JP2000170544A - 車両用v型内燃機関 - Google Patents

車両用v型内燃機関

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JP2000170544A
JP2000170544A JP10346826A JP34682698A JP2000170544A JP 2000170544 A JP2000170544 A JP 2000170544A JP 10346826 A JP10346826 A JP 10346826A JP 34682698 A JP34682698 A JP 34682698A JP 2000170544 A JP2000170544 A JP 2000170544A
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chain
timing
internal combustion
combustion engine
crankcase
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用V型内燃機関において,第1タイミン
グチェーンの弛み側に対するチェーンテンショナの押圧
範囲を,第2タイミングチェーンに干渉されることなく
拡張して,第1タイミングチェーン及びそのチェーンテ
ンショナ間の面圧を下げ,それらの耐久性の向上を図
る。 【解決手段】 クランク軸15と,第1及び第2バンク
1 ,42 の動弁用カム軸411 ,412 とを,互いに
軸方向に隣接する第1及び第2タイミングチェーン44
1 ,442 を介してそれぞれ連結したV型内燃機関にお
いて,第1チェーンテンショナ481 のクランク軸15
側基端部のボス481 aを,第2タイミングチェーン4
2 の側方投影面内でクランクケース21に軸支113
1 する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,自動二輪車等の車
両に搭載される車両用V型内燃機関に関し,特に,クラ
ンクケースに支承されるクランク軸と,クランクケース
にV字状に連設された第1バンク及び第2バンクの動弁
用カム軸とを,互いに軸方向に隣接する第1及び第2タ
イミング伝動装置を介してそれぞれ連結し,第1タイミ
ング伝動装置の第1タイミングチェーン上側部外面を押
圧する第1チェーンテンショナと,第2タイミング伝動
装置の第2タイミングチェーン下側部外面を押圧する第
2チェーンテンショナと,第1タイミング伝動装置の第
1タイミングチェーン下側部外面に接する第1チェーン
ガイドと,第2タイミング伝動装置の第2タイミングチ
ェーン上側部外面に接する第2チェーンガイドとをクラ
ンクケースに取付けたものゝ改良に関する。
【0002】
【従来の技術】かゝる車両用V型内燃機関として,クラ
ンクケースに支承されるクランク軸と,クランクケース
にV字状に連設された第1バンク及び第2バンクの動弁
用カム軸とを,互いに軸方向に隣接する第1及び第2タ
イミング伝動装置を介してそれぞれ連結したものが,例
えば特開昭64−83912号公報に開示されているよ
うに,既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】かゝる車両用V型内燃
機関においては,クランク軸の上側で第1タイミング伝
動装置のチェーンの弛み側と第2タイミング伝動装置の
チェーンの張り側とが交差するため,従来のものでは,
第1タイミング伝動装置のチェーンの弛み側である上側
部に張りを与えるチェーンテンショナを設ける場合,該
チェーンの,他方のチェーンと交差しない範囲内に設け
ていた。
【0004】しかしながら,こうしたものでは,第1タ
イミング伝動装置のチェーンの弛み側に対するチェーン
テンショナの押圧範囲が狭く,両者間の面圧が高くな
る。
【0005】本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたも
ので,第1タイミング伝動装置のチェーンの弛み側に対
するチェーンテンショナの押圧範囲を,他方のチェーン
に干渉されることなく拡張して,第1タイミング伝動装
置のチェーン及びそのチェーンテンショナ間の面圧を下
げ,それらの耐久性の向上を図るようにした,前記車両
用V型内燃機関を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,クランクケースに支承されるクランク軸
と,クランクケースにV字状に連設された第1バンク及
び第2バンクの動弁用カム軸とを,互いに軸方向に隣接
する第1及び第2タイミング伝動装置を介してそれぞれ
連結し,第1タイミング伝動装置の第1タイミングチェ
ーン上側部外面を押圧する第1チェーンテンショナと,
第2タイミング伝動装置の第2タイミングチェーン下側
部外面を押圧する第2チェーンテンショナと,第1タイ
ミング伝動装置の第1タイミングチェーン下側部外面に
接する第1チェーンガイドと,第2タイミング伝動装置
の第2タイミングチェーン上側部外面に接する第2チェ
ーンガイドとをクランクケースに取付けた,車両用V型
内燃機関において,第1チェーンテンショナのクランク
軸側基端部を,第2タイミングチェーンの側方投影面内
でクランクケースに取付けボルトにより枢支したことを
第1の特徴とする。
【0007】この第1の特徴によれば,第1タイミング
チェーンの上側部に対する第1チェーンテンショナの押
圧範囲が,第2タイミングチェーンに干渉されることな
く拡張して,第1タイミングチェーン及び第1チェーン
テンショナ間の面圧を下げることができる。
【0008】また本発明は,上記特徴に加えて,第1チ
ェーンテンショナ及び第2チェーンガイドを,これらが
側面視で相互に交差するように配置したことを第2の特
徴とする。
【0009】この第2の特徴によれば,第2タイミング
チェーンの上側部に対する第2チェーンガイドの支承範
