JP2000170784A - 等速ジョイントおよびその組み付け方法 - Google Patents
等速ジョイントおよびその組み付け方法Info
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Abstract
スト性能をより一層向上させ、しかも耐久性を向上させ
ることにある。 【解決手段】等速ジョイント10は、案内溝18に向か
って膨出し、周方向に沿って球面36が設けられたトラ
ニオン28a(28b、28c)と、内周面に前記球面
36に対応して面接触する球面状の凹部40が形成され
た内側ローラ42と、ニードルベアリング44を介して
前記内側ローラ42に外嵌され、前記トラニオン28a
(28b、28c)の軸線方向(矢印B方向)に沿って
前記内側ローラ42と相対的に変位自在に設けられた外
側ローラ46とを備える。
Description
駆動力伝達部において、一方の伝達軸と他方の伝達軸と
を連結させる等速ジョイントおよびその組み付け方法に
関する。
一方の伝達軸と他方の伝達軸とを連結し回転力を各車軸
へと伝達する等速ジョイントが用いられている。
図24および図25に示す(特開平7−103251号
公報参照)。
案内軌道2a、2bがアウタジョイント3の内壁面に形
成され、前記案内軌道2a、2bの間には球形状のトリ
ポートジャーナル4が配設される。前記トリポートジャ
ーナル4には内ローラ5が外嵌され、前記内ローラ5の
外周面には複数のニードル軸受6を介して外ローラ7が
支承される。
外ローラ7の周面には、継手の両回転方向の対向した側
に、前記トリポートジャーナル4の軸線と略平行に延在
する面8a、8b、9a、9bがそれぞれ形成されてい
る。この面8a、8b、9a、9bにより、トリポート
ジャーナル4に対して付与される周方向に有効な力が2
つの分力に分解されるようにしており、このように構成
することによってトルク負荷の下で接面圧力の分布向上
が達成されるとしている。
従来技術に係る等速ジョイント1では、例えば、トリポ
ートジャーナル4の周面に形成された面8bによって内
ローラ5に対して付与される分力F1 、F2 が比較的高
い荷重からなるため、トリポートジャーナル4と内ロー
ラ5との間における矢印方向の接面圧力が他の周面にお
ける接面圧力と比較して増大するという不都合があり、
これが耐久性を劣化させる問題につながっている。
は、ニードル軸受6を介して内ローラ5および外ローラ
7が案内軌道2a、2bに保持され、前記案内軌道2
a、2bに保持された内ローラ5の内壁面に沿ってトリ
ポートジャーナル4が上下方向に沿って変位するように
設けられている。このため、従来技術に係る等速ジョイ
ント1では、前記トリポートジャーナル4と内ローラ5
との間における摺動面のスライド抵抗を低減させること
ができないという不都合がある。
ためになされたものであり、一方の伝達軸が傾動してト
ラニオンが案内溝に沿って変位する際に発生するスライ
ド抵抗を低減させることにより誘起スラスト性能をより
一層向上させ、しかも耐久性を向上させることが可能な
等速ジョイントおよびその組み付け方法を提供すること
を目的とする。
めに、本発明は、所定間隔離間し軸線方向に沿って延在
する複数の案内溝が内壁面に設けられ、一方の伝達軸に
連結される筒状のアウタ部材と、前記アウタ部材の開口
する内空部内に挿入されて他方の伝達軸に連結されるイ
ンナ部材とを有する等速ジョイントにおいて、前記案内
溝に向かって膨出し、周方向に沿って球面が設けられた
トラニオンと、内周面に前記球面に対応して面接触する
球面状の凹部が形成された第1環状部材と、ベアリング
部材を介して前記第1環状部材に外嵌され、前記トラニ
オンの軸線方向に沿って前記第1環状部材と相対的に変
位自在に設けられた第2環状部材と、を備えることを特
徴とする。
スパイダボス部から膨出する首部と、平坦な上面部を有
する円盤部とが一体的に構成され、前記上面部に略直交
する外周面に球面を形成するとよい。あるいは、円柱状
のトラニオンと、前記トラニオンに圧入され、外周面に
球面が形成されたリング体とを一体的に構成してもよ
い。
とを容易に組み付けるため、前記第1環状部材の内周面
に相互に対向する円弧状の一組の切欠部を設け、あるい
は、略楕円形状を含む非円形状の切欠部を形成するとよ
い。
