JP2000175044A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JP2000175044A
JP2000175044A JP10349195A JP34919598A JP2000175044A JP 2000175044 A JP2000175044 A JP 2000175044A JP 10349195 A JP10349195 A JP 10349195A JP 34919598 A JP34919598 A JP 34919598A JP 2000175044 A JP2000175044 A JP 2000175044A
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Hiroyuki Tsuji
博之 辻
Takeshi Matsukubo
勇志 松久保
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画素補間による画像のスムージング処理後に所
望のフィルタ処理を行う。 【解決手段】外部機器101から入力された画像データ
は、RGB変換及びUCR処理を経てスムージング回路
104に入力される。一方、画像データは像域分離回路
107にも入力され、白地中のエッジや網点あるいは中
間調領域内の文字が検出され、その結果がスムージング
回路104に入力される、スムージング回路104は、
像域分離の結果に応じて画像の解像度を倍に変換する。
その画像データに対して、フィルタ112,113によ
り所望の画像処理が施される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及び
方法に関するものであり、特に電気的に読み取られた原
稿画像から画像の特徴を抽出し、その抽出結果から出力
画像を処理する画像処理装置及び方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー画像データをデジタル的に
処理し、カラープリンターに出力してカラー画像を得る
カラープリント装置や、カラー原稿を色分解して電気的
に読み取り、得られたカラー画像データを用紙上にプリ
ント出力することにより、カラー画像複写を行う、いわ
ゆるデジタルカラー複写機などのカラー印字システムの
発展はめざましいものがある。また、これらの普及に伴
い、カラー画像の印字品質に対する要求も高くなってお
り、特に黒い文字や黒細線をより黒く、シャープに印字
したいという要求が高まっている。即ち、黒原稿を色分
解すると、黒を再現する信号として、イエロー、マゼン
タ、シアン、ブラックの各信号が発生するが、得られた
信号に基づいてそのまま印字すると、各色が4色重ね合
わせで再現されるため、色間の若干のズレにより黒の細
線に色にじみが生じ、黒が黒くみえなかったり、ボケて
見えたりして印字品質を著しく低下させていた。
【0003】これに対し、画像信号中の黒、色等の色情
報や、細線、網点等空間周波数の特徴を抽出し、例えば
黒文字、色文字等のエリアを検出したり、更には中間調
画像や網点画像領域等に分けてそれぞれのエリアを検出
することにより、各エリアに応じた処理を施し、黒文字
部ならば黒単色化する方法等が提案されている。文字や
線の太さを多段階に持ち、文字の太さに応じて、黒の量
を調節したり、文字エッジと、網点エッジを分離して検
出することで、網点/中間調中、白地中の文字エッジ部
に対してそれぞれ異なる処理を施す事により、スムーズ
な黒文字処理を行う方式も提案されている。但し、像域
分離を施しても、従来の400dpiのプリンタでは、
ドットの配置間隔は63.5ミクロンとなり、一般に約
20ミクロンと言われている人の視覚では、ドットによ
って形成される文字や図形の輪郭部はギザギザに見え、
必ずしも高画質な印字とは言えない。
【0004】そこで、従来の像域分離と合わせて、例え
ば外部装置で作成されたカラーのフォントの文字の輪郭
部をスムージングして滑らかにデータ補間する事で、階
調画像中の文字に対しても、ギザギザ感のない文字を出
力することが可能である。印字する際の文字部分の解像
度を高めて、印字品質を向上する技術が提案されてい
る。特に、特定のパターンを検出して解像度を変換した
特定のパターンに置き換える解像度変換手法は、文字画
像の印字品質を高めるのに効果的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユーザ
の好みに応じて文字画像等をよりくっきりさせたい場
合、または滑らかにさせたい場合は、パターンマッチン
グによる解像度変換だけでそれを実現することは困難で
あった。
【0006】本発明は上記従来例に鑑みてなされたもの
で、必要に応じて解像度変換を行った後にフィルタ処理
を行うことで、利用者が望む画像処理を出力画像に対し
て施すことができる画像処理及び方法を提供することを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の問題を
解決するためのものであり、パターンマッチングによる
解像度変換後にフィルタ処理を行うことにより、ユーザ
の好みに合わせた文字品位を実現する。
【0008】また、本発明は上記目的を達成するために
次のような構成からなる。
【0009】画像データの所定サイズの領域から画像の
特徴を判定する判定手段と、前記判定手段により特定の
特徴が検出されると、その領域の画像データの解像度を
高める解像度変換手段と、前記解像度変換手段により変
換された画像データ信号に対して、所望のフィルタ処理
を行うフィルタ手段とを備える。
【0010】また好ましくは、前記フィルタ手段は、フ
ィルタの内容がプログラマブルである。
【0011】また好ましくは、前記フィルタ手段は、フ
ィルタの内容を前記判定手段による判定結果に応じて変
更する。
