JP2002049184A - 両面印字装置 - Google Patents

両面印字装置

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JP2002049184A
JP2002049184A JP2000234889A JP2000234889A JP2002049184A JP 2002049184 A JP2002049184 A JP 2002049184A JP 2000234889 A JP2000234889 A JP 2000234889A JP 2000234889 A JP2000234889 A JP 2000234889A JP 2002049184 A JP2002049184 A JP 2002049184A
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JP2000234889A
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Masaru Sato
優 佐藤
Masato Sakurai
政人 桜井
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
Casio Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は両面印刷装置に関し、特に両面印刷
装置において表面印字時と裏面印字時とで異なる転写電
圧の設定を行い、両面印字の際には上記設定が自動的に
選択制御され、いずれの面においても最適な転写電圧の
印加を行う両面印刷装置を提供するものである。 【構成】 両面印刷装置は給紙カセットから搬出された
用紙を待機ロール12を介してマゼンダ(M)、シアン
(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の画像形成ユ
ニット4〜7に送り順次トナーの転写を行い、定着ユニ
ット16によって定着処理を行う。このようにして、例
えば表面に印字が行われた用紙を両面印刷搬送ユニット
2を介して搬送し、上記画像形成ユニット4〜7によっ
て裏面に印刷を行う。この時、不図示のEEPROMか
ら各転写器11dに対して転写電圧を印加し、それぞれ
最適な電圧を印加して裏面印刷を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像形成装置に係
り、詳しくは両面印字機能を有する両面印字装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】今日、パーソナルコンピュータ等のホス
ト機器に接続されたプリンタ装置(印字装置)が広く使
用され、特にカラープリンタ装置の普及が著しい。この
ような現状において、カラー印刷の方式も各種方式が採
用されている。例えば、一つの感光体ドラムの周面近傍
に複数の現像器を配設し、順次ドラム面にトナー像を形
成する方式がある。また、ドラム状の中間転写媒体を使
用する方式もあり、更には複数の画像形成ユニットを所
定方向に配設し、用紙に直接トナー像を形成する方式
(いわゆるタンデム方式)もある。
【0003】この中で、特に印刷速度に優れ、形状の面
でも問題が少ないタンデム方式のカラープリンタが有望
である。そして、この方式のプリンタ装置では、例えば
マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラ
ック(K)の画像形成ユニットを使用し、各画像形成ユ
ニットから順次転写材にトナーを転写する。この際、転
写器に対して順次電圧値を高くする制御を行っている。
この理由は、転写材が後段に行くほど転写電流が流れ難
くなるからである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の印字
装置の中には両面印刷機能をもつ装置がある。かかる両
面印字装置は、転写材の一面に印字を行った後、熱定着
処理を行い、再度当該転写材の他面に印字を行う場合が
多い。このため、一旦転写材が熱定着器を通過すると、
転写材の含有水分が失われ、定着処理前に比べて抵抗値
が高くなる。このため、転写電流が流れ難くなり、転写
