JP4084545B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式を使用して印刷媒体に画像を形成する画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、両面印刷を行う画像形成装置においては、画像形成部上に形成されたトナー画像を記録媒体上の一方の面に転写、定着し、これを一旦媒体反転機構を介して記録媒体を反転させて搬送し、再び画像形成部上に形成されたトナー画像を記録媒体の他方の面に転写、定着する方法がとられている。
図13は従来の画像形成装置の両面印刷機構図であり、図14(a)、(b)は従来の印刷順序説明図である。
図14(a)は記録媒体に1頁目の印刷データを1枚目の表面に、2頁目の印刷データを1枚目の裏面、3頁目の印刷データを2枚目の表面、・・・と上位装置から受信した印刷データを順次展開して印刷する場合を示したものである。
【0003】
図13、図14(a)を用いて従来の画像形成装置の両面印刷方法を説明する。従来では、記録媒体90の表面が各画像形成部10(10Y、10M、10C、10K)で印刷され定着器50aで定着された後、媒体搬送機構110で一旦記録媒体を反転させ、別の記録媒体搬送ルートを経由して再び各画像形成部10(10Y、10M、10C、10K)で記録媒体90の裏面に印刷を行い定着器50aで定着を行った後、記録媒体排出スタッカ150aに排出される。従って、両面印刷を行う場合には、表面(1頁目)の印刷と裏面(2頁目)の印刷との間に記録媒体90を搬送する為の時間が必要となる。
【0004】
又、印刷時間を短縮するために印刷する順番を入れ替えて連続して記録媒体90を搬送して印刷する方法が考えられている。図14(b)は上位装置から受信した受信データの順番を入れ替えて印刷する方法を示している。
図13、図14(b)を用いて他の従来の両面印刷方法について説明する。
最初に1枚目の記録媒体90の表面に1頁目の画像を転写、定着し、1枚目の記録媒体90の後端が画像記録部10Yを通過すると、2枚目の記録媒体90を搬送して2枚目の記録媒体90の表面に3頁目の画像を転写、定着し、2枚目の記録媒体90の後端が画像形成部10Yを通過すると、3枚目の記録媒体を搬送して3枚目の記録媒体の表面に5頁目の画像を転写、定着するようにしている。
【0005】
そして、2枚目の記録媒体90の表面を印刷しているときに1枚目の記録媒体90は媒体反転機構110により反転され、3枚目の記録媒体90の表面を印刷している時には1枚目の記録媒体は別の搬送ルートを経由して、再び画像形成部10Yに搬送されるようにしている。そして、1枚目の裏面に2頁目の画像を、2枚目の裏面に4頁目の画像を、3枚目の裏面に6頁目の画像を順次、転写、定着することにより、記録媒体90を連続して搬送して印刷し、両面印刷の時間を短縮する方法がとられていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の両面印刷の方法では、3頁目の印刷を行うときには上位装置から送信された2頁目の画像データを展開し保持しておかなければならない。図14(b)は上位装置からの画像データを受信し、展開し、印刷する場合について詳細に説明する。図14(b)からもわかるように、3頁目を印刷するときには2頁目の展開データを、更に、5頁目を印刷するときには4頁目の展開データを保持する必要があった。即ち、少なくとも2頁以上の画像を格納するメモリを用意しておかなければならなかった。カラー両面印刷を行なおうとした場合には特に、2頁*4色、即ち、8頁以上の画像を格納するメモリを用意しなければならなかった。
本発明は、従来の両面印刷の問題を解決して、少ないメモリ容量でかつ、印刷速度を短縮することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明は、帯電部材により帯電された像担持体表面に上位装置から受信したデータに基づいて静電潜像を形成し、静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する複数の画像形成部と、記録媒体を吸着して搬送するとともに、トナー画像を保持する転写ベルトと、転写ベルトに吸着して搬送された記録媒体に前記画像形成部で形成されたトナー画像を転写するとともに、ベルト上に画像形成部で形成されたトナー画像を転写する第1転写部材と、転写ベルト上に転写されて保持されているトナー画像を記録媒体に転写する第2転写部材と、記録媒体上に転写されたトナー画像を定着する定着部と、普通紙を積載する第1の給紙部と、特殊紙を積載する第2の給紙部と、上位装置から媒体の種類に関する印刷設定情報を入力して解析する印刷制御部とを有する。
そして、画像形成部は転写ベルトに併設され、第1転写部材は複数の画像形成部の各々に対向して設けられ、印刷制御部は、上位装置から受信した印刷設定情報に基づいて第1印刷モードでの印刷か第2印刷モードでの印刷かを判断し、印刷設定情報が普通紙に関する情報である場合に第1印刷モードでの印刷であると判断し、転写ベルトに前記第1の給紙部から搬送される記録媒体を吸着して搬送し、複数の画像形成部で形成されたトナー画像を複数の第1転写部材により記録媒体上に順次重ねて転写し、印刷設定情報が特殊紙に関する情報である場合に第2印刷モードでの印刷であると判断し、転写ベルトに複数の画像形成部で形成されたトナー画像を複数の第1転写部材により転写ベルト上に順次重ねて転写し、転写ベルト上に転写されて重ね合わされたトナー画像を第2転写部材によって前記第2の給紙部から搬送される記録媒体上に順次一括転写することを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
第1の実施の形態
図1は本発明の第1の実施の形態におけるカラー画像形成装置の機構説明図である。図2は各画像形成部の詳細機構説明図である。
【0009】
図1において、カラー画像形成装置1には、第1〜第4の画像形成部(10Y、10M、10C、10K)が記録媒体90の挿入側から排出側にかけて順に配設されている。
まず、各画像形成部について図2を用いて説明する。各画像形成部は同じ構成を備えているのでイエローの画像形成部を代表して図2に図示して説明する。
【0010】
図2において、13Yはイエローの画像を形成するための感光体ドラムであり、11Yは感光体ドラム13Yの表面を帯電させるための帯電ローラであり、12Yはイエローの画像データに基づいて感光体ドラム13Yの表面を露光して静電潜像を形成するためのLEDヘッドであり、14Yは感光体ドラム13Y上に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像部である。15Yは感光体ドラム13Y上に残ったトナーを掻き取るためのクリーニング部である。第1の画像形成部10Yは、帯電ローラ11Y、LEDヘッド12Y、現像部14Y、クリーニング部15Yにより形成されている。
そして、現像部14Yで形成されたトナー像は転写ローラ20Yにより、記録媒体90及び転写ベルト30へ転写される。
【0011】
同様に、第2の画像形成部10Mは、帯電ローラ11M、LEDヘッド12M、現像部14M、クリーニング部15Mにより形成され、現像部14Mで形成されたトナー像は転写ローラ20Mにより、記録媒体90及び転写ベルト30へ転写される。
第3の画像形成部10Cは、帯電ローラ11C、LEDヘッド12C、現像部14C、クリーニング部15Cにより形成され、現像部14Cで形成されたトナー像は転写ローラ20Cにより、記録媒体90及び転写ベルト30へ転写される。
第4の画像形成部10Kは、帯電ローラ11K、LEDヘッド12K、現像部14K、クリーニング部15Kにより形成され、現像部14Kで形成されたトナー像は転写ローラ20Kにより、記録媒体90及び転写ベルト30へ転写される。
【0012】
なお、各画像形成部10Y、10M、10C、10Kの各要素は図示せぬ装置本体の枠体によって支持される。
又、現像部14Yは、現像ローラ14aY、現像ブレード14bY、スポンジローラ14cY、トナーカートリッジ14dYを備える。
現像部14Yにおいて、トナーカートリッジ14dYから供給された非磁性一成分の図示しないトナーは、現像部14Y内の図示せぬ攪拌部材によって攪拌されて、スポンジローラ14cYを介して現像ローラ14aYに送られ、現像ローラ14aYの表面において現像ブレード14bYによって薄層化され、感光体ドラム13Yと現像ローラ14aYとの間の接触面に送られる。そして、トナーは薄層化されるときに現像ローラ14aY及び現像ブレード14bYによって強く擦(こす)られて帯電させられる。又、トナーはスポンジローラ14cYと現像ローラ14aYの接触部においても帯電させられる。なお、本実施の形態において、トナーは負の極性に帯電させられる。
本実施の形態において、現像ローラ14aYは半導電性のゴム材から成り、トナーカートリッジ14dYはトナーが無くなると交換可能に形成されている。マゼンタ、シアン、ブラックの画像形成部の構成についてはイエローと同様なため詳細の説明は省略する。
【0013】
次に、LEDヘッド12Y、12M、12C、12Kについて説明する。LEDヘッド12Y、12M、12C、12Kは、LEDアレイ、LEDアレイを駆動するドライバIC、ドライバICを搭載した基板、LEDアレイの光を集束させるロッドレンズアレイ等から成り、上位装置から送信されるカラー画像信号に従ってLEDアレイの各LED素子を選択的に発光させ、感光体ドラム(13Y、13M、13C、13K)の表面に静電潜像を形成する。そして、各感光体ドラム上に形成された静電潜像に現像ローラ(14aY、14aM、14aC、14aK)上のトナーが静電気力によって付着させられ、トナー像が形成される。
【0014】