【0012】また好ましくは、前記フィルタ手段は、エ
ッジ強調のフィルタ処理が可能である。
【0013】また好ましくは、前記フィルタ手段は、注
目画素を強調するフィルタ処理が可能である。
【0014】また好ましくは、前記フィルタ手段は、画
像の濃度勾配をなだらかにするフィルタ処理が可能であ
る。
【0015】また好ましくは、前記解像度変換手段は、
画像データの解像度を倍にする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、好ましい実施例に基づき、
本発明を説明する。
【0017】[第1の実施の形態]図2に本発明におけ
る第1の実施例での装置の外観図を示す。
【0018】図2において、イメージスキャナ部201
は、原稿を読み取り、デジタル信号処理を行う部分であ
る。また、プリンタ部200は、イメージスキャナ20
1に読み取られた原稿画像に対応した画像を用紙にフル
カラーでプリント出力する部分である。
【0019】イメージスキャナ部201において、原稿
圧板202は、原稿台ガラス(以下プラテン)203上
の原稿204を、ハロゲンランプ205の光で照射され
る。原稿からの反射光はミラー206、207に導か
れ、レンズ208により3ラインセンサ(以下CCD)
210上に像を結ぶ。レンズ208には赤外カットフィ
ルタ231が設けられている。CCD210は原稿から
の光情報を色分解して、フルカラー情報レッド(R),
グリーン(G),ブルー(B)成分を読み取り、信号処
理部209に送る。
【0020】CCD210の各色成分読み取りセンサ列
は各々5000画素の画素から構成されている。これに
より原稿台ガラス203に載置される原稿中で最大サイ
ズであるA3サイズの原稿の短手方向297mmを40
0dpiの解像度で読み取る。
【0021】なお、ランプ205,ミラー206は速度
vで、ミラー207は1/2vでラインセンサの電気的
走査方向(以下、主走査方向)に対して垂直方向(以
下、副走査方向)に機械的に動くことにより、原稿全面
を走査する。
【0022】標準白色板211は、センサ210−1〜
210−3のR,G,Bセンサの読み取りデータの補正
データを発生する。この標準白色板211は可視光でほ
ぼ均一の反射特性を示し、可視では白色の色を有してい
る。この標準白色板211を用いてセンサ210−1〜
210−3の可視センサの出力データの補正を行う。
【0023】画像信号処理部209では読み取られた信
号を電気的に処理し、マゼンタ(M),シアン(C),
イエロー(Y),ブラック(BK)の各成分に分解し、
プリンタ部202に送る。また、イメージスキャナ部2
01における一回の原稿走査(スキャン)につき、M,
C,Y,BKの内、一つの成分がプリンタ200に送ら
れ、計4回の原稿走査により一回のプリントアウトが完
成する。
【0024】イメージスキャナ部201より送られてく
るM,C,Y,BKの画像信号は、レーザドライバ21
2に送られる。レーザドライバ212は画信号に応じ、
半導体レーザ213を変調駆動する。レーザ光はポリゴ
ンミラー214、f−θレンズ215、ミラー216を
介し、感光ドラム217上を走査する。
【0025】現像器219〜222は、マゼンタ現像器
219、シアン現像器220、イエロー現像器221、
ブラック現像器222、より構成され、4つの現像器が
交互に感光ドラムに接し、感光ドラム217上に形成さ
れたM,C,Y,BKの静電潜像を対応するトナーで現
像する。
【0026】転写ドラム223は、用紙カセット224
または225より給紙された用紙をこの転写ドラム22
3に巻き付け、感光ドラム217上に現像されたトナー
像を用紙に転写する。このようにしてM,C,Y,BK
の4色が順次転写された後に、用紙は定着ユニット22
6を通過して排紙される。
【0027】以上が装置のおおまかな動作についての説
明である。
【0028】次に、イメージスキャナ201について詳
細な説明を行う。
【0029】図3(A)に本実施例に用いたCCD21
0の構成を示す。
【0030】ここで210−1は赤色光(R)を読み取
るための受光素子列であり、210−2,210−3は
順にG,B波長成分を読み取るための受光素子列であ
る。受光素子列210−1〜210−3は主走査方向、
副走査方向に10μmの開口をもつ。この3本の異なる
光学特性をもつ受光素子列は、R,G,Bの各センサが
原稿の同一ラインを読み取るべく互いに平行に配置され
るように、同一のシリコンチップ上にモノリシックに構
成されている。このような構成のCCDを用いること
で、各色分解読み取りでのレンズ等の光学系を共通にし
ている。これにより、R,G,Bの色毎の光学調整を簡
潔にすることが可能となる。
【0031】図3(A)の点線部の断面図を図3(C)
に示す。シリコン基板210−5上には、R読み取り用
のフォトセンサ210−1とG,B各々の可視情報を読
み取るフォトセンサ210−2,210−3が配置され
ている。Rのフォトセンサ210−1上には可視光の
内、レッドの波長成分を透過するRフィルタ210−7
が配置される。同様にGのフォトセンサ210−2上に
はGフィルタ210−8が、Bのフォトセンサ210−
3上にはBフィルタ210−9が配置されている。21
0−6は透明有機膜で構成された平坦化層である。
【0032】図3(B)に受光素子の拡大図を示す。各
センサは主走査方向に一画素当たり10μmの長さをも
つ。各センサはA3原稿の短手方向(297mm)を4
00dpiの解像度で読み取ることが出来るように、主
走査方向に5000画素ある。
【0033】また、R,G,Bの各センサのライン間距
離は80μmであり、400lpiの副走査解像度に対
して各8ラインずつ離れている。
【0034】次にプリンタの濃度再現法について説明す
る。
【0035】本実施例ではプリンタの濃度再現のために
従来良く知られているPWM方式により、レーザ213
