JP2000173203A - ピックアップ送り装置 - Google Patents

ピックアップ送り装置

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JP2000173203A
JP2000173203A JP10345220A JP34522098A JP2000173203A JP 2000173203 A JP2000173203 A JP 2000173203A JP 10345220 A JP10345220 A JP 10345220A JP 34522098 A JP34522098 A JP 34522098A JP 2000173203 A JP2000173203 A JP 2000173203A
Authority
JP
Japan
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pickup
screw shaft
tooth
screw
feeder
Prior art date
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Pending
Application number
JP10345220A
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English (en)
Inventor
Takashi Nakagawa
隆 中川
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポジションセンサを設けることなく、スクリ
ュー軸に噛み合っている歯部の中央部分が削れることを
防止して、構成が複雑になることなく組立工程及びコス
トの削減が可能なピックアップ送り装置を提供する。 【解決手段】 ピックアップ12に設けられた歯部19
と噛み合うスクリュー軸の回動によって、ピックアップ
12の送り移動を行うピックアップ送り装置において、
ピックアップ12が送り移動範囲の端部に位置した際
に、スクリュー軸13の空回りによっても歯部19の中
央部の摩耗を防止する摩耗防止部を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ピックアップ送
り装置に関し、特に、光ディスク装置に設けられたピッ
クアップ送り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク装置に設けられたピッ
クアップ送り装置が知られている。
【0003】図3は、従来のピックアップ送り装置を示
す斜視図である。図4は、図3の歯取付部を示し、
(a)は拡大斜視図、(b)はピックアップと歯部が噛
み合っている状態の説明図である。
【0004】図3に示すように、ピックアップ送り装置
1は、シャーシ2上に設置された、ピックアップ3、ス
クリュー軸4、スピンドルモータ5、駆動モータ6、及
びポジションセンサ7を有している。
【0005】シャーシ2上に並設された主軸8aと副軸
8bに、スクリュー軸4に沿って移動可能に支持された
ピックアップ3には、歯取付部3aを介して、例えば、
摺動性の良い樹脂製の歯部9(図4(a)参照)が装着
されている。この歯部9は、スクリュー軸4のスクリュ
ーねじ部4aと噛み合わされており(図4(b)参
照)、駆動モータ6に駆動されてスクリュー軸4が回転
することにより、ピックアップ3の送り移動が行われ
る。
【0006】ここで、ピックアップ3が、ピックアップ
移動範囲の最内側位置或いは最外側位置まで移動してい
る状態(図4(b)参照)から、更にスクリュー軸4が
回転した場合、ピックアップ3はそれ以上移動できない
ために、歯部9がスクリュー軸4のスクリューねじ部4
aから外れてスクリュー軸4が空回りしてしまう。
【0007】このスクリュー軸4が空回りすることによ
り、スクリュー軸4に噛み合っている歯部9の中央部分
9aが削れてしまう。その結果、歯部9とスクリュー軸
4との間に許容範囲以上の大きなガタを生じさせ、シー
ク時間が長くなってアクセス性能の劣化を来す。
【0008】そこで、従来のピックアップ送り装置は、
ポジションセンサ7によって、ピックアップ3がピック
アップ移動範囲の限界に到達したことを検出し、それ以
上スクリュー軸4を回転させないようにしている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ピックアップ送り装置においては、ポジションセンサ7
を設けたことにより、構成部品が増えて構成が複雑にな
り、組立工程の増加と共にコストの増加を招いてしま
う。
【0010】この発明の目的は、ポジションセンサを設
けることなく、スクリュー軸に噛み合っている歯部の中
央部分が削れることを防止して、構成が複雑になること
なく組立工程及びコストの削減が可能なピックアップ送
り装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係るピックアップ送り装置は、ピックア
ップに設けられた歯部と噛み合うスクリュー軸の回動に
よって、前記ピックアップの送り移動を行うピックアッ
プ送り装置において、前記ピックアップが送り移動範囲
の端部に位置した際に、前記スクリュー軸の空回りによ
っても前記歯部の中央部の摩耗を防止する摩耗防止手段
を設けたことを特徴としている。
【0012】上記構成を有することにより、ピックアッ
プに設けられた歯部と噛み合うスクリュー軸の回動によ
って、ピックアップの送り移動を行うピックアップ送り
装置において、摩耗防止手段により、ピックアップが送
り移動範囲の端部に位置した際に、スクリュー軸の空回
りによっても歯部の中央部の摩耗が防止される。これに
より、ポジションセンサを設けることなく、スクリュー
軸に噛み合っている歯部の中央部分が削れることを防止
して、構成が複雑になることなく組立工程及びコストの
削減が可能になる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0014】図1は、この発明の実施の形態に係るピッ
クアップ送り装置を示す斜視図であり、図2は、図1の
歯取付部を示し、(a)は拡大斜視図、(b)はピック
アップと歯部が噛み合っている状態の説明図である。
【0015】図1に示すように、ピックアップ送り装置
10は、シャーシ11上に設置された、ピックアップ1
2、スクリュー軸13、スピンドルモータ14、及び駆
動モータ15を有している。
【0016】ピックアップ12は、シャーシ11上に並
設された主軸16と副軸17に、スクリュー軸13に沿
って送り移動可能に支持されており、このピックアップ
12には、歯取付部18を介して、例えば、摺動性の良
い樹脂製の歯部19(図2(a)参照)が装着されてい
る。
【0017】歯部19は、弾性体等(図示せず)により
付勢されてスクリュー軸13のスクリューねじ部20と
噛み合わされており(図2(b)参照)、駆動モータ1
5に駆動されてスクリュー軸13が回転することによっ
て、ピックアップ12の送り移動が行われる。駆動モー
タ15には、ステッピングモータ或いはDD(dire
ct drive)モータ等が用いられる。
【0018】スクリュー軸13は、歯部19が噛み合う
スクリューねじ部20と、スクリュー軸13の頂部、即
ち、スクリューねじ部20のねじ山部分を無くして谷部
のみからなる解除部21とを有している。この解除部2
1は、スクリュー軸13の端部である、ピックアップ1
2の送り移動範囲の端部に位置しており、スクリュー軸
13の段付き部分として設けられている。
【0019】ピックアップ12が、送り移動範囲の移動
限界端部、例えば、最内側位置まで移動して、スクリュ
ー軸13の解除部21に達する(図2(b)参照)と、
この解除部21において、歯部19との噛み合いが解除
され、スクリュー軸13が空回りする。
【0020】このとき、歯部19は、スクリューねじ部
20のねじ山部分に乗り上げて、歯部19の端部がスク
リュー軸13に接して外れることがないので、スクリュ
ー軸13が空回りすることによる歯部19の中央部の摩
耗を可能な限り減らすことができる(図2(a)参
照)。従って、歯部19とスクリュー軸13の間にガタ
を発生させず、シーク時間が長くなるのを防止しアクセ
ス性能を劣化させない。なお、歯部19の端部において
は、若干の摩耗が認められる(図2(a)参照)。
【0021】また、主軸16の両端には、圧縮コイルば
ね22が装着されている(図1参照)。この圧縮コイル
ばね22は、送り移動範囲の端部に位置したピックアッ
プ12を、歯部19とスクリュー軸13とが噛み合うよ
うに付勢している。従って、解除部21に位置してスク
リューねじ部20との噛み合いが解除されていた歯部1
9は、スクリュー軸13が逆回転することで、再びスク
リュー軸13のスクリューねじ部20と噛み合い、再び
通常の動作が可能となる。
【0022】このように、この発明によれば、ポジショ
ンセンサを用いることなく、スクリュー軸13の空回り
による歯部19の中央部の摩耗を可能な限り減らすこと
ができるので、歯部19とスクリュー軸13との間に許
容範囲以上の大きなガタを生じさせず、シーク時間が長
くなるのを防止してアクセス性能の劣化をもたらさな
い。よって、ポジションセンサを設ける必要がなくなっ
て、構成が複雑にならず組立工程及びコストの削減が可
能となる。
【0023】なお、上記実施の形態において、圧縮コイ
ルばね22が用いられているが、これに限るものではな
く、送り移動範囲の端部に位置したピックアップ12
を、歯部19とスクリュー軸13とが噛み合うように付
勢するものであればよい。例えば、ゴム部材や引張コイ
ルばね等の弾性部材、或いは磁石の反発力を用いても良
い。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、ピックアップに設けられた歯部と噛み合うスクリュ
ー軸の回動によって、ピックアップの送り移動を行うピ
ックアップ送り装置において、摩耗防止手段により、ピ
ックアップが送り移動範囲の端部に位置した際に、スク
リュー軸の空回りによっても歯部の中央部の摩耗が防止
されるので、ポジションセンサを設けることなく、スク
リュー軸に噛み合っている歯部の中央部分が削れること
を防止して、構成が複雑になることなく組立工程及びコ
ストの削減が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係るピックアップ送り
装置を示す斜視図である。
【図2】図1の歯取付部を示し、(a)は拡大斜視図、
(b)はピックアップと歯部が噛み合っている状態の説
明図である。
【図3】従来のピックアップ送り装置を示す斜視図であ
る。
【図4】図3の歯取付部を示し、(a)は拡大斜視図、
(b)はピックアップと歯部が噛み合っている状態の説
明図である。
【符号の説明】
10 ピックアップ送り装置 11 シャーシ 12 ピックアップ 13 スクリュー軸 14 スピンドルモータ 15 駆動モータ 16 主軸 17 副軸 18 歯取付部 19 歯部 20 スクリューねじ部 21 解除部 22 圧縮コイルばね

