再生してその右側に撮像画像を追加
してパノラマ画像を生成する)。また、記録画像または
直前の撮像の右端または左端部分を位置合せガイドとし
てスルー画像に表示するので画像を繋ぎやすく、また、
継ぎ目がスムースになる。
【0061】(具体例)図7で、(a)は現在の風景、
(b)は数年前に(a)の風景の左側の部分を撮った風
景画像の再生記録画像、(c),(d)は(b)の風景
画像とパノラマ合成するための撮像画像(分割画像)、
(e)は生成されたパノラマ合成画像である。この例で
は、ユーザが(a)の左側部分にある家201のないパ
ノラマ画像を撮るために以前撮った画像の再生画像の中
から(b)の画像210を選択し(S1)、次に再生画
像210に重畳表示される案内表示211に従って(S
2)、+/−ボタン35の+を押して、再生画像210
のうちの右側に現在の風景を継ぎ足すことを指示すると
左位置合せガイド表示処理が行なわれ(S3,S5)、
スルー画像220の左端に再生記録画像210の右端部
分が(c)に示すように左位置合せガイドAとして表示
される(S6)。
【0062】ユーザがスルー画像220の左端と左位置
合せガイドAが一致するようにデジタルカメラ100の
位置を調整してからシャッターボタン36を押すと(S
7)、撮像された分割画像(220)と画像情報および
リンク情報がフラッシュメモリ50に保存記録される
(S8)。次に、(c)の分割画像220の右端部分を
左位置合せガイドとするための位置合せガイド表示処理
を行なって(S10)、(d)に示すようにスルー画像
230の左端に画像220の右端を表示する(S6)。
ユーザがスルー画像230の左端と左位置合せガイドA
が一致するようにカメラ100の位置を調整してからシ
ャッターボタン36を押すと(S7)、撮像された画像
(230)と画像情報およびリンク情報がフラッシュメ
モリ50に保存記録される(S8)。
【0063】ユーザがパノラマ撮影処理モード指示スイ
ッチ37の目盛を「パノラマ撮影終了」の位置に合せる
と(S9)、パノラマ撮影が終了する。これにより、フ
ラッシュメモリ50には分割画像210、220、23
0がパノラマ画像の分割画像として記録され、また、そ
れらはリンクテーブル70(図5)に撮像順序,合成順
序および位置合せガイド位置が登録されるので、パノラ
マ画像再生を行なうと(e)のようなパノラマ画像(合
成画像)が再生される。
【0064】(変形例 1−1)上記フローチャートで
は選択した記録画像や撮像した分割画像をその都度フラ
ッシュメモリ50にリンク情報と共に保存記録したが、
これに限られず、図6(b)に示すようにパノラマ撮影
終了時に選択した記録画像と撮像した各分割画像を合成
して保存記録するようにしてもよい。
【0065】本実施例では、まず、図6(a)のステッ
プS1で記録画像が選択されると分割画像バッファGp
(1)に選択された記録画像を記憶し、カウンタCの値
を2とするようにする。次に、ステップS2〜S6を経
て、ステップS7でユーザがシャッターボタン36を押
して撮像を行なうと、デジタルカメラ100は下記ステ
ップS8’〜S12’に示すように動作する。
【0066】ステップS8’:(追加分割画像の一時記
憶) 制御部20はスルー画像バッファGsの画像を分割画像
バッファGp(i)に書込み、カウンタCに1を加えて
カウントアップする。これにより分割画像バッファ
(1)には選択された記録画像が記憶され、分割画像バ
ッファ(2)以降には撮像された分割画像が記憶され
る。
【0067】ステップS9’:(追加パノラマ撮影終了
判定) 制御部20は操作部30からの状態信号を調べ、ユーザ
がパノラマ撮影終了操作をしたか否かを判定し、終了操
作をした場合にはS11’に遷移してパノラマ画像の合
成を行ない、そうでない場合にはS10’に遷移して位
置合せガイド表示処理を行なう。
【0068】ステップS10’(位置合せガイド表示処
理) 制御部20はRAM或いはDRAM14に記憶された図
6(a)のステップS3での判定結果を調べ、「記録画
像の先端に追加」が選択されていたときにはステップS
4と同様の手順で右位置合せガイド表示処理を行ない、
「記録画像の後端に追加」が選択されていたときにはス
テップS5と同様の手順で左位置合せガイド表示処理を
行なってからS6に遷移して次の画角の被写体像の取込
および位置合せガイド付スルー表示を行なう。
【0069】ステップS11’:(パノラマ画像合成処
理) 制御部20は、分割画像バッファ(1)に記憶された記
録画像に分割画像バッファ(2)〜分割画像バッファ
(i−1)に記憶されている分割画像をそれぞれ合成し
てパノラマ画像(合成画像)を得る。この場合、制御部
20はRAM或いはDRAM14に記憶された上記ステ
ップS3での判定結果を調べ、「記録画像の先端に追
加」が選択されていたときには右側に位置する画像の始
(左)端と次の画像の終(右)端との重複部分(すなわ
ち、位置合せガイド部分)を繋ぐように張合わせながら
ワークエリア145上に合成する。また、「記録画像の
後端に追加」が選択されていたときには左側に位置する
画像の終(右)端と次の画像の始(左)端との重複部分
(位置合せガイド部分)を張合わせながらワークエリア
145上に合成する。
【0070】ステップS12’:(パノラマ画像の保存
記憶) 制御部20はワークエリア145に記憶されている合成
画像(すなわち、パノラマ画像)を取り出して、JPE
G圧縮処理を施してフラッシュメモリ50に保存記録す
る。また、この時、画像番号や、記録位置、撮影日時、
撮像画像の種類、記録密度(或いは画像サイズ)等の画
像情報を画像情報登録リスト60に登録する。
【0071】(変形例 1−2)上記変形例 1−1では
パノラマ撮影時に図2(b)に示すような分割画像バッ
ファGp(1)〜(n)に記録画像および分割画像を一
時記憶して、パノラマ撮影終了時に選択した記録画像と
撮像した各分割画像を合成して保存記録したが、図2
(a)に示すように分割画像バッファGp(1)〜
(n)を設けることなく、パノラマ合成画像を生成し
て、パノラマ撮影終了時に生成した合成画像(=パノラ
マ画像)を保存記録してもよい。
【0072】この場合は、まず、図6(a)のステップ
S1で記録画像が選択されるとワークエリア144に再
生記録画像を記憶するようにし、次に、ステップS2〜
S6を経て、ステップS7でユーザがシャッターボタン
36を押して撮像を行なうとデジタルカメラ100は下
記ステップS8”〜S11”に示すように動作する。
【0073】ステップS8”:(追加分割画像の合成処
理) 制御部20はスルー画像バッファGsの画像をワークエ
リア144の分割画像に張合わせ合成する(最初の画
像、すなわち、選択された記録画像は張合わせなしでワ