電流が少ないことによる画像カスレが発生する。
【0005】一方、印字装置の中には、転写材が搬送ベ
ルト上を搬送される際、転写材をベルト上で安定搬送す
るため転写材を挟んでベルトと対向して導電性素材で構
成される吸着ローラを配設し、電圧を印加して静電的に
転写材をベルトに吸着させる吸着ローラを設ける場合が
ある。
【0006】この場合にも両面印字機能を有する両面印
字装置では以下の問題が発生する。すなわち、片面印字
のみの場合には、給紙される転写材は新品用紙と想定さ
れ、ある程度以上の吸着電圧を与えることで、印字対象
となる転写材すべてについて環境を含め問題のない吸着
性能を得ることができる。
【0007】しかし、両面印字を行う場合には、前述の
ように定着処理後再給送されることになり、転写材には
シワやカール等の変形が生じ、また転写材が高抵抗化す
る。かかる場合、転写材のゆがみや腰の強さのため、転
写材の密着性が悪くなり、転写材を確実に吸着すること
ができない。また、転写材が帯電し易くなり、低湿時等
において、転写部での異常放電によるトナー飛び等の画
像障害が生じる。
【0008】本発明の課題は、両面印字装置において表
面印字時と裏面印字時とで異なる転写電圧印加設定を行
い、両面印字の際には当該設定電圧を印加して、いずれ
の面においても最適な転写電圧の印加を行う両面印字装
置を提供する。また、両面印字の際、表面印字時と裏面
印字時とで吸着バイアス印加電圧を変え、転写材を安定
して搬送する両面印字装置を提供する。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は上
記課題を解決するため、像担持体と、該像担持体上にト
ナー像を形成するトナー像形成手段と、転写材を前記像
担持体に接触させるべく外周面に前記転写材を吸着して
循環移動する転写搬送ベルトと、該転写搬送ベルトの内
側に前記像担持体と対応させて転写部を構成すべく配設
されており、転写電圧の印加に基づいて前記像担持体に
接触中の転写材にトナー像を転写する転写手段と、該転
写手段によりトナー像が転写された転写材を前記転写搬
送ベルトから受け継いで搬送しつつ加熱することにより
前記トナー像を転写材に定着する定着手段と、該定着手
段により前記転写材の一面にトナー像の定着された転写
材を両面印字用搬送手段を介して前記転写搬送ベルトに
受け渡して再度前記転写材の他面に印字処理を行うべく
前記像担持体及び前記各手段を制御する両面印字制御手
段とを備える両面印字装置において、前記転写手段の転
写電圧印加設定値を前記転写材の一面にトナー像を転写
する際と他面にトナー像を転写する際とで異なる制御を
行う転写電圧切り替え制御手段を備えた両面印字装置を
提供することによって達成できる。
【0010】また、請求項5記載の発明は上記課題を解
決するため、像担持体と、該像担持体上にトナー像を形
成するトナー像形成手段と、転写材を前記像担持体に接
触させるべく外周面に前記転写材を吸着して循環移動す
る転写搬送ベルトと、該転写搬送ベルトとで前記転写材
を挟持搬送すべく該転写搬送ベルトを押圧し該転写搬送
ベルトの転写材の吸着を補助する吸着ローラと、該吸着
ローラに転写吸着作用を付与する電圧を印加する吸着バ
イアス印加手段と、前記転写搬送ベルトの内側に前記像
担持体と対応させて転写部を構成すべく配設されてお
り、転写電圧の印加に基づいて前記像担持体に接触中の
転写材にトナー像を転写する転写手段と、該転写手段に
よりトナー像が転写された転写材を前記転写搬送ベルト
から受け継いで搬送しつつ加熱することにより前記トナ
ー像を転写材に定着する定着手段と、該定着手段により
前記転写材の一面にトナー像の定着された転写材を前記
転写搬送ベルトの上流側に搬送可能な両面印字用搬送手
段と、前記一面にトナー像の定着された転写材を前記両
面印字用搬送手段を介して前記転写搬送ベルトに受け渡
して再度前記転写材の他面に印字処理を行うべく前記像
担持体及び前記各手段を制御する両面印字制御手段とを
備える両面印字装置において、前記吸着バイアス印加手
段に印加する電圧を、前記転写材の一面にトナー像を転
写する際と他面にトナー像を転写する際とで異なる制御
を行う吸着バイアス電圧切り替え制御手段を備えた両面
