JP2000169373A - 膀胱排出力改善剤 - Google Patents

膀胱排出力改善剤

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JP2000169373A
JP2000169373A JP11275614A JP27561499A JP2000169373A JP 2000169373 A JP2000169373 A JP 2000169373A JP 11275614 A JP11275614 A JP 11275614A JP 27561499 A JP27561499 A JP 27561499A JP 2000169373 A JP2000169373 A JP 2000169373A
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lower alkyl
carbonyl
phenyl
alkyl
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JP11275614A
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English (en)
Inventor
Yuji Ishihara
雄二 石原
Takayuki Doi
孝行 土居
Hiroshi Nagabukuro
長袋  洋
Yuji Ishichi
雄二 石地
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Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた膀胱排出力改善剤の提供。 【解決手段】アセチルコリンエステラーゼ阻害作用を有
する非カルバメート系アミン化合物は、優れた膀胱筋収
縮増強作用を有すると共に、尿道筋収縮作用を有しない
ことから、排尿効率が高く、膀胱排出力改善剤として有
用である。更には、排尿障害、特に排尿困難の予防及び
治療剤としても有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬、より詳しく
は膀胱排出力改善剤に関する。
【0002】
【従来の技術】下部尿路疾患は、尿の蓄積(蓄尿)から
排泄(排尿)の過程における自覚的あるいは他覚的異常
の総称であり、蓄尿障害(尿失禁、頻尿等)、排尿障害
(排尿困難、排尿痛、尿路閉塞等)等に分けられる。下
部尿路疾患は、若年層からも見受けられるが、近年、高
齢化社会の進展とともに、高齢者の下部尿路疾患、特に
排尿障害、とりわけ前立腺肥大症に伴う排尿困難が大き
な社会問題となっている。排尿は、排尿中枢の支配下、
骨盤神経等の副交感神経、下腹神経等の交感神経及び陰
部神経等の体性神経からなる末梢神経系が司っており、
種々の神経伝達物質(例えば、アセチルコリン、アドレ
ナリン、ATP、サブスタンスP、ニューロペプチドY
等)の関与が示唆されている。排尿障害、特に排尿困難
の治療薬としては、 膀胱筋(排尿筋)の収縮力を増強さ
せる薬剤、又は、尿道筋を弛緩し、尿道抵抗を減弱させ
る薬剤が用いられる。膀胱筋に働き、その収縮力を増強
させる薬剤としては、例えばベサネコール等のコリン作
用剤、ジスチグミン等のアセチルコリンエステラーゼ阻
害剤等が使用されているが、例えば、ベサネコールに
は、流涙、発汗、胃腸障害、腹痛等の副作用があり、妊
婦、消化性潰瘍、器質的腸管閉塞、喘息、甲状腺機能亢
進症等には禁忌であり、今だ満足な薬剤は見い出されて
いない。また、膀胱筋収縮力の増強作用を有するアセチ
ルコリンエステラーゼ阻害剤としては、分子内にカルバ
メート構造(−OCON−)を有するカルバメート系ア
セチルコリンエステラーゼ阻害剤(例えば、ジスチグミ
ン、ネオスチグミン等)が知られている。該カルバメー
ト系アセチルコリンエステラーゼ阻害剤は、その分子構
造上の特徴であるカルバメート構造に基づいて阻害作用
を発現することが知られている(Goodman & Gilman's
The PHARMACOLOGICAL BASIS OF THERAPEUTICS, Ninth e
d., McGraw-Hill, New York, p.161-176)。しかしなが
ら、例えば、ジスチグミンは膀胱筋を収縮させる一方
で、尿道筋を収縮し、尿道抵抗をあげる作用を有してお
り、そのために排尿効率が悪く、臨床での効果が不十分
であることが知られている。 また、ネオスチグミンは、
作用持続が短いため治療には用いられない(「神経因性
膀胱の診断と治療」第2版、服部孝道、安田耕作著、医
学書院 p105-106, p139)。
【0003】一方、 アセチルコリンエステラーゼ阻害作
用を有し、カルバメート系阻害剤とは構造の異なる種々
のアミン化合物が以下のように報告されている。 EP-A-0378207に記載の下式化合物又はその
塩。
【化16】 〔式中、Bは置換されていてもよい飽和又は不飽和の5
〜7員アザ複素環状基を示し、Aは結合手又は炭化水素
残基、オキソ基若しくはヒドロキシ基で置換されていて
もよいアルキレン基又はアルケニレン基を示し、
【化17】 は単結合若しくは二重結合を示し(但し、Aが結合手を
表すときは、
【化18】 は単結合を表す)、R2及びR3はそれぞれ独立して水素
原子若しくは置換基を有していてもよい炭化水素残基を
示すか(但し、同時に水素原子ではない)又は、隣接す
る窒素原子とともに環状アミノ基を形成してもよく、n
は0、1又は2を示し、pは1又は2を示す。〕 具体例として、3−[1−(フェニルメチル)ピペリジ
ン−4−イル]−1−[4−(ピロリジン−1−イル)
フェニル]−1−プロパノン、1−[4−(N,N−ジ
メチルアミノ)フェニル]−3−[1−(フェニルメチ
ル)ピペリジン−4−イル]−1−プロパノン等が記載
されている。
【0004】特開平5−140149号公報に記載の
下式化合物又はその塩。
【化19】 〔式中、XはR1−N< (R1は水素原子、置換基を有
していてもよい炭化水素基又は置換基を有していてもよ
いアシル基を示す)、酸素原子又は硫黄原子を示し、R
2は水素原子又は置換基を有していてもよい炭化水素基
を示し、環Aは置換基を有していてもよいベンゼン環
を、kは0〜3の整数を、mは1〜8の整数を、nは1
〜6の整数を示す。〕 具体例として、3−[1−(フェニルメチル)ピペリジ
ン−4−イル]−1−(2,3−ジヒドロ−1H−イン
ドール−5−イル)−1−プロパノン、3−[1−(フ
ェニルメチル)ピペリジン−4−イル]−1−(2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−1−ベンズアゼピン
−8−イル)−1−プロパノン等が記載されている。
【0005】特開平6−166676号公報に記載の
下式化合物又はその塩。
【化20】 〔式中、R1は水素原子、置換基を有していてもよい炭
化水素基又は置換基を有していてもよいアシル基を示
し、A環は更に置換基を有していてもよいベンゼン環を
示し、nは1ないし10の整数を示し、R2、R3及びR
4は同一又は異なって水素原子又は置換基を有していて
もよい炭化水素基を示し、あるいはR3とR4は隣接する
窒素原子と共に置換基を有していてもよい複素環基を形
成していてもよく、R2はnの繰り返しにおいてそれぞ
れ異なっていてもよく、kは0ないし3の整数を、mは
1ないし8の整数を示す。但し、k=0かつm=2の
時、n>1である。〕 具体例として、1−[3−(フェニルメチル)−2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベンズアゼピン
−7−イル]−3−[4−(フェニルメチル)ピペラジ
ン−1−イル]−1−プロパノン、1−[2−(フェニ
ルメチル)−2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2
−ベンズアゼピン−8−イル]−3−[4−(フェニル
メチル)ピペラジン−1−イル]−1−プロパノン等が
記載されている。
【0006】特開平6−206875号公報に記載の
下式化合物又はその塩。
【化21】 〔式中、A環は更に置換基を有していてもベンゼン環
を、B環は同一又は異なるヘテロ原子を2個以上含む非
芳香性複素環であって、置換基を有していてもよく、R
1は水素原子又は置換基を有していてもよい炭化水素基
であって、nの繰り返しにおいて異なっていてもよく、
Yは置換基されていてもよいアミノ基又は置換基されて
いてもよい含窒素飽和複素環基を、nは1ないし10の
整数を示す。〕 具体例として、3−[1−(フェニルメチル)ピペリジ
ン−4−イル]−1−(2,3,4,5−テトラヒドロ
−1,4−ベンズオキサゼピン−7−イル)−1−プロ
パノン等が記載されている。
【0007】特開平7−206854号には、式
【化22】 〔式中、Arは少なくとも一つの複素環が縮合した三環
式縮合ベンゼン環基であって、置換基を有していてもよ
く、nは2ないし10の整数を示し、R1は水素原子又
は置換基を有していてもよい炭化水素基であって、nの
繰り返しにおいて異なっていてもよく、Yはそれぞれ置
換基を有していてもよい4−ピペリジニル基、1−ピペ
ラジニル基又は4−ベンジルー1−ピペリジニル基を示
す。〕 具体例としては、8−[3−[1−(フェニルメチル)
−4−ピペリジニル]−1−オキソプロピル]−1,
2,5,6−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2,1
−ij]キノリン−4−オン、1−(1,2,2a,
3,4,5−ヘキサヒドロベンズ[cd]インドール−
6−イル)−3−[1−(フェニルメチル)−4−ピペ
リジニル]−1−プロパノン等が記載されている。
【0008】特開平7−309835号公報に記載の
下式化合物又はその塩。
【化23】 〔式中、Arは置換基を有していてもよい四環式縮合複
素環基を示し、nは1ないし10の整数を示し、R1
水素原子又は置換基を有していてもよい炭化水素基であ
って、nの繰り返しにおいて異なっていてもよく、Yは
それぞれ置換基を有していてもよいアミノ基又は含窒素
飽和複素環基を示す。〕 具体例として、3−[3−[1−(フェニルメチル)−
4−ピペリジニル]−1−オキソプロピル]−7,11
b,12,13−テトラヒドロ−5H−イソインドロ
[2,1−b][2]ベンズアゼピン−7−オン、2−
[1−オキソ−3−[1−(フェニルメチル)−4−ピ
ペリジニル]]−4,5,7a,8,9,10,11,
11a−オクタヒドロ−6H−ピリド[3,2,1−j
k]カルバゾール−6−オン等が記載されている。
【0009】WO 93/07140、特表平6−5
00794号、特開平4−234845号、特開平6−
116237号、特開平7−109275号、 WO 9
7/37992、特開平5−148228号、特開平5
−194359号、特開平6−507387号、特表平
7−502272号、特表平8−511515号、特開
平6−41070号、特開平5−9188号、特開平5
−279355号、特開平5−320160号、特開平
6−41125号、特開平5−345772号、特開平
7−502529号、特開昭64−79151号、特開
昭62−234065号、特開平4−235161号、
特開平4−21670号、特開平9−268176号等
に記載のアミン化合物。 特開平2−167267号、特開昭63−16688
1号、特開平2−96580号、特開平3−15366
7号、特開昭61−148154号、特公平5−411
41号、特開昭63−284175号、特開平3−95
161号、特開平3−220189号、特開平4−13
4083号、特開平4−66571号、特表平11−5
00144号、特表平10−511651号、特開平4
−290872号、特開平2−231421号、特開平
4−18071号、特開平4−159225号、特開平
4−346975号、WO 99/11625、J.A
m.Chem.Soc.,1991,113,p4695-4696、J.Am.Che
m.Soc.,1989,111,p4116-4117、WO 97/11
077、Heterocycles,1977,8,p277-282、J.Chem.
Soc.(C),1971,p1043-1047等に記載のアミン化合物。 特開平2−91052号、特開平3−95143号、
特開平3−141244号、特開平3−223251
号、特開平5−239024号、特開平2−13825
5号等に記載のアミン化合物。
【0010】また、種々の薬理作用を有するアミン化合
物が以下のように報告されている。 WO 91/03243には、抗精神薬として用いら
れる式
【化24】 〔式中、mは0ないし3を、nは0ないし3を示し、
m,nが共に0を示すことはなく、pは0ないし3を、
Xは、O,S,SO,SO2,NR6,CR78,CO又
はCHOHを、R1、R3及びR7はそれぞれ水素原子、
1-5アルキル、ハロゲン、NR1011、OH、COO
H、C2-6カルボアルコキシ、CN、Ar、C1-5アルコ
キシ又はC1−5アルキルチオを示し、R2、R4及びR
8はそれぞれ水素原子、C1-5アルキル、C2-6カルボア
ルコキシ、CN、C1-5アルコキシ又はAr1を示し、X
がO,S,SO,SO2又はNR6のとき、R1、R2、R
3及びR4はC1-5アルコキシ、C1-5アルキルチオ、NR
1011又はOHではなく、R5は水素原子、アルキル、
ハロゲン、OH又はアルケニルを、R6は水素原子、C
1-5アルキル又はAr1を、Ar及びAr1はそれぞれナ
フチル、ピリジル、ピリミジル、インドリル、キノリニ
ル、イソキノリニル又はフェニル基を示し、これらの基
はC1-3アルキル、C1-3アルコキシ、1ないし7のハロ
ゲン原子を有するC1-3ハロアルキル、SH、S(O)t
−C1-3アルキル(tは1、2又は3)、C2-6ジアルキ
ルアミノ、ハロゲン、C1-3アルキルアミノ、NH2、C
N、NO2、SO3H、テトラゾール、COOH、C2-6
カルボアルコキシ、CONH2、SO2、NO2、CO
9、CONR1213、SO2NR1213、Ar2、OA
2又はSAr2で置換されていてもよい。Ar2はナフ
チル又はフェニル基であり、これらの基はC1-3アルキ
ル、1ないし7のハロゲン原子を有するC1-3ハロアル
キル、C1-3アルコキシ、ハロゲン又はC1-3アルキルチ
オで置換されていてもよい。R9、R10、R11、R12
びR13はそれぞれ水素原子、C1-5アルキル又はフェニ
ルを示し、R10とR11は共にC3-6アルキレン鎖を、R
12とR13は共にC3-6アルキレン鎖を形成してもよい。
a又はbは二重結合又は単結合を示し、共に二重結合を
示すことはない。〕で表される化合物又はその薬理的に
許容できる塩が記載されている。
【0011】特開昭52−72829号には、特にセ
ロトニン系機能障害によって生ずる病気の治療に使用さ
れる、式
【化25】 〔式中、Rは水素原子、炭素原子1ないし4個を含有す
るアルキル基又はアルキル部分が炭素原子1若しくは2
個含有するアラルキル基を表し、Xは水素原子又はハロ
ゲン原子、それぞれが炭素原子1ないし4個を有するこ
とができるアルキル、アルコキシ、又はアルキルチオ
基、トリフルオロメチル、ニトロ、ヒドロキシ又は置換
されていないアミノ基又は1個若しくは2個のアルキル
基又はアシル又はアルキルスルホニル基で置換されてい
るアミノ基を表し、Aは基 −CO−又は基 −CH2
を表し、nは0、1又は2である。〕で表される化合物
又はその塩が記載されている。しかしながら、排尿障害
(排尿困難)の予防・治療剤としての作用、膀胱排出力
改善剤としての作用については、今まで何ら報告も示唆
も開示もされていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】膀胱排出力改善作用を
有することが知られている公知の化合物に比べて、排尿
効率が高く、汎用性の高い、排尿障害、特に排尿困難の
予防・治療剤の開発が望まれている。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、この様な
現状に鑑み、排尿効率が高い新しい膀胱排出力改善剤、
排尿障害、特に排尿困難の治療薬の探索研究を進め、鋭
意検討した結果、アセチルコリンエステラーゼ阻害作用
を有する非カルバメート系アミン化合物が、予想外にも
優れた膀胱筋収縮増強作用を示すと共に、尿道筋収縮作
用を有しない、予想外にも優れた膀胱排出力改善作用、
排尿障害、特に排尿困難の予防・治療作用等を有してい
ることを見い出し、これに基づいて本発明を完成した。
【0014】即ち、本発明は、〔1〕アセチルコリンエ
ステラーゼ阻害作用を有する非カルバメート系アミン化
合物を含有してなる膀胱排出力改善剤、〔2〕アミン化
合物が、式
【化26】 〔式中、Arは縮合していてもよいフェニル基で、該フ
ェニル基は置換基を有していてもよい、nは1ないし1
0の整数、Rは水素原子又は置換基を有していてもよい
炭化水素基、Yは置換基を有していてもよいアミノ基又
は置換基を有していてもよい含窒素飽和複素環基を示
す。〕で表される非カルバメート系化合物又はその塩で
ある第〔1〕項記載の剤、〔3〕Arがフェニル基であ
り、(i)ハロゲン化されていてもよい低級アルキル
基、(ii)ハロゲン原子、(iii)低級アルキレンジオ
キシ基、(iv)ニトロ基、(v)シアノ基、(vi)ヒド
ロキシ基、(vii)ハロゲン化されていてもよい低級ア
ルコキシ基、(viii)シクロアルキル基、(ix)ハロゲ
ン化されていてもよい低級アルキルチオ基、(x)アミ
ノ基、(xi)モノ−低級アルキルアミノ基、(xii)ジ
−低級アルキルアミノ基、(xiii)5ないし7員環状ア
ミノ基、(xiv)低級アルキル−カルボニルアミノ基、
(xv)低級アルキルスルホニルアミノ基、(xvi)低級
アルコキシ−カルボニル基、(xvii)カルボキシ基、
(xviii)低級アルキル−カルボニル基、(xix)シクロ
アルキル−カルボニル基、(xx)カルバモイル基、チオ
カルバモイル基、(xxi)モノ−低級アルキル−カルバ
モイル基、(xxii)ジ−低級アルキル−カルバモイル
基、(xxiii)低級アルキルスルホニル基、(xxiv)シ
クロアルキルスルホニル基、(xxv)フェニル基、(xxv
i)ナフチル基、(xxvii)モノ−フェニル−低級アルキ
ル基、(xxviii)ジ−フェニル−低級アルキル基、(xx
ix)モノ−フェニル−低級アルキル−カルボニルオキシ
基、(xxx)ジ−フェニル−低級アルキル−カルボニル
オキシ基、(xxxi)フェノキシ基、(xxxii)モノ−フ
ェニル−低級アルキル−カルボニル基、(xxxiii)ジ−
フェニル−低級アルキル−カルボニル基、(xxxiv)ベ
ンゾイル基、(xxxv)フェノキシカルボニル基、(xxxv
i)フェニル−低級アルキル−カルバモイル基、(xxxvi
i)フェニルカルバモイル基、(xxxviii)フェニル−低
級アルキル−カルボニルアミノ基、(xxxix)フェニル
−低級アルキルアミノ基、(xxxx)フェニル−低級アル
キルスルホニル基、(xxxxi)フェニルスルホニル基、
(xxxxii)フェニル−低級アルキルスルフィニル基、
(xxxxiii)フェニル−低級アルキルスルホニルアミノ
基及び(xxxxiv)フェニルスルホニルアミノ基(前記
(xxv)ないし(xxxxiv)のフェニル基、ナフチル基、
モノ−フェニル−低級アルキル基、ジ−フェニル−低級
アルキル基、モノ−フェニル−低級アルキル−カルボニ
ルオキシ基、ジ−フェニル−低級アルキル−カルボニル
オキシ基、フェノキシ基、モノ−フェニル−低級アルキ
ル−カルボニル基、ジ−フェニル−低級アルキル−カル
ボニル基、ベンゾイル基、フェノキシカルボニル基、フ
ェニル−低級アルキル−カルバモイル基、フェニルカル
バモイル基、フェニル−低級アルキル−カルボニルアミ
ノ基、フェニル−低級アルキルアミノ基、フェニル−低
級アルキルスルホニル基、フェニルスルホニル基、フェ
ニル−低級アルキルスルフィニル基、フェニル−低級ア
ルキルスルホニルアミノ基及びフェニルスルホニルアミ
ノ基は、更に、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハ
ロゲン原子、ヒドロキシ基、ベンジルオキシ基、アミノ
基、モノ−低級アルキルアミノ基、ジ−低級アルキルア
ミノ基、ニトロ基、低級アルキル−カルボニル基及びベ
ンゾイル基から選ばれる置換基を1ないし4個有してい
てもよい。)から選ばれる置換基を1ないし4個有して
いてもよい第〔2〕項記載の剤、〔4〕Arが式
【化27】 〔式中、R1は水素原子、置換基を有していてもよい炭
化水素基、アシル基又は置換基を有していてもよい複素
環基、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環、
B'環は更にオキソ基で置換されていてもよい5ないし
9員の含窒素複素環を示す。〕で表される基である第
〔2〕項記載の剤、〔5〕R1が(1)水素原子、
(2)(i)ハロゲン原子、(ii)ニトロ基、(iii)シ
アノ基、(iv)オキソ基、(v)ヒドロキシ基、(vi)
ハロゲン化されていてもよい低級アルキル基、(vii)
ハロゲン化されていてもよい低級アルコキシ基、(vii
i)ハロゲン化されていてもよい低級アルキルチオ基、
(ix)アミノ基、(x)モノ−低級アルキルアミノ基、
(xi)ジ−低級アルキルアミノ基、(xii)炭素原子と
1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子
から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよ
い5ないし7員環状アミノ基、(xiii)低級アルキル−
カルボニルアミノ基、(xiv)低級アルキルスルホニル
アミノ基、(xv)低級アルコキシ−カルボニル基、(xv
i)カルボキシ基、(xvii)低級アルキル−カルボニル
基、(xviii)カルバモイル基、チオカルバモイル基、
(xix)モノ−低級アルキル−カルバモイル基、(xx)
ジ−低級アルキル−カルバモイル基、(xxi)低級アル
キルスルホニル基、(xxii)低級アルコキシ−カルボニ
ル−低級アルキル基、(xxiii)カルボキシ−低級アル
キル基、(xxiv)(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)
シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級ア
ルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ
基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級アルキルアミノ基、
(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)炭素原子と1個の
窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選
ばれるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい5な
いし7員環状アミノ基、(13)低級アルキル−カルボニル
アミノ基、(14)低級アルキルスルホニルアミノ基、(15)
低級アルコキシ−カルボニル基、(16)カルボキシ基、(1
7)低級アルキル−カルボニル基、(18)カルバモイル基、
チオカルバモイル基、(19)モノ−低級アルキル−カルバ
モイル基、(20)ジ−低級アルキル−カルバモイル基及び
(21)低級アルキルスルホニル基から選ばれる置換基を1
ないし5個有していてもよい窒素原子、酸素原子及び硫
黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし6個含む5な
いし14員複素環基、(xxv)C6-14アリール基、(xxv
i)C7-16アラルキル基、(xxvii)ウレイド基、3−メ
チルウレイド基、3−エチルウレイド基、3−フェニル
ウレイド基、3−(4−フルオロフェニル)ウレイド
基、3−(2−メチルフェニル)ウレイド基、3−(4
−メトキシフェニル)ウレイド基、3−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)ウレイド基、3−[3,5−ビス(ト
リフルオロメチル)フェニル]ウレイド基、3−ベンジ
ルウレイド基、3−(1−ナフチル)ウレイド基又は3
−(2−ビフェニリル)ウレイド基、(xxviii)チオウ
レイド基、3−メチルチオウレイド基、3−エチルチオ
ウレイド基、3−フェニルチオウレイド基、3−(4−
フルオロフェニル)チオウレイド基、3−(4−メチル
フェニル)チオウレイド基、3−(4−メトキシフェニ
ル)チオウレイド基、3−(2,4−ジクロロフェニ
ル)チオウレイド基、3−ベンジルチオウレイド基又は
3−(1−ナフチル)チオウレイド基、(xxix)アミジ
ノ基、N1−メチルアミジノ基、N1−エチルアミジノ
基、N1−フェニルアミジノ基、N1,N1−ジメチルア
ミジノ基、N1,N2−ジメチルアミジノ基、N1−メチ
ル−N1−エチルアミジノ基、N1,N1−ジエチルアミ
ジノ基、N1−メチル−N1−フェニルアミジノ基又はN
1,N1−ジ(4−ニトロフェニル)アミジノ基、(xx
x)グアニジノ基、3−メチルグアニジノ基、3,3−
ジメチルグアニジノ基又は3,3−ジエチルグアニジノ
基、(xxxi)ピロリジノカルボニル基、ピペリジノカル
ボニル基、(4−メチルピペリジノ)カルボニル基、(4
−フェニルピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンジル
ピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンゾイルピペリジ
ノ)カルボニル基、[4−(4−フルオロベンゾイル)
ピペリジノ]カルボニル基、(4−メチルピペラジノ)
カルボニル基、(4−フェニルピペラジノ)カルボニル
基、[4−(4−ニトロフェニル)ピペラジノ]カルボ
ニル基、(4−ベンジルピペラジノ)カルボニル基、モ
ルホリノカルボニル基又はチオモルホリノカルボニル
基、(xxxii)アミノチオカルボニル基、メチルアミノ
チオカルボニル基又はジメチルアミノチオカルボニル
基、(xxxiii)アミノスルホニル基、メチルアミノスル
ホニル基又はジメチルアミノスルホニル基、(xxxiv)
フェニルスルホニルアミノ基、(4−メチルフェニル)
スルホニルアミノ基、(4−クロロフェニル)スルホニ
ルアミノ基、(2,5−ジクロロフェニル)スルホニル
アミノ基、(4−メトキシフェニル)スルホニルアミノ
基、(4−アセチルアミノフェニル)スルホニルアミノ
基又は(4−ニトロフェニル)フェニルスルホニルアミ
ノ基、(xxxv)スルホ基、(xxxvi)スルフィノ基、(x
xxvii)スルフェノ基、(xxxviii)低級アルキルスルホ
基、(xxxix)低級アルキルスルフィノ基、(xxxx)低
級アルキルスルフェノ基、(xxxxi)ホスホノ基及び(x
xxxii)ジ−低級アルコキシホスホリル基から選ばれる
置換基を1ないし5個有していてもよいアルキル基、ア
ルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、架橋環
式低級飽和炭化水素基、アリール基、アラルキル基、ア
リ−ル−アルケニル基、アリ−ル−C2-12アルキニル
基、シクロアルキル−アルキル基又はアリール−アリー
ル−C1-10アルキル基、(3)式−(C=O)−R2、−
(C=O)−OR2、−(C=O)−NR23、−SO2
2、−SO−R2、−(C=S)−OR2 又は −(C=
S)NR23で表されるアシル基(R2及びR3がそれぞ
れ水素原子又は(i)ハロゲン原子、(ii)ニトロ
基、(iii)シアノ基、(iv)オキソ基、(v)ヒドロキ
シ基、(vi)ハロゲン化されていてもよい低級アルキル
基、(vii)ハロゲン化されていてもよい低級アルコキ
シ基、(viii)ハロゲン化されていてもよい低級アルキ
ルチオ基、(ix)アミノ基、(x)モノ−低級アルキル
アミノ基、(xi)ジ−低級アルキルアミノ基、(xii)
炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及
び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有し
ていてもよい5ないし7員環状アミノ基、(xiii)低級
アルキル−カルボニルアミノ基、(xiv)低級アルキル
スルホニルアミノ基、(xv)低級アルコキシ−カルボニ
ル基、(xvi)カルボキシ基、(xvii)低級アルキル−
カルボニル基、(xviii)カルバモイル基、チオカルバ
モイル基、(xix)モノ−低級アルキル−カルバモイル
基、(xx)ジ−低級アルキル−カルバモイル基、(xx
i)低級アルキルスルホニル基、(xxii)低級アルコキ
シ−カルボニル−低級アルキル基、(xxiii)カルボキ
シ−低級アルキル基、(xxiv)(1)ハロゲン原子、(2)ニ
トロ基、(3)シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキシ
基、(6)低級アルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)低
級アルキルチオ基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級アル
キルアミノ基、(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)炭
素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び
硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有して
いてもよい5ないし7員環状アミノ基、(13)低級アルキ
ル−カルボニルアミノ基、(14)低級アルキルスルホニル
アミノ基、(15)低級アルコキシ−カルボニル基、(16)カ
ルボキシ基、(17)低級アルキル−カルボニル基、(18)カ
ルバモイル基、チオカルバモイル基、(19)モノ−低級ア
ルキル−カルバモイル基、(20)ジ−低級アルキル−カル
バモイル基及び(21)低級アルキルスルホニル基から選ば
れる置換基を1ないし5個有していてもよい、窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1
ないし6個含む5ないし14員複素環基、(xxv)C
6-14アリール基、(xxvi)C7-16アラルキル基、(xxvi
i)ウレイド基、3−メチルウレイド基、3−エチルウ
レイド基、3−フェニルウレイド基、3−(4−フルオ
ロフェニル)ウレイド基、3−(2−メチルフェニル)
ウレイド基、3−(4−メトキシフェニル)ウレイド
基、3−(2,4−ジフルオロフェニル)ウレイド基、
3−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]
ウレイド基、3−ベンジルウレイド基、3−(1−ナフ
チル)ウレイド基又は3−(2−ビフェニリル)ウレイ
ド基、(xxviii)チオウレイド基、3−メチルチオウレ
イド基、3−エチルチオウレイド基、3−フェニルチオ
ウレイド基、3−(4−フルオロフェニル)チオウレイ
ド基、3−(4−メチルフェニル)チオウレイド基、3
−(4−メトキシフェニル)チオウレイド基、3−
(2,4−ジクロロフェニル)チオウレイド基、3−ベ
ンジルチオウレイド基又は3−(1−ナフチル)チオウ
レイド基、(xxix)アミジノ基、N1−メチルアミジノ
基、N1−エチルアミジノ基、N1−フェニルアミジノ
基、N1,N1−ジメチルアミジノ基、N1,N2−ジメチ
ルアミジノ基、N1−メチル−N1−エチルアミジノ基、
1,N1−ジエチルアミジノ基、N1−メチル−N1−フ
ェニルアミジノ基又はN1,N1−ジ(4−ニトロフェニ
ル)アミジノ基、(xxx)グアニジノ基、3−メチルグ
アニジノ基、3,3−ジメチルグアニジノ基又は3,3
−ジエチルグアニジノ基、(xxxi)ピロリジノカルボニ
ル基、ピペリジノカルボニル基、(4−メチルピペリジ
ノ)カルボニル基、(4−フェニルピペリジノ)カルボ
ニル基、(4−ベンジルピペリジノ)カルボニル基、
(4−ベンゾイルピペリジノ)カルボニル基、[4−
(4−フルオロベンゾイル)ピペリジノ]カルボニル
基、(4−メチルピペラジノ)カルボニル基、(4−フ
ェニルピペラジノ)カルボニル基、[4−(4−ニトロ
フェニル)ピペラジノ]カルボニル基、(4−ベンジル
ピペラジノ)カルボニル基、モルホリノカルボニル基又
はチオモルホリノカルボニル基、(xxxii)アミノチオ
カルボニル基、メチルアミノチオカルボニル基又はジメ
チルアミノチオカルボニル基、(xxxiii)アミノスルホ
ニル基、メチルアミノスルホニル基又はジメチルアミノ
スルホニル基、(xxxiv)フェニルスルホニルアミノ
基、(4−メチルフェニル)スルホニルアミノ基、(4
−クロロフェニル)スルホニルアミノ基、(2,5−ジ
クロロフェニル)スルホニルアミノ基、(4−メトキシ
フェニル)スルホニルアミノ基、(4−アセチルアミノ
フェニル)スルホニルアミノ基又は(4−ニトロフェニ
ル)フェニルスルホニルアミノ基、(xxxv)スルホ基、
(xxxvi)スルフィノ基、(xxxvii)スルフェノ基、(x
xxviii)低級アルキルスルホ基、(xxxix)低級アルキ
ルスルフィノ基、(xxxx)低級アルキルスルフェノ基、
(xxxxi)ホスホノ基及び(xxxxii)ジ−低級アルコキ
シホスホリル基から選ばれる置換基を1ないし5個有し
ていてもよいアルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、シクロアルキル基、架橋環式低級飽和炭化水素基、
アリール基、アラルキル基、アリ−ル−アルケニル基、
アリ−ル−C2-12アルキニル基、シクロアルキル−アル
キル基又はアリール−アリール−C1-10アルキル基であ
る)、又は(4)(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)
シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級ア
ルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ
基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級アルキルアミノ基、
(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)炭素原子と1個の
窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選
ばれるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい5な
いし7員環状アミノ基、(13)低級アルキル−カルボニル
アミノ基、(14)低級アルキルスルホニルアミノ基、(15)
低級アルコキシ−カルボニル基、(16)カルボキシ基、(1
7)低級アルキル−カルボニル基、(18)カルバモイル基、
チオカルバモイル基、(19)モノ−低級アルキル−カルバ
モイル基、(20)ジ−低級アルキル−カルバモイル基及び
(21)低級アルキルスルホニル基から選ばれる置換基を1
ないし5個有していてもよい、窒素原子、酸素原子及び
硫黄原子から選ばれるヘテロ原子1ないし6個を含む5
ないし14員複素環基、A環が(i)ハロゲン化されて
いてもよい低級アルキル基、(ii)ハロゲン原子、(ii
i)低級アルキレンジオキシ基、(iv)ニトロ基、(v)
シアノ基、(vi)ヒドロキシ基、(vii)ハロゲン化さ
れていてもよい低級アルコキシ基、(viii)シクロアル
キル基、(ix)ハロゲン化されていてもよい低級アルキ
ルチオ基、(x)アミノ基、(xi)モノ−低級アルキル
アミノ基、(xii)ジ−低級アルキルアミノ基、(xii
i)5ないし7員環状アミノ基、(xiv)低級アルキル−
カルボニルアミノ基、(xv)低級アルキルスルホニルア
ミノ基、(xvi)低級アルコキシ−カルボニル基、(xvi
i)カルボキシ基、(xviii)低級アルキル−カルボニル
基、(xix)シクロアルキル−カルボニル基、(xx)カ
ルバモイル基、チオカルバモイル基、(xxi)モノ−低
級アルキル−カルバモイル基、(xxii)ジ−低級アルキ
ル−カルバモイル基、(xxiii)低級アルキルスルホニ
ル基、(xxiv)シクロアルキルスルホニル基、(xxv)
フェニル基、(xxvi)ナフチル基、(xxvii)モノ−フ
ェニル−低級アルキル基、(xxviii)ジ−フェニル−低
級アルキル基、(xxix)モノ−フェニル−低級アルキル
−カルボニルオキシ基、(xxx)ジ−フェニル−低級ア
ルキル−カルボニルオキシ基、(xxxi)フェノキシ基、
(xxxii)モノ−フェニル−低級アルキル−カルボニル
基、(xxxiii)ジ−フェニル−低級アルキル−カルボニ
ル基、(xxxiv)ベンゾイル基、(xxxv)フェノキシカ
ルボニル基、(xxxvi)フェニル−低級アルキル−カル
バモイル基、(xxxvii)フェニルカルバモイル基、(xx
xviii)フェニル−低級アルキル−カルボニルアミノ
基、(xxxix)フェニル−低級アルキルアミノ、(xxx
x)フェニル−低級アルキルスルホニル基、(xxxxi)フ
ェニルスルホニル基、(xxxxii)フェニル−低級アルキ
ルスルフィニル基、(xxxxiii)フェニル−低級アルキ
ルスルホニルアミノ基及び(xxxxiv)フェニルスルホニ
ルアミノ基(前記(xxv)ないし(xxxxiv)に〕項記載
のフェニル基、ナフチル基、モノ−フェニル−低級アル
キル基、ジ−フェニル−低級アルキル基、モノ−フェニ
ル−低級アルキル−カルボニルオキシ基、ジ−フェニル
−低級アルキル−カルボニルオキシ基、フェノキシ基、
モノ−フェニル−低級アルキル−カルボニル基、ジ−フ
ェニル−低級アルキル−カルボニル基、ベンゾイル基、
フェノキシカルボニル基、フェニル−低級アルキル−カ
ルバモイル基、フェニルカルバモイル基、フェニル−低
級アルキル−カルボニルアミノ基、フェニル−低級アル
キルアミノ、フェニル−低級アルキルスルホニル基、フ
ェニルスルホニル基、フェニル−低級アルキルスルフィ
ニル基、フェニル−低級アルキルスルホニルアミノ基及
びフェニルスルホニルアミノ基は、更に、低級アルキル
基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、
ベンジルオキシ基、アミノ基、モノ−低級アルキルアミ
ノ基、ジ−低級アルキルアミノ基、ニトロ基、低級アル
キル−カルボニル基及びベンゾイル基から選ばれる置換
基を1ないし4個有していてもよい。)から選ばれる置
換基を1ないし3個有していてもよいベンゼン環、及び
B'環が更にオキソ基で置換されていてもよい炭素原子
及び1個の窒素原子以外に、窒素原子、酸素原子及び硫
黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個含有して
いてもよい5ないし9員の含窒素複素環である第〔4〕
項記載の剤、〔6〕Arが式
【化28】 〔式中、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環、
C'環及びD'環は、それぞれ更にオキソ基で置換されて
いてもよい5ないし9員の含窒素複素環を示す。〕で表
される基である第〔2〕項記載の剤、〔7〕A環が
(i)ハロゲン化されていてもよい低級アルキル基、(i
i)ハロゲン原子、(iii)低級アルキレンジオキシ基、
(iv)ニトロ基、(v)シアノ基、(vi)ヒドロキシ
基、(vii)ハロゲン化されていてもよい低級アルコキ
シ基、(viii)シクロアルキル基、(ix)ハロゲン化さ
れていてもよい低級アルキルチオ基、(x)アミノ基、
(xi)モノ−低級アルキルアミノ基、(xii)ジ−低級
アルキルアミノ基、(xiii)5ないし7員環状アミノ
基、(xiv)低級アルキル−カルボニルアミノ基、(x
v)低級アルキルスルホニルアミノ基、(xvi)低級アル
コキシ−カルボニル基、(xvii)カルボキシ基、(xvii
i)低級アルキル−カルボニル基、(xix)シクロアルキ
ル−カルボニル基、(xx)カルバモイル基、チオカルバ
モイル基、(xxi)モノ−低級アルキル−カルバモイル
基、(xxii)ジ−低級アルキル−カルバモイル基、(xx
iii)低級アルキルスルホニル基、(xxiv)シクロアル
キルスルホニル基、(xxv)フェニル基、(xxvi)ナフ
チル基、(xxvii)モノ−フェニル−低級アルキル基、
(xxviii)ジ−フェニル−低級アルキル基、(xxix)モ
ノ−フェニル−低級アルキル−カルボニルオキシ基、
(xxx)ジ−フェニル−低級アルキル−カルボニルオキ
シ基、(xxxi)フェノキシ基、(xxxii)モノ−フェニ
ル−低級アルキル−カルボニル基、(xxxiii)ジ−フェ
ニル−低級アルキル−カルボニル基、(xxxiv)ベンゾ
イル基、(xxxv)フェノキシカルボニル基、(xxxvi)
フェニル−低級アルキル−カルバモイル基、(xxxvii)
フェニルカルバモイル基、(xxxviii)フェニル−低級
アルキル−カルボニルアミノ基、(xxxix)フェニル−
低級アルキルアミノ、(xxxx)フェニル−低級アルキル
スルホニル基、(xxxxi)フェニルスルホニル基、(xxx
xii)フェニル−低級アルキルスルフィニル基、(xxxxi
ii)フェニル−低級アルキルスルホニルアミノ基及び
(xxxxiv)フェニルスルホニルアミノ基(前記(xxv)
ないし(xxxxiv)に〕項記載のフェニル基、ナフチル
基、モノ−フェニル−低級アルキル基、ジ−フェニル−
低級アルキル基、モノ−フェニル−低級アルキル−カル
ボニルオキシ基、ジ−フェニル−低級アルキル−カルボ
ニルオキシ基、フェノキシ基、モノ−フェニル−低級ア
ルキル−カルボニル基、ジ−フェニル−低級アルキル−
カルボニル基、ベンゾイル基、フェノキシカルボニル
基、フェニル−低級アルキル−カルバモイル基、フェニ
ルカルバモイル基、フェニル−低級アルキル−カルボニ
ルアミノ基、フェニル−低級アルキルアミノ、フェニル
−低級アルキルスルホニル基、フェニルスルホニル基、
フェニル−低級アルキルスルフィニル基、フェニル−低
級アルキルスルホニルアミノ基及びフェニルスルホニル
アミノ基は、更に、低級アルキル基、低級アルコキシ
基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ベンジルオキシ基、
アミノ基、モノ−低級アルキルアミノ基、ジ−低級アル
キルアミノ基、ニトロ基、低級アルキル−カルボニル基
及びベンゾイル基から選ばれる置換基を1ないし4個有
していてもよい。)から選ばれる置換基を1ないし2個
有していてもよいベンゼン環、及びC'環及びD'環が更
にオキソ基で置換されていてもよい炭素原子及び1個の
窒素原子以外に、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から
選ばれるヘテロ原子を1ないし3個含有していてもよい
5ないし9員の含窒素複素環である第〔6〕項記載の
剤、〔8〕nが2である第〔2〕項記載の剤、
〔9〕R
が(1)水素原子又は(2)(i)ハロゲン原子、(i
i)ニトロ基、(iii)シアノ基、(iv)オキソ基、
(v)ヒドロキシ基、(vi)ハロゲン化されていてもよ
い低級アルキル基、(vii)ハロゲン化されていてもよ
い低級アルコキシ基、(viii)ハロゲン化されていても
よい低級アルキルチオ基、(ix)アミノ基、(x)モノ
−低級アルキルアミノ基、(xi)ジ−低級アルキルアミ
ノ基、(xii)炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1
ないし3個有していてもよい5ないし7員環状アミノ
基、(xiii)低級アルキル−カルボニルアミノ基、(xi
v)低級アルキルスルホニルアミノ基、(xv)低級アル
コキシ−カルボニル基、(xvi)カルボキシ基、(xvi
i)低級アルキル−カルボニル基、(xviii)カルバモイ
ル基、チオカルバモイル基、(xix)モノ−低級アルキ
ル−カルバモイル基、(xx)ジ−低級アルキル−カルバ
モイル基、(xxi)低級アルキルスルホニル基、(xxi
i)低級アルコキシ−カルボニル−低級アルキル基、(x
xiii)カルボキシ−低級アルキル基、(xxiv)(1)ハロ
ゲン原子、(2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)オキソ基、
(5)ヒドロキシ基、(6)低級アルキル基、(7)低級アルコ
キシ基、(8)低級アルキルチオ基、(9)アミノ基、(10)モ
ノ−低級アルキルアミノ基、(11)ジ−低級アルキルアミ
ノ基、(12)炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、
酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ない
し3個有していてもよい5ないし7員環状アミノ基、(1
3)低級アルキル−カルボニルアミノ基、(14)低級アルキ
ルスルホニルアミノ基、(15)低級アルコキシ−カルボニ
ル基、(16)カルボキシ基、(17)低級アルキル−カルボニ
ル基、(18)カルバモイル基、チオカルバモイル基、(19)
モノ−低級アルキル−カルバモイル基、(20)ジ−低級ア
ルキル−カルバモイル基及び(21)低級アルキルスルホニ
ル基から選ばれる置換基を1ないし5個有していてもよ
い、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテ
ロ原子を1ないし6個含む5ないし14員複素環基、
(xxv)C6-14アリール基、(xxvi)C7-16アラルキル
基、(xxvii)ウレイド基、3−メチルウレイド基、3
−エチルウレイド基、3−フェニルウレイド基、3−
(4−フルオロフェニル)ウレイド基、3−(2−メチ
ルフェニル)ウレイド基、3−(4−メトキシフェニ
ル)ウレイド基、3−(2,4−ジフルオロフェニル)
ウレイド基、3−[3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)フェニル]ウレイド基、3−ベンジルウレイド基、
3−(1−ナフチル)ウレイド基又は3−(2−ビフェ
ニリル)ウレイド基、(xxviii)チオウレイド基、3−
メチルチオウレイド基、3−エチルチオウレイド基、3
−フェニルチオウレイド基、3−(4−フルオロフェニ
ル)チオウレイド基、3−(4−メチルフェニル)チオ
ウレイド基、3−(4−メトキシフェニル)チオウレイ
ド基、3−(2,4−ジクロロフェニル)チオウレイド
基、3−ベンジルチオウレイド基又は3−(1−ナフチ
ル)チオウレイド基、(xxix)アミジノ基、N1−メチ
ルアミジノ基、N1−エチルアミジノ基、N1−フェニル
アミジノ基、N1,N1−ジメチルアミジノ基、N1,N2
−ジメチルアミジノ基、N1−メチル−N1−エチルアミ
ジノ基、N1,N1−ジエチルアミジノ基、N1−メチル
−N1−フェニルアミジノ基、N1,N1−ジ(4−ニト
ロフェニル)アミジノ基、(xxx)グアニジノ基、3−
メチルグアニジノ基、3,3−ジメチルグアニジノ基又
は3,3−ジエチルグアニジノ基、(xxxi)ピロリジノ
カルボニル基、ピペリジノカルボニル基、(4−メチル
ピペリジノ)カルボニル基、(4−フェニルピペリジ
ノ)カルボニル基、(4−ベンジルピペリジノ)カルボ
ニル基、(4−ベンゾイルピペリジノ)カルボニル基、
[4−(4−フルオロベンゾイル)ピペリジノ]カルボ
ニル基、(4−メチルピペラジノ)カルボニル基、(4
−フェニルピペラジノ)カルボニル基、[4−(4−ニ
トロフェニル)ピペラジノ]カルボニル基、(4−ベン
ジルピペラジノ)カルボニル基、モルホリノカルボニル
基又はチオモルホリノカルボニル基、(xxxii)アミノ
チオカルボニル基、メチルアミノチオカルボニル基又は
ジメチルアミノチオカルボニル基、(xxxiii)アミノス
ルホニル基、メチルアミノスルホニル基又はジメチルア
ミノスルホニル基、(xxxiv)フェニルスルホニルアミ
ノ基、(4−メチルフェニル)スルホニルアミノ基、
(4−クロロフェニル)スルホニルアミノ基、(2,5
−ジクロロフェニル)スルホニルアミノ基、(4−メト
キシフェニル)スルホニルアミノ基、(4−アセチルア
ミノフェニル)スルホニルアミノ基又は(4−ニトロフ
ェニル)フェニルスルホニルアミノ基、(xxxv)スルホ
基、(xxxvi)スルフィノ基、(xxxvii)スルフェノ
基、(xxxviii)低級アルキルスルホ基、(xxxix)低級
アルキルスルフィノ基、(xxxx)低級アルキルスルフェ
ノ基、(xxxxi)ホスホノ基及び(xxxxii)ジ−低級ア
ルコキシホスホリル基から選ばれる置換基を1ないし5
個有していてもよいアルキル基、アルケニル基、アルキ
ニル基、シクロアルキル基、架橋環式低級飽和炭化水素
基、アリール基、アラルキル基、アリ−ル−アルケニル
