JP2000170122A - コンクリート橋桁の架設工法及びその装置 - Google Patents
コンクリート橋桁の架設工法及びその装置Info
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- JP2000170122A JP2000170122A JP34828798A JP34828798A JP2000170122A JP 2000170122 A JP2000170122 A JP 2000170122A JP 34828798 A JP34828798 A JP 34828798A JP 34828798 A JP34828798 A JP 34828798A JP 2000170122 A JP2000170122 A JP 2000170122A
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Abstract
型枠セット及び脱型が容易で、また、移動の作業が容易
かつ安全なコンクリート橋桁の架設工法及びその装置を
提供する。 【解決手段】 既打設先端部の床版(1b)上に前後方
向に移動可能な台車(4)を上面に載せたメインビーム
(3)を置き、それらの台車(4)、メインビーム
(3)及び橋桁先端部(1)を囲んで型枠(7)を支持
する吊り枠(5)を設けて、橋桁先端部(1)を打設し
て吊り枠(5)をその先端部で支持する工程と、台車
(4)をメインビーム(3)後端に移動固定する工程
と、脱型してメインビーム(3)を次の打設位置へ前進
固定する工程と、吊り枠(5)を台車(4)に固定して
メインビーム(3)上を次の打設位置まで前進し型枠
(7)をセットする工程とを順次繰り返して橋桁の架設
をする。
Description
打設先端部から逐次張出して打設し架設するコンクリー
ト橋桁の架設工法及びその装置に関する。
桁先端から逐次張出して橋桁部分を打設しコンクリート
橋桁を架設する工法は知られている。
0先端部上面にレール22が敷設され、レールアンカー
31によって固定されている。そのレール22上には2
連のメインフレーム23が、ハッチングを付して示され
ている打設部分21の上方にオーバーハングして設置さ
れ、そのメインフレーム23に直交して吊り枠25が一
体化されて設けられている。
材によって吊設されており、図示してない型枠が吊り枠
25からの複数の吊り材26および型枠受梁24からの
複数の支持材28によって支持されて打設が行われる。
脱型時には、吊り材26及び支持材28を解放し、型枠
ジャッキ27で型枠受梁24を上下させる。
ャッキ29を操作して行われる。
多数の吊り材26及び支持材28を要し、そのセット及
び脱型には多くの工数を要する。そして、次打設位置へ
の移動には、推進ジャッキ29の操作を左右のメインフ
レームで2人同時に行うため、操作が難しく、危険性も
高い。また、移動には反力をとる必要があり、レール2
2及びレールアンカー31を必要としている。
号公報にコンクリート橋の架設工法及びその架設装置に
関し、また特公平4−1127号公報に追出し架設工法
における移動作業車の撤去方法に関しての技術を開示し
てる。しかし、これらの技術は、かかる問題点を解消で
きる技術ではない。
型枠の支持に多数の吊り材等を必要とせず、型枠のセッ
ト及び脱型が容易であり、また、移動作業が容易かつ安
全なコンクリート橋桁の架設工法及びその装置を提供す
ることを目的としている。
桁の架設工法によれば、橋桁を片持式に既打設先端部か
ら逐次張出して打設し架設するコンクリート橋桁の架設
工法において、既打設先端部の床版上に前後方向に移動
可能な台車を上面に載せたメインビームを置き、それら
の台車、メインビーム及び橋桁先端部を囲み型枠を支持
する吊り枠を設けて、橋桁先端部を打設して吊り枠をそ
の先端部で支持する第1の工程と、台車をメインビーム
後端に移動固定する第2の工程と、脱型してメインビー
ムを次の打設位置へ前進して固定する第3の工程と、吊
り枠を台車に固定してメインビーム上を次の打設位置ま
で前進し型枠をセットする第4の工程とを順次繰り返し
て橋桁の架設をする。
設されている場合に、上面にレールを敷設したブラケッ
トを橋桁外側面に沿って固設し、そのレール上を前記吊
り枠を後退させ撤去する。
置によれば、橋桁を片持式に既打設先端部から逐次張出
して打設し架設するコンクリート橋桁の架設装置におい
て、既打設先端部の床版上にメインビームを設け、その
メインビーム上に前後方向に移動可能かつビームに固定
可能な台車を設け、それらの台車、メインビーム及び橋
桁先端部を囲んで型枠を支持する吊り枠を設け、その吊
り枠を打設した先端部で支持または前記台車に固定して
メインビーム上を移動可能に構成している。
施形態を説明する。図1及び図2は橋桁先端(a部)の
打設を終り、さらに先に移動する作業用台車4の移動前
の状態が示されている。図2に示すように橋桁1は下す
ぼまりのH形状の断面で形成されている。そして、橋桁
1先端部の床版1b上にはメインビーム3が載せられ固
着部材例えばアンカーボルト11で固定されており、そ
のメインビーム3上には、作業用台車4が橋桁の長手方
向に移動自在に置かれている。
けられ、ウエブ1aの上面に吊り枠ジャッキ9を介して
支持されている。その吊り枠5内には型枠7が吊り材1
2及び支持材13によって支持されている(第1の工
程)。
車4の固定を外し、後方に移動してメインビーム3の後
端部bに固定する(第2の工程)。
外し、メインビーム3のアンカーを外して前方の次の打
設位置cまで移動する。この時、前工程で後退した台車
4は、カウンタウエイトの役目をする。そして、メイン
ビーム3をアンカーで床版1bに固定する(第3の工
程)。
bにジャッキ9で固定されていた吊り枠5を台車用吊り
枠ジャッキ15で台車4に固定し、台車4を前進させて
吊り枠5を次の打設位置cまで運ぶ。そして、型枠7を
