JP2003335701A - 排尿障害予防治療剤 - Google Patents

排尿障害予防治療剤

Info

Publication number
JP2003335701A
JP2003335701A JP2002377956A JP2002377956A JP2003335701A JP 2003335701 A JP2003335701 A JP 2003335701A JP 2002377956 A JP2002377956 A JP 2002377956A JP 2002377956 A JP2002377956 A JP 2002377956A JP 2003335701 A JP2003335701 A JP 2003335701A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
ring
substituent
compound
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002377956A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Ishihara
雄二 石原
Yuji Ishichi
雄二 石地
Takayuki Doi
孝行 土居
Hiroshi Nagabukuro
長袋  洋
Naoyuki Kanzaki
直之 神崎
Motoki Ikeuchi
元樹 池内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Priority to JP2002377956A priority Critical patent/JP2003335701A/ja
Publication of JP2003335701A publication Critical patent/JP2003335701A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heterocyclic Compounds Containing Sulfur Atoms (AREA)
  • Quinoline Compounds (AREA)
  • Furan Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Indole Compounds (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Nitrogen And Oxygen As The Only Ring Hetero Atoms (AREA)
  • Pyrane Compounds (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
  • Other In-Based Heterocyclic Compounds (AREA)
  • Hydrogenated Pyridines (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
  • Nitrogen- Or Sulfur-Containing Heterocyclic Ring Compounds With Rings Of Six Or More Members (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】優れた膀胱の排尿機能改善作用(尿流率および
排尿効率の改善作用)を示し、排尿圧および血圧に影響
を与えない、排尿障害予防治療剤の提供。 【解決手段】アセチルコリンエステラーゼ阻害作用とα
1拮抗作用を併有する化合物を含有してなる排尿障害予
防治療剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬、より詳しく
は排尿障害予防治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】下部尿路疾患は、尿の蓄積(蓄尿)から
排泄(排尿)の過程における自覚的あるいは他覚的異常
の総称であり、蓄尿障害(尿失禁、頻尿等)、排尿障害
(排尿困難、排尿痛、尿路閉塞等)等に分けられる。下
部尿路疾患は、若年層からも見受けられるが、近年、高
齢化社会の進展とともに、高齢者の下部尿路疾患、特に
排尿障害、とりわけ前立腺肥大症に伴う排尿困難が大き
な社会問題となっている。排尿は、排尿中枢の支配下、
骨盤神経等の副交感神経、下腹神経等の交感神経及び陰
部神経等の体性神経からなる末梢神経系が司っており、
種々の神経伝達物質(例えば、アセチルコリン、ノルア
ドレナリン、ATP、サブスタンスP、ニューロペプチ
ドY等)の関与が示唆されている。排尿障害、特に排尿
困難の治療薬としては、 膀胱筋(排尿筋)の収縮力を増
強させる薬剤、又は、尿道平滑筋を弛緩し、尿道抵抗を
減弱させる薬剤が用いられる。膀胱筋に働き、その収縮
力を増強させる薬剤としては、例えばベサネコール等の
コリン作用剤、ジスチグミン等のアセチルコリンエステ
ラーゼ阻害剤等が使用されているが、例えば、ベサネコ
ールは蓄尿期の膀胱筋も収縮させ膀胱の蓄尿機能を損な
うと共に、流涙、発汗、胃腸障害、腹痛等の副作用があ
り、妊婦、消化性潰瘍、器質的腸管閉塞、喘息、甲状腺
機能亢進症等には禁忌であり、未だ満足な薬剤は見出さ
れていない。
【0003】膀胱筋収縮力の増強作用を有するアセチル
コリンエステラーゼ阻害剤としては、例えば、ジスチグ
ミン、ネオスチグミン等が知られている。アセチルコリ
ンエステラーゼ阻害剤は排尿時に骨盤神経終末から遊離
されるアセチルコリンの作用を増強することから排尿時
の膀胱筋の収縮を増強し排尿の生理機構を考えるとすぐ
れた薬剤である。しかしながら、例えば、ジスチグミン
は膀胱筋を収縮させる一方で、その強いニコチニック作
用により尿道括約筋を収縮し、尿道抵抗を増大させるた
めに排尿効率が悪く、臨床での効果が不十分であり、高
圧排尿の危険性も指摘されている。また、ネオスチグミ
ンは、作用持続が短いため治療には用いられない(例え
ば、非特許文献1参照。)。尿道平滑筋を弛緩し、尿道
抵抗を減弱させる薬剤としては、例えば、タムスロシ
ン、プラゾシン、アルフゾシン、ナフトピジル、ウラピ
ジル等のα1受容体拮抗剤が用いられ、残尿感、夜間頻
尿などの自覚症状の改善に効果があることが報告されて
いるが、副作用として起立性低血圧などの降圧作用があ
り治療には注意が必要である。
【0004】一方、特許文献1には、排尿障害(排尿困
難)の予防・治療剤として用いられるアセチルコリンエ
ステラーゼ阻害剤が記載されており、α1受容体拮抗剤
とアセチルコリンエステラーゼ阻害剤を組み合わせて用
いることにより、尿流率を大きく改善させられることが
報告されている。しかしながら、2剤の併用は、投与さ
れる患者の負担や調剤等の手間を考えれば、治療の面で
も医療経済の面でも満足できるものではない。また、併
用による薬物相互作用により、副作用の増悪や死亡事故
が起こる可能性が指摘されており、十分な注意を払う必
要がある。
【0005】また、種々の薬理作用を有するアミン化合
物が以下のように報告されている。 (1) 特許文献2には、アルツハイマー型痴呆症の治療
剤として用いられるアセチルコリンエステラーゼ阻害剤
として、例えば下式化合物などが記載されている。
【化16】 (2) 特許文献3には、中枢神経疾患等の治療剤として
用いられるσリガンドとして、例えば下式化合物が記載
されている。
【化17】 (3) 特許文献4には、硫黄含有化合物の合成中間体と
して、例えば下式化合物が記載されている。
【化18】 (4) 特許文献5には、精神安定剤等として用いられる4
-アミノブチロフェノン類の誘導体として、例えば下式
化合物が記載されている。
【化19】 (5) 特許文献6には、抗菌剤として用いられる化合物
として、例えば下式化合物が記載されている。
【化20】
【0006】(6) 特許文献7には、5-HT4受容体リガ
ンドとして、例えば下式化合物が記載されている。
【化21】 (7) 非特許文献2には、5-HT4受容体拮抗剤として、
例えば下式化合物が記載されている。
【化22】 (8) 特許文献8には、熱産成促進作用、抗肥満作用等
を有する化合物として、例えば下式化合物が記載されて
いる。
【化23】 (9) 特許文献9には、アセチルコリンエステラーゼ阻
害剤として、例えば下式化合物が記載されている。
【化24】 (10) 特許文献10には、アルツハイマー型痴呆症の
治療剤として用いられるアセチルコリンエステラーゼ阻
害剤として、例えば下式化合物などが記載されている。
【化25】
【0007】(11) 特許文献11には、アルツハイマ
ー型痴呆症の治療剤として用いられるアセチルコリンエ
ステラーゼ阻害剤として、例えば下式化合物などが記載
されている。
【化26】 (12) 特許文献12には、降圧剤または抗不整脈剤と
して用いられる化合物として、例えば下式化合物などが
記載されている。
【化27】 (13) 特許文献13には、アルツハイマー型痴呆症の
治療剤として用いられるアセチルコリンエステラーゼ阻
害剤として、例えば下式化合物などが記載されている。
【化28】 (14) 特許文献14には、アルツハイマー型痴呆症の
治療剤として用いられるアセチルコリンエステラーゼ阻
害剤として、例えば下式化合物などが記載されている。
【化29】 (15) 特許文献15には、アルツハイマー型痴呆症の
治療剤として用いられるアセチルコリンエステラーゼ阻
害剤として、例えば下式化合物などが記載されている。
【化30】 (16) 特許文献16には、アルツハイマー型痴呆症の
治療剤として用いられるアセチルコリンエステラーゼ阻
害剤として、例えば下式化合物などが記載されている。
【化31】
【0008】しかしながら、アセチルコリンエステラー
ゼ阻害作用とα1受容体拮抗作用を併有する化合物、お
よびその排尿障害(排尿困難)の予防治療剤としての作
用については、今まで何ら報告も示唆も開示もされてい
ない。また、イン ビボにおける前立腺肥大症に伴う排
尿障害治療薬の評価法として、例えば、非特許文献3〜
5には、フェニレフリンを負荷した動物を用いて薬物投
与による尿道内圧の低下を測定する方法が記載されてい
る。しかしながら、この方法は内圧の変化を観測する手
法であって、その時の尿流については測定することがで
きない。一方、尿道(あるいは膀胱)内圧と尿流を同時
に評価する方法としてプレッシャー フロー スタディ
(Plessure Flow Study)が知られる。例えば、非特許文
献6にはヒトにおけるプレッシャー フロー スタディ
の適用に関する記載がある。また、非特許文献7〜9に
は実験動物におけるプレッシャー フロー スタディに
ついて記載されている。しかしながら、これらの文献に
はフェニレフリンを負荷した動物モデルを用いたケース
がなく、前立腺肥大症に伴う排尿障害治療薬の評価を適
切に行うことができない。
【0009】
【非特許文献1】「神経因性膀胱の診断と治療」第2
版、服部孝道、安田耕作著、医学書院 p.105-106, p.13
9
【非特許文献2】Bioorganic and Medicinal Chemistry
Letter, 1995年, 第5巻, p.2119-2122
【非特許文献3】The Journal of Pharmacology and Ex
perimental Therapeutics,1999年,第291巻,p.81
【非特許文献4】The Journal of Pharmacology and Ex
perimental Therapeutics,2002年,第300巻,p.487
【非特許文献5】The Journal of Pharmacology and Ex
perimental Therapeutics,2002年,第300巻,p.495
【非特許文献6】The mechanics and hydrodynamics of
the lower urinary tract,Medical physical handboo
ks. Bristol, 1980年
【非特許文献7】The Journal of Urology,1995年,第
154巻,p.580
【非特許文献8】American Journal of Physiology,19
95年,第269巻,p.98
【非特許文献9】Neurourology and Urodynamics,1996
年,第15巻,p.513
【特許文献1】欧州特許出願公開第1118322号明
細書
【特許文献2】欧州特許出願公開第562832号明細
【特許文献3】国際公開第95/131号パンフレット
【特許文献4】英国特許出願公開第1489080号明
細書
【特許文献5】米国特許第4001312号明細書
【特許文献6】国際公開第01/25227号パンフレ
ット
【特許文献7】国際公開第94/27965号パンフレ
ット
【特許文献8】国際公開第98/46590号パンフレ
ット
【特許文献9】特開平6−263733号公報
【特許文献10】欧州特許出願第487071号明細書
【特許文献11】欧州特許出願第378207号明細書
【特許文献12】欧州特許出願第30044号明細書
【特許文献13】欧州特許出願第560235号明細書
【特許文献14】欧州特許出願第567090号明細書
【特許文献15】欧州特許出願第607864号明細書
【特許文献16】欧州特許出願第655451号明細書
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、排尿障害治
療作用を有することが知られている公知の化合物及びそ
の併用に比べて、治療効果および利便性が高く、副作用
の少ない、排尿障害、特に排尿困難の予防治療剤の開発
を目的とする。さらに、前立腺肥大症に伴う排尿障害治
療薬のより有効なイン ビボ評価法の開発を目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、この様な
現状に鑑み、排尿効率が高い新しい排尿障害予防治療
剤、特に排尿困難の予防治療剤の探索研究を進め、鋭意
検討した結果、式
【化32】 〔式中の各記号の意義は後述する。〕で表される特異な
化学構造のアミン化合物が、その特異な構造に基づいて
予想外にもアセチルコリンエステラーゼ阻害作用とα1
受容体拮抗作用を併有し、優れた膀胱の排尿機能改善作
用(尿流率および排尿効率の改善作用)を示すと共に、排
尿圧および血圧には影響を与えず、予想外にも優れた排
尿障害、特に排尿困難の予防・治療作用等を有している
ことを見出した。また、これらの化合物をイン ビボで
評価するにあたり、プレッシャーフロー スタディをα
アゴニスト(フェニレフリン)負荷モルモットに適用す
ることによって、予想外にも簡便かつ正確に前立腺肥大
症に伴う排尿障害治療薬の評価を行えることを見出し
た。これらに基づいて本発明を完成した。
【0012】即ち、本発明は、〔1〕アセチルコリンエ
ステラーゼ阻害作用とα1拮抗作用を併有する化合物を
含有してなる排尿障害予防治療剤、〔2〕アセチルコリ
ンエステラーゼ阻害作用とα1拮抗作用を併有する、式
【化33】 〔式中、Arは縮合していてもよい5または6員芳香環
基を示し、該芳香環基は置換基を有していてもよく、L
は置換基を有していてもよい主鎖の原子数1ないし10
のスペーサーを示すか、またはArとの間で環を形成し
ていてもよく、Yは置換基を有していてもよいアミノ基
又は置換基を有していてもよい含窒素複素環基を示
す。〕で表される化合物又はその塩あるいはそのプロド
ラッグを含有してなる前記〔1〕記載の剤、〔3〕Lが
置換基を有していてもよいC1-10アルキレン基であ
る前記〔2〕記載の剤、〔4〕前立腺肥大症に伴う排尿
障害の予防治療剤である前記〔1〕記載の剤、〔5〕化
合物のアセチルコリンエステラーゼ阻害作用とα1拮抗
作用のそれぞれのIC50値が約1:100〜約10
0:1の比率である前記〔1〕記載の剤、〔6〕化合物
のアセチルコリンエステラーゼ阻害作用とα1拮抗作用
のそれぞれのIC50値が約1:1〜約30:1の比率
である前記〔1〕記載の剤、〔7〕尿流率の改善作用を
示す用量で血圧低下を示さない前記〔1〕記載の剤、
〔8〕投与後の尿流率が投与前に対して約20%以上改
善される用量で、投与後の血圧低下が投与前に対して約
10%以内である前記〔7〕記載の剤、
〔9〕排尿効率
の改善作用を示す用量で血圧低下を示さない前記〔1〕
記載の剤、〔10〕投与後の排尿効率が投与前に対して
約10%以上改善される用量で、投与後の血圧低下が投
与前に対して約10%以内である前記
〔9〕記載の剤、
〔11〕起立性低血圧を伴わない前記〔1〕記載の剤、
〔12〕哺乳動物に対してアセチルコリンエステラーゼ
阻害作用とα1拮抗作用を併有する化合物の有効量を投
与することを特徴とする排尿障害の予防・治療方法、
〔13〕アセチルコリンエステラーゼ阻害作用とα1拮
抗作用を併有する化合物の排尿障害予防治療剤製造にお
ける使用、〔14〕式
【化34】 〔式中、Arは置換基を有していてもよい二環ないし
四環式縮合ベンゼン環基を示し、Lは置換基を有して
いてもよいC4−6アルキレン基を示し、Lは置換基
を有していてもよいC2−4アルキレン基を示し、Rは
水素原子又は置換基を有していてもよい炭化水素基を示
し、Xは結合手、酸素原子又はNR1a(R1aは水素
原子、置換基を有していてもよい炭化水素基、アシル基
又は置換基を有していてもよい複素環基を示す。)を示
し、Arは置換基を有していてもよい芳香環基を示す
か、またはArとR、もしくはArとLとが互い
に結合し環を形成していてもよい。〕で表される化合物
又はその塩、〔15〕Ar1が、式
【化35】 〔式中、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環を
示し、B環は置換基を有していてもよい同素環又は複素
環を示し、C環及びD環の一方は置換基を有していても
よい複素環を、他方は置換基を有していてもよい5ない
し9員環を示し、E環、F環及びG環の少なくとも一つ
の環は置換基を有していてもよい複素環を、その他の環
は置換基を有していてもよい5ないし9員環を示す。〕
で表される基である前記〔14〕記載の化合物、〔1
6〕Ar1が、式
【化36】 〔式中、A環は前記と同意義を示し、Ba環は置換基を
有していてもよい同素環又は複素環を示し、C"環及び
D"環はそれぞれ置換基を有していてもよい含窒素複素
環を示し、R及びR1'はそれぞれ水素原子、置換基
を有していてもよい炭化水素基、アシル基又は置換基を
有していてもよい複素環基を示す。〕で表される基であ
る前記〔14〕記載の化合物、〔17〕A環がアミノス
ルホニル、モノ−又はジ−C1−6アルキルアミノスルホ
ニル、カルバモイルおよびモノ−又はジ−C1−6アルキ
ル−カルバモイルから選ばれる1または2個の置換基を
有していてもよいベンゼン環で、Ba環、C"環及びD"
環がそれぞれC1−6アルキル、C1−6アルキル−カルボ
ニルアミノ及びC1−6アルキルスルホニルアミノから選
ばれる1または2個の置換基を有していてもよく、R
及びR1'がそれぞれ(1)水素原子、(2)それぞれヒ
ドロキシおよびC1−6アルコキシ−カルボニルから選ば
れる1または2個の置換基を有していてもよいC1−6
ルキル基またはC7−16アラルキル基または(3)式−
(C=O)−R2'、 −(C=O)−NR2'3'もしくは
−SO2'〔式中、R '及びR3'はそれぞれ水素
原子、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルまた
はC6−10アリールを示す。〕で表される基である前記
〔16〕記載の化合物、〔18〕Rが水素原子またはC
1−4アルキル基である前記〔14〕記載の化合物、〔1
9〕LがC4-5アルキレン基で、Lがフェニル、
ヒドロキシまたはオキソを有していてもよいC2-3
ルキレン基である前記〔14〕記載の化合物、〔20〕
Arがそれぞれハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、ハロ
ゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化さ
れていてもよいC1−6アルコキシおよびアミノスルホニ
ルから選ばれる1ないし3個の置換基を有していてもよ
い、C6 −10アリール基または窒素原子、酸素原子及び
硫黄原子から選ばれるヘテロ原子1ないし4個を含む5
または6員芳香族複素環基(ベンゼン環が縮合していて
もよい)である前記〔14〕記載の化合物、〔21〕A
とRとが互いに結合して形成する環が、式
【化37】 〔式中、p及びqはそれぞれ1ないし3の整数を示し、
H環はハロゲン、ヒドロキシ、ハロゲン化されていても
よいC1−6アルキルおよびハロゲン化されていてもよい
1−6アルコキシから選ばれる1ないし3個の置換基を
有していてもよいベンゼン環を示す。〕で表される環
で、ArとLとが互いに結合して形成する環が、式
【化38】 〔式中、rは0ないし2の整数を、sは1ないし3の整
数を、かつr+sが2ないし5の整数を示し、H環はハ
ロゲン、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルキルおよびハロゲン化されていてもよいC1−6
アルコキシから選ばれる1ないし3個の置換基を有して
いてもよいベンゼン環を示す。〕で表される環である前
記〔14〕記載の化合物、〔22〕式
【化39】 〔式中、Ar3はそれぞれ置換基を有していてもよいベ
ンズイミダゾール環基、キナゾリン環基、1,4-ベンズオ
キサジン環基または三環ないし四環式縮合ベンゼン環基
を示し、L3は置換基を有していてもよいC2-4アルキレ
ン基を示し、その他の各記号は前記と同意義を示す。〕
で表される化合物又はその塩。〔23〕Arが、式
【化40】 〔式中、A環は前記と同意義を示し、C'環及びD'環は
それぞれオキソ基以外に置換基を有していてもよい含窒
素複素環を示す。〕で表される基である前記〔22〕記
載の化合物、〔24〕Lがエチレン基で、Lがフェ
ニル、ヒドロキシまたはオキソを有していてもよいC
2-3アルキレン基で、Xが結合手または酸素原子である
前記〔22〕記載の化合物、〔25〕Arがそれぞれ
ハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、ハロゲン化されていて
もよいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルコキシおよびアミノスルホニルから選ばれる1
ないし3個の置換基を有していてもよい、C6 −10アリ
ール基または窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ば
れるヘテロ原子1ないし4個を含む5または6員芳香族
複素環基(ベンゼン環が縮合していてもよい)で、Ar
とLとが互いに結合して形成する環が、式
【化41】 〔式中の各記号は前記と同意義を示す。〕で表される環
である前記〔22〕記載の化合物、〔26〕式
【化42】 〔式中、Arはアミノスルホニル、モノ−又はジ−C
1−6アルキルアミノスルホニル、C1−6アルキル−カル
ボニルアミノおよびC1−6アルキルスルホニルアミノか
ら選ばれる1または2個の置換基を有し、さらに1ない
し4個の置換基を有していてもよいベンゼン環基を示
し、その他の各記号は前記と同意義を示す。〕で表され
る化合物又はその塩、〔27〕Arがアミノスルホニ
ル、モノ−又はジ−C1−6アルキルアミノスルホニル、
1−6アルキル−カルボニルアミノおよびC1−6アルキ
ルスルホニルアミノから選ばれる1または2個の置換基
を有し、さらに1または2個のC1−4アルコキシを有
していてもよいベンゼン環基で、LがC4−5アルキ
レン基で、Lがヒドロキシまたはオキソを有していて
もよいC2-3アルキレン基で、Rが水素原子またはC
1−4アルキル基で、Xが結合手で、Arがそれぞれハ
ロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、ハロゲン化されていても
よいC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC
1−6アルコキシおよびアミノスルホニルから選ばれる1
ないし3個の置換基を有していてもよい、C6−10アリ
ール基または窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ば
れるヘテロ原子1ないし4個を含む5または6員芳香族
複素環基(ベンゼン環が縮合していてもよい)である前
記〔26〕記載の化合物、〔28〕式
【化43】 〔式中、nは1または2の整数を示し、Lは置換基を
有していてもよいC3− アルキレン基を示し、その他
の各記号は前記と同意義を示す。〕で表される化合物又
はその塩、〔29〕R及びR1'がそれぞれ水素原子
またはハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基
で、LはC3−4アルキレン基で、Lがヒドロキシ
またはオキソを有していてもよいC2-3アルキレン基
で、Rが水素原子またはC1−4アルキル基で、Xが結合
手で、Arがそれぞれハロゲン、ニトロ、ヒドロキ
シ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロ
ゲン化されていてもよいC 1−6アルコキシおよびアミノ
スルホニルから選ばれる1ないし3個の置換基を有して
いてもよい、C6−10アリール基または窒素原子、酸素
原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子1ないし4個
を含む5または6員芳香族複素環基(ベンゼン環が縮合
していてもよい)である前記〔28〕記載の化合物、
〔30〕8-(5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ]
ペンタノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノ
リン-2(1H)-オンまたはその塩、5-[5-[[2-(2-クロロフ
ェニル)エチル](メチル)アミノ]ペンタノイル]-1,3-ジ
メチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オンま
たはその塩、1,3-ジメチル-5-[5-({2-[2-(トリフルオロ
メトキシ)フェニル]エチル}アミノ)ペンタノイル]-1,3-
ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オンまたはその
塩、8-{5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)ア
ミノ]ペンタノイル}-5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-
ij]キノリン-2(1H)-オンまたはその塩、8-{5-[[2-(2-メ
トキシフェニル)エチル](メチル)アミノ]ペンタノイル}
-1-メチル-5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-ij]キノリ
ン-2(1H)-オンまたはその塩、1,3-ジメチル-5-[5-({2-
[2-(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチ}アミノ)ペン
タノイル]-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オ
ンまたはその塩、8-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]
アミノ}ペンタノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-
ij]キノリン-2(1H)-オンまたはその塩、あるいは5-(5-
{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノイル)-
1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-
オンまたはその塩、〔31〕前記〔14〕、〔22〕、
〔26〕もしくは〔28〕記載の化合物又はその塩のプ
ロドラッグ。〔32〕式
【化44】 〔式中、Zは脱離基を、その他の各記号は前記と同意
義を示す。〕で表される化合物又はその塩と、式
【化45】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕 で表される
化合物又はその塩とを反応させることを特徴とする前記
〔14〕記載の化合物の製造法、〔33〕式 Ar−H 〔式中、Arは前記と同意義を示す。〕で表される化
合物又はその塩と、式
【化46】 〔式中、ZおよびZはそれぞれ脱離基を、Lは前
記と同意義を示す。〕で表される化合物又はその塩とを
反応させることを特徴とする、式
【化47】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される化
合物又はその塩の製造法、〔34〕触媒として塩化亜鉛
を、溶媒としてニトロアルカンを用いる前記〔33〕記
載の製造法、〔35〕前記〔14〕、〔22〕、〔2
6〕もしくは〔28〕記載の化合物又はその塩あるいは
そのプロドラッグからなる医薬、〔36〕排尿障害予防
治療剤である前記〔35〕記載の医薬、〔37〕前立腺
肥大症に伴う排尿障害の予防治療剤である前記〔35〕
記載の医薬、〔38〕低緊張膀胱による排尿障害の予防
治療剤である前記〔37〕記載の医薬、〔39〕哺乳動
物に対して前記〔14〕、〔22〕、〔26〕もしくは
〔28〕記載の化合物又はその塩あるいはそのプロドラ
ッグの有効量を投与することを特徴とする排尿障害の予
防・治療方法、〔40〕前記〔14〕、〔22〕、〔2
6〕もしくは〔28〕記載の化合物又はその塩あるいは
そのプロドラッグの排尿障害予防治療剤製造における使
用、〔41〕αアゴニストを負荷した動物モデルを用い
ることを特徴とするプレッシャー フロー スタディに
よる排尿障害予防治療作用を有する化合物又はその塩の
スクリーニング方法、〔42〕αアゴニストがフェニレ
フリンである前記〔41〕記載のスクリーニング方法、
〔43〕前記〔41〕記載のスクリーニング方法で得ら
れる排尿障害予防治療作用を有する化合物またはその塩
などに関する。
【0013】排尿障害のうち、例えば、前立腺肥大に伴
う排尿障害は、肥大した前立腺による尿道の圧迫およ
び、交感神経系の亢進による前立腺および尿道の機能的
収縮に起因すると考えられている。その治療において、
アセチルコリンエステラーゼ阻害剤の単独投与、すなわ
ち尿道の閉塞状態で膀胱筋(排尿筋)の収縮力を増強さ
せることは、高圧排尿を引き起こす危険がある。α1
容体拮抗剤は前立腺および尿道の機能的収縮を改善する
薬剤であり、高圧排尿の危険はないが、基本的には降圧
作用を有しているため起立性低血圧などの副作用を伴
う。一方、本発明の排尿障害予防治療剤において用いら
れる「アセチルコリンエステラーゼ阻害作用とα1拮抗
作用を併有する化合物」(以下、化合物Aと略記するこ
ともある)は、α1拮抗作用に基づいて、尿道平滑筋を
弛緩し、尿道抵抗を減弱させると同時に、アセチルコリ
ンエステラーゼ阻害作用に基づいて、膀胱筋(排尿筋)
の収縮力を増強させる。従って、本発明の化合物Aを含
有してなる排尿障害予防治療剤は、アセチルコリンエス
テラーゼ阻害剤の単独投与に比べて、高圧排尿の危険が
より少ない。また、α1受容体拮抗剤の単独投与に比べ
て、より低用量で尿流率および排尿効率の改善効果を示
し、そのため血圧への影響はより少ない。次に、α1
容体拮抗剤とアセチルコリンエステラーゼ阻害剤の「併
用治療」に対する、本発明で用いられる化合物Aの優位
性について述べる。一般に、薬剤の体内動態は薬剤毎に
異なるため、「併用治療」において最適な効果を得るた
めには、投与回数、投与タイミングなど細かな設定が必
要となり、投与される患者および医師に負担がかかると
共に、調剤等の手間が増える。また近年、薬剤の併用で
薬物相互作用が起こる場合には、副作用が増強される可
能性があること、場合によっては死亡事故が起きること
が判明した。従って、「併用治療」においては、薬物相
互作用について十分な注意を払う必要がある。一方、本
発明で用いられる化合物Aは単剤で治療を行うことがで
きるため、投与される患者および医師への負担や調剤等
の手間を軽減できる上に、薬物相互作用の心配もなく、
「併用治療」に比べて治療の面でも医療経済の面でもよ
り好ましい。本発明で用いられる化合物Aの有するアセ
チルコリンエステラーゼ阻害作用については、例えば後
述のイン・ビトロ(in vitro)酵素阻害試験1a)に
おいて、IC50値が約1μM以下が好ましく、約0.5
μM以下がより好ましい。
【0014】また、α1受容体はα1A,α1B,α1Dの3
種のサブタイプに分類されているが(Pharmacological
Reviews, 1995, 47, 267)、ヒト前立腺ではα1受容体
の約70%がα1Aサブタイプであること、ヒト前立腺平
滑筋収縮がα1Aサブタイプにより制御されていることが
知られている(Journalof Urology, 1993, 150, 546; M
olecular Pharmacology, 1994, 45, 703)。化合物Aの
有するα1拮抗作用については、例えば後述のイン・ビ
トロ(in vitro)試験1b)において、α1A受容体結
合阻害活性のIC50値が約1μM以下が好ましく、約
0.5μM以下がより好ましい。化合物Aにおける両作
用のバランスについては、イン・ビトロ(in vitro)
試験において、アセチルコリンエステラーゼ阻害作用と
α1(α1A)拮抗作用のそれぞれのIC50値が、好まし
くは例えば約1:1000〜約1000:1、より好ま
しくは約1:100〜約100:1、さらに好ましくは
約1:20〜約20:1の比率が挙げられる。両作用の
うち、α1拮抗作用の方が強い化合物が好ましく、例え
ば、アセチルコリンエステラーゼ阻害作用とα1拮抗作
用のそれぞれのIC50値が約1:1〜約30:1の比率
であるものが挙げられる。なお、両作用のバランスは、
イン・ビボ(in vivo)試験でより正確に評価できる。
具体的には、後述の試験2において、排尿圧に影響を与
えず(排尿圧を増加させず)、尿流率および排尿効率の
改善効果を示すこと(投与後の尿流率が投与前に対して
約20%以上改善され、投与後の排尿効率が投与前に対
して約10%以上改善されていること)、さらに改善効
果を示す用量では血圧に影響を与えない(投与後の血圧
低下が投与前に対して約10%以内)ことが好ましい。
【0015】本発明で用いられる化合物Aは、単一化合
物でアセチルコリンエステラーゼ阻害作用とα1拮抗作
用を併有する化合物であれば、どのような分子構造の化
合物でもよい。なかでも好ましくは、アンモニアの水素
原子を炭化水素基で置換したアミン化合物であり、より
好ましくは、第一級アミン化合物、第二級アミン化合
物、第三級アミン化合物である。本発明で用いられる化
合物Aには、後述の化合物(I)、(Ia)、(I
b)、(Ic)又は(Id)の塩やプロドラッグのよう
に、塩になることによりアセチルコリンエステラーゼ阻
害作用とα1拮抗作用を併有する化合物に変換する化合
物や、生体内における生理条件下で酵素や胃酸等による
反応によりアセチルコリンエステラーゼ阻害作用とα1
拮抗作用を併有する化合物に変換する化合物も含まれ
る。具体的には、以下に記載する化合物が好ましい。式
【化48】 〔式中、Arは縮合していてもよい5または6員芳香環
基を示し、該芳香環基は置換基を有していてもよく、L
は置換基を有していてもよい主鎖の原子数1ないし10
のスペーサーを示すか、またはArとの間で環を形成し
ていてもよく、Yは置換基を有していてもよいアミノ基
又は置換基を有していてもよい含窒素複素環を示す。〕
で表される化合物(以下、化合物(I)と略記すること
もある)又はその塩。
【0016】上記式中、Arで示される「縮合していて
もよい5または6員芳香環基を示し、該芳香環基は置換
基を有していてもよく」の「置換基」としては、例え
ば、(i)ハロゲン化されていてもよい低級アルキル
基、(ii)ハロゲン原子(例えば、フルオロ、クロル、
ブロム、ヨード等)、(iii)低級アルキレンジオキシ
基(例えば、メチレンジオキシ、エチレンジオキシ等の
1-3アルキレンジオキシ基等)、(iv)ニトロ基、
(v)シアノ基、(vi)ヒドロキシ基、(vii)ハロゲン
化されていてもよい低級アルコキシ基、(viii)シクロ
アルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、
シクロペンチル、シクロヘキシル等のC3-6シクロアル
キル基等)、(ix)ハロゲン化されていてもよい低級ア
ルキルチオ基、(x)アミノ基、(xi)モノ−低級アル
キルアミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、
プロピルアミノ等のモノ−C1-6アルキルアミノ基
等)、(xii)ジ−低級アルキルアミノ基(例えば、ジ
メチルアミノ、ジエチルアミノ等のジ−C1-6アルキル
アミノ基等)、(xiii)5ないし7員環状アミノ基(例
えば、1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫
黄原子等から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有して
いてもよい5ないし7員環状アミノ基(例、1-ピロリジ
ニル、ピペリジノ、1-ピペラジニル、モルホリノ、チオ
モルホリノ等)等)、(xiv)低級アルキル−カルボニ
ルアミノ基(例えば、アセチルアミノ、プロピオニルア
ミノ、ブチリルアミノ等のC1-6アルキル−カルボニル
アミノ基等)、(xv)低級アルキルスルホニルアミノ基
(例えば、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニル
アミノ、プロピルスルホニルアミノ等のC1-6アルキル
スルホニルアミノ基等)、(xvi)低級アルコキシ−カ
ルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカ
ルボニル、プロポキシカルボニル、イソブトキシカルボ
ニル等のC1-6アルコキシ−カルボニル基等)、(xvi
i)カルボキシ基、(xviii)低級アルキル−カルボニル
基(例えば、メチルカルボニル、エチルカルボニル、ブ
チルカルボニル等のC1-6アルキル−カルボニル基
等)、(xix)シクロアルキル−カルボニル基(例え
ば、シクロプロピルカルボニル、シクロブチルカルボニ
ル、シクロペンチルカルボニル、シクロヘキシルカルボ
ニル等のC3-6シクロアルキル−カルボニル基等)、(x
x)カルバモイル基、チオカルバモイル基、(xxi)モノ
−低級アルキル−カルバモイル基(例えば、メチルカル
バモイル、エチルカルバモイル、プロピルカルバモイ
ル、ブチルカルバモイル等のモノ−C1-6アルキル−カ
ルバモイル基等)、(xxii)ジ−低級アルキル−カルバ
モイル基(例えば、ジエチルカルバモイル、ジブチルカ
ルバモイル等のジ−C1-6アルキル−カルバモイル基
等)、(xxiii)低級アルキルスルホニル基(例えば、
メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホ
ニル等のC1-6アルキルスルホニル基等)、(xxiv)シ
クロアルキルスルホニル基(例えば、シクロペンチルス
ルホニル、シクロヘキシルスルホニル等のC3-6シクロ
アルキルスルホニル等)、(xxv)フェニル基、(xxv
i)ナフチル基、(xxvii)モノ−フェニル−低級アルキ
ル基(例えばベンジル、フェニルエチル等のモノ−フェ
ニル−C1-6アルキル基等)、(xxviii)ジ−フェニル
−低級アルキル基(例えば、ジフェニルメチル、ジフェ
ニルエチル等のジ−フェニル−C1-6アルキル基等)、
(xxix)モノ−フェニル−低級アルキル−カルボニルオ
キシ基(例えばフェニルメチルカルボニルオキシ、フェ
ニルエチルカルボニルオキシ等のモノ−フェニル−C
1-6アルキル−カルボニルオキシ基等)、(xxx)ジ−フ
ェニル−低級アルキル−カルボニルオキシ基(例えば、
ジフェニルメチルカルボニルオキシ、ジフェニルエチル
カルボニルオキシ等のジ−フェニル−C1-6アルキル−
カルボニルオキシ基等)、(xxxi)フェノキシ基、(xx
xii)モノ−フェニル−低級アルキル−カルボニル基
(例えばフェニルメチルカルボニル、フェニルエチルカ
ルボニル等のモノ−フェニル−C1-6アルキル−カルボ
ニル基等)、(xxxiii)ジ−フェニル−低級アルキル−
カルボニル基(例えば、ジフェニルメチルカルボニル、
ジフェニルエチルカルボニル等のジ−フェニル−C1-6
アルキル−カルボニル基等)、(xxxiv)ベンゾイル
基、(xxxv)フェノキシカルボニル基、(xxxvi)フェ
ニル−低級アルキル−カルバモイル基(例えば、フェニ
ル−メチルカルバモイル、フェニル−エチルカルバモイ
ル等のフェニル−C1-6アルキル−カルバモイル基
等)、(xxxvii)フェニルカルバモイル基、(xxxvii
i)フェニル−低級アルキル−カルボニルアミノ基(例
えば、フェニル−メチルカルボニルアミノ、フェニル−
エチルカルボニルアミノ等のフェニル−C1-6アルキル
−カルボニルアミノ基等)、(xxxix)フェニル−低級
アルキルアミノ基(例えば、フェニル−メチルアミノ、
フェニル−エチルアミノ等のフェニル−C1-6アルキル
アミノ基等)、(xxxx)フェニル−低級アルキルスルホ
ニル基(例えば、フェニル−メチルスルホニル、フェニ
ル−エチルスルホニル等のフェニル−C1-6アルキルス
ルホニル基等)、(xxxxi)フェニルスルホニル基、(x
xxxii)フェニル−低級アルキルスルフィニル基(例え
ば、フェニル−メチルスルフィニル、フェニル−エチル
スルフィニル等のフェニル−C1-6アルキルスルフィニ
ル基等)、(xxxxiii)フェニル−低級アルキルスルホ
ニルアミノ基(例えば、フェニル−メチルスルホニルア
ミノ、フェニル−エチルスルホニルアミノ等のフェニル
−C1-6アルキルスルホニルアミノ基等)、(xxxxiv)
フェニルスルホニルアミノ基、(xxxxv)5ないし7員
環状アミノ−カルボニル基(例えば、1個の窒素原子以
外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子等から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし3個有していてもよい5ないし7員
環状アミノ−カルボニル基(例、(1-ピロリジニル)カル
ボニル、ピペリジノカルボニル、(1-ピペラジニル)カル
ボニル、モルホリノカルボニル、チオモルホリノカルボ
ニル基等)等)、(xxxxvi)アミノスルホニル基、(xxx
xvii)モノ−低級アルキルアミノスルホニル基(例え
ば、メチルアミノスルホニル、エチルアミノスルホニ
ル、プロピルアミノスルホニル、ブチルアミノスルホニ
ル等のモノ−C1- 6アルキルアミノスルホニル基等)、
(xxxxviii)ジ−低級アルキルアミノスルホニル基(例
えば、ジエチルアミノスルホニル、ジブチルアミノスル
ホニル等のジ−C1-6アルキルアミノスルホニル基
等)、(xxxxix)5ないし7員環状アミノ−スルホニル
基(例えば、1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子
及び硫黄原子等から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個
有していてもよい5ないし7員環状アミノ−スルホニル
基(例、(1-ピロリジニル)スルホニル、ピペリジノスル
ホニル、(1-ピペラジニル) スルホニル、モルホリノス
ルホニル、チオモルホリノスルホニル基等)等)、(xxx
xx)アミノカルボニルオキシ基、(xxxxxi)モノ−低級
アルキルアミノカルボニルオキシ基(例えば、メチルア
ミノカルボニルオキシ、エチルアミノカルボニルオキ
シ、プロピルアミノカルボニルオキシ等のモノ−C1-6
アルキルアミノカルボニルオキシ基等)、(xxxxxii)
ジ−低級アルキルアミノカルボニルオキシ基(例えば、
ジメチルアミノカルボニルオキシ、ジエチルアミノカル
ボニルオキシ等のジ−C1-6アルキルアミノカルボニル
オキシ基等)及び(xxxxxiii)5ないし7員環状アミノ
−カルボニルオキシ基(例えば、1個の窒素原子以外に
窒素原子、酸素原子及び硫黄原子等から選ばれるヘテロ
原子を1ないし3個有していてもよい5ないし7員環状
アミノ−カルボニルオキシ基(例、(1-ピロリジニル)カ
ルボニルオキシ、ピペリジノカルボニルオキシ、(1-ピ
ペラジニル) カルボニルオキシ、モルホリノカルボニル
オキシ、チオモルホリノカルボニルオキシ基等)等)
(前記(xxv)ないし(xxxxiv)のフェニル基、ナフチ
ル基、モノ−フェニル−低級アルキル基、ジ−フェニル
−低級アルキル基、モノ−フェニル−低級アルキル−カ
ルボニルオキシ基、ジ−フェニル−低級アルキル−カル
ボニルオキシ基、フェノキシ基、モノ−フェニル−低級
アルキル−カルボニル基、ジ−フェニル−低級アルキル
−カルボニル基、ベンゾイル基、フェノキシカルボニル
基、フェニル−低級アルキル−カルバモイル基、フェニ
ルカルバモイル基、フェニル−低級アルキル−カルボニ
ルアミノ基、フェニル−低級アルキルアミノ基、フェニ
ル−低級アルキルスルホニル基、フェニルスルホニル
基、フェニル−低級アルキルスルフィニル基、フェニル
−低級アルキルスルホニルアミノ基及びフェニルスルホ
ニルアミノ基におけるフェニル基の部分は、更に、例え
ば、低級アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、sec-ブチル、tert-ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル等のC1-6アルキル等)、低級
アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec-ブ
トキシ、tert-ブトキシ等のC1-6アルコキシ等)、ハロ
ゲン原子(例えば、クロル、ブロム、ヨード等)、ヒド
ロキシ基、ベンジルオキシ基、アミノ基、モノ−低級ア
ルキルアミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミ
ノ、プロピルアミノ等のモノ−C1-6アルキルアミノ
等)、ジ−低級アルキルアミノ基(例えば、ジメチルア
ミノ、ジエチルアミノ等のジ−C1- 6アルキルアミノ
等)、ニトロ基、低級アルキル−カルボニル基(例え
ば、メチルカルボニル、エチルカルボニル、ブチルカル
ボニル等のC1-6アルキル−カルボニル等)、ベンゾイ
ル基等から選ばれた1ないし4個の置換基を有していて
もよい。)等が挙げられる。Arで示される「縮合して
いてもよい5または6員芳香環基」はこれら(i)〜(x
xxxxiii)の置換基を1ないし4個、好ましくは1また
は2個有していてもよい。
【0017】上記の「ハロゲン化されていてもよい低級
アルキル基」としては、例えば、1ないし3個のハロゲ
ン原子(例えば、クロル、ブロム、ヨード等)を有して
いてもよい低級アルキル基(例えば、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチル、sec-ブチル、tert-
ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1-6アルキル基等)
等が挙げられ、具体例としては、メチル、クロロメチ
ル、ジフルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオ
ロメチル、エチル、2−ブロモエチル、2、2,2−ト
リフルオロエチル、プロピル、3,3,3−トリフルオ
ロプロピル、イソプロピル、ブチル、4,4,4−トリ
フルオロブチル、イソブチル、sec-ブチル、tert-ブチ
ル、ペンチル、イソペンチル、ネオペンチル、5,5,
5−トリフルオロペンチル、ヘキシル、6,6,6−ト
リフルオロヘキシル等が挙げられる。上記の「ハロゲン
化されていてもよい低級アルコキシ基」としては、例え
ば、1ないし3個のハロゲン原子(例えば、クロル、ブ
ロム、ヨード等)を有していてもよい低級アルコキシ基
(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロ
ポキシ、ブトキシ、イソブトキシ、sec-ブトキシ、tert
-ブトキシ等のC1-6アルコキシ基等)等が挙げられ、具
体例としては、例えばメトキシ、ジフルオロメトキシ、
トリフルオロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリフ
ルオロエトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、4,4,4−トリフルオロブトキシ、イソブトキ
シ、sec-ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシ等
が挙げられる。上記の「ハロゲン化されていてもよい低
級アルキルチオ基」としては、例えば、1ないし3個の
ハロゲン原子(例えば、クロル、ブロム、ヨード等)を
有していてもよい低級アルキルチオ基(例えば、メチル
チオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、
ブチルチオ、イソブチルチオ、sec-ブチルチオ、tert-
ブチルチオ等のC1-6アルキルチオ基等)等が挙げら
れ、具体例としては、メチルチオ、ジフルオロメチルチ
オ、トリフルオロメチルチオ、エチルチオ、プロピルチ
オ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、4,4,4−トリ
フルオロブチルチオ、イソブチルチオ、sec-ブチルチ
オ、tert-ブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオ等
が挙げられる。
【0018】「縮合していてもよい5または6員芳香環
基を示し、該芳香環基は置換基を有していてもよく」の
「置換基」として好ましくは、(i)アミノ基、(ii)
モノ−低級アルキルアミノ基(例えば、メチルアミノ、
エチルアミノ、プロピルアミノ等のモノ−C1-6アルキ
ルアミノ基等)、(iii)ジ−低級アルキルアミノ基
(例えば、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ等のジ−C
1-6アルキルアミノ基等)、(iv)例えば1個の窒素原
子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子等から選ばれ
るヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい5ないし
7員環状アミノ基(例えば、1-ピロリジニル、ピペリジ
ノ、1-ピペラジニル、モルホリノ、チオモルホリノ
等)、(v)低級アルキル−カルボニルアミノ基(例え
ば、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルア
ミノ等のC1-6アルキル−カルボニルアミノ基等)、(v
i)低級アルキルスルホニルアミノ基(例えば、メチル
スルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ、プロピル
スルホニルアミノ等のC1-6アルキルスルホニルアミノ
基等)、(vii)フェニル−低級アルキルアミノ(例え
ば、フェニル−メチルアミノ、フェニル−エチルアミノ
等のフェニル−C1-6アルキルアミノ等)、(viii)フ
ェニル−低級アルキルスルホニルアミノ基(例えば、フ
ェニル−メチルスルホニルアミノ、フェニル−エチルス
ルホニルアミノ等のフェニル−C1-6アルキル−スルホ
ニルアミノ基等)、(ix)フェニルスルホニルアミノ
基、(x)ハロゲン原子(例えば、フルオロ、クロル
等)、(xi)ハロゲン化されていてもよい低級アルキル
基(例えば、メチル、エチル、イソプロピル、tert−ブ
チル、トリフルオロメチル等)、(xii)ハロゲン化さ
れていてもよい低級アルコキシ基(例えば、メトキシ、
エトキシ、イソプロポキシ、tert-ブトキシ、トリフル
オロメトキシ等)、(xiii)アミノスルホニル基、(xi
v)モノ−低級アルキルアミノスルホニル基(例えば、
メチルアミノスルホニル、エチルアミノスルホニル、プ
ロピルアミノスルホニル、ブチルアミノスルホニル等の
モノ−C1-6アルキルアミノスルホニル基等)、(xv)
ジ−低級アルキルアミノスルホニル基(例えば、ジエチ
ルアミノスルホニル、ジブチルアミノスルホニル等のジ
−C1-6アルキルアミノスルホニル基、(xvi)カルバモ
イル基、(xvii)モノ−低級アルキル−カルバモイル基
(例えば、メチルカルバモイル、エチルカルバモイル、
プロピルカルバモイル、ブチルカルバモイル等のモノ−
1-6アルキル−カルバモイル基等)、(xviii)ジ−低
級アルキル−カルバモイル基(例えば、ジエチルカルバ
モイル、ジブチルカルバモイル等のジ−C1-6アルキル
−カルバモイル基等)等が挙げられ、特に、ジ−低級ア
ルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミノ、ジエチルア
ミノ等のジ−C1-6アルキルアミノ基等)、1個の窒素
原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子等から選ば
れるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい5ない
し7員環状アミノ基(例えば、1-ピロリジニル、ピペリ
ジノ、1-ピペラジニル、モルホリノ、チオモルホリノ
等)、ハロゲン化されていてもよい低級アルコキシ基
(例えば、メトキシ、エトキシ、イソプロポキシ、tert
-ブトキシ、トリフルオロメトキシ等)、アミノスルホ
ニル基、モノ−低級アルキルアミノスルホニル基(例え
ば、メチルアミノスルホニル、エチルアミノスルホニ
ル、プロピルアミノスルホニル、ブチルアミノスルホニ
ル等のモノ−C1-6アルキルアミノスルホニル基等)、
ジ−低級アルキル−アミノスルホニル基(例えば、ジエ
チルアミノスルホニル、ジブチルアミノスルホニル等の
ジ−C1-6アルキルアミノスルホニル基、カルバモイル
基、モノ−低級アルキル−カルバモイル基(例えば、メ
チルカルバモイル、エチルカルバモイル、プロピルカル
バモイル、ブチルカルバモイル等のモノ−C1-6アルキ
ル−カルバモイル基等)、ジ−低級アルキル−カルバモ
イル基(例えば、ジエチルカルバモイル、ジブチルカル
バモイル等のジ−C1-6アルキル−カルバモイル基等)
等が好ましい。Arで示される「縮合していてもよい5
または6員芳香環基」の「5または6員芳香環基」とし
ては、フェニル基(ベンゼン環基)、5または6員芳香
族複素環基などが挙げられる。該「5または6員芳香族
複素環基」としては、例えば、炭素原子以外に窒素原
子、硫黄原子および酸素原子から選ばれるヘテロ原子1
個以上(例えば、1〜3個)を含む5または6員芳香族複素環
基などが挙げられる。具体的には、チエニル、フリル、
ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イ
ソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ピリ
ジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、オキ
サジアゾリル、チアジアゾリル、フラザニルなどが挙げ
られる。Arで示される「縮合していてもよい5または
