JPS631103Y2 - - Google Patents

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JPS631103Y2
JPS631103Y2 JP1981090489U JP9048981U JPS631103Y2 JP S631103 Y2 JPS631103 Y2 JP S631103Y2 JP 1981090489 U JP1981090489 U JP 1981090489U JP 9048981 U JP9048981 U JP 9048981U JP S631103 Y2 JPS631103 Y2 JP S631103Y2
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JP
Japan
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piston
refrigerant
electromagnetic coil
valve body
temperature
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JP1981090489U
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JPS57202070U (ja
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、2つのエバポレータが並列に接続
された冷凍、冷房サイクルに用いられる電磁操作
型の吸入絞り弁に関するものである。
(従来の技術) 2つのエバポレータが並列に設けられる冷凍、
冷房サイクルは、ワンボツクスカーなどの開発に
よりその使用が増加してきている。この2つのエ
バポレータに加えられる熱負荷は当然異なり、そ
の温度制御を行なうために、一方側の温度でコン
プレツサをON、OFFする制御方式にあつては、
両エバポレータへの冷媒の供給がなくなり、温調
がきわめて悪いため、近年採用されていない。
そのため、従来にあつては、両エバポレータの
入口又は出口側に電磁弁を設け、この電磁弁がサ
ーモスタツトの出力により開閉されるようにして
個々のエバポレータの温度制御を行なつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この種の電磁弁は、パイロツト
式であるから大型になり、且つ複数設けなければ
ならないので、冷凍、冷房装置も大型化し、コス
ト高となる欠点を有している。
また、電磁弁として実公昭53−51452号公報に
示す技術があり、この例では2つの電磁コイルを
有し、両コイルに対しスプールは無通電時には中
間位置をとり、右側コイルへの通電時には右方向
へ移動し、左側コイルへの通電時には左方向へ移
動し切換えを行なう3位置型の弁である。しかし
ながら、2つの電磁コイルを持つことで、大型と
なる欠点を有している。
そこで、この考案は上記欠点を防止するため
の、2つのエバポレータを有する冷凍、冷房サイ
クルにおける温度制御をコンプレツサを止めずに
1つの吸入絞り弁にて行ない、これにより冷凍、
冷房装置を小型化すると共にコストの削減を図る
ことを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) この考案の要旨は、2つの冷媒入口と少なくと
も1つの冷媒出口とが形成された弁本体にピスト
ンを挿入し、このピストンはその両側に設けられ
た弾性部材を介して移動自在に支持され、且つ該
ピストンに永久磁石を固定すると共に、前記ピス
トンに設けられた永久磁石が配された前記弁本体
の外周に電磁コイルが設けられ、該電磁コイルの
無通電時に前記2つの冷媒入口は全開状態の中立
位置に保持され、電磁コイルへの正又は逆方向へ
の通電時に前記ピストンが移動して、前記2つの
冷媒入口のどちらか一方をスロツトル位置に切換
えるようにしたことにある。
(作用) したがつて、電磁コイルへ通電されていない状
態では、弁本体内のピストンは中立位置にあり、
これにより2つの冷媒入口と1つの冷媒出口とは
全開状態で連通され、電磁コイルへ正又は逆方向
への通電時には、2つの冷媒入口の1つを選択し