囲が,第1タイミングチェーン及び第1チェーンテンシ
ョナに干渉されることなく拡張して,第2タイミングチ
ェーン及び第2チェーンガイド間の面圧を下げることが
できる。
【0010】さらに本発明は,第1又は第2の特徴に加
えて,第1及び第2チェーンテンショナ,並びに第1及
び第2チェーンガイドを,互いに平行に配置される取付
けボルトによりクランクケースに取付けたことを第3の
特徴とする。
【0011】この第3の特徴によれば,第1及び第2チ
ェーンテンショナ,並びに第1及び第2チェーンガイド
のための全ての取付けボルトを同一方向からクランクケ
ースに螺合することができ,組立性が良好となる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を,添付図面
に示す本発明の一実施例に基づいて以下に説明する。
【0013】図1は本発明のV型内燃機関を搭載した自
動二輪車の側面図,図2は上記内燃機関の側面図,図3
は図2の3−3線断面図,図4は図3の4−4線断面
図,図5は図2の5−5線断面図,図6は上記内燃機関
の冷却水系統図,図7は図2の7−7線断面図,図8は
図3の前部及び後部タイミング伝動装置周りの拡大図,
図9は図3の変速機周りの拡大図,図10は図4の10
−10線断面図,図11は上記内燃機関の排気系周りの
平面図,図12は後部バンクのシリンダヘッドの平面
図,図13は図9の13矢視図である。
【0014】尚,説明中,前後,左右とは,自動二輪車
の車体を基準にして言うものとする。 [自動二輪車の全体構成(図1,図2参照)]自動二輪
車Mの車体フレーム1の前端には,前輪を支持するフロ
ントフォーク(何れも図示せず)が操向可能に連結され
る。また車体フレーム1の後部には,後輪2を支持する
リアフォーク3が上下揺動可能に連結され,このリアフ
ォーク3及び車体フレーム1の各後端部間にリアクッシ
ョン7が介装される。
【0015】車体フレーム1の中間部には,前部及び後
部バンク41 ,42 を有するV型内燃機関Eが搭載され
ると共に,その上方で燃料タンク5が取付けられる。さ
らに車体フレーム1の後部には,燃料タンク5の後端に
連続するように,メインシート6a及びピリオンシート
6bが取付けられる。
【0016】上記内燃機関Eに連設される変速機8の出
力軸97及び後輪2のハブ間を連結する伝動装置10
は,後輪2の左側に配設される。始動モータ11は,ク
ランク軸15の前方且つ下方に配置される。
【0017】内燃機関Eの前部及び後部バンク41 ,4
2 間の谷部28には,対応するバンクに接続される前部
及び後部気化器121 ,122 が配設される。また前部
バンク41 の前面及び後部バンク42 の後部にそれぞれ
接続される前部排気管131及び後部排気管132 は,
後輪2を挟んで前記伝動装置10と反対側,即ち後輪2
の右側に配設される共通の排気マフラ14の前端に集合
して接続される。[内燃機関の全体構成(図2,図3,
図5,図8参照)]内燃機関Eの前部バンク41 及び後
部バンク42 は,左右方向に配置されるクランク軸15
周りに90°開いて前後に配置される。クランク軸15
は,クランクピン16aを有する単一のクランク部16
と,その両端部に隣接する左右一対のジャーナル17,
18とを備えており,そのジャーナル17,18がボー
ルベアリング19,20をそれぞれ介してクランクケー
ス21に支承される。
【0018】前部及び後部バンク41 ,42 は,クラン
ク軸15を上記クランクケース21の山形上部の前後斜
面にそれぞれ接合されるシリンダブロック221 ,22
2 と,それらの上端に接合されるシリンダヘッド2
1 ,232 とを備えており,各シリンダブロック22
1 ,222 及びシリンダヘッド231 ,232 には,一
連のウォータジャケット241 ,242 が形成される。
【0019】各シリンダブロック221 ,222 のシリ
ンダボア251 ,252 に嵌装されるピストン261
262 はコンロッド271 ,272 を介して上記クラン
クピン16aに連接される。その際,後部バンク42
コンロッド272 は,上記クランクピン16a上で前部
バンク41 のコンロッド271 の左方に隣接して配置さ
れ,これらコンロッド271 ,272 の左右方向のオフ
セット量S(図8)に対応して,後部バンク42 の軸線
は前部バンク41 の軸線に対して左方にオフセットされ
る。
【0020】図5に示すように,クランク軸15の右ジ
ャーナル18より外方へ突出する右端部には,その内側
から順に始動伝動装置94のオーバーランニングクラッ
チ53及び,クラッチ100に連なる1次伝動装置54
の駆動ギヤ54aが取付けられると共に,互いに隣接配
置される。その際,オーバーランニングクラッチ53
は,そのアウタ部材がクランク軸15にスプライン結合
され,そのインナ部材に始動ギヤ52が固設されてい
る。駆動ギヤ54aはクランク軸15にキー結合され
る。
【0021】また図8に示すように,クランク軸15の
左ジャーナル17より外方へ突出する左端部には,その
内側から順に前部バンク41 の動弁カム軸411 を駆動
する前部タイミング伝動装置461 の駆動タイミングス
プロケット421 ,後部バンク42 の動弁カム軸412
を駆動する後部タイミング伝動装置462 の駆動タイミ
ングスプロケット422 ,並びに発電機30のロータ3
1が取付けられると共に,互いに隣接配置される。その
際,ロータ31はクランク軸15にキー結合される。二
個の駆動タイミングスプロケット421 ,422 の取付
け構造については後述する。
【0022】ロータ31に囲繞される,発電機30のス
テータ32は,クランクケース21の左端面に接合され
る左側カバー33の内壁に固着される。
【0023】上記ロータ31外周面の位置には突起35
が形成されており,この突起35と協働してクランク軸
15の回転位置を検知するクランク位置センサ36がク
