JP3493133B2 - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JP3493133B2
JP3493133B2 JP11906098A JP11906098A JP3493133B2 JP 3493133 B2 JP3493133 B2 JP 3493133B2 JP 11906098 A JP11906098 A JP 11906098A JP 11906098 A JP11906098 A JP 11906098A JP 3493133 B2 JP3493133 B2 JP 3493133B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソレノイドの発生
する磁界により弁体を移動させて、流体流路を開放した
り遮断したりする電磁弁に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】周知のように、電磁弁
は、ソレノイドの通電時には、前記ソレノイドに発生す
る吸引力によって弁体が付勢手段の付勢力に抗して吸引
子側に移動し、前記ソレノイドの非通電時には、付勢手
段の付勢力によって前記弁体が吸引子とは反対の方向に
移動する。これにより、流体の流路を開閉したり、流体
の流れ方向を切り換える構成となっている。このような
電磁弁は、例えば冷蔵庫の冷凍サイクルにおいても、従
来より、冷媒の流路を開閉したり流れ方向を切り換えた
りするために冷媒流通パイプの途中部位に設けられてい
る。
【0003】上記電磁弁においては、所定の設定電圧を
ソレノイドに印加することにより、弁体は瞬時に吸引さ
れる。そのため、弁体は勢いよく吸引子に衝突し、例え
ば、電磁弁から5cm離れた場所で、80〜90dB
(A)という比較的大きな衝突音が発生する。特に、冷
蔵庫のように屋内に配設される装置においては、弁体の
衝突音が耳障りになることがあり、静音化が望まれてい
た。
【0004】そこで、本発明の目的は、弁体が吸引子に
衝突するときに発生する音を極力小さくすることができ
る電磁弁を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の電磁
弁は、弁本体と、この弁本体内に弁室を形成するように
軸方向に間隔を存して設けられた第1及び第2の吸引子
と、前記弁室内に軸方向に移動可能に設けられ、前記第
1の吸引子側に移動されることにより流体流路を開放
し、前記第2の吸引子側に移動されることにより流体流
路を閉鎖する弁体と、前記弁体と前記第1の吸引子との
間に設けられ前記弁体を前記第2の吸引子側に付勢する
付勢手段と、前記第1の吸引子に設けられ電圧が印加さ
れることにより発生する磁力により前記弁体を前記付勢
手段の付勢力に抗して前記第1の吸引子側に吸引移動さ
るソレノイドと、前記ソレノイドに電圧を印加する電
圧印加手段と、この電圧印加手段により前記ソレノイド
に印加される電圧の設定電圧までの立上がり時間を制御
する制御手段とを備え、前記ソレノイドに任意の電圧が
印加されたときに前記第1の吸引子と前記弁体との間に
作用する磁力の前記弁体の移動に伴う変化率よりも、前
記弁体に作用する前記付勢手段による付勢力の前記弁体
の移動に伴う変化率の方が大きくなるように構成したこ
とを特徴とする。
【0006】弁体に作用する付勢手段の付勢力は、弁体
が第1の吸引子側に近付くにつれて大きくなる。これに
対して、弁体に作用する磁力は、弁体が第1の吸引子側
に近付くにつれて大きくなり、また、ソレノイドの印加
電圧を上げると大きくなる。そして、弁体の移動に伴い
付勢力が変化する割合の方が磁力が変化する割合よりも
大きいと、ソレノイドに任意の電圧を印加することによ
り、付勢力と磁力とが釣り合う弁体の位置を任意に変化
させることができる。具体的には、印加電圧が増加する
と、磁力と付勢力とが釣り合う弁体の位置が第1の吸引
子側に近付く。従って、上記構成によれば、印加電圧の
立上がり時間を任意に制御することにより、弁体が移動
する速さを任意に制御することができる。
【0007】また、本発明の請求項2の電磁弁は、弁本
体と、この弁本体内に弁室を形成するように軸方向に間
隔を存して設けられた第1及び第2の吸引子と、前記弁
室内に軸方向に移動可能に設けられ、前記第1の吸引子
に当接することにより一方の流体流路を閉鎖すると共に
他方の流体流路を開放し、前記第2の吸引子に当接する
ことにより一方の流体流路を開放すると共に他方の流体
流路を閉鎖する弁体と、前記弁体と前記第1の吸引子と
の間に設けられ前記弁体を前記第2の吸引子側に付勢す
る付勢手段と、前記第1の吸引子に設けられ電圧が印加
されることにより発生する磁力により前記弁体を前記付
勢手段の付勢力に抗して前記第1の吸引子側に吸引移動