印字装置を提供することによって達成できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施形態の画
像形成装置であり、所謂タンデム方式のカラープリンタ
の例である。また、本例の画像形成装置は両面印刷用の
プリンタ装置(両面印字装置)である。同図において、
プリンタ装置は不図示のケーブルによってパーソナルコ
ンピュータ等のホスト機器に接続されている。
【0012】プリンタ装置は装置本体上部Aと装置本体
下部Bによって構成され、装置本体上部Aには不図示の
オペレーションパネルが配設され、またその上面には印
字用紙の排紙部も形成されている。プリンタ装置の内部
構成は画像形成部1、両面印刷用搬送ユニット2、及び
給紙部3で構成されている。ここで、画像形成部1は4
個の画像形成ユニット4から7を並設した構成であり、
同図の紙面右側から左側に向かってマゼンダ(M)、シ
アン(C)、イエロー(Y)、ブラック(K)の順に配
設されている。また、この中のマゼンダ(M)、シアン
(C)、イエロー(Y)の画像形成ユニット4〜6は減
法混色によりカラー印刷を行う構成であり、ブラック
(K)の画像形成ユニット7はモノクロ印刷に使用す
る。
【0013】ここで、上記各画像形成ユニット4〜7は
それぞれドラムセットC1とトナーセットC2で構成さ
れ、現像容器に収納された現像剤(の色)を除き同じ構
成である。したがって、イエロー(Y)用の画像形成ユ
ニット6を例にして構成を説明する。ドラムセットC1
には感光体ドラム10、帯電器11a 、クリーナ11e
等が収納され、またドラムセットC1の上方には印字ヘ
ッド11b が配置されている。トナーセットC2には現
像ロール11c やトナーが収納されている。
【0014】感光体ドラム10は、その周面が例えば有
機光導電性材料で構成され、感光体ドラム10の周面近
傍には、帯電器11a 、印字ヘッド11b 、現像ロール
11c 、転写器11d 、クリーナ11e が順次配設され
ている。感光体ドラム10は矢印方向に回動し、先ず帯
電器11a からの電荷付与により、感光体ドラム10の
周面を一様に帯電する。そして、印字ヘッド11b から
の印字情報に基づく光書き込みにより、感光体ドラム1
0の周面に静電潜像を形成し、現像ロール11cによる
現像処理によりトナー像を形成する。この時、感光体ド
ラム10の周面に形成されるトナー像は、トナーセット
C2に収納したイエロー(Y)色のトナーによる。この
ようにして感光体ドラム10の周面に形成されるトナー
像は、感光体ドラム10の矢印方向の回動に伴って転写
器11d の位置に達し、感光体ドラム10の直下を矢印
方向に移動する用紙に転写される。尚、上記転写器には
後述する転写電圧が印加される。
【0015】また、上記各画像形成ユニット4〜6を構
成するドラムセットC1、及びトナーセットC2は、そ
れぞれ装置本体に対し着脱自在に構成される。一方、用
紙の搬送は、前述の給紙部3を構成する給紙カセット
8、待機ロール12、搬送ベルト13、駆動ロール14
等で構成され、給紙コロ15の回動によって給紙カセッ
ト8から搬出された用紙は、待機ロール12まで送ら
れ、更にトナー像に一致するタイミングで搬送ベルト1
3上に送られ、各転写器11d に達する。そして、各転
写器11d においてトナー像が転写され、トナー像が転
写された用紙は搬送ベルト13の移動に従って、搬送ベ
ルト13上を矢印方向に移動し、定着ユニット16にお
いて熱定着処理が施される。
【0016】また、用紙の上面には、上記イエロー
(Y)のトナー像のみならず、マゼンダ(M)、及びシ
アン(C)のトナー像も転写され、前述の減法混色に従
った色の印刷が行われる。尚、上述の用紙は給紙カセッ
ト8から搬出される用紙のみならず、MPF トレー9から
供給される用紙も含まれ、この場合には用紙は給紙コロ
9a によって搬入され、前述の経路によって印刷処理が
行われる。
【0017】また、上記定着ユニット16は熱ロール1
6a 、16b 、及びクリーニングロール16c で構成さ
れ、用紙が上述の熱ロール16a と16b 間を挟持搬送
される間、用紙に転写された例えば複数色のトナー像は
