JP2000172094A - 転写電流の制御方法と制御回路及びかかる制御回路を備えたプリンタ - Google Patents
転写電流の制御方法と制御回路及びかかる制御回路を備えたプリンタInfo
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- G03G15/14—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base
- G03G15/16—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer
- G03G15/163—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using the force produced by an electrostatic transfer field formed between the second base and the electrographic recording member, e.g. transfer through an air gap
- G03G15/1635—Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for transferring a pattern to a second base of a toner pattern, e.g. a powder pattern, e.g. magnetic transfer using the force produced by an electrostatic transfer field formed between the second base and the electrographic recording member, e.g. transfer through an air gap the field being produced by laying down an electrostatic charge behind the base or the recording member, e.g. by a corona device
- G03G15/1645—Arrangements for controlling the amount of charge
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、従来の転写出力回路よりも少ない
電流制御回路と配線数で従来と同等以上の効果を実現す
ることができる転写出力回路を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 転写出力回路を主制御部と補助制御部に
分け、主制御部は従来の転写出力回路と同様の構成に
し、補助制御部は入力する信号線と同数の電流制御回路
を設けて主制御部と補助制御部の出力をワイヤードOR
によって接続した。
電流制御回路と配線数で従来と同等以上の効果を実現す
ることができる転写出力回路を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 転写出力回路を主制御部と補助制御部に
分け、主制御部は従来の転写出力回路と同様の構成に
し、補助制御部は入力する信号線と同数の電流制御回路
を設けて主制御部と補助制御部の出力をワイヤードOR
によって接続した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に、電子写真
方式の印刷装置に使用される転写装置に係り、特に、転
写装置が出力する転写電流の制御に関する。本発明は、
例えば、電子写真式プリンタの転写装置に好適である。
また、本発明の印刷装置は、単体のプリンタの他、印刷
機能を有する複写機やファクシミリ、コンピュータシス
テムあるいはワードプロセッサ若しくはこれらの複合機
などに広く適用することができる。
方式の印刷装置に使用される転写装置に係り、特に、転
写装置が出力する転写電流の制御に関する。本発明は、
例えば、電子写真式プリンタの転写装置に好適である。
また、本発明の印刷装置は、単体のプリンタの他、印刷
機能を有する複写機やファクシミリ、コンピュータシス
テムあるいはワードプロセッサ若しくはこれらの複合機
などに広く適用することができる。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の印刷装置は、一般に、感
光ドラムと転写部を含んでいる。感光ドラムと転写部と
の間を印刷用紙が通過する。感光ドラムは、前帯電部に
よって帯電され、レーザー(露光)によってトナーが付着
されるとその表面にトナー像が形成される。転写部は、
一般に、コロナワイヤを有し、コロナ放電を利用して転
写電流を印刷用紙に印加する。転写部は転写電流を介し
て感光ドラム表面のトナー像を印刷用紙に吸引、付着
し、これによりトナー像を印刷用紙に転写する。
光ドラムと転写部を含んでいる。感光ドラムと転写部と
の間を印刷用紙が通過する。感光ドラムは、前帯電部に
よって帯電され、レーザー(露光)によってトナーが付着
されるとその表面にトナー像が形成される。転写部は、
一般に、コロナワイヤを有し、コロナ放電を利用して転
写電流を印刷用紙に印加する。転写部は転写電流を介し
て感光ドラム表面のトナー像を印刷用紙に吸引、付着
し、これによりトナー像を印刷用紙に転写する。
【0003】かかる転写電流の大きさは、用紙サイズ
(幅)、印刷用紙の搬送速度、(周囲の温度や湿度など
の)印刷環境、(印刷用紙が異なる製造業者によって製造
された場合や厚紙や薄紙などの用紙の種類によって異な
る)印刷用紙の抵抗値、片面印刷と両面印刷などの印刷
態様により変更しなければならない。これは、転写電流
の大きさは、小さすぎるとトナーを印刷用紙にひきつけ
る力が弱くなって所望の転写できず、大きすぎると用紙
上に電位のムラが生じて画質が低下するからである。
(幅)、印刷用紙の搬送速度、(周囲の温度や湿度など
の)印刷環境、(印刷用紙が異なる製造業者によって製造
された場合や厚紙や薄紙などの用紙の種類によって異な
る)印刷用紙の抵抗値、片面印刷と両面印刷などの印刷
態様により変更しなければならない。これは、転写電流
の大きさは、小さすぎるとトナーを印刷用紙にひきつけ
る力が弱くなって所望の転写できず、大きすぎると用紙
上に電位のムラが生じて画質が低下するからである。
【0004】従来は、転写電流をn本の信号線と2n個
の電流制御回路によって決定していた。ここで、電流制
御回路は、目標となる転写電流値を決定する回路であ
り、転写回路の要部である。例えば、2本の信号線は4
つの状態を特定することができる。これは、2本の信号
線に0と1のディジタル信号を流せば、[0、0]、
[0、1]、[1、0]、[1、1]の4種類を特定す
ることができるからである。これらの信号線の情報は最
終的に電流制御回路1乃至4に送られる。電流制御回路
1乃至4は、それぞれ、異なる4種類の転写電流値VT
1乃至VT4を格納している。例えば、[0、0]は電
流制御回路1に対応し、信号[0、0]に対してVT1
が転写電流として出力される。
の電流制御回路によって決定していた。ここで、電流制
御回路は、目標となる転写電流値を決定する回路であ
り、転写回路の要部である。例えば、2本の信号線は4
つの状態を特定することができる。これは、2本の信号
線に0と1のディジタル信号を流せば、[0、0]、
[0、1]、[1、0]、[1、1]の4種類を特定す
ることができるからである。これらの信号線の情報は最
終的に電流制御回路1乃至4に送られる。電流制御回路
1乃至4は、それぞれ、異なる4種類の転写電流値VT
1乃至VT4を格納している。例えば、[0、0]は電
流制御回路1に対応し、信号[0、0]に対してVT1
が転写電流として出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
に、転写電流を制御すべきパラメータは多数存在し、し
かも、各要因毎に変更される転写電流値は異なる。この
ため、上述の例であれば、生成すべき転写電流はVT1
乃至VT4の4つでは足りないことになる。一方、生成
可能な転写電流値の数の不足に対して所望の転写電流値
の数だけ信号線と電流制御回路を増加することも考えら
れるが、これでは配線数が増加して実装が困難になった
り、印刷装置のコストアップにつながる。
に、転写電流を制御すべきパラメータは多数存在し、し
かも、各要因毎に変更される転写電流値は異なる。この
ため、上述の例であれば、生成すべき転写電流はVT1
乃至VT4の4つでは足りないことになる。一方、生成
可能な転写電流値の数の不足に対して所望の転写電流値
の数だけ信号線と電流制御回路を増加することも考えら
れるが、これでは配線数が増加して実装が困難になった
り、印刷装置のコストアップにつながる。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、このような従来
の課題を解決する新規かつ有用な転写電流の制御方法、
制御回路及びかかる制御回路を備えたプリンタを提供す
ることを本発明の概括的な目的とする。
の課題を解決する新規かつ有用な転写電流の制御方法、
制御回路及びかかる制御回路を備えたプリンタを提供す
ることを本発明の概括的な目的とする。
【0007】本発明のより特定的な目的は、従来よりも
少ない電流制御回路と配線数で従来と同等以上の効果を
実現することができる転写電流の制御方法、制御回路及
びかかる制御回路を備えたプリンタを提供することであ
る。
少ない電流制御回路と配線数で従来と同等以上の効果を
実現することができる転写電流の制御方法、制御回路及
びかかる制御回路を備えたプリンタを提供することであ
る。
【0008】かかる目的を達成するため、本発明の転写
出力回路は、第1の信号線に接続された主制御部と、第
2の信号線に接続された補助制御部と、前記主制御部と
前記補助制御部に接続された発振回路部と、前記主制御
部と、前記補助制御部と、前記発振回路部とに接続され
た変圧器部とを有して転写電流を制御し、前記主制御部
は、前記第1の信号線を通じて第1の信号が入力される
第1の電流切替回路と、当該第1の電流切替回路により
前記第1の信号に基づいて選択され、第1の値を出力す
ることができる複数の第1の電流制御回路とを有し、前
記第1の信号線の本数がm本の場合に前記第1の電流制
御回路は2m個であり、前記補助制御部は、 第2の信
号線が入力される第2の電流切替回路と、当該第2の電
流切替回路により前記第2の信号に基づいて選択され、
第2の値を出力することができる第2の電流制御回路と
を有し、第1及び第2の信号線の本数がn本で、前記第
2の電流制御回路がs個である場合に、前記第1及び第
2の電流制御回路は(2n−s+S)個で、s=n−m
の関係が成立し、この結果、前記変圧器部は、前記第1
及び第2の値の組み合わせにより2n通りの転写電流を
生成して出力することができる。
出力回路は、第1の信号線に接続された主制御部と、第
2の信号線に接続された補助制御部と、前記主制御部と
前記補助制御部に接続された発振回路部と、前記主制御
部と、前記補助制御部と、前記発振回路部とに接続され
た変圧器部とを有して転写電流を制御し、前記主制御部
は、前記第1の信号線を通じて第1の信号が入力される
第1の電流切替回路と、当該第1の電流切替回路により
前記第1の信号に基づいて選択され、第1の値を出力す
ることができる複数の第1の電流制御回路とを有し、前
記第1の信号線の本数がm本の場合に前記第1の電流制
御回路は2m個であり、前記補助制御部は、 第2の信
号線が入力される第2の電流切替回路と、当該第2の電
流切替回路により前記第2の信号に基づいて選択され、
第2の値を出力することができる第2の電流制御回路と
を有し、第1及び第2の信号線の本数がn本で、前記第
2の電流制御回路がs個である場合に、前記第1及び第
2の電流制御回路は(2n−s+S)個で、s=n−m
の関係が成立し、この結果、前記変圧器部は、前記第1
及び第2の値の組み合わせにより2n通りの転写電流を
生成して出力することができる。
【0009】また、本発明の高圧電源ユニットは、印刷
用紙に所定の画像を印刷するために転写ユニットに印加
される転写電流を制御する上述した転写出力回路と、帯
電器を制御する前帯電出力回路とを有し、前記前帯電出
力回路は、前記印刷用紙の搬送速度信号を受信して前記
帯電器に印加される前帯電電圧を生成し、前記第2の信
号は前記搬送速度信号を含む。
用紙に所定の画像を印刷するために転写ユニットに印加