基、アリ−ル−C2-12アルキニル基、シクロアルキル−
アルキル基又はアリール−アリール−C1-10アルキル基
である第〔2〕項記載の剤、〔10〕Rが水素原子であ
る第〔2〕項記載の剤、〔11〕Yが(A)式
【化29】 で表される基(R4及びR5がそれぞれ(1)水素原子、
(2)(i)ハロゲン原子、(ii)ニトロ基、(iii)シ
アノ基、(iv)オキソ基、(v)ヒドロキシ基、(vi)
ハロゲン化されていてもよい低級アルキル基、(vii)
ハロゲン化されていてもよい低級アルコキシ基、(vii
i)ハロゲン化されていてもよい低級アルキルチオ基、
(ix)アミノ基、(x)モノ−低級アルキルアミノ基、
(xi)ジ−低級アルキルアミノ基、(xii)炭素原子と
1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子
から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよ
い5ないし7員環状アミノ基、(xiii)低級アルキル−
カルボニルアミノ基、(xiv)低級アルキルスルホニル
アミノ基、(xv)低級アルコキシ−カルボニル基、(xv
i)カルボキシ基、(xvii)低級アルキル−カルボニル
基、(xviii)カルバモイル基、チオカルバモイル基、
(xix)モノ−低級アルキル−カルバモイル基、(xx)
ジ−低級アルキル−カルバモイル基、(xxi)低級アル
キルスルホニル基、(xxii)低級アルコキシ−カルボニ
ル−低級アルキル基、(xxiii)カルボキシ−低級アル
キル基、(xxiv)(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)
シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級ア
ルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ
基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級アルキルアミノ基、
(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)炭素原子と1個の
窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選
ばれるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい5な
いし7員環状アミノ基、(13)低級アルキル−カルボニル
アミノ基、(14)低級アルキルスルホニルアミノ基、(15)
低級アルコキシ−カルボニル基、(16)カルボキシ基、(1
7)低級アルキル−カルボニル基、(18)カルバモイル基、
チオカルバモイル基、(19)モノ−低級アルキル−カルバ
モイル基、(20)ジ−低級アルキル−カルバモイル基及び
(21)低級アルキルスルホニル基から選ばれる置換基を1
ないし5個有していてもよい、窒素原子、酸素原子及び
硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし6個含む5
ないし14員複素環基、(xxv)C6-14アリール基、(x
xvi)C7-16アラルキル基、(xxvii)ウレイド基、3−
メチルウレイド基、3−エチルウレイド基、3−フェニ
ルウレイド基、3−(4−フルオロフェニル)ウレイド
基、3−(2−メチルフェニル)ウレイド基、3−(4
−メトキシフェニル)ウレイド基、3−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)ウレイド基、3−[3,5−ビス(ト
リフルオロメチル)フェニル]ウレイド基、3−ベンジ
ルウレイド基、3−(1−ナフチル)ウレイド基又は3
−(2−ビフェニリル)ウレイド基、(xxviii)チオウ
レイド基、3−メチルチオウレイド基、3−エチルチオ
ウレイド基、3−フェニルチオウレイド基、3−(4−
フルオロフェニル)チオウレイド基、3−(4−メチル
フェニル)チオウレイド基、3−(4−メトキシフェニ
ル)チオウレイド基、3−(2,4−ジクロロフェニ
ル)チオウレイド基、3−ベンジルチオウレイド基又は
3−(1−ナフチル)チオウレイド基、(xxix)アミジ
ノ基、N1−メチルアミジノ基、N1−エチルアミジノ
基、N1−フェニルアミジノ基、N1,N1−ジメチルア
ミジノ基、N1,N2−ジメチルアミジノ基、N1−メチ
ル−N1−エチルアミジノ基、N1,N1−ジエチルアミ
ジノ基、N1−メチル−N1−フェニルアミジノ基又はN
1,N1−ジ(4−ニトロフェニル)アミジノ基、(xx
x)グアニジノ基、3−メチルグアニジノ基、3,3−
ジメチルグアニジノ基又は3,3−ジエチルグアニジノ
基、(xxxi)ピロリジノカルボニル基、ピペリジノカル
ボニル基、(4−メチルピペリジノ)カルボニル基、(4
−フェニルピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンジル
ピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンゾイルピペリジ
ノ)カルボニル基、[4−(4−フルオロベンゾイル)
ピペリジノ]カルボニル基、(4−メチルピペラジノ)
カルボニル基、(4−フェニルピペラジノ)カルボニル
基、[4−(4−ニトロフェニル)ピペラジノ]カルボ
ニル基、(4−ベンジルピペラジノ)カルボニル基、モ
ルホリノカルボニル基又はチオモルホリノカルボニル
基、(xxxii)アミノチオカルボニル基、メチルアミノ
チオカルボニル基又はジメチルアミノチオカルボニル
基、(xxxiii)アミノスルホニル基、メチルアミノスル
ホニル基又はジメチルアミノスルホニル基、(xxxiv)
フェニルスルホニルアミノ基、(4−メチルフェニル)
スルホニルアミノ基、(4−クロロフェニル)スルホニ
ルアミノ基、(2,5−ジクロロフェニル)スルホニル
アミノ基、(4−メトキシフェニル)スルホニルアミノ
基、(4−アセチルアミノフェニル)スルホニルアミノ
基又は(4−ニトロフェニル)フェニルスルホニルアミ
ノ基、(xxxv)スルホ基、(xxxvi)スルフィノ基、(x
xxvii)スルフェノ基、(xxxviii)低級アルキルスルホ
基、(xxxix)低級アルキルスルフィノ基、(xxxx)低
級アルキルスルフェノ基、(xxxxi)ホスホノ基及び(x
xxxii)ジ−低級アルコキシホスホリル基から選ばれる
置換基を1ないし5個有していてもよいアルキル基、ア
ルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、架橋環
式低級飽和炭化水素基、アリール基、アラルキル基、ア
リ−ル−アルケニル基、アリ−ル−C2-12アルキニル
基、シクロアルキル−アルキル基又はアリール−アリー
ル−C1-10アルキル基、又は(3)式−(C=O)−
2、−(C=O)−OR2、−(C=O)−NR23、−
SO2−R2、−SO−R2、−(C=S)−OR2 又は −
(C=S)NR23で表されるアシル基(R2及びR3がそ
れぞれ水素原子、(i)ハロゲン原子、(ii)ニト
ロ基、(iii)シアノ基、(iv)オキソ基、(v)ヒドロ
キシ基、(vi)ハロゲン化されていてもよい低級アルキ
ル基、(vii)ハロゲン化されていてもよい低級アルコ
キシ基、(viii)ハロゲン化されていてもよい低級アル
キルチオ基、(ix)アミノ基、(x)モノ−低級アルキ
ルアミノ基、(xi)ジ−低級アルキルアミノ基、(xi
i)炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原
子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個
有していてもよい5ないし7員環状アミノ基、(xiii)
低級アルキル−カルボニルアミノ基、(xiv)低級アル
キルスルホニルアミノ基、(xv)低級アルコキシ−カル
ボニル基、(xvi)カルボキシ基、(xvii)低級アルキ
ル−カルボニル基、(xviii)カルバモイル基、チオカ
ルバモイル基、(xix)モノ−低級アルキル−カルバモ
イル基、(xx)ジ−低級アルキル−カルバモイル基、
(xxi)低級アルキルスルホニル基、(xxii)低級アル
コキシ−カルボニル−低級アルキル基、(xxiii)カル
ボキシ−低級アルキル基、(xxiv)(1)ハロゲン原子、
(2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキ
シ基、(6)低級アルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)
低級アルキルチオ基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級ア
ルキルアミノ基、(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)
炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及
び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有し
ていてもよい5ないし7員環状アミノ基、(13)低級アル
キル−カルボニルアミノ基、(14)低級アルキルスルホニ
ルアミノ基、(15)低級アルコキシ−カルボニル基、(16)
カルボキシ基、(17)低級アルキル−カルボニル基、(18)
カルバモイル基、チオカルバモイル基、(19)モノ−低級
アルキル−カルバモイル基、(20)ジ−低級アルキル−カ
ルバモイル基及び(21)低級アルキルスルホニル基から選
ばれる置換基を1ないし5個有していてもよい窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1
ないし6個含む5ないし14員複素環基、(xxv)C
6-14アリール基、(xxvi)C7-16アラルキル基、(xxvi
i)ウレイド基、3−メチルウレイド基、3−エチルウ
レイド基、3−フェニルウレイド基、3−(4−フルオ
ロフェニル)ウレイド基、3−(2−メチルフェニル)
ウレイド基、3−(4−メトキシフェニル)ウレイド
基、3−(2,4−ジフルオロフェニル)ウレイド基、
3−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]
ウレイド基、3−ベンジルウレイド基、3−(1−ナフ
チル)ウレイド基又は3−(2−ビフェニリル)ウレイ
ド基、(xxviii)チオウレイド基、3−メチルチオウレ
イド基、3−エチルチオウレイド基、3−フェニルチオ
ウレイド基、3−(4−フルオロフェニル)チオウレイ
ド基、3−(4−メチルフェニル)チオウレイド基、3
−(4−メトキシフェニル)チオウレイド基、3−
(2,4−ジクロロフェニル)チオウレイド基、3−ベ
ンジルチオウレイド基又は3−(1−ナフチル)チオウ
レイド基、(xxix)アミジノ基、N1−メチルアミジノ
基、N1−エチルアミジノ基、N1−フェニルアミジノ
基、N1,N1−ジメチルアミジノ基、N1,N2−ジメチ
ルアミジノ基、N1−メチル−N1−エチルアミジノ基、
1,N1−ジエチルアミジノ基、N1−メチル−N1−フ
ェニルアミジノ基又はN1,N1−ジ(4−ニトロフェニ
ル)アミジノ基、(xxx)グアニジノ基、3−メチルグ
アニジノ基、3,3−ジメチルグアニジノ基又は3,3
−ジエチルグアニジノ基、(xxxi)ピロリジノカルボニ
ル基、ピペリジノカルボニル基、(4−メチルピペリジ
ノ)カルボニル基、(4−フェニルピペリジノ)カルボ
ニル基、(4−ベンジルピペリジノ)カルボニル基、
(4−ベンゾイルピペリジノ)カルボニル基、[4−
(4−フルオロベンゾイル)ピペリジノ]カルボニル
基、(4−メチルピペラジノ)カルボニル基、(4−フ
ェニルピペラジノ)カルボニル基、[4−(4−ニトロ
フェニル)ピペラジノ]カルボニル基、(4−ベンジル
ピペラジノ)カルボニル基、モルホリノカルボニル基又
はチオモルホリノカルボニル基、(xxxii)アミノチオ
カルボニル基、メチルアミノチオカルボニル基又はジメ
チルアミノチオカルボニル基、(xxxiii)アミノスルホ
ニル基、メチルアミノスルホニル基又はジメチルアミノ
スルホニル基、(xxxiv)フェニルスルホニルアミノ
基、(4−メチルフェニル)スルホニルアミノ基、(4
−クロロフェニル)スルホニルアミノ基、(2,5−ジ
クロロフェニル)スルホニルアミノ基、(4−メトキシ
フェニル)スルホニルアミノ基、(4−アセチルアミノ
フェニル)スルホニルアミノ基又は(4−ニトロフェニ
ル)フェニルスルホニルアミノ基、(xxxv)スルホ基、
(xxxvi)スルフィノ基、(xxxvii)スルフェノ基、(x
xxviii)低級アルキルスルホ基、(xxxix)低級アルキ
ルスルフィノ基、(xxxx)低級アルキルスルフェノ基、
(xxxxi)ホスホノ基及び(xxxxii)ジ−低級アルコキ
シホスホリル基から選ばれる置換基を1ないし5個有し
ていてもよいアルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、シクロアルキル基、架橋環式低級飽和炭化水素基、
アリール基、アラルキル基、アリ−ル−アルケニル基、
アリ−ル−C2-12アルキニル基、シクロアルキル−アル
キル基又はアリール−アリール−C1-10アルキル基、
(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)オキ
ソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級アルキル基、(7)低級
アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ基、(9)アミノ基、
(10)モノ−低級アルキルアミノ基、(11)ジ−低級アルキ
ルアミノ基、(12)炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素
原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を
1ないし3個有していてもよい5ないし7員環状アミノ
基、(13)低級アルキル−カルボニルアミノ基、(14)低級
アルキルスルホニルアミノ基、(15)低級アルコキシ−カ
ルボニル基、(16)カルボキシ基、(17)低級アルキル−カ
ルボニル基、(18)カルバモイル基、チオカルバモイル
基、(19)モノ−低級アルキル−カルバモイル基、(20)ジ
−低級アルキル−カルバモイル基及び(21)低級アルキル
スルホニル基から選ばれる置換基を1ないし5個有して
いてもよい窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれ
るヘテロ原子を1ないし6個含む5ないし14員複素環
基、又はR2とR3とは互いに結合して隣接する窒素原
子と共に形成する炭素原子及び1個の窒素原子以外に、
窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原
子を1ないし3個含有していてもよい5ないし9員の含
窒素飽和複素環基((1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、
(3)シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級
アルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチ
オ基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級アルキルアミノ
基、(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)炭素原子と1
個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子か
ら選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい
5ないし7員環状アミノ基、(13)低級アルキル−カルボ
ニルアミノ基、(14)低級アルキルスルホニルアミノ基、
(15)低級アルコキシ−カルボニル基、(16)カルボキシ
基、(17)低級アルキル−カルボニル基、(18)カルバモイ
ル基、チオカルバモイル基、(19)モノ−低級アルキル−
カルバモイル基、(20)ジ−低級アルキル−カルバモイル
基及び(21)低級アルキルスルホニル基から選ばれる置換
基を1ないし5個有していてもよい)を形成していても
よい)、又は(B)(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、
(3)シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級
アルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチ
オ基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級アルキルアミノ
基、(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)炭素原子と1
個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子か
ら選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい
5ないし7員環状アミノ基、(13)低級アルキル−カルボ
ニルアミノ基、(14)低級アルキルスルホニルアミノ基、
(15)低級アルコキシ−カルボニル基、(16)カルボキシ
基、(17)低級アルキル−カルボニル基、(18)カルバモイ
ル基、チオカルバモイル基、(19)モノ−低級アルキル−
カルバモイル基、(20)ジ−低級アルキル−カルバモイル
基及び(21)低級アルキルスルホニル基から選ばれる置換
基を1ないし5個有していてもよく、含窒素飽和複素環
中の窒素原子は(1)(i)ハロゲン原子、(ii)ニト
ロ基、(iii)シアノ基、(iv)オキソ基、(v)ヒドロ
キシ基、(vi)ハロゲン化されていてもよい低級アルキ
ル基、(vii)ハロゲン化されていてもよい低級アルコ
キシ基、(viii)ハロゲン化されていてもよい低級アル
キルチオ基、(ix)アミノ基、(x)モノ−低級アルキ
ルアミノ基、(xi)ジ−低級アルキルアミノ基、(xi
i)炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原
子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個
有していてもよい5ないし7員環状アミノ基、(xiii)
低級アルキル−カルボニルアミノ基、(xiv)低級アル
キルスルホニルアミノ基、(xv)低級アルコキシ−カル
ボニル基、(xvi)カルボキシ基、(xvii)低級アルキ
ル−カルボニル基、(xviii)カルバモイル基、チオカ
ルバモイル基、(xix)モノ−低級アルキル−カルバモ
イル基、(xx)ジ−低級アルキル−カルバモイル基、
(xxi)低級アルキルスルホニル基、(xxii)低級アル
コキシ−カルボニル−低級アルキル基、(xxiii)カル
ボキシ−低級アルキル基、(xxiv)(1)ハロゲン原子、
(2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキ
シ基、(6)低級アルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)
低級アルキルチオ基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級ア
ルキルアミノ基、(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)
炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及
び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有し
ていてもよい5ないし7員環状アミノ基、(13)低級アル
キル−カルボニルアミノ基、(14)低級アルキルスルホニ
ルアミノ基、(15)低級アルコキシ−カルボニル基、(16)
カルボキシ基、(17)低級アルキル−カルボニル基、(18)
カルバモイル基、チオカルバモイル基、(19)モノ−低級
アルキル−カルバモイル基、(20)ジ−低級アルキル−カ
ルバモイル基及び(21)低級アルキルスルホニル基から選
ばれる置換基を1ないし5個有していてもよい窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1
ないし6個含む5ないし14員複素環基、(xxv)C
6-14アリール基、(xxvi)C7-16アラルキル基、(xxvi
i)ウレイド基、3−メチルウレイド基、3−エチルウ
レイド基、3−フェニルウレイド基、3−(4−フルオ
ロフェニル)ウレイド基、3−(2−メチルフェニル)
ウレイド基、3−(4−メトキシフェニル)ウレイド
基、3−(2,4−ジフルオロフェニル)ウレイド基、
3−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]
ウレイド基、3−ベンジルウレイド基、3−(1−ナフ
チル)ウレイド基又は3−(2−ビフェニリル)ウレイ
ド基、(xxviii)チオウレイド基、3−メチルチオウレ
イド基、3−エチルチオウレイド基、3−フェニルチオ
ウレイド基、3−(4−フルオロフェニル)チオウレイ
ド基、3−(4−メチルフェニル)チオウレイド基、3
−(4−メトキシフェニル)チオウレイド基、3−
(2,4−ジクロロフェニル)チオウレイド基、3−ベ
ンジルチオウレイド基又は3−(1−ナフチル)チオウ
レイド基、(xxix)アミジノ基、N1−メチルアミジノ
基、N1−エチルアミジノ基、N1−フェニルアミジノ
基、N1,N1−ジメチルアミジノ基、N1,N2−ジメチ
ルアミジノ基、N1−メチル−N1−エチルアミジノ基、
1,N1−ジエチルアミジノ基、N1−メチル−N1−フ
ェニルアミジノ基又はN1,N1−ジ(4−ニトロフェニ
ル)アミジノ基、(xxx)グアニジノ基、3−メチルグ
アニジノ基、3,3−ジメチルグアニジノ基又は3,3
−ジエチルグアニジノ基、(xxxi)ピロリジノカルボニ
ル基、ピペリジノカルボニル基、(4−メチルピペリジ
ノ)カルボニル基、(4−フェニルピペリジノ)カルボ
ニル基、(4−ベンジルピペリジノ)カルボニル基、
(4−ベンゾイルピペリジノ)カルボニル基、[4−
(4−フルオロベンゾイル)ピペリジノ]カルボニル
基、(4−メチルピペラジノ)カルボニル基、(4−フ
ェニルピペラジノ)カルボニル基、[4−(4−ニトロ
フェニル)ピペラジノ]カルボニル基、(4−ベンジル
ピペラジノ)カルボニル基、モルホリノカルボニル基又
はチオモルホリノカルボニル基、(xxxii)アミノチオ
カルボニル基、メチルアミノチオカルボニル基又はジメ
チルアミノチオカルボニル基、(xxxiii)アミノスルホ
ニル基、メチルアミノスルホニル基又はジメチルアミノ
スルホニル基、(xxxiv)フェニルスルホニルアミノ
基、(4−メチルフェニル)スルホニルアミノ基、(4
−クロロフェニル)スルホニルアミノ基、(2,5−ジ
クロロフェニル)スルホニルアミノ基、(4−メトキシ
フェニル)スルホニルアミノ基、(4−アセチルアミノ
フェニル)スルホニルアミノ基又は(4−ニトロフェニ
ル)フェニルスルホニルアミノ基、(xxxv)スルホ基、
(xxxvi)スルフィノ基、(xxxvii)スルフェノ基、(x
xxviii)低級アルキルスルホ基、(xxxix)低級アルキ
ルスルフィノ基、(xxxx)低級アルキルスルフェノ基、
(xxxxi)ホスホノ基及び(xxxxii)ジ−低級アルコキ
シホスホリル基から選ばれる置換基を1ないし5個有し
ていてもよいアルキル基、アルケニル基、アルキニル
基、シクロアルキル基、架橋環式低級飽和炭化水素基、
アリール基、アラルキル基、アリ−ル−アルケニル基、
アリ−ル−C2-12アルキニル基、シクロアルキル−アル
キル基又はアリール−アリール−C1-10アルキル基、
(2)式−(C=O)−R2、−(C=O)−OR2、−(C
=O)−NR23、−SO2−R2、−SO−R2、−(C
=S)−OR2 又は −(C=S)NR23で表されるアシ
ル基(R2及びR3がそれぞれ水素原子又は(i)ハ
ロゲン原子、(ii)ニトロ基、(iii)シアノ基、(i
v)オキソ基、(v)ヒドロキシ基、(vi)ハロゲン化さ
れていてもよい低級アルキル基、(vii)ハロゲン化さ
れていてもよい低級アルコキシ基、(viii)ハロゲン化
されていてもよい低級アルキルチオ基、(ix)アミノ
基、(x)モノ−低級アルキルアミノ基、(xi)ジ−低
級アルキルアミノ基、(xii)炭素原子と1個の窒素原
子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる
ヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい5ないし7
員環状アミノ基、(xiii)低級アルキル−カルボニルア
ミノ基、(xiv)低級アルキルスルホニルアミノ基、(x
v)低級アルコキシ−カルボニル基、(xvi)カルボキシ
基、(xvii)低級アルキル−カルボニル基、(xviii)
カルバモイル基、チオカルバモイル基、(xix)モノ−
低級アルキル−カルバモイル基、(xx)ジ−低級アルキ
ル−カルバモイル基、(xxi)低級アルキルスルホニル
基、(xxii)低級アルコキシ−カルボニル−低級アルキ
ル基、(xxiii)カルボキシ−低級アルキル基、(xxi
v)(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)
オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級アルキル基、(7)
低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ基、(9)アミノ
基、(10)モノ−低級アルキルアミノ基、(11)ジ−低級ア
ルキルアミノ基、(12)炭素原子と1個の窒素原子以外に
窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原
子を1ないし3個有していてもよい5ないし7員環状ア
ミノ基、(13)低級アルキル−カルボニルアミノ基、(14)
低級アルキルスルホニルアミノ基、(15)低級アルコキシ
−カルボニル基、(16)カルボキシ基、(17)低級アルキル
−カルボニル基、(18)カルバモイル基、チオカルバモイ
ル基、(19)モノ−低級アルキル−カルバモイル基、(20)
ジ−低級アルキル−カルバモイル基及び(21)低級アルキ
ルスルホニル基から選ばれる置換基を1ないし5個有し
ていてもよい、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選
ばれるヘテロ原子を1ないし6個含む5ないし14員複
素環基、(xxv)C6-14アリール基、(xxvi)C7-16
ラルキル基、(xxvii)ウレイド基、3−メチルウレイ
ド基、3−エチルウレイド基、3−フェニルウレイド
基、3−(4−フルオロフェニル)ウレイド基、3−
(2−メチルフェニル)ウレイド基、3−(4−メトキ
シフェニル)ウレイド基、3−(2,4−ジフルオロフ
ェニル)ウレイド基、3−[3,5−ビス(トリフルオ
ロメチル)フェニル]ウレイド基、3−ベンジルウレイ
ド基、3−(1−ナフチル)ウレイド基又は3−(2−
ビフェニリル)ウレイド基、(xxviii)チオウレイド
基、3−メチルチオウレイド基、3−エチルチオウレイ
ド基、3−フェニルチオウレイド基、3−(4−フルオ
ロフェニル)チオウレイド基、3−(4−メチルフェニ
ル)チオウレイド基、3−(4−メトキシフェニル)チ
オウレイド基、3−(2,4−ジクロロフェニル)チオ
ウレイド基、3−ベンジルチオウレイド基又は3−(1
−ナフチル)チオウレイド基、(xxix)アミジノ基、N
1−メチルアミジノ基、N1−エチルアミジノ基、N1
フェニルアミジノ基、N1,N1−ジメチルアミジノ基、
1,N2−ジメチルアミジノ基、N1−メチル−N1−エ
チルアミジノ基、N1,N1−ジエチルアミジノ基、N1
−メチル−N1−フェニルアミジノ基又はN1,N1−ジ
(4−ニトロフェニル)アミジノ基、(xxx)グアニジ
ノ基、3−メチルグアニジノ基、3,3−ジメチルグア
ニジノ基又は3,3−ジエチルグアニジノ基、(xxxi)
ピロリジノカルボニル基、ピペリジノカルボニル基、
(4−メチルピペリジノ)カルボニル基、(4−フェニル
ピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンジルピペリジ
ノ)カルボニル基、(4−ベンゾイルピペリジノ)カル
ボニル基、[4−(4−フルオロベンゾイル)ピペリジ
ノ]カルボニル基、(4−メチルピペラジノ)カルボニ
ル基、(4−フェニルピペラジノ)カルボニル基、[4
−(4−ニトロフェニル)ピペラジノ]カルボニル基、
(4−ベンジルピペラジノ)カルボニル基、モルホリノ
カルボニル基又はチオモルホリノカルボニル基、(xxxi
i)アミノチオカルボニル基、メチルアミノチオカルボ
ニル基又はジメチルアミノチオカルボニル基、(xxxii
i)アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基又
はジメチルアミノスルホニル基、(xxxiv)フェニルス
ルホニルアミノ基、(4−メチルフェニル)スルホニル
アミノ基、(4−クロロフェニル)スルホニルアミノ
基、(2,5−ジクロロフェニル)スルホニルアミノ
基、(4−メトキシフェニル)スルホニルアミノ基、
(4−アセチルアミノフェニル)スルホニルアミノ基又
は(4−ニトロフェニル)フェニルスルホニルアミノ
基、(xxxv)スルホ基、(xxxvi)スルフィノ基、(xxx
vii)スルフェノ基、(xxxviii)低級アルキルスルホ
基、(xxxix)低級アルキルスルフィノ基、(xxxx)低
級アルキルスルフェノ基、(xxxxi)ホスホノ基及び(x
xxxii)ジ−低級アルコキシホスホリル基から選ばれる
置換基を1ないし5個有していてもよいアルキル基、ア
ルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、架橋環
式低級飽和炭化水素基、アリール基、アラルキル基、ア
リ−ル−アルケニル基、アリ−ル−C2-12アルキニル
基、シクロアルキル−アルキル基又はアリール−アリー
ル−C1-10アルキル基である)、又は(3)(1)ハロゲ
ン原子、(2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)オキソ基、(5)
ヒドロキシ基、(6)低級アルキル基、(7)低級アルコキシ
基、(8)低級アルキルチオ基、(9)アミノ基、(10)モノ−
低級アルキルアミノ基、(11)ジ−低級アルキルアミノ
基、(12)炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸
素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし
3個有していてもよい5ないし7員環状アミノ基、(13)
低級アルキル−カルボニルアミノ基、(14)低級アルキル
スルホニルアミノ基、(15)低級アルコキシ−カルボニル
基、(16)カルボキシ基、(17)低級アルキル−カルボニル
基、(18)カルバモイル基、チオカルバモイル基、(19)モ
ノ−低級アルキル−カルバモイル基、(20)ジ−低級アル
キル−カルバモイル基及び(21)低級アルキルスルホニル
基から選ばれる置換基を1ないし5個有していてもよい
窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原
子を1ないし6個含む5ないし14員複素環で置換され
ていてもよい、炭素原子及び1個の窒素原子以外に、窒
素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子
を1ないし3個含有していてもよい5ないし9員含窒素
飽和複素環基である第〔2〕項記載の剤、〔12〕Yが
【化30】 〔式中、R6は水素原子、置換基を有していてもよい炭
化水素基、アシル基又は置換基を有していてもよい複素
環基を示す。〕で表される基である第〔2〕項記載の
剤、〔13〕R6が(1)水素原子又は(2)(i)ハロ
ゲン原子、(ii)ニトロ基、(iii)シアノ基、(iv)
オキソ基、(v)ヒドロキシ基、(vi)ハロゲン化され
ていてもよい低級アルキル基、(vii)ハロゲン化され
ていてもよい低級アルコキシ基、(viii)ハロゲン化さ
れていてもよい低級アルキルチオ基、(ix)アミノ基、
(x)モノ−低級アルキルアミノ基、(xi) ジ−低級ア
ルキルアミノ基、(xii)炭素原子と1個の窒素原子以
外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテ
ロ原子を1ないし3個有していてもよい5ないし7員環
状アミノ基、(xiii)低級アルキル−カルボニルアミノ
基、(xiv)低級アルキルスルホニルアミノ基、(xv)
低級アルコキシ−カルボニル基、(xvi)カルボキシ
基、(xvii)低級アルキル−カルボニル基、(xviii)
カルバモイル基、チオカルバモイル基、(xix)モノ−
低級アルキル−カルバモイル基、(xx)ジ−低級アルキ
ル−カルバモイル基、(xxi)低級アルキルスルホニル
基、(xxii)低級アルコキシ−カルボニル−低級アルキ
ル基、(xxiii)カルボキシ−低級アルキル基、(xxi
v)(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)
オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級アルキル基、(7)
低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ基、(9)アミノ
基、(10)モノ−低級アルキルアミノ基、(11)ジ−低級ア
ルキルアミノ基、(12)炭素原子と1個の窒素原子以外に
窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原
子を1ないし3個有していてもよい5ないし7員環状ア
ミノ基、(13)低級アルキル−カルボニルアミノ基、(14)
低級アルキルスルホニルアミノ基、(15)低級アルコキシ
−カルボニル基、(16)カルボキシ基、(17)低級アルキル
−カルボニル基、(18)カルバモイル基、(19)モノ−低級
アルキル−カルバモイル基、(20)ジ−低級アルキル−カ
ルバモイル基及び(21)低級アルキルスルホニル基から選
ばれる置換基を1ないし5個有していてもよい窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1
ないし6個含む5ないし14員複素環から水素原子を1
個除去してできる基、(xxv)C6-14アリール基、(xxv
i)C7-16アラルキル基、(xxvii)ウレイド基、3−メ
チルウレイド基、3−エチルウレイド基、3−フェニル
ウレイド基、3−(4−フルオロフェニル)ウレイド
基、3−(2−メチルフェニル)ウレイド基、3−(4
−メトキシフェニル)ウレイド基、3−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)ウレイド基、3−[3,5−ビス(ト
リフルオロメチル)フェニル]ウレイド基、3−ベンジ
ルウレイド基、3−(1−ナフチル)ウレイド基又は3
−(2−ビフェニリル)ウレイド基、(xxviii)チオウ
レイド基、3−メチルチオウレイド基、3−エチルチオ
ウレイド基、3−フェニルチオウレイド基、3−(4−
フルオロフェニル)チオウレイド基、3−(4−メチル
フェニル)チオウレイド基、3−(4−メトキシフェニ
ル)チオウレイド基、3−(2,4−ジクロロフェニ
ル)チオウレイド基、3−ベンジルチオウレイド基又は
3−(1−ナフチル)チオウレイド基、(xxix)アミジ
ノ基、N1−メチルアミジノ基、N1−エチルアミジノ
基、N1−フェニルアミジノ基、N1,N1−ジメチルア
ミジノ基、N1,N2−ジメチルアミジノ基、N1−メチ
ル−N1−エチルアミジノ基、N1,N1−ジエチルアミ
ジノ基、N1−メチル−N1−フェニルアミジノ基又はN
1,N1−ジ(4−ニトロフェニル)アミジノ基、(xx
x)グアニジノ基、3−メチルグアニジノ基、3,3−
ジメチルグアニジノ基又は3,3−ジエチルグアニジノ
基、(xxxi)ピロリジノカルボニル基、ピペリジノカル
ボニル基、(4−メチルピペリジノ)カルボニル基、(4
−フェニルピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンジル
ピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンゾイルピペリジ
ノ)カルボニル基、[4−(4−フルオロベンゾイル)
ピペリジノ]カルボニル基、(4−メチルピペラジノ)
カルボニル基、(4−フェニルピペラジノ)カルボニル
基、[4−(4−ニトロフェニル)ピペラジノ]カルボ
ニル基、(4−ベンジルピペラジノ)カルボニル基、モ
ルホリノカルボニル基又はチオモルホリノカルボニル
基、(xxxii)アミノチオカルボニル基、メチルアミノ
チオカルボニル基又はジメチルアミノチオカルボニル
基、(xxxiii)アミノスルホニル基、メチルアミノスル
ホニル基、ジメチルアミノスルホニル基、(xxxiv)フ
ェニルスルホニルアミノ基、(4−メチルフェニル)ス
ルホニルアミノ基、(4−クロロフェニル)スルホニル
アミノ基、(2,5−ジクロロフェニル)スルホニルア
ミノ基、(4−メトキシフェニル)スルホニルアミノ
基、(4−アセチルアミノフェニル)スルホニルアミノ
基又は(4−ニトロフェニル)フェニルスルホニルアミ
ノ基、(xxxv)スルホ基、(xxxvi)スルフィノ基、(x
xxvii)スルフェノ基、(xxxviii)低級アルキルスルホ
基、(xxxix)低級アルキルスルフィノ基、(xxxx)低
級アルキルスルフェノ基、(xxxxi)ホスホノ基及び(x
xxxii)ジ−低級アルコキシホスホリル基から選ばれる
置換基を1ないし5個有していてもよいアルキル基、ア
ルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、架橋環
式低級飽和炭化水素基、アリール基、アラルキル基、ア
リ−ル−アルケニル基、アリ−ル−C2-12アルキニル
基、シクロアルキル−アルキル基又はアリール−アリー
ル−C1-10アルキル基、(3)式−(C=O)−R2、−
(C=O)−OR2、−(C=O)−NR23、−SO2
2、−SO−R2、−(C=S)−OR2 又は −(C=
S)NR23で表されるアシル基(R2及びR3がそれぞ
れ水素原子、(i)ハロゲン原子、(ii)ニトロ
基、(iii)シアノ基、(iv)オキソ基、(v)ヒドロキ
シ基、(vi)ハロゲン化されていてもよい低級アルキル
基、(vii)ハロゲン化されていてもよい低級アルコキ
シ基、(viii)ハロゲン化されていてもよい低級アルキ
ルチオ基、(ix)アミノ基、(x)モノ−低級アルキル
アミノ基、(xi) ジ−低級アルキルアミノ基、(xii)
炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及
び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有し
ていてもよい5ないし7員環状アミノ基、(xiii)低級
アルキル−カルボニルアミノ基、(xiv)低級アルキル
スルホニルアミノ基、(xv)低級アルコキシ−カルボニ
ル基、(xvi)カルボキシ基、(xvii)低級アルキル−
カルボニル基、(xviii)カルバモイル基、チオカルバ
モイル基、(xix)モノ−低級アルキル−カルバモイル
基、(xx)ジ−低級アルキル−カルバモイル基、(xx
i)低級アルキルスルホニル基、(xxii)低級アルコキ
シ−カルボニル−低級アルキル基、(xxiii)カルボキ
シ−低級アルキル基、(xxiv)(1)ハロゲン原子、(2)ニ
トロ基、(3)シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキシ
基、(6)低級アルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)低
級アルキルチオ基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級アル
キルアミノ基、(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)炭
素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び
硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有して
いてもよい5ないし7員環状アミノ基、(13)低級アルキ
ル−カルボニルアミノ基、(14)低級アルキルスルホニル
アミノ基、(15)低級アルコキシ−カルボニル基、(16)カ
ルボキシ基、(17)低級アルキル−カルボニル基、(18)カ
ルバモイル基、チオカルバモイル基、(19)モノ−低級ア
ルキル−カルバモイル基、(20)ジ−低級アルキル−カル
バモイル基及び(21)低級アルキルスルホニル基から選ば
れる1ないし5個の置換基を有していてもよい窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1
ないし6個含む5ないし14員複素環から水素原子を1
個除去してできる基、(xxv)C6-14アリール基、(xxv
i)C7-16アラルキル基、(xxvii)ウレイド基、3−メ
チルウレイド基、3−エチルウレイド基、3−フェニル
ウレイド基、3−(4−フルオロフェニル)ウレイド
基、3−(2−メチルフェニル)ウレイド基、3−(4
−メトキシフェニル)ウレイド基、3−(2,4−ジフ
ルオロフェニル)ウレイド基、3−[3,5−ビス(ト
リフルオロメチル)フェニル]ウレイド基、3−ベンジ
ルウレイド基、3−(1−ナフチル)ウレイド基又は3
−(2−ビフェニリル)ウレイド基、(xxviii)チオウ
レイド基、3−メチルチオウレイド基、3−エチルチオ
ウレイド基、3−フェニルチオウレイド基、3−(4−
フルオロフェニル)チオウレイド基、3−(4−メチル
フェニル)チオウレイド基、3−(4−メトキシフェニ
ル)チオウレイド基、3−(2,4−ジクロロフェニ
ル)チオウレイド基、3−ベンジルチオウレイド基又は
3−(1−ナフチル)チオウレイド基、(xxix)アミジ
ノ基、N1−メチルアミジノ基、N1−エチルアミジノ
基、N1−フェニルアミジノ基、N1,N1−ジメチルア
ミジノ基、N1,N2−ジメチルアミジノ基、N1−メチ
ル−N1−エチルアミジノ基、N1,N1−ジエチルアミ
ジノ基、N1−メチル−N1−フェニルアミジノ基又はN
1,N1−ジ(4−ニトロフェニル)アミジノ基、(xx
x)グアニジノ基、3−メチルグアニジノ基、3,3−
ジメチルグアニジノ基、3,3−ジエチルグアニジノ
基、(xxxi)ピロリジノカルボニル基、ピペリジノカル
ボニル基、(4−メチルピペリジノ)カルボニル基、(4
−フェニルピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンジル
ピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンゾイルピペリジ
ノ)カルボニル基、[4−(4−フルオロベンゾイル)
ピペリジノ]カルボニル基、(4−メチルピペラジノ)
カルボニル基、(4−フェニルピペラジノ)カルボニル
基、[4−(4−ニトロフェニル)ピペラジノ]カルボ
ニル基、(4−ベンジルピペラジノ)カルボニル基、モ
ルホリノカルボニル基又はチオモルホリノカルボニル
基、(xxxii)アミノチオカルボニル基、メチルアミノ
チオカルボニル基、ジメチルアミノチオカルボニル基、
(xxxiii)アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニ
ル基又はジメチルアミノスルホニル基、(xxxiv)フェ
ニルスルホニルアミノ基、(4−メチルフェニル)スル
ホニルアミノ基、(4−クロロフェニル)スルホニルア
ミノ基、(2,5−ジクロロフェニル)スルホニルアミ
ノ基、(4−メトキシフェニル)スルホニルアミノ基、
(4−アセチルアミノフェニル)スルホニルアミノ基又
は(4−ニトロフェニル)フェニルスルホニルアミノ
基、(xxxv)スルホ基、(xxxvi)スルフィノ基、(xxx
vii)スルフェノ基、(xxxviii)低級アルキルスルホ
基、(xxxix)低級アルキルスルフィノ基、(xxxx)低
級アルキルスルフェノ基、(xxxxi)ホスホノ基及び(x
xxxii)ジ−低級アルコキシホスホリル基から選ばれる
置換基を1ないし5個有していてもよいアルキル基、ア
ルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、架橋環
式低級飽和炭化水素基、アリール基、アラルキル基、ア
リ−ル−アルケニル基、アリ−ル−C2-12アルキニル
基、シクロアルキル−アルキル基又はアリール−アリー
ル−C1-10アルキル基、又は(4)(1)ハロゲン原子、
(2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキ
シ基、(6)低級アルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)
低級アルキルチオ基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級ア
ルキルアミノ基、(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)
炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及
び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有し
ていてもよい5ないし7員環状アミノ基、(13)低級アル
キル−カルボニルアミノ基、(14)低級アルキルスルホニ
ルアミノ基、(15)低級アルコキシ−カルボニル基、(16)
カルボキシ基、(17)低級アルキル−カルボニル基、(18)
カルバモイル基、チオカルバモイル基、(19)モノ−低級
アルキル−カルバモイル基、(20)ジ−低級アルキル−カ
ルバモイル基及び(21)低級アルキルスルホニル基から選
ばれる置換基を1ないし5個有していてもよい窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1
ないし6個含む5ないし14員複素環から水素原子を1
個除去してできる基である第〔12〕項記載の剤、〔1
4〕Arが式
【化31】 で表される基で、Arがフェニル基の場合は、該フェニ
ル基が(i)ハロゲン、(ii)C1-6アルコキシ、(iii)アミ
ノ、(iv)モノ又はジC1-6アルキルアミノ、(v)ピロリジ
ノ、(vi)ピペリジノ、(vii)ピペラジノ、(viii)N−メ
チルピペラジノ、(ix)N−アセチルピペラジノ、(x)モ
ルホリノ、(xi)ヘキサメチレンイミノ、(xii)イミダゾ
リル及び(xiii)C1-6アルキルでエステル化されていて
もよいカルボキシで置換されていてもよいC1-6アルキ
ルから選ばれる置換基を有していてもよく、Arが縮合
したフェニル基の場合は、その複素環部分がC1-6
ルキル、ハロゲン、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ
及びニトロから選ばれる置換基を有していてもよいC
7-16アラルキル、C1-6アルキル−カルボニル、C
7−16アラルキル−カルボニル、C6−14アリー
ル−カルボニル、C1-6アルキル−カルボニル−C
6-14アリール、C1-6アルコキシ−カルボニル−C
6-14アリール及びピリジルから選ばれる置換基を有し
ていてもよく;nが2;Rが水素原子;及びYが式
【化32】 で表される基(R6が水素原子、シアノ、ヒドロキ
シ、モノ又はジC1-6アルキルアミノ、ピリジル及びエ
ステル化されていてもよいカルボキシから選ばれる置換
基を有していてもよいC1-6アルキル、ハロゲン、C
1-6アルキル、ハロゲノC1-6アルキル、ヒドロキシ、C
1-6アルコキシ、ニトロ、アミノ、シアノ、カルバモイ
ル、エステル化されていてもよいカルボキシで置換され
ていてもよいC1-6アルコキシ、C1-6アルキルで置換さ
れていてもよいカルバモイル又はホルミルで置換されて
いてもよいアミノ及びC1-3アルキレンジオキシから選