なお、各LEDヘッド12Y、12M、12C、12Kは、装置本体のカバーによって支持され、ばねの付勢力によって図における下方(感光体ドラム側)に押圧される。したがって、各LEDヘッドはばねの押圧力によって、画像形成部10Y、10M、10C、10Kに確実に保持され位置決めされる。
【0015】
また、画像形成部10YのLEDヘッド12Yにはカラー画像信号によって発生させられたイエローの画像データが、画像形成部10MのLEDヘッド12Mにはカラー画像信号によって発生させられたマゼンタの画像データが、画像形成部10CのLEDヘッド12Cにはカラー画像信号によって発生させられたシアンの画像データが、画像形成部10KのLEDヘッド12Kにはカラー画像信号によって発生させられたブラックの画像データがそれぞれ入力される。
【0016】
次に、再び図1を参照してカラー画像形成装置についてその構成を説明する。
図1において、各画像形成部10Y、10M、10C、10Kの下方には転写ベルト30が配設される。転写ベルト30は、駆動ローラ41a、従動ローラ41b、41cによって走行させられる。又、転写ベルト30には、転写ローラ20Y、転写ローラ20M、転写ローラ20C、転写ローラ20K、第2転写ローラ60、及びベルトクリーニング部70が配接される。
【0017】
次に、転写ベルト30について説明する。
転写ベルト30は、周面上にトナー像の保持を可能とし、更に、記録媒体90を吸着可能とした無端状のベルトであり、例えば厚さ0.5〜2.0mm、体積抵抗率108〜1014Ω・cmのシリコンゴム或いはウレタンゴムからなる半導電性のゴムベルト基体の外側に、トナーフィルミング防止層として厚さ5μm〜50μmの半導電性のフッ素コーティングを行った2層構成とされる。ゴムベルト基体の代わりに、厚さ0.1〜0.5mm、体積抵抗率108〜1014Ω・cmの半導電性のポリエステル、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリイミド、変性ポリイミドやETFE(エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体)等を使用することもできる。
転写ベルト30は、駆動ローラ41a、従動ローラ41b、41c及び転写ローラ20Y、20M、20C、20K間に張設される。
【0018】
そして、駆動ローラ41aは、図示しないベルト駆動モータに連結され、ベルト駆動モータによって矢印b方向に回転させられる。また、従動ローラ41bは図示しないばねによって矢印c方向に付勢され、ばねの付勢力によって、常に転写ベルト30にテンションが与えられる。転写ベルト30の上半部には4つの画像形成部(10Y、10M、10C、10K)が配置され、各画像形成部(10Y、10M、10C、10K)と各々対抗させて各転写ローラ20Y、20M、20C、20Kとが当接させられる。また、転写ベルト30の下半部には従動ローラ41bと対抗して第2転写ローラ60が配置され、第2転写ローラ60の走行方向下流側には転写ベルト30に当接してベルトクリーニング部70が配置されている。
【0019】
なお、ベルトクリーニング部70のブレード70aは、可撓(とう)性のゴム又はプラスチック材から成り、転写ベルト30の表面に残留したトナーを削り、トナーを枠体70bによって溜められる。したがって、転写ベルト30が矢印d方向に走行させられている間は、常時、転写ベルト30がクリーニングされることになる。
【0020】
また、吸着ローラ40は、転写ベルト30を介して従動ローラ41cに圧接され、搬送されたきた記録媒体90を帯電させ、記録媒体90を転写ベルト30に静電気力によって吸着させる。又、転写ベルト30にトナー像を転写する場合には、吸着ローラ40は転写ベルト30への帯電は行なわない。
【0021】
画像記録装置1の図1における右下部には媒体カセット100が配設され、媒体カセット100は、用紙収容カセット92、ホッピング機構91から成り、用紙収容カセット92は、押上板92a及び押圧手段92bから成る。なお、ホッピング機構91は、弁別手段91aとホッピングローラ91bから成る。
【0022】
この場合、用紙収容カセット92に収納された記録媒体90は、押圧手段92bによって押上板92aを介してホッピングローラ91bに圧接させられ、ホッピングローラ91bに圧接された弁別手段91aにより1枚ずつ弁別される。この状態で図示しないモータによってホッピングローラ91bを矢印e方向に回転させると、ホッピングローラ91bと弁別手段91aとの間に挟まれた記録媒体90は、シートガイド121によって案内されて、レジストローラ80a、80bに送られる。レジストローラ80a、80bによって記録媒体90の前端と画像形成部10Y、10M、10C、10Kによる画像形成とのタイミングが採られる。なお、130aは記録媒体90の搬送方向における吸着ローラ40より下流側に配設され、記録媒体90の前端及び後端を検出するフォトセンサである。更に、ホトセンサ130fは転写ベルト30に設けられたタイミングマークを検出するものであり、このタイミングマークの検出により画像形成部の露光タイミングが制御される。タイミングマークは転写ベルト30の端部に所定の間隔で、しかも、転写ベルト30に一周に亘って設けられている。
【0023】
続いて、図示しないモータによってレジストローラ80a、80bを矢印f方向に回転させると、記録媒体90は、媒体ガイド122によって案内されて、吸着ローラ40と転写ベルト30との間に送られる。なお、従動ローラ41cは、接地され、吸着ローラ40に高圧の電圧を印加すると、電位差によって記録媒体90が転写ベルト30に吸着されるようになっている。
【0024】
また、記録媒体90の搬送方向における画像形成部10Kより下流側に第1定着器50aが配設され、第2の転写ローラ60の下流側に第2の定着器50bが配設されている。第1の定着器50aは転写ベルト30によって搬送された記録媒体90に転写されたトナー像を定着するものであり、第2の定着器50bは転写ベルト30上に転写されたトナー像を一括して記録媒体90上に転写してその後記録媒体上に転写されたトナー像を定着するものである。各定着器50a、50bは記録媒体90上のトナーを加熱する加熱ローラ51、53と、加熱ローラ51、53に接触させて配設され加熱ローラ51、53を加圧する加圧ローラ52、54を有する。また、加熱ローラ51、53及び加圧ローラ52、54は、駆動部からの駆動信号によって、矢印g、h方向に回転させることができるように支持されている。
【0025】
加熱ローラ51、53は、アルミニウム等から成る中空円筒状の心金の上に、シリコーンゴム系等の耐熱弾性層を被覆し、耐熱弾性層の上にテフロン(商品名)系のPFA、ETTE等の離型層を被覆することによって形成される。なお、加熱ローラ51、53の心金内にはハロゲンランプ等の加熱体としての加熱ヒータが配設される。また、加圧ローラ52、54は、アルミニウム、ステンレス等から成る心金の上に耐熱性のプラスチック製の耐熱非弾性層を被覆し、耐熱非弾性層の上にテフロン系のPFA、ETTE等の離型層を被覆することによって形成される。このように、加熱ローラ51、53に耐熱弾性層を、加圧ローラ52、54に耐熱非弾性層をそれぞれ形成することによって、加熱ローラ51、53と加圧ローラ52、54との間に圧接部(ニップ部)が形成される。
【0026】
そして、加熱ローラ51、53の外周面には、加熱ローラ51、53の表面温度を検出するために図示せぬ第1の温度検出手段としてのサーミスタが接触させて各々配設され、サーミスタによって検出された加熱ローラ51、53の表面温度に基づいて加熱ローラ内に備えられた図示せぬ加熱ヒータを選択的に通電し、加熱ローラ51、53の表面温度を各々制御して所定の値に維持する。
【0027】
そして、記録媒体90の搬送方向における第1定着器より下流側には、定着された記録媒体90を排出側へ、又、両面印刷を行うために媒体ガイド123側へ搬送するための媒体ルート切換機構110が配置されている。
媒体ルート切換機構110は定着された記録媒体90を排出側へ搬送するためにA方向へ動作し、媒体ガイド123側へ搬送するためにB方向へ動作する。
記録媒体90の搬送方向における媒体ルート切換機構110の下流側には、一対の排出ローラ45が配設され、排出ローラ45は、媒体ルート切換機構110がA側に動作することによって案内された記録媒体90を排出スタッカ150aに送り排紙する。なお、フォトセンサ130bは記録媒体90が転写ベルト30から分離したことを検出するものであって、フォトセンサ130cは記録媒体90の後端を検出して記録媒体90が排出スタッカ150aに排出されたのを検出するものである。
【0028】
また、媒体ガイド123の下流側には第2のレジストローラ42a、42bが配設されており、媒体ルート切換機構110がB側に動作することによって案内された記録媒体90を一旦停止させ、転写ベルト30上に形成されたトナー画像に合わせて記録媒体90の搬送を制御するものである。媒体ガイド124は第1定着部50aとの速度差を吸収するために設けられた遊びであり、所定量記録媒体90に撓みをもたせるためのものである。更に、第2定着器50bの下流側には定着後の記録媒体90を排紙するための排紙ローラ対44が設けられており、そして、排紙ローラにより排出された用紙をスタックするための排出スタッカ150bが設けられている。
なお、フォトセンサ130eは記録媒体90の後端を検出して記録媒体90が排出スタッカ150bに排出されたのを検出するものである。
【0029】
次に、画像記録装置1の制御回路について説明する。図3は本発明の第1の実施の形態におけるカラー画像記録装置1の印刷制御ブロック図である。なお、図において、符号Y、M、C、Kは、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックの各画像形成部10Y、10M、10C、10K(図1)に対応おり、一部、Y、M、C、Kの記号を省略して説明している。