される転写電流を制御する上述した転写出力回路と、帯
電器を制御する前帯電出力回路とを有し、前記前帯電出
力回路は、前記印刷用紙の搬送速度信号を受信して前記
帯電器に印加される前帯電電圧を生成し、前記第2の信
号は前記搬送速度信号を含む。
【0010】また、本発明のプリンタは、感光ドラム
と、当該感光ドラムに形成されたトナー像を印刷用紙に
転写する転写ユニットと、当該転写ユニットに印加され
る転写電流を制御する上述した転写出力回路とを有す
る。
と、当該感光ドラムに形成されたトナー像を印刷用紙に
転写する転写ユニットと、当該転写ユニットに印加され
る転写電流を制御する上述した転写出力回路とを有す
る。
【0011】また、本発明の制御方法は、2m種類の第
1の構成要素を含む第1のパラメータと各々2種類の第
2の構成要素を含むs種類の第2のパラメータからなる
予め形成された設定テーブルを参照して、前記第1及び
第2のパラメータを含む制御命令に基づいて制御値を読
み出す工程と、当該制御値に対応する前記第1及び第2
の構成要素を特定してそれぞれ第1及び第2の信号とし
て設定する工程とを有し、前記第1の信号はm本の第1
の信号線を通じて2m個の第1の制御回路を有する主制
御部に供給され、前記第2の信号はs本の第2の信号線
を通じてs個の第2の制御回路を有する補助制御部に供
給され、これにより前記主制御部及び補助制御部は前記
第1及び第2の信号に基づいて前記制御値を出力する。
1の構成要素を含む第1のパラメータと各々2種類の第
2の構成要素を含むs種類の第2のパラメータからなる
予め形成された設定テーブルを参照して、前記第1及び
第2のパラメータを含む制御命令に基づいて制御値を読
み出す工程と、当該制御値に対応する前記第1及び第2
の構成要素を特定してそれぞれ第1及び第2の信号とし
て設定する工程とを有し、前記第1の信号はm本の第1
の信号線を通じて2m個の第1の制御回路を有する主制
御部に供給され、前記第2の信号はs本の第2の信号線
を通じてs個の第2の制御回路を有する補助制御部に供
給され、これにより前記主制御部及び補助制御部は前記
第1及び第2の信号に基づいて前記制御値を出力する。
【0012】また、本発明のメカ制御回路部は、2m種
類の第1の構成要素を含む第1のパラメータと各々2種
類の第2の構成要素を含むs種類の第2のパラメータか
らなる予め形成された設定テーブルを格納しているメモ
リと、当該メモリに格納されている前記設定テーブル参
照して、前記第1及び第2のパラメータを含む制御命令
に基づいて制御値を読み出すと共に当該制御値に対応す
る前記第1及び第2の構成要素を特定してそれぞれ第1
及び第2の信号として設定する処理装置とを有し、当該
メカ制御回路部は主制御部及び補助制御部に接続され、
前記第1の信号はm本の第1の信号線を通じて2m個の
第1の制御回路を有する前記主制御部に供給され、前記
第2の信号はs本の第2の信号線を通じてs個の第2の
制御回路を有する前記補助制御部に供給され、これによ
り前記主制御部及び補助制御部は前記第1及び第2の信
号に基づいて前記制御値を出力する。
類の第1の構成要素を含む第1のパラメータと各々2種
類の第2の構成要素を含むs種類の第2のパラメータか
らなる予め形成された設定テーブルを格納しているメモ
リと、当該メモリに格納されている前記設定テーブル参
照して、前記第1及び第2のパラメータを含む制御命令
に基づいて制御値を読み出すと共に当該制御値に対応す
る前記第1及び第2の構成要素を特定してそれぞれ第1
及び第2の信号として設定する処理装置とを有し、当該
メカ制御回路部は主制御部及び補助制御部に接続され、
前記第1の信号はm本の第1の信号線を通じて2m個の
第1の制御回路を有する前記主制御部に供給され、前記
第2の信号はs本の第2の信号線を通じてs個の第2の
制御回路を有する前記補助制御部に供給され、これによ
り前記主制御部及び補助制御部は前記第1及び第2の信
号に基づいて前記制御値を出力する。
【0013】また、本発明の制御装置は、第1の信号線
に接続された主制御部と、第2の信号線に接続された補
助制御部とを有する制御装置であって、前記主制御部
は、前記第1の信号線を通じて第1の信号が入力される
第1の切替回路と、当該第1の切替回路により前記第1
の信号に基づいて選択され、第1の値を出力することが
できる複数の第1の制御回路とを有し、前記第1の信号
線の本数がm本の場合に前記第1の制御回路は2m個で
あり、前記補助制御部は、第2の信号線が入力される第
2の切替回路と、当該第2の切替回路により前記第2の
信号に基づいて選択され、第2の値を出力することがで
きる第2の制御回路とを有し、第1及び第2の信号線の
本数がn本で、前記第2の制御回路がs個である場合
に、前記第1及び第2の制御回路は(2n−s+S)個
で、s=n−mの関係が成立し、この結果、制御装置
は、前記第1及び第2の値の組み合わせを2n通り生成
して出力することができる。
に接続された主制御部と、第2の信号線に接続された補
助制御部とを有する制御装置であって、前記主制御部
は、前記第1の信号線を通じて第1の信号が入力される
第1の切替回路と、当該第1の切替回路により前記第1
の信号に基づいて選択され、第1の値を出力することが
できる複数の第1の制御回路とを有し、前記第1の信号
線の本数がm本の場合に前記第1の制御回路は2m個で
あり、前記補助制御部は、第2の信号線が入力される第
2の切替回路と、当該第2の切替回路により前記第2の
信号に基づいて選択され、第2の値を出力することがで
きる第2の制御回路とを有し、第1及び第2の信号線の
本数がn本で、前記第2の制御回路がs個である場合
に、前記第1及び第2の制御回路は(2n−s+S)個
で、s=n−mの関係が成立し、この結果、制御装置
は、前記第1及び第2の値の組み合わせを2n通り生成
して出力することができる。
【0014】また、本発明の制御装置は、第1の信号線
に接続された主制御部と、第2の信号線に接続された補
助制御部と、前記主制御部と前記補助制御部に接続され
て、前記主制御部と前記補助制御部の出力に対して所定
の論理演算を行う論理部を有し、前記主制御部は、前記
第1の信号線を通じて第1の信号が入力される第1の切
替回路と、当該第1の切替回路により前記第1の信号に
基づいて選択され、第1の値を出力することができる複
数の第1の制御回路とを有し、前記第1の信号線の本数
がm本の場合に前記第1の制御回路は2m個であり、前
記補助制御部は、第2の信号線が入力される第2の切替
回路と、当該第2の切替回路により前記第2の信号に基
づいて選択され、第2の値を出力することができる第2
の制御回路とを有し、第1及び第2の信号線の本数がn
本で、前記第2の制御回路がs個である場合に、前記第
1及び第2の制御回路は(2n−s+S)個で、s=n
−mの関係が成立し、この結果、論理部は、前記第1及
び第2の値の組み合わせを2n通り生成して出力するこ
とができる。
に接続された主制御部と、第2の信号線に接続された補
助制御部と、前記主制御部と前記補助制御部に接続され
て、前記主制御部と前記補助制御部の出力に対して所定
の論理演算を行う論理部を有し、前記主制御部は、前記
第1の信号線を通じて第1の信号が入力される第1の切
替回路と、当該第1の切替回路により前記第1の信号に
基づいて選択され、第1の値を出力することができる複
数の第1の制御回路とを有し、前記第1の信号線の本数
がm本の場合に前記第1の制御回路は2m個であり、前
記補助制御部は、第2の信号線が入力される第2の切替
回路と、当該第2の切替回路により前記第2の信号に基
づいて選択され、第2の値を出力することができる第2
の制御回路とを有し、第1及び第2の信号線の本数がn
本で、前記第2の制御回路がs個である場合に、前記第
1及び第2の制御回路は(2n−s+S)個で、s=n
−mの関係が成立し、この結果、論理部は、前記第1及
び第2の値の組み合わせを2n通り生成して出力するこ
とができる。
【0015】本発明の転写出力回路及びそれを備えた高
圧電源ユニットやプリンタによれば、入力される信号線
が第1及び第2の信号線に分割されてm本の第1の信号
線のみが2m個の電流制御回路を有する主制御部に供給
され、残りのs本の第2の信号線はs本の電流制御回路
を有する補助制御部に供給される。従って、n(=m+
s)本の信号線を全て主制御部に供給した場合には2n
個の電流制御回路が必要であるが、本発明に必要な電流
制御回路は(2m+s)個で足り、電流制御回路の総数
は2n−(2m+s)=2m(2s−1)−s>0だけ
少なくなっている。しかし、制御できる転写電流値の数
は2nであり、その効果に不利益はない。
圧電源ユニットやプリンタによれば、入力される信号線
が第1及び第2の信号線に分割されてm本の第1の信号
線のみが2m個の電流制御回路を有する主制御部に供給
され、残りのs本の第2の信号線はs本の電流制御回路
を有する補助制御部に供給される。従って、n(=m+
s)本の信号線を全て主制御部に供給した場合には2n
個の電流制御回路が必要であるが、本発明に必要な電流
制御回路は(2m+s)個で足り、電流制御回路の総数
は2n−(2m+s)=2m(2s−1)−s>0だけ
少なくなっている。しかし、制御できる転写電流値の数
は2nであり、その効果に不利益はない。
【0016】本発明の制御装置は、転写電流以外の電
流、電圧その他の値を制御するのに使用することができ
る。ワイヤードORを使用すれば回路は単純になる。
流、電圧その他の値を制御するのに使用することができ
る。ワイヤードORを使用すれば回路は単純になる。
【0017】本発明の他の目的と更なる特徴は、以下、
添付図面を参照して説明される実施例において明らかに
なるであろう。
添付図面を参照して説明される実施例において明らかに
なるであろう。
【0018】
【発明の実施の形態】まず、図1を参照して本発明の特
徴の一つである制御装置10の原理について説明する。
図1に概念的に示されているように、本発明の制御装置
10は、主制御部12と補助制御部24とを有し、第1
及び第2の信号線2及び4に接続され、一の出力6を生
成する。
徴の一つである制御装置10の原理について説明する。
図1に概念的に示されているように、本発明の制御装置
10は、主制御部12と補助制御部24とを有し、第1
及び第2の信号線2及び4に接続され、一の出力6を生
成する。
【0019】図1においては、説明の便宜上、主制御部
12は、2本の第1の信号線2に接続され、4つの電流
制御回路16乃至22を有している。但し、一般には、
主制御部12は、n本の第1の信号線2に接続されて2
n個の電流制御回路を内蔵している。同様に、説明の便
宜上、補助制御部24は、1本の第2の信号線4に接続
されて1の電流制御回路28に接続されているが、第2
の信号線と補助電流制御回路の数はこれに限定されな
い。なお、参照番号14及び26はデコーダである。
12は、2本の第1の信号線2に接続され、4つの電流
制御回路16乃至22を有している。但し、一般には、
主制御部12は、n本の第1の信号線2に接続されて2
n個の電流制御回路を内蔵している。同様に、説明の便
宜上、補助制御部24は、1本の第2の信号線4に接続
されて1の電流制御回路28に接続されているが、第2
の信号線と補助電流制御回路の数はこれに限定されな
い。なお、参照番号14及び26はデコーダである。
【0020】電流制御回路16乃至22及び28は所定
の電流値VT1乃至VT4及びαを設定する抵抗値等で
構成され、デコーダ14及び26はスイッチとして機能
する。図1においては、第1の信号線2はいずれかの電
流制御回路16乃至22を選択し、一方、第2の信号線
4は電流制御回路28を選択するかどうかを決定する。
なお、補助制御部24が複数の電流制御回路を有する場
合は、図9を参照して後述されるように、第2の信号線
4はいずれか若しくは任意の数の当該電流制御回路を選
択することができる。
の電流値VT1乃至VT4及びαを設定する抵抗値等で
構成され、デコーダ14及び26はスイッチとして機能
する。図1においては、第1の信号線2はいずれかの電
流制御回路16乃至22を選択し、一方、第2の信号線
4は電流制御回路28を選択するかどうかを決定する。
なお、補助制御部24が複数の電流制御回路を有する場
合は、図9を参照して後述されるように、第2の信号線
4はいずれか若しくは任意の数の当該電流制御回路を選
択することができる。
【0021】第1の信号線2のそれぞれには、「0」と
「1」(又は「オン」と「オフ」若しくは「H(ハイレ
ベル)」と「L(ローレベル)」)の切替信号(ディジ
タル信号)が供給されるため、[0、0]、[0、