ばれる置換基を有していてもよいC7-16アラルキル、
エステル化されていてもよいカルボキシで置換されてい
てもよいC1-6アルキル又はモノ又はジC1-6アルキル
アミノで置換されていてもよいC1-6アルキル−カルボ
ニル);である第〔2〕項記載の剤、〔15〕Arが式
【化33】 で表される基;nが2;Rが水素原子;及びYが式
【化34】 〔式中、R6'はハロゲン原子、C1-3アルキル基、C1-3
アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基及びヒドロキシ基か
ら選ばれる置換基を1ないし2個有していてもよいベン
ジル基を示す。〕で表される基である第〔2〕項記載の
剤、〔16〕8−[3−[1−[(3−フルオロフェニ
ル)メチル]−4−ピペリジニル]−1−オキソプロピ
ル]−1,2,5,6−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,
2,1−ij]キノリン−4−オン、8−[3−[1−
(フェニルメチル)−4−ピペリジニル]−1−オキソ
プロピル]−1,2,5,6−テトラヒドロ−4H−ピロ
ロ[3,2,1−ij]キノリン−4−オン、8−[3−
[1−[(2−ヒドロキシフェニル)メチル]−4−ピ
ペリジニル]−1−オキソプロピル]−1,2,5,6−
テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2,1−ij]キノリ
ン−4−オン又はその塩を含有してなる第〔1〕項記載
の剤、〔17〕アミン化合物が、式
【化35】 〔式中、Jssは(a)置換若しくは無置換の次に示す
基;(1)フェニル基、(2)ピリジル基、(3)ピラ
ジル基、(4)キノリル基、(5)シクロヘキシル基、
(6)キノキサリル基又は(7)フリル基、(b)フェ
ニル基が置換されていてもよい次の群から選択された一
価又は二価の基;(1)インダニル、(2)インダノニ
ル、(3)インデニル、(4)インデノニル、(5)イ
ンダンジオニル、(6)テトラロニル、(7)ベンズス
ベロニル、(8)インダノリル、(9)式
【化36】 で示される基、(c)環状アミド化合物から誘導される
一価の基、(d)低級アルキル基、又は(e)式R1ss
−CH=CH−(式中、R1ssは水素原子又は低級アル
コキシカルボニル基を意味する)で示される基を意味す
る。Bssは式 −(CHR2ss)nss− で示される基、式
−CO−(CHR2ss)nss−で示される基、式 −NR3ss
−(CHR2ss)nss−(式中、R3ssは水素原子、低級ア
ルキル基、アシル基、低級アルキルスルホニル基、置換
されていてもよいフェニル基又はベンジル基を意味す
る)で示される基、式 −CO−NR4ss−(CHR2ss)n
ss−(式中、R4ssは水素原子、低級アルキル基又はフ
ェニル基を意味する)で示される基、式−CH=CH−
(CHR2ss)nss− で示される基、式 −O−COO−
(CHR2ss)nss− で示される基、式 −O−CO−NH
−(CHR2ss)nss− で示される基、式 −NH−CO−
(CHR2ss)nss− で示される基、式 −CH2−CO−
NH−(CHR2ss)nss− で示される基、式 −(CH2)2
−CO−NH−(CHR2ss)nss− で示される基、式 −
C(OH)H−(CHR2ss)nss− で示される基(以上の
式中、nssは0又は1〜10の整数を意味する。R2ss
は式 −(CHR2ss)nss− で示されるアルキレン基が置
換基を持たないか、又は1つ又は1つ以上のメチル基を
有しているような形で水素原子又はメチル基を意味す
る)、式 =(CH−CH=CH)bss− (式中、bssは
1〜3の整数を意味する)で示される基、式 =CH−
(CH2)css−(式中、cssは0又は1〜9の整数を意味
する)で示される基、式 =(CH−CH)dss= (式
中、dssは0又は1〜5の整数を意味する)で示される
基、式 −CO−CH=CH−CH2−で示される基、式
−CO−CH2−C(OH)H−CH2− で示される基、
式 −C(CH3)H−CO−NH−CH2− で示される
基、式 −CH=CH−CO−NH−(CH2)2− で示さ
れる基、式 −NH− で示される基、式 −O− で示さ
れる基、式 −S− で示される基、ジアルキルアミノア
ルキルカルボニル基又は低級アルコキシカルボニル基を
意味する。Tssは窒素原子又は炭素原子を意味する。Q
ssは窒素原子、炭素原子又は式 >N→O で示される基
を意味する。Kssは水素原子、置換若しくは無置換のフ
ェニル基、フェニル基が置換されてもよいアリールアル
キル基、フェニル基が置換されていてもよいシンナミル
基、低級アルキル基、ピリジルメチル基、シクロアルキ
ルアルキル基、アダマンタンメチル基、フリルメチル
基、シクロアルキル基、低級アルコキシカルボニル基又
はアシル基を意味する。qssは1〜3の整数を意味す
る。式中、
【化37】 は単結合若しくは二重結合を意味する。〕で表される化
合物又はその塩である第〔1〕項記載の剤、〔18〕ア
ミン化合物が、式
【化38】 で表される9−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ
アクリジン又はその塩である第〔1〕項記載の剤、〔1
9〕アミン化合物が式
【化39】 [式中、R1xr、R2xr及びR3xrはそれぞれ水素原子又
は低級アルキル基を示す。]で表される化合物又はその
塩である第〔1〕項記載の剤、〔20〕アミン化合物が
【化40】 〔式中、R1xs及びR2xsは同一のもの若しくは異なるも
のであり、それぞれ水素原子、アシル基又は直鎖あるい
は枝分かれしたアルキル基である。R3xsは直鎖又は枝
分かれしたアルキル基、アルケニル基あるいはアルカリ
ル基であり、これらの基は任意にハロゲン原子、あるい
はシクロアルキル基、水酸基、アルコキシ基、ニトロ
基、アミノ基、アミノアルキル基、アシルアミノ基、ヘ
テロアリール基、ヘテロアリール−アルキル基、アロイ
ル基、アロイルアルキル基、あるいはシアノ基により置
き換えられる。R4xsは四つの環状骨格を形成している
炭素の少なくとも一つに結合している水素原子あるいは
ハロゲン原子を意味する。〕で表されるガランタミン又
はその塩である第〔1〕項記載の剤、〔21〕排尿障害
治療剤、である第〔1〕項記載の剤、〔22〕排尿困難
治療剤、である第〔1〕項記載の剤、および〔23〕ア
セチルコリンエステラーゼ阻害作用を有する非カルバメ
ート系アミン化合物とα−遮断薬とを組合わせることを
特徴とする膀胱排出力改善剤に関する。
【0015】本発明で用いられる「アセチルコリンエス
テラーゼ阻害作用を有する非カルバメート系アミン化合
物」は、アセチルコリンエステラーゼ阻害作用を有し、
分子内にカルバメート構造(−OCON−)を有さず、
アンモニアの水素原子を炭化水素基で置換した化合物で
あればよく、好ましくは、第一級アミン化合物、第二級
アミン化合物、第三級アミン化合物である。更に好まし
くは、以下に記載する化合物等が列記される。これらの
化合物のうち、少なくとも1個の5ないし7員含窒素複
素環を部分構造として有する化合物等が好ましく、中で
も後述の1)、20)、23)、41)、42)及び4
3)の化合物等が好ましく、1)の化合物等が特に好ま
しい。 1)式
【化41】 〔式中、Arは縮合していてもよいフェニル基で、該フ
ェニル基は置換基を有していてもよい、nは1ないし1
0の整数、Rは水素原子又は置換基を有していてもよい
炭化水素基、Yは置換基を有していてもよいアミノ基又
は置換基を有していてもよい含窒素飽和複素環基を示
す。〕で表される化合物(以下、化合物(I)と略記す
ることもある)又はその塩。
【0016】上記式中、Arで示される「縮合していて
もよいフェニル基で、該フェニル基は置換基を有してい
てもよい」の「置換基」としては、例えば、(i)ハロ
ゲン化されていてもよい低級アルキル基、(ii)ハロゲ
ン原子(例えば、フルオロ、クロル、ブロム、ヨード
等)、(iii)低級アルキレンジオキシ基(例えば、メ
チレンジオキシ、エチレンジオキシ等のC1-3アルキレ
ンジオキシ基等)、(iv)ニトロ基、(v)シアノ基、
(vi)ヒドロキシ基、(vii)ハロゲン化されていても
よい低級アルコキシ基、(viii)シクロアルキル基(例
えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチ
ル、シクロヘキシル等のC3-6シクロアルキル基等)、
(ix)ハロゲン化されていてもよい低級アルキルチオ
基、(x)アミノ基、(xi)モノ−低級アルキルアミノ
基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルア
ミノ等のモノ−C1-6アルキルアミノ基等)、(xii)ジ
−低級アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ、ジ
エチルアミノ等のジ−C1-6アルキルアミノ基等)、(x
iii)5ないし7員環状アミノ基(例えば、1個の窒素
原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子等から選ば
れるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい5ない
し7員環状アミノ基(例、ピロリジノ、ピペリジノ、ピ
ペラジノ、モルホリノ、チオモルホリノ等)等)、(xi
v)低級アルキル−カルボニルアミノ基(例えば、アセ
チルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ等の
1-6アルキル−カルボニルアミノ基等)、(xv)低級
アルキルスルホニルアミノ基(例えば、メチルスルホニ
ルアミノ、エチルスルホニルアミノ、プロピルスルホニ
ルアミノ等のC1-6アルキルスルホニルアミノ基等)、
(xvi)低級アルコキシ−カルボニル基(例えば、メト
キシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカル
ボニル、イソブトキシカルボニル等のC1-6アルコキシ
−カルボニル基等)、(xvii)カルボキシ基、(xvii
i)低級アルキル−カルボニル基(例えば、メチルカル
ボニル、エチルカルボニル、ブチルカルボニル等のC
1-6アルキル−カルボニル基等)、(xix)シクロアルキ
ル−カルボニル基(例えば、シクロプロピルカルボニ
ル、シクロブチルカルボニル、シクロペンチルカルボニ
ル、シクロヘキシルカルボニル等のC3-6シクロアルキ
ル−カルボニル基等)、(xx)カルバモイル基、チオカ
ルバモイル基、(xxi)モノ−低級アルキル−カルバモ
イル基(例えば、メチルカルバモイル、エチルカルバモ
イル、プロピルカルバモイル、ブチルカルバモイル等の
モノ−C1-6アルキル−カルバモイル基等)(xxii)ジ
−低級アルキル−カルバモイル基(例えば、ジエチルカ
ルバモイル、ジブチルカルバモイル等のジ−C1-6アル
キル−カルバモイル基等)、(xxiii)低級アルキルス
ルホニル基(例えば、メチルスルホニル、エチルスルホ
ニル、プロピルスルホニル等のC1-6アルキルスルホニ
ル基等)、(xxiv)シクロアルキルスルホニル基(例え
ば、シクロペンチルスルホニル、シクロヘキシルスルホ
ニル等のC3-6シクロアルキルスルホニル等)、(xxv)
フェニル基、(xxvi)ナフチル基、(xxvii)モノ−フ
ェニル−低級アルキル基(例えばベンジル、フェニルエ
チル等のモノ−フェニル−C1-6アルキル基等)、(xxv
iii)ジ−フェニル−低級アルキル基(例えば、ジフェ
ニルメチル、ジフェニルエチル等のジ−フェニル−C
1-6アルキル基等)、(xxix)モノ−フェニル−低級ア
ルキル−カルボニルオキシ基(例えばフェニルメチルカ
ルボニルオキシ、フェニルエチルカルボニルオキシ等の
モノ−フェニル−C1-6アルキル−カルボニルオキシ基
等)、(xxx)ジ−フェニル−低級アルキル−カルボニ
ルオキシ基(例えば、ジフェニルメチルカルボニルオキ
シ、ジフェニルエチルカルボニルオキシ等のジ−フェニ
ル−C1-6アルキル−カルボニルオキシ基等)、(xxx
i)フェノキシ基、(xxxii)モノ−フェニル−低級アル
キル−カルボニル基(例えばフェニルメチルカルボニ
ル、フェニルエチルカルボニル等のモノ−フェニル−C
1-6アルキル−カルボニル基等)、(xxxiii)ジ−フェ
ニル−低級アルキル−カルボニル基(例えば、ジフェニ
ルメチルカルボニル、ジフェニルエチルカルボニル等の
ジ−フェニル−C1-6アルキル−カルボニル基等)、(x
xxiv)ベンゾイル基、(xxxv)フェノキシカルボニル
基、(xxxvi)フェニル−低級アルキル−カルバモイル
基(例えば、フェニル−メチルカルバモイル、フェニル
−エチルカルバモイル等のフェニル−C1-6アルキル−
カルバモイル基等)、(xxxvii)フェニルカルバモイル
基、(xxxviii)フェニル−低級アルキル−カルボニル
アミノ基(例えば、フェニル−メチルカルボニルアミ
ノ、フェニル−エチルカルボニルアミノ等のフェニル−
1- 6アルキル−カルボニルアミノ基等)、(xxxix)フ
ェニル−低級アルキルアミノ基(例えば、フェニル−メ
チルアミノ、フェニル−エチルアミノ等のフェニル−C
1-6アルキルアミノ基等)、(xxxx)フェニル−低級ア
ルキルスルホニル基(例えば、フェニル−メチルスルホ
ニル、フェニル−エチルスルホニル等のフェニル−C
1-6アルキルスルホニル基等)、(xxxxi)フェニルスル
ホニル基、(xxxxii)フェニル−低級アルキルスルフィ
ニル基(例えば、フェニル−メチルスルフィニル、フェ
ニル−エチルスルフィニル等のフェニル−C1-6アルキ
ルスルフィニル基等)、(xxxxiii)フェニル−低級ア
ルキルスルホニルアミノ基(例えば、フェニル−メチル
スルホニルアミノ、フェニル−エチルスルホニルアミノ
等のフェニル−C1-6アルキルスルホニルアミノ基等)
及び(xxxxiv)フェニルスルホニルアミノ基(前記(xx
v)ないし(xxxxiv)のフェニル基、ナフチル基、モノ
−フェニル−低級アルキル基、ジ−フェニル−低級アル
キル基、モノ−フェニル−低級アルキル−カルボニルオ
キシ基、ジ−フェニル−低級アルキル−カルボニルオキ
シ基、フェノキシ基、モノ−フェニル−低級アルキル−
カルボニル基、ジ−フェニル−低級アルキル−カルボニ
ル基、ベンゾイル基、フェノキシカルボニル基、フェニ
ル−低級アルキル−カルバモイル基、フェニルカルバモ
イル基、フェニル−低級アルキル−カルボニルアミノ
基、フェニル−低級アルキルアミノ基、フェニル−低級
アルキルスルホニル基、フェニルスルホニル基、フェニ
ル−低級アルキルスルフィニル基、フェニル−低級アル
キルスルホニルアミノ基及びフェニルスルホニルアミノ
基は、更に、例えば、低級アルキル基(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec-ブ
チル、tert-ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1-6アル
キル等)、低級アルコキシ基(例えば、メトキシ、エト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブ
トキシ、sec-ブトキシ、tert-ブトキシ等のC1-6アルコ
キシ等)、ハロゲン原子(例えば、クロル、ブロム、ヨ
ード等)、ヒドロキシ基、ベンジルオキシ基、アミノ
基、モノ−低級アルキルアミノ基(例えば、メチルアミ
ノ、エチルアミノ、プロピルアミノ等のモノ−C1-6
ルキルアミノ等)、ジ−低級アルキルアミノ基(例え
ば、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ等のジ−C1-6
ルキルアミノ等)、ニトロ基、低級アルキル−カルボニ
ル基(例えば、メチルカルボニル、エチルカルボニル、
ブチルカルボニル等のC1-6アルキル−カルボニル
等)、ベンゾイル基等から選ばれた1ないし4個の置換
基を有していてもよい。)等が挙げられる。該フェニル
基はこれらの置換基を1ないし4個有していてもよい。
【0017】上記の「ハロゲン化されていてもよい低級
アルキル基」としては、例えば、1ないし3個のハロゲ
ン原子(例えば、クロル、ブロム、ヨード等)を有して
いてもよい低級アルキル基(例えば、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、sec-ブチル、tert-
ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1-6アルキル基等)
等が挙げられ、具体例としては、メチル、クロロメチ
ル、ジフルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオ
ロメチル、エチル、2−ブロモエチル、2、2,2−ト
リフルオロエチル、プロピル、3,3,3−トリフルオ
ロプロピル、イソプロピル、ブチル、4,4,4−トリ
フルオロブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチ
ル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、5,5,
5−トリフルオロペンチル、ヘキシル、6,6,6−ト
リフルオロヘキシル等が挙げられる。上記の「ハロゲン
化されていてもよい低級アルコキシ基」としては、例え
ば、1ないし3個のハロゲン原子(例えば、クロル、ブ
ロム、ヨード等)を有していてもよい低級アルコキシ基
(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロ
ポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec-ブトキシ、tert
-ブトキシ等のC1-6アルコキシ基等)等が挙げられ、具
体例としては、例えばメトキシ、ジフルオロメトキシ、
トリフルオロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリフ
ルオロエトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、4,4,4−トリフルオロブトキシ、イソブトキ
シ、sec-ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等
が挙げられる。上記の「ハロゲン化されていてもよい低
級アルキルチオ基」としては、例えば、1ないし3個の
ハロゲン原子(例えば、クロル、ブロム、ヨード等)を
有していてもよい低級アルキルチオ基(例えば、メチル
チオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、
ブチルチオ、イソブチルチオ、sec-ブチルチオ、tert-
ブチルチオ等のC1-6アルキルチオ基等)等が挙げら
れ、具体例としては、メチルチオ、ジフルオロメチルチ
オ、トリフルオロメチルチオ、エチルチオ、プロピルチ
オ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、4,4,4−トリ
フルオロブチルチオ、イソブチルチオ、sec-ブチルチ
オ、tert-ブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオ等
が挙げられる。
【0018】「縮合していてもよいフェニル基で、該フ
ェニル基は置換基を有していてもよい」の「置換基」と
して好ましくは、(i)アミノ基、(ii)モノ−低級ア
ルキルアミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミ
ノ、プロピルアミノ等のモノ−C1-6アルキルアミノ基
等)、(iii)ジ−低級アルキルアミノ基(例えば、ジ
メチルアミノ、ジエチルアミノ等のジ−C1-6アルキル
アミノ基等)、(iv)例えば1個の窒素原子以外に窒素
原子、酸素原子及び硫黄原子等から選ばれるヘテロ原子
を1ないし3個有していてもよい5ないし7員環状アミ
ノ基(例えば、ピロリジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、
モルホリノ、チオモルホリノ等)、(v)低級アルキル
−カルボニルアミノ基(例えば、アセチルアミノ、プロ
ピオニルアミノ、ブチリルアミノ等のC1-6アルキル−
カルボニルアミノ基等)、(vi)低級アルキルスルホニ
ルアミノ基(例えば、メチルスルホニルアミノ、エチル
スルホニルアミノ、プロピルスルホニルアミノ等のC
1-6アルキルスルホニルアミノ基等)、(vii)フェニル
−低級アルキルアミノ(例えば、フェニル−メチルアミ
ノ、フェニル−エチルアミノ等のフェニル−C1-6アル
キルアミノ等)、(viii)フェニル−低級アルキルスル
ホニルアミノ基(例えば、フェニル−メチルスルホニル
アミノ、フェニル−エチルスルホニルアミノ等のフェニ
ル−C1-6アルキル−スルホニルアミノ基等)、(ix)
フェニルスルホニルアミノ基、(x)ハロゲン原子(例
えば、フルオロ、クロル等)、(xi)ハロゲン化されて
いてもよい低級アルキル基(例えば、メチル、エチル、
イソプロピル、tert−ブチル、トリフルオロメチル等)
及び(xii)ハロゲン化されていてもよい低級アルコキ
シ基(例えば、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、
tert-ブトキシ、トリフルオロメトキシ等)等が挙げら
れ、特に、ジ−低級アルキルアミノ基(例えば、ジメチ
ルアミノ、ジエチルアミノ等のジ−C1-6アルキルアミ
ノ基等)、1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及
び硫黄原子等から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有
していてもよい5ないし7員環状アミノ基(例えば、ピ
ロリジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、モルホリノ、チオ
モルホリノ等)等が好ましい。該「縮合していてもよい
フェニル基で、該フェニル基は置換基を有していてもよ
い」の「フェニル基」が縮合する例としては、例えば、
(1)置換基を有していてもよい単環式複素環と縮合す
る場合、(2)置換基を有していてもよい2環式複素環
と縮合する、あるいは2つの同一又は異なった単環(但
し、少なくとも一方の環が単環式複素環である)と縮合
する場合、及び(3)置換基を有していてもよい3環式
複素環と縮合する場合等が挙げられる。
【0019】上記(1)の「縮合していてもよいフェニ
ル基で、該フェニル基は置換基を有していてもよい」の
フェニル基が単環式複素環と縮合する場合の具体例とし
ては、例えば、式
【化42】 〔式中、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環、
及びB環は置換基を有していてもよい複素環を示す。〕
で表される基等が挙げられる。A環の置換基としては、
上記の「縮合していてもよいフェニル基で、該フェニル
基は置換基を有していてもよい」の「置換基」等が挙げ
られ、その置換基数は1ないし3個である。
【0020】B環で示される「置換基を有していてもよ
い複素環」の「複素環」としては、例えば、窒素原子、
酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ない
し4個含む4ないし14員(好ましくは5ないし9員)
芳香族又は非芳香族複素環等が挙げられる。具体的には
例えば、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、イミダゾー
ル、フラン、チオフェン、ジヒドロピリジン、ジアゼピ
ン、オキサゼピン、ピロリジン、ピペリジン、ヘキサメ
チレンイミン、ヘプタメチレンイミン、テトラヒドロフ
ラン、ピペラジン、ホモピペラジン、テトラヒドロオキ
サゼピン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、ピ
ラゾール、1,2,3−トリアゾール、オキサゾール、
オキサゾリジン、チアゾール、チアゾリジン、イソオキ
サゾール、イミダゾリン等が挙げられる。このうち、1
個のヘテロ原子あるいは同一又は異なる2個のヘテロ原
子を含有する5ないし9員環の非芳香族複素環(例え
ば、ピロリジン、ピペリジン、ヘキサメチレンイミン、
ヘプタメチレンイミン、テトラヒドロフラン、ピペラジ
ン、ホモピペラジン、テトラヒドロオキサゼピン、モル
ホリン、チオモルホリン等)等が好ましい。特に、例
えば窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる1個
のヘテロ原子を含有する非芳香族複素環、1個の窒素
原子と窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる1
個のヘテロ原子とを含有する非芳香族複素環等が好まし
い。B環で示される「置換基を有していてもよい複素
環」の「置換基」としては、例えば(i)ハロゲン原子
(例えば、フルオロ、クロル、ブロム、ヨード等)、
(ii)ニトロ基、(iii)シアノ基、(iv)オキソ基、
(v)ヒドロキシ基、(vi)低級アルキル基(例えば、
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イ
ソブチル、tert-ブチル、sec-ブチル等のC1-6アルキル
基等)(vii)低級アルコキシ基(例えば、メトキシ,
エトキシ,プロピルオキシ,イソプロピルオキシ、ブチ
ルオキシ等のC1-6アルコキシ基等)、(viii)低級ア
ルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロ
ピルチオ等のC1-6アルキルチオ基等)、(ix)アミノ
基、(x)モノ−低級アルキルアミノ基(例えば、メチ
ルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ等のモノ−C
1-6アルキルアミノ基等)、(xi)ジ−低級アルキルア
ミノ基(例えば、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ等の
ジ−C1-6アルキルアミノ基等)、(xii)例えば炭素原
子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄
原子等から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有してい
てもよい5ないし7員環状アミノ基(例えば、ピロリジ
ノ、ピペリジノ、ピペラジノ、モルホリノ、チオモルホ
リノ等)、(xiii)低級アルキル−カルボニルアミノ基
(例えば、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチ
リルアミノ等のC1-6アルキル−カルボニルアミノ基
等)、(xiv)低級アルキルスルホニルアミノ基(例え
ば、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ
等のC1-6アルキル−カルボニルアミノ基等)、(xv)
低級アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル等
のC1-6アルコキシ−カルボニル基等)、(xvi)カルボ
キシ基、(xvii)低級アルキルカルボニル基(例えば、
メチルカルボニル、エチルカルボニル、プロピルカルボ
ニル等のC1-6アルキル−カルボニル基等)、(xviii)
カルバモイル基、(xix)モノ−低級アルキルカルバモ
イル基(例えば、メチルカルバモイル、エチルカルバモ
イル等のモノ−C1-6アルキル−カルバモイル基等)、
(xx)ジ−低級アルキルカルバモイル基(例えば、ジメ
チルカルバモイル、ジエチルカルバモイル等のジ−C
1-6アルキル−カルバモイル基等)、(xxi)低級アルキ
ルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル、エチルス
ルホニル、プロピルスルホニル等のC1-6アルキルスル
ホニル基等)等から選ばれた1ないし5個が用いられ
る。中でも、オキソ基、低級アルキル基(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、tert-ブチル、sec-ブチル等のC1-6アルキル基
等)等が好ましい。特にオキソ基等が好ましい。
【0021】B環が環中に窒素原子を有する場合、例え
ば、B環は環中に式 >N−R1 〔式中、R1は水素原子、置換基を有していてもよい炭
化水素基、アシル基又は置換基を有していてもよい複素
環基を示す。〕で表される基を有していてもよい。更
に、B環は上記置換基(i)ないし(xxi)を1ないし3
個有していてもよい。R1で示される「置換基を有して
いてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」は、炭化水素
化合物から水素原子を1個除いた基を示し、その例とし
ては、例えば以下のアルキル基、アルケニル基、アルキ
ニル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル
基、これらの組み合わせの基等が挙げられる。このう
ち、C1-16炭化水素基等が好ましい。 (1)アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert-ブチ
ル、sec-ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1-6アルキ
ル基等) (2)アルケニル基(例えば、ビニル、アリル、イソプ
ロペニル、ブテニル、イソブテニル、sec-ブテニル等の
2-6アルケニル基等) (3)アルキニル基(例えば、プロパルギル、エチニ
ル、ブチニル、1−ヘキシニル等のC2-6アルキニル基
等) (4)シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等のC
3-6シクロアルキル基等) (5)架橋環式低級飽和炭化水素基(例えば、ビシクロ
〔3.2.1〕オクト−2−イル、ビシクロ〔3.3.1〕
ノン−2−イル、アダマンタン−1−イル等の架橋環式
8-14飽和炭化水素基等) (6)アリール基(例えば、フェニル、1−ナフチル、
2−ナフチル、ビフェニル、2−インデニル、2−アン
スリル等のC6-14アリール基等、好ましくはフェニル基
等) (7)アラルキル基(例えば、ベンジル,フェニルエチ
ル、フェニルプロピル、フェニルブチル、フェニルペン
チル、フェニルヘキシル等のフェニル−C1-10アルキ
ル;α−ナフチルメチル等のナフチル−C1-6アルキ
ル;ジフェニルメチル、ジフェニルエチル等のジフェニ
ル−C1-3アルキル等のC7-16アラルキル基等) (8)アリ−ル−アルケニル基(例えばスチリル、シン
ナミル、4−フェニル−2−ブテニル、4−フェニル−
3−ブテニル等のフェニル−C2-12アルケニル等のC
6-14アリ−ル−C2-12アルケニル基等) (9)アリ−ル−C2-12アルキニル基(例えば、フェニ
ルエチニル、3−フェニル−2−プロピニル、3−フェ
ニル−1−プロピニル等のフェニル−C2-12アルキニル
等のC6-14アリ−ル−C2-12アルキニル基等) (10)シクロアルキル−アルキル基(例えば、シクロプ
ロピルメチル,シクロブチルメチル,シクロペンチルメ
チル,シクロヘキシルメチル,シクロヘプチルメチル,
シクロプロピルエチル,シクロブチルエチル,シクロペ
ンチルエチル,シクロヘキシルエチル,シクロヘプチル
エチル,シクロプロピルプロピル,シクロブチルプロピ
ル,シクロペンチルプロピル,シクロヘキシルプロピ
ル,シクロヘプチルプロピル,シクロプロピルブチル,
シクロブチルブチル,シクロペンチルブチル,シクロヘ
キシルブチル,シクロヘプチルブチル,シクロプロピル
ペンチル,シクロブチルペンチル,シクロペンチルペン
チル,シクロヘキシルペンチル,シクロヘプチルペンチ
ル,シクロプロピルヘキシル,シクロブチルヘキシル,
シクロペンチルヘキシル,シクロヘキシルヘキシル等の
3-7シクロアルキル−C1-6アルキル基等) (11)アリール−アリール−C1-10アルキル基(例えば
ビフェニルメチル、ビフェニルエチル等)
【0022】R1で示される「置換基を有していてもよ
い炭化水素基」の「炭化水素基」の好ましいものとして
は、例えば、C1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
基、C7-16アラルキル基等である。更に好ましくはC
7-10アラルキル基(例えば、ベンジル、フェニルエチ
ル、フェニルプロピル等のフェニル−C1-4アルキル
等)等である。R1で示される「置換基を有していても
よい炭化水素基」の「置換基」としては、例えば、
(i)ハロゲン原子(例えば、フルオロ、クロル、ブロ
ム、ヨード等)、(ii)ニトロ基、(iii)シアノ基、
(iv)オキソ基、(v)ヒドロキシ基、(vi)ハロゲン
化されていてもよい低級アルキル基、(vii)ハロゲン
化されていてもよい低級アルコキシ基、(viii)ハロゲ
ン化されていてもよい低級アルキルチオ基、(ix)アミ
ノ基、(x)モノ−低級アルキルアミノ基(例えば、メ
チルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ等のモノ−
1-6アルキルアミノ基等)、(xi) ジ−低級アルキル
アミノ基(例えば、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ等
のジ−C1-6アルキルアミノ基等)、(xii)例えば炭素
原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫
黄原子等から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有して
いてもよい5ないし7員環状アミノ基(例えば、ピロリ
ジノ、ピペリジノ、ピペラジノ、モルホリノ、チオモル
ホリノ等)、(xiii)低級アルキル−カルボニルアミノ
基(例えば、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブ
チリルアミノ等のC1-6アルキル−カルボニルアミノ基
等)、(xiv)低級アルキルスルホニルアミノ基(例え
ば、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ
等のC1-6アルキル−スルホニルアミノ基等)、(xv)
低級アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル等
のC1-6アルコキシ−カルボニル基等)、(xvi)カルボ
キシ基、(xvii)低級アルキル−カルボニル基(例え
ば、メチルカルボニル、エチルカルボニル、プロピルカ
ルボニル等のC1-6アルキル−カルボニル基等)、(xvi
ii)カルバモイル基、チオカルバモイル基、(xix)モ
ノ−低級アルキル−カルバモイル基(例えば、メチルカ
ルバモイル、エチルカルバモイル等のモノ−C1-6アル
キル−カルバモイル基等)、(xx)ジ−低級アルキル−
カルバモイル基(例えば、ジメチルカルバモイル、ジエ
チルカルバモイル等のジ−C1-6アルキル−カルバモイ
ル基等)、(xxi)低級アルキルスルホニル基(例え
ば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルス
ルホニル等のC1-6アルキルスルホニル基等)、(xxi
i)低級アルコキシ−カルボニル−低級アルキル基(例
えば、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニル
メチル、tert-ブトキシカルボニルメチル、メトキシカ
ルボニルエチル、メトキシカルボニルメチル、メトキシ
カルボニル(ジメチル)メチル、エトキシカルボニル
(ジメチル)メチル、tert-ブトキシカルボニル(ジメ
チル)メチル等のC1-6アルキル−カルボニル−C1-6
ルキル基等)、(xxiii)カルボキシ−低級アルキル基
(例えば、カルボキシルメチル、カルボキシルエチル、
カルボキシル(ジメチル)メチル等のカルボキシ−C
1-6アルキル基等)、(xxiv)置換基を有していてもよ
い複素環基、(xxv)C6-14アリール基(例えば、フェ
ニル、ナフチル等)、(xxvi)C7-16アラルキル基(例
えば、ベンジル等)、(xxvii)置換基を有していても
よいウレイド基(例えば、ウレイド、3−メチルウレイ
ド、3−エチルウレイド、3−フェニルウレイド、3−
(4−フルオロフェニル)ウレイド、3−(2−メチル
フェニル)ウレイド、3−(4−メトキシフェニル)ウ
レイド、3−(2,4−ジフルオロフェニル)ウレイ
ド、3−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニ
ル]ウレイド、3−ベンジルウレイド、3−(1−ナフ
チル)ウレイド、3−(2−ビフェニリル)ウレイド
等)、(xxviii)置換基を有していてもよいチオウレイ
ド基(例えば、チオウレイド、3−メチルチオウレイ
ド、3−エチルチオウレイド、3−フェニルチオウレイ
ド、3−(4−フルオロフェニル)チオウレイド、3−
(4−メチルフェニル)チオウレイド、3−(4−メト
キシフェニル)チオウレイド、3−(2,4−ジクロロ
フェニル)チオウレイド、3−ベンジルチオウレイド、
3−(1−ナフチル)チオウレイド等)、(xxix)置換
基を有していてもよいアミジノ基(例えば、アミジノ、
1−メチルアミジノ、N1−エチルアミジノ、N1−フ
ェニルアミジノ、N1,N1−ジメチルアミジノ、N1
2−ジメチルアミジノ、N1−メチル−N1−エチルア
ミジノ、N1,N1−ジエチルアミジノ、N1−メチル−
1−フェニルアミジノ、N1,N1−ジ(4−ニトロフ
ェニル)アミジノ等)、(xxx)置換基を有していても
よいグアニジノ基(例えば、グアニジノ、3−メチルグ
アニジノ、3,3−ジメチルグアニジノ、3,3−ジエ
チルグアニジノ等)、(xxxi)置換基を有していてもよ
い環状アミノカルボニル基(例えば、ピロリジノカルボ
ニル、ピペリジノカルボニル、(4−メチルピペリジノ)
カルボニル、(4−フェニルピペリジノ)カルボニル、
(4−ベンジルピペリジノ)カルボニル、(4−ベンゾ
イルピペリジノ)カルボニル、[4−(4−フルオロベ
ンゾイル)ピペリジノ]カルボニル、(4−メチルピペ
ラジノ)カルボニル、(4−フェニルピペラジノ)カル
ボニル、[4−(4−ニトロフェニル)ピペラジノ]カ
ルボニル、(4−ベンジルピペラジノ)カルボニル、モ
ルホリノカルボニル、チオモルホリノカルボニル等)、
(xxxii)置換基を有していてもよいアミノチオカルボ
ニル基(例えば、アミノチオカルボニル、メチルアミノ
チオカルボニル、ジメチルアミノチオカルボニル等)、
(xxxiii)置換基を有していてもよいアミノスルホニル
基(例えば、アミノスルホニル、メチルアミノスルホニ
ル、ジメチルアミノスルホニル等)、(xxxiv)置換基
を有していてもよいフェニルスルホニルアミノ(例え
ば、フェニルスルホニルアミノ、(4−メチルフェニ
ル)スルホニルアミノ、(4−クロロフェニル)スルホ
ニルアミノ、(2,5−ジクロロフェニル)スルホニル
アミノ、(4−メトキシフェニル)スルホニルアミノ、
(4−アセチルアミノフェニル)スルホニルアミノ、
(4−ニトロフェニル)フェニルスルホニルアミノ
等)、(xxxv)スルホ基、(xxxvi)スルフィノ基、(x
xxvii)スルフェノ基、(xxxviii)C1-6アルキルスル
ホ基(例えば、メチルスルホ、エチルスルホ、プロピル
スルホ等)、(xxxix)C1-6アルキルスルフィノ基(例
えば、メチルスルフィノ、エチルスルフィノ、プロピル
スルフィノ等)、(xxxx)C1-6アルキルスルフェノ基
(例えば、メチルスルフェノ、エチルスルフェノ、プロ
ピルスルフェノ等)、(xxxxi)ホスホノ基、(xxxxi
i)ジ−C1-6アルコキシホスホリル基(例えば、ジメト
キシホスホリル、ジエトキシホスホリル、ジプロポキシ
ホスホリル等)等から選ばれた1ないし5個(好ましく
は1ないし3個)が挙げられる。このうち好ましくは、
ハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいアルキル
基、ハロゲン化されていてもよいアルコキシ基、ヒドロ
キシ基、ニトロ基、シアノ基、カルボキシ基、C1-6
ルコキシ−カルボニル基、カルバモイル基、アミノチオ
カルボニル基、モノ−C1-6アルキル−カルバモイル
基、ジ−C1-6アルキル−カルバモイル基、アミノ基、
モノ−C1-6アルキルアミノ基、ジ−C1-6アルキルアミ
ノ基、5ないし7員環状アミノ基、C1-6アルキル−カ
ルボニルアミノ基、フェニルスルホニルアミノ基、C
1-6アルキルスルホニルアミノ基等が挙げられる。
【0023】上記「置換基を有していてもよい複素環
基」の「複素環基」としては、例えば、窒素原子、酸素
原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子1ないし6個
(好ましくは1ないし4個)を含む5ないし14員(単
環式又は2ないし4環式)複素環から水素原子を1個除
去してできる基等が用いられる。単環式複素環基として
は、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、イミダゾール、
フラン、チオフェン、ジヒドロピリジン、ジアゼピン、
オキサゼピン、ピロリジン、ピペリジン、ヘキサメチレ
ンイミン、ヘプタメチレンイミン、テトラヒドロフラ
ン、ピペラジン、ホモピペラジン、テトラヒドロオキサ
ゼピン、モルホリン、チオモルホリン、ピロール、ピラ
ゾール、1,2,3−トリアゾール、オキサゾール、オ
キサゾリジン、チアゾール、チアゾリジン、イソオキサ
ゾール、イミダゾリン、トリアゾール、チアジアゾー
ル、オキサジアゾール、オキサチアジアゾール、トリア
ジン、テトラゾール等の単環式複素環から水素原子を1
個除去してできる基等が挙げられる。2環式複素環とし
ては、例えば、インドール、ジヒドロインドール、イソ
インドール、ジヒドロイソインドール、ベンゾフラン、
ジヒドロベンゾフラン、ベンズイミダゾール、ベンズオ
キサゾール、ベンズイソオキサゾール、ベンゾチアゾー
ル、インダゾール、キノリン、テトラヒドロキノリン、
イソキノリン、テトラヒドロイソキノリン、テトラヒド
ロ-1H-1-ベンズアゼピン、テトラヒドロ-1H-2-ベンズア
ゼピン、テトラヒドロ-1H-3-ベンズアゼピン、テトラヒ
ドロベンズオキサゼピン、キナゾリン、テトラヒドロキ
ナゾリン、キノキサリン、テトラヒドロキノキサリン、
ベンゾジオキサン、ベンゾジオキソール、ベンゾチアジ
ン、イミダゾピリジン等の2環式複素環から水素原子を
1個除去してできる基等が用いられる。3又は4環式複
素環基としては、アクリジン、テトラヒドロアクリジ
ン、ピロロキノリン、ピロロインドール、シクロペント
インドール、イソインドロベンズアゼピン等の3又は4
環式複素環から水素原子を1個除去してできる基等が挙
げられる。
【0024】該「複素環基」としては、単環又は2環式
複素環から水素原子を1個除去してできる基等が好まし
い。該「置換基を有していてもよい複素環基」の「置換
基」としては上記B環で示される「置換基を有していて
もよい複素環」の「置換基」が挙げられ、その置換基数
は1ないし5個である。R1で示される「置換基を有し
ていてもよい炭化水素基」として好ましくは、ハロゲン
原子、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、ニトロ、シア
ノ及びヒドロキシから選ばれる置換基を1ないし5個有
していてもよいC7-16アラルキル基(好ましくはベンジ
ル等)等が挙げられる。上記R1で示される「アシル
基」としては、例えば、式:−(C=O)−R2、−(C=
O)−OR2、−(C=O)−NR23、−SO2−R2
−SO−R2、−(C=S)−OR2 又は −(C=S)NR
23〔式中、R2及びR3はそれぞれ(i)水素原子、(i
i)置換基を有していてもよい炭化水素基又は(iii)置
換基を有していてもよい複素環基を示すか、R2とR3
は互いに結合して隣接する窒素原子と共に置換基を有し
ていてもよい含窒素環基を形成してもよい。〕で表され
るアシル基等が挙げられる。このうち好ましくは、式:
−(C=O)−R2又は −(C=O)−NR23〔式中、
各記号は前記と同意義を示す。〕で表されるアシル基で
ある。
【0025】R2又はR3で示される「置換基を有してい
てもよい炭化水素基」及び「置換基を有していてもよい
複素環基」は、上記R1で示される「置換基を有してい
てもよい炭化水素基」及び「置換基を有していてもよい
複素環基」と同様のものがそれぞれ挙げられる。R2
3とで形成される「置換基を有していてもよい含窒素
環基」としては、炭素原子及び1個の窒素原子以外に、
例えば窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし3個含有していてもよい5ないし9
員(好ましくは5ないし7員)の含窒素飽和複素環基等
が挙げられる。より具体的には、例えば、式
【化43】 で表される基等が挙げられる。
【0026】該「置換基を有していてもよい含窒素環
基」の「置換基」としては、上記B環で示される「置換
基を有していてもよい複素環」の「置換基」と同様のも
のが挙げられ、その置換基数は1ないし5個である。R
2及びR3として、好ましくは、(i)水素原子、(ii)
ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル、(iii)C
1-6アルキル及びC1-6アルコキシから選ばれる置換基を
1ないし3個有していてもよいC6-10アリール、(ii
i)C7-16アラルキル(例、ベンジル等)、(iv)5又
は6員複素環基(例、ピリジル、チエニル、フリル等)
等が挙げられる。上記R1で示される「アシル基」とし
て、好ましくは、ホルミル、ハロゲン化されていてもよ
いC1-6アルキル−カルボニル(例、アセチル、トリフ
ルオロアセチル、プロピオニル等)、5又は6員複素環
カルボニル(例、ピリジルカルボニル、チエニルカルボ
ニル、フリルカルボニル等)、C6-14アリール−カルボ
ニル(例、ベンゾイル、1−ナフトイル、2−ナフトイ
ル等)、C7-16アラルキル−カルボニル(例、フェニル
アセチル、3−フェニルプロピオニル等)、C6-10アリ
ールスルホニル(例、ベンゼンスルホニル、ナフチルス
ルホニル等)等が挙げられる。R1は、好ましくは、水
素原子、C1-6アルキル、C1-6アルキル−カルボニル、
6-14アリール−カルボニル等である。
【0027】上記式
【化44】 で表される基の具体例としては、2,3−ジヒドロベン
ゾフラン;3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾチオピ
ラン;2,3−ジヒドロ−1H−インドール;1,2,3,
4−テトラヒドロキノリン;2,3−ジヒドロ−1H−
イソインドール;1,2,3,4−テトラヒドロイソキノ
リン;2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1−ベンズ
アゼピン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベ
ンズアゼピン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3
−ベンズアゼピン等のベンズアゼピン;1,2,3,4,
5,6−ヘキサヒドロ−1−ベンズアゾシン、1,2,3,
4,5,6−ヘキサヒドロ−2−ベンズアゾシン、1,2,
3,4,5,6−ヘキサヒドロ−3−ベンズアゾシン等の
ベンズアゾシン;2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−
1H−1−ベンズアゾニン、2,3,4,5, 6,7−ヘキ
サヒドロ−1H−2−ベンズアゾニン、2,3,4,5,
6,7−ヘキサヒドロ−1H−3−ベンズアゾニン、2,
3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−1H−4−ベンズアゾ
ニン等のベンズアゾニン;2,3−ジヒドロベンズオキ
サゾール等のベンズオキサゾール;2,3−ジヒドロベ
ンゾチアゾール等のベンゾチアゾール;2,3−ジヒド
ロ−1H−ベンズイミダゾール等のベンズイミダゾー
ル;3,4−ジヒドロ−1H−2,1−ベンズオキサジ
ン、3,4−ジヒドロ−1H−2,3−ベンズオキサジ
ン、3,4−ジヒドロ−2H−1,2−ベンズオキサジ
ン、3,4−ジヒドロ−2H−1,4−ベンズオキサジ
ン、3,4−ジヒドロ−2H−1,3−ベンズオキサジ
ン、3,4−ジヒドロ−2H−3,1−ベンズオキサジ
ン等のベンズオキサジン;3,4−ジヒドロ−1H−
2,1−ベンゾチアジン、3,4−ジヒドロ−1H−