【0030】
図3において、200は動作制御部、ワーキングメモリ、タイマ、ROM等を有する印刷制御部であり、印刷制御部200は画像記録装置1の全体の制御を行う。210は上位装置からのコマンド及び印刷データの受信を行い印刷印刷制御部200に送信すると共に、印刷制御部200からの情報を上位装置へ送信するためのI/F制御部である。220は上位装置から送信されたコマンド及び印刷データを格納するための受信メモリであり、230は上位装置から送信された印刷データを印刷制御部200によりイメージデータに展開されたデータを格納するための画データ編集メモリである。235は画像形成装置1の状態を表示すると共に、使用者からのキー入力を受け付けるための操作部である。また、印刷制御部200には画像形成装置1の各部の状態を判断するために各種のセンナ130が接続されている。
【0031】
更に、印刷制御部200には、第1〜第4の画像形成部10の各帯電ローラ11に印加する電圧を制御する帯電電圧制御部240(K帯電電圧制御部、Y帯電電圧制御部、M帯電電圧制御部、C帯電電圧制御部)が接続され、第1〜第4の画像形成部10の各現像部14に印加する電圧を制御する現像電圧制御部250(K現像電圧制御部、Y現像電圧制御部、M現像電圧制御部、C現像電圧制御部)が接続され、各現像ローラ14a、各スポンジローラ14cに印加する電圧を制御する。又、各第1〜第4の画像形成部10に対向して配置された各転写ローラ20Y、20M、20C、20Kに印加する電圧を制御する転写電圧制御部A260a(K転写電圧制御部、Y転写電圧制御部、M転写電圧制御部、C転写電圧制御部)、第2転写ローラ60に印加する電圧を制御する転写電圧制御部B260bがそれぞれ接続される。
【0032】
また、印刷制御部200には、吸着ローラ40に印加する電圧を制御する吸着電圧制御部280が接続され、吸着電圧制御部280によって吸着ローラ40に吸着用の電圧が印加されるとともに、従動ローラ41cが図示しないアースに接地される。したがって、従動ローラ41cと吸着ローラ40との電位差によって静電気力が発生させられ、静電気力によって記録媒体90は転写ベルト30に吸着される。なお、感光体ドラム13は図示しない接続配線部材を介して接地される。
【0033】
さらに、印刷制御部200には、各第1〜第4の画像形成部10にそれぞれ対応させてヘッド駆動制御回路270(Yヘッド駆動制御回路、Mヘッド駆動制御回路、Cヘッド駆動制御回路、Kヘッド駆動制御回路)が接続される。そして、各ヘッド駆動制御回路は、画像データ編集メモリ230からイエローの画像データ、マゼンタの画像データ、シアンの画像データ、及びブラックの画像データをそれぞれ受け、印刷制御部200からの指示によって、各LEDヘッド12Y、12M、12C、12Kに転送し、図示しないLEDアレイの各LED素子の露光時間を制御して各感光体ドラム13の表面に静電潜像を形成する。
【0034】
そのために、印刷制御部200はI/F制御部210を介して、上位装置、例えば、ホストコンピュータから送信されてきたカラー画像信号を受信すると、カラー画像信号を色別に分解してイエローの画像データ、マゼンタの画像データ、シアンの画像データ、及びブラックの画像データを発生させ、各色毎に画データ編集メモリ230に格納する。
【0035】
また、印刷制御部200には記録媒体90に転写されたトナーを定着するための各定着制御部が接続されている。定着制御部は第1定着器50aの加熱ローラ51を所定の温度に維持するための定着温度制御手段としての定着制御部A280a、第2定着器50bの過熱ローラ53を所定の温度に維持するための定着温度制御手段としての定着制御部B280bからなる。更に、記録媒体90の搬送ルートを切り換える媒体ルート切換器110を制御する媒体ルート切換部310が接続され、画像形成動作、記録媒体90及び転写ベルト30を駆動するためのタンデム用モータ310a、中間転写用モータ310bを制御するためのモータ駆動部制御手段としてのモータA駆動回路190a、モータB駆動回路190bが接続される。
【0036】
次に、モータ駆動制御について詳細を説明する。図4は第1の実施の形態におけるモータ駆動制御・ヘッド駆動制御ブロック図である。
図4において、印刷制御部200内には、動作制御部201、コマンド解析部202、印刷情報設定部203、画データ読出部204、データ転送部205、ヘッド駆動制御部206、モータ制御部A207及びモータ制御部B208を備えている。
【0037】
モータ制御部A207は印刷制御部200内の動作制御部201の指示により、モータA駆動回路300aを動作させる。モータA駆動回路300aは、メインモータ駆動回路301、ホッピング・第1レジスト駆動回路302a、ベルト駆動回路303、定着モータA駆動回路304aからなる。
また、タンデム用モータ310aとして、メインモータ311、ホッピング・第1レジストモータ312、ベルト駆動モータ313、定着モータA314aがモータA駆動回路300aの各々の駆動回路に接続されている。
【0038】
そして、ホッピング・第1レジストモータ駆動回路302aを動作することによってホッピング・第1レジストモータ312を駆動してホッピングローラ91bを回転させて記録媒体カセット100より記録媒体90を1枚繰り出して搬送し、第1レジストローラ80a、80bまで記録媒体90を搬送する。次に、ホッピング・第1レジストモータ駆動回路302aを逆に動作することによってホッピング・第1レジストモータ312を逆に回転して第1レジストローラ80a、80bを回転させて記録媒体90を画像形成部10に搬送する。
【0039】
また、メインモータ駆動回路301を動作することによって、メインモータ311を駆動し第1〜第4の画像形成部の各感光体ドラム13、各帯電ローラ11、各現像ローラ14a及び各スポンジローラ14c、各転写ローラ20、並びに吸着ローラ40を回転させる。又、ベルト駆動回路303を動作することによって、ベルト駆動モータ313を駆動し、駆動ローラ41aを回転させて転写ベルト30を走行させる。
さらに、定着モータA駆動回路304aを動作することによって、定着モータA314aを駆動し、第1定着器50aの加熱ローラ51、加圧ローラ52を回転させる。
【0040】
モータ制御部B208は印刷制御部200内の動作制御部201の指示により、モータB駆動回路300bを動作させる。モータB駆動回路300bは、第2レジスト駆動回路302b、定着モータB駆動回路304bからなる。
また、中間転写用モータ310bとして、第2レジストモータ312b、定着モータB314bが接続されている。
そして、第2レジスト駆動回路302bを動作することによって第1定着部50aで定着され、媒体ルート切換器110を介してガイド123を経由した記録媒体90を第2レジストローラ42a、42bによって搬送する。このとき、搬送ルート切換部310は動作制御部201の指示により搬送ルート切替器110を動作させて第2定着部側に記録媒体90を搬送するように切り換えられる。さらに、定着モータB駆動回路304bを動作することによって、定着モータB314bを駆動し、第2定着器50bの加熱ローラ53、加圧ローラ54を回転させる。
【0041】
各モータは各々の駆動回路を動作することによって回転させられ、各モータにつながる各要素は、図示しないギヤ又はベルトによって連結される。そして、各センサの出力波形は検出信号として印刷制御部200に送られ、検出信号に基づいてモータの駆動・停止が印刷制御部200によって制御される。
【0042】
次に、ヘッド駆動制御について詳細を説明する。図5は第1の実施の形態におけるヘッドデータ転送説明図であり、図6は第1の実施例におけるヘッドデータ転送ブロック図であり、図4を併用して説明する。
図4において、コマンド解析部202は上位装置から送信されたコマンドを動作制御部201の指示に基づいて解析し、受信メモリ220に格納された印刷をイメージデータに展開して画データ編集メモリ230に格納する。また、コマンド解析部202は上位装置から送信されたコマンドが印刷設定情報である場合は動作制御部201にその旨を通知し、動作制御部201は印刷設定情報をその情報に基づいて印刷情報設定部203に情報を設定する。
【0043】
画データ読出制御部204は動作制御部201の指示に基づいて画データメモリ230からイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの画データを順次取り込み、データ転送制御部205に送信する。
データ転送制御部205は印刷情報設定部203に格納された設定情報に基づいて画データの送信順序を入れ替えてヘッド駆動制御部206に送信する。
ヘッド駆動制御部206は動作制御部201の指示に基づき、各画像形成部10との同期をとりながらヘッド駆動制御回路270に画データを送信する。
ヘッド駆動制御回路270は、ヘッド駆動制御部206から画データを受信すると各ヘッド12に画データを送信すると共に、各ヘッド12のLED素子を駆動する。
【0044】
次に、ヘッドへのデータ転送順序を説明する。
図5において、図5はLEDヘッドを装置上方(画像形成部側)から見た図を示しており、転写ベルト30及び記録媒体90は図の矢印i方向に移動する。接続コード400はLEDヘッド左側(記録媒体90の搬送方向左側)に接続されており、LEDヘッドの各LEDのドットは接続コード400側から#1、#2・・・・#2456と配置されている。
従って、記録媒体90にトナー像を転写する場合には、#2456ドット側から画データをLEDヘッドへ転送し、最後に#1ドットの画データをLEDヘッドに転送する。
又、転写ベルト30にトナー像を転写する場合には、#1ドット側から画データをLEDヘッドへ転送し、最後に#2456ドットの画データをLEDヘッドに転送する。