1]、[1、0]、[1、1]の4つの状態を生成する
ことができる。これら4つの状態の各々が電流制御回路
16乃至22に対応しているものとすると、[0、0]
は電流制御回路1に対応し、信号[0、0]に対してV
T1が転写電流として出力される。いま、VT1乃至V
T4はそれぞれ10μA、20μA、30μA、40μ
Aであるとする。
「1」(又は「オン」と「オフ」若しくは「H(ハイレ
ベル)」と「L(ローレベル)」)の切替信号(ディジ
タル信号)が供給されるため、[0、0]、[0、
1]、[1、0]、[1、1]の4つの状態を生成する
ことができる。これら4つの状態の各々が電流制御回路
16乃至22に対応しているものとすると、[0、0]
は電流制御回路1に対応し、信号[0、0]に対してV
T1が転写電流として出力される。いま、VT1乃至V
T4はそれぞれ10μA、20μA、30μA、40μ
Aであるとする。
【0022】一方、第2の信号線4にも「0」と「1」
の切替信号(ディジタル信号)が供給される。切替信号
「0」が第2の信号線4に供給されれば電流制御回路2
8は選択されず、その結果、VT1乃至VT4のいずれ
かが出力6となる。切替信号「1」が第2の信号線4に
供給されれば電流制御回路28は選択されて補助制御部
24からαが出力される。いま、αは5μAであるとす
る。このように、第1の信号線2はいずれかの電流制御
回路16乃至22を必ず選択するのに対して、第2の信
号線4は電流制御回路28を選択する場合もあるし選択
しない場合もある。
の切替信号(ディジタル信号)が供給される。切替信号
「0」が第2の信号線4に供給されれば電流制御回路2
8は選択されず、その結果、VT1乃至VT4のいずれ
かが出力6となる。切替信号「1」が第2の信号線4に
供給されれば電流制御回路28は選択されて補助制御部
24からαが出力される。いま、αは5μAであるとす
る。このように、第1の信号線2はいずれかの電流制御
回路16乃至22を必ず選択するのに対して、第2の信
号線4は電流制御回路28を選択する場合もあるし選択
しない場合もある。
【0023】補助制御部24の出力は主制御部12と並
列接続されて出力6を構成するので、補助制御部24の
出力はいずれかの電流制御回路16乃至22に加算(ワ
イヤードOR)されて出力6を生成することになる。な
お、選択的に、図示しない加算器を主制御部12と補助
制御部14の外側に設けて主制御部12の出力と補助制
御部14の出力を供給してもよい。更には、かかる加算
器は、減算器や乗算器などのその他の論理演算器に置換
されても出力6の種類を増やすという効果を達成するこ
とができるということが理解されるであろう。従って、
かかる論理演算器を設けた場合にも本発明の要旨の範囲
内であり、これは図11を参照して後述される。
列接続されて出力6を構成するので、補助制御部24の
出力はいずれかの電流制御回路16乃至22に加算(ワ
イヤードOR)されて出力6を生成することになる。な
お、選択的に、図示しない加算器を主制御部12と補助
制御部14の外側に設けて主制御部12の出力と補助制
御部14の出力を供給してもよい。更には、かかる加算
器は、減算器や乗算器などのその他の論理演算器に置換
されても出力6の種類を増やすという効果を達成するこ
とができるということが理解されるであろう。従って、
かかる論理演算器を設けた場合にも本発明の要旨の範囲
内であり、これは図11を参照して後述される。
【0024】さて、図1に戻って、第1の信号線2と第
2の信号線4によって出力6は以下の表1に示すように
8通りの値を採ることができることが理解される。
2の信号線4によって出力6は以下の表1に示すように
8通りの値を採ることができることが理解される。
【表1】
【0025】従来、これら8通りの転写電流値を生成す
るためには、第1の信号線2を3本設けて、主制御部1
2の電流制御回路数を23(=8)個とし、補助制御部
は設けられていなかった。しかし、これでは、主制御部
内のデコーダと各電流制御回路の配線数が多くなり実装
が複雑になる。また、出力電流値が必要な値になるよう
にそれぞれの電流回路を調整する必要があり、従来は2
n通りの電流調整が必要であった。
るためには、第1の信号線2を3本設けて、主制御部1
2の電流制御回路数を23(=8)個とし、補助制御部
は設けられていなかった。しかし、これでは、主制御部
内のデコーダと各電流制御回路の配線数が多くなり実装
が複雑になる。また、出力電流値が必要な値になるよう
にそれぞれの電流回路を調整する必要があり、従来は2
n通りの電流調整が必要であった。
【0026】そこで、本発明の制御装置10は、補助制
御部24を有し、補助制御部24に含まれる電流制御回
路の数に主制御部12に含まれる電流制御回路数を乗算
した数だけ出力6の種類を増加させている。また、電流
調節も従来よりも少なくなるように構成した。例えば、
主制御部12は4つの電流制御回路を含んで補助制御部
24は1つの電流制御回路を含むので、4つの出力が主
制御部12から生成される4つの出力に加算される。こ
の結果、電流制御回路の総数は従来8個必要であったも
のが5個になって配線数と電流調整数が減少している
が、従来の制御装置に電流制御回路を8個設けた場合と
同様の効果を達成している。
御部24を有し、補助制御部24に含まれる電流制御回
路の数に主制御部12に含まれる電流制御回路数を乗算
した数だけ出力6の種類を増加させている。また、電流
調節も従来よりも少なくなるように構成した。例えば、
主制御部12は4つの電流制御回路を含んで補助制御部
24は1つの電流制御回路を含むので、4つの出力が主
制御部12から生成される4つの出力に加算される。こ
の結果、電流制御回路の総数は従来8個必要であったも
のが5個になって配線数と電流調整数が減少している
が、従来の制御装置に電流制御回路を8個設けた場合と
同様の効果を達成している。
【0027】出力6の具体的な用途については、表1に
おいて、例えば、VT1乃至VT4をそれぞれ速度Hの
下の用紙幅A乃至Dに使用される転写電流値とし、VT
1+α乃至VT4+αをそれぞれ速度Fの下の用紙幅A
乃至Dに使用される転写電流値とすることができる。
おいて、例えば、VT1乃至VT4をそれぞれ速度Hの
下の用紙幅A乃至Dに使用される転写電流値とし、VT
1+α乃至VT4+αをそれぞれ速度Fの下の用紙幅A
乃至Dに使用される転写電流値とすることができる。
【0028】このように、本発明は主制御部12の構成
を変更せず、必要に応じて補助制御部24を追加してい
るだけである。上述したように、転写電流の大きさは、
印刷用紙の搬送速度や印刷環境(周囲の温度や湿度など)
などの様々なパラメータに応じて変更調節しなければな
らないが、これらの変更を全て主制御部12だけで対応
しようとすれば配線数の増加によるプリンタのコストア
ップを招く。本発明は、補助制御部24によりかかるコ
ストアップを抑えている。
を変更せず、必要に応じて補助制御部24を追加してい
るだけである。上述したように、転写電流の大きさは、
印刷用紙の搬送速度や印刷環境(周囲の温度や湿度など)
などの様々なパラメータに応じて変更調節しなければな
らないが、これらの変更を全て主制御部12だけで対応
しようとすれば配線数の増加によるプリンタのコストア
ップを招く。本発明は、補助制御部24によりかかるコ
ストアップを抑えている。
【0029】なお、本発明の制御装置10は、後述する
ように、転写電流の制御装置に好適であるがそれに限定
されないことは明らかである。
ように、転写電流の制御装置に好適であるがそれに限定
されないことは明らかである。
【0030】以下、添付図面を参照して、本発明のプリ
ンタ100を説明する。なお、各図において、同一の参
照番号を付した部材は同一部材を表すものとし、重複説
明は省略する。また、同一の参照番号にアルファベット
を付した部材は同種の部材であるがアルファベットによ
って区別され、また、単なる参照番号で総括されるもの
とする。
ンタ100を説明する。なお、各図において、同一の参
照番号を付した部材は同一部材を表すものとし、重複説
明は省略する。また、同一の参照番号にアルファベット
を付した部材は同種の部材であるがアルファベットによ
って区別され、また、単なる参照番号で総括されるもの
とする。
【0031】図2を参照するに、本発明の一例としての
プリンタ100の概観斜視図が示されている。本発明の
プリンタ100は、本体100外部に操作パネル107
とスタッカ110とを有し、本体100下部に両面印刷
ユニット102と片面印刷用の第1給紙ユニット103
を有している。また、本体100の内部には、コントロ
ーラ105とメカ制御回路部106と、画像形成用の様
々なユニットとを有している。なお、コントローラ10
5とメカ制御回路部106は、点線により概念的に示さ
れているが、実際には両者は一のマザーボードあるいは
別々のボードに搭載される。ユーザーは操作パネル7を
利用してプリンタ100をオンライン又はオフラインに
するなど、各種の周知の設定を行うことができる。
プリンタ100の概観斜視図が示されている。本発明の
プリンタ100は、本体100外部に操作パネル107
とスタッカ110とを有し、本体100下部に両面印刷
ユニット102と片面印刷用の第1給紙ユニット103
を有している。また、本体100の内部には、コントロ
ーラ105とメカ制御回路部106と、画像形成用の様
々なユニットとを有している。なお、コントローラ10
5とメカ制御回路部106は、点線により概念的に示さ
れているが、実際には両者は一のマザーボードあるいは
別々のボードに搭載される。ユーザーは操作パネル7を
利用してプリンタ100をオンライン又はオフラインに
するなど、各種の周知の設定を行うことができる。
【0032】本プリンタ100は、必要に応じて、第1
給紙ユニットとは用紙サイズや用紙の種類(厚紙と普通
紙など)の異なる印刷用紙を収納する給紙ユニットを第
1給紙ユニット103の下に一以上増設することができ
る。これにより、給紙ユニット102又は103内の用
紙を所望の用紙に交換する手間を省くことができる。
給紙ユニットとは用紙サイズや用紙の種類(厚紙と普通
紙など)の異なる印刷用紙を収納する給紙ユニットを第
1給紙ユニット103の下に一以上増設することができ
る。これにより、給紙ユニット102又は103内の用
紙を所望の用紙に交換する手間を省くことができる。
【0033】コントローラ105は本体100の裏面に
設けられた図示しないインターフェースを介して図示し
ないパーソナルコンピュータ、LAN等のネットワーク
その他の外部装置(以下、単に「ホストコンピュータ」
という。)と周知のプリンタケーブルにより接続され
る。コントローラ105は、ホストコンピュータから送
られる印刷情報を例えばビットマップ形式のビデオデー
タに展開してメカ制御回路部106に送出する。コント
ローラ105には、当業界で周知のいかなる構成をも適
用することができるので、ここでは詳しい説明は省略す
る。
設けられた図示しないインターフェースを介して図示し
ないパーソナルコンピュータ、LAN等のネットワーク
その他の外部装置(以下、単に「ホストコンピュータ」
という。)と周知のプリンタケーブルにより接続され
る。コントローラ105は、ホストコンピュータから送
られる印刷情報を例えばビットマップ形式のビデオデー
タに展開してメカ制御回路部106に送出する。コント
ローラ105には、当業界で周知のいかなる構成をも適
用することができるので、ここでは詳しい説明は省略す
る。
【0034】メカ制御回路部106は、後述するよう
に、本発明の転写電流制御装置200を制御し、転写電
流制御装置200に必要な切替信号を生成する。後で詳
しく説明されるように、切替信号は、例えば、両面印刷
ユニット102と第1給紙ユニット103のいずれが選
択されるか、印刷用紙が普通紙か厚紙かなどのパラメー
タによって変更される。メカ制御回路部106は本体内
部の機構部(ユニット)も制御する。
に、本発明の転写電流制御装置200を制御し、転写電
流制御装置200に必要な切替信号を生成する。後で詳
しく説明されるように、切替信号は、例えば、両面印刷
ユニット102と第1給紙ユニット103のいずれが選
択されるか、印刷用紙が普通紙か厚紙かなどのパラメー
タによって変更される。メカ制御回路部106は本体内
部の機構部(ユニット)も制御する。
【0035】次に、図3を参照して、コントローラ10
5、メカ制御回路部106その他のユニットについてよ
り詳しく説明する。ここで、図3は、メカ制御回路部1
06の構成と動作を説明するためのブロック図である。