溶融して用紙に熱定着する。また、クリーニングロール
16c は熱ロール16a 周面に離型性オイルを塗布する
と共に熱ロール16a に残るトナーを除去する機能を有
する。尚、定着ユニット16によってトナー像が定着さ
れた用紙は切換板21を介して上方、又は紙面左方向に
搬送される。
【0018】一方、両面印刷用搬送ユニット2は装置本
体に対して着脱自在に構成され、本例のプリンタ装置に
よって両面印刷を行う際装着するユニットであり、内部
に複数の搬送ロール20a から20e が配設されてい
る。両面印刷の場合には、上記切換板21によって一旦
上方に用紙が送られ、例えば用紙の後端が搬送ロール2
2に達した時、用紙の搬送を停止し、更に用紙を逆方向
に搬送する。この制御によって、用紙は点線で示す位置
に設定された切換部21の左側を下方に搬送され、両面
印刷用搬送ユニット2の用紙搬送路に搬入され、搬送ロ
ール20a から20e によって用紙が送られ、待機ロー
ル12に達し、前述と同様トナー像と一致するタイミン
グで転写部に送られ、トナー像が用紙の裏面に転写され
る。
【0019】ここで、本例のプリンタ装置には更に、上
記待機ロール12の下流側に吸着ローラ40が設けられ
ている。また、この吸着ローラ40には吸着バイアス電
圧が印加される。また、不図示の位置には温度及び湿度
を検出するセンサが設けられている。
【0020】図2は上記構成のプリンタ装置において、
回路ブロック図を示す。当該回路ブロックは、インター
フェース31、プリントコントローラ32、プリンタ印
字部33、CPU34,ROM35、操作パネル36、
EEPROM37で構成されている。インターフェース
31はホスト機器から供給される印刷データをビットマ
ップデータに変換し、フレームメモリ38に展開する。
フレームメモリ38はマゼンダ(M)、シアン(C)、
イエロー(Y)、ブラック(K)毎に記憶エリア(38
M、38C、38Y、38K)が設定され、対応するエ
リアに各色のデータが展開される。
【0021】フレームメモリ38に展開されたデータは
プリントコントローラ32に出力され、CPU34の制
御に従ってプリンタ印字部33に出力される。この時、
マゼンダ(M)、シアン(C)、イエロー(Y)、ブラ
ック(K)の色毎に対応する印字ヘッド11bに供給さ
れる。
【0022】尚、ROM25には本例のシステムプログ
ラムが記憶され、CPU24はこのシステムプログラム
に従って処理を行う。また、EEPROM37には転写
電圧印加設定値が記憶されている。図3はEEPROM
37に記憶される転写電圧印加設定値のデータである。
同図において、第1ポジションは画像形成ユニット4
(マゼンダ(M))の転写電圧であり、片面印字時10
00V、両面(裏面)印字時1200Vである。また、
第2ポジションは画像形成ユニット5(シアン(C))
の転写電圧であり、片面印字時1200V、両面(裏
面)印字時1400Vである。さらに、第3ポジション
は画像形成ユニット6(イエロー(Y))の転写電圧で
あり、片面印字時1300V、両面(裏面)印字時16
00Vであり、第4ポジションは画像形成ユニット6
(ブラック(K))の転写電圧であり、片面印字時14
00V、両面(裏面)印字時1700Vである。
【0023】上記データはEEPROM37に書き込ま
れ、先ず最初に給紙カセット3から搬出された用紙の転
写処理の際には上記片面印字時の電圧が読み出され、C
PU34、プリントコントローラ32を介してプリンタ
印字部33に送られる。すなわち、第1ポジションのマ
ゼンダ(M)を転写する転写器11d には1000Vが
印加され、第2ポジションのシアン(C)を転写する転
写器11d には1200Vが印加され、第3ポジション
のイエロー(Y)を転写する転写器11d には1300
Vが印加され、第4ポジションのブラック(K)を転写
する転写器11d には1400Vが印加される。
【0024】上記転写電圧が印加された転写部では用紙
の片面に充分な転写電流を流して印字品質の優れた印刷
を行う。一方、同じ用紙の裏面を印刷する時には、EE
PROM37から以下の電圧データを出力する。すなわ
ち、マゼンダ(M)を転写する転写器11d には120
0Vを印加し、シアン(C)を転写する転写器11dに