【0045】
次に、ヘッドへのデータ転送制御について説明する。Y、M、C、Kの各ヘッドへのデータ転送は各色共通なので、Yヘッドを代表して説明する。
図6において、ヘッド駆動制御部206は画データを各ヘッド駆動制御回路270にタイミング信号に同期させて送信する。
ヘッド駆動制御回路270Yはヘッド駆動制御部206からタイミング信号に同期した画データを受信すると、まず、CLK信号に同期させて画データをLEDヘッド12Y内のシストレジスタ回路271Yに順次送信する。1ラインの画データの送信が終わるとヘッド駆動制御回路270YはLEDヘッド12Y内のラッチ回路272Yに対してLOAD信号を送信して1ライン分の画データをラッチさせる。そして、ヘッド駆動制御回路270YはLEDヘッド12Y内の駆動ドライバ273Yに対してSTB1〜STB4の駆動信号を送信してLED素子(#1〜#2560)を画データに基づいて点燈させる。ここで、STB1〜STB4でLEDヘッド12Yを分割して点燈させるのは、点燈で必要とされる電源を低くするためであり、電源に余裕がある場合は一括して点燈させてもかまわない。
【0046】
次に、前記構成の画像記録装置1の動作について図1、図3、図4を参照し、図7、図8を用いて説明する。図7は第1の実施の形態における片面印刷時の記録媒体搬送説明図であり、図8は第1の実施の形態における両面印刷時の記録媒体の搬送説明図である。
まず、画像形成装置1の図示せぬ電源スイッチがオンにされると、電圧が印刷制御部200を含む周辺回路に印加される。電圧が供給されると印刷制御部200内の動作制御部201は、印刷制御部200内のROMに格納された制御プログラムに基づいて所定の初期設定を実行する。以後、動作制御部201はROMに格納したプログラムに従って動作する。
印刷制御部200内の動作制御部201は、定着制御部A290a、定着制御部B290bに指示を出し、定着器50a、50bを動作させて加熱ローラ51、53の表面温度が所定の値になるまでウォームアップを行う。ウォームアップが終了した後、定着器50a、50bを動作させて加熱ローラ51、53の表面温度を常に一定の値に維持する。又、ウオーミングアップ終了後、上位装置より印刷起動が所定時間経過しても送信されない場合は、パワーセーブモードに移行して加熱ローラ51、53の表面温度を低下させる。
【0047】
このようにして画像形成装置1の初期設定が終了すると、動作制御部201は、I/F制御部210を介して上位装置からカラー画像信号が送信されるのを待機する。そして、I/F制御部210は上位装置からカラー画像信号を受信すると動作制御部201にデータ受信の開始を通知し、上位装置から受信したカラー画像信号を順次、受信メモリ220に格納する。動作制御部201は、I/F制御部210からデータ受信開始の通知を受けると、受信メモリ220からコマンド及びカラー画像データを読み出し、コマンド解析部202に渡す。コマンド解析部202はコマンドを解析すると共にカラー画像データを色別に分解してイエローの画像データ、マゼンタの画像データ、シアンの画像データ、及びブラックの画像データを発生させて画データ編集メモリ230に格納する。
【0048】
次に、片面印刷モードと両面印刷モードでは異なる印刷動作となるため各々について順番に説明する。
まず、片面印刷モードについて説明する。
動作制御部201はI/F制御部210からデータ受信開始の通知を受け、受信メモリ220から印刷設定情報コマンドを読み出して片面印刷が指定されているかを判断する。印刷設定情報コマンドに片面印刷が指定されていた場合は印刷情報設定部に片面印刷のフラグをリセットする。即ち、印刷情報設定部のレジスタ1に“0”を格納する。そして、動作制御部201は定着制御部A290aに指示を出し、再び、定着器50aを動作させて加熱ローラ51の表面温度を所定の値に上昇させる。
【0049】
動作制御部201は、モータ駆動制御部A207に指示を出して各モータの駆動を制御させる。まず、モータ駆動制御部A207はモータA駆動回路300aのホッピング・第1レジストモータを第1の方向(正方向)に回転させてホッピングローラ91bを回転させる。ホッピングローラ91bの回転により記録媒体カセット100の記録媒体90が1枚だけシートガイド121に繰り出され、動作制御部201は、記録媒体90を所定量搬送する。そして、記録媒体90の前端がレジストローラ80a、80bに到達すると、動作制御部201は、ホッピング・第1レジストモータを駆動してわずかに記録媒体90を更に搬送する。これにより、記録媒体90は、前端をレジストローラ80a、80bのローラの間に押し当ててわずかなループを形成し、ループによって記録媒体90のスキューが矯(きょう)正される。この状態を図7(a)に示す。
【0050】
次に、動作制御部201は、モータ制御部A207に指示を出してメインモータ駆動回路301を介してメインモータ311を駆動し、第1〜第4の画像形成部10Y、10M、10C、10Kを駆動し、各感光体ドラム13、各帯電ローラ11、各現像ローラ14a、各スポンジローラ14c、転写ローラ20Y、20M、20C、20K、及び吸着ローラ40をそれぞれ回転させると共に、動作制御部201は、吸着電圧制御部280に指示を出して吸着ローラ40に電圧を印加する。また、同時に、動作制御部201は、モータ制御部A207に指示を出してベルト駆動回路303を介してベルト駆動モータ313を駆動すると共に、定着モータA駆動回路304を介して定着モータを駆動し、加熱ローラ51、排紙ローラ45をそれぞれ回転させる。
【0051】
また、動作制御部201はモータ制御部A207に対してレジストローラ80a、80bを回転させるためにホッピング・第1レジスト駆動回路302aに第2方向(逆方向)にモータを回転させるための指示を出し、レジストローラ80a、80bはホッピング・第1レジスト駆動回路302a介して図1で示される矢印f方向に回転させらる。そして、記録媒体90は、レジストローラ80a、80bによって媒体ガイド122に案内されながら搬送される。記録媒体90の前端が吸着ローラ40と転写ベルト30との間に到達すると、記録媒体90の前端は吸着ローラ40と従動ローラ41aとの間の静電気力によって転写ベルト30に吸着される。なお、記録媒体90の後端が、レジストローラ80a、80bから離れると、動作制御部201はモータ制御部A207に指示を出してホッピング・第1レジストローラ駆動回路302aを介してレジストローラ80を停止させる。
【0052】
ところで、記録媒体90がレジストローラ80a、80bにより搬送されると、動作制御部201は、帯電電圧制御部240を介して各帯電器11に電圧を印加し、現像電圧制御部250を介して各現像ローラ14a、各スポンジローラ14cに電圧を供給する。その結果、各感光体ドラム13の表面は各帯電器11によって一様にかつ均一に帯電させられるとともに、現像ローラ14a及びスポンジローラ14cに所定の高圧の電圧が印加される。
【0053】
次に、動作制御部201は、画データ読出制御部204に指示を出すと、画データ読出制御部204は1ライン分のイエローの画像データを画データ編集メモリ230から読み出してデータ転送制御部205に送る。データ転送制御部205は画データ読出制御部204からのデータ送信を受けると、印刷情報設定部203に設定されている情報を読みにいき、印刷設定情報が片面印刷モードであると判断すると、1ライン分のイエローの画像データを最終画データ(2456ドット目)からヘッド駆動制御部206へ送信する。
【0054】
ヘッド駆動制御部206は、動作制御部201からの指令に従って、イエローの画像データをLEDヘッド12Yに送信することができる形に変えてヘッド駆動制御回路270を介してLEDヘッド12Yに送る。ヘッド駆動制御回路270は、1ライン分のイエローの画像データを転送するとLEDヘッド12Yに対してラッチ信号であるLOAD信号を送り、LEDヘッド12Y内のラッチ回路にの1ライン分のイエローのデータをラッチさせる。
【0055】
そして、ヘッド駆動制御回路270は送信したイエローの画像データに対応するLEDアレイのLED素子を発光させるためにLED素子を駆動する為の駆動信号であるSTB信号をLEDヘッド12Yへ送信する。LEDヘッド12Yはヘッド駆動制御回路270からSTB信号を受信すると感光体ドラム13Yの表面に1ライン分の静電潜像を形成する。このようにして、1ラインごとにヘッド駆動制御部206から送られてくるイエローの画像データに従って、次々に感光体ドラム13Yの表面に静電潜像が形成され、副走査方向の長さ分のイエローの画像データに従って静電潜像が形成されると露光が終了する。
【0056】
続いて、前記静電潜像に現像ローラ14aYによってイエローのトナーが付着させられ、イエローのトナー像が形成される。そして、記録媒体90の前端が感光体ドラム13Yと転写ローラ20Yとの間の転写部に到達した時点で、動作制御部201は転写電圧制御部A260aを介して転写ローラ20Yに電圧を印加する。これにより、感光体ドラム13Y上のイエローのトナー像は、転写ローラ20Yによって電気的に記録媒体90に転写される。すなわち、前記感光体ドラム13Yが回転させられるのに伴って、1ページ分のイエローのトナー像が順次記録媒体90に転写される。図7(b)はイエローの画像が転写された後の記録媒体90の搬送状態を示している。
【0057】
同様に、ヘッド駆動制御部206は動作制御部201からの指令に従って、マゼンタの画像データをLEDヘッド12Mに送信することができる形に変えてヘッド駆動制御回路270を介してLEDヘッド12Mに送る。ヘッド駆動制御回路270は、1ライン分のマゼンタの画像データを転送するとLEDヘッド12Mに対してラッチ信号であるLOAD信号を送り、LEDヘッド12M内のラッチ回路に1ライン分のマゼンタのデータをラッチさせる。