5、メカ制御回路部106その他のユニットについてよ
り詳しく説明する。ここで、図3は、メカ制御回路部1
06の構成と動作を説明するためのブロック図である。
【0036】メカ制御回路部106は、ROM112
と、各種センサ114と、MPU116とを有する。ま
た、メカ制御回路部106は信号線118を介してコン
トローラ105に接続されており、信号線118を介し
て、例えば、ビットマップ形式のビデオデータ(印字デ
ータ)をコントローラ105から受信する。また、メカ
制御回路部106は、メインモータ130と、光学ユニ
ット140と、高圧電源ユニット200に信号線120
乃至124を介して接続されている。なお、転写電流を
変更すべきパラメータが増加すればMPU116は更に
所望の数の信号を高圧電源ユニット200に供給するこ
とができる。かかる実施例については図8及び図9を参
照して後述する。図3においては、このようなその他の
信号を総括してsNと示し、信号線を126として表し
ている。図1を参照して説明した本発明の転写電流制御
装置は、後述するように、高圧電源ユニット200に配
置されている。
と、各種センサ114と、MPU116とを有する。ま
た、メカ制御回路部106は信号線118を介してコン
トローラ105に接続されており、信号線118を介し
て、例えば、ビットマップ形式のビデオデータ(印字デ
ータ)をコントローラ105から受信する。また、メカ
制御回路部106は、メインモータ130と、光学ユニ
ット140と、高圧電源ユニット200に信号線120
乃至124を介して接続されている。なお、転写電流を
変更すべきパラメータが増加すればMPU116は更に
所望の数の信号を高圧電源ユニット200に供給するこ
とができる。かかる実施例については図8及び図9を参
照して後述する。図3においては、このようなその他の
信号を総括してsNと示し、信号線を126として表し
ている。図1を参照して説明した本発明の転写電流制御
装置は、後述するように、高圧電源ユニット200に配
置されている。
【0037】ROM112は、各ユニットに対する指示
や条件等の設定データをプログラムとして記憶してお
り、MPU116はかかるROM112に格納されたプ
ログラムに従って動作する。各種センサ114は、温度
センサや湿度センサその他のセンサから構成されるか又
はそれらの出力に接続されており、いずれにしろその出
力はMPU116に供給される。なお、温度センサ、湿
度センサなどのセンサは当業界で周知のいかなるものも
適用することができるので、ここでは、それらの構成や
動作の詳しい説明は省略する。
や条件等の設定データをプログラムとして記憶してお
り、MPU116はかかるROM112に格納されたプ
ログラムに従って動作する。各種センサ114は、温度
センサや湿度センサその他のセンサから構成されるか又
はそれらの出力に接続されており、いずれにしろその出
力はMPU116に供給される。なお、温度センサ、湿
度センサなどのセンサは当業界で周知のいかなるものも
適用することができるので、ここでは、それらの構成や
動作の詳しい説明は省略する。
【0038】MPU116は、用紙サイズ(幅)、用紙
の種類(厚紙か普通紙か、異なる製造メーカーにより製
造された印刷用紙など)、解像度などの情報を含む印字
データや各種センサの出力結果を得て、ROM112に
格納されたプログラムに従って各種の制御信号を生成す
る。より特定的には、MPU116は、各信号線120
乃至126の論理を制御し、これにより印刷動作を制御
する。なお、図3は、説明の便宜状、信号n1、n2及
びs1についてのみを示している。
の種類(厚紙か普通紙か、異なる製造メーカーにより製
造された印刷用紙など)、解像度などの情報を含む印字
データや各種センサの出力結果を得て、ROM112に
格納されたプログラムに従って各種の制御信号を生成す
る。より特定的には、MPU116は、各信号線120
乃至126の論理を制御し、これにより印刷動作を制御
する。なお、図3は、説明の便宜状、信号n1、n2及
びs1についてのみを示している。
【0039】信号n1及びn2は高圧電源ユニット20
0の転写電流を変更調節するための切替信号であるの
で、信号線122及び124は図1における第1の信号
線2に相当する。なお、図3も、説明の便宜状、2つの
信号線122及び124を図示しているが、nは2に限
定されないことは図1と同様である。
0の転写電流を変更調節するための切替信号であるの
で、信号線122及び124は図1における第1の信号
線2に相当する。なお、図3も、説明の便宜状、2つの
信号線122及び124を図示しているが、nは2に限
定されないことは図1と同様である。
【0040】信号s1は、メインモータ130の速度切
り替え、高圧電源ユニット200の後述する前帯電回路
の電圧切り替え、光学ユニット140の解像度切り替え
を行う。信号s1はメカ制御回路内で分岐され、各ユニ
ットへ出力される。後述するように、メインモータ13
0は印刷用紙の搬送系を駆動するため、メインモータ1
30の速度は印刷用紙の搬送速度を決定する。光学ユニ
ット140は、後述するように、露光用光源(レーザ
ー)を有している。
り替え、高圧電源ユニット200の後述する前帯電回路
の電圧切り替え、光学ユニット140の解像度切り替え
を行う。信号s1はメカ制御回路内で分岐され、各ユニ
ットへ出力される。後述するように、メインモータ13
0は印刷用紙の搬送系を駆動するため、メインモータ1
30の速度は印刷用紙の搬送速度を決定する。光学ユニ
ット140は、後述するように、露光用光源(レーザ
ー)を有している。
【0041】次に、図4及び図5を参照して、メインモ
ータ130、光学ユニット140及び高圧電源ユニット
200につき更に詳しく説明する。ここで、図4はプリ
ンタ100の内部構造を示す断面図である。また、図5
はプリントユニット250と転写ユニット280近傍の
拡大断面図である。本発明の高圧電源ユニット200
は、プリントユニット250と転写ユニット280を制
御するものであり、本発明の転写電流制御装置は転写ユ
ニット280が生成する転写電流Iを制御するものであ
る。プリントユニット250は、印刷用紙に転写するト
ナー像を形成し、転写ユニット280は形成されたトナ
ー像を印刷用紙に転写する。
ータ130、光学ユニット140及び高圧電源ユニット
200につき更に詳しく説明する。ここで、図4はプリ
ンタ100の内部構造を示す断面図である。また、図5
はプリントユニット250と転写ユニット280近傍の
拡大断面図である。本発明の高圧電源ユニット200
は、プリントユニット250と転写ユニット280を制
御するものであり、本発明の転写電流制御装置は転写ユ
ニット280が生成する転写電流Iを制御するものであ
る。プリントユニット250は、印刷用紙に転写するト
ナー像を形成し、転写ユニット280は形成されたトナ
ー像を印刷用紙に転写する。
【0042】図5に最もよく示されているように、プリ
ントユニット250は、感光(体)ドラム252、現像
装置254、クリーナ256、コロナ帯電器258を有
し、本体101に着脱可能に装着されている。感光ドラ
ム252とクリーナ256は一体的に構成され、かかる
一体的構成物に現像装置254が着脱自在に装着されて
いる。
ントユニット250は、感光(体)ドラム252、現像
装置254、クリーナ256、コロナ帯電器258を有
し、本体101に着脱可能に装着されている。感光ドラ
ム252とクリーナ256は一体的に構成され、かかる
一体的構成物に現像装置254が着脱自在に装着されて
いる。
【0043】プリントユニット250のハウジング25
1には開口が上面に設けられ、かかる開口にコロナ帯電
器258が取り付けられると共にかかる開口を通じて光
学ユニット140による露光が行われる。感光ドラム2
52は、例えば、アルミドラム上に機能分離型有機感光
体を厚さ約20μmに塗布したものであり、その外形
は、例えば、30mmで矢印方向に周速度70mm/s
で回転する。コロナ帯電器258はスコロトロン帯電器
であり、感光ドラム252表面を約−600Vに一様に
帯電する。
1には開口が上面に設けられ、かかる開口にコロナ帯電
器258が取り付けられると共にかかる開口を通じて光
学ユニット140による露光が行われる。感光ドラム2
52は、例えば、アルミドラム上に機能分離型有機感光
体を厚さ約20μmに塗布したものであり、その外形
は、例えば、30mmで矢印方向に周速度70mm/s
で回転する。コロナ帯電器258はスコロトロン帯電器
であり、感光ドラム252表面を約−600Vに一様に
帯電する。
【0044】一様帯電された感光ドラム252を光学ユ
ニット140が露光して感光ドラム252上に−50乃
至−100Vの潜像を形成する。その後、潜像は、現像
ロール259を有する現像装置254により現像され、
これにより、感光ドラム252上にトナー像が形成され
る。現像ロール259は、図5中の矢印P方向に回転
し、複数の磁極を有する固定磁極258と、固定磁極4
10の回りを回転するスリーブ260とから構成され
る。このスリーブ260のみが、図中矢印Pの方向に回
転することにより現像剤を感光ドラム252との対向位
置である現像領域に搬送する。
ニット140が露光して感光ドラム252上に−50乃
至−100Vの潜像を形成する。その後、潜像は、現像
ロール259を有する現像装置254により現像され、
これにより、感光ドラム252上にトナー像が形成され
る。現像ロール259は、図5中の矢印P方向に回転
し、複数の磁極を有する固定磁極258と、固定磁極4
10の回りを回転するスリーブ260とから構成され
る。このスリーブ260のみが、図中矢印Pの方向に回
転することにより現像剤を感光ドラム252との対向位
置である現像領域に搬送する。
【0045】感光ドラム252に安定したトナーを供給
するために現像ロール259の表面に付着した現像剤の
層厚を一定に規制するドクターブレード262が設けら
れている。これにより、現像ロール259上に形成され
る磁気ブラシの穂高が一定になる。磁気ブラシが感光ド
ラム252上の潜像に接触すると、トナーが感光ドラム
252の表面の静電力により吸引され現像が行われる。
するために現像ロール259の表面に付着した現像剤の
層厚を一定に規制するドクターブレード262が設けら
れている。これにより、現像ロール259上に形成され
る磁気ブラシの穂高が一定になる。磁気ブラシが感光ド
ラム252上の潜像に接触すると、トナーが感光ドラム
252の表面の静電力により吸引され現像が行われる。
【0046】ハウジング251、ドクターブレード26
2、仕切部材264及び現像ロール259との間にキャ
リア室253が形成されている。キャリア室253はキ
ャリアとトナーとから成る現像剤を収容している。ま
た、キャリア室253に隣接してトナーのみを収容して
いるトナー室255が設けられている。トナー室255
には、トナー室255に収容されたトナーをトナー供給
口257を介してキャリア室253に搬送する第1及び
第2アジテータ266及び268が回転可能に設けられ
ている。これらのアジテータ266及び268により、
キャリア室253のトナー濃度はほぼ一定に保たれる。
2、仕切部材264及び現像ロール259との間にキャ
リア室253が形成されている。キャリア室253はキ
ャリアとトナーとから成る現像剤を収容している。ま
た、キャリア室253に隣接してトナーのみを収容して
いるトナー室255が設けられている。トナー室255
には、トナー室255に収容されたトナーをトナー供給
口257を介してキャリア室253に搬送する第1及び
第2アジテータ266及び268が回転可能に設けられ
ている。これらのアジテータ266及び268により、
キャリア室253のトナー濃度はほぼ一定に保たれる。
【0047】トナーカートリッジ270は現像装置25
4に着脱自在に装着されて現像装置254にトナーを補
給する。トナーが不足する場合には、ユーザーは新しい
トナーカートリッジ270に交換することによりトナー
をトナー室255に補給することができる。
4に着脱自在に装着されて現像装置254にトナーを補
給する。トナーが不足する場合には、ユーザーは新しい
トナーカートリッジ270に交換することによりトナー
をトナー室255に補給することができる。
【0048】クリーナ256は感光ドラム252に接触
し、転写後の残留トナーを感光ドラム252からかき落
としてその表面をクリーニングする。クリーナ256が
回収した残留トナーはトナー還流機構272により現像
装置254のトナー室255に還流される。トナーカー
トリッジ270から供給されるトナーと、トナー還流機
