JP2000170951A - 自己保持型3方向電磁弁 - Google Patents

自己保持型3方向電磁弁

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JP2000170951A
JP2000170951A JP10341691A JP34169198A JP2000170951A JP 2000170951 A JP2000170951 A JP 2000170951A JP 10341691 A JP10341691 A JP 10341691A JP 34169198 A JP34169198 A JP 34169198A JP 2000170951 A JP2000170951 A JP 2000170951A
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valve body
hole
suction element
valve
cylindrical body
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JP10341691A
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English (en)
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Tetsuji Endo
哲二 遠藤
Ichiro Hayashi
一郎 林
Kazumasa Toyoda
和政 豊田
Katsumi Orito
克己 折戸
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Pacific Industrial Co Ltd
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Pacific Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 弁洩れの発生を抑えるとともに、弁ボディの
吸着音を極力小さくできる自己保持型3方向電磁弁を提
供する。 【解決手段】 筒状ボディ1に入口パイプ2に繋がる流
入孔3を設け、上部吸引子4には流出孔8を設け、下部
吸引子9には流出パイプ12に連通する流出孔13を設
け、筒状ボディ1の外側には永久磁石18を設け、弁ボ
ディ17中心部孔19には圧縮コイルばね22を介して
鋼球20,21をかしめ等の手段により固定し、さらに
弁ボディ17の側部には前記孔19に繋がる均圧孔23
を設け、チャンバー16の内圧と孔19の内圧が等しく
なるようにした。また、上部吸引子4の下面と弁ボディ
17の上面並びに下部吸引子9の上面をテーパー面24
に形成し、上部吸引子4と弁ボディ17上端部との間に
は圧縮コイルばね25を、下部吸引子9と弁ボディ17
下端部との間には圧縮コイルばね26を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、3方向電磁弁に関
するものであって、複数の冷却器を有する冷媒回路特に
冷蔵庫の冷媒回路において1つのコンデンサを2台のエ
バポレータに接続させるために冷媒の流路切換用に用い
る自己保持型3方向電磁弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、イタリア特許67482−A/
86号公報に開示された、従来の冷凍回路を示す。この
冷凍回路には、圧縮機101と、凝縮器102と、前記
各冷凍室に複数の蒸発器105,106と、凝縮器を2
台の蒸発器に接続させるための自己保持型3方電磁弁1
03とにより構成されている。なお図中、103a,1
03bは3方電磁弁の出口パイプ、107,108は毛
細管、104は前記3方電磁弁103の電磁コイルを作
動させるための駆動回路であるが、詳細な回路について
は説明を省略する。
【0003】上記構成により、3方向電磁弁103で
は、二種類の冷媒回路が設定できるようになっている。
すなわち、前記の毛細管107を介して凝縮器2を蒸発
器105に接続させる第一の状態と、凝縮器2を蒸発器
106だけに接続させる第二の状態である。なお、第一
の状態では蒸発器105,106は、直列に接続される
ことになる。このような蒸発器は、例えば標準的な冷蔵
室およびフリーザー室で使用されている。
【0004】図3は、従来の自己保持型3方向電磁弁の
縦断側面図である。従来の3方向電磁弁は、略U字状を
なす磁性材のハウジング110とプレート150とによ
り磁気回路が構成されている。非磁性金属材にて下方を