させるソレノイドと、前記ソレノイドに電圧を印加する
電圧印加手段と、この電圧印加手段により前記ソレノイ
ドに印加される電圧の設定電圧までの立上がり時間を制
御する制御手段とを備え、前記ソレノイドに任意の電圧
が印加されたときに前記第1の吸引子と前記弁体との間
に作用する磁力の前記弁体の移動に伴う変化率よりも、
前記弁体に作用する前記付勢手段による付勢力の前記弁
体の移動に伴う変化率の方が大きくなるように構成した
ことを特徴とする。
【0008】この場合も、上記請求項1の発明と同様
に、印加電圧の立上がり時間を任意に制御することによ
り、弁体が移動する速さを任意に制御することができ
る。
【0009】本発明の請求項3の電磁弁は、弁本体と、
この弁本体内に弁室を形成するように軸方向に間隔を存
して設けられた第1及び第2の吸引子と、前記弁室内に
軸方向に移動可能に設けられ、前記第1或いは第2の吸
引子に当接することにより流体流路を開閉する弁体と、
前記弁体と前記第1の吸引子との間に設けられ前記弁体
を前記第2の吸引子側に付勢する第1の付勢手段と、前
記弁体と前記第2の吸引子との間に設けられ前記弁体を
前記第1の吸引子側に付勢する第2の付勢手段と、前記
第1及び前記第2の吸引子を通る第1及び第2の磁気回
路を形成することにより前記第1の吸引子に前記弁体が
当接した状態及び前記第2の吸引子に前記弁体が当接し
た状態を保持する永久磁石と、前記第1の吸引子に設け
られ電圧が印加されることにより前記第1及び第2の磁
気回路のうちの一方の磁力を強め他方の磁力を弱めるよ
うな磁界を発生するソレノイドと、前記ソレノイドに正
及び負の電圧電位を印加する電圧印加手段と、この電圧
印加手段により前記ソレノイドに印加される電圧の設定
電位までの立上がり時間を制御する制御手段とを備え、
前記ソレノイドに任意の電圧が印加されたときに前記第
1或いは第2の吸引子と前記弁体との間に作用する磁力
の前記弁体の移動に伴う変化率よりも、前記弁体に作用
する前記第1及び第2の付勢手段による付勢力の前記弁
体の移動に伴う変化率の方が大きくなるように構成した
ことを特徴とする。
【0010】上記構成によれば、ソレノイドに印加する
電圧電位を正と負に切り換えることにより、弁体は第1
の吸引子側或いは第2の吸引子側に移動される。そし
て、この場合も、上記請求項1及び2の発明と同様に、
前記ソレノイドに印加する電圧の立ち上がり時間を任意
に制御することにより、弁体が移動する速さを任意に制
御することができる。また、上記構成では、第1或いは
第2の吸引子に当接した弁体は、永久磁石の磁力によっ
て当接した状態が保持される。そのため、前記ソレノイ
ドには、弁体を移動させる際に通電するだけで済み、省
電力化を図ることができる。
【0011】更に、上記構成の電磁弁においては、前記
制御手段は、印加電圧の立上がり時間が、弁体が付勢手
段の付勢力に徐々に抗して移動するような比較的長い時
間となるように電圧印加手段を制御するように構成する
と良い(請求項4の発明)。このような構成によれば、
弁体を比較的ゆっくりと移動させることができるので、
電磁弁の動作時に弁体が吸引子に衝突することによって
発生する音を小さく抑えることができる。
【0012】更にまた、流体流路と弁室とを連通するパ
イプを、弁体の移動方向と直交するように弁本体に設け
ると、弁本体の軸方向の端部にパイプを接続する場合に
比べて、構成を小さくコンパクトにまとめることができ
る(請求項5の発明)。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施例を図
1ないし図7を参照して説明する。本実施例は、冷蔵庫
の冷凍サイクルに適用したものであり、まず、図7を参
照して冷凍サイクルの構成を説明する。
【0014】この図7に示すように、本実施例の冷蔵庫
においては、冷凍サイクル1は、コンプレッサ2、コン
デンサ3、ドライヤ4、キャピラリチューブ5、冷蔵室
用エバポレータ(以下、Rエバポレータという)6、冷
凍室用エバポレータ(以下、Fエバポレータという)
7、アキュムレータ8が流体流路たる冷媒流通パイプ9
を介して接続されている。
【0015】また、前記冷凍サイクル1には、前記キャ
ピラリチューブ5及びRエバポレータ6に対して流体流
路たるバイパス用の冷媒流通パイプ10及びキャピラリ
チューブ11が並列に設けられている。そして、前記冷
媒流通パイプとバイパス用の冷媒流通パイプ10との
分岐部分には、本発明に係る電磁弁12が設けられてい
る。以下、図1及び図2を参照して電磁弁12の具体的
構成を説明する。
【0016】図1は、電磁弁12の縦断面図、図2は、
正面図である。まず図1に示すように、円筒状をなす非
磁性体、例えば真鍮製の弁本体13の軸方向両端部に
は、磁性体例えば鉄製の第1及び第2の吸引子14及び
15が圧入されている。これにより、弁本体13の内部