【0058】
そして、ヘッド駆動制御回路270は送信したマゼンタの画像データに対応するLEDアレイのLED素子を発光させるためにLED素子を駆動する為の駆動信号であるSTB信号をLEDヘッドへ送信する。LEDヘッドはヘッド駆動制御回路270からSTB信号を受信すると感光体ドラム13Mの表面に1ライン分の静電潜像を形成する。このようにして、1ラインごとにヘッド駆動制御部206から送られてくるマゼンタの画像データに従って、次々に感光体ドラム13Mの表面に静電潜像が形成され、副走査方向の長さ分のマゼンタの画像データに従って静電潜像が形成されると露光が終了する。
【0059】
続いて、前記静電潜像に現像ローラ14aMによってマゼンタのトナーが付着させられ、マゼンタのトナー像が形成される。そして、記録媒体90の前端が感光体ドラム13Mと転写ローラ20Mとの間の転写部に到達した時点で、動作制御部201は転写電圧制御部A260aを介して転写ローラ20Mに電圧を印加する。これにより、感光体ドラム13M上のマゼンタのトナー像は、転写ローラ20Mによって電気的に記録媒体90に転写される。すなわち、前記感光体ドラム13Mが回転させられるのに伴って、1ページ分のマゼンタのトナー像が順次記録媒体90に転写される。以降、同様にシアン、ブラックのトナー画像が記録媒体90の搬送に伴って順次記録媒体90上に重ねて転写される。
【0060】
転写ベルト30上の記録媒体90は引続き走行させられ、記録媒体90の後端が感光体ドラム13Yと転写ローラ20Yの間に到達した時点で、動作制御部201は転写電圧制御部A260aに指示を出して転写ローラ20Yへの電圧の供給を停止する。以降、記録媒体90の後端が各感光体ドラムと転写ローラの間に到達した時点で各転写ローラ20への電圧の供給が停止させられる。
【0061】
そして、記録媒体90は、転写ベルト30により除電ブラシ99に送られ、除電ブラシ99によって除電される。その結果、記録媒体90は駆動ローラ41aの上部で転写ベルト30から離れ、定着器50aに送られる。
このとき、動作制御部201は記録媒体の前端をフォトセンサ130bで検出すると、搬送ルート切換部310に指示を出し、搬送ルート切換器110を図1の矢印A方向に切り換える。これにより、記録媒体90は定着器50aを通過した後、排出ローラ45側に搬送されるようになる。
また、定着器50aにおいて、加熱ローラ51は矢印g方向に、加圧ローラ52は矢印h方向にそれぞれ回転させられ、加熱ローラ51及び加圧ローラ52によってカラーのトナー像が記録媒体90に定着され、記録媒体90上にカラー画像が形成される。図7(c)は記録媒体の前端が定着器50aを通過した時点を示している。
【0062】
そして、定着器50aによる定着が終了すると、記録媒体90は排紙ローラ45によって搬送され、その後、スタッカ部150aに排出される。なお、動作制御部201は、センサ130cが記録媒体90の後端を検出することによって、記録媒体90が排出されたことを知る。図7(d)は記録媒体90がスタッカ部150aに排出される状態を示している。
【0063】
このようにして記録媒体90の排出が終了すると、動作制御部201は、帯電電圧制御部240、現像電圧制御部250を介して帯電ローラ11、現像ローラ14a、スポンジローラ14cへの電圧の供給をオフにし、モータA駆動回路300aを介して各モータを停止させ次の印刷データが上位装置から送信されるのを待機する。
【0064】
次に、両面印刷モードについて説明する。
動作制御部201はI/F制御部210からデータ受信開始の通知を受け、受信メモリ220から印刷設定情報コマンドを読み出して両面印刷が指定されているかを判断する。印刷設定情報コマンドに両面印刷が指定されていた場合は印刷情報設定部に両面印刷のフラグをセットする。即ち、印刷情報設定部のレジスタ1に“1”を格納する。そして、動作制御部201は定着制御部A290a、定着制御部B290bに指示を出し、第1定着器50a、第2定着器50bを動作させて加熱ローラ51、53の表面温度を所定の値に上昇させる。
【0065】
次に、動作制御部201は、片面印刷モードと同様に制御して記録媒体90上に順位トナー像を転写していく。記録媒体90の後端が画像形成部10Yを通過するまでは片面印刷動作と同じ動作となるためここでは説明を省略する。
又、動作制御部201は記録媒体90の前端をフォトセンサ130bで検出すると、搬送ルート切換部310に指示を出し、搬送ルート切換器110を図1の矢印B方向に切り換える。これにより、記録媒体90は定着器50aを通過した後、搬送ガイド123側に搬送されるようになる。
【0066】
次に、両面印刷の裏面を印刷する動作について説明する。
記録媒体の後端がフォトセンサ130aにより検出されると、動作制御部201は転写ベルト30に設けられたタイミングマークを130fで検出する。タイミングマークは転写ベルト30の外周近傍に一定の間隔をおいて一周にわたって設けてある。これは、記録媒体90の搬送が転写ベルト30に対して決まった位置とならないので、フォトセンサ130aが記録媒体90の後端を検出後すぐにフォトセンサ130fで検出できるように設けてある。
【0067】
動作制御部201がフォトセンサ130fによって、転写ベルト30の位置を検出すると、動作制御部201は、引き続きモータ制御部A207に指示を出してメインモータ駆動回路301を介してメインモータ311を駆動し、第1〜第4の画像形成部10Y、10M、10C、10Kを駆動し、各感光体ドラム13、各帯電ローラ11、各現像ローラ14a、各スポンジローラ14c、転写ローラ20Y、20M、20C、20K、及び吸着ローラ40をそれぞれ回転させる。又、動作制御部201は、吸着電圧制御部280に指示を出して吸着ローラ40への電圧の供給を停止させる。また、動作制御部201は、引き続きモータ制御部A207に指示を出してベルト駆動回路303を介してベルト駆動モータ313を駆動すると共に、定着モータA駆動回路304aを介して定着モータを駆動し、加熱ローラ51を回転させる。
【0068】
更に、動作制御部201は、モータ制御部B208bに指示を出して定着モータB314bを動作させて、加熱モータ53を図1の矢印i方向へ、加圧ローラ54を矢印j方向へ回転させる。
次に、動作制御部201は、2頁目(裏面)に印刷するデータを画データ編集メモリ230から読み出すように画データ読出制御部204に指示を出す。画データ読出制御部204は1ライン分のイエローの画像データを画データ編集メモリ230から読み出してデータ転送制御部205に送る。データ転送制御部205は画データ読出制御部204からのデータ送信を受けると、印刷情報設定部203に設定されている情報を読みにいき、印刷設定情報が両面印刷モードであると判断すると、1ライン分のイエローの画像データを最初の画データ(1ドット目)からヘッド駆動制御部206へ送信する。
【0069】
ヘッド駆動制御部206は、動作制御部201からの指令に従って、イエローの画像データをLEDヘッド12Yに送信することができる形に変えてヘッド駆動制御回路270を介してLEDヘッド12Yに送る。ヘッド駆動制御回路270は、1ライン分のイエローの画像データを転送するとLEDヘッド12Yに対してラッチ信号であるLOAD信号を送り、LEDヘッド12Y内のラッチ回路に1ライン分のイエローのデータをラッチさせる。
【0070】
そして、ヘッド駆動制御回路270は送信したイエローの画像データに対応するLEDアレイのLED素子を発光させるためにLED素子を駆動する為の駆動信号であるSTB信号をLEDヘッドへ送信する。LEDヘッド12Yはヘッド駆動制御回路270からSTB信号を受信すると感光体ドラム13Yの表面に1ライン分の静電潜像を形成する。このようにして、1ラインごとにヘッド駆動制御部206から送られてくるイエローの画像データに従って、次々に感光体ドラム13Yの表面に静電潜像が形成され、副走査方向の長さ分のイエローの画像データに従って静電潜像が形成されると露光が終了する。
【0071】
続いて、前記静電潜像に現像ローラ14aYによってイエローのトナーが付着させられ、イエローのトナー像が形成される。そして、動作制御部201は転写電圧制御部A260aを介して転写ローラ20Yに電圧を印加する。これにより、感光体ドラム13Y上のイエローのトナー像は、転写ローラ20Yによって電気的に転写ベルト30に転写される。すなわち、前記感光体ドラム13Yが回転させられるのに伴って、1ページ分のイエローのトナー像が順次転写ベルト30上に転写される。
【0072】
同様に、ヘッド駆動制御部206は動作制御部201からの指令に従って、マゼンタの画像データをLEDヘッド12Mに送信することができる形に変えてヘッド駆動制御回路270を介してLEDヘッド12Mに送る。ヘッド駆動制御回路270は、1ライン分のマゼンタの画像データを転送するとLEDヘッド12Mに対してラッチ信号であるLOAD信号を送り、LEDヘッド12M内のラッチ回路に1ライン分のマゼンタのデータをラッチさせる。
【0073】
そして、ヘッド駆動制御回路270は送信したマゼンタの画像データに対応するLEDアレイのLED素子を発光させるためにLED素子を駆動する為の駆動信号であるSTB信号をLEDヘッドへ送信する。LEDヘッド12Mはヘッド駆動制御回路270からSTB信号を受信すると感光体ドラム13Mの表面に1ライン分の静電潜像を形成する。このようにして、1ラインごとにヘッド駆動制御部206から送られてくるマゼンタの画像データに従って、次々に感光体ドラム13Mの表面に静電潜像が形成され、副走査方向の長さ分のイエローの画像データに従って静電潜像が形成されると露光が終了する。
【0074】