拡開して形成される管状の弁ボディ113は前記ハウジ
ング110の中心部に取付けられるものであり、該管状
弁ボディ113の上端部には、上部吸引子111が取り
付けられると共に該上部吸引子111の上端部は前記プ
レート150の中心部に固定されている。そして、前記
上部吸引子111の下端部には上弁座の役目を果たす開
口部115が設けられると共にこの開口部115に連通
する流出口116を設けて第1の出口パイプ117に繋
がるようになっている。また、前記管状弁ボディ113
の下端部には、下部吸引子112が固定されており、該
下部吸引子112の中心部には下弁座の役目を果たす開
口部119が設けられると共にこの開口部119に連通
する流出口118を設けて第2の出口パイプ120に繋
がるようになっている。さらに、前記下部吸引子112
には、中心部から離れて流入孔121が設けられ、該流
入孔121には入口パイプ122が繋がっている。チャ
ンバー114は、前記管状弁ボディ113と上部吸引子
111と下部吸引子112とにより形成されるものであ
り、該チャンバー114内には弁ボディ123が上下方
向に摺動自在に収納されており、該弁ボディ123中心
部の孔124の上端面と下端面には、圧縮コイルばね1
27を介して内方向に沈むようにした鋼球125,12
6が設けられている。また、前記固定吸引子111の外
周面には電磁コイル135が固定され、管状弁ボディ1
13の外周面には永久磁石131が固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の3
方向電磁弁においては、正常な動作では、コイルに通電
されると弁ボディがどちらか一方の吸引子に吸着され、
鋼球が圧縮コイルバネの付勢力に抗して弁ボディ内にわ
ずかに押し込められた状態で開口部に着座し、出口パイ
プへの流出を止めるわけであるが、鋼球と開口部の間に
異物が挟まった状態で鋼球が着座した場合、出口パイプ
からかなりの洩れが発生するため、開口部に着座した鋼
球と孔との隙間を通して孔の内圧が下がり、チャンバー
内圧とに差圧を生じるためこの差圧によりバネの付勢力
が負け、鋼球が弁ボディ内に押し込まれチャンバー内高
圧流体が孔内に流れ込む。そのため孔の内圧とチャンバ
ー内圧が同圧になり差圧がなくなるので鋼球は再び弁ボ
ディの当初のかしめ位置まで戻る。そうすると孔内圧と
チャンバー内圧に再び差圧が発生し鋼球は同様な動作を
繰り返すことになり、結果チャタリングを起こすと言う
問題があった。また、上部並びに下部吸引子111,1
12に弁ボディ123が吸着されるときには大きな衝撃
音を発生させるという問題があった。
【0006】本発明は、従来の自己保持型3方向電磁弁
における問題点に鑑みてなされたものであって、弁ボデ
ィが摺動するチャンバー内圧とこの弁ボディ中心部の下
端面と上端面に硬球が装着される孔を均圧孔によって同
じ圧力にすることにより、鋼球と開口部に異物が挟まっ
た時に発生する鋼球のチャタリングを防止し、また、弁
ボディの上部並びに下部をテーパーに形成しこれと対応
する上部及び下部の吸引子側もテーパーに形成すると共
に、上部並びに下部の吸引子と弁ボディとの間にそれぞ
れ圧縮コイルばねを設け、これらのばねの圧縮により弁
ボディと上部並びに下部吸引子とを緩動的に当接させ、
衝撃音の派生を極力小さくするようにした自己保持型3
方向電磁弁の提供を目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
非磁性材の筒状ボディ1の外周面に入口パイプ2に繋が
る流入孔3を設け、この筒状ボディ1上端部には上部吸
引子4を取付けると共に該上部吸引子4の下端部に弁座
5と連通孔6を介して第1の流出パイプ7に連通する第
1の流出孔8を設け、前記筒状ボディ1の下端部には下
部吸引子9を設け、この下部吸引子9の弁座10と連通
孔11を介して第2の流出パイプ12に連通する第2の
流出孔13を設け、前記下部吸引子9の下端部をプレー
ト14に固定すると共に前記上部吸引子4の上端部を逆
U字状をなす磁性材のハウジング15に固定して磁気回
路を構成し、前記筒状ボディ1と上部吸引子4と下部吸
引子9とによりチャンバー16を形成し、このチャンバ
ー16内には外周部を多角形状とした弁ボディ17を摺
動自在に内挿し、この弁ボディ17と対応する筒状ボデ
ィ1の外側には永久磁石18を設け、前記弁ボディ17
の中心部に孔19を設けると共に孔19の下端面と上端
面に圧縮コイルばね22を介して鋼球20,21が内方
向に沈むことができるようにかしめ等の手段により固定
され、さらに前記弁ボディ17の側部には前記孔19に
繋がる均圧孔23を設け、前記チャンバー16の内圧と
