JPS63228474A

JPS63228474A - 磁気ヘツドの送り装置

Info

Publication number: JPS63228474A
Application number: JP6059787A
Authority: JP
Inventors: Hidemi Sasaki; 英美佐々木
Original assignee: Fuji Photo Film Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Holdings Corp
Priority date: 1987-03-16
Filing date: 1987-03-16
Publication date: 1988-09-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は磁気ヘッドの送り装置に係り、特に電子カメラ
等の磁気記録若しくは再生装置に用いられ、静止画像情
報等が磁気記録される磁気シートに対して磁気ヘッドを
移動させる磁気ヘッドの送り装置に関する。

〔従来の技術〕

最近、固体撮像素子や撮像管等の撮像装置と、記録媒体
として安価で比較的記憶容量の大きな磁気シートを用い
た記録装置等を組合わせて被写体を純電子的にスチル撮
影して回転する磁気シートに記録し、画像の再生は別設
のテレビジョンシステムやプリンタ等で行う電子スチル
カメラシステムが開発されている。

かかるシステムに用いられる磁気シートは直径５０１１
１Ｉ１１程度のもので、磁気ヘッドが取付けられたヘッ
ドキャリッジを磁気シートの半径方向に移動させること
により、磁気シート上に静止画像情報を１トラツク毎に
磁気記録或いは再生を行わせるようにしている。

従来、この種の磁気ヘッドの送り装置として、リードス
クリュウを固定配設したナツトに噛合わさせ、リードス
クリュウの回転に伴ってリードスクリュウ自体をその軸
線方向に移動させ、このリードスクリュウの移動によっ
てヘッドキャリッジを移動させるものが提案されている
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、前記リードスクリュウを回転させるためのス
テッピングモータは、１回転／２０パルス程度のものが
一般に使用され、磁気シート上に１トラツク（＝　１０
０μｍ）毎に磁気記録或いは再生を行わせるには、１ト
ラック／２０パルス程度の送り分解能が必要である。

これに対し、リードスクリュウのねじピッチが例えば０
，５Ｍのものを使用した場合には、リードスクリュウの
１１５回転で１トラ、ツタ送りとなるため、これをステ
ッピングモータの１回転に対応させるためには減速比を
５にとらなければならない。

しかし、上記減速を１段の平歯車で行う場合には、一方
の歯車径が大きくなり設置スペースに問題が生じ、また
２〜３段の多段の減速を行う場合には、部品点数が多く
なるとともに、歯車列が多くなるためバックラッシュが
増大するという問題が生じる。

一方、大減速比を得る手段としてウオームギアがあるが
、ウオームホイールはねじれ歯車（はすば歯車等）を使
用するため、リードスクリュウがその軸線方向に移動す
る機構、すなわちウオームホイール部が前後進するもの
では、そのねじれ分だけ送り量が変化するため、特殊な
ピッチ（一般のねじ切り機械で切れないようなピッチ）
のウオームホイールを準備しなければならず、ウオーム
ホイールが高価になり、また、ねじれのために推力が発
生し、スラストガタ取りのために必要な一方向規制のば
ね圧を大きくとらなければならないという問題が生じる
。

本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、ウ
オームギアを用いてリードスクリュウを回転させる際に
、このリードスクリュウの軸線方向の移動を円滑に行わ
せることができる磁気ヘッドの送り装置を提供すること
を目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は前記目的を達成するために、略中央にねじ部が
設けられ、回転自在かつ軸線方向に移動自在に軸支され
たり一ドスクリュウと、前記り一ドスクリュウに回転駆
動力を伝達する回転駆動手段と、前記リードスクリュウ
のねじ部に係合若しくは螺合し、リードスクリュウの回
転に伴って該リードスフＩＪ　、つをその軸線方向に送
る送り部材と、回転する磁気シートに磁気記録若しくは
再生するための磁気ヘッドを有し、ガイド部材に案内さ
れて前記リードスクリュウの軸線方向の移動とともに移
動するヘッドキャリッジと、から成る磁気ヘッドの送り
装置において、前記回転駆動手段は、回転駆動源と、該
回転駆動源の駆動軸に配設されるウオームと、前記リー
ドスクリュウに配設され前記ウオームと噛み合う平歯車
とから成り、前記回転駆動源の駆動軸を前記ウオームの
リード角相当だけ傾斜させて前記ウオームと平歯車とを
噛み合わせるようにしたことを特徴としている。