6員芳香環基」の「5または6員芳香環基」が、例えば
「置換基を有していてもよいフェニル基」の場合、該
「フェニル基」が縮合する例としては、例えば、(a)
置換基を有していてもよい単環式同素環又は複素環と縮
合する場合、(b)置換基を有していてもよい2環式同
素環又は複素環と縮合する、あるいは2つの同一又は異
なった単環式同素環又は複素環と縮合する場合、及び
(c)置換基を有していてもよい3環式同素環又は複素
環と縮合する場合等が挙げられる。
【0019】上記(a)の「縮合していてもよいフェニ
ル基で、該フェニル基は置換基を有していてもよい」の
フェニル基が単環式同素環又は複素環と縮合する場合の
具体例としては、例えば、式
【化49】 〔式中、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環、
及びB環は置換基を有していてもよい同素環又は複素環
を示す。〕で表される基等が挙げられる。A環の置換基
としては、上記のArで示される「縮合していてもよい
5または6員芳香環基」の「置換基」等が挙げられ、そ
の置換基数は1ないし3個である。
【0020】B環で示される「置換基を有していてもよ
い同素環」の「同素環」としては、5ないし9員炭素環
(例えば、ベンゼン、シクロペンタン、シクロペンテ
ン、シクロヘキサン、シクロヘキセン、シクロヘキサジ
エン、シクロヘプタン、シクロヘプテン、シクロヘプタ
ジエン等)等が挙げられる。B環で示される「置換基を
有していてもよい複素環」の「複素環」としては、例え
ば、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテ
ロ原子を1ないし4個含む4ないし14員(好ましくは
5ないし9員)芳香族又は非芳香族複素環等が挙げられ
る。具体的には例えば、ピリジン、ピラジン、ピリミジ
ン、イミダゾール、フラン、チオフェン、ジヒドロピリ
ジン、ジアゼピン、オキサゼピン、ピロリジン、ピペリ
ジン、ヘキサメチレンイミン、ヘプタメチレンイミン、
テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジ
オキサン、ピペラジン、ホモピペラジン、テトラヒドロ
オキサゼピン、モルホリン、チオモルホリン、ピロー
ル、ピラゾール、1,2,3−トリアゾール、オキサゾ
ール、オキサゾリジン、チアゾール、チアゾリジン、チ
アジアゾリジン、チアジアジナン、イソオキサゾール、
イミダゾリン、イミダゾリジン、ヘキサヒドロピリミジ
ン等が挙げられる。このうち、1個のヘテロ原子あるい
は同一又は異なる2個のヘテロ原子を含有する5ないし
9員環の非芳香族複素環(例えば、ピロリジン、ピペリ
ジン、ヘキサメチレンイミン、ヘプタメチレンイミン、
テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、1,4−ジ
オキサン、ピペラジン、ホモピペラジン、テトラヒドロ
オキサゼピン、モルホリン、チオモルホリン、イミダゾ
リン、チアジアゾリジン、チアジアジナン、イミダゾリ
ジン、ヘキサヒドロピリミジン等)等が好ましい。特
に、(1)例えば窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選
ばれる1個のヘテロ原子を含有する非芳香族複素環、
(2)1個の窒素原子と窒素原子、酸素原子及び硫黄原子
から選ばれる1個のヘテロ原子とを含有する非芳香族複
素環等が好ましい。B環で示される「置換基を有してい
てもよい同素環又は複素環」の「置換基」としては、例
えば(i)ハロゲン原子(例えば、フルオロ、クロル、
ブロム、ヨード等)、(ii)ニトロ基、(iii)シアノ
基、(iv)オキソ基、(v)ヒドロキシ基、(vi)低級
アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、イソブチル、tert-ブチル、sec-ブ
チル等のC1-6アルキル基等)(vii)低級アルコキシ基
(例えば、メトキシ,エトキシ,プロピルオキシ,イソ
プロピルオキシ、ブチルオキシ等のC1-6アルコキシ基
等)、(viii)低級アルキルチオ基(例えば、メチルチ
オ、エチルチオ、プロピルチオ等のC1-6アルキルチオ
基等)、(ix)アミノ基、(x)モノ−低級アルキルア
ミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピ
ルアミノ等のモノ−C1-6アルキルアミノ基等)、(x
i)ジ−低級アルキルアミノ基(例えば、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ等のジ−C1-6アルキルアミノ基
等)、(xii)例えば炭素原子と1個の窒素原子以外に
窒素原子、酸素原子及び硫黄原子等から選ばれるヘテロ
原子を1ないし3個有していてもよい5ないし7員環状
アミノ基(例えば、1-ピロリジニル、ピペリジノ、1-ピ
ペラジニル、モルホリノ、チオモルホリノ等)、(xii
i)低級アルキル−カルボニルアミノ基(例えば、アセ
チルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ等の
1-6アルキル−カルボニルアミノ基等)、(xiv)低級
アルキルスルホニルアミノ基(例えば、メチルスルホニ
ルアミノ、エチルスルホニルアミノ等のC1-6アルキル
スルホニルアミノ基等)、(xv)低級アルコキシ−カル
ボニル基(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカル
ボニル、プロポキシカルボニル等のC1-6アルコキシ−
カルボニル基等)、(xvi)カルボキシ基、(xvii)低
級アルキルカルボニル基(例えば、メチルカルボニル、
エチルカルボニル、プロピルカルボニル等のC1-6アル
キル−カルボニル基等)、(xviii)カルバモイル基、
(xix)モノ−低級アルキルカルバモイル基(例えば、
メチルカルバモイル、エチルカルバモイル等のモノ−C
1-6アルキル−カルバモイル基等)、(xx)ジ−低級ア
ルキルカルバモイル基(例えば、ジメチルカルバモイ
ル、ジエチルカルバモイル等のジ−C1-6アルキル−カ
ルバモイル基等)、(xxi)低級アルキルスルホニル基
(例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロ
ピルスルホニル等のC1-6アルキルスルホニル基、(xxi
i)アミノスルホニル基、(xxiii)モノ−低級アルキル
アミノスルホニル基(例えば、メチルアミノスルホニ
ル、エチルアミノスルホニル等のモノ−C1-6アルキル
−アミノスルホニル基等)、(xxiv)ジ−低級アルキル
アミノスルホニル基(例えば、ジメチルアミノスルホニ
ル、ジエチルアミノスルホニル等のジ−C1-6アルキル
−アミノスルホニル基等)等から選ばれた1ないし5個
が用いられる。中でも、オキソ基、低級アルキル基(例
えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチル、tert-ブチル、sec-ブチル等のC1-6
ルキル基等)等が好ましい。特にオキソ基、C1-6アル
キル基、C1-6アルキル−カルボニルアミノ基、C1-6
ルキルスルホニルアミノ基等が好ましい。
【0021】B環が環中に窒素原子を有する場合、例え
ば、B環は環中に式 >N−R1 〔式中、R1は水素原子、置換基を有していてもよい炭
化水素基、アシル基又は置換基を有していてもよい複素
環基を示す。〕で表される基を有していてもよい。更
に、B環は上記置換基(i)ないし(xxiv)を1ないし
3個有していてもよい。R1で示される「置換基を有し
ていてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」は、炭化水
素化合物から水素原子を1個除いた基を示し、その例と
しては、例えば以下のアルキル基、アルケニル基、アル
キニル基、シクロアルキル基、アリール基、アラルキル
基、これらの組み合わせの基等が挙げられる。このう
ち、C1-16炭化水素基等が好ましい。 (1)アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、tert-ブチ
ル、sec-ブチル、ペンチル、ヘキシル等のC1-6アルキ
ル基等) (2)アルケニル基(例えば、ビニル、アリル、イソプ
ロペニル、ブテニル、イソブテニル、sec-ブテニル等の
2-6アルケニル基等) (3)アルキニル基(例えば、プロパルギル、エチニ
ル、ブチニル、1−ヘキシニル等のC2-6アルキニル基
等) (4)シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シ
クロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル等のC
3-6シクロアルキル基等) (5)架橋環式低級飽和炭化水素基(例えば、ビシクロ
〔3.2.1〕オクト−2−イル、ビシクロ〔3.3.1〕
ノン−2−イル、アダマンタン−1−イル等の架橋環式
8-14飽和炭化水素基等) (6)アリール基(例えば、フェニル、1−ナフチル、
2−ナフチル、ビフェニル、2−インデニル、2−アン
スリル等のC6-14アリール基等、好ましくはフェニル基
等) (7)アラルキル基(例えば、ベンジル,フェニルエチ
ル、フェニルプロピル、フェニルブチル、フェニルペン
チル、フェニルヘキシル等のフェニル−C1-10アルキ
ル;α−ナフチルメチル等のナフチル−C1-6アルキ
ル;ジフェニルメチル、ジフェニルエチル等のジフェニ
ル−C1-3アルキル等のC7-16アラルキル基等) (8)アリ−ル−アルケニル基(例えばスチリル、シン
ナミル、4−フェニル−2−ブテニル、4−フェニル−
3−ブテニル等のフェニル−C2-12アルケニル等のC
6-14アリ−ル−C2-12アルケニル基等) (9)アリ−ル−C2-12アルキニル基(例えば、フェニ
ルエチニル、3−フェニル−2−プロピニル、3−フェ
ニル−1−プロピニル等のフェニル−C2-12アルキニル
等のC6-14アリ−ル−C2-12アルキニル基等) (10)シクロアルキル−アルキル基(例えば、シクロプ
ロピルメチル,シクロブチルメチル,シクロペンチルメ
チル,シクロヘキシルメチル,シクロヘプチルメチル,
シクロプロピルエチル,シクロブチルエチル,シクロペ
ンチルエチル,シクロヘキシルエチル,シクロヘプチル
エチル,シクロプロピルプロピル,シクロブチルプロピ
ル,シクロペンチルプロピル,シクロヘキシルプロピ
ル,シクロヘプチルプロピル,シクロプロピルブチル,
シクロブチルブチル,シクロペンチルブチル,シクロヘ
キシルブチル,シクロヘプチルブチル,シクロプロピル
ペンチル,シクロブチルペンチル,シクロペンチルペン
チル,シクロヘキシルペンチル,シクロヘプチルペンチ
ル,シクロプロピルヘキシル,シクロブチルヘキシル,
シクロペンチルヘキシル,シクロヘキシルヘキシル等の
3-7シクロアルキル−C1-6アルキル基等) (11)アリール−アリール−C1-10アルキル基(例えば
ビフェニルメチル、ビフェニルエチル等)
【0022】R1で示される「置換基を有していてもよ
い炭化水素基」の「炭化水素基」の好ましいものとして
は、例えば、C1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル
基、C 7-16アラルキル基等である。更に好ましくはC
7-10アラルキル基(例えば、ベンジル、フェニルエチ
ル、フェニルプロピル等のフェニル−C1-4アルキル
等)等である。R1で示される「置換基を有していても
よい炭化水素基」の「置換基」としては、例えば、
(i)ハロゲン原子(例えば、フルオロ、クロル、ブロ
ム、ヨード等)、(ii)ニトロ基、(iii)シアノ基、
(iv)オキソ基、(v)ヒドロキシ基、(vi)ハロゲン
化されていてもよい低級(C1-6)アルキル基、(vii)
ハロゲン化されていてもよい低級(C1-6)アルコキシ
基、(viii)ハロゲン化されていてもよい低級
(C1-6)アルキルチオ基、(ix)アミノ基、(x)モノ
−低級アルキルアミノ基(例えば、メチルアミノ、エチ
ルアミノ、プロピルアミノ等のモノ−C1-6アルキルア
ミノ基等)、(xi) ジ−低級アルキルアミノ基(例え
ば、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ等のジ−C1-6
ルキルアミノ基等)、(xii)例えば炭素原子と1個の
窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄原子等から
選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有していてもよい5
ないし7員環状アミノ基(例えば、1-ピロリジニル、ピ
ペリジノ、1-ピペラジニル、モルホリノ、チオモルホリ
ノ等)、(xiii)低級アルキル−カルボニルアミノ基
(例えば、アセチルアミノ、プロピオニルアミノ、ブチ
リルアミノ等のC1-6アルキル−カルボニルアミノ基
等)、(xiv)低級アルキルスルホニルアミノ基(例え
ば、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ
等のC1-6アルキル−スルホニルアミノ基等)、(xv)
低級アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル等
のC1-6アルコキシ−カルボニル基等)、(xvi)カルボ
キシ基、(xvii)低級アルキル−カルボニル基(例え
ば、メチルカルボニル、エチルカルボニル、プロピルカ
ルボニル等のC1-6アルキル−カルボニル基等)、(xvi
ii)カルバモイル基、チオカルバモイル基、(xix)モ
ノ−低級アルキル−カルバモイル基(例えば、メチルカ
ルバモイル、エチルカルバモイル等のモノ−C1-6アル
キル−カルバモイル基等)、(xx)ジ−低級アルキル−
カルバモイル基(例えば、ジメチルカルバモイル、ジエ
チルカルバモイル等のジ−C1-6アルキル−カルバモイ
ル基等)、(xxi)低級アルキルスルホニル基(例え
ば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルス
ルホニル等のC1-6アルキルスルホニル基等)、(xxi
i)低級アルコキシ−カルボニル−低級アルキル基(例
えば、メトキシカルボニルメチル、エトキシカルボニル
メチル、tert-ブトキシカルボニルメチル、メトキシカ
ルボニルエチル、メトキシカルボニルメチル、メトキシ
カルボニル(ジメチル)メチル、エトキシカルボニル
(ジメチル)メチル、tert-ブトキシカルボニル(ジメ
チル)メチル等のC1-6アルキル−カルボニル−C1-6
ルキル基等)、(xxiii)カルボキシ−低級アルキル基
(例えば、カルボキシルメチル、カルボキシルエチル、
カルボキシル(ジメチル)メチル等のカルボキシ−C
1-6アルキル基等)、(xxiv)置換基を有していてもよ
い複素環基、(xxv)C6-14アリール基(例えば、フェ
ニル、ナフチル等)、(xxvi)C7-16アラルキル基(例
えば、ベンジル等)、(xxvii)置換基(例えば、C1-4
アルキル、ハロゲノC1-4アルキル、C6-10アリール、
ハロゲノC 6-10アリール、C1-4アルキル-C6-10アリー
ル、ハロゲノC1-4アルキル-C6-10アリール、C1-4
ルコキシ-C6-10アリール、ベンジル等)を有していて
もよいウレイド基(例えば、ウレイド、3−メチルウレ
イド、3−エチルウレイド、3−フェニルウレイド、3
−(4−フルオロフェニル)ウレイド、3−(2−メチ
ルフェニル)ウレイド、3−(4−メトキシフェニル)
ウレイド、3−(2,4−ジフルオロフェニル)ウレイ
ド、3−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニ
ル]ウレイド、3−ベンジルウレイド、3−(1−ナフ
チル)ウレイド、3−(2−ビフェニリル)ウレイド
等)、(xxviii)置換基(例えば、C1-4アルキル、ハ
ロゲノC1-4アルキル、C6-10アリール、ハロゲノC
6-10アリール、C1-4アルキル-C6-10アリール、ハロゲ
ノC1-4アルキル-C6-10アリール、C1- 4アルコキシ-C
6-10アリール、ベンジル等)を有していてもよいチオウ
レイド基(例えば、チオウレイド、3−メチルチオウレ
イド、3−エチルチオウレイド、3−フェニルチオウレ
イド、3−(4−フルオロフェニル)チオウレイド、3
−(4−メチルフェニル)チオウレイド、3−(4−メ
トキシフェニル)チオウレイド、3−(2,4−ジクロ
ロフェニル)チオウレイド、3−ベンジルチオウレイ
ド、3−(1−ナフチル)チオウレイド等)、(xxix)
置換基(例えば、C1- 4アルキル、C6-10アリール、ニ
トロ-C6-10アリール等から選ばれる1〜2個)を有し
ていてもよいアミジノ基(例えば、アミジノ、N1−メ
チルアミジノ、N1−エチルアミジノ、N1−フェニルア
ミジノ、N1,N1−ジメチルアミジノ、N1,N2−ジメ
チルアミジノ、N1−メチル−N1−エチルアミジノ、N
1,N1−ジエチルアミジノ、N1−メチル−N1−フェニ
ルアミジノ、N1,N1−ジ(4−ニトロフェニル)アミ
ジノ等)、(xxx)置換基(例えば、C1-4アルキル、C
6-10アリール、ニトロ-C6-10アリール等から選ばれる
1〜2個)を有していてもよいグアニジノ基(例えば、
グアニジノ、3−メチルグアニジノ、3,3−ジメチル
グアニジノ、3,3−ジエチルグアニジノ等)、(xxx
i)置換基(例えば、C 1-4アルキル、ハロゲノC1-4
ルキル、C6-10アリール、ハロゲノC6-10アリール、C
1-4アルキル-C6-10アリール、ハロゲノC1-4アルキル-
6-10アリール、C1-4アルコキシ-C6-10アリール、ニ
トロ-C6-10アリール、ベンジル、ハロゲノベンジル、
ベンゾイル、ハロゲノベンゾイル等)を有していてもよ
い環状アミノカルボニル基(例えば、(1-ピロリジニル)
カルボニル、ピペリジノカルボニル、(4−メチルピペ
リジノ)カルボニル、(4−フェニルピペリジノ)カル
ボニル、(4−ベンジルピペリジノ)カルボニル、(4
−ベンゾイルピペリジノ)カルボニル、[4−(4−フ
ルオロベンゾイル)ピペリジノ]カルボニル、(4−メ
チル-1-ピペラジニル)カルボニル、(4−フェニル-1-
ピペラジニル)カルボニル、[4−(4−ニトロフェニ
ル)-1-ピペラジニル]カルボニル、(4−ベンジル-1-
ピペラジニル)カルボニル、モルホリノカルボニル、チ
オモルホリノカルボニル等)、(xxxii)置換基(例え
ば、C1-4アルキル、C6-10アリール等から選ばれる1
〜2個)を有していてもよいアミノチオカルボニル基
(例えば、アミノチオカルボニル、メチルアミノチオカ
ルボニル、ジメチルアミノチオカルボニル等)、(xxxi
ii)置換基(例えば、C1-4アルキル、C6-10アリール
等から選ばれる1〜2個)を有していてもよいアミノス
ルホニル基(例えば、アミノスルホニル、メチルアミノ
スルホニル、ジメチルアミノスルホニル等)、(xxxi
v)置換基(例えば、ハロゲン原子、C1-4アルキル、ハ
ロゲノC1-4アルキル、C1-4アルコキシ、ニトロ、C
1-4アルキル-カルボニルアミノ等から選ばれる1〜2
個)を有していてもよいフェニルスルホニルアミノ(例
えば、フェニルスルホニルアミノ、(4−メチルフェニ
ル)スルホニルアミノ、(4−クロロフェニル)スルホ
ニルアミノ、(2,5−ジクロロフェニル)スルホニル
アミノ、(4−メトキシフェニル)スルホニルアミノ、
(4−アセチルアミノフェニル)スルホニルアミノ、
(4−ニトロフェニル)フェニルスルホニルアミノ
等)、(xxxv)スルホ基、(xxxvi)スルフィノ基、(x
xxvii)スルフェノ基、(xxxviii)C1-6アルキルスル
ホ基(例えば、メチルスルホ、エチルスルホ、プロピル
スルホ等)、(xxxix)C1-6アルキルスルフィノ基(例
えば、メチルスルフィノ、エチルスルフィノ、プロピル
スルフィノ等)、(xxxx)C1-6アルキルスルフェノ基
(例えば、メチルスルフェノ、エチルスルフェノ、プロ
ピルスルフェノ等)、(xxxxi)ホスホノ基、(xxxxi
i)ジ−C1-6アルコキシホスホリル基(例えば、ジメト
キシホスホリル、ジエトキシホスホリル、ジプロポキシ
ホスホリル等)、(xxxxiii)アミノカルボニルオキシ
基、(xxxxxi)モノ−低級アルキルアミノカルボニルオ
キシ基(例えば、メチルアミノカルボニルオキシ、エチ
ルアミノカルボニルオキシ、プロピルアミノカルボニル
オキシ等のモノ−C1-6アルキルアミノカルボニルオキ
シ基等)、(xxxxxii)ジ−低級アルキルアミノカルボ
ニルオキシ基(例えば、ジメチルアミノカルボニルオキ
シ、ジエチルアミノカルボニルオキシ等のジ−C1-6
ルキルアミノカルボニルオキシ基等)及び(xxxxxiii)
5ないし7員環状アミノ−カルボニルオキシ基(例え
ば、1個の窒素原子以外に窒素原子、酸素原子及び硫黄
原子等から選ばれるヘテロ原子を1ないし3個有してい
てもよい5ないし7員環状アミノ−カルボニルオキシ基
(例、(1-ピロリジニル)カルボニルオキシ、ピペリジノ
カルボニルオキシ、(1-ピペラジニル) カルボニルオキ
シ、モルホリノカルボニルオキシ、チオモルホリノカル
ボニルオキシ基等)等)等から選ばれた1ないし5個
(好ましくは1ないし3個)が挙げられる。このうち好
ましくは、ハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよい
1-6アルキル基、ハロゲン化されていてもよいC1-6
ルコキシ基、ヒドロキシ基、ニトロ基、シアノ基、カル
ボキシ基、C1-6アルコキシ−カルボニル基、カルバモ
イル基、アミノチオカルボニル基、モノ−C1-6アルキ
ル−カルバモイル基、ジ−C1-6アルキル−カルバモイ
ル基、アミノ基、モノ−C1-6アルキルアミノ基、ジ−
1-6アルキルアミノ基、5ないし7員環状アミノ基、
1-6アルキル−カルボニルアミノ基、アミノスルホニ
ル基、モノ−C1-6アルキルアミノスルホニル基、ジ−
1-6アルキルアミノスルホニル基、フェニルスルホニ
ルアミノ基、C1-6アルキルスルホニルアミノ基等が挙
げられる。
【0023】上記「(xxiv)置換基を有していてもよい
複素環基」の「複素環基」としては、例えば、窒素原
子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子1な
いし6個(好ましくは1ないし4個)を含む5ないし1
4員(単環式又は2ないし4環式)複素環から水素原子
を1個除去してできる基等が用いられる。単環式複素環
基としては、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、イミダ
ゾール、フラン、チオフェン、ジヒドロピリジン、ジア
ゼピン、オキサゼピン、ピロリジン、ピペリジン、ヘキ
サメチレンイミン、ヘプタメチレンイミン、テトラヒド
ロフラン、ピペラジン、ホモピペラジン、テトラヒドロ
オキサゼピン、モルホリン、チオモルホリン、ピロー
ル、ピラゾール、1,2,3−トリアゾール、オキサゾ
ール、オキサゾリジン、チアゾール、チアゾリジン、イ
ソオキサゾール、イミダゾリン、トリアゾール、チアジ
アゾール、オキサジアゾール、オキサチアジアゾール、
トリアジン、テトラゾール等の単環式複素環から水素原
子を1個除去してできる基等が挙げられる。2環式複素
環としては、例えば、インドール、ジヒドロインドー
ル、イソインドール、ジヒドロイソインドール、ベンゾ
フラン、ジヒドロベンゾフラン、ベンズイミダゾール、
ベンズオキサゾール、ベンズイソオキサゾール、ベンゾ
チアゾール、インダゾール、キノリン、テトラヒドロキ
ノリン、イソキノリン、テトラヒドロイソキノリン、テ
トラヒドロ-1H-1-ベンズアゼピン、テトラヒドロ-1H-2-
ベンズアゼピン、テトラヒドロ-1H-3-ベンズアゼピン、
テトラヒドロベンズオキサゼピン、キナゾリン、テトラ
ヒドロキナゾリン、キノキサリン、テトラヒドロキノキ
サリン、ベンゾジオキサン、ベンゾジオキソール、ベン
ゾチアジン、イミダゾピリジン等の2環式複素環から水
素原子を1個除去してできる基等が用いられる。3又は
4環式複素環基としては、アクリジン、テトラヒドロア
クリジン、ピロロキノリン、ピロロインドール、シクロ
ペントインドール、イソインドロベンズアゼピン等の3
又は4環式複素環から水素原子を1個除去してできる基
等が挙げられる。
【0024】該「複素環基」としては、単環又は2環式
複素環から水素原子を1個除去してできる基等が好まし
い。該「置換基を有していてもよい複素環基」の「置換
基」としては上記B環で示される「置換基を有していて
もよい同素環又は複素環」の「置換基」が挙げられ、そ
の置換基数は1ないし5個である。R1で示される「置
換基を有していてもよい炭化水素基」として好ましく
は、ハロゲン原子、C1-6アルキル、C1-6アルコキシ、
ニトロ、シアノ、カルバモイル、モノ−C1-6アルキル
−カルバモイル、ジ−C1-6アルキル−カルバモイル、
アミノスルホニル、モノ−C1-6アルキルアミノスルホ
ニル、ジ−C1-6アルキルアミノスルホニル及びヒドロ
キシから選ばれる置換基を1ないし5個有していてもよ
いC7-16アラルキル基(好ましくはベンジル等)等が挙
げられる。上記R1で示される「アシル基」としては、
例えば、式:−(C=O)−R2、−(C=O)−OR2、−
(C=O)−NR23、−SO2−R2、−SO−R2
−SO−NR23、−(C=S)−OR2又は −(C=
S)NR23〔式中、R2及びR3はそれぞれ(i)水素原
子、(ii)置換基を有していてもよい炭化水素基又は
(iii)置換基を有していてもよい複素環基を示すか、
2とR 3とは互いに結合して隣接する窒素原子と共に置
換基を有していてもよい含窒素環基を形成してもよ
い。〕で表されるアシル基等が挙げられる。このうち好
ましくは、式:−(C=O)−R2、−(C=O)−NR2
3、−SO2−R2、又は−SO−NR23〔式中、
各記号は前記と同意義を示す。〕で表されるアシル基で
ある。
【0025】R2又はR3で示される「置換基を有してい
てもよい炭化水素基」及び「置換基を有していてもよい
複素環基」は、上記R1で示される「置換基を有してい
てもよい炭化水素基」及び「置換基を有していてもよい
複素環基」と同様のものがそれぞれ挙げられる。R2
3とで形成される「置換基を有していてもよい含窒素
環基」としては、炭素原子及び1個の窒素原子以外に、
例えば窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし3個含有していてもよい5ないし9
員(好ましくは5ないし7員)の含窒素飽和複素環基等
が挙げられる。より具体的には、例えば、式
【化50】 で表される基等が挙げられる。
【0026】該「置換基を有していてもよい含窒素環
基」の「置換基」としては、上記B環で示される「置換
基を有していてもよい同素環又は複素環」の「置換基」
と同様のものが挙げられ、その置換基数は1ないし5個
である。R2及びR3として、好ましくは、(i)水素原
子、(ii)ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキ
ル、(iii)C1-6アルキル及びC1-6アルコキシから選
ばれる置換基を1ないし3個有していてもよいC6-10
リール、(iii)C7-16アラルキル(例、ベンジル
等)、(iv)5又は6員複素環基(例、ピリジル、チエ
ニル、フリル等)等が挙げられる。上記R1で示される
「アシル基」として、好ましくは、ホルミル、ハロゲン
化されていてもよいC1-6アルキル−カルボニル(例、
アセチル、トリフルオロアセチル、プロピオニル等)、
5又は6員複素環カルボニル(例、ピリジルカルボニ
ル、チエニルカルボニル、フリルカルボニル等)、C
6-14アリール−カルボニル(例、ベンゾイル、1−ナフ
トイル、2−ナフトイル等)、C7-16アラルキル−カル
ボニル(例、フェニルアセチル、3−フェニルプロピオ
ニル等)、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル
スルホニル(例、メタンスルホニル、トリフルオロメタ
ンスルホニル、プロピルスルホニル等)、C6-14アリー
ルスルホニル(例、ベンゼンスルホニル、ナフチルスル
ホニル等)、カルバモイル、モノ−C1-6アルキル−カ
ルバモイル(例、メチルカルバモイル、エチルカルバモ
イル等)、C1-6アルキル−カルバモイル(例、ジメチ
ルカルバモイル、ジエチルカルバモイル等)、アミノス
ルホニル、モノ−C1-6アルキルアミノスルホニル
(例、メチルアミノスルホニル、エチルアミノスルホニ
ル等)、ジ−C1-6アルキルアミノスルホニル(例、ジ
メチルアミノスルホニル、ジエチルアミノスルホニル
等)等が挙げられる。R1は、好ましくは、水素原子、
1-6アルキル、C1-6アルキル−カルボニル、カルバモ
イル、モノ−C1-6アルキル−カルバモイル、ジ−C1-6
アルキル−カルバモイル、アミノスルホニル、モノ−C
1-6アルキルアミノスルホニル、ジ−C1-6アルキルアミ
ノスルホニル等である。
【0027】上記式
【化51】 で表される基の具体例としては、ナフタレン;テトラヒ
ドロナフタレン;インダン;インデン;ベンゾ[a]シク
ロヘプテン;2,3−ジヒドロ−1−ベンゾフラン、
1,3−ジヒドロ−2−ベンゾフラン等のベンゾフラ
ン;クロマン;3,4−ジヒドロ−1H−イソクロメ
ン;2,3,4,5−テトラヒドロ−1−ベンゾオキセ
ピン、1,3,4,5−テトラヒドロ−2−ベンゾオキ
セピン、1,2,4,5−テトラヒドロ−3−ベンゾオ
キセピン等のベンゾオキセピン;2,3−ジヒドロ−1
−ベンゾチオフェン、1,3−ジヒドロ−2−ベンゾチ
オフェン等のベンゾチオフェン;チオクロマン;3,4
−ジヒドロ−1H−イソチオクロメン;2,3,4,5
−テトラヒドロ−1−ベンゾチエピン、1,3,4,5
−テトラヒドロ−2−ベンゾチエピン、1,2,4,5
−テトラヒドロ−3−ベンゾチエピン等のベンゾチエピ
ン;3,4−ジヒドロ−2H−1−ベンゾチオピラン;
2,3−ジヒドロ−1H−インドール;1,2,3,4−テ
トラヒドロキノリン;2,3−ジヒドロ−1H−イソイ
ンドール;1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン;
2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1−ベンズアゼピ
ン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−2−ベンズア
ゼピン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−3−ベン
ズアゼピン等のベンズアゼピン;1,2,3,4,5,6−
ヘキサヒドロ−1−ベンズアゾシン、1,2,3,4,5,
6−ヘキサヒドロ−2−ベンズアゾシン、1,2,3,4,
5,6−ヘキサヒドロ−3−ベンズアゾシン等のベンズ
アゾシン;2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−1H−
1−ベンズアゾニン、2,3,4,5, 6,7−ヘキサヒド
ロ−1H−2−ベンズアゾニン、2,3,4,5,6,7−
ヘキサヒドロ−1H−3−ベンズアゾニン、2,3,4,
5,6,7−ヘキサヒドロ−1H−4−ベンズアゾニン等
のベンズアゾニン;2,3−ジヒドロベンズオキサゾー
ル等のベンズオキサゾール;2,3−ジヒドロベンゾチ
アゾール等のベンゾチアゾール;2,3−ジヒドロ−
1,2−ベンズイソチアゾール、1,3−ジヒドロ−
2,1−ベンズイソチアゾール等のベンズイソチアゾー
ル;2,3−ジヒドロ−1H−ベンズイミダゾール等の
ベンズイミダゾール;1,3−ジヒドロ−2,1,3−
ベンゾチアジアゾール;3,4−ジヒドロ−1H−2,
1−ベンズオキサジン、3,4−ジヒドロ−1H−2,
3−ベンズオキサジン、3,4−ジヒドロ−2H−1,
2−ベンズオキサジン、3,4−ジヒドロ−2H−1,
4−ベンズオキサジン、3,4−ジヒドロ−2H−1,
3−ベンズオキサジン、3,4−ジヒドロ−2H−3,
1−ベンズオキサジン等のベンズオキサジン;3,4−
ジヒドロ−1H−2,1−ベンゾチアジン、3,4−ジ
ヒドロ−1H−2,3−ベンゾチアジン、3,4−ジヒ
ドロ−2H−1,2−ベンゾチアジン、3,4−ジヒド
ロ−2H−1,4−ベンゾチアジン、3,4−ジヒドロ
−2H−1,3−ベンゾチアジン、3,4−ジヒドロ−
2H−3,1−ベンゾチアジン等のベンゾチアジン;
3,4−ジヒドロ−2H−1,2−ベンゾイソチアジ
ン、3,4−ジヒドロ−1H−2,1−ベンゾイソチア
ジン等のベンゾイソチアジン;3,4−ジヒドロ−1H
−2,13−ベンゾチアジアジン;1,2,3,4−テ
トラヒドロシンノリン、1,2,3,4−テトラヒドロ
フタラジン、1,2,3,4−テトラヒドロキナゾリ
ン、1,2,3,4−テトラヒドロキノキサリン等のベ
ンゾジアジン;3,4−ジヒドロ−1,2−ベンズオキ
サチイン、3,4−ジヒドロ−2,1−ベンズオキサチ
イン、2,3−ジヒドロ−1,4−ベンズオキサチイ
ン、1,4−ジヒドロ−2,3−ベンズオキサチイン、
4H−1,3−ベンズオキサチイン、4H−3,1−ベ
ンズオキサチイン等のベンズオキサチイン;1,3−ベ
ンゾジオキソール;1,3−ベンゾジチオール;3,4
−ジヒドロ−1,2−ベンゾジオキシン、2,3−ジヒ
ドロ−1,4−ベンゾジオキシン、1,4−ジヒドロ−
2,3−ベンゾジオキシン、4H−1,3−ベンゾジオ
キシン等のベンゾジオキシン;3,4−ジヒドロ−1,
2−ベンズジチイン、2,3−ジヒドロ−1,4−ベン
ズジチイン、1,4−ジヒドロ−2,3−ベンズジチイ
ン、4H−1,3−ベンズジチイン等のベンズジチイ
ン;2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2−ベンズオ
キサゼピン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,3−
ベンズオキサゼピン、2,3,4,5−テトラヒドロ−
1,4−ベンズオキサゼピン、2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1,5−ベンズオキサゼピン、1,3,4,5
−テトラヒドロ−2,1−ベンズオキサゼピン、1,
3,4,5−テトラヒドロ−2,3−ベンズオキサゼピ
ン、1,3,4,5−テトラヒドロ−2,4−ベンズオ
キサゼピン、1,2,4,5−テトラヒドロ−3,1−
ベンズオキサゼピン、1,2,4,5−テトラヒドロ−
3,2−ベンズオキサゼピン、1,2,3,5−テトラ
ヒドロ−4,1−ベンズオキサゼピン等のベンズオキサ
ゼピン;2,3,4,5−テトラヒドロ−1,2−ベン
ゾチアゼピン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1,4
−ベンゾチアゼピン、2,3,4,5−テトラヒドロ−
1,5−ベンゾチアゼピン、1,3,4,5−テトラヒ
ドロ−2,1−ベンゾチアゼピン、1,3,4,5−テ
トラヒドロ−2,4−ベンゾチアゼピン、1,2,4,
5−テトラヒドロ−3,1−ベンゾチアゼピン、1,
2,4,5−テトラヒドロ−3,2−ベンゾチアゼピ
ン、1,2,3,5−テトラヒドロ−4,1−ベンゾチ
アゼピン等のベンゾチアゼピン;2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−1,2−ベンゾチアゼピン、2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−1,3−ベンゾジアゼピ
ン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H−1,4−ベ
ンゾジアゼピン、2,3,4,5−テトラヒドロ−1H
−1,5−ベンゾジアゼピン、2,3,4,5−テトラ
ヒドロ−1H−2,3−ベンゾジアゼピン、2,3,
4,5−テトラヒドロ−1H−2,4−ベンゾジアゼピ
ン等のベンゾジアゼピン;4,5−ジヒドロ−1,3−
ベンゾジオキセピン、4,5−ジヒドロ−3H−1,2
−ベンゾジオキセピン、2,3−ジヒドロ−5H−1,
4−ベンゾジオキセピン、3,4−ジヒドロ−2H−
1,5−ベンゾジオキセピン、4,5−ジヒドロ−1H
−2,3−ベンゾジオキセピン、1,5−ジヒドロ−
2,4−ベンゾジオキセピン等のベンゾジオキセピン;
4,5−ジヒドロ−1H−2,3−ベンゾチエピン、
1,5−ジヒドロ−2,4−ベンゾジチエピン、3,4
−ジヒドロ−2H−1,5−ベンゾジチエピン、2,3
−ジヒドロ−5H−1,4−ベンゾジチエピン等のベン
ゾジチエピン、3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−
1,5−ベンズオキサゾシン、3,4,5,6−テトラ
ヒドロ−2H−1,6−ベンズオキサゾシン等のベンズ
オキサゾシン;3,4,5,6−テトラヒドロ−2H−
1,5−ベンゾチアゾシン、3,4,5,6−テトラヒ
ドロ−2H−1,6−ベンゾチアゾシン等のベンゾチア
ゾシン;1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロ−1,
6−ベンゾジアゾシン等のベンゾジアゾシン;2,3,
4,5−テトラヒドロ−1,6−ベンズオキサチオシン
等のベンズオキサチオシン;2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1,6−ベンゾジオキソシン等のベンゾジオキソ
シン;1,3,5−ベンゾトリオキセピン、5H−1,
3,4−ベンゾトリオキセピン等のベンゾトリオキセピ
ン;3,4−ジヒドロ−1H−5,2,1−ベンズオキ
サチアゼピン、3,4−ジヒドロ−2H−5,1,2−
ベンズオキサチアゼピン、4,5−ジヒドロ−3,1,
4−ベンズオキサチアゼピン、4,5−ジヒドロ−3H
−1,2,5−ベンズオキサチアゼピン等のベンズオキ
サチアゼピン;2,3,4,5−テトラヒドロ−1,
3,4−ベンズオキサジアゼピン等のベンズオキサジア
ゼピン;2,3,4,5−テトラヒドロ−1,3,5−
ベンズチアジアゼピン等のベンズチアジアゼピン;2,
3,4,5−テトラヒドロ−1H−1,2,5−ベンゾ
トリアゼピン等のベンゾトリアゼピン;4,5−ジヒド
ロ−1,3,2−ベンゾオキサチエピン、4,5−ジヒ
ドロ−1H−2,3−ベンズオキサチエピン、3,4−
ジヒドロ−2H−1,5−ベンズオキサチエピン、4,
5−ジヒドロ−3H−1,2−ベンズオキサチエピン、
4,5−ジヒドロ−3H−2,1−ベンズオキサチエピ
ン、2,3−ジヒドロ−5H−1,4−ベンズオキサチ
エピン、2,3−ジヒドロ−5H−4,1−ベンズオキ
サチエピン等、とりわけナフタレン、テトラヒドロナフ
タレン、インダン、インデン、2,3,4,5−テトラヒ
ドロ−1H−3−ベンズアゼピン、2,3,4,5−テト
ラヒドロ−1H−2−ベンズアゼピン、2,3−ジヒド
ロ−1H−インドール、2,3,4,5−テトラヒドロ−
1,4−ベンズオキサゼピン、2,3−ジヒドロ−1−
ベンゾフラン、クロマン、1,3−ジヒドロ−2H−ベ
ンゾイミダゾール−2−オン、1,3−ジヒドロ−2,
1,3−ベンゾチアジアゾール等の2環式縮合ベンゼン
環から水素原子を1個除去してできる基等が挙げられ
る。
【化52】 〔式中、B'環は置換基を有していてもよい5ないし9
員の含窒素複素環、B"環は置換基を有していてもよい
5ないし9員の含酸素複素環、その他の各記号は前記と
同意義を示す。〕で表される基等が挙げられる。
【0028】該「置換基を有していてもよい5ないし9
員の含窒素複素環」の「5ないし9員の含窒素複素環」
としては、炭素原子及び1個の窒素原子以外に、例えば
窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原
子を1ないし3個含有していてもよい5ないし9員の含
窒素複素環等が挙げられ、5ないし9員の非芳香族含窒
素複素環(例えば、ピロリジン、ピペリジン、ヘキサメ
チレンイミン、ヘプタメチレンイミン、ピペラジン、ホ
モピペラジン、テトラヒドロオキサゼピン、モルホリ
ン、チオモルホリン、ヘキサヒドロピリミジン、イミダ
ゾリジン、チアジアゾリジン等)等が好ましく用いられ
る。該「置換基」としては、上記B環で示される「置換
基を有していてもよい同素環又は複素環」の「置換基」
と同様のものから選ばれる1ないし3個の置換基が挙げ
られる。該「置換基を有していてもよい5ないし9員の
含酸素複素環」の「5ないし9員の含酸素複素環」とし
ては、炭素原子及び1個の酸素原子以外に、例えば酸素
原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし3
個含有していてもよい5ないし9員の含酸素複素環等が
挙げられ、5ないし9員の非芳香族含酸素複素環(例え
ば、テトラヒドロフラン、テトラヒドロピラン、オキセ
パン等)等が好ましく用いられる。該「置換基」として
は、上記のB環で示される「置換基を有していてもよい
同素環又は複素環」の「置換基」と同様のものから選ば
れる1ないし3個の置換基が挙げられるが、好ましく
は、オキソ、C1−6アルキル、C1−6アルキル−カルボ
ニルアミノ、C1−6アルキルスルホニルアミノ等であ
る。式
【化53】 で表される基のうち、より好ましい例としては、式
【化54】 〔式中、Ba環は置換基を有していてもよい同素環又は
複素環を示し、R1'はR 1と同意義を示し、その他の記
号は前記と同意義を示す。〕で表される基等が挙げられ
る。Ba環で示される「置換基を有していてもよい同素
環又は複素環」の「置換基」としては、上記のB環で示
される「置換基を有していてもよい同素環又は複素環」
の「置換基」のうちオキソ基以外のものと同様のものか
ら選ばれる1または2個の置換基が挙げられる。ここ
で、A環がアミノスルホニル、モノ−又はジ−C1−6
ルキルアミノスルホニル、カルバモイルおよびモノ−又
はジ−C1−6アルキル−カルバモイルから選ばれる1ま
たは2個の置換基を有していてもよいベンゼン環で、B
a環がそれぞれC1−6アルキル、C1−6アルキル−カル
ボニルアミノ及びC1−6アルキルスルホニルアミノから
選ばれる1または2個の置換基を有していてもよく、R
及びR1'がそれぞれ(1)それぞれヒドロキシおよび
1−6アルコキシ−カルボニルから選ばれる1または2
個の置換基を有していてもよいC1−6アルキル基または
7−16アラルキル基または(2)式−(C=O)−
2'、 −(C=O)−NR2'3'または−SO
2'〔式中、R2'及びR3'はそれぞれ水素原子、ハロ
ゲン化されていてもよいC1−6アルキルまたはC6−10
アリールを示す。〕であるものが好ましい。
【0029】上記(b)の「縮合していてもよいフェニ
ル基で、該フェニル基は置換基を有していてもよい」の
フェニル基が置換基を有していてもよい2環式同素環又
は複素環と縮合する、あるいは2つの同一又は異なった
単環式同素環又は複素環と縮合する場合の具体例として
は、例えば、式
【化55】 〔式中、A環は上記と同意義、C環及びD環は置換基を
有していてもよい同素環又は複素環を示す。〕で表され
る基等が挙げられる。
【0030】C環又はD環で示される「置換基を有して
いてもよい同素環」の「同素環」としては、B環で示さ
れる「置換基を有していてもよい同素環」の「同素環」
と同様のものが挙げられる。C環又はD環で示される
「置換基を有していてもよい複素環」の「複素環」とし
ては、窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘ
テロ原子を1ないし3個含有していてもよい5ないし9
員複素環(例えば、ピリジン、ピラジン、ピリミジン、
イミダゾール、フラン、チオフェン、ジヒドロピリジ
ン、ジアゼピン、オキサゼピン、ピロリジン、ピペリジ
ン、ヘキサメチレンイミン、ヘプタメチレンイミン、テ
トラヒドロフラン、ピペラジン、ホモピペラジン、テト
ラヒドロオキサゼピン、モルホリン、チオモルホリン、
ヘキサヒドロピリミジン、イミダゾリジン、チアジアゾ
リジン等)等が挙げられる。C環又はD環で示される
「置換基を有していてもよい同素環又は複素環」の「置
換基」としては、上記B環で示される「置換基を有して
いてもよい同素環又は複素環」の「置換基」と同様のも
のが挙げられる。
【0031】上記式
【化56】 〔式中、各記号は上記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、アントラセン、カルバゾール、1,
2,3,4,4a,9a−ヘキサヒドロカルバゾール、
9,10−ジヒドロアクリジン、1,2,3,4−テト
ラヒドロアクリジン、10,11−ジヒドロ−5H−ジ
ベンズ〔b,f〕アゼピン、5,6,7,12−テトラ
ヒドロジベンズ〔b,g〕アゾシン、6,11−ジヒド
ロ−5H−ジベンズ〔b,e〕アゼピン、6,7−ジヒ
ドロ−5H−ジベンズ〔c,e〕アゼピン、5,6,1
1,12−テトラヒドロジベンズ〔b,f〕アゾシン、
ジベンゾフラン、9H−キサンテン、10,11−ジヒ
ドロジベンズ〔b,f〕オキセピン、6,11−ジヒド
ロジベンズ〔b,e〕オキセピン、6,7−ジヒドロ−
5H−ジベンズ〔b,g〕オキソシン、ジベンゾチオフ
ェン、9H−チオキサンテン、10,11−ジヒドロジ
ベンゾ〔b,f〕チエピン、6,11−ジヒドロジベン
ゾ〔b,e〕チエピン、6,7−ジヒドロ−5H−ジベ
ンゾ〔b,g〕チオシン、10H−フェノチアジン、1
0H−フェノキサジン、5,10−ジヒドロフェナジ
ン、10,11−ジベンゾ〔b,f〕〔1,4〕チアゼ
ピン、10,11−ジヒドロジベンズ〔b,f〕〔1,
4〕オキサゼピン、2,3,5,6,11,11a−ヘ
キサヒドロ−1H−ピロロ〔2,1−b〕〔3〕ベンズ
アゼピン、10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ
〔b,e〕〔1,4〕ジアゼピン、5,11−ジヒドロ
ジベンズ〔b,e〕〔1,4〕オキサゼピン、5,11
−ジヒドロジベンゾ〔b,f〕〔1,4〕チアゼピン、
10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ〔b,e〕
〔1,4〕ジアゼピン、1,2,3,3a,8,8a−
ヘキサヒドロピロロ〔2,3−b〕インドール等の3環
式縮合ベンゼン環から水素原子を1個除去してできる基
が挙げられる。
【0032】上記式
【化57】 〔式中、各記号は上記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、フェナレン、アセナフチレン、1
H,3H−ナフト〔1,8−cd〕〔1,2〕オキサジ
ン、ナフト〔1,8−de〕−1,3−オキサジン、ナ
フト〔1,8−de〕−1,2−オキサジン、1,2,
2a,3,4,5−ヘキサヒドロベンズ〔cd〕インド
ール、2,3,3a,4,5,6−ヘキサヒドロ−1H
−ベンゾ〔de〕キノリン、4H−ピロロ〔3,2,1
−ij〕キノリン、1,2,5,6−テトラヒドロ−4
H−ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリン、5,6−ジ
ヒドロ−4H−ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリン、
1H−ピロロ〔3,2,1−ij〕キナゾリン、4H−
イミダゾ〔4,5,1−ij〕キノリン、2,3,7,
8−テトラヒドロ〔1,2,6〕チアジアジノ〔4,
3,2−hi〕インドール、1,2,6,7-テトラヒドロ-3H,
5H-ピリド[3,2,1-ij]キナゾリン、2,3,8,9-テトラヒド
ロ-7H-[1,2,6]チアジアジノ[4,3,2-ij]キノリン5,6
−ジヒドロ−1H,4H−〔1,2,5〕チアジアゾロ
〔4,3,2−ij〕キノリン、1H,5H−ベンゾ
〔ij〕キノリジン、アゼピノ〔3,2,1−hi〕イ
ンドール、1,2,4,5,6,7−ヘキサヒドロアゼ
ピノ〔3,2,1−hi〕インドール、1H−ピリド
〔3,2,1−jk〕〔1〕ベンズアゼピン、5,6,
7,8−テトラヒドロ−1H−ピリド〔3,2,1−j
k〕〔1〕ベンズアゼピン、1,2,5,6,7,8−
ヘキサヒドロ−1H−ピリド〔3,2,1−jk〕
〔1〕ベンズアゼピン、2,3−ジヒドロ−1H−ベン
ズ〔de〕イソキノリン、1,2,3,4,4a,5,
6,7−オクタヒドロナフト〔1,8−bc〕アゼピ
ン、2,3,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−1H−ピ
リド〔3,2,1−jk〕〔1〕ベンズアゼピン等の3
環式縮合ベンゼン環から水素原子を1個除去してできる
基が挙げられる。
【0033】上記式
【化58】 〔式中、各記号は上記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、アントラセン、1,2,3,5,
6,7−ヘキサヒドロベンゾ〔1,2−b:4,5−
b’〕ジピロール、1,2,3,5,6,7−ヘキサヒ
ドロシクロペント〔f〕インドール等の3環式縮合ベン
ゼン環から水素原子を1個除去してできる基が挙げられ
る。
【0034】上記式
【化59】 〔式中、各記号は上記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、フェナントロレン、1,2,3,
6,7,8−ヘキサヒドロシクロペント〔e〕インドー
ル、2,3,4,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−シ
クロペンタ〔f〕キノリン等の3環式縮合ベンゼン環か
ら水素原子を1個除去してできる基が挙げられる。
【0035】このうち、式
【化60】 〔式中、C'環及びD'環は、それぞれ置換基を有してい
てもよい5ないし9員の含窒素複素環、その他の各記号
は前記と同意義を示す。〕で表される基等が好ましい。
このうち式
【化61】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
等が更に好ましい。
【0036】C'環又はD'環で示される「置換基を有し
ていてもよい5ないし9員の含窒素複素環」は、B'環
で示される「置換基を有していてもよい5ないし9員の
含窒素複素環」と同様のものが挙げられる。該置換基と
してはオキソ基が好ましい。中でもより好ましくは、式
【化62】 〔式中、C"環及びD"環はそれぞれ置換基を有していて
もよい含窒素複素環を示し、その他の記号は前記と同意
義を示す。〕で表される基が挙げられる。
【0037】C"環及びD"環で示される「置換基を有し
ていてもよい含窒素複素環」の「置換基」としては、上
記のB環で示される「置換基を有していてもよい同素環
又は複素環」の「置換基」のうちオキソ基以外のものと
同様のものから選ばれる1または2個の置換基が挙げら
れる。ここで、A環がアミノスルホニル、モノ−又はジ
−C1−6アルキルアミノスルホニル、カルバモイルおよ
びモノ−又はジ−C1−6アルキル−カルバモイルから選
ばれる1または2個の置換基を有していてもよいベンゼ
ン環で、C"環及びD"環がそれぞれC1−6アルキル、C
1−6アルキル−カルボニルアミノ及びC1−6アルキルス
ルホニルアミノから選ばれる1または2個の置換基を有
していてもよく、Rが(1)それぞれヒドロキシおよ
びC1−6アルコキシ−カルボニルから選ばれる1または
2個の置換基を有していてもよいC1−6アルキル基また
はC7−16アラルキル基または(2)式−(C=O)−R
2'、 −(C=O)−NR2'3'または−SO2'
〔式中、R2'及びR3'はそれぞれ水素原子、ハロゲン
化されていてもよいC1−6アルキルまたはC6−10アリ
ールを示す。〕であるものが好ましい。
【0038】上記(c)の「縮合していてもよいフェニ
ル基で、該フェニル基は置換基を有していてもよい」の
フェニル基が置換基を有していてもよい3環式同素環又
は複素環と縮合する場合の具体例としては、例えば、式
【化63】 〔式中、A環は上記と同意義、E環、F環及びG環は置
換基を有していてもよい同素環又は複素環を示す。〕で
表される基等が挙げられる。E環、F環又はG環で示さ
れる「置換基を有していてもよい同素環又は複素環」
は、C環又はD環で示される「置換基を有していてもよ
い同素環又は複素環」と同様のものが挙げられる。
【0039】このうち、好ましくは(i)式
【化64】 〔式中、E'環、F'環及びG'環はそれぞれ置換基を有
していてもよい5ないし9員の含窒素複素環を、 - - -
は単結合又は二重結合を、その他の記号は前記と同意義
を示す。〕で表される基、
【0040】(ii)例えば、フルオランテン、アセフェ
ナントリレン、アセアントリレン、トリフェニレン、ピ
レン、クリセン、ナフタセン、プレイアデン、ベンゾ
[a]アントラセン、インデノ[1,2−a]インデ
ン、シクロペンタ[a]フェナントレン、ピリド
[1’,2’:1,2]イミダゾ[4,5−b]キノキ
サリン、1H−2−オキサピレン、スピロ[ピペリジン
−4.9’−キサンテン]等の環から水素原子を1個除
去してできる基、及びこれらのジヒドロ体、テトラヒド
ロ体、ヘキサヒドロ体、オクタヒドロ体、デカヒドロ体
等が挙げられる。E'環、F'環及びG'環で示される
「置換基を有していてもよい5ないし9員の含窒素複素
環」は、B'環で示される「置換基を有していてもよい
5ないし9員の含窒素複素環」と同様のものが挙げられ
る。該置換基としてはオキソ基が好ましい。
【0041】上記式
【化65】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、2H−イソインドロ〔2,1−e〕プ
リン,1H−ピラゾロ〔4',3':3,4〕ピリド
〔2,1−a〕イソインドール,1H−ピリド〔2',
3':4,5〕イミダゾ〔2,1−a〕イソインドール,
2H,6H−ピリド〔1',2':3,4〕イミダゾ
〔5,1−a〕イソインドール,1H−イソインドロ
〔2,1−a〕ベンズイミダゾール,1H−ピリド
〔3',4':4,5〕ピロロ〔2,1−a〕イソインドー
ル,2H−ピリド〔4',3':4,5〕ピロロ〔2,1
−a〕イソインドール,1H−イソインドロ〔2,1−
a〕インドール,2H−イソインドロ〔1,2−a〕イソ
インドール,1H−シクロペンタ〔4,5〕ピリミド
〔2,1−a〕イソインドール,2H,4H−ピラノ
〔4',3':4,5〕〔1,3〕オキサジノ〔2,3−
a〕イソインドール,2H−イソインドロ〔2,1−a〕
〔3,1〕ベンズオキサジン,7H−イソインドロ〔1,
2−b〕〔1,3〕ベンズオキサジン,2H−ピリド
〔2',1':3,4〕ピラジノ〔2,1−a〕イソインド
ール,ピリド〔2',3':4,5〕ピリミド〔2,1−
a〕イソインドール,ピリド〔3',2':5,6〕ピリ
ミド〔2,1−a〕イソインドール,1H−ピリド
〔1',2':3,4〕ピリミド〔2,1−a〕イソインド
ール,イソインドロ〔2,1−a〕キナゾリン,イソイン
ドロ〔2,1−a〕キノキサリン,イソインドロ〔1,2
−a〕イソキノリン,イソインドロ〔2,1−b〕イソキ
ノリン,イソインドロ〔2,1−a〕キノリン,6H−オ
キサジノ〔3',4':3,4〕〔1,4〕ジアゼピノ
〔2,1−a〕イソインドール,アゼピノ〔2',1':
3,4〕ピラジノ〔2,1−a〕イソインドール,2H,
6H−ピリド〔2',1':3,4〕〔1,4〕ジアゼピ
ノ〔2,1−a〕イソインドール,1H−イソインドロ
〔1,2−b〕〔1,3,4〕ベンゾトリアゼピン,2H−
イソインドロ〔2,1−a〕〔1,3,4〕ベンゾトリアゼ
ピン,イソインドロ〔2,1−d〕〔1,4〕ベンズオキ
サゼピン,1H−イソインドロ〔2,1−b〕〔2,4〕
ベンゾジアゼピン,1H−イソインドロ〔2,1−c〕
〔2,3〕ベンゾジアゼピン,2H−イソインドロ〔1,
2−a〕〔2,4〕ベンゾジアゼピン,2H−イソインド