2,3−ベンゾチアジン、3,4−ジヒドロ−2H−
1,2−ベンゾチアジン、3,4−ジヒドロ−2H−
1,4−ベンゾチアジン、3,4−ジヒドロ−2H−
1,3−ベンゾチアジン、3,4−ジヒドロ−2H−
3,1−ベンゾチアジン等のベンゾチアジン;1,2,
3,4−テトラヒドロシンノリン、1,2,3,4−テ
トラヒドロフタラジン、1,2,3,4−テトラヒドロ
キナゾリン、1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリ
ン等のベンゾジアジン;3,4−ジヒドロ−1,2−ベ
ンズオキサチイン、3,4−ジヒドロ−2,1−ベンズ
オキサチイン、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンズオキ
サチイン、1,4−ジヒドロ−2,3−ベンズオキサチ
イン、4H−1,3−ベンズオキサチイン、4H−3,
1−ベンズオキサチイン等のベンズオキサチイン;3,
4−ジヒドロ−1,2−ベンゾジオキシン、2,3−ジ
ヒドロ−1,4−ベンゾジオキシン、1,4−ジヒドロ
−2,3−ベンゾジオキシン、4H−1,3−ベンゾジ
オキシン等のベンゾジオキシン;3,4−ジヒドロ−
1,2−ベンズジチイン、2,3−ジヒドロ−1,4−
ベンズジチイン、1,4−ジヒドロ−2,3−ベンズジ
チイン、4H−1,3−ベンズジチイン等のベンズジチ
イン;2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2−ベンズ
オキサゼピン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,3
−ベンズオキサゼピン、2,3,4,5−テトラヒドロ
−1,4−ベンズオキサゼピン、2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1,5−ベンズオキサゼピン、1,3,4,
5−テトラヒドロ−2,1−ベンズオキサゼピン、1,
3,4,5−テトラヒドロ−2,3−ベンズオキサゼピ
ン、1,3,4,5−テトラヒドロ−2,4−ベンズオ
キサゼピン、1,2,4,5−テトラヒドロ−3,1−
ベンズオキサゼピン、1,2,4,5−テトラヒドロ−
3,2−ベンズオキサゼピン、1,2,3,5−テトラ
ヒドロ−4,1−ベンズオキサゼピン等のベンズオキサ
ゼピン;2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2−ベン
ゾチアゼピン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4
−ベンゾチアゼピン、2,3,4,5−テトラヒドロ−
1,5−ベンゾチアゼピン、1,3,4,5−テトラヒ
ドロ−2,1−ベンゾチアゼピン、1,3,4,5−テ
トラヒドロ−2,4−ベンゾチアゼピン、1,2,4,
5−テトラヒドロ−3,1−ベンゾチアゼピン、1,
2,4,5−テトラヒドロ−3,2−ベンゾチアゼピ
ン、1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンゾチ
アゼピン等のベンゾチアゼピン;2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−1,2−ベンゾチアゼピン、2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−1,3−ベンゾジアゼピ
ン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−1,5−ベンゾジアゼピン、2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−2,3−ベンゾジアゼピン、2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−2,4−ベンゾジアゼピ
ン等のベンゾジアゼピン;4,5−ジヒドロ−1,3−
ベンゾジオキセピン、4,5−ジヒドロ−3H−1,2
−ベンゾジオキセピン、2,3−ジヒドロ−5H−1,
4−ベンゾジオキセピン、3,4−ジヒドロ−2H−
1,5−ベンゾジオキセピン、4,5−ジヒドロ−1H
−2,3−ベンゾジオキセピン、1,5−ジヒドロ−
2,4−ベンゾジオキセピン等のベンゾジオキセピン;
4,5−ジヒドロ−1H−2,3−ベンゾチエピン、
1,5−ジヒドロ−2,4−ベンゾジチエピン、3,4
−ジヒドロ−2H−1,5−ベンゾジチエピン、2,3
−ジヒドロ−5H−1,4−ベンゾジチエピン等のベン
ゾジチエピン、3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−
1,5−ベンズオキサゾシン、3,4,5,6−テトラ
ヒドロ−2H−1,6−ベンズオキサゾシン等のベンズ
オキサゾシン;3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−
1,5−ベンゾチアゾシン、3,4,5,6−テトラヒ
ドロ−2H−1,6−ベンゾチアゾシン等のベンゾチア
ゾシン;1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロ−1,
6−ベンゾジアゾシン等のベンゾジアゾシン;2,3,
4,5−テトラヒドロ−1,6−ベンズオキサチオシン
等のベンズオキサチオシン;2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1,6−ベンゾジオキソシン等のベンゾジオキソ
シン;1,3,5−ベンゾトリオキセピン、5H−1,
3,4−ベンゾトリオキセピン等のベンゾトリオキセピ
ン;3,4−ジヒドロ−1H−5,2,1−ベンズオキ
サチアゼピン、3,4−ジヒドロ−2H−5,1,2−
ベンズオキサチアゼピン、4,5−ジヒドロ−3,1,
4−ベンズオキサチアゼピン、4,5−ジヒドロ−3H
−1,2,5−ベンズオキサチアゼピン等のベンズオキ
サチアゼピン;2,3,4,5−テトラヒドロ−1,
3,4−ベンズオキサジアゼピン等のベンズオキサジア
ゼピン;2,3,4,5−テトラヒドロ−1,3,5−
ベンズチアジアゼピン等のベンズチアジアゼピン;2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−1,2,5−ベンゾ
トリアゼピン等のベンゾトリアゼピン;4,5−ジヒド
ロ−1,3,2−ベンゾオキサチエピン、4,5−ジヒ
ドロ−1H−2,3−ベンズオキサチエピン、3,4−
ジヒドロ−2H−1,5−ベンズオキサチエピン、4,
5−ジヒドロ−3H−1,2−ベンズオキサチエピン、
4,5−ジヒドロ−3H−2,1−ベンズオキサチエピ
ン、2,3−ジヒドロ−5H−1,4−ベンズオキサチ
エピン、2,3−ジヒドロ−5H−4,1−ベンズオキ
サチエピン等、とりわけ2,3,4,5−テトラヒドロ−
1H−3−ベンズアゼピン、2,3,4,5−テトラヒド
ロ−1H−2−ベンズアゼピン、2,3−ジヒドロ−1
H−インドール、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4−
ベンズオキサゼピン等の2環式縮合ベンゼン環から水素
原子を1個除去してできる基等が挙げられる。
【0028】このうち、好ましい例としては式
【化45】 〔式中、B'環はオキソ基で更に置換されていてもよい
5ないし9員の含窒素複素環、その他の各記号は前記と
同意義を示す。〕で表される基等が挙げられる。
【0029】該「オキソ基で更に置換されていてもよい
5ないし9員の含窒素複素環」の「5ないし9員の含窒
素複素環」としては、炭素原子及び1個の窒素原子以外
に、例えば窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれ
るヘテロ原子を1ないし3個含有していてもよい5ない
し9員の含窒素複素環等が挙げられ、5ないし9員の非
芳香族含窒素複素環(例えば、ピロリジン、ピペリジ
ン、ヘキサメチレンイミン、ヘプタメチレンイミン、ピ
ペラジン、ホモピペラジン、テトラヒドロオキサゼピ
ン、モルホリン、チオモルホリン等)等が好ましく用い
られる。このうち、より好ましい例としては、式
【化46】 〔式中、R1は前記と同意義を示す。〕で表される基等
が挙げられる。特に好ましくは、式
【化47】 〔式中、R1は前記と同意義を示す。〕で表される基等
が挙げられる。
【0030】上記(2)の「縮合していてもよいフェニ
ル基で、該フェニル基は置換基を有していてもよい」の
フェニル基が置換基を有していてもよい2環式複素環と
縮合する、あるいは2つの同一又は異なった単環(但
し、少なくとも一方の環が単環式複素環である)と縮合
する場合の具体例としては、例えば、式
【化48】 〔式中、A環は上記と同意義、C環及びD環の一方は置
換基を有していてもよい複素環、他方は置換基を有して
いてもよい5ないし9員環を示す。〕で表される基等が
挙げられる。
【0031】C環又はD環で示される「置換基を有して
いてもよい複素環」の「複素環」としては、B環で示さ
れる「置換基を有していてもよい複素環」が挙げられ
る。C環又はD環で示される「置換基を有していてもよ
い5ないし9員環」の「5ないし9員環」は、窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1
ないし3個含有していてもよく、例えば、5ないし9員
複素環(例えば、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、イ
ミダゾール、フラン、チオフェン、ジヒドロピリジン、
ジアゼピン、オキサゼピン、ピロリジン、ピペリジン、
ヘキサメチレンイミン、ヘプタメチレンイミン、テトラ
ヒドロフラン、ピペラジン、ホモピペラジン、テトラヒ
ドロオキサゼピン、モルホリン、チオモルホリン等)、
5ないし9員炭素環(例えば、ベンゼン、シクロペンタ
ン、シクロペンテン、シクロヘキサン、シクロヘキセ
ン、シクロヘキサジエン、シクロヘプタン、シクロヘプ
テン、シクロヘプタジエン等)等が挙げられる。このう
ち、5ないし7員環が好ましい。中でも、ベンゼン、シ
クロヘキサン等が好ましい。「置換基を有していてもよ
い5ないし9員環」の「置換基」としては、上記B環で
示される「置換基を有していてもよい複素環」の「置換
基」と同様のものが挙げられる。
【0032】上記式
【化49】 〔式中、各記号は上記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、カルバゾール、1,2,3,4,4
a,9a−ヘキサヒドロカルバゾール、9,10−ジヒ
ドロアクリジン、1,2,3,4−テトラヒドロアクリ
ジン、10,11−ジヒドロ−5H−ジベンズ〔b,
f〕アゼピン、5,6,7,12−テトラヒドロジベン
ズ〔b,g〕アゾシン、6,11−ジヒドロ−5H−ジ
ベンズ〔b,e〕アゼピン、6,7−ジヒドロ−5H−
ジベンズ〔c,e〕アゼピン、5,6,11,12−テ
トラヒドロジベンズ〔b,f〕アゾシン、ジベンゾフラ
ン、9H−キサンテン、10,11−ジヒドロジベンズ
〔b,f〕オキセピン、6,11−ジヒドロジベンズ
〔b,e〕オキセピン、6,7−ジヒドロ−5H−ジベ
ンズ〔b,g〕オキソシン、ジベンゾチオフェン、9H
−チオキサンテン、10,11−ジヒドロジベンゾ
〔b,f〕チエピン、6,11−ジヒドロジベンゾ
〔b,e〕チエピン、6,7−ジヒドロ−5H−ジベン
ゾ〔b,g〕チオシン、10H−フェノチアジン、10
H−フェノキサジン、5,10−ジヒドロフェナジン、
10,11−ジベンゾ〔b,f〕〔1,4〕チアゼピ
ン、10,11−ジヒドロジベンズ〔b,f〕〔1,
4〕オキサゼピン、2,3,5,6,11,11a−ヘ
キサヒドロ−1H−ピロロ〔2,1−b〕〔3〕ベンズ
アゼピン、10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ
〔b,e〕〔1,4〕ジアゼピン、5,11−ジヒドロ
ジベンズ〔b,e〕〔1,4〕オキサゼピン、5,11
−ジヒドロジベンゾ〔b,f〕〔1,4〕チアゼピン、
10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ〔b,e〕
〔1,4〕ジアゼピン、1,2,3,3a,8,8a−
ヘキサヒドロピロロ〔2,3−b〕インドール等の3環
式縮合ベンゼン環から水素原子を1個除去してできる基
が挙げられる。
【0033】上記式
【化50】 〔式中、各記号は上記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、1H,3H−ナフト〔1,8−c
d〕〔1,2〕オキサジン、ナフト〔1,8−de〕−
1,3−オキサジン、ナフト〔1,8−de〕−1,2
−オキサジン、1,2,2a,3,4,5−ヘキサヒド
ロベンズ〔cd〕インドール、2,3,3a,4,5,
6−ヘキサヒドロ−1H−ベンゾ〔de〕キノリン、4
H−ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリン、1,2,
5,6−テトラヒドロ−4H−ピロロ〔3,2,1−i
j〕キノリン、5,6−ジヒドロ−4H−ピロロ〔3,
2,1−ij〕キノリン、1H,5H−ベンゾ〔ij〕
キノリジン、アゼピノ〔3,2,1−hi〕インドー
ル、1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロアゼピノ
〔3,2,1−hi〕インドール、1H−ピリド〔3,
2,1−jk〕〔1〕ベンズアゼピン、5,6,7,8
−テトラヒドロ−1H−ピリド〔3,2,1−jk〕
〔1〕ベンズアゼピン、1,2,5,6,7,8−ヘキ
サヒドロ−1H−ピリド〔3,2,1−jk〕〔1〕ベ
ンズアゼピン、2,3−ジヒドロ−1H−ベンズ〔d
e〕イソキノリン、1,2,3,4,4a,5,6,7
−オクタヒドロナフト〔1,8−bc〕アゼピン、2,
3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−1H−ピリド
〔3,2,1−jk〕〔1〕ベンズアゼピン等の3環式
縮合ベンゼン環から水素原子を1個除去してできる基が
挙げられる。
【0034】上記式
【化51】 〔式中、各記号は上記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、1,2,3,5,6,7−ヘキサヒ
ドロベンゾ〔1,2−b:4,5−b’〕ジピロール、
1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロシクロペント
〔f〕インドール等の3環式縮合ベンゼン環から水素原
子を1個除去してできる基が挙げられる。
【0035】上記式
【化52】 〔式中、各記号は上記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、1,2,3,6,7,8−ヘキサヒ
ドロシクロペント〔e〕インドール、2,3,4,7,
8,9−ヘキサヒドロ−1H−シクロペンタ〔f〕キノ
リン等の3環式縮合ベンゼン環から水素原子を1個除去
してできる基が挙げられる。
【0036】このうち、式
【化53】 〔式中、C'環及びD'環は、それぞれオキソ基で更に置
換されていてもよい5ないし9員の含窒素複素環、その
他の各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基等が
好ましい。このうち式
【化54】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
等が更に好ましい。
【0037】C'環又は0037D'環で示される「オキ
ソ基で更に置換されていてもよい5ないし9員の含窒素
複素環」は、B'環で示される「オキソ基で更に置換さ
れていてもよい5ないし9員の含窒素複素環」と同様の
ものが挙げられる。中でもより好ましくは、式
【化55】 で表される基等が挙げられる。
【0038】上記(3)の「縮合していてもよいフェニ
ル基で、該フェニル基は置換基を有していてもよい」の
フェニル基が置換基を有していてもよい3環式複素環と
縮合する場合の具体例としては、例えば、式
【化56】 〔式中、A環は上記と同意義、E環、F環及びG環の少
なくとも一つの環は置換基を有していてもよい複素環、
その他の環は置換基を有していてもよい5ないし9員環
を示す。〕で表される基等が挙げられる。E環、F環又
はG環で示される「置換基を有していてもよい複素環」
及び「置換基を有していてもよい5ないし9員環」は、
B環又はC環で示される「置換基を有していてもよい複
素環」及び「置換基を有していてもよい5ないし9員
環」がそれぞれ挙げられる。
【0039】このうち、好ましくは (i)式
【化57】 〔式中、A環は前記と同意義、E'環、F'環及びG'環
は、それぞれオキソ基で更に置換されていてもよい5な
いし9員の含窒素複素環、及び - - -は単結合又は二重
結合を示す。〕で表される基、
【0040】(ii)例えば、フルオランテン、アセフェ
ナントリレン、アセアントリレン、トリフェニレン、ピ
レン、クリセン、ナフタセン、プレイアデン、ベンゾ
[a]アントラセン、インデノ[1,2−a]インデ
ン、シクロペンタ[a]フェナントレン、ピリド
[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−b]キノキ
サリン、1H−2−オキサピレン、スピロ[ピペリジン
−4.9’−キサンテン]等の環から水素原子を1個除
去してできる基、及びこれらのジヒドロ体、テトラヒド
ロ体、ヘキサヒドロ体、オクタヒドロ体、デカヒドロ体
等が挙げられる。E'環、F'環及びG'環で示される
「オキソ基で更に置換されていてもよい5ないし9員の
含窒素複素環」は、B'環で示される「オキソ基で更に
置換されていてもよい5ないし9員の含窒素複素環」と
同様のものが挙げられる。
【0041】上記式
【化58】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、2H−イソインドロ〔2,1−e〕プ
リン,1H−ピラゾロ〔4',3':3,4〕ピリド
〔2,1−a〕イソインドール,1H−ピリド〔2',
3':4,5〕イミダゾ〔2,1−a〕イソインドール,
2H,6H−ピリド〔1',2':3,4〕イミダゾ
〔5,1−a〕イソインドール,1H−イソインドロ
〔2,1−a〕ベンズイミダゾール,1H−ピリド
〔3',4':4,5〕ピロロ〔2,1−a〕イソインドー
ル,2H−ピリド〔4',3':4,5〕ピロロ〔2,1
−a〕イソインドール,1H−イソインドロ〔2,1−
a〕インドール,2H−イソインドロ〔1,2−a〕イソ
インドール,1H−シクロペンタ〔4,5〕ピリミド
〔2,1−a〕イソインドール,2H,4H−ピラノ
〔4',3':4,5〕〔1,3〕オキサジノ〔2,3−
a〕イソインドール,2H−イソインドロ〔2,1−a〕
〔3,1〕ベンズオキサジン,7H−イソインドロ〔1,
2−b〕〔1,3〕ベンズオキサジン,2H−ピリド
〔2',1':3,4〕ピラジノ〔2,1−a〕イソインド
ール,ピリド〔2',3':4,5〕ピリミド〔2,1−
a〕イソインドール,ピリド〔3',2':5,6〕ピリ
ミド〔2,1−a〕イソインドール,1H−ピリド
〔1',2':3,4〕ピリミド〔2,1−a〕イソインド
ール,イソインドロ〔2,1−a〕キナゾリン,イソイン
ドロ〔2,1−a〕キノキサリン,イソインドロ〔1,2
−a〕イソキノリン,イソインドロ〔2,1−b〕イソキ
ノリン,イソインドロ〔2,1−a〕キノリン,6H−オ
キサジノ〔3',4':3,4〕〔1,4〕ジアゼピノ
〔2,1−a〕イソインドール,アゼピノ〔2',1':
3,4〕ピラジノ〔2,1−a〕イソインドール,2H,
6H−ピリド〔2',1':3,4〕〔1,4〕ジアゼピ
ノ〔2,1−a〕イソインドール,1H−イソインドロ
〔1,2−b〕〔1,3,4〕ベンゾトリアゼピン,2H−
イソインドロ〔2,1−a〕〔1,3,4〕ベンゾトリアゼ
ピン,イソインドロ〔2,1−d〕〔1,4〕ベンズオキ
サゼピン,1H−イソインドロ〔2,1−b〕〔2,4〕
ベンゾジアゼピン,1H−イソインドロ〔2,1−c〕
〔2,3〕ベンゾジアゼピン,2H−イソインドロ〔1,
2−a〕〔2,4〕ベンゾジアゼピン,2H−イソインド
ロ〔2,1−d〕〔1,4〕ベンゾジアゼピン,5H−イ
ンドロ〔2,1−b〕〔3〕ベンズアゼピン,2H−イソ
インドロ〔1,2−a〕〔2〕ベンズアゼピン,2H−イ
ソインドロ〔1,2−b〕〔3〕ベンズアゼピン,2H−
イソインドロ〔2,1−b〕〔2〕ベンズアゼピン,2H
−イソインドロ〔1,2−b〕〔1,3,4〕ベンゾオキサ
ジアゾシン,イソインドロ〔2,1−b〕〔1,2,6〕ベ
ンゾトリアゾシン,5H−4,8−メタノ−1H−〔1,
5〕ジアザシクロウンデシノ〔1,11−a〕インドール
等の4環式縮合ベンゼン環から水素原子を1個除去して
できる基が挙げられる。
【0042】上記式
【化59】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、1H,4H−ピロロ〔3',2':
4,5〕ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリン,ピロロ〔3,
2,1−jk〕カルバゾール,1H−フロ〔2',3':4,
5〕ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリン,1H,4H−シ
クロペンタ〔4,5〕ピロロ〔1,2,3−de〕キノキサ
リン,1H,4H−シクロペンタ〔4,5〕ピロロ〔3,
2,1−ij〕キノリン,ピリド〔3',4':4,5〕ピロ
ロ〔1,2,3−de〕ベンズオキサジン,〔1,4〕オキ
サジノ〔2,3,4−jk〕カルバゾール,1H,3H−
〔1,3〕オキサジノ〔5,4,3−jk〕カルバゾール,
ピリド〔3',4':4,5〕ピロロ〔1,2,3−de〕
〔1,4〕ベンゾチアジン,4H−ピロロ〔3,2,1−d
e〕フェナンスリジン,4H,5H−ピリド〔3,2,1
−de〕フェナンスリジン,1H,4H−3a,6a−ジア
ザフルオロアンテン,1−オキサ−4,6a−ジアザフル
オロアンテン,4−オキサ−2,10b−ジアザフルオ
ロアンテン,1−チア−4,6a−ジアザフルオロアン
テン,1H−ピラジノ〔3,2,1−jk〕カルバゾール,
1H−インドロ〔3,2,1−de〕〔1,5〕ナフチリジ
ン,ベンゾ〔b〕ピラノ〔2,3,4−hi〕インドリジ
ン,1H,3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,4,5−hi〕
インドリジン,1H,4H−ピラノ〔2',3':4,
5〕ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリン,1H,3H−ベ
ンゾ〔b〕チオピラノ〔3,4,5−hi〕インドリジン,
1H−ピリド〔3,2,1−jk〕カルバゾール,4H−3
−オキサ−11b−アザシクロヘプタ〔jk〕フルオレ
ン,2H−アゼピノ〔1',2':1,2〕ピリミジノ
〔4,5−b〕インドール,1H,4H−シクロヘプタ
〔4,5〕ピロロ〔1,2,3−de〕キノキサリン,5H
−ピリド〔3',4':4,5〕ピロロ〔1,2,3−ef〕
〔1,5〕ベンズオキサゼピン,4H−ピリド〔3',
4':4,5〕ピロロ〔3,2,1−jk〕〔4,1〕ベンゾ
チアゼピン,5H−ピリド〔3',4':4,5〕ピロロ
〔1,2,3−ef〕〔1,5〕ベンゾチアゼピン,5H−
ピリド〔4',3':4,5〕ピロロ〔1,2,3−ef〕
〔1,5〕ベンゾチアゼピン,〔1,2,4〕トリアゼピ
ノ〔6,5,4−jk〕カルバゾール,〔1,2,4〕トリア
ゼピノ〔6,7,1−jk〕カルバゾール,〔1,2,5〕ト
リアゼピノ〔3,4,5−jk〕カルバゾール,5H−
〔1,4〕オキサゼピノ〔2,3,4−jk〕カルバゾー
ル,5H−〔1,4〕チアゼピノ〔2,3,4−jk〕カル
バゾール,〔1,4〕ジアゼピノ〔3,2,1−jk〕カル
バゾール,〔1,4〕ジアゼピノ〔6,7,1−jk〕カル
バゾール,アゼピノ〔3,2,1−jk〕カルバゾール,1
H−シクロオクタ〔4,5〕ピロロ〔1,2,3−de〕キ
ノキサリン,1H−シクロオクタ〔4,5〕ピロロ〔3,
2,1−ij〕キノリン等の4環式縮合ベンゼン環から水
素原子を1個除去してできる基が挙げられる。
【0043】上記式
【化60】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、1H−インドロ〔1,2−a〕ベンズ
イミダゾール,1H−インドロ〔1,2−b〕インダゾー
ル,ピロロ〔2',1':3,4〕ピラジノ〔1,2−a〕
インドール,1H,5H−ピロロ〔1',2':4,5〕
ピラジノ〔1,2−a〕インドール,2H−ピリド
〔2',3':3,4〕ピロロ〔1,2−a〕インドール,
1H−ピロロ〔2',3':3,4〕ピリド〔1,2−a〕
インドール,1H−インドロ〔1,2−a〕インドール,
6H−イソインドロ〔2,1−a〕インドール,6H−イ
ンドロ〔1,2−c〕〔1,3〕ベンズオキサジン,1H
−インドロ〔1,2−b〕〔1,2〕ベンゾチアジン,ピ
リミド〔4',5':4,5〕ピリミド〔1,6−a〕イン
ドール,ピラジノ〔2',3':3,4〕ピリド〔1,2−
a〕インドール,6H−ピリド〔1',2':3,4〕ピリ
ミド〔1,6−a〕インドール,インドロ〔1,2−b〕シ
ンノリン,インドロ〔1,2−a〕キナゾリン,インドロ
〔1,2−c〕キナゾリン,インドロ〔2,1−b〕キナゾ
リン,インドロ〔1,2−a〕キノキサリン,インドロ
〔1,2−a〕〔1,8〕ナフチリジン,インドロ〔1,2
−b〕−2,6−ナフチリジン,インドロ〔1,2−b〕
〔2,7〕ナフチリジン,インドロ〔1,2−h〕−1,7
−ナフチリジン,インドロ〔1,2−b〕イソキノリン,
インドロ〔2,1−a〕イソキノリン,インドロ〔1,2
−a〕キノリン,2H,6H−ピリド〔2',1':3,
4〕〔1,4〕ジアゼピノ〔1,2−a〕インドール,1
H−インドロ〔2,1−c〕〔1,4〕ベンゾジアゼピ
ン,2H−インドロ〔1,2−d〕〔1,4〕ベンゾジア
ゼピン,2H−インドロ〔2,1−a〕〔2,3〕ベンゾ
ジアゼピン,2H−インドロ〔2,1−b〕〔1,3〕ベ
ンゾジアゼピン,1H−インドロ〔1,2−b〕〔2〕ベ
ンズアゼピン,2H−インドロ〔1,2−a〕〔1〕ベン
ズアゼピン,2H−インドロ〔2,1−a〕〔2〕ベンズ
アゼピン,インドロ〔1,2−e〕〔1,5〕ベンゾジア
ゾシン,インドロ〔2,1−b〕〔3〕ベンズアゾシン等
の4環式縮合ベンゼン環から水素原子を1個除去してで
きる基が挙げられる。
【0044】上記式
【化61】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、1H−イミダゾ〔1',2':1,
2〕ピリド〔3,4−b〕インドール,1H−イミダゾ
〔1',2':1,6〕ピリド〔4,3−b〕インドール,
1H−イミダゾ〔1',5':1,2〕ピリド〔3,4−
b〕インドール,1H−イミダゾ〔1',5':1,6〕ピ
リド〔4,3−b〕インドール,1H−ピリド〔2',
1':2,3〕イミダゾ〔4,5−b〕インドール,イミダ
ゾ〔4,5−a〕カルバゾール,イミダゾ〔4,5−c〕カ
ルバゾール,ピラゾロ〔3,4−c〕カルバゾール,2H
−ピラジノ〔1',2':1,5〕ピロロ〔2,3−b〕イ
ンドール,1H−ピロロ〔1',2':1,2〕ピリミド
〔4,5−b〕インドール,1H−インドリジノ〔6,7
−b〕インドール,1H−インドリジノ〔8,7−b〕イ
ンドール,インドロ〔2,3−b〕インドール,インドロ
〔3,2−b〕インドール,ピロロ〔2,3−a〕カルバゾ
ール,ピロロ〔2,3−b〕カルバゾール,ピロロ〔2,
3−c〕カルバゾール,ピロロ〔3,2−a〕カルバゾー
ル,ピロロ〔3,2−b〕カルバゾール,ピロロ〔3,2
−c〕カルバゾール,ピロロ〔3,4−a〕カルバゾー
ル,ピロロ〔3,4−b〕カルバゾール,ピロロ〔3,4
−c〕カルバゾール,1H−ピリド〔3',4':4,5〕
フロ〔3,2−b〕インドール,1H−フロ〔3,4−a〕
カルバゾール,1H−フロ〔3,4−b〕カルバゾール,
1H−フロ〔3,4−c〕カルバゾール,2H−フロ
〔2,3−a〕カルバゾール,2H−フロ〔2,3−c〕カ
ルバゾール,2H−フロ〔3,2−a〕カルバゾール,2
H−フロ〔3,2−c〕カルバゾール,1H−ピリド
〔3',4':4,5〕チエノ〔2,3−b〕インドール,
チエノ〔3',2':5,6〕チオピラノ〔4,3−b〕イ
ンドール,チエノ〔3',4':5,6〕チオピラノ〔4,
3−b〕インドール,1H−〔1〕ベンゾチエノ〔2,3
−b〕インドール,1H−〔1〕ベンゾチエノ〔3,2−
b〕インドール,1H−チエノ〔3,4−a〕カルバゾー
ル,2H−チエノ〔2,3−b〕カルバゾール,2H−チ
エノ〔3,2−a〕カルバゾール,2H−チエノ〔3,2
−b〕カルバゾール,シクロペンタ〔4,5〕ピロロ
〔2,3−f〕キノキサリン,シクロペンタ〔5,6〕ピ
リド〔2,3−b〕インドール,ピリド〔2',3':3,
4〕シクロペンタ〔1,2−b〕インドール,ピリド
〔2',3':4,5〕シクロペンタ〔1,2−b〕インド
ール,ピリド〔3',4':3,4〕シクロペンタ〔1,2
−b〕インドール,ピリド〔3',4':4,5〕シクロペ
ンタ〔1,2−b〕インドール,ピリド〔4',3':4,
5〕シクロペンタ〔1,2−b〕インドール,1H−シク
ロペンタ〔5,6〕ピラノ〔2,3−b〕インドール,1
H−シクロペンタ〔5,6〕チオピラノ〔4,3-b〕イン
ドール,シクロペンタ〔a〕カルバゾール,シクロペン
タ〔c〕カルバゾール,インデノ〔1,2−b〕インドー
ル,インデノ〔2,1−b〕インドール,〔1,2,4〕ト
リアジノ〔4',3':1,2〕ピリド〔3,4−b〕イン
ドール,1,3,5−トリアジノ〔1',2':1,1〕ピ
リド〔3,4−b〕インドール,1H−〔1,4〕オキサ
ジノ〔4',3':1,2〕ピリド〔3,4−b〕インドー
ル,1H−〔1,4〕オキサジノ〔4',3':1,6〕ピ
リド〔3,4−b〕インドール,4H−〔1,3〕オキサ
ジノ〔3',4':1,2〕ピリド〔3,4−b〕インドー
ル,インドロ〔3,2−b〕〔1,4〕ベンズオキサジ
ン,1,3−オキサジノ〔6,5−b〕カルバゾール,2
H−ピリミド〔2',1':2,3〕〔1,3〕チアジノ
〔5,6−b〕インドール,2H−〔1,3〕チアジノ
〔3',2':1,2〕ピリド〔3,4−b〕インドール,
4H−〔1,3〕チアジノ〔3',4':1,2〕ピリド
〔3,4−b〕インドール,インドロ〔2,3−b〕〔1,
4〕ベンゾチアジン,インドロ〔3,2−b〕〔1,4〕
ベンゾチアジン,インドロ〔3,2−c〕〔2,1〕ベン
ゾチアジン,1,4−チアジノ〔2,3−a〕カルバゾー
ル,〔1,4〕チアジノ〔2,3−b〕カルバゾール,
〔1,4〕チアジノ〔2,3−c〕カルバゾール,1,4−
チアジノ〔3,2−b〕カルバゾール,1,4−チアジノ
〔3,2−c〕カルバゾール,1H−インドロ〔2,3−
g〕プテリジン,1H−インドロ〔3,2−g〕プテリジ
ン,ピラジノ〔1',2':1,2〕ピリド〔3,4−b〕
インドール,ピラジノ〔1',2':1,2〕ピリド〔4,
3−b〕インドール,1H−ピリド〔2',3':5,6〕
ピラジノ〔2,3−b〕インドール,1H−ピリド
〔3',2':5,6〕ピラジノ〔2,3−b〕インドー
ル,1H−ピリド〔3',4':5,6〕ピラジノ〔2,3
−b〕インドール,ピリド〔1',2':1,2〕ピリミド
〔4,5−b〕インドール,ピリド〔1',2':1,2〕
ピリミド〔5,4−b〕インドール,ピリド〔2',1':
2,3〕ピリミド〔4,5−b〕インドール,ピリミド
〔1',2':1,2〕ピリド〔3,4−b〕インドール,
ピリミド〔1',2':1,6〕ピリド〔3,4−b〕イン
ドール,ピリミド〔5',4':5,6〕ピラノ〔2,3−
b〕インドール,ピリダジノ〔4',5':5,6〕チオピ
ラノ〔4,5−b〕インドール,1H−インドロ〔3,2
−c〕シンノリン,1H−インドロ〔2,3−b〕キノキ
サリン,1H−ピラジノ〔2,3−a〕カルバゾール,1
H−ピラジノ〔2,3−b〕カルバゾール,1H−ピラジ
ノ〔2,3−c〕カルバゾール,1H−ピリダジノ〔3,
4−c〕カルバゾール,1H−ピリダジノ〔4,5−b〕
カルバゾール,1H−ピリミド〔4,5−a〕カルバゾー
ル,1H−ピリミド〔4,5−c〕カルバゾール,1H−
ピリミド〔5,4−a〕カルバゾール,1H−ピリミド
〔5,4−b〕カルバゾール,1H−ピリミド〔5,4−
c〕カルバゾール,7H−1,4−ジオキシノ〔2',
3':5,6〕〔1,2〕ジオキシノ〔3,4−b〕インド
ール,6H−〔1,4〕ベンゾジオキシノ〔2,3−b〕
インドール,6H−〔1,4〕ベンゾジチイノ〔2,3−
b〕インドール,1H−インドロ〔2,3−b〕−1,5−
ナフチリジン,1H−インドロ〔2,3−b〕〔1,6〕
ナフチリジン,1H−インドロ〔2,3−b〕〔1,8〕
ナフチリジン,1H−インドロ〔2,3−c〕−1,5−
ナフチリジン,1H−インドロ〔2,3−c〕〔1,6〕
ナフチリジン,1H−インドロ〔2,3−c〕〔1,7〕
ナフチリジン,1H−インドロ〔2,3−c〕〔1,8〕
ナフチリジン,1H−インドロ〔3,2−b〕−1,5−
ナフチリジン,1H−インドロ〔3,2−b〕〔1,7〕
ナフチリジン,1H−インドロ〔3,2−b〕〔1,8〕
ナフチリジン,1H−インドロ〔3,2−c〕〔1,8〕
ナフチリジン,インドロ〔2,3−a〕キノリジン,イン
ドロ〔2,3−b〕キノリジン,インドロ〔3,2−a〕キ
ノリジン,インドロ〔3,2−b〕キノリジン,ピラノ
〔4',3':5,6〕ピリド〔3,4−b〕インドール,
ピリド〔4',3':4,5〕ピラノ〔3,2−b〕インド
ール,ピリド〔4',3':5,6〕ピラノ〔2,3−b〕
インドール,ピリド〔4',3':5,6〕ピラノ〔3,4
−b〕インドール,1H−インドロ〔2,3−c〕イソキ
ノリン,1H−インドロ〔3,2−c〕イソキノリン,1
H−インドロ〔2,3−c〕キノリン,1H−インドロ
〔3,2−c〕キノリン,1H−ピリド〔2,3−a〕カル
バゾール,1H−ピリド〔2,3−b〕カルバゾール,1
H−ピリド〔2,3−c〕カルバゾール,1H−ピリド
〔3,2−a〕カルバゾール,1H−ピリド〔3,2−b〕
カルバゾール,1H−ピリド〔3,2−c〕カルバゾー
ル,1H−ピリド〔3,4−a〕カルバゾール,1H−ピ
リド〔3,4−b〕カルバゾール,1H−ピリド〔3,4
−c〕カルバゾール,1H−ピリド〔4,3−a〕カルバ
ゾール,1H−ピリド〔4,3−b〕カルバゾール,1H
−ピリド〔4,3−c〕カルバゾール,1H−キンドリ
ン,1H−キニンドリン,1H−ピラノ〔3',4':
5,6〕ピラノ〔4,3−b〕インドール,〔1〕ベンゾ
ピラノ〔2,3−b〕インドール,〔1〕ベンゾピラノ
〔3,2−b〕インドール,〔1〕ベンゾピラノ〔3,4
−b〕インドール,〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−b〕イ
ンドール,〔2〕ベンゾピラノ〔4,3−b〕インドー
ル,ピラノ〔2,3−a〕カルバゾール,ピラノ〔2,3
−b〕カルバゾール,ピラノ〔2,3−c〕カルバゾー
ル,ピラノ〔3,2−a〕カルバゾール,ピラノ〔3,2
−c〕カルバゾール,ピラノ〔3,4−a〕カルバゾー
ル,1H−ホスフィノリノ〔4,3−b〕インドール,
〔1〕ベンゾチオピラノ〔2,3−b〕インドール,
〔1〕ベンゾチオピラノ〔3,2−b〕インドール,
〔1〕ベンゾチオピラノ〔3,4−b〕インドール,
〔1〕ベンゾチオピラノ〔4,3−b〕インドール,
〔2〕ベンゾチオピラノ〔4,3−b〕インドール,1H
−ベンゾ〔a〕カルバゾール,1H−ベンゾ〔b〕カルバ
ゾール,1H−ベンゾ〔c〕カルバゾール,〔1,6,
2〕オキサチアゼピノ〔2',3':1,2〕ピリド〔3,
4−b〕インドール,1H−アゼピノ〔1',2':1,
2〕ピリド〔3,4−b〕インドール,1H−ピリド
〔1',2':1,2〕アゼピノ〔4,5−b〕インドー
ル,2H−ピリド〔1',2':1,2〕アゼピノ〔3,4
−b〕インドール,1H−ピリド〔3',2':5,6〕オ
キセピノ〔3,2−b〕インドール,1H−ピリド
〔4',3':5,6〕オキセピノ〔3,2−b〕インドー
ル,2H−ピリド〔2',3':5,6〕オキセピノ〔2,
3−b〕インドール,2H−ピリド〔2',3':5,6〕
オキセピノ〔3,2−b〕インドール,2H−ピリド
〔3',4':5,6〕オキセピノ〔3,2−b〕インドー
ル,ピリド〔2',3':4,5〕シクロヘプタ〔1,2−
b〕インドール,ピリド〔3',2':3,4〕シクロヘプ
タ〔1,2−b〕インドール,ピリド〔3',4':4,
5〕シクロヘプタ〔1,2−b〕インドール,ピリド
〔3',4':5,6〕シクロヘプタ〔1,2−b〕インド
ール,2H−ピラノ〔3',2':2,3〕アゼピノ〔4,
5−b〕インドール,1H−インドロ〔3,2−b〕〔1,
5〕ベンズオキサゼピン,1H−インドロ〔3,2−d〕
〔1,2〕ベンズオキサゼピン,1H−インドロ〔2,3
−c〕〔1,5〕ベンゾチアゼピン,〔1,4〕ジアゼピ
ノ〔2,3−a〕カルバゾール,インドロ〔2,3−b〕
〔1,5〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔2,3−d〕
〔1,3〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔3,2−b〕
〔1,4〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔3,2−b〕
〔1,5〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔3,2−d〕
〔1,3〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔3,2−d〕
〔2,3〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔2,3−a〕
〔3〕ベンズアゼピン,インドロ〔2,3−c〕〔1〕ベ
ンズアゼピン,インドロ〔2,3−d〕〔1〕ベンズアゼ
ピン,インドロ〔2,3−d〕〔2〕ベンズアゼピン,イ
ンドロ〔3,2−b〕〔1〕ベンズアゼピン,インドロ
〔3,2−c〕〔1〕ベンズアゼピン,インドロ〔3,2
−d〕〔1〕ベンズアゼピン,1H−インドロ〔2,1−
b〕〔3〕ベンズアゼピン,1H−〔1〕ベンズオキセ
ピノ〔5,4−b〕インドール,1H−〔2〕ベンズオキ
セピノ〔4,3−b〕インドール,1H−〔1〕ベンゾチ
エピノ〔4,5−b〕インドール,1H−〔1〕ベンゾチ
エピノ〔5,4−b〕インドール,ベンゾ〔3,4〕シク
ロヘプタ〔1,2−b〕インドール,ベンゾ〔4,5〕シ
クロヘプタ〔1,2−b〕インドール,ベンゾ〔5,6〕
シクロヘプタ〔1,2−b〕インドール,ベンゾ〔6,
7〕シクロヘプタ〔1,2−b〕インドール,シクロヘプ
タ〔b〕カルバゾール,4H−〔1,5〕オキサゾシノ
〔5',4':1,6〕ピリド〔3,4−b〕インドール,
アゾシノ〔1',2':1,2〕ピリド〔3,4−b〕イン
ドール,2,6−メタノ−2H−アゼシノ〔4,3−b〕
インドール,3,7−メタノ−3H−アゼシノ〔5,4−
b〕インドール,ピリド〔1',2':1,8〕アゾシノ
〔5,4−b〕インドール,ピリド〔4',3':6,7〕
オキソシノ〔2,3−b〕インドール,ピリド〔4',
3':6,7〕オキソシノ〔4,3−b〕インドール,1,
5−メタノ−1H−アゼシノ〔3,4−b〕インドール,
2,6−メタノ−1H−アゼシノ〔5,4−b〕インドー
ル,1H−ピリド〔3',4':5,6〕シクロオクタ
〔1,2−b〕インドール,1,4−エタノオキソシノ
〔3,4−b〕インドール,ピラノ〔3',4':5,6〕
シクロオクタ〔1,2−b〕インドール,1H−インドロ
〔2,3−c〕〔1,2,5,6〕ベンゾテトラゾシン,1
H−インドロ〔2,3−c〕〔1,6〕ベンゾジアゾシ
ン,6,13b−メタノ−13bH−アゼシノ〔5,4−
b〕インドール,オキソシノ〔3,2−a〕カルバゾー
ル,1H−ベンゾ〔g〕シクロオクタ〔b〕インドール,
6,3−(イミノメタノ)−2H−1,4−チアゾニノ
〔9,8−b〕インドール,1H,3H−〔1,4〕オキ
サゾニノ〔4',3':1,2〕ピリド〔3,4−b〕イン
ドール,2H−3,6−エタノアゾニノ〔5,4−b〕イ
ンドール,2H−3,7−メタノアザシクロウンデシノ
〔5,4−b〕インドール,1H−6,12b−エタノアゾ
ニノ〔5,4−b〕インドール,インドロ〔3,2−e〕
〔2〕ベンズアゾニン,5,9−メタノアザシクロウン
デシノ〔5,4−b〕インドール,3,6−エタノ−3H
−アゼシノ〔5,4−b〕インドール,3,7−メタノ−
3H−アザシクロウンデシノ〔5,4−b〕インドール,
ピラノ〔4',3':8,9〕アゼシノ〔5,4−b〕イン
ドール,1H−インドロ〔2,3−c〕〔1,7〕ベンゾ
ジアゼシン,1H−インドロ〔3,2−e〕〔2〕ベンズ
アゼシン,ベンゾ〔e〕ピロロ〔3,2−b〕インドー
ル,ベンゾ〔e〕ピロロ〔3,2−g〕インドール,ベン
ゾ〔e〕ピロロ〔3,2,1−hi〕インドール,ベンゾ
〔e〕ピロロ〔3,4−b〕インドール,ベンゾ〔g〕ピロ
ロ〔3,4−b〕インドール,1H−ベンゾ〔f〕ピロロ
〔1,2−a〕インドール,1H−ベンゾ〔g〕ピロロ
〔1,2−a〕インドール,2H−ベンゾ〔e〕ピロロ
〔1,2−a〕インドール,1H−ベンゾ〔f〕ピロロ
〔2,1−a〕イソインドール,1H−ベンゾ〔g〕ピロ
ロ〔2,1−a〕イソインドール,2H−ベンゾ〔e〕ピ
ロロ〔2,1−a〕イソインドール,イソインドロ〔6,
7,1−cde〕インドール,スピロ〔シクロヘキサン−
1,5'−〔5H〕ピロロ〔2,1−a〕イソインドー
ル〕,イソインドロ〔7,1,2−hij〕キノリン,7,1
1−メタノアゾシノ〔1,2−a〕インドール,7,11
−メタノアゾシノ〔2,1−a〕イソインドール,ジベン
ズ〔cd,f〕インドール,ジベンズ〔cd,g〕インドール,
ジベンズ〔d,f〕インドール,1H−ジベンズ〔e,g〕イ
ンドール,1H−ジベンズ〔e,g〕イソインドール,ナ
フト〔1,2,3−cd〕インドール,ナフト〔1,8−e
f〕インドール,ナフト〔1,8−fg〕インドール,ナフ
ト〔3,2,1−cd〕インドール,1H−ナフト〔1,2
−e〕インドール,1H−ナフト〔1,2−f〕インドー
ル,1H−ナフト〔1,2−g〕インドール,1H−ナフ
ト〔2,1−e〕インドール,1H−ナフト〔2,3−e〕
インドール,1H−ナフト〔1,2−f〕イソインドー
ル,1H−ナフト〔2,3−e〕イソインドール,スピロ
〔1H−カルバゾール−1,1'−シクロヘキサン〕,ス
ピロ〔2H−カルバゾール−2,1'−シクロヘキサ
ン〕,スピロ〔3H−カルバゾール−3,1'−シクロヘ
キサン〕,シクロヘプタ〔4,5〕ピロロ〔3,2−f〕
キノリン,シクロヘプタ〔4,5〕ピロロ〔3,2−h〕
キノリン,アゼピノ〔4,5−b〕ベンズ〔e〕インドー
ル,1H−アゼピノ〔1,2−a〕ベンズ〔f〕インドー
ル,1H−アゼピノ〔2,1−a〕ベンズ〔f〕イソイン
ドール,ベンゾ〔e〕シクロヘプタ〔b〕インドール,ベ
ンゾ〔g〕シクロヘプタ〔b〕インドール等の4環式縮合
ベンゼン環から水素原子を1個除去してできる基が挙げ
られる。
【0045】上記式
【化62】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、1H−ジピロロ〔2,3−b:
3',2',1'−hi〕インドール,スピロ〔シクロペ
ンタン−1,2'(1'H)−ピロロ〔3,2,1−h
i〕インドール〕,スピロ〔イミダゾリジン−4,1'
(2'H)−〔4H〕ピロロ〔3,2,1−ij〕キノ
リン〕,ピリド〔2,3−b〕ピロロ〔3,2,1−h
i〕インドール,ピリド〔4,3−b〕ピロロ〔3,
2,1−hi〕インドール,ベンゾ〔de〕ピロロ
〔3,2,1−ij〕キノリン,3H−ピロロ〔3,
2,1−de〕アクリジン,1H−ピロロ〔3,2,1
−de〕フェナントリジン,スピロ〔シクロヘキサン−
1,6'−〔6H〕ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリ
ン〕,4,9−メタノピロロ〔3,2,1−lm〕
〔1〕ベンゾアゾシン,スピロ〔シクロヘプタン−1,
6'−〔6H〕ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリ
ン〕,1H−ピラノ〔3,4−d〕ピロロ〔3,2,1
−jk〕〔1〕ベンズアゼピン,3H−ベンゾ〔b〕ピ
ロロ〔3,2,1−jk〕〔4,1〕ベンズオキサゼピ
ン,7H−インドロ〔1,7−ab〕〔4,1〕ベンズ
オキサゼピン,ベンゾ〔b〕ピロロ〔3,2,1−j
k〕〔1,4〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔1,7−
ab〕〔1,4〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔1,7
−ab〕〔1〕ベンズアゼピン,インドロ〔7,1−a
b〕〔3〕ベンズアゼピン,1H−シクロヘプタ〔d〕
〔3,2,1−jk〕〔1〕ベンズアゼピン,スピロ
〔アゼピノ〔3,2,1−hi〕インドール−7(4
H),1'−シクロヘプタン〕,4H−5,11−メタ
ノピロロ〔3,2,1−no〕〔1〕ベンズアザシクロ
ウンデシン,スピロ〔アゼピノ〔3,2,1−hi〕イ
ンドール−7(4H),1'−シクロオクタン〕等の4
環式縮合ベンゼン環から水素原子を1個除去してできる
基等が挙げられる。
【0046】このうち、更に好ましくは、式
【化63】 で表される基等である。
【0047】Arで示される「縮合していてもよいフェ
ニル基で、該フェニル基は置換基を有していてもよい」
として、好ましくは、例えば置換基を有していてもよい
【化64】 で表される基である。特に好ましくは、式
【化65】 で表される基である。
【0048】nは、好ましくは、1ないし6の整数であ
る。更に好ましくは2ないし6である。特に好ましくは
2である。Rは、水素原子又は置換基を有していてもよ
い炭化水素基を示し、nの繰り返しにおいて異なってい
てもよい。Rで示される「置換基を有していてもよい炭
化水素基」としては、R1で示される「置換基を有して
いてもよい炭化水素基」と同様のものが挙げられる。R
としては水素原子が好ましい。Yで示される「置換され
ていてもよいアミノ基」としては、例えば式
【化66】 〔式中、R4及びR5は、それぞれ水素原子、置換基を有
していてもよい炭化水素基又はアシル基を示す。〕で表
される基等が挙げられる。R4又はR5で示される「置換
基を有していてもよい炭化水素基」及び「アシル基」と
しては、R1で示される「置換基を有していてもよい炭
化水素基」及び「アシル基」と同様のものが挙げられ
る。
【0049】Yで示される「置換基を有していてもよい
含窒素飽和複素環基」の「含窒素飽和複素環基」として
は、炭素原子及び1個の窒素原子以外に、窒素原子、酸
素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし
3個含有していてもよい5ないし9員(好ましくは5な
いし7員)含窒素飽和複素環基等が挙げられる。具体的
には、式
【化67】 で表される基等が挙げられる。このうち、好ましくは6
員環基である。更に好ましくは
【化68】 である。
【0050】該「置換基を有していてもよい含窒素飽和
複素環基」の「置換基」としては、上記B環で示される
「置換基を有していてもよい複素環」の「置換基」と同
様のものが挙げられ、その置換基数は1ないし5個であ
る。また、該「置換基を有していてもよい含窒素飽和複
素環基」の「含窒素飽和複素環基」の窒素は、上記R1
で表される基と同様のものを有していてもよい。Yとし
て、好ましくは式
【化69】 〔式中、R6はR1と同意義を示す。〕で表される基等で
ある。更に好ましくは、式
【化70】 〔式中、R6は前記と同意義を示す。〕で表される基等
である。R6は、好ましくは、水素原子又は置換基を有
していてもよい炭化水素基である。更に好ましくは、ハ
ロゲン原子(好ましくはフルオロ等)、C1-6アルキル
(好ましくはメチル等)、C1-6アルコキシ(好ましく
はメトキシ等)、シアノ、ニトロ及びヒドロキシから選
ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC7-16
ラルキル基(好ましくはベンジル)等である。
【0051】化合物(I)として、好ましくは、Arが
【化71】 で表される基で、このうちArがフェニル基の場合、該
フェニル基は(i)ハロゲン(フルオロ等)、(ii)C1-6
ルコキシ(メトキシ等)、(iii)アミノ、(iv)(モノ又
はジ)C1-6アルキルアミノ(メチルアミノ、エチルア
ミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ等)、(v)ピロ
リジノ、(vi)ピペリジノ、(vii)ピペラジノ、(viii)N
−メチルピペラジノ、(ix)N−アセチルピペラジノ、
(x)モルホリノ、(xi)ヘキサメチレンイミノ、(xii)イミ
ダゾリル及び(xiii)C1-6アルキル(メチル等)でエス
テル化されていてもよいカルボキシで置換されていても
よいC1-6アルキル(プロピル等)から選ばれる置換基
を有していてもよく、
【0052】Arが縮合したフェニル基の場合、その複
素環部分はC1-6アルキル(メチル、エチル、プロピ
ル、n-ブチル等)、ハロゲン(フルオロ、クロロ
等)、C1-6アルキル(メチル等)、C1-6アルコキシ
(メトキシ等)及びニトロから選ばれる置換基を有して
いてもよいC7-16アラルキル(ベンジル、フェニルエチ
ル等)、C1-6アルキル−カルボニル(アセチル、プ
ロピオニル、イソブチリル、ピバロイル等)、C7-16
アラルキル−カルボニル(フェニルアセチル等)、C
6-14アリール−カルボニル(ベンゾイル等)、C1-6
アルキル−カルボニル−C6-14アリール(メチルベンゾ
イル等)、C1-6アルコキシ−カルボニル−C6-14
リール(メトキシベンゾイル等)及びピリジルから選
ばれる置換基を有していてもよく;nが2;Rが水素原
子;Yが式
【化72】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
で、R6が水素原子、シアノ、ヒドロキシ、(モノ
又はジ)C1-6アルキルアミノ(ジエチルアミノ等)、
ピリジル及び(C1-6アルキル(エチル等)で)エステ
ル化されていてもよいカルボキシから選ばれる置換基を
有していてもよいC1-6アルキル(メチル、エチル、イ
ソプロピル等)、ハロゲン(フルオロ、クロロ等)、
1-6アルキル(メチル、t−ブチル等)、ハロゲノC
1-6アルキル(トリフルオロメチル等)、ヒドロキシ、
1-6アルコキシ(メトキシ等)、ニトロ、アミノ、シ
アノ、カルバモイル、(C1-6アルキル等で)エステル
化されていてもよいカルボキシで置換されていてもよい
1-6アルコキシ(OCH2CO2H、OCH2CO2Et
等)、C1-6アルキルで置換されていてもよいカルバモ
イル又はホルミルで置換されていてもよいアミノ(NH
CHO、NHCONH2、NHCONHMe等)及びC
1-3アルキレンジオキシ(メチレンジオキシ等)から選
ばれる置換基を有していてもよいC7-16アラルキル(ベ
ンジル、α−メチルベンジル、フェニルエチル等)、
(C1-6アルキル(エチル等)等で)エステル化されて
いてもよいカルボキシで置換されていてもよいC1-6
ルキル(メチル、プロピル等)又は(モノ又はジ)C
1-6アルキルアミノ(ジメチルアミノ等)で置換されて
いてもよいC1-6アルキル−カルボニル(アセチル等)
である化合物等が挙げられる。
【0053】化合物(I)として、更に好ましくは、A
rが式
【化73】 で表される基;nが2;Rが水素原子;Yが式
【化74】 〔式中、R6'はハロゲン原子、C1-3アルキル、C1-3
ルコキシ、シアノ、ニトロ及びヒドロキシから選ばれる
置換基を1又は2個有していてもよいベンジルを示
す。〕で表される基である化合物等が挙げられる。
【0054】特に好ましくは、8−[3−[1−[(3
−フルオロフェニル)メチル]−4−ピペリジニル]−
1−オキソプロピル]−1,2,5,6−テトラヒドロ−
4H−ピロロ[3,2,1−ij]キノリン−4−オン、
8−[3−[1−(フェニルメチル)−4−ピペリジニ
ル]−1−オキソプロピル]−1,2,5,6−テトラヒ
ドロ−4H−ピロロ[3,2,1−ij]キノリン−4−
オン、8−[3−[1−[(2−ヒドロキシフェニル)
メチル]−4−ピペリジニル]−1−オキソプロピル]
−1,2,5,6−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2,
1−ij]キノリン−4−オン、又はその塩等が挙げら
れる。
【0055】化合物(I)又はその塩は自体公知の方法
又はそれに準じた方法によって製造することができる。
具体的には、上記式中、(1)Arで示される「縮合し
ていてもよいフェニル基で、該フェニル基は置換基を有
していてもよい」が縮合環を形成しない場合、特開平3
−173867号(EP−A−0378207号)、特
開昭64−79151号(EP−A−0296560
号)記載の方法等、(2)Arで示される「縮合してい
てもよいフェニル基で、該フェニル基は置換基を有して
いてもよい」が置換基を有していてもよい単環式複素環
と縮合する場合、特開平5−140149号(EP−A
−0487071号)、特開平6−166676号(E
P−A−0560235号)、特開平6−206875
号(EP−A−0567090号)、特開平2−169
569号(USP 4,895,841号)記載の方法
等、(3)Arで示される「縮合していてもよいフェニ
ル基で、該フェニル基は置換基を有していてもよい」が
置換基を有していてもよい2環式複素環と縮合する場
合、あるいは2つの同一又は異なった単環(但し、少な
くとも一方の環が単環式複素環である)と縮合する場
合、特開平7−206854号(EP−A−06078
64号)記載の方法等、及び(4)Arで示される「縮
合していてもよいフェニル基で、該フェニル基は置換基
を有していてもよい」が置換基を有していてもよい3環
式複素環と縮合する場合、特開平7−309835(E
P−A−0655451号)記載の方法等に準じて目的
物を製造すればよい。
【0056】2)式
【化75】 〔式中、C=Zaaを含む側鎖、R2aaあるいはR3aaのうち
ひとつは、環Baaの*で示した炭素原子に結合し、環Aa
aはベンゾ,チエノ,ピリド,ピラジノ,ピリミド,フ
ラノ,セレノ,ピロロ,チアゾロあるいはイミダゾロを
示し、R1aaはフェニル,フェニル−C1-6アルキル,シ
ンナミル又はヘテロアリールメチル(ここでヘテロアリ
ール基としては、イミダゾロ,チアゾロ,チエノ,ピリ
ド又はイソオキサゾロを示す)を示し、フェニル及びヘ
テロアリール基はC1-6アルキル,C1-6アルコキシ及び
ハロゲンから選ばれる置換基を1〜2個有していてもよ
い。R2aa及びR3aaは、それぞれ独立して、水素原子,
1-6アルコキシ、1〜3個のフッ素で置換されていて
も良いC1-6アルキル基、ベンジルオキシ,ヒドロキ
シ,フェニル,ベンジル,ハロゲン,ニトロ,シアノ,
COOR4aa,CONHR4aa,NR4aa5aa,NR4aa
OR5aa又はSOpaaCH2Ph(ここでpaaは0,1又
は2を示す)を示すか、R2aaとR3aaは隣接する炭素原
子と共に5ないし6員環(環の構成原子は、炭素,窒
素,酸素)、例えばメチレンジオキシ,エチレンジオキ
シあるいはラクタム環を形成してもよい。また、R4aa
及びR5aaはそれぞれ独立して、水素原子又はC1-6アル
キル基を示すか、NR4aa5aaのR4aa及びR5aaは隣接
する窒素原子と共に窒素原子を少なくとも1個含む4な
いし8員環(環の他の構成原子は炭素,酸素又は窒素で
ある。)を形成してもよい。またNR4aaCOR5aaのR
4aa及びR5aaは隣接する窒素原子及び炭素原子と共に4
ないし8員ラクタム環を形成してもよい。Xaaは窒素あ
るいはCHを、Yaaは酸素,イオウあるいはNR6aa
示す。R6aaは水素原子,C1-6アルキル,CO-C1-6
ルキルあるいはSO2−フェニル(ここで、フェニル基
はC1-4アルキルから独立して選ばれる1ないし5個の
置換基を有していてもよい)を示す。naaは1ないし4
の整数を、それぞれのqaaは独立して1ないし2を、Z
aaは酸素あるいはイオウを示す。〕で表される化合物又
はその塩。具体例としては、1−(2−メチル−1H−
ベンズイミダゾール−5−イル)−3−[1−(フェニ
ルメチル)−4−ピペリジニル]−1−プロパノン、1
−(6−メチルベンゾ[b]チエ−2−イル)−3−
[1−(フェニルメチル)−4−ピペリジニル]−1−
プロパノン、1−(6−メチルインドール−2−イル)
−3−[1−(フェニルメチル)−4−ピペリジニル]
−1−プロパノン等が挙げられる。上記化合物又はその
塩は、WO 93/07140記載の方法又はそれに準
じた方法により製造される。
【0057】3)式
【化76】 〔式中、R1bb及びR2bbはそれぞれ、水素原子、C1-6
アルコキシ、ベンジルオキシ、フェノキシ、ヒドロキ
シ、フェニル、ベンジル、ハロゲン、ニトロ、シアノ、
式:COR5bb、−COOR5bb、−CONHR5bb、−
NR5bb6bb又は−NR5bbCOR6bb(式中、R5bb
びR6bbはそれぞれi)水素原子、ii)C1-6アルキル、i
ii)ハロゲン、C1-4アルキル、トリフルオロメチル、
1-4アルコキシ、シアノ、ニトロ及びヒドロキシから
選ばれる置換基を1又は2個それぞれ有していてもよい
フェニル又はベンジル;又はNR5bb6bbのR5bbとR
6bbとは一緒になって4ないし8員含窒素環を形成、N
5bbCOR6bbのR5bbとR6bbとは一緒になって4ない
し8員ラクタム環を形成する)で表される基、1ないし
3個のフッ素で置換されていてもよいC1-6アルキル、
式:SOpbbCH2−フェニル 又は SOpbb1-6アルキ
ル(式中、pbbは0、1又は2を示す)で表される
基、ピリジルメチルオキシ、チエニルメチルオキシ、2
−オキサゾリル、2−チアゾリル又はベンゼンスルホン
アミド(該フェノキシ、ベンジルオキシ、フェニル、ベ
ンジル、ベンゼンスルホンアミド、ピリジルメチルオキ
シ、チエニルメチルオキシ、2−オキサゾリル、2−チ
アゾリルは、ハロゲン、C1-6アルキル、トリフルオロ
メチル、C1-6アルコキシ、シアノ、ニトロ及びヒドロ
キシから選ばれる置換基を1又は2個を有していてもよ
い);又はR1bb及びR2bbは隣接する炭素原子に結合す
る場合及びXbbが酸素、硫黄又はNR4bb(R4bbは、水
素又はC1-4アルキルである)である場合、これらが結
合する炭素原子と一緒になって式
【0058】
【化77】 〔式中、Jbbは酸素、硫黄又はNR4bb、abbは1又は
2、R3bbは水素又はC1-6アルキルQbbは酸素、硫黄、
NH、CHCH3、C(CH3)2、−CH=CH− 又は
(CH2)lbb、及びlbbは1ないし3の整数を示す。〕で
表される基を形成;Xbbは酸素、硫黄、−CH=CH
−、−CH=N−、−NH=CH−、−N=N− 又は
NR4bb (R4bbは前記と同意義);Ybbは −(CH2)
mbb−、−CH=CH(CH2)nbb−、−NR4bb(CH2)
mbb−又は −O(CH2)mbb− (R4bbは前記と同意義、
nbbは0ないし3の整数、mbbは1ないし3の整数;M
bbは −CH− 又は窒素;Lbbはi)ハロゲン、C1-6
ルキル、C1-6アルコキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
ル又はC1-6アルキル−カルボニルから選ばれる置換基
を1ないし3個それぞれ有していてもよいフェニル又は
フェニル−C1-6アルキル、ii)シンナミル、iii)ピリ
ジルメチル、又はiv)式:
【化78】 〔式中、bbbは1ないし4の整数、R13bb及びR14bb
それぞれ水素、C1-4アルキル、ハロゲン又はフェニ
ル、Ebb及びFbbはそれぞれ −CH− 又は窒素、Gbb
は酸素、硫黄又は NR4bb(R4bbは前記と同意義)を
示す。但し、Ebb及びFbbが両者とも窒素の場合、R
13bb及びR14bbの一方は存在せず。〕で表される基;R
7bb及びR8bbはそれぞれ水素、C1-6アルキル、C1-6
ルコキシ−カルボニル、C1-6アルキル−カルボニル又
はC1-6アルコキシを示す。但し、該C1-6アルコキシは
窒素に隣接する炭素原子には結合しない。〕で表される
化合物又はその塩。具体例としては、3−[2−[1−
(フェニルメチル)−4−ピペリジニル]エチル]−
5,6,8−トリヒドロ−7H−イソキサゾロ[4,5
−g]キノリン−7−オン、6,8−ジヒドロ−3−
[2−[1−(フェニルメチル)−4−ピペリジニル]
エチル]−7H−ピロロ[5,4−g]−1,2−ベン
ズイソキサゾール−7−オン、5,7−ジヒドロ−3−
[2−[1−(フェニルメチル)−4−ピペリル]エチ
ル]−6H−ピロロ[5,4−f]−1,2−ベンズイ
ソキサゾール−6−オン等が挙げられる。上記化合物又
はその塩は、特表平6−500794号公報(WO 9
2/17475)記載の方法又はそれに準じた方法によ
り製造される。
【0059】4)式
【化79】 〔式中、環Accはベンゾ、チエノ、ピリド、ピラジノ、
ピリミド、フラノ、セレノロ又はピロロ;R2ccは水
素、C1-4アルキル、ベンジル、フルオロ又はシアノ;
3cc、R4cc、R5cc及びR6ccはそれぞれ、水素、C
1-6アルコキシ、ベンジルオキシ、フェノキシ、ヒドロ
キシ、フェニル、ベンジル、ハロゲン、ニトロ、シア
ノ、−COOR9cc、−CONHR9cc、−NR9cc
10cc、−NR9ccCOR10cc、又は1ないし3個のフッ
素原子で置換されていてもよいC1-6アルキル; SO
pccCH2−フェニル(pccは0、1又は2)、ピリジル
メチルオキシ又はチエニルメチルオキシ(該フェノキ
シ、ベンジルオキシ、フェニル、ピリジルメチルオキシ
及びチエニルメチルオキシは、ハロゲン、C1-4アルキ
ル、トリフルオロメチル、C1-4アルコキシ、シアノ、
ニトロ及びヒドロキシから選ばれる置換基を1又は2個
有していてもよい);又はR3cc、R4cc、R5cc及びR
6ccの2つは、隣接する炭素原子と一緒になって、該隣
接炭素原子と共に環の各原子が炭素、窒素又は酸素であ
る飽和5又は6員環(例えば、メチレンジオキシ、エチ
レンジオキシ又はラクタム環)を形成;R9cc及びR
10ccはそれぞれ水素又はC1-6アルキル、又はNR9cc
10ccのR9cc及びR10ccは一緒になって環の1つの原子
が窒素であり、他が炭素である4ないし8員環状アミノ
基を形成、又はNR9ccCOR10ccのR9cc及びR
10ccは、一緒になって4ないし8員環状ラクタム環を形
成;
【0060】Gccは炭素又は窒素;Eccは炭素、窒素、
酸素、硫黄、スルホキシド又はスルホン;
【化80】 は単結合又は二重結合;環Dccの1−、2−又は3−位
のいずれかにある炭素がカルボニル基に隣接している場
合、適宜窒素で置換されていてもよい(該炭素は環Dcc
の1−、2−又は3−位にあるため環はラクタム環とな
る);XccはO、S、NOR1cc、水素又はC1-6アルキ
ル(但し、Xccが結合している環Dccの原子が炭素であ
り、XccがO、S、NOR1ccであるときのみ、Xccは
環Dccに二重結合する);R1ccは水素又はC1-6アルキ
ル;qccは1又は2;環Dccがラクタム環の場合、ncc
は1ないし3の整数、環Dccがラクタム環ではない場
合、nccは0又は1ないし3の整数;Mccは炭素又は窒
素;Lccはフェニル、フェニル−C1-6アルキル、シン
ナミル又はピリジルメチル(該フェニル及びフェニル−
1-6アルキルは、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、
1-6アルコキシ−カルボニル、C1-6アルキル−カルボ
ニル及びハロゲンから選ばれる置換基を1ないし3個有
していてもよい);R11ccは水素、ハロゲン、ヒドロキ
シ、C1-4アルキル、C1-4アルコキシ又は酸素;R12cc
及びR13ccはそれぞれ、水素、フルオロ、ヒドロキシ、
アセトキシ、o−メシレート、o−トシレート、C1-4
アルキル又はC1-4アルコキシ;又はR12cc及びR13cc
の両者が炭素原子に結合している場合、それらが結合し
ている原子と一緒になって環の各原子が炭素又は酸素で
ある3ないし5員環を形成;R7cc及びR8ccはそれぞ
れ、水素、C1-6アルキル又はC1-6アルコキシ(該C
1-6アルコキシは、窒素、C1-6アルコキシ−カルボニル
及びC1-6アルキル−カルボニルに隣接している炭素と
は結合しない);又はR8cc及びR12ccはそれらが結合
している原子と一緒となって4ないし7員飽和炭素環を
形成する(前記炭素原子の1つは、酸素、窒素又は硫黄
で置換されていてもよい)。
【0061】但し、(a)Eccが炭素、窒素、酸素、硫
黄、スルホキシド又はスルホンの場合、Gccは炭素であ
り;(b)Gccが窒素の場合、Eccは炭素又は窒素であ
り;(c)EccとGccの両者が窒素の場合、 Gccが炭
素であり、Eccが酸素、硫黄、スルホキシド又はスルホ
ンの場合、R2ccはなく;(d)環Dccの1−、2−及び
3−位の原子の各々は1つをこえた二重結合で結合する
ことはなく;(e)R11 ccが酸素の場合、環Dccに二重
結合し、R11ccが酸素以外の場合、環Dccに一重結合
し;(f)XccとR11ccの両者が酸素で、かつ各々環D
ccの1−及び3−位の炭素に結合している、又は各々環
Dccの3−及び1−位の炭素に結合している場合、環D
ccの2−位の炭素は窒素で置換されており;(g)
【化81】 を含有する炭化水素基が結合している位置に隣接する位
置でXccが環Dccに結合する。〕 で表される化合物又
はその塩。具体例としては、2,3−ジヒドロ−2−
[[1−(フェニルメチル)−4−ピペリジニル]メチ
レン]−1H−ピロロ[1,2−a]インドール−1−
オン、1,2,3,4−テトラヒドロ−4−メチル−2
−[[1−(フェニルメチル)−4−ピペリジニル]メ
チレン]−シクロペント[b]インドール−3−オン、
2,3−ジヒドロ−2−[[1−(フェニルメチル)−
4−ピペリジニル]メチル]−1H−ピロロ[1,2−
a]ベンズイミダゾール−1−オン、1,2,3,4−
テトラヒドロ−6−メチル−2−[[1−(フェニルメ
チル)−4−ピペリジニル]エチル]−ピロロ[3,4
−b]インドール−3−オン等が挙げられる。上記化合
物又はその塩は、特開平4−234845号公報(EP
−A−441517)記載の方法又はそれに準じた方法
により製造される。
【0062】5)式
【化82】 〔式中、Xddは水素,低級アルキル、低級アルコキシ、
ヒドロキシ又はニトロ;Yddは水素又は低級アルコキ
シ;又はXddとYddはいっしょに結合して基 −OCH2
O−を形成(この場合にはベンゼン環部分のXddとYddの
各位置は互いに隣接していなければならない);Zddは
水素、低級アルキル、低級アルコキシ、ヒドロキシ、ハ
ロゲン又はニトロ;nddは0又は1である。〕で表され
る化合物又はその塩。具体例としては2−[(N−ベン
ジルピペリジン−4−イル)メチル]−2a,3,4,
5−テトラヒドロ−1(2H)−アセナフチレン−1−
オン、2−[[N−(3−フルオロベンジル)ピペリジ
ン−4−イル]メチル]−2a,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1(2H)−アセナフチレン−1−オン等が挙げ
られる。上記化合物又はその塩は、特開平6−1162
37号公報(EP−A−517221,USP 5,1
06,856)記載の方法又はそれに準じた方法により
製造される。
【0063】6)式
【化83】 〔式中、R1eeは水素、低級アルキル、アリール低級ア
ルキル、CONHR11ee又はCONR6ee7ee;R2ee
は水素、シアノ、CH2NR8ee9ee、CONHR 5ee
はCONR6ee7ee;R3ee
【化84】 (ここで、R10eeは水素、低級アルキル、アリール低級
アルキル、CONHR5ee、CONR6ee7ee、アシ
ル、アシルオキシ低級アルキル又はアシルオキシアリー
ル低級アルキルである);R4eeは水素、ハロゲン、低
級アルキル又は低級アルコキシ; R5eeは水素、低級ア
ルキル又はアリール低級アルキル;R6eeは低級アルキ
ル又はアリール低級アルキル;R7eeは低級アルキル又
はアリール低級アルキル;R8eeは水素、低級アルキ
ル、アリール低級アルキル又はアシル;R9eeは水素、
低級アルキル又はアリール低級アルキル;R11eeは低級
アルキル、アリール又はアリール低級アルキルである。
但し、R1eeが水素又は低級アルキルである場合、R2ee
は水素ではない。〕で表される化合物又はその塩。具体
例としては、1−メチル−4−(4−シアノ−7−メト
キシ−2−ベンゾフラニル)ピペリジン、1−メチル−
4−(4−N,N−ジエチルアミド−7−メトキシ−2
−ベンゾフラニル)ピペリジン、1−メチル−4−(4
−N,N−ジエチルアミノメチル−7−メトキシ−2−
ベンゾフラニル)ピペリジン等が挙げられる。上記化合
物又はその塩は、特開平7−109275号公報記載の
方法又はそれに準じた方法により製造される。
【0064】7)式
【化85】 〔式中、Xffは水素、ハロゲン、低級アルコキシ、低級
アルキル、ヒドロキシ又はトリフルオロメチル;mffは
1又は2;R1ffは水素又は低級アルキル;R2ffは水
素、式
【化86】 (式中、nffは1又は2、Xff及びmffは上記と同意義
を示す)で表される基、式
【化87】 (式中、Xffとmffは上記と同意義を示す)で表される
基、又は式
【化88】 (式中、Xffは上記と同意義、Yffは水素又は式:CO
4ff(式中、R4ffは水素又は低級アルキルを示す)、
pffは2又は3を示す)である。〕で表される化合物又
はその塩。具体的には、1,4−ジヒドロ−7−メトキ
シ−4−メチル−1'−フェニルメチルスピロ[シクロ
ペント[b]インドール−3(2H),4’−ピペリジ
ン]、1,4−ジヒドロ−4−メチル−1'−(4−メ
トキシフェニル)メチルスピロ[シクロペント[b]イ
ンドール−3(2H),4'−ピペリジン]等が挙げら
れる。上記化合物又はその塩は、WO 97/3799
2記載の方法又はそれに準じた方法により製造される。
【0065】8)式
【化89】 〔式中、R1ggはC5-7シクロアルキル基、フェニル基、
又はC1-4アルキル基、C1-4アルコキシ基、ニトロ基若
しくはハロゲン原子で置換されたフェニル基;R2gg
びR3ggは、互いに独立して水素原子又はC1-4アルキル
基;Xggはイオウ原子、酸素原子、CH−NO2基又は
N−R5gg基(ここでR5ggは水素原子、ヒドロキシル
基、C1-4アルコキシ基、C1-4アルキル基、シアノ基又
はC1-4アルキルスルホニル基;Arggは、ハロゲン原
子、C1-4アルキル基、C1-4アルコキシ基、C1-4アシ
ル基、 シアノ基、ニトロ基、トリフルオロメチル基及
びトリフルオロメトキシ基から選ばれる置換基を1若し
くは2以上それぞれ有していてもよいピリジル基又はフ
ェニル基を意味する。〕で表される化合物又はその塩。
具体例としては、N−フェニル−N'−[2−(1−ベ
ンジル−4−ピペリジル)エチル]−1,1−ジアミノ
−2−ニトロエチレン、1−(2−ピリジル)−3−
[2−(1−ベンジル−4−ピペリジル)エチル]チオ
尿素、1−フェニル−2−ヒドロキシ−3−[2−(1
−ベンジル−4−ピペリジル)エチル]グアニジン等が
挙げられる。上記化合物又はその塩は、特開平5−14
8228号公報(EP−A−516520)に記載の方
法又はそれに準じた方法により製造される。
【0066】9)式
【化90】 〔式中、R1hhはC1-4アルキル基、R2hhはC5-7シクロ
アルキル基、C5-7シクロアルキル−メチル基、ベンジ
ル基、又はC1-4アルキル基、C1-4アルコキシル基、ハ
ロゲン原子若しくはニトロ基を有するベンジル基;Ahh
は酸素原子又はメチレン基;Bhhは直接結合、メチレン
基又はカルボニル基;Arhhはピリジル基、下式のフェ
ニル基、
【化91】 (ここで、R3hhとR4hhは互いに独立して、水素、ハロ
ゲン原子、ニトロ基、C1-4アルキル基、C1-4アルコキ
シル基、フェニル基又はトリフルオロメトキシ基を意味
する)、下式のオキソフルオレニル基、
【化92】 下式のジオキソアントラセニル基、
【化93】 又はナフチル基を、nhhは1又は2を、Xhhは酸素原子
又はイオウ原子を意味する。〕で表される化合物又はそ
の塩。具体例としては、1−[2−[2−(N−ベンジ
ル− N−メチルアミノ)エトキシ]エチル]−3−
(3−ニトロベンゾイル)チオ尿素、1−[2−[2−
(N−ベンジル−N−メチルアミノ)エトキシ]エチ
ル]−3−(9−オキソ−2−フルオレノイル)チオ尿
素等が挙げられる。上記化合物又はその塩は、特開平5
−194359号公報(EP−A−526313)に記
載の方法又はそれに準じた方法により製造される。
【0067】10)式
【化94】 〔式中、R1iiはC5-7シクロアルキル基、フェニル基、
又はC1-4アルキル基、C1-4アルコキシル基若しくはハ
ロゲン原子で置換されたフェニル基;R2iiは水素原子
又はC1-4アルキル基;Xiiは酸素原子又はイオウ原
子;Aiiはメチレン基、カルボニル基又はスルホニル
基;R3iiは式
【化95】 (ここで、R4iiとR5iiは互いに独立して、水素、ハロ
ゲン原子、ニトロ基、C 1-4アルキル基、C1-4アルコキ
シル基、C1-4アシル基、 ベンゾイル基、C1-4アルキ
ルスルホニル基又はトリフルオロメトキシ基を表すか、
又はR4iiとR5iiが一緒になってメチレンジオキシ基を
形成)で表される基、式
【化96】 で表される基又は式
【化97】 で表される基;但し、Xiiが酸素原子を表すときは、A
iiはメチレン基以外の基を表す。〕で表される化合物又
はその塩。具体例としては、1−(3−ニトロベンゾイ
ル)−3−[2−(1−ベンジル−4−ピペリジル)エ
チル]チオ尿素、1−(9,10−ジオキソ−2−アン
トラセノイル)−3−[2−(1−ベンジル−4−ピペ
リジル)エチル]チオ尿素等が挙げられる。上記化合物
又はその塩は、特表平6−507387号公報(WO
92/14710)に記載の方法又はそれに準じた方法
により製造される。
【0068】11)式
【化98】 〔式中、njjは1、2又は3であり;pjjは1又は2で
あり;qjjは1又は2であり;Xjjは独立して水素、低
級アルキル、アリール、アリールオキシ、CN、低級ア
ルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、トリフルオ
ロメチル、アルキルスルホンアミド、NHCORjj(こ
こで、Rjjは低級アルキル又はアリールである)、NR
1jj2jj(ここで、R1jj及びR2jjは独立して水素又は
低級アルキルであるか、一緒になって環を形成する)、
CO2jj(ここで、Rjjは低級アルキルである)、又
は場合によっては、更に低級アルキルにより置換された
シクロアルキル、シクロアルケニル若しくはビシクロア
ルキルから選択される1個以上の置換基であり;Yjjは
CO又はCR3jj4jj(ここで、R3jj及びR4jjは独立
して水素、低級アルキル、低級アルコキシであるか、又
は一緒になって環状アセタールを形成する)であり;Z
jjはN又はCHであり;
【化99】 は場合によっては置換されたフェニル又はシクロヘキシ
ル基である(ここで、Wjjは独立して水素、低級アルキ
ル、低級アルコキシ又はハロゲンから選択される1個以
上の置換基である)〕で表される化合物(但し、njj=
1、pjj=1、qjj=1、Xjj=H、Yjj=CO、Zjj
=Nかつ
【化100】 が未置換フェニルである化合物、及びnjj=2、pjj=
1、qjj=1、Xjj=H、Yjj=CO、Zjj=Nかつ
【化101】 が4−クロロフェニルである化合物を除く)、その立体
異性体、光学異性体、ラセミ体又はそれらの塩。具体例
としては、5−シロヘキシル−1,3−ジヒドロ−1−
[2−[1−(フェニルメチル)−4−ピペリジニル]
エチル]−2H−インドール−2−オン等が挙げられ
る。上記化合物又はその塩は、特表平7−502272
号公報(WO 93/12085)に記載の方法又はそ
れに準じた方法により製造される。
【0069】12)式
【化102】 〔式中、nkkは3、4、5、6又は7;Xkkは独立して
水素、低級アルキル、アリール、低級アルコキシ、ハロ
ゲン、トリフルオロメチル、ニトロ、−NHCOR
kk(ここで、Rkkは低級アルキル又はアリールであ
る)、−NR1kk2kk(ここで、R1kk及びR2kkは独立
して水素又は低級アルキルであるか、又は一緒になって
環を形成する)、又は場合によっては、更に低級アルキ
ルにより置換されたシクロアルキル、シクロアルケニル
若しくはビシクロアルキルから選択される1個以上の置
換基;YkkはCO又はCR3kk4kk(ここで、R3kk
びR4kkは独立して水素、低級アルキル、低級アルコキ
シであるか、又は一緒になって環状アセタールを形成す
る);Zkkは低級アルキル;そして、Wkkは独立して水
素、低級アルキル、低級アルコキシ又はハロゲンから選
択される1個以上の置換基である。〕で表される化合
物、その立体異性体、光学異性体、ラセミ体又はそれら
の塩。具体例として、5−シクロヘキシル−1,3−ジ
ヒドロ−1−[5−(N−エチル−N−フェニルメチル
アミノ)ペンチル]−2H−インドール−2−オン、5
−シクロヘキシル−1−[5−(N−エチル−N−フェ
ニルメチルアミノ)ペンチル]−1H−インドール−
2,3−ジオン等が挙げられる。上記化合物又はその塩
は、特表平8−511515号公報(WO 94/29
272)に記載の方法又はそれに準じた方法により製造
される。
【0070】13)式
【化103】 〔式中、R1ll及びR2llは、それぞれ水素原子、下記置
換基群Allより選択された基、又は下記置換基群Allよ
り選択された1ないし3個の置換基(同一又は異なっ
て)をそれぞれ有していてもよいアリール基、アラルキ
ル基、アラルキルオキシカルボニル基、アリールアミノ
基、アリールアミノアルキル基、複素環基、複素環アル
キル基若しくは複素環アミノアルキル基;pllは1ない
し3の整数を示す。;Ullは式:−CO− 又は −CH
(OR3ll)− で表される基(式中、R3llは水素原子
又は水酸基の保護基を示す);Vllは式:−(CH=C
H)mll−(CH2)nll− で表される基(式中、mllは
0ないし2、nllは0ないし7の整数を示す。但し、m
ll及びnllが同時に0であることはない);Wllは環内
窒素原子上にVllと結合点を有する含窒素複素環基、
【0071】式
【化104】 で表される基(式中、kll及びlllは同一又は異なって1
ないし4、R4llは後記のR5ll及びR6llと同意義を有
する);前記一般式(2ll)において、環アルキレン基
が5又は6員環を形成するとき、該5又は6員環中のエ
チレン基と1又は2個のベンゼン環が縮合してなる基、
又は式:−NR5ll6llで表される基(式中、R5ll
びR6llはそれぞれ、水素原子、下記置換基群Allより
選択される基、又は下記置換基群Allより選択された1
ないし3個の置換基(同一又は異なって)をそれぞれ有
していてもよいアリール基、アリールカルボニル基、ア
ラルキル基、複素環基若しくは複素環アルキル基を示
す。)を示す。置換基群All:低級アルキル基、シクロ
アルキル基、アリール基、複素環基、アラルキル基、ハ
ロゲン原子、アミノ基、低級アルキルアミノ基、アリー
ルアミノ基、アミノ低級アルキル基、低級アルキルアミ
ノアルキル基、低級アルキニルアミノアルキル基、ニト
ロ基、シアノ基、スルフォニル基、低級アルキルスルフ
ォニル基、ハロゲノアルキルスルフォニル基、低級アル
カノイル基、アリールカルボニル基、アリールアルカノ
イル基、低級アルコキシ基、低級アルコキシカルボニル
基、ハロゲノ低級アルキル基、N−低級アルキニル、N
−シアノアミノ基、N−低級アルキニル及びN−メチル
アミノメチル基。〕で表される化合物又はその塩。具体
例としては、1−メチル−3−[3−(1−ベンジル−
4−ピペリジル)プロピオニル]インドール、1−メチ
ル−3−[3−[1−(3−フルオロベンジル)−4−
ピペリジル]プロピオニル]−5−フルオロインドー
ル、1−メチル−3−[3−[1−(2−クロロベンジ
ル)−4−ピペリジル]プロピオニル]インダゾール等
が挙げられる。上記化合物又はその塩は、特開平6−4
1070号号公報(EP−A−562832)に記載の
方法又はそれに準じた方法により製造される。
【0072】14)式
【化105】 〔式中、R1mmは水素原子、ハロゲン原子、アルキル
基、アルコキシ基又はアルキルチオ基;R2mmは水素原
子、ハロゲン原子、アルキル基又はアルコキシ基;nmm
は0〜7の整数;破線は二重結合が存在してもよいこと
を示す。〕で表される化合物又はその塩。具体例として
は、N−[1−[4−(1−ベンジルピペリジル)エチ
ル]−2−オキソ−3−ピロリン−4−イル]−2−ア
ミノベンゾニトリル、N−[1−[4−(1−ベンジル
ピペリジル)プロピル]−2−オキソ−3−ピロリン−
4−イル]−2−アミノベンゾニトリル等が挙げられ
る。上記化合物又はその塩は、特開平5−9188号公
報に記載の方法又はそれに準じた方法により製造され
る。
【0073】15)式
【化106】 〔式中、
【化107】 は、 >N−(CH2)nnn−、 >C=、 >C=CH(C
2)nnn− 又は >CH(CH2)nnn−(ここでnnnは
0〜7の整数を示す);Ynnは >C=O 又は >CH
OH;R1nnは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、
アルコキシ基又はアルキルチオ基;R2nnは水素原子、
ハロゲン原子、水酸基、アルキル基、アルコキシ基、置
換基を有してもよいフェニル基、フェノキシ基、アルカ
ノイルオキシ基又は置換基を有してもよいアミノ基;R
3nnは水素原子、ハロゲン原子、アルキル基又はアルコ
キシ基;mnnは1〜3の整数を示す。〕で表される化合
物又はその塩。具体例としては、9−アミノ−2−[4
−(1−ベンジルピペリジル)エチル]−2,3−ジヒ
ドロピロロ[3,4−b]キノリン−1−オン、9−ア
ミノ−2−[2−(1−ベンジルピペリジン−4−イ
ル)エチル]−1,2,3,4−テトラヒドロアクリジ
ン−1−オン、9−メトキシ−2−[4−(1−ベンジ
ルピペリジル)エチル]−2,3−ジヒドロピロロ
[3,4−b]キノリン−1−オン等が挙げられる。上
記化合物又はその塩は、特開平5−279355号公報
(EP−A−481429)に記載の方法又はそれに準
じた方法により製造される。
【0074】16)式
【化108】 〔式中、Rooは水素、アルキル、アルケニル、シクロア
ルキルアルキル、フェニルアルキル、ナフチルアルキ
ル、シクロアルキルアルケニル、フェニルアルケニル又
はナフチルアルケニル;R1oo、R2oo、R3oo及びR4oo
は同一又は異なって、それぞれ水素、ハロゲン、アルキ
ル、フェニル、フェニルアルキル、アルコキシ、ヘテロ
アリール、ヘテロアリールアルキル、フェニルアルコキ
シ、フェノキシ、ヘテロアリールアルコキシ、ヘテロア
リールオキシ、アシル、アシルオキシ、水酸基、ニト
ロ、シアノ、−NHCOR5oo、−S(O)mooR5oo、−
NHSO25oo、−CONR6oo7oo、−NR
6oo7oo、−OCONR6oo7oo、−OCSNR6oo
7oo、−SO2NR6oo7oo 又は −COOR8oo;又は
1oo、R2oo、R3oo及びR4ooの隣接するものが相互に
結合して、置換基を有してもよい−O(CH2)poo−、−
O(CH2)qooO−、−O(CH2)rooN(R9oo)−、−O
(CH2)sooCON(R9oo)−、−N(R9oo)CO−CH=
CH− 又はベンゼン環若しくは複素芳香環を形成する
基を示す(ここで、R5ooは、アルキル、フェニル又は
フェニルアルキル;R6oo及びR7ooは同一又は異なっ
て、それぞれ水素、アルキル、フェニル又はフェニルア
ルキルを示すか、隣接する窒素原子を結合して複素環を
形成する基;R8ooは、アルキル、フェニル又はフェニ
ルアルキル;R9ooは、水素、アルキル、フェニルアル
キル又はアシル;mooは、0、1又は2;poo、qoo、ro
o及びsooは同一又は異なって、1、2、又は3を示
す);Aooは直鎖又は分枝鎖状のアルキレン;nooは
1、2、又は3;上記定義中、アルキル、アルケニル、
アルコキシ、フェニル、フェノキシ、シクロアルキルア
ルキル、フェニルアルキル、ナフチルアルキル、シクロ
アルキルアルケニル、フェニルアルケニル、ナフチルア
ルケニル、フェニルアルコキシ、ヘテロアリール、ヘテ
ロアリールオキシ、ヘテロアリールアルキル、ヘテロア
リールアルコキシ、ベンゼン環及び複素芳香環は、ハロ
ゲン、アルキル、アルコキシ、アシル、アシルオキシ、
水酸基、ニトロ、シアノ、−NHCOR5oo、−S(O)
moo5oo、−NHSO25oo、−CONR6oo7oo、−
NR6oo7oo、−OCONR6oo7oo、−OCSNR
6oo7oo、−SO2NR6oo7oo 又は −COOR
8oo(ここで、R5oo、R6oo、R7oo、R8oo 及び moo
は前記と同義である)から選ばれる1ないし3個の置換
基を有していてもよい。〕で表される化合物又はその
塩。具体例としては、3−[2−(1−ベンジル−4−
ピペリジル)エチル]−6,7−ジメトキシ−1,2−
ベンゾイソオキサゾール、3−[2−(1−ベンジル−
4−ピペリジル)エチル]−6−(N−メチルアセトア
ミノ)−1,2−ベンゾイソオキサゾール等が挙げられ
る。上記化合物又はその塩は、特開平5−320160
号公報(WO 93/04063)に記載の方法又はそ
れに準じた方法により製造される。
【0075】17)式
【化109】 〔式中、2位と3位の間の結合が単結合を示すとき、R
appは式
【化110】 (式中、Rppは水素、アルキル、アルケニル、シクロア
ルキルアルキル、シクロアルキルアルケニル、フェニル
アルキル、フェニルアルケニル、ナフチルアルキル又は
ナフチルアルケニル;Appは直鎖又は分枝鎖状のアルキ
レン;nppは1、2、又は3を示す)により表される基
を示し、Rbppは酸素を示す。
【0076】2位と3位の間の結合が二重結合を示すと
き、Rappは存在せず、Rbppは式
【化111】 (式中の各記号は前記と同意義である)により表される
基又は式
【化112】 (式中、Eppは酸素、硫黄を示し、他の各記号は前記と
同意義である)により表される基;R1pp、R2pp、R
3pp及びR4ppは同一又は異なって、それぞれ水素、ハロ
ゲン、アルキル、アルコキシ、フェニル、フェニルアル
キル、フェニルアルコキシ、フェノキシ、ヘテロアリー
ル、ヘテロアリールアルキル、ヘテロアリールアルコキ
シ、ヘテロアリールオキシ、アシル、アシルオキシ、水
酸基、ニトロ、シアノ、−NHCOR5pp、−S(O)mpp
5pp、−NHSO25pp、−CONR6pp7pp、−N
6pp7pp、−OCSNR6pp7pp、−SO2NR6pp
7pp 又は −COOR8ppを示す。(R5ppは、アルキ
ル、フェニル又はフェニルアルキル;R6pp及びR7pp
同一又は異なって、それぞれ水素、アルキル、フェニル
又はフェニルアルキルを示すか、隣接する窒素原子と結
合して複素環を形成する基;R8p pは、水素、アルキ
ル、フェニル又はフェニルアルキル;mppは、0、1
又は2を示す;上記定義中、アルキル、アルケニル、ア
ルコキシ、フェニル、フェニルアルキル、フェニルアル
ケニル、フェニルアルコキシ、フェノキシ、シクロアル
キルアルキル、シクロアルキルアルケニル、ナフチルア
ルキル、ナフチルアルケニル、ヘテロアリール、ヘテロ
アリールアルキル、ヘテロアリールアルコキシ及びヘテ
ロアリールオキシは、ハロゲン、アルキル、アルコキ
シ、アシル、アシルオキシ、水酸基、ニトロ、シアノ、
−NHCOR5pp、−S(O)mpp5pp、−NHSO2
5pp、−CONR6pp7pp、−NR6pp7pp、−OCO
NR6pp7pp、−OCSNR6pp7pp、−SO2NR6pp
7pp 又は −COOR8pp(R5pp、R6pp、R7pp、R
8pp及びmppは前記と同意義である)から選ばれる1な
いし3個の置換基を有していてもよい。〕で表される化
合物又はその塩。具体例としては、3−[2−(1−ベ
ンジル−4−ピペリジル)エチル]−6,7−ジメトキ
シ−1,2−ベンゾイソオキサゾール、6−ベンゾイル
アミノ−2−[3−(1−ベンジル−4−ピペリジル)
プロピル]−1,2−ベンゾイソオキサゾール−3(2
H)−オン、6−ベンゾイルアミノ−2−[2−(1−
ベンジル−4−ピペリジル)エチル]−1,2−ベンゾ
イソオキサゾール−3(2H)−オン等が挙げられる。
上記化合物又はその塩は、特開平6−41125号公報
(WO 93/04063)に記載の方法又はそれに準
じた方法により製造される。
【0077】18)式 Mqq−Wqq−Yqq−Aqq−Qqq 〔式中、Mqqは式:
【化113】 (式中、R1qqは水素、低級アルキル、置換基を有して
いてもよい複素環基又は置換基を有していてもよいアリ
ール;R2qqは、水素、低級アルキル、置換基を有して
いてもよい複素環基又は置換基を有していてもよいアリ
ールを表わすか、又は、R1qqとR2qqが互いに結合し
て、式:
【化114】 で表される基を形成;Zqqは、S又はOをそれぞれ示
す)で表される基、式:
【化115】 (式中、R1qq及びR2qqは前記と同意義を示す)で表さ
れる基、又は式:
【化116】 (式中、R1qq及びR2qqは前記と同意義を示す)で表さ
れる基;Wqqは、結合、低級アルキレン又は低級アルケ
ニレン;Yqqは、低級アルキレン、−NH−、−CO
−、−CONR3qq−(式中、R3qqは水素又は低級アル
キルを示す)の基又は式:−CHR7qq−(式中、R7qq
はヒドロキシ又は保護されたヒドロキシを示す)の基;
Aqqは、結合又は低級アルキレン;Qqqは、式:−NR
8qq9qq(式中、R8qqは低級アルキル;R9qqはアル
(低級)アルキルを示す)の基又は式:
【化117】 (式中、R4qqは低級アルキル又は置換基を有していて
もよいアル(低級)アルキルを示す)で表される基をそ
れぞれ示す。〕で表される化合物又はその塩。具体例と
しては、4−(ピリジン−3−イル)−5−メチル−2
−[[2−(1−ベンジルピペリジン−4−イル)エチ
ル]カルバモイル]チアゾール、2−[[2−(1−ベ
ンジルピペリジン−4−イル)エチル]カルバモイル]
−4−(4−クロロフェニル)−5−メチルオキサゾー
ル、5−[[2−(1−ベンジルピペリジン−4−イ
ル)エチル]カルバモイル]−3−(4−ニトロフェニ
ル)ピラゾール等が挙げられる。上記化合物又はその塩
は、特開平5−345772号公報に記載の方法又はそ
れに準じた方法により製造される。
【0078】19)式 R1rr−Qrr−Zrr−Xrr−Arr−Mrr 〔式中、R1rrは低級アルキル、置換基を有していても
よい複素環基、置換基を有していてもよいアリール、置
換基を有していてもよいアル(低級)アルキル又はアル
(低級)アルケニル;Qrrはオキサジアゾールジイル;
Zrrは結合又はビニル;Xrrは結合、式:−CONR
4rr−(式中、R4rrは水素又は低級アルキルを示す)、
式:−CHR8rr−(式中、R8rrはヒドロキシ又は保護
されたヒドロキシを示す)、−CO− 又は −NHC
O−;Arrは結合、低級アルキレン又は低級アルケニレ
ン;Mrrは、低級アルキル、イミノ保護基及び置換基を
有していてもよいアル(低級)アルキルからなる群から
選ばれる1個の置換基を有していてもよい少なくとも1
個の窒素原子を含む複素環基をそれぞれ示す。〕で表さ
れる化合物又はその塩。具体例としては、5−(キヌク
リジン−3−イル)−3−[[2−(1−ベンジルピペ
リジン−4−イル)エチル]カルバモイル]−1,2,
4−オキサジアゾール、3−[[2−(1−ベンジルピ
ペリジン−4−イル)エチル]カルバモイル]−5−
(4−ニトロフェニル)−1,2,4−オキサジアゾー
ル等が挙げられる。上記化合物又はその塩は、特表平7
−502529号公報(WO 93/13083)に記
載の方法又はそれに準じた方法により製造される。
【0079】20)式
【化118】 〔式中、Jssは(a)置換若しくは無置換の次に示す
基;(1)フェニル基、(2)ピリジル基、(3)ピラ
ジル基、(4)キノリル基、(5)シクロヘキシル基、
(6)キノキサリル基又は(7)フリル基、(b)フェ
ニル基が置換されていてもよい次の群から選択された一
価又は二価の基;(1)インダニル、(2)インダノニ
ル、(3)インデニル、(4)インデノニル、(5)イ
ンダンジオニル、(6)テトラロニル、(7)ベンズス
ベロニル、(8)インダノリル、(9)式
【化119】 で示される基、(c)環状アミド化合物から誘導される
一価の基、(d)低級アルキル基、又は(e)式R1ss
−CH=CH−(式中、R1ssは水素原子又は低級アル
コキシカルボニル基を意味する)で示される基を意味す
る。Bssは式 −(CHR2ss)nss− で示される基、式
−CO−(CHR2ss)nss−で示される基、式 −NR3ss
−(CHR2ss)nss−(式中、R3ssは水素原子、低級ア
ルキル基、アシル基、低級アルキルスルホニル基、置換
されていてもよいフェニル基又はベンジル基を意味す
る)で示される基、式 −CO−NR4ss−(CHR2ss)n
ss−(式中、R4ssは水素原子、低級アルキル基又はフ
ェニル基を意味する)で示される基、式−CH=CH−
(CHR2ss)nss− で示される基、式 −O−COO−
(CHR2ss)nss− で示される基、式 −O−CO−NH
−(CHR2 ss)nss− で示される基、式 −NH−CO−
(CHR2ss)nss− で示される基、式 −CH2−CO−
NH−(CHR2ss)nss− で示される基、式 −(CH2)2
−CO−NH−(CHR2ss)nss− で示される基、式 −
C(OH)H−(CHR2ss)nss− で示される基(以上の
式中、nssは0又は1〜10の整数を意味する。R2ss
は式 −(CHR2ss)nss− で示されるアルキレン基が置
換基を持たないか、又は1つ又は1つ以上のメチル基を
有しているような形で水素原子又はメチル基を意味す
る)、式 =(CH−CH=CH)bss− (式中、bssは
1〜3の整数を意味する)で示される基、式 =CH−
(CH2)css−(式中、cssは0又は1〜9の整数を意味
する)で示される基、式 =(CH−CH)dss= (式
中、dssは0又は1〜5の整数を意味する)で示される
基、式 −CO−CH=CH−CH2−で示される基、式
−CO−CH2−C(OH)H−CH2− で示される基、
式 −C(CH3)H−CO−NH−CH2− で示される
基、式 −CH=CH−CO−NH−(CH2)2− で示さ
れる基、式 −NH− で示される基、式 −O− で示さ
れる基、式 −S− で示される基、ジアルキルアミノア
ルキルカルボニル基又は低級アルコキシカルボニル基を
意味する。
【0080】Tssは窒素原子又は炭素原子を意味する。
Qssは窒素原子、炭素原子又は式>N→Oで示される基
を意味する。Kssは水素原子、置換若しくは無置換のフ
ェニル基、フェニル基が置換されてもよいアリールアル
キル基、フェニル基が置換されていてもよいシンナミル
基、低級アルキル基、ピリジルメチル基、シクロアルキ
ルアルキル基、アダマンタンメチル基、フリルメチル
基、シクロアルキル基、低級アルコキシカルボニル基又
はアシル基を意味する。qssは1〜3の整数を意味す
る。式中、
【化120】 は単結合若しくは二重結合を意味する。〕で表される化
合物又はその塩。具体例としては、1−ベンジル−4−
[(5,6−ジメトキシ−1−インダノン)−2−イ
ル]メチルピペリジン、 N−[4'−(1'−ベンジル
ピペリジル)エチル]−2−キノキサリンカルボン酸ア
ミド、 4−[4'−(N −ベンジル)ピペリジル]−p
−メトキシブチロフェノン、1−[4'−(1'−ベンジ
ルピペリジン)エチル]−1,2,3,4−テトラヒド
ロ−5H−1−ベンツアゼピン−2−オン等が挙げられ
る。上記化合物又はその塩は、特開昭64−79151
号公報(USP 4,895,841)に記載の方法又
はそれに準じた方法により製造される。
【0081】21)式
【化121】 〔式中、R1ttは、置換基を有していてもよいベンゼ
ン、ピリジン、ピラジン、インドール、アントラキノ
ン、キノリン、置換基を有していてもよいフタールイミ
ド、ホモフタールイミド、ピリジンカルボン酸イミド、
ピリジン−N−オキサイド、ピラジンジカルボン酸イミ
ド、ナフタレンジカルボン酸イミド、置換基を有してい
てもよいキナゾリジンジオン、1,8−ナフタールイミ
ド、ビシクロ[2.2.2]オクト−5−エン−2,3−ジ
カルボン酸イミド及びピロメイルイミドから選ばれるも
のから誘導される一価の基;Xttは式 −(CH2)mtt−
(式中、mttは0〜7の整数を示す)で示される基、式
−O(CH2)n tt− で示される基、式 −S(CH2)n t
t− で示される基、式 −NH(CH2)n tt− で示され
る基、式 −SO2NH(CH2)ntt− で示される基、式
−NHCO(CH2)ntt−で示される基、式 −NH(C
2)ntt−CO− で示される基、式 −COO(CH2)
ntt− で示される基、式 −CH2NH(CH2)ntt−
で示される基、式 −CONR3tt−(CH2)ntt− で示