は1400Vを印加し、イエロー(Y)を転写する転写
器11d には1600Vを印加し、ブラック(K)を転
写する転写器11d には1700Vを印加する。
【0025】以上のように、表面の転写と裏面の転写に
おいて、供給電圧を変え供給することによって、用紙の
抵抗値変化を補償して、両面とも良好な転写画像を得る
ことができる。従って、上記処理により用紙に印字され
ている画像は印字品質の優れたものとなる。 <第2の実施形態>次に、本発明の第2の実施形態につ
いて説明する。尚、本例においても、図1に示すプリン
タ装置を使用し、また図2に示す回路ブロック図を使用
する。
【0026】図4は用紙の種類によって、定着処理の前
後で抵抗値が変化することを説明する図である。同図に
おいて、環境N/Nは温度/湿度ともノーマルであるこ
とを示し、表面印字率0%は白印字であることを示す。
また、同図の黒丸は表面抵抗を示し、黒三角は体積抵抗
を示す。このような構成において、実線で示す64gの
重さの用紙と、点線で示す156gの重さの用紙(例え
ば厚紙)を定着処理の前後で比較した。
【0027】この結果、同図に示すように定着処理の前
後で異なり、用紙の種類によってもその変化率が異な
る。このため、上記図4の変化に合わせた転写電圧の設
定を行う。すなわち、用紙の種類に合わせて用紙の表面
印字の電圧設定、及び用紙の裏面の電圧設定を行い、E
EPROM29に記録する。そして、対応する用紙を印
刷する際、EEPROM29から上記データを読み出
し、転写部に印加する。
【0028】このように構成することにより、各種用紙
に対しても良好な両面印字を行うことができる。 <第3の実施形態>次に、本発明の第3の実施形態につ
いて説明する。尚、本例においても、図1に示すプリン
タ装置を使用し、また図2に示す回路ブロック図を使用
する。
【0029】図5は用紙の印刷環境によって、定着処理
の前後で用紙の抵抗値が変化することを説明する図であ
る。同図においても、環境N/Nは温度/湿度ともノー
マルであることを示し、環境L/Lは温度/湿度とも低
い状態を示し、表面印字率0%は白印字であることを示
し、用紙の重さ64gは通常紙であることを示す。ま
た、同図の黒丸は表面抵抗を示し、黒三角は体積抵抗を
示す。
【0030】このような構成において、実線で示す環境
N/Nの状態における印刷前後の用紙の抵抗値変化と、
点線で示す環境L/Lの状態における印刷前後の用紙の
抵抗値変化とを比較する。この結果、同図に示すように
定着処理の前後で抵抗値が異なり、温度及び湿度の環境
の違いによってもその変化率が異なる。したがって、本
例は上記図5に示す変化に合わせた転写電圧の設定を行
う。すなわち、上記環境に合わせて転写の際の表面印字
の電圧設定、及び裏面の電圧設定を行い、EEPROM
29に記録する。そして、対応する環境において、EE
PROM29から上記データを読み出し、転写部に印加
する。尚、上記温度及び湿度は不図示のセンサによって
検出する。
【0031】このように構成することにより、環境に応
じた最適な転写電圧の設定を行い、どのような環境にお
いても良好な両面印字を行うことができる両面印刷装置
とすることができる。 <第4の実施形態>次に、本発明の第4の実施形態につ
いて説明する。尚、本例においても、図1に示すプリン
タ装置を使用し、また図2に示す回路ブロック図を使用
する。
【0032】図6は用紙の印字率によって、定着処理の
前後で用紙の抵抗値が変化することを説明する図であ
る。同図においても、環境N/Nは温度/湿度ともノー
マルであることを示し、表面印字率0%は白印字である
ことを示し、表面印字率100%はベタ黒印字であるこ
とを示し、用紙の重さ64gは通常紙であることを示
す。また、同図の黒丸は表面抵抗を示し、黒三角は体積
抵抗を示す。
【0033】このような構成において、実線で示す表面
印字率0%の状態における印刷前後の用紙の抵抗値変化
と、点線で示す表面印字率100%の状態における印刷
前後の用紙の抵抗値変化とを比較する。この結果、同図
に示すように定着処理の前後で抵抗値が異なり、印字率
の違いによっても用紙の抵抗値が変化する。したがっ
て、本例は図6に示す変化に合わせた転写電圧の設定を