鋼球20,21が内挿される孔19の内圧が等しくなる
ようにしたことを特徴とする自己保持型3方向電磁弁で
ある。
【0008】この請求項1記載の発明によれば、弁ボデ
ィ17に均圧孔23を設けることにより、鋼球と開口部
に異物が挟まった場合に発生する鋼球20,21を収納
する孔19とチャンバー16内圧の差圧を無くし、鋼球
20,21のチャタリングを生じることがない。
【0009】また、請求項2記載の発明は、前記の上部
吸引子4の下面と弁ボディ17の上面並びに下部吸引子
9の上面と弁ボディ17の下面をそれぞれテーパー面2
4,24,24,24に形成し、上部吸引子4と弁ボデ
ィ17上端部との間には第1の圧縮コイルばね25を、
下部吸引子9と弁ボディ17下端部との間には第2の圧
縮コイルばね26を設けたことを特徴とする請求項1記
載の自己保持型3方向電磁弁である。
【0010】この請求項2記載の発明によれば、弁ボデ
ィ17の上部並びに下部に形成したテーパー面24,2
4と対応させて上部及び下部吸引子4,9側にもテーパ
ー面24,24を形成すると共に、上部吸引子4並びに
下部吸引子9と弁ボディ17との間に第1及び第2の圧
縮コイルばね25,26を設けているので、弁ボディ1
7と上部並びに下部吸引子4,9とが緩動的に当接し、
衝撃音の発生を極力小さくすることができる。
【0011】また、請求項3記載の発明は、前記の筒状
ボディ1と永久磁石18の間に少なくとも0.1mm以
上のの空隙δを設けたことを特徴とする請求項1記載の
自己保持型3方向電磁弁である。
【0012】さらに、請求項4記載の発明は、前記の筒
状ボディ1と永久磁石18の間に防振用のテープ27を
設けたことを特徴とする請求項1記載の自己保持型3方
向電磁弁である。
【0013】前記の請求項3および請求項4の発明によ
れば、弁ボディ17が弁座5および弁座10に当接した
ときに生じる吸着音が、筒状ボディ1と永久磁石18と
の間で遮断され、永久磁石18からハウジング15に伝
達して共鳴音を起こすことがないので電磁弁作動時の騒
音を低下させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明にかかる自己保持型
3方向電磁弁の実施の具体例を、図面を参照しながら説
明する。図1は、本発明にかかる自己保持型3方向電磁
弁の一実施例を示す平面図であり、図2は、図1のA−
A断面図である。本発明の自己保持型3方向電磁弁は、
前述の従来の自己保持型3方向電磁弁と同様に、弁ボデ
ィ17が上部吸引子4側に吸着されるか、あるいは下部
吸引子9側に吸着されるかによって冷凍回路等において
冷媒の流れを切り替える際に使用される。
【0015】また、本発明の自己保持型3方電磁弁は、
筒状ボディ1と上部吸引子4と下部吸引子9と弁ボディ
17と永久磁石18と電磁コイルとプレート14及びハ
ウジング15とにより構成されるが、この基本構成につ
いては従来品と全く同じである。
【0016】前記筒状ボディ1は非磁性材にて形成され
ており、この筒状ボディ1の外周面には入口パイプ2に
繋がる流入孔3が設けられている。また、この筒状ボデ
ィ1上端部には上部吸引子4が取付けると共に、下端部
には下部吸引子9が設けられている。
【0017】前記の上部吸引子4はその下端部に弁座5
が設けられ、上部吸引子4の外側面には第1の流出パイ
プ7に連通する第1の流出孔8が設けられ、該第1の流
出孔8は連通孔6を介して弁座5に形成された弁口と繋
がっている。
【0018】前記の下部吸引子9はその上端部に弁座1
0が設けられ、下部吸引子9の外側面には第2の流出パ
イプ12に連通する第2の流出孔13が設けられ、該第
2の流出孔13は連通孔11を介して弁座10に形成さ
れた弁口と繋がっている。
【0019】下部吸引子9の下端部に固定されたプレー
ト14と上部吸引子4の上端部に固定された逆U字状を
なす磁性材のハウジング15とにより磁気回路を構成し
ている。また、永久磁石18は、後述する弁ボディ17
と対応する筒状ボディ1の外側に同極同士を向かい合わ
せて設けているものであり、この永久磁石18はコイル
への通電を切った時に永久磁石18による磁気回路で上
部吸引子4又は下部吸引子9に吸着された弁ボディ17
を吸着状態に保つためのものである。
【0020】チャンバー16は、前記筒状ボディ1と上
部吸引子4と下部吸引子9とにより形成されるものであ
り、このチャンバー16内には外周部を多角形状(例え
ば六角形)とした弁ボディ17が摺動自在に内挿されて
いる。また、この弁ボディ17の中心部には孔19が設
けられると共に、孔19の下端面と上端面には弁体とし
ての働きをする鋼球20,21が圧縮コイルばね22を