の点灯時間を画像濃度信号に応じて制御するものであ
る。これにより、レーザの点灯時間に応じた電位の静電
潜像が感光ドラム217上に形成される。そして、現像
器219〜222で静電潜像の電位に応じた量のトナー
で潜像を現像することにより、濃度再現が行われる。画
像信号処理部209について説明する。
【0036】<画像処理装置の構成>図1は、本実施形
態の画像処理装置のイメージスキャナ部201における
画像信号処理部209を中心とした画像信号の流れを示
すブロック図である。外部機器101より出力される画
像信号RGBは、102の濃度変換部で、ルックアップ
テーブルROMにより、輝度信号が濃度信号に変換され
る。
【0037】マスキング及びUCR回路103は、詳し
い説明は後述するが、入力されたY,M,Cの3原色信
号により黒信号(BK)を抽出し、さらにプリンタでの
記録色材の色濁りを補正する演算を施されてY,M,
C,BKの信号が各転送動作のたびに順次所定のビット
幅(8bit)で出力される。
【0038】次にスムージング回路104にて、像域分
離回路107から像域分離の結果に応じて出力される4
00線/800線切り替え信号senに従って、読み取
り解像度に対し倍の解像度を有するデータを生成する。
この詳細は後述する。このとき、解像度変換されたデー
タは、奇数画素が下位8ビットに、偶数画素が上位8ビ
ットに割り当てられて、16ビット分の画像信号として
出力される。また、SSTON信号によりスムージング
のON/OFFを切り替えることが可能である。このS
STON信号は、利用者によるマニュアル指定等に基づ
いてCPUにより設定させる。
【0039】スムージング回路104の画像出力のうち
下位8ビット及び上位8ビットは、それぞれフィルタ回
路112および113に入力される。フィルタ回路11
2、113は、図4のように主走査と副走査方向にそれ
ぞれ5画素ずつの5x5のフィルタである。図4の各画
素における画像信号をそれぞれd00、d01〜d4
4、各画素における演算係数をそれぞれa00,a01
〜a44とすると、フィルタ回路112,113の出力
信号Voは、以下のようになる。
【0040】 Vo=a00xd00+a01xd01+a02xd02+a03xd03+a04xd04 +a10xd10+a11xd11+a12xd12+a13xd13+a14xd14 +a10xd10+a11xd11+a12xd12+a13xd13+a14xd14 +a10xd10+a11xd11+a12xd12+a13xd13+a14xd14 +a10xd10+a11xd11+a12xd12+a13xd13+a14xd14 また、フィルタ回路の演算係数112,113の例を図
5に示す。図5(a)の演算係数では、中心部の注目画
素を強調して出力するようになる。図5(b)の演算係
数では、中心部の注目画素をさらにエッジ強調するよう
になり、画像をくっきりとさせる作用がある。さらに図
5(c)の演算係数では、画像を滑らかにするような演
算係数となっている。なお、フィルタ回路112,11
3に入力されるFILSEL信号により、図5(a)
(b)(c)のような、複数個用意された演算係数を切
り替えることが可能である。このFILSEL信号は、
ユーザにより操作部等の入力装置により設定することが
できる。
【0041】そして、γ変換105回路において、それ
ぞれの解像度の濃度データをプリンタの階調再現に応じ
てガンマ変換を実施する。ここでは、800dpi上位
8ビット用のγ変換テーブル、800dpi下位8ビッ
ト用のγ変換テーブル、400dpi用のγ変換テーブ
ルの3種類が用いられる。さらに、変換回路113で
は、400dpiの画像信号を800dpiに変換す
る。つまり、400dpiで入力された16ビットの画
像信号のうち、下位8ビットを奇数画素に、上位8ビッ
トを偶数画素にならび変えて400dpiの倍のクロッ
クで出力することにより800dpiの画像信号を生成
する。そして、セレクタ114では、400/800線
の切り替え信号SENに応じて、400dpiの画像信
号と800dpiの画像信号とを切り替える。図6にS
EN信号と画像信号の関係を示す。ここで、VSIはス
ムージング回路104の入力画像信号、VSOLとVS
OHはそれぞれγ変換105の800dpi出力画像信
号の下位ビットと上位ビットである。VSO4は、γ変
換105の400dpi出力画像信号である。VLOは
セレクタ113の出力である。
【0042】このように処理されたMCYKの面順次の
画像信号と400/800線の切り替え信号であるSE
N信号はレーザードライバーにも送られ、プリンタ部で
パルス幅変調(PWM)による濃度記録が行われる。プ
リンタ部は、400dpi/800dpiそれぞれの記
録密度に応じた周波数の三角波を生成し、その値を、画
素濃度の信号を閾値として2値化する。三角波の振幅
は、画像濃度が最高のときに画素全体が黒くなり、画素
濃度が最低のときに画素全体が白くなるように決められ
る。このため、2値化された信号は、各画素の濃度に応
じたデューティ比の矩形波となり、PWMが実現でき
る。画像の形成は、このPWM信号によりレーザビーム
をオン/オフさせ、感光ドラムに静電潜像を形成してト
ナー現像し、それを印刷媒体に転写・定着することで行
われる。
【0043】<像域分離処理>次に、黒文字/黒線画の
検出について説明する。
【0044】<エッジ検出回路108>図7にエッジ検
出回路108のブロック図を示す。上述の如くマスキン
グ変換された信号R,G,Bは、エッジ検出回路108
に入力され、輝度算出回路301により、以下の式に従
って揮度信号Yが算出される。
【0045】 Y=0.25R+0.5G+0.25B (1) 図8は輝度算出回路301の詳細な構成を示す図であ
る。図8において、入力された色信号R,G,Bは、乗
算器401,402,403で各々係数0.25,0.