ロ〔2,1−d〕〔1,4〕ベンゾジアゼピン,5H−イ
ンドロ〔2,1−b〕〔3〕ベンズアゼピン,2H−イソ
インドロ〔1,2−a〕〔2〕ベンズアゼピン,2H−イ
ソインドロ〔1,2−b〕〔3〕ベンズアゼピン,2H−
イソインドロ〔2,1−b〕〔2〕ベンズアゼピン,2H
−イソインドロ〔1,2−b〕〔1,3,4〕ベンゾオキサ
ジアゾシン,イソインドロ〔2,1−b〕〔1,2,6〕ベ
ンゾトリアゾシン,5H−4,8−メタノ−1H−〔1,
5〕ジアザシクロウンデシノ〔1,11−a〕インドール
等の4環式縮合ベンゼン環から水素原子を1個除去して
できる基が挙げられる。
【0042】上記式
【化66】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、1H,4H−ピロロ〔3',2':
4,5〕ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリン,ピロロ〔3,
2,1−jk〕カルバゾール,1H−フロ〔2',3':4,
5〕ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリン,1H,4H−シ
クロペンタ〔4,5〕ピロロ〔1,2,3−de〕キノキサ
リン,1H,4H−シクロペンタ〔4,5〕ピロロ〔3,
2,1−ij〕キノリン,ピリド〔3',4':4,5〕ピロ
ロ〔1,2,3−de〕ベンズオキサジン,〔1,4〕オキ
サジノ〔2,3,4−jk〕カルバゾール,1H,3H−
〔1,3〕オキサジノ〔5,4,3−jk〕カルバゾール,
ピリド〔3',4':4,5〕ピロロ〔1,2,3−de〕
〔1,4〕ベンゾチアジン,4H−ピロロ〔3,2,1−d
e〕フェナンスリジン,4H,5H−ピリド〔3,2,1
−de〕フェナンスリジン,1H,4H−3a,6a−ジア
ザフルオロアンテン,1−オキサ−4,6a−ジアザフル
オロアンテン,4−オキサ−2,10b−ジアザフルオ
ロアンテン,1−チア−4,6a−ジアザフルオロアン
テン,1H−ピラジノ〔3,2,1−jk〕カルバゾール,
1H−インドロ〔3,2,1−de〕〔1,5〕ナフチリジ
ン,ベンゾ〔b〕ピラノ〔2,3,4−hi〕インドリジ
ン,1H,3H−ベンゾ〔b〕ピラノ〔3,4,5−hi〕
インドリジン,1H,4H−ピラノ〔2',3':4,
5〕ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリン,1H,3H−ベ
ンゾ〔b〕チオピラノ〔3,4,5−hi〕インドリジン,
1H−ピリド〔3,2,1−jk〕カルバゾール,4H−3
−オキサ−11b−アザシクロヘプタ〔jk〕フルオレ
ン,2H−アゼピノ〔1',2':1,2〕ピリミジノ
〔4,5−b〕インドール,1H,4H−シクロヘプタ
〔4,5〕ピロロ〔1,2,3−de〕キノキサリン,5H
−ピリド〔3',4':4,5〕ピロロ〔1,2,3−ef〕
〔1,5〕ベンズオキサゼピン,4H−ピリド〔3',
4':4,5〕ピロロ〔3,2,1−jk〕〔4,1〕ベンゾ
チアゼピン,5H−ピリド〔3',4':4,5〕ピロロ
〔1,2,3−ef〕〔1,5〕ベンゾチアゼピン,5H−
ピリド〔4',3':4,5〕ピロロ〔1,2,3−ef〕
〔1,5〕ベンゾチアゼピン,〔1,2,4〕トリアゼピ
ノ〔6,5,4−jk〕カルバゾール,〔1,2,4〕トリア
ゼピノ〔6,7,1−jk〕カルバゾール,〔1,2,5〕ト
リアゼピノ〔3,4,5−jk〕カルバゾール,5H−
〔1,4〕オキサゼピノ〔2,3,4−jk〕カルバゾー
ル,5H−〔1,4〕チアゼピノ〔2,3,4−jk〕カル
バゾール,〔1,4〕ジアゼピノ〔3,2,1−jk〕カル
バゾール,〔1,4〕ジアゼピノ〔6,7,1−jk〕カル
バゾール,アゼピノ〔3,2,1−jk〕カルバゾール,1
H−シクロオクタ〔4,5〕ピロロ〔1,2,3−de〕キ
ノキサリン,1H−シクロオクタ〔4,5〕ピロロ〔3,
2,1−ij〕キノリン等の4環式縮合ベンゼン環から水
素原子を1個除去してできる基が挙げられる。
【0043】上記式
【化67】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、1H−インドロ〔1,2−a〕ベンズ
イミダゾール,1H−インドロ〔1,2−b〕インダゾー
ル,ピロロ〔2',1':3,4〕ピラジノ〔1,2−a〕
インドール,1H,5H−ピロロ〔1',2':4,5〕
ピラジノ〔1,2−a〕インドール,2H−ピリド
〔2',3':3,4〕ピロロ〔1,2−a〕インドール,
1H−ピロロ〔2',3':3,4〕ピリド〔1,2−a〕
インドール,1H−インドロ〔1,2−a〕インドール,
6H−イソインドロ〔2,1−a〕インドール,6H−イ
ンドロ〔1,2−c〕〔1,3〕ベンズオキサジン,1H
−インドロ〔1,2−b〕〔1,2〕ベンゾチアジン,ピ
リミド〔4',5':4,5〕ピリミド〔1,6−a〕イン
ドール,ピラジノ〔2',3':3,4〕ピリド〔1,2−
a〕インドール,6H−ピリド〔1',2':3,4〕ピリ
ミド〔1,6−a〕インドール,インドロ〔1,2−b〕シ
ンノリン,インドロ〔1,2−a〕キナゾリン,インドロ
〔1,2−c〕キナゾリン,インドロ〔2,1−b〕キナゾ
リン,インドロ〔1,2−a〕キノキサリン,インドロ
〔1,2−a〕〔1,8〕ナフチリジン,インドロ〔1,2
−b〕−2,6−ナフチリジン,インドロ〔1,2−b〕
〔2,7〕ナフチリジン,インドロ〔1,2−h〕−1,7
−ナフチリジン,インドロ〔1,2−b〕イソキノリン,
インドロ〔2,1−a〕イソキノリン,インドロ〔1,2
−a〕キノリン,2H,6H−ピリド〔2',1':3,
4〕〔1,4〕ジアゼピノ〔1,2−a〕インドール,1
H−インドロ〔2,1−c〕〔1,4〕ベンゾジアゼピ
ン,2H−インドロ〔1,2−d〕〔1,4〕ベンゾジア
ゼピン,2H−インドロ〔2,1−a〕〔2,3〕ベンゾ
ジアゼピン,2H−インドロ〔2,1−b〕〔1,3〕ベ
ンゾジアゼピン,1H−インドロ〔1,2−b〕〔2〕ベ
ンズアゼピン,2H−インドロ〔1,2−a〕〔1〕ベン
ズアゼピン,2H−インドロ〔2,1−a〕〔2〕ベンズ
アゼピン,インドロ〔1,2−e〕〔1,5〕ベンゾジア
ゾシン,インドロ〔2,1−b〕〔3〕ベンズアゾシン等
の4環式縮合ベンゼン環から水素原子を1個除去してで
きる基が挙げられる。
【0044】上記式
【化68】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、1H−イミダゾ〔1',2':1,
2〕ピリド〔3,4−b〕インドール,1H−イミダゾ
〔1',2':1,6〕ピリド〔4,3−b〕インドール,
1H−イミダゾ〔1',5':1,2〕ピリド〔3,4−
b〕インドール,1H−イミダゾ〔1',5':1,6〕ピ
リド〔4,3−b〕インドール,1H−ピリド〔2',
1':2,3〕イミダゾ〔4,5−b〕インドール,イミダ
ゾ〔4,5−a〕カルバゾール,イミダゾ〔4,5−c〕カ
ルバゾール,ピラゾロ〔3,4−c〕カルバゾール,2H
−ピラジノ〔1',2':1,5〕ピロロ〔2,3−b〕イ
ンドール,1H−ピロロ〔1',2':1,2〕ピリミド
〔4,5−b〕インドール,1H−インドリジノ〔6,7
−b〕インドール,1H−インドリジノ〔8,7−b〕イ
ンドール,インドロ〔2,3−b〕インドール,インドロ
〔3,2−b〕インドール,ピロロ〔2,3−a〕カルバゾ
ール,ピロロ〔2,3−b〕カルバゾール,ピロロ〔2,
3−c〕カルバゾール,ピロロ〔3,2−a〕カルバゾー
ル,ピロロ〔3,2−b〕カルバゾール,ピロロ〔3,2
−c〕カルバゾール,ピロロ〔3,4−a〕カルバゾー
ル,ピロロ〔3,4−b〕カルバゾール,ピロロ〔3,4
−c〕カルバゾール,1H−ピリド〔3',4':4,5〕
フロ〔3,2−b〕インドール,1H−フロ〔3,4−a〕
カルバゾール,1H−フロ〔3,4−b〕カルバゾール,
1H−フロ〔3,4−c〕カルバゾール,2H−フロ
〔2,3−a〕カルバゾール,2H−フロ〔2,3−c〕カ
ルバゾール,2H−フロ〔3,2−a〕カルバゾール,2
H−フロ〔3,2−c〕カルバゾール,1H−ピリド
〔3',4':4,5〕チエノ〔2,3−b〕インドール,
チエノ〔3',2':5,6〕チオピラノ〔4,3−b〕イ
ンドール,チエノ〔3',4':5,6〕チオピラノ〔4,
3−b〕インドール,1H−〔1〕ベンゾチエノ〔2,3
−blインドール,1H−〔1〕ベンゾチエノ〔3,2−
b〕インドール,1H−チエノ〔3,4−a〕カルバゾー
ル,2H−チエノ〔2,3−b〕カルバゾール,2H−チ
エノ〔3,2−a〕カルバゾール,2H−チエノ〔3,2
−b〕カルバゾール,シクロペンタ〔4,5〕ピロロ
〔2,3−f〕キノキサリン,シクロペンタ〔5,6〕ピ
リド〔2,3−b〕インドール,ピリド〔2',3':3,
4〕シクロペンタ〔1,2−b〕インドール,ピリド
〔2',3':4,5〕シクロペンタ〔1,2−b〕インド
ール,ピリド〔3',4':3,4〕シクロペンタ〔1,2
−b〕インドール,ピリド〔3',4':4,5〕シクロペ
ンタ〔1,2−b〕インドール,ピリド〔4',3':4,
5〕シクロペンタ〔1,2−b〕インドール,1H−シク
ロペンタ〔5,6〕ピラノ〔2,3−b〕インドール,1
H−シクロペンタ〔5,6〕チオピラノ〔4,3−b〕イ
ンドール,シクロペンタ〔a〕カルバゾール,シクロペ
ンタ〔c〕カルバゾール,インデノ〔1,2−b〕インド
ール,インデノ〔2,1−b〕インドール,〔1,2,4〕
トリアジノ〔4',3':1,2〕ピリド〔3,4−b〕イ
ンドール,1,3,5−トリアジノ〔1',2':1,1〕
ピリド〔3,4−b〕インドール,1H−〔1,4〕オキ
サジノ〔4',3':1,2〕ピリド〔3,4−b〕インド
ール,1H−〔1,4〕オキサジノ〔4',3':1,6〕
ピリド〔3,4−b〕インドール,4H−〔1,3〕オキ
サジノ〔3',4':1,2〕ピリド〔3,4−b〕インド
ール,インドロ〔3,2−b〕〔1,4〕ベンズオキサジ
ン,1,3−オキサジノ〔6,5−b〕カルバゾール,2
H−ピリミド〔2',1':2,3〕〔1,3〕チアジノ
〔5,6−b〕インドール,2H−〔1,3〕チアジノ
〔3',2':1,2〕ピリド〔3,4−b〕インドール,
4H−〔1,3〕チアジノ〔3',4':1,2〕ピリド
〔3,4−b〕インドール,インドロ〔2,3−b〕〔1,
4〕ベンゾチアジン,インドロ〔3,2−b〕〔1,4〕
ベンゾチアジン,インドロ〔3,2−c〕〔2,1〕ベン
ゾチアジン,1,4−チアジノ〔2,3−a〕カルバゾー
ル,〔1,4〕チアジノ〔2,3−b〕カルバゾール,
〔1,4〕チアジノ〔2,3−c〕カルバゾール,1,4−
チアジノ〔3,2−b〕カルバゾール,1,4−チアジノ
〔3,2−c〕カルバゾール,1H−インドロ〔2,3−
g〕プテリジン,1H−インドロ〔3,2−g〕プテリジ
ン,ピラジノ〔1',2':1,2〕ピリド〔3,4−b〕
インドール,ピラジノ〔1',2':1,2〕ピリド〔4,
3−b〕インドール,1H−ピリド〔2',3':5,6〕
ピラジノ〔2,3−b〕インドール,1H−ピリド
〔3',2':5,6〕ピラジノ〔2,3−b〕インドー
ル,1H−ピリド〔3',4':5,6〕ピラジノ〔2,3
−b〕インドール,ピリド〔1',2':1,2〕ピリミド
〔4,5−b〕インドール,ピリド〔1',2':1,2〕
ピリミド〔5,4−b〕インドール,ピリド〔2',1':
2,3〕ピリミド〔4,5−b〕インドール,ピリミド
〔1',2':1,2〕ピリド〔3,4−b〕インドール,
ピリミド〔1',2':1,6〕ピリド〔3,4−b〕イン
ドール,ピリミド〔5',4':5,6〕ピラノ〔2,3−
b〕インドール,ピリダジノ〔4',5':5,6〕チオピ
ラノ〔4,5−b〕インドール,1H−インドロ〔3,2
−c〕シンノリン,1H−インドロ〔2,3−b〕キノキ
サリン,1H−ピラジノ〔2,3−a〕カルバゾール,1
H−ピラジノ〔2,3−b〕カルバゾール,1H−ピラジ
ノ〔2,3−c〕カルバゾール,1H−ピリダジノ〔3,
4−c〕カルバゾール,1H−ピリダジノ〔4,5−b〕
カルバゾール,1H−ピリミド〔4,5−a〕カルバゾー
ル,1H−ピリミド〔4,5−c〕カルバゾール,1H−
ピリミド〔5,4−a〕カルバゾール,1H−ピリミド
〔5,4−b〕カルバゾール,1H−ピリミド〔5,4−
c〕カルバゾール,7H−1,4−ジオキシノ〔2',
3':5,6〕〔1,2〕ジオキシノ〔3,4−b〕インド
ール,6H−〔1,4〕ベンゾジオキシノ〔2,3−b〕
インドール,6H−〔1,4〕ベンゾジチイノ〔2,3−
b〕インドール,1H−インドロ〔2,3−b〕−1,5−
ナフチリジン,1H−インドロ〔2,3−b〕〔1,6〕
ナフチリジン,1H−インドロ〔2,3−b〕〔1,8〕
ナフチリジン,1H−インドロ〔2,3−c〕−1,5−
ナフチリジン,1H−インドロ〔2,3−c〕〔1,6〕
ナフチリジン,1H−インドロ〔2,3−c〕〔1,7〕
ナフチリジン,1H−インドロ〔2,3−c〕〔1,8〕
ナフチリジン,1H−インドロ〔3,2−b〕−1,5−
ナフチリジン,1H−インドロ〔3,2−b〕〔1,7〕
ナフチリジン,1H−インドロ〔3,2−b〕〔1,8〕
ナフチリジン,1H−インドロ〔3,2−c〕〔1,8〕
ナフチリジン,インドロ〔2,3−a〕キノリジン,イン
ドロ〔2,3−b〕キノリジン,インドロ〔3,2−a〕キ
ノリジン,インドロ〔3,2−b〕キノリジン,ピラノ
〔4',3':5,6〕ピリド〔3,4−b〕インドール,
ピリド〔4',3':4,5〕ピラノ〔3,2−b〕インド
ール,ピリド〔4',3':5,6〕ピラノ〔2,3−b〕
インドール,ピリド〔4',3':5,6〕ピラノ〔3,4
−b〕インドール,1H−インドロ〔2,3−c〕イソキ
ノリン,1H−インドロ〔3,2−c〕イソキノリン,1
H−インドロ〔2,3−c〕キノリン,1H−インドロ
〔3,2−c〕キノリン,1H−ピリド〔2,3−a〕カル
バゾール,1H−ピリド〔2,3−b〕カルバゾール,1
H−ピリド〔2,3−c〕カルバゾール,1H−ピリド
〔3,2−a〕カルバゾール,1H−ピリド〔3,2−b〕
カルバゾール,1H−ピリド〔3,2−c〕カルバゾー
ル,1H−ピリド〔3,4−a〕カルバゾール,1H−ピ
リド〔3,4−b〕カルバゾール,1H−ピリド〔3,4
−c〕カルバゾール,1H−ピリド〔4,3−a〕カルバ
ゾール,1H−ピリド〔4,3−b〕カルバゾール,1H
−ピリド〔4,3−c〕カルバゾール,1H−キンドリ
ン,1H−キニンドリン,1H−ピラノ〔3',4':
5,6〕ピラノ〔4,3−b〕インドール,〔1〕ベンゾ
ピラノ〔2,3−b〕インドール,〔1〕ベンゾピラノ
〔3,2−b〕インドール,〔1〕ベンゾピラノ〔3,4
−b〕インドール,〔1〕ベンゾピラノ〔4,3−b〕イ
ンドール,〔2〕ベンゾピラノ〔4,3−b〕インドー
ル,ピラノ〔2,3−a〕カルバゾール,ピラノ〔2,3
−b〕カルバゾール,ピラノ〔2,3−c〕カルバゾー
ル,ピラノ〔3,2−a〕カルバゾール,ピラノ〔3,2
−c〕カルバゾール,ピラノ〔3,4−a〕カルバゾー
ル,1H−ホスフィノリノ〔4,3−b〕インドール,
〔1〕ベンゾチオピラノ〔2,3−b〕インドール,
〔1〕ベンゾチオピラノ〔3,2−b〕インドール,
〔1〕ベンゾチオピラノ〔3,4−b〕インドール,
〔1〕ベンゾチオピラノ〔4,3−b〕インドール,
〔2〕ベンゾチオピラノ〔4,3−b〕インドール,1H
−ベンゾ〔a〕カルバゾール,1H−ベンゾ〔b〕カルバ
ゾール,1H−ベンゾ〔c〕カルバゾール,〔1,6,
2〕オキサチアゼピノ〔2',3':1,2〕ピリド〔3,
4−b〕インドール,1H−アゼピノ〔1',2':1,
2〕ピリド〔3,4−b〕インドール,1H−ピリド
〔1',2':1,2〕アゼピノ〔4,5−b〕インドー
ル,2H−ピリド〔1',2':1,2〕アゼピノ〔3,4
−b〕インドール,1H−ピリド〔3',2':5,6〕オ
キセピノ〔3,2−b〕インドール,1H−ピリド
〔4',3':5,6〕オキセピノ〔3,2−b〕インドー
ル,2H−ピリド〔2',3':5,6〕オキセピノ〔2,
3−b〕インドール,2H−ピリド〔2',3':5,6〕
オキセピノ〔3,2−b〕インドール,2H−ピリド
〔3',4':5,6〕オキセピノ〔3,2−b〕インドー
ル,ピリド〔2',3':4,5〕シクロヘプタ〔1,2−
b〕インドール,ピリド〔3',2':3,4〕シクロヘプ
タ〔1,2−b〕インドール,ピリド〔3',4':4,
5〕シクロヘプタ〔1,2−b〕インドール,ピリド
〔3',4':5,6〕シクロヘプタ〔1,2−b〕インド
ール,2H−ピラノ〔3',2':2,3〕アゼピノ〔4,
5−b〕インドール,1H−インドロ〔3,2−b〕〔1,
5〕ベンズオキサゼピン,1H−インドロ〔3,2−d〕
〔1,2〕ベンズオキサゼピン,1H−インドロ〔2,3
−c〕〔1,5〕ベンゾチアゼピン,〔1,4〕ジアゼピ
ノ〔2,3−a〕カルバゾール,インドロ〔2,3−b〕
〔1,5〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔2,3−d〕
〔1,3〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔3,2−b〕
〔1,4〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔3,2−b〕
〔1,5〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔3,2−d〕
〔1,3〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔3,2−d〕
〔2,3〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔2,3−a〕
〔3〕ベンズアゼピン,インドロ〔2,3−c〕〔1〕ベ
ンズアゼピン,インドロ〔2,3−d〕〔1〕ベンズアゼ
ピン,インドロ〔2,3−d〕〔2〕ベンズアゼピン,イ
ンドロ〔3,2−b〕〔1〕ベンズアゼピン,インドロ
〔3,2−c〕〔1〕ベンズアゼピン,インドロ〔3,2
−d〕〔1〕ベンズアゼピン,1H−インドロ〔2,1−
b〕〔3〕ベンズアゼピン,1H−〔1〕ベンズオキセ
ピノ〔5,4−b〕インドール,1H−〔2〕ベンズオキ
セピノ〔4,3−b〕インドール,1H−〔1〕ベンゾチ
エピノ〔4,5−b〕インドール,1H−〔1〕ベンゾチ
エピノ〔5,4−b〕インドール,ベンゾ〔3,4〕シク
ロヘプタ〔1,2−b〕インドール,ベンゾ〔4,5〕シ
クロヘプタ〔1,2−b〕インドール,ベンゾ〔5,6〕
シクロヘプタ〔1,2−b〕インドール,ベンゾ〔6,
7〕シクロヘプタ〔1,2−b〕インドール,シクロヘプ
タ〔b〕カルバゾール,4H−〔1,5〕オキサゾシノ
〔5',4':1,6〕ピリド〔3,4−b〕インドール,
アゾシノ〔1',2':1,2〕ピリド〔3,4−b〕イン
ドール,2,6−メタノ−2H−アゼシノ〔4,3−b〕
インドール,3,7−メタノ−3H−アゼシノ〔5,4−
b〕インドール,ピリド〔1',2':1,8〕アゾシノ
〔5,4−b〕インドール,ピリド〔4',3':6,7〕
オキソシノ〔2,3−b〕インドール,ピリド〔4',
3':6,7〕オキソシノ〔4,3−b〕インドール,1,
5−メタノ−1H−アゼシノ〔3,4−b〕インドール,
2,6−メタノ−1H−アゼシノ〔5,4−b〕インドー
ル,1H−ピリド〔3',4':5,6〕シクロオクタ
〔1,2−b〕インドール,1,4−エタノオキソシノ
〔3,4−b〕インドール,ピラノ〔3',4':5,6〕
シクロオクタ〔1,2−b〕インドール,1H−インドロ
〔2,3−c〕〔1,2,5,6〕ベンゾテトラゾシン,1
H−インドロ〔2,3−c〕〔1,6〕ベンゾジアゾシ
ン,6,13b−メタノ−13bH−アゼシノ〔5,4−
b〕インドール,オキソシノ〔3,2−a〕カルバゾー
ル,1H−ベンゾ〔g〕シクロオクタ〔b〕インドール,
6,3−(イミノメタノ)−2H−1,4−チアゾニノ
〔9,8−b〕インドール,1H,3H−〔1,4〕オキ
サゾニノ〔4',3':1,2〕ピリド〔3,4−b〕イン
ドール,2H−3,6−エタノアゾニノ〔5,4−b〕イ
ンドール,2H−3,7−メタノアザシクロウンデシノ
〔5,4−b〕インドール,1H−6,12b−エタノアゾ
ニノ〔5,4−b〕インドール,インドロ〔3,2−e〕
〔2〕ベンズアゾニン,5,9−メタノアザシクロウン
デシノ〔5,4−b〕インドール,3,6−エタノ−3H
−アゼシノ〔5,4−b〕インドール,3,7−メタノ−
3H−アザシクロウンデシノ〔5,4−b〕インドール,
ピラノ〔4',3':8,9〕アゼシノ〔5,4−b〕イン
ドール,1H−インドロ〔2,3−c〕〔1,7〕ベンゾ
ジアゼシン,1H−インドロ〔3,2−e〕〔2〕ベンズ
アゼシン,ベンゾ〔e〕ピロロ〔3,2−b〕インドー
ル,ベンゾ〔e〕ピロロ〔3,2−g〕インドール,ベン
ゾ〔e〕ピロロ〔3,2,1−hi〕インドール,ベンゾ
〔e〕ピロロ〔3,4−b〕インドール,ベンゾ〔g〕ピロ
ロ〔3,4−b〕インドール,1H−ベンゾ〔f〕ピロロ
〔1,2−a〕インドール,1H−ベンゾ〔g〕ピロロ
〔1,2−a〕インドール,2H−ベンゾ〔e〕ピロロ
〔1,2−a〕インドール,1H−ベンゾ〔f〕ピロロ
〔2,1−a〕イソインドール,1H−ベンゾ〔g〕ピロ
ロ〔2,1−a〕イソインドール,2H−ベンゾ〔e〕ピ
ロロ〔2,1−a〕イソインドール,イソインドロ〔6,
7,1−cde〕インドール,スピロ〔シクロヘキサン−
1,5'−〔5H〕ピロロ〔2,1−a〕イソインドー
ル〕,イソインドロ〔7,1,2−hij〕キノリン,7,1
1−メタノアゾシノ〔1,2−a〕インドール,7,11
−メタノアゾシノ〔2,1−a〕イソインドール,ジベン
ズ〔cd,f〕インドール,ジベンズ〔cd,g〕インドール,
ジベンズ〔d,f〕インドール,1H−ジベンズ〔e,g〕イ
ンドール,1H−ジベンズ〔e,g〕イソインドール,ナ
フト〔1,2,3−cd〕インドール,ナフト〔1,8−e
f〕インドール,ナフト〔1,8−fg〕インドール,ナフ
ト〔3,2,1−cd〕インドール,1H−ナフト〔1,2
−e〕インドール,1H−ナフト〔1,2−f〕インドー
ル,1H−ナフト〔1,2−g〕インドール,1H−ナフ
ト〔2,1−e〕インドール,1H−ナフト〔2,3−e〕
インドール,1H−ナフト〔1,2−f〕イソインドー
ル,1H−ナフト〔2,3−e〕イソインドール,スピロ
〔1H−カルバゾール−1,1'−シクロヘキサン〕,ス
ピロ〔2H−カルバゾール−2,1'−シクロヘキサ
ン〕,スピロ〔3H−カルバゾール−3,1'−シクロヘ
キサン〕,シクロヘプタ〔4,5〕ピロロ〔3,2−f〕
キノリン,シクロヘプタ〔4,5〕ピロロ〔3,2−h〕
キノリン,アゼピノ〔4,5−b〕ベンズ〔e〕インドー
ル,1H−アゼピノ〔1,2−a〕ベンズ〔f〕インドー
ル,1H−アゼピノ〔2,1−a〕ベンズ〔f〕イソイン
ドール,ベンゾ〔e〕シクロヘプタ〔b〕インドール,ベ
ンゾ〔g〕シクロヘプタ〔b〕インドール等の4環式縮合
ベンゼン環から水素原子を1個除去してできる基が挙げ
られる。
【0045】上記式
【化69】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
の具体例としては、1H−ジピロロ〔2,3−b:
3',2',1'−hi〕インドール,スピロ〔シクロペ
ンタン−1,2'(1'H)−ピロロ〔3,2,1−h
i〕インドール〕,スピロ〔イミダゾリジン−4,1'
(2'H)−〔4H〕ピロロ〔3,2,1−ij〕キノ
リン〕,ピリド〔2,3−b〕ピロロ〔3,2,1−h
i〕インドール,ピリド〔4,3−b〕ピロロ〔3,
2,1−hi〕インドール,ベンゾ〔de〕ピロロ
〔3,2,1−ij〕キノリン,3H−ピロロ〔3,
2,1−de〕アクリジン,1H−ピロロ〔3,2,1
−de〕フェナントリジン,スピロ〔シクロヘキサン−
1,6'−〔6H〕ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリ
ン〕,4,9−メタノピロロ〔3,2,1−lm〕
〔1〕ベンゾアゾシン,スピロ〔シクロヘプタン−1,
6'−〔6H〕ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリ
ン〕,1H−ピラノ〔3,4−d〕ピロロ〔3,2,1
−jk〕〔1〕ベンズアゼピン,3H−ベンゾ〔b〕ピ
ロロ〔3,2,1−jk〕〔4,1〕ベンズオキサゼピ
ン,7H−インドロ〔1,7−ab〕〔4,1〕ベンズ
オキサゼピン,ベンゾ〔b〕ピロロ〔3,2,1−j
k〕〔1,4〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔1,7−
ab〕〔1,4〕ベンゾジアゼピン,インドロ〔1,7
−ab〕〔1〕ベンズアゼピン,インドロ〔7,1−a
b〕〔3〕ベンズアゼピン,1H−シクロヘプタ〔d〕
〔3,2,1−jk〕〔1〕ベンズアゼピン,スピロ
〔アゼピノ〔3,2,1−hi〕インドール−7(4
H),1'−シクロヘプタン〕,4H−5,11−メタ
ノピロロ〔3,2,1−no〕〔1〕ベンズアザシクロ
ウンデシン,スピロ〔アゼピノ〔3,2,1−hi〕イ
ンドール−7(4H),1'−シクロオクタン〕等の4
環式縮合ベンゼン環から水素原子を1個除去してできる
基等が挙げられる。このうち、更に好ましくは、式
【化70】 で表される基等である。
【0046】また、Arで示される「縮合していてもよ
い5または6員芳香環基」の「芳香環基」が、例えば
「芳香族複素環基」の場合、該「芳香族複素環基」が縮
合する例としては、例えば、(d)置換基を有していて
もよい単環式芳香環と縮合する場合、(e)置換基を有
していてもよい2ないし3環式芳香環と縮合する、ある
いは2つの同一又は異なった単環式芳香環と縮合する場
合等が挙げられる。具体的には、1−,2−または3−イン
ドリル;1−,2−または3−イソインドリル;2−または3
−ベンゾフラニル;2−または3−ベンゾチオフラニル;
1−または3−ベンズイミダゾリル;2−ベンズオキサゾ
リル;2−ベンゾチアゾリル;1,2−ベンズイソチアゾー
ル-3-イル;1,2−ベンズイソキサゾール-3-イル;2−,3
−または4−キノリル;1−,3−または4−イソキノリ
ル;2−または3−キノキサリニル;1−または4−フタラ
ジニル;例えば、1,8−ナフチリジン-2-イル、1,5−ナ
フチリジン-3-イルなどのナフチリジニル;2−または4
−キナゾリニル;3−または4−シンノリニル;9-アクリ
ジニル;2−,6−または8−プリニル;2−,4−, 6−また
は8−プテリジニルなどが挙げられる。
【0047】Arは、好ましくは、例えば、式
【化71】 〔式中、A'環はA環と同意義を、その他の記号は前記
と同意義を示す。〕で表される基である。
【0048】ここで、A環およびA'環としては、(i)ハ
ロゲン(フルオロ等)、(ii)C1-6アルコキシ(メトキ
シ等)、(iii)ハロゲノC1-6アルコキシ(トリフルオロ
メトキシ等)、(iv)アミノ、(v)(モノ又はジ)C1-6
ルキルアミノ(メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチル
アミノ、ジエチルアミノ等)、(vi)1-ピロリジニル、(v
ii)ピペリジノ、(viii)1-ピペラジニル、(ix)N−メチ
ル-1-ピペラジニル、(x)N−アセチル-1-ピペラジニ
ル、(xi)モルホリノ、(xii)ヘキサメチレンイミノ、(xi
ii)イミダゾリル、(xiv)C1-6アルキル(メチル等)で
エステル化されていてもよいカルボキシで置換されてい
てもよいC1-6アルキル(プロピル等)、(xv)低級ア
ルキル−カルボニルアミノ(アセチルアミノ等)、(xv
i)低級アルキルスルホニルアミノ(メチルスルホニル
アミノ等),(xvii)アミノスルホニル、(xviii) (モ
ノ又はジ)C1-6アルキルアミノスルホニル、(xix)5な
いし7員環状アミノ−スルホニル( (1-ピロリジニル)
スルホニル、ピペリジノスルホニル、(1-ピペラジニル)
スルホニル、モルホリノスルホニル等)(xx)カルバ
モイル、(xxi) (モノ又はジ)C1-6アルキルカルバモ
イル、(xxi)5ないし7員環状アミノ−カルボニル( (1
-ピロリジニル) カルボニル、ピペリジノカルボニル、
(1-ピペラジニル) カルボニル、モルホリノカルボニル
等)、(xxii)シアノ等から選ばれる1ないし4個の置換
基を有していてもよいベンゼン環が好ましい。より好ま
しくはA環がアミノスルホニル、モノ−又はジ−C1−6
アルキルアミノスルホニル、カルバモイルおよびモノ−
又はジ−C1−6アルキル−カルバモイルから選ばれる1
または2個の置換基を有していてもよいベンゼン環で、
A'環がアミノスルホニル、モノ−又はジ−C1−6アル
キルアミノスルホニル、C1−6アルキル−カルボニルア
ミノおよびC1−6アルキルスルホニルアミノから選ばれ
る1または2個の置換基を有し、さらに1ないし4個の
置換基(例えば、C1−6アルコキシ等)を有していても
よいベンゼン環である。また、Ba環、C"環及びD"環
はそれぞれC1−6アルキル、C1−6アルキル−カルボニ
ルアミノ及びC1−6アルキルスルホニルアミノから選ば
れる1または2個の置換基を有していてもよく、R
びR1'はそれぞれ(1)水素原子、(2)それぞれヒド
ロキシおよびC1−6アルコキシ−カルボニルから選ばれ
る1または2個の置換基を有していてもよいC1−6アル
キル基またはC7−16アラルキル基または(3)式−(C
=O)−R2'、 −(C=O)−NR2'3'もしくは−
SO2'〔式中、R2'及びR3'はそれぞれ水素原
子、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルまたは
6−10アリールを示す。〕で表される基であるものが
好ましい。
【0049】Lで示される「置換基を有していてもよい
主鎖の原子数1ないし10のスペーサー」における「主
鎖の原子数1ないし10のスペーサー」とは、主鎖の原
子が1ないし10個連なっている間隔を意味する。ここ
で、「主鎖の原子数」は、主鎖の原子が最小となるよう
に数えるものとする。例えば1,2−シクロペンチレン
の原子数を2個、1,3−シクロペンチレンの原子数を
3個として数える。「置換基を有していてもよい主鎖の
原子数1ないし10のスペーサー」としては、例えば−
O−、−S−、−CO−、−SO−、−SO−、−NR10−(R
10は水素原子、ハロゲン化されていてもよいC1−10
ルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル
−カルボニル、ハロゲン化されていてもよいC1−6
ルキルスルホニルを示す)、置換基を有していてもよい
2価のC1−10非環式炭化水素基、置換基を有していて
もよい2価のC3−9環状炭化水素基及び置換基を有して
いてもよい2価の複素環基等から選ばれる2価の基の1
ないし5個、好ましくは1ないし3個の組み合わせが挙
げられる。「置換基を有していてもよい主鎖の原子数1
ないし10のスペーサー」における「置換基」、即ち、
「置換基を有していてもよい2価のC1−10非環式炭化
水素基」、「置換基を有していてもよい2価のC3−9
状炭化水素基」及び「置換基を有していてもよい2価の
複素環基」における「置換基」としては、例えばハロゲ
ン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、オキ
ソ、C1-3アルキレンジオキシ(例、メチレンジオキシ、
エチレンジオキシなど)、ニトロ、シアノ、ハロゲン化
されていてもよいC1-6アルコキシ、ハロゲン化されてい
てもよいC1-6アルキルチオ、ヒドロキシ、アミノ、モノ
−またはジ−C1-6アルキルアミノ、ホルミル、カルボキ
シ、カルバモイル、チオカルバモイル、ハロゲン化され
ていてもよいC1-6アルキル−カルボニル、C1-6アルコキ
シ−カルボニル、モノ−またはジ−C1-6アルキル−カル
バモイル、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキルス
ルホニル、ホルミルアミノ、ハロゲン化されていてもよ
いC1-6アルキル−カルボキサミド、C1-6アルコキシ−カ
ルボキサミド、C1-6アルキルスルホニルアミノ、C1-6
ルキル−カルボニルオキシ、C1-6アルコキシ−カルボニ
ルオキシ、モノ−、ジ−C1-6アルキル−カルバモイルオ
キシ及びフェニル等から選ばれる1ないし5個、好まし
くは1ないし3個の置換基が挙げられる。このうち、フ
ッ素等のハロゲン原子、オキソ、ヒドロキシ、フェニル
等が好ましい。
【0050】「置換基を有していてもよい2価のC
1−10非環式炭化水素基」の「2価のC1− 10非環式炭
化水素基」としては、C1−10アルキレン、C2−10アル
ケニレン、C2 −10アルキニレンが挙げられる。「C
1−10アルキレン」としては、例えば、−CH2−、−(CH
2)2−、−(CH2)3−、−(CH2)4−、−(CH2)5−、−(CH2)
6−、−(CH2)7−、−(CH2)8−、−(CH2)9−、−(CH2)10
−、−(CH2)3CH(CH3)−、−(CH2)4CH(CH3)−、−(CH3)C
HCH2−、−(CH 3)CH(CH2)2−、−(CH(CH3))2−などが挙
げられる。「C2−10アルケニレン」としては、例え
ば、−CH=CH−、−CH−CH=CH−、−C(CH)−CH
=CH−、−CH−CH=CH−CH−、−CH−CH−CH=
CH−、−CH=CH−CH=CH−、−CH=CH−CH−CH−CH
−などが挙げられる。「C2−10アルキニレン」とし
ては、例えば、−C≡C−、−CH−C≡C−、−CH −C
≡C−CH−CH−などが挙げられる。「置換基を有し
ていてもよい2価のC3−9環状炭化水素基」の「2価の
C3−9環状炭化水素基」としては、C3−9シクロアル
キレン、C3−9シクロアルケニレン、C6−14アリーレ
ン(フェニレン等)等が挙げられる。「C3−9シクロ
アルキレン」としては、
【化72】 等が挙げられる。「C3−9シクロアルケニレン」とし
ては、
【化73】 等が挙げられる。
【0051】「置換基を有していてもよい2価の複素環
基」の「2価の複素環基」としては、例えば窒素原子、
酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ない
し4個含む4ないし14員(好ましくは5ないし9員)
芳香族又は非芳香族複素環から水素原子を2個除去して
できる基等が挙げられる。そのような芳香族又は非芳香
族複素環としては、上記のB環で示される「置換基を有
していてもよい複素環」において例示したものと同様の
ものが挙げられる。Lとしては、置換基を有していても
よいC1−10アルキレンが好ましいが、とりわけ、ハロ
ゲン原子、ヒドロキシ、オキソ、フェニル等から選ばれ
る1ないし4個の置換基を有していてもよいC2−6アル
キレン基(例えば、−(CH2)2−、−(CH2)3−、−(CH2)4
−、−(CH2)5−、−(CH2)6−、−CHFCH2−、−CHF(CH2)
2−、−CHF(CH2)3−、−CHF(CH2)4−、−CF2CH2−、−C
F2(CH2)2−、−CF2(CH2)3−、−CF2(CH2)4−、−(CH2)3
CH(CH3)−、−(CH2)4CH(CH3)−、−(CH2)3CH(CF3)−、
−(CH2)4CH(CF3)−、−(CH3)CHCH2−、−(CH3)CH(CH2)2
−、−(CH(CH3))2−、−CH2CH(OH)−、−CH2CO−、−(P
h)CHCH2−など)が好ましく、さらにC3−7シクロアル
キレンまたはC3−7シクロアルキレンとC1−4アルキ
レンとの組み合わせ(例えば、
【化74】 など)も好ましい。
【0052】LがArとの間で形成する環としては、例
えば、1-オキソインダン-2-イル、1-オキソ-1,2,3,4-テ
トラヒドロナフタレン-2-イル、5-オキソ-6,7,8,9-テト
ラヒドロ-5H-ベンゾ[a]シクロヘプテン-6-イル、2,5-ジ
オキソ-1,2,3,5,6,7-ヘキサヒドロインデノ[5,6-d]イミ
ダゾール-6-イル、2,5-ジオキソ-2,3,5,6,7,8-ヘキサヒ
ドロ-1H-ナフト[2,3-d]イミダゾール-6-イル、2,5-ジオ
キソ-1,2,3,5,6,7,8,9-オクタヒドロシクロヘプタ[f]ベ
ンゾイミダゾール-6-イル、2,8-ジオキソ-2,3,4,6,7,8-
ヘキサヒドロ-1H-シクロペンタ[g]キナゾリン-7-イル、
2,9-ジオキソ-1,2,3,4,6,7,8,9-オクタヒドロベンゾ[g]
キナゾリン-8-イル、2,10-ジオキソ-2,3,4,6,7,8,9,10-
オクタヒドロ-1H-シクロヘプタ[g]キナゾリン-9-イル、
2,2-ジオキシド-5-オキソ-3,5,6,7-テトラヒドロ-1H-イ
ンデノ[5,6-c][1,2,5]チアジアゾール-6-イル、2,2-ジ
オキシド-5-オキソ-1,3,5,6,7,8-ヘキサヒドロナフト
[2,3-c][1,2,5]チアジアゾール-6-イル、2,2-ジオキシ
ド-5-オキソ-3,5,6,7,8,9-ヘキサヒドロ-1H-シクロヘプ
タ[f][2,1,3]ベンゾチアジアゾール-6-イル、2,2-ジオ
キシド-8-オキソ-1,3,4,6,7,8-ヘキサヒドロインデノ
[5,6-c][1,2,6]チアジアジン-7-イル、2,2-ジオキシド-
9-オキソ-3,4,6,7,8,9-ヘキサヒドロ-1H-ナフト[2,3-c]
[1,2,6]チアジアジン-8-イル、および2,2-ジオキシド-1
0-オキソ-1,3,4,6,7,8,9,10-オクタヒドロシクロヘプタ
[g][2,1,3]ベンゾチアジアジン-9-イルなどが挙げられ
る。好ましくは、式
【化75】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される環等
が挙げられる。
【0053】Yで示される「置換基を有していてもよい
アミノ基」としては、例えば式
【化76】 〔式中、Rは水素原子又は置換基を有していてもよい炭
化水素基を示し、L2aは置換基を有していてもよいC
1-4アルキレン基を示し、Xは結合手、酸素原子又は窒
素原子を示し、Ar2は置換基を有していてもよい芳香
環基を示すか、またはAr2とR、もしくはAr2とL
2aとが互いに結合して環を形成していてもよい。〕で
表される基等が挙げられる。Rで示される「置換基を有
していてもよい炭化水素基」としては、R1で示される
「置換基を有していてもよい炭化水素基」と同様のもの
が挙げられる。Rで示される「置換基を有していてもよ
い炭化水素基」の「置換基」としては、R1で示される
「置換基を有していてもよい炭化水素基」の「置換基」
と同様のものが挙げられ、その置換基数は1ないし3個
である。L2aで示される「置換基を有していてもよい
1-4アルキレン基」としては、Lで示される「置換基
を有していてもよい主鎖の原子数1ないし10のスペー
サー」において例示した、「C1-10アルキレン基」のう
ち、炭素鎖数1ないし4のものが挙げられる。L2a
示される「置換基を有していてもよいC1-4アルキレン
基」における「置換基」としては、Lで示される「置換
基を有していてもよい主鎖の原子数1ないし10のスペ
ーサー」における「置換基」と同様のものが挙げられ
る。Xで示される「結合手、酸素原子又はNR1a(R
1aは水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素
基、アシル基又は置換基を有していてもよい複素環基を
示す。)」におけるR1aで示される「置換基を有して
いてもよい炭化水素基」、「アシル基」、「置換基を有
していてもよい複素環基」としては、Rにおけるそれ
らと同様のものが挙げられる。Ar2で示される「置換
基を有していてもよい芳香環基」の「芳香環基」として
は、Arで示される「縮合していてもよい5または6員
芳香環基」と同様のものが挙げられる。Ar2で示され
る「置換基を有していてもよい芳香環基」の「置換基」
としては、Arで示される「縮合していてもよい5また
は6員芳香環基を示し、該芳香環基は置換基を有してい
てもよく」の「置換基」と同様のものが挙げられ、その
置換基数は1ないし5個である。
【0054】Ar2とRとが互いに結合して形成する環
としては、例えば、式
【化77】 〔式中、p及びqはそれぞれ1ないし3の整数を示し、
H環はハロゲン、ヒドロキシ、ハロゲン化されていても
よいC1−6アルキルおよびハロゲン化されていてもよい
1−6アルコキシから選ばれる1ないし3個の置換基を
有していてもよいベンゼン環を示す。〕で表される環等
が挙げられる。Ar2とL2aとが互いに結合して形成す
る環としては、例えば、式
【化78】 〔式中、rは0ないし2の整数を、sは1ないし3の整
数を、かつr+sが2ないし5の整数を示し、H環は前
記と同意義を示す。〕で表される環等が挙げられる。
【0055】Yで示される「置換基を有していてもよい
含窒素飽和複素環基」の「含窒素飽和複素環基」として
は、炭素原子及び1個の窒素原子以外に、窒素原子、酸
素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし
3個含有していてもよい5ないし9員(好ましくは5な
いし7員)含窒素飽和複素環基等が挙げられる。具体的
には、式
【化79】 で表される基等が挙げられる。このうち、好ましくは6
員環基である。
【0056】更に好ましくは、式
【化80】 で表される基である。該「置換基を有していてもよい含
窒素飽和複素環基」の「置換基」としては、上記B環で
示される「置換基を有していてもよい複素環」の「置換
基」と同様のものが挙げられ、その置換基数は1ないし
5個である。また、該「置換基を有していてもよい含窒
素飽和複素環基」の「含窒素飽和複素環基」の窒素は、
【化81】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
と同様のものを有していてもよい。
【0057】Yとして、好ましくは、式
【化82】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
等である。Rとしては、 (i)水素原子、(ii)ハロゲン原
子(好ましくはフルオロ等)及びヒドロキシから選ばれ
る置換基を1ないし3個有していてもよいC1-4アル
キル基、又は(iii)C7-16アラルキル(ベンジル等)等
が好ましく、水素原子又はC 1-4アルキル基がより好
ましい。L2aとしては、ハロゲン原子、ヒドロキシ、
オキソ、フェニル等から選ばれる1ないし4個の置換基
を有していてもよいC2−4アルキレン基(例えば、−
(CH2)2−、−(CH2)3−、−(CH2)4−、−CHFCH2−、−CH
F(CH2)2−、−CHF(CH2)3−、−CF2CH2−、−CF2(CH2)2
−、−CF2(CH2)3−、−(CH3)CHCH2−、−(CH3)CH(CH2)2
−、−(CH(CH3))2−、−CH2CH(OH)−、−CH2CO−、−(P
h)CHCH2−等)が好ましく、ヒドロキシ、オキソ又はフ
ェニルを有していてもよいC2−3アルキレン基(例え
ば、−(CH2)2−、−(CH2)3−、−(CH3)CHCH2−、−(Ph)
CHCH2−、−CH2CH(OH)−、−CH2CO−等)等がより好ま
しく、エチレン基が最も好ましい。Xとしては、結合
手、酸素原子又はNHが好ましく、結合手がより好まし
い。
【0058】Ar2として好ましくは、(1)それぞれ、
ハロゲン(フルオロ、クロロ等)、C1-6アルキル(メ
チル、エチル等)、ハロゲノC1-6アルキル(トリフル
オロメチル等)、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ(メト
キシ、エトキシ等)、ハロゲノC1-6アルコキシ(トリ
フルオロメトキシ、トリフルオロエトキシ等)、ニト
ロ、アミノ、シアノ、カルバモイル、C1-6アルキルで
置換されていてもよいカルバモイル又はホルミルで置換
されていてもよいアミノ(NHCHO、NHCON
2、NHCONHMe等)、C1-3アルキレンジオキシ
(メチレンジオキシ等)、C1-6アルキルで置換されて
いてもよいアミノカルボニルオキシ基(アミノカルボニ
ルオキシ、メチルアミノカルボニルオキシ、エチルアミ
ノカルボニルオキシ、ジメチルアミノカルボニルオキ
シ、ジエチルアミノカルボニルオキシ等)、5ないし7
員環状アミノ−カルボニルオキシ( (1-ピロリジニル)
カルボニルオキシ、ピペリジノカルボニルオキシ等)、
アミノスルホニル、モノ−C1-6アルキルアミノスルホ
ニル及びジ−C1-6アルキルアミノスルホニル等から選
ばれる1ないし5個(好ましくは1ないし3個)の置換
基を有していてもよい、(i)C6-10アリール基(フェ
ニル等)または(ii)窒素原子、酸素原子及び硫黄原子
から選ばれるヘテロ原子1ないし4個を含む5または6
員芳香族複素環基(ベンゼン環が縮合していてもよい)
(例えば、チエニル、フリル、ピロリル、イミダゾリ
ル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、オキサ
ゾリル、イソオキサゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピ
リミジニル、ピリダジニル、オキサジアゾリル、チアジ
アゾリル、フラザニル、インドリル、イソインドリル、
ベンゾフラニル、キノリル、イソキノリル、ナフチリジ
ニル、キナゾリニル、シンノリニル、アクリジニル
等)、(2)Ar2とRとが互いに結合して、式
【化83】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される環を
形成する場合、または(3)Ar2とL2とが互いに結合
して、式
【化84】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される環を
形成する場合等が挙げられる。Ar2として、より好ま
しくは、それぞれハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、ハロ
ゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化さ
れていてもよいC1−6アルコキシおよびアミノスルホニ
ルから選ばれる1ないし3個の置換基を有していてもよ
い、(i)C6−10アリール基(フェニル等)または(i
i)窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテ
ロ原子を1ないし4個を含む5または6員芳香族複素環
基(ベンゼン環が縮合していてもよい)(チエニル、イ
ンドリル等)等が挙げられる。Yとして、更に好ましく
は、式
【化85】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
等である。
【0059】化合物(I)として、好ましくは、Arが
【化86】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
(A環は好ましくはアミノスルホニル、モノ−又はジ−
1−6アルキルアミノスルホニル、カルバモイルおよび
モノ−又はジ−C1−6アルキル−カルバモイルから選ば
れる1または2個の置換基を有していてもよいベンゼン
環で、A'環は好ましくはアミノスルホニル、モノ−又
はジ−C1−6アルキルアミノスルホニル、C1−6アルキ
ル−カルボニルアミノおよびC1−6アルキルスルホニル
アミノから選ばれる1または2個の置換基を有し、さら
に1ないし4個の置換基(例えば、C1−6アルコキシ
等)を有していてもよいベンゼン環で、Ba環、C"環
及びD"環は好ましくはそれぞれC 1−6アルキル、C
1−6アルキル−カルボニルアミノ及びC1−6アルキルス
ルホニルアミノから選ばれる1または2個の置換基を有
していてもよく、R及びR 'は好ましくはそれぞれ
(1)水素原子、(2)それぞれヒドロキシおよびC1−6
アルコキシ−カルボニルから選ばれる1または2個の置
換基を有していてもよいC1−6アルキル基またはC
7−16アラルキル基(ベンジル等)または(3)式−(C
=O)−R2'、 −(C=O)−NR2'3'または−S
2'〔式中、R '及びR3'はそれぞれ水素原
子、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキルまたは
6−10アリールを示す。〕で表される基);Lが(1)
ハロゲン原子、ヒドロキシ、オキソ、フェニル等から選
ばれる1ないし4個の置換基を有していてもよいC2−6
アルキレン基(例えば、−(CH2)2−、−(CH2)3−、−(C
H2)4−、−(CH2)5−、−(CH2)6−、−CHFCH2−、−CHF
(CH2)2−、−CHF(CH2)3−、−CHF(CH2)4−、−CF2CH
2−、−CF2(CH2)2−、−CF2(CH2)3−、−CF2(CH2)4−、
−(CH2)3CH(CH3)−、−(CH2)4CH(CH3)−、−(CH2)3CH(C
F3)−、−(CH2)4CH(CF3)−、−(CH3)CHCH2−、−(CH3)C
H(CH2)2−、−(CH(CH3))2−、−CH2CH(OH)−、−CH2CO
−、−(Ph)CHCH2−など)、または(2)C3−7シクロ
アルキレンまたはC3−7シクロアルキレンとC1−4
ルキレンとの組み合わせ(例えば、
【化87】 など);Yが式
【化88】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
で、Rが (i)水素原子、(ii)ハロゲン原子(好ましくは
フルオロ等)及びヒドロキシから選ばれる置換基を1な
いし3個有していてもよいC1-4アルキル基、又は(ii
i)C7-16アラルキル(ベンジル等)等;L2aがハロゲ
ン原子、ヒドロキシ、オキソ、フェニル等から選ばれる
1ないし4個の置換基を有していてもよいC2−4アル
キレン基(例えば、−(CH2)2−、−(CH2)3−、−(CH2)4
−、−CHFCH2−、−CHF(CH2)2−、−CHF(CH2)3−、−CF
2CH2−、−CF2(CH2)2−、−CF2(CH2)3−、−(CH3)CHCH2
−、−(CH3)CH(CH2)2−、−(CH(CH3))2−、−CH2CH(OH)
−、−CH2CO−、−(Ph)CHCH2−等);Xが結合手、酸素
原子又はNH;Ar2が(1)それぞれ、ハロゲン(フル
オロ、クロロ等)、C1-6アルキル(メチル、エチル
等)、ハロゲノC1-6アルキル(トリフルオロメチル
等)、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ(メトキシ、エト
キシ等)、ハロゲノC1-6アルコキシ(トリフルオロメ
トキシ、トリフルオロエトキシ等)、ニトロ、アミノ、
シアノ、カルバモイル、C1-6アルキルで置換されてい
てもよいカルバモイル又はホルミルで置換されていても
よいアミノ(NHCHO、NHCONH2、NHCON
HMe等)、C1-3アルキレンジオキシ(メチレンジオ
キシ等)、C1-6アルキルで置換されていてもよいアミ
ノカルボニルオキシ基(アミノカルボニルオキシ、メチ
ルアミノカルボニルオキシ、エチルアミノカルボニルオ
キシ、ジメチルアミノカルボニルオキシ、ジエチルアミ
ノカルボニルオキシ等)、5ないし7員環状アミノ−カ
ルボニルオキシ( (1-ピロリジニル) カルボニルオキ
シ、ピペリジノカルボニルオキシ等)、アミノスルホニ
ル、モノ−C1-6アルキルアミノスルホニル及びジ−C
1-6アルキルアミノスルホニル等から選ばれる1ないし
5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していて
もよい、(i)C6-10アリール基(フェニル等)または
(ii)窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘ
テロ原子1ないし4個を含む5または6員芳香族複素環
基(ベンゼン環が縮合していてもよい)(例えば、チエ
ニル、フリル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、
チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキ
サゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリ
ダジニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フラザ
ニル、インドリル、イソインドリル、ベンゾフラニル、
キノリル、イソキノリル、ナフチリジニル、キナゾリニ
ル、シンノリニル、アクリジニル等)、(2)Ar2とR
とが互いに結合して、式
【化89】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される環を
形成する場合、または(3)Ar2とL2とが互いに結合
して、式
【化90】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される環を
形成する場合である化合物等が挙げられる。
【0060】また、化合物(I)のうち、式
【化91】 〔式中、Ar1は置換基を有していてもよい二環ないし
四環式縮合ベンゼン環基を示し、L1は置換基を有して
いてもよいC4-6アルキレン基を示し、その他の各記号
は前記と同意義を示す。〕で表される化合物(以下、化
合物(Ia)と略記することもある)又はその塩は新規
化合物である。Ar1で示される「置換基を有していて
もよい二環ないし四環式縮合ベンゼン環基」の「二環な
いし四環式縮合ベンゼン環基」としては、Arで示され
る「縮合していてもよい5または6員芳香環基」の「5
または6員芳香環基」が「フェニル基」の場合、該「フ
ェニル基」が縮合する例として挙げた縮合ベンゼン環基
と同様のものが挙げられる。Ar1で示される「置換基
を有していてもよい二環ないし四環式縮合ベンゼン環
基」の「置換基」としては、Arで示される「縮合して
いてもよい5または6員芳香環基を示し、該芳香環基は
置換基を有していてもよく」の「置換基」として挙げた
置換基と同様のものが挙げられる。Ar1として、好ま
しくは、式
【化92】 〔式中の各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
等が挙げられる。
【0061】Ar1として、より好ましくは、例えば式
【化93】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される基等
が挙げられる。
【0062】ここで、A環としては、(i)ハロゲン(フ
ルオロ等)、(ii)C1-6アルコキシ(メトキシ等)、(ii
i)ハロゲノC1-6アルコキシ(トリフルオロメトキシ
等)、(iv)アミノ、(v)(モノ又はジ)C1-6アルキルア
ミノ(メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノ等)、(vi)1-ピロリジニル、(vii)ピペ
リジノ、(viii)1-ピペラジニル、(ix)N−メチル-1-ピ
ペラジニル、(x)N−アセチル-1-ピペラジニル、(xi)モ
ルホリノ、(xii)ヘキサメチレンイミノ、(xiii)イミダ
ゾリル、(xiv)C1-6アルキル(メチル等)でエステル化
されていてもよいカルボキシで置換されていてもよいC
1-6アルキル(プロピル等)、(xv)低級アルキル−カ
ルボニルアミノ(アセチルアミノ等)、(xvi)低級ア
ルキルスルホニルアミノ(メチルスルホニルアミノ
等),(xvii)アミノスルホニル、(xviii) (モノ又は
ジ)C1-6アルキルアミノスルホニル、(xix)5ないし7
員環状アミノ−スルホニル( (1-ピロリジニル) スルホ
ニル、ピペリジノスルホニル、(1-ピペラジニル) スル
ホニル、モルホリノスルホニル等)(xx)カルバモイ