には弁室16が形成されている。また、前記第1の吸引
子14のうち弁本体13の上部に位置する部分にはチュ
ーブ18が挿入されており、このチューブ18の外周部
にはボビン17aを介してソレノイド17が装着されて
いる。
【0017】また、弁本体13には、軸方向に間隔を存
して3個の孔部19〜21が形成されている。これら3
個の孔部19〜21のうち真ん中の孔部20は弁室16
と連通しており、この孔部20と対応して弁本体13の
外周面には入口パイプ22が接続されている。上方に位
置する孔部19は、第1の吸引子14に形成された通路
14aを介して前記弁室16と連通しており、前記孔部
19に対応して弁本体13の外周面には第1の出口パイ
プ23が接続されている。下方に位置する孔部21は、
第2の吸引子15に形成された通路15aを介して前記
弁室13と連通しており、前記孔部21に対応して弁本
体13の外周面には第2の出口パイプ24が接続されて
いる。
【0018】図7に示すように、入口パイプ22は、ド
ライヤ4に通じる冷媒流通パイプ9の端部に接続されて
いる。また、第1の出口パイプ23は、バイパス用の冷
媒流通パイプ10の端部に接続されており、第2の出口
パイプ24は、Rエバポレータ6に通じる冷媒流通パイ
プ9の端部に接続されている。
【0019】また、図1に示すように、第1の吸引子1
4の弁室16側の端部は凸状をなしており、その端部に
は前記通路14aの開口縁部に位置して非磁性体、例え
ば真鍮製の弁座25が固定されている。更に、第2の吸
引子15の弁室16側の端部は凸状をなしており、その
端部には前記通路15aの開口縁部に位置して非磁性
体、例えば真鍮製の弁座26が固定されている。
【0020】一方、前記弁室16内には、磁性体、例え
ば鉄製の弁体27が軸方向(図1において上下方向)に
移動可能に配設されている。この弁体27と第1及び第
2の吸引子14及び15との間には、それぞれ付勢手段
としての第1及び第2のコイルばね28及び29が設け
られており、これら第1及び第2のコイルばね28及び
29のスプリング力(付勢力)により、弁体27は上方
及び下方に略等しく付勢されるように構成されている。
【0021】そして、詳しくは後の作用説明にて明らか
となるように、前記コイルばね28及び29のスプリン
グ力に抗する力で弁体27を第1の吸引子14側に押す
力が作用すると、弁体27は第1の吸引子14側に移動
されて通路14aを閉鎖するようになっている。また、
前記コイルばね28及び29のスプリング力に抗する力
で弁体27を第2の吸引子15側に押す力が作用する
と、前記弁体27は第2の吸引子15側に移動されて通
路15aを閉鎖するようになっている。
【0022】ちなみに、弁体27は横断面の形状が例え
ば六角形状をなしており、弁本体13との間には隙間が
生ずるように構成されている。そのため、入口パイプ2
2から流れてきた冷媒はその隙間を通って弁室16内に
流入するように構成されている。
【0023】尚、前記弁体27の軸方向両端部には、例
えば鉄製のボール30及び31が配設されている。これ
らボール30,31の間には、付勢手段としてのボール
用コイルばね32が設けられており、このコイルばね
の弾発力により、弁体27が第1及び第2の吸引子1
4及び15に当接したとき、ボール30,31が弁座2
5,26に当接し、通路14a,15aを気密に閉鎖す
るように構成されている。
【0024】また、図2に示すように、弁本体13及び
ソレノイド17の周囲には、略矩形枠状をなす鉄製のハ
ウジング33が設けられている。このハウジング33
は、U字状部材33aと、このU字状部材33aの端部
に連結された板状部材33bとから構成されている。そ
して、前記ハウジング33の上辺部の略中央部に第1の
吸引子14の上端部が連結されており、前記ハウジング
33の下辺部の略中央部に第2の吸引子15の下端部が
連結されている。
【0025】更に、前記ハウジング33には、前記弁本
体13を挟むように配置された2個の永久磁石34,3
4が固定されている。この永久磁石34は、ハウジング
33側の端部がN極、弁本体13側の端部がS極となる
ように配設されている。これにより、永久磁石34,ハ
ウジング33,第1の吸引子14,弁体27,永久磁石
34からなる磁気回路と、永久磁石34,ハウジング3
3,第2の吸引子15,弁体27,永久磁石34からな
る磁気回路が形成される。
【0026】そして、このとき、前記永久磁石34の磁
力は、第1或いは第2の吸引子14或いは15に弁体2
7が当接したとき、第1及び第2のコイルばね28及び
29のスプリング力に抗してその当接状態を保持するこ
とができるように設定されている。
【0027】ところで、前記永久磁石34は、永久磁石
34からハウジング33を介した第1の吸引子14まで