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピックアップに設けられた歯部と噛み合う
    スクリュー軸の回動によって、前記ピックアップの送り
    移動を行うピックアップ送り装置において、 前記ピックアップが送り移動範囲の端部に位置した際
    に、前記スクリュー軸の空回りによっても前記歯部の中
    央部の摩耗を防止する摩耗防止手段を設けたことを特徴
    とするピックアップ送り装置。
  2. 【請求項2】前記摩耗防止手段は、前記スクリュー軸に
    設けられた、前記歯部との噛み合いを解除する解除部で
    あることを特徴とする請求項1に記載のピックアップ送
    り装置。
  3. 【請求項3】前記解除部は、前記スクリュー軸の頂部を
    無くして谷部のみからなることを特徴とする請求項2に
    記載のピックアップ送り装置。
  4. 【請求項4】前記解除部は、前記送り移動範囲の端部に
    位置することを特徴とする請求項2または3に記載のピ
    ックアップ送り装置。
  5. 【請求項5】前記送り移動範囲の端部に位置した前記ピ
    ックアップを、前記歯部と前記スクリュー軸とが噛み合
    うように付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載のピックアップ送り装置。
  6. 【請求項6】前記付勢手段は、前記ピックアップを送り
    移動可能に支持する支持手段に設けられたコイルばねで
    あることを特徴とする請求項5に記載のピックアップ送
    り装置。
JP10345220A 1998-12-04 1998-12-04 ピックアップ送り装置 Pending JP2000173203A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007287281A (ja) * 2006-04-19 2007-11-01 Nidec Copal Corp 光ピックアップユニット
US8416664B1 (en) 2011-09-28 2013-04-09 Semiconductor Components Industries, Llc Driving circuit for stepping motor

Cited By (3)

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