ランクケース21の左端面に固着される。このクランク
位置センサ36の出力信号は,点火装置の制御信号やタ
コメータの入力信号として用いられる。
【0024】クランク軸15の,発電機30と反対側の
右端部には,右側ジャーナル18に隣接して始動ギヤ5
2がオーバーランニングクラッチ53を介して支承さ
れ,さらにその始動ギヤ52に隣接して1次駆動ギヤ5
4aがキー結合される。
【0025】上記のように構成すると,クランク軸15
の左端部側で前部及び後部タイミング伝動装置461
462 を一挙に組立てることができ,それらの組立性が
良好となる。また前部及び後部タイミング伝動装置46
1 ,462 のメンテナンスを行う際には,それらの外側
の発電機30のみをクランク軸15から取り外すだけ
で,他のものに何ら干渉されることなく,そのメンテナ
ンスを容易に行うことができる。しかも,発電機30の
両タイミング伝動装置461 ,462 への隣接配置によ
り,運転中は,両タイミング伝動装置461 ,462
ら飛散される油沫が発電機30に掛かることになるか
ら,それを効果的に冷却することができる。
【0026】またクランクケース21の左側部に前部及
び後部タイミング伝動装置461 ,462 及び発電機3
0が,また他側部に始動伝動装置94,1次伝動装置5
4及びクラッチ100が配置されることになるので,ク
ランクケース21の両側部の重量バランスが良好であ
り,したがって車体フレーム1への搭載時には,自動二
輪車Mの左右重量バランスを容易に図ることができる。 [動弁系(図2〜図4,図8〜図10参照)]各バンク
1 ,42 のシリンダヘッド231 ,232 には,吸気
弁371 ,372 及び排気弁381 ,382 が,吸気弁
371 ,372 を両バンク41 ,42間の谷部28側に
寄せて設けられる。また各シリンダヘッド231 ,23
2 には,対応する吸,排気弁371 ,372 ;381
382 をロッカアーム391 ,392 ;401 ,402
を介して開閉駆動するカム軸411 ,412 の両端部が
クランク軸15と平行にして,それぞれボールベアリン
グ50,50′を介して支承される。そしてクランク軸
15の左端部に固着される駆動タイミングスプロケット
421 ,422 と,各バンク41 ,42 のカム軸4
1 ,412 の左端部に固着される被動タイミングスプ
ロケット431 ,432 とにタイミングチェーン4
1 ,442 が巻き掛けられる。上記両駆動タイミング
スプロケット421,422 は,クランク軸15の左側
ジャーナル17の外端に隣接して圧入された共通のボス
45を備えている。
【0027】而して,前部バンク41 の駆動タイミング
スプロケット421 ,タイミングチェーン441 及び被
動タイミングスプロケット431 は,クランク軸15の
回転を2分に1に減速して対応するカム軸411 に伝達
する前部タイミング伝動装置461 を構成するもので,
それは前部バンク41 の,発電機30側の側壁に形成さ
れた前部タイミングチェーン伝動室471 に配置され
る。また後部バンク42の駆動タイミングスプロケット
422 ,タイミングチェーン442 及び被動タイミング
スプロケット432 は,クランク軸15の回転を2分に
1に減速して対応するカム軸412 に伝達する後部タイ
ミング伝動装置462 を構成するもので,それも前部バ
ンク41 の,発電機30側の側壁に形成された後部タイ
ミングチェーン伝動室472 に配置される。
【0028】その際,後部タイミング伝動装置46
2 は,前部タイミング伝動装置461 より軸方向外側,
即ち発電機30側に配置される。
【0029】クランク軸15は,図4に矢印Rで示すよ
うに反時計方向に回転するものであり,したがって,前
部タイミング伝動装置461 のタイミングチェーン,即
ち前部タイミングチェーン441 では,上側部が緩み
側,下側部が張り側となり,後部タイミング伝動装置4
2 のタイミングチェーン,即ち後部タイミングチェー
ン442 では,下側部が緩み側,上側部が張り側とな
る。これら前部及び後部タイミングチェーン441 ,4
2 の弛み側に一定の張りを与えるべく,各タイミング
チェーン441 ,442 の弛み側外面に弓形の前部及び
後部チェーンテンショナ481 ,482 を摺動自在に当
接させ,これらチェーンテンショナ481 ,482 の長
手方向中央部を前部及び後部タイミングチェーン4
1 ,442 に向かって一定の荷重をもって押圧する公
知のテンショナリフタ491 ,492 が各バンク41
2 のシリンダブロック221 ,222 後面に形成され
た取付け面にボルト109でそれぞれ取付けられる。
【0030】前部及び後部チェーンテンショナ481
382 は,前部及び後部タイミングチェーン441 ,4
2 の緩み側の略全長に沿って配設されると共に,それ
ぞれのクランク軸15側基端部に形成されたボス481
a,482 aが取付けボルト1131 ,1132 により
クランクケース21に回動可能に取付けられるが,特に
前部タイミングチェーン441 の上側部外面を押圧する
前記チェーンテンショナ481 aのボス481 aは,後
部タイミングチェーン442 の側方投影面内に配置され
る。前部及び後部タイミングチェーン442 のカム軸4
1 側先端部は自由端部とされる。
【0031】このように前記チェーンテンショナ481
aの基端部のボス481 aを,後部タイミングチェーン
442 の側方投影面内に配置すると,前部タイミングチ
ェーン441 の緩み側に対する前部チェーンテンショナ
481 aの押圧範囲が,後部タイミングチェーン442
に干渉されることなく充分に拡張して,前部タイミング
チェーン441 及び前記チェーンテンショナ481 a間
の面圧を下げながら,前部タイミングチェーン441
所定の張りを与えることができ,前部タイミングチェー
ン441 の円滑な作動と耐久性を確保することができ
る。
【0032】また前部及び後部タイミングチェーン44