05,0.25が乗じられた後、加算器404,405
で加算され、(1)式に従った輝度信号Yが算出され
る。
【0046】図9はエッジMIN方向検出回路302の
詳細な構成を示す図である。エッジMIN方向検出回路
302に入力された輝度信号Yは、FIFO501〜5
02により各1ラインずつ遅延された3ライン分に拡張
され、周知のラプラシアンフィルタ503〜506にか
けられる。そして、縦,横,左右斜めの4方向のうち、
フィルタの出力値であるエッジ量の絶対値aが最小の値
をとる方向を求め、その方向をエッジMIN方向とす
る。
【0047】次にエッジMIN方向スムージング部30
3で、前記エッジMIN方向検出部302で求めたエッ
ジ量が最小の方向に対してスムージング処理を施す。こ
の処理により、エッジ成分の最も大きい方向のみを保存
し、その他の方向を平滑化することができる。すなわ
ち、複数の方向に対してエッジ成分が大きい網点成分
は、エッジ成分が平滑化されてその特徴は減少し、一
方、一方向にのみエッジ成分が存在する文字/細線は、
その特徴は保存されるという効果が上げられる。必要に
応じてこの処理を繰り返すことで、線成分と網点成分の
分離がより一層効果的に行われ、従来のエッジ検出法で
は検知できなかった、網点中に存在する文字成分も検知
することが可能となる。その後、前述のラプラシアンフ
ィルタにかけられエッジ量の絶対値a以下のものは除去
され、値がa以上のもののみが値“1”を有するエッジ
判定信号として出力される。図10は輝度データYにお
ける画像データの例(図10(a))と、エッジ判定信
号を示す図(図10(b))である。更に、上記のエッ
ジ判定信号を、エッジ検出回路304により、7×7、
5×5、3×3のブロックサイズで膨張した信号と、膨
張なし及びエッジなしの5つのコードであらわしたもの
が、エッジ検出回路108の出力信号“edge”(3
ビット)である。ここで、信号の膨張とは、ブロック内
の全ての画素の信号値をOR演算することを言う。
【0048】<彩度判定回路109>図11は、彩度判
定回路109の詳細な構成を示すブロック図である。色
信号R,G,Bに対し、最大値検出部701と最小値検
出部702によって最大値max(R,G,B)、およ
び最小値min(R,G,B)がそれぞれ抽出され、そ
の差△Cが減算器703で算出され、次のLUT(ルッ
クアップテーブル)704で図12に示すような特性に
従ってデータ変換が行われ彩度信号Crが生成される。
図12においては、△Cが“0”に近い程、彩度が低く
(無彩色に近く)、△Cが大きい程有彩色の度合いが強
い事を示している。従って図12の特性より、Crは無
彩色の度合いが強い程大きい値を示し、有彩色の度合い
が強い程、“0”に近づく。また、変化の度合いは図に
従う事を示している。なお図1の出力信号の“col”
は色、黒、中間(色と黒の間の色)、白がそれぞれ2ビ
ットのコードで表現される。
【0049】<太さ判別回路110>図13は文字の太
さを判定する太さ判別回路110のブロック図である。
【0050】まず、色信号RGBが最小値検出部901
に入力される。最小値検出部901では、入力されたR
GB信号の最小値MINRGBを求める。次に平均値検
出部902にMINRGBを入力し、注目画素近傍の5
画素×5画素のMINRGBの平均値AVE5と、近傍
3画素×3画素のMINRGBの平均値AVE3を求め
る。
【0051】次に、文字・中間調検出回路903にAV
E5とAVE3が入力さる。この文字・中間調領域検出
回路903では、画素毎に注目画素の濃度、及び注目画
素とその近傍の平均濃度との変化量を検出することによ
って、注目画素が文字または中間調領域の一部であるか
どうかの判別を行う。
【0052】図14に文字・中間調領域検出回路903
の構成を示す。文字・中間調領域検知回路903では、
まず、AVE3に適当なオフセット値OFST1を加
え、コンパレータ2031においてAVE5と比較す
る。また、コンパレータ2032において適当なリミッ
ト値LIM1と比較する。そして、それぞれの出力値が
OR回路2033に入力され、 AVE3+OFST1<AVE5 (2) または AVE3+OFST1<LIM1 (3) の時に、出力信号BIN GRAがHIGHになる。つ
まり、この回路によって、注目画素近傍に濃度変化が存
在する場合(文字のエッジ部)、または注目画素付近が
ある値以上の濃度を持っている場合(文字の内部及び中
間調部)に文字・中間調領域信号BINGRAがHIG
Hになる。
【0053】次に、網点領域検出回路904において、
網点領域を検出する。図15に網点領域検出回路904
の構成を示す。まず、最小値検出回路901にて検出さ
れたMINRGBに適当なオフセット値OFST2を加
え、コンパレータ2041においてAVE5と比較す
る。また、コンパレータ2042において、信号MIN
RGBと適当なリミット値LIM2とを比較する。そし
て、それぞれの出力値がOR回路2043に入力され、 MIN RGB+OFST2<AVE5 (4) または MIN RGB+OFST2<LIM2 (5) の時に、出力信号BINAMIがHIGHになる。次
に、BINAMI信号を用いて、エッジ方向検出回路2
044で、画素毎のエッジの方向を求める。図16にエ
ッジ方向検出回路での、エッジ方向検出のルールを示
す。注目画素近傍の8画素が、図16における(0)〜
(3)のいずれかの条件を満たす場合に、エッジ方向信
号DIRAMIの0ビット0〜3ビットのいずれかが、