て絞るようにして、冷媒の流れる量が制御される
ものである。したがつて、この吸入絞り弁1つの
みで2つのエバポレータの温度調節が別個に行な
えるようになり、冷凍、冷房装置を小型化すると
共に、コストの削減を図ることができるものであ
る。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
第1図において、この考案の吸入絞り弁1を用
いた冷凍、冷房サイクルの一実施例が示され、冷
媒圧縮用のコンプレツサ2はメインスイツチ(図
示せず)が閉じられると開かれるまで駆動され続
け、このコンプレツサ1の吐出側が高圧パイプ3
aを介してコンデンサ4に接続されており、該コ
ンデンサ4においてコンプレツサ2で加圧された
冷媒が凝縮液化される。この凝縮液化された冷媒
は高圧パイプ3bを介してリキツドタンク5に送
られ、このリキツドタンク5に一時溜められると
共にガス成分が除去される。そして、リキツドタ
ンク5の出口側に接続の高圧パイプ3cから分岐
した入口パイプ6a,6bを介してそれぞれ並列
に設けられたエバポレータ7a,7bに流され、
該エバポレータ7a,7b内で蒸発気化される。
エバポレータ7a,7bは、例えば車両用冷房装
置にあつては、1つが車両の運転席のインスツル
メントパネルの下方に、他の1つが車両の天井付
近に取付けられる。前記入口パイプ6a,6bに
は膨張弁8a,8bが設けられ、エバポレータ7
a,7bに入る冷媒量を調節してエバポレータ7
a,7bを通過した冷媒の過熱度が適正に保たれ
るようになつている。
エバポレータ7a,7bのフイン温度又は吹出
空気温度はサーモスイツチ9a,9bの感熱部1
0a,10bで検出され、この感熱部10a,1
0bで検出された検出温度サーモスイツチ9a,
9bで任意に設定された設定温度とが比較され、
設定温度よりも検出温度が低い場合にサーモスイ
ツチ9a,9bが閉じられる。
エバポレータ6a,6b内で蒸発気化された冷
媒は、出口パイプ11a,11bに流出され、下
記する吸入絞り弁1に集合され、該吸入絞り弁1
と前記コンプレツサ2とを接続する低圧パイプ1
2を介してコンプレツサ2に吸入される。
第2図において、吸入絞り弁1の構成が示さ
れ、弁本体13は非磁性体で筒部13aの両端に
キヤツプ13b,13cが気密的に固定されてな
り、筒部13aには2つの冷媒入口14a,14
bと1つの冷媒出口15が形成されている。該冷
媒入口14a,14bに前記出口パイプ11a,
11bが、冷媒出口15に前記低圧パイプ12が
それぞれ接続されている。
ピストン16は例えば筒状の非磁性体からな
り、弁本体13に挿入され、該ピストン16の両
側で該ピストン16と弁本体13のキヤツプ13
b,13cとの間に弾装された弾性部材17a,
17bを介して移動自在に支持されている。ま
た、このピストン16には一方の冷媒入口14b
と冷媒出口15とに対応して溝18a,18bが
形成されていると共に、一方の冷媒入口14aの
端部と他方の冷媒入口14bの端部間の距離と等
しい長さの絞り部19が設けられている。この絞
り部19と弁本体13の筒部13aとの間には若
干の隙間を有している。さらに、このピストン1
6の一端付近には永久磁石20が固定されてい
る。この永久磁石20は、ピストン16の半径方
向に磁化され、例えば内側がS極、外側がN極に
なつている。
尚、他の実施例として、永久磁石20をピスト
ン16の軸方向に2つに分け、永久磁石20の軸
方向両端が同極となるようにしてもよい。
電磁コイル21は、その中央に前記ピストン1
6の永久磁石20が位置するように弁本体13の
周囲に設けられている。この電磁コイル21の両
端はリレー22を介して前記サーモスイツチ9
a,9bが接続されている。
リレー22は、サーモスイツチ9a,9bのど
ちらか一方が閉じられた時に電磁コイル21へ直
流電流を供給するように構成され、その通電方向
がサーモスイツチ9a,9bのON,OFFに従つ
て変えられる。したがつて、電磁コイル21に通
電して電磁コイル21が励磁すると、該電磁コイ
ル21の両端がS極又はN極になり、これにより
永久磁石20が反発又は吸引され、ピストン16
が弾性部材17a又は17bに抗して左又は右に
移動する。そのため、2つの冷媒入口14a,1
4b及び冷媒出口15を開いている図示する中立