続いて、前記静電潜像に現像ローラ14aMによってマゼンタのトナーが付着させられ、マゼンタのトナー像が形成される。そして、動作制御部201は転写電圧制御部A260aを介して転写ローラ20Mに電圧を印加し、これにより、感光体ドラム13M上のマゼンタのトナー像は、転写ローラ20Mによって電気的に転写ベルト30上に転写される。すなわち、前記感光体ドラム13Mが回転させられるのに伴って、1ページ分のマゼンタのトナー像が順次転写ベルト30上に転写される。図8(a)はマゼンタのトナー像が転写ベルト30に転写されるときの、記録媒体90の搬送状態を示した図である。
以降、同様にシアン、ブラックのトナー画像が転写ベルト30の走行に伴って順次転写ベルト30上に重ねて転写される。
【0075】
記録媒体、転写ベルトへのトナー画像転写状態を図9に示す。図9は第1の実施の形態における記録媒体、転写ベルトへのトナー画像転写状態説明図である。
図9に示しているように、記録媒体90へのトナー画像と転写ベルト30へのトナー画像とは鏡像の関係になる。これは、転写ベルト30上に一旦トナー画像を転写した後、記録媒体90に再び転写する為である。
【0076】
また、1頁目の画データが印刷された記録媒体90は引続き走行させられ、定着器50aにおいて、加熱ローラ51は矢印g方向に、加圧ローラ52は矢印h方向にそれぞれ回転させられ、加熱ローラ51及び加圧ローラ52によってカラーのトナー像が記録媒体90に定着される。
そして、定着器50aによる定着が終了すると、記録媒体90は搬送ルート切換部110を通過して搬送ガイド123へ搬送される。
更に、記録媒体90は搬送されて、第2レジストローラ42a、42bに突き当たる。このとき、第2レジストローラ42a、42bは回転していないので、記録媒体90はレジストローラ42a、42bを先端として搬送ガイド124の部分で撓みが生じる。この状態を図8(b)に示す。
【0077】
そして、動作制御部201は、トナー画像が転写ベルト30の転写位置と同期をとり、転写ベルト30上のトナー画像と記録媒体90のトナー画像転写位置とが合わさるタイミングとなるように、モータ制御部B208に指示を出して第2レジスト駆動回路302bを動作させて第2レジストモータ312bを駆動し、第2レジストローラ42a、42bを回転させる。
また、動作制御部201は、転写電圧制御部B260bに指示を出し、第2転写ローラ60に電圧を供給する。このときの電圧は、トナーが負に帯電されているので正の電圧を供給する。
記録媒体90は第2レジストローラ42a、42bの回転により第2転写ローラ60へ搬送されると、第2転写ローラ60により転写ベルト30のトナー画像が記録媒体90に転写される。
【0078】
第2転写ローラ60によりトナー像が転写された記録媒体90は更に搬送され、第2定着部50bにより定着される。そして、排出ローラ44によって更に搬送され、その後、スタッカ部150bに排出される。なお、動作制御部201は、センサ130eが記録媒体90の後端を検出することによって、記録媒体90が排出されたことを知る。図8(c)は記録媒体90がスタッカ部150bに排出される状態を示している。
【0079】
このようにして記録媒体90の排出が終了すると、動作制御部201は、帯電電圧制御部240、現像電圧制御部250を介して帯電ローラ11、現像ローラ14a、スポンジローラ14cへの電圧の供給をオフにし、モータA駆動回路300a、モータB駆動回路300bを介して各モータを停止させ次の印刷データが上位装置から送信されるのを待機する。
【0080】
第1の実施の形態の効果
図10は第1の実施の形態における両面印刷の受信、展開、印刷状態説明図を示している。図10を用いて本発明の第1の実施の形態の効果を以下に詳細に説明する。
第1の実施の形態では1頁目の印刷データを記録媒体90に転写、定着し、2頁目の印刷データを転写ベルト30に一旦転写した後に、転写ベルト30から記録媒体90の裏面に転写してその後定着するようにしている。
これにより、上位装置より順番に送信された印刷データを順次受信し、展開して印刷することができるので、記録媒体90を搬送するための時間を短縮することができる。また、印刷データを順次、受信、展開、印刷を行うようにしているので、印刷データを数頁にわたって保持するメモリが不要となり、受信、展開、印刷が平行して動作することができるので、少ないメモリ容量で高速な両面印刷を行うことができる。
更に、タンデム方式での画像形成と中間転写方式での画像形成で各々専用の画像形成部を持つ必要がなく、装置構成を簡素化することができコストを低減することができる。
【0081】
ところで、第1の実施の形態で説明したタンデム方式の画像形成部は、転写ベルト30に記録媒体90を吸着させて、複数の転写ローラ20で順次トナー像を記録媒体90に転写するようにしているので、記録媒体90の搬送方向下流側では記録媒体90自体が帯電してしまい転写効率が悪くなる場合がある。特に、記録媒体の厚さが厚い場合などは転写電圧を高くして転写するため記録媒体90自体が帯電する可能性は高く、薄紙より厚紙の方が転写効率が悪くなる傾向にある。OHP用紙などの帯電しやすい媒体についても同様である。
また、トナー画像を一旦、転写ベルト30に順次転写した後に記録媒体上に一括転写する中間転写方式では、一括して記録媒体に転写を行うので記録媒体90自体が帯電することはないが、積層されたトナー画像を一括して転写するために転写効率が悪いという問題があった。
【0082】
本発明の第2の実施の形態では、媒体の種類に関わらず印刷品位の優れた画像形成装置を提供することを目的とする。
第2の実施の形態
図11は本発明の第2の実施の形態におけるカラー画像形成装置の機構説明図であり、図12は本発明の第2実施の形態におけるモータ駆動制御・ヘッド駆動制御ブロック図である。第1の実施の形態と同じ構成には同じ記号を付与してその説明は省略する。第1の実施の形態と異なるところは、記録媒体の種類に応じて印刷モードを切り換えることである。
【0083】
図11において、画像記録装置1の右下部には媒体カセット100aが配設される。媒体カセット100aにはタンデム方式で印刷するための記録媒体が積載されている。本実施の形態の場合、薄紙又は普通紙の記録媒体90が積載されている。媒体カセット100aは、用紙収容カセット92、ホッピング機構91から成り、用紙収容カセット92は、押上板92a及び押圧手段92bから成る。なお、ホッピング機構91は、弁別手段91aとホッピングローラ91bから成る。
【0084】
この場合、用紙収容カセット92に収納された記録媒体90は、押圧手段92bによって押上板92aを介してホッピングローラ91bに圧接させられ、ホッピングローラ91bに圧接された弁別手段91aにより1枚ずつ弁別される。この状態で図示しないモータによってホッピングローラ91bを矢印e方向に回転させると、ホッピングローラ91bと弁別手段91aとの間に挟まれた記録媒体90は、シートガイド121によって案内されて、第1レジストローラ80a、80bに送られる。
【0085】
更に、画像記録装置1の左下部には媒体カセット100bが配設される。媒体カセット100bには中間転写方式で印刷するための記録媒体が積載されている。本実施の形態の場合、厚紙又はOHP用の記録媒体95が積載されている。媒体カセット100bは、用紙収容カセット97、ホッピング機構95から成り、用紙収容カセット97は、押上板97a及び押圧手段97bから成る。なお、ホッピング機構92は、弁別手段96aとホッピングローラ96bから成る。
【0086】
この場合、用紙収容カセット97に収納された記録媒体95は、押圧手段97bによって押上板97aを介してホッピングローラ96bに圧接させられ、ホッピングローラ96bに圧接された弁別手段96aにより1枚ずつ弁別される。この状態で図示しないモータによってホッピングローラ96bを矢印e方向に回転させると、ホッピングローラ96bと弁別手段96aとの間に挟まれた記録媒体95は、シートガイド125によって案内されて、第2レジストローラ42a、42bに送られる。レジストローラ42a、42bによって記録媒体95の先端と転写ベルト30上に転写されたトナー画像とのタイミングが採られる。なお、130dは記録媒体95の搬送方向における第2転写ローラ60より上流側に配設され、記録媒体95の先端を検出するフォトセンサである。続いて、図示しないモータによってレジストローラ42aを矢印f方向に回転させると、記録媒体95は、転写ベルト30と第2転写ローラ60との間に搬送される。
【0087】
次に、印刷動作について図12を用いて説明する。
図12において、印刷制御部200内には、動作制御部201、コマンド解析部202、印刷情報設定部203、画データ読出制御部204、データ転送制御部205、ヘッド駆動制御部206、モータ制御部A207及びモータ制御部B208を備えている。
【0088】
モータ制御部A207は印刷制御部200内の動作制御部201の指示により、モータA駆動回路300aを動作させる。モータA駆動回路300aは、メインモータ駆動回路301、ホッピング・第1レジスト駆動回路302a、ベルト駆動回路303、定着モータA駆動回路304aからなり、第1の実施の形態と同様に構成されているので詳細な説明は省略する。
【0089】
モータ制御部B208は印刷制御部200内の動作制御部201の指示により、モータB駆動回路300bを動作させる。モータB駆動回路300bは、ホッピング・第2レジスト駆動回路302b、定着モータB駆動回路304bからなる。
また、中間転写用モータ310bとして、ホッピング・第2レジストモータ312b、定着モータB314bが接続されている。
そして、ホッピング・第2レジスト駆動回路302bを動作することによって記録媒体95を第2レジストローラ42a、42bによって搬送する。 さらに、定着モータB駆動回路304bを動作することによって、定着モータB314bを駆動することによって、第2定着器50bの加熱ローラ53、加圧ローラ54を回転させる。