の距離に比べて、永久磁石34からハウジング33を介
した第2の吸引子15までの距離の方が短くなるように
配置されている。そのため、ハウジング33が一部品か
ら構成されている場合には、第2の吸引子15の方が第
1の吸引子14よりも強い磁極が現れる。しかし、本実
施例では、ハウジング33をU字状部材33aと板状部
材33bとから構成すると共に、これら両部材33a,
33bの連結部位が、永久磁石34と第2の吸引子15
との間に位置するように構成した。これにより、第1及
び第2の吸引子14及び15に生じる磁極の強さは略等
しくなるように構成されている。
【0028】さて、図3は、本実施例にかかる冷蔵庫の
電気的構成を機能ブロックの組み合わせにて示す図であ
る。この図3において、制御手段たる制御装置35は、
例えばマイクロコンピュータを主とした回路から構成さ
れており、冷蔵室の温度を検出するR温度センサ36、
冷凍室の温度を検出するF温度センサ37が接続されて
いる。また、前記制御装置35には、Rエバポレータ6
の温度を検出するRエバポレータ用温度センサ38、F
エバポレータ7の温度を検出するFエバポレータ用温度
センサ39が接続されている。
【0029】更に、前記制御装置35には、コンプレッ
サ2、Rエバポレータ6用の冷却ファンモータ40、F
エバポレータ7用の冷却ファンモータ41、電磁弁12
が駆動回路42を介して接続されている。これら各機構
は、前記制御装置35に記憶された制御プログラム及び
上記各温度センサ36〜39からの入力信号に基づいて
制御されるように構成されている。
【0030】このとき、前記制御装置35は、駆動回路
42が電磁弁12のソレノイド17に電圧を印加すると
き、その電圧が所定の設定電圧に達するまでの立上がり
時間T1を比較的長く、具体的には約5秒とするように
構成されている。従って、前記駆動回路42は電圧印加
手段として機能する。この場合、上記立上がり時間T1
は、次のような考え方に基づいて設定されている。
【0031】図4は、上記構成の電磁弁12における弁
体27の位置とスプリング力及び磁力の関係を示す特性
図である。ここで、弁体27の位置とは、第1の吸引子
から弁体27までの距離を示している。具体的には、
「0.45mm」のとき、弁体27は第1の吸引子及び
第2の吸引子14及び15から等距離の位置(以下、中
立位置とする)にある。また、「0.4mm」は、弁体
27のボール30が弁座25に当接した状態を示し、
「0.4〜0mm」のとき、ボール30が徐々に弁体2
7内に落ち込みつつ弁体27は第1の吸引子14に近付
く。そして、「0mm」のとき、弁体27と第1の吸引
子14とは略完全に密着する。
【0032】また、スプリング力は、第1及び第2のコ
イルばね28及び29、ボール用コイルばね32の合成
スプリング力であり、直線Aで示している。また、前記
磁力は、永久磁石34及びソレノイド17によって磁化
された第1の吸引子14と弁体27との間に作用する合
成磁力であり、曲線B1〜B7で示している。尚、曲線
B1〜B7は、それぞれ前記ソレノイド17の印加電圧
の大きさが0,2,4,6,8,10,12Vであると
きの合成磁力を示している。そして、本実施例において
は、図4に示すように、スプリング力を示す直線Aの傾
きが、磁力を示す曲線B1〜B7の傾きよりも大きくな
るようなコイルばね28,29が採用されている。
【0033】上記したように、弁体27は、第1及び第
2のコイルばね28及び29により中立位置に保持され
るように構成されている。そのため、弁体27が第1の
吸引子14に近付く方向に移動すると(即ち、弁体27
の位置が「0」に近付くと)、その移動量に比例して弁
体27を中立位置に引き戻そうとする力が作用する。従
って、弁体27の位置が「0」に近付くにつれてスプリ
ング力は大きくなる。
【0034】一方、第1の吸引子14と弁体27との間
に作用する磁力は、第1の吸引子14と弁体27との距
離の2乗に反比例する。また、第1の吸引子14と弁体
27との間に作用する磁力は、ソレノイド17に印加す
る電圧の大きさに応じて大きくなる。このとき、上記ス
プリング力を示す直線Aの傾きが、磁力を示す曲線B1
〜B7の傾きよりも大きいため、図4に示すように、直
線Aは曲線B1〜B7と交差する。この交点(図4にお
いてC1〜C7にて示す)は、スプリング力と磁力とが
釣り合っていることを示している。例えば印加電圧が8
Vのとき、弁体27が第1の吸引子14から0.2mm
のところに位置するときに磁力とスプリング力とが釣り
合う。
【0035】また、弁体27を第1の吸引子14に当接
させるために必要な印加電圧、即ち設定電圧は、図4か
ら12Vとなる。しかし、印加電圧を瞬時で12Vに立
ち上げると、弁体27は一気に第1の吸引子14まで移