ル、(xxi)(モノ又はジ)C1-6アルキルカルバモイル、
(xxi)5ないし7員環状アミノ−カルボニル( (1-ピロ
リジニル) カルボニル、ピペリジノカルボニル、(1-ピ
ペラジニル) カルボニル、モルホリノカルボニル等)、
(xxii)シアノ等から選ばれる1ないし4個の置換基を有
していてもよいベンゼン環が好ましい。より好ましくは
A環がアミノスルホニル、モノ−又はジ−C1−6アルキ
ルアミノスルホニル、カルバモイルおよびモノ−又はジ
−C1−6アルキル−カルバモイルから選ばれる1または
2個の置換基を有していてもよいベンゼン環である。ま
た、Ba環、C"環及びD"環はそれぞれC1−6アルキ
ル、C1−6アルキル−カルボニルアミノ及びC1−6アル
キルスルホニルアミノから選ばれる1または2個の置換
基を有していてもよく、R及びR1'はそれぞれ(1)
水素原子、(2)それぞれヒドロキシおよびC1−6アル
コキシ−カルボニルから選ばれる1または2個の置換基
を有していてもよいC1−6アルキル基またはC7−16
ラルキル基または(3)式−(C=O)−R2'、 −(C=
O)−NR2'3'もしくは−SO2'〔式中、R
2'及びR3'はそれぞれ水素原子、ハロゲン化されてい
てもよいC1−6アルキルまたはC6−10アリールを示
す。〕で表される基であるものが好ましい。
【0063】L1で示される「置換基を有していてもよ
いC4-6アルキレン基」としては、Lで示される「置換
基を有していてもよい主鎖の原子数1ないし10のスペ
ーサー」において例示した、「C1-10アルキレン基」の
うち、炭素鎖数4ないし6のものが挙げられる。L1
示される「置換基を有していてもよいC4-6アルキレン
基」における「置換基」としては、Lで示される「置換
基を有していてもよい主鎖の原子数1ないし10のスペ
ーサー」における「置換基」と同様のものが挙げられ
る。好ましくは、例えばハロゲン原子(例、フッ素、塩
素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シアノ、ハロゲン化
されていてもよいC1-6アルコキシ、ヒドロキシなどから
選ばれる1ないし4個の置換基が挙げられる。L1とし
て好ましくは、例えば、−(CH2)4−、−(CH2)5−、−(C
H2)6−、−CHF(CH2)3−、−CHF(CH2)4−、−CF2(CH2)3
−、−CF2(CH2)4−、−(CH2)3CH(CH3)−、−(CH2)4CH(C
H3)−、−(CH2)3CH(CF3)−、−(CH2)4CH(CF3)−などが
挙げられる。
【0064】化合物(Ia)として、好ましくは、Ar1
が式
【化94】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
(より好ましくは、
【化95】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される基)
(A環は好ましくはアミノスルホニル、モノ−又はジ−
1−6アルキルアミノスルホニル、カルバモイルおよび
モノ−又はジ−C1−6アルキル−カルバモイルから選ば
れる1または2個の置換基を有していてもよいベンゼン
環で、Ba環、C"環及びD"環は好ましくはそれぞれC
1−6アルキル、C1−6アルキル−カルボニルアミノ及び
1−6アルキルスルホニルアミノから選ばれる1または
2個の置換基を有していてもよく、R及びR1'は好
ましくはそれぞれ(1)水素原子、(2)それぞれヒドロ
キシおよびC1−6アルコキシ−カルボニルから選ばれる
1または2個の置換基を有していてもよいC1−6アルキ
ル基またはC7−16アラルキル基(ベンジル等)または
(3)式−(C=O)−R2'、 −(C=O)−NR2'
3'または−SO2'〔式中、R2'及びR3'はそれ
ぞれ水素原子、ハロゲン化されていてもよいC1 −6アル
キルまたはC6−10アリールを示す。〕で表される
基);L1が−(CH2)4−、−(CH2)5−、−CHF(CH2)3−、
−CHF(CH2)4−、−CF2(CH2)3−、−CF2(CH2)4−、−(CH
2)3CH(CH3)−、−(CH2)4CH(CH3)−等の1または2個の
ハロゲン原子を有していてもよいC4−5アルキレン基
(好ましくは無置換C4−5アルキレン基);Rが (i)水
素原子、(ii)ハロゲン原子(好ましくはフルオロ等)及
びヒドロキシから選ばれる置換基を1ないし3個有して
いてもよいC1-4アルキル基、又は(iii)C7-16アラル
キル(ベンジル等)等(より好ましくは水素原子または
1- アルキル基);L2がハロゲン原子、ヒドロキ
シ、オキソ、フェニル等から選ばれる1ないし4個の置
換基を有していてもよいC2−4アルキレン基(例え
ば、−(CH2)2−、−(CH2)3−、−(CH2)4−、−CHFCH
2−、−CHF(CH2)2−、−CHF(CH2)3−、−CF2CH2−、−C
F2(CH2)2−、−CF2(CH2)3−、−(CH3)CHCH2−、−(CH3)
CH(CH2)2−、−(CH(CH3))2−、−CH2CH(OH)−、−CH2CO
−、−(Ph)CHCH2−等)(より好ましくはヒドロキシ、
オキソまたはフェニルを有していてもよいC2−3アル
キレン基);Xが結合手、酸素原子又はNH(より好ま
しくは結合手);Ar2が(1)それぞれ、ハロゲン(フ
ルオロ、クロロ等)、C1-6アルキル(メチル、エチル
等)、ハロゲノC1-6アルキル(トリフルオロメチル
等)、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ(メトキシ、エト
キシ等)、ハロゲノC1-6アルコキシ(トリフルオロメ
トキシ、トリフルオロエトキシ等)、ニトロ、アミノ、
シアノ、カルバモイル、C1-6アルキルで置換されてい
てもよいカルバモイル又はホルミルで置換されていても
よいアミノ(NHCHO、NHCONH2、NHCON
HMe等)、C1-3アルキレンジオキシ(メチレンジオ
キシ等)、C1-6アルキルで置換されていてもよいアミ
ノカルボニルオキシ基(アミノカルボニルオキシ、メチ
ルアミノカルボニルオキシ、エチルアミノカルボニルオ
キシ、ジメチルアミノカルボニルオキシ、ジエチルアミ
ノカルボニルオキシ等)、5ないし7員環状アミノ−カ
ルボニルオキシ( (1-ピロリジニル) カルボニルオキ
シ、ピペリジノカルボニルオキシ等)、アミノスルホニ
ル、モノ−C1-6アルキルアミノスルホニル及びジ−C
1-6アルキルアミノスルホニル等から選ばれる1ないし
5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していて
もよい、(i)C6-10アリール基(フェニル等)または
(ii)窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘ
テロ原子1ないし4個を含む5または6員芳香族複素環
基(ベンゼン環が縮合していてもよい)(例えば、チエ
ニル、フリル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、
チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキ
サゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリ
ダジニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フラザ
ニル、インドリル、イソインドリル、ベンゾフラニル、
キノリル、イソキノリル、ナフチリジニル、キナゾリニ
ル、シンノリニル、アクリジニル等)、(2)Ar2とR
とが互いに結合して、式
【化96】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される環を
形成する場合、または(3)Ar2とL2とが互いに結合
して、式
【化97】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される環を
形成する場合(Arはより好ましくは、それぞれハロ
ゲン、ニトロ、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよ
いC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6
アルコキシおよびアミノスルホニルから選ばれる1ない
し3個の置換基を有していてもよい、(i)C6−10
リール基(フェニル等)または(ii)窒素原子、酸素原
子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個
を含む5または6員芳香族複素環基(ベンゼン環が縮合
していてもよい)(チエニル、インドリル等)等であ
る。)である化合物等が挙げられる。
【0065】また、化合物(I)のうち、式
【化98】 〔式中、Ar3はそれぞれ置換基を有していてもよいベ
ンズイミダゾール環基、キナゾリン環基、1,4-ベンズオ
キサジン環基または三環ないし四環式縮合ベンゼン環基
を示し、L3は置換基を有していてもよいC2-4アルキレ
ン基を示し、その他の各記号は前記と同意義を示す。〕
で表される化合物(以下、化合物(Ib)と略記するこ
ともある)又はその塩は新規化合物である。Ar3で示
される「置換基を有していてもよい三環ないし四環式縮
合ベンゼン環基」の「三環ないし四環式縮合ベンゼン環
基」としては、Arで示される「縮合していてもよい5
または6員芳香環基」の「5または6員芳香環基」が
「フェニル基」の場合、該「フェニル基」が縮合する例
として挙げた縮合ベンゼン環基と同様のものが挙げられ
る。Ar3で示される「それぞれ置換基を有していても
よいベンズイミダゾール環基、キナゾリン環基、1,4-ベ
ンズオキサジン環基または三環ないし四環式縮合ベンゼ
ン環基」の「置換基」としては、Arで示される「縮合
していてもよい5または6員芳香環基を示し、該芳香環
基は置換基を有していてもよく」の「置換基」として挙
げた置換基と同様のものが挙げられる。L3で示される
「置換基を有していてもよいC2-4アルキレン基」とし
ては、Lで示される「置換基を有していてもよい主鎖の
原子数1ないし10のスペーサー」において例示した、
「C1-10アルキレン基」のうち、炭素鎖数2ないし4の
ものが挙げられる。L3で示される「置換基を有してい
てもよいC2-4アルキレン基」における「置換基」とし
ては、Lで示される「置換基を有していてもよい主鎖の
原子数1ないし10のスペーサー」における「置換基」
と同様のものが挙げられる。好ましくは、例えばハロゲ
ン原子(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、ニト
ロ、シアノ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキ
シ、ヒドロキシなどから選ばれる1ないし4個の置換基
が挙げられる。L3として好ましくは、例えば、−(CH2)
2−、−(CH2)3−、−(CH2)4−、−CHFCH2−、−CHF(C
H2)2−、−CF2CH2−、−CF2(CH2)2−などの1または2
個のハロゲン原子を有していてもよいC2−4アルキレン
基などが挙げられる。
【0066】化合物(Ib)として、好ましくは、Ar
3が式
【化99】 〔式中の各記号は前記と同意義を示す。〕で表される基
(このうち、A環は無置換で、C'環及びD'環は式中の
オキソ基以外に置換基を有さない場合がそれぞれ好まし
い);L3が−(CH2)2−、−(CH2)3−、−CHFCH2−、−C
HF(CH2)2−、−CF2CH2−、−CF 2(CH2)2−等の1または
2個のハロゲン原子を有していてもよいC2−3アルキレ
ン基(より好ましくはエチレン基);L2が−(CH2)
2−、−(CH2)3−、−CF2CH2−、−CF2(CH2)2−、−(C
H3)CHCH2−、又は−(CH3)CH(CH2)2−、−CH2CH(OH)−、
−CH2CO−、−(Ph)CHCH2−等のハロゲン原子、ヒドロキ
シ、オキソ、フェニル等から選ばれる1ないし4個の置
換基を有していてもよいC2−4アルキレン基(より好ま
しくはヒドロキシ、オキソまたはフェニルを有していて
もよいC2−3アルキレン基);Xが結合手、酸素原子又
はNH(より好ましくは結合手又は酸素原子);Ar2
が(1)それぞれ、ハロゲン(フルオロ、クロロ等)、
1-6アルキル(メチル、エチル等)、ハロゲノC1-6
ルキル(トリフルオロメチル等)、ヒドロキシ、C1-6
アルコキシ(メトキシ、エトキシ等)、ハロゲノC1-6
アルコキシ(トリフルオロメトキシ、トリフルオロエト
キシ等)、ニトロ、アミノ、シアノ、カルバモイル、C
1-6アルキルで置換されていてもよいカルバモイル又は
ホルミルで置換されていてもよいアミノ(NHCHO、
NHCONH2、NHCONHMe等)、C1-3アルキレ
ンジオキシ(メチレンジオキシ等)、C1-6アルキルで
置換されていてもよいアミノカルボニルオキシ基(アミ
ノカルボニルオキシ、メチルアミノカルボニルオキシ、
エチルアミノカルボニルオキシ、ジメチルアミノカルボ
ニルオキシ、ジエチルアミノカルボニルオキシ等)、5
ないし7員環状アミノ−カルボニルオキシ( (1-ピロリ
ジニル) カルボニルオキシ、ピペリジノカルボニルオキ
シ等)、アミノスルホニル、モノ−C1-6アルキルアミ
ノスルホニル及びジ−C1-6アルキルアミノスルホニル
等から選ばれる1ないし5個(好ましくは1ないし3
個)の置換基を有していてもよい、(i)C6-10アリー
ル基(フェニル等)または(ii)窒素原子、酸素原子及
び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子1ないし4個を含む
5または6員芳香族複素環基(ベンゼン環が縮合してい
てもよい)(例えば、チエニル、フリル、ピロリル、イ
ミダゾリル、ピラゾリル、チアゾリル、イソチアゾリ
ル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、ピリジル、ピラ
ジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、オキサジアゾリ
ル、チアジアゾリル、フラザニル、インドリル、イソイ
ンドリル、ベンゾフラニル、キノリル、イソキノリル、
ナフチリジニル、キナゾリニル、シンノリニル、アクリ
ジニル等)(より好ましくは、それぞれハロゲン、ニト
ロ、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6
ルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ
およびアミノスルホニルから選ばれる1ないし3個の置
換基を有していてもよい、(i)C6−10アリール基
(フェニル等)または(ii)窒素原子、酸素原子及び硫
黄原子から選ばれるヘテロ原子1ないし4個を含む5ま
たは6員芳香族複素環基(ベンゼン環が縮合していても
よい)(チエニル、インドリル等)等である。)、また
は(2)Ar2とL2とが互いに結合して、式
【化100】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される環を
形成する場合である化合物等が挙げられる。
【0067】また、化合物(I)のうち、式
【化101】 〔式中、Arはアミノスルホニル、モノ−又はジ−C
1−6アルキルアミノスルホニル、C1−6アルキル−カル
ボニルアミノおよびC1−6アルキルスルホニルアミノか
ら選ばれる1または2個の置換基を有し、さらに1ない
し4個の置換基を有していてもよいベンゼン環基を示
し、その他の記号は前記と同意義を示す。〕で表される
化合物(以下、化合物(Ic)と略記することもある)
又はその塩は新規化合物である。Arで示される「さ
らに1ないし4個の置換基を有していてもよいベンゼン
環基」の「置換基」としては、Arで示される「縮合し
ていてもよい5または6員芳香環基を示し、該芳香環基
は置換基を有していてもよく」の「置換基」として挙げ
た置換基と同様のもの(但し、アミノスルホニル、モノ
−又はジ−C1−6アルキルアミノスルホニル、C1−6
ルキル−カルボニルアミノおよびC1−6アルキルスルホ
ニルアミノを除く)が挙げられる。化合物(Ic)とし
て、好ましくは、Arがアミノスルホニル、モノ−又
はジ−C1−6アルキルアミノスルホニル、C1−6アルキ
ル−カルボニルアミノおよびC1−6アルキルスルホニル
アミノから選ばれる1または2個(より好ましくは1
個)の置換基を有し、さらに1または2個(より好まし
くは1個)のC1−4アルコキシを有していてもよいベ
ンゼン環基;Lが−(CH2)4−、−(CH2)5−、−CHF(CH
2)3−、−CHF(CH2)4−、−CF2(CH2)3−、−CF2(CH2)
4−、−(CH2)3CH(CH3)−、−(CH2)4CH(CH3)−等の1ま
たは2個のハロゲン原子を有していてもよいC4−5アル
キレン基(好ましくは無置換C4 −5アルキレン基);R
が (i)水素原子、(ii)ハロゲン原子(好ましくはフルオ
ロ等)及びヒドロキシから選ばれる置換基を1ないし3
個有していてもよいC1-4アルキル基、又は(iii)C
7-16アラルキル(ベンジル等)等(より好ましくは水素
原子またはC1- アルキル基);L2がハロゲン原子、
ヒドロキシ、オキソ、フェニル等から選ばれる1ないし
4個の置換基を有していてもよいC2−4アルキレン基
(例えば、−(CH2)2−、−(CH2)3−、−(CH2)4−、−CH
FCH2−、−CHF(CH2)2−、−CHF(CH2)3−、−CF2CH2−、
−CF2(CH2)2−、−CF2(CH2)3−、−(CH3)CHCH2−、−(C
H3)CH(CH2)2−、−(CH(CH3))2−、−CH2CH(OH)−、−CH
2CO−、−(Ph)CHCH2−等)(より好ましくはヒドロキシ
またはオキソを有していてもよいC2−3アルキレン
基);Xが結合手、酸素原子又はNH(より好ましくは
結合手);Ar2が(1)それぞれ、ハロゲン(フルオ
ロ、クロロ等)、C1-6アルキル(メチル、エチル
等)、ハロゲノC1-6アルキル(トリフルオロメチル
等)、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ(メトキシ、エト
キシ等)、ハロゲノC1-6アルコキシ(トリフルオロメ
トキシ、トリフルオロエトキシ等)、ニトロ、アミノ、
シアノ、カルバモイル、C1-6アルキルで置換されてい
てもよいカルバモイル又はホルミルで置換されていても
よいアミノ(NHCHO、NHCONH2、NHCON
HMe等)、C1-3アルキレンジオキシ(メチレンジオ
キシ等)、C1-6アルキルで置換されていてもよいアミ
ノカルボニルオキシ基(アミノカルボニルオキシ、メチ
ルアミノカルボニルオキシ、エチルアミノカルボニルオ
キシ、ジメチルアミノカルボニルオキシ、ジエチルアミ
ノカルボニルオキシ等)、5ないし7員環状アミノ−カ
ルボニルオキシ( (1-ピロリジニル) カルボニルオキ
シ、ピペリジノカルボニルオキシ等)、アミノスルホニ
ル、モノ−C1-6アルキルアミノスルホニル及びジ−C
1-6アルキルアミノスルホニル等から選ばれる1ないし
5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していて
もよい、(i)C6-10アリール基(フェニル等)または
(ii)窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘ
テロ原子1ないし4個を含む5または6員芳香族複素環
基(ベンゼン環が縮合していてもよい)(例えば、チエ
ニル、フリル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、
チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキ
サゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリ
ダジニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フラザ
ニル、インドリル、イソインドリル、ベンゾフラニル、
キノリル、イソキノリル、ナフチリジニル、キナゾリニ
ル、シンノリニル、アクリジニル等)、(2)Ar2とR
とが互いに結合して、式
【化102】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される環を
形成する場合、または(3)Ar2とL2とが互いに結合
して、式
【化103】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される環を
形成する場合(Arはより好ましくは、それぞれハロ
ゲン、ニトロ、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよ
いC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6
アルコキシおよびアミノスルホニルから選ばれる1ない
し3個の置換基を有していてもよい、(i)C6−10
リール基(フェニル等)または(ii)窒素原子、酸素原
子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個
を含む5または6員芳香族複素環基(ベンゼン環が縮合
していてもよい)(チエニル、インドリル等)等であ
る。)である化合物等が挙げられる。
【0068】また、化合物(I)のうち、式
【化104】 〔式中、nは1または2の整数を示し、Lは置換基を
有していてもよいC3− アルキレン基を示し、その他
の記号は前記と同意義を示す。〕で表される化合物(以
下、化合物(Id)と略記することもある)又はその塩
は新規化合物である。Lで示される「置換基を有して
いてもよいC3−5アルキレン基」としては、Lで示さ
れる「置換基を有していてもよい主鎖の原子数1ないし
10のスペーサー」において例示した、「C1-10アルキ
レン基」のうち、炭素鎖数3ないし5のものが挙げられ
る。Lで示される「置換基を有していてもよいC
3−5アルキレン基」における「置換基」としては、L
で示される「置換基を有していてもよい主鎖の原子数1
ないし10のスペーサー」における「置換基」と同様の
ものが挙げられる。好ましくは、例えばハロゲン原子
(例、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素など)、ニトロ、シア
ノ、ハロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ、ヒド
ロキシなどから選ばれる1ないし4個の置換基が挙げら
れる。化合物(Id)として、好ましくは、R及びR
1'が水素原子またはハロゲン化されていてもよいC1-6
アルキル基(メチル、エチル、トリフルオロメチル
等);L4が−(CH2)3−、−(CH2)4−、−(CH2)5−、−C
HF(CH2)2−、−CHF(CH2)3−、−CF2(CH2)2−、−CF2(CH
2)3−、−(CH2)2CH(CH3)−、−(CH2)3CH(CH3)−等の1
または2個のハロゲン原子を有していてもよいC3−5
アルキレン基(より好ましくはC3−4アルキレン
基);Rが (i)水素原子、(ii)ハロゲン原子(好ましく
はフルオロ等)及びヒドロキシから選ばれる置換基を1
ないし3個有していてもよいC1-4アルキル基、又は
(iii)C7-16アラルキル(ベンジル等)等(より好まし
くは水素原子またはC1- アルキル基);L2がハロゲ
ン原子、ヒドロキシ、オキソ、フェニル等から選ばれる
1ないし4個の置換基を有していてもよいC2−4アル
キレン基(例えば、−(CH2)2−、−(CH2)3−、−(CH2)4
−、−CHFCH2−、−CHF(CH2)2−、−CHF(CH2)3−、−CF
2CH2−、−CF2(CH2)2−、−CF2(CH2)3−、−(CH3)CHCH2
−、−(CH3)CH(CH2)2−、−(CH(CH3))2−、−CH2CH(OH)
−、−CH2CO−、−(Ph)CHCH2−等)(より好ましくはヒ
ドロキシまたはオキソを有していてもよいC2−3アル
キレン基);Xが結合手、酸素原子又はNH(より好ま
しくは結合手);Ar2が(1)それぞれ、ハロゲン(フ
ルオロ、クロロ等)、C1-6アルキル(メチル、エチル
等)、ハロゲノC1-6アルキル(トリフルオロメチル
等)、ヒドロキシ、C1-6アルコキシ(メトキシ、エト
キシ等)、ハロゲノC1-6アルコキシ(トリフルオロメ
トキシ、トリフルオロエトキシ等)、ニトロ、アミノ、
シアノ、カルバモイル、C1-6アルキルで置換されてい
てもよいカルバモイル又はホルミルで置換されていても
よいアミノ(NHCHO、NHCONH2、NHCON
HMe等)、C1-3アルキレンジオキシ(メチレンジオ
キシ等)、C1-6アルキルで置換されていてもよいアミ
ノカルボニルオキシ基(アミノカルボニルオキシ、メチ
ルアミノカルボニルオキシ、エチルアミノカルボニルオ
キシ、ジメチルアミノカルボニルオキシ、ジエチルアミ
ノカルボニルオキシ等)、5ないし7員環状アミノ−カ
ルボニルオキシ( (1-ピロリジニル) カルボニルオキ
シ、ピペリジノカルボニルオキシ等)、アミノスルホニ
ル、モノ−C1-6アルキルアミノスルホニル及びジ−C
1-6アルキルアミノスルホニル等から選ばれる1ないし
5個(好ましくは1ないし3個)の置換基を有していて
もよい、(i)C6-10アリール基(フェニル等)または
(ii)窒素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘ
テロ原子1ないし4個を含む5または6員芳香族複素環
基(ベンゼン環が縮合していてもよい)(例えば、チエ
ニル、フリル、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、
チアゾリル、イソチアゾリル、オキサゾリル、イソオキ
サゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリ
ダジニル、オキサジアゾリル、チアジアゾリル、フラザ
ニル、インドリル、イソインドリル、ベンゾフラニル、
キノリル、イソキノリル、ナフチリジニル、キナゾリニ
ル、シンノリニル、アクリジニル等)、(2)Ar2とR
とが互いに結合して、式
【化105】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される環を
形成する場合、または(3)Ar2とL2とが互いに結合
して、式
【化106】 〔式中の記号は前記と同意義を示す。〕で表される環を
形成する場合(Arはより好ましくは、それぞれハロ
ゲン、ニトロ、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよ
いC1−6アルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6
アルコキシおよびアミノスルホニルから選ばれる1ない
し3個の置換基を有していてもよい、(i)C6−10
リール基(フェニル等)または(ii)窒素原子、酸素原
子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子を1ないし4個
を含む5または6員芳香族複素環基(ベンゼン環が縮合
していてもよい)(チエニル、インドリル等)等であ
る。)である化合物等が挙げられる。
【0069】化合物(I)、(Ia)、(Ib)、(I
c)又は(Id)(以下、化合物Bとする。)が塩であ
る場合、このような塩としては、例えば、無機塩基との
塩、アンモニウム塩、有機塩基との塩、無機酸との塩、
有機酸との塩、塩基性または酸性アミノ酸との塩などが
挙げられる。無機塩基との塩の好適な例としては、例え
ば、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩;
カルシウム塩、マグネシウム塩、バリウム塩などのアル
カリ土類金属塩;アルミニウム塩などが挙げられる。有
機塩基との塩の好適な例としては、例えば、トリメチル
アミン、トリエチルアミン、ピリジン、ピコリン、エタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールア
ミン、ジシクロヘキシルアミン、N,N−ジベンジルエチ
レンジアミンなどとの塩が挙げられる。無機酸との塩の
好適な例としては、例えば、塩酸、臭化水素酸、硝酸、
硫酸、リン酸などとの塩が挙げられる。有機酸との塩の
好適な例としては、例えば、ギ酸、酢酸、トリフルオロ
酢酸、フマル酸、シュウ酸、酒石酸、マレイン酸、クエ
ン酸、コハク酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、ベンゼ
ンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸などとの塩が挙
げられる。塩基性アミノ酸との塩の好適な例としては、
例えば、アルギニン、リジン、オルニチンなどとの塩が
挙げられ、酸性アミノ酸との塩の好適な例としては、例
えば、アスパラギン酸、グルタミン酸などとの塩が挙げ
られる。これらの塩のなかでも、薬学的に許容し得る塩
が好ましい。例えば、化合物Bは、酸性官能基を有する
場合、アルカリ金属塩(例えば、ナトリウム塩、カリウ
ム塩など)、アルカリ土類金属塩(例えば、カルシウム
塩、マグネシウム塩、バリウム塩など)などの無機塩、
アンモニウム塩などであってもよい。また、化合物B
は、塩基性官能基を有する場合、塩酸塩、硫酸塩、リン
酸塩、臭化水素酸塩などの無機塩;または酢酸塩、マレ
イン酸塩、フマル酸塩、コハク酸塩、メタンスルホン酸
塩、p−トルエンスルホン酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩
などの有機塩であってもよい。
【0070】化合物Bは、無水物、水和物のいずれであ
ってもよい。水和物の場合、0.1ないし5個の水分子を有
していてもよい。さらに、化合物Bは、同位元素(例、
3H、14C、35Sなど)で標識されていてもよい。化合
物Bが、光学異性体、立体異性体、位置異性体、回転異
性体を含有する場合には、これらも本発明化合物として
含有されるとともに、自体公知の合成手法、分離手法に
よりそれぞれを単品として得ることができる。例えば、
化合物Bに光学異性体が存在する場合には、該化合物か
ら分割された光学異性体も化合物Bに包含される。該光
学異性体は、自体公知の方法により製造することができ
る。具体的には、光学活性な合成化合物を用いる、また
は、最終物のラセミ体の混合物を常法に従って光学分割
することにより光学異性体を得る。
【0071】光学分割法としては、自体公知の方法、例
えば、以下に詳述する分別再結晶法、キラルカラム法、
ジアステレオマー法等が用いられる。 1)分別再結晶法 ラセミ体と光学活性な化合物(例えば、(+)−マンデル
酸、(−)−マンデル酸、(+)−酒石酸、(−)−酒石酸、
(+)−1−フェネチルアミン、(−)−1−フェネチルアミ
ン、シンコニン、(−)−シンコニジン、ブルシンなど)
と塩を形成させ、これを分別再結晶法によって分離し、
所望により、中和工程を経てフリーの光学異性体を得る
方法。 2)キラルカラム法 ラセミ体またはその塩を光学異性体分離用カラム(キラ
ルカラム)にかけて分離する方法。例えば液体クロマト
グラフィーの場合、ENANTIO−OVM(トーソー社製)あるい
は、ダイセル社製 CHIRALシリーズなどのキラルカラム
に光学異性体の混合物を添加し、水、種々の緩衝液(例
えば、リン酸緩衝液)、有機溶媒(例えば、エタノール、
メタノール、イソプロパノール、アセトニトリル、トリ
フルオロ酢酸、ジエチルアミンなど)を単独あるいは混
合した溶液として展開させることにより、光学異性体を
分離する。また、例えば、ガスクロマトグラフィーの場
合、CP−Chirasil−DeXCB(ジーエルサイエンス社製)な
どのキラルカラムを使用して分離する。 3)ジアステレオマー法 ラセミ体の混合物を光学活性な試薬と化学反応によって
ジアステレオマーの混合物とし、これを通常の分離手段
(例えば、分別再結晶、クロマトグラフィー法等)などを
経て単一物質とした後、加水分解反応などの化学的な処
理により光学活性な試薬部位を切り離すことにより光学
異性体を得る方法。例えば、化合物Bが分子内にヒドロ
キシまたは1,2級アミノを有する場合、該化合物と光学
活性な有機酸(例えば、MTPA〔α−メトキシ−α−(トリ
フルオロメチル)フェニル酢酸〕、(−)−メントキシ酢
酸等)などとを縮合反応に付すことにより、それぞれエ
ステル体またはアミド体のジアステレオマーを得ること
ができる。一方、化合物Bがカルボン酸基を有する場
合、該化合物と光学活性アミンまたはアルコール試薬と
を縮合反応に付すことにより、それぞれアミド体または
エステル体のジアステレオマーが得られる。分離された
ジアステレオマーは、酸加水分解あるいは塩基性加水分
解反応に付すことにより、元の化合物の光学異性体に変
換される。
【0072】化合物Bのプロドラッグは、生体内におけ
る生理条件下で酵素や胃酸等による反応により化合物B
に変換する化合物、すなわち酵素的に酸化、還元、加水
分解等を起こして化合物Bに変化する化合物、胃酸等に
より加水分解などを起こして化合物Bに変化する化合物
をいう。化合物Bのプロドラッグとしては、化合物Bの
アミノ基がアシル化、アルキル化、りん酸化された化合
物[例、化合物Bのアミノ基がエイコサノイル化、アラ
ニル化、ペンチルアミノカルボニル化、(5−メチル−
2−オキソ−1,3−ジオキソレン−4−イル)メトキ
シカルボニル化、テトラヒドロフラニル化、ピロリジル
メチル化、ピバロイルオキシメチル化、tert−ブチ
ル化された化合物など];化合物Bの水酸基がアシル
化、アルキル化、りん酸化、ほう酸化された化合物
(例、化合物Bの水酸基がアセチル化、パルミトイル
化、プロパノイル化、ピバロイル化、サクシニル化、フ
マリル化、アラニル化、ジメチルアミノメチルカルボニ
ル化された化合物など);化合物Bのカルボキシル基が
エステル化、アミド化された化合物[例、化合物Bのカ
ルボキシル基がエチルエステル化、フェニルエステル
化、カルボキシメチルエステル化、ジメチルアミノメチ
ルエステル化、ピバロイルオキシメチルエステル化、エ
トキシカルボニルオキシエチルエステル化、フタリジル
エステル化、(5−メチル−2−オキソ−1,3−ジオ
キソレン−4−イル)メチルエステル化、シクロヘキシ
ルオキシカルボニルエチルエステル化、メチルアミド化
された化合物など]などが挙げられる。これらの化合物
は自体公知の方法によって化合物Bから製造することが
できる。また、化合物Bのプロドラッグは、広川書店1
990年刊「医薬品の開発」第7巻分子設計163頁か
ら198頁に記載されているような、生理的条件で化合
物Bに変化するものであってもよい。
【0073】次に、化合物(Ia)、(Ib)、(I
c)および(Id)の製造法について述べる。化合物
(I)は、以下に示す(Ia)、(Ib)、(Ic)お
よび(Id)の製造法に準じて製造される。化合物(I
a)、(Ic)および(Id)は、例えば以下の[製造
法A]、[製造法B]の方法で、化合物(Ib)は、例
えば以下の[製造法C]によって製造される。[製造法
A]−[製造法C]において、アルキル化反応、加水分
解反応、アミノ化反応、エステル化反応、アミド化反
応、エステル化反応、エーテル化反応、酸化反応、還元
反応,還元的アミノ化反応などを行う場合、これらの反
応は、自体公知の方法にしたがって行われる。このよう
な方法としては、例えばオーガニック ファンクショナ
ル グループ プレパレーションズ(ORGANIC FUNCTION
AL GROUP PREPARATIONS)第2版、アカデミックプレス
社(ACADEMIC PRESS, INC.)1989年刊;コンプリヘン
シブ・オーガニック・トランスフォーメーション (Comp
rehensive Organic Transformations) VCH Publishers
Inc.,1989年刊等に記載の方法などが挙げられる。ま
た、以下に記載の製造法において、化合物(II)、(I
I')、(II")、(III)、(IV)、(V)、(V
I)、(VI')、(VI")、(VII)、(VIII)、
(IX)、(X)、(XI)、(XII)、(XIII)、
(XIV)、(XV)、(XVI)、(XVII)、(X
VIII)、(XIX)、(XX)、(XXI)はそれぞ
れ塩を形成していてもよい。「塩」は、例えば前記「化
合物Bが塩である場合」の「塩」を適用することができ
る。
【0074】[製造法A]化合物(II)、(II')また
は(II")と化合物(III)のカップリング反応により化
合物(Ia)、(Ic)または(Id)を製造する方
法。
【化107】 [式中、Z1は脱離基を、その他の各記号は前記と同意義
を示す。] Z1で示される「脱離基」としては、例えばハロゲン原
子(例えばクロル、ブロム、ヨード)、C1-6アルキル
スルホニルオキシ(例えば、メタンスルホニルオキシ、
エタンスルホニルオキシ、トリフルオロメタンスルホニ
ルオキシ)、C6- 10アリールスルホニルオキシ(例えば
ベンゼンスルホニルオキシ、p−トルエンスルホニルオ
キシ)などが用いられる。特にハロゲン原子(例えば、
クロル、ブロムなど)、メタンスルホニルオキシ等が好
ましい。本カップリング反応は、無溶媒あるいは適当な
溶媒、例えば炭化水素系溶媒、アルコール系溶媒、エー
テル系溶媒、ハロゲン化炭化水素系溶媒、芳香族系溶
媒、ニトリル系溶媒、アミド系溶媒、ケトン系溶媒、ス
ルホキシド系溶媒、カルボン酸系溶媒、水等に溶解また
は縣濁して行うことができる。これらは、二種以上を適
宜の割合で混合して用いてもよい。好ましくは、例えば
無溶媒、あるいはエタノール等のアルコール系溶媒、ト
ルエン等の芳香族系溶媒、ジメチルホルムアミド等のア
ミド系溶媒等が用いられる。
【0075】また、本カップリング反応は適当な塩基を
添加して行ってもよい。また、該塩基を溶媒として用い
ることもできる。「塩基」としては例えば、 1)例えば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水
素化物(例、水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素
化カリウム、水素化カルシウムなど)、アルカリ金属ま
たはアルカリ土類金属のアミド類(例、リチウムアミ
ド、ナトリウムアミド、リチウムジイソプロピルアミ
ド、リチウムジシクロヘキシルアミド、リチウムヘキサ
メチルジシラジド、ナトリウムヘキサメチルジシラジ
ド、カリウムヘキサメチルジシラジドなど)、アルカリ
金属またはアルカリ土類金属の低級アルコキシド(例、
ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシド、カリウ
ム tert−ブトキシドなど)などの強塩基; 2)例えば、アルカリ金属またはアルカリ土類金属の水
酸化物(例、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化リチウム、水酸化バリウムなど)、アルカリ金属また
はアルカリ土類金属の炭酸塩(例、炭酸ナトリウム、炭
酸カリウム、炭酸セシウムなど)、アルカリ金属または
アルカリ土類金属の炭酸水素塩(例、炭酸水素ナトリウ
ム、炭酸水素カリウムなど)などの無機塩基;および 3)例えば、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチル
アミン、N−メチルモルホリンなどのアミン類;例えば
DBU(1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデ
ス−7−エン)、DBN(1,5−ジアザビシクロ
〔4.3.0〕ノン−5−エン)などのアミジン類;例
えばピリジン、ジメチルアミノピリジン、イミダゾー
ル、2,6−ルチジンなどの塩基性複素環化合物などの
有機塩基などが挙げられる。「塩基」としては、例えば
炭酸カリウム等のアルカリ金属塩、トリエチルアミン、
ジイソプロピルエチルアミン等のアミン類等が好まし
い。
【0076】本カップリング反応の際、化合物(III)
の水素原子をあらかじめ金属原子、例えばリチウム、ナ
トリウム等のアルカリ金属等で置換しておいてもよい。
本カップリング反応は、-100℃ないし300℃で行うこと
ができるが、0℃ないし150℃が好ましい。反応時間は、
例えば1分ないし1日である。本カップリング反応は、
化合物(II)、(II')または(II")と化合物(III)
を任意の比率で行うことができ、さらにどちらかを溶媒
として用いることもできる。
【0077】化合物(III)は、それ自体公知あるいは
それに準じた方法により製造することができる。例え
ば、コンプリヘンシブ オーガニック トランスフォー
メーション(Comprehensive Organic Transformation) V
CH Publishers Inc.,1989年刊等に記載の方法、具体的
には、ジャーナル オブ ジ オーガニック ケミスト
リー(J. Org. Chem.) 24, 1106 (1959)、ブリティン
オブ ザ ケミカルソサイエティー オブ ジャパン
(Bull. Chem. Soc. Jpn.) 63, 1252 (1990)、シンセ
ティック コミュニケーションズ(Synth. Commun.) 14,
1099 (1984)、テトラヘドロン(Tetrahedron)49, 1807
(1993)、ジャーナル オブ ヘテロサイクリック ケミ
ストリー(J. Heterocyclic Chem.) 28, 1587(1991)、ジ
ャーナルオブ ジ オーガニック ケミストリー(J. O
rg. Chem.) 60, 7086 (1995)等に記載の方法あるいは
それに準じた方法によって製造することができる。
【0078】化合物(II)または(II')は、例えば以
下に示すようなフリーデル−クラフツ反応等の方法で製
造することができる。
【化108】 [式中、Z2は脱離基を、その他の各記号は前記と同意義
を示す。] Z2で示される「脱離基」としては、前記Z1と同様のも
のを適用できる。好ましくは、ハロゲン原子(例えば、
クロル、ブロムなど)あるいは水酸基である。本反応
は、好ましくは酸触媒を添加して反応を行うことができ
るが、酸触媒を添加せずに反応を行うこともできる。反
応に用いられる酸触媒としては、例えば硫酸、無水リン
酸、ポリリン酸等の鉱酸、塩化アルミニウム、四塩化ス
ズ、四塩化チタン、三フッ化ホウ素、トリエチルアルミ
ニウム、ジエチルアルミニウムクロリド、塩化亜鉛等の
ルイス酸等を用いることができる。好ましくは、ポリリ
ン酸、塩化アルミニウム、ジエチルアルミニウムクロリ
ド、塩化亜鉛等が挙げられる。酸触媒は、任意の当量を
用いることができるが、通常、化合物(IV)あるいは
化合物(V)に対して0.1当量ないし10当量である。ま
た、場合によっては酸触媒を溶媒として用いることもで
きる。本反応は、無溶媒あるいは適当な溶媒、例えば炭
化水素系溶媒、エーテル系溶媒、ハロゲン化炭化水素系
溶媒、ニトロ化炭化水素系溶媒、芳香族系溶媒、ニトリ
ル系溶媒、アミド系溶媒、ケトン系溶媒、スルホキシド
系溶媒、カルボン酸系溶媒等に溶解または縣濁して行う
ことができる。これらは、二種以上を適宜の割合で混合
して用いてもよい。好ましくは、例えば無溶媒、あるい
はジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン等のハロゲ
ン化炭化水素系溶媒、ニトロメタン等のニトロ化炭化水
素系溶媒、ニトロベンゼン等の芳香族系溶媒、二硫化炭
素等が用いられる。本反応は、-100℃ないし300℃で行
うことができるが、通常、0℃ないし150℃が好ましい。
反応時間は、例えば1分ないし3日である。本反応は、
化合物(IV)と化合物(V)を任意の比率で行うこと
ができ、さらにどちらかを溶媒として用いることもでき
る。
【0079】化合物(IV)は、それ自体公知あるいは
それに準じた方法により製造することができる。例えば
シンセシス(Synthesis)10, 862 (1984)、ジャーナル
オブザ ケミカル ソサイエティー(J. Chem. Soc.) 15
18 (1964)、シンセシス(Synthesis) 851 (1984)、特開
平9−124605等に記載の方法あるいはそれに準じた方法
によって製造することができる。化合物(V)は、それ
自体公知あるいはそれに準じた方法により製造すること
ができる。例えばオーガニック シンセシス(Org. Sy
n.) Coll. Vol.1, 12 (1941)、ヘルベチカ ヒミカ ア
クタ(Helv. Chem. Acta) 42, 1653 (1959) 等に記載の
方法あるいはそれに準じた方法によって製造することが
できる。化合物(II)または(II')は、上述したフリ
ーデル−クラフツ反応以外の方法でも製造できる。「フ
リーデル−クラフツ反応以外の方法」としては、例えば
テトラへドロン レターズ(Tetrahedron Lett.)27, 929
(1986)、ジャーナルオブ ジ アメリカン ケミカル
ソサイエティー(J. Am. Chem. Soc.) 70, 426(194
8)、シンレット(Synlett) 3, 225 (1996) 等に記載され
たアリールマグネシウム試薬を用いる方法、テトラヘド
ロン(Tetrahedron)46, 6061(1990) 等に記載の有機亜鉛
試薬を用いる方法等、有機金属試薬を用いる方法等が挙
げられる。また、例えば特開平3-95143等に記載の活性
メチレン誘導体からの合成法等を用いて製造することも
できる。
【0080】化合物(II'')は、例えば以下に示すよ
うに化合物(XII)に置換基Vを導入して化合物(X
III)とした後、化合物(XIII)と化合物(XI
V)とのカップリングを行い、さらに置換基Vを除去す
る方法等で製造することができる。
【化109】 [式中、置換基Vは電子吸引基を、Zは脱離基を、そ
の他の各記号は前記と同意義を示す。] 置換基Vで示される「電子吸引基」としては、例えばC
1-8アルコキシカルボニル基(例えば、メトキシカルボ
ニル、tert−ブトキシカルボニル基など)、C7-16
アラルキルオキシカルボニル基(例えば、ベンジルオキ
シカルボニル基など)、カルボキシル基、シアノ基等が
用いられる。好ましくはC1-4アルコキシカルボニル基
(例えば、メトキシカルボニル、tert−ブトキシカ
ルボニル基など)である。Zで示される「脱離基」と
しては、前記Z1と同様のものを適用できる。好ましく
は、ハロゲン原子(例えば、クロル、ブロムなど)、p
−トルエンスルホニルオキシ基あるいはメタンスルホニ
ルオキシ基である。「置換基Vの導入」反応は、無溶媒
あるいは適当な溶媒中で行うことができる。「溶媒」は
前記製造法Aで述べた「溶媒」と同様なものを用いるこ
とができるが、例えば無溶媒、あるいはテトラヒドロフ
ラン等のエーテル系溶媒、トルエン等の芳香族系溶媒、
ジメチルホルムアミド等のアミド系溶媒等が好ましい。
本「置換基Vの導入」反応における置換基Vの前駆体と
しては、例えば炭酸エステル(炭酸ジメチル等)、ハロ
炭酸エステル(クロロ炭酸メチル等)あるいは二酸化炭
素等が用いられる。また、本「置換基Vの導入」反応は
適当な塩基を添加して行ってもよい。また、該塩基を溶
媒として用いることもできる。「塩基」は前記製造法A
で述べた「塩基」と同様なものを用いることができる
が、例えば水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、リチ
ウムジイソプロピルアミド等が好ましい。本「置換基V
の導入」反応は、-100℃ないし300℃で行うことができ
るが、0℃ないし150℃が好ましい。反応時間は、例えば
1分ないし1日である。
【0081】化合物(XIII)と化合物(XIV)と
のカップリング反応は、無溶媒あるいは適当な溶媒中で
行うことができる。「溶媒」は前記製造法Aで述べた
「溶媒」と同様なものを用いることができるが、例えば
無溶媒、あるいはテトラヒドロフラン等のエーテル系溶
媒、トルエン等の芳香族系溶媒、ジメチルホルムアミド
等のアミド系溶媒等が好ましい。また、本「化合物(X
III)と化合物(XIV)とのカップリング」反応は
適当な塩基を添加して行ってもよい。また、該塩基を溶
媒として用いることもできる。「塩基」は前記製造法A
で述べた「塩基」と同様なものを用いることができる
が、例えば水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、リチ
ウムジイソプロピルアミド等が好ましい。本「化合物
(XIII)と化合物(XIV)とのカップリング」反
応は、-100℃ないし300℃で行うことができるが、0℃な
いし150℃が好ましい。反応時間は、例えば1分ないし
1日である。「置換基Vの除去」反応は、無溶媒あるい
は適当な溶媒中で行うことができる。「溶媒」は前記製
造法Aで述べた「溶媒」と同様なものを用いることがで
きるが、例えば無溶媒、あるいはジグライム等のエーテ
ル系溶媒、キシレン等の芳香族系溶媒、ジメチルスルホ
キシド等のスルホキシド系溶媒、水等が好ましい。ま
た、本「置換基Vの除去」反応は適当な酸や塩を添加し
て行ってもよい。また、該酸を溶媒として用いることも
できる。「酸」は、例えば塩酸、硫酸等の鉱酸やp−ト
ルエンスルホン酸等が好ましい。「塩」は、例えば塩化
ナトリウム等が用いられる。本「置換基Vの除去」反応
は、好ましくは加熱して行われる。好ましくは室温ない
し250℃である。反応時間は、例えば1分ないし1日で
ある。
【0082】化合物(XII)は、例えばジャーナル
オブ オーガニック ケミストリー(J. Org. Chem.) 3
6, 2480 (1971)に記載の方法に準じて製造することがで
きる。すなわち、例えば以下に示すように、化合物(X
VI)と化合物(XVII)のフリーデル−クラフツ反
応により化合物(XVIII)とし、還元反応によって
化合物(XIX)に導いた後、ハロゲン化によって化合
物(XX)とし、次いで分子内フリーデル−クラフツ反
応を行う方法等で製造することができる。また、化合物
(XIX)の分子内フリーデル−クラフツ反応によって
も製造することができる。また、例えばオーガニック
シンセシス(Org. Syn.) Coll. Vol.4, 898 (1963)に準
じた方法によっても製造することができる。すなわち、
例えば以下に示すように、化合物(XVI)と化合物
(XXI)のタンデム型分子内フリーデル−クラフツ反
応によって化合物(XII)を製造することができる。
【化110】 [式中、各記号は前記と同意義を示す。]
【0083】「化合物(XVI)と化合物(XVII)
のフリーデル−クラフツ反応」は、前記「化合物(I
V)と(X)のフリーデル−クラフツ反応」に準じた方
法で行うことができる。化合物(XVII)から化合物
(XIX)への「還元」反応は、例えばパラジウム触媒
を用いた接触還元、例えばオーガニック リアクション
ズ(Org. React.) 22, 401 (1975)に記載のクレメンゼン
還元、例えばオーガニックリアクションズ(Org. Reac
t.) 4, 378 (1948)に記載のヴォルフ−キシュナー還元
等を用いることができる。化合物(XIX)から化合物
(XX)への「ハロゲン化」反応は、例えば塩化チオニ
ル、オキザリルクロリド、塩素等ハロゲン化に用いられ
る試薬を用いて行われる。また、該ハロゲン化試薬を溶
媒として用いても良い。化合物(XIX)から化合物
(XII)への「分子内フリーデルクラフツ反応」は、
前記「化合物(IV)と(X)のフリーデル−クラフツ
反応」に準じた方法で行うことができるが、ルイス酸と
してポリリン酸が好ましい。化合物(XX)から化合物
(XII)への「分子内フリーデルクラフツ反応」は、
前記「化合物(IV)と(X)のフリーデル−クラフツ
反応」に準じた方法で行うことができる。化合物(XV
I)と化合物(XXI)との「タンデム型分子内フリー
デルクラフツ反応」による化合物(XII)の製造は、
前記「化合物(IV)と(X)のフリーデル−クラフツ
反応」に準じた方法で行うことができる。
【0084】[製造法B]化合物(VI)または(V
I')と化合物(VII)のカップリング反応により化合
物(Ia)、(Ic)または(Id)を製造する方法。
【化111】 [式中、各記号は前記と同意義を示す。] 本カップリング反応は、無溶媒あるいは適当な溶媒中で
行うことができる。「溶媒」は前記製造法Aで述べた
「溶媒」と同様なものを用いることができるが、例えば
無溶媒、あるいはエタノール等のアルコール系溶媒、ト
ルエン等の芳香族系溶媒、ジメチルホルムアミド等のア
ミド系溶媒等が好ましい。また、本カップリング反応は
適当な塩基を添加して行ってもよい。また、該塩基を溶
媒として用いることもできる。「塩基」は前記製造法A
で述べた「塩基」と同様なものを用いることができる。
本カップリング反応の際、化合物(VI)または(V
I')の水素原子をあらかじめ金属原子、例えばリチウ
ム、ナトリウム等のアルカリ金属等で置換しておいても
よい。本カップリング反応は、-100℃ないし300℃で行
うことができるが、0℃ないし150℃が好ましい。反応時
間は、例えば1分ないし1日である。本カップリング反
応は、化合物(VI)または(VI')と化合物(VI
I)を任意の比率で行うことができ、さらにどちらかを
溶媒として用いることもできる。
【0085】化合物(VII)は、それ自体公知あるいは
それに準じた方法により製造することができる。化合物
(VI)、(VI')または(VI")は、例えば以下に
示すように前記化合物(II)または(II')と化合物
(VIII)とのカップリング反応によって製造すること
ができる。
【化112】 [式中、各記号は前記と同意義を示す。] 本カップリング反応は、無溶媒あるいは適当な溶媒中で
行うことができる。「溶媒」は前記製造法Aで述べた
「溶媒」と同様なものを用いることができるが、例えば
無溶媒、あるいはエタノール等のアルコール系溶媒、ト
ルエン等の芳香族系溶媒、ジメチルホルムアミド等のア
ミド系溶媒等が好ましい。また、本カップリング反応は
適当な塩基を添加して行ってもよい。また、該塩基を溶
媒として用いることもできる。「塩基」は前記製造法A
で述べた「塩基」と同様なものを用いることができる。
本カップリング反応の際、化合物(VIII)の水素原子
をあらかじめ金属原子、例えばリチウム、ナトリウム等
のアルカリ金属等で置換しておいてもよい。本カップリ
ング反応は、-100℃ないし300℃で行うことができる
が、0℃ないし150℃が好ましい。反応時間は、例えば1
分ないし1日である。本カップリング反応は、化合物
(II)または(II')と化合物(VIII)を任意の比率で
行うことができ、さらにどちらかを溶媒として用いるこ
ともできる。
【0086】化合物(VIII)は、それ自体公知あるい
はそれに準じた方法により製造することができる。例え
ば、コンプリヘンシブ オーガニック トランスフォー
メーション(Comprehensive Organic Transformation)
VCH Publishers Inc.,1989年刊等に記載の方法、具体
的にはオーガニック リアクションズ(Org. Rxs.) 14,
52 (1965)、シンセシス(Synthesis) 30 (1972) 等に記
載の還元的アミノ化反応、オーガニック リアクション
ズ(Org. Rxs.) 6, 469 (1951)、ケミカル アンド フ
ァーマシューティカル ブレティン(Chem. Pharm. Bul
l.)32, 873(1984) 等に記載のニトリルの還元反応、ジ
ャーナル オブ メディシナル ケミストリー(J. Med.