〔作用〕

本発明によれば、回転駆動源からリードスクリュウに回
転動力を伝達する手段として、ウオームギア（回転駆動
源の駆動軸に配設されるウオームとリードスクリュウに
配設される平歯車）を用い、かつ回転駆動源の駆動軸を
ウオームのリード角相当だけ傾斜させるようにしたため
、高い送り精度を出すのに十分な減速比を得ることがで
きると共に、リードスクリュウを円滑にその軸線方向に
移動させることができる。

〔実施例〕以下添付図面に従って本発明に係る磁気ヘッドの送り装
置の好ましい実施例を詳説する。

まず、電子カメラ等の磁気記録若しくは再生装置に使用
される磁気シートパックについて説明する。第３図はこ
の磁気シートパック１０の平面図であり、第４図は第３
図のＡ−Ａ線に沿う断面図である。

第４図に示すように磁気シートパック１０は略方形状に
構成され、その内部に静止画像情報等が記録される磁気
シート１２が回転自在に収納されている。磁気シート１
２の中央部には補強部材としてのセンタコア１４が設け
られており、このセンタコア１４は磁気シートパック１
０の円形状の開口部１６から外部に露出している。この
センタコア１４には中心孔１５が形成され、この中心孔
１５には弾性片１７が形成されており、センタコア１４
の中心孔１５は後述する駆動軸３２にこの弾性片１７の
付勢力に抗して嵌入するようになっている。

また、磁気シートパック１０には後述する磁気ヘッド４
２が位置する窓部１８が開口し、この窓部１８はスライ
ド可能なシヤツク２０により開閉される。即ちシャッタ
２０は、磁気シート１２に塵埃が付着するのを防止し、
記録再生時には第３図上で下方向に移動し窓部１８を開
放する。更に磁気シートパック１０は磁気シートパック
１０を磁気記録若しくは再生するだめの位置に位置決め
するために用いる位置決め用孔１０Ａ、ＩＯＢを有して
いる。尚、前記磁気シートパック１０の構成は、統一規
格によって定められている。

第１図は磁気記録再生装置の本体の平面図で、本発明は
この磁気記録再生装置に適用されている。

この磁気記録再生装置の本体３０には、磁気シート１２
のセンタコア１４の中心孔１５に嵌入し、磁気シートパ
ック１０内で磁気シート１２を所定回転数で回転させる
駆動軸３２が配設されるとともに、後述するヘッドキャ
リ、ツジ４０をリードスクリュウ５０を介して移動させ
るステッピングモータ３４が配設されている。また、第
２図に示すようにリードスクリュウ５０のねじｓ５２に
螺合するナツト部材３６及びガイドシャフト４４のガイ
ド部材３８が固設されている。

一方、ヘッドキャリッジ４０には磁気ヘッド４２が取付
けられると共に、ガイドシャフト４４がブツシュ４６に
よってリードスクリュウ５０と平行に取り付けられてい
る。又、前記へラドキャリッジ４０と本体３０との間に
は、ヘッドキャリッジ４０をリードスクリュウ５０の軸
線方向く第１図上で左方向）に付勢するばね４８が配設
されている。

リードスクリュウ５０はその略中央に前記ナツト部材３
６と螺合するねじ部５２が形成され、このナツト部材３
６の雌ねじ部３６Δとその後端の軸受は部３６Ｂとによ
って軸支されている。又、リードスクリュウ５０には回
転動力伝達用の平歯車６０が嵌合している。

一方、ヘッドキャリッジ送り用のステッピングモータ３
４の駆動軸３４Δにはウオーム６２が嵌合されており、
このウオーム６２はリードスクリュウ６０に取り付けた
平歯車６０に螺合している。

すなわち、ステッピングモータ３４はモータ取付台６４
によってその駆動軸３４Ａがウオーム６２のリード角相
当だけ傾斜するように本体３０に取り付けられ、ウオー
ム６２は平歯車６０と噛み合うようになっている。