1 ,442 の張り側外面には,それらを摺動自在に誘導
する前部及び後部チェーンガイド1121 ,112
2 が,それぞれの張り側の略全長に沿って配設される。
したがって,後部タイミングチェーン442 の上側部外
面に接する後部チェーンガイド1122 は,前記前記チ
ェーンテンショナ481 aと側面視で交差することにな
る。第1及び第2チェーンガイド1121 ,112
2 は,それぞれのクランク軸15側端部に形成されたボ
ス1121 a,1122 aが取付けボルト1141 ,1
142 によりクランクケース21に回動可能に取付けら
れると共に,それぞれのカム軸411 ,412 側端部背
面に形成された突起1121 b,1122 bが対応する
シリンダヘッド231 ,232 の内面に当接して支持さ
れる。
【0033】このように後部チェーンガイド112
2 を,前記チェーンテンショナ481 aと側面視で交差
させると,後部タイミングチェーン442 の張り側に対
する後部チェーンガイド1122 の支承範囲が,前部タ
イミングチェーン441 及び前記チェーンテンショナ4
1 aに干渉されることなく拡張して,後部タイミング
チェーン442 及び後部チェーンガイド1122 間の面
圧を下げることができ,これによって後部タイミングチ
ェーン442 の円滑な作動と耐久性を確保することがで
きる。
【0034】前部及び後部チェーンテンショナ481
382 ,並びに前部及び後部チェーンガイド1121
1122 のための取付けボルト1131 ,1132 ,1
14 1 ,1142 は,全てクランク軸15と平行に配置
されると共に,クランクケース21の側壁に突設された
取付け座1151 ,1152 ,1161 ,1162 にデ
ィスタンスカラー117,118を挟んで螺着され,そ
れらディスタンスカラー117,118によって対応す
るチェーンテンショナ481 ,382 及びチェーンガイ
ド1121 ,1122 のボス481 a,482 a,11
1 aa,1122 aが回動可能に支承される。前部タ
イミング伝動装置461 側の取付け座1151 ,116
1 と,後部タイミング伝動装置462 側の取付け座11
2 ,1162 とは,両タイミング伝動装置461 ,4
2 の軸方向オフセット量に対応して突出高さに差が与
えられる。
【0035】このように前部及び後部チェーンテンショ
ナ481 ,382 ,並びに前部及び後部チェーンガイド
1121 ,1122 のための取付けボルト1131 ,1
13 2 ,1141 ,1142 を全てクランク軸15と平
行に配置すると,全ての取付けボルト1131 ,113
2 ,1141 ,1142 を同一方向からクランクケース
21に螺合することができて,組立性が良好となる。
【0036】クランクケース21は,その左右方中央部
で,左ケース半体21aと右ケース半体21bとに分割
され,それらに前記ボールベアリング19,20のアウ
タレースが予め軽圧入により装着され,両ケース半体2
1a,21bの結合時に,クランク軸15の左右のジャ
ーナル17,18が上記ボールベアリング19,20の
インナレースにそれぞれ軽圧入されるものであるが,そ
の際,左側ジャーナル17の外側に隣接してクランク軸
15に共通のボス45を圧入された駆動タイミングスプ
ロケット421 ,422 が左側ボールベアリング19の
インナレースを通過し得るように,駆動タイミングスプ
ロケット421 ,422 の外径d1 は上記ボールベアリ
ング19のインナレースの内径d2 より僅かに小さく設
定される。したがって,クランク軸15の単体時に両駆
動タイミングスプロケット421,422 のボス45の
圧入が可能となり,の圧入作業を容易に行うことができ
る。またボールベアリング19,20を左右のケース半
体21a,21b及び左右のクランクジャーナル17,
18に軽圧入することにより,機関運転中,ボールベア
リング19,20の振動を抑制し,騒音低減を図ること
ができる。 [排気系(図2,図11及び図12参照)]前部バンク
1 の排気ポート511 の出口は,そのシリンダヘッド
231 の前面に開口しており,これに前部排気管131
の上流端が接続される。また後部バンク42 の排気ポー
ト522 の出口は,そのシリンダヘッド232 後部の,
後部タイミング伝動装置462 と反対側の右側面に開口
しており,これに後部排気管132 の上流端が接続され
る。
【0037】前部排気管131 及び後部排気管13
2 は,何れも,前部及び後部伝動装置461 ,462
反対側の,内燃機関E右側方に上下に並べて配管される
と共に,下流端を集合して後輪2の右側方に配置される
排気マフラ14に接続される。
【0038】而して,上記のように内燃機関Eの,前部
バンク41 に対する後部バンク42のオフセット方向側
の一側部に前部及び後部タイミング伝動装置461 ,4
2を集中して配設する一方,内燃機関Eの他側方に前
部及び後部排気管131 ,132 を上下に並べて集中配
管したので,両タイミング伝動装置461 ,462 と両
排気管131 ,132 との干渉を容易に避けつゝ,両排
気管131 ,132 を含む内燃機関Eの全幅を極力狭め
ることができる。
【0039】また後部バンク42 のシリンダヘッド23
2 の後部右側面に開口する排気ポート512 に,自動二
輪車Mの右側方に配管される後部排気管132 を接続す
るので,後部排気管132 の曲がり部を少なくして,そ
の管路抵抗を下げ,出力性能の向上に寄与し得る。 [伝動系(図2,図3及び図9参照)]クランクケース
21には,後部バンク42 の下部に張り出すミッション
ケース部95が一体に形成されており,このミッション
ケース部95には,クランク軸15の直後でそれと平行
に前後に並ぶ,変速機8の入力軸96及び出力軸97が
収容され,これらの両端はそれぞれ一対のボールベアリ
ング96,97;98,99を介してミッションケース