弧状の一組の切欠部を形成した場合、前記一組の切欠部
に沿ってトラニオンの球面を前記第1環状部材の球面状
の凹部内に挿入することにより、第1環状部材の孔部内
にトラニオンを容易に装着することことができる。
を含む非円形状の切欠部を形成した場合、前記第1環状
部材に対してトラニオンを所定角度傾斜させ、前記非円
形状の切欠部に沿ってトラニオンの球面を第1環状部材
の球面状の凹部内に挿入することにより、第1環状部材
の孔部内にトラニオンを容易に装着することができる。
部を介して第1環状部材の孔部内に嵌入されるトラニオ
ンとを、下記の式(1)乃至式(3)を充足するように
設定するとよい。
の球面の半径、Hはトラニオンの球面幅、rは第1環状
部材の切欠部の短半径、hは第1環状部材の幅、dはト
ラニオンの半径、Xは組み付け角度がθだけ傾斜した時
のトラニオンの球面の投影長幅、Yは組み付け角度がθ
だけ傾斜した時のトラニオンの球面の投影短幅とする。
周面または第1環状部材の外周面に保持された複数のニ
ードルベアリングで構成することにより、第1環状部材
と第2環状部材とは、前記ニードルベアリングに対する
摺動作用下にトラニオンの軸線方向に沿って相対的に変
位自在に設けられる。
ダボス部の中央部から偏位した部位に設けてもよい。
け、前記球面に対応する凹部が形成された第1環状部材
との間で摺動変位するとともに、前記トラニオンと第1
環状部材とが該トラニオンの軸線方向に沿って変位自在
に設けられることにより、スライド抵抗を減少させ誘起
スラスト力を低減させることができる。
びその組み付け方法について好適な実施の形態を挙げ、
添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
は、本発明の第1の実施の形態に係る等速ジョイントを
示す。
1軸の一端部に一体的に連結されて開口部を有する筒状
のアウタカップ(アウタ部材)12と、第2軸13の一
端部に固着されてアウタカップ12の孔部14内に収納
されるインナ部材16とから基本的に構成される。
に示されるように、軸線方向に沿って延在し、軸心の回
りにそれぞれ約120度の間隔をおいて3本の案内溝1
8が形成される。前記案内溝18は、図2に示されるよ
うに、平面状に形成された天井部20と、前記天井部2
0の両側に略直交し相互に対向して形成された側面部2
2a、22bとから構成される。なお、前記側面部22
a、22bは、それぞれ、アウタカップ12の軸線方向
に沿って延在する平面状に形成される。
記側面部22a、22bの下端部に連続し相互に対向す
る一組の段部24a、24bが形成される。
26が外嵌され、前記スパイダボス部26の外周面に
は、それぞれ案内溝18に向かって膨出し軸心の回りに
約120度の間隔をおいて3本のトラニオン28a〜2
8cが一体的に形成される。各トラニオン28a(28
b、28c)は、図3に示されるように、リング状のス
パイダボス部26から半径外方向に向かって膨出する首
部30と平坦な上面部32を有する扁平な円盤部34と
が一体的に構成され、前記上面部32に略直交する外周
面は球面36に形成されている。なお、各トラニオン2
8a(28b、28c)において、前記上面部32と球
面36との境界部分および下面部と球面36との境界部
分には、断面曲線状の面取部38が設けられている。
面部との間には、図3に示されるように、リング体から
なり内周面の全体にわたって前記トラニオン28a(2
8b、28c)の球面36に対応する球面状の凹部40
が形成された内側ローラ(第1環状部材)42と、複数
のニードルベアリング(ベアリング部材)44を介して
前記内側ローラ42に外嵌される外側ローラ(第2環状
部材)46とを有する。前記複数のニードルベアリング
44は、外側ローラ46の内周面に形成された環状の凹
部48内に転動自在に装着され、キーストン効果によっ
て前記凹部48から脱落しないように組み込まれてい
る。
2の孔部50に対してトラニオン28a(28b、28
c)を容易に組み込むための切欠部52が形成されてい
る。この切欠部52は、図4に示されるように、上面部
54と円形状の孔部50の内壁面との境界部分に相互に
対向する一組の円弧状に形成されている。なお、前記内
側ローラ42に代替して、図8に示されるように、上面
部54と内壁面との境界部分に略楕円形状の切欠部52