行う。すなわち、上記印字率に合わせて転写の際の表面
印字の電圧設定、及び裏面の電圧設定を行い、EEPR
OM29に記録する。そして、印字率に対応してEEP
ROM29からデータを読み出し、転写部に印加する。
尚、印字率は予めフレームメモリ38にデータを書き込
む際記録する。
【0034】このように構成することにより、印字率に
応じた最適な転写電圧の設定を行い、良好な両面印字を
行うことができる。 <第5の実施形態>次に、本発明の第5の実施形態につ
いて説明する。尚、本例においても、図1に示すプリン
タ装置を使用し、また図2に示す回路ブロック図を使用
する。また、本例以降第8実施形態まで吸着ロール40
へのバイアス電圧の印加に関する。
【0035】図7はEEPROM37に記憶される吸着
バイアス電圧のデータである。同図において、使用する
用紙は60g〜80gの普通紙であり、環境は温度10
°C、湿度20%である。この状態において、表面印字
時1500Vを印加する。また、裏面印字時1000V
を印加する。この電圧に設定する理由は、上記電圧の設
定によって定着処理前後の用紙の抵抗率変化に基づく用
紙の吸着性を確保するために最適な吸着バイアス電圧で
あるからである。但し、上記表面印字時及び裏面印字時
の電圧は、後述する各種条件によって各種設定できる。
【0036】したがって、本例では上記データがEEP
ROM37に書き込まれ、先ず最初に吸着ロール40に
1500Vのバイアス電圧が印加され、用紙は確実に給
送される。その後、表面に印字された画像が熱定着され
た後裏面印字に移ると、吸着ロール40に1000Vの
バイアス電圧が印加される。このように吸着バイアス電
圧の設定を表面給紙時と裏面給紙時とで変えることによ
って、裏面印字時の用紙過剰帯電による転写時放電障害
を防ぎ、用紙の給送を確実に行うことができる。 <第6の実施形態>次に、本発明の第6の実施形態につ
いて説明する。
【0037】本例は前述の図4に示すように、定着処理
の前後で用紙の種類によって用紙の抵抗率が変化する。
このため、上記図4の変化に合わせた吸着バイアス電圧
を設定するものである。すなわち、用紙の種類に合わせ
て用紙の表面印字の電圧設定、及び用紙の裏面の電圧設
定を行い、EEPROM29に記録する。そして、対応
する用紙を印刷する際、EEPROM29から上記デー
タを読み出し、吸着ロール40に印加する。
【0038】このように構成することにより、用紙の特
性に合わせて用紙の吸着を確実に行うと共に、放電障害
を防止することができる。 <第7の実施形態>次に、本発明の第7の実施形態につ
いて説明する。尚、本例においても、図1に示すプリン
タ装置を使用し、また図2に示す回路ブロック図を使用
する。
【0039】前述の図5で説明したように用紙の抵抗値
は、印刷環境によって変化する。このため、上記図5の
変化に合わせた吸着バイアス電圧を設定するものであ
る。すなわち、温度や湿度に合わせて電圧設定を行い、
EEPROM29に記録する。そして、対応する用紙を
印刷する際、EEPROM29から上記データを読み出
し、吸着ロール40に印加する。
【0040】このように構成することにより、環境条件
に合わせて裏面吸着力を調整し、例えば低湿時、放電障
害を防止を行うことができる。 <第8の実施形態>次に、本発明の第8の実施形態につ
いて説明する。尚、本例においても、図1に示すプリン
タ装置を使用し、また図2に示す回路ブロック図を使用
する。
【0041】前述の図6で説明したように、用紙の印字
率によって定着処理の前後で用紙の抵抗値が変化する。
このため、本例は用紙の印字率によって電圧設定を行
い、EEPROM29に記録する。そして、対応する用
紙を印刷する際、EEPROM29から上記データを読
み出し、吸着ロール40に印加する。
【0042】このように構成することにより、印字率の
異なる場合にも当該条件に合わせて裏面吸着力を調整
し、用紙の吸着を確実に行うと共に、印字品質を向上す
ることができる。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
両面印刷においても正確な転写処理を行い、印字品質の
優れたプリント画像を得ることができる。また、吸着バ