Chem.) 12, 658 (1969)、ジャーナル オブ ジ アメ
リカンケミカル ソサイエティー(J. Am. Chem. So
c.) 73,5865 (1951) 等に記載のアジドの還元反応、
オーガニック シンセシス(Org. Syn.) Coll. Vol. 2,8
3 (1943)、ジャーナル オブ ジ アメリカン ケミカ
ル ソサイエティー(J. Am.Chem. Soc.) 72,2786 (1
950) 等に記載のガブリエル合成法等によって製造する
ことができる。
【0087】[製造法C]化合物(IX)と化合物(V
II)のカップリング反応により(Ib)を製造する方
法。
【化113】 [式中、各記号は前記と同意義を示す。] 本カップリング反応は前記製造法Aに準じて行うことが
できる。具体的には、本反応は無溶媒あるいは適当な溶
媒中で行うことができる。「溶媒」は前記製造法Aで述
べた「溶媒」と同様なものを用いることができるが、例
えば無溶媒、あるいはエタノール等のアルコール系溶
媒、トルエン等の芳香族系溶媒、アセトニトリル等のニ
トリル系溶媒、ジメチルホルムアミド等のアミド系溶媒
等が好ましい。また、本カップリング反応は適当な塩基
を添加して行ってもよい。また、該塩基を溶媒として用
いることもできる。「塩基」は前記製造法Aで述べた
「塩基」と同様なものを用いることができるが、炭酸カ
リウム、トリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミ
ン等が好ましい。本カップリング反応の際、化合物(I
X)の水素原子をあらかじめ金属原子、例えばリチウ
ム、ナトリウム等のアルカリ金属等で置換しておいても
よい。本カップリング反応は、-100℃ないし300℃で行
うことができるが、0℃ないし150℃が好ましい。反応時
間は、例えば1分ないし1日である。本カップリング反
応は、化合物(IX)と化合物(VII)を任意の比率で
行うことができ、さらにどちらかを溶媒として用いるこ
ともできる。
【0088】化合物(IX)は、例えば以下に示すよう
に、化合物(IV)と(X)のフリーデル−クラフツ反
応により得られた化合物(XI)を、次いで脱保護反応
に付す等の方法で製造することができる。
【化114】 [式中、Wはアミンの保護基を、その他の各記号は前記
と同意義を示す。] アミンの保護基Wは、例えばプロテクティブ グループ
ス イン オーガニック シンセシス(Protective Grou
ps in Organic Synthesis), Third Edition, Wiley-Int
erscience (1999) に記載の保護基等を用いることがで
きる。具体的には、例えば、ホルミル、置換基を有して
いてもよいC1-6アルキル−カルボニル(例えば、アセ
チル、エチルカルボニル、トリフルオロアセチル、クロ
ロアセチルなど)、ベンゾイル、C1-6アルキル−オキ
シカルボニル(例えば、メトキシカルボニル、エトキシ
カルボニル、t−ブトキシカルボニルなど)、フェニル
オキシカルボニル(例えば、フェノキシカルボニルな
ど)、C7-15アラルキルオキシ−カルボニル(例えば、
ベンジルオキシカルボニル、フルオレニルオキシカルボ
ニルなど)などのアシル基、あるいはトリチル、フタロ
イルなどの炭化水素基などが挙げられ、中でもアセチ
ル、トリフルオロアセチル、ベンジルオキシカルボニル
等が好ましい。Z2は、好ましくは、ハロゲン原子(例
えば、クロル、ブロムなど)あるいは水酸基等である。
【0089】化合物(IV)と(X)のフリーデル−ク
ラフツ反応は、好ましくは酸触媒を添加して行うことが
できるが、酸触媒を添加せずに反応を行うこともでき
る。反応に用いられる酸触媒としては、前記化合物(I
I)の製造に用いた酸触媒と同様のものが用いられる
が、好ましくは、ポリリン酸、塩化アルミニウム、ジエ
チルアルミニウムクロリド、塩化亜鉛等が挙げられる。
酸触媒は、任意の当量を用いることができるが、通常、
化合物(IV)あるいは化合物(X)に対して0.1当量
ないし10当量である。また、場合によっては酸触媒を溶
媒として用いることもできる。溶媒は、前記化合物(I
I)の製造で用いた溶媒と同様のものを適用できるが、
好ましくは、例えば無溶媒、あるいはジクロロメタン、
1,2−ジクロロエタン等のハロゲン化炭化水素系溶
媒、ニトロメタン等のニトロ化炭化水素系溶媒、ニトロ
ベンゼン等の芳香族系溶媒、二硫化炭素等が挙げられ
る。本反応は、-100℃ないし300℃で行うことができる
が、通常、0℃ないし150℃が好ましい。反応時間は、例
えば1分ないし3日である。化合物(XI)の脱保護
は、例えば前記プロテクティブ・グループス・イン・オ
ーガニック・シンセシス(Protective Groups in Organi
c Synthesis), ThirdEdition, Wiley-Interscience (19
99) に記載の方法等に準じて行うことができる。具体的
には、酸処理、アルカリ加水分解、接触還元反応等によ
って実施される。化合物(X)は、それ自体公知あるい
はそれに準じた方法により製造することができる。例え
ば、特開平5−140149、ケミカル ファルマシュ
ーティカル ブリティン (Chem. Pharm. Bull.), 34, 3
747 (1986)、ケミカル ファルマシューティカル ブリ
ティン (Chem. Pharm. Bull.), 41, 529 (1993)、EP-A-
0,378,207等に記載の方法あるいはそれに準じた方法に
よって製造することができる。
【0090】上記[製造法A]−[製造法C]で製造し
た化合物(Ia)〜(Id)が1級および2級アミンの
場合、必要に応じて他の誘導体に導いた後、単離精製す
ることもできる。「他の誘導体」として好ましくは、該
1級および2級アミンに一般的なアミン保護基で保護し
た化合物等が挙げられる。「一般的なアミン保護基」
は、例えばプロテクティブ・グループス・イン・オーガ
ニック・シンセシス(Protective Groups in Organic Sy
nthesis), Third Edition, Wiley-Interscience(1999)
に記載の保護基等を挙げることができる。具体的には、
例えば、ホルミル、置換基を有していてもよいC1-6
ルキル−カルボニル(例えば、アセチル、エチルカルボ
ニルなど)、ベンゾイル、C1-6アルキル−オキシカル
ボニル(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボ
ニル、t−ブトキシカルボニルなど)、フェニルオキシ
カルボニル(例えば、フェノキシカルボニルなど)、C
7- 15アラルキルオキシ−カルボニル(例えば、ベンジル
オキシカルボニル、フルオレニルオキシカルボニルな
ど)などのアシル基、あるいはトリチル、フタロイルな
どの炭化水素基などがあり、好ましくは、アセチル基、
ベンゾイル基、t−ブトキシカルボニル基、ベンジルオ
キシカルボニル基、ベンジル基等が用いられる。精製し
た「他の誘導体」はそれぞれに適した脱保護反応によっ
て元の1級および2級アミンあるいはその塩に導くこと
ができる。「脱保護反応」は、例えば前記プロテクティ
ブ・グループス・イン・オーガニック・シンセシス(Pro
tectiveGroups in Organic Synthesis), Third Editio
n, Wiley-Interscience (1999)に記載の方法等に準じて
行うことができる。具体的には、酸処理、アルカリ加水
分解、接触還元反応等によって実施される。「1級およ
び2級アミンあるいはその塩」の「塩」は、例えば前記
「化合物Bが塩である場合」の「塩」を適用することが
できる。
【0091】また、化合物(Ia)〜(Id)は、前述
した以外の製造法によっても製造することができる。例
えば、ジャーナル オブ ジ アメリカン ケミカル
ソサイエティー(J. Am. Chem. Soc.) 2897 (1971)、シ
ンセシス(Synthesis) 135 (1975)、テトラへドロン レ
ターズ(Tetrahedron Lett.) 5595 (1990)等に記載の還
元的アミノ化反応、シンセティック コミュニケーショ
ンズ(Synth. Commun.) 177 (1973)、テトラへドロン
レターズ(TetrahedronLett.) 4661 (1990)等に記載のエ
ポキシドに対するアミンの付加反応、オーガニック リ
アクションズ(Org. Rxs.) 79 (1949)、オーガニック
シンセシス(Org. Syn.) Coll. Vol. 1, 196(1941) 等に
記載の共役2重結合に対するアミンのマイケル付加反
応、シンセシス(Synthesis) 752(1978)、オーガニック
リアクションズ(Org. Rxs.) 303 (1942)等に記載のア
ミドの還元反応、オーガニック リアクションズ(Org.
Rxs.) 469 (1941)、アンゲバンテ ヘミー(Angew. Che
m.) 265 (1956)等に記載のマンニッヒ反応等によっても
製造することができる。
【0092】本発明で用いられる化合物Aおよび化合物
Bは、毒性も少なく、優れた尿流率および排尿効率の改
善作用を示すと共に、排尿圧および血圧には影響を与え
ないことから、ヒト等の哺乳動物の排尿障害の予防・治
療剤として使用することができる。例えば、以下の1)
から7)等に起因する排尿障害、特に排尿困難の予防・
治療剤として使用することができる。1)前立腺肥大
症、2)膀胱頸部閉鎖症、3)神経因性膀胱、4)糖尿
病、5)手術、6)低緊張性膀胱、および7)シェーグ
レン症候群(ドライアイ、ドライマウス、膣乾燥等)。
より具体的には、前立腺肥大症による低緊張膀胱、糖尿
病による低緊張膀胱、糖尿病性神経障害による低緊張膀
胱、特発性低緊張膀胱(加齢によるものを含む)、多発
性硬化症による低緊張膀胱、パーキンソン病による低緊
張膀胱、脊髄損傷による低緊張膀胱、手術後の低緊張膀
胱、脳梗塞による低緊張膀胱、糖尿病による神経因性膀
胱、糖尿病性神経障害による神経因性膀胱、多発性硬化
症による神経因性膀胱、パーキンソン病による神経因性
膀胱、脊髄損傷による神経因性膀胱、脳梗塞による神経
因性膀胱などによる排尿困難の予防・治療剤として用い
ることができる。さらに、化合物Aおよび化合物Bは、
過活動膀胱による切迫尿意、頻尿、過活動膀胱を伴った
低緊張性膀胱、尿失禁等の蓄尿障害の予防・治療剤とし
ても用いることができる。また、化合物Aおよび化合物
Bは緑内障の予防・治療薬としても用いることができ
る。
【0093】本発明は、αアゴニストを負荷した動物モ
デルを用いることを特徴とするプレッシャー フロー
スタディによる排尿障害予防治療作用を有する化合物ま
たはその塩のスクリーニング方法も提供する。本発明の
スクリーニング方法は、αアゴニストを負荷した動物モ
デルに被験物質を投与した場合と投与しない場合におい
て、その被験物質の当該動物モデルの膀胱の排尿機能
(最大尿流率、膀胱内圧、排尿効率等)への影響を、プ
レッシャーフロー スタディーによって測定することに
より実施することができる。本発明のスクリーニング方
法で用いる「動物モデル」としては、ウサギ、モルモッ
ト、ハムスター、ラット、マウス、スナネズミ、イヌ、
サルなどの非ヒト哺乳動物が挙げられ、とりわけモルモ
ット(Hartley系雄モルモットなど)が好ましい。本発
明で用いる動物モデルの週齢、体重、分娩の有無等につ
いては、目的とするスクリーニングに適用可能である限
り、特に制限はないが、これらの条件を適宜変更させて
もよい。αアゴニスト(好ましくはフェニレフリン)を
負荷した動物モデルは、既知の方法、例えば、上記の非
特許文献3〜5に記載の方法に従って作製することがで
きる。被験物質としては、公知の合成化合物、ペプチ
ド、蛋白質などの他に、例えば温血哺乳動物(例えば、
マウス、ラット、ブタ、ウシ、ヒツジ、サル、ヒトな
ど)の組織抽出物、細胞培養上清などが用いられる。本
発明のスクリーニング方法における排尿機能(最大尿流
率、膀胱内圧、排尿効率等)の測定は、既知の方法、例
えば、非特許文献6〜9に記載の方法に従って行うこと
ができる。
【0094】本発明におけるスクリーニング方法は、排
尿障害、特に前立腺肥大症に伴う排尿障害の予防・治療
作用を有する化合物、アセチルコリンエステラーゼ阻害
作用とα1拮抗作用とを併有する化合物のスクリーニン
グに有用かつ効率的に適用することが可能である。例え
ば、約0.001〜約1000mg/kg(好ましく
は、約0.01〜約100mg/kg)の被験物質を、
本発明のスクリーニング方法においてαアゴニストを負
荷した動物モデルに投与し、尿流率、膀胱内圧、排尿効
率等に対する効果を指標に、その被験物質の治療効果を
調べることにより排尿障害予防・治療剤の評価を行うこ
とができる。
【0095】また、本発明で用いる動物モデルは、正常
な動物(病態を示さない動物)を用いてもよいが、例え
ば、排尿障害、前立腺肥大症、低緊張性膀胱、過活動膀
胱、頻尿、尿失禁、糖尿病性神経症、高血圧、糖尿病、
肥満、高脂血症、動脈硬化症、胃潰瘍、喘息、慢性閉鎖
性呼吸器疾患、子宮がん、脳血管障害、脳損傷、脊髄損
傷などの病態を示す動物(例えば、肥満ラット(Wistar
Fatty ラット)など)を用いて、前記した膀胱の排尿
機能を測定してもよい。このような病態を示す動物に前
記した膀胱の排尿機能を測定する場合、かかる合併症の
予防・治療用医薬物質のスクリーニングに有効に適用す
ることも可能であるが、例えば、前記病態(例、胃潰瘍
などの消化器系疾患など)のみに有効であり、排尿機能
には影響を及ぼさない医薬物質をスクリーニングするこ
とにも適用でき、あるいは、排尿機能に影響を与えない
被験物質を選定すべき医薬物質から除外することを目的
とするスクリーニングにも適用できる。このスクリーニ
ング方法を用いることにより、被験物質を投与しない場
合に比べて、投与した場合の尿流率が約20%以上改善
され、排尿効率が約10%以上改善した場合、当該被験
物質は排尿機能の改善効果を有する化合物またはその塩
(以下、化合物Cとする。)と判断できる。
【0096】化合物A、BまたはCは、自体公知の手段
に従って製剤化することができ、化合物そのまま、ある
いは薬理学的に許容される担体を、製剤化工程におい
て、適宜、適量混合することにより医薬、例えば錠剤
(糖衣錠、フィルムコーティング錠を含む)、散剤、顆
粒剤、カプセル剤(ソフトカプセルを含む)、液剤、注
射剤、座剤、徐放剤等として、経口的又は非経口的
(例、局所、直腸、静脈投与等)に安全に投与すること
ができる。本発明の医薬、排尿障害予防治療剤の製造に
用いられる薬理学的に許容される担体としては、製剤素
材として慣用される各種有機又は無機担体物質が挙げら
れ、例えば固形製剤における賦形剤、滑沢剤、結合剤、
崩壊剤;液状製剤における溶剤、溶解補助剤、懸濁化
剤、等張化剤、緩衝剤、無痛化剤等が挙げられる。ま
た、必要に応じて、防腐剤、抗酸化剤、着色剤、甘味
剤、吸着剤、湿潤剤等の添加物を用いることもできる。
【0097】賦形剤としては、例えば乳糖、白糖、D−
マンニトール、デンプン、コーンスターチ、結晶セルロ
ース、軽質無水ケイ酸等が挙げられる。滑沢剤として
は、例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カ
ルシウム、タルク、コロイドシリカ等が挙げられる。結
合剤としては、例えば結晶セルロース、白糖、D−マン
ニトール、デキストリン、ヒドロキシプロピルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニル
ピロリドン、デンプン、ショ糖、ゼラチン、メチルセル
ロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム等が挙
げられる。崩壊剤としては、例えばデンプン、カルボキ
シメチルセルロース、カルボキシメチルセルロースカル
シウム、カルボキシメチルスターチナトリウム、L−ヒ
ドロキシプロピルセルロース等が挙げられる。溶剤とし
ては、例えば注射用水、アルコール、プロピレングリコ
ール、マクロゴール、ゴマ油、トウモロコシ油等が挙げ
られる。溶解補助剤としては、例えばポリエチレングリ
コール、プロピレングリコール、D−マンニトール、安
息香酸ベンジル、エタノール、トリスアミノメタン、コ
レステロール、トリエタノールアミン、炭酸ナトリウ
ム、クエン酸ナトリウム等が挙げられる。懸濁化剤とし
ては、例えばステアリルトリエタノールアミン、ラウリ
ル硫酸ナトリウム、ラウリルアミノプロピオン酸、レシ
チン、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、モ
ノステアリン酸グリセリン等の界面活性剤;例えばポリ
ビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシ
メチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ヒド
ロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース等の親水性高分子等
が挙げられる。等張化剤としては、例えばブドウ糖、D
−ソルビトール、塩化ナトリウム、グリセリン、D−マ
ンニトール等が挙げられる。緩衝剤としては、例えばリ
ン酸塩、酢酸塩、炭酸塩、クエン酸塩等の緩衝液等が挙
げられる。無痛化剤としては、例えばベンジルアルコー
ル等が挙げられる。防腐剤としては、例えばパラオキシ
安息香酸エステル類、クロロブタノール、ベンジルアル
コール、フェネチルアルコール、デヒドロ酢酸、ソルビ
ン酸等が挙げられる。抗酸化剤としては、例えば亜硫酸
塩、アスコルビン酸等が挙げられる。
【0098】本発明の医薬、排尿障害予防治療剤で用い
られる化合物A、BまたはCの含有量は、剤全体の約
0.1〜約100重量%である。本発明の医薬、排尿障
害予防治療剤の投与量は、投与対象、投与ルート、疾患
等により異なるが、例えば、排尿困難治療剤として、成
人(体重約60kg)に対して、経口剤として、1回当
たり有効成分として約0.005〜1000mg、好ま
しくは約0.05〜500mg、さらに好ましくは約
0.5〜200mgであり、1日1回の投与でもよい
し、数回に分けて投与することもできる。
【0099】化合物A、BまたはCと、排尿障害(例え
ば、排尿困難等)を引き起こす疾患を治療する薬剤もし
くは他の疾患治療のために投与されるがそれ自体が排尿
障害(例えば、排尿困難等)を惹起する薬剤とを組み合
わせて用いることができる。「排尿障害を引き起こす疾
患を治療する薬剤」としては、前立腺肥大症の治療薬、
前立腺癌の治療薬、慢性膀胱炎の治療薬、便秘の治療
薬、大腸癌の治療薬、子宮癌の治療薬、糖尿病の治療
薬、脳血管障害の治療薬、脊髄損傷の治療薬、脊髄腫瘍
の治療薬、多発性硬化症の治療薬、アルツハイマー病を
含む痴呆症の治療薬、パーキンソン病の治療薬、進行性
核上性麻痺の治療薬、ギラン−バレ症候群の治療薬、急
性汎自律神経異常症の治療薬、オリーブ橋小脳萎縮症の
治療薬、頸椎症の治療薬などが挙げられる。前立腺肥大
症の治療薬としては、例えば、Allylestrenol、Chlorma
dinone acetate、Gestonorone caproate、Nomegestro
l、Mepartricin、Finasteride、PA-109、THE-320などが
挙げられる。また、前立腺肥大に伴う排尿障害の治療薬
として、YM-31758、YM-32906、KF-20405、MK-0434、フ
ィナステリド、CS-891などのα-リダクターゼ阻害薬な
どが挙げられる。前立腺癌の治療薬としては、例えば、
Ifosfamide、Estramustine phosphate sodium、Cyprote
rone、Chlormadinoneacetate、Flutamide、Cisplatin、
Lonidamine、Peplomycin、Leuprorelin、Finasteride、
Triptorelin-DDS、Buserelin、Goserelin-DDS、Fenreti
nide、Bicalutamide、Vinorelbine、Nilutamide、Leupr
olide-DDS、Deslorelin、Cetrorelix、Ranpirnase、Leu
prorelin-DDS、Satraplatin、Prinomastat、Exisulin
d、Buserelin-DDS、Abarelix-DDSなどが挙げられる。慢
性膀胱炎の治療薬としては、例えば、Flavoxate hydroc
hlorideなどが挙げられる。便秘の治療薬としては、例
えば、Sennoside A・B、Phenovalinなどが上げられる。
大腸癌の治療薬としては、例えば、Chromomycin A3、Fl
uorouracil、Tegafur、Krestinなどが挙げられる。子宮
癌の治療薬としては、例えば、Chromomycin A3、Fluoro
uracil、Bleomycin hydrochloride、Medroxyprogestero
neacetateなどが挙げられる。
【0100】糖尿病の治療薬としては、例えばインスリ
ン抵抗性改善薬、インスリン分泌促進薬、ビグアナイド
剤、インスリン、α―グルコシダーゼ阻害薬、β3アド
レナリン受容体作動薬などが挙げられる。インスリン抵
抗性改善薬としては、例えばピオグリタゾンまたはその
塩(好ましくは塩酸塩)、トログリタゾン、ロシグリタ
ゾンまたはその塩(好ましくはマレイン酸塩)、JTT
−501、GI−262570、MCC−555、YM
−440、DRF−2593、BM−13−1258、
KRP−297、CS−011などが挙げられる。イン
スリン分泌促進薬としては、例えばスルフォニル尿素剤
が挙げられる。該スルフォニル尿素剤の具体例として
は、例えばトルブタミド、クロルプロパミド、トラザミ
ド、アセトヘキサミド、 グリクロピラミドおよびその
アンモニウム塩、グリベンクラミド、グリクラジド、グ
リメピリドなどが挙げられる。上記以外にも、インスリ
ン分泌促進剤としては、例えばレパグリニド、ナテグリ
ニド、KAD−1229、JTT−608などが挙げら
れる。ビグアナイド剤としては、例えばメトホルミン、
ブホルミンなどが挙げられる。インスリンとしては、例
えばウシ,ブタの膵臓から抽出された動物インスリン;
ブタの膵臓から抽出されたインスリンから酵素的に合成
された半合成ヒトインスリン;大腸菌,イーストを用い
遺伝子工学的に合成したヒトインスリンなどが挙げられ
る。インスリンとしては、0.45から0.9(w/
w)%の亜鉛を含むインスリン亜鉛;塩化亜鉛,硫酸プ
ロタミンおよびインスリンから製造されるプロタミンイ
ンスリン亜鉛なども用いられる。さらに、インスリン
は、そのフラグメントあるいは誘導体(例、INS-1な
ど)であってもよい。α―グルコシダーゼ阻害薬として
は、例えばアカルボース、ボグリボース、ミグリトー
ル、エミグリテートなどが挙げられる。β3アドレナリ
ン受容体作動薬としては、例えばAJ−9677、BM
S−196085、SB−226552、SR−586
11−A、CP−114271、L−755507など
が挙げられる。上記以外にも、糖尿病治療薬としては、
例えばエルゴセット、プラムリンタイド、レプチン、BA
Y-27-9955などが挙げられる。などが挙げられる。
【0101】脳血管障害の治療薬としては、例えば、Ni
caraven、Bencyclane fumarate、 Eurnamonine、Flunar
izine、Nilvadipine、Ibudilast、Argatroban、Nizofen
one、 Naftidrofuryl、Nicergoline、Nimodipine、Papa
veroline、Alteplase、Viquidilhydrochloride、Moxisy
lyte、Pentoxifylline、Dihydroergotoxine mesylate、
Lemildipine、Cyclandelate、Xanthinolnicotinate、Fe
barbamate、Cinnarizine、Memantine、Ifenprodil、Mec
lofenoxatehydrochloride、Ebselen、Clopidogrel、Neb
racetam、Edaravone、Clinprost-DDS、Vatanidipine、A
ncrod、Dipyridamoleなどが挙げられる。脊髄損傷の治
療薬としては、例えば、Methylprednisolone、Dural gr
aft matrixなどが挙げられる。脊髄腫瘍の治療薬として
は、例えば、Nimustine hydrochlorideなどが挙げられ
る。多発性硬化症の治療薬としては、例えば、Interfer
on-β-1bなどが挙げられる。
【0102】アルツハイマー病を含む痴呆症の治療薬と
しては、例えば、Aniracetam、Arginine pyroglutamat
e、Nefiracetam、Nimodipine、Piracetam、Propentfyll
ine、Vinpocetine、Indeloxazine、VitaminE、Cinepazi
de、 Memantine、Lisuride hydrogen malate、 Pramira
cetam、Zuclopenthixol、Protirelin、EGB-761、Acetyl
-L-carnitine、Phosphatidylserine、Nebracetam、Talt
ireline、Cholinealphoscerate、Ipidacrine、Talsacli
dine、Cerebrolysin、Rofecoxib、ST-618、T-588、Tacr
ine、Physostigmine-DDS、HuperzineA、Donepezil、Riv
astigmine、Metrifonate、TAK-147などが挙げられる。
パーキンソン病の治療薬としては、例えば、Talipexol
e、Amantadine、Pergolide、Bromocriptine、Selegilin
e、Mazaticolhydrochloride、Memantine、Lisuride hyd
rogen malate、Trihexyphenidyl、Piroheptinhydrochlo
ride、Terguride、Ropinirole、Ganglioside-GM1、Drox
idopa、Riluzole、Gabergoline、Entacapone、Rasagili
ne、Pramipexole、L-dopa-methylester、Tolcapone、Re
macemide,Dihydroergocryptine, Carbidopa, Selegilin
e-DDS, Apomorphine、Apomorphine-DDS、Etilevodopa、
Levodopaなどが挙げられる。進行性核上性麻痺の治療薬
としては、例えば、L-ドーパ(L-dopa)、カルビドパ
(carbidopa)、ブロモクリプチン(bromocriptine)、
ペルゴリド(pergolide)、リスリド(lisuride)、ア
ミトリプチリン(amitriptyline)などが挙げられる。
ギラン−バレ症候群の治療薬としては、例えば、ステロ
イド剤やプロチレリン(protireline)などのTRH製剤な
どが挙げられる。急性汎自律神経異常症の治療薬として
は、例えば、ステロイド剤、ドロキシドパ(L-threo-DO
PS)、ジヒドロエルゴタミン(dihydroergotamine)、
アメジニウム(amezinium)などが挙げられる。オリー
ブ橋小脳萎縮症の治療薬としては、例えば、TRH製剤、
ステロイド剤あるいはミドドリン(midodrine)、アメ
ジニウム(amezinium)などが挙げられる。頸椎症の治
療薬としては、例えば、消炎鎮静薬などが挙げられる。
【0103】「他の疾患治療のために投与されるがそれ
自体が排尿障害を惹起する薬剤」としては、例えば、鎮
痛薬(モルヒネ、塩酸トラマドールなど)、中枢性骨格
筋弛緩薬(バクロフェンなど)、ブチロフェノン系抗精
神病薬(ハロペリドールなど)、頻尿・尿失禁治療薬
(塩酸オキシブチニン、塩酸プロピベリン、トルテロジ
ン、ダリフェナシン、YM-905/YM-537、テミベリン(NS-2
1)、KRP-197、トロスピウムなどのムスカリン拮抗薬;
塩酸フラボキサートなどの平滑筋弛緩薬;NC-1800など
の筋弛緩薬;クレンブトールなどのBeta2アゴニスト;Z
D-0947、NS-8、KW-7158、WAY-151616などのカリウムチ
ャンネル開口薬;ONO-8711などのPGE2 アンタゴニス
ト;レジニフェラトキシン、カプサイシンなどのバニロ
イド受容体アゴニスト;TAK-637、SR-48968(saredutan
t)、SB-223412 (talnerant) などのタキキニン拮抗薬;
デルタオピオイドアゴニストなど)、鎮痙薬(臭化ブチ
ルスコポラミン、臭化ブトロピウム、臭化チキジウム、
臭化チメピジウム、臭化プロパンテリンなど)、消化管
潰瘍治療薬(コランチル、メサフィリン、シメチジンな
ど)、パーキンソン病治療薬(塩酸トリヘキシフェニジ
ル、ビペリデン、塩酸マザチコール、レボドパなど)、
抗ヒスタミン薬(ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロ
ルフェニラミン、塩酸ホモクロルシクリジンなど)、三
環系抗うつ薬(塩酸イミプラミン、塩酸アミトリプチリ
ン、塩酸クロミプラミン、アモキサピン、塩酸デシプラ
ミンなど)、フェノチアジン系抗精神病薬(クロルプロ
マジン、プロペリシアジン、レボメプロマジン、チオリ
ダジンなど)、ベンゾジアゼピン系精神安定薬・睡眠鎮
静薬(ジアゼパム、クロルジアゼポキシド、クロチアゼ
パム、エスタゾラムなど)、抗不整脈薬(ジソピラミド
など)、血管拡張薬(塩酸ヒドララジンなど)、脳末梢
循環改善薬(ペントキシフィリンなど)、気管支拡張薬
(テオフィリン、塩酸エフェドリン、塩酸メチルエフェ
ドリンなど)、β-アドレナリン遮断薬(塩酸プロプラ
ノロールなど)、感冒薬(ダンリッチなど)、末梢性骨
格筋弛緩薬(ダントロレンナトリウムなど)、抗結核薬
(イソニアジドなど)などが挙げられる。
【0104】化合物A、BまたはCと前記した併用用薬
物を組み合わせて用いる場合には、個々の薬物の最少推
奨臨床投与量を基準とし、投与対象、投与対象の年齢お
よび体重、症状、投与時間、投与方法、剤型、薬物の組
み合わせなどにより、適宜選択することができる。ある
特定の患者の投与量は、年令、体重、一般的健康状態、
性別、食事、投与時間、投与方法、排泄速度、薬物の組
み合わせ、患者のその時に治療を行っている病状の程度
に応じ、それらあるいはその他の要因を考慮して決めら
れる。典型的には、化合物A、BまたはCと、各種疾患
治療薬から選ばれる少なくとも一種の化合物またはその
塩との組み合わせに関する個々の一日投与量は、それら
が単独で投与される場合の実態に関して最少推奨臨床投
与量の約1/50以上最大推奨レベル以下の範囲であ
る。
【0105】
【発明の実施の形態】本発明は、さらに以下の実施例、
製剤例、実験例によって詳しく説明されるが、これらは
本発明を限定するものではなく、また本発明の範囲を逸
脱しない範囲で変化させてもよい。以下の参考例、実施
例中の「室温」は0ないし30℃を示す。「%」は特記
しない限り重量パーセントを意味する。本文中で用いら
れているその他の略号は下記の意味を示す。 s:シングレット(singlet) d:ダブレット(doublet) t:トリプレット(triplet) q:クァルテット(quartet) m:マルチプレット(multiplet) br:ブロード(broad) J:カップリング定数(coupling const
ant) Hz:ヘルツ(Hertz) CDCl3:重クロロホルム DMSO−d6:重ジメチルスルホキシド1 H NMR:プロトン核磁気共鳴(通常フリー体をCD
Cl3中で、塩酸塩をDMSO−d6中で測定した。) IR:赤外吸収スペクトル MS:質量スペクトル(通常電子衝撃イオン化法を用い
て測定した。)
【0106】本明細書および図面において、塩基やアミ
ノ酸などを略号で表示する場合、IUPAC−IUB
Commision on Biochemical N
omenclatureによる略号あるいは当該分野に
おける慣用略号に基づくものであり、その例を下記す
る。またアミノ酸に関し光学異性体があり得る場合は、
特に明示しなければL体を示すものとする。 DNA:デオキシリボ核酸 cDNA:相補的デオキシリボ核酸 A:アデニン T:チミン G:グアニン C:シトシン ATP:アデノシン三リン酸 EDTA:エチレンジアミン四酢酸
【0107】
【実施例】参考例1 8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-
ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン
【化115】 1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4
-オン(30.0g) および5-クロロバレリルクロリド(26.8m
l) の1,2-ジクロロエタン(70ml)溶液に、水冷下、塩化
アルミニウム(55g, 410mmol) を少量ずつ加えた。室温
で30分攪拌後、反応溶液を氷(500g) に注ぎ、次いで
酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫
酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去し、エ
タノール−ジエチルエーテルから結晶化することにより
淡黄色固形物(36.5g)を得た。さらにエタノール−ジエ
チルエーテルから再結晶により、表題化合物を融点110-
111℃の無色結晶(32.4g)として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.80-2.00 (4H, m), 2.72
(2H, t, J =7.8Hz), 2.85-3.15 (4H, m), 3.23 (2H, t,
J = 8.6Hz), 3.55-3.65 (2H, m), 4.14(2H, t,J = 8.6
Hz), 7.68 (1H, s), 7.72 (1H, s). 元素分析 C16H18ClNO2 として 計算値:C, 65.86; H, 6.22; N, 4.80. 実験値:C, 66.29; H, 6.28; N, 4.82.
【0108】参考例2 8-(6-ブロモヘキサノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-
ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン
【化116】 1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4
-オン(3.00g) および6-ブロモヘキサノイルクロリド(2.
91ml) を用いて、参考例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(3.94g)を融点97-98℃の白色結晶として
得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.40-1.60 (2H, m), 1.65-
2.00 (4H,m), 2.72 (2H,t, J = 7.8Hz), 2.94 (2H, t,
J = 7.0Hz), 3.03 (2H, t, J = 7.8Hz),3.23 (2H, t, J
= 8.4Hz), 3.43 (2H, t, J = 7.0Hz), 4.14 (2H, t, J
= 8.4Hz), 7.68(1H, s), 7.72 (1H, s).
【0109】参考例3 8-(5-クロロペンタノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij ]キノリン-2(1H)-オン
【化117】 5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オ
ン(3.46g) および5-クロロバレリルクロリド(3.4g) を
用いて、参考例1と同様の操作を行うことにより、表題
化合物(3.78g)を融点89-90℃の淡黄色結晶として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.85-1.94 (4H, m), 2.01-
2.07 (2H,m), 2.83 (2H,t, J = 6Hz), 2.96 (2H, t, J
= 7Hz), 3.55 (2H, s), 3.60 (2H, d, J= 4Hz),3.74 (2
H, d, J =6 Hz), 7.73 (2H, s). IR (KBr) νcm-1: 1718, 1667, 1605, 1501, 1345, 128
9, 1152.
【0110】参考例4 8-(6-ブロモヘキサノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-2(1H)-オン
【化118】 5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij ]キノリン-2(1H)-オ
ンおよび6-ブロモヘキサノイルクロリドを用いて、参考
例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物(5.13
g)を融点86-87℃の無色結晶として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.50-1.57 (2H, m), 1.73-
1.80 (2H,m), 1.88-1.96(2H, m), 2.01-2.07 (2H, m),
2.83 (2H, t, J = 6Hz), 2.94 (2H, t, J= 7Hz), 3.43
(2H, t, J = 7Hz), 3.56 (2H, s), 3.74 (2H, d, J = 6
Hz), 7.73 (2H,s). IR (KBr) νcm-1: 1711, 1674, 1602, 1496, 1350, 127
6, 1162.
【0111】参考例5 9-(5-クロロペンタノイル)-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5
H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オン
【化119】 2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリ
ン-5-オンおよび5-クロロバレリルクロリドを用いて、
参考例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物
(3.53g)を融点83-84℃の無色結晶として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.35-2.00 (6H, m), 2.68
(2H, t, J =7.5Hz), 2.85 (2H, t, J = 6Hz), 2.93-2.9
8 (4H, m), 3.59 (2H, t, J = 6Hz), 3.89(2H, d, J =
6Hz), 7.63 (2H, d, J = 5.3Hz). IR (KBr) νcm-1: 1675, 1602, 1365, 1301, 1156.
【0112】参考例6 9-(6-ブロモヘキサノイル)-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5
H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オン
【化120】 2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリ
ン-5-オンおよび6-ブロモヘキサノイルクロリドを用い
て、参考例1と同様の操作を行うことにより、表題化合
物(3.90g)を融点52-53℃の無色結晶として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.50-1.57 (2H, m), 1.73-
1.80 (2H,m), 1.89-2.00(4H, m), 2.68 (2H, t, J = 7H
z), 2.85 (2H, t, J = 6Hz), 2.93-2.97(4H, m), 3.43
(2H, t, J = 6Hz), 3.89 (2H, d, J = 6Hz), 7.62 (2H,
d, J = 5.3Hz). IR (KBr)νcm-1: 1667, 1600, 1358, 1337, 1158.
【0113】参考例7 6-(5-クロロペンタノイル)-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3
(4H)-オン
【化121】 2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オン(10.0g) および5-
クロロバレリルクロリド(12.5g) を用いて、参考例1と
同様の操作を行うことにより、表題化合物(12.0g)を無
色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.69-1.92 (4H, m), 2.97
(2H, t, J =6.8Hz), 3.59 (2H, t, J = 6.1Hz), 4.71
(2H, s), 7.03 (1H, d, J = 8.4Hz), 7.52(1H, d,J =
0.9Hz), 7.61 (1H, dd, J = 8.4, 2.2Hz), 8.52 (1H,
s). 元素分析 C13H14ClNO3 として 計算値:C, 58.32; H, 5.27; N, 5.23. 実験値:C, 58.06; H, 5.55; N, 4.96.
【0114】参考例8 6-(6-ブロモヘキサノイル)-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3
(4H)-オン
【化122】 2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オン(15.0g) および6-
ブロモヘキサノイルクロリド(25.8g)を用いて、参考例
1と同様の操作を行うことにより、表題化合物(14.8g)
を無色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.50-1.58 (2H, m), 1.73-
1.83 (2H,m), 1.88-1.97(2H, m), 2.95 (2H, t, J = 4.
8Hz), 3.44 (2H, t, J = 4.5Hz), 4.71(2H, s),7.02 (1
H, d, J = 5.4Hz), 7.57 (1H, d, J = 1.4Hz), 7.61 (1
H, dd, J =5.6,1.2Hz), 9.02 (1H, s). 元素分析 C14H16BrNO3 として 計算値:C, 51.55; H, 4.94; N, 4.29. 実験値:C, 52.14; H, 4.87; N, 4.32. MS m/z: 327 [M+H]+
【0115】参考例9 5-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイ
ミダゾール-2-オン
【化123】 1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オン(4.00g)
および5-クロロバレリルクロリド(9.24g) を用いて、参
考例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物(4.3
6g)を無色結晶として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.76 (4H, m), 2.99-3.0
4 (2H, m),3.65-3.69 (2H, m), 7.00 (1H, d, J = 8.4H
z), 7.48 (1H, s), 7.67 (1H, dd, J =8.2, 1.4Hz), 1
0.88 (1H, s), 11.04 (1H, s). MS m/z: 253 [M+H]+
【0116】参考例10 5-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ
-2H-ベンゾイミダゾール-2-オン
【化124】 1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-
オン(3.00g) および5-クロロバレリルクロリド(5.74g)
を用いて、参考例1と同様の操作を行うことにより、表
題化合物(3.67g)を無色結晶として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.74-1.80 (4H, m), 3.0
6-3.11 (2H,m), 3.38 (6H, d, J = 3.4Hz), 3.68-3.72
(2H, m), 7.26 (1H, d, J = 8.1Hz), 7.48(1H, d, J =
1.5Hz), 7.81 (1H, dd, J = 8.3, 1.7Hz).
【0117】参考例11 1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-クロロペンタン-1-オン
【化125】 1-アセチルインドリン(1.60g) および5-クロロバレリル
クロリド(1.70g) を用いて、参考例1と同様の操作を行
うことにより、表題化合物(1.26g)を融点90-91℃の無色
結晶として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.84-1.88 (4H, m), 2.26
(3H, s),2.97 (2H, t, J= 7Hz), 3.24 (2H, t, J = 8H
z), 3.58 (2H, t, J = 6Hz), 4.12 (2H,t, J = 8Hz),
7.82 (2H, br.d, J = 10Hz), 8.23 (1H, d, J = 8Hz). IR (KBr)νcm-1: 1666, 1603, 1488, 1442, 1398, 133
6, 1235.
【0118】参考例12 1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-6
-ブロモ-1-ヘキサノン
【化126】 1-アセチルインドリンおよび6-ブロモヘキサノイルクロ
リドを用いて、参考例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(1.27g) を融点110-111℃の無色結晶と
して得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.49-1.57 (2H, m), 1.72-
1.79 (2H,m), 1.88-1.95(2H, m), 2.52 (3H, s), 2.94
(2H, t, J = 7.5Hz), 3.23 (2H, t, J =8Hz), 3.42 (2
H, t, J = 6Hz), 4.12 (2H, t, J = 8Hz), 7.82 (2H, b
r.d, J = 10Hz),8.23 (1H, d, J = 8Hz). IR (KBr)νcm-1: 1665, 1600, 1487, 1440, 1390, 132
2, 1257.
【0119】参考例13 N-[5-(5-クロロペンタノイル)-2-メトキシフェニル]メ
タンスルホンアミド
【化127】 N-(2-メトキシフェニル)メタンスルホンアミド(10.0g)
および5-クロロバレリルクロリド(7.06ml) を用いて、
参考例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物
(9.15g)を無色結晶として得た。1 H NMR(300MHz, CDCl3) δ 1.80-1.95 (4H, m), 2.98
(2H, t, J =6.9Hz), 3.00(3H, s), 3.58 (2H, t, J =
6.3Hz), 3.97 (3H, s), 6.58 (1H, s), 6.99(1H,d, J =
8.4Hz), 7.82 (1H, dd, J = 8.4, 1.8Hz), 8.11 (1H,
d, J = 1.8Hz).
【0120】参考例14 N-[5-(6-ブロモヘキサノイル)-2-メトキシフェニル]メ
タンスルホンアミド
【化128】 N-(2-メトキシフェニル)メタンスルホンアミド(10.0g)
および6-ブロモヘキサノイルクロリド(8.37ml) を用い
て、参考例1と同様の操作を行うことにより、表題化合
物(9.80g)を無色結晶として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.35-1.45 (2H, m), 1.55
-1.70 (2H,m), 1.75-1.90 (2H, m), 2.90-3.00 (5H,
m), 3.51 (2H, t, J = 6.6Hz), 3.89 (3H,s), 7.16(1H,
d, J = 8.4Hz), 7.80-7.90 (2H, m), 9.11 (1H, s).
【0121】参考例15 5-クロロ-1-(1H-インドール-3-イル)-1-ペンタノン
【化129】 インドール(1.00g) および5-クロロバレリルクロリド
(1.68ml) を用いて、参考例1と同様の操作を行うこと
により、表題化合物(1.55g) を融点165-167℃の無色結
晶として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.60-1.90 (4H, m), 2.89
(2H, t, J =6.9Hz), 3.69 (2H, t, J = 6.1Hz), 7.10-
7.30 (2H, m), 7.40-7.50 (1H, m),8.10-8.25 (1H, m),
8.34 (1H, d, J = 3.0Hz), 11.92 (1H, s).
【0122】参考例16 6-ブロモ-1-(1H-インドール-3-イル)-1-ヘキサノン
【化130】 インドール(5.00g) および6-ブロモヘキサノイルクロリ
ド(9.95ml) を用いて、参考例1と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物(9.65g) を融点150-151℃の無色
結晶として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.40-1.95 (6H, m), 2.86
(2H, t, J =7.4Hz), 3.54 (2H, t, J = 6.8Hz), 7.10-
7.30 (2H, m), 7.40-7.50 (1H, m),8.15-8.25 (1H, m),
8.34 (1H, d, J = 3.2Hz), 11.91 (1H, s).
【0123】参考例17 5-クロロ-1-(2-チエニル)-1-ペンタノン
【化131】 チオフェン(1.00ml) および5-クロロバレリルクロリド
(1.63ml) を用いて、参考例1と同様の操作を行うこと
により、表題化合物(2.20g) を淡黄色固形物として得
た。1 H NMR(300MHz, CDCl3) δ 1.80-2.00 (4H, m), 2.96
(2H, t, J =7.2Hz), 3.58(2H, t, J = 6.3Hz), 7.14 (1
H, dd, J = 5.0, 3.6Hz), 7.64 (1H, dd, J= 5.0, 1.2H
z), 7.77 (1H, dd, J = 3.6, 1.2Hz).
【0124】参考例18 6-ブロモ-1-(2-チエニル)-1-ヘキサノン
【化132】 チオフェン(5ml) および6-ブロモヘキサノイルクロリド
(10.5ml) を用いて、参考例1と同様の操作を行うこと
により、表題化合物(12.8g) を淡赤色固形物として得
た。1 H NMR(200MHz, CDCl3) δ 1.40-2.00 (6H, m), 2.93
(2H, t, J =7.2Hz), 3.42(2H, t, J = 6.8Hz), 7.13 (1
H, dd, J = 5.0, 3.6Hz), 7.63 (1H, dd, J= 5.0, 1.2H
z), 7.71 (1H, dd, J = 3.6, 1.2Hz).
【0125】参考例19 5-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロ
ロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル(2-フェニルエ
チル)カルバミン酸 tert-ブチル
【化133】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(3.00
g) および2-フェニルエチルアミン(2.50g)の混合物を1
20℃ で5分間攪拌した。室温まで冷却後、反応溶液に
メタノール(20ml)およびトリエチルアミン(6.89ml) を
加え、次いで二炭酸ジ-t-ブチル(9.00g) のメタノール
(10ml) 溶液を滴下し、室温で12時間攪拌した。溶媒を
減圧下留去し、得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで
抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。得られた残
渣をシリカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサ
ン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、表題化合物を淡
黄色油状物(3.00g)として得た。1 H NMR(200MHz, CDCl3) δ 1.44 (9H, s), 1.45-1.80
(4H, m),2.71 (2H, t, J= 7.8Hz), 2.75-3.00 (4H, m),
3.01 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.05-3.30(4H, m),3.30-3.
45 (2H, m), 4.12 (2H, t, J = 9.2Hz), 7.10-7.35 (5
H, m), 7.67(1H,s), 7.71 (1H, s).
【0126】参考例20 2-(2-メトキシフェニル)エチル[5-オキソ-5-(4-オキソ-
1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8
-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化134】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(800m
g) および2-(2−メトキシフェニル)エチルアミン(1.24
g)を用いて、参考例19と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(1.16g) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR(300MHz,CDCl3) δ 1.43 (9H, s), 1.45-1.75 (4
H, m), 2.71 (2H, t, J= 7.8Hz), 2.75-3.00(4H, m),
3.01 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.05-3.30 (4H, m),3.30-3.
40 (2H, m), 3.82(3H, s), 4.12 (2H, t, J = 8.4Hz),
6.80-6.90 (2H,m), 7.05-7.25 (2H, m), 7.67(1H, s),
7.72 (1H, s).
【0127】参考例21 2-(3-メトキシフェニル)エチル[5-オキソ-5-(4-オキソ-
1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8
-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化135】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(2.00
g) および2-(3−メトキシフェニル)エチルアミン(3.11
g)を用いて、参考例19と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(3.02g) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR(200MHz, CDCl3) δ 1.45 (9H, s), 1.50-1.80
(4H, m),2.71 (2H, t, J= 7.8Hz), 2.75-3.00 (4H, m),
3.02 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.10-3.25(4H, m),3.30-3.
45 (2H, m), 3.79 (3H, s), 4.13 (2H, t, J = 8.2Hz),
6.65-6.85(3H,m), 7.20 (1H, t, J = 7.8Hz), 7.67 (1
H, s), 7.72 (1H, s).
【0128】参考例22 2-(3,4-ジメトキシフェニル)エチル[5-オキソ-5-(4-オ
キソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノ
リン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化136】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500m
g) および2-(3,4−ジメトキシフェニル)エチルアミン(9
30mg)を用いて、参考例19と同様の操作を行うことに
より、表題化合物(408mg) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR(200MHz,CDCl3) δ 1.45 (9H, s), 1.45-1.80 (4
H, m), 2.71 (2H, t, J= 7.8Hz), 2.75-3.00(4H, m),
3.02 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.05-3.30 (4H, m),3.30-3.
40 (2H, m), 3.86(3H, s), 3.87 (3H, s), 4.13 (2H,
t, J = 8.4Hz), 6.65-6.85 (3H, m), 7.67 (1H,s), 7.7
1 (1H, s).
【0129】参考例23 2-(2-クロロフェニル)エチル[5-オキソ-5-(4-オキソ-1,
2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-
イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化137】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.00
g) および2-(2-クロロフェニル)エチルアミン(1.60g)を
用いて、参考例19と同様の操作を行うことにより、表
題化合物(1.50g)を淡黄色油状物として得た。1 H NMR(200MHz, CDCl3) δ 1.41 (9H, s), 1.50-1.80
(4H, m),2.71 (2H, t, J= 7.8Hz), 2.80-3.35 (10H,
m), 3.41 (2H, t, J = 7.8Hz), 4.13 (2H,t, J = 8.2H
z), 7.00-7.40 (4H, m), 7.67 (1H, s), 7.72 (1H, s).
【0130】参考例24 2-(3-フルオロフェニル)エチル[5-オキソ-5-(4-オキソ-
1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8
-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化138】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.00
g) および2-(3-フルオロフェニル)エチルアミン(1.43g)
を用いて、参考例19と同様の操作を行うことにより、
表題化合物(1.40g)を淡黄色油状物として得た。1 H NMR(200MHz, CDCl3) δ 1.44 (9H, s), 1.50-1.80
(4H, m),2.71 (2H, t, J= 7.8Hz), 2.75-3.30 (10H,
m), 3.39 (2H, t, J = 7.8Hz), 4.13 (2H,t, J = 8.2H
z), 6.80-7.05 (3H, m), 7.15-7.30 (1H, m), 7.68 (1
H, s), 7.72 (1H,s).
【0131】参考例25 2-[3-(アミノスルホニル)-4-メトキシフェニル]エチル
[5-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロ
ロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸
tert-ブチル
【化139】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(800m
g) および2-[3-(アミノスルホニル)-4-メトキシフェニ
ル]エチルアミン(1.89g)を用いて、参考例19と同様の
操作を行うことにより、表題化合物(605mg) を淡黄色油
状物として得た。1 H NMR(200MHz,CDCl3) δ 1.40-1.80 (4H, m), 1.44 (9
H, s), 2.70 (2H, t, J= 7.6Hz), 2.80 (2H,t, J = 7.6
Hz), 2.92 (2H, t, J = 7.4Hz), 3.02 (2H, t,J = 7.6H
z), 3.10-3.25 (2H,m), 3.22 (2H, t, J = 8.6Hz), 3.3
5 (2H, t, J =7.6Hz), 3.99 (3H, s), 4.10 (2H,t, J =
8.8Hz), 5.30 (2H, s), 6.98 (1H, d,J = 8.4Hz), 7.2
0-7.45 (1H, m),7.60-7.75 (3H, m).
【0132】参考例26 2-(2-メトキシフェニル)-1-メチルエチル[5-オキソ-5-
(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]
キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化140】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500m
g) および2-(2-メトキシフェニル)-1-メチルエチルアミ
ン(848mg)を用いて、参考例19と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物(641mg) を淡黄色油状物として得
た。1 H NMR(200MHz, CDCl3) δ 1.19 (3H, d, J = 7.0Hz),
1.30-2.00(9H. m), 1.37(9H, s), 2.71 (2H, t, J = 7.
6Hz), 2.80-3.10 (6H, m), 3.22 (2H, t,J = 8.4Hz),
3.82 (3H, s), 4.13 (2H, t, J = 8.8Hz), 6.75-7.20
(2H, m), 7.67 (1H,s), 7.71 (1H, s).
【0133】参考例27 6-オキソ-6-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロ
ロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ヘキシル(2-フェニルエ
チル)カルバミン酸 tert-ブチル
【化141】 参考例2で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500m
g) および2-フェニルエチルアミン(0.538ml)を用い
て、参考例19と同様の操作を行うことにより、表題化
合物(450mg) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR(300MHz, CDCl3) δ 1.25-1.60 (4H, m), 1.44
(9H, s),1.65-1.80 (2H,m), 2.71 (2H, t, J = 7.5Hz),
2.75-2.90 (2H, m), 2.90 (2H, t, J =7.5Hz),3.01 (2
H, t, J = 7.5Hz), 3.05-3.45 (4H, m), 3.22 (2H, t,
J = 8.4Hz),4.12(2H, t, J = 8.4Hz), 7.10-7.35 (5H,
m), 7.67 (1H, s), 7.71 (1H, s).
【0134】参考例28 2-(2-メトキシフェニル)エチル[6-オキソ-6-(4-オキソ-
1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8
-イル)ヘキシル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化142】 参考例2で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.50
g) および2-(2−メトキシフェニル)エチルアミン(1.94
g)を用いて、参考例19と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(1.51g) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR(300MHz, CDCl3) δ 1.25-1.60 (4H, m), 1.43
(9H, s),1.65-1.80 (2H,m), 2.71 (2H, t, J = 7.5Hz),
2.75-2.90 (2H, m), 2.90 (2H, t, J =7.5Hz),3.01 (2
H, t, J = 7.5Hz), 3.05-3.45 (6H, m), 3.82 (3H, s),
4.12 (2H, t,J= 8.4Hz), 6.80-6.90 (2H, m), 7.00-7.
20 (2H, m), 7.67 (1H, s), 7.71 (1H,s).
【0135】参考例29 2-(3-メトキシフェニル)エチル[6-オキソ-6-(4-オキソ-
1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8
-イル)ヘキシル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化143】 参考例2で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500m
g) および2-(3−メトキシフェニル)エチルアミン(650m
g)を用いて、参考例19と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(562mg) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR(300MHz,CDCl3) δ 1.25-1.60 (4H, m), 1.45 (9
H, s), 1.74 (2H, tt, J= 7.5, 7.5Hz), 2.71(2H, t, J
= 7.8Hz), 2.75-2.85 (2H, m), 2.90 (2H, t,J = 7.5H
z), 3.01 (2H, t, J= 7.8Hz), 3.05-3.45 (4H, m), 3.2
2 (2H, t, J =8.4Hz), 3.79 (3H, s), 4.12 (2H,t, J =
8.4Hz), 6.70-6.85 (3H, m), 7.20 (1H, t, J = 7.8H
z), 7.67 (1H, s), 7.71(1H, s).