部95の左右両側壁に支承される。その入力軸96の右
端部には,クランクケース21の右側面に接合される右
側カバー34に覆われるクラッチ100のインナ部材1
01がスプライン結合され,そのアウタ部材102の内
端には,前記1次駆動ギヤ54aと噛合して1次伝動装
置54を構成する1次被動ギヤ54bが取付けられ。ま
た入力軸96及び出力軸97間には,複数段(図示例で
は5段)の変速ギヤ列G1 〜G5 が選択可能に配設され
る。
【0040】入力軸96及び出力軸97の左端部を支承
するミッションケース部95の左側壁95a(図9参
照)は,後部バンク42 のタイミング伝動装置462
りも右方にオフセットするように形成される。したがっ
て,後部バンク42 のタイミング伝動装置462 におけ
るテンショナリフタ492 を後部バンク42 のシリンダ
ブロック222 後面に取付ける場合,ミッションケース
部95との干渉を回避することができる。
【0041】特に,後部バンク42 のタイミング伝動装
置462 は,前部バンク41 のタイミング伝動装置46
1 より外方,即ち左方に配置されるので,クランクケー
ス21に対するミッションケース部95の右方へのオフ
セット量を最小限に抑えて,内燃機関Eのコンパクト化
を図ることができる。 [車速センサ(図2,図9及び図13参照)]ミッショ
ンケース部95の後壁に装着孔103が設けられ,この
孔103を通して検知部105aをミッションケース部
95内に突入させる車速センサ105がミッションケー
ス部95の後壁にボルト110により固着される。この
車速センサ105は,その検知部105aをトップ被動
ギヤ,即ちトップギヤ列G5 の被動ギヤ104の歯先に
対向させるように配置される。
【0042】トップ被動ギヤ104は,出力軸97にス
プライン嵌合していて,左方へのシフトにより2速ギヤ
列G2 を確立させるシフトギヤを兼ねており,そのシフ
トによるも,そのギヤの外周が車速センサ105の検知
領域から逸脱しないようになっている。車速センサ10
5は,その検知部の直前を横切るトップ被動ギヤ104
の歯数に応じた信号を図示しないコンピュータに出力す
るもので,そのコンピュータでは,入力信号から車速を
演算して,自動二輪車Mの図示しないインストルメント
パネル上のスピードメータ(図示せず)に表示する。
【0043】このように,車速センサ105は,常時出
力軸97と共に回転するトップ被動ギヤ104の回転数
を車速として検知する車速センサ105をミッションケ
ース部95の後壁に取付けられるので,その取付けを,
ミッションケース部95側に後傾する後部バンク42
勿論,その後部に取付けられる後部排気管132 に何ら
邪魔されることなく行うことができる。
【0044】ミッションケース部95の後面には,車速
センサ105の下面を覆うリブ106が一体に形成さ
れ,このリブ106の中央部には,車速センサ105の
リード線108を通す通孔107が穿設される。
【0045】また図2に示すように,ミッションケース
部95の後面には,左右一対,上下一組のハンガー部1
121 ,1122 が,またクランクケース21の前面に
は左右一対のハンガー部1123 がそれぞれ一体に突設
され,内燃機関Eの車体フレーム1への搭載時,これら
ハンガー部1121 ,1122 ,1123 が車体フレー
ム1に結合される。その後部二組のハンガー部11
1 ,1122 に囲まれる,ミッションケース部95後
方のデッドスペースを利用して前記車速センサ105は
配置されるもので,これによりスペース効率を高めるこ
とができる。
【0046】而して,上記リブ106は,自動二輪車M
の走行中,下方から飛来す砂利等から車速センサ105
を保護するように機能し,またリード線108を通す通
孔107はリブ106内に浸入した雨水,洗浄水の排出
口としても機能する。 [潤滑及び冷却系(図2,図3,図5及び図6参照)]
図2,図3及び図5に示すように,クランク軸15の右
端部にキー結合された1次駆動ギヤ54aには,その周
方向異なる二箇所にポンプ駆動ギヤ56及び1次被動ギ
ヤ54bが噛合される。
【0047】ポンプ駆動ギヤ56は,クランクケース2
1の右端面に接合される右側カバー34にベアリング8
6を介して支承されるポンプ軸61にキー結合される。
このポンプ軸61は,これがクランク軸15と平行で,
それより前方且つ上方にくるように配置される。
【0048】このポンプ軸61の内端には,潤滑用のト
ロコイド型オイルポンプ57のインナロータ59が,ま
た外端には,冷却用ウォータポンプ62のインペラ60
がそれぞれ固着される。オイルポンプ57のアウタロー
タ59を収容するポンプハウジング60はクランクケー
ス21の,ボールベアリング20を支持する隔壁65に
ねじ止めされる。またインペラ63を収容するポンプケ
ーシング64は,右側カバーの外側面にボルト87で固
着される。こうしてオイルポンプ57及びウォータポン
プ62は,クランク軸15より上方及び前方で同軸に配
置され,またオイルポンプ57は,前記オーバーランニ
ングクラッチ53と半径方向で隣接するように(望まし
くは図示例のように同一平面上で隣接するように),ク
ランクケース21に設けられる。
【0049】オイルポンプ57の吸入ポートには,クラ
ンクケース21底部の油溜め部66内に設置されるスト
レーナ67(図2参照)に吸い上げ管68を介して接続
され,また吐出ポートは,給油路69を介してクランク
軸15及び各バンク41 ,4 2 のカム軸411 ,412
その他の潤滑部に連通される。
【0050】給油路69の途中には,クランク軸15の
略直上に位置するオイルフィルタ70が介裝される。こ
のオイルフィルタ70は,右側カバー34に形成された
濾過室71に装着され,該室71の開放口を閉じるキャ
ップ72が右側カバー34に固着される。濾過室71に
おいて,オイルフィルタ70の外周側の入口室71a
は,クランクケース21に形成された給油路69の上流