ークエリア144に書込まれる(但し、記録画像がパノ
ラマ画像の場合には最初からワークエリア144に書込
んである))。
【0074】この場合、制御部20はRAM或いはDR
AM14に記憶された上記ステップS3での判定結果を
調べ、「記録画像の先端に追加」が選択されていたとき
には右側に位置する画像の始端と次の画像の終端との重
複部分(位置合せガイド部分)を張合わせながらワーク
エリア144上に合成する。また、「記録画像の後端に
追加」が選択されていたときには左側に位置する画像の
終端と次の画像の始端との重複部分(位置合せガイド部
分)を張合わせながらワークエリア144上に合成す
る。
【0075】ステップS9”:(追加パノラマ撮影終了
判定) 制御部20は操作部30からの状態信号を調べ、ユーザ
がパノラマ撮影終了操作をしたか否かを判定し、終了操
作をした場合にはS11”に遷移してパノラマ画像の保
存記録処理を行ない、そうでない場合にはS10”に遷
移して位置合せガイド表示処理を行なう。
【0076】ステップS10”:(位置合せガイド表示
処理) 制御部20はRAM或いはDRAM14に記憶された図
6(a)のステップS3での判定結果を調べ、「記録画
像の先端に追加」が選択されていたときにはステップS
4と同様の手順で右位置合せガイド表示処理を行ない、
「記録画像の後端に追加」が選択されていたときにはス
テップS5と同様の手順で左位置合せガイド表示処理を
行なってからS6に遷移して次の画角の被写体像の取込
および位置合せガイド付スルー表示を行なう。
【0077】ステップS11”:(パノラマ画像の保存
記録) 制御部20はワークエリア144に記憶されている合成
画像(すなわち、パノラマ画像)を取り出して、JPE
G圧縮処理を施してフラッシュメモリ50に保存記録す
る。また、この時、画像番号や、記録位置、撮影日時、
撮像画像の種類、記録密度(或いは画像サイズ)等の画
像情報を画像情報登録リスト60に登録する。
【0078】(変形例 1−3)図6(a)のフローチ
ャートでは位置合せガイド表示を行なう例を示したが、
位置合せガイド表示を行なわない場合には、上記ステッ
プS3〜S5を省略し、図6(a)のステップS8の保
存記録処理ではリンクテーブル70への位置合せガイド
位置情報の代りに追加位置(方向)情報の登録を行う。
これによりパノラマ画像再生時には登録された追加位置
(方向)情報が「記録画像の先端に追加」を意味すると
きには右側に位置する画像の始端に次の画像の終端をつ
なぐようにしながらパノラマ画像を合成(再生)する。
また、「記録画像の後端に追加」が選択されていたとき
には左側に位置する画像の終端に次の画像の始端をつな
ぐようにしながらパノラマ画像を合成(再生)する。
【0079】また、変形例 1−1, 1−2の場合に
は、図6(b)のステップS11’,図6(c)のステ
ップS8”の合成処理で、ステップS3での判定結果を
調べ、「記録画像の先端に追加」が選択されていたとき
には右側に位置する画像の始(左)端に次の画像の終端
をつなぐようしながらワークエリア145(またはワー
クエリア144)上に合成する。また、「記録画像の後
端に追加」が選択されていたときには左側に位置する画
像の終(右)端に次の画像の始端をつなぐようにしなが
らワークエリア145(またはワークエリア144)上
に合成する。
【0080】(実施例2) [パノラマ画像修正処理]図8はパノラマ撮影処理モー
ドのうちの修正モード(パノラマ画像修正)の処理手順
の一例を示すフローチャートであり、図3のプロセスP
4に相当する動作例を示す。また、図9は修正部分決定
処理の具体例の説明図、図10はパノラマ画像修正処理
の説明図である。なお、図8で、(a)は分割画像を修
正用分割画像で置換する場合の例である。また、(b)
は変形例であり、合成記憶されているパノラマ画像に修
正用分割画像を上書き合成して修正後のパノラマ画像を
保存記録する場合の例を示す。
【0081】ステップT1:(再生パノラマ画像の表示
および選択) ユーザは、図3(a)のプロセスP2(または、図3
(b)のプロセスP1’)で表示部40の液晶画面に表
示された再生画像から所望のパノラマ画像(パノラマ記
録画像の再生画像)を選択する。また、本実施例では記
録画像の選択を+/−ボタン35の操作(+なら前送り
し、−なら戻す)により行なっているが、カーソルキー
或いはタッチペン等のポインティングデバイスの操作に
よって行なうようにしてもよい。なお、図3(b)のプ
ロセスP1’で所望のパノラマ記録画像を選択するよう
にした場合にはこのステップT1は省略できる。
【0082】ステップT2:(修正部分の指定) 制御部20は上記ステップT1で再生パノラマ画像が選
択されると、そのパノラマ画像のどの部分を修正するか
を決定する情報を得るために、表示されているパノラマ
画像に重畳させて修正操作案内411を表示し、修正部
分の表示指定操作を促す(図10(a)参照:図10
(a)の例で「→+」はパノラマ画像を後端方向にスク
ロールする場合には+ボタンを押すことを意味し、「←
−」はパノラマ画像を先端方向にスクロールする場合に
は−ボタンを押すことを意味する)。選択された当初は
パノラマ画像の先端部分の分割画像が表示されるが、ユ
ーザが+/−ボタン35の+を押すとパノラマ画像が右
方向(終端方向)にスクロールされ、−を押すとパノラ
マ画像が左方向(始端方向)にスクロールされる。そし
て、ユーザが+/−ボタン35から指を離してから所定
時間経過すると(例えば、5秒後)、修正部分が指定さ
れたものとしてT3に遷移する。
【0083】なお、案内表示としてアイコンを表示して
もよく、また、+/−ボタン35の代りにカーソルキー
やタッチペン等のポインティングデバイスを用いるよう
にしてもよい。
【0084】ステップT3:(修正対象の部分画像決
定) 制御部20は上記ステップT2で合成画像の修正部分を
含む画像が指定されると、その部分が表示されているパ
ノラマ画像のどの分割画像かを決定し、その分割画像情
報を制御部20のRAM(またはDRAM14のワーク
エリア144)に一時記憶する。この場合、指定した修
正部分=分割画像となって画角が一致する場合もあるが
大抵の場合には図9(c)に示すように修正部分の画角
312’は2つの分割画像に跨がっている。
【0085】なお、図9で、(a)は表示されているパ
ノラマ画像310の分割画像a1,a2,a3を示し、
(b)は合成されたパノラマ画像310を示す(破線l
1,l2は合成後の継ぎ目を示し、符号311は分割画
像a1の合成後の部分、符号312は分割画像a2の合
成後の部分、符号313は分割画像a3の合成後の部
分、を示す)。また、(c)で符号312’は修正部分