動されるため、弁体27は勢いよく第1の吸引子14に
衝突し、その結果、比較的大きな音が発生する。
【0036】これに対して、まず、ソレノイド17に2
Vの電圧を印加すると、磁力がスプリング力を上回る交
点C2の位置まで弁体27は移動する。そして、弁体2
7が交点C2の位置に達すると、磁力とスプリング力が
釣り合うためその位置に弁体27は保持される。次に、
ソレノイド17の印加電圧を4Vに上げると、再び磁力
がスプリング力よりも上回るため、弁体27は、直線A
と曲線B3との交点c3の位置まで移動する。以下、同
様にして印加電圧を12Vまで順次上げていくことによ
り、弁体27を次の交点まで移動させることができ、最
終的に弁体27は第1の吸引子14に当接する。
【0037】即ち、位置に応じて弁体27に作用するス
プリング力を磁力がやや上回るようにソレノイド17の
印加電圧を徐々に上げていくと、言い換えると、印加電
圧が12Vになるまでの立上がり時間T1を長くする
と、弁体27はスプリング力に徐々に抗しながら第1の
吸引子14側に移動する。
【0038】一方、立上がり時間T1が長すぎると、消
費電力が多くなり、ソレノイド17が発熱して温度上昇
するという欠点がある。そこで、本実施例においては、
上記立上がり時間T1を約5秒に設定している。本発明
者の調査によれば、立上がり時間T1が5秒のとき、弁
体27が第1の吸引子14に衝突する際に発生する音
は、電磁弁12から5cm離れた場所で約50〜60d
b(A)であり、従来の80〜90dB(A)に比べて
小さく抑えることができる。尚、ここでは、弁体27が
第1の吸引子14側に移動する場合について説明した
が、第2の吸引子15側に移動する場合も同様である。
【0039】次に上記構成の作用について図6を参照し
て説明する。まず、初期状態においては、図6(a)に
示すように、弁体27は第2の吸引子15に当接してい
るものとする。このとき、ソレノイド17に電圧は印加
されていないが、永久磁石34の磁力により第2の吸引
子15と弁体27とが当接した状態が保持されている。
尚、永久磁石34により発生する磁界を矢印P1及びP
2で示す。
【0040】今、コンプレッサ2が運転中にあるとする
と、弁体27が第2の吸引子15に当接していることに
より、入口パイプ22を介して弁室16内に供給された
コンデンサ3からの冷媒は、第1の出口パイプ23から
バイパス用の冷媒流通パイプ10を介してキャピラリチ
ューブ11、Fエバポレータ7へ供給される。
【0041】この状態で、Rエバポレータ用温度センサ
38の検出温度が設定温度を上回ると、制御装置35は
駆動回路42を制御してソレノイド17に電圧を印加す
る。このとき、ソレノイド17には、図6(b)に矢印
Q1で示す向きの磁界を発生させるような向きの電流が
流れるように構成されており、例えば図5(a)に示す
ような波形の電圧が印加される。そのため、図6(a)
に示した永久磁石34により生じる磁界P1,P2のう
ち、第1の吸引子14を通る磁界P1は強められ、第2
の吸引子15を通る磁界P2は弱められる。この結果、
弁体27は第1の吸引子14側に移動する。
【0042】このとき、印加電圧が12Vになるまでの
立上がり時間T1は約5秒となるように設定されている
ため、弁体27は徐々に第1の吸引子14側に移動され
る。そして、印加電圧が12Vに達すると弁体27は第
1の吸引子14に当接する。また、印加電圧は、12V
のまま約1秒間ホールドされた後、オフされる。
【0043】すると、電磁弁12には、再び永久磁石3
4による矢印P1,P2方向の磁界が発生し、図6
(c)に示すように、弁体27は第1の吸引子14に当
接した状態が保持される。この結果、第1の吸引子14
の通路14aが遮断され、弁室16内の冷媒は第2の出
口パイプ24から冷媒流通パイプ9を介してRエバポレ
ータ6及びFエバポレータ7に供給される。
【0044】そして、Rエバポレータ用温度センサ38
の検出温度が設定温度を下回ると、制御装置35は駆動
回路42を制御してソレノイド17に電圧を印加する。
このとき、ソレノイド17には、弁体27を第1の吸引
子14側に移動させたときと逆向きの電圧、即ち、図5
(b)に示すような波形の電圧が印加される。従って、
図6(d)に示すように矢印Q2で示す向きの磁界が発
生する。そのため、永久磁石34により生じる磁界P
1,P2のうち第1の吸引子14を通る磁界P1は弱め
られ、第2の吸引子15を通る磁界P2は強められる。
この結果、弁体27は第2の吸引子15側に移動する。
【0045】このときも、電圧の立上がり時間T1は約
5秒に設定されており、従って、弁体27は徐々に第2
の吸引子15側に移動される。そして、ソレノイド17
の印加電圧が12Vに達し、弁体27が第2の吸引子1
5に当接すると、その電圧は約1秒間ホールドされた