【0136】参考例30 2-(4-メトキシフェニル)エチル[6-オキソ-6-(4-オキソ-
1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8
-イル)ヘキシル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化144】 参考例2で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(700m
g) および2-(4−メトキシフェニル)エチルアミン(907m
g)を用いて、参考例19と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(900mg) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR(300MHz, CDCl3) δ 1.25-1.55 (4H, m), 1.41
(9H, s),1.60-1.75 (2H,m), 2.60-2.75 (4H, m), 2.85
(2H, t, J = 7.5Hz), 2.97 (2H, t, J =7.8Hz),3.00-3.
35 (4H, m), 3.17 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.74 (3H, s),
4.08 (2H, t,J= 8.4Hz), 6.75-6.80 (2H, m), 7.00-7.
10 (2H, m), 7.63 (1H, s), 7.67 (1H,s).
【0137】参考例31 2-(2-クロロフェニル)エチル[6-オキソ-6-(4-オキソ-1,
2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-
イル)ヘキシル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化145】 参考例2で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500m
g) および2-(2−クロロフェニル)エチルアミン(430mg)
を用いて、参考例19と同様の操作を行うことにより、
表題化合物(540mg)を淡黄色油状物として得た。1 H NMR(300MHz, CDCl3) δ 1.25-1.60 (4H, m), 1.41
(9H, s),1.65-1.80 (2H,m), 2.71 (2H, t, J = 7.5Hz),
2.85-3.30 (4H, m), 2.89 (2H, t, J =7.5Hz),3.01 (2
H, t, J = 7.8Hz), 3.22 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.39 (2
H, t, J =7.5Hz), 4.12 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.10-7.3
5 (4H, m), 7.67 (1H, s), 7.71 (1H, s).
【0138】参考例32 2-(3-フルオロフェニル)エチル[6-オキソ-6-(4-オキソ-
1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8
-イル)ヘキシル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化146】 参考例2で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500m
g) および2-(3−フルオロフェニル)エチルアミン(600m
g)を用いて、参考例19と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(613mg) を無色油状物として得た。1 H NMR(300MHz, CDCl3) δ 1.25-1.60 (4H, m), 1.44
(9H, s),1.74 (2H, tt, J= 7.5, 7.5Hz), 2.71 (2H, t,
J = 7.5Hz), 2.75-2.90 (2H, m), 2.90(2H, t,J = 7.5
Hz), 3.02 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.05-3.45 (2H, m),
3.22 (2H, t, J=8.4Hz), 3.37 (2H, t, J = 7.5Hz), 4.
13 (2H, t, J = 8.4Hz), 6.80-7.00 (3H,m),7.20-7.30
(1H, m), 7.67 (1H, s), 7.71 (1H, s).
【0139】参考例33 2-(2-メトキシフェニル)-1-メチルエチル[6-オキソ-6-
(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]
キノリン-8-イル)ヘキシル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化147】 参考例2で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(600m
g) および2-(2-メトキシフェニル)-1-メチルエチルアミ
ン(850mg)を用いて、参考例19と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物(467mg) を淡黄色油状物として得
た。1 H NMR(300MHz, CDCl3) δ 1.18 (3H, d, J = 6.9Hz),
1.25-1.90(6H, m), 1.36(9H, s), 2.71 (2H, t, J = 7.
5Hz), 2.75-3.20 (5H, m), 2.88 (2H, t,J = 7.5Hz),
3.02 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.22 (2H, t, J = 8.4Hz),
3.82 (3H, s),4.13 (2H, t, J = 8.4Hz), 6.80-7.25 (4
H, m), 7.67 (1H, s), 7.72 (1H, s).
【0140】参考例34 5-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロ
ロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル(3-フェニルプ
ロピル)カルバミン酸 tert-ブチル
【化148】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500m
g) および3-フェニル-1-プロピルアミン(694mg)を用い
て、参考例19と同様の操作を行うことにより、表題化
合物(660mg) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR(200MHz, CDCl3) δ 1.20-2.00 (6H, m), 1.43
(9H, s), 2.60(2H, t, J= 7.8Hz), 2.71 (2H, t, J =
7.5Hz), 2.93 (2H, t, J = 7.5Hz), 3.01 (2H,t,J = 7.
8Hz), 3.10-3.40 (6H, m), 4.13 (2H, t, J = 8.4Hz),
7.10-7.35 (5H, m),7.67 (1H, s), 7.71 (1H, s).
【0141】参考例35 6-オキソ-6-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロ
ロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ヘキシル(3-フェニルプ
ロピル)カルバミン酸 tert-ブチル
【化149】 参考例2で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(700m
g) および3-フェニル-1-プロピルアミン(811mg)を用い
て、参考例19と同様の操作を行うことにより、表題化
合物(906mg) を無色油状物として得た。1 H NMR(300MHz, CDCl3) δ 1.20-1.60 (4H, m), 1.44
(9H, s),1.74 (2H, tt, J= 7.5, 7.5Hz), 1.84 (2H, t
t, J = 7.5, 7.5Hz), 2.59 (2H, t, J =7.8Hz), 2.71
(2H, t, J = 7.5Hz), 2.90 (2H, t, J = 7.5Hz), 3.02
(2H, t, J =7.8Hz),3.10-3.30 (6H, m), 4.12 (2H, t,
J = 8.4Hz), 7.10-7.30 (5H, m), 7.67(1H,s), 7.72 (1
H, s).
【0142】参考例36 2-(2-メトキシフェニル)エチル[5-オキソ-5-(2-オキソ-
1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8
-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化150】 参考例3で得た8-(5-クロロペンタノイル)-5, 6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オン(293mg)
および2-(2−メトキシフェニル)エチルアミン(378mg)を
用いて、参考例19と同様の操作を行うことにより、表
題化合物(86mg) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR(400MHz, CDCl3) δ 1.43 (9H, s), 1.51-1.76
(4H, m),2.00-2.07 (2H,m), 2.81 (4H, t, J = 6Hz),
2.88-2.96 (2H, m), 3.10-3.25 (2H, m),3.32-3.41 (2
H, m), 3.54 (2H, s), 3.74 (2H, t, J = 6Hz), 3.82
(3H, s), 6.83-6.89(2H, m), 7.09-7.21 (2H, m), 7.73
(2H, s).
【0143】参考例37 2-(2-クロロフェニル)エチル[5-オキソ-5-(2-オキソ-1,
2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-
イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化151】 参考例3で得た8-(5-クロロペンタノイル)-5, 6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オンおよび2-
(2−クロロフェニル)エチルアミンを用いて、参考例1
9と同様の操作を行うことにより、表題化合物(147mg)
を淡黄色油状物として得た1 H NMR(400MHz, CDCl3) δ 1.41 (9H, s), 1.51-1.76
(4H, m),2.00-2.06 (2H,m), 2.82 (2H, t, J = 6Hz),
2.87-3.00 (4H, m), 3.10-3.26 (2H, m),3.41 (2H, t,
J = 7Hz), 3.54 (2H, s), 3.74 (2H, t, J = 6Hz), 7.1
3-7.24 (3H, m),7.33 (1H, d, J = 7.2Hz), 7.73 (2H,
s).
【0144】参考例38 5-オキソ-5-(3-オキソ-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピ
リド[3,2,1-ij]キノリン-9-イル)ペンチル(2-フェニル
エチル)カルバミン酸 tert-ブチル
【化152】 参考例5で得た9-(5-クロロペンタノイル)-2,3,6,7-テ
トラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オンお
よび2-フェニルエチルアミンを用いて、参考例19と
同様の操作を行うことにより、表題化合物(320mg)を淡
黄色油状物として得た。1 H NMR(400MHz, CDCl3) δ 1.44 (9H, s), 1.51-1.75
(4H, m),1.93-1.99 (2H,m), 2.67 (2H, t, J = 6Hz),
2.82-2.85 (4H, m), 2.92-2.95 (4H, m),3.12-3.24 (2
H, m),3.32-3.42 (2H, m), 3.89 (2H, t, J = 6Hz), 7.
18-7.30 (5H, m),7.61 (2H, d, J = 5Hz).
【0145】参考例39 2-(2-メトキシフェニル)エチル[5-オキソ-5-(3-オキソ-
2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリ
ン-9-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化153】 参考例5で得た9-(5-クロロペンタノイル)-2,3,6,7-テ
トラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オンお
よび2-(2−メトキシフェニル)エチルアミンを用いて、
参考例19と同様の操作を行うことにより、表題化合物
(414mg)を淡黄色油状物として得た。1 H NMR(400MHz, CDCl3) δ 1.43 (9H, s), 1.51-1.76
(4H, m),1.93-1.99 (2H,m), 2.67 (2H, t, J = 6Hz),
2.82-2.85 (4H, m), 2.91-2.95 (4H, m),3.13-3.25 (2
H, m), 3.31-3.42 (2H, m), 3.82 (3H, s), 3.89 (2H,
t, J = 6Hz),6.83-6.89 (2H, m), 7.07-7.21 (2H, m),
7.61 (2H, d, J = 5Hz).
【0146】参考例40 2-(2-クロロフェニル)エチル[5-オキソ-5-(3-オキソ-2,
3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-
9-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化154】 参考例5で得た9-(5-クロロペンタノイル)-2,3,6,7-テ
トラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オンお
よび2-(2−クロロフェニル)エチルアミンを用いて、参
考例19と同様の操作を行うことにより、表題化合物(3
85mg)を淡黄色油状物として得た。1 H NMR(400MHz, CDCl3) δ 1.41 (9H, s), 1.51-1.76
(4H, m),1.93-1.99 (2H,m), 2.67 (2H, t, J = 6Hz),
2.84 (2H, t, J = 6Hz), 2.94 (6H, t, J= 6.8Hz), 3.1
2-3.26 (2H, m), 3.41 (2H, t, J = 7Hz), 3.89 (2H,
t, J = 6Hz),7.13-7.19 (3H, m), 7.33 (1H, d, J = 7.
2Hz), 7.62 (2H, d, J = 5Hz).
【0147】参考例41 5-オキソ-5-(3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオ
キサジン-6-イル)ペンチル(2-フェニルエチル)カルバミ
ン酸 tert-ブチル
【化155】 参考例7で得た6-(5-クロロペンタノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよび2-フェニルエチルアミ
ンを用いて、参考例19と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物を無色油状物として得た。1 H NMR(300MHz, CDCl3) δ 1.44 (9H, m), 1.58 (2H,
m),1.65-1.75 (2H, m), 2.81 (2H, m), 2.90-2.94 (2H,
m), 3.15-3.22 (2H, m), 3.37(2H, m), 4.69 (2H, s),
6.99 (1H, d, J = 8.4Hz), 7.16-7.30 (5H, m), 7.58-
7.61(2H, m), 9.36(1H, s).
【0148】参考例42 2-(2-エトキシフェニル)エチル[5-オキソ-5-(3-オキソ-
3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル)ペンチ
ル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化156】 参考例7で得た6-(5-クロロペンタノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよび2-(2-エトキシフェニ
ル)エチルアミンを用いて、参考例19と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を無色油状物として得た。1 H NMR(300MHz, CDCl3) δ 1.42 (3H, t, J = 6.4Hz),
1.44 (9H,s), 1.60-1.73(4H, m), 2.83-2.94 (4H, m),
3.18-3.36 (4H, m), 3.99-4.06 (2H, m),4.68 (2H, s),
6.80-6.87 (2H, m), 6.96-6.99 (1H, d, J = 6.6Hz),
7.07-7.18 (2H,m), 7.58-7.63 (2H, m), 9.67 (1H, s).
【0149】参考例43 2-(2-フルオロフェニル)エチル[5-オキソ-5-(3-オキソ-
3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル)ペンチ
ル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化157】 参考例7で得た6-(5-クロロペンタノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよび2-(2-フルオロフェニ
ル)エチルアミンを用いて、参考例19と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を無色油状物として得た。1 H NMR(300MHz, CDCl3) δ 1.42 (9H, m), 1.52-1.78
(4H, m),2.82-2.96 (4H,m), 3.25 (2H, m), 3.36-3.43
(2H, m), 4.69 (2H, s), 6.96-7.08(3H, m), 7.14-7.23
(2H, m), 7.58-7.63 (2H, m), 9.16 (1H, s).
【0150】参考例44 2-(2-クロロフェニル)エチル[5-オキソ-5-(3-オキソ-3,
4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル)ペンチ
ル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化158】 参考例7で得た6-(5-クロロペンタノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよび2-(2-クロロフェニル)
エチルアミンを用いて、参考例19と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物を無色油状物として得た。1 H NMR(200MHz, CDCl3) δ 1.42 (9H, m), 1.67 (4H,
m), 2.92(4H, m), 3.25 (2H, m), 3.37-3.45 (2H, m),
4.69 (2H, s), 6.99 (1H, d, J =8.8Hz), 7.17 (3H,
m), 7.30-7.34 (1H, m), 7.61-7.62 (2H, m), 9.56 (1
H, s).
【0151】参考例45 2-(3-メトキシフェニル)エチル[5-オキソ-5-(3-オキソ-
3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル)ペンチ
ル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化159】 参考例7で得た6-(5-クロロペンタノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよび2-(3-メトキシフェニ
ル)エチルアミンを用いて、参考例19と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を無色油状物として得た。1 H NMR(200MHz, CDCl3) δ 1.45 (9H, m), 1.55-1.77
(4H, m), 2.75-2.82(2H,m), 2.88-2.95 (2H, m), 3.22
(2H, m), 3.37 (2H, m), 3.79 (3H, s), 4.69 (2H,s),
6.73-6.78 (3H, m), 6.99 (1H, d, J = 8.8Hz), 7.16-
7.23 (1H, m), 7.58-7.62(2H, m), 9.46 (1H, s).
【0152】参考例46 2-(3-エトキシフェニル)エチル[5-オキソ-5-(3-オキソ-
3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル)ペンチ
ル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化160】 参考例7で得た6-(5-クロロペンタノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよび2-(3-エトキシフェニ
ル)エチルアミンを用いて、参考例19と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を無色油状物として得た。1 H NMR(200MHz, CDCl3) δ 1.40 (3H, t, J = 7.0Hz),
1.45 (9H,s), 1.55-1.77(4H, m), 2.74-2.81 (2H, m),
2.88-2.95 (2H, m), 3.21 (2H, m), 3.36(2H, m), 4.01
(2H, q, J = 7Hz), 4.69 (2H, s), 6.72-6.76 (3H,
m), 6.99 (1H, d,J= 8.8Hz), 7.14-7.22 (1H, m), 7.58
-7.62 (2H, m), 9.43 (1H, s).
【0153】参考例47 5-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]カル
バミン酸 tert-ブチル
【化161】 参考例11で得た1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-5-イル)-5-クロロペンタン-1-オン(280mg) およ
び2-(2-メトキシフェニル)エチルアミン(378mg)を用い
て、参考例19と同様の操作を行うことにより、表題化
合物(170mg) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR(400MHz, CDCl3) δ 1.43 (9H, s), 1.51-1.72
(4H, m),2.22 (3H, s), 2.75-2.88 (2H, m), 2.90-2.95
(2H, m), 3.08-3.22 (4H, m),3.32-3.41 (2H, m), 3.8
1 (3H, s), 4.07 (2H, t, J = 7Hz), 6.81-6.87 (2H,
m),7.08-7.19 (2H,m), 7.77-7.81 (2H, m), 8.21 (1H,
d, J = 8.5Hz).
【0154】参考例48 5-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-オキソペンチル(2-フェニルエチル)カルバミン酸 tert
-ブチル
【化162】 参考例11で得た1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-5-イル)-5-クロロペンタン-1-オン(560mg) およ
び2-フェニルエチルアミン(606mg) を用いて、参考例
19と同様の操作を行うことにより、表題化合物(290m
g) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR(400MHz, CDCl3) δ 1.44(9H, s), 1.51-1.74(4
H, m), 2.25(3H, s), 2.75-2.88(2H, m), 2.89-2.96(2
H, m), 3.05-3.27(4H, m), 3.30-3.43(2H, m), 4.11(2
H, t, J = 7.3Hz), 7.15-7.30(5H, m), 7.79-7.83(2H,
m), 8.22(1H, d, J =8.5Hz).
【0155】参考例49 5-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-オキソペンチル[2-(2-クロロフェニル)エチル]カルバ
ミン酸 tert-ブチル
【化163】 参考例11で得た1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-5-イル)-5-クロロペンタン-1-オンおよび2-(2-
クロロフェニル)エチルアミンを用いて、参考例19と
同様の操作を行うことにより、表題化合物を淡黄色油状
物として得た。1 H NMR(400MHz, CDCl3) δ 1.41(9H, s), 1.51-1.76(4
H, m), 2.25(3H, s), 2.94(4H, br.s), 3.12(2H, br.
s), 3.22(2H, t, J = 7.6Hz), 3.41(2H, t, J = 7Hz),
4.11(2H, t, J = 7.3Hz), 7.17(3H, br.s), 7.33(1H,
d, J = 7.2Hz), 7.79-7.83(2H, m), 8.22(1H, d, J =
8.5Hz).
【0156】参考例50 5-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5-オキソペン
チル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]カルバミン酸 ter
t-ブチル
【化164】 参考例47で得た5-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-5-イル)-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェ
ニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル(1.00g)に水酸
化カリウム(0.22g) のメタノール(4ml) 溶液を室温で加
え、攪拌しながら2時間加熱還流した。溶媒を減圧下留
去し、得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサン:酢
酸エチル=1:1)にて精製し、表題化合物を淡黄色油
状物(700mg)として得た。1 H NMR(400MHz, CDCl3) δ 1.43(9H, s), 1.51-1.72(4
H, m), 2.78-2.88(4H, m), 3.06(2H, t, J = 8.5Hz),
3.08-3.24(2H, m), 3.32-3.39(2H, m), 3.65(2H, t, J
= 8.5Hz), 3.81(3H, s), 4.26(1H, br.s), 6.52(1H, d,
J = 8Hz), 6.82-6.88(2H, m), 7.08-7.20(2H, m), 7.6
9(1H, d. J = 8Hz), 7.72(1H, s).
【0157】参考例51 5-(2,3-ジヒドロ-1-メチル-1H-インドール-5-イル)-5-
オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]カルバ
ミン酸 tert-ブチル
【化165】 参考例50で得た5-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イ
ル)-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]
カルバミン酸 tert-ブチル(362mg) のジメチルホルムア
ミド(2ml) 溶液に炭酸カリウム(166mg) およびヨウ化メ
チル(170mg) を加え、60-70℃で5時間攪拌した。溶媒を
減圧下留去し、得られた残渣に水を加え、酢酸エチルで
抽出した。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。得られた残
渣をシリカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒;ヘキサ
ン:酢酸エチル=1:1)にて精製し、表題化合物を淡
黄色油状物(125mg)として得た。1 H NMR(400MHz, CDCl3) δ 1.43(9H, s), 1.51-1.70(4
H, m), 2.78-2.88(4H, m), 2.84(3H, s), 3.00(2H, t,
J = 8.5Hz), 3.08-3.24(2H, m), 3.31-3.40(2H, m), 3.
48(2H, t, J = 8.5Hz), 3.81(3H, s), 6.34(1H, d, J =
8Hz), 6.82-6.88(2H, m), 7.08-7.20(2H, m), 7.67(1
H, s), 7.76(1H, d, J = 8Hz).
【0158】参考例52 5-(1-エチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5-
オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]カルバ
ミン酸 tert-ブチル
【化166】 参考例50で得た5-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イ
ル)-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]
カルバミン酸 tert-ブチルおよびヨウ化エチルを用い
て、参考例50と同様の操作を行うことにより、表題化
合物を淡黄色油状物として得た。1 H NMR(400MHz, CDCl3) δ 1.18(3H, t, J = 7.4Hz),
1.43(9H, s), 1.51-1.72(4H, m), 2.78-2.88(4H, m),
3.00(2H, t, J = 8.5Hz), 3.08-3.23(2H, m), 3.25(2H,
q, J = 7.4Hz), 3.31-3.41(2H, m), 3.52(2H, t, J =
8.5Hz), 3.81(3H,s), 6.33(1H, d, J = 8Hz), 6.82-6.
88(2H, m), 7.08-7.20(2H, m), 7.67(1H, s), 7.74(1H,
d, J = 8Hz).
【0159】参考例53 5-[1-(3-ヒドロキシプロピル)-2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-5-イル]-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニ
ル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化167】 参考例50で得た5-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イ
ル)-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]
カルバミン酸 tert-ブチルおよび3-ブロモ-1-プロパノ
ールを用いて、参考例50と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物を淡黄色油状物として得た。1 H NMR(400MHz, CDCl3) δ 1.43(9H, s), 1.51-1.70(4
H, m), 1.75(1H, br.s),1.85(2H, t, J = 6.7Hz), 2.78
-2.88(4H, m), 3.01(2H, t, J = 8.5Hz), 3.08-3.24(2
H, m), 3.30-3.40(2H, m), 3.32(2H, t, J = 6.7Hz),
3.54(2H, t, J = 8.5Hz), 3.76(2H, t, J = 7.6Hz), 3.
82(3H, s), 6.39(1H, d, J = 8Hz), 6.82-6.88(2H, m),
7.08-7.20(2H, m), 7.67(1H, s), 7.73(1H, d, J = 8H
z).
【0160】参考例54 [5-(5-[(tert-ブトキシカルボニル)[2-(2-メトキシフェ
ニル)エチル]アミノ]ペンタノイル)-2,3-ジヒドロ-1H-
インドール-1-イル]酢酸エチル
【化168】 参考例50で得た5-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イ
ル)-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]
カルバミン酸 tert-ブチルおよびブロモ酢酸エチルを用
いて、参考例50と同様の操作を行うことにより、表題
化合物を淡黄色油状物として得た。1 H NMR(400MHz, CDCl3) δ 1.27(3H, t, J = 7Hz), 1.4
3(9H, s), 1.51-1.73(4H, m), 2.75-2.88(4H, m), 3.08
(2H, t, J = 8.5Hz), 3.15-3.23(2H, m), 3.30-3.40(2
H, m), 3.67(2H, t, J = 8.5Hz), 3.81(3H, s), 3.96(2
H, s), 4.20(2H, q, J = 7Hz), 6.29(1H, d, J = 8Hz),
6.82-6.88(2H, m), 7.08-7.20(2H, m), 7.70(1H, s),
7.73(1H, d, J = 8Hz).
【0161】参考例55 5-[1-[(エチルアミノ)カルボニル]-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-5-イル]-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフ
ェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化169】 参考例50で得た5-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イ
ル)-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]
カルバミン酸 tert-ブチル(362mg) のテトラヒドロフラ
ン(2ml) 溶液にイソシアン酸エチル(85mg) を加え、60
℃で2時間攪拌した。溶媒を減圧下留去し、得られた残
渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を
減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグ
ラフィー(展開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=1:1)に
て精製し、表題化合物を淡黄色油状物(254mg)として得
た。1 H NMR(400MHz, CD3OD) δ 1.22(3H, t, J = 7Hz), 1.4
3(9H, s), 1.51-1.73(4H, m), 2.76-2.95(4H, m), 3.07
-3.23(4H, m), 3.30-3.42(4H, m), 3.82(3H, s),3.94(2
H, t, J = 8Hz), 4.70(1H, br.s), 6.82-6.88(2H, m),
7.08-7.20(2H, m), 7.75(1H, s), 7.80(1H, d, J = 8.5
Hz), 7.96(1H, d, J = 8.5Hz).
【0162】参考例56 2-(3-フルオロフェニル)エチル[5-オキソ-5-(3-オキソ-
3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル)ペンチ
ル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化170】 参考例7で得た6-(5-クロロペンタノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよび2-(3-フルオロフェニ
ル)エチルアミンを用いて、参考例19と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を無色油状物として得た。1 H NMR(200MHz, CDCl3) δ 1.44(9H, s), 1.52-1.76(4
H, m), 2.81(2H, m), 2.91-2.95(2H, m), 3.14-3.23(2
H, m), 3.38(2H, m), 4.69(2H, s), 6.87-7.01(4H,m),
7.20-7.25(1H, m), 7.59-7.61(2H, m), 9.40(1H, s).
【0163】参考例57 2-(3-クロロフェニル)エチル[5-オキソ-5-(3-オキソ-3,
4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル)ペンチ
ル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化171】 参考例7で得た6-(5-クロロペンタノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよび2-(3-クロロフェニル)
エチルアミンを用いて、参考例19と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物を無色油状物として得た。1H N
MR(200MHz, CDCl3) δ 1.44(9H, s), 1.58(2H, m), 1.6
8-1.73(2H, m), 2.79(2H, m), 2.90-2.95(2H, m), 3.14
-3.23(2H, m), 3.37(2H, m), 4.69(2H, s),6.98-7.05(2
H, m), 7.17-7.21(3H, m), 7.59-7.61(2H, m), 9.46(1
H, s).
【0164】参考例58 5-(1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾイ
ミダゾール-5-イル)-5-オキソペンチル(2-フェニルエチ
ル)カルバミン酸tert-ブチル
【化172】 参考例10で得た5-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジメ
チル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オンおよ
び2-フェニルエチルアミンを用いて、参考例19と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を無色油状物とし
て得た。1 H NMR(300MHz, CDCl3) δ 1.44(9H, s), 1.75-1.59(4
H, m), 2.79-2.81(2H, m), 3.03-2.99(2H, m), 3.22-3.
18(2H, m), 3.39-3.35(2H, m), 3.46(3H, s), 3.47(3H,
s), 6.99(1H, d, J = 8.1Hz), 7.31-7.16(5H, m), 7.6
3(1H, d, J = 1.2Hz), 7.78(1H, d, J = 8.4Hz).
【0165】参考例59 5-(1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾイ
ミダゾール-5-イル)-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシ
フェニル)エチル]カルバミン酸tert-ブチル
【化173】 参考例10で得た5-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジメ
チル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オンおよ
び2-(2-メトキシフェニル)エチルアミンを用いて、参考
例19と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無
色油状物として得た。1 H NMR(300MHz, CDCl3) δ 1.43(9H, s), 1.73-1.64(4
H, m), 2.84-2.80(2H, m), 3.03-2.99(2H, m), 3.23-3.
21(2H, m), 3.37-3.33(2H, m), 3.47(6H, s), 3.82(3H,
s), 6.90-6.82(2H, m), 6.98(1H, d, J = 8.4Hz), 7.2
1-7.17(2H, m), 7.63(1H, d, J = 1.5Hz), 7.79(1H, d,
J = 8.1Hz)
【0166】参考例60 2-(2-クロロフェニル)エチル[5-(1,3-ジメチル-2-オキ
ソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾイミダゾール-5-イル)-5-オ
キソペンチル]カルバミン酸tert-ブチル
【化174】 参考例10で得た5-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジメ
チル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オンおよ
び2-(2-クロロフェニル)エチルアミンを用いて、参考例
19と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色
油状物として得た。1 H NMR(300MHz, CDCl3) δ 1.74-1.41(13H, m), 3.01-
2.94(4H, m), 3.24-3.15(2H, m), 3.44-3.39(2H, m),
3.46(3H, s), 3.47(3H, s), 6.99(1H, d, J = 8.1Hz),
7.17(3H, m), 7.35-7.32(1H, m), 7.63(1H, d, J = 1.5
Hz), 7.79(1H, d, J= 8.1Hz).
【0167】参考例61 5-(1-ベンジル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]カル
バミン酸tert-ブチル
【化175】 参考例50で得た5-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イ
ル)-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]
カルバミン酸 tert-ブチルおよびベンジルブロミドを用
いて、参考例51と同様の操作を行うことにより、表題
化合物を無色油状物として得た。1 H NMR(400MHz, CDCl3) δ 1.43(9H, s), 1.51-1.68(4
H, m), 2.85(4H, br.s),3.03(2H, t, J = 8.3Hz), 3.07
-3.20(2H, m), 3.34(2H, br.s), 3.50(2H, t, J= 8.4H
z), 3.81(3H, s), 4.37(2H, s), 6.40(1H, d, J = 8.3H
z), 6.82-6.88(2H, m), 7.08-7.20(2H, m), 7.26-7.36
(5H, m), 7.70(1H, s), 7.74(1H, d, J = 8.3Hz).
【0168】参考例62 5-(1-ベンゾイル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)
-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]カ
ルバミン酸tert-ブチル
【化176】 参考例50で得た5-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イ
ル)-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]
カルバミン酸 tert-ブチルおよびベンゾイルクロリドを
用いて、参考例55と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を無色油状物として得た。1 H NMR(400MHz, CDCl3) δ 1.43(9H, s), 1.51-1.70(4
H, m), 2.82(2H, br.s),2.93(2H, br.s), 3.15(2H, t,
J = 8.5Hz), 3.21(2H, br.s), 3.35(2H, br.s),3.82(3
H, s), 4.13(2H, t, J = 8.4Hz), 6.82-6.88(2H, m),
7.09-7.20(2H, m),7.44-7.57(6H, m), 7.75(1H, br.s),
7.83(1H, s).
【0169】参考例63 5-[1-(アニリノカルボニル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドー
ル-5-イル]-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)
エチル]カルバミン酸tert-ブチル
【化177】 参考例50で得た5-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イ
ル)-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]
カルバミン酸 tert-ブチルおよびイソシアン酸フェニル
を用いて、参考例55と同様の操作を行うことにより、
表題化合物を融点136-137℃の無色結晶として得た。1 H NMR(400MHz, CDCl3) δ 1.43(9H, s), 1.51-1.70(4
H, m), 2.82(2H, br.s),2.91(2H, t, J = 7.0Hz), 3.13
-3.26(4H, m), 3.35(2H, br.s), 3.81(3H, s), 4.11(2
H, t, J = 8.4Hz), 6.36(1H, s), 6.82-6.88(2H, m),
7.08-7.20(3H, m),7.33(2H, t, J = 8.3Hz), 7.45(2H,
d, J = 8.0Hz), 7.78(1H, s), 7.81(1H, d,J = 8.5Hz),
7.98(1H, d, J = 8.0Hz).
【0170】参考例64 5-クロロ-1-(4-メトキシフェニル)-1-ペンタノン
【化178】 アニソール(15.0g) および5-クロロバレリルクロリド(1
8.0ml) を用いて、参考例1と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を融点67-68℃の無色結晶(27.3g)とし
て得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.80-1.95 (4H, m), 2.90-
3.00 (2H, m), 3,55-3.60 (2H, m), 3.86 (3H, s), 6.9
0-7.00 (2H, m), 7.90-8.00 (2H, m). 元素分析 C12H15ClO2として 計算値:C, 63.58; H, 6.67; N, 0.00. 実験値:C, 63.50; H, 6.67; N, 0.00.
【0171】参考例65 塩化5-(5-クロロペンタノイル)-2-メトキシベンゼンス
ルホニル
【化179】 参考例64で得た5-クロロ-1-(4-メトキシフェニル)-1-
ペンタノン(15.0g) を、氷冷下、クロロスルホン酸(50m
l) に少量ずつ加えた。混合物を室温で30時間攪拌
後、反応溶液を粉砕氷(500g) に滴下し、次いで酢酸エ
チルで抽出、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去することによ
り、表題化合物を融点69-70℃の無色結晶(7.63g)として
得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.80-2.00 (4H, m), 2.95-
3.05 (2H, m), 3,55-3.65 (2H, m), 4.15 (3H, s), 7.2
2 (1H, d, J = 8.8Hz), 8.33 (1H, dd, J = 8.8,2.2H
z), 8.53 (1H, d, J = 2.2Hz). 元素分析 C12H14Cl2O4Sとして 計算値:C, 44.32; H, 4.34; N, 0.00. 実験値:C, 43.77; H, 4.36; N, 0.00.
【0172】参考例66 5-(5-クロロペンタノイル)-2-メトキシベンゼンスルホ
ンアミド
【化180】 参考例65で得た塩化5-(5-クロロペンタノイル)-2-メ
トキシベンゼンスルホニル(3.00g) のテトラヒドロフラ
ン(50ml) 溶液に、25%アンモニア水を氷冷下にて滴下し
た。室温で30分攪拌後、溶媒を減圧下留去し、次いで
酢酸エチルで抽出し、飽和食塩水で洗浄した。有機層を
硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去する
ことにより、表題化合物を融点135-136℃の無色結晶(2.
54g)として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.60-1.80 (4H, m), 3.0
6 (2H, t, J = 6.2Hz),3.69 (2H, t, J = 6.2Hz), 4.00
(3H, s), 7.28 (2H, s), 7.33 (1H, d, J = 8.8Hz),
8.22 (1H, dd, J = 8.8, 2.2Hz), 8.30 (1H, d, J = 2.
2Hz). 元素分析 C12H16ClNO4Sとして 計算値:C, 47.14; H, 5.27; N, 4.58. 実験値:C, 47.06; H, 5.25; N, 4.49.
【0173】参考例67 5-(5-クロロペンタノイル)-N-イソプロピル-2-メトキシ
ベンゼンスルホンアミド
【化181】 参考例65で得た塩化5-(5-クロロペンタノイル)-2-メ
トキシベンゼンスルホニル(3.50g) およびイソプロピル
アミン(1.90ml) を用いて、参考例66と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を融点122-124℃の無色結
晶(3.39g)として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.08 (6H, d, J = 6.6Hz),
1.80-2.00 (4H, m), 2.95-3.05 (2H, m), 3.35-3.65
(3H, m), 4.07 (3H, s), 4.30-5.00 (1H, br), 7.12 (1
H, d, J = 8.8Hz), 8.21 (1H, dd, J = 8.8, 2.2Hz),
8.50 (1H, d, J = 2.2Hz). 元素分析 C15H22ClNO4Sとして 計算値:C, 51.79; H, 6.37; N, 4.03. 実験値:C, 51.74; H, 6.37; N, 3.83.
【0174】参考例68 5-クロロ-1-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イル)-1-
ペンタノン
【化182】 2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン(24.5g) および5-クロロ
バレリルクロリド(34.8g)を用いて、参考例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を融点56-57℃の無
色結晶(32.4g)として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.80-2.00 (4H, m), 2.90-
3.00 (2H, m), 3.25 (2H, t, J = 8.7Hz), 3.55-3.65
(2H, m), 4.66 (2H, t, J = 8.7Hz), 6.79 (1H, d, J =
8.2Hz), 7.79 (1H, dd, J = 8.2, 2.1Hz), 7.84 (1H,
d, J = 2.1Hz). 元素分析 C13H15ClO2として 計算値:C, 65.41; H, 6.33; N, 0.00. 実験値:C, 65.18; H, 6.33; N, 0.00.
【0175】参考例69 塩化5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾ
フラン-7-スルホニル
【化183】 参考例68で得た5-クロロ-1-(2,3-ジヒドロ-1-ベンゾ
フラン-5-イル)-1-ペンタノン(10.0g) を用いて、参考
例65と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融
点72-73℃の無色結晶(4.93g)として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.80-2.00 (4H, m), 2.90-
3.05 (2H, m), 3.41 (2H, t, J = 8.8Hz), 3.55-3.65
(2H, m), 5.01 (2H, t, J = 8.8Hz), 8.15-8.20 (1H,
m), 8.25-8.30 (1H, m). 元素分析 C13H14Cl2O4Sとして 計算値:C, 46.30; H, 4.18; N, 0.00. 実験値:C, 46.13; H, 4.17; N, 0.00.
【0176】参考例70 5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラ
ン-7-スルホンアミド
【化184】 参考例69で得た塩化5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-
ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホニル(4.50g) を用い
て、参考例66と同様の操作を行うことにより、表題化
合物を融点134-136℃の無色結晶(3.87g)として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.65-1.85 (4H, m), 3.0
2 (2H, t, J = 7.0Hz),3.32 (2H, t, J = 8.8Hz), 3.68
(2H, t, J = 7.0Hz), 4.82 (2H, t, J = 8.8Hz), 7.38
(2H, s), 8.05-8.10 (2H, m). 元素分析 C13H16ClNO4Sとして 計算値:C, 49.13; H, 5.07; N, 4.41. 実験値:C, 48.96; H, 4.99; N, 4.15.
【0177】参考例71 5-(5-クロロペンタノイル)-N-イソプロピル-2,3-ジヒド
ロ-1-ベンゾフラン-7-スルホンアミド
【化185】 参考例69で得た塩化5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-
ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホニル(4.50g) および
イソプロピルアミン(3.80ml) を用いて、参考例66と
同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点103-10
4℃の無色結晶(6.76g)として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.11 (6H, d, J = 6.6Hz),
1.80-2.00 (4H, m), 2.90-3.05 (2H, m), 3.34 (2H,
t, J = 8.8Hz), 3.40-3.65 (3H, m), 4.71 (1H, d, J =
7.0Hz), 4.87 (2H, t, J = 8.8Hz), 8.00-8.10 (1H,
m), 8.20-8.25 (1H,m). 元素分析 C16H22NO4SClとして 計算値:C, 53.40; H, 6.16; N, 3.89. 実験値:C, 53.32; H, 6.16; N, 3.84.
【0178】参考例72 5-クロロ-1-(2,2-ジメチル-3,4-ジヒドロ-2H-クロメン-
6-イル)-1-ペンタノン
【化186】 2,2-ジメチルクロマン(19.7g) および5-クロロバレリル
クロリド(20.7g) を用いて、参考例1と同様の操作を行
うことにより、表題化合物を融点50-51℃の無色結晶(2
2.0g)として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.36 (6H, s), 1.80-1.95
(6H, m), 2.82 (2H, t,J = 6.6Hz), 2.80-3.00 (2H,
m), 3.55-3.65 (2H, m), 6.80 (1H, d, J = 9.0Hz), 7.
70-7.80 (2H, m). 元素分析 C16H21ClO2として 計算値:C, 68.44; H, 7.68; N, 0.00. 実験値:C, 68.31; H, 7.54; N, 0.00.
【0179】参考例73 塩化6-(5-クロロペンタノイル)-2,2-ジメチル-8-クロマ
ンスルホニル
【化187】 参考例72で得た5-クロロ-1-(2,2-ジメチル-3,4-ジヒ
ドロ-2H-クロメン-6-イル)-1-ペンタノン(5.00g) を用
いて、参考例65と同様の操作を行うことにより、表題
化合物を無色油状物(1.30g)として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.50 (6H, s), 1.75-2.10
(6H, m), 2.85-3.05 (4H, m), 3.55-3.65 (2H, m), 8.6
0 (1H, s), 8.33 (1H, s).
【0180】参考例74 6-(5-クロロペンタノイル)-2,2-ジメチル-8-クロマンス
ルホンアミド
【化188】 参考例73で得た塩化6-(5-クロロペンタノイル)-2,2-
ジメチル-8-クロマンスルホニル(1.30g) を用いて、参
考例66と同様の操作を行うことにより、表題化合物を
融点148-149℃の無色結晶(630mg)として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.48 (6H, s), 1.80-1.90
(4H, m), 1.95 (2H, t,J = 6.9Hz), 2.91 (2H, t, J =
6.9Hz), 2.95-3.00 (2H, m), 3.55-3.60 (2H, m), 5.03
(2H, s), 7.95-8.00 (1H, m), 8.25-8.30 (1H, m).
【0181】参考例75 5-クロロ-1-(2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-6-イ
ル)-1-ペンタノン
【化189】 2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン(10.0g) および5-
クロロバレリルクロリド(10.4ml) を用いて、参考例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点52-5
3℃の無色結晶(15.1g)として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.80-1.95 (4H, m), 2.90-
3.00 (2H, m), 3.55-3.60 (2H, m), 4.25-4.35 (4H,
s), 6.85-6.95 (1H, m), 7.45-7.50 (2H, m). 元素分析 C13H15ClO3として 計算値:C, 61.30; H, 5.94; N, 0.00. 実験値:C, 61.26; H, 5.83; N, 0.00.
【0182】参考例76 7-(5-クロロペンタノイル)-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジ
オキシン-5-スルホンアミド
【化190】 参考例75で得た5-クロロ-1-(2,3-ジヒドロ-1,4-ベン
ゾジオキシン-6-イル)-1-ペンタノン(9.00g) を用い
て、参考例65および66と同様の操作を順次行うこと
により、表題化合物を融点141-142℃の無色結晶(3.88g)
として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.80-1.95 (4H, m), 2.94
(2H, t, J = 6.6Hz), 3.58 (2H, t, J = 6.0Hz), 4.30-
4.45 (2H, m), 4.50-4.60 (2H, m), 5.20 (2H, s), 7.6
7 (1H, d, J = 1.8Hz), 7.99 (1H, d, J = 1.8Hz). 元素分析 C13H16ClNO5Sとして 計算値:C, 46.78; H, 4.83; N, 4.20. 実験値:C, 46.63; H, 4.83; N, 4.10.
【0183】参考例77 trans-N-({4-[(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピ
ロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)カルボニル]シクロヘ
キシル}メチル)アセトアミド
【化191】 trans-4-[(アセチルアミノ)メチル]シクロヘキサンカル
ボン酸(12.1g) を塩化チオニル(25ml) に水冷下、少量
ずつ加えた。室温で30分攪拌後、減圧下、塩化チオニ
ルを留去し、trans-塩化4-[(アセチルアミノ)メチル]シ
クロヘキサンカルボニルの粗結晶を得た。次いで該粗結
晶および1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キ
ノリン-4-オン(12.1g)のジクロロメタン(30ml) 溶液
に、水冷下、塩化アルミニウム(24.0g) を少量ずつ加え
た。室温で12時間攪拌後、反応溶液を氷(300g) に注
ぎ、次いで酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄した。
有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下
留去することにより、表題化合物を融点178-180℃の無
色結晶(12.9g)として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.05-1.20 (2H, m), 1.45-
1.60 (3H, m), 1.70-2.05 (4H, m), 2.01 (3H, s), 2.7
2 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.03 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.1
0-3.30 (5H, m), 4.13 (2H, t, J = 8.4Hz), 5.55-5.70
(1H, m), 7.64 (1H, s), 7.69 (1H, s).
【0184】参考例78 trans-8-{[4-(アミノメチル)シクロヘキシル]カルボニ
ル}-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリ
ン-4-オン 塩酸塩
【化192】 参考例77で得たtrans-N-({4-[(4-オキソ-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)カル
ボニル]シクロヘキシル}メチル)アセトアミド(12.0g)
に濃塩酸(100ml) を加え、140℃で12時間攪拌した。
塩酸を減圧下留去することにより白色粉末を得た。さら
に水−イソプロピルエーテルからの再結晶により、表題
化合物を融点255-257℃の無色結晶(9.40g)として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.00-1.95 (10H, m), 2.
50-2.75 (3H, m), 2.98(2H, t, J = 7.8Hz), 3.18 (2H,
t, J = 8.8Hz), 3.20-3.40 (1H, m), 3.99 (2H, t, J
= 8.8Hz), 7.72 (1H, s), 7.73 (1H, s), 7.90-8.20 (3
H, br).
【0185】参考例79 2-(4-メトキシフェニル)エチル[5-オキソ-5-(4-オキソ-
1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8
-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化193】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.00g)
および2-(4-メトキシフェニル)エチルアミン(1.03g)
を用いて、参考例19と同様の操作を行うことにより、
表題化合物(1.23g)を無色油状物として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.45 (9H, s), 1.50-1.95
(4H, m), 2.65-2.80 (2H, m), 2.71 (2H, t, J = 7.8H
z), 2.85-3.00 (2H, m), 3.01 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.
05-3.40 (4H, m), 3.21 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.78 (3
H, s), 4.12 (2H, t, J = 8.4Hz), 6.82 (2H, d, J =
8.4Hz), 7.00-7.15 (2H, m), 7.66 (1H, s),7.70 (1H,
s).
【0186】参考例80 2-(4-クロロフェニル)エチル[5-オキソ-5-(4-オキソ-1,
2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-
イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化194】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.00g)
および2-(4-クロロフェニル)エチルアミン(1.06g) を
用いて、参考例19と同様の操作を行うことにより、表
題化合物(941mg)を無色油状物として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.43 (9H, s), 1.50-1.95
(4H, m), 2.65-2.85 (2H, m), 2.71 (2H, t, J = 7.8H
z), 2.85-3.00 (2H, m), 3.01 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.
05-3.45 (4H, m), 3.22 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.13 (2
H, t, J = 8.4Hz),7.00-7.30 (4H, m), 7.66 (1H, s),
7.70 (1H, s).
【0187】参考例81 2-(3-クロロフェニル)エチル[5-オキソ-5-(4-オキソ-1,
2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-
イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化195】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.00g)
および2-(3-クロロフェニル)エチルアミン(1.06g) を
用いて、参考例19と同様の操作を行うことにより、表
題化合物(1.19g)を無色油状物として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.43 (9H, s), 1.50-1.90
(4H, m), 2.65-2.85 (2H, m), 2.70 (2H, t, J = 7.8H
z), 2.85-3.00 (2H, m), 3.01 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.
05-3.25 (2H, m), 3.21 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.36 (2
H, t, J = 7.5Hz),4.12 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.00-7.2
0 (4H, m), 7.65 (1H, s), 7.70 (1H, s).
【0188】参考例82 2-(2-ヒドロキシフェニル)エチル[5-オキソ-5-(4-オキ
ソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリ
ン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化196】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.00
g)、2-(2-ヒドロキシフェニル)エチルアミン・臭化水素
酸塩(1.49g) およびジイソプロピルエチルアミン(1.16m
l) のジメチルホルムアミド(1ml) 混合物を120℃で1時
間攪拌した。室温まで冷却後、反応溶液にメタノール(1
0ml) およびトリエチルアミン(1.43ml) を加え、次いで
二炭酸ジ-t-ブチル(2.24g) のメタノール(5ml) 溶液を
滴下し、室温で12時間攪拌した。溶媒を減圧下留去
し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(展
開溶媒;ヘキサン:酢酸エチル=2:1)にて精製し、
溶媒を留去することにより、表題化合物を融点154-155
℃の無色結晶(687mg)として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.48 (9H, s), 1.55-1.85
(4H, m), 2.71 (2H, t,J = 7.8Hz), 2.83 (2H, t, J =
7.5Hz), 2.94 (2H, t, J = 7.5Hz), 3.00 (2H,t, J =
7.8Hz), 3.15-3.35 (6H, m), 4.12 (2H, t, J = 8.4H
z), 6.70-7.15 (4H, m), 7.66 (1H, s), 7.70 (1H, s),
7.40-7.65 (1H, br). 元素分析 C29H36N2O5・0.2H2Oとして 計算値:C, 70.19; H, 7.39; N, 5.65. 実験値:C, 70.34; H, 7.35; N, 5.66.
【0189】参考例83 2-(2,6-ジクロロフェニル)エチル[5-オキソ-5-(4-オキ
ソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリ
ン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化197】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.00g)
および2-(2,6-ジクロロフェニル)エチルアミン(650mg)
を用いて、参考例19と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(1.08g) を無色油状物として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.42 (9H, s), 1.50-1.80
(4H, m), 1.80-1.95 (2H, m), 2.71 (2H, t, J = 7.8H
z), 2.85-3.65 (10H, m), 4.13 (2H, t, J = 8.4Hz),
7.10 (1H, t, J = 7.8Hz), 7.25-7.30 (2H, m), 7.68
(1H, s), 7.72 (1H,s).
【0190】参考例84 2-(2,3-ジメトキシフェニル)エチル[5-オキソ-5-(4-オ
キソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノ
リン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化198】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.00g)
および2-(2,3-ジメトキシフェニル)エチルアミン(620m
g) を用いて、参考例19と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(1.13g) を無色油状物として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.46 (9H, s), 1.50-1.90
(6H, m), 2.71 (2H, t,J = 7.8Hz), 2.75-3.45 (10H,
m), 3.84 (3H, s), 3.86 (3H, s), 4.12 (2H, t,J = 8.
4Hz), 6.70-6.85 (2H, m), 6.98 (1H, t, J = 7.8Hz),
7.67 (1H, s), 7.72 (1H, s).
【0191】参考例85 5-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロ
ロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル[2-(2-チエニ
ル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化199】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.00g)
および2-(2-チエニル)エチルアミン(435mg) を用い
て、参考例19と同様の操作を行うことにより、表題化
合物(1.44g) を無色油状物として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.38 (9H, s), 1.40-1.85
(6H, m), 2.63 (2H, t,J = 7.8Hz), 2.80-3.55 (10H,
m), 4.05 (2H, t, J = 7.2Hz), 6.70-6.80 (1H,m), 6.8
0-6.90 (1H, m), 7.00-7.10 (1H, m), 7.61 (1H, s),
7.65 (1H, s).
【0192】参考例86 5-(2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-6-イル)-5-オ
キソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]カルバミ
ン酸 tert-ブチル
【化200】 参考例75で得た5-クロロ-1-(2,3-ジヒドロ-1,4-ベン
ゾジオキシン-6-イル)-1-ペンタノン(1.00g) および2-
(2-メトキシフェニル)エチルアミン(594mg) を用いて、
参考例19と同様の操作を行うことにより、表題化合物
(1.84g) を無色油状物として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.43 (9H, s), 1.50-2.00
(4H, m), 2.75-3.60 (12H, m), 3.82 (3H, s), 6.80-7.
25 (5H, m), 7.60-7.65 (1H, m), 7.79 (1H, dd,J = 8.
2, 1.5Hz).
【0193】参考例87 5-[3-(アミノスルホニル)-4-メトキシフェニル]-5-オキ
ソペンチル(2-フェニルエチル)カルバミン酸 tert-ブ
チル
【化201】 参考例66で得た5-(5-クロロペンタノイル)-2-メトキ
シベンゼンスルホンアミド(900mg) および2-フェニルエ
チルアミン(713mg) を用いて、参考例19と同様の操作
を行うことにより、表題化合物を融点121-122℃の無色
結晶(1.07g)として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.30-1.75 (13H, m), 2.75
-2.85 (2H, m), 2.90-3.00 (2H, m), 3.05-3.25 (2H,
m), 3.36 (2H, t, J = 7.8Hz), 4.08 (3H, s), 5.37 (2
H, s), 7.10 (1H, d, J = 8.8Hz), 7.10-7.30 (5H, m),
8.16 (1H, dd, J= 8.8, 2.1Hz), 8.44 (1H, d, J = 2.
1Hz). 元素分析 C25H34N2O6Sとして 計算値:C, 61.20; H, 6.99; N, 5.71. 実験値:C, 61.20; H, 7.02; N, 5.66.
【0194】参考例88 5-[3-(アミノスルホニル)-4-メトキシフェニル]-5-オキ
ソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]カルバミン
酸 tert-ブチル
【化202】 参考例66で得た5-(5-クロロペンタノイル)-2-メトキ
シベンゼンスルホンアミド(800mg) および2-(2-メトキ
シフェニル)エチルアミン(792mg) を用いて、参考例1
9と同様の操作を行うことにより、表題化合物(740mg)
を無色油状物として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.30-1.80 (13H, m), 2.80
(2H, t, J = 7.6Hz), 2.90-3.00 (2H, m), 3.05-3.25
(2H, m), 3.33 (2H, t, J = 7.6Hz), 3.81 (3H,s), 4.0
7 (3H, s), 5.66 (2H, s), 6.80-6.95 (2H, m), 7.00-
7.25 (3H, m), 8.10-8.20 (1H, m), 8.40-8.45 (1H,
m).
【0195】参考例89 5-[3-(アミノスルホニル)-4-メトキシフェニル]-5-オキ
ソペンチル[2-(2-クロロフェニル)エチル]カルバミン酸
tert-ブチル
【化203】 参考例66で得た5-(5-クロロペンタノイル)-2-メトキ
シベンゼンスルホンアミド(900mg) および2-(2-クロロ
フェニル)エチルアミン(915mg) を用いて、参考例19
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点113-
114℃の無色結晶(1.07g)として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.30-1.80 (13H, m), 2.90
-3.00 (4H, m), 3.05-3.25 (2H, m), 3.38 (2H, t, J =
7.6Hz), 4.09 (3H, s), 5.43 (2H, s), 7.05-7.40 (5
H, m), 8.16 (1H, dd, J = 8.7, 2.1Hz), 8.43 (1H, d,
J = 2.1Hz). 元素分析 C25H33ClN2O6Sとして 計算値:C, 57.19; H, 6.33; N, 5.34. 実験値:C, 57.07; H, 6.34; N, 5.22.
【0196】参考例90 5-{3-[(イソプロピルアミノ)スルホニル]-4-メトキシフ
ェニル}-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)エ
チル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化204】 参考例67で得た5-(5-クロロペンタノイル)-N-イソプ
ロピル-2-メトキシベンゼンスルホンアミド(800mg) お
よび2-(2-メトキシフェニル)エチルアミン(696mg)を用
いて、参考例19と同様の操作を行うことにより、表題
化合物(1.36g) を無色油状物として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.07 (6H, d, J = 6.6Hz),
1.40-1.80 (13H, m), 2.80-3.50 (9H, m), 3.83 (3H,
s), 4.07 (3H, s), 5.21 (1H, d, J = 7.2Hz), 6.80-6.
95 (2H, m), 7.05-7.25(3H, m), 8.20 (1H, dd, J = 8.
8, 2.2Hz), 8.51(1H, d, J = 2.2Hz).
【0197】参考例91 2-(2-クロロフェニル)エチル(5-{3-[(イソプロピルアミ
ノ)スルホニル]-4-メトキシフェニル}-5-オキソペンチ
ル)カルバミン酸 tert-ブチル
【化205】 参考例67で得た5-(5-クロロペンタノイル)-N-イソプ
ロピル-2-メトキシベンゼンスルホンアミド(800mg) お
よび2-(2-クロロフェニル)エチルアミン(716mg) を用い
て、参考例19と同様の操作を行うことにより、表題化
合物(1.28g) を無色油状物として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.07 (6H, d, J = 6.6Hz),
1.35-1.80 (13H, m), 2.85-3.50 (9H, m), 4.07 (3H,
s), 4.87 (1H, d, J = 6.8Hz), 7.05-7.40 (5H,m), 8.2
0 (1H, dd, J = 8.8, 2.2Hz), 8.50 (1H, d, J = 2.2H
z).