構272により還流された残留トナーとはアジテータ2
66及び268によって撹拌されて一様に混合される。
し、転写後の残留トナーを感光ドラム252からかき落
としてその表面をクリーニングする。クリーナ256が
回収した残留トナーはトナー還流機構272により現像
装置254のトナー室255に還流される。トナーカー
トリッジ270から供給されるトナーと、トナー還流機
構272により還流された残留トナーとはアジテータ2
66及び268によって撹拌されて一様に混合される。
【0049】なお、プリントユニット4に対する印刷用
紙の搬送方向は、図4では左から右であるが、図5では
右から左である。
紙の搬送方向は、図4では左から右であるが、図5では
右から左である。
【0050】転写ユニット280は、印刷用紙を挟ん
で、感光ドラム252と対向している。この転写ユニッ
ト280はコロナ(放電)ワイヤ282を用いた公知の
転写器を採用している。転写位置に印刷用紙が到達する
と、転写ユニット280は印刷用紙の印刷面とは反対面
からコロナワイヤ282に電圧を印加して感光ドラム2
52表面のトナー像を印刷用紙に吸引付着させることに
よりトナー像を転写する。コロナ(転写)ワイヤ282
から感光ドラム252に流れる電流Iが転写電流であ
る。
で、感光ドラム252と対向している。この転写ユニッ
ト280はコロナ(放電)ワイヤ282を用いた公知の
転写器を採用している。転写位置に印刷用紙が到達する
と、転写ユニット280は印刷用紙の印刷面とは反対面
からコロナワイヤ282に電圧を印加して感光ドラム2
52表面のトナー像を印刷用紙に吸引付着させることに
よりトナー像を転写する。コロナ(転写)ワイヤ282
から感光ドラム252に流れる電流Iが転写電流であ
る。
【0051】転写電流Iは、トナー像を印刷用紙に適正
に転写して高画質の画像を形成するために、印刷用紙の
搬送速度を含む様々なパラメータによって変更調節され
なければならない。
に転写して高画質の画像を形成するために、印刷用紙の
搬送速度を含む様々なパラメータによって変更調節され
なければならない。
【0052】以下、図6を参照して、本発明の高圧電源
ユニット200について説明する。同図に示すように、
高圧電源ユニット200は、転写出力回路202と前帯
電出力回路230とを有している。もっとも高圧電源ユ
ニット200はその他の回路(例えば、現像出力回路な
ど)を有していてもよい。
ユニット200について説明する。同図に示すように、
高圧電源ユニット200は、転写出力回路202と前帯
電出力回路230とを有している。もっとも高圧電源ユ
ニット200はその他の回路(例えば、現像出力回路な
ど)を有していてもよい。
【0053】転写出力回路202は、発振回路部204
と、変圧器部206と、第1及び第2の電流切替回路2
08及び222と、複数の電流制御回路210乃至21
6及び224を有している。また、特に、構成要素20
8乃至216を含む主制御部207は図1に示す主制御
部12に対応し、構成要素222及び224を含む補助
制御部220は図1に示す補助制御部24に対応してい
る。従って、第1の電流切替回路208は図1に示すデ
コーダ14に対応し、電流制御回路210乃至216は
図1に示す電流制御回路16乃至22に対応している。
また、第2の電流切替回路222は図1に示すデコーダ
26に対応し、電流制御回路224は図1に示す電流制
御回路28に対応している。主制御部207と補助制御
部220に含まれる電流制御回路などの個数が限定され
ないのは図1と同様である。なお、第1及び第2の電流
切替回路208及び222は、それぞれ対応する電流制
御回路と一体的に構成されてもよい。
と、変圧器部206と、第1及び第2の電流切替回路2
08及び222と、複数の電流制御回路210乃至21
6及び224を有している。また、特に、構成要素20
8乃至216を含む主制御部207は図1に示す主制御
部12に対応し、構成要素222及び224を含む補助
制御部220は図1に示す補助制御部24に対応してい
る。従って、第1の電流切替回路208は図1に示すデ
コーダ14に対応し、電流制御回路210乃至216は
図1に示す電流制御回路16乃至22に対応している。
また、第2の電流切替回路222は図1に示すデコーダ
26に対応し、電流制御回路224は図1に示す電流制
御回路28に対応している。主制御部207と補助制御
部220に含まれる電流制御回路などの個数が限定され
ないのは図1と同様である。なお、第1及び第2の電流
切替回路208及び222は、それぞれ対応する電流制
御回路と一体的に構成されてもよい。
【0054】発振回路部204は、転写出力T(ou
t)を出力するかどうかを決定する出力オン・オフ信号
T(on/off)を受信する。なお、信号T(on/
off)は、例えば、図3に示すMPU116によって
生成される。発振回路部204は、直流入力である主制
御部207(と補助制御部220)の出力を得て振動出
力である転写出力T(out)を変圧器部206と共に
生成する。発振回路部204には、周知の自励振振動回
路、他励振振動回路、パラメータ励振振動回路のいずれ
をも適用することができる。
t)を出力するかどうかを決定する出力オン・オフ信号
T(on/off)を受信する。なお、信号T(on/
off)は、例えば、図3に示すMPU116によって
生成される。発振回路部204は、直流入力である主制
御部207(と補助制御部220)の出力を得て振動出
力である転写出力T(out)を変圧器部206と共に
生成する。発振回路部204には、周知の自励振振動回
路、他励振振動回路、パラメータ励振振動回路のいずれ
をも適用することができる。
【0055】前帯電出力回路230は、MPU116に
から送出された前帯電出力オン・オフ信号PC(on/
off)と速度切替信号s1を受信して、帯電器に印加
する前帯電出力PC(out)を生成する。本発明で
は、特徴的に、元来前帯電出力回路230用に生成され
ていた速度切替信号s1を転写電流値の切り替えに使用
している。従って、転写出力回路202内においては速
度切替信号s1を後述する補助制御部220に供給する
ための信号線を形成しなければならないが、高圧電源ユ
ニット200は通常ワンボード構成であるためにかかる
信号線の増加は高圧電源ユニット202の製造に影響を
与えない。一方、高圧電源ユニット200とMPU11
6との間には速度切替信号s1を直接補助制御部220
へ供給するための信号線は設けられてはいない。かかる
信号線は回路実装工程に影響を与えるので好ましくない
ので、本発明の構成は回路実装上好ましいことが理解さ
れる。
から送出された前帯電出力オン・オフ信号PC(on/
off)と速度切替信号s1を受信して、帯電器に印加
する前帯電出力PC(out)を生成する。本発明で
は、特徴的に、元来前帯電出力回路230用に生成され
ていた速度切替信号s1を転写電流値の切り替えに使用
している。従って、転写出力回路202内においては速
度切替信号s1を後述する補助制御部220に供給する
ための信号線を形成しなければならないが、高圧電源ユ
ニット200は通常ワンボード構成であるためにかかる
信号線の増加は高圧電源ユニット202の製造に影響を
与えない。一方、高圧電源ユニット200とMPU11
6との間には速度切替信号s1を直接補助制御部220
へ供給するための信号線は設けられてはいない。かかる
信号線は回路実装工程に影響を与えるので好ましくない
ので、本発明の構成は回路実装上好ましいことが理解さ
れる。
【0056】図3及び図6に示すように、主制御部20
7は信号線122及び124を介して転写電流切替信号
n1及びn2を受信する。補助制御部220は信号線1
20を介して速度切替信号s1を受信する。5つの電流
制御回路210乃至216及び224は出力する転写電
流T(out)が一定になるように発振回路部204を
制御する。
7は信号線122及び124を介して転写電流切替信号
n1及びn2を受信する。補助制御部220は信号線1
20を介して速度切替信号s1を受信する。5つの電流
制御回路210乃至216及び224は出力する転写電
流T(out)が一定になるように発振回路部204を
制御する。
【0057】次に、図3、図6及び図7を参照して、M
PU116が実行することができる本発明の一実施例の
転写電流設定処理1000について説明する。まず、前
提として、ROM112は、プリンタ100の製造時に
シミュレーション等を行い、表2に示すような印刷用紙
の搬送速度F及びHと用紙幅A乃至Dを選択した場合に
必要な転写電流値(設定テーブル)を予め格納しておく
ことが必要である。なお、表2に示すVT1乃至VT4
及びαの実際の値は表1のそれらに限定されない。ま
た、速度Hの場合にVT1乃至VT4は用紙幅A乃至D
の順に整列する必要はないことはもちろんである。図6
において、電流制御回路210乃至216はそれぞれ電
流値VT1乃至VT4を出力することができ、また、電
流制御回路224は電流値αを出力することができるも
のとする。
PU116が実行することができる本発明の一実施例の
転写電流設定処理1000について説明する。まず、前
提として、ROM112は、プリンタ100の製造時に
シミュレーション等を行い、表2に示すような印刷用紙
の搬送速度F及びHと用紙幅A乃至Dを選択した場合に
必要な転写電流値(設定テーブル)を予め格納しておく
ことが必要である。なお、表2に示すVT1乃至VT4
及びαの実際の値は表1のそれらに限定されない。ま
た、速度Hの場合にVT1乃至VT4は用紙幅A乃至D
の順に整列する必要はないことはもちろんである。図6
において、電流制御回路210乃至216はそれぞれ電
流値VT1乃至VT4を出力することができ、また、電
流制御回路224は電流値αを出力することができるも
のとする。
【表2】
【0058】更に、ROM112は、以下に示す表3に
示す信号論理テーブルも格納していることが好ましい。
信号論理テーブルは、表2に示されている転写電流値を
転写回路202(主制御部207及び補助制御部22
0)が生成するために必要な信号n1、n2及びs1の
組合せを示している。もちろん表3に示す信号論理テー
ブルは一例に過ぎず、信号n1、n2及びs1の任意の
組合せを転写電流値に割り当てることができる。
示す信号論理テーブルも格納していることが好ましい。
信号論理テーブルは、表2に示されている転写電流値を
転写回路202(主制御部207及び補助制御部22
0)が生成するために必要な信号n1、n2及びs1の
組合せを示している。もちろん表3に示す信号論理テー
ブルは一例に過ぎず、信号n1、n2及びs1の任意の
組合せを転写電流値に割り当てることができる。
【表3】
【0059】転写電流値を設定する場合、MPU116
は、印刷用紙の搬送速度F又はHを、例えば、コントロ
ーラ105から送られる印字データにより決定する(ス
テップ1002)。速度Hが選択された場合は速度切替
信号s1をハイレベル「H」に、速度Fが選択された場
合は信号s1はローレベル「L」に設定する(ステップ
1002及び1004)。
は、印刷用紙の搬送速度F又はHを、例えば、コントロ
ーラ105から送られる印字データにより決定する(ス
テップ1002)。速度Hが選択された場合は速度切替
信号s1をハイレベル「H」に、速度Fが選択された場
合は信号s1はローレベル「L」に設定する(ステップ
1002及び1004)。
【0060】ステップ1002に続いて又は同時に若し
くは先行して、MPU116は、A4、B5等の印刷用
紙のサイズ(幅)を、例えば、コントローラ105から
送られる印字データにより決定する(ステップ100
6)。
くは先行して、MPU116は、A4、B5等の印刷用
紙のサイズ(幅)を、例えば、コントローラ105から
送られる印字データにより決定する(ステップ100
6)。
【0061】2つの信号線n1及びn2は4種類の用紙
幅を選択することができるが、信号s1は2種類の搬送
速度F及びHのみ選択できるだけである。従って、ステ
ップ1002は2通りを選択するステップに構成されて
いる。各信号線には、一般に、2値信号が供給される
が、本発明は4種類の用紙幅や2種類の搬送速度に限定
されるものではない。例えば、4種類の搬送速度に対応
するために補助制御部220には2種類の信号(例え
ば、s1とs2)が供給され、この場合は補助制御部2
20に含まれる電流制御回路数も2個に増加する。も
し、用紙幅が8種類あれば、予め3つの信号線に接続さ
れ、8つの電流制御回路を有する主制御部207が設け
られることになる。但し、本実施例及び以下の実施例に