後、オフされる。
【0046】このような本実施例によれば、ソレノイド
17の印加電圧の立上がり時間T1を5秒に設定し、弁
体27を第1及び第2の吸引子14及び15側に比較的
ゆっくり移動させるように構成したので、弁体27と第
1或いは第2の吸引子14或いは15との衝突音を小さ
く抑えることができる。
【0047】しかも、本実施例においては、永久磁石3
4により生じる磁界により、ソレノイド17に電圧を印
加しなくても弁体27が第1,第2の吸引子14,15
と当接した状態が保持されるように構成した。そのた
め、冷媒の流れ方向を切り換える際にのみ、即ち、弁体
27を移動させるときにだけソレノイド17に電圧を印
加すれば良く、省電力化を図ることができる。
【0048】ところで、出口パイプ23,24を弁体2
7の移動方向と同じ方向に延びるように第1及び第2の
吸引子14及び15に設けると、電磁弁12全体の軸方
向寸法が長くなる。しかし、本実施例においては、第
1,第2の出口パイプ23,24を弁体27の移動方向
と直交するように弁本体13の外周面に設けたので、電
磁弁12の構成を小さくコンパクトにまとめることがで
きる。
【0049】図8ないし図11は、本発明の第2の実施
例を示しており、上記第1の実施例と異なるところを説
明する。尚、第1の実施例と同一部分には同一符号を付
している。まず、本実施例の冷凍サイクル1は、図11
に示すように構成されている。即ち、電磁弁50は冷媒
流通パイプ9の途中部位に設けられた二方弁から構成さ
れている。具体的には、図8及び図9に示すように、弁
本体13には、弁室16と連通する孔部が設けられてお
り、この孔部に対応して弁本体13の外周面に入口パイ
プ22が接続されている。この入口パイプ22は、ドラ
イヤ4の出口側に連通する冷媒流通パイプ9の端部に接
続されている。また、第2の吸引子15には、弁室16
に向かって軸方向に延びる通路15aが設けられてお
り、この通路15aに対応して第2の吸引子15の端面
部には出口パイプ51が設けられている。この出口パイ
プ51は、キャピラリチューブ5の入口側に連通する冷
媒流通パイプ9の端部に接続されている。
【0050】これに対して、弁体27の軸方向両端部の
うち、第2の吸引子15側の端部には、ボール52が固
定されている。この場合、前記弁体27内を軸方向に貫
通する貫通孔27a内に前記ボール52は配設されてお
り、前記貫通孔27a内にはボール52を固定するため
のシール部材27bが圧入されている。
【0051】上記構成の電磁弁50においては、弁体2
7の位置と、磁力及びスプリング力との関係は図10に
示すようになっている。尚、その他の構成は第1の実施
例の電磁弁12と略同一であるため、説明を省略する。
【0052】本実施例においては、弁体27が第1の吸
引子14側に移動されると、第2の吸引子15の通路1
5aが開放されるため、弁室16内の冷媒は、出口パイ
プ51を介してキャピラリチューブ5、Rエバポレータ
6、Fエバポレータ7へ供給される。一方、弁体27が
第2の吸引子15側に移動されてボール52が第2の吸
引子15の弁座26に当接すると、通路15aが閉鎖さ
れる。そのため、出口パイプ51と入口パイプ22との
流通が遮断され、コンデンサ3からの冷媒は、バイパス
用の冷媒流通パイプ10を介してキャピラリチューブ1
1、Fエバポレータ7へ供給される。
【0053】従って、このような構成の本実施例におい
ても、上記第1の実施例と同様の作用効果を得ることが
できる。尚、本実施例においては、出口パイプ51を第
2の吸引子15に設けたが、上記第1の実施例と同様
に、出口パイプ51を弁本体13の外周面に接続するよ
うに構成することも良い構成である。この場合も、電磁
弁50全体の軸方向寸法を短くすることができる。
【0054】また、上記第1及び第2の実施例において
は、ソレノイド17に電圧を印加しなくても永久磁石3
4により弁体27が第1及び第2の吸引子14及び15
に当接した状態を保持する、いわゆる自己保持形の電磁
弁について説明した。これに対して、図12及び図13
に示す第3の実施例のように、自己保持用の永久磁石を
有さない電磁弁61においても、弁体27の衝突音を小
さく抑えることができる。
【0055】即ち、上記電磁弁61においては弁体27
と第1の吸引子14との間にのみ付勢手段としてのコイ
ルばね62が配設されている。そして、上記電磁弁61
においては、ソレノイド17の通電時には、前記コイル
ばね62のスプリング力に抗して弁体27は第1の吸引
子14に吸引され、通路15aを開放する。一方、ソレ
ノイド17の非通電時には、コイルばね62のスプリン
グ力により弁体27は反発して第2の吸引子15に当接
し、通路15aを閉鎖する。即ち、前記路15aを開
放している間、前記ソレノイド17に通電される。