満たされた条件に応じてHIGHになる。
【0054】さらに、次の対向エッジ検出回路2045
において、注目画素を囲む5画素×5画素の領域内で、
互いに対向するエッジを検出する。図17に示す、注目
画素のDIRAMI信号をA33とした座標系におい
て、対向エッジ検出のルールを以下に示す。 (1)A11,A21,A31,A41,A51,A2
2,A32,A42,A33のいずれかのビット0がH
IGH、かつ、 A33,A24,A34,A44,A15,A25,A
35,A45,A55のいずれかのビット1がHIGH (2)A11,A21,A31,A41,A51,A2
2,A32,A42,A33のいずれかのビット1がH
IGH、かつ、 A33,A24,A34,A44,A15,A25,A
35,A45,A55のいずれかのビット0がHIGH (3)A11,A12,A13,A14,A15,A2
2,A23,A24,A33のいずれかのビット2がH
IGH、かつ、 A33,A42,A43,A44,A51,A52,A
53,A54,A55のいずれかのビット3がHIGH (4)A11,A12,A13,A14,A15,A2
2,A23,A24,A33のいずれかのビット3がH
IGH、かつ、 A33,A42,A43,A44,A51,A52,A
53,A54,A55のいずれかのビット2がHIGH 上記(1)〜(4)の内、いずれかの条件を満たした
時、信号EAAMIをHIGHにする。対向エッジ検出
回路2045において対向エッジが検出された場合に
は、対向エッジ信号EAAMIがHIGHになる。
【0055】次に膨張回路2046において、EAAM
I信号に対して、3画素×4画素の膨張を行い、注目画
素の近傍3画素×4画素にEAAMIがHIGHの画素
があれば、注目画素のEAAMI信号をHIGHに置き
換える。さらに、収縮回路2047と膨張回路2048
を用いて、5画素×5画素の領域で孤立した検出結果を
除去し、出力信号EBAMIを得る。ここで、収縮回路
とは、入力された全ての信号がHIGHの時のみHIG
Hを出力する回路のことである。
【0056】次に、カウント部2049において、膨張
回路2048の出力信号EBAMIがHIGHである画
素の個数を、適当な大きさを持つウィンドウ内で数え
る。本実施例では注目画素を含む5画素×64画素の領
域を参照する。ウィンドウの形を図18に示す。図18
において、ウィンドウ内のサンプル点は、主走査方向に
4画素おきに9点、副走査方向に5ライン分の合計45
点である。1つの注目画素に対して、このウィンドウが
主走査方向に移動することにより、ウィンドウは(1)
〜(9)の9つ用意されたことになる。すなわち、注目
画素を中心として5画素×64画素の領域を参照したこ
とになる。そして、それぞれのウィンドウにおいてEB
AMIをカウントし、EBAMIがHIGHの個数が適
当なしきい値を越えた場合に、網点領域信号AMIをH
IGH出力にする。
【0057】以上、網点領域検出回路904の処理によ
り、前記BINGRA信号では孤立点の集合として検出
された網点画像を、領域信号として検出することが可能
になる。
【0058】次に、上記の処理により検出された文字・
中間調領域信号BINGRAと網点領域信号AMIは、
OR回路905においてOR演算され、入力画像の2値
化信号PICTが生成される。
【0059】次に、エリアサイズ判定回路906にPI
CT信号を入力し、2値化信号のエリアサイズを判定す
る。
【0060】図19に、エリアサイズ判定回路を示す。
この回路は、複数の収縮回路2081と膨張回路208
2のペアが存在し、それぞれ参照する領域のサイズが異
なっている。PICT信号は収縮回路の大きさに合わせ
てライン遅延された後に、まず収縮回路2081に入力
される。本実施例では、23画素x23画素の大きさか
ら35画素x35画素まで7種類の収縮回路を用意して
いる。収縮回路2081から出力された信号は、ライン
遅延された後に膨張回路2082に入力される。本実施
例では、図19に示す収縮回路の出力に対応して、27
画素x27画素から39画素x39画素まで7種類の膨
張回路を用意し、それぞれの膨張回路からの出力信号P
ICT_FHを得る。
【0061】この出力信号PICT_FHは、注目画素
が文字の一部である場合には、その文字の太さによって
PICT_FHの出力が定まる。この様子を図20で示
す。例えば、PICT信号が幅26画素をもつ帯状に存
在する場合、27x27より大きいサイズの収縮を行う
と出力は全て0になり、25x25より小さいサイズの
収縮を行った後にそれぞれのサイズに応じた膨張を行う
と、幅30画素の帯状の出力信号PICT_FHが得ら
れる。そこで、これらの出力PICT_FHをエンコー
ダ2083に入力する事により、注目画素が属する画像
領域信号ZONE_Pが求まる。エンコーダ2083の
エンコードルールを図21に示す。この処理によって、
広い領域においてPICT信号がHIGHである写真画
像や網点画像は領域7(最大値)として定義され、エリ
アサイズが最大値よりも小さい(細い)文字や線画像
は、その大きさ(太さ)に応じた多値の画像領域に定義
される。本実施例では、ZONE信号を3ビットとし、
文字の太さを8段階で表す。最も細い文字を0とし、最
も太い文字(文字以外の領域も含む)を7とする。
【0062】図22に、網点/中間調中の文字検出のた
めのアルゴリズムを示す。まず、前述のPICT信号に
対して、膨張回路2111で、5x5のブロックで膨張