の画角を示し、この例では修正部分312’は分割画像
部分311と312に跨がっている。
【0086】制御部20は修正部分が2つの分割画像に
跨がっている場合にはそれらの画像番号および修正開始
位置と終了位置をRAM(またはDRAM14のワーク
エリア144)に一時記憶する。
【0087】ステップT4:(位置合せガイド表示処
理) 制御部20はスルー画像の両端に位置合せガイドを表示
するため、修正部分が図9(d)に示すようにパノラマ
画像の2つの分割画像に跨がっている場合には、DRA
M14のワークエリア144に記憶されているパノラマ
画像の修正部分の画角(1フレーム)部分を切出し、右
端から所定長相当部分Bを右位置合せガイドとして切り
出し、位置合せガイド用領域142の左位置合せガイド
バッファGgrに記憶すると共に、左端から所定長相当
部分Aを左位置合せガイドとして切り出し、位置合せガ
イド用領域142の左位置合せガイドバッファGglに
記憶してT5に遷移する。
【0088】なお、修正部分がパノラマ画像の2つの分
割画像に跨がっていない場合も同様にDRAM14のワ
ークエリア144に記憶されているパノラマ画像の修正
部分の画角(1フレーム)部分を切出し、右端から所定
長相当部分Bを右位置合せガイドとして切り出し、位置
合せガイド用領域142の左位置合せガイドバッファG
grに記憶すると共に、左端から所定長相当部分Aを左
位置合せガイドとして切り出し、位置合せガイド用領域
142の左位置合せガイドバッファGglに記憶してT
5に遷移する。
【0089】また、修正部分がパノラマ画像の左端部分
の場合には、DRAM14のワークエリア144に記憶
されているパノラマ画像の左端画像の右端から所定長相
当部分を位置合せガイドとして切り出し、位置合せガイ
ド用領域142の右位置合せガイドバッファGgrに記
憶してT5に遷移する。また、修正部分がパノラマ画像
の右端部分の場合には、DRAM14のワークエリア1
44に記憶されているパノラマ画像の右端画像の左端か
ら所定長相当部分を位置合せガイドとして切り出し、位
置合せガイド用領域142の左位置合せガイドバッファ
Ggrに記憶してT5に遷移する。なお、このように修
正部分がパノラマ画像の左端部分或いは右端部分の場合
にはチェック後のガイド表示とチェック前のガイド表示
を行なうようにしてもよき、また、チェック後のガイド
表示だけを行なうようにしてもよい。以上により、スル
ー画像の両端部或いは1つの端部に指定された修正画像
部分の一部分または全部或いは隣接する部分の一部を重
複表示して位置合せガイドとすることができる。
【0090】ステップT5:(画像取込、スルー表示) デジタルカメラ100は撮像レンズ111の視野(画
角)内の被写体像を取込んでスルー画像バッファGs
(図2)に記憶すると共に表示部40に送ってスルー表
示するが、同時に制御部20は位置合せガイド用領域1
42に記憶した画像(位置合せガイド用画像)を表示部
40に送って位置合せガイドA,B(図9(d)、位置
合せガイドBのみの例としては図10(b))をスルー
画像に重畳表示する。これにより、選択したパノラマ画
像うちの修正部分を含む1フレーム相当部分の右端およ
び左端(或いは右端または左端)が位置合せガイドとし
て表示される。
【0091】ステップT6:(撮像指示(シャッター操
作)) ユーザがスルー画像および位置合せガイドを見ながらデ
ジタルカメラ100を移動させてスルー画像の左端およ
び右端部分(或いは、右端或いは左端部分)と重畳表示
されている左位置合せガイドAおよび右位置合せガイド
B(或いは、左位置合せガイドAまたは右位置合せガイ
ドB)とが一致するようにカメラの位置を調整し、一致
した時にシャッターボタン36を操作(押し下げ)す
る。
【0092】制御部20は操作部30からの状態信号を
調べ、シャッターボタン36が押されたか否かを判定
し、シャッターボタン36が押された場合には撮像指示
があったものとしてT7に遷移する。
【0093】ステップT7:(撮像した修正分割画像の
保存記憶) 上記ステップT6でシャッターボタン36が押される
と、制御部20はスルー画像バッファGsに記憶されて
いる画像(すなわち、撮像された修正用分割画像)を取
り出してJPEG圧縮処理を施してから、フラッシュメ
モリ50に保存記録する。この場合、修正部分がフラッ
シュメモリ50に記憶されている2つの記録画像に跨が
っていない場合(すなわち、修正部分と保存記録されて
いる分割画像の位置が1対1に対応している場合には対
応する元の分割画像に修正用分割画像を上書き(=元の
分割画像に修正用分割画像で置換)して元のパノラマ画
像用分割画像の修正(更新)処理を終了する。
【0094】また、図9(c)に示すように修正部分3
12’がフラッシュメモリ50に記憶されている2つの
分割画像311,312に跨がっている場合には、図9
(e),(f)に示すように修正用分割画像312’
(図9(d))を元の分割画像311,312の継ぎ目
で按分し、左側に相当する部分を元の分割画像311の
右側部分に上書きして新たな分割画像a1’を生成す
る。また、右側に相当する部分を元の分割画像312の
左部分に上書きし、新たな分割画像a2’を生成する。
そして、フラッシュメモリー50上の分割画像a1を新
たな分割画像a1’で上書きし、また、分割画像a2を
新たな分割画像a2’で上書きしてパノラマ画像画像の
修正処理を終了する。
【0095】これにより、フラッシュメモリ50には図
9(g)に示すように修正された分割画像a1’,a
2’と、元のパノラマ画像(修正対象外の画像)a3が
保存記録される。
【0096】上記構成により、簡単な操作で所望のパノ
ラマ記録画像の一部を新たに撮像した画像で修正(置
換)できる。これにより、例えば、パノラマ風景を背景
とした記念写真のように人物(主たる被写体)は変るが
背景は変らないような場合に(背景同一、主たる被写体
変化の場合)、予めパノラマ風景を撮影しておき、次に
人物を中心とした置き変え画像を撮像して人物を含むパ
ノラマ画像を得ることができる。
【0097】また、記録画像または元のパノラマ画像の
修正相当部分の右端および左端部分(修正対象部分が端
部を含む部分の場合には右端或いは左端部分)を位置合
せガイドとしてスルー画像に重畳表示するので画像を繋
ぎやすく、また、継ぎ目がスムースになる。
【0098】(具体例)図10で、(a)は保存記録さ
れているパノラマ画像の再生画像であり、撮影時に少し
雲が出て右側の家401の上方に雲402が写ってしま
っている例、(b)は撮り直そうとしている部分のスル
ー画像であり、今回は雲が出ていない。(c)は修正後
のパノラマ画像である。ユーザが再生されたパノラマ画