従って、ステッピングモータ３４が回転すると、この回
転はウオームギア、即ちウオーム６２及びウオームホイ
ールとしての平歯車６０介して減速されリードスクリュ
ウ５０に伝達される。そして、リードスクリュウ５０が
回転すると、そのねじ部５２がナツト部材３６に螺合し
ているリードスクリュウ５０は、その軸線方向に移動し
、その結果、ヘッドキャリッジ４０も移動し、ヘッドキ
ャリッジ４０に固定されている磁気ヘッド４２は駆動軸
３２に嵌合して回動する磁気シート１２の半径方向に移
動することになる。

、尚、平歯車６０の軸線方向の長さは、少なくともリー
ドスクリュウ５０の移動範囲内においてウオーム６２と
噛み合うように十分長くとる必要がある。

また、実機では、リードスクリュウ５０としてねじ部５
２のピッチＰが０．７５ｍｍのＭ４並目規格のものを使
用し、平歯車６０として歯数Ｚが１５のものを使用し、
ウオーム６２として条数Ｚｗが２、リード角が１２°の
ものを使用した。従って、ステッピングモータ３４（ウ
オーム６２）を１回転させると、平歯車６０は、２、　　　２回転し、リードスクリュウ５０の軸線方向の移動量は、となり、１トラック分だけ磁気ヘッドを移動させること
ができる。又、本実施例ではリードスクリュウ５０のね
じ部５２に螺合するナツト部材３６を設けるようにした
が、これに限らずねじ部５２に係合するニードル等を固
定して設けるようにしてもよく、要はリードスクリュウ
と螺合若しくは係合してリードスクリュウを軸線方向に
送る送り部材であればいかなるものでもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明に係る磁気ヘッドの送り装置
によれば、リードスクリュウをその軸線方向に移動し得
るようにし、このリードスクリュウの軸線方向の移動と
共にヘッドキャリッジを移動させる構成において、回転
駆動源の駆動軸に配設されるウオームをその駆動軸をウ
オームの＋、）−ド角相当だけ傾斜させることによって
傾斜させ、リードスクリュウに配設した平歯車と噛み合
うようにしたため、十分な減速比が得られるとともに、
リードスクリュウをその軸線方向に円滑に移動させるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る磁気ヘッドの送り装置を含む磁気
記録再生装置の本体の平面図、第２図は第１図のＡ−Ａ
線に沿う断面図、第３図は磁気シートパックの平面図、
第４図は第３図のＡ−Ａ線に沿う断面図である。１０・・・磁気シートパック、　　３４・・・ステッピ
ングモータ、　　３６・・・ナツト部材、　　３８・・
・ガイド部材、　　４０・・・ヘッドキャリッジ、　　
４２・・・磁気ヘッド、　　４４・・・ガイドシャフト
、　　４８・・・ばね、５０・・・リードスクリュウ、
　　５２・・・ねじ部、６０・・・平１１　６２・・・
ウオーム　、６４・・・モータ取付台。

Claims

【特許請求の範囲】略中央にねじ部が設けられ、回転自在かつ軸線方向に移
動自在に軸支されたリードスクリュウと、前記リードス
クリュウに回転駆動力を伝達する回転駆動手段と、前記
リードスクリュウのねじ部に係合若しくは螺合し、リー
ドスクリュウの回転に伴って該リードスクリュウをその
軸線方向に送る送り部材と、回転する磁気シートに磁気
記録若しくは再生するための磁気ヘッドを有し、ガイド
部材に案内されて前記リードスクリュウの軸線方向の移
動とともに移動するヘッドキャリッジと、から成る磁気
ヘッドの送り装置において、前記回転駆動手段は、回転駆動源と、該回転駆動源の駆
動軸に配設されるウォームと、前記リードスクリュウに
配設され前記ウォームと噛み合う平歯車とから成り、前
記回転駆動源の駆動軸を前記ウォームのリード角相当だ
け傾斜させて前記ウォームと平歯車とを噛み合わせるよ
うにしたことを特徴とする磁気ヘッドの送り装置。