おいては、便宜上、4種類の用紙サイズと各々2種類の
選択肢を有するパラメータについて説明する。
幅を選択することができるが、信号s1は2種類の搬送
速度F及びHのみ選択できるだけである。従って、ステ
ップ1002は2通りを選択するステップに構成されて
いる。各信号線には、一般に、2値信号が供給される
が、本発明は4種類の用紙幅や2種類の搬送速度に限定
されるものではない。例えば、4種類の搬送速度に対応
するために補助制御部220には2種類の信号(例え
ば、s1とs2)が供給され、この場合は補助制御部2
20に含まれる電流制御回路数も2個に増加する。も
し、用紙幅が8種類あれば、予め3つの信号線に接続さ
れ、8つの電流制御回路を有する主制御部207が設け
られることになる。但し、本実施例及び以下の実施例に
おいては、便宜上、4種類の用紙サイズと各々2種類の
選択肢を有するパラメータについて説明する。
【0062】搬送速度と用紙サイズが決定したので、M
PU116はROM112の表2を参照して転写電流値
を求め、かかる転写電流値を生成するための信号n1及
びn2の組合せを表3から求める。これにより、MPU
116は信号n1、n2及びs1のそれぞれの値を設定
し(ステップ1010)、図3に示すように、これを高
圧電源ユニット200に送出する。
PU116はROM112の表2を参照して転写電流値
を求め、かかる転写電流値を生成するための信号n1及
びn2の組合せを表3から求める。これにより、MPU
116は信号n1、n2及びs1のそれぞれの値を設定
し(ステップ1010)、図3に示すように、これを高
圧電源ユニット200に送出する。
【0063】なお、図6の具体的回路構成を含む回路図
を図10に示す。なお、図10は、図示の便宜上、参照
番号を概略的に示している。
を図10に示す。なお、図10は、図示の便宜上、参照
番号を概略的に示している。
【0064】次に、図8及び図9を参照して、図3に示
すMPU116が実行することができる本発明の別の転
写電流設定処理2000を説明する。本実施例では、例
えば、表4に示す転写電流値の設定テーブルが予め作成
されてROM112に格納されている。速度H、厚紙、
裏面及び環境などの各パラメータはそれぞれ独立してい
るため、例えば、速度Hで厚紙を使用して特殊環境下で
用紙幅Bを使用すれば、VT2+α+β+δとなること
が理解されるであろう。また、表4において、速度Fの
列にあるVT1乃至VT4は、より正確には、普通紙で
ある印刷用紙が速度Fで搬送され、通常環境においてそ
の表面が印刷される場合の転写電流であるため、速度F
は速度F、普通紙、表面及び通常環境を表している。
すMPU116が実行することができる本発明の別の転
写電流設定処理2000を説明する。本実施例では、例
えば、表4に示す転写電流値の設定テーブルが予め作成
されてROM112に格納されている。速度H、厚紙、
裏面及び環境などの各パラメータはそれぞれ独立してい
るため、例えば、速度Hで厚紙を使用して特殊環境下で
用紙幅Bを使用すれば、VT2+α+β+δとなること
が理解されるであろう。また、表4において、速度Fの
列にあるVT1乃至VT4は、より正確には、普通紙で
ある印刷用紙が速度Fで搬送され、通常環境においてそ
の表面が印刷される場合の転写電流であるため、速度F
は速度F、普通紙、表面及び通常環境を表している。
【表4】
【0065】図3と同様の信号論理テーブルもROM1
12に格納されている。信号線の総数は6本であるので
かかる信号論理テーブルは2n=6=64通りの転写電
流値を含んでいる。便宜上、かかる信号論理テーブルは
ここでは再現されないが、表3を参考にして当業者は簡
単に作成することができる。
12に格納されている。信号線の総数は6本であるので
かかる信号論理テーブルは2n=6=64通りの転写電
流値を含んでいる。便宜上、かかる信号論理テーブルは
ここでは再現されないが、表3を参考にして当業者は簡
単に作成することができる。
【0066】図8は本実施例の転写電流設定処理のフロ
ーチャートを示し、図9は本実施例に使用される主制御
部207と補助制御部221の一例を示している。図8
のステップ1012に示す用紙が厚紙かどうかの情報
は、コントローラ105からの印字データに含まれてい
るかユーザーが操作パネル107から直接入力される。
また、ステップ1016に示す用紙の表裏は、第1給紙
ユニット103から供給される印刷用紙の最初の印刷面
が表面であり、続いて起こる両面印刷ユニット102か
ら供給される印刷面が裏面であるとして判断される。更
に、ステップ1020の通常環境か特殊環境かは、各種
センサ114(温度センサ、湿度センサその他の環境検
出センサ)からの出力に含まれている。
ーチャートを示し、図9は本実施例に使用される主制御
部207と補助制御部221の一例を示している。図8
のステップ1012に示す用紙が厚紙かどうかの情報
は、コントローラ105からの印字データに含まれてい
るかユーザーが操作パネル107から直接入力される。
また、ステップ1016に示す用紙の表裏は、第1給紙
ユニット103から供給される印刷用紙の最初の印刷面
が表面であり、続いて起こる両面印刷ユニット102か
ら供給される印刷面が裏面であるとして判断される。更
に、ステップ1020の通常環境か特殊環境かは、各種
センサ114(温度センサ、湿度センサその他の環境検
出センサ)からの出力に含まれている。
【0067】MPU116はステップ1012で印刷用
紙が厚紙であると判断すれば用紙切替信号s2を選択し
(ステップ1014)、ステップ1016で印刷用紙が
裏面であると判断すれば面切替信号s3を選択する(ス
テップ1018)。また、MPU116はステップ10
20でプリンタ100の環境(実際には印刷用紙の転写
環境)が特殊環境(許容温度や湿度などを超えている環
境)であれば環境切替信号s4を選択する(ステップ1
020)。なお、s4はかかる環境因子の全てを総括し
ているものとする。この場合、図3に示すsNはs2乃
至s4を表すことになる。
紙が厚紙であると判断すれば用紙切替信号s2を選択し
(ステップ1014)、ステップ1016で印刷用紙が
裏面であると判断すれば面切替信号s3を選択する(ス
テップ1018)。また、MPU116はステップ10
20でプリンタ100の環境(実際には印刷用紙の転写
環境)が特殊環境(許容温度や湿度などを超えている環
境)であれば環境切替信号s4を選択する(ステップ1
020)。なお、s4はかかる環境因子の全てを総括し
ているものとする。この場合、図3に示すsNはs2乃
至s4を表すことになる。
【0068】MPU116は、その後、図7に示すステ
ップ1008と1010と同様に、設定テーブルから適
当な転写電流値を読み出して(ステップ1024)、信
号論理テーブルから信号を設定する(ステップ102
6)。切替信号s1乃至s4のいずれかが選択された場
合にのみ対応するいずれかの電流制御回路224乃至2
29が格納している値(α乃至δ)が出力される。
ップ1008と1010と同様に、設定テーブルから適
当な転写電流値を読み出して(ステップ1024)、信
号論理テーブルから信号を設定する(ステップ102
6)。切替信号s1乃至s4のいずれかが選択された場
合にのみ対応するいずれかの電流制御回路224乃至2
29が格納している値(α乃至δ)が出力される。
【0069】このように、本発明の制御方法によれば、
転写電流が依存する複数種類のパラメータのうちから一
以上のパラメータを選択して第1のパラメータ(例え
ば、用紙サイズ)としてこれを縦列に構成要素毎(例え
ば、用紙幅A乃至D)に配置し、第1のパラメータを除
いた上述の複数種類のパラメータを第2のパラメータ
(例えば、印刷速度や環境など)としてこれを表2や表
4の設定テーブルの横列に構成要素毎(例えば、速度
H、厚紙など)に配置し、表2や表4に示す設定テーブ
ルを作成している。そして、第1のパラメータを表す第
1の信号を主制御部に供給し、第2のパラメータをあら
わす第2の信号を補助制御部に供給している。各信号が
2値であるために第1のパラメータは2以上の構成要素
(例えば、4つの用紙幅A乃至D)を有し、第2のパラ
メータは2つの構成要素(例えば、速度Fと速度H)を
有することが好ましい。
転写電流が依存する複数種類のパラメータのうちから一
以上のパラメータを選択して第1のパラメータ(例え
ば、用紙サイズ)としてこれを縦列に構成要素毎(例え
ば、用紙幅A乃至D)に配置し、第1のパラメータを除
いた上述の複数種類のパラメータを第2のパラメータ
(例えば、印刷速度や環境など)としてこれを表2や表
4の設定テーブルの横列に構成要素毎(例えば、速度
H、厚紙など)に配置し、表2や表4に示す設定テーブ
ルを作成している。そして、第1のパラメータを表す第
1の信号を主制御部に供給し、第2のパラメータをあら
わす第2の信号を補助制御部に供給している。各信号が
2値であるために第1のパラメータは2以上の構成要素
(例えば、4つの用紙幅A乃至D)を有し、第2のパラ
メータは2つの構成要素(例えば、速度Fと速度H)を
有することが好ましい。
【0070】本実施例で調整すべき電流値の数は使用さ
れる電流制御回路の総数に相当する8種類である。今、
s個の電流制御回路が補助制御部に設けられるとすると
補助制御部に入力される信号線の総数はs本である。主
制御部にはm本の信号線が接続されて主制御部と補助制
御部に接続される信号線の総数をn(=s+m)本とす
ると、主制御部には2m個の電流制御回路が設けられて
いる。この状態では、調整すべき電流制御回路の総数は
(2m+s)又は(2n−s+s)となる。
れる電流制御回路の総数に相当する8種類である。今、
s個の電流制御回路が補助制御部に設けられるとすると
補助制御部に入力される信号線の総数はs本である。主
制御部にはm本の信号線が接続されて主制御部と補助制
御部に接続される信号線の総数をn(=s+m)本とす
ると、主制御部には2m個の電流制御回路が設けられて
いる。この状態では、調整すべき電流制御回路の総数は
(2m+s)又は(2n−s+s)となる。
【0071】また、本実施例の転写出力回路(主制御部
207と補助制御部221)が生成することができる転
写電流値の総数は64通りである。信号線の総数がnで
あれば、2n通りの転写電流が生成可能である。
207と補助制御部221)が生成することができる転
写電流値の総数は64通りである。信号線の総数がnで
あれば、2n通りの転写電流が生成可能である。
【0072】本発明によれば、主制御部の構成は従来の
構成を変更せずにそのまま使用することができる。従っ
て、転写電流値に影響を与えるパラメータの数が増加し
ても補助制御部のみを変更すればよい。n(=m+s)
本の信号線を全て主制御部に供給した場合には2n個の
電流制御回路が必要であるが、本発明に必要な電流制御
回路は(2m+s)個で足りる。両者の電流制御回路の
総数を比較すると、本発明は、2n−(2m+s)=2
m(2s−1)−s>0だけ電流制御回路(とそれとデ
コーダを接続する信号線)の数が少なくなっているのが
理解される。一方、制御できる転写電流値の数は2nで
あり、その効果に不利益はない。
構成を変更せずにそのまま使用することができる。従っ
て、転写電流値に影響を与えるパラメータの数が増加し
ても補助制御部のみを変更すればよい。n(=m+s)
本の信号線を全て主制御部に供給した場合には2n個の
電流制御回路が必要であるが、本発明に必要な電流制御
回路は(2m+s)個で足りる。両者の電流制御回路の
総数を比較すると、本発明は、2n−(2m+s)=2
m(2s−1)−s>0だけ電流制御回路(とそれとデ
コーダを接続する信号線)の数が少なくなっているのが
理解される。一方、制御できる転写電流値の数は2nで
あり、その効果に不利益はない。
【0073】図4を参照するに、ユーザーはホストコン
ピュータからプリンタ100に片面印刷させる場合、ホ
ストコンピュータからの印字命令に応答してコントロー
ラ105が第1給紙ユニット103内の印刷用紙をピッ
クローラ152により一枚づつ繰り出す。印刷用紙が厚
紙であればMPU116は図8に示すような用紙切替信
号s2を高圧電源ユニット200に供給する。また、図
示しない湿度センサなどによる検出結果からMPU11
6が転写環境が特殊環境であると判断すれば環境切替信
号s4を高圧電源ユニット200に供給する。印刷用紙
が第一給紙ユニット103から繰り出されたか否かは給
紙センサ153によって検知される。その後、印刷用紙
はフィードローラ154により上方向に搬送される。
ピュータからプリンタ100に片面印刷させる場合、ホ