像400を選択してから(T1)、+/−ボタン35を
操作して修正位置をパノラマ画像400の右端に指定す
る(T2)、制御部20はパノラマ画像400右端の分
割画像情報を制御部20のRAM(またはDRAM14
のワークエリア144)に一時記憶する(T3)。次
に、制御部20はパノラマ画像400の右端から所定距
離相当部分を右位置合せガイドとしてDRAM14の位
置合せガイドバッファGgrに記憶する(T4)。次
に、被写体像が画像が取込まれて表示部40の液晶画面
に位置合せガイドBと重畳してスルー表示される(T
5)。
【0099】ユーザがスルー画像423の右端と右位置
合せガイドBが一致するようにカメラ100の位置を調
整してからシャッターボタン36を押すと(T6)、撮
像された画像(423)とがフラッシュメモリ50に保
存記録される対応の分割画像に上書き(置換)される
(T7)。
【0100】これにより、パノラマ画像410の右端を
含む部分は修正されるので、パノラマ画像を再生すると
図10(c)に示すような右側に雲の出ていないパノラ
マ画像400’として合成表示される。
【0101】(変形例2−1)上記フローチャートでは
撮像した修正用分割画像でパノラマ画像の一部を置換す
る場合の例を示したが、これに限られず、下記に示すよ
うに合成記憶されているパノラマ画像に修正用分割画像
を上書き合成して修正後のパノラマ画像を保存記録する
ようにしてもよい。
【0102】本実施例では、まず、図8(a)のステッ
プT2で修正部分を指定すると、デジタルカメラ100
は下記ステップT3’〜T7’に示すように動作する。
【0103】ステップT3’:(位置合せガイド表示処
理) 制御部20は、スルー画像の両端に位置合せガイドを表
示するため、DRAM14のワークエリア144に記憶
されているパノラマ画像の修正部分の画角(1フレー
ム)部分を切出し、左端から所定長相当部分Aを左位置
合せガイドとして切り出し、位置合せガイド用領域14
2の左位置合せガイドバッファGglに記憶すると共
に、右端から所定長相当部分Bを右位置合せガイドとし
て切り出し、位置合せガイド用領域142の右位置合せ
ガイドバッファGgrに記憶してT4’に遷移する。
【0104】制御部20は指定された修正部分がパノラ
マ画像の左端部分の場合には、DRAM14のワークエ
リア144に記憶されているパノラマ画像の左端から所
定長相当部分を位置合せガイドとして切り出し、位置合
せガイド用領域142の左位置合せガイドバッファGg
lに記憶してT4’に遷移する。また、修正部分がパノ
ラマ画像の右端部分の場合には、DRAM14のワーク
エリア144に記憶されているパノラマ画像の右端から
所定長相当部分を位置合せガイドとして切り出し、位置
合せガイド用領域142の右位置合せガイドバッファG
grに記憶してT4’に遷移する。
【0105】ステップT4’:(画像取込、スルー表
示) デジタルカメラ100は撮像レンズ111の視野(画
角)内の被写体像を取込んでスルー画像バッファGs
(図2)に記憶すると共に表示部40に送ってスルー表
示するが、同時に制御部20は位置合せガイド用領域1
42に記憶した画像(位置合せガイド用画像)を表示部
40に送って位置合せガイドA,B(図9(d)、図1
0(b))をスルー画像に重畳表示する。これにより、
選択したパノラマ画像うちの修正部分を含む1フレーム
相当部分の右端および左端(或いは右端または左端)が
位置合せガイドとして表示される。
【0106】ステップT5’:(撮像指示(シャッター
操作)) ユーザがスルー画像および位置合せガイドを見ながらデ
ジタルカメラ100を移動させてスルー画像の左端およ
び右端部分(或いは、右端或いは左端部分)と重畳表示
されている左位置合せガイドAおよび右位置合せガイド
B(或いは、左位置合せガイドAおよび右位置合せガイ
ドB)とが一致するようにカメラの位置を調整し、一致
した時にシャッターボタン36を操作(押し下げ)す
る。
【0107】制御部20は操作部30からの状態信号を
調べ、シャッターボタン36が押されたか否かを判定
し、シャッターボタン36が押された場合には撮像指示
があったものとしてT6’に遷移する。
【0108】ステップT6’:(修正部分の置換) 上記ステップT5’でシャッターボタン36が押される
と、制御部20はスルー画像バッファGsに記憶されて
いる画像(すなわち、撮像された修正用分割画像)を取
り出してワークエリア144に記憶されている元のパノ
ラマ画像の修正位置相当部分に撮像した修正用分割画像
を上書き(置換)して新たなパノラマ画像とする。
【0109】ステップT7’:(修正後のパノラマ画像
の保存記録) 制御部20はワークエリア144に記憶されている合成
画像(修正後のパノラマ画像)にJPEG圧縮処理を施
してから、元の合成画像(修正前のパノラマ画像)に上
書(置換)してパノラマ画像画像の修正処理を終了す
る。
【0110】(変形例2−2)なお、上記図8(a)の
フローチャートの説明では分割画像を1フレーム分の大
きさに再生し(図3(a)P2,図3(b)P1’)、
選択されたパノラマ画像をスクロールして修正位置を指
定したが(T2)、再生時に合成したパノラマ画像を1
フレーム分の大きさに縮小して1画面に表示し、修正位
置を+/−キーや、カーソルキー、或いはポインティン
グデバイスを操作して指定するようにしてもよい。この
場合、ステップT2でのスクロール動作は行なわない。
【0111】(変形例2−3)また、上記図8(a),
(b)のフローチャートの説明では端部に位置合せガイ
ドを表示するようにしたが(T4、T3’)、画角内の
修正対象部分をそのままカラーからセピア或いはモノク
ローム等に色彩変換(或いは、色調変換)して)スルー
画像に重畳表示するようにしてもよい。この場合、ステ
ップT4、T3’のガイド表示処理に代えて画角内の修
正対象部分の色彩変換処理(或いは、色調変更処理)を
行なう。
【0112】[新規パノラマ撮影処理]図11はパノラ
マ撮影処理モードのうちの通常モード(新規パノラマ撮
影)の処理手順の一例を示すフローチャートであり、図
3のプロセスP5に相当する動作例を示す。また、図1
2は撮影順序、撮像順序表示ガイドの表示順序と合成順
序の関係を示す説明図、図13は本発明に基づく新規パ
ノラマ撮影処理の具体例の説明図である。
【0113】ステップU0:(撮像順序カウンタの初期
設定) 新規パノラマ撮影処理が選択されると、図11で制御部
20は制御部20のRAM(またはDRAM14のワー
クエリア144)に設けた撮像順序カウンタの値として
1を設定する。
【0114】ステップU1:(画像の取込、スルー表
示) 次に、デジタルカメラ100は撮像レンズ111の視野
(画角)内の被写体像を取込んでスルー画像バッファG