aが形成された内側ローラ42aを用いてもよい。
の球面36と内側ローラ42の凹部40とは、それぞれ
面接触するように設けられている。従って、トラニオン
28a(28b、28c)は、内側ローラ42に対して
点O(図2参照)を中心として矢印A方向に回動自在に
設けられるとともに、該トラニオン28a(28b、2
8c)の軸線を回転中心として球面36に沿った周方向
(矢印B方向)に回動自在に設けられる。また、トラニ
オン28a(28b、28c)および内側ローラ42
は、外側ローラ46に保持されたニードルベアリング4
4に対し、一体的に上下方向(矢印C方向)に沿って変
位自在に設けられている。
イント10は基本的には以上のように構成されるもので
あり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
力は、アウタカップ12を介してインナ部材16に伝達
され、トラニオン28a(28b、28c)を通じて第
2軸13が所定方向に回転する。
案内溝18に接触する外側ローラ46およびニードルベ
アリング44を介して内側ローラ42に伝達され、さら
に、前記内側ローラ42の凹部40に面接触する球面3
6を介してトラニオン28a(28b、28c)に伝達
されることにより前記トラニオン28a(28b、28
c)に係合する第2軸13が回転する。
2に対して第2軸13が所定角度傾斜すると、内側ロー
ラ42に形成された球面状の凹部40に対してトラニオ
ン28a(28b、28c)の球面が面接触した状態を
保持しながら、前記トラニオン28a(28b、28
c)は点Oを回動中心として矢印A方向に摺動変位し、
あるいはトラニオン28a(28b、28c)の軸線を
回転中心として球面状の凹部40に沿って周方向(矢印
B方向)に摺動変位する。
8c)は、外側ローラ46に保持されたニードルベアリ
ング44に対して摺動する内側ローラ42と一体的に、
該トラニオン28a(28b、28c)の軸線方向(矢
印C方向)に沿って変位する。
28c)は、案内溝18に沿って摺動する外側ローラ4
6を介して、該トラニオン28a(28b、28c)の
軸線と略直交する方向、すなわち、案内溝18の長手方
向に沿って変位する。
ウタカップ12に対する第2軸13の傾斜角度に影響さ
れることなく該第2軸13に円滑に伝達される。
(28b、28c)の側面に球面36を設け、前記球面
36に対応する凹部40が形成された内側ローラ42と
の間で摺動変位するとともに、前記トラニオン28a
(28b、28c)と内側ローラ42とが該トラニオン
28a(28b、28c)の軸線方向に沿って変位自在
に設けられることにより、スライド抵抗を減少させ誘起
スラスト力を低減させることができる。また、トラニオ
ン28a(28b、28c)と内側ローラ42の凹部4
0とが、それぞれ面接触して接触面圧を低減させること
により、等速ジョイント10の耐久性を向上させること
ができる。
ャーナル4の軸線方向に対する変位を、内ローラ5とト
リポートジャーナル4との摺動によって行っているのに
対し、本実施の形態では、トラニオン28a(28b、
28c)と一体的に変位する内側ローラ42とニードル
ベアリング44との摺動によって行っている。この結
果、本実施の形態では、従来技術と比較して、変位時に
おけるフリクションを小さくしてスライド抵抗を減少さ
せることができる。
溝18に沿ってトラニオン28a(28b、28c)が
変位することによって発生する摩擦抵抗に起因する荷重
をいう。
イントの組み付け方法について、内側ローラ42、42
aの孔部50内にトラニオン28a(28b、28c)
を装着する場合を例にして以下説明する。
れた内側ローラ42(図4参照)では、前記内側ローラ
42の上面部54とトラニオン28a(28b、28
c)の平坦な上面部32とを略直交させた状態におい
て、一組の切欠部52に沿ってトラニオン28a(28
b、28c)の球面36を内側ローラ42の凹部40内
に挿入し、前記トラニオン28a(28b、28c)の
軸線が内側ローラ42の上面部32と略直交するように
該トラニオン28a(28b、28c)を傾動させるこ
とにより、トラニオン28a(28b、28c)に対し
て内側ローラ42が装着される。
れた内側ローラ42a(図8参照)では、図12に示さ
れるように、前記内側ローラ42aに対してトラニオン