部69aを介してオイルポンプ57の吐出ポートに連通
し,またオイルフィルタ70の内周側の出口室71b
は,キャップ72に形成された給油路69の2本の分岐
油路69b,69cに連通しており,一方の分岐油路6
9bはクランク軸15系の潤滑部73に連通し,他方の
分岐油路69cは更に,クランクケース21及び右側カ
バー34の接合面において前後の分岐油路69d,69
eに分岐して,前部及び後部バンク4 1 ,42 の各カム
軸411 ,412 を含む動弁系の潤滑部741 ,742
に連通する。
【0051】したがって,クランク軸15の回転によ
り,ポンプ駆動ギヤ56及びポンプ軸61を介してオイ
ルポンプ57が駆動されると,油溜め部66内のオイル
は,ストレーナ67から吸い上げられて濾過室71に圧
送され,オイルフィルタ70で濾過された後,クランク
軸15系の潤滑部73及び各バンク41 ,42 の動弁系
の潤滑部741 ,742 に供給され,これらを潤滑する
ことができる。しかも,オイルポンプ57,濾過室7
1,オイルフィルタ70及び給油路69の上記配置,構
成により,給油路69の長さを極力短縮すると共に,前
部及び後部バンク4 1 ,42 に対する潤滑系を略対称に
構成することができ,両バンク41 ,42 を均等潤滑が
可能となる。
【0052】オイルフィルタ70には,そのフィルタエ
レメント70aが目詰まりしたとき,入口室71a及び
出口室71b間を短絡させるリリーフ弁70bが設けら
れる。
【0053】一方,ウォータポンプ62においては,図
6に示すように,その吸入管75は,水管771 を介し
てラジエータ29(図1に示すように内燃機関Eの前方
に配設される。)の出口に接続され,吐出管76は水管
772 を介して前部バンク4 1 のウォータジャケット2
1 の下部に接続される。
【0054】前述のように,前部及び後部バンク41
2 は,各シリンダブロック221,222 及びシリン
ダヘッド231 ,232 に一連のウォータジャケット2
1,242 を備えており,また後部バンク42 のシリ
ンダヘッド232 には,その前面に開口する合流室80
が形成され,この合流室80にウォータジャケット24
2 の上部が連通される。
【0055】前部及び後部バンク41 ,42 の対向面に
は,対応するウォータジャケット241 ,242 の下部
に連通する下部ジョイント781 ,782 が一体に突設
され,これらジョイント781 ,782 に,谷部28に
配置される下部連通水管77 3 の両端が接続される。
【0056】また前部バンク41 の後面には,そのジャ
ケット231 の上部に連通する上部ジョイント791
一体に形成され,さらに後部バンク42 のシリンダヘッ
ド232 下面には,合流室80に連通する上部ジョイン
ト792 のフランジがねじ止めされ,これら上部ジョイ
ント791 ,792 に谷部28に配置される後部連通水
管774 の両端が接続される。
【0057】合流室80にはサーモスタット82が設置
されると共に,それを保持しつゝ合流室80の開口部を
覆うサーモスタットカバー81がシリンダヘッド232
の前面に接合される。
【0058】サーモスタットカバー81には,サーモス
タット82の出口に連なる出口ジョイント83が一体に
形成されており,この出口ジョイント83は水管775
を介してラジエータ29の入口に接続される。
【0059】また上部ジョイント792 には,連通路8
4′を介して合流室80に連通するバイパス出口ジョイ
ント84が一体に形成されており,このバイパス出口ジ
ョイント84は,バイパス水管85により,後部バンク
2 の気化器122 の加温室,前部バンク41 の気化器
121 の加温室及び前記吸入管75へと順次連通され
る。バイパス出口ジョイント84は,サーモスタットカ
バー81の出口ジョイント83より充分に小径に形成さ
れる。
【0060】サーモスタット82は,合流室80の水温
が所定温度以下のときは合流室80及びサーモスタット
カバー81間を遮断すると共に,合流室80及びバイパ
ス出口ジョイント84間の連通路84′を開き,またそ
の水温が所定温度以上になると合流室80及びサーモス
タットカバー81間を連通すると共に,上記連通路8
4′を閉じるようになっている。
【0061】したがって,クランク軸15の回転によ
り,ポンプ駆動ギヤ56及びポンプ軸61を介してウォ
ータポンプ62が駆動されているとき,合流室80の水
温が比較的低くければ,サーモスタット82が合流室8
0及びサーモスタットカバー81間を遮断すると共に,
連通路84′を開くので,冷却水は,ウォータポンプ6
2により,先ず吐出管76から前部バンク41 のウォー
タジャケット241 に送られ,次いでその冷却水の略半
分は直ちに下部連通水管773 を経て第2バンクのウォ
ータジャケットに移る。そして,前部バンク41 のウォ
ータジャケット241 を通過した冷却水は,上部連通水
管774 を経て後部バンク42 の合流室80に移って,
後部バンク42 のウォータジャケット242 を通過した
冷却水と合流し,合流室80から連通路84′を経てバ
イパス出口ジョイント84を出て,後部の気化器122
及び前部の気化器121 の加温室を順次経由して,ウォ
ータポンプ62の吸入管75に戻り,以後,同様の循環
を繰り返す。このような冷却水の,ラジエータ29を経
由しない循環により,内燃機関Eの暖機を促進すること
ができると共に,気化器121 ,122 を加温して,そ
れらの燃料ノズル周りのアイシングを防ぐことができ
る。
【0062】内燃機関Eの暖機が進み,両バンク41
2 のウォータジャケット241 ,242 を通過して合
流室80で合流した冷却水の水温が所定値を超えると,
サーモスタット82は,合流室80及びサーモスタット
カバー81間を連通すると共に,連通路84′を閉じる
ので,上記冷却水は,出口ジョイント83側へ流れ,ラ
ジエータ29を経由して,ウォータポンプ62の吸入管