各モータは各々の駆動回路を動作することによって回転させられ、各モータにつながる各要素は、図示しないギヤ又はベルトによって連結される。そして、各センサの出力波形は検出信号として印刷制御部200に送られ、検出信号に基づいてモータの駆動・停止が印刷制御部200によって制御される。
【0090】
次に、前記構成の画像記録装置1の動作について図3、図11、図12を参照して説明する。
まず、画像形成装置1の図示せぬ電源スイッチがオンにされると、電圧が印刷制御部200を含む周辺回路に印加される。電圧が供給されると印刷制御部200内の動作制御部201は、印刷制御部200内のROMに格納された制御プログラムに基づいて所定の初期設定を実行する。以後、動作制御部201はROMに格納したプログラムに従って動作する。
【0091】
印刷制御部200内の動作制御部201は、定着制御部A290a、定着制御部B290bに指示を出し、定着器50a、50bを動作させて加熱ローラ51、53の表面温度が所定の値になるまでウォームアップを行う。ウォームアップが終了した後、定着器50a、50bを動作させて加熱ローラ51、53の表面温度を常に一定の値に維持する。又、ウオーミングアップ終了後、上位装置より印刷起動が所定時間経過しても送信されない場合は、パワーセーブモードに移行して加熱ローラ51、53の表面温度を低下させる。
【0092】
このようにして画像形成装置1の初期設定が終了すると、動作制御部201は、I/F制御部210を介して上位装置からカラー画像信号が送信されるのを待機する。そして、I/F制御部210は上位装置からカラー画像信号を受信すると動作制御部201にデータ受信の開始を通知し、上位装置から受信したカラー画像信号を順次、受信メモリ220に格納する。動作制御部201は、I/F制御部210からデータ受信開始の通知を受けると、受信メモリ220からコマンド及びカラー画像データを読み出し、コマンド解析部202に渡す。コマンド解析部202はコマンドを解析すると共にカラー画像データを色別に分解してイエローの画像データ、マゼンタの画像データ、シアンの画像データ、及びブラックの画像データを発生させて画データ編集メモリ230に格納する。
【0093】
次に、普通紙印刷モードと特殊紙印刷モードでは異なる印刷動作となるため各々について順番に説明する。普通紙印刷モードは薄紙、普通紙を印刷するモードであり、特殊紙印刷モードは厚紙、OHP用紙に印刷するモードである。
まず、普通紙印刷モードについて説明する。
動作制御部201はI/F制御部210からデータ受信開始の通知を受け、受信メモリ220から印刷設定情報コマンドを読み出して印刷する記録媒体の種類又は、印刷する記録媒体の収容されている媒体カセットを判断する。印刷設定情報コマンドに薄紙又は普通紙が指定されていた場合、或いは、印刷設定情報コマンドに第1の媒体カセット100aが指定されていた場合、印刷情報設定部203のレジスタ2に“0”を格納する。そして、動作制御部201は定着制御部A290aに指示を出し、再び、定着器50aを動作させて加熱ローラ51の表面温度を所定の値に上昇させる。
【0094】
動作制御部201は、モータ駆動制御部A207に指示を出して各モータの駆動を制御させる。まず、モータ駆動制御部A207はモータA駆動回路300aのホッピング・第1レジストモータを第1の方向(正方向)に回転させてホッピングローラ91bを回転させる。ホッピングローラ91bの回転により記録媒体カセット100aの記録媒体90が1枚だけシートガイド121に繰り出され、動作制御部201は、記録媒体90を所定量搬送し、そして、記録媒体90の先端がレジストローラ80a、80bに到達すると、動作制御部201は、ホッピング・第1レジストモータを駆動してわずかに記録媒体90を更に搬送する。これにより、記録媒体90は、前端をレジストローラ80a、80bのローラの間に押し当ててわずかなループを形成し、ループによって記録媒体90のスキューが矯(きょう)正される。
以後の画像形成動作は第1の実施の形態の片面印刷モードと同様な動作を行うので詳細な説明は省略する。
【0095】
そして、トナー画像が転写された記録媒体90は、転写ベルト30により除電ブラシ99に送られ、除電ブラシ99によって除電される。その結果、記録媒体90は駆動ローラ41aの上部で転写ベルト30から離れ、定着器50aに送られる。
このとき、動作制御部201は記録媒体90の前端をフォトセンサ130bで検出すると、搬送ルート切換部310に指示を出し、搬送ルート切換器110を図11の矢印A方向に切り換える。これにより、記録媒体90は定着器50aを通過した後、排出ローラ45側に搬送されるようになる。
また、定着器50aにおいて、加熱ローラ51は矢印g方向に、加圧ローラ52は矢印h方向にそれぞれ回転させられ、加熱ローラ51及び加圧ローラ52によってカラーのトナー像が記録媒体90に定着され、記録媒体90上にカラー画像が形成される。
【0096】
そして、定着器50aによる定着が終了すると、記録媒体90は排紙ローラ45によって搬送され、その後、スタッカ部150aに排出される。なお、動作制御部201は、センサ130cが記録媒体90の後端を検出することによって、記録媒体90が排出されたことを知る。
このようにして記録媒体90の排出が終了すると、印刷制御部200は、帯電電圧制御部240、現像電圧制御部250を介して各帯電ローラ11、各現像ローラ14a、各スポンジローラ14cへの電圧の供給をオフにし、モータA駆動回路300aを介して各モータを停止させ次の印刷データが上位装置から送信されるのを待機する。上記説明は片面印刷での説明であるが、両面印刷については第1の実施の形態と同様に動作する。
【0097】
次に、特殊紙印刷モードについて説明する。
動作制御部201はI/F制御部210からデータ受信開始の通知を受け、受信メモリ220から印刷設定情報コマンドを読み出して印刷する記録媒体の種類又は、印刷する記録媒体の収容されている媒体カセットを判断する。印刷設定情報コマンドに厚紙又はOHP用紙が指定されていた場合、或いは、印刷設定情報コマンドに第2の媒体カセット100bが指定されていた場合、印刷情報設定部203のレジスタ2に“1”を格納する。そして、動作制御部201は定着制御部B290bに指示を出し、再び、定着器50bを動作させて加熱ローラ53の表面温度を所定の値に上昇させる。
【0098】
動作制御部201は、モータ駆動制御部B208に指示を出して各モータの駆動を制御させる。まず、モータ駆動制御部B208はモータB駆動回路300bのホッピング・第2レジストモータを第1の方向(正方向)に回転させてホッピングローラ96bを回転させる。ホッピングローラ96bの回転により記録媒体カセット100bの記録媒体95が1枚だけシートガイド125に繰り出され、動作制御部201は、記録媒体95を所定量搬送し、そして、記録媒体95の先端がレジストローラ42a、42bに到達すると、動作制御部201は、ホッピング・第2レジストモータを駆動してわずかに記録媒体95を更に搬送する。これにより、記録媒体95は、先端をレジストローラ42a、42bのローラの間に押し当ててわずかなループを形成し、ループによって記録媒体95のスキューが矯(きょう)正される。この状態で記録媒体95は一旦待機している。
【0099】
又、記録媒体95の繰り出しと並行して、動作制御部201は、モータ制御部A207に指示を出してメインモータ駆動回路301を介してメインモータ311を駆動し、第1〜第4の画像形成部10Y、10M、10C、10Kを駆動し、各感光体ドラム13、各帯電ローラ11、各現像ローラ14a、各スポンジローラ14c、転写ローラ20Y、20M、20C、20K、及び吸着ローラ40をそれぞれ回転させると共に、動作制御部201は、吸着電圧制御部280に指示を出して吸着ローラ40への電圧の印加オフする。また、同時に、動作制御部201は、モータ制御部A207に指示を出してベルト駆動回路303を介してベルト駆動モータ313を駆動すると共に、定着モータB駆動回路304bを介して定着モータを駆動し、加熱ローラ53回転させる。
【0100】
そして、動作制御部201は転写ベルト30に設けられたタイミングマークを130fで検出する。タイミングマークは転写ベルト30の外周近傍に一定の間隔をおいて一周にわたって設けてある。
動作制御部201がフォトセンサ130fによって、転写ベルト30の位置を検出すると、動作制御部201は、引き続きモータ制御部A207に指示を出してメインモータ駆動回路301を介してメインモータ311を駆動し、第1〜第4の画像形成部10Y、10M、10C、10Kを駆動し、各感光体ドラム13、各帯電ローラ11、各現像ローラ14a、各スポンジローラ14c、転写ローラ20Y、20M、20C、20K、及び吸着ローラ40をそれぞれ回転させる。又、動作制御部201は、吸着電圧制御部280に指示を出して吸着ローラ40への電圧の供給を停止させる。また、動作制御部201は、引き続きモータ制御部A207に指示を出してベルト駆動回路303を介してベルト駆動モータ313を駆動する。
【0101】
次に、動作制御部201は、印刷するデータを画データ編集メモリ230から読み出すように画データ読出制御部204に指示を出す。画データ読出制御部204は1ライン分のイエローの画像データを画データ編集メモリ230から読み出してデータ転送制御205に送る。データ転送制御部205は画データ読出制御部204からのデータ送信を受けると、印刷情報設定部203に設定されている情報を読みにいき、印刷設定情報が特殊紙印刷モードであると判断すると、1ライン分のイエローの画像データを最初の画データ(1ドット目)からヘッド駆動制御部206へ送信する。
【0102】