s(図2)に記憶すると共に表示部40に送ってスルー
表示する。
【0115】ステップU2:(撮像順序ガイド表示) また、制御部20は画面の特定の箇所に(本実施例で
は、最初は画面の中央部下部、次の撮像からは指定方向
に順次)撮像順序カウンタの値に対応する個数の撮像順
序ガイド511を撮影方向に応じて順次表示する(図1
3(c),図13(d))。また、本実施例では今回の
撮影している部分の撮像順序を示す撮像順序ガイドを差
別表示(反転、点滅或いは強調表示等)してユーザに分
りやすいようにしている。また、本実施例では撮像順序
ガイドとして図形(正方形)と数字(撮像順序カウンタ
の値)が組合された図形を表示しているがこれに限定さ
れない。
【0116】ステップU3:(撮像指示(シャッター操
作)) ユーザがスルー画像および撮像順序ガイドおよび位置合
せガイドを見ながらデジタルカメラ100を指定した方
向に移動させてスルー画像の右端部分(または左端部
分)と重畳表示されている右位置合せガイド(または左
位置合せガイド)が一致するようにカメラの位置を調整
し、一致した時にシャッターボタン36を操作(押し下
げ)する。但し、パノラマ撮影の開始直後(一番最初)
は位置合せガイドは表示されないので、ユーザは被写体
の特定の部分(例えば、撮影上重要なポイント)を最初
に撮ることもできる。
【0117】制御部20は操作部30からの状態信号を
調べ、シャッターボタン36が押されたか否かを判定
し、シャッターボタン36が押された場合には撮像指示
があったものとしてU4に遷移し、そうでない場合には
U1に戻って画像の取込とスルー画像表示(撮像順序ガ
イドおよび位置合せガイド付))を行なう。
【0118】ステップU4:(撮像した分割画像の保存
記憶) 上記ステップU3でシャッターボタン36が押される
と、制御部20はスルー画像バッファGsに記憶されて
いる画像(すなわち、撮像された分割画像)を取り出し
て、JPEG圧縮処理を施してフラッシュメモリ50に
保存記録する。また、この時、画像番号や、記録位置、
撮影日時、撮像画像の種類、記録密度(或いは画像サイ
ズ)等の画像情報を画像情報登録リスト60に登録す
る。また、同時に再生時にパノラマ画像として合成する
ために必要な情報、例えば、画像番号、分割画像の撮像
順序、重複部分情報(すなわち、位置合せガイド位置情
報)等をリンクテーブル70に記録する。また、合成順
序欄73に撮像順序カウンタの値(=撮影順序ガイドに
表示されている数値)を仮登録する(この場合、撮影方
向が左方向の場合には+値として登録し、右方向の場合
には−値として登録する(後述、図12参照))。
【0119】ステップU5:(パノラマ撮影終了判定) 制御部20は操作部30からの状態信号を調べ、ユーザ
がパノラマ撮影終了操作をしたか否かを判定し、終了操
作をした場合にはU12に遷移してパノラマ撮影終了を
行ない、そうでない場合にはU6に遷移して撮影方向選
択処理を行なう。なお、本実施例ではパノラマ撮影処理
モード指示スイッチ37の目盛を「パノラマ撮影終了」
の位置に合せることにより終了操作を行なっている。
【0120】ステップU6:(撮影方向選択) 制御部20は撮影方向を得るために、表示されているス
ルー画像に重畳させて撮影方向指示案内511を表示
し、撮影方向の指定操作を促す(図13(b)参照:図
13(b)の例で「→+」は右方向を撮影する場合には
+ボタンを押すことを意味し、「←−」は左方向を撮影
する場合には+ボタンを押すことを意味する)。なお、
案内表示としてアイコンを表示してもよく、また、+/
−ボタン35の代りにカーソルキーやタッチペン等のポ
インティングデバイスを用いるようにしてもよい。
【0121】ステップU7:(撮影方向の判定) 制御部20は操作部30からの状態信号を調べ、+が押
された時にはU8に遷移し、−が押された時にはU10
に遷移する。なお、制御部20は遷移先(または、遷移
先を示すフラグ値)を制御部20のRAM(またはDR
AM14のワークエリア144)に一時記憶する。ま
た、所定時間経過しても+/−ボタンが押されない場合
には前回と同じ方向であると判定し、制御部20のRA
M(またはDRAM14のワークエリア144)に一時
記憶されている遷移先に遷移する(但し、一番最初は+
/−ボタン35が押されるまで待つ)。 ステップU8:(撮像順序ガイド右側表示処理) 制御部20は撮像順序ガイド用バッファGo(図2)の
特定の箇所(この場合、本実施例では最初は画面の中央
部下部に相当する部分)の右側方向に撮像順序カウンタ
の値iと同じ数を表示した撮像順序ガイド51 1−i
を記憶する。
【0122】ステップU9:(左位置合せガイド表示処
理) 制御部20は今回撮像した画像(DRAM14のスルー
画像用バッファGsに記憶されている分割画像)の右端
から所定長の相当部分を位置合せガイドとして切り出
し、位置合せガイド用領域142の左位置合せガイドバ
ッファGglに記憶し、撮像順序カウンタに1を加えて
からU1に遷移して次の画角の被写体像の取込およびガ
イド付スルー表示を行なう。
【0123】ステップU10:(撮像順序ガイド左側表
示処理) 制御部20は撮像順序ガイド用バッファGoの特定の箇
所(この場合、本実施例では最初は画面の中央部下部に
相当する部分)の左側方向に撮像順序カウンタの値jと
同じ数を表示した撮像順序ガイド51 1−jを記憶す
る。
【0124】ステップU11:(右位置合せガイド表示
処理) 制御部20は今回に撮像した画像(DRAM14のスル
ー画像用バッファGsに記憶されている分割画像)の左
端から所定長の相当部分を位置合せガイドとして切り出
し、位置合せガイド用領域142の右位置合せガイドバ
ッファGgrに記憶し、撮像順序カウンタに1を加えて
からU1に遷移して次の画角の被写体像の取込およびガ
イド付スルー表示を行なう。
【0125】ステップU12:(パノラマ撮影終了処
理) 制御部20は、リンクテーブル70の合成順序欄73に
登録された撮像順序を調べ、今回のパノラマ撮影で撮像
された順番(マイナスの順番も含む)の最も小さな値か
ら順番(すなわち、一番小さい値の順序を1番として順
次)に番号を付け直し、その番号を合成順序欄73に登
録し直して処理を終了する。
【0126】[撮影順序、撮影表示ガイドの表示順序お
よび合成順序の関係]図12で、(a)はパノラマ撮影
方向を右方向のみとした例であり、撮影順序表示ガイド
601は右方向に「1」,「2」,「3」,「4」の順
序で表示されており、合成順序と一致している。また、
リンクテーブル70の撮像順序欄の登録内容(図12
(d))とも一致している。
【0127】また、(b)はパノラマ撮影方向を左方向
のみとした例であり、撮影順序表示ガイド602は右方