処理を行う。この処理により、不完全な検出になりやす
い網点領域に対して、その検出領域を補正する。次に、
この出力信号に対して、収縮回路2112において11
x11のブロックの収縮処理を行う。これらの処理によ
って得られた信号FCHは、PICT信号に対して、3
画素分収縮した信号となる。この様子を図23に示す。
そこで、このFCH信号とZONE信号とedge信号
を組み合わせることで、白地中のエッジと、網点/中間
調中のエッジの区別ができ、網点画像中においても、網
点成分を強調してしまうことなく、また、写真の縁など
の黒文字処理が不必要な部分を処理すること無く、黒文
字処理を行うことができる。
【0063】次にLUT111について説明をする。
【0064】エッジ検出回路108,彩度判定回路10
9,太さ判別回路110で各々判定された信号は、LU
T111によって“sen”信号を出力する。LUT1
11におけるテーブルの特徴としては、最も細い文字の
エッジ部に対してのみプリンタの解像度を変化させる。
【0065】<スムージング回路104>次に、スムー
ジング回路104について説明する。
【0066】図24はスムージング回路104の詳細図
である。先ず、入力画像信号であるCMYKの各色の信
号が、面順次に転送されてきて、2値化回路1001に
て、パターンマッチングを施すために、2値化を行う。
次に2値化された信号をもとにパターンマッチング回路
1002にてパターンマッチングを行う。そして、所定
のパターンと一致した場合には、スムージング回路10
03にて画素を補間し、元の倍の解像度のデータとする
ことでスムージングを行う。このとき、解像度変換され
たデータは奇数画素を下位8ビットとして、偶数画素を
上位8ビットとして分けられて、16ビット分の画像信
号として出力される。尚、補間すべきデータは、周りの
画素の濃度データを見て、置換すべきデータを決定す
る。
【0067】図25は入力画像の一例を示し、スムージ
ングされた結果が図26に示されてある。図26では、
スムージング回路によって解像度が倍にされた画像に対
して、フィルタ処理によってエッジ部分の濃度が調整さ
れ、階段状の線がよりスムーズにされた画像を示した。
尚、スムージングする場所としては、前述したように、
像域分離された結果に基づきエッジ部だけである。次に
スムージング回路を構成する各回路の詳細を説明する。
【0068】2値化回路1001は、不指示の論理和回
路にて1画素分のデータに含まれるビット同士の論理和
を取り、2値化を実施する。2値化されたデータはパタ
ーンパッチング回路1002により、所定のパターンと
照合される。図27は、パターンマッチング回路100
2のブロック図である。コントローラからプリンターに
対して400dpiの画像信号が画像クロックに同期し
て送信されてくると、画像ドットデータは逐次ラインメ
モリ1〜9に記憶されると同時に、シフトレジスタ1〜
9に、ラインメモリ1〜9のドットデータのうち主走査
11ドット×副走査9ドットのドットマトリックス情報
が取り出される。しかる後に判定回路1301で該ドッ
トマトリックス情報の特徴を検出する。パターンマッチ
ングの方法については、様々な提案がなされている。例
えば、図29に示したようなパターンを用いる。
【0069】図29(a)は、主走査11ドット×副走
査9ドットの参照領域を示す図で、主走査方向に対し
て、a,b,c,d,e,f,g,h,i,j,k、副
走査方向に対して1,2,3,4,5,6,7,8,9
と符号が付けられている。例えば中心画素は5fで表さ
れる。中心画素はスムージングのための変更対象画素で
ある。図29(b)は、図29(a)の参照領域をX1
〜X8、Y1〜Y8、5fの17個の領域に分割したも
のである。ここで、X1は、画素3d,3e,3f,4
d,4e,4fを含む領域、X2は画素3f,3g,3
h,4f,4g,4hを含む領域、X3は画素6d,6
e,6f,7d,7e,7fを含む領域である。以下、
図29(b)に示した通りである。このように、上記参
照領域は、6ドットから成る8個の領域(X1〜X8)
と9ドットから成る6個の領域(Y1,Y3,Y4,Y
5,Y7,Y8)と10ドットから成る2個の領域(Y
2,Y6)と中心画素5fに分割することができる。こ
こで、各領域の特徴をXn,Ynとして表すことにす
る。各領域内のドットが全ドット同じ値の場合、各領域
の特徴を“0”とする。また、各領域のドットが全ドッ
ト同じでない場合に各領域の特徴を“1”とする。この
ようにして各領域の特徴としてX1〜X8、Y1〜Y8
が得られる。こうして得られたパターンマッチングの結
果がスムージング回路103に送られる。スムージング
回路103では、X1〜X8及びY1〜Y8及びf5の
値が、あらかじめ決められたパターンと一致すれば、そ
のパターン及び注目画素とその周辺の画素の値に応じ
て、補間する画素の濃度を決定し、その濃度の画素を補
間する。
【0070】例えば、Y3,Y7,X1,X4,X5,
X8の値が0であり、その他が1である場合を考える。
この場合、右上から左下に向かう対角線上に、異なる色
の画素を含む領域があり、その他の各領域では、それら
の中に含まれる画素は同じ値を有している。したがっ
て、注目画素を境界線上において右上から左下にかけ
て、画像の輪郭線が存在すると推定できる。この場合に
は、この斜め方向の輪郭線をスムージングすることが望
ましいので、400/800線切換え信号として「80