される基 (Xttの定義中、これまでの式でnttはいず
れも1〜7の整数、R3ttは低級アルキル又はベンジル
基を意味する)、式 −O−CH2CH2CH(CH3)−
で示される基、式 −O−CH(CH3)CH2CH2− で
示される基、式 −O−CH2CH2CH= で示される
基、式 −O−CH2CH(OH)CH2− で示される基;
環Attは式
【化122】 で示される基、式
【化123】 で示される基、式
【化124】 で示される基、又は式
【化125】 で示される基;R2ttは水素原子、低級アルキル基、置
換基を有していてもよいベンジル基、置換基を有してい
てもよいベンゾイル基、ピリジル基、2−ハイドロキシ
エチル基、ピリジルメチル基、又は式
【化126】 (式中、Zttはハロゲン原子を意味する)で表される基
を示す。〕で表される化合物又はその塩。具体例として
は、N−メチル−N−[2−(1'−ベンジルピペリジ
ン−4'−イル)エチル]−4−ベンジルスルホニルベ
ンツアミド、N−[2−( N'−ベンジルピペリジン−
4'−イル)エチル]−4−ニトロフタールイミド、N
−[2−( N'−ベンジルピペリジン−4'−イル)エ
チル]−1,8−ナフタールイミド等が挙げられる。上
記化合物又はその塩は、特開昭62−234065号公
報(EP−A−229391)に記載の方法又はそれに
準じた方法により製造される。
【0082】22)式 R1uu−(CH2)nuu−Zuu 〔式中、R1uuは置換基を有していてもよい環状アミド
化合物から誘導される基;nuuは0又は1〜10の整
数;Zuuは、式
【化127】 (式中、R2uuは置換基を有していてもよいアリール
基、シクロアルキル基又は複素環基;muuは1〜6の整
数を意味する)で示される基、又は式
【化128】 (式中、R3uuは水素原子又は低級アルキル基;R4uu
置換基を有していてもよいアリール基、シクロアルキル
基又は複素環基;puuは1〜6の整数を意味する)で示
される基を意味する。但し、R1uuの定義における置換
基を有していてもよい環状アミド化合物がキナゾリジン
−オン又はキナゾリジン−ジオンである場合、Zuuの定
義において、R2uu及びR4uuがアリール基である場合は
除く。〕で表される化合物又はその塩。具体例として
は、3−[2−(1−ベンジル−4−ピペリジル)エチ
ル]−5−メトキシ−2H−3,4−ジヒドロ−1,3
−ベンツオキサジン−2−オン、3−[2−[1−(4
−ピリジルメチル)−4−ピペリジル]エチル]−2H
−3,4−ジヒドロ−1,3−ベンツオキサジン−2−
オン、3−[2−[1−(1,3−ジオキソラン−2−
イルメチル)−4−ピペリジル]エチル]−5−メトキ
シ−1,2,3,4−テトラヒドロキナゾリン−2,4
−ジオン、3−[2−(1−ベンジル−4−ピペリジ
ル)エチル]−6−メトキシ−2H−3,4−ジヒドロ
−1,3−ベンツオキサジン−2,4−ジオン等が挙げ
られる。上記化合物又はその塩は、特開平4−2351
61号公報(EP−A−468187)に記載の方法又
はそれに準じた方法により製造される。
【0083】23)式
【化129】 で表される光学活性インダノン誘導体又はその塩。上記
化合物又はその塩は、特開平4−21670号公報に記
載の方法又はそれに準じた方法により製造される。2
4)式
【化130】 〔式中、nwwは0又は1〜2の整数;Awwは式
【化131】 (式中、Cwwは水素原子又はヒドロキシ基;Dwwは水素
原子又は低級ヒドロキシアルキル基;Rwwは同一又は異
なって水素原子、低級アルキル基及び低級アルコキシ基
から選ばれる基;mwwは0又は1〜4の整数を意味す
る)で表される基、又は式
【化132】 (式中、各記号は前記と同意義)で表される基;Bwwは
水素原子又はヒドロキシ基を示し;AwwとBwwが二重結
合を形成し、式
【化133】 (式中、各記号は前記と同意義)で表される基を形成し
てもよい。〕で表される化合物又はその塩。具体例とし
ては、1−ベンジル−4−(5,6−ジメトキシ−1−
インダノン−2−イル)ヒドロキシメチルピペリジン、
1−ベンジル−4−(5,6−ジメトキシ−2−ヒドロ
キシメチル−1−インダノン−2−イル)メチルピペリ
ジン、1−ベンジル−4−[3−(4,5−ジメトキシ
−2−カルボキシフェニル)−2−オキソ]プロピルピ
ペリジン等が挙げられる。上記化合物又はその塩は、特
開平9−268176号公報に記載の方法又はそれに準
じた方法により製造される。
【0084】25)式
【化134】 [式中、R1xaは水素、ハロゲン、ヒドロキシ基、低級
アルコキシ基、低級アルキル基又はモノ(又はジ又はト
リ)ハロ(低級)アルキル基、
【化135】 (式中、R2xa及びR3xaはそれぞれ低級アルキル基を意
味する。)を意味する。]で表される化合物又はその
塩。具体例としては、9―アミノ―6―クロロ―3,3
―ジメチル―1,2,3,4−テトラヒドロアクリジン
等が挙げられる。上記化合物又はその塩は、特開平2−
167267号公報に記載の方法又はそれに準じた方法
により製造される。
【0085】26)式
【化136】 [式中、R1xb、R2xb及びR3xbはそれぞれ水素原子、
ハロゲン原子、トリフルオロメチル基、低級アルキル
基、低級シクロアルキル基、低級アルコキシ基、低級ア
ルコキシメチル基、低級アルキルチオ基、ニトロ基、ア
ミノ基、低級アルカノイルアミノ基、低級アルキルアミ
ノ基、ヒドロキシル基、フェニル基又はハロゲン原子、
低級アルキル基若しくは低級アルコキシ基で置換された
フェニル基を表わし、R4xbは水素原子、低級アルキル
基、アラルキル基、ジアラルキル基、又は式 R5xb−CO− で表される基(R5xbは低級アルキル基、低級シクロア
ルキル基、アラルキル基、フェニル基又はハロゲン原
子、低級アルキル基若しくは低級アルコキシ基で置換さ
れたフェニル基を表わす。)を表わす。]で表されるア
ミノアザアクリジン誘導体又はその塩。具体例として
は、9―アミノ―8―フルオロ―1,2,3,4−テト
ラヒドロ−1,4―エタノ―1−アザアクリジン等が挙
げられる。上記化合物又はその塩は、特開昭63−16
6881号公報に記載の方法又はそれに準じた方法によ
り製造される。
【0086】27)式
【化137】 [式中、R1xcは、水素原子又は低級アルキル基を、R
2xcは独立して水素原子若しくは、低級アルキル基を示
すか、又はR6xcと一緒になって環状のアルキレン鎖を
示す。R3xc及びR4xcは、独立して各々水素原子を示す
か、又は一緒になって環Axcとともにキノリン環若しく
は、テトラヒドロキノリン環を構成する。Xxcは酸素原
子、硫黄原子又はN−R5xcを示し、R5xcは水素原子、
又は低級アルキル基を示す。Yxcは酸素原子又はN−R
6xcを示し、R6xcは独立して、水素原子若しくは低級ア
ルキル基を示すか、又はR2xcと一緒になって環状アル
キレンを示す。nxcは0又は1を、mxcは0〜4の
整数を示す。]で表される化合物又はその塩。具体的に
は、4'−アミノキノリノ[2,3−b]−4−メチル
−5,6―ジヒドロ―1,4−オキサジンや4'−アミ
ノ−5',6',7',8'−テトラヒドロキノリノ[2,
3−b]−4−メチル−5,6―ジヒドロ―1,4−オ
キサジン等が挙げられる。上記化合物又はその塩は、特
開平2−96580号公報に記載の方法又はそれに準じ
た方法により製造される。
【0087】28)式
【化138】 [式中、nxdは1,2又は3であり、Xxdは水素、
低級アルキル、低級アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキ
シ、ニトロ又はトリフルオロメチルであり;R1xd及び
2xdはそれぞれ独立して水素、低級アルキル又はアリ
ール低級アルキルであるが、しかし両者は同時にアリー
ル低級アルキルであることはできないものであり;R
3xd及びR4xdはそれぞれ独立して水素、低級アルキル、
アリール低級アルキル、ホルミル又は低級アルキルカル
ボニルであるか又は基−NR3xd4xdが全体として次の
【化139】 を構成する。]で表される化合物、その立体異性体又は
その塩。具体的には、1−(1―ピペリジニル)―1,
2,3,4―テトラヒドロ―9−アクリジナミンやN−
1―エチル―1,2,3,4―テトラヒドロ―1,9−
アクリジンジアミン等が挙げられる。上記化合物又はそ
の塩は、特開平3−153667号公報に記載の方法又
はそれに準じた方法により製造される。
【0088】29)式
【化140】 [式中、nxeは1,2又は3であり、Xxeは水素、C
1〜C6−アルキル、C1〜C6−アルコキシ、ハロゲン、
ヒドロキシ、ニトロ、トリフルオロメチル,NHCOR
2xe(ここでR2xeはC1〜C6−アルキルである)又はN
3xe4xe(ここでR3xe及びR4xeは独立して水素又は
1〜C6−アルキルである)であり、Rxeは水素又はC
1〜C6−アルキルであり、R1xeは水素、C1〜C6−ア
ルキル、ジ−C1〜C6−アルキルアミノ−C1〜C6−ア
ルキル、アリール−C1〜C6−アルキル、ジアリール−
1〜C6−アルキル、フリル−C1〜C6−アルキル、チ
エニル−C1〜C6−アルキル、酸素架橋されたアリール
−C1〜C6−アルキル、酸素架橋されたジアリール−C
1〜C6−アルキル、酸素架橋されたフリル−C1〜C6
アルキル、又は酸素架橋されたチエニル−C1〜C6−ア
ルキルであり、YxeはC=O又はCR5xeOH(ここで
5xeは水素又はC1〜C6−アルキルである)であり、
そしてZxeはCH2又はC=CR6xe7xe(ここでR6xe
及びR7xeは独立して水素又はC1〜C6−アルキルであ
る)であるか、又はYxeとZxeが一緒になってCR5xe
=CH(ここでCR5xe及びCHはそれぞれYxeとZxe
に対応する)を構成するものとする。]で表される化合
物、その光学対掌体又はその塩。具体的には、9―アミ
ノ―3,4―ジヒドロアクリジン―1(2H)−オン又
は9―アミノ―1,2,3,4―テトラヒドロアクリジ
ン―1−オール等が挙げられる。上記化合物又はその塩
は、特開昭61−148154号公報又は特告平5−4
1141号公報に記載の方法又はそれに準じた方法によ
り製造される。
【0089】30)式
【化141】 [式中、nxfは1〜4であり;Rxfは水素、低級アル
キル又は低級アルキルカルボニルであり;R 1xfは水
素、低級アルキル、低級アルキルカルボニル、アリー
ル、ジ低級アルキルアミノ低級アルキル、アリール低級
アルキル、ジアリール低級アルキル、酸素架橋されたア
リール低級アルキル、又は酸素架橋されたジアリール低
級アルキルであり;Axfは直接の結合又は(CHR
3xf)mxfであり;mxfは1〜3であり;Xxfは
水素、低級アルキル、シクロアルキル、低級アルコキ
シ、ハロゲン、ヒドロキシ、ニトロ、トリフルオロメチ
ル,ホルミル、低級アルキルカルボニル、アリールカル
ボニル、−SH、低級アルキルチオ、−NHCOR4xf
又はNR5xf6xfであり、上記式中R4xfは水素又は低
級アルキルであり、R5xf及びR6xfは各々独立して水
素、低級アルキル又はシクロアルキルであリ;Yxfは
O、S又はNR7xfであり;各R2xf、各R3xf及びR7xf
は独立して水素若しくは低級アルキルであるか、又は2
つが同時に、少なくとも5つの原子からなる環の一部を
なすメチレン若しくはエチレン基を形成し;但しAxf
がCH2で、YxfがNCH3で、(CHR2xf)nxf
がCH2CH2で、XxfがH、CH3、Cl、Br又は
NO2で、RxfがHである場合には、R1xfはH、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル又はベンジルではなく;
Axfが−CH2―又はCHR´−で、YxfがNH又
はNR´で、(CHR2xf)nxfが−CH2CH2―又
はCH2CHR´―である場合には、基―NRxf1xf
−NH2、−NHC65又はジ低級アルキルアミノ低級
アルキルアミノではなく、各R´は独立して低級アルキ
ルであり;AxfがCH2で、YxfがNH又はNR'
で、(CHR2xf)nxfが−(CH23―又はCHR'
CH2CH2―である場合には、基―NRxf1xfは−N
2ではなく;Axfが−CH2CH2―で、YxfがN
H又はNR'で、(CHR2xf)nxfが−CH2CH2
又はCHR'CH2―である場合には、基―NRxf1xf
は−NH2ではない。]で示される化合物、その立体、
光学若しくは幾何異性体又はその塩。具体的には、9―
アミノ―2,3−ジヒドロチエノ[3,2−b]キノリ
ン又は10―アミノ―3,4―ジヒドロ―1H−チオピ
ラノ[4,3−b]キノリン等が挙げられる。上記化合
物又はその塩は、特開昭63−284175号公報に記
載の方法又はそれに準じた方法により製造される。
【0090】31)式
【化142】 [式中、Xxgは水素、低級アルキル、低級アルコキシ
又はハロゲンであり;Rxgは、存在する場合には、水
素、低級アルキル又はアリール低級アルキルであり;R
1xgは、水素、低級アルキル又はアリール低級アルキル
であり;そしてR2xgは、存在する場合には、水素又は
低級アルキルである。]で表される化合物又はその塩。
具体的には、2−(1,2,3,4―テトラヒドロ―9
−アクリジンイミノ)−シクロヘキサンカルボン酸や2
−(1,2,3,4―テトラヒドロ―9−アクリジンイ
ミノ)−シクロヘキサンカルボン酸エチルエステル等が
挙げられる。上記化合物又はその塩は、特開平3−95
161号公報に記載の方法又はそれに準じた方法により
製造される。
【0091】32)式
【化143】 [式中、R1xh及びR2xhはそれぞれ水素原子、ハロゲン
原子、低級アルキル基、トリフルオロメチル基、ヒドロ
キシル基、低級アルコキシ基、低級アルカノイルオキシ
基、ニトロ基、アミノ基又は低級アルカノイルアミノ基
を表わし、R3xhは、水素原子;炭素数1〜15のアル
キル基;シクロアルキル基;ハロゲン、低級アルキル基
若しくは低級アルコキシで置換されていてもよい炭素数
7〜15のアラルキル基;炭素数2〜15のアルカノイ
ル基;又はハロゲン、低級アルキル、低級アルコキシ、
ニトロ、ヒドロキシル若しくはアミノで置換されていて
もよいベンゾイル基を表わし、nxhは2〜5の整数を
表わす。]で示される化合物又はその塩。具体的には、
6―アミノ―1―ベンジル―2,3,4,5―テトラヒ
ドロ―1H−アゼピノ[2,3−b]キノリンや5―ア
ミノ―6―フルオロ―1,2,3,4−テトラヒドロベ
ンゾ[d][1,8]ナフチリジンが挙げられる。上記
化合物又はその塩は、特開平3−220189号公報に
記載の方法又はそれに準じた方法により製造される。
【0092】33)式
【化144】 [式中、R1xi、R2xiはそれぞれ水素原子、炭素数1〜
4の直鎖及び分枝アルキル基を表わす。但しともに水素
原子となることはない。]で示される4―アミノ―5,
6,7,8−テトラヒドロチエノ[2,3−b]キノリ
ン誘導体又はその塩。具体的には、4―アミノ−2,3
−ジメチル―5,6,7,8−テトラヒドロチエノ
[2,3−b]キノリン等が挙げられる。上記化合物又
はその塩は、特開平4−134083号公報に記載の方
法又はそれに準じた方法により製造される。
【0093】34)式
【化145】 [式中、Axjは式−(CH2)nxj−(但しnxj
は3〜5の整数である)のアルキレン基を表わして、こ
れに隣接するピリジン核の隣り合う2個の炭素原子に結
合して1個のシクロアルケノ基を形成するか、若しくは
Axjはこれに隣接するピリジン核の隣り合う2個の炭
素原子と連合して1個のベンゼン環を形成する基であ
り、そして(i)Axjがシクロアルケノ基を形成する
場合にはYxjは水素原子、ハロゲン原子、C1〜C6
の低級アルキル基又はアミノ基を表わし、かつZxjは
水素原子、水酸基、ハロゲン原子、アミノ基、式−NR
1xj2xj(R1xj、R2xjは同一でも異なっていてもよ
く、低級アルキル基又はベンジル基を表わす)の基、ピ
ロリジル基、ピペリジル基、ピペラジル基、N−置換ピ
ペラジル基、ピリジル基又は次式
【化146】 (式中、Bは酸素原子又は硫黄原子を示し、mxjは0
〜2の整数を示し、R3xj、R4xj、R5xjは同一でも異
なっていてもよく水素原子、ハロゲン原子、トリフルオ
ロメチル基、水酸基、低級アルコキシ基、直鎖又は分枝
の(C1〜C6)低級アルキル基、アミノ基、アシルアミ
ノ基を表わす)の基を示すか又はZxjはピリジルチオ
基の基を示し、また(ii)Axjがベンゼン環を形成
する場合には、Yxjは水素原子又はC1〜C6の低級ア
ルキル基を示しかつZxjは式−CONR6xj7xj(但
しR6xj及びR7xjはそれぞれ水素原子又はC1〜C6の低
級アルキル基を表わし、あるいはR6xj及びR7xjは共同
してC3〜C6のシクロアルキル基を形成する)の基を示
すか、又はZxjは式
【化147】 (式中、ExjはC2〜C6のアルキレン基又は式−(C
H=CH)pxj−(但しpxjは1又は2を表わす)
の基を示し、R3xj、R4xj及びR5xjは前期の意味を表
わす)の基を示す。]で表される4―アミノ―2,3−
シクロアルケノピリジン及び4−アミノキノリン誘導体
又はそれらの塩。具体的には、4―アミノ―2−(N−
メチルカルバモイル)キノリン等が挙げられる。上記化
合物又はその塩は、特開平4−66571号公報に記載
の方法又はそれに準じた方法により製造される。
【0094】35)式
【化148】 [式中、Rxkは水素、アルキル、アラルキル又はアシル
であり、R1xk及びR2xkは、独立して、水素、アルキ
ル、アラルキル、アルコキシ、アルコキシカルボニル、
アミノ又は1又は2個のアルキル、アラルキル又はアシ
ル基で置換されたアミノであり、mxk及びnxkは
1、2又は3の値であり、Xxk及びYxkは、独立し
て、2個の炭素間の結合、酸素又は硫黄原子、基N−R
3xk(式中基R3xkはRxkについて上記において定義した
意味を有する)又は1〜5個の炭素原子を含有しかつ1
又は2以上の置換基R4xkを含有できるアルキレン又は
アルケニレン架橋(ここでR4xkは、独立して、水素、
1〜4個の炭素原子を有する直鎖状若しくは分枝鎖状の
低級アルキル、アルケニル又はアルキリデン、フェニル
又は1又は2以上の1〜4個の炭素原子を有する低級ア
ルキル基、1〜4個の炭素原子を有する低級アルコキシ
基又はハロゲン基で置換されたフェニル、アラルキル、
1〜4個の炭素原子を有する低級アルコキシ、及びヒド
ロキシルである)であり、そしてXxkがアルケニレン
基であるとき、後者は飽和若しくは不飽和の炭素環式又
は複素環式環系に融合することができ、前記環は1又は
2以上の基R5xk(R5xkは水素、1〜4個の炭素原子を
有する低級アルキル又は低級アルコキシ又はハロゲンで
ある)で置換することができ、そして
【化149】 pxk,qxk及びrxkは1又は1より大きい値であ
り、そしてR6xk又はR7xkは、独立して、水素、ハロゲ
ン、低級アルコキシ又は低級アルキルであることができ
る置換基である。]の多環式アミノピリジン化合物又は
その塩。具体的には、(+)−12―アミノ―6,7,
10,11―テトラヒドロ―9―エチル―7,11−メ
タノシクロオクタ[b]キノリンや(+)−12―アミ
ノ―6,7,10,11―テトラヒドロ―9―メチル―
7,11−メタノシクロオクタ[b]キノリン等が挙げ
られる。上記化合物又はその塩は、特表平11−500
144号公報に記載の方法又はそれに準じた方法により
製造される。
【0095】36)式
【化150】 [式中、Yxlは−C=Oであるか、又は−R2xl、Yは
=CHであり、RxlはC〜C低級アルキル、
【化151】 (ここで、nxl=0又は1であり、Xxlは水素、C
1〜C5低級アルキル、C1〜C5低級アルコキシ、ニト
ロ、ハロゲン、カルボキシ、アルコキシカルボニル、ヒ
ドロキシメチル、ヒドロキシ、ビス−C1〜C5低級アル
キル置換アミノを表わす)、−(CH2mxlCOOZx
l(ここで、mxl=0〜5であり、Zxlは水素又は
1〜C5低級アルキルを表わす)、−CH=CH−Gx
l基(ここで、Gxlはフェニル、フラニル、カルボキ
シ、アルコキシカルボニルを表わす)、及び窒素原子に
おいてC1〜C5低級アルキルにより置換されたジヒドロ
若しくはテトラヒドロピリジルを表わし、R1xlは水
素、C1〜C5低級アルキル、ピリドイル及びC1〜C5
級アルコキシ置換ベンゾイルを表し、R2xlは水素及び
1〜C5低級アルキルを表わす。]で表される化合物又
はその塩。具体的には、下式の化合物等が挙げられる。
【化152】 上記化合物又はその塩は、特表平10−511651号
公報に記載の方法又はそれに準じた方法により製造され
る。
【0096】37)式
【化153】 [式中、Xxm−Yxmは、式
【化154】 (式中、Rxmは水素、低級アルキル、低級アルケニル、
低級アルキニル又はアリール低級アルキルである)の
基、又は式
【化155】 (式中、R1xmは水素、低級アルキル又はアリール低級
アルキルである)の基であり、R2xm及びR3xmは、独立
して水素、低級アルキル、アリール低級アルキル、ジア
リール低級アルキル、低級シクロアルケニル低級アルキ
ル、低級アルコキシ、アリール低級アルコキシ又は低級
アルカノイルであるか、又はR2xm及びR3xmは、これら
が結合している窒素原子と一緒になって式
【化156】 (式中、pxmは0又は1である)の基、式
【化157】 (式中、ZxmはO、S又は式NR6xm(R6xmは水素、
低級アルキル又はアリール低級アルキルである)の基で
ある)の基を形成し、R4xmは水素、低級アルキル又は
アリール低級アルキルであり、R5xmは水素、低級アル
キル又はアリール低級アルキルであり、mxmは0、1
又は2であり、そしてnxmは1又は2である。]の化
合物、その幾何学的及び光学的異性体又はその塩。具体
的には、N−(1,2,5,6,7,8―ヘキサヒドロ
―5―メチル―2―オキソ―5−キノリニル)アセトア
ミドや5−[[2−(3,4−ジクロロフェニル)エチ
ル]アミノ]−5,6,7,8―テトラヒドロ―1―メ
チル―2(1H)−キノリノン等が挙げられる。上記化
合物又はその塩は、特開平4−290872号公報に記
載の方法又はそれに準じた方法により製造される。
【0097】38)式
【化158】 [式中、R1xn、R2xn及びR3xnはそれぞれ水素原子;
低級アルキル基、低級アルコキシ基、水酸基、ハロゲン
原子、ニトロ基、シアノ基、低級アルキル基が置換して
いても良いアミノ基、低級アルキル基が置換していても
良いスルファモイル基を表わすか、若しくはR1xn及び
2xnがいっしょになってメチレンジオキシ基を表わ
し、R4xn及びR5xnはそれぞれ低級アルキル基又は炭素
数3から6個のシクロアルキル基、若しくはR4xn及びR
5xnがいっしょになってその置換する窒素原子と共に、
それぞれ低級アルキル基が置換していても良い1−ピロ
リジニル基、1−ピペリジニル基、1−ピペラジニル
基、4−モルホリニル基を表わす。]で示される化合物
又はその塩。具体的には、N−[4−[2−(ジメチル
アミノ)エトキシ]ベンジル]−2−エトキシベンズア
ミドや4―アミノ―N−[4−[2−(ジメチルアミ
ノ)エトキシ]ベンジル]−2−メトキシ−5−スルフ
ァモイルベンズアミド等が挙げられる。上記化合物又は
その塩は、特開平2−231421号公報に記載の方法
又はそれに準じた方法により製造される。
【0098】39)式
【化159】 [式中、Xxpは炭素数1〜10の直鎖又は分枝状のア
ルキレン、
【化160】 又は、
【化161】 を表わす。R1xpはArxp−CHR2xp−(但しArx
pは無置換のフェニル基又はハロゲン原子、トリフルオ
ロメチル基、低級アルキル基若しくは低級アルコキシ基
で置換されたフェニル基を表わし、R2xpは水素原子又
は低級アルキル基を表わす。)、フェニル基が無置換又
はハロゲン原子、低級アルキル基若しくは低級アルコキ
シ基で置換されたシンナミル基、シクロアルキルメチル
基又は複素環芳香族基で置換されたメチル基を表わす。
また、Xの2つのピペリジン環への結合部位は一方が2
位なら他方は2'位、一方が3位なら他方は3'位、一方
が4位なら他方は4'位である。]で示される化合物又
はその塩。具体的には、1,6―ジ―(1―ベンジル―
4−ピペリジル)ヘキサンや1,5―ジ―(1―ベンジ
ル―4−ピペリジル)ペンタン等が挙げられる。上記化
合物又はその塩は、特開平4−18071号公報に記載
の方法又はそれに準じた方法により製造される。
【0099】40)式
【化162】 [式中、Rxqは水酸基又はメトキシ基を示す。]で示
される化合物又はその塩。上記化合物又はその塩は、特
開平4−159225号公報に記載の方法又はそれに準
じた方法により製造される。
【0100】41)下式で表される9―アミノ―1,
2,3,4−テトラヒドロアクリジン又はその塩。
【化163】 上記化合物又はその塩は、特開平4−346975号公
報に記載の方法、該公報に引用された文献記載の方法、
又はそれらに準じた方法により製造される。
【0101】42)式
【化164】 [式中、R1xr、R2xr及びR3xrはそれぞれ水素原子又
は低級アルキル基を示す。]で表される化合物又はその
塩。
【0102】下式で表されるフペルジンA(Huper
zine A)又はその塩。
【化165】 上記化合物又はその塩は、USP 5,177,082、
J.Am.Chem.Soc.,1991,113,p4695-4696、又は、
J.Am.Chem.Soc.,1989,111,p4116-4117に記載の
方法又はそれらに準じた方法により製造されるか、ある
いは、中草薬の千層塔(トウゲシバ)から抽出後、分離
して得られる。
【0103】43)下式の構造を有しているガランタミ
ンあるいはガランタミンの誘導体
【化166】 上式においてR1xs及びR2xsは同一のもの若しくは異な
るものであり、それぞれ水素原子あるいは低級アルカノ
イル基のようなアシル基を意味しており、例えばアセチ
ル基であり、あるいは例えばメチル、エチル、プロピル
又はイソプロピル等の直鎖あるいは枝分かれしたアルキ
ル基である。R3xsは直鎖又は枝分かれしたアルキル
基、アルケニル基あるいはアルカリル(alkaryl)基であ
り、これらの基は任意にハロゲン原子、あるいはシクロ
アルキル基、水酸基、アルコキシ基、ニトロ基、アミノ
基、アミノアルキル基、アシルアミノ基、ヘテロアリー
ル基、ヘテロアリール−アルキル基、アロイル基、アロ
イルアルキル基、あるいはシアノ基により置き換えられ
るものであり、R4xsは四つの環状骨格を形成している
炭素の少なくとも一つに結合している水素原子あるいは
ハロゲン原子を意味している。但しR4が窒素原子に隣
接した位置に存在している場合は、R4は好ましくはハ
ロゲン原子、ならびに例えば臭化水素酸塩、塩酸塩等の
ハロゲンの塩、硫酸メチルあるいはメチオダイドとは異
なるものであることを条件とする。
【0104】具体的には、下式で表されるGalant
hamine又はその塩が挙げられる。
【化167】 上記化合物又はその塩は、特表平6−507617号、
Heterocycles,1977,8,p277-282、又は、J.Chem.So
c.(C),1971,p1043-1047に記載の方法又はそれに準じ
た方法により製造されるか、あるいは、Galanthus niva
lisやGalanthuswaronowii等のユリ科植物から抽出後、
分離して得られる。
【0105】44)式
【化168】 〔式中、R1yaとR2yaは、それぞれ独立して、水素原子
又は、置換基を有していてもよい炭化水素残基を示す
か、あるいは、隣接する窒素原子とともに縮合複素環基
を形成し、R3yaとR4yaは、R3yaが水素原子又は、そ
れぞれ置換基を有していてもよい炭化水素残基若しくは
アシル基を示し、R4yaが水素原子を示すか、あるい
は、R3yaとR4yaが結合して −(CH2mya−CO
−,−CO−(CH2mya−又は(CH2mya+1−(式
中、myaは0,1又は2を示す)を形成し、Ayaは−
(CH2lya−(式中、lyaは0,1又は2を示す)
又は、−CH=CH−を示し、Xyaは1以上の置換基を
示し、nyaは4ないし7の整数を示す。〕で表わされ
る置換アミン類又はその塩。上記化合物又はその塩は、
特開平2−91052号公報に記載の方法又はそれに準
じた方法により製造される。
【0106】45)式
【化169】 〔式中、環Aybは置換されていてもよく、環構成ヘテロ
原子としてO,S,Nの1〜2個を含んでいてもよい5
〜8員環状基を示し、R1ybは水素原子又は置換基を有し
ていてもよい炭化水素残基を示し、R2ybは水素原子又は
低級アルキル基を示し、R3ybは置換基を有していてもよ
い芳香族基を示し、R4ybは水素原子又は低級アルキル基
若しくは置換基を有していてもよい芳香族基を示し、n
ybは2〜7の整数を示す。〕で表されるアミノケトン
誘導体又はその塩。上記化合物又はその塩は、特開平3
−95143号公報に記載の方法又はそれに準じた方法
により製造される。
【0107】46)式
【化170】 〔式中、R1ycは水素原子又は低級アルキル基を示し、
2ycは置換基を有していてもよい芳香族基を示し、R
3ycは水素原子又は低級アルキル基若しくは置換基を有
していてもよい芳香族基を示し、nycは0〜7の整数
を示し、環Aycは置換されていてもよく、環構成ヘテロ
原子としてO,Sの1又は2個を含んでいてもよい5〜
8員環状基を示し、環Bycは置換されていてもよいベン
ゼン環を示す。〕で表されるアラルキルアミン誘導体又
はその塩。上記化合物又はその塩は、特開平3−141
244号公報に記載の方法又はそれに準じた方法により
製造される。
【0108】47)式
【化171】 〔式中、Bydは置換されていてもよい飽和又は不飽和の
5〜7員アザ複素環状基を示し、Aydは結合手又は炭化
水素残基、オキソ基、ヒドロキシイミノ基若しくはヒド
ロキシ基で置換されていてもよい二価又は三価の脂肪族
炭化水素残基を示し、
【化172】 は単結合若しくは二重結合を示し(但し、Aydが結合手
を表わすときは、
【化173】 は単結合を表わす)、R2yd,R3ydはそれぞれ独立して
水素原子若しくは置換基を有していてもよい炭化水素残
基を示すか又は、隣接する窒素原子とともに環状アミノ
基を形成してもよく、pydは1又は2を示す。〕で表
されるアミノナフタレン化合物又はその塩。上記化合物
又はその塩は、特開平3−223251号公報に記載の
方法又はそれに準じた方法により製造される。
【0109】48)式
【化174】 〔式中、X1yeはR4ye−N(R4yeは水素原子、置換基
を有していてもよい炭化水素基又は置換基を有していて
もよいアシル基を示す)、酸素原子又は硫黄原子を示
し、X2yeはR5ye−N(R5yeは水素原子、置換基を有
していてもよい炭化水素基又は置換基を有していてもよ
いアシル基を示す)又は酸素原子を示し、Aye環は更に
置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、R1ye
水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基を示
し、R1yeはnyeの繰り返しにおいてそれぞれ異なっ
ていてもよく、Yyeは置換されていてもよいアミノ基又
は置換基を有していてもよい含窒素飽和複素環基を示
し、nyeは1ないし10の整数を、kyeは0ないし
3の整数を、myeは1ないし8の整数を示す。〕で表
される縮合複素環カルボン酸誘導体又はその塩。上記化
合物又はその塩は、特開平5−239024号公報に記
載の方法又はそれに準じた方法により製造される。
【0110】49)式
【化175】 〔式中、環Ayfは置換基を有していてもよい芳香環を示
し、R1yfは水素原子又は置換基を有していてもよい炭
化水素残基を示すか、あるいは隣接する基−CH=C−
及び環Ayfを構成する2個の炭素原子とともに置換され
ていてもよい炭素環を形成し、R2yfは水素原子又は置
換基を有していてもよい炭化水素残基若しくはアシル基
を示し、R3yfは置換基を有していてもよい炭化水素残
基を示し、nyfは2から6の整数を示す。〕で表わさ
れる不飽和カルボン酸アミド誘導体又はその塩。上記化
合物又はその塩は、特開平2−138255号公報に記
載の方法又はそれに準じた方法により製造される。
【0111】本発明で用いられる「アセチルコリンエス
テラーゼ阻害作用を有する非カルバメート系アミン化合
物」として、好ましくは、化合物(I)が挙げられる。
本発明で用いられるアセチルコリンエステラーゼ阻害作
用を有する非カルバメート系アミン化合物は、毒性も少
なく、優れた膀胱筋収縮増強作用を有すると共に、尿道
筋収縮作用を有しないことから、ヒト等の哺乳動物の膀
胱排出力改善剤として使用することができる。例えば、
以下の1)から6)等に起因する排尿障害、特に排尿困
難の予防・治療剤として使用することができる。1)前
立腺肥大症、2)膀胱頸部閉鎖症、3)神経因性膀胱、
4)糖尿病、5)手術、及び6)膀胱筋緊張低下。又、
頻尿、尿失禁等の排尿障害にも用いることができる。ま
た、前立腺肥大症に伴う排尿障害、特に排尿困難の予防
・治療剤として使用する場合、アセチルコリンエステラ
ーゼ阻害作用を有する非カルバメート系アミン化合物と
他の薬剤(例えば、タムスロシン等のα−遮断薬等)と
を組み合わせて使用することができる。これらは、同時
に用いても、また、別個製剤化したものを併用してもよ
い。
【0112】本発明化合物と組み合わせて使用すること
ができるα−遮断薬として、具体的には、例えば、以下
の化合物又はその塩が挙げられる。 タムスロシン(Tamsulosin):EP−A−3
4432,USP 4,703,063
【化176】 プラゾシン(Prazosin):USP 3,511,
836
【化177】 テラゾシン(Terazosin):USP 4,02
6,894,USP 4,251,532
【化178】
【0113】ドキサゾシン(Doxazosin):U
SP 4,188,390
【化179】 ウラピジル(Urapidil):USP 3,957,
786
【化180】 インドラミン(Indoramin):USP 3,52
7,761
【化181】
【0114】アルフゾシン(Alfuzosin):U
SP 4,315,007
【化182】 ダピプラゾール(Dapiprazole):USP
4,252,721
【化183】 ナフトピジル(Naftopidil):USP 3,9
97,666
【化184】
【0115】その他、以下のα−遮断薬も挙げられる。 Ro 70−0004
【化185】 KMD−3213
【化186】 GYKI−16084
【化187】
【0116】JTH−601
【化188】 Z−350
【化189】 Rec−15−2739
【化190】
【0117】SK&F−86466
【化191】 ブナゾシン(Bunazosin):USP 3,92
0,636
【化192】 BMY−15037
【化193】
【0118】ブフロメジル(Buflomedil)
【化194】 ネルダゾシン(Neldazosin)
【化195】 Moxisylyte
【化196】
【0119】SL−890591
【化197】 LY−23352
【化198】 また、ABT−980,AIO−8507−L,L−7
83308, L−780945,SL−91089
3,GI−231818,SK&F−106686等の
α−遮断薬も挙げられる。
【0120】本発明で用いられるアセチルコリンエステ
ラーゼ阻害作用を有する非カルバメート系アミン化合物
は、自体公知の手段に従って製剤化することができ、化
合物そのまま、あるいは薬理学的に許容される担体を、
製剤化工程において、適宜、適量混合することにより医
薬組成物、例えば錠剤(糖衣錠、フィルムコーティング
錠を含む)、散剤、顆粒剤、カプセル剤(ソフトカプセ
ルを含む)、液剤、注射剤、座剤、徐放剤等として、経
口的又は非経口的(例、局所、直腸、静脈投与等)に安
全に投与することができる。本発明の膀胱排出力改善剤
中、アセチルコリンエステラーゼ阻害作用を有する非カ
ルバメート系アミン化合物の含有量は、剤全体の約0.
1〜約100重量%である。投与量は、投与対象、投与
ルート、疾患等により異なるが、例えば、排尿困難治療
剤として、成人(体重約60kg)に対して、経口剤と
して、1回当たり有効成分として約0.005〜約10
0mg、好ましくは約0.05〜約30mg、更に好ま
しくは約0.2〜約10mgであり、1日1回の投与で
もよいし、数回に分けて投与することもできる。本発明
の膀胱排出力改善剤の製造に用いられる薬理学的に許容
される担体としては、製剤素材として慣用される各種有
機又は無機担体物質が挙げられ、例えば固形製剤におけ
る賦形剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤;液状製剤における
溶剤、溶解補助剤、懸濁化剤、等張化剤、緩衝剤、無痛
化剤等が挙げられる。また、必要に応じて、防腐剤、抗
酸化剤、着色剤、甘味剤、吸着剤、湿潤剤等の添加物を
用いることもできる。
【0121】賦形剤としては、例えば乳糖、白糖、D−
マンニトール、デンプン、コーンスターチ、結晶セルロ
ース、軽質無水ケイ酸等が挙げられる。滑沢剤として
は、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カ
ルシウム、タルク、コロイドシリカ等が挙げられる。結
合剤としては、例えば結晶セルロース、白糖、D−マン
ニトール、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニル
ピロリドン、デンプン、ショ糖、ゼラチン、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム等が挙
げられる。崩壊剤としては、例えばデンプン、カルボキ
シメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカル
シウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、L−ヒ
ドロキシプロピルセルロース等が挙げられる。溶剤とし
ては、例えば注射用水、アルコール、プロピレングリコ
ール、マクロゴール、ゴマ油、トウモロコシ油等が挙げ
られる。溶解補助剤としては、例えばポリエチレングリ
コール、プロピレングリコール、D−マンニトール、安
息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コ
レステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウ
ム、クエン酸ナトリウム等が挙げられる。懸濁化剤とし
ては、例えばステアリルトリエタノールアミン、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシ
チン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モ
ノステアリン酸グリセリン等の界面活性剤;例えばポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシ
メチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒド
ロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース等の親水性高分子等
が挙げられる。等張化剤としては、例えばブドウ糖、D
−ソルビトール、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マ
ンニトール等が挙げられる。緩衝剤としては、例えばリ
ン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩等の緩衝液等が挙
げられる。無痛化剤としては、例えばベンジルアルコー
ル等が挙げられる。防腐剤としては、例えばパラオキシ
安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアル
コール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビ
ン酸等が挙げられる。抗酸化剤としては、例えば亜硫酸
塩、アスコルビン酸等が挙げられる。
【0122】
【発明の実施の形態】本発明は、更に以下の参考例、実
施例、実験例及び製剤例によって詳しく説明されるが、
これらの例は単なる実施例であって、本発明を限定する
ものではなく、また本発明の範囲を逸脱しない範囲で変
化させてもよい。
【実施例】参考例1−30 自体公知の方法に準じ、下記表に記載の参考例1−30
の化合物を得た。
【0123】
【表1】
【0124】
【表2】
【0125】
【表3】
【0126】
【表4】
【0127】参考例15−1 8-[3-[1-[(3-フルオロフェニル)メチル]-4-ピペリジニ
ル] -1-オキソプロピル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピ
ロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(参考例15の化合
物)
【化199】 1) 3-(1-アセチル-4-ピペリジニル)プロピオン酸 (8
8.2g, 0.443mol) を、氷冷下、塩化チオニル(300mL) に
少量ずつ加えた。室温で10分間攪拌後、減圧下、25oC
にて塩化チオニルを留去した。残査にジエチルエーテル
を加え、減圧留去して黄色固形物を得た。更にジエチル
エーテルを加え、固形物をスパーテルで粉砕し、減圧留
去して、3-(1-アセチル-4-ピペリジニル)プロピオン酸
クロリドの粗生成物を淡黄色粉末として得た。この淡黄
色粉末及び1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]
キノリン-4-オン(64.0g, 0.369mol) を1,2-ジクロロエ
タン(200mL) に懸濁し、塩化アルミニウム (162g, 1.21
mol) を室温で少量ずつ加えた。室温で12時間攪拌した
後、反応混合物を氷−水に加え、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥後、減圧下にて溶媒を留去し、淡黄色油状物を
得た。油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(展開溶媒:酢酸エチル−メタノール=9:1)で精製
し、エタノール−ジエチルエーテルから結晶化させるこ
とにより、8-[3-(1-アセチル-4-ピペリジニル)-1-オキ
ソプロピル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-i
j]キノリン-4-オン 123.5gを融点 157-159℃の無色結
晶として得た。1 HNMR(CDCl3)δ1.00-1.30(2H, m), 1.50-1.95(5H, m),
2.09(3H, s), 2.53(1H,dt, J=12.9, 2.4 Hz), 2.72(2H,
t, J=7.6 Hz), 2.90-3.15(5H, m), 3.24(2H, t, J=8.6
Hz), 3.75-3.90(1H, m), 4.14(2H, t, J=8.6 Hz), 4.5
5-4.70(1H, m),7.68(1H, s), 7.73(1H, s). 2) 1)で得た8-[3-(1-アセチル-4-ピペリジニル) -
1-オキソプロピル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(118.7g, 0.335mol) に濃塩
酸(600 mL) を加え、140oC で4時間攪拌した。室温まで
冷却後、減圧下に塩酸を留去し、得られた残査を8規定
水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ性(pH>12) とし,酢
酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄、無水
硫酸ナトリウムで乾燥した後、減圧下にて溶媒を留去
し、酢酸エチル−ジエチルエーテルから結晶化させるこ
とにより、8-[3-(4-ピペリジニル) -1-オキソプロピル]
-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-
4-オン103.7gを融点 114-115℃の無色結晶として得
た。1 HNMR(CDCl3)δ1.00-1.30(2H, m), 1.30-1.90(7H, m),
2.59(2H, dt, J=12.0, 2.4 Hz), 2.72(2H, t, J=7.6 H
z), 2.85-3.15(5H, m), 3.23(2H, t, J=8.6 Hz),4.14(2
H, t, J=8.6 Hz), 7.68(1H, s), 7.73(1H, s). 3) 2)で得た8-[3-(4-ピペリジニル) -1-オキソプロ
ピル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノ
リン-4-オン(103.7g, 0.332mol) のアセトニトリル(750
mL) 溶液に、3-フルオロベンジルブロミド(65.9g, 0.34
9mol) 及び無水炭酸カリウム(80g) を加え、室温で12時
間攪拌した。反応溶液を酢酸エチル−水混合溶液に加
え、有機層を分離した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、濃縮して淡黄色油
状物を得た。油状物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(展開溶媒:酢酸エチル−メタノール=9:1)で
精製した。得られた粗結晶を熱エタノールから再結晶し
て、表題化合物111.2gを融点111-112℃の無色結晶とし
て得た。1 HNMR(CDCl3)δ1.20-1.50(4H, m), 1.55-1.80(4H, m),
1.85-2.05(2H, m), 2.71(2H, t, J=7.6 Hz), 2.80-3.15
(5H, m), 3.22(2H, t, J=8.6 Hz), 3.47(2H, s),4.13(2
H, t, J=8.6 Hz), 6.85-7.15(3H, m), 7.20-7.35(1H,
m), 7.67(1H, s),7.72(1H, s). 元素分析値 C26H29FN2O2として 計算値:C, 74.26; H, 6.95; N, 6.66. 実験値:C, 74.28; H, 7.02; N, 6.58. 上記表題化合物65.4gのエタノール溶液に1.5当量の4
N塩酸(酢酸エチル溶液)を加え、溶媒と過剰の塩酸を
留去して無色粉末を得た。得られた粉末をエタノールか
ら結晶化して、表題化合物の塩酸塩64.1gを融点201-203
℃(分解)の無色結晶として得た。 元素分析値 C26H29FN2O2・HClとして 計算値:C, 68.34; H, 6.62; N, 6.13. 実験値:C, 68.15; H, 6.66; N, 6.04.
【0128】参考例15−2 8-[3-[1-(フェニルメチル)-4-ピペリジニル]-1-オキソ
プロピル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]
キノリン-4-オン(参考例17の化合物)
【化200】 参考例15−1の2)で得た8-[3-(4-ピペリジニル) -1
-オキソプロピル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オンとベンジルブロミドを用いて、
参考例15−1の3)と同様の操作を行うことにより無
色粉末を得た。得られた粉末をエーテル−イソプロピル
エーテルから結晶化して、表題化合物を融点103-104℃
の無色結晶として得た。1 HNMR(CDCl3) δ 1.20-1.75(8H, m), 1.85-2.05(2H,
m), 2.71(2H, t, J=7.6 Hz), 2.80-2.95(3H, m), 3.02
(2H, t. J=7.6 Hz), 3.22(2H, t, J=8.6 Hz), 3.49(2H,
s), 4.13(2H, t, J=8.6 Hz), 7.20-7.35(5H, m), 7.67
(1H, s), 7.71(1H, s). 元素分析値 C26H30N2O2として 計算値:C, 77.58; H, 7.51; N, 6.96. 実験値:C, 77.30; H, 7.49; N, 7.20. 上記表題化合物のエタノール溶液に1.5当量の4N塩酸
(酢酸エチル溶液)を加え、溶媒と過剰の塩酸を留去し
て無色粉末を得た。得られた粉末をエタノールから結晶
化して、表題化合物の塩酸塩を融点245-248℃(分解)
の無色結晶として得た。 元素分析値 C26H30N2O2・HClとして 計算値:C, 71.14; H, 7.12; N, 6.38. 実験値:C, 70.97; H, 7.14; N, 6.18.