位置から、いずれか1つの冷媒入口14a又は1
4bをピストン16の絞り部19で絞る左右のス
ロツトル位置に切換わるものである。
尚、上記実施例においては、冷媒出口15を弁
本体13の筒部13aに形成したが、他の実施例
として弁本体13のキヤツプ13b,13cに形
成してもよく、また、該冷媒出口15は複数であ
つてもよい。
上記構成において、両エバポレータ7a,7b
にそのフイン温度又は吹出空気温度がサーモスイ
ツチ9a,9bの設定温度以上であると、サーモ
スイツチ9a,9bは開かれたままであるから、
吸入絞り弁1は中立位置を保ち、エバポレータ7
a,7bの能力調整は熱負荷に応じて膨張弁8
a,8bのみで行なわれる。
そして、一方のエバポレータ7a又は7bのフ
イン温度又は吹出空気温度がサーモスイツチ9a
又は9bの設定温度以下になるとサーモスイツチ
9a又は9bが閉じられ、これにより電磁コイル
21に電流が流されて電磁コイル21の一端がS
極、他端がN極となる。したがつて、ピストン1
6の永久磁石20の一方側に反発力が、他方側に
吸引力が作用し、これによりピストン16が左又
は右に移動する。このため吸入絞り弁1はスロツ
トル位置になり、エバポレータ7a又は7bの出
口パイプ6a又は6bが絞られ、一方のエバポレ
ータ7a又は7bの能力が極端に低下し、設定温
度に戻すようになつており、設定温度以上になれ
ば、吸入絞り弁1が中立位置に戻るので、再び通
常の運転が開始されるものである。
尚、上記実施例においては、電磁コイル21は
の通電方向は、先に閉じられたサーモスイツチ9
a又は9bによつて決定されるが、実際上サーモ
スイツチ9a,9bが同時に閉じられることはな
いので問題にはならない。もし、必要があればサ
ーモスイツチ9a,9bが同時に閉じた場合のみ
コンプレツサ2の駆動を停止するようにしてもよ
い。
(考案の効果) 以上述べたように、この考案によれば、弁本体
に挿入されたピストンに永久磁石を固定すると共
に、弁本体の周囲に電磁コイルを設け、この電磁
コイルへの通電方向により2つの冷媒入口の1つ
を選択して絞ることができる。したがつて、この
吸入絞り弁1つのみで2つのエバポレータの温度
調節が別個に行なえるようになり、冷凍、冷房装
置を小型化することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の吸入絞り弁を用いた冷凍、
冷房サイクルを示す回路図、第2図はこの考案の
吸入絞り弁を示す断面図である。 1……吸入絞り弁、13……弁本体、14a,
14b……冷媒入口、15……冷媒出口、16…
…ピストン、17a,17b……弾性部材、20
……永久磁石、21……電磁コイル。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 2つの冷媒入口と少なくとも1つの冷媒出口と
    が形成された弁本体にピストンを挿入し、このピ
    ストンはその両側に設けられた弾性部材を介して
    移動自在に支持され、且つ該ピストンに永久磁石
    を固定すると共に、前記ピストンに設けられた永
    久磁石が配された前記弁本体の外周に電磁コイル
    が設けられ、該電磁コイルの無通電時に前記2つ
    の冷媒入口は全開状態の中立位置に保持され、電
    磁コイルへの正又は逆方向への通電時に前記ピス
    トンが移動して、前記2つの冷媒入口のどちらか
    一方を絞るスロツトル位置に切換えるようにした
    ことを特徴とする冷凍、冷房サイクル用吸入絞り
    弁。
JP1981090489U 1981-06-19 1981-06-19 Expired JPS631103Y2 (ja)

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JPS57202070U JPS57202070U (ja) 1982-12-22
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JP2012102832A (ja) * 2010-11-12 2012-05-31 Unitex Co Ltd バルブ
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