【0198】参考例92 5-[7-(アミノスルホニル)-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラ
ン-5-イル]-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)
エチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化206】 参考例70で得た5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-ジヒ
ドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホンアミド(800mg) および
2-(2-メトキシフェニル)エチルアミン(762mg) を用い
て、参考例19と同様の操作を行うことにより、表題化
合物(990mg) を無色油状物として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.20-1.80 (13H, m), 2.75
-3.00 (5H, m), 3.05-3.40 (5H, m), 3.82 (3H, s), 4.
87 (2H, t, J = 8.6Hz), 5.50 (2H, s), 6.80-6.90 (2
H, m), 7.00-7.25 (2H, m), 7.99 (1H, s), 8.17 (1H,
s).
【0199】参考例93 5-[7-(アミノスルホニル)-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラ
ン-5-イル]-5-オキソペンチル[2-(2-クロロフェニル)エ
チル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化207】 参考例70で得た5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-ジヒ
ドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホンアミド(800mg) および
2-(2-クロロフェニル)エチルアミン(784mg) を用いて、
参考例19と同様の操作を行うことにより、表題化合物
を融点114-115℃の無色結晶(1.04g)として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.25-1.80 (13H, m), 2.80
-3.45 (10H, m), 4.90 (2H, t, J = 8.8Hz), 5.29 (2H,
s), 7.10-7.40 (4H, m), 8.02 (1H, s), 8.20 (1H,
s). 元素分析 C26H33ClN2O6Sとして 計算値:C, 58.14; H, 6.19; N, 5.22. 実験値:C, 57.93; H, 6.22; N, 5.12.
【0200】参考例94 5-{7-[(イソプロピルアミノ)スルホニル]-2,3-ジヒドロ
-1-ベンゾフラン-5-イル}-5-オキソペンチル[2-(2-メト
キシフェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化208】 参考例71で得た5-(5-クロロペンタノイル)-N-イソプ
ロピル-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホンアミ
ド(1.00g) および2-(2-メトキシフェニル)エチルアミン
(841mg) を用いて、参考例19と同様の操作を行うこと
により、表題化合物(1.00g) を無色油状物として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.09 (6H, d, J = 6.3Hz),
1.35-1.75 (13H, m), 2.75-3.50 (11H, m), 3.82 (3H,
s), 4.75-4.90 (3H, m), 6.80-6.90 (2H, m), 7.05-7.
20 (2H, m), 8.03 (1H, s), 8.23 (1H, s).
【0201】参考例95 2-(2-クロロフェニル)エチル(5-{7-[(イソプロピルアミ
ノ)スルホニル]-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イル}
-5-オキソペンチル)カルバミン酸 tert-ブチル
【化209】 参考例71で得た5-(5-クロロペンタノイル)-N-イソプ
ロピル-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホンアミ
ド(2.00g) および2-(2-クロロフェニル)エチルアミン
(1.73g) を用いて、参考例19と同様の操作を行うこと
により、表題化合物(2.10g) を無色油状物として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.10 (6H, d, J = 6.6Hz),
1.30-2.00 (13H, m), 2.80-3.50 (11H, m), 4.75-4.90
(3H, m), 7.10-7.40 (4H, m), 8.04 (1H, s), 8.23 (1
H, s).
【0202】参考例96 5-[8-(アミノスルホニル)-2,2-ジメチル-3,4-ジヒドロ-
2H-クロメン-6-イル]-5-オキソペンチル[2-(2-クロロフ
ェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化210】 参考例74で得た6-(5-クロロペンタノイル)-2,2-ジメ
チル-8-クロマンスルホンアミド(600mg) および2-(2-ク
ロロフェニル)エチルアミン(548mg) を用いて、参考例
19と同様の操作を行うことにより、表題化合物(715m
g) を無色油状物として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.30-1.90 (13H, m), 1.47
(6H, s), 1.93 (2H, t,J = 6.6Hz), 2.80-3.30 (8H,
m), 3.39 (2H, t, J = 6.6Hz), 5.26 (2H, s), 7.10-7.
40 (4H, m), 7.92 (1H, s), 8.26 (1H, s).
【0203】参考例97 5-[8-(アミノスルホニル)-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジ
オキシン-6-イル]-5-オキソペンチル(2-フェニルエチ
ル)カルバミン酸 tert-ブチル
【化211】 参考例76で得た7-(5-クロロペンタノイル)-2,3-ジヒ
ドロ-1,4-ベンゾジオキシン-5-スルホンアミド(800mg)
およびフェネチルアミン(582mg) を用いて、参考例19
と同様の操作を行うことにより、表題化合物(1.05g) を
無色油状物として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.35-1.80 (13H, m), 2.75
-2.95 (4H, m), 3.05-3.25 (2H, m), 3.35 (2H, t, J =
7.5Hz), 4.30-4.40 (2H, m), 4.45-4.55 (2H, m), 5.4
0-5.50 (2H, m), 7.10-7.35 (5H, m), 7.64 (1H, s),
7.98 (1H, s).
【0204】参考例98 5-[8-(アミノスルホニル)-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジ
オキシン-6-イル]-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフ
ェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化212】 参考例76で得た7-(5-クロロペンタノイル)-2,3-ジヒ
ドロ-1,4-ベンゾジオキシン-5-スルホンアミド(800mg)
および2-(2-メトキシフェニル)エチルアミン(726mg) を
用いて、参考例19と同様の操作を行うことにより、表
題化合物(820mg)を無色油状物として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.35-1.75 (13H, m), 2.80
(2H, t, J = 7.2Hz), 2.85-3.00 (2H, m), 3.05-3.25
(2H, m), 3.32 (2H, t, J = 7.2Hz), 3.82 (3H,s), 4.3
0-4.40 (2H, m), 4.45-4.55 (2H, m), 5.31 (2H, s),
6.80-7.20 (4H, m), 7.67 (1H, s), 8.01 (1H, s).
【0205】参考例99 5-[8-(アミノスルホニル)-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジ
オキシン-6-イル]-5-オキソペンチル[2-(2-クロロフェ
ニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化213】 参考例76で得た7-(5-クロロペンタノイル)-2,3-ジヒ
ドロ-1,4-ベンゾジオキシン-5-スルホンアミド(800mg)
および2-(2-クロロフェニル)エチルアミン(746mg)を用
いて、参考例19と同様の操作を行うことにより、表題
化合物(1.08g) を無色油状物として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.30-1.80 (13H, m), 2.80
-3.00 (4H, m), 3.05-3.25 (2H, m), 3.39 (2H, t, J =
7.2Hz), 4.30-4.40 (2H, m), 4.45-4.55 (2H, m), 5.2
5-5.50 (2H, m), 7.05-7.40 (4H, m), 7.66 (1H, s),
7.99 (1H, s).
【0206】参考例100 5-{4-メトキシ-3-[(メチルスルホニル)アミノ]フェニ
ル}-5-オキソペンチル(2-フェニルエチル)カルバミン酸
tert-ブチル
【化214】 参考例13で得たN-[5-(5-クロロペンタノイル)-2-メト
キシフェニル]メタンスルホンアミド(1.00g) およびフ
ェネチルアミン(786mg) を用いて、参考例19と同様の
操作を行うことにより、表題化合物(1.32g) を無色油状
物として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.44(9H, s), 1.50-1.90(4
H, m), 2.75-3.45(8H, m), 2.99(3H, s), 3.96(3H, s),
6.80-7.00(2H, m), 7.10-7.35(5H, m), 7.75-7.85(1H,
m), 8.05-8.15(1H, m).
【0207】参考例101 5-{4-メトキシ-3-[(メチルスルホニル)アミノ]フェニ
ル}-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]
カルバミン酸 tert-ブチル
【化215】 参考例13で得たN-[5-(5-クロロペンタノイル)-2-メト
キシフェニル]メタンスルホンアミド(1.00g) および2-
(2-メトキシフェニル)エチルアミン(1.42g) を用いて、
参考例19と同様の操作を行うことにより、表題化合物
(550mg) を無色油状物として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.43(9H, s), 1.50-1.80(4
H, m), 2.75-3.40(4H, m), 2.99(3H, s), 3.83(3H, s),
3.05-3.45 (4H, m), 3.96(3H, s), 6.80-6.90(3H, m),
6.96(1H, d, J = 8.4Hz), 7.05-7.25(2H, m), 7.80(1
H, dd, J = 8.4, 1.8Hz), 8.10(1H, d, J = 1.8Hz).
【0208】参考例102 2-(2-クロロフェニル)エチル(5-{4-メトキシ-3-[(メチ
ルスルホニル)アミノ]フェニル}-5-オキソペンチル)カ
ルバミン酸 tert-ブチル
【化216】 参考例13で得たN-[5-(5-クロロペンタノイル)-2-メト
キシフェニル]メタンスルホンアミド(1.00g) および2-
(2-クロロフェニル)エチルアミン(1.46g) を用いて、参
考例19と同様の操作を行うことにより、表題化合物
(1.52g) を無色油状物として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.41(9H, s), 1.45-1.80(4
H, m), 2.75-3.50(6H, m), 3.00(3H, s), 3.41(2H, t,
J = 7.4Hz), 3.96(3H, s), 6.90-7.00(2H, m), 7.10-7.
40(4H, m), 7.75-7.85(1H, m), 8.05-8.10(1H, m).
【0209】参考例103 6-{4-メトキシ-3-[(メチルスルホニル)アミノ]フェニ
ル}-6-オキソヘキシル(2-フェニルエチル)カルバミン酸
tert-ブチル
【化217】 参考例14で得たN-[5-(6-ブロモペンタノイル)-2-メト
キシフェニル]メタンスルホンアミド(1.00g) およびフ
ェネチルアミン(641mg) を用いて、参考例19と同様の
操作を行うことにより、表題化合物(918mg) を無色油状
物として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.30-1.90(6H, m), 1.44(9
H, s), 2.75-2.85(2H, m), 2.91(2H, t, J = 7.5Hz),
2.99(3H, s), 3.00-3.20(2H, m), 3.30-3.45(2H,m), 3.
96(3H, s), 6.90(1H, s), 6.97(1H, d, J = 8.4Hz), 7.
15-7.30(5H, m),7.81(1H, dd, J = 8.4, 1.8Hz), 8.12
(1H, d, J = 1.8Hz).
【0210】参考例104 6-{4-メトキシ-3-[(メチルスルホニル)アミノ]フェニ
ル}-6-オキソヘキシル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]
カルバミン酸 tert-ブチル
【化218】 参考例14で得たN-[5-(6-ブロモペンタノイル)-2-メト
キシフェニル]メタンスルホンアミド(1.00g) および2-
(2-メトキシフェニル)エチルアミン(800mg) を用いて、
参考例19と同様の操作を行うことにより、表題化合物
(1.00g) を無色油状物として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.25-1.60(4H, m), 1.43(9
H, s), 1.73(2H, quintet, J = 7.5Hz), 2.75-2.90(2H,
m), 2.91(2H, t, J = 7.5Hz), 2.99(3H, s), 3.00-3.2
0(2H, m), 3.30-3.45(2H, m), 3.82(3H, s), 3.96(3H,
s), 6.80-7.20(6H, m), 7.80(1H, dd, J = 8.4, 1.8H
z), 8.10(1H, d, J = 1.8Hz).
【0211】参考例105 2-(2-クロロフェニル)エチル(6-{4-メトキシ-3-[(メチ
ルスルホニル)アミノ]フェニル}-6-オキソヘキシル)カ
ルバミン酸 tert-ブチル
【化219】 参考例14で得たN-[5-(6-ブロモペンタノイル)-2-メト
キシフェニル]メタンスルホンアミド(1.00g) および2-
(2-クロロフェニル)エチルアミン(823mg) を用いて、参
考例19と同様の操作を行うことにより、表題化合物
(1.03g) を無色油状物として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.25-1.90(6H, m), 1.41(9
H, s), 2.90-3.25(6H, m), 2.99(3H, s), 3.40(2H, t,
J = 7.5Hz), 3.97(3H, s), 6.89(1H, s), 6.97(1H, d,
J = 8.4Hz), 7.10-7.40(4H, m), 7.80(1H, dd, J = 8.
4, 1.8Hz), 8.10(1H, d, J = 1.8Hz).
【0212】参考例106 5-(1H-インドール-3-イル)-5-オキソペンチル(2-フェニ
ルエチル)カルバミン酸tert-ブチル
【化220】 参考例15で得た5-クロロ-1-(1H-インドール-3-イル)-
1-ペンタノン(1.00g) および2-フェニルエチルアミン
(1.03g) を用いて、参考例19と同様の操作を行うこと
により、表題化合物を融点100-108℃の無色結晶(1.10g)
として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.44(9H, s), 1.50-2.10(4
H, m), 2.70-2.90(4H, m), 3.05-3.25(2H, m), 3.30-4.
45(2H, m), 7.10-7.45(8H, m), 7.70-7.90(1H, m), 8.3
5-8.45(1H, m), 9.05-9.35(1H, br).
【0213】参考例107 5-(1H-インドール-3-イル)-5-オキソペンチル[2-(2-メ
トキシフェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化221】 参考例15で得た5-クロロ-1-(1H-インドール-3-イル)-
1-ペンタノン(1.00g) および2-(2-メトキシフェニル)エ
チルアミン(1.28g) を用いて、参考例19と同様の操作
を行うことにより、表題化合物(901mg) を無色油状物と
して得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.44(9H, s), 1.50-1.80(4
H, m), 2.70-2.90(4H, m), 3.10-3.45(4H, m), 3.65-3.
85(3H, m), 6.75-6.90(2H, m), 7.00-7.45(5H, m), 7.6
0-7.90(1H, m), 8.35-8.40(1H, m), 9.70-10.00(1H, b
r).
【0214】参考例108 2-(2-クロロフェニル)エチル[5-(1H-インドール-3-イ
ル)-5-オキソペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化222】 参考例15で得た5-クロロ-1-(1H-インドール-3-イル)-
1-ペンタノン(1.00g) および2-(2-クロロフェニル)エチ
ルアミン(1.32g) を用いて、参考例19と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を融点97-99℃の無色結晶
(1.10g)として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.42(9H, s), 1.50-1.80(4
H, m), 2.70-3.50(6H, m), 3.41(2H, t, J = 7.5Hz),
7.05-7.45(7H, m), 7.65-7.90(1H, m), 8.35-8.45(1H,
m), 9.20-9.40(1H, br).
【0215】参考例109 6-(1H-インドール-3-イル)-6-オキソヘキシル(2-フェニ
ルエチル)カルバミン酸tert-ブチル
【化223】 参考例16で得た6-ブロモ-1-(1H-インドール-3-イル)-
1-ヘキサノン(1.00g) および2-フェニルエチルアミン(8
24mg) を用いて、参考例19と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を融点83-85℃の無色結晶(938mg)とし
て得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.20-1.85(6H, m), 1.44(9
H, s), 2.70-2.90(4H, m), 3.05-3.25(2H, m), 3.37(2
H, t, J = 7.5Hz), 7.10-7.45(8H, m), 7.75-7.85(1H,
m), 8.35-8.45(1H, m), 8.90-9.30(1H, br).
【0216】参考例110 6-(1H-インドール-3-イル)-6-オキソヘキシル[2-(2-メ
トキシフェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化224】 参考例16で得た6-ブロモ-1-(1H-インドール-3-イル)-
1-ヘキサノン(1.00g) および2-(2-メトキシフェニル)エ
チルアミン(1.03g) を用いて、参考例19と同様の操作
を行うことにより、表題化合物を融点133-135℃の無色
結晶(788mg)として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.20-1.85(6H, m), 1.43(9
H, s), 2.70-2.90(4H, m), 3.05-3.25(2H, m), 3.34(2
H, t, J = 7.2Hz), 3.79(3H, s), 6.75-6.90(2H,m), 7.
00-7.45(5H, m), 7.75-7.85(1H, m), 8.35-8.45(1H,
m), 9.15-9.40(1H,br).
【0217】参考例111 2-(2-クロロフェニル)エチル[6-(1H-インドール-3-イ
ル)-6-オキソヘキシル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化225】 参考例16で得た6-ブロモ-1-(1H-インドール-3-イル)-
1-ヘキサノン(1.00g) および2-(2-クロロフェニル)エチ
ルアミン(1.03g) を用いて、参考例19と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を融点104-105℃の無色結
晶(788mg)として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.20-1.85(6H, m), 1.42(9
H, s), 2.70-3.25(6H, m), 3.40(2H, t, J = 7.2Hz),
7.05-7.45(7H, m), 7.70-7.90(1H, m), 8.35-8.45(1H,
m), 9.25-9.80(1H, br).
【0218】参考例112 5-オキソ-5-(2-チエニル)ペンチル(2-フェニルエチル)
カルバミン酸 tert-ブチル
【化226】 参考例17で得た5-クロロ-1-(2-チエニル)-1-ペンタノ
ン(1.00g) および2-フェニルエチルアミン(1.19g) を用
いて、参考例19と同様の操作を行うことにより、表題
化合物を融点49-50℃の無色結晶(1.08g)として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.44(9H, s), 1.45-1.80(4
H, m), 2.75-2.95(4H, m), 3.05-3.45(4H, m), 7.10-7.
35(6H, m), 7.12(1H, dd, J = 5.0, 0.9Hz), 7.71(1H,
s).
【0219】参考例113 2-(2-メトキシフェニル)エチル[5-オキソ-5-(2-チエニ
ル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化227】 参考例17で得た5-クロロ-1-(2-チエニル)-1-ペンタノ
ン(1.00g) および2-(2-メトキシフェニル)エチルアミン
(1.49g) を用いて、参考例19と同様の操作を行うこと
により、表題化合物(1.45g) を無色油状物として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.43(9H, s), 1.43-1.85(4
H, m), 2.75-2.95(4H, m), 3.05-3.45(4H, m), 3.82(3
H, s), 6.80-6.90(2H, m), 7.05-7.25(3H, m), 7.60-7.
75(2H, m).
【0220】参考例114 2-(2-クロロフェニル)エチル[5-オキソ-5-(2-チエニル)
ペンチル]カルバミン酸tert-ブチル
【化228】 参考例17で得た5-クロロ-1-(2-チエニル)-1-ペンタノ
ン(1.00g) および2-(2-クロロフェニル)エチルアミン
(1.53g) を用いて、参考例19と同様の操作を行うこと
により、表題化合物(1.47g) を淡黄色油状物として得
た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.41(9H, s), 1.45-1.80(4
H, m), 2.85-3.30(4H, m), 3.05-3.30 (2H, m), 3.41(2
H, t, J = 7.2Hz), 7.05-7.40(5H, m), 7.62(1H,dd, J
= 5.0, 0.9Hz), 7.71(1H, s).
【0221】参考例115 6-オキソ-6-(2-チエニル)ヘキシル(2-フェニルエチル)
カルバミン酸 tert-ブチル
【化229】 参考例18で得た6-ブロモ-1-(2-チエニル)-1-ヘキサノ
ン(1.00g) および2-フェニルエチルアミン(1.53g) を用
いて、参考例19と同様の操作を行うことにより、表題
化合物(1.47g) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.25-1.60(4H, m), 1.44(9
H, s), 1.75(2H, quintet, J = 7.5Hz), 2.75-2.90(2H,
m), 2.89(2H, t, J = 7.5Hz), 3.05-3.25(2H, m), 3.5
0-3.65(2H, m), 7.12(1H, dd, J = 5.0, 3.6Hz), 7.15-
7.35(5H, m), 7.61(1H, dd, J = 5.0, 0.9Hz), 7.70(1
H, dd, J = 3.6, 0.9Hz).
【0222】参考例116 2-(2-メトキシフェニル)エチル[6-オキソ-6-(2-チエニ
ル)ヘキシル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化230】 参考例18で得た6-ブロモ-1-(2-チエニル)-1-ヘキサノ
ン(1.00g) および2-(2-メトキシフェニル)エチルアミン
(1.16g) を用いて、参考例19と同様の操作を行うこと
により、表題化合物(884mg) を無色油状物として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.20-1.65(4H, m), 1.43(9
H, s), 1.70-1.85(2H, m), 2.75-2.90(2H, m), 2.89(2
H, t, J = 7.2Hz), 3.05-3.25(2H, m), 3.25-3.40(2H,
m), 3.82(3H, s), 6.83(1H, d, J = 7.5Hz), 6.88(1H,
dd, J = 7.2, 0.9Hz), 7.05-7.25(2H, m), 7.12(1H, d
d, J = 4.8, 3.9Hz), 7.62(1H, dd, J = 4.8, 1.2Hz),
7.70(1H, dd, J = 3.9, 1.2Hz).
【0223】参考例117 2-(2-クロロフェニル)エチル[6-オキソ-6-(2-チエニル)
ヘキシル]カルバミン酸tert-ブチル
【化231】 参考例18で得た6-ブロモ-1-(2-チエニル)-1-ヘキサノ
ン(1.00g) および2-(2-メトキシフェニル)エチルアミン
(1.19g) を用いて、参考例19と同様の操作を行うこと
により、表題化合物(1.07g) を無色油状物として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.25-1.65(4H, m), 1.43(9
H, s), 1.65-1.85(2H, m), 2.80-3.25(4H, m), 2.89(2
H, t, J = 7.5Hz), 3.40(2H, t, J = 7.5Hz), 7.05-7.4
0(5H, m), 7.60-7.75(2H, m).
【0224】参考例118 (±)-5-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-
ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル(1,2,3,4-
テトラヒドロ-1-ナフタレニル)カルバミン酸 tert-ブ
チル
【化232】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500mg)
および(±)-1,2,3,4-テトラヒドロ-1-ナフタレニルア
ミン(755mg) を用いて、参考例19と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物(528mg) を淡黄色油状物として
得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.10-2.10 (19H, m), 2.60
-3.05(9H, m), 3.21(2H,t, J = 8.4Hz), 4.13(2H, t, J
= 8.8Hz), 7.00-7.20(4H, m), 7.60-7.70(2H,m).
【0225】参考例119 (±)-1,2-ジフェニルエチル[5-オキソ-5-(4-オキソ-1,
2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-
イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化233】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.00g)
および(±)-1,2-ジフェニルエチルアミン(2.02g) を用
いて、参考例19と同様の操作を行うことにより、表題
化合物(837mg) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.10-1.60(6H, m), 1.31(9
H, s), 1.70-2.00(2H, m), 2.71(2H, t, J = 7.6Hz),
2.80-3.10(3H, m), 3.15-3.35(3H, m), 3.55-3.65(1H,
m), 4.13(2H, t, J = 8.8Hz), 7.10-7.40(10H, m), 7.6
0-7.75(2H, m).
【0226】参考例120 5-クロロ-1-[3-(トリフルオロアセチル)-2,3,4,5-テト
ラヒドロ-1H-3-ベンズアゼピン-7-イル]-1-ペンタノン
【化234】 3-(トリフルオロアセチル)-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3
-ベンズアゼピン(15.0g)および5-クロロバレリルクロリ
ド(8.8ml) の1,2-ジクロロエタン(40ml) 溶液に、水冷
下、塩化アルミニウム(17g, 130mmol) を少量ずつ加え
た。室温で30分攪拌後、反応溶液を氷(500g) に注
ぎ、次いで酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄した。
有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下
留去し、エタノール−ジエチルエーテルから結晶化する
ことにより淡黄色固形物(15.2g) を得た。さらにエタノ
ール−ジエチルエーテルから再結晶により、表題化合物
を無色結晶(13.2g)として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.87-1.91 (4H, m), 2.97-
3.08 (6H, m), 3.59 (2H, t, J = 6.2Hz), 3.70-3.81
(4H, m), 7.26 (1H, s), 7.75 (2H, m).
【0227】参考例121 5-クロロ-1-(2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベンズアゼピ
ン7-イル)-1-ペンタノン
【化235】 参考例120で得た5-クロロ-1-[3-(トリフルオロアセ
チル)-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベンズアゼピン-7-
イル]-1-ペンタノン(8.0g)のメタノール(40ml)−水(40m
l) 溶液に、炭酸カリウム(9.2g, 66.3mmol) を加えた。
室温で60分攪拌後、溶媒を減圧下留去し、水(100g)
を加え、次いで酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄し
た。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧
下留去し、油状物(6.9g) を得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.88 (4H, m), 2.35 (1H,
br), 2.97 (10H, m), 3.58 (2H, m), 7.16-7.20 (1H,
m), 7.69 (2H, m).
【0228】参考例122 1-(3-アセチル-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベンズアゼ
ピン7-イル)-5-クロロ-1-ペンタノン
【化236】 参考例121で得た5-クロロ-1-(2,3,4,5-テトラヒドロ
-1H-3-ベンズアゼピン7-イル)-1-ペンタノン(2.2g)およ
びトリエチルアミン(1.67ml)のテトラヒドロフラン(30m
l)溶液に、アセチルクロリド(679μl)を加えた。室温で
60分攪拌後、水(50g) を加え、次いで酢酸エチルで抽
出、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで
乾燥した後、溶媒を減圧下留去し、ついでシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーにより精製し、油状物(2.54g)
を得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.89 (4H, m), 2.19 (3H,
s), 2.99 (6H, m), 3.59(4H, m), 3.74 (2H, m), 7.21-
7.27 (1H, m), 7.74(2H, m).
【0229】参考例123 5-クロロ-1-[3-(メチルスルホニル)-2,3,4,5-テトラヒ
ドロ-1H-3-ベンズアゼピン7-イル]-1-ペンタノン
【化237】 参考例121で得た5-クロロ-1-(2,3,4,5-テトラヒドロ
-1H-3-ベンズアゼピン7-イル)-1-ペンタノン(2.4g)およ
びトリエチルアミン(1.67ml)のテトラヒドロフラン(30m
l)溶液に、メチルスルホニルクロリド(804μl)を加え
た。室温で60分攪拌後、水(50g) を加え、次いで酢酸
エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナ
トリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去することによ
り淡黄色固形物(2.2g) を得た。さらにエタノール−ジ
エチルエーテルからの再結晶により、表題化合物を無色
結晶(1.92g)として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.89 (4H, m), 2.80 (3H,
s), 2.99 (2H, m), 3.08(4H, m), 3.46 (4H, m), 3.59
(2H, m), 7.23-7.25 (1H, m), 7.74(2H, m).
【0230】参考例124 7-(5-クロロペンタノイル)-N-エチル-1,2,4,5-テトラヒ
ドロ-3H-3-ベンズアゼピン3-カルボキサミド
【化238】 参考例121で得た5-クロロ-1-(2,3,4,5-テトラヒドロ
-1H-3-ベンズアゼピン7-イル)-1-ペンタノン(2.3g)のテ
トラヒドロフラン(30ml)溶液に、エチルイソシアネート
(781μl)を加えた。室温で60分攪拌後、水(50g) を加
え、次いで酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄した。
有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留
去することにより無色固形物(2.2g) を得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.17 (3H, t, J = 7.0Hz),
1.89 (4H, m), 2.99 (6H, m), 3.32 (2H, q, J = 7.0H
z), 3.56 (6H, m), 4.47 (1H, m), 7.19-7.23 (1H, m),
7.71(2H, m).
【0231】参考例125 1-(2-アセチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-7-イソキノリニ
ル)-5-クロロ-1-ペンタノン
【化239】 参考例121で得た2-アセチル-1,2,3,4-テトラヒドロ
イソキノリン(15.0g) および5-クロロバレリルクロリド
(12.0ml) の1,2-ジクロロエタン(50ml) 溶液に、水冷
下、塩化アルミニウム(24g, 181mmol) を少量ずつ加え
た。室温で30分攪拌後、反応溶液を氷(500g) に注
ぎ、次いで酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄した。
有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下
留去することにより淡黄色固形物(14.2g) を得た。さら
にエタノール−ジエチルエーテルからの再結晶により、
表題化合物を無色結晶(12.5g)として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.76 (4H, m), 2.09 (3
H, s), 2.86 (2H, t, J =5.8Hz), 3.04 (2H, t, J = 6.
0Hz), 3.67 (4H, m), 4.66 (2H, s), 7.30 (1H,s), 7.7
4(2H, m).
【0232】参考例126 1,3-ジヒドロ-2,1,3-ベンゾチアジアゾール 2,2-ジオキ
シド
【化240】 オルトフェニレンジアミン(20g) およびスルファミド(2
0.4g) のジグライム(200ml) 溶液を160℃で2時間攪
拌後、反応溶液を室温に戻し、水(200g) を注ぎ、次い
でpH1になるまで塩酸を加え、酢酸エチルで抽出、1規
定塩酸で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、溶媒を減圧下留去し、赤褐色固形物(14.2g) を得
た。さらにエタノール−ジエチルエーテルからの再結晶
により、表題化合物を無色結晶(13.2g)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 6.77-6.91 (4H, m), 10.
95 (2H, s).
【0233】参考例127 1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ-2,1,3-ベンゾチアジアゾー
ル 2,2-ジオキシド
【化241】 参考例126で得た1,3-ジヒドロ-2,1,3-ベンゾチアジ
アゾール 2,2-ジオキシド(10g)のジメチルホルムアミド
(100ml) 溶液に水素化ナトリウム(5g)を加え、室温で1
時間攪拌後、ヨウ化メチルを加え、室温で18時間攪拌
した。反応溶液に水(200g) を注ぎ、酢酸エチルで抽
出、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウム
で乾燥した後、溶媒を減圧下留去し、赤褐色固形物(9.9
g) を得た。さらに水−酢酸エチルから再結晶により、
表題化合物を無色結晶(9.0g)として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 3.28 (6H, s), 6.74 (2H,
q, J = 3.2Hz), 7.00 (2H, q, J = 3.4Hz).
【0234】参考例128 5-クロロ-1-(2,2-ジオキシド-1,3-ジヒドロ-2,1,3-ベン
ゾチアジアゾール-5-イル)-1-ペンタノン
【化242】 参考例126で得た1,3-ジヒドロ-2,1,3-ベンゾチアジ
アゾール 2,2-ジオキシドおよび5-クロロバレリルクロ
リドを用いて、参考例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物を無色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.75 (4H, m), 3.03 (2H,
t, J = 6.6Hz), 3.68 (2H, t, J = 6.2Hz), 6.89 (1H,
d, J = 8.4Hz), 7.33 (1H, s), 7.62 (1H, d, J= 8.4H
z), 11.54 (2H, br).
【0235】参考例129 5-クロロ-1-(1,3-ジメチル-2,2-ジオキシド-1,3-ジヒド
ロ-2,1,3-ベンゾチアジアゾール-5-イル)-1-ペンタノン
【化243】 参考例127で得た1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ-2,1,3-
ベンゾチアジアゾール 2,2-ジオキシドおよび5-クロロ
バレリルクロリドを用いて、参考例1と同様の操作を行
うことにより、表題化合物を無色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.89 (4H, m), 2.99 (2H,
t, J = 7.0Hz), 3.35 (6H, s), 3.60 (2H, t, J = 6.2H
z), 6.75 (1H, d, J = 8.4Hz), 7.39 (1H, s), 7.69 (1
H, d, J = 8.4Hz).
【0236】参考例130 1,2,3,4-テトラヒドロ-8-キノリンアミン
【化244】 8−ニトロキノリン (25.0g)、酸化白金(600mg) および
氷酢酸(300ml) 混合溶液を5気圧の水素雰囲気下、室温
で4時間攪拌した。反応溶液をセライトでろ過し、溶媒
を減圧下留去した。次いで、酢酸エチルで抽出、飽和食
塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した
後、溶媒を減圧下留去し、シリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーで精製し、表題化合物を赤褐色油状物(15.2g)
として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.96 (2H, quint, J = 2.6
Hz), 2.76 (2H, t, J =6.2Hz), 3.56 (3H, br), 3.32
(2H, t, J = 5.6Hz), 6.53 (3H, m).
【0237】参考例131 5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-ij]キノリン-2(1H)-
オン
【化245】 参考例130で得た1,2,3,4-テトラヒドロ-8-キノリン
アミン(10g)のテトラヒドロフラン(100ml) 溶液に1,1'-
カルボニルジイミダゾールのテトラヒドロフラン懸濁液
を加え、室温で4時間攪拌した。反応溶液を濃縮し、褐
色固形物(11g)を得た。さらに水−酢酸エチルからの再
結晶により、表題化合物を無色結晶(10g)として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 2.00 (2H, t, J = 5.4Hz),
2.76 (2H, t, J = 5.8Hz), 3.69 (2H, t, J = 5.6Hz),
6.80 (3H, m), 10.61 (1H, s).
【0238】参考例132 1-メチル-5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-ij]キノリ
ン-2(1H)-オン
【化246】 参考例131で得た5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-i
j]キノリン-2(1H)-オン(10g)のジメチルホルムアミド(1
00ml) 溶液に水素化ナトリウム(2.36g)を加え、室温で1
時間攪拌後、ヨウ化メチル(3.68ml)を加え、室温で18
時間攪拌した。反応溶液に水(200g) を注ぎ、酢酸エチ
ルで抽出、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネ
シウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去し、淡黄色固形
物(9.7g)を得た。さらに水−酢酸エチルから再結晶によ
り、表題化合物を無色結晶(9.0g)として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 2.12 (2H, quint, J = 6.4
Hz), 2.86 (2H, t, J =6.2Hz), 3.41 (3H, s), 3.87 (2
H, t, J = 5.8Hz), 6.79-7.04 (3H, m).
【0239】参考例133 8-(5-クロロペンタノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ
[4,5,1-ij]キノリン-2(1H)-オン
【化247】 参考例131で得た5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-i
j]キノリン-2(1H)-オンおよび5-クロロバレリルクロリ
ドを用いて、参考例1と同様の操作を行うことにより、
表題化合物を無色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.75 (4H, m), 2.00 (2
H, m), 2.81 (2H, m), 3.06 (2H, m), 3.72 (4H, m),
6.91 (1H, m), 7.65 (1H, m), 10.92 (1H, s).
【0240】参考例134 8-(5-クロロペンタノイル)-1-メチル-5,6-ジヒドロ-4H-
イミダゾ[4,5,1-ij]キノリン-2(1H)-オン
【化248】 参考例132で得た1-メチル-5,6-ジヒドロ-4H-イミダ
ゾ[4,5,1-ij]キノリン-2(1H)-オンおよび5-クロロバレ
リルクロリドを用いて、参考例1と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物を無色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.85-1.93 (4H, m), 2.09
(2H, m), 2.88 (1H, m),3.00 (2H, m), 3.23 (1H, m),
3.45 (3H, s), 3.59 (2H, m), 3.86 (2H, m), 6.87 (1
H, t, J = 8.4Hz), 7.62 (1H, t, J = 8.4Hz).
【0241】参考例135 4-(1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾイ
ミダゾール-5-イル)-4-オキソブタン酸
【化249】 参考例10で得た1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベン
ゾイミダゾール-2-オン(25 g, 154 mmol)と無水コハク
酸 (15.4 g, 154 mmol) のジクロロエタン混合物に水冷
下、塩化アルミニウム(62 g, 462 mmol)を少量ずつ加え
た。室温で30分攪拌後、反応溶液を氷(500g) に注
ぎ、次いで酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄した。
有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下
留去し、エタノール−ジエチルエーテルから結晶化する
ことにより表題化合物を無色結晶(25.0g) として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 2.59 (2H, t, J = 6.4H
z), 3.28 (2H, t, J = 6.2Hz), 3.36 (3H, s), 3.38 (3
H, s), 7.24 (1H, d, J = 8.4Hz), 7.73 (1H, s),7.78
(1H, d, J = 8.4Hz), 12.01 (1H, br).
【0242】参考例136 4-(1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾイ
ミダゾール-5-イル)ブタン酸
【化250】 参考例135で得た4-(1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジ
ヒドロ-1H-ベンゾイミダゾール-5-イル)-4-オキソブタ
ン酸(25 g, 101 mmol)、10%パラジウム炭素(2 g)およ
び 濃塩酸(3 ml)の酢酸溶液を5気圧の水素圧雰囲気下、
室温で5時間攪拌後、反応溶液をセライトろ過し、パラ
ジウム炭素を取り除いた。溶媒を減圧下留去し、エタノ
ール−ジエチルエーテルから結晶化することにより表題
化合物を無色結晶(20.0g) として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.81 (2H, quint, J =
7.0Hz), 2.22 (2H, t, J= 7.4Hz), 2.63 (2H, t, J =
7.4Hz), 3.30 (3H, s), 3.31 (3H, s), 6.86-7.05(3H,
m), 12.01 (1H, br).
【0243】参考例137 1,3-ジメチル-3,6,7,8-テトラヒドロ-1H-ナフト[2,3-d]
イミダゾール-2,5-ジオン
【化251】 参考例136で得た4-(1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジ
ヒドロ-1H-ベンゾイミダゾール-5-イル)ブタン酸(20 g,
81 mmol)とジメチルホルムアミド (1ml) のテトラヒ
ドロフラン溶液に水冷下、オギザリルクロリド(7.0 ml,
81 mmol)を少量ずつ滴下した。室温で30分攪拌後、
反応溶液を濃縮し、次いで反応残渣をニトロエタンに溶
かし、水冷下、塩化アルミニウム(21.6 g, 162 mmol)を
少量ずつ加えた。室温で30分攪拌後、反応溶液を氷(5
00g) に注ぎ、次いで酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で
洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶
媒を減圧下留去し、エタノール−ジエチルエーテルから
結晶化することにより表題化合物を無色結晶(18.0g) と
して得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 2.15 (2H, quint, J =
6.6Hz), 2.67 (2H, t, J= 7.4Hz), 3.02 (2H, t, J =
7.4Hz), 3.43 (3H, s), 3.44 (3H, s), 6.79 (1H,s),
7.67 (1H, s).
【0244】参考例138 (±)-1,3-ジメチル-2,5-ジオキソ-2,3,5,6,7,8-ヘキサ
ヒドロ-1H-ナフト[2,3-d]イミダゾール-6-カルボン酸エ
チル
【化252】 60%油性水素化ナトリウム(6 g)をn-ヘキサン(30 mlを
二回)で洗浄し、デカンテーションにより溶媒を除いた
後、テトラヒドロフラン(200 ml)、続いて炭酸ジエチル
(9.8 g)を加え、緩やかに還流した。該懸濁液に、参考
例137で得た1,3-ジメチル-3,6,7,8-テトラヒドロ-1H
-ナフト[2,3-d]イミダゾール-2,5-ジオン(10g, 43.4 mm
ol)の熱テトラヒドロフラン溶液を還流を維持するよう
に滴下した。混合物を18時間還流した後、放冷し、酢酸
(18 ml)を注意深く滴下して、過剰の水素化ナトリウム
を分解した。さらに、水を加え、酢酸エチルで抽出、飽
和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥
した後、溶媒を減圧下留去し、エタノール−ジエチルエ
ーテルから結晶化することにより表題化合物を無色結晶
(7.0g) として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.21 (3H, t, J = 6.8H
z), 2.27 (2H, quint, J= 6.6Hz), 3.02 (2H, m), 3.31
(3H, s), 3.33 (3H, s), 3.72 (1H, dd, J = 9.6, 5.8
Hz), 4.15 (2H, q, J = 7.0Hz), 7.09 (1H, s), 7.55
(1H, s).
【0245】参考例139 (±)-6-(3-クロロプロピル)-1,3-ジメチル-2,5-ジオキ
ソ-2,3,5,6,7,8-ヘキサヒドロ-1H-ナフト[2,3-d]イミダ
ゾール-6-カルボン酸エチル
【化253】 参考例138で得た(±)-1,3-ジメチル-2,5-ジオキソ-
2,3,5,6,7,8-ヘキサヒドロ-1H-ナフト[2,3-d]イミダゾ
ール-6-カルボン酸エチル(5.0g)のジメチルホルムアミ
ド溶液に60%油性水素化ナトリウム(832 mg)を加え、60
℃で1時間攪拌後、1−ブロモ−3−クロロプロパンを加
え、さらに60℃で4時間攪拌した。反応溶液を放冷し、
水を加え、過剰の水素化ナトリウムを分解した。次いで
酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫
酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去し、シ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製することに
より表題化合物を淡黄色油状物として得た。 MS m/z: 379 [M+H]+
【0246】参考例140 (±)-6-(4-クロロブチル)-1,3-ジメチル-2,5-ジオキソ-
2,3,5,6,7,8-ヘキサヒドロ-1H-ナフト[2,3-d]イミダゾ
ール-6-カルボン酸エチル
【化254】 参考例138で得た(±)-1,3-ジメチル-2,5-ジオキソ-
2,3,5,6,7,8-ヘキサヒドロ-1H-ナフト[2,3-d]イミダゾ
ール-6-カルボン酸エチルおよび1−ブロモ−4−クロロ
ブタンを用いて、参考例139と同様の操作を行うこと
により、表題化合物を淡黄色油状物として得た。 MS m/z: 393 [M+H]+
【0247】参考例141 (±)-6-(3-クロロプロピル)-1,3-ジメチル-3,6,7,8-テ
トラヒドロ-1H-ナフト[2,3-d]イミダゾール-2,5-ジオン
【化255】 参考例139で得た(±)-6-(3-クロロプロピル)-1,3-ジ
メチル-2,5-ジオキソ-2,3,5,6,7,8-ヘキサヒドロ-1H-ナ
フト[2,3-d]イミダゾール-6-カルボン酸エチルの濃塩酸
(130 ml)溶液を130℃で3時間還流した。反応溶液を放冷
し、炭酸カリウムで中和し、ついで酢酸エチルで抽出、
飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾
燥した後、溶媒を減圧下留去することにより表題化合物
を淡黄色油状物として得た。 MS m/z: 307 [M+H]+
【0248】参考例142 (±)-6-(4-クロロブチル)-1,3-ジメチル-3,6,7,8-テト
ラヒドロ-1H-ナフト[2,3-d]イミダゾール-2,5-ジオン
【化256】 参考例140で得た(±)-6-(4-クロロブチル)-1,3-ジメ
チル-2,5-ジオキソ-2,3,5,6,7,8-ヘキサヒドロ-1H-ナフ
ト[2,3-d]イミダゾール-6-カルボン酸エチルを用いて、
参考例141と同様の操作を行うことにより、表題化合
物を淡黄色油状物として得た。 MS m/z: 321 [M+H]+
【0249】参考例143 (±)-5,6-ジメトキシ-1-オキソ-2-インダンカルボン酸
エチル
【化257】 5,6-ジメトキシ-1-インダノンを用いて、参考例138
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点140-
141℃の淡黄色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.32 (3H, t, J = 6.8Hz),
3.27 (1H, dd, J = 17.2, 8.0Hz), 3.45 (1H, dd, J =
17.2, 3.6Hz), 3.70 (1H, q, J = 3.6Hz), 3.91(3H,
s), 3.99 (3H, s), 4.27 (2H, q, J = 6.8Hz), 6.92 (1
H, s), 7.18 (1H,s).
【0250】参考例144 (±)-2-(3-クロロプロピル)-5,6-ジメトキシ-1-オキソ-
2-インダンカルボン酸エチル
【化258】 参考例143で得た(±)-5,6-ジメトキシ-1-オキソ-2-
インダンカルボン酸エチルを用いて、参考例139と同
様の操作を行うことにより、表題化合物を淡黄色油状物
として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.22 (3H, t, J = 6.8Hz),
1.73 (2H, m), 2.00 (1H, m), 2.24 (1H, m), 2.98 (1
H, d, J = 17.2Hz), 3.38 (1H, t, J = 6.6Hz),3.54 (1
H, t, J = 6.6Hz), 3.61 (1H, d, J = 17.2Hz), 3.91
(3H, s), 3.99 (3H, s), 4.17 (2H, q, J = 6.8Hz), 6.
90 (1H, s), 7.16 (1H, s).
【0251】参考例145 (±)-2-(3-クロロブチル)-5,6-ジメトキシ-1-オキソ-2-
インダンカルボン酸エチル
【化259】 参考例143で得た(±)-5,6-ジメトキシ-1-オキソ-2-
インダンカルボン酸エチルおよび1−ブロモ−4−クロロ
ブタンを用いて、参考例139と同様の操作を行うこと
により、表題化合物を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.23 (3H, t, J = 7.6Hz),
1.30-1.46 (2H, m), 1.75-1.94 (3H, m), 2.14 (1H,
m), 3.00 (1H, d, J = 17.2Hz), 3.39 (1H, t, J= 6.6H
z), 3.51 (1H, t, J = 6.6Hz), 3.62 (1H, d, J = 17.2
Hz), 3.91 (3H, s), 3.99 (3H, s), 4.18 (2H, q, J =
7.6Hz), 6.91 (1H, s), 7.17 (1H, s).
【0252】参考例146 (±)-2-(3-クロロプロピル)-5,6-ジメトキシ-1-インダ
ノン
【化260】 参考例144で得た(±)-2-(3-クロロプロピル)-5,6-ジ
メトキシ-1-オキソ-2-インダンカルボン酸エチルを用い
て、参考例141と同様の操作を行うことにより、表題
化合物を無色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.65 (2H, m), 1.95 (2H,
m), 2.65-2.77 (2H, m),3.29 (1H, dd, J = 17.1, 7.8H
z), 3.59 (2H, m), 3.91 (3H, s), 3.97 (3H, s), 6.87
(1H, s), 7.16 (1H, s).
【0253】参考例147 (±)-2-(4-クロロブチル)-5,6-ジメトキシ-1-インダノ
【化261】 参考例145で得た(±)-2-(3-クロロブチル)-5,6-ジメ
トキシ-1-オキソ-2-インダンカルボン酸エチルを用い
て、参考例141と同様の操作を行うことにより、表題
化合物を無色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.42-1.98 (6H, m), 2.62-
2.79 (2H, m), 3.28 (1H, dd, J = 17.2, 7.4Hz), 3.56
(2H, t, J = 6.6Hz), 3.91 (3H, s), 3.97 (3H,s), 6.
88 (1H, s), 7.18 (1H, s).
【0254】参考例148 2-(2-クロロフェニル)エチル[5-(2,2-ジオキシド-1,3-
ジヒドロ-2,1,3-ベンゾチアジアゾール-5-イル)-5-オキ
ソペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化262】 参考例128で得た5-クロロ-1-(2,2-ジオキシド-1,3-
ジヒドロ-2,1,3-ベンゾチアジアゾール-5-イル)-1-ペン
タノンおよび2-(2-クロロフェニル)エチルアミンを用い
て、参考例19と同様の操作を行うことにより、表題化
合物を淡黄色油状物として得た。 MS m/z: 508 [M+H]+
【0255】参考例149 2-(2-クロロフェニル)エチル[5-(1,3-ジメチル-2,2-ジ
オキシド-1,3-ジヒドロ-2,1,3-ベンゾチアジアゾール-5
-イル)-5-オキソペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化263】 参考例129で得た5-クロロ-1-(1,3-ジメチル-2,2-ジ
オキシド-1,3-ジヒドロ-2,1,3-ベンゾチアジアゾール-5
-イル)-1-ペンタノンおよび2-(2-クロロフェニル)エチ
ルアミンを用いて、参考例19と同様の操作を行うこと
により、表題化合物を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.41 (9H, s), 1.42-1.64
(4H, m), 2.97 (4H, m),3.25 (2H, m), 3.34 (3H, s),
3.35 (3H, s), 3.45 (2H, m), 6.74 (1H, d, J= 8.4H
z), 7.18-7.39 (5H, m), 7.67 (1H, d, J = 8.4Hz).
【0256】参考例150 (±)-2-(2-クロロフェニル)エチル[3-(1,3-ジメチル-2,
5-ジオキソ-2,3,5,6,7,8-ヘキサヒドロ-1H-ナフト[2,3-
d]イミダゾール-6-イル)プロピル]カルバミン酸tert-ブ
チル
【化264】 参考例141で得た(±)-6-(3-クロロプロピル)-1,3-ジ
メチル-3,6,7,8-テトラヒドロ-1H-ナフト[2,3-d]イミダ
ゾール-2,5-ジオンおよび2-(2-クロロフェニル)エチル
アミンを用いて、参考例19と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.38 (9H, m), 1.42-1.61
(4H, m), 1.87 (2H, m),2.23 (1H, m), 2.93-3.12 (4H,
m), 3.19 (2H, m), 3.32 (2H, m), 3.34 (3H,s), 3.36
(3H, s), 6.72 (1H, s), 7.11-7.30 (4H, m), 7.60 (1
H, s).
【0257】参考例151 2-(1H-インドール-3-イル)エチル[5-オキソ-5-(4-オキ
ソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリ
ン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化265】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.00g)
およびトリプタミン(548mg) を用いて、参考例19と
同様の操作を行うことにより、表題化合物(822mg) を淡
黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.30-1.80 (13H, m), 2.70
(2H, t, J = 7.8Hz), 2.80-3.05 (6H, m), 3.10-3.35
(4H, m), 3.40-3.55 (2H, m), 4.12 (2H, t, J =8.4H
z), 6.95-7.25 (3H, m), 7.36 (1H, d, J = 7.8Hz), 7.
60-7.75 (3H, m),8.10-8.30 (1H, br).
【0258】参考例152 (±)-2-ヒドロキシ-2-フェニルエチル[5-オキソ-5-(4-
オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キ
ノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化266】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.00g)
および(±)-2-アミノ-1-フェニルエタノール(470mg)
を用いて、参考例19と同様の操作を行うことにより、
表題化合物(1.29g)を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.47 (9H, s), 1.50-1.90
(4H, m), 2.60-3.50 (13H, m), 4.00-4.20 (2H, m), 4.
70-5.00 (1H, m), 7.10-7.45 (5H, m), 7.66 (1H, s),
7.70 (1H, s).
【0259】参考例153 (±)-2-ヒドロキシ-2-(3-ヒドロキシフェニル)エチル[5
-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 t
ert-ブチル
【化267】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.00g)
および塩酸 (±)-ノルフェニレフリン(650mg)を用い
て、参考例82と同様の操作を行うことにより、表題化
合物(201mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.40-1.80 (4H, m), 1.47
(9H, s), 2.71 (2H, t,J = 7.8Hz), 2.91 (2H, t, J =
7.2Hz), 3.01 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.05-3.60(7H, m),
4.13 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.60-4.90 (1H, m), 6.35-
6.60 (1H, br),6.75 (1H, d, J = 8.5Hz), 6.80-6.90
(2H, m), 7.18 (1H, t, J = 7.8Hz), 7.66 (1H, s), 7.
70 (1H, s).
【0260】参考例154 6-(5-クロロペンタノイル)-1-メチル-3,4-ジヒドロ-2(1
H)-キノリノン
【化268】 1-メチル-3,4-ジヒドロ-2(1H)-キノリノン(1.3g) およ
び5-クロロバレリルクロリド(1.49g) を用いて、参考例
1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点62
-63℃の無色結晶(930mg)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.84-1.94 (4H, m), 2.69
(2H, t, J = 8Hz), 2.96-3.00 (4H, m), 3.39 (3H, s),
3.59 (2H, t, J = 6Hz), 7.04 (1H, d, J = 8.3Hz),
7.79 (1H, d, J = 1.5Hz), 7.88 (1H, dd, J = 8.3, 1.
5Hz). IR (KBr) νcm-1: 1669, 1601, 1504, 1426, 1351, 130
4, 1205, 1123.
【0261】参考例155 2-(2-クロロ-4-フルオロフェニル)エチル[5-オキソ-5-
(2-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]
キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化269】 参考例3で得た8-(5-クロロペンタノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij ]キノリン-2(1H)-オン(438mg)
および2-(2-クロロ-4-フルオロフェニル)エチルアミン
(573mg) を用いて、参考例19と同様の操作を行うこと
により、表題化合物(452mg) を淡黄色油状物として得
た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.42 (9H, s), 1.51-1.75
(4H, m), 2.01-2.08 (2H, m), 2.82 (2H, t, J = 6Hz),
2.85-2.98 (4H, m), 3.13-3.21 (2H, m), 3.38(2H, t,
J = 7Hz), 3.54 (2H, s), 3.74 (2H, t, J = 6Hz), 6.
91 (1H, dt, J =2.7, 8.0Hz), 7.08-7.25 (2H, m), 7.7
2 (2H, s).
【0262】参考例156 5-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-オキソペンチル[2-(2-クロロ-4-フルオロフェニル)エ
チル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化270】 参考例11で得た1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-5-イル)-5-クロロペンタン-1-オン(420mg) およ
び2-(2-クロロ-4-フルオロフェニル)エチルアミン(573m
g) を用いて、参考例19と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(554mg) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.41 (9H, s), 1.51-1.73
(4H, m), 2.25 (3H, s),2.94 (4H, br.s,), 3.13-3.25
(4H, m), 3.38 (2H, t, J = 7Hz), 4.11 (2H, t, J = 7
Hz), 6.91 (1H, dt, J = 2.5, 7.8Hz), 7.08-7.24 (2H,
m), 7.80 (1H,s), 7.81 (1H, d, J = 8.0Hz), 8.23 (1
H, d, J = 8.0Hz).
【0263】参考例157 2-(2-クロロ-4-フルオロフェニル)エチル[5-(1-メチル-
2-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-6-イル)-5-オ
キソペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化271】 参考例154で得た6-(5-クロロペンタノイル)-1-メチ
ル-3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-オン(420mg) および2-
(2-クロロ-4-フルオロフェニル)エチルアミン(573mg)
を用いて、参考例19と同様の操作を行うことにより、
表題化合物(472mg)を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.42 (9H, s), 1.51-1.73
(4H, m), 2.68 (2H, t,J = 7.0Hz), 2.95-2.99 (6H,
m), 3.13-3.21 (2H, m), 3.36-3.40 (2H, m), 3.39 (3
H, s), 6.91 (1H, dt, J = 2.5, 8.3Hz), 7.02 (1H, d,
J = 8.3Hz), 7.09-7.22 (2H, m), 7.78 (1H, s), 7.87
(1H, d, J = 8.3Hz).