0線」が選択され、注目画素とその周辺画素の値に応じ
てスムージングが行われる。このように、パターンマッ
チングにより、注目画素付近に斜め方向の画像輪郭が存
在することが判定され、存在すればスムージングが行わ
れる。
【0071】次に、スムージング回路1003について
説明する。図28は、ラスタライズされた濃度データ2
55の1画素幅のラインのスムージングの一例について
図示したものである。この様に人力パターンに応じて、
データの補間量を多値データとして置き換える。なお、
入力画像が多値の階調を有するデータであるため、常に
0or255のデータが入力されるわけではない。そこ
で、3×3のウィンドウで入力画像の多値のパターンを
見る。つまり、3×3のウィンドウ内で、0以外のデー
タの平均濃度を取り、スムージングするデータをリニア
演算する事でデータ補間を行う。なお、セレクタ100
4は、SSTON信号が1のときスムージング処理を行
い、SSTON信号が0のときはスムージング処理を行
わない。
【0072】以上のようにして補間され、高解像度化さ
れてスムージングされた画像データは、フィルタ回路1
12,113に入力されて、輪郭のぼかしや強調等、利
用者が望む処理が施される。このため、単に解像度を高
くしただけでは得られない、画像のシャープさやなめら
かさを、フィルタ処理によって達成する事ができる。
【0073】[第2の実施の形態]前記第1の実施例で
は、フィルタ回路112,113の演算係数をユーザに
より設定可能としたが、画像信号に応じて自動的に切り
換えることも可能である。たとえば、スムージング回路
104で解像度を上げた画像信号に応じてフィルタ処理
の演算係数を切り替えることにより、さらに文字や写真
の品位を高めることが可能となる。
【0074】前記実施例では、フィルタ回路112,1
13の演算係数を同じものに設定したが、それぞれ演算
係数を独立に設定することも可能である。この場合、画
像のエッジ強調の度合いをさらに詳細に調整することが
可能になる。
【0075】また、前記実施例では、スムージング回路
104の出力を16ビットにして、それぞれ8ビットず
つ2つのフィルタ回路を用いたが、1つのフィルタ回路
にすることも可能である。このとき、フィルタ回路は2
倍のクロックで動作することになる。
【0076】さらに前記実施例では、フィルタ回路の演
算係数の切替をユーザの指定により行っていたが、画像
信号の特徴に応じて自動的に切り替えることも考えられ
る。この場合、文字信号はエッジを強調するようなフィ
ルタ処理を行い、写真画像は滑らかになるようなフィル
タ処理を行うことが考えられる。あるいは、フィルタ回
路の演算係数をコンピュータ等により画像信号と同時に
入力することも考えられる。
【0077】また、前記実施例では、画像の特性に応じ
て、パターンマッチングを行った結果、解像度を変換す
る際、読み取りの2倍の解像度で濃度補間を実施した
が、より解像度を高めて、ギザギザ感を除去するため、
N倍(Nは自然数)の解像度でデータを補間する事も可
能である。
【0078】さらに、前記実施例では、外部からの画像
信号をプリントするプリンタ機能としての例を用いた
が、当然原稿画像を複写するコピー機能として用いる場
合も同様の効果が期待できる。
【0079】
【他の実施形態】なお、本発明は、複数の機器(例えば
ホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プ
リンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一
つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ
装置など)に適用してもよい。
【0080】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても達成される。
【0081】この場合、記憶媒体から読出されたプログ
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
【0082】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
【0083】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれる。
【0084】さらに、記憶媒体から読出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれる。
【0085】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明では、パ
ターンマッチングによる解像度変換後にフィルタ処理を
行うことにより、ユーザの好みに合わせた文字品位また
は画像の特徴に応じた最適な画像処理を実現することが
可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像信号処理部を中心としたブロック図であ
る。
【図2】本発明における第1の実施例での装置の外観図
を示す図である。
【図3】画像を読みとるCCDセンサの図である。
【図4】フィルタ回路112、113における5x5の
フィルタの配列を示す図である
【図5】フィルタ回路の演算係数112,113の例を
示す図である。
【図6】SEN信号と画像信号の関係を示す図である。
【図7】エッジ検出部のブロック図である。
【図8】輝度算出回路301の詳細な構成を示す図であ