向に「4」,「3」,「2」,「1」の順序で表示され
ており合成順序とは一致するが、撮像順序欄の登録内容
(図12(e))とは逆である。
【0128】また、(c)はパノラマ撮影方向を右方
向、左方向と切替えた例であり、撮影順序表示ガイド6
03は右方向に「7」,「6」,「4」,「1」,
「2」,「3」,「5」,「8」の順序で表示されてお
り合成順序とは一致するが、撮像順序欄の登録内容(図
12(f))とは異なっている。
【0129】そこで、本実施例では図11のフローチャ
ートのステップU4でリンクテーブル70の合成順序欄
73に撮影カウンタの値(=撮影順序ガイドに表示され
ている数値)を撮影方向が右方向の場合には+値として
仮登録し、左方向の場合には−値として図12
(d)’,(e)’,(f)’に示すように仮登録す
る。
【0130】次に、パノラマ撮影が処理したときに終了
処理としてステップU12で合成順序欄73に登録され
た撮像順序を調べ、最小値から順番(すなわち、一番小
さい値の順序(=マイナスの場合は絶対値の大きい値)
を1番として順次)に番号を付け直し、その番号を合成
順序欄73に登録し直して処理を終了する。
【0131】具体的には、図12(d)’の合成順序欄
の値「1」,「2」,「3」,「4」はステップU12
での変換後も「1」,「2」,「3」,「4」となり、
(a)に示されている合成順序と一致する。すなわち、
この場合は変換後の合成順序欄73の値に基づいて撮影
順序の「1」,「2」,「3」,「4」の順に左から右
方向に張合わせればよい。
【0132】また、図12(e)’の合成順序欄の値
「1」,「−2」,「−3」,「−4」はステップU1
2での変換後は「4」,「3」,「2」,「1」とな
り、(b)に示されている合成順序と一致する。すなわ
ち、この場合も変換後の合成順序欄73の値に基づいて
「4」,「3」,「2」,「1」の順に左から右方向に
張合わせればよい。
【0133】また、図12(f)’の合成順序欄73の
値「1」,「2」,「3」,「−4」,「5」,「−
6」,「−7」,「8」は、−7<−6<−4<1<2
<3<5<8から、ステップU12での変換後は
「7」,「6」,「4」,「1」、「2」,「3」,
「5」,「8」となり、(c)に示されている合成順序
と一致する。すなわち、この場合も変換後の合成順序欄
73の値「7」,「6」,「4」,「1」、「2」,
「3」,「5」,「8」との順に左から右方向に張合わ
せればよい。
【0134】上記構成により、簡単な操作で所望の被写
体を中心としたバランスのよいパノラマ画像を得る行な
うことができる。また、撮影方向を右或いは左(上また
は下でもよい)に一方向したり、途中で逆方向に切替え
たり、交互に方向を切替えて撮影することができる。
【0135】また、指定した撮影順序を示す撮影順序ガ
イドを表示するので、撮影方向を誤ることがない。さら
に、撮影順序ガイドを表示することによりパノラマ画像
のバランス(例えば、重要な被写体を中心にしたパノラ
マ撮影を行なおうとして知らず知らずに一方向に偏った
撮影を行なってしまうようなことを防止できる(最初の
撮影順序ガイドが常に中心になるように撮影方向を切替
えることができる)。
【0136】また、記録画像または直前の撮像画像の右
端または左端部分をガイドとしてスルー画像に表示する
ので画像を繋ぎやすく、また、継ぎ目がスムースにな
る。
【0137】(具体例)図13の例で、(a)はパノラ
マ撮影対象の風景、(b)は構図上重要な被写体として
パノラマ画像の中央に位置させるために最初に撮影した
分割画像510であり、撮影順序「1」が強調表示され
た撮影順序表示ガイド511が画面中央下部に表示され
ている。また、(c)は撮影方向として+/−キーの+
を押して右方向を指定した後にユーザがデジタルカメラ
100の位置を右方向に向けたときのスルー画像であ
り、撮影影順序「1」,「2」が表示(「2」は強調表
示)された撮影順序表示ガイド511が画面中央下部に
表示されて、更に、案内表示512が表示され、また、
部分画像510の右端部分が左位置合せガイドAとして
左端に表示されている。
【0138】また、(d)は(c)に示されたスルー画
像の左端部とガイドAが一致するようにデジタルカメラ
100の位置を調整してシャッターボタン36を押した
後、撮影方向として+/−キーのーを押して左方向を指
定した後にユーザがデジタルカメラ100の位置を左方
向に向けたときのスルー画像であり、撮影順序「1」,
「2」,「3」が表示(「3」は強調表示)された撮影
順序表示ガイド511が画面中央下部に表示されて、更
に、部分画像510の左端部分がガイドBとして右端に
表示されている。また、(e)は上記部分画像510,
520,530をフラッシュメモリ50に保存記録し、
リンクテーブル70にこれらの撮影順序、合成順序およ
びガイド位置を登録したのち、再生したパノラマ画像
(合成画像)を示す。この例では、中央に家が配置され
たバランスのよいパノラマ画像が得られた。
【0139】(変形例 3−1)また、上記図11の構
成ではステップU6で撮影方向をユーザが指定するよう
にしているが、ステップU0の次に「左方向撮影」、
「右方向撮影」「交互撮影」を選択する選択画面を表示
するようにした場合には、ステップU6での撮影方向指
示動作を省略してもよい。なお、ステップU6での撮影
方向指示動作を省略した場合で、「交互撮影」が選択さ
れた場合には撮像後にユーザはデジタルカメラ100の
方向を反対方向に向けて撮像する必要がある。
【0140】(変形例 3−2)また、図11の構成で
は分割画像を個々に保存記録する場合の例を示したが、
各分割画像を合成して保存記録する場合の動作例につい
ても変形例 1−1(図6(b))の場合と同様の手順
(但し、記録画像への追加なし)で行なうことができ
る。
【0141】(変形例 3−3)また、変形例 1−2
(図6(c))の場合と同様の手順(但し、記録画像へ
の追加なし)でも行なうことができる。
【0142】また、上記図11の構成ではステップU
8,U10で撮影順序ガイドを表示するようにしている
が、撮影順序ガイドの表示を行なわないように構成して
もよい。
【0143】以上本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例や変形例に限定されるものでは
なく、種々の変形実施が可能であることはいうまでもな
い。
【0144】
【発明の効果】以上説明したように、第1の発明のパノ
ラマ撮影方法および第4、第5の発明の撮像装置によれ
ば、簡単な操作で記録画像(=撮像済みの画像)に新た
に撮像した画像を追加してパノラマ画像を得ることがで
きる。
【0145】また、第2の発明のパノラマ撮影方法およ