【0264】参考例158 5-オキソ-5-(2-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロ
ロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル{2-[2-(トリフ
ルオロメトキシ)フェニル]エチル}カルバミン酸 tert-
ブチル
【化272】 参考例3で得た8-(5-クロロペンタノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij ]キノリン-2(1H)-オン(292mg)
および2-[2-(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチルア
ミン(451mg) を用いて、参考例19と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物(205mg) を淡黄色油状物として
得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.42 (9H, s), 1.51-1.72
(4H, m), 2.02-2.34 (2H, m), 2.80-2.90 (6H, m), 3.1
3-3.20 (2H, m), 3.38 (2H, br.s), 3.54 (2H, s), 3.7
2-3.75 (2H, m), 7.22 (4H, br.s), 7.72 (2H, s).
【0265】参考例159 5-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-オキソペンチル{2-[2-(トリフルオロメトキシ)フェニ
ル]エチル}カルバミン酸 tert-ブチル
【化273】 参考例11で得た1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-5-イル)-5-クロロペンタン-1-オン(280mg) およ
び2-[2-(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチルアミン
(451mg) を用いて、参考例19と同様の操作を行うこと
により、表題化合物(457mg) を淡黄色油状物として得
た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.42 (9H, s), 1.51-1.69
(4H, m), 2.25 (3H, s),2.92-2.99 (4H, m), 3.12-3.25
(4H, m), 3.38 (2H, br.s), 4.09-4.15 (2H, m), 7.19
-7.32 (4H, m), 7.80 (1H, s), 7.82 (1H, d, J = 8.3H
z), 8.23 (1H, d, J = 8.3Hz).
【0266】参考例160 5-(1-メチル-2-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-
6-イル)-5-オキソペンチル{2-[2-(トリフルオロメトキ
シ)フェニル]エチル}カルバミン酸 tert-ブチル
【化274】 参考例154で得た6-(5-クロロペンタノイル)-1-メチ
ル-3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-オン(280mg) および2-
[2-(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチルアミン(451
mg) を用いて、参考例19と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(442mg) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.42 (9H, s), 1.51-1.73
(4H, m), 2.68 (2H, t,J = 7.7Hz), 2.88-3.00 (6H,
m), 3.14-3.21 (2H, m), 3.35-3.42 (2H, m), 3.39 (3
H, s), 7.02 (1H, d, J =8.3Hz), 7.09-7.22 (2H, m),
7.78 (1H, s), 7.87(1H, d, J =8.3Hz).
【0267】参考例161 5-(1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾイ
ミダゾール-5-イル)-5-オキソペンチル{2-[2-(トリフル
オロメトキシ)フェニル]エチル}カルバミン酸 tert-ブ
チル
【化275】 参考例10で得た5-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジメ
チル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オン(281
mg) および2-[2-(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチ
ルアミン(451mg) を用いて、参考例19と同様の操作を
行うことにより、表題化合物(244mg) を淡黄色油状物と
して得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.42 (9H, s), 1.51-1.78
(4H, m), 2.89 (2H, br.s), 3.01 (2H, br.s), 3.15-3.
23 (2H, m), 3.38 (2H, br.s), 3.46 (6H, s), 6.98 (1
H, d, J = 8.0Hz), 7.23-7.30 (4H, m), 7.63 (1H, s),
7.78 (1H, d, J= 8.0Hz).
【0268】参考例162 3-(2-メトキシフェニル)プロピル[5-オキソ-5-(2-オキ
ソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリ
ン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化276】 参考例3で得た8-(5-クロロペンタノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij ]キノリン-2(1H)-オン(292mg)
および3-(2-メトキシフェニル)プロピルアミン(364mg)
を用いて、参考例19と同様の操作を行うことにより、
表題化合物(165mg)を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.43 (9H, s), 1.60 (2H,
br.s), 1.67-1.74 (2H,m), 1.76-1.84 (2H, m), 2.00-
2.06 (2H, m), 2.58 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.82(2H, t,
J = 6.0Hz), 2.94 (2H, t, J = 7.0Hz), 3.22 (4H, b
r.s), 3.54 (2H,s), 3.74 (2H, t, J = 6.0Hz), 3.81
(3H, s), 6.84 (1H, d, J = 8.3Hz), 6.87(1H, t, J =
7.5Hz), 7.12 (1H, d, J = 7.5Hz), 7.17 (1H, t, J =
7.5Hz), 7.73 (2H, s).
【0269】参考例163 5-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-オキソペンチル[3-(2-メトキシフェニル)プロピル]カ
ルバミン酸 tert-ブチル
【化277】 参考例11で得た1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-5-イル)-5-クロロペンタン-1-オン(280mg) およ
び3-(2-メトキシフェニル)プロピルアミン(364mg) を用
いて、参考例19と同様の操作を行うことにより、表題
化合物(417mg)を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.44 (9H, s), 1.60 (2H,
br.s), 1.67-1.72 (2H,m), 1.76-1.84 (2H, m), 2.25
(3H, s), 2.58 (2H, t, J = 7.3Hz), 2.93-2.96(2H,
m), 3.23 (6H, br.s), 3.81 (3H, s), 4.09-4.15 (2H,
m), 6.83 (1H, d,J = 8.3Hz), 6.87 (1H, t, J = 7.3H
z), 7.12 (1H, d, J = 7.3Hz), 7.17 (1H,t, J = 7.3H
z), 7.81 (1H, s), 7.82 (1H, d, J = 8.1Hz), 8.23 (1
H, d, J = 8.1Hz).
【0270】参考例164 3-(2-メトキシフェニル)プロピル[5-(1-メチル-2-オキ
ソ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-6-イル)-5-オキソペ
ンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化278】 参考例154で得た6-(5-クロロペンタノイル)-1-メチ
ル-3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-オン(280mg) および3-
(2-メトキシフェニル)プロピルアミン(364mg) を用い
て、参考例19と同様の操作を行うことにより、表題化
合物(415mg) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.44 (9H, s), 1.61 (2H,
br.s), 1.68-1.75 (2H,m), 1.77-1.84 (2H, m), 2.58
(2H, t, J = 7.8Hz), 2.68 (2H, t, J = 7.8Hz),2.95-
2.98 (4H, m), 3.21 (4H, br.s), 3.39 (3H, s), 3.81
(3H, s), 6.84 (1H, d, J = 8.0Hz), 6.88 (1H, t, J =
7.3Hz), 7.01 (1H, d, J = 8.3Hz), 7.12(1H, d, J =
7.3Hz), 7.17 (1H, t, J = 7.3Hz), 7.79 (1H, s), 7.8
7 (1H, d,J = 8.3Hz).
【0271】参考例165 5-(1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾイ
ミダゾール-5-イル)-5-オキソペンチル[3-(2-メトキシ
フェニル)プロピル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化279】 参考例10で得た5-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジメ
チル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オン(281
mg) および3-(2-メトキシフェニル)プロピルアミン(364
mg) を用いて、参考例19と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(387mg) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.44 (9H, s), 1.63 (2H,
br.s), 1.70-1.85 (4H,m), 2.58 (2H, t, J = 7.8Hz),
3.01 (2H, t, J = 7.0Hz), 3.25 (4H, br.s), 3.46 (6
H, s), 3.81 (3H, s), 6.84 (1H, d, J = 8.0Hz), 6.87
(1H, t, J = 7.3Hz), 6.98 (1H, d, J = 8.0Hz), 7.12
(1H, d, J = 7.3Hz), 7.17 (1H, t, J =7.3Hz), 7.63
(1H, s), 7.78 (1H, d, J = 8.0Hz).
【0272】参考例166 2-(2-エトキシフェノキシ)エチル[5-オキソ-5-(2-オキ
ソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリ
ン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化280】 参考例3で得た8-(5-クロロペンタノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij ]キノリン-2(1H)-オン(292mg)
および2-(2-エトキシフェノキシ)エチルアミン(399mg)
を用いて、参考例19と同様の操作を行うことにより、
表題化合物(211mg)を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.42 (3H, t, J = 7Hz),
1.45 (9H, s), 1.61-1.75(4H, m), 2.00-2.06 (2H, m),
2.81 (2H, t, J = 6Hz), 2.94 (2H, br.d, J =6.6Hz),
3.42 (2H, t, J = 7.3Hz), 3.54 (2H, s), 3.59-3.63
(2H, m), 3.74 (2H, t, J = 6Hz), 4.03-4.08 (2H, m),
4.12 (2H, q, J = 7Hz), 6.89 (4H, br.s), 7.73 (2H,
s).
【0273】参考例167 5-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-オキソペンチル[2-(2-エトキシフェノキシ)エチル]カ
ルバミン酸 tert-ブチル
【化281】 参考例11で得た1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-5-イル)-5-クロロペンタン-1-オン(280mg) およ
び2-(2-エトキシフェノキシ)エチルアミン(399mg) を用
いて、参考例19と同様の操作を行うことにより、表題
化合物(398mg)を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.41 (3H, t, J = 7Hz),
1.45 (9H, s), 1.61-1.72(4H, m), 2.25 (3H, s), 2.95
-2.97 (2H, m), 3.22 (2H, t, J = 8Hz), 3.42 (2H, t,
J = 7Hz), 3.58-3.68 (2H, m), 4.03-4.06 (2H, m),
4.11 (4H, q, J =7Hz), 6.89 (4H, br.s), 7.79 (1H,
s), 7.82 (1H, d, J = 8.3Hz), 8.22 (1H,d, J = 8.3H
z).
【0274】参考例168 2-(2-エトキシフェノキシ)エチル[5-(1-メチル-2-オキ
ソ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-6-イル)-5-オキソペ
ンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化282】 参考例154で得た6-(5-クロロペンタノイル)-1-メチ
ル-3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-オン(280mg) および2-
(2-エトキシフェノキシ)エチルアミン(399mg) を用い
て、参考例19と同様の操作を行うことにより、表題化
合物(425mg) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.43 (3H, t, J = 7Hz),
1.45 (9H, s), 1.70-1.76(4H, m), 2.68 (2H, t, J =
8.3Hz), 2.94-2.98 (4H, m), 3.39 (3H, s), 3.43(2H,
t, J = 7.3Hz), 3.59-3.64 (2H, m), 4.03-4.08 (2H,
m), 4.12 (2H, q,J = 7Hz), 6.89 (4H, br.s), 7.01 (1
H, d, J = 8.3Hz), 7.78 (1H, s), 7.88 (1H, d, J =
8.3Hz).
【0275】参考例169 5-(1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾイ
ミダゾール-5-イル)-5-オキソペンチル[2-(2-エトキシ
フェノキシ)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化283】 参考例10で得た5-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジメ
チル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オン(281
mg) および2-(2-エトキシフェノキシ)エチルアミン(399
mg) を用いて、参考例19と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(368mg) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.42 (3H, t, J = 6.7Hz),
1.45 (9H, s), 1.70-1.78 (4H, m), 3.01-3.06 (2H,
m), 3.42-3.46 (2H, m), 3.46 (6H, s), 3.59-3.64 (2
H, m), 4.05 (2H, q, J = 6.7Hz), 4.10-4.15 (2H, m),
6.89 (4H, br.s),6.97 (1H, d, J = 8Hz), 7.63 (1H,
s), 7.78 (1H, d, J = 8Hz).
【0276】参考例170 2-[(2-エトキシフェニル)アミノ]エチル[5-オキソ-5-(2
-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キ
ノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化284】 参考例3で得た8-(5-クロロペンタノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij ]キノリン-2(1H)-オン(584mg)
およびN-(2-エトキシフェニル)エタン-1,2-ジアミン(79
3mg) を用いて、参考例19と同様の操作を行うことに
より、表題化合物(611mg) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.42 (3H, t, J = 7.0Hz),
1.47 (9H, s), 1.63 (1H, br.s), 1.66-1.75 (4H, m),
2.00-2.06 (2H, m), 2.82 (2H, t, J = 6.1Hz),2.92-
2.98 (2H, m), 3.23-3.33 (4H, m), 3.44 (2H, br.s),
3.54 (2H, s), 3.74 (2H, t, J = 6.1Hz), 4.05 (2H, b
r.s), 6.63 (2H, br.s), 6.74 (1H, d, J= 7.6Hz), 6.8
4 (1H, t, J = 7.6Hz), 7.72 (1H, s), 7.73 (1H, s).
【0277】参考例171 5-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-オキソペンチル{2-[(2-エトキシフェニル)アミノ]エチ
ル}カルバミン酸 tert-ブチル
【化285】 参考例11で得た1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-5-イル)-5-クロロペンタン-1-オン(560mg) およ
びN-(2-エトキシフェニル)エタン-1,2-ジアミン(793mg)
を用いて、参考例19と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(695mg) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.42 (3H, t, J = 6.8Hz),
1.47 (9H, s), 1.62 (1H, br.s), 1.67-1.74 (4H, m),
2.26 (3H, s), 2.93-2.97 (2H, m), 3.21-3.25(4H,
m), 3.31 (2H, t, J = 6.8Hz), 3.43 (2H, br.s), 4.04
(2H, br.s), 4.12(2H, q, J = 6.8Hz), 6.63 (2H, br.
s), 6.74 (1H, d, J = 7.6Hz), 6.84 (1H,t, J = 7.6H
z), 7.80 (1H, s), 7.82 (1H, d, J = 8.3Hz), 8.23 (1
H, d, J =8.3Hz).
【0278】参考例172 5-(1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾイ
ミダゾール-5-イル)-5-オキソペンチル{2-[(2-エトキシ
フェニル)アミノ]エチル}カルバミン酸 tert-ブチル
【化286】 参考例10で得た5-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジメ
チル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オン(562
mg) およびN-(2-エトキシフェニル)エタン-1,2-ジアミ
ン(793mg) を用いて、参考例19と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物(670mg) を淡黄色油状物として得
た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.42 (3H, t, J = 6.8Hz),
1.47 (9H, s), 1.63 (1H, br.s), 1.71-1.80 (4H, m),
3.00-3.05 (2H, m), 3.27-3.33 (4H, m), 3.42-3.49
(2H, m), 3.46 (6H, s), 4.04 (2H, br.s), 6.63 (2H,
br.s), 6.74 (1H,d, J = 7.3Hz), 6.84 (1H, t, J = 7.
3Hz), 6.98 (1H, d, J = 8.0Hz), 7.62 (1H, s), 7.78
(1H, d, J = 8.0Hz).
【0279】参考例173 8-[3-(1-アセチル-4-ピペリジニル)プロパノイル]-5,6-
ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オン
【化287】 3-(1-アセチル-4-ピペリジニル)プロパン酸13.8gジクロ
ロメタン(50ml) 懸濁液に塩化チオニル(5.6ml) を氷冷
下滴下した。同温下30分間攪拌後、減圧濃縮し残渣にヘ
キサン30mlを加え晶出した結晶をろ取し乾燥した。得ら
れた対応する酸クロリドおよび5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オン(10g)の1,2-ジクロロエ
タン(50ml) 懸濁液に、水冷下、塩化アルミニウム(28g)
を少量ずつ加えた。室温で30分攪拌後、反応溶液を
氷(200g) に注ぎ、次いで酢酸エチルで抽出、飽和食塩
水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した
後、溶媒を減圧下留去し、エタノール−ジエチルエーテ
ルから結晶化することにより、表題化合物を融点119-12
0℃の淡黄色結晶(8.0g)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.08-1.24 (2H, m), 1.55-
1.81 (5H, m), 2.00-2.10 (2H, m), 2.09 (3H, s), 2.5
3 (1H, d, t, J = 2.5, 13Hz), 2.83 (2H, t, J= 6.7H
z), 2.95 (2H, t, J = 7.5Hz), 3.03 (1H, d, t, J =
2.5, 13Hz), 3.56(2H, s), 3.75 (2H, t, J = 6.7Hz),
3.80 (1H, d, J = 7.5Hz), 4.61 (1H, d,J = 7.5Hz),
7.73 (2H, s). IR (KBr) νcm-1: 1713, 1634, 1341, 1152.
【0280】参考例174 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-5,6-ジヒドロ-4H
-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オン
【化288】 参考例173で得た8-[3-(1-アセチル-4-ピペリジニル)
プロパノイル]-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノ
リン-2(1H)-オン(7.5g) に濃塩酸(150ml) を加え、120
℃で5時間攪拌した。塩酸を減圧下留去した後、1規定
水酸化ナトリウム水溶液でpH=12 とし、酢酸エチル(100
ml) で3回抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで
乾燥した後、溶媒を留去することにより、表題化合物を
融点128-129℃の淡黄色結晶(3.48g)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.14 (1H, d, t, J = 4, 1
2Hz), 1.17 (1H, d, t,J = 4, 12Hz), 1.42-1.46 (1H,
m), 1.65-1.81 (5H, m), 2.04 (2H, t, J = 7Hz), 2.58
(2H, d, t, J = 2, 12Hz), 2.83 (2H, t, J = 6Hz),
2.94 (2H, t, J =7Hz), 3.07 (2H, br, d, J = 12Hz),
3.55 (2H, s), 3.74 (2H, t, J = 6Hz),7.73 (2H, s). IR (KBr) νcm-1: 1708, 1660, 1603, 1339, 1156.
【0281】参考例175 9-[3-(1-アセチル-4-ピペリジニル)プロパノイル]-2,3,
6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-
オン
【化289】 3-(1-アセチル-4-ピペリジニル)プロパン酸(13.8g) お
よび2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キ
ノリン-5-オン(10.8g) を用いて、参考例172と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を融点130-131℃
の無色結晶(15.5g)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.09-1.28 (2H, m), 1.55-
1.82 (5H, m), 1.93-2.00 (2H, m), 2.09 (3H, s), 2.5
3 (1H, d, t, J = 2.5, 12.7Hz), 2.68 (2H, t,J = 7H
z), 2.85 (2H, t, J = 6Hz), 2.93-2.98 (4H, m), 3.03
(1H, d, t, J =2.5, 12.7Hz), 3.82 (1H, d, J = 12.7
Hz ), 3.90 (2H, t, J = 6Hz), 4.61 (1H, d, J = 13H
z), 7.62 (2H, d, J = 5Hz). IR (KBr) νcm-1: 1671, 1634, 1360, 1160, 972.
【0282】参考例176 9-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-2,3,6,7-テトラ
ヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オン
【化290】 参考例175で得た9-[3-(1-アセチル-4-ピペリジニル)
プロパノイル]-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,
2,1-ij]キノリン-5-オン(15g) を用いて、参考例173
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点81-8
2℃の淡黄色結晶(8.9g)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.14 (1H, d, t, J = 4, 1
2Hz), 1.17 (1H, d, t,J = 4, 12Hz), 1.41-1.48 (1H,
m), 1.65-1.70 (4H, m), 1.73 (1H, br. s), 1.94-2.00
(2H, m), 2.58 (2H, d, t, J = 2, 12Hz), 2.68 (2H,
t, J = 6.7Hz),2.84 (2H, t, J = 6Hz), 2.92-2.96 (4
H,m), 3.07 (2H, br, d, J = 12Hz), 3.89 (2H, t, J =
6Hz),7.62 (2H, d, J = 5Hz). IR (KBr) νcm-1: 3442, 2905, 1673, 1588, 1361, 116
4.
【0283】参考例177 6-(5-クロロペンタノイル)-3,4-ジヒドロ-2(1H)-キナゾ
リノン
【化291】 3,4-ジヒドロ-2(1H)-キナゾリノン(4.0g) および5-クロ
ロバレリルクロリド(8.37g) を用いて、参考例1と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を無色結晶(3.9g)
として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.73 (4H, m), 2.96 (2
H, t, J = 7.0 Hz), 3.67(2H, t, J = 6.4 Hz), 4.38
(2H, s), 6.83 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.01 (1H,s), 7.
75-7.80 (2H, m), 9.44 (1H, s). 元素分析 C13H15ClN2O2として 計算値:C, 58.54; H, 5.67; N, 10.50. 実験値:C, 58.47; H, 5.51; N, 10.39. MS m/z: 267 [M+H]+
【0284】参考例178 6-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジメチル-3,4-ジヒドロ
-2(1H)-キナゾリノン
【化292】 1,3-ジメチル-3,4-ジヒドロ-2(1H)-キナゾリノン(4.0g)
および5-クロロバレリルクロリド(6.46g) を用いて、
参考例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を
無色結晶 (3.5g)として得た。 1H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.91-1.87 (4H, m), 2.99-
2.94 (2H,m), 3.06 (3H,s) 3.35 (3H, s), 3.61-3.57
(2H, m), 4.43 (2H, s), 6.87 (1H, d, J = 8.4Hz), 7.
07 (1H, d, J = 2.1Hz), 7.88 (1H, d, J = 8.4, 2.1H
z).
【0285】参考例179 8-(4-クロロブタノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピ
ロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン
【化293】 1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4
-オン(20.0g) および5-クロロバレリルクロリド(17.8m
l) を用いて、参考例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物 (23.0g) を融点123-124℃の無色結晶と
して得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 2.23 (2H, quintet, J =
6.4Hz), 2.72 (2H, t, J= 7.6Hz), 3.04 (2H, t, J =
7.6Hz), 3.13 (2H, t, J = 6.4Hz), 3.24 (2H, t,J =
8.6Hz), 3.68 (2H, t, J = 6.4Hz), 4.14 (2H, t, J =
8.6Hz), 7.70 (1H,s), 7.75 (1H, s). 元素分析 C15H16ClNO2 として 計算値:C, 64.87; H, 5.81; N, 5.04. 実験値:C, 64.88; H, 5.72; N, 4.91.
【0286】参考例180 ベンジル[4-オキソ-4-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ
-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ブチル]カルバ
ミン酸tert-ブチル
【化294】 参考例179で得た8-(4-クロロブタノイル)-1,2,5,6-
テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.
00g) およびベンジルアミン(1.16g) を用いて、参考例
19と同様の操作を行うことにより、表題化合物(526m
g) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.44 (9H, s), 1.80-2.05
(2H, m), 2.71 (2H, t,J = 7.6Hz), 2.80-2.95 (2H,
m), 3.11 (2H, t, J = 7.6Hz), 3.15-3.40 (4H, m), 4.
13 (2H, t, J = 8.8Hz), 4.45 (2H, s), 7.20-7.40 (5
H, m), 7.64 (1H, s), 7.68 (1H, s).
【0287】参考例181 2-(2-メトキシフェニル)エチル[4-オキソ-4-(4-オキソ-
1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8
-イル)ブチル]カルバミン酸tert-ブチル
【化295】 参考例179で得た8-(4-クロロブタノイル)-1,2,5,6-
テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.
00g) および2-(2-メトキシフェニル)エチルアミン(1.63
g) を用いて、参考例19と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(797mg) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.41 (9H, s), 1.85-2.00
(2H, m), 2.71 (2H, t,J = 5.2Hz), 2.75-2.95 (4H,
m), 3.01 (2H, t, J = 5.2Hz), 3.15-3.45 (6H, m), 3.
83 (3H, s), 4.13 (2H, t, J = 5.8Hz), 6.80-6.90 (2
H, m), 7.05-7.20 (2H, m), 7.66 (1H, s), 7.71 (1H,
s).
【0288】参考例182 ベンジル[5-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ
-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カル
バミン酸tert-ブチル
【化296】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500mg)
およびベンジルアミン(550mg) を用いて、参考例19
と同様の操作を行うことにより、表題化合物(498mg) を
淡黄色油状物として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.40-1.90 (4H, m), 1.45
(9H, s), 2.71 (2H, t,J = 7.4Hz), 2.80-3.35 (8H,
m), 4.00-4.50 (4H, m), 7.15-7.40 (5H, m), 7.66 (1
H, s), 7.70 (1H, s).
【0289】参考例183 2-メトキシベンジル[5-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペン
チル]カルバミン酸tert-ブチル
【化297】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500mg)
および2-メトキシベンジルアミン(704mg) を用いて、
参考例19と同様の操作を行うことにより、表題化合物
(524mg) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.40-1.80 (4H, m), 1.41
(9H, s), 2.71 (2H, t,J = 7.6Hz), 2.80-3.40 (8H,
m), 3.82 (3H, s), 4.00-4.50 (4H, m), 6.80-7.00 (2
H, m), 7.05-7.30 (2H, m), 7.67 (1H, s), 7.71 (1H,
s).
【0290】参考例184 ベンジル[6-オキソ-6-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ
-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ヘキシル]カル
バミン酸tert-ブチル
【化298】 参考例2で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(700m
g) およびベンジルアミン(643mg) を用いて、参考例1
9と同様の操作を行うことにより、表題化合物(554mg)
を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.10-1.80 (6H, m), 1.45
(9H, s), 2.71 (2H, t,J = 7.6Hz), 2.68 (2H, t, J =
7.6Hz), 3.02 (2H, t, J = 7.6Hz), 3.10-3.30(4H, m),
4.13 (2H, t, J = 8.8Hz), 4.42 (2H, s), 7.15-7.40
(5H, m), 7.67(1H, s), 7.71 (1H, s).
【0291】参考例185 2-メトキシベンジル[6-オキソ-6-(4-オキソ-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ヘキ
シル]カルバミン酸tert-ブチル
【化299】 参考例2で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(600m
g)および2-メトキシベンジルアミン(704mg)を用いて、
参考例19と同様の操作を行うことにより、表題化合物
(486mg)を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.15-1.60 (4H, m), 1.42
(9H, s), 2.72 (2H, quintet, J = 7.5Hz), 2.71 (2H,
t, J = 7.5Hz), 2.88 (2H, t, J = 7.5Hz), 3.02(2H,
t, J = 7.5Hz), 3.10-3.30 (4H, m), 3.82 (3H, s), 4.
13 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.40-4.50 (2H, m), 6.80-6.9
5 (2H, m), 7.10-7.30 (2H, m), 7.67 (1H, s), 7.71
(1H, s).
【0292】参考例186 6-オキソ-6-(3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオ
キサジン-6-イル)ヘキシル(2-フェニルエチル)カルバミ
ン酸tert-ブチル
【化300】 参考例8で得た6-(6-ブロモヘキサノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オン(1.00g) および2-フェニルエ
チルアミン(800mg) を用いて、参考例19と同様の操作
を行うことにより、表題化合物(842mg) を淡黄色油状物
として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.20-1.85 (6H, m), 1.47
(9H, s), 2.75-2.95 (4H, m), 3.00-3.25 (2H, m), 3.3
0-3.45 (2H, m), 4.68 (2H, s), 7.00 (1H, d, J= 8.7H
z), 7.10-7.35 (5H, m), 7.50-7.65 (2H, m), 8.90-9.2
5 (1H, br).
【0293】参考例187 2-(2-メトキシフェニル)エチル[6-オキソ-6-(3-オキソ-
3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル)ヘキシ
ル]カルバミン酸tert-ブチル
【化301】 参考例8で得た6-(6-ブロモヘキサノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オン(1.00g) および2-(2-メトキシ
フェニル)エチルアミン(925mg) を用いて、参考例19
と同様の操作を行うことにより、表題化合物(974mg) を
淡黄色油状物として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.20-1.85 (6H, m), 1.46
(9H, s), 2.75-2.95 (4H, m), 3.00-3.25 (2H, m), 3.3
0-3.45 (2H, m), 3.82 (3H, s), 4.68 (2H, s),6.80-7.
25 (5H, m), 7.50-7.65 (2H, m), 8.90-9.30 (1H, br).
【0294】参考例188 2-(2-クロロフェニル)エチル[6-オキソ-6-(3-オキソ-3,
4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル)ヘキシ
ル]カルバミン酸tert-ブチル
【化302】 参考例8で得た6-(6-ブロモヘキサノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オン(1.00g) および2-(2-クロロフ
ェニル)エチルアミン(952mg) を用いて、参考例19と
同様の操作を行うことにより、表題化合物(974mg) を淡
黄色油状物として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.20-1.85 (6H, m), 1.44
(9H, s), 2.80-3.25 (6H, m), 3.35-4.45 (2H, m), 4.6
9 (2H, s), 6.95-7.40 (5H, m), 7.50-7.65 (2H,m), 9.
00-9.40 (1H, br).
【0295】参考例189 N-{5-[3-(1-アセチル-4-ピペリジニル)プロパノイル]-2
-メトキシフェニル}-2,2,2-トリフルオロアセトアミド
【化303】 3-(1-アセチル-4-ピペリジニル)プロピオン酸(10.0g)
を塩化チオニル(30ml) に室温にて少量ずつ加えた。室
温で30分攪拌後、塩化チオニルを減圧下留去し、3-(1
-アセチル-4-ピペリジニル)プロピオニルクロリドの粗
成績体を得た。該粗成績体および2,2,2-トリフルオロ-N
-(2-メトキシフェニル)アセトアミド(10.0g)の1,2-ジク
ロロエタン(50ml) 懸濁液に、塩化アルミニウム(20g)
を室温にて少量ずつ加えた。室温で1時間攪拌後、反応
溶液を氷(200g) に注ぎ、次いで酢酸エチルで抽出、飽
和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥
した後、溶媒を減圧下留去し、得られた残渣をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル)にて精製
し、溶媒を留去することにより、表題化合物を融点77-7
9℃の無色結晶(8.83g)として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.00-1.30 (3H, m), 1.50-
1.90 (4H, m), 2.09 (3H, s), 2.53 (1H, tt, J = 12.
8, 2.8Hz), 2.90-3.05 (3H, m), 3.70-3.90 (1H,m), 4.
02 (3H, s), 4.50-4.70 (1H, m), 7.02 (1H, d, J = 8.
8Hz), 7.89 (1H,dd, J = 8.8, 2.2Hz), 8.50-8.65 (1H,
br), 8.95 (1H, d, J = 2.2Hz).
【0296】参考例190 3-(1-アセチル-4-ピペリジニル)-1-(3-アミノ-4-メトキ
シフェニル)-1-プロパノン
【化304】 参考例189で得たN-{5-[3-(1-アセチル-4-ピペリジニ
ル)プロパノイル]-2-メトキシフェニル}-2,2,2-トリフ
ルオロアセトアミド(3.00g) の飽和炭酸カリウム水溶液
(20ml)、水(10ml)、およびメタノール(30ml)懸濁液を室
温で5時間攪拌した。メタノールを減圧下留去し、残渣
を酢酸エチルで抽出後、飽和食塩水で洗浄した。有機層
を硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去す
ることにより、表題化合物を融点101-103℃の無色結晶
(1.57g)として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.00-1.25 (3H, m), 1.45-
1.85 (4H, m), 2.08 (3H, s), 2.52 (1H, tt, J = 12.
8, 3.0Hz), 2.85-3.10 (3H, m), 3.70-3.90 (1H,m), 3.
91 (3H, s), 3.90-4.00 (2H, br), 4.50-4.70 (1H, m),
6.80 (1H, d, J= 8.4Hz), 7.30-7.45 (2H, m). 元素分析 C17H24N2O3として 計算値:C, 67.08; H, 7.95; N, 9.20. 実験値:C, 66.83; H, 7.73; N, 9.18.
【0297】参考例191 1-(3-アミノ-4-メトキシフェニル)-3-(4-ピペリジニル)
-1-プロパノン 2塩酸塩
【化305】 参考例190で得た3-(1-アセチル-4-ピペリジニル)-1-
(3-アミノ-4-メトキシフェニル)-1-プロパノン(500mg)
の濃塩酸(10ml) 溶液を130℃にて6時間攪拌した。溶媒
を留去した後、残渣を濾取し、エタノールおよびジエチ
ルエーテルで順次洗浄した。得られた結晶を風乾するこ
とにより、表題化合物を融点210℃(分解)の無色結晶(54
4mg)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.25-1.45 (2H, m), 1.5
0-1.65 (3H, m), 1.75-1.90 (2H, m), 2.70-2.90 (2H,
m), 2.97 (2H, t, J = 6.9Hz), 3.15-3.25 (2H,m), 3.9
4 (3H, s), 7.00-9.50 2H, br), 7.20 (1H, d, J = 8.4
Hz), 7.80-7.90(2H, m), 8.75-9.25 (3H, br).
【0298】参考例192 8-(3-クロロプロパノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-
ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン
【化306】 1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4
-オン(10.0g) および3-クロロプロパノイルクロリド(6.
06ml) を用いて、参考例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(12.0g) を融点154-155℃の無色結晶と
して得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 2.72 (2H, t, J = 7.8Hz),
3.03 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.23 (2H, t, J = 8.7Hz),
3.39 (2H, t, J = 6.9Hz), 3.91 (2H, t, J = 6.9Hz),
4.13 (2H, t, J = 8.7Hz), 7.67 (1H, s), 7.71 (1H,
s).
【0299】参考例193 (±)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル[5-オキソ-5-(4
-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キ
ノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸tert-ブチル
【化307】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500mg)
および(±)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イルアミン
(683mg) を用いて、参考例19と同様の操作を行うこと
により、表題化合物(332mg) を淡黄色油状物として得
た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.20-2.10 (13H, m), 2.60
-3.10 (12H, m), 3.10-3.30 (2H, m), 3.50-3.65 (1H,
m), 4.00-4.20 (2H, m), 7.10-7.30 (3H, m), 7.60-7.8
0 (3H, m).
【0300】参考例194 2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イル[5-オキソ-5-(4-オキ
ソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリ
ン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸tert-ブチル
【化308】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500mg)
および2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イルアミン(683m
g) を用いて、参考例19と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(461mg) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.42 (9H, s), 1.50-1.75
(2H, m), 1.80-2.00 (2H, m), 2.72 (2H, t, J = 7.6H
z), 2.80-3.30 (11H, m), 3.50-3.65 (1H, m), 4.00-4.
20 (3H, m), 7.05-7.20 (4H, m), 7.60-7.75 (2H, m).
【0301】参考例195 6-(5-クロロペンタノイル)-3,4-ジヒドロキノリン-2(1
H)-オン
【化309】 3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-オン(2.94g)および塩化5-
クロロペンタノイル(3.7g)を用いて、参考例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を融点145-146℃の
無色結晶(1.59g)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.84-1.94 (4H, m), 2.67
(2H, t, J = 6.4Hz), 2.96 (2H, t, J = 6.8Hz), 3.05
(2H, t, J = 7.5Hz), 3.59 (2H, t, J = 6.4Hz),6.90
(1H, d, J = 8.7Hz), 7.81 (1H, d, J = 8.7Hz), 7.82
(1H, s), 9.28 (1H, s). IR (KBr) νcm-1: 3273, 1680, 1604, 1361, 1314, 122
7, 1145.
【0302】参考例196 5-オキソ-5-(2-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-
6-イル)ペンチル(2-フェニルエチル)カルバミン酸tert-
ブチル
【化310】 参考例195で得た6-(5-クロロペンタノイル)-3,4-ジ
ヒドロキノリン-2(1H)-オン(399mg) および2-フェニル
エチルアミン(454mg) を用いて、参考例19と同様の操
作を行うことにより、表題化合物(530mg) を淡黄色油状
物として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.44 (9H, s), 1.51-1.73
(4H, m), 2.68 (2H, t,J = 7Hz), 2.75-2.86 (2H, m),
2.88-2.98 (2H, m), 3.03 (2H, t, J = 7Hz), 3.08-3.2
4 (2H, m), 3.32-3.42 (2H, m), 6.87 (1H, d, J = 8.4
Hz), 7.18-7.30(5H, m), 7.79 (1H, d, J = 6Hz), 7.80
(1H, s), 9.09 (1H, br).
【0303】参考例197 2-(2-メトキシフェニル)エチル[5-オキソ-5-(2-オキソ-
1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-6-イル)ペンチル]カル
バミン酸tert-ブチル
【化311】 参考例195で得た6-(5-クロロペンタノイル)-3,4-ジ
ヒドロキノリン-2(1H)-オン(399mg) および2-(2-メトキ
シフェニル)エチルアミン(567mg) を用いて、参考例1
9と同様の操作を行うことにより、表題化合物(638mg)
を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.43 (9H, s), 1.51-1.72
(4H, m), 2.68 (2H, t,J = 8Hz), 2.78-2.88 (2H, m),
2.89-2.97 (2H, m), 3.03 (2H, t, J = 7.3Hz),3.08-3.
28 (2H, m), 3.30-3.42 (2H, m), 3.82 (3H, s) 6.83
(1H, d, J = 8.4Hz), 6.87-6.90 (2H, m), 7.09-7.21
(2H, m), 7.79 (1H, d, J = 6Hz), 7.80 (1H, s) 9.31
(1H, br).
【0304】参考例198 2-(2-クロロフェニル)エチル[5-オキソ-5-(2-オキソ-1,
2,3,4-テトラヒドロキノリン-6-イル)ペンチル]カルバ
ミン酸tert-ブチル
【化312】 参考例195で得た6-(5-クロロペンタノイル)-3,4-ジ
ヒドロキノリン-2(1H)-オン(399mg) および2-(2-クロロ
フェニル)エチルアミン(584mg) を用いて、参考例19
と同様の操作を行うことにより、表題化合物(682mg) を
淡黄色油状物として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.41 (9H, s), 1.51-1.73
(4H, m), 2.68 (2H, t,J = 7.3Hz), 2.91-3.01 (4H,
m), 3.03 (2H, t, J = 7.3Hz), 3.12-3.25 (2H, m), 3.
41 (2H, t, J = 7.3Hz), 6.87 (1H, d, J = 8.4Hz), 7.
17-7.20 (3H, m),7.33 (1H, d, J = 7Hz), 7.80 (1H,
d, J = 6Hz), 7.81 (1H, s) 9.01 (1H, br).
【0305】参考例199 6-(6-ブロモヘキサノイル)-3,4-ジヒドロキノリン-2(1
H)-オン
【化313】 3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-オン(2.94g)および塩化6-
ブロモヘキサノイル(5.1g)を用いて、参考例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を融点116-117℃の
無色結晶(1.62g)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.50-1.57 (2H, m), 1.73-
1.79 (2H, m), 1.88-1.96 (2H, m), 2.69 (2H, t, J =
6.4Hz), 2.95 (2H, t, J = 7.5Hz), 3.05 (2H, t, J =
7.5Hz), 3.43 (2H, t, J = 6.4Hz), 6.92 (1H, d, J =
8.7Hz), 7.80 (1H, d, J = 8.7Hz), 7.85 (1H, s), 9.5
1 (1H, s). IR (KBr) νcm-1: 3192, 3055, 1679, 1593, 1367, 132
1, 1254.
【0306】参考例200 2-(2-メトキシフェニル)エチル[5-(1-メチル-2-オキソ-
1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-6-イル)-5-オキソペン
チル]カルバミン酸tert-ブチル
【化314】 参考例154で得た6-(5-クロロペンタノイル)-1-メチ
ル-3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-オン(224mg)および2-
(2-メトキシフェニル)エチルアミン(266mg) を用いて、
参考例19と同様の操作を行うことにより、表題化合物
(230mg) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.43 (9H, s), 1.51-1.76
(4H, m), 2.68 (2H, t,J = 7Hz), 2.77-2.88 (2H, m),
2.96 (4H, t, J = 7Hz), 3.12-3.24 (2H, m), 3.32-3.3
7 (2H, m), 3.38 (3H, s), 3.82 (3H, s), 6.83-6.89
(2H, m), 7.01 (1H, d, J = 8.5Hz), 7.06-7.21 (2H,
m), 7.78 (1H, s) 7.87 (1H, d, J = 8Hz).
【0307】参考例201 2-(2-クロロフェニル)エチル[5-(1-メチル-2-オキソ-1,
2,3,4-テトラヒドロ-6-キノリニル)-5-オキソペンチル]
カルバミン酸tert-ブチル
【化315】 参考例154で得た6-(5-クロロペンタノイル)-1-メチ
ル-3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-オン(224mg) および2-
(2-クロロフェニル)エチルアミン(274mg) を用いて、参
考例19と同様の操作を行うことにより、表題化合物(2
44mg) を淡黄色油状物として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.41 (9H, s), 1.51-1.76
(4H, m), 2.68 (2H, t,J = 7Hz), 2.92-2.98 (6H, m),
3.12-3.24 (2H, m), 3.39 (3H, s), 3.41 (2H,t, J = 7
Hz), 7.02 (1H, d, J = 8.5Hz), 7.14-7.28 (3H, m),
7.33 (1H, d, J= 7Hz), 7.78 (1H, s,), 7.87 (1H, d,
J = 8Hz).
【0308】参考例202 (±)-5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ヘキサン酸
【化316】 300mlの4口フラスコに5-オキソヘキサン酸エチル4.75g
(30mmol)を仕込み、THF100mlを加えて溶解した。室温下
N-メチル-2-(2-クロロフェニル)エチルアミン5.1g(30mm
ol)を加え、更にNaBH(OAc)3 8.3g(39mmol)を加えた。室
温下一夜攪拌後、濃縮し残渣に6%重曹水各50mlを加えて
中和した。遊離した油状物を酢酸エチル(50ml×2) で抽
出し、MgSO4で乾燥ののち濃縮することによって(±)-
[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]ヘキサ
ン酸5-エチルを淡黄色油状物(6.38g)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 0.94 (3H, d, J = 6.6Hz),
1.19-1.28 (1H, m), 1.25 (3H, t, J = 7.0Hz), 1.44-
1.52 (1H, m), 1.56-1.64 (2H, m), 2.25 (2H, t, J =
7.3Hz), 2.29 (3H, s), 2.51-2.69 (3H, m), 2.84-2.89
(2H, m), 4.12 (2H, q, J = 7.0Hz), 7.12-7.25 (3H,
m), 7.32 (1H, dd, J = 7.6, 1.5Hz). IR (neat) νcm-1: 1735, 1652, 1476, 1249, 1177, 10
53, 752. 100mlのナス型コルベンに(±)-[[2-(2-クロロフェニル)
エチル](メチル)アミノ]ヘキサン酸5-エチル6.2g (20mm
ol)を仕込み、EtOH (10ml)を加えて溶解した。室温下水
10mlに溶解したKOH 1.35g(24mmol)を加えた。室温下16
時間攪拌後EtOHを留去し、残渣に6N-塩酸4ml(24mmol)を
加えて中和したのち濃縮乾固し、残渣にEtOH20mlを加え
て溶解した。不溶物をろ去し、ろ液を濃縮乾固すること
によって表題化合物を淡黄色油状物(6.16g)として得
た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.21 (3H, d, J = 6.6Hz),
1.41-1.51 (1H, m), 1.65-1.74 (2H,m), 1.99-2.01 (1
H, m), 2.24-2.41 (2H, m), 2.61(3H, s), 2.92-3.04
(3H, m), 3.20 (2H, t, J = 8.3Hz), 7.16-7.23 (2H,
m), 7.32-7.36 (2H,m), 9.35 (1H, br). IR (neat) νcm-1: 3418, 1718, 1630, 1476, 1398, 10
53, 757.
【0309】参考例203 5-(5-クロロペンタノイル)-N-メチル-2,3-ジヒドロ-1-
ベンゾフラン-7-スルホンアミド
【化317】 参考例69で得た塩化5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-
ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホニル(5.06g) および
40%メチルアミン-メタノール溶液(2.6g)を用いて参考例
66と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点
120-121℃の無色結晶(4.82g)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.85-1.92 (4H, m), 2.66
(3H, d, J = 5.4Hz), 2.98-3.01 (2H, m), 3.35 (2H,
t, J = 8.8Hz), 3.57-3.60 (2H, m), 4.78 (1H, q, J =
5.4Hz), 4.88 (2H, t, J = 8.8Hz), 8.06 (1H, s), 8.
22 (1H, s). IR (KBr) νcm-1: 3326, 1664, 1603, 1586, 1480, 138
3, 1357, 1328, 1266, 1161, 1115, 868, 579.
【0310】参考例204 5-(5-クロロペンタノイル)-N,N-ジメチル-2,3-ジヒドロ
-1-ベンゾフラン-7-スルホンアミド
【化318】 参考例69で得た塩化5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-
ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホニル(5.06g) および
ジメチルアミン(3ml) を用いて、参考例66と同様の操
作を行うことにより、表題化合物を融点113-114℃の無
色結晶(4.93g)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.84-1.93(4H, m), 2.84
(6H, s), 2.96-3.00 (2H,m), 3.33 (2H, t, J = 8.8H
z), 3.57-3.60 (2H, m), 4.83 (2H, q, J = 5.4Hz), 8.
03 (1H, s), 8.18 (1H, s). IR (KBr) νcm-1: 1681, 1603, 1479, 1462, 1422, 134
0, 1264, 1154, 1119, 956, 710, 583.
【0311】参考例205 5-クロロ-1-(2,3-ジヒドロ-2,2-ジメチル-1-ベンゾフラ
ン-5-イル)ペンタン-1-オン
【化319】 2,2-ジメチル-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン(3.0g) お
よび5-クロロバレリルクロリド(3.4g)を用いて、参考例
1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を微黄色
油状物(3.6g)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.50 (6H, s), 1.83-1.92
(4H, m), 2.91-2.95 (2H, m), 3.04 (2H, s), 3.56-3.5
9 (2H, m), 6.74 (1H, d, J = 8.8Hz), 7.79 (1H, d, J
= 8.8Hz), 7.81 (1H, s). IR (neat) νcm-1: 1674, 1607, 1490, 1441, 1372, 12
45, 1225, 1094, 868
【0312】参考例206 5-クロロ-1-(3,4-ジヒドロ-2H-クロメン-6-イル)ペンタ
ン-1-オン
【化320】 クロマン(5.40g) および5-クロロバレリルクロリド(6.8
2g)を用いて、参考例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物を微黄色油状物(7.9g)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.83-1.91 (4H, m), 2.00-
2.06 (2H, m), 2.83 (2H, t, J = 6.6Hz), 2.91-2.96
(2H, m,) 3.58 (2H, t, J = 6.6Hz), 4.24 (2H, t, J =
5.2Hz), 6.81 (1H, d, J = 8.8Hz), 7.70 (1H, s), 7.
71 (1H, d, J = 8.8Hz). IR (neat) νcm-1: 1675, 1606, 1577, 1499, 1317, 12
47, 1162, 1133, 1118,1060, 1005, 821.
【0313】参考例207 塩化6-(5-クロロ ペンタノイル)クロマン-8-スルホニル
【化321】 参考例206で得た5-クロロ-1-(3,4-ジヒドロ-2H-クロ
メン-6-イル)ペンタン-1-オン(5.1g)を用いて、参考例
65と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色
油状物(3.57g)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.85-1.94 (4H, m), 2.14-
2.19 (2H, m), 2.93-3.00 (4H, m), 3.59 (2H, t, J =
5.9Hz), 4.54 (2H, t, J = 5.6Hz), 8.03 (1H, s), 8.3
3 (1H, s). IR (neat) νcm-1: 1686, 1600, 1567, 1485, 1371, 12
78, 1258, 1172, 1132,1002, 579, 557.
【0314】参考例208 6-(5-クロロペンタノイル)-8-クロマンスルホンアミド
【化322】 参考例207で得た塩化6-(5-クロロペンタノイル)-8-
クロマンスルホニル(3.5g) を用いて、参考例66と同
様の操作を行うことにより、表題化合物を融点168-169
℃の無色結晶(2.9g)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.67-1.80 (4H, m), 1.97
(2H, t, J = 5.3Hz), 2.86 (2H, t, J = 6.1Hz), 3.00
(2H, t, J = 6.6Hz), 3.67 (2H, t, J = 6.1Hz),4.36
(2H, t, J = 5.3Hz), 7.15 (2H, s), 7.94 (1H, d, J =
1.8Hz), 8.10 (1H, d, J = 1.8Hz). IR (KBr) νcm-1: 3376, 3272, 1695, 1599, 1482, 145
9, 1419, 1309, 1244, 1137, 906, 744.
【0315】参考例209 5-(2,3-ジヒドロ-2,2-ジメチル-1-ベンゾフラン-5-イ
ル)-5-オキソペンチル[2-(2-クロロフェニル)エチル]カ
ルバミン酸 tert-ブチル
【化323】 参考例205で得た5-クロロ-1-(2,3-ジヒドロ-2,2-ジ
メチル-1-ベンゾフラン-5-イル)ペンタン-1-オン(543m
g) および2-(2-クロロフェニル)エチルアミン(778mg)
を用いて、参考例19と同様の操作を行うことにより、
表題化合物を微黄色油状物(612mg)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.41 (9H, s), 1.49 (6H,
s), 1.51-1.72 (4H, m),2.85-3.00 (4H, m), 3.03 (2H,
s), 3.07-3.25 (2H, m), 3.41 (2H, t, J = 7.3Hz),
6.73 (1H, d, J = 9.1Hz), 7.12-7.34 (4H, m), 7.80
(2H, br.s).
【0316】参考例210 5-(3,4-ジヒドロ-2H-クロメン-6-イル)-5-オキソペンチ
ル[2-(2-クロロフェニル)エチル]カルバミン酸 tert-
ブチル
【化324】 参考例206で得た5-クロロ-1-(3,4-ジヒドロ-2H-クロ
メン-6-イル)ペンタン-1-オン(505mg) および2-(2-クロ
ロフェニル)エチルアミン(778mg) を用いて、参考例1
9と同様の操作を行うことにより、表題化合物を微黄色
油状物(793mg)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.41 (9H, s), 1.51-1.73
(4H, m), 2.01 (2H, t,J = 6Hz), 2.82 (2H, t, J = 6H
z), 2.85-3.01 (4H, m), 3.07-3.23 (2H, m), 3.41 (2
H, t, J = 7Hz), 4.23 (2H, q, J = 5.3Hz), 6.80 (1H,
d, J = 9.1Hz),7.12-7.34 (4H, m), 7.70 (2H, br.s).
【0317】参考例211 5-{7-[(メチルアミノ)スルホニル]-2,3-ジヒドロ-1-ベ
ンゾフラン-5-イル}-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシ
フェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化325】 参考例203で得た5-(5-クロロペンタノイル)-N-メチ
ル-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホンアミド(66
4mg) および2-(2-メトキシフェニル)エチルアミン(762m
g) を用いて、参考例19と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物を無色油状物(864mg)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.43 (9H, s), 1.50-1.73
(4H, m), 2.65 (3H, d,J = 5.4Hz), 2.82 (2H, br.s),
2.95 (2H, br.s), 3.08-3.23 (2H, m), 3.31-3.37 (4H,
m), 3.83 (3H, s), 4.81(1H, q, J = 5.4Hz), 4.86 (2
H, t, J = 8.8Hz), 6.83-6.89 (2H, m), 7.09-7.21 (2
H, m), 8.04 (1H, d, J = 1.5Hz), 8.22 (1H, d, J =
1.5Hz).
【0318】参考例212 5-{7-[(メチルアミノ)スルホニル]-2,3-ジヒドロ-1-ベ
ンゾフラン-5-イル}-5-オキソペンチル[2-(2-クロロフ
ェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化326】 参考例203で得た5-(5-クロロペンタノイル)-N-メチ
ル-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホンアミド(66
4mg)および2-(2-クロロフェニル)エチルアミン(778mg)
を用いて、参考例19と同様の操作を行うことにより、
表題化合物を融点87-88℃の無色結晶(890mg)として得
た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.41 (9H, s), 1.50-1.73
(4H, m), 2.66 (3H, d,J = 5.4Hz), 2.95 (4H, br.s),
3.08-3.27 (2H, m), 3.34 (2H, t, J = 8.8Hz),3.41 (2
H, t, J = 7.5Hz), 4.78 (1H, q, J = 5.4Hz), 4.87 (2
H, t, J = 8.8Hz), 7.13-7.29 (3H, m), 7.33 (1H, d,
J = 6.6Hz), 8.04 (1H, d, J = 1.2Hz),8.22 (1H, d, J
= 1.2Hz).
【0319】参考例213 5-{7-[(ジメチルアミノ)スルホニル]-2,3-ジヒドロ-1-
ベンゾフラン-5-イル}-5-オキソペンチル[2-(2-メトキ
シフェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化327】 参考例204で得た5-(5-クロロペンタノイル)-N,N-ジ
メチル-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホンアミ
ド(692mg) および2-(2-メトキシフェニル)エチルアミン
(762mg) を用いて、参考例19と同様の操作を行うこと
により、表題化合物を無色油状物(875mg)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.43 (9H, s), 1.50-1.73
(4H, m), 2.79-2.87 (2H, m), 2.83(6H, s), 2.94 (2H,
br.s), 3.08-3.23 (2H, m), 3.29-3.51 (4H, m), 3.83
(3H, s), 4.82 (2H, t, J = 8.8Hz), 6.83-6.88 (2H,
m), 7.09-7.21 (2H, m), 8.01 (1H, d, J = 1.5Hz), 8.
17 (1H, d, J = 1.5Hz).
【0320】参考例214 2-(2-クロロフェニル)エチル(5-{7-[(ジメチルアミノ)
スルホニル]-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イル}-5-
オキソペンチル)カルバミン酸 tert-ブチル
【化328】 参考例204で得た5-(5-クロロペンタノイル)-N,N-ジ
メチル-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホンアミ
ド(692mg)および2-(2-クロロフェニル)エチルアミン(77
8mg) を用いて、参考例19と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を融点86-87℃の無色結晶(960mg)とし
て得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.41 (9H, s), 1.50-1.73
(4H, m), 2.84 (6H, s),2.95 (4H, br.s), 3.08-3.25
(2H, m), 3.32 (2H, t, J = 8.8Hz), 3.41 (2H,t, J =
7.5Hz), 4.82 (2H, t, J = 8.8Hz), 7.13-7.29 (3H,
m), 7.33 (1H, d,J = 6.6Hz), 8.01 (1H, d, J = 1.4H
z), 8.17 (1H, d, J = 1.4Hz).
【0321】参考例215 5-[8-(アミノスルホニル)-3,4-ジヒドロ-2H-クロメン-6
-イル]-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチ
ル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化329】 参考例208で得た6-(5-クロロペンタノイル)-8-クロ
マンスルホンアミド(664mg) および2-(2-メトキシフェ
ニル)エチルアミン(762mg) を用いて、参考例19と同
様の操作を行うことにより、表題化合物を無色油状物65
0mg)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.40 (9H, s), 1.51-1.70
(4H, m), 2.11 (2H, br.s), 2.79-2.89 (6H, m), 3.07-
3.23 (2H, m), 3.33 (2H, t, J = 7.1Hz), 3.82(3H,
s), 4.47 (2H, t, J = 