28a(28b、28c)を角度θだけ傾斜させて前記
略楕円形状の切欠部52aに沿ってトラニオン28a
(28b、28c)を挿入することにより、トラニオン
28a(28b、28c)に対して内側ローラ42aが
装着される。
け角度、Rはトラニオン28a(28b、28c)の球
面36の半径、Hはトラニオン28a(28b、28
c)の球面幅、rは内側ローラ42aの切欠部52aの
短半径、hは内側ローラ42aの幅、dはトラニオン2
8a(28b、28c)の半径、Xは組み付け角度がθ
だけ傾斜した時のトラニオン28a(28b、28c)
の球面36の投影長幅、Yは組み付け角度がθだけ傾斜
した時のトラニオン28a(28b、28c)の球面3
6の投影短幅、δは内側ローラ42aの切欠部52aと
トラニオン28a(28b、28c)の首部30とのク
リアランスを、それぞれ示している。
8c)の球面36の投影短幅Yが2R(球面の直径)よ
りも小さくなる(内側ローラ42aの幅h内に球面36
を確保する)ための条件は、次の式(1)で表される。
(2)で表される。
c)と内側ローラ42aとが干渉しないための条件とし
ては、次の式(3)で表される。
充足するように、トラニオン28a(28b、28c)
および内側ローラ42aの切欠部52aの形状を設定す
る。なお、組み付け角度θは、等速ジョイント10の作
動角度よりも大きく設定されているものとする。
れたトラニオン28a(28b、28c)は、図14に
示されるように、リング状のスパイダボス部26の中央
部から軸線方向に沿って首部30を偏位させた部位に設
けるようにしてもよい。
ント10の変形例を図15乃至図17に示す。なお、図
1に示す等速ジョイント10と同一の構成要素には同一
の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
る等速ジョイント10aでは、円柱状のトラニオン56
a(56b、56c)に対し、外周面に球面36が形成
されたリング体58を圧入している。このように構成す
ることにより、トラニオン56a(56b、56c)を
容易に製造するという利点がある。
る等速ジョイント10bでは、アウタカップ12の案内
溝18の天井部20aを湾曲して形成し、前記天井部2
0aに固定部材60を設けている。このように構成する
ことにより、等速ジョイント10bの軽量化を図り、し
かもアウタカップ12内に充填される潤滑油の量が増大
することを防止するという利点がある。
る等速ジョイント10cでは、アウタカップ12の案内
溝18の天井部20bを波状の曲線に形成することによ
り、等速ジョイント10cの軽量化を図っている。
速ジョイント70を図18乃至図20に示す。なお、第
1の実施の形態に係る等速ジョイント10と同一の構成
要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略
する。
0は、トラニオン28a(28b、28c)の球面36
と面接触する球面状の凹部40が内壁面に形成された円
筒状の内側ローラ(第1環状部材)72と、ニードルベ
アリング44を介して内側ローラ72の外周面に配設さ
れた外側ローラ(第2環状部材)74とを有する。前記
ニードルベアリング44は、ワッシャ76およびサーク
リップ78によって内側ローラ72の外周面に係止され
る。
ように、外側ローラ74とニードルベアリング44との
間を摺動面とし、トラニオン28a(28b、28
c)、内側ローラ72およびニードルベアリング44が
外側ローラ74に対して一体的に該トラニオン28a
(28b、28c)の軸線方向(矢印C方向)に沿って
変位するように設けられることにより、スライド抵抗を
減少させ誘起スラスト力を低減させることができる。ま
た、トラニオン28a(28b、28c)と内側ローラ
72の凹部40とがそれぞれ面接触し、接触面圧が低減
されることにより、等速ジョイントの耐久性を向上させ
ることができる。
ント70の変形例を図21乃至図24に示す。なお、図
19に示す等速ジョイント70と同一の構成要素には同
一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
る等速ジョイント70aでは、円柱状のトラニオン56
a(56b、56c)に対し、外周面に球面36が形成