び第6の発明の撮像装置によれば、簡単な操作で再生パ
ノラマ画像中の置換したい部分を指定して、撮像した画
像とその部分を置換できるので、撮影済みのパノラマ画
像の修正や背景が同一で主要被写体が交代する記念撮影
等の手段として好適である。
【0146】また、第3の発明のパノラマ撮影方法およ
び第7、第8の発明の撮像装置によれば、パノラマ撮影
をパノラマ対象の広い視野のどの部分からでも開始する
ことができので、重要な被写体がパノラマ画像合成時に
継ぎ目にかかることを防止できる。また、撮影可能な残
り枚数(保存記録メモリの残り容量)が少なくなったよ
うな場合に重要な被写体を画素密度の高いファインモー
ドで最初に撮像し、後から撮像する周辺の被写体は画素
密度の低いエコノミーモードで撮影するといったことが
可能になる。
【0147】また、第8の発明の撮像装置によれば、重
要な被写体を最初に撮像して、交互に撮像方向を変えて
撮像し、重要な被写体パノラマ画像の中央になるように
することができる(すなわち、バランスのよいパノラマ
合成画像を得ることができる)。
【0148】また、第9の発明の撮像装置によれば、記
録画像に撮像画像を追加する場合に追加撮像方向を指示
すると記録画像の追加方向側が位置合せガイドとしてス
ルー画像に表示されるのでユーザが撮影方向(撮像装置
を移動させる方向)を誤った場合に重複部分が一致しな
くなるので移動方向の誤りに気付くことができ、結果と
して追加方向の誤りがなくなる。
【0149】また、第10の発明の撮像装置によれば、
パノラマ画像の一部分を撮像する画像で置換しようとす
る場合に、置換対象の隣接部分が位置合せガイドとして
スルー画像に表示されるので置換部分を正確に特定でき
る。
【0150】また、第11の発明の撮像装置によれば、
位置合せガイドの表示位置が指定した撮像方向によって
決定され、ユーザが撮影方向を誤った場合に重複部分が
一致しなくなるので移動方向の誤りに気付くことがで
き、結果として撮影方向の誤りがなくなる。
【0151】また、第12の発明の撮像装置によれば、
位置合せガイドの表示位置が自動的に指示される撮像方
向によって決定されるので、ユーザが撮影方向を誤った
場合に重複部分が一致しなくなるので移動方向の誤りに
気付くことができ、結果として撮影の誤りがなくなる。
【0152】また、第13の発明によれば、上記第11
および第12の発明の撮像装置において、スルー画像に
今回の撮影順序と撮影方向を示す撮像標識が表示される
ので、撮影順序のバランスをみて、重要な被写体パノラ
マ画像の中央になるようにすることが簡単にできる。ま
た、ユーザによる撮像方向の誤りを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のパノラマ撮影方法を適用可能な撮像装
置の一実施例としてのデジタルカメラの回路構成例を示
すブロック図である。
【図2】パノラマ撮影時のDRAMのレイアウトの一実
施例を示す説明図である。
【図3】パノラマ撮影モードでの処理プロセスの一実施
例を示すプロセスチャートである。
【図4】画像情報登録リスト構成の一実施例の説明図で
ある。
【図5】リンクテーブル構成の一実施例の説明図であ
る。
【図6】パノラマ撮影処理モードのうちの追加モード
(追加パノラマ撮影処理)の処理手順の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図7】追加パノラマ撮影処理の具体例の説明図であ
る。
【図8】パノラマ撮影処理モードのうちの修正モード
(パノラマ画像修正)の処理手順の一例を示すフローチ
ャートである。
【図9】修正部分決定処理の説明図である。
【図10】パノラマ画像修正処理の具体例の説明図であ
る。
【図11】パノラマ撮影処理モードのうちの通常モード
(新規パノラマ撮影)の処理手順の一例を示すフローチ
ャートである。
【図12】撮影順序、撮像順序表示ガイドの表示順序と
合成順序の関係を示す説明図である。
【図13】本発明に基づく新規パノラマ撮影処理の具体
例の説明図である。
【図14】パノラマ撮影の従来例(ガイド表示例)の説
明図である。
【符号の説明】
11 光学系(撮像手段) 12 信号変換部(撮像手段) 13 信号処理部(撮像手段) 20 制御部(記録画像選択手段、パノラマ画像合成手
段、画像置換手段、繋ぎ合わせ方向変更手段) 35 +/−ボタン(記録画像選択手段、部分指定手
段、部分指定手段、繋ぎ合わせ方向変更指示手段) 40 表示部(記録画像選択手段、撮像方向指示手段、
修正部分指定手段、部分指定手段、スルー画像表示手
段、位置合せガイド表示手段) 70 リンクテーブル(繋ぎ合わせ方向制御手段) 100 デジタルカメラ(撮像装置) 210,220,230,510 分割画像 240、400、400’、550 511 撮影順序表示ガイド(撮像標識) A,B 位置合せガイド(繋ぎ合わせ方向指示手段)

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広い視野を画角の範囲で分割して撮像し
    て得た複数の分割画像を繋ぎ合わせて合成し、広い視野
    を再現するパノラマ画像を得るパノラマ撮影方法であっ
    て、 所望の記録画像を選択し、選択された記録画像に繋ぎ合
    せるための分割画像用の新たな撮像を行なうことによ
    り、新たなパノラマ画像を得ることを特徴とするパノラ
    マ撮影方法。
  2. 【請求項2】 広い視野を画角の範囲で分割して撮像し
    て得た複数の分割画像を繋ぎ合わせて合成し、広い視野
    を再現するパノラマ画像を得るパノラマ撮影方法であっ
    て、 撮影済みのパノラマ画像の一部分を指定し、前記パノラ
    マ画像の指定された一部分である画像部分を新たに撮像
    した画像で置換することにより、新たなパノラマ画像を
    得ることを特徴とするパノラマ撮影方法。
  3. 【請求項3】 指定されている繋ぎ合わせ方向の分割画
    像用の撮像を順次行なうことにより得た分割画像を繋ぎ
    合わせて合成し、広い視野を再現するパノラマ画像を得
    るパノラマ撮影方法であって、 パノラマ撮影中に繋ぎ合わせ方向を切替えて撮像を行な
    うことにより、パノラマ画像を得ることを特徴とするパ
    ノラマ撮影方法。
  4. 【請求項4】 広い視野を画角の範囲で分割して撮像し
    て得た複数の分割画像を繋ぎ合わせて合成し、広い視野
    を再現するパノラマ画像を得るパノラマ撮影モードを有
    する撮像装置であって、 複数の記録画像の中から所望の記録画像を選択する記録
    画像選択手段と、 この記録画像選択手段によって選択された記録画像に繋