【0129】製剤例1 以下、参考例15の化合物(8−[3−[1−[(3−
フルオロフェニル)メチル]−4−ピペリジニル]−1
−オキソプロピル]−1,2,5,6−テトラヒドロ−
4H−ピロロ[3,2,1−ij]キノリン−4−オ
ン)の塩酸塩を化合物Aと略記する。 (1)化合物A 1g (2)乳糖 197g (3)トウモロコシ澱粉 50g (4)ステアリン酸マグネシウム 2g 上記(1),(2)及びトウモロコシ澱粉(20g)を
混和し、トウモロコシ澱粉(15g)と25mLの水か
ら作ったペーストとともに顆粒化し、これにトウモロコ
シ澱粉(15g)と上記(4)を加え、混合物を圧縮錠
剤機で圧縮して、錠剤1錠当たり化合物Aを0.5mg
含有する直径3mmの錠剤2000個を製造した。
【0130】製剤例2 (1)化合物A 2g (2)乳糖 197g (3)トウモロコシ澱粉 50g (4)ステアリン酸マグネシウム 2g 製剤例1と同様の方法により、錠剤1錠当たり化合物A
を1.0mg含有する直径3mmの錠剤2000個を製
造した。
【0131】製剤例3 (1)化合物A 5.0mg (2)乳糖 60.0mg (3)トウモロコシ澱粉 35.0mg (4)ゼラチン 3.0mg (5)ステアリン酸マグネシウム 2.0mg 上記(1)、(2)及び(3)の混合物を10%ゼラチ
ン水溶液0.03ml(ゼラチンとして3.0mg)を
用い、1mmメッシュの篩を通して顆粒化した後、40
℃で乾燥した後、再び篩過した。得られた顆粒を上記
(5)と混合し、圧縮した。得られた中心錠を蔗糖、二
酸化チタン、タルク及びアラビアゴムの水懸液による糖
衣でコーティングした。コーティングが施された錠剤を
ミツロウで艶出してコート錠を得た。
【0132】実験例1 アセチルコリンエステラーゼ阻害活性の測定 参考例化合物のアセチルコリンエステラーゼ阻害活性の
測定を、ヒト赤血球由来アセチルコリンエステラーゼを
用いて、アセチルチオコリン法(Ellman法)にて
行った。ヒト赤血球由来のアセチルコリンエステラーゼ
(Sigma社)を蒸留水にて0.2 IU/mLの濃
度に溶解し酵素標品とした。96wellマイクロプレ
ートに薬液20μL、80mM Tris−HCl(p
H 7.4)30μL、酵素標品50μL及び5mM
5,5−dithio−bis(2−nitroben
zoic acid)(Sigma社)50μLを分注
し、10秒間振とうした。50μLの4mM acet
ylthiocholine iodide(Sigm
a社)を添加し、再度振とうした直後から10分間30
秒間隔で414nMにおける吸光増加を測定した。次式
により酵素活性を測定した。 R=5.74×10-7×ΔA (式中、Rは酵素活性(mol)、ΔAは414nMの
吸光増加を示す) 各化合物について少なくとも3回実験を繰り返し、50
%阻害濃度(IC50)を求めた。また、上記方法と同様
にして、ジスチグミンのアセチルコリンエステラーゼ阻
害活性を測定した。結果を下表に示す。
【0133】
【表5】 上記の結果より、化合物(I)は優れたアセチルコリン
エステラーゼ阻害作用を有することがわかる。
【0134】実験例2 モルモット律動性膀胱収縮に対する増強作用 参考例化合物の律動性膀胱収縮に対する増強作用を、He
rtley系雄モルモットを使用して試験した。体重300g前
後のHertley系雄モルモット(SLC)をウレタン(1.2g/k
g, ip)麻酔後保定し、腹部を正中切開して膀胱を露出
した。尿道を結紮した後ポリエチレンチューブ(PE-5
0)を膀胱内に刺入した。膀胱内圧の測定は血圧アンプ
(日本光電)にて行い、A/D変換装置(MP-30, Biopac s
ystems)を介し、パーソナルコンピューターにデータを
集積した。適当量の生理食塩水をカニューレを通じて膀
胱内に注入し、律動性の膀胱収縮を誘起した。頻度が2
分から10分に1回の安定した律動性収縮を確認できた動
物に、被検化合物を蒸留水に溶解し、静脈内投与し影響
を観察した。データ処理は、以下の方法で行った。被検
化合物投与直前の膀胱収縮と投与後5分以降最初の膀胱
収縮の膀胱内圧曲線と基底線とで結ばれる面積(AUC)
を解析ソフト(Studentlab pro 2.1.5、Biopac system
s)にて算出し、被検化合物の効果を評価した。AUCの用
量依存曲線から薬物投与前値のAUCを2倍に増加する用量
(AUC200)を算出し、被検化合物の膀胱筋に対する収縮
増強作用強度を求めた。また、上記と同じ方法により、
ジスチグミンの膀胱筋に対する収縮増強作用強度を求め
た。各化合物のAUC200値を下表に示す。
【0135】
【表6】 これより、化合物(I)は優れた律動性膀胱収縮に対す
る増強作用を有することがわかる。
【0136】実験例3 モルモットにおける排尿効率に対する作用 参考例化合物のモルモットにおける排尿効率に対する作
用を、Hertley系雄モルモットを使用して試験した。体
重346.5±3.5gのHertley系雄モルモット(SLC)を、各
処理群で6から10頭使用した。モルモットをウレタン麻
酔し、保定後膀胱を露出した。膀胱内に2本のポリエチ
レンチューブ(PE-50、PE-100)を刺入し、片方(PE-5
0)を生理食塩水の注入に、もう一方(PE-100)を膀胱
内圧の測定に用いた。生理食塩水の注入を0.3 mL/minの
流速で持続的に行い、間欠的な排尿を最低3回確認した
後注入を停止し、膀胱内の生理食塩水をすべて引き抜い
た。再び注入を開始し、排尿直前の膀胱内圧の上昇が確
認された時点で注入を停止し、注入時間と排出される尿
の重量を測定した。排尿効率は下の数式で算出した。 排尿効率(%)= 100×排出量(mL)/注入時間(mi
n)× 0.3(mL/min) 少なくとも2回の被検化合物投与前値を測定した後、被
検化合物を蒸留水に溶解し、静脈内投与した。ジスチグ
ミンは投与後30分の値を、参考例化合物に関しては投与
後10分の値を測定した。それぞれ溶媒投与による効果も
確認した。被検化合物投与前の測定値を平均して投与前
値とし、投与後の値とpaired-t testにより有意差検定
を行った。(** p<0.01, * p<0.05) 排尿効率に対する作用を下表に示す。
【0137】
【表7】 ** p<0.01, * p<0.05 上記の結果より、ジスチグミンは排尿効率改善率が小さ
く、かつ、高用量で排尿効率を悪化させるのに対して、
化合物(I)は、排尿効率改善率が大きく、有意であ
り、かつ、高用量でも排尿効率を悪化させないことがわ
かる。
【0138】実験例4 モルモットにおける尿流率に対する作用 参考例化合物、ジスチグミン、プラゾシン、タムスロシ
ンの単独及び併用による尿流率に対する作用を、Hertle
y系雄性モルモットを使用して試験した。体重350g前後
のHertley系雄性モルモット(Slc)を、各処理群で4匹
から6匹使用した。モルモットをウレタン麻酔し、保定
後膀胱を露出した。膀胱内に2本のポリエチレンチュー
ブ(PE-100)を刺入し、片方を生理食塩水の注入に、も
う一方を膀胱内圧の測定に用いた。生理食塩水の注入を
0.3 mL/minの流速で持続的に行い、間欠的な排尿を最低
3回確認した後注入を停止し、膀胱内の生理食塩水をす
べて引き抜いた。再び注入を開始し、排尿直前の膀胱内
圧の上昇が確認された時点で注入を停止した。排出され
る尿の重量を電子天秤(HX-400, A&D)で測定した。膀
胱内圧及び尿重量のアナログデータをAD変換器(MP-30,
Biopac Systems)に入力し、デジタル信号を専用のソ
フトウエア(Student lab pro 2.1.5 , Biopac System
s)にて解析した。データのサンプリング間隔は0.1秒と
し、尿重量の値を微分して尿流率を求めた。排出量及び
尿流率のデータのノイズを除去するため0.5Hzでlowcut
filterをかけた。2回の被検化合物投与前値を測定した
後、被検化合物を静脈内投与した。被検化合物投与の10
分後に再度測定を行った。コントロール実験として、溶
媒投与による効果も確認した。被検化合物投与前の測定
値を平均して投与前値とし、投与前値に対する投与後の
変化の割合を算出して、Dunnet検定により群間比較を行
った。尿流率に対する作用を下表にまとめた。
【0139】
【表8】 ** p<0.01 vs DMSO(コントロール)
【0140】
【表9】 * p<0.05 vs 蒸留水(コントロール) 上記の結果より、ジスチグミンは単独での尿流率改善率
が小さく、かつ、α−遮断薬であるプラゾシンとの併用
により改善率は向上しないことがわかる。一方、化合物
(I)は,単独でも尿流率を改善すると共に、α−遮断
薬であるプラゾシン又はタムスロシンとの併用により尿
流率を大きく改善させることがわかる。上記実験例2、
3及び4の結果から、アセチルコリンエステラーゼ阻害
作用を有する非カルバメート系アミン化合物、特に化合
物(I)は優れた膀胱排出力改善作用を有することがわ
かる。
【0141】
【発明の効果】本発明で用いられるアミン化合物は、優
れた膀胱筋収縮増強作用を有すると共に、尿道筋収縮作
用を有しないことから、排尿効率が高く、膀胱排出力改
善剤として有用である。更には、排尿障害、特に排尿困
難の予防及び治療剤としても有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/55 A61K 31/55 31/553 31/553 A61P 13/00 A61P 13/00 43/00 111 43/00 111 // C07D 211/08 C07D 211/08 211/14 211/14 401/06 401/06 413/06 413/06 471/06 471/06 487/04 150 487/04 150

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アセチルコリンエステラーゼ阻害作用を有
    する非カルバメート系アミン化合物を含有してなる膀胱
    排出力改善剤。
  2. 【請求項2】アミン化合物が、式 【化1】 〔式中、Arは縮合していてもよいフェニル基で、該フ
    ェニル基は置換基を有していてもよい、nは1ないし1
    0の整数、Rは水素原子又は置換基を有していてもよい
    炭化水素基、Yは置換基を有していてもよいアミノ基又
    は置換基を有していてもよい含窒素飽和複素環基を示
    す。〕で表される非カルバメート系化合物又はその塩で
    ある請求項1記載の剤。
  3. 【請求項3】Arがフェニル基であり、(i)ハロゲン
    化されていてもよい低級アルキル基、(ii)ハロゲン原
    子、(iii)低級アルキレンジオキシ基、(iv)ニトロ
    基、(v)シアノ基、(vi)ヒドロキシ基、(vii)ハロ
    ゲン化されていてもよい低級アルコキシ基、(viii)シ
    クロアルキル基、(ix)ハロゲン化されていてもよい低
    級アルキルチオ基、(x)アミノ基、(xi)モノ−低級
    アルキルアミノ基、(xii)ジ−低級アルキルアミノ
    基、(xiii)5ないし7員環状アミノ基、(xiv)低級
    アルキル−カルボニルアミノ基、(xv)低級アルキルス
    ルホニルアミノ基、(xvi)低級アルコキシ−カルボニ
    ル基、(xvii)カルボキシ基、(xviii)低級アルキル
    −カルボニル基、(xix)シクロアルキル−カルボニル
    基、(xx)カルバモイル基、チオカルバモイル基、(xx
    i)モノ−低級アルキル−カルバモイル基、(xxii)ジ
    −低級アルキル−カルバモイル基、(xxiii)低級アル
    キルスルホニル基、(xxiv)シクロアルキルスルホニル
    基、(xxv)フェニル基、(xxvi)ナフチル基、(xxvi
    i)モノ−フェニル−低級アルキル基、(xxviii)ジ−
    フェニル−低級アルキル基、(xxix)モノ−フェニル−
    低級アルキル−カルボニルオキシ基、(xxx)ジ−フェ
    ニル−低級アルキル−カルボニルオキシ基、(xxxi)フ
    ェノキシ基、(xxxii)モノ−フェニル−低級アルキル
    −カルボニル基、(xxxiii)ジ−フェニル−低級アルキ
    ル−カルボニル基、(xxxiv)ベンゾイル基、(xxxv)
    フェノキシカルボニル基、(xxxvi)フェニル−低級ア
    ルキル−カルバモイル基、(xxxvii)フェニルカルバモ
    イル基、(xxxviii)フェニル−低級アルキル−カルボ
    ニルアミノ基、(xxxix)フェニル−低級アルキルアミ
    ノ基、(xxxx)フェニル−低級アルキルスルホニル基、
    (xxxxi)フェニルスルホニル基、(xxxxii)フェニル
    −低級アルキルスルフィニル基、(xxxxiii)フェニル
    −低級アルキルスルホニルアミノ基及び(xxxxiv)フェ
    ニルスルホニルアミノ基(前記(xxv)ないし(xxxxi
    v)のフェニル基、ナフチル基、モノ−フェニル−低級
    アルキル基、ジ−フェニル−低級アルキル基、モノ−フ
    ェニル−低級アルキル−カルボニルオキシ基、ジ−フェ
    ニル−低級アルキル−カルボニルオキシ基、フェノキシ
    基、モノ−フェニル−低級アルキル−カルボニル基、ジ
    −フェニル−低級アルキル−カルボニル基、ベンゾイル
    基、フェノキシカルボニル基、フェニル−低級アルキル
    −カルバモイル基、フェニルカルバモイル基、フェニル
    −低級アルキル−カルボニルアミノ基、フェニル−低級
    アルキルアミノ基、フェニル−低級アルキルスルホニル
    基、フェニルスルホニル基、フェニル−低級アルキルス
    ルフィニル基、フェニル−低級アルキルスルホニルアミ
    ノ基及びフェニルスルホニルアミノ基は、更に、低級ア
    ルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキ
    シ基、ベンジルオキシ基、アミノ基、モノ−低級アルキ
    ルアミノ基、ジ−低級アルキルアミノ基、ニトロ基、低
    級アルキル−カルボニル基及びベンゾイル基から選ばれ
    る置換基を1ないし4個有していてもよい。)から選ば
    れる置換基を1ないし4個有していてもよい請求項2記
    載の剤。
  4. 【請求項4】Arが式 【化2】 〔式中、R1は水素原子、置換基を有していてもよい炭
    化水素基、アシル基又は置換基を有していてもよい複素
    環基、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環、
    B'環は更にオキソ基で置換されていてもよい5ないし
    9員の含窒素複素環を示す。〕で表される基である請求
    項2記載の剤。
  5. 【請求項5】R1が(1)水素原子、(2)(i)ハロゲ
    ン原子、(ii)ニトロ基、(iii)シアノ基、(iv)オ
    キソ基、(v)ヒドロキシ基、(vi)ハロゲン化されて
    いてもよい低級アルキル基、(vii)ハロゲン化されて
    いてもよい低級アルコキシ基、(viii)ハロゲン化され
    ていてもよい低級アルキルチオ基、(ix)アミノ基、
    (x)モノ−低級アルキルアミノ基、(xi)ジ−低級ア
    ルキルアミノ基、(xii)炭素原子と1個の窒素原子以
    外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテ
    ロ原子を1ないし3個有していてもよい5ないし7員環
    状アミノ基、(xiii)低級アルキル−カルボニルアミノ
    基、(xiv)低級アルキルスルホニルアミノ基、(xv)
    低級アルコキシ−カルボニル基、(xvi)カルボキシ
    基、(xvii)低級アルキル−カルボニル基、(xviii)
    カルバモイル基、チオカルバモイル基、(xix)モノ−
    低級アルキル−カルバモイル基、(xx)ジ−低級アルキ
    ル−カルバモイル基、(xxi)低級アルキルスルホニル
    基、(xxii)低級アルコキシ−カルボニル−低級アルキ
    ル基、(xxiii)カルボキシ−低級アルキル基、(xxi
    v)(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)
    オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級アルキル基、(7)
    低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ基、(9)アミノ
    基、(10)モノ−低級アルキルアミノ基、(11)ジ−低級ア
    ルキルアミノ基、(12)炭素原子と1個の窒素原子以外に
    窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原
    子を1ないし3個有していてもよい5ないし7員環状ア
    ミノ基、(13)低級アルキル−カルボニルアミノ基、(14)
    低級アルキルスルホニルアミノ基、(15)低級アルコキシ
    −カルボニル基、(16)カルボキシ基、(17)低級アルキル
    −カルボニル基、(18)カルバモイル基、チオカルバモイ
    ル基、(19)モノ−低級アルキル−カルバモイル基、(20)
    ジ−低級アルキル−カルバモイル基及び(21)低級アルキ
    ルスルホニル基から選ばれる置換基を1ないし5個有し
    ていてもよい窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ば
    れるヘテロ原子を1ないし6個含む5ないし14員複素
    環基、(xxv)C6-14アリール基、(xxvi)C7-16アラ
    ルキル基、(xxvii)ウレイド基、3−メチルウレイド
    基、3−エチルウレイド基、3−フェニルウレイド基、
    3−(4−フルオロフェニル)ウレイド基、3−(2−
    メチルフェニル)ウレイド基、3−(4−メトキシフェ
    ニル)ウレイド基、3−(2,4−ジフルオロフェニ
    ル)ウレイド基、3−[3,5−ビス(トリフルオロメ
    チル)フェニル]ウレイド基、3−ベンジルウレイド
    基、3−(1−ナフチル)ウレイド基又は3−(2−ビ
    フェニリル)ウレイド基、(xxviii)チオウレイド基、
    3−メチルチオウレイド基、3−エチルチオウレイド
    基、3−フェニルチオウレイド基、3−(4−フルオロ
    フェニル)チオウレイド基、3−(4−メチルフェニ
    ル)チオウレイド基、3−(4−メトキシフェニル)チ
    オウレイド基、3−(2,4−ジクロロフェニル)チオ
    ウレイド基、3−ベンジルチオウレイド基又は3−(1
    −ナフチル)チオウレイド基、(xxix)アミジノ基、N
    1−メチルアミジノ基、N1−エチルアミジノ基、N1
    フェニルアミジノ基、N1,N1−ジメチルアミジノ基、
    1,N2−ジメチルアミジノ基、N1−メチル−N1−エ
    チルアミジノ基、N1,N1−ジエチルアミジノ基、N1
    −メチル−N1−フェニルアミジノ基又はN1,N1−ジ
    (4−ニトロフェニル)アミジノ基、(xxx)グアニジ
    ノ基、3−メチルグアニジノ基、3,3−ジメチルグア
    ニジノ基又は3,3−ジエチルグアニジノ基、(xxxi)
    ピロリジノカルボニル基、ピペリジノカルボニル基、
    (4−メチルピペリジノ)カルボニル基、(4−フェニル
    ピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンジルピペリジ
    ノ)カルボニル基、(4−ベンゾイルピペリジノ)カル
    ボニル基、[4−(4−フルオロベンゾイル)ピペリジ
    ノ]カルボニル基、(4−メチルピペラジノ)カルボニ
    ル基、(4−フェニルピペラジノ)カルボニル基、[4
    −(4−ニトロフェニル)ピペラジノ]カルボニル基、
    (4−ベンジルピペラジノ)カルボニル基、モルホリノ
    カルボニル基又はチオモルホリノカルボニル基、(xxxi
    i)アミノチオカルボニル基、メチルアミノチオカルボ
    ニル基又はジメチルアミノチオカルボニル基、(xxxii
    i)アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基又
    はジメチルアミノスルホニル基、(xxxiv)フェニルス
    ルホニルアミノ基、(4−メチルフェニル)スルホニル
    アミノ基、(4−クロロフェニル)スルホニルアミノ
    基、(2,5−ジクロロフェニル)スルホニルアミノ
    基、(4−メトキシフェニル)スルホニルアミノ基、
    (4−アセチルアミノフェニル)スルホニルアミノ基又
    は(4−ニトロフェニル)フェニルスルホニルアミノ
    基、(xxxv)スルホ基、(xxxvi)スルフィノ基、(xxx
    vii)スルフェノ基、(xxxviii)低級アルキルスルホ
    基、(xxxix)低級アルキルスルフィノ基、(xxxx)低
    級アルキルスルフェノ基、(xxxxi)ホスホノ基及び(x
    xxxii)ジ−低級アルコキシホスホリル基から選ばれる
    置換基を1ないし5個有していてもよいアルキル基、ア
    ルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、架橋環
    式低級飽和炭化水素基、アリール基、アラルキル基、ア
    リ−ル−アルケニル基、アリ−ル−C2-12アルキニル
    基、シクロアルキル−アルキル基又はアリール−アリー
    ル−C1-10アルキル基、(3)式−(C=O)−R2、−
    (C=O)−OR2、−(C=O)−NR23、−SO2
    2、−SO−R2、−(C=S)−OR2 又は −(C=
    S)NR23で表されるアシル基(R2及びR3がそれぞ
    れ水素原子又は(i)ハロゲン原子、(ii)ニトロ
    基、(iii)シアノ基、(iv)オキソ基、(v)ヒドロキ
    シ基、(vi)ハロゲン化されていてもよい低級アルキル
    基、(vii)ハロゲン化されていてもよい低級アルコキ
    シ基、(viii)ハロゲン化されていてもよい低級アルキ
    ルチオ基、(ix)アミノ基、(x)モノ−低級アルキル
    アミノ基、(xi)ジ−低級アルキルアミノ基、(xii)
    炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及
    び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有し
    ていてもよい5ないし7員環状アミノ基、(xiii)低級
    アルキル−カルボニルアミノ基、(xiv)低級アルキル
    スルホニルアミノ基、(xv)低級アルコキシ−カルボニ
    ル基、(xvi)カルボキシ基、(xvii)低級アルキル−
    カルボニル基、(xviii)カルバモイル基、チオカルバ
    モイル基、(xix)モノ−低級アルキル−カルバモイル
    基、(xx)ジ−低級アルキル−カルバモイル基、(xx
    i)低級アルキルスルホニル基、(xxii)低級アルコキ
    シ−カルボニル−低級アルキル基、(xxiii)カルボキ
    シ−低級アルキル基、(xxiv)(1)ハロゲン原子、(2)ニ
    トロ基、(3)シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキシ
    基、(6)低級アルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)低
    級アルキルチオ基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級アル
    キルアミノ基、(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)炭
    素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び
    硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有して
    いてもよい5ないし7員環状アミノ基、(13)低級アルキ
    ル−カルボニルアミノ基、(14)低級アルキルスルホニル
    アミノ基、(15)低級アルコキシ−カルボニル基、(16)カ
    ルボキシ基、(17)低級アルキル−カルボニル基、(18)カ
    ルバモイル基、チオカルバモイル基、(19)モノ−低級ア
    ルキル−カルバモイル基、(20)ジ−低級アルキル−カル
    バモイル基及び(21)低級アルキルスルホニル基から選ば
    れる置換基を1ないし5個有していてもよい、窒素原
    子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1
    ないし6個含む5ないし14員複素環基、(xxv)C
    6-14アリール基、(xxvi)C7-16アラルキル基、(xxvi
    i)ウレイド基、3−メチルウレイド基、3−エチルウ
    レイド基、3−フェニルウレイド基、3−(4−フルオ
    ロフェニル)ウレイド基、3−(2−メチルフェニル)
    ウレイド基、3−(4−メトキシフェニル)ウレイド
    基、3−(2,4−ジフルオロフェニル)ウレイド基、
    3−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]
    ウレイド基、3−ベンジルウレイド基、3−(1−ナフ
    チル)ウレイド基又は3−(2−ビフェニリル)ウレイ
    ド基、(xxviii)チオウレイド基、3−メチルチオウレ
    イド基、3−エチルチオウレイド基、3−フェニルチオ
    ウレイド基、3−(4−フルオロフェニル)チオウレイ
    ド基、3−(4−メチルフェニル)チオウレイド基、3
    −(4−メトキシフェニル)チオウレイド基、3−
    (2,4−ジクロロフェニル)チオウレイド基、3−ベ
    ンジルチオウレイド基又は3−(1−ナフチル)チオウ
    レイド基、(xxix)アミジノ基、N1−メチルアミジノ
    基、N1−エチルアミジノ基、N1−フェニルアミジノ
    基、N1,N1−ジメチルアミジノ基、N1,N2−ジメチ
    ルアミジノ基、N1−メチル−N1−エチルアミジノ基、
    1,N1−ジエチルアミジノ基、N1−メチル−N1−フ
    ェニルアミジノ基又はN1,N1−ジ(4−ニトロフェニ
    ル)アミジノ基、(xxx)グアニジノ基、3−メチルグ
    アニジノ基、3,3−ジメチルグアニジノ基又は3,3
    −ジエチルグアニジノ基、(xxxi)ピロリジノカルボニ
    ル基、ピペリジノカルボニル基、(4−メチルピペリジ
    ノ)カルボニル基、(4−フェニルピペリジノ)カルボ
    ニル基、(4−ベンジルピペリジノ)カルボニル基、
    (4−ベンゾイルピペリジノ)カルボニル基、[4−
    (4−フルオロベンゾイル)ピペリジノ]カルボニル
    基、(4−メチルピペラジノ)カルボニル基、(4−フ
    ェニルピペラジノ)カルボニル基、[4−(4−ニトロ
    フェニル)ピペラジノ]カルボニル基、(4−ベンジル
    ピペラジノ)カルボニル基、モルホリノカルボニル基又
    はチオモルホリノカルボニル基、(xxxii)アミノチオ
    カルボニル基、メチルアミノチオカルボニル基又はジメ
    チルアミノチオカルボニル基、(xxxiii)アミノスルホ
    ニル基、メチルアミノスルホニル基又はジメチルアミノ
    スルホニル基、(xxxiv)フェニルスルホニルアミノ
    基、(4−メチルフェニル)スルホニルアミノ基、(4
    −クロロフェニル)スルホニルアミノ基、(2,5−ジ
    クロロフェニル)スルホニルアミノ基、(4−メトキシ
    フェニル)スルホニルアミノ基、(4−アセチルアミノ
    フェニル)スルホニルアミノ基又は(4−ニトロフェニ
    ル)フェニルスルホニルアミノ基、(xxxv)スルホ基、
    (xxxvi)スルフィノ基、(xxxvii)スルフェノ基、(x
    xxviii)低級アルキルスルホ基、(xxxix)低級アルキ
    ルスルフィノ基、(xxxx)低級アルキルスルフェノ基、
    (xxxxi)ホスホノ基及び(xxxxii)ジ−低級アルコキ
    シホスホリル基から選ばれる置換基を1ないし5個有し
    ていてもよいアルキル基、アルケニル基、アルキニル
    基、シクロアルキル基、架橋環式低級飽和炭化水素基、
    アリール基、アラルキル基、アリ−ル−アルケニル基、
    アリ−ル−C2-12アルキニル基、シクロアルキル−アル
    キル基又はアリール−アリール−C1-10アルキル基であ
    る)、又は(4)(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)
    シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級ア
    ルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ
    基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級アルキルアミノ基、
    (11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)炭素原子と1個の
    窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選
    ばれるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい5な
    いし7員環状アミノ基、(13)低級アルキル−カルボニル
    アミノ基、(14)低級アルキルスルホニルアミノ基、(15)
    低級アルコキシ−カルボニル基、(16)カルボキシ基、(1
    7)低級アルキル−カルボニル基、(18)カルバモイル基、
    チオカルバモイル基、(19)モノ−低級アルキル−カルバ
    モイル基、(20)ジ−低級アルキル−カルバモイル基及び
    (21)低級アルキルスルホニル基から選ばれる置換基を1
    ないし5個有していてもよい、窒素原子、酸素原子及び
    硫黄原子から選ばれるヘテロ原子1ないし6個を含む5
    ないし14員複素環基、 A環が(i)ハロゲン化されていてもよい低級アルキル
    基、(ii)ハロゲン原子、(iii)低級アルキレンジオ
    キシ基、(iv)ニトロ基、(v)シアノ基、(vi)ヒド
    ロキシ基、(vii)ハロゲン化されていてもよい低級ア
    ルコキシ基、(viii)シクロアルキル基、(ix)ハロゲ
    ン化されていてもよい低級アルキルチオ基、(x)アミ
    ノ基、(xi)モノ−低級アルキルアミノ基、(xii)ジ
    −低級アルキルアミノ基、(xiii)5ないし7員環状ア
    ミノ基、(xiv)低級アルキル−カルボニルアミノ基、
    (xv)低級アルキルスルホニルアミノ基、(xvi)低級
    アルコキシ−カルボニル基、(xvii)カルボキシ基、
    (xviii)低級アルキル−カルボニル基、(xix)シクロ
    アルキル−カルボニル基、(xx)カルバモイル基、チオ
    カルバモイル基、(xxi)モノ−低級アルキル−カルバ
    モイル基、(xxii)ジ−低級アルキル−カルバモイル
    基、(xxiii)低級アルキルスルホニル基、(xxiv)シ
    クロアルキルスルホニル基、(xxv)フェニル基、(xxv
    i)ナフチル基、(xxvii)モノ−フェニル−低級アルキ
    ル基、(xxviii)ジ−フェニル−低級アルキル基、(xx
    ix)モノ−フェニル−低級アルキル−カルボニルオキシ
    基、(xxx)ジ−フェニル−低級アルキル−カルボニル
    オキシ基、(xxxi)フェノキシ基、(xxxii)モノ−フ
    ェニル−低級アルキル−カルボニル基、(xxxiii)ジ−
    フェニル−低級アルキル−カルボニル基、(xxxiv)ベ
    ンゾイル基、(xxxv)フェノキシカルボニル基、(xxxv
    i)フェニル−低級アルキル−カルバモイル基、(xxxvi
    i)フェニルカルバモイル基、(xxxviii)フェニル−低
    級アルキル−カルボニルアミノ基、(xxxix)フェニル
    −低級アルキルアミノ、(xxxx)フェニル−低級アルキ
    ルスルホニル基、(xxxxi)フェニルスルホニル基、(x
    xxxii)フェニル−低級アルキルスルフィニル基、(xxx
    xiii)フェニル−低級アルキルスルホニルアミノ基及び
    (xxxxiv)フェニルスルホニルアミノ基(前記(xxv)
    ないし(xxxxiv)に記載のフェニル基、ナフチル基、モ
    ノ−フェニル−低級アルキル基、ジ−フェニル−低級ア
    ルキル基、モノ−フェニル−低級アルキル−カルボニル
    オキシ基、ジ−フェニル−低級アルキル−カルボニルオ
    キシ基、フェノキシ基、モノ−フェニル−低級アルキル
    −カルボニル基、ジ−フェニル−低級アルキル−カルボ
    ニル基、ベンゾイル基、フェノキシカルボニル基、フェ
    ニル−低級アルキル−カルバモイル基、フェニルカルバ
    モイル基、フェニル−低級アルキル−カルボニルアミノ
    基、フェニル−低級アルキルアミノ、フェニル−低級ア
    ルキルスルホニル基、フェニルスルホニル基、フェニル
    −低級アルキルスルフィニル基、フェニル−低級アルキ
    ルスルホニルアミノ基及びフェニルスルホニルアミノ基
    は、更に、低級アルキル基、低級アルコキシ基、ハロゲ
    ン原子、ヒドロキシ基、ベンジルオキシ基、アミノ基、
    モノ−低級アルキルアミノ基、ジ−低級アルキルアミノ
    基、ニトロ基、低級アルキル−カルボニル基及びベンゾ
    イル基から選ばれる置換基を1ないし4個有していても
    よい。)から選ばれる置換基を1ないし3個有していて
    もよいベンゼン環、及びB'環が更にオキソ基で置換さ
    れていてもよい炭素原子及び1個の窒素原子以外に、窒
    素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子
    を1ないし3個含有していてもよい5ないし9員の含窒
    素複素環である請求項4記載の剤。
  6. 【請求項6】Arが式 【化3】 〔式中、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環、
    C'環及びD'環は、それぞれ更にオキソ基で置換されて
    いてもよい5ないし9員の含窒素複素環を示す。〕で表
    される基である請求項2記載の剤。
  7. 【請求項7】A環が(i)ハロゲン化されていてもよい
    低級アルキル基、(ii)ハロゲン原子、(iii)低級ア
    ルキレンジオキシ基、(iv)ニトロ基、(v)シアノ
    基、(vi)ヒドロキシ基、(vii)ハロゲン化されてい
    てもよい低級アルコキシ基、(viii)シクロアルキル
    基、(ix)ハロゲン化されていてもよい低級アルキルチ
    オ基、(x)アミノ基、(xi)モノ−低級アルキルアミ
    ノ基、(xii)ジ−低級アルキルアミノ基、(xiii)5
    ないし7員環状アミノ基、(xiv)低級アルキル−カル
    ボニルアミノ基、(xv)低級アルキルスルホニルアミノ
    基、(xvi)低級アルコキシ−カルボニル基、(xvii)
    カルボキシ基、(xviii)低級アルキル−カルボニル
    基、(xix)シクロアルキル−カルボニル基、(xx)カ
    ルバモイル基、チオカルバモイル基、(xxi)モノ−低
    級アルキル−カルバモイル基、(xxii)ジ−低級アルキ
    ル−カルバモイル基、(xxiii)低級アルキルスルホニ
    ル基、(xxiv)シクロアルキルスルホニル基、(xxv)
    フェニル基、(xxvi)ナフチル基、(xxvii)モノ−フ
    ェニル−低級アルキル基、(xxviii)ジ−フェニル−低
    級アルキル基、(xxix)モノ−フェニル−低級アルキル
    −カルボニルオキシ基、(xxx)ジ−フェニル−低級ア
    ルキル−カルボニルオキシ基、(xxxi)フェノキシ基、
    (xxxii)モノ−フェニル−低級アルキル−カルボニル
    基、(xxxiii)ジ−フェニル−低級アルキル−カルボニ
    ル基、(xxxiv)ベンゾイル基、(xxxv)フェノキシカ
    ルボニル基、(xxxvi)フェニル−低級アルキル−カル
    バモイル基、(xxxvii)フェニルカルバモイル基、(xx
    xviii)フェニル−低級アルキル−カルボニルアミノ
    基、(xxxix)フェニル−低級アルキルアミノ、(xxx
    x)フェニル−低級アルキルスルホニル基、(xxxxi)フ
    ェニルスルホニル基、(xxxxii)フェニル−低級アルキ
    ルスルフィニル基、(xxxxiii)フェニル−低級アルキ
    ルスルホニルアミノ基及び(xxxxiv)フェニルスルホニ
    ルアミノ基(前記(xxv)ないし(xxxxiv)に記載のフ
    ェニル基、ナフチル基、モノ−フェニル−低級アルキル
    基、ジ−フェニル−低級アルキル基、モノ−フェニル−
    低級アルキル−カルボニルオキシ基、ジ−フェニル−低
    級アルキル−カルボニルオキシ基、フェノキシ基、モノ
    −フェニル−低級アルキル−カルボニル基、ジ−フェニ
    ル−低級アルキル−カルボニル基、ベンゾイル基、フェ
    ノキシカルボニル基、フェニル−低級アルキル−カルバ
    モイル基、フェニルカルバモイル基、フェニル−低級ア
    ルキル−カルボニルアミノ基、フェニル−低級アルキル
    アミノ、フェニル−低級アルキルスルホニル基、フェニ
    ルスルホニル基、フェニル−低級アルキルスルフィニル
    基、フェニル−低級アルキルスルホニルアミノ基及びフ
    ェニルスルホニルアミノ基は、更に、低級アルキル基、
    低級アルコキシ基、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、ベン
    ジルオキシ基、アミノ基、モノ−低級アルキルアミノ
    基、ジ−低級アルキルアミノ基、ニトロ基、低級アルキ
    ル−カルボニル基及びベンゾイル基から選ばれる置換基
    を1ないし4個有していてもよい。)から選ばれる置換
    基を1ないし2個有していてもよいベンゼン環、及び
    C'環及びD'環が更にオキソ基で置換されていてもよい
    炭素原子及び1個の窒素原子以外に、窒素原子、酸素原
    子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個
    含有していてもよい5ないし9員の含窒素複素環である
    請求項6記載の剤。
  8. 【請求項8】nが2である請求項2記載の剤。
  9. 【請求項9】Rが(1)水素原子又は(2)(i)ハロ
    ゲン原子、(ii)ニトロ基、(iii)シアノ基、(iv)
    オキソ基、(v)ヒドロキシ基、(vi)ハロゲン化され
    ていてもよい低級アルキル基、(vii)ハロゲン化され
    ていてもよい低級アルコキシ基、(viii)ハロゲン化さ
    れていてもよい低級アルキルチオ基、(ix)アミノ基、
    (x)モノ−低級アルキルアミノ基、(xi)ジ−低級ア
    ルキルアミノ基、(xii)炭素原子と1個の窒素原子以
    外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテ
    ロ原子を1ないし3個有していてもよい5ないし7員環
    状アミノ基、(xiii)低級アルキル−カルボニルアミノ
    基、(xiv)低級アルキルスルホニルアミノ基、(xv)
    低級アルコキシ−カルボニル基、(xvi)カルボキシ
    基、(xvii)低級アルキル−カルボニル基、(xviii)
    カルバモイル基、チオカルバモイル基、(xix)モノ−
    低級アルキル−カルバモイル基、(xx)ジ−低級アルキ
    ル−カルバモイル基、(xxi)低級アルキルスルホニル
    基、(xxii)低級アルコキシ−カルボニル−低級アルキ
    ル基、(xxiii)カルボキシ−低級アルキル基、(xxi
    v)(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)
    オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級アルキル基、(7)
    低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ基、(9)アミノ
    基、(10)モノ−低級アルキルアミノ基、(11)ジ−低級ア
    ルキルアミノ基、(12)炭素原子と1個の窒素原子以外に
    窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原
    子を1ないし3個有していてもよい5ないし7員環状ア
    ミノ基、(13)低級アルキル−カルボニルアミノ基、(14)
    低級アルキルスルホニルアミノ基、(15)低級アルコキシ
    −カルボニル基、(16)カルボキシ基、(17)低級アルキル
    −カルボニル基、(18)カルバモイル基、チオカルバモイ
    ル基、(19)モノ−低級アルキル−カルバモイル基、(20)
    ジ−低級アルキル−カルバモイル基及び(21)低級アルキ
    ルスルホニル基から選ばれる置換基を1ないし5個有し
    ていてもよい、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選
    ばれるヘテロ原子を1ないし6個含む5ないし14員複
    素環基、(xxv)C6-14アリール基、(xxvi)C7-16
    ラルキル基、(xxvii)ウレイド基、3−メチルウレイ
    ド基、3−エチルウレイド基、3−フェニルウレイド
    基、3−(4−フルオロフェニル)ウレイド基、3−
    (2−メチルフェニル)ウレイド基、3−(4−メトキ
    シフェニル)ウレイド基、3−(2,4−ジフルオロフ
    ェニル)ウレイド基、3−[3,5−ビス(トリフルオ
    ロメチル)フェニル]ウレイド基、3−ベンジルウレイ
    ド基、3−(1−ナフチル)ウレイド基又は3−(2−
    ビフェニリル)ウレイド基、(xxviii)チオウレイド
    基、3−メチルチオウレイド基、3−エチルチオウレイ
    ド基、3−フェニルチオウレイド基、3−(4−フルオ
    ロフェニル)チオウレイド基、3−(4−メチルフェニ
    ル)チオウレイド基、3−(4−メトキシフェニル)チ
    オウレイド基、3−(2,4−ジクロロフェニル)チオ
    ウレイド基、3−ベンジルチオウレイド基又は3−(1
    −ナフチル)チオウレイド基、(xxix)アミジノ基、N
    1−メチルアミジノ基、N1−エチルアミジノ基、N1
    フェニルアミジノ基、N1,N1−ジメチルアミジノ基、
    1,N2−ジメチルアミジノ基、N1−メチル−N1−エ
    チルアミジノ基、N1,N1−ジエチルアミジノ基、N1
    −メチル−N1−フェニルアミジノ基、N1,N1−ジ
    (4−ニトロフェニル)アミジノ基、(xxx)グアニジ
    ノ基、3−メチルグアニジノ基、3,3−ジメチルグア
    ニジノ基又は3,3−ジエチルグアニジノ基、(xxxi)
    ピロリジノカルボニル基、ピペリジノカルボニル基、
    (4−メチルピペリジノ)カルボニル基、(4−フェニル
    ピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンジルピペリジ
    ノ)カルボニル基、(4−ベンゾイルピペリジノ)カル
    ボニル基、[4−(4−フルオロベンゾイル)ピペリジ
    ノ]カルボニル基、(4−メチルピペラジノ)カルボニ
    ル基、(4−フェニルピペラジノ)カルボニル基、[4
    −(4−ニトロフェニル)ピペラジノ]カルボニル基、
    (4−ベンジルピペラジノ)カルボニル基、モルホリノ
    カルボニル基又はチオモルホリノカルボニル基、(xxxi
    i)アミノチオカルボニル基、メチルアミノチオカルボ
    ニル基又はジメチルアミノチオカルボニル基、(xxxii
    i)アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニル基又
    はジメチルアミノスルホニル基、(xxxiv)フェニルス
    ルホニルアミノ基、(4−メチルフェニル)スルホニル
    アミノ基、(4−クロロフェニル)スルホニルアミノ
    基、(2,5−ジクロロフェニル)スルホニルアミノ
    基、(4−メトキシフェニル)スルホニルアミノ基、
    (4−アセチルアミノフェニル)スルホニルアミノ基又
    は(4−ニトロフェニル)フェニルスルホニルアミノ
    基、(xxxv)スルホ基、(xxxvi)スルフィノ基、(xxx
    vii)スルフェノ基、(xxxviii)低級アルキルスルホ
    基、(xxxix)低級アルキルスルフィノ基、(xxxx)低
    級アルキルスルフェノ基、(xxxxi)ホスホノ基及び(x
    xxxii)ジ−低級アルコキシホスホリル基から選ばれる
    置換基を1ないし5個有していてもよいアルキル基、ア
    ルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、架橋環
    式低級飽和炭化水素基、アリール基、アラルキル基、ア
    リ−ル−アルケニル基、アリ−ル−C2-12アルキニル
    基、シクロアルキル−アルキル基又はアリール−アリー
    ル−C1-10アルキル基である請求項2記載の剤。
  10. 【請求項10】Rが水素原子である請求項2記載の剤。
  11. 【請求項11】Yが(A)式 【化4】 で表される基(R4及びR5がそれぞれ(1)水素原子、
    (2)(i)ハロゲン原子、(ii)ニトロ基、(iii)シ
    アノ基、(iv)オキソ基、(v)ヒドロキシ基、(vi)
    ハロゲン化されていてもよい低級アルキル基、(vii)
    ハロゲン化されていてもよい低級アルコキシ基、(vii
    i)ハロゲン化されていてもよい低級アルキルチオ基、
    (ix)アミノ基、(x)モノ−低級アルキルアミノ基、
    (xi)ジ−低級アルキルアミノ基、(xii)炭素原子と
    1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子
    から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよ
    い5ないし7員環状アミノ基、(xiii)低級アルキル−
    カルボニルアミノ基、(xiv)低級アルキルスルホニル
    アミノ基、(xv)低級アルコキシ−カルボニル基、(xv
    i)カルボキシ基、(xvii)低級アルキル−カルボニル
    基、(xviii)カルバモイル基、チオカルバモイル基、
    (xix)モノ−低級アルキル−カルバモイル基、(xx)
    ジ−低級アルキル−カルバモイル基、(xxi)低級アル
    キルスルホニル基、(xxii)低級アルコキシ−カルボニ
    ル−低級アルキル基、(xxiii)カルボキシ−低級アル
    キル基、(xxiv)(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)
    シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級ア
    ルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ
    基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級アルキルアミノ基、
    (11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)炭素原子と1個の
    窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選
    ばれるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい5な
    いし7員環状アミノ基、(13)低級アルキル−カルボニル
    アミノ基、(14)低級アルキルスルホニルアミノ基、(15)
    低級アルコキシ−カルボニル基、(16)カルボキシ基、(1
    7)低級アルキル−カルボニル基、(18)カルバモイル基、
    チオカルバモイル基、(19)モノ−低級アルキル−カルバ
    モイル基、(20)ジ−低級アルキル−カルバモイル基及び
    (21)低級アルキルスルホニル基から選ばれる置換基を1
    ないし5個有していてもよい、窒素原子、酸素原子及び
    硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし6個含む5
    ないし14員複素環基、(xxv)C6-14アリール基、(x
    xvi)C7-16アラルキル基、(xxvii)ウレイド基、3−
    メチルウレイド基、3−エチルウレイド基、3−フェニ
    ルウレイド基、3−(4−フルオロフェニル)ウレイド
    基、3−(2−メチルフェニル)ウレイド基、3−(4
    −メトキシフェニル)ウレイド基、3−(2,4−ジフ
    ルオロフェニル)ウレイド基、3−[3,5−ビス(ト
    リフルオロメチル)フェニル]ウレイド基、3−ベンジ
    ルウレイド基、3−(1−ナフチル)ウレイド基又は3
    −(2−ビフェニリル)ウレイド基、(xxviii)チオウ
    レイド基、3−メチルチオウレイド基、3−エチルチオ
    ウレイド基、3−フェニルチオウレイド基、3−(4−
    フルオロフェニル)チオウレイド基、3−(4−メチル
    フェニル)チオウレイド基、3−(4−メトキシフェニ
    ル)チオウレイド基、3−(2,4−ジクロロフェニ
    ル)チオウレイド基、3−ベンジルチオウレイド基又は
    3−(1−ナフチル)チオウレイド基、(xxix)アミジ
    ノ基、N1−メチルアミジノ基、N1−エチルアミジノ
    基、N1−フェニルアミジノ基、N1,N1−ジメチルア
    ミジノ基、N1,N2−ジメチルアミジノ基、N1−メチ
    ル−N1−エチルアミジノ基、N1,N1−ジエチルアミ
    ジノ基、N1−メチル−N1−フェニルアミジノ基又はN
    1,N1−ジ(4−ニトロフェニル)アミジノ基、(xx
    x)グアニジノ基、3−メチルグアニジノ基、3,3−
    ジメチルグアニジノ基又は3,3−ジエチルグアニジノ
    基、(xxxi)ピロリジノカルボニル基、ピペリジノカル
    ボニル基、(4−メチルピペリジノ)カルボニル基、(4
    −フェニルピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンジル
    ピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンゾイルピペリジ
    ノ)カルボニル基、[4−(4−フルオロベンゾイル)
    ピペリジノ]カルボニル基、(4−メチルピペラジノ)
    カルボニル基、(4−フェニルピペラジノ)カルボニル
    基、[4−(4−ニトロフェニル)ピペラジノ]カルボ
    ニル基、(4−ベンジルピペラジノ)カルボニル基、モ
    ルホリノカルボニル基又はチオモルホリノカルボニル
    基、(xxxii)アミノチオカルボニル基、メチルアミノ
    チオカルボニル基又はジメチルアミノチオカルボニル
    基、(xxxiii)アミノスルホニル基、メチルアミノスル
    ホニル基又はジメチルアミノスルホニル基、(xxxiv)
    フェニルスルホニルアミノ基、(4−メチルフェニル)
    スルホニルアミノ基、(4−クロロフェニル)スルホニ
    ルアミノ基、(2,5−ジクロロフェニル)スルホニル
    アミノ基、(4−メトキシフェニル)スルホニルアミノ
    基、(4−アセチルアミノフェニル)スルホニルアミノ
    基又は(4−ニトロフェニル)フェニルスルホニルアミ
    ノ基、(xxxv)スルホ基、(xxxvi)スルフィノ基、(x
    xxvii)スルフェノ基、(xxxviii)低級アルキルスルホ
    基、(xxxix)低級アルキルスルフィノ基、(xxxx)低
    級アルキルスルフェノ基、(xxxxi)ホスホノ基及び(x
    xxxii)ジ−低級アルコキシホスホリル基から選ばれる
    置換基を1ないし5個有していてもよいアルキル基、ア
    ルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、架橋環
    式低級飽和炭化水素基、アリール基、アラルキル基、ア
    リ−ル−アルケニル基、アリ−ル−C2-12アルキニル
    基、シクロアルキル−アルキル基又はアリール−アリー
    ル−C1-10アルキル基、又は(3)式−(C=O)−
    2、−(C=O)−OR2、−(C=O)−NR23、−
    SO2−R2、−SO−R2、−(C=S)−OR2 又は −
    (C=S)NR23で表されるアシル基(R2及びR3がそ
    れぞれ水素原子、(i)ハロゲン原子、(ii)ニト
    ロ基、(iii)シアノ基、(iv)オキソ基、(v)ヒドロ