されたリング体58を圧入している。このように構成す
ることにより、トラニオン56a(56b、56c)を
容易に製造するという利点がある。
る等速ジョイント70bでは、アウタカップ12の案内
溝18の天井部20aを湾曲して形成し、前記天井部2
0aに固定部材60を設けている。このように構成する
ことにより、等速ジョイントの軽量化を図り、しかもア
ウタカップ12内に充填される潤滑油の量が増大するこ
とを防止するという利点がある。
る等速ジョイント70cでは、アウタカップ12の案内
溝18の天井部20bを波状の曲線に形成することによ
り、等速ジョイント70cの軽量化を図っている。
る等速ジョイント70dでは、断面半楕円形状からなる
扁平な外側ローラ80を設け、前記外側ローラ80の断
面形状に対応する半楕円形状からなる案内軌道82a、
82bを案内溝18の側面部22a、22bに形成して
いる。この場合、外側ローラ80が案内軌道82a、8
2bよってトラニオン28a(28b、28c)の軸線
方向(矢印C方向)に対する変位が規制されることによ
り、外側ローラ80の内周面とニードルベアリング44
を摺動面として、トラニオン28a(28b、28c)
の軸線方向に対し容易に変位させることができる。
つのトラニオン28a〜28c、56a〜56cが設け
られたトリポートタイプの等速ジョイント10、10a
〜10c、70、70a〜70dを用いて説明している
がこれに限定されるものではなく、図示しないバイポッ
トタイプの等速ジョイントにも適用可能であることは勿
論である。
る。
球面に対応する凹部が形成された第1環状部材との間で
摺動変位するとともに、前記トラニオンと第1環状部材
とが該トラニオンの軸線方向に沿って変位自在に設けら
れることにより、スライド抵抗を減少させ誘起スラスト
力を低減させることができる。
が、それぞれ面接触して接触面圧を低減させることによ
り、等速ジョイントの耐久性を向上させることができ
る。
トの長手方向と略直交する方向の断面図である。
ある。
切欠斜視図である。
である。
る。
る。
る。
定条件に供される説明図である。
定条件に供される説明図である。
る。
1変形例を示す部分縦断面図である。
2変形例を示す部分縦断面図である。
3変形例を示す部分縦断面図である。
ントの長手方向と略直交する方向の部分断面図である。
図である。
部切欠斜視図である。
4変形例を示す部分縦断面図である。
5変形例を示す部分縦断面図である。
6変形例を示す部分縦断面図である。
7変形例を示す部分縦断面図である。
断面図である。
断面図である。
ョイント 12…アウタカップ 16…インナ部材 18…案内溝 20、20a、2
0b…天井部 22a、22b…側面部 24a、24b…
段部 26…スパイダボス部 28a〜28c、56a〜56c…トラニオン 30…首部 32、54…上面
部 34…円盤部 36…球面 38…面取部 40、48…凹部 42、42a、72…内側ローラ 44…ニードルベ
アリング 46、74、80…外側ローラ 50…孔部 52、52a…切欠部 58…リング体 76…ワッシャ 78…サークリッ
プ 82a、82b…案内軌道
Claims (13)
- 【請求項1】所定間隔離間し軸線方向に沿って延在する
複数の案内溝が内壁面に設けられ、一方の伝達軸に連結
される筒状のアウタ部材と、前記アウタ部材の開口する
内空部内に挿入されて他方の伝達軸に連結されるインナ
部材とを有する等速ジョイントにおいて、 前記案内溝に向かって膨出し、周方向に沿って球面が設
けられたトラニオンと、 内周面に前記球面に対応して面接触する球面状の凹部が
形成された第1環状部材と、 ベアリング部材を介して前記第1環状部材に外嵌され、
前記トラニオンの軸線方向に沿って前記第1環状部材と
相対的に変位自在に設けられた第2環状部材と、 を備えることを特徴とする等速ジョイント。 - 【請求項2】請求項1記載の等速ジョイントにおいて、 前記トラニオンは、リング状のスパイダボス部から膨出
する首部と、平坦な上面部を有する円盤部とが一体的に
構成され、前記上面部に略直交する外周面に球面が形成
されていることを特徴とする等速ジョイント。 - 【請求項3】請求項1記載の等速ジョイントにおいて、 円柱状のトラニオンと、前記トラニオンに圧入され、外
周面に球面が形成されたリング体とが一体的に設けられ