    ぎ合わせるための分割画像用の撮像を行なう撮像手段
    と、 この撮像手段により撮像された分割画像と前記記録画像
    選択手段により選択された記録画像から新たなパノラマ
    画像を生成するパノラマ画像生成手段と、を備えたこと
    を特徴とする撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記記録画像選択手段によって選択され
    た記録画像に繋ぎ合わせるための分割画像用の新たな撮
    像を行なう際の繋ぎ合わせ方向を指示する繋ぎ合わせ方
    向指示手段を備え、 前記撮像手段は前記繋ぎ合わせ方向指示手段によって指
    示された繋ぎ合わせ方向に基づいて前記分割画像用の新
    たな撮像を行なうことを特徴とする請求項4記載の撮像
    装置。
  6. 【請求項6】 広い視野を画角の範囲で分割して撮像し
    て得た複数の分割画像を繋ぎ合わせて合成し、広い視野
    を再現するパノラマ画像を得るパノラマ撮影モードを有
    する撮像装置であって、 パノラマ撮像済みのパノラマ画像の一部分を指定する部
    分指定手段と、 前記部分指定手段によって指定された一部分の画像部分
    の置換画像を得るための撮像を行なう撮像手段と、 この撮像手段によって撮像された画像を用いて前記部分
    指定手段により指定された一部分の画像部分を置換する
    画像置換手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置。
  7. 【請求項7】 指定されている繋ぎ合わせ方向の分割画
    像用の撮像を順次行なうことにより得た分割画像を繋ぎ
    合わせて合成し、広い視野を再現するパノラマ画像を得
    るパノラマ撮影モードを有する撮像装置であって、 パノラマ撮影中に繋ぎ合わせ方向を変更指定する繋ぎ合
    わせ方向変更指定手段と、 この繋ぎ合わせ方向変更指定手段により変更指定される
    繋ぎ合わせ方向に基づいてこの後撮像される分割画像の
    繋ぎ合わせ方向を変更する繋ぎ合わせ方向変更手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  8. 【請求項8】 指定されている繋ぎ合わせ方向の分割画
    像用の撮像を順次行なうことにより得た分割画像を繋ぎ
    合わせて合成し、広い視野を再現するパノラマ画像を得
    るパノラマ撮影モードを有する撮像装置であって、 パノラマ撮影中に指定する繋ぎ合わせ方向を交互に指定
    する繋ぎ合わせ方向変更制御手段と、 この繋ぎ合わせ方向変更制御手段により交互に変更され
    る繋ぎ合わせ方向に基づいて、撮像される分割画像の繋
    ぎ合わせ方向を変更する繋ぎ合わせ方向変更手段と、を
    備えたことを特徴とする撮像装置。
  9. 【請求項9】 広い視野を画角の範囲で分割して撮像し
    て得た複数の分割画像を繋ぎ合わせて合成し、広い視野
    を再現するパノラマ画像を得るパノラマ撮影モードを有
    する撮像装置であって、 取込まれる被写体像を動画表示するスルー画像表示手段
    と、 複数の記録画像の中から所望の記録画像を選択する記録
    画像選択手段と、 前記スルー画像表示手段によって表示されているスルー
    画像の一部に前記記録画像選択手段によって選択された
    記録画像の一部を重複表示する位置合せガイドを表示す
    る位置合せガイド表示手段と、を備えたことを特徴とす
    る請求項8記載の撮像装置。
  10. 【請求項10】 広い視野を画角の範囲で分割して撮像
    して得た複数の分割画像を繋ぎ合わせて合成し、広い視
    野を再現するパノラマ画像を得るパノラマ撮影モードを
    有する撮像装置であって、 取込まれる被写体像を動画表示するスルー画像表示手段
    と、 撮影済みのパノラマ画像の一部分を指定する部分指定手
    段と、 前記スルー画像表示手段によって表示されているスルー
    画像の両端部或いは1つの端部に前記部分指定手段によ
    って指定された一部分の画像部分の一部分または全部或
    いは隣接する部分の一部を重複表示する位置合せガイド
    を表示する位置合せガイド表示手段と、を備え、 前記位置合せガイド表示手段は、前記スルー画像表示手
    段によって表示されているスルー画像の両端部或いは1
    つの端部に前記部分指定手段によって指定された一部分
    を含む部分に隣接する部分の一部を重複表示する位置合
    せガイドを表示することを特徴とする撮像装置。
  11. 【請求項11】 指定されている繋ぎ合わせ方向の分割
    画像用の撮像を順次行なうことにより得た分割画像を繋
    ぎ合わせて合成し、広い視野を再現するパノラマ画像を
    得るパノラマ撮影モードを有する撮像装置であって、 取込まれる被写体像を動画表示するスルー画像表示手段
    と、 パノラマ撮影中に繋ぎ合わせ方向を変更指定する繋ぎ合
    わせ方向変更指定手段と、 位置合せガイドの表示位置と該位置合せガイドに重複表
    示する他の画像の一部分とを前記繋ぎ合わせ方向変更指
    定手段によって変更指定された繋ぎ合わせ方向によって
    決定する位置合せガイド表示手段と、を備えたことを特
    徴とする撮像装置。
  12. 【請求項12】 指定されている繋ぎ合わせ方向の分割
    画像用の撮像を順次行なうことにより得た分割画像を繋
    ぎ合わせて合成し、広い視野を再現するパノラマ画像を
    得るパノラマ撮影モードを有する撮像装置であって、 取込まれる被写体像を動画表示するスルー画像表示手段
    と、 パノラマ撮影中に指定する繋ぎ合わせ方向を交互に指定
    する繋ぎ合わせ方向変更制御手段と、 この繋ぎ合わせ方向変更制御手段により交互に変更され
    る繋ぎ合わせ方向に基づいて、撮像される分割画像の繋
    ぎ合わせ方向を変更する繋ぎ合わせ方向変更手段と、 位置合せガイドの表示位置と該位置合せガイドに重複表
    示する他の画像の一部分とを撮像時に前記繋ぎ合わせ方
    向変更指定手段によって交互に変更指定される繋ぎ合わ
    せ方向によって決定する位置合せガイド表示手段と、を
    備えたことを特徴とする撮像装置。
  13. 【請求項13】 前記スルー画像表示手段は表示するス
    ルー画像の一部に撮像する分割画像の撮影順序と繋ぎ合
    わせ方向を示す撮像標識を表示することを特徴とする請
    求項11または12に記載の撮像装置。
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