    キシ基、(vi)ハロゲン化されていてもよい低級アルキ
    ル基、(vii)ハロゲン化されていてもよい低級アルコ
    キシ基、(viii)ハロゲン化されていてもよい低級アル
    キルチオ基、(ix)アミノ基、(x)モノ−低級アルキ
    ルアミノ基、(xi)ジ−低級アルキルアミノ基、(xi
    i)炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原
    子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個
    有していてもよい5ないし7員環状アミノ基、(xiii)
    低級アルキル−カルボニルアミノ基、(xiv)低級アル
    キルスルホニルアミノ基、(xv)低級アルコキシ−カル
    ボニル基、(xvi)カルボキシ基、(xvii)低級アルキ
    ル−カルボニル基、(xviii)カルバモイル基、チオカ
    ルバモイル基、(xix)モノ−低級アルキル−カルバモ
    イル基、(xx)ジ−低級アルキル−カルバモイル基、
    (xxi)低級アルキルスルホニル基、(xxii)低級アル
    コキシ−カルボニル−低級アルキル基、(xxiii)カル
    ボキシ−低級アルキル基、(xxiv)(1)ハロゲン原子、
    (2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキ
    シ基、(6)低級アルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)
    低級アルキルチオ基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級ア
    ルキルアミノ基、(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)
    炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及
    び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有し
    ていてもよい5ないし7員環状アミノ基、(13)低級アル
    キル−カルボニルアミノ基、(14)低級アルキルスルホニ
    ルアミノ基、(15)低級アルコキシ−カルボニル基、(16)
    カルボキシ基、(17)低級アルキル−カルボニル基、(18)
    カルバモイル基、チオカルバモイル基、(19)モノ−低級
    アルキル−カルバモイル基、(20)ジ−低級アルキル−カ
    ルバモイル基及び(21)低級アルキルスルホニル基から選
    ばれる置換基を1ないし5個有していてもよい窒素原
    子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1
    ないし6個含む5ないし14員複素環基、(xxv)C
    6-14アリール基、(xxvi)C7-16アラルキル基、(xxvi
    i)ウレイド基、3−メチルウレイド基、3−エチルウ
    レイド基、3−フェニルウレイド基、3−(4−フルオ
    ロフェニル)ウレイド基、3−(2−メチルフェニル)
    ウレイド基、3−(4−メトキシフェニル)ウレイド
    基、3−(2,4−ジフルオロフェニル)ウレイド基、
    3−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]
    ウレイド基、3−ベンジルウレイド基、3−(1−ナフ
    チル)ウレイド基又は3−(2−ビフェニリル)ウレイ
    ド基、(xxviii)チオウレイド基、3−メチルチオウレ
    イド基、3−エチルチオウレイド基、3−フェニルチオ
    ウレイド基、3−(4−フルオロフェニル)チオウレイ
    ド基、3−(4−メチルフェニル)チオウレイド基、3
    −(4−メトキシフェニル)チオウレイド基、3−
    (2,4−ジクロロフェニル)チオウレイド基、3−ベ
    ンジルチオウレイド基又は3−(1−ナフチル)チオウ
    レイド基、(xxix)アミジノ基、N1−メチルアミジノ
    基、N1−エチルアミジノ基、N1−フェニルアミジノ
    基、N1,N1−ジメチルアミジノ基、N1,N2−ジメチル
    アミジノ基、N1−メチル−N1−エチルアミジノ基、N
    1,N1−ジエチルアミジノ基、N1−メチル−N1−フェ
    ニルアミジノ基又はN1,N1−ジ(4−ニトロフェニ
    ル)アミジノ基、(xxx)グアニジノ基、3−メチルグ
    アニジノ基、3,3−ジメチルグアニジノ基又は3,3
    −ジエチルグアニジノ基、(xxxi)ピロリジノカルボニ
    ル基、ピペリジノカルボニル基、(4−メチルピペリジ
    ノ)カルボニル基、(4−フェニルピペリジノ)カルボ
    ニル基、(4−ベンジルピペリジノ)カルボニル基、
    (4−ベンゾイルピペリジノ)カルボニル基、[4−
    (4−フルオロベンゾイル)ピペリジノ]カルボニル
    基、(4−メチルピペラジノ)カルボニル基、(4−フ
    ェニルピペラジノ)カルボニル基、[4−(4−ニトロ
    フェニル)ピペラジノ]カルボニル基、(4−ベンジル
    ピペラジノ)カルボニル基、モルホリノカルボニル基又
    はチオモルホリノカルボニル基、(xxxii)アミノチオ
    カルボニル基、メチルアミノチオカルボニル基又はジメ
    チルアミノチオカルボニル基、(xxxiii)アミノスルホ
    ニル基、メチルアミノスルホニル基又はジメチルアミノ
    スルホニル基、(xxxiv)フェニルスルホニルアミノ
    基、(4−メチルフェニル)スルホニルアミノ基、(4
    −クロロフェニル)スルホニルアミノ基、(2,5−ジ
    クロロフェニル)スルホニルアミノ基、(4−メトキシ
    フェニル)スルホニルアミノ基、(4−アセチルアミノ
    フェニル)スルホニルアミノ基又は(4−ニトロフェニ
    ル)フェニルスルホニルアミノ基、(xxxv)スルホ基、
    (xxxvi)スルフィノ基、(xxxvii)スルフェノ基、(x
    xxviii)低級アルキルスルホ基、(xxxix)低級アルキ
    ルスルフィノ基、(xxxx)低級アルキルスルフェノ基、
    (xxxxi)ホスホノ基及び(xxxxii)ジ−低級アルコキ
    シホスホリル基から選ばれる置換基を1ないし5個有し
    ていてもよいアルキル基、アルケニル基、アルキニル
    基、シクロアルキル基、架橋環式低級飽和炭化水素基、
    アリール基、アラルキル基、アリ−ル−アルケニル基、
    アリ−ル−C2-12アルキニル基、シクロアルキル−アル
    キル基又はアリール−アリール−C1-10アルキル基、
    (1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)オキ
    ソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級アルキル基、(7)低級
    アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ基、(9)アミノ基、
    (10)モノ−低級アルキルアミノ基、(11)ジ−低級アルキ
    ルアミノ基、(12)炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素
    原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を
    1ないし3個有していてもよい5ないし7員環状アミノ
    基、(13)低級アルキル−カルボニルアミノ基、(14)低級
    アルキルスルホニルアミノ基、(15)低級アルコキシ−カ
    ルボニル基、(16)カルボキシ基、(17)低級アルキル−カ
    ルボニル基、(18)カルバモイル基、チオカルバモイル
    基、(19)モノ−低級アルキル−カルバモイル基、(20)ジ
    −低級アルキル−カルバモイル基及び(21)低級アルキル
    スルホニル基から選ばれる置換基を1ないし5個有して
    いてもよい窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれ
    るヘテロ原子を1ないし6個含む5ないし14員複素環
    基、又はR2とR3とは互いに結合して隣接する窒素原
    子と共に形成する炭素原子及び1個の窒素原子以外に、
    窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原
    子を1ないし3個含有していてもよい5ないし9員の含
    窒素飽和複素環基((1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、
    (3)シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級
    アルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチ
    オ基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級アルキルアミノ
    基、(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)炭素原子と1
    個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子か
    ら選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい
    5ないし7員環状アミノ基、(13)低級アルキル−カルボ
    ニルアミノ基、(14)低級アルキルスルホニルアミノ基、
    (15)低級アルコキシ−カルボニル基、(16)カルボキシ
    基、(17)低級アルキル−カルボニル基、(18)カルバモイ
    ル基、チオカルバモイル基、(19)モノ−低級アルキル−
    カルバモイル基、(20)ジ−低級アルキル−カルバモイル
    基及び(21)低級アルキルスルホニル基から選ばれる置換
    基を1ないし5個有していてもよい)を形成していても
    よい)、又は(B)(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、
    (3)シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級
    アルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチ
    オ基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級アルキルアミノ
    基、(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)炭素原子と1
    個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子か
    ら選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい
    5ないし7員環状アミノ基、(13)低級アルキル−カルボ
    ニルアミノ基、(14)低級アルキルスルホニルアミノ基、
    (15)低級アルコキシ−カルボニル基、(16)カルボキシ
    基、(17)低級アルキル−カルボニル基、(18)カルバモイ
    ル基、チオカルバモイル基、(19)モノ−低級アルキル−
    カルバモイル基、(20)ジ−低級アルキル−カルバモイル
    基及び(21)低級アルキルスルホニル基から選ばれる置換
    基を1ないし5個有していてもよく、含窒素飽和複素環
    中の窒素原子は(1)(i)ハロゲン原子、(ii)ニト
    ロ基、(iii)シアノ基、(iv)オキソ基、(v)ヒドロ
    キシ基、(vi)ハロゲン化されていてもよい低級アルキ
    ル基、(vii)ハロゲン化されていてもよい低級アルコ
    キシ基、(viii)ハロゲン化されていてもよい低級アル
    キルチオ基、(ix)アミノ基、(x)モノ−低級アルキ
    ルアミノ基、(xi)ジ−低級アルキルアミノ基、(xi
    i)炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原
    子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個
    有していてもよい5ないし7員環状アミノ基、(xiii)
    低級アルキル−カルボニルアミノ基、(xiv)低級アル
    キルスルホニルアミノ基、(xv)低級アルコキシ−カル
    ボニル基、(xvi)カルボキシ基、(xvii)低級アルキ
    ル−カルボニル基、(xviii)カルバモイル基、チオカ
    ルバモイル基、(xix)モノ−低級アルキル−カルバモ
    イル基、(xx)ジ−低級アルキル−カルバモイル基、
    (xxi)低級アルキルスルホニル基、(xxii)低級アル
    コキシ−カルボニル−低級アルキル基、(xxiii)カル
    ボキシ−低級アルキル基、(xxiv)(1)ハロゲン原子、
    (2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキ
    シ基、(6)低級アルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)
    低級アルキルチオ基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級ア
    ルキルアミノ基、(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)
    炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及
    び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有し
    ていてもよい5ないし7員環状アミノ基、(13)低級アル
    キル−カルボニルアミノ基、(14)低級アルキルスルホニ
    ルアミノ基、(15)低級アルコキシ−カルボニル基、(16)
    カルボキシ基、(17)低級アルキル−カルボニル基、(18)
    カルバモイル基、チオカルバモイル基、(19)モノ−低級
    アルキル−カルバモイル基、(20)ジ−低級アルキル−カ
    ルバモイル基及び(21)低級アルキルスルホニル基から選
    ばれる置換基を1ないし5個有していてもよい窒素原
    子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1
    ないし6個含む5ないし14員複素環基、(xxv)C
    6-14アリール基、(xxvi)C7-16アラルキル基、(xxvi
    i)ウレイド基、3−メチルウレイド基、3−エチルウ
    レイド基、3−フェニルウレイド基、3−(4−フルオ
    ロフェニル)ウレイド基、3−(2−メチルフェニル)
    ウレイド基、3−(4−メトキシフェニル)ウレイド
    基、3−(2,4−ジフルオロフェニル)ウレイド基、
    3−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]
    ウレイド基、3−ベンジルウレイド基、3−(1−ナフ
    チル)ウレイド基又は3−(2−ビフェニリル)ウレイ
    ド基、(xxviii)チオウレイド基、3−メチルチオウレ
    イド基、3−エチルチオウレイド基、3−フェニルチオ
    ウレイド基、3−(4−フルオロフェニル)チオウレイ
    ド基、3−(4−メチルフェニル)チオウレイド基、3
    −(4−メトキシフェニル)チオウレイド基、3−
    (2,4−ジクロロフェニル)チオウレイド基、3−ベ
    ンジルチオウレイド基又は3−(1−ナフチル)チオウ
    レイド基、(xxix)アミジノ基、N1−メチルアミジノ
    基、N1−エチルアミジノ基、N1−フェニルアミジノ
    基、N1,N1−ジメチルアミジノ基、N1,N2−ジメチ
    ルアミジノ基、N1−メチル−N1−エチルアミジノ基、
    1,N1−ジエチルアミジノ基、N1−メチル−N1−フ
    ェニルアミジノ基又はN1,N1−ジ(4−ニトロフェニ
    ル)アミジノ基、(xxx)グアニジノ基、3−メチルグ
    アニジノ基、3,3−ジメチルグアニジノ基又は3,3
    −ジエチルグアニジノ基、(xxxi)ピロリジノカルボニ
    ル基、ピペリジノカルボニル基、(4−メチルピペリジ
    ノ)カルボニル基、(4−フェニルピペリジノ)カルボ
    ニル基、(4−ベンジルピペリジノ)カルボニル基、
    (4−ベンゾイルピペリジノ)カルボニル基、[4−
    (4−フルオロベンゾイル)ピペリジノ]カルボニル
    基、(4−メチルピペラジノ)カルボニル基、(4−フ
    ェニルピペラジノ)カルボニル基、[4−(4−ニトロ
    フェニル)ピペラジノ]カルボニル基、(4−ベンジル
    ピペラジノ)カルボニル基、モルホリノカルボニル基又
    はチオモルホリノカルボニル基、(xxxii)アミノチオ
    カルボニル基、メチルアミノチオカルボニル基又はジメ
    チルアミノチオカルボニル基、(xxxiii)アミノスルホ
    ニル基、メチルアミノスルホニル基又はジメチルアミノ
    スルホニル基、(xxxiv)フェニルスルホニルアミノ
    基、(4−メチルフェニル)スルホニルアミノ基、(4
    −クロロフェニル)スルホニルアミノ基、(2,5−ジ
    クロロフェニル)スルホニルアミノ基、(4−メトキシ
    フェニル)スルホニルアミノ基、(4−アセチルアミノ
    フェニル)スルホニルアミノ基又は(4−ニトロフェニ
    ル)フェニルスルホニルアミノ基、(xxxv)スルホ基、
    (xxxvi)スルフィノ基、(xxxvii)スルフェノ基、(x
    xxviii)低級アルキルスルホ基、(xxxix)低級アルキ
    ルスルフィノ基、(xxxx)低級アルキルスルフェノ基、
    (xxxxi)ホスホノ基及び(xxxxii)ジ−低級アルコキ
    シホスホリル基から選ばれる置換基を1ないし5個有し
    ていてもよいアルキル基、アルケニル基、アルキニル
    基、シクロアルキル基、架橋環式低級飽和炭化水素基、
    アリール基、アラルキル基、アリ−ル−アルケニル基、
    アリ−ル−C2-12アルキニル基、シクロアルキル−アル
    キル基又はアリール−アリール−C1-10アルキル基、
    (2)式−(C=O)−R2、−(C=O)−OR2、−(C
    =O)−NR23、−SO2−R2、−SO−R2、−(C
    =S)−OR2 又は −(C=S)NR23で表されるアシ
    ル基(R2及びR3がそれぞれ水素原子又は(i)ハ
    ロゲン原子、(ii)ニトロ基、(iii)シアノ基、(i
    v)オキソ基、(v)ヒドロキシ基、(vi)ハロゲン化さ
    れていてもよい低級アルキル基、(vii)ハロゲン化さ
    れていてもよい低級アルコキシ基、(viii)ハロゲン化
    されていてもよい低級アルキルチオ基、(ix)アミノ
    基、(x)モノ−低級アルキルアミノ基、(xi)ジ−低
    級アルキルアミノ基、(xii)炭素原子と1個の窒素原
    子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる
    ヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい5ないし7
    員環状アミノ基、(xiii)低級アルキル−カルボニルア
    ミノ基、(xiv)低級アルキルスルホニルアミノ基、(x
    v)低級アルコキシ−カルボニル基、(xvi)カルボキシ
    基、(xvii)低級アルキル−カルボニル基、(xviii)
    カルバモイル基、チオカルバモイル基、(xix)モノ−
    低級アルキル−カルバモイル基、(xx)ジ−低級アルキ
    ル−カルバモイル基、(xxi)低級アルキルスルホニル
    基、(xxii)低級アルコキシ−カルボニル−低級アルキ
    ル基、(xxiii)カルボキシ−低級アルキル基、(xxi
    v)(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)
    オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級アルキル基、(7)
    低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ基、(9)アミノ
    基、(10)モノ−低級アルキルアミノ基、(11)ジ−低級ア
    ルキルアミノ基、(12)炭素原子と1個の窒素原子以外に
    窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原
    子を1ないし3個有していてもよい5ないし7員環状ア
    ミノ基、(13)低級アルキル−カルボニルアミノ基、(14)
    低級アルキルスルホニルアミノ基、(15)低級アルコキシ
    −カルボニル基、(16)カルボキシ基、(17)低級アル
    キル−カルボニル基、(18)カルバモイル基、チオカ
    ルバモイル基、(19)モノ−低級アルキル−カルバモイル
    基、(20)ジ−低級アルキル−カルバモイル基及び(21)低
    級アルキルスルホニル基から選ばれる置換基を1ないし
    5個有していてもよい、窒素原子、酸素原子及び硫黄原
    子から選ばれるヘテロ原子を1ないし6個含む5ないし
    14員複素環基、(xxv)C6-14アリール基、(xxvi)
    7-16アラルキル基、(xxvii)ウレイド基、3−メチ
    ルウレイド基、3−エチルウレイド基、3−フェニルウ
    レイド基、3−(4−フルオロフェニル)ウレイド基、
    3−(2−メチルフェニル)ウレイド基、3−(4−メ
    トキシフェニル)ウレイド基、3−(2,4−ジフルオ
    ロフェニル)ウレイド基、3−[3,5−ビス(トリフ
    ルオロメチル)フェニル]ウレイド基、3−ベンジルウ
    レイド基、3−(1−ナフチル)ウレイド基又は3−
    (2−ビフェニリル)ウレイド基、(xxviii)チオウレ
    イド基、3−メチルチオウレイド基、3−エチルチオウ
    レイド基、3−フェニルチオウレイド基、3−(4−フ
    ルオロフェニル)チオウレイド基、3−(4−メチルフ
    ェニル)チオウレイド基、3−(4−メトキシフェニ
    ル)チオウレイド基、3−(2,4−ジクロロフェニ
    ル)チオウレイド基、3−ベンジルチオウレイド基又は
    3−(1−ナフチル)チオウレイド基、(xxix)アミジ
    ノ基、N1−メチルアミジノ基、N1−エチルアミジノ
    基、N1−フェニルアミジノ基、N1,N1−ジメチルア
    ミジノ基、N1,N2−ジメチルアミジノ基、N1−メチ
    ル−N1−エチルアミジノ基、N1,N1−ジエチルアミ
    ジノ基、N1−メチル−N1−フェニルアミジノ基又はN
    1,N1−ジ(4−ニトロフェニル)アミジノ基、(xx
    x)グアニジノ基、3−メチルグアニジノ基、3,3−
    ジメチルグアニジノ基又は3,3−ジエチルグアニジノ
    基、(xxxi)ピロリジノカルボニル基、ピペリジノカル
    ボニル基、(4−メチルピペリジノ)カルボニル基、(4
    −フェニルピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンジル
    ピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンゾイルピペリジ
    ノ)カルボニル基、[4−(4−フルオロベンゾイル)
    ピペリジノ]カルボニル基、(4−メチルピペラジノ)
    カルボニル基、(4−フェニルピペラジノ)カルボニル
    基、[4−(4−ニトロフェニル)ピペラジノ]カルボ
    ニル基、(4−ベンジルピペラジノ)カルボニル基、モ
    ルホリノカルボニル基又はチオモルホリノカルボニル
    基、(xxxii)アミノチオカルボニル基、メチルアミノ
    チオカルボニル基又はジメチルアミノチオカルボニル
    基、(xxxiii)アミノスルホニル基、メチルアミノスル
    ホニル基又はジメチルアミノスルホニル基、(xxxiv)
    フェニルスルホニルアミノ基、(4−メチルフェニル)
    スルホニルアミノ基、(4−クロロフェニル)スルホニ
    ルアミノ基、(2,5−ジクロロフェニル)スルホニル
    アミノ基、(4−メトキシフェニル)スルホニルアミノ
    基、(4−アセチルアミノフェニル)スルホニルアミノ
    基又は(4−ニトロフェニル)フェニルスルホニルアミ
    ノ基、(xxxv)スルホ基、(xxxvi)スルフィノ基、(x
    xxvii)スルフェノ基、(xxxviii)低級アルキルスルホ
    基、(xxxix)低級アルキルスルフィノ基、(xxxx)低
    級アルキルスルフェノ基、(xxxxi)ホスホノ基及び(x
    xxxii)ジ−低級アルコキシホスホリル基から選ばれる
    置換基を1ないし5個有していてもよいアルキル基、ア
    ルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、架橋環
    式低級飽和炭化水素基、アリール基、アラルキル基、ア
    リ−ル−アルケニル基、アリ−ル−C2-12アルキニル
    基、シクロアルキル−アルキル基又はアリール−アリー
    ル−C1-10アルキル基である)、又は(3)(1)ハロゲ
    ン原子、(2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)オキソ基、(5)
    ヒドロキシ基、(6)低級アルキル基、(7)低級アルコキシ
    基、(8)低級アルキルチオ基、(9)アミノ基、(10)モノ−
    低級アルキルアミノ基、(11)ジ−低級アルキルアミノ
    基、(12)炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸
    素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし
    3個有していてもよい5ないし7員環状アミノ基、(13)
    低級アルキル−カルボニルアミノ基、(14)低級アルキル
    スルホニルアミノ基、(15)低級アルコキシ−カルボニル
    基、(16)カルボキシ基、(17)低級アルキル−カルボニル
    基、(18)カルバモイル基、チオカルバモイル基、(19)モ
    ノ−低級アルキル−カルバモイル基、(20)ジ−低級アル
    キル−カルバモイル基及び(21)低級アルキルスルホニル
    基から選ばれる置換基を1ないし5個有していてもよい
    窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原
    子を1ないし6個含む5ないし14員複素環で置換され
    ていてもよい、炭素原子及び1個の窒素原子以外に、窒
    素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子
    を1ないし3個含有していてもよい5ないし9員含窒素
    飽和複素環基である請求項2記載の剤。
  12. 【請求項12】Yが式 【化5】 〔式中、R6は水素原子、置換基を有していてもよい炭
    化水素基、アシル基又は置換基を有していてもよい複素
    環基を示す。〕で表される基である請求項2記載の剤。
  13. 【請求項13】R6が(1)水素原子又は(2)(i)ハ
    ロゲン原子、(ii)ニトロ基、(iii)シアノ基、(i
    v)オキソ基、(v)ヒドロキシ基、(vi)ハロゲン化さ
    れていてもよい低級アルキル基、(vii)ハロゲン化さ
    れていてもよい低級アルコキシ基、(viii)ハロゲン化
    されていてもよい低級アルキルチオ基、(ix)アミノ
    基、(x)モノ−低級アルキルアミノ基、(xi) ジ−低
    級アルキルアミノ基、(xii)炭素原子と1個の窒素原
    子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれる
    ヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい5ないし7
    員環状アミノ基、(xiii)低級アルキル−カルボニルア
    ミノ基、(xiv)低級アルキルスルホニルアミノ基、(x
    v)低級アルコキシ−カルボニル基、(xvi)カルボキシ
    基、(xvii)低級アルキル−カルボニル基、(xviii)
    カルバモイル基、チオカルバモイル基、(xix)モノ−
    低級アルキル−カルバモイル基、(xx)ジ−低級アルキ
    ル−カルバモイル基、(xxi)低級アルキルスルホニル
    基、(xxii)低級アルコキシ−カルボニル−低級アルキ
    ル基、(xxiii)カルボキシ−低級アルキル基、(xxi
    v)(1)ハロゲン原子、(2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)
    オキソ基、(5)ヒドロキシ基、(6)低級アルキル基、(7)
    低級アルコキシ基、(8)低級アルキルチオ基、(9)アミノ
    基、(10)モノ−低級アルキルアミノ基、(11)ジ−低級ア
    ルキルアミノ基、(12)炭素原子と1個の窒素原子以外に
    窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原
    子を1ないし3個有していてもよい5ないし7員環状ア
    ミノ基、(13)低級アルキル−カルボニルアミノ基、(14)
    低級アルキルスルホニルアミノ基、(15)低級アルコキシ
    −カルボニル基、(16)カルボキシ基、(17)低級アルキル
    −カルボニル基、(18)カルバモイル基、(19)モノ−低級
    アルキル−カルバモイル基、(20)ジ−低級アルキル−カ
    ルバモイル基及び(21)低級アルキルスルホニル基から選
    ばれる置換基を1ないし5個有していてもよい窒素原
    子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1
    ないし6個含む5ないし14員複素環から水素原子を1
    個除去してできる基、(xxv)C6-14アリール基、(xxv
    i)C7-16アラルキル基、(xxvii)ウレイド基、3−メ
    チルウレイド基、3−エチルウレイド基、3−フェニル
    ウレイド基、3−(4−フルオロフェニル)ウレイド
    基、3−(2−メチルフェニル)ウレイド基、3−(4
    −メトキシフェニル)ウレイド基、3−(2,4−ジフ
    ルオロフェニル)ウレイド基、3−[3,5−ビス(ト
    リフルオロメチル)フェニル]ウレイド基、3−ベンジ
    ルウレイド基、3−(1−ナフチル)ウレイド基又は3
    −(2−ビフェニリル)ウレイド基、(xxviii)チオウ
    レイド基、3−メチルチオウレイド基、3−エチルチオ
    ウレイド基、3−フェニルチオウレイド基、3−(4−
    フルオロフェニル)チオウレイド基、3−(4−メチル
    フェニル)チオウレイド基、3−(4−メトキシフェニ
    ル)チオウレイド基、3−(2,4−ジクロロフェニ
    ル)チオウレイド基、3−ベンジルチオウレイド基又は
    3−(1−ナフチル)チオウレイド基、(xxix)アミジ
    ノ基、N1−メチルアミジノ基、N1−エチルアミジノ
    基、N1−フェニルアミジノ基、N1,N1−ジメチルア
    ミジノ基、N1,N2−ジメチルアミジノ基、N1−メチ
    ル−N1−エチルアミジノ基、N1,N1−ジエチルアミ
    ジノ基、N1−メチル−N1−フェニルアミジノ基又はN
    1,N1−ジ(4−ニトロフェニル)アミジノ基、(xx
    x)グアニジノ基、3−メチルグアニジノ基、3,3−
    ジメチルグアニジノ基又は3,3−ジエチルグアニジノ
    基、(xxxi)ピロリジノカルボニル基、ピペリジノカル
    ボニル基、(4−メチルピペリジノ)カルボニル基、(4
    −フェニルピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンジル
    ピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンゾイルピペリジ
    ノ)カルボニル基、[4−(4−フルオロベンゾイル)
    ピペリジノ]カルボニル基、(4−メチルピペラジノ)
    カルボニル基、(4−フェニルピペラジノ)カルボニル
    基、[4−(4−ニトロフェニル)ピペラジノ]カルボ
    ニル基、(4−ベンジルピペラジノ)カルボニル基、モ
    ルホリノカルボニル基又はチオモルホリノカルボニル
    基、(xxxii)アミノチオカルボニル基、メチルアミノ
    チオカルボニル基又はジメチルアミノチオカルボニル
    基、(xxxiii)アミノスルホニル基、メチルアミノスル
    ホニル基、ジメチルアミノスルホニル基、(xxxiv)フ
    ェニルスルホニルアミノ基、(4−メチルフェニル)ス
    ルホニルアミノ基、(4−クロロフェニル)スルホニル
    アミノ基、(2,5−ジクロロフェニル)スルホニルア
    ミノ基、(4−メトキシフェニル)スルホニルアミノ
    基、(4−アセチルアミノフェニル)スルホニルアミノ
    基又は(4−ニトロフェニル)フェニルスルホニルアミ
    ノ基、(xxxv)スルホ基、(xxxvi)スルフィノ基、(x
    xxvii)スルフェノ基、(xxxviii)低級アルキルスルホ
    基、(xxxix)低級アルキルスルフィノ基、(xxxx)低
    級アルキルスルフェノ基、(xxxxi)ホスホノ基及び(x
    xxxii)ジ−低級アルコキシホスホリル基から選ばれる
    置換基を1ないし5個有していてもよいアルキル基、ア
    ルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、架橋環
    式低級飽和炭化水素基、アリール基、アラルキル基、ア
    リ−ル−アルケニル基、アリ−ル−C2-12アルキニル
    基、シクロアルキル−アルキル基又はアリール−アリー
    ル−C1-10アルキル基、(3)式−(C=O)−R2、−
    (C=O)−OR2、−(C=O)−NR23、−SO2
    2、−SO−R2、−(C=S)−OR2 又は −(C=
    S)NR23で表されるアシル基(R2及びR3がそれぞ
    れ水素原子、(i)ハロゲン原子、(ii)ニトロ
    基、(iii)シアノ基、(iv)オキソ基、(v)ヒドロキ
    シ基、(vi)ハロゲン化されていてもよい低級アルキル
    基、(vii)ハロゲン化されていてもよい低級アルコキ
    シ基、(viii)ハロゲン化されていてもよい低級アルキ
    ルチオ基、(ix)アミノ基、(x)モノ−低級アルキル
    アミノ基、(xi) ジ−低級アルキルアミノ基、(xii)
    炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及
    び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有し
    ていてもよい5ないし7員環状アミノ基、(xiii)低級
    アルキル−カルボニルアミノ基、(xiv)低級アルキル
    スルホニルアミノ基、(xv)低級アルコキシ−カルボニ
    ル基、(xvi)カルボキシ基、(xvii)低級アルキル−
    カルボニル基、(xviii)カルバモイル基、チオカルバ
    モイル基、(xix)モノ−低級アルキル−カルバモイル
    基、(xx)ジ−低級アルキル−カルバモイル基、(xx
    i)低級アルキルスルホニル基、(xxii)低級アルコキ
    シ−カルボニル−低級アルキル基、(xxiii)カルボキ
    シ−低級アルキル基、(xxiv)(1)ハロゲン原子、(2)ニ
    トロ基、(3)シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキシ
    基、(6)低級アルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)低
    級アルキルチオ基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級アル
    キルアミノ基、(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)炭
    素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び
    硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有して
    いてもよい5ないし7員環状アミノ基、(13)低級アルキ
    ル−カルボニルアミノ基、(14)低級アルキルスルホニル
    アミノ基、(15)低級アルコキシ−カルボニル基、(16)カ
    ルボキシ基、(17)低級アルキル−カルボニル基、(18)カ
    ルバモイル基、チオカルバモイル基、(19)モノ−低級ア
    ルキル−カルバモイル基、(20)ジ−低級アルキル−カル
    バモイル基及び(21)低級アルキルスルホニル基から選ば
    れる1ないし5個の置換基を有していてもよい窒素原
    子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1
    ないし6個含む5ないし14員複素環から水素原子を1
    個除去してできる基、(xxv)C6-14アリール基、(xxv
    i)C7-16アラルキル基、(xxvii)ウレイド基、3−メ
    チルウレイド基、3−エチルウレイド基、3−フェニル
    ウレイド基、3−(4−フルオロフェニル)ウレイド
    基、3−(2−メチルフェニル)ウレイド基、3−(4
    −メトキシフェニル)ウレイド基、3−(2,4−ジフ
    ルオロフェニル)ウレイド基、3−[3,5−ビス(ト
    リフルオロメチル)フェニル]ウレイド基、3−ベンジ
    ルウレイド基、3−(1−ナフチル)ウレイド基又は3
    −(2−ビフェニリル)ウレイド基、(xxviii)チオウ
    レイド基、3−メチルチオウレイド基、3−エチルチオ
    ウレイド基、3−フェニルチオウレイド基、3−(4−
    フルオロフェニル)チオウレイド基、3−(4−メチル
    フェニル)チオウレイド基、3−(4−メトキシフェニ
    ル)チオウレイド基、3−(2,4−ジクロロフェニ
    ル)チオウレイド基、3−ベンジルチオウレイド基又は
    3−(1−ナフチル)チオウレイド基、(xxix)アミジ
    ノ基、N1−メチルアミジノ基、N1−エチルアミジノ
    基、N1−フェニルアミジノ基、N1,N1−ジメチルア
    ミジノ基、N1,N2−ジメチルアミジノ基、N1−メチ
    ル−N1−エチルアミジノ基、N1,N1−ジエチルアミ
    ジノ基、N1−メチル−N1−フェニルアミジノ基又はN
    1,N1−ジ(4−ニトロフェニル)アミジノ基、(xx
    x)グアニジノ基、3−メチルグアニジノ基、3,3−
    ジメチルグアニジノ基、3,3−ジエチルグアニジノ
    基、(xxxi)ピロリジノカルボニル基、ピペリジノカル
    ボニル基、(4−メチルピペリジノ)カルボニル基、(4
    −フェニルピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンジル
    ピペリジノ)カルボニル基、(4−ベンゾイルピペリジ
    ノ)カルボニル基、[4−(4−フルオロベンゾイル)
    ピペリジノ]カルボニル基、(4−メチルピペラジノ)
    カルボニル基、(4−フェニルピペラジノ)カルボニル
    基、[4−(4−ニトロフェニル)ピペラジノ]カルボ
    ニル基、(4−ベンジルピペラジノ)カルボニル基、モ
    ルホリノカルボニル基又はチオモルホリノカルボニル
    基、(xxxii)アミノチオカルボニル基、メチルアミノ
    チオカルボニル基、ジメチルアミノチオカルボニル基、
    (xxxiii)アミノスルホニル基、メチルアミノスルホニ
    ル基又はジメチルアミノスルホニル基、(xxxiv)フェ
    ニルスルホニルアミノ基、(4−メチルフェニル)スル
    ホニルアミノ基、(4−クロロフェニル)スルホニルア
    ミノ基、(2,5−ジクロロフェニル)スルホニルアミ
    ノ基、(4−メトキシフェニル)スルホニルアミノ基、
    (4−アセチルアミノフェニル)スルホニルアミノ基又
    は(4−ニトロフェニル)フェニルスルホニルアミノ
    基、(xxxv)スルホ基、(xxxvi)スルフィノ基、(xxx
    vii)スルフェノ基、(xxxviii)低級アルキルスルホ
    基、(xxxix)低級アルキルスルフィノ基、(xxxx)低
    級アルキルスルフェノ基、(xxxxi)ホスホノ基及び(x
    xxxii)ジ−低級アルコキシホスホリル基から選ばれる
    置換基を1ないし5個有していてもよいアルキル基、ア
    ルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、架橋環
    式低級飽和炭化水素基、アリール基、アラルキル基、ア
    リ−ル−アルケニル基、アリ−ル−C2-12アルキニル
    基、シクロアルキル−アルキル基又はアリール−アリー
    ル−C1-10アルキル基、又は(4)(1)ハロゲン原子、
    (2)ニトロ基、(3)シアノ基、(4)オキソ基、(5)ヒドロキ
    シ基、(6)低級アルキル基、(7)低級アルコキシ基、(8)
    低級アルキルチオ基、(9)アミノ基、(10)モノ−低級ア
    ルキルアミノ基、(11)ジ−低級アルキルアミノ基、(12)
    炭素原子と1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及
    び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有し
    ていてもよい5ないし7員環状アミノ基、(13)低級アル
    キル−カルボニルアミノ基、(14)低級アルキルスルホニ
    ルアミノ基、(15)低級アルコキシ−カルボニル基、(16)
    カルボキシ基、(17)低級アルキル−カルボニル基、(18)
    カルバモイル基、チオカルバモイル基、(19)モノ−低級
    アルキル−カルバモイル基、(20)ジ−低級アルキル−カ
    ルバモイル基及び(21)低級アルキルスルホニル基から選
    ばれる置換基を1ないし5個有していてもよい窒素原
    子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1
    ないし6個含む5ないし14員複素環から水素原子を1
    個除去してできる基である請求項12記載の剤。
  14. 【請求項14】Arが式 【化6】 で表される基で、Arがフェニル基の場合は、該フェニ
    ル基が(i)ハロゲン、(ii)C1-6アルコキシ、(iii)アミ
    ノ、(iv)モノ又はジC1-6アルキルアミノ、(v)ピロリジ
    ノ、(vi)ピペリジノ、(vii)ピペラジノ、(viii)N−メ
    チルピペラジノ、(ix)N−アセチルピペラジノ、(x)モ
    ルホリノ、(xi)ヘキサメチレンイミノ、(xii)イミダゾ
    リル及び(xiii)C1-6アルキルでエステル化されていて
    もよいカルボキシで置換されていてもよいC1-6アルキ
    ルから選ばれる置換基を有していてもよく、Arが縮合
    したフェニル基の場合は、その複素環部分がC1-6
    ルキル、ハロゲン、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ
    及びニトロから選ばれる置換基を有していてもよいC
    7-16アラルキル、C1-6アルキル−カルボニル、C
    7-16アラルキル−カルボニル、C6-14アリール−カル
    ボニル、C1-6アルキル−カルボニル−C6-14アリー
    ル、C1-6アルコキシ−カルボニル−C6-14アリール
    及びピリジルから選ばれる置換基を有していてもよ
    く;nが2;Rが水素原子;及びYが式 【化7】 で表される基(R6が水素原子、シアノ、ヒドロキ
    シ、モノ又はジC1-6アルキルアミノ、ピリジル及びエ
    ステル化されていてもよいカルボキシから選ばれる置換
    基を有していてもよいC1-6アルキル、ハロゲン、C
    1-6アルキル、ハロゲノC1-6アルキル、ヒドロキシ、C
    1-6アルコキシ、ニトロ、アミノ、シアノ、カルバモイ
    ル、エステル化されていてもよいカルボキシで置換され
    ていてもよいC1-6アルコキシ、C1-6アルキルで置換さ
    れていてもよいカルバモイル又はホルミルで置換されて
    いてもよいアミノ及びC1-3アルキレンジオキシから選
    ばれる置換基を有していてもよいC7-16アラルキル、
    エステル化されていてもよいカルボキシで置換されてい
    てもよいC1-6アルキル又はモノ又はジC1-6アルキル
    アミノで置換されていてもよいC1-6アルキル−カルボ
    ニル);である請求項2記載の剤。
  15. 【請求項15】Arが式 【化8】 で表される基;nが2;Rが水素原子;及びYが式 【化9】 〔式中、R6'はハロゲン原子、C1-3アルキル基、C1-3
    アルコキシ基、シアノ基、ニトロ基及びヒドロキシ基か
    ら選ばれる置換基を1ないし2個有していてもよいベン
    ジル基を示す。〕で表される基である請求項2記載の
    剤。
  16. 【請求項16】8−[3−[1−[(3−フルオロフェ
    ニル)メチル]−4−ピペリジニル]−1−オキソプロ
    ピル]−1,2,5,6−テトラヒドロ−4H−ピロロ
    [3,2,1−ij]キノリン−4−オン、8−[3−
    [1−(フェニルメチル)−4−ピペリジニル]−1−
    オキソプロピル]−1,2,5,6−テトラヒドロ−4H
    −ピロロ[3,2,1−ij]キノリン−4−オン、8−
    [3−[1−[(2−ヒドロキシフェニル)メチル]−
    4−ピペリジニル]−1−オキソプロピル]−1,2,
    5,6−テトラヒドロ−4H−ピロロ[3,2,1−i
    j]キノリン−4−オン又はその塩を含有してなる請求
    項1記載の剤。
  17. 【請求項17】アミン化合物が、式 【化10】 〔式中、Jssは(a)置換若しくは無置換の次に示す
    基;(1)フェニル基、(2)ピリジル基、(3)ピラ
    ジル基、(4)キノリル基、(5)シクロヘキシル基、
    (6)キノキサリル基又は(7)フリル基、(b)フェ
    ニル基が置換されていてもよい次の群から選択された一
    価又は二価の基;(1)インダニル、(2)インダノニ
    ル、(3)インデニル、(4)インデノニル、(5)イ
    ンダンジオニル、(6)テトラロニル、(7)ベンズス
    ベロニル、(8)インダノリル、(9)式 【化11】 で示される基、(c)環状アミド化合物から誘導される
    一価の基、(d)低級アルキル基、又は(e)式R1ss
    −CH=CH−(式中、R1ssは水素原子又は低級アル
    コキシカルボニル基を意味する)で示される基を意味す
    る。Bssは式 −(CHR2ss)nss− で示される基、式
    −CO−(CHR2ss)nss−で示される基、式 −NR3ss
    −(CHR2ss)nss−(式中、R3ssは水素原子、低級ア
    ルキル基、アシル基、低級アルキルスルホニル基、置換
    されていてもよいフェニル基又はベンジル基を意味す
    る)で示される基、式 −CO−NR4ss−(CHR2ss)n
    ss−(式中、R4ssは水素原子、低級アルキル基又はフ
    ェニル基を意味する)で示される基、式−CH=CH−
    (CHR2ss)nss− で示される基、式 −O−COO−
    (CHR2ss)nss− で示される基、式 −O−CO−NH
    −(CHR2ss)nss− で示される基、式 −NH−CO−
    (CHR2ss)nss− で示される基、式 −CH2−CO−
    NH−(CHR2ss)nss− で示される基、式 −(CH2)2
    −CO−NH−(CHR2ss)nss− で示される基、式 −
    C(OH)H−(CHR2ss)nss− で示される基(以上の
    式中、nssは0又は1〜10の整数を意味する。R2ss
    は式 −(CHR2ss)nss− で示されるアルキレン基が置
    換基を持たないか、又は1つ又は1つ以上のメチル基を
    有しているような形で水素原子又はメチル基を意味す
    る)、式 =(CH−CH=CH)bss− (式中、bssは
    1〜3の整数を意味する)で示される基、式 =CH−
    (CH2)css−(式中、cssは0又は1〜9の整数を意味
    する)で示される基、式 =(CH−CH)dss= (式
    中、dssは0又は1〜5の整数を意味する)で示される
    基、式 −CO−CH=CH−CH2−で示される基、式
    −CO−CH2−C(OH)H−CH2− で示される基、
    式 −C(CH3)H−CO−NH−CH2− で示される
    基、式 −CH=CH−CO−NH−(CH2)2− で示さ
    れる基、式 −NH− で示される基、式 −O− で示さ
    れる基、式 −S− で示される基、ジアルキルアミノア
    ルキルカルボニル基又は低級アルコキシカルボニル基を
    意味する。Tssは窒素原子又は炭素原子を意味する。Q
    ssは窒素原子、炭素原子又は式 >N→O で示される基
    を意味する。Kssは水素原子、置換若しくは無置換のフ
    ェニル基、フェニル基が置換されてもよいアリールアル
    キル基、フェニル基が置換されていてもよいシンナミル
    基、低級アルキル基、ピリジルメチル基、シクロアルキ
    ルアルキル基、アダマンタンメチル基、フリルメチル
    基、シクロアルキル基、低級アルコキシカルボニル基又
    はアシル基を意味する。qssは1〜3の整数を意味す
    る。式中、 【化12】 は単結合若しくは二重結合を意味する。〕で表される化
    合物又はその塩である請求項1記載の剤。
  18. 【請求項18】アミン化合物が、式 【化13】 で表される9−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ
    アクリジン又はその塩である請求項1記載の剤。
  19. 【請求項19】アミン化合物が式 【化14】 [式中、R1xr、R2xr及びR3xrはそれぞれ水素原子又
    は低級アルキル基を示す。]で表される化合物又はその
    塩である請求項1記載の剤。
  20. 【請求項20】アミン化合物が式 【化15】 〔式中、R1xs及びR2xsは同一のもの若しくは異なるも
    のであり、それぞれ水素原子、アシル基又は直鎖あるい
    は枝分かれしたアルキル基である。R3xsは直鎖又は枝
    分かれしたアルキル基、アルケニル基あるいはアルカリ
    ル基であり、これらの基は任意にハロゲン原子、あるい
    はシクロアルキル基、水酸基、アルコキシ基、ニトロ
    基、アミノ基、アミノアルキル基、アシルアミノ基、ヘ
    テロアリール基、ヘテロアリール−アルキル基、アロイ
    ル基、アロイルアルキル基、あるいはシアノ基により置
    き換えられる。R4xsは四つの環状骨格を形成している
    炭素の少なくとも一つに結合している水素原子あるいは
    ハロゲン原子を意味する。〕で表されるガランタミン又
    はその塩である請求項1記載の剤。
  21. 【請求項21】排尿障害治療剤である請求項1記載の
    剤。
  22. 【請求項22】排尿困難治療剤である請求項1記載の
    剤。
  23. 【請求項23】アセチルコリンエステラーゼ阻害作用を
    有する非カルバメート系アミン化合物とα−遮断薬とを
    組合わせることを特徴とする膀胱排出力改善剤。
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WO2005000354A1 (ja) * 2003-06-30 2005-01-06 Takeda Pharmaceutical Company Limited 排尿障害予防・治療剤
US6861070B1 (en) 1998-06-26 2005-03-01 Yamanouchi Pharmaceutical Co., Ltd. Medicinal compositions for treating evacuatory insufficiency

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