る。
【図9】エッジMIN方向検出部によるエッジ成分が最
小の方向を検出する様子を示す図である。
【図10】輝度データYにおける画像データの例(a)
と、エッジ検出信号を示す図(b)である。
【図11】彩度判定回路109の詳細な構成を示す図で
ある。
【図12】彩度判定回路特性より生成される彩度信号C
rと彩度との関係を示す図である。
【図13】文字の太さ判定回路110のブロック図であ
る。
【図14】文字・中間調領域検出回路のブロック図であ
る。
【図15】網点領域検出回路のブロック図である。
【図16】エッジ方向検出回路での、エッジ方向検出の
ルールを示す図である。
【図17】対向エッジが検出される注目画素を囲む5画
素×5画素の領域を示す図である。
【図18】網点領域を検出するためのウィンドウの形を
示す図である。
【図19】エリアサイズ判定回路のブロック図である。
【図20】注目画素が文字の一部であるか判定する様子
を示す図である。
【図21】エンコーダ2083のエンコードルールを示
す図である。
【図22】エリアサイズ判定回路を示す図である。
【図23】網点領域中の文字を検出する様子を示す図で
ある。
【図24】スムージング回路のブロック図である。
【図25】スムージング前の文字の一例を示す図であ
る。
【図26】スムージング後の文字の一例を示す図であ
る。
【図27】パターンマッチング部のブロック図である。
【図28】濃度データ255の1画素幅のラインのスム
ージングの一例の図である。
【図29】パターンマッチングに使用される領域の分割
例の図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B057 AA11 BA02 CA06 CA08 CA12 CB06 CB08 CB12 CC01 CD05 CE03 CE05 CE06 5C076 AA01 AA21 AA31 AA32 5C077 LL05 LL19 MP07 PP02 PP03 PP20 PP47 PP51 PP68 RR19

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データの所定サイズの領域から画像
    の特徴を判定する判定手段と、 前記判定手段により特定の特徴が検出されると、その領
    域の画像データの解像度を高める解像度変換手段と、 前記解像度変換手段により変換された画像データ信号に
    対して、所望のフィルタ処理を行うフィルタ手段とを備
    えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記フィルタ手段は、フィルタの内容が
    プログラマブルであることを特徴とする請求項1記載の
    画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記フィルタ手段は、フィルタの内容を
    前記判定手段による判定結果に応じて変更することを特
    徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記フィルタ手段は、エッジ強調のフィ
    ルタ処理が可能であることを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記フィルタ手段は、注目画素を強調す
    るフィルタ処理が可能であることを特徴とする請求項1
    乃至3のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記フィルタ手段は、画像の濃度勾配を
    なだらかにするフィルタ処理が可能であることを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 前記解像度変換手段は、画像データの解
    像度を倍にすることを特徴とする請求項1に記載の画像
    処理装置。
  8. 【請求項8】 前記フィルタ手段は、フィルタ処理に用
    いるフィルタとして、操作者によりマニュアル指定され
    たフィルタを用いることを特徴とする請求項1記載の画
    像処理装置。
  9. 【請求項9】 画像データの所定サイズの領域から画像
    の特徴を判定する判定工程と、 前記判定工程により特定の特徴が検出されると、その領
    域の画像データの解像度を高める解像度変換工程と、 前記解像度変換工程により変換された画像データ信号に
    対して、所望のフィルタ処理を行うフィルタ工程とを備
    えることを特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記フィルタ工程は、フィルタの内容
    がプログラマブルであることを特徴とする請求項9記載
    の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 前記フィルタ工程は、フィルタの内容
    を前記判定工程による判定結果に応じて変更することを
    特徴とする請求項9記載の画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記フィルタ工程は、フィルタ処理に
    用いるフィルタとして、操作者によりマニュアル指定さ
    れたフィルタを用いることを特徴とする請求項9記載の
    画像処理方法。
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