ストコンピュータからの印字命令に応答してコントロー
ラ105が第1給紙ユニット103内の印刷用紙をピッ
クローラ152により一枚づつ繰り出す。印刷用紙が厚
紙であればMPU116は図8に示すような用紙切替信
号s2を高圧電源ユニット200に供給する。また、図
示しない湿度センサなどによる検出結果からMPU11
6が転写環境が特殊環境であると判断すれば環境切替信
号s4を高圧電源ユニット200に供給する。印刷用紙
が第一給紙ユニット103から繰り出されたか否かは給
紙センサ153によって検知される。その後、印刷用紙
はフィードローラ154により上方向に搬送される。
【0074】その後、印刷用紙の先端をレジストセンサ
158が検出してから、レジストローラ156に用紙の
先端が衝突する搬送量分搬送する。これは、レジストセ
ンサ158が用紙を検出したから、予めシミュレーショ
ンで求めてメモリに記憶しておいた量だけ搬送するよう
にしておく。これにより用紙の斜行を補正することがで
きる。続いて印刷用紙は、レジストローラ156により
搬送されて転写位置に到達する。続いて、プリントユニ
ット250で形成されたトナー像が転写ユニット280
により転写される。その際、転写ユニット280に印加
される転写電流は上述したようにMPU116によって
制御される。
158が検出してから、レジストローラ156に用紙の
先端が衝突する搬送量分搬送する。これは、レジストセ
ンサ158が用紙を検出したから、予めシミュレーショ
ンで求めてメモリに記憶しておいた量だけ搬送するよう
にしておく。これにより用紙の斜行を補正することがで
きる。続いて印刷用紙は、レジストローラ156により
搬送されて転写位置に到達する。続いて、プリントユニ
ット250で形成されたトナー像が転写ユニット280
により転写される。その際、転写ユニット280に印加
される転写電流は上述したようにMPU116によって
制御される。
【0075】トナー像が転写された印刷用紙はレジスト
ローラ156により定着ユニット290に搬送され、こ
れによりトナー像が熱及び圧力により印刷用紙に定着さ
れる。定着ユニット290は周知のいかなる構造をも採
用することができる。ここでは、定着ユニット290は
加熱ローラ292と加圧ローラ294を備えている。
ローラ156により定着ユニット290に搬送され、こ
れによりトナー像が熱及び圧力により印刷用紙に定着さ
れる。定着ユニット290は周知のいかなる構造をも採
用することができる。ここでは、定着ユニット290は
加熱ローラ292と加圧ローラ294を備えている。
【0076】加熱ローラ292は内部熱源を有して図示
しない駆動モータにより回動する。加圧ローラ294
は、加熱ローラ292に対して回動軸をコイルバネ等の
弾性部材により架設し、その張力を利用して所定の圧力
で押し付けている。加圧ローラ294は加熱ローラ29
2の回動に伴って回動する従動ローラとして構成されて
いる。
しない駆動モータにより回動する。加圧ローラ294
は、加熱ローラ292に対して回動軸をコイルバネ等の
弾性部材により架設し、その張力を利用して所定の圧力
で押し付けている。加圧ローラ294は加熱ローラ29
2の回動に伴って回動する従動ローラとして構成されて
いる。
【0077】加圧ローラ294には加熱ローラ292か
ら熱が伝達され、加熱ローラ292の表面温度に近づけ
るように構成されている。また、印刷用紙の裏面からの
加熱により効率的な定着が行われている。加熱ローラ2
92は印刷用紙の印刷面に接触することができるように
配置されている。加熱ローラ292と加圧ローラ294
の幅は、このプリンタ100がとり扱える用紙サイズの
搬送方向の幅、例えば、A3サイズの用紙では297m
mより長くなるように設定されている。加熱ローラ29
2と加圧ローラ294との間に用紙を挟持して、加熱及
び加圧により、トナーを軟化し、トナー像を印刷用紙に
定着させる。定着が施された用紙は第1及び第2排出ロ
ーラ302及び304により搬送され、スタッカ110
に排出される。
ら熱が伝達され、加熱ローラ292の表面温度に近づけ
るように構成されている。また、印刷用紙の裏面からの
加熱により効率的な定着が行われている。加熱ローラ2
92は印刷用紙の印刷面に接触することができるように
配置されている。加熱ローラ292と加圧ローラ294
の幅は、このプリンタ100がとり扱える用紙サイズの
搬送方向の幅、例えば、A3サイズの用紙では297m
mより長くなるように設定されている。加熱ローラ29
2と加圧ローラ294との間に用紙を挟持して、加熱及
び加圧により、トナーを軟化し、トナー像を印刷用紙に
定着させる。定着が施された用紙は第1及び第2排出ロ
ーラ302及び304により搬送され、スタッカ110
に排出される。
【0078】なお、転写ユニット280は、導電ゴムを
利用したローラに電圧を印加して、更に特願平4−15
6805にも記載されているように、用紙を感光ドラム
との間で圧力を掛け挟持し、感光ドラム表面のトナー画
像を用紙に転写するローラ転写方法を使用してもよい。
利用したローラに電圧を印加して、更に特願平4−15
6805にも記載されているように、用紙を感光ドラム
との間で圧力を掛け挟持し、感光ドラム表面のトナー画
像を用紙に転写するローラ転写方法を使用してもよい。
【0079】プリンタ100が両面印刷を行う場合には
両面印刷ユニット102が使用される。印刷用紙の表面
は上述した片面印刷と同様に行い、第1及び第2排紙ロ
ーラ302及び304により印刷用紙の後端がゲート3
06を通過するまで搬送される。ゲート306は、バネ
により通常は定着ユニット290からスタッカ110ま
での搬送路を塞ぐように付勢されている。ゲート306
を印刷用紙により定着ユニット290からスタッカ11
0までの搬送路を空ける方向に回動させ、印刷用紙を通
過させる。
両面印刷ユニット102が使用される。印刷用紙の表面
は上述した片面印刷と同様に行い、第1及び第2排紙ロ
ーラ302及び304により印刷用紙の後端がゲート3
06を通過するまで搬送される。ゲート306は、バネ
により通常は定着ユニット290からスタッカ110ま
での搬送路を塞ぐように付勢されている。ゲート306
を印刷用紙により定着ユニット290からスタッカ11
0までの搬送路を空ける方向に回動させ、印刷用紙を通
過させる。
【0080】印刷用紙の後端がゲート306を通過する
と、ゲート306は定着ユニット290からスタッカ1
10までの搬送路を塞ぐ方向に回動し復帰する。用紙の
後端がゲート306を通過したことかどうかはセンサ3
08が印刷用紙の後端を検出してから所定量(シミュレ
ーションで実際に印刷用紙を搬送して測定して結果得ら
れる値)搬送することによって認識することができる。
と、ゲート306は定着ユニット290からスタッカ1
10までの搬送路を塞ぐ方向に回動し復帰する。用紙の
後端がゲート306を通過したことかどうかはセンサ3
08が印刷用紙の後端を検出してから所定量(シミュレ
ーションで実際に印刷用紙を搬送して測定して結果得ら
れる値)搬送することによって認識することができる。
【0081】用紙の後端がゲート306を通過した時点
で、第1及び第2排紙ローラ302及び304が反転す
る。反対方向に搬送された印刷用紙はゲート306を介
して両面印刷ユニット102に搬送される。続いて、印
刷用紙は両面フィードローラ148と両面ピックローラ
146によりレジストローラ156に搬送される。印刷
用紙がレジストローラ156に搬送されると、片面印刷
と同様の動作により用紙の裏面に印刷が施される。裏面
印刷の場合は、MPU116は図8に示すような面切替
信号s3を生成して高圧電源ユニット200に供給す
る。裏面印刷後、印刷用紙は第1及び第2排紙ローラ3
02及び304によりスタッカ110に排紙される。
で、第1及び第2排紙ローラ302及び304が反転す
る。反対方向に搬送された印刷用紙はゲート306を介
して両面印刷ユニット102に搬送される。続いて、印
刷用紙は両面フィードローラ148と両面ピックローラ
146によりレジストローラ156に搬送される。印刷
用紙がレジストローラ156に搬送されると、片面印刷
と同様の動作により用紙の裏面に印刷が施される。裏面
印刷の場合は、MPU116は図8に示すような面切替
信号s3を生成して高圧電源ユニット200に供給す
る。裏面印刷後、印刷用紙は第1及び第2排紙ローラ3
02及び304によりスタッカ110に排紙される。
【0082】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明はこれに限定されず、その要旨の範囲内で様々な変形
及び変更が可能である。例えば、図11に示すように本
発明の制御装置は、複数の信号線n1乃至nNに接続さ
れて複数の電流制御回路210a乃至216aを有する
主制御部207aの出力と複数の信号線s1乃至sSに
接続されて複数の電流制御回路224a乃至229aを
有する補助制御部221aの出力を受け取って任意の論
理演算処理を行う論理(演算)部400を有してもよ
く、論理部400が行う論理演算は図1、図6や図9に
示すワイヤードORに限定されず、減算、乗算など任意
の演算を行うことができる。このような論理部400を
有していても、本発明は類似の効果を達成することがで
きる。論理部400に使用される論理回路は当業者であ
れば簡単に構成することができるのでここでは詳しい説
明は省略する。
明はこれに限定されず、その要旨の範囲内で様々な変形
及び変更が可能である。例えば、図11に示すように本
発明の制御装置は、複数の信号線n1乃至nNに接続さ
れて複数の電流制御回路210a乃至216aを有する
主制御部207aの出力と複数の信号線s1乃至sSに
接続されて複数の電流制御回路224a乃至229aを
有する補助制御部221aの出力を受け取って任意の論
理演算処理を行う論理(演算)部400を有してもよ
く、論理部400が行う論理演算は図1、図6や図9に
示すワイヤードORに限定されず、減算、乗算など任意
の演算を行うことができる。このような論理部400を
有していても、本発明は類似の効果を達成することがで
きる。論理部400に使用される論理回路は当業者であ
れば簡単に構成することができるのでここでは詳しい説
明は省略する。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の転写出力
装置、かかる転写出力装置を有する高圧電源ユニット及
びプリンタによれば、印刷用紙の搬送速度や種類を含む
様々なパラメータに柔軟に対応する転写電流値を供給す
ることができる。また、かかる転写出力装置の回路構成
は比較的単純であるためプリンタのコストアップを抑え
ることができる。
装置、かかる転写出力装置を有する高圧電源ユニット及
びプリンタによれば、印刷用紙の搬送速度や種類を含む
様々なパラメータに柔軟に対応する転写電流値を供給す
ることができる。また、かかる転写出力装置の回路構成
は比較的単純であるためプリンタのコストアップを抑え
ることができる。
【0084】本発明の制御装置は、プリンタの転写ユニ
ットの転写電流の制御に最適であるがこれに限定される
ものではなく、転写電流以外の電流、電圧その他の様々
な制御対象に用いることができる。
ットの転写電流の制御に最適であるがこれに限定される
ものではなく、転写電流以外の電流、電圧その他の様々
な制御対象に用いることができる。
【図1】 本発明の制御回路の原理を説明するためのブ
ロック図である。
ロック図である。
【図2】 本発明の一例としてのプリンタの概観斜視図
である。
である。
【図3】 図2に示すプリンタに内蔵されているメカ制
御回路部を説明するためのブロック図である。
御回路部を説明するためのブロック図である。
【図4】 図2に示すプリンタの内部構造を示す断面図
である。
である。
【図5】 図4に示すプリンタのプリントユニットと転
写ユニット近傍の拡大断面図である。
写ユニット近傍の拡大断面図である。
【図6】 図3に示す高圧電源ユニットの一例のブロッ
ク図を示している。
ク図を示している。
【図7】 図3に示すメカ制御回路部のMPUが実行す
ることができる本発明の一実施例の転写電流設定処理の
フローチャートである。
ることができる本発明の一実施例の転写電流設定処理の
フローチャートである。
【図8】 図3に示すメカ制御回路部のMPUが実行す
ることができる本発明の別の転写電流設定処理のフロー
チャートである。
ることができる本発明の別の転写電流設定処理のフロー
チャートである。
【図9】 図8の処理に使用可能な主制御部と補助制御
部を示すブロック図である。
部を示すブロック図である。
【図10】 図6の具体的回路構成を含む回路図であ