75に戻る。以後,同様の循環を繰り返すので,ラジエ
ータ29の放熱作用で冷却された冷却水をもって両バン
ク41 ,42 を効果的に冷却することができる。
【0063】ところで,下部及び上部連通水管773
774 は比較的短いもので足りる上,これらは両バンク
間の谷部に配置されるので,両バンク41 ,42 の間に
隠れて目立つことがなく,内燃機関Eの外観を損なわな
い。
【0064】またサーモスタット82は,前部及び後部
バンク41 ,42 を冷却した冷却水が合流する合流室8
0に設置されるので,サーモスタット82は両バンク4
1 ,42 の平均水温を的確に感知して,両バンク41
2 の適正な水温制御を行うことができる。しかもサー
モスタット82に対する配管が不要であり,配管の簡素
化を図ることができる。
【0065】さらに後部バンク42 の上部前面に,前方
に突出する出口ジョイント83を備えたサーモスタット
カバー81が接合されるので,その出口ジョイント83
をラジエータ29の入口に連通する水管775 の曲がり
を少なくして,その流路抵抗を小さく抑えると共に,外
観の向上を図ることができる。
【0066】また後部バンク42 の上部ジョイント79
2 には,それより小径で合流室80に連通するバイパス
出口ジョイント84を一体に形成したので,上部ジョイ
ント792 及びバイパス出口ジョイント84の後部バン
ク42 への取付けを一挙に行うことができ,配管作業の
簡素化を図ることができる。
【0067】またオイルポンプ57及びウォータポンプ
62を同軸上に配置して,これらを1次駆動ギヤ54a
から駆動される共通のポンプ軸61により駆動するよう
にしたので,それらの駆動系の簡素化を図ることができ
る。
【0068】しかもオイルポンプ57をオーバーランニ
ングクラッチ53に半径方向で隣接配置したことで,オ
イルポンプ57及びウォータポンプ62の同軸配置によ
るも,内燃機関Eの横幅増を抑えることができる。
【0069】またオイルポンプ57及びウォータポンプ
62をクランク軸15より前方且つ上方に配置したこと
から,クランクケース21の後部及び,それに連なるミ
ッションケース部95を上記オイルポンプ57及びウォ
ータポンプ62に全く干渉されることなくコンパクトに
形成することができ,内燃機関Eの地上高の確保及び乗
員用シート6a,6bの高さの低下を容易に行うことが
できる。この場合,オイルポンプ57及びウォータポン
プ62の上記配置により,クランクケース21の前部が
多少膨出した形状となるも,その膨出部は前部バンク4
1 の下方のデッドスペースに吸収されるので,内燃機関
Eのコンパクト化を妨げるものではない。
【0070】しかもクランク軸15より上方位置を占め
る両ポンプ57,62の駆動系は,油溜め部66のオイ
ルへの浸漬を免れるから,その駆動系によりオイルの攪
拌は起こらず,動力損失の減少に寄与し得る。
【0071】さらに変速機8の入力軸96及び出力軸9
7を上記オイルポンプ57及びウォータポンプ62に全
く干渉されることなくクランク軸15の直後で水平に配
列して,ミッションケース部95のコンパクト化を図り
つゝ,その上壁を平坦に形成することも可能となり,こ
れにより,ミッションケース部95と前記後部排気管1
2 との間の距離を充分に確保して,後部排気管132
からミッションケース部95及びそれに収容される変速
機8への熱の影響を容易に回避することができる。 [始動系(図2及び図7参照)]クランクケース21の
前部底面には収容凹部88が形成されており,そこに始
動モータ11が,その軸線をクランク軸15と平行にし
て配設される。この始動モータ11のケーシング89
は,その一端の筒状支持部89aを上記収容凹部88の
端壁に形成された貫通孔90に液密に嵌合すると共に,
他端の取付け腕部89bをクランクケース21にボルト
111で締結することにより,クランクケース21に取
付けられる。始動モータ11のロータ軸91はその先端
をクランクケース21内に突入させており,その先端に
形成されたピニオン92が減速ギヤ列93を介して前記
始動ギヤ52を駆動し得るようになっている。而して,
始動ギヤ52,オーバーランニングクラッチ53及び減
速ギヤ列93は,始動モータ11及びクランク軸15間
を連通する始動伝動装置94を構成する。
【0072】上記のように,始動モータ11をクランク
軸15の前方且つ下方に配置したので,この始動モータ
11も,クランクケース21の後部及びミッションケー
ス部95のコンパクト化の妨げとはならず,しかも前部
バンク41 下方のデッドスペースに吸収されることにな
るから,内燃機関のコンパクト化の妨げとはならない。
また始動モータ11の上記配置により,減速ギヤ列93
はクランクケース21底部の油溜め部66内の油中に浸
漬されることになるが,これは機関の始動時に作動する
ものであり,機関の運転中に作動してオイルを攪拌する
ことはないから,動力損失を招くこともない。
【0073】本発明は上記各実施例に限定されるもので
はなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が
可能である。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の特徴によれ
ば,クランクケースに支承されるクランク軸と,クラン
クケースにV字状に連設された第1バンク及び第2バン
クの動弁用カム軸とを,互いに軸方向に隣接する第1及
び第2タイミング伝動装置を介してそれぞれ連結し,第
1タイミング伝動装置の第1タイミングチェーン上側部
外面を押圧する第1チェーンテンショナと,第2タイミ
ング伝動装置の第2タイミングチェーン下側部外面を押
圧する第2チェーンテンショナと,第1タイミング伝動
装置の第1タイミングチェーン下側部外面に接する第1
チェーンガイドと,第2タイミング伝動装置の第2タイ
ミングチェーン上側部外面に接する第2チェーンガイド