【0056】従って、本実施例においても、ソレノイド
17に印加する電圧の立上がり時間T1を上記第1及び
第2の実施例と同様に約5秒と長くすることにより、弁
体27を徐々に第1の吸引子14側に移動させることが
できる。ちなみに、ソレノイド17を断電する場合、印
加電圧を瞬時に「0」まで下げても第1の吸引子14に
残る残留磁気により、弁体27は一気に第2の吸引子1
5側に移動することがない。ただし、この場合も、印加
電圧の立ち下がり時間を従来よりも長くすると弁体27
が第2の吸引子15に衝突する際の音を小さくすること
ができる。
【0057】尚、本実施例においては、二方弁からなる
電磁弁について説明したが、三方弁の場合も同様であ
る。また、上記第3の実施例においては、ハウジング3
3を省略することも可能である。
【0058】更に、上記第1及び第2の実施例において
は、永久磁石34により第1及び第2の吸引子14及び
15に生じる磁極の強さが略等しくなるように構成し
た。しかし、第1及び第2の吸引子14及び15に生じ
る磁極の強さが等しくなくても、印加電圧の大きさを調
節することにより、弁体27を移動させることができ
る。更にまた、永久磁石34は、ハウジング33側の端
部がS極、弁本体13側の端部がN極となるように配置
しても良い。
【0059】また、本発明は、上記した実施例に限定さ
れるものではなく、例えば冷凍サイクルに限らずその他
の流体流路に設けられる電磁弁にも広く適用できる等、
その要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施できる。
【0060】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の電磁弁は、電圧印加手段によってソレノイドに印加さ
れる電圧の設定電圧までの立上がり時間を制御する制御
手段を備え、ソレノイドに任意の電圧が印加されたとき
に第1の吸引子と弁体との間に作用する磁力の前記弁体
の移動に伴う変化率よりも、前記弁体に作用する付勢力
の前記弁体の移動に伴う変化率の方が大きくなるように
構成したので、印加電圧の立上がり時間を比較的長くし
て、弁体を徐々に第1の吸引子或いは第2の吸引子側に
移動させることにより、弁体が第1の吸引子や第2の吸
引子に衝突するときに発生する音を小さく抑えることが
できるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示し、図2中、X−X
線に沿う電磁弁の縦断面図
【図2】電磁弁の正面図
【図3】冷蔵庫の電気的構成を機能ブロックの組み合わ
せにて示す図
【図4】弁体の位置とスプリング力及び磁力との関係を
示す特性図
【図5】ソレノイドに印加される電圧の波形図
【図6】電磁弁の動作を説明するための図
【図7】冷凍サイクル構成図
【図8】本発明の第2の実施例を示す図1相当図(図9
中、Y−Y線に沿う縦断面図)
【図9】図2相当図
【図10】図4相当図
【図11】図6相当図
【図12】本発明の第3の実施例を示す図1相当図(図
13中、Z−Z線に沿う縦断面)
【図13】図2相当図
【符号の説明】
図中、9は冷媒流通パイプ(流体流路)、11はバイパ
ス用の冷媒流通パイプ(流体流路)、12,50,61
は電磁弁、13は弁本体、14は第1の吸引子、15は
第2の吸引子、16は弁室、17はソレノイド、22は
入口パイプ、23は第1の出口パイプ、24は第2の出
口パイプ、27は弁体、28は第1のコイルばね(付勢
手段)、29は第2のコイルばね(付勢手段)、32は
ボール用コイルばね(付勢手段)、34は永久磁石、3
5は制御装置(制御手段)、42は駆動回路(電圧印加
手段)、51は出口パイプ、62はコイルばね(付勢手
段)を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−147209(JP,A) 特開 平4−302784(JP,A) 特開 昭60−123005(JP,A) 特開 昭62−288784(JP,A) 実開 平6−35757(JP,U) 実開 昭63−198879(JP,U) 実開 昭60−75780(JP,U) 実開 昭52−9045(JP,U) 実公 平6−14412(JP,Y2) 実公 平6−33266(JP,Y2) 独国特許出願公開3718490(DE,A 1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16K 31/06 - 31/11 H01F 7/16

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁本体と、 この弁本体内に弁室を形成するように軸方向に間隔を存
    して設けられた第1及び第2の吸引子と、 前記弁室内に軸方向に移動可能に設けられ、前記第1の