イアスを適正に制御し、転写材の給紙を確実に行うと共
に、転写処理等に悪影響を与えることのない両面印刷装
置とするものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の画像形成装置であり、所謂タンデ
ム方式のカラープリンタの例である。
【図2】プリンタ装置において、回路ブロック図を示
す。
【図3】EEPROMに記憶される転写電圧印加設定値
のデータを説明する図である。
【図4】用紙の種類によって、定着処理の前後で抵抗値
が変化することを説明する図である。
【図5】用紙の印刷環境によって、定着処理の前後で用
紙の抵抗値が変化することを説明する図である。
【図6】用紙の印字率によって、定着処理の前後で用紙
の抵抗値が変化することを説明する図である。
【図7】EEPROMに記憶される吸着バイアス電圧の
データを説明する図である。
【符号の説明】
1 画像形成部 2 両面印刷用搬送ユニット 3 給紙部 4〜7 画像形成ユニット 8 給紙カセット 10 感光体ドラム 11a 帯電器 11b 印字ヘッド 11c 現像ロール 11d 転写器 11e クリーナ 12 待機ロール 13 搬送ベルト 14 駆動ロール 15 給紙コロ 16 定着ユニット 16a、16b 熱ロール 16c クリーニングロール 20a〜20e 搬送ロール 21 切換板 22 搬送ロール 31 インターフェース 32 プリントコントローラ 33 プリンタ印字部 34 CPU 35 ROM 36 操作パネル 37 EEPROM 38 フレームメモリ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜井 政人 東京都東大和市桜が丘2丁目229 番地 カシオ計算機株式会社東京事業所内 Fターム(参考) 2H027 DA11 DA14 DB01 DC02 DC04 DC05 DE01 DE07 EA03 EC06 EC09 ED24 FA13 FB11 JC03 2H028 BA06 BA09 BB02 BB04 2H030 AB02 AD05 BB44 BB46 BB54 BB71 2H032 AA05 AA15 BA13 BA17 BA18 BA21 BA26 CA02 CA12 CA14

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、該像担持体上にトナー像を
    形成するトナー像形成手段と、転写材を前記像担持体に
    接触させるべく外周面に前記転写材を吸着して循環移動
    する転写搬送ベルトと、該転写搬送ベルトの内側に前記
    像担持体と対応させて転写部を構成すべく配設されてお
    り、転写電圧の印加に基づいて前記像担持体に接触中の
    転写材にトナー像を転写する転写手段と、該転写手段に
    よりトナー像が転写された転写材を前記転写搬送ベルト
    から受け継いで搬送しつつ加熱することにより前記トナ
    ー像を転写材に定着する定着手段と、該定着手段により
    前記転写材の一面にトナー像の定着された転写材を両面
    印字用搬送手段を介して前記転写搬送ベルトに受け渡し
    て再度前記転写材の他面に印字処理を行うべく前記像担
    持体及び前記各手段を制御する両面印字制御手段とを備
    える両面印字装置において、 前記転写手段の転写電圧印加設定値を前記転写材の一面
    にトナー像を転写する際と他面にトナー像を転写する際
    とで異なる制御を行う転写電圧切り替え制御手段を備え
    たことを特徴とする両面印字装置。
  2. 【請求項2】 前記転写電圧切り替え制御手段は、更に
    転写材の種類に応じて所定の転写電圧設定値を選択可能
    に構成されている請求項1記載の両面印字装置。
  3. 【請求項3】 両面印字装置の使用環境を検出するセン
    サを備え、前記転写電圧切り替え制御手段は、更に前記
    センサの検知情報に基づいて所定の転写電圧設定値を選
    択可能に構成されている請求項1記載の両面印字装置。
  4. 【請求項4】 前記転写材の一面にトナー像を転写する
    際の元になる印字データの印字率を解析する解析手段を