介しかしめ等の手段により固定されている。なお、前記
の鋼球20,21は、外から大きな力が作用した時には
圧縮コイルばね22を撓ませて内方向に沈むようになっ
ている。
【0021】均圧孔23は前記弁ボディ17の孔19と
前記チャンバー16とを連通させるためのものであり、
この均圧孔23は前記弁ボディ17の外側面に設けられ
ている。そして、この均圧孔23によって鋼球と開口部
に異物が挟まった場合に発生する鋼球20,21を収納
する孔19とチャンバー16内圧の差圧を無くし、鋼球
20,21のチャタリングを生じることがないようにな
っている。
【0022】また、本発明の自己保持型3方電磁弁で
は、前記の上部吸引子4と下部吸引子9と弁ボディ17
の形態を下記のように変えることによって、弁ボディ1
7の吸着音を少なくすることができる。
【0023】この実施形態においては、上部吸引子4の
下面と下部吸引子9の上面をそれぞれテーパー面24,
24に形成すると共に、これに対応する弁ボディ17の
上面並びに下面にもテーパー面24,24が形成されて
いる。また、これに加えて、上部吸引子4と弁ボディ1
7上端部との間には第1の圧縮コイルばね25が設けら
れ、下部吸引子9と弁ボディ17下端部との間には第2
の圧縮コイルばね26が設けられている。
【0024】さらに、電磁弁作動時の騒音を低下させる
ために、図4に示すように、非磁性体の筒状ボディ1と
永久磁石18の間にδ=0.1mm〜0.5mmの空隙
を設けたり、或いは図5に示すように、非磁性材料の筒
状ボディ1と永久磁石18の間に防振用のテープ27を
設けることにより、弁ボディ17が弁座5および弁座1
0に当接したときに生じる吸着音が、筒状ボディ1と永
久磁石18との間で遮断され、永久磁石18からハウジ
ング15に伝達して共鳴音を起こすことがないので電磁
弁作動時の騒音を低下させることができる。なお、前記
永久磁石18は磁性体のハウジング15側に吸着されて
固定されるようになっている。
【0025】次に、上記の実施形態における弁ボディ1
7の作動について説明する。コイルに電流が通電されて
なく、永久磁石18の磁束により弁ボディ17、下部吸
引子9、プレート14、永久磁石18で磁気回路(1)
を形成し、弁ボディ17が下部吸引子9に吸着された状
態において、永久磁石18の磁束によるもう一方の磁気回
路である弁ボディ17、上部吸引子4、ハウジング1
5、永久磁石18の磁気回路(2)の磁束を増加する方
向にコイルへ通電すると、磁気回路(1)の磁束を上回
った通電量で弁ボディ17は上部吸引子4側へ吸着され
る。その際、弁ボディ17に作用している第1の圧縮コ
イルばね25、第2の圧縮コイルばね26、圧縮コイル
ばね22のばね特性が吸引力特性を横切るように設定さ
れているため、弁ボディ17は上部吸引子4に緩動的に
当接し、衝撃音の発生を極力小さくする事が出来る。
【0026】次に、コイルに電流が通電されてなく、永
久磁石18の磁束により弁ボディ17、上部吸引子4、
ハウジング15、永久磁石18で磁気回路(2)を形成
し、弁ボディ17が上部吸引子4に吸着された状態にお
いて、永久磁石18の磁束によるもう一方の磁気回路であ
る弁ボディ17、下部吸引子9、プレート14、永久磁
石18の磁気回路(1)の磁束を増加する方向にコイル
へ通電すると、磁気回路(2)の磁束を上回った通電量
で弁ボディ17は下部吸引子9側へ吸着される。その
際、弁ボディ17に作用している第1の圧縮コイルばね
25、第2の圧縮コイルばね26、圧縮コイルばね22
のばね特性が吸引力特性を横切るように設定されている
ため、弁ボディ17は上部吸引子4に緩動的に当接し、
衝撃音の発生を極力小さくする事が出来る。このよう
に、弁ボディ17が上部吸引子4、下部吸引子9どちら
へ吸着する場合も弁ボディ17は上部並びに下部吸引子
4,9とが緩動的に当接し、衝撃音の発生を極力小さく
する事が出来る。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、弁ボディ
17に均圧孔23を設けることにより、鋼球と開口部に
異物が挟まった場合に発生する、鋼球20,21を収納
する孔19とチャンバー16内圧の差圧を無くし、鋼球
20,21のチャタリングを生じることがない。
【0028】また、請求項2記載の発明によれば、弁ボ
ディ17の上部並びに下部に形成したテーパー面24,
24と対応させて上部及び下部吸引子9側にもテーパー
面24,24を形成すると共に、上部吸引子4並びに下
部吸引子9と弁ボディ17との間に第1及び第2の圧縮
コイルばね25,26を設けているので、弁ボディ17
と上部並びに下部吸引子4,9とが緩動的に当接し、衝
撃音の発生を極力小さくすることができる。