ヘッド駆動制御部206は、動作制御部201からの指令に従って、イエローの画像データをLEDヘッド12Yに送信することができる形に変えてヘッド駆動制御回路270を介してLEDヘッド12Yに送る。ヘッド駆動制御回路270は、1ライン分のイエローの画像データを転送するとLEDヘッド12Yに対してラッチ信号であるLOAD信号を送り、LEDヘッド12Y内のラッチ回路に1ライン分のイエローのデータをラッチさせる。
【0103】
そして、ヘッド駆動制御回路270は送信したイエローの画像データに対応するLEDアレイのLED素子を発光させるためにLED素子を駆動する為の駆動信号であるSTB信号をLEDヘッド12Yへ送信する。LEDヘッド12Yはヘッド駆動制御回路270からSTB信号を受信すると感光体ドラム13Yの表面に1ライン分の静電潜像を形成する。このようにして、1ラインごとにヘッド駆動制御部206から送られてくるイエローの画像データに従って、次々に感光体ドラム13Yの表面に静電潜像が形成され、副走査方向の長さ分のイエローの画像データに従って静電潜像が形成されると露光が終了する。
【0104】
続いて、前記静電潜像に現像ローラ14aYによってイエローのトナーが付着させられ、イエローのトナー像が形成される。そして、動作制御部201は転写電圧制御部A260aを介して転写ローラ20Yに電圧を印加する。これにより、感光体ドラム13Y上のイエローのトナー像は、転写ローラ20Yによって電気的に転写ベルト30に転写される。すなわち、前記感光体ドラム13Yが回転させられるのに伴って、1ページ分のイエローのトナー像が順次転写ベルト30上に転写される。
【0105】
同様に、データ転送制御部205は動作制御部201からの指令に従って、マゼンタの画像データをLEDヘッド12Mに送信することができる形に変えてヘッド駆動制御部206を介してLEDヘッド12Mに送る。ヘッド駆動制御回路270は、1ライン分のマゼンタの画像データを転送するとLEDヘッド12Mに対してラッチ信号であるLOAD信号を送り、LEDヘッド12M内のラッチ回路に1ライン分のマゼンタのデータをラッチさせる。
【0106】
そして、ヘッド駆動制御回路270は送信したマゼンタの画像データに対応するLEDアレイのLED素子を発光させるためにLED素子を駆動する為の駆動信号であるSTB信号をLEDヘッド12Mへ送信する。LEDヘッド12Mはヘッド駆動制御回路270からSTB信号を受信すると感光体ドラム13Mの表面に1ライン分の静電潜像を形成する。このようにして、1ラインごとにヘッド駆動制御部206から送られてくるマゼンタの画像データに従って、次々に感光体ドラム13Mの表面に静電潜像が形成され、副走査方向の長さ分のイエローの画像データに従って静電潜像が形成されると露光が終了する。
【0107】
続いて、前記静電潜像に現像ローラ14aMによってマゼンタのトナーが付着させられ、マゼンタのトナー像が形成される。そして、動作制御部201は転写電圧制御部A260aを介して転写ローラ20Mに電圧を印加し、これにより、感光体ドラム13M上のマゼンタのトナー像は、転写ローラ20Mによって電気的に転写ベルト30上に転写される。すなわち、前記感光体ドラム13Mが回転させられるのに伴って、1ページ分のマゼンタのトナー像が順次転写ベルト30上に転写される。
以降、同様にシアン、ブラックのトナー画像が転写ベルト30の走行に伴って順次転写ベルト30上に重ねて転写される。
【0108】
そして、動作制御部201は、トナー画像が転写ベルト30の転写位置と同期をとり、転写ベルト30上のトナー画像と記録媒体95の先端が第2転写ローラであわせるタイミングで、モータ制御部B208に指示を出して第2レジスト駆動回路302bを動作させて第2レジストモータ312bを駆動し、第2レジストローラ42a、42bを回転させる。
また、動作制御部201は、転写電圧制御部B260bに指示を出し、第2転写ローラ60に電圧を供給する。このときの電圧は、トナーが負に帯電されているので正の電圧を供給する。
記録媒体95は第2レジストローラ42a、42bの回転により第2転写ローラ60へ搬送されると、第2転写ローラ60により転写ベルト30のトナー画像が記録媒体95に転写される。
【0109】
第2転写ローラ60によりトナー像が転写された記録媒体95は更に搬送され、第2定着器50bにより定着される。そして、排出ローラ44によって更に搬送され、その後、スタッカ部150bに排出される。なお、動作制御部201は、センサ130eが記録媒体95の後端を検出することによって、記録媒体95が排出されたことを知る。
【0110】
このようにして記録媒体95の排出が終了すると、動作制御部201は、帯電電圧制御部240、現像電圧制御部250を介して帯電ローラ11、現像ローラ14a、スポンジローラ14cへの電圧の供給をオフにし、モータA駆動回路300a、モータB駆動回路300bを介して各モータを停止させ次の印刷データが上位装置から送信されるのを待機する。
【0111】
第2の実施の形態の効果
以上説明したように、第2の実施の形態で詳細に説明したように、媒体の種類に応じてタンデム方式の画像形成と中間転写方式とで画像形成を行うことができる。よって、記録媒体の厚さが厚い場合やOHP用紙などの特殊媒体は中間転写方式で印刷し、薄紙、普通紙などはタンデム方式で印刷することによって、媒体の特性に応じた印刷方式をとることにより、どのような種類の記録媒体でも印刷品位の優れた画像形成装置を提供することができる。
又、第2の実施の形態では記録媒体の種類に応じて印刷方式を選択するようにしたが、例えば、環境状況を判断して、記録媒体が帯電しやすい低湿状態のときは中間転写方式で印刷を行い、高湿状態のときはタンデム方式で印刷を行うようにしてもよい。
【0112】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、媒体の種類に応じて印刷データを記録媒体に順次転写し定着する印刷モードと、印刷データを転写ベルトに一旦順次転写した後に転写ベルトから記録媒体に一括して転写し、その後定着するモードとを設けたので、媒体の特性に応じた印刷モードを選択して転写を行うことができ、印刷品位の優れた画像形成装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態におけるカラー画像形成装置の機構説明図である。
【図2】第1の実施の形態における各画像形成部の詳細機構説明図である。
【図3】第1の実施の形態におけるカラー画像形成装置の印刷制御ブロックある。
【図4】第1の実施の形態におけるモータ駆動制御・ヘッド駆動制御ブロック図である。
【図5】第1の実施の形態におけるヘッドデータ転送説明図である。
【図6】第1の実施の形態におけるヘッドデータ転送ブロック図である。
【図7】第1の実施の形態における片面印刷時の記録媒体搬送説明図である。
【図8】第1の実施の形態における両面印刷時の記録媒体搬送説明図である。
【図9】第1の実施の形態における記録媒体、転写ベルトへのトナー画像転写状態説明図である。
【図10】第1の実施の形態における両面印刷の受信、展開、印刷状態説明図である。
【図11】第2の実施の形態におけるカラー画像形成装置の機構説明図である。
【図12】第2の実施の形態におけるモータ駆動制御・ヘッド駆動制御ブロック図である。
【図13】従来の画像形成装置の両面印刷機構図である。
【図14】従来の印刷順序説明図である。
【符号の説明】
1 画像形成装置
10 各画像形成部
20 各第1転写ローラ
30 転写ベルト
40 吸着ローラ
42a、b 第2レジストローラ
44、45 排出ローラ
50a 第1定着部
50b 第2定着部
60 第2転写ローラ
70 転写ベルトクリーニング部
80 第1レジストローラ
91 ホッピング機構
100 媒体カセット
130a、b、c、e、140a 媒体検出センサ
130f 転写ベルトタイミングマーク検出センサ
150a、b スタッカ

Claims (1)

  1. 帯電部材により帯電された像担持体表面に上位装置から受信したデータに基づいて静電潜像を形成し、該静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する複数の画像形成部と、
    記録媒体を吸着して搬送するとともに、トナー画像を保持する転写ベルトと、
    前記転写ベルトに吸着して搬送された記録媒体に前記画像形成部で形成されたトナー画像を転写するとともに、該ベルト上に該画像形成部で形成されたトナー画像を転写する第1転写部材と、
    前記転写ベルト上に転写されて保持されているトナー画像を記録媒体に転写する第2転写部材と、
    記録媒体上に転写されたトナー画像を定着する定着部と、
    普通紙を積載する第1の給紙部と、
    特殊紙を積載する第2の給紙部と、
    上位装置から媒体の種類に関する印刷設定情報を入力して解析する印刷制御部とを有し、
    前記画像形成部は前記転写ベルトに併設され、
    前記第1転写部材は前記複数の画像形成部の各々に対向して設けられ、
    前記印刷制御部は、
    上位装置から受信した印刷設定情報に基づいて第1印刷モードでの印刷か第2印刷モードでの印刷かを判断し、
    印刷設定情報が普通紙に関する情報である場合に第1印刷モードでの印刷であると判断し、前記転写ベルトに前記第1の給紙部から搬送される記録媒体を吸着して搬送し、前記複数の画像形成部で形成されたトナー画像を前記複数の第1転写部材により記録媒体上に順次重ねて転写し、
    印刷設定情報が特殊紙に関する情報である場合に第2印刷モードでの印刷であると判断し、前記転写ベルトに前記複数の画像形成部で形成されたトナー画像を前記複数の第1転写部材により該転写ベルト上に順次重ねて転写し、該転写ベルト上に転写されて重ね合わされたトナー画像を前記第2転写部材によって前記第2の給紙部から搬送される記録媒体上に順次一括転写することを特徴とする画像形成装置。
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