組み立て、コンクリートを打設して(第4の工程)前記
図1及び図2の状態に進む。
ウエブ上に斜版コンクリート2が打設されている場合の
吊り枠5の後退撤去作業の手順が示されている。
ート2、2の打設されたウエブ1a、1aの外側面のそ
れぞれに沿ってブラケット17、17を固設し、その上
面に吊り枠用レール18、18を敷設する。そして、吊
り枠5、メインビーム3及び台車4を後退させ、図11
及び図12に示すように斜版コンクリート2の直前fま
で戻ると、台車4をメインビーム3の後端部gまで移動
して固定し、吊り枠ジャッキ9のスパンを広げて、前記
ブラケット17上のレール18、18に載せる。次に、
図13及び図14に示すようにメインビーム3を移動
し、そして、図15及び図18に示すように、レール1
8に載って吊り枠5を後退し、撤去する。
下の効果を奏する。 (1) 型枠の支持に多数の吊り材等を必要とせず、型
枠セット及び脱型が容易であって、施工工数、期間を低
減することができる。 (2) また、吊り枠と移動装置であるメインビームと
が別体であり、構造が簡単である。 (3) そして、移動操作を1人で行うことができ、し
かも容易かつ安全である。また、移動時に台車がウエイ
トの役割をし、レールが不要である。
場合を示す断面図。
示す断面図。
態を示す側面図。
面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 橋桁を片持式に既打設先端部から逐次張
出して打設し架設するコンクリート橋桁の架設工法にお
いて、既打設先端部の床版上に前後方向に移動可能な台
車を上面に載せたメインビームを置き、それらの台車、
メインビーム及び橋桁先端部を囲み型枠を支持する吊り
枠を設けて、橋桁先端部を打設して吊り枠をその先端部
で支持する第1の工程と、台車をメインビーム後端に移
動固定する第2の工程と、脱型してメインビームを次の
打設位置へ前進して固定する第3の工程と、吊り枠を台
車に固定してメインビーム上を次の打設位置まで前進し
型枠をセットする第4の工程とを順次繰り返して橋桁の
架設をすることを特徴とするコンクリート橋桁の架設工
法。 - 【請求項2】 橋桁端部に斜版コンクリートが打設され
ている場合に、上面にレールを敷設したブラケットを橋
桁外側面に沿って固設し、そのレール上を前記吊り枠を
後退させ撤去することを特徴とする請求項1に記載のコ
ンクリート橋桁の架設工法。 - 【請求項3】 橋桁を片持式に既打設先端部から逐次張
出して打設し架設するコンクリート橋桁の架設装置にお
いて、既打設先端部の床版上にメインビームを設け、そ
のメインビーム上に前後方向に移動可能かつビームに固
定可能な台車を設け、それらの台車、メインビーム及び
橋桁先端部を囲んで型枠を支持する吊り枠を設け、その
吊り枠を打設した先端部で支持または前記台車に固定し
てメインビーム上を移動可能に構成したことを特徴とす
るコンクリート橋桁の架設装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34828798A JP4049343B2 (ja) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | コンクリート橋桁の架設工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34828798A JP4049343B2 (ja) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | コンクリート橋桁の架設工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000170122A true JP2000170122A (ja) | 2000-06-20 |
JP4049343B2 JP4049343B2 (ja) | 2008-02-20 |
Family
ID=18396031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34828798A Expired - Fee Related JP4049343B2 (ja) | 1998-12-08 | 1998-12-08 | コンクリート橋桁の架設工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4049343B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100382320B1 (ko) * | 2000-07-08 | 2003-05-01 | 엘지건설 주식회사 | 교량 건설장치 |
JP2009299418A (ja) * | 2008-06-17 | 2009-12-24 | Kajima Corp | 片持架設用移動作業車の後退撤去方法および後退装置 |
CN103437301A (zh) * | 2013-08-21 | 2013-12-11 | 中交二公局第一工程有限公司 | 一种单索面斜拉桥悬浇段施工挂篮的安装方法 |
CN112813834A (zh) * | 2020-12-31 | 2021-05-18 | 中铁八局集团昆明铁路建设有限公司 | 梁片安装系统及安装方法 |
CN114960466A (zh) * | 2022-06-08 | 2022-08-30 | 河南三建建设集团有限公司 | 一种挂篮脱模辅助装置及其操作方法 |
-
1998
- 1998-12-08 JP JP34828798A patent/JP4049343B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JP4049343B2 (ja) | 2008-02-20 |
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