    更に備え、前記転写電圧切り替え手段は、前記解析手段
    による印字率の解析結果に応じて前記転写材の他面にト
    ナー像を転写する際に所定の転写電圧設定値を選択可能
    に構成されている請求項1記載の両面印字装置。
  5. 【請求項5】 像担持体と、該像担持体上にトナー像を
    形成するトナー像形成手段と、転写材を前記像担持体に
    接触させるべく外周面に前記転写材を吸着して循環移動
    する転写搬送ベルトと、該転写搬送ベルトとで前記転写
    材を挟持搬送すべく該転写搬送ベルトを押圧し該転写搬
    送ベルトの転写材の吸着を補助する吸着ローラと、該吸
    着ローラに転写吸着作用を付与する電圧を印加する吸着
    バイアス印加手段と、前記転写搬送ベルトの内側に前記
    像担持体と対応させて転写部を構成すべく配設されてお
    り、転写電圧の印加に基づいて前記像担持体に接触中の
    転写材にトナー像を転写する転写手段と、該転写手段に
    よりトナー像が転写された転写材を前記転写搬送ベルト
    から受け継いで搬送しつつ加熱することにより前記トナ
    ー像を転写材に定着する定着手段と、該定着手段により
    前記転写材の一面にトナー像の定着された転写材を前記
    転写搬送ベルトの上流側に搬送可能な両面印字用搬送手
    段と、前記一面にトナー像の定着された転写材を前記両
    面印字用搬送手段を介して前記転写搬送ベルトに受け渡
    して再度前記転写材の他面に印字処理を行うべく前記像
    担持体及び前記各手段を制御する両面印字制御手段とを
    備える両面印字装置において、 前記吸着バイアス印加手段に印加する電圧を、前記転写
    材の一面にトナー像を転写する際と他面にトナー像を転
    写する際とで異なる制御を行う吸着バイアス電圧切り替
    え制御手段を備えたことを特徴とする両面印字装置。
  6. 【請求項6】 前記吸着バイアス電圧切り替え制御手段
    は、更に転写材の種類に応じて所定の吸着バイアス電圧
    値を選択可能に構成されている請求項5記載の両面印字
    装置。
  7. 【請求項7】 両面印字装置の使用環境を検出するセン
    サを備え、前記吸着バイアス電圧切り替え制御手段は、
    更に前記センサの検知情報に基づいて所定の吸着バイア
    ス電圧値を選択可能に構成されている請求項5記載の両
    面印字装置。
  8. 【請求項8】 前記転写材の一面にトナー像を転写する
    際の元になる印字データの印字率を解析する解析手段を
    更に備え、前記吸着バイアス電圧切り替え制御手段は、
    前記解析手段による印字率の解析結果に応じて前記転写
    材の他面にトナー像を転写する際に所定の吸着バイアス
    電圧設定値を選択可能に構成されている請求項5記載の
    両面印字装置。
  9. 【請求項9】 タンデム型のカラープリンタである請求
    項1、又は5記載の両面印字装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008191595A (ja) * 2007-02-07 2008-08-21 Canon Inc 画像形成装置
US7796919B2 (en) 2003-05-19 2010-09-14 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus capable of preventing worsening of image quality caused by excessively charged developer
JP2013029798A (ja) * 2011-06-22 2013-02-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2019082582A (ja) * 2017-10-31 2019-05-30 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置及びプログラム

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