とをクランクケースに取付けた,車両用V型内燃機関に
おいて,第1チェーンテンショナのクランク軸側基端部
を,第2タイミングチェーンの側方投影面内でクランク
ケースに取付けボルトにより枢支したので,第1タイミ
ングチェーンの上側部に対する第1チェーンテンショナ
の押圧範囲が,第2タイミングチェーンに干渉されるこ
となく拡張して,第1タイミングチェーン及び第1チェ
ーンテンショナ間の面圧を下げることができ,第1タイ
ミングチェーンの円滑な作動と耐久性の向上を図ること
ができる。
【0075】また本発明の第2の特徴によれば,第1チ
ェーンテンショナ及び第2チェーンガイドを,これらが
側面視で相互に交差するように配置したので,第2タイ
ミングチェーンの上側部に対する第2チェーンガイドの
支承範囲が,第1タイミングチェーン及び第1チェーン
テンショナに干渉されることなく拡張して,第2タイミ
ングチェーン及び第2チェーンガイド間の面圧を下げる
ことができ,第2タイミングチェーンの円滑な作動と耐
久性の向上を図ることができる。
【0076】さらに本発明の第3の特徴によれば,第1
及び第2チェーンテンショナ,並びに第1及び第2チェ
ーンガイドを,互いに平行に配置される取付けボルトに
よりクランクケースに取付けたので,第1及び第2チェ
ーンテンショナ,並びに第1及び第2チェーンガイドの
ための全ての取付けボルトを同一方向からクランクケー
スに螺合することができ,組立性が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のV型内燃機関を搭載した自動二輪車の
側面図。
【図2】上記内燃機関の側面図。
【図3】図2の図3部拡大縦断面図。
【図4】図3の4−4線断面図。
【図5】図2の5−5線断面図。
【図6】上記内燃機関の冷却水系統図。
【図7】図2の7−7線断面図。
【図8】図3の前部及び後部タイミング伝動装置周りの
拡大図。
【図9】図3の変速機周りの拡大図。
【図10】図4の10−10線断面図。
【図11】上記内燃機関の排気系周りの平面図。
【図12】後部バンクのシリンダヘッドの平面図。
【図13】図9の13矢視図。
【符号の説明】
E・・・・・・内燃機関 M・・・・・・車両(自動二輪車) 41 ・・・・・第1バンク(前部バンク) 42 ・・・・・第2バンク(後部バンク) 15・・・・・クランク軸 21・・・・・クランクケース 411 ・・・・第1(前部)バンクのカム軸 412 ・・・・第2(後部)バンクのカム軸 441 ・・・・第1(前部)タイミングチェーン 442 ・・・・第2(後部)タイミングチェーン 461 ・・・・第1(前部)タイミング伝動装置 462 ・・・・第2(後部)タイミング伝動装置 481 ・・・・第1(前部)チェーンテンショナ 481 a・・・第1(前部)チェーンテンショナの基端
部(ボス) 482 ・・・・第2(後部)チェーンテンショナ 482 a・・・第2(後部)チェーンテンショナの基端
部(ボス) 1121 ・・・第1(前部)チェーンガイド 1122 ・・・第2(後部)チェーンガイド 1131 ・・・第1(前部)チェーンテンショナの取付
けボルト 1132 ・・・第2(後部)チェーンテンショナの取付
けボルト 1141 ・・・第1(前部)チェーンガイドの取付けボ
ルト 1142 ・・・第2(後部)チェーンガイドの取付けボ
ルト

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクケース(21)に支承されるク
    ランク軸(15)と,クランクケース(21)にV字状
    に連設された第1バンク(41 )及び第2バンク
    (42 )の動弁用カム軸(411 ,412 )とを,互い
    に軸方向に隣接する第1及び第2タイミング伝動装置
    (461 ,462 )を介してそれぞれ連結し,第1タイ
    ミング伝動装置(461 )の第1タイミングチェーン
    (441 )上側部外面を押圧する第1チェーンテンショ
    ナ(481 )と,第2タイミング伝動装置(462 )の
    第2タイミングチェーン(442 )下側部外面を押圧す
    る第2チェーンテンショナ(482 )と,第1タイミン
    グ伝動装置(461 )の第1タイミングチェーン(44
    1 )下側部外面に接する第1チェーンガイド(11
    1 )と,第2タイミング伝動装置(462 )の第2タ
    イミングチェーン(442 )上側部外面に接する第2チ
    ェーンガイド(1122 )とをクランクケース(21)
    に取付けた,車両用V型内燃機関において,第1チェー
    ンテンショナ(481 )のクランク軸(15)側基端部
    (481 a)を,第2タイミングチェーン(442 )の
    側方投影面内でクランクケース(21)に取付けボルト
    (1131 )により枢支したことを特徴とする,車両用
    V型内燃機関。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の車両用V型内燃機関にお
    いて,第1チェーンテンショナ(481 )及び第2チェ
    ーンガイド(1122 )を,これらが側面視で相互に交
    差するように配置したことを特徴とする,車両用V型内
    燃機関。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の車両用V型内燃機
    関において,第1及び第2チェーンテンショナ(4
    1 ,482 ),並びに第1及び第2チェーンガイド
    (1121 ,1122 )を,互いに平行に配置される取
    付けボルト(1131 ,1132 ,1141 ,11
    2 )によりクランクケース(21)に取付けたことを
    特徴とする,車両用V型内燃機関。
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