る。
る。
【図11】 本発明の制御装置の別の例を示すブロック
図である。
図である。
2 信号線 4 信号線 10 制御装置 12 主制御部 16 電流制御回路 18 電流制御回路 20 電流制御回路 24 補助制御部 28 電流制御回路 100 プリンタ 106 メカ制御回路部 116 MPU 112 ROM 200 高圧電源ユニット 202 転写出力回路 207 主制御部 210 電流制御回路 212 電流制御回路 214 電流制御回路 216 電流制御回路 220 補助制御部 224 電流制御回路 280 転写ユニット 400 論理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA20 EA03 ZA01 ZA09 2H032 CA02 CA13 5C074 AA09 AA11 BB02 BB23 DD01 GG11 HH02 9A001 BB06 HZ23 JZ35
Claims (9)
- 【請求項1】 第1の信号線に接続された主制御部と、 第2の信号線に接続された補助制御部と、 前記主制御部と前記補助制御部に接続された発振回路部
と、 前記主制御部と、前記補助制御部と、前記発振回路部と
に接続された変圧器部とを有して電流を制御する出力回
路であって、 前記主制御部は、 前記第1の信号線を通じて第1の信号が入力される第1
の電流切替回路と、 当該第1の電流切替回路により前記第1の信号に基づい
て選択され、第1の値を出力することができる複数の第
1の電流制御回路とを有し、 前記第1の信号線の本数がm本の場合に前記第1の電流
制御回路は2m個であり、 前記補助制御部は、 第2の信号線が入力される第2の電流切替回路と、 当該第2の電流切替回路により前記第2の信号に基づい
て選択され、第2の値を出力することができる第2の電
流制御回路とを有し、 第1及び第2の信号線の本数がn本で、前記第2の電流
制御回路がs個である場合に、前記第1及び第2の電流
制御回路は(2n−s+S)個で、s=n−mの関係が
成立し、この結果、前記変圧器部は、前記第1及び第2
の値の組み合わせにより2n通りの電流を生成して出力
することができる出力回路。 - 【請求項2】 印刷用紙に所定の画像を印刷するために
転写ユニットに印加される転写電流を制御する転写出力
回路と、 帯電器を制御する前帯電出力回路とを有する高圧電源ユ
ニットであって、 前記転写出力回路は、 第1の信号線に接続された主制御部と、 第2の信号線に接続された補助制御部と、 前記主制御部と前記補助制御部に接続された発振回路部
と、 前記主制御部と、前記補助制御部と、前記発振回路部と
に接続された変圧器部とを有し、 前記主制御部は、 前記第1の信号線を通じて第1の信号が入力される第1
の電流切替回路と、 当該第1の電流切替回路により前記第1の信号に基づい
て選択され、第1の値を出力することができる複数の第
1の電流制御回路とを有し、 前記第1の信号線の本数がm本の場合に前記第1の電流
制御回路は2m個であり、 前記補助制御部は、 第2の信号線が入力される第2の電流切替回路と、 当該第2の電流切替回路により前記第2の信号に基づい
て選択され、第2の値を出力することができる第2の電
流制御回路とを有し、 第1及び第2の信号線の本数がn本で、前記第2の電流
制御回路がs個である場合に、前記第1及び第2の電流
制御回路は(2n−s+S)個で、s=n−mの関係が
成立し、 この結果、前記変圧器部は、前記第1及び第2の値の組
み合わせにより2n通りの転写電流を生成して出力する
ことができ、 前記前帯電出力回路は、前記印刷用紙の搬送速度信号を
受信して前記帯電器に印加される前帯電電圧を生成し、
前記第2の信号は前記搬送速度信号を含む高圧電源ユニ
ット。 - 【請求項3】 感光ドラムと、 当該感光ドラムに形成されたトナー像を印刷用紙に転写
する転写ユニットと、 当該転写ユニットに印加される転写電流を制御する転写
出力回路とを有するプリンタであって、 前記転写出力回路は、 第1の信号線に接続された主制御部と、 第2の信号線に接続された補助制御部と、 前記主制御部と前記補助制御部に接続された発振回路部
と、 前記主制御部と、前記補助制御部と、前記発振回路部と
に接続された変圧器部とを有し、 前記主制御部は、 前記第1の信号線を通じて第1の信号が入力される第1
の電流切替回路と、 当該第1の電流切替回路により前記第1の信号に基づい
て選択され、第1の値を出力することができる複数の第
1の電流制御回路とを有し、 前記第1の信号線の本数がm本の場合に前記第1の電流
制御回路は2m個であり、 前記補助制御部は、 第2の信号線が入力される第2の電流切替回路と、 当該第2の電流切替回路により前記第2の信号に基づい
て選択され、第2の値を出力することができる第2の電
流制御回路とを有し、 この結果、第1及び第2の信号線の本数がn本で、前記
第2の電流制御回路がs個である場合に、前記第1及び
第2の電流制御回路は(2n−s+S)個で、s=n−
mの関係が成立し、 この結果、前記変圧器部は、前記第1及び第2の値の組
み合わせにより2n通りの転写電流を生成して出力する
ことができるプリンタ。 - 【請求項4】 2m種類の第1の構成要素を含む第1の
パラメータと各々2種類の第2の構成要素を含むs種類
の第2のパラメータからなる予め形成された設定テーブ
ルを参照して、前記第1及び第2のパラメータを含む制
御命令に基づいて制御値を読み出す工程と、 当該制御値に対応する前記第1及び第2の構成要素を特
定してそれぞれ第1及び第2の信号として設定する工程
とを有する制御方法であって、 前記第1の信号はm本の第1の信号線を通じて2m個の
第1の制御回路を有する主制御部に供給され、前記第2
の信号はs本の第2の信号線を通じてs個の第2の制御
回路を有する補助制御部に供給され、これにより前記主
制御部及び補助制御部は前記第1及び第2の信号に基づ
いて前記制御値を出力する制御方法。 - 【請求項5】 2m種類の第1の構成要素を含む第1の
パラメータと各々2種類の第2の構成要素を含むs種類
の第2のパラメータからなる予め形成された設定テーブ
ルを格納しているメモリと、 当該メモリに格納されている前記設定テーブル参照し
て、前記第1及び第2のパラメータを含む制御命令に基
づいて制御値を読み出すと共に当該制御値に対応する前
記第1及び第2の構成要素を特定してそれぞれ第1及び
第2の信号として設定する処理装置とを有するメカ制御
回路部であって、 当該メカ制御回路部は主制御部及び補助制御部に接続さ
れ、 前記第1の信号はm本の第1の信号線を通じて2m個の
第1の制御回路を有する前記主制御部に供給され、前記
第2の信号はs本の第2の信号線を通じてs個の第2の
制御回路を有する前記補助制御部に供給され、これによ
り前記主制御部及び補助制御部は前記第1及び第2の信
号に基づいて前記制御値を出力するメカ制御回路部。 - 【請求項6】 前記処理装置は、環境を検知するセンサ
に接続されて当該センサの出力は前記第2のパラメータ
を構成する請求項5記載のメカ制御回路部。 - 【請求項7】 第1の信号線に接続された主制御部と、 第2の信号線に接続された補助制御部とを有する制御装
置であって、 前記主制御部は、 前記第1の信号線を通じて第1の信号が入力される第1
の切替回路と、 当該第1の切替回路により前記第1の信号に基づいて選
択され、第1の値を出力することができる複数の第1の
制御回路とを有し、 前記第1の信号線の本数がm本の場合に前記第1の制御
回路は2m個であり、 前記補助制御部は、 第2の信号線が入力される第2の切替回路と、 当該第2の切替回路により前記第2の信号に基づいて選
択され、第2の値を出力することができる第2の制御回
路とを有し、 第1及び第2の信号線の本数がn本で、前記第2の制御
回路がs個である場合に、前記第1及び第2の制御回路
は(2n−s+S)個で、s=n−mの関係が成立し、
この結果、制御装置は、前記第1及び第2の値の組み合
わせを2n通り生成して出力することができる制御装
置。 - 【請求項8】 前記主制御部と前記補助制御部の出力は
ワイヤードORされている請求項7記載の制御装置。 - 【請求項9】 第1の信号線に接続された主制御部と、 第2の信号線に接続された補助制御部と、 前記主制御部と前記補助制御部に接続されて、前記主制
御部と前記補助制御部の出力に対して所定の論理演算を
行う論理部を有する制御装置であって、 前記主制御部は、 前記第1の信号線を通じて第1の信号が入力される第1
の切替回路と、 当該第1の切替回路により前記第1の信号に基づいて選
択され、第1の値を出力することができる複数の第1の
制御回路とを有し、 前記第1の信号線の本数がm本の場合に前記第1の制御
回路は2m個であり、 前記補助制御部は、 第2の信号線が入力される第2の切替回路と、 当該第2の切替回路により前記第2の信号に基づいて選
択され、第2の値を出力することができる第2の制御回
路とを有し、 第1及び第2の信号線の本数がn本で、前記第2の制御
回路がs個である場合に、前記第1及び第2の制御回路
は(2n−s+S)個で、s=n−mの関係が成立し、
この結果、論理部は、前記第1及び第2の値の組み合わ
せを2n通り生成して出力することができる制御装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10347419A JP2000172094A (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | 転写電流の制御方法と制御回路及びかかる制御回路を備えたプリンタ |
DE19958020A DE19958020B4 (de) | 1998-12-07 | 1999-12-02 | Hochspannungs-Leistungsversorgungseinheit und Drucker |
US09/453,802 US6192204B1 (en) | 1998-12-07 | 1999-12-03 | Control method and circuit for transfer current, and printer having the control circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10347419A JP2000172094A (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | 転写電流の制御方法と制御回路及びかかる制御回路を備えたプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000172094A true JP2000172094A (ja) | 2000-06-23 |
Family
ID=18390107
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10347419A Pending JP2000172094A (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | 転写電流の制御方法と制御回路及びかかる制御回路を備えたプリンタ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6192204B1 (ja) |
JP (1) | JP2000172094A (ja) |
DE (1) | DE19958020B4 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013230040A (ja) * | 2012-04-26 | 2013-11-07 | Oki Data Corp | 高圧電源装置及び画像形成装置 |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6663304B2 (en) | 2002-01-30 | 2003-12-16 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Simultaneously printing information on two sides of print media |
KR100548225B1 (ko) * | 2003-12-24 | 2006-02-02 | 삼성전자주식회사 | 피딩 시간간격 조절 기능을 갖는 화상형성장치 및 그 방법 |
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