【0029】さらに、請求項3及び4記載の発明によれ
ば、弁ボディ17が弁座5および弁座10に当接したと
きに生じる吸着音が、筒状ボディ1と永久磁石18との
間で遮断され、永久磁石18からハウジング15に伝達
して共鳴音を起こすことがないので電磁弁作動時の騒音
を低下させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の自己保持型3方向電磁弁の平面図。
【図2】 図1のA−A断面図。
【図3】 図2のB−B断面図。
【図4】 本発明に係る他の筒状本体と永久磁石との配
置状態を示す部分断面図。
【図5】 本発明に係る他の筒状本体と永久磁石との配
置状態を示す部分断面図。
【図6】 従来の自己保持型3方向電磁弁の縦断側面
図。
【図7】 従来の冷凍回路。
【符号の説明】
1 筒状ボディ 2 入口パイプ 3 流入孔 4 上部吸引子 5 弁座 6
連通孔 7 第1の流出パイプ 8 第1の流出孔 9
下部吸引子 10 弁座 11 連通孔 12
第2の流出パイプ 13 第2の流出孔 14 プレート 15
ハウジング 16 チャンバー 17 弁ボディ 18
永久磁石 19 孔 20、21 鋼球 22
圧縮コイルばね 23 均圧孔 24 テーパー面 25
第1の圧縮コイルばね 26 第2の圧縮コイルばね 27 防振用のテー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 折戸 克己 岐阜県大垣市久徳町100番地 太平洋工業 株式会社内 Fターム(参考) 3H067 AA02 AA04 AA32 BB02 BB12 CC41 CC43 CC60 DD05 DD32 EA15 ED20 FF11 GG01 GG23 GG24 3H106 DA08 DA23 DA26 DB02 DB12 DB23 DB32 DC04 DC18 DD03 EE20 EE21 GA13 GA19 GB08 GB11 KK23

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性材の筒状ボディ1の外周面に入口パ
    イプ2に繋がる流入孔3を設け、この筒状ボディ1上端
    部には上部吸引子4を取付けると共に該上部吸引子4の
    下端部に弁座5と連通孔6を介して第1の流出パイプ7
    に連通する第1の流出孔8を設け、前記筒状ボディ1の
    下端部には下部吸引子9を設け、この下部吸引子9の弁
    座10と連通孔11を介して第2の流出パイプ12に連
    通する第2の流出孔13を設け、前記下部吸引子9の下
    端部をプレート14に固定すると共に前記上部吸引子4
    の上端部を逆U字状をなす磁性材のハウジング15に固
    定して磁気回路を構成し、前記筒状ボディ1と上部吸引
    子4と下部吸引子9とによりチャンバー16を形成し、
    このチャンバー16内には外周部を多角形状とした弁ボ
    ディ17を摺動自在に内挿し、この弁ボディ17と対応
    する筒状ボディ1の外側には永久磁石18を設け、前記
    弁ボディ17の中心部に孔19を設けると共に孔19の
    下端面と上端面に圧縮コイルばね22を介して鋼球2
    0,21が内方向に沈むことができるようにかしめ等の
    手段により固定され、さらに前記弁ボディ17の側部に
    は前記孔19に繋がる均圧孔23を設け、前記チャンバ
    ー16の内圧と鋼球20,21が内挿される孔19の内
    圧が等しくなるようにしたことを特徴とする自己保持型
    3方向電磁弁。
  2. 【請求項2】前記の上部吸引子4の下面と弁ボディ17
    の上面並びに下部吸引子9の上面と弁ボディ17の下面
    をそれぞれテーパー面24,24,24,24に形成
    し、上部吸引子4と弁ボディ17上端部との間には第1
    の圧縮コイルばね25を、下部吸引子9と弁ボディ17
    下端部との間には第2の圧縮コイルばね26を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の自己保持型3方向電磁
    弁。
  3. 【請求項3】前記の筒状ボディ1と永久磁石18の間に
    少なくとも0.1mm以上の空隙δを設けたことを特徴
    とする請求項1記載の自己保持型3方向電磁弁。
  4. 【請求項4】前記の筒状ボディ1と永久磁石18の間に
    防振用のテープ27を設けたことを特徴とする請求項1
    記載の自己保持型3方向電磁弁。
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