ることを特徴とする等速ジョイント。 - 【請求項4】請求項1記載の等速ジョイントにおいて、 前記第1環状部材の内周面には、球面状の凹部に連続
し、相互に対向する円弧状の一組の切欠部が設けられる
ことを特徴とする等速ジョイント。 - 【請求項5】請求項1記載の等速ジョイントにおいて、 前記第1環状部材の内周面には、球面状の凹部に連続
し、略楕円形状を含む非円形状の切欠部が設けられるこ
とを特徴とする等速ジョイント。 - 【請求項6】請求項5記載の等速ジョイントにおいて、 前記非円形状の切欠部と、前記切欠部を介して第1環状
部材の孔部内に嵌入されるトラニオンは、下記の式
(1)乃至式(3)を充足するように設定されることを
特徴とする等速ジョイント。 【数1】 【数2】 【数3】 但し、θは組み付け角度、Rはトラニオンの球面の半
径、Hはトラニオンの球面幅、rは第1環状部材の切欠
部の短半径、hは第1環状部材の幅、dはトラニオンの
半径、Xは組み付け角度がθだけ傾斜した時のトラニオ
ンの球面の投影長幅、Yは組み付け角度がθだけ傾斜し
た時のトラニオンの球面の投影短幅とする。 - 【請求項7】請求項2記載の等速ジョイントにおいて、 前記首部は、スパイダボス部の中央部から偏位した部位
に設けられることを特徴とする等速ジョイント。 - 【請求項8】請求項1記載の等速ジョイントにおいて、 前記ベアリング部材は、第2環状部材の内周面に保持さ
れた複数のニードルベアリングからなり、第1環状部材
と第2環状部材とは、前記ニードルベアリングに対する
摺動作用下にトラニオンの軸線方向に沿って相対的に変
位自在に設けられることを特徴とする等速ジョイント。 - 【請求項9】請求項1記載の等速ジョイントにおいて、 前記ベアリング部材は、第1環状部材の外周面に保持さ
れた複数のニードルベアリングからなり、前記第1環状
部材は、前記ニードルベアリングと第2環状部材との摺
動作用下にトラニオンの軸線方向に沿って変位自在に設
けられることを特徴とする等速ジョイント。 - 【請求項10】請求項8または9記載の等速ジョイント
において、 前記ニードルベアリングは、キーストン効果によって第
1環状部材または第2環状部材に保持されることを特徴
とする等速ジョイント。 - 【請求項11】所定間隔離間し軸線方向に沿って延在す
る複数の案内溝が内壁面に設けられ、一方の伝達軸に連
結される筒状のアウタ部材と、前記アウタ部材の開口す
る内空部内に挿入されて他方の伝達軸に連結されるイン
ナ部材とを有する等速ジョイントの組み付け方法であっ
て、 第1環状部材の内周面に相互に対向する円弧状の一組の
切欠部を形成し、前記一組の切欠部に沿ってトラニオン
の球面を前記第1環状部材の球面状の凹部内に挿入する
ことにより、第1環状部材の孔部内にトラニオンが装着
されることを特徴とする等速ジョイントの組み付け方
法。 - 【請求項12】所定間隔離間し軸線方向に沿って延在す
る複数の案内溝が内壁面に設けられ、一方の伝達軸に連
結される筒状のアウタ部材と、前記アウタ部材の開口す
る内空部内に挿入されて他方の伝達軸に連結されるイン
ナ部材とを有する等速ジョイントの組み付け方法であっ
て、 第1環状部材の内周面に略楕円形状を含む非円形状の切
欠部を形成し、前記第1環状部材に対してトラニオンを
所定角度傾斜させ、前記非円形状の切欠部に沿ってトラ
ニオンの球面を第1環状部材の球面状の凹部内に挿入す
ることにより、第1環状部材の孔部内にトラニオンが装
着されることを特徴とする等速ジョイントの組み付け方
法。 - 【請求項13】請求項12記載の等速ジョイントの組み
付け方法において、 前記非円形状の切欠部と、前記切欠部を介して第1環状
部材の孔部内に嵌入されるトラニオンは、下記の式
(1)乃至式(3)を充足するように設定されることを
特徴とする等速ジョイントの組み付け方法。 【数4】 【数5】 【数6】 但し、θは組み付け角度、Rはトラニオンの球面の半
径、Hはトラニオンの球面幅、rは第1環状部材の切欠
部の短半径、hは第1環状部材の幅、dはトラニオンの
半径、Xは組み付け角度がθだけ傾斜した時のトラニオ
ンの球面の投影長幅、Yは組み付け角度がθだけ傾斜し
た時のトラニオンの球面の投影短幅とする。
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