    吸引子側に移動されることにより流体流路を開放し、前
    記第2の吸引子に当接することにより流体流路を閉鎖
    る弁体と、前記弁体と前記第1の吸引子との間に設けられ前記弁体
    を前記第2の吸引子側に付勢する付勢手段と、 前記第1の吸引子に設けられ電圧が印加されることによ
    り発生する磁力により前記弁体を 前記付勢手段の付勢力
    に抗して前記第1の吸引子側に吸引移動させるソレノイ
    ドと、 前記ソレノイドに電圧を印加する電圧印加手段と、 この電圧印加手段により前記ソレノイドに印加される電
    圧の設定電圧までの立上がり時間を制御する制御手段と
    を備え、 前記ソレノイドに任意の電圧が印加されたときに前記第
    1の吸引子と前記弁体との間に作用する磁力の前記弁体
    の移動に伴う変化率よりも、前記弁体に作用する前記付
    勢手段による付勢力の前記弁体の移動に伴う変化率の方
    が大きくなるように構成したことを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】 弁本体と、 この弁本体内に弁室を形成するように軸方向に間隔を存
    して設けられた第1及び第2の吸引子と、 前記弁室内に軸方向に移動可能に設けられ、前記第1の
    吸引子に当接することにより一方の流体流路を閉鎖する
    と共に他方の流体流路を開放し、前記第2の吸引子に当
    接することにより一方の流体流路を開放すると共に他方
    の流体流路を閉鎖する弁体と、前記弁体と前記第1の吸引子との間に設けられ前記弁体
    を前記第2の吸引子側に付勢する付勢手段と、 前記第1の吸引子に設けられ電圧が印加されることによ
    り発生する磁力により 前記弁体を 前記付勢手段の付勢力
    に抗して前記第1の吸引子側に吸引移動させるソレノイ
    ドと、 前記ソレノイドに電圧を印加する電圧印加手段と、 この電圧印加手段により前記ソレノイドに印加される電
    圧の設定電圧までの立上がり時間を制御する制御手段と
    を備え、 前記ソレノイドに任意の電圧が印加されたときに前記第
    1の吸引子と前記弁体との間に作用する磁力の前記弁体
    の移動に伴う変化率よりも、前記弁体に作用する前記付
    勢手段による付勢力の前記弁体の移動に伴う変化率の方
    が大きくなるように構成したことを特徴とする電磁弁。
  3. 【請求項3】 弁本体と、 この弁本体内に弁室を形成するように軸方向に間隔を存
    して設けられた第1及び第2の吸引子と、 前記弁室内に軸方向に移動可能に設けられ、前記第1或
    いは第2の吸引子に当接することにより流体流路を開閉
    する弁体と、 前記弁体と前記第1の吸引子との間に設けられ前記弁体
    を前記第2の吸引子側に付勢する第1の付勢手段と、 前記弁体と前記第2の吸引子との間に設けられ前記弁体
    を前記第1の吸引子側に付勢する第2の付勢手段と、 前記第1及び前記第2の吸引子を通る第1及び第2の磁
    気回路を形成することにより前記第1の吸引子に前記弁
    体が当接した状態及び前記第2の吸引子に前記弁体が当
    接した状態を保持する永久磁石と、 前記第1の吸引子に設けられ電圧が印加されることによ
    り前記第1及び第2の磁気回路のうちの一方の磁力を強
    め他方の磁力を弱めるような磁界を発生するソレノイド
    と、 前記ソレノイドに正及び負の電圧電位を印加する電圧印
    加手段と、 この電圧印加手段により前記ソレノイドに印加される電
    圧の設定電位までの立上がり時間を制御する制御手段と
    を備え、 前記ソレノイドに任意の電圧が印加されたときに前記第
    1或いは第2の吸引子と前記弁体との間に作用する磁力
    の前記弁体の移動に伴う変化率よりも、前記弁 体に作用
    する前記第1及び第2の付勢手段による付勢力の前記弁
    体の移動に伴う変化率の方が大きくなるように構成した
    ことを特徴とする 電磁弁。
  4. 【請求項4】 制御手段は、印加電圧の立上がり時間
    が、弁体が付勢手段の付勢力に徐々に抗して移動するよ
    うな比較的長い時間となるように電圧印加手段を制御す
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    の電磁弁。
  5. 【請求項5】 流体流路と弁室とを連通するパイプは、
    弁体の移動方向と直交するように弁本体に設けられてい
    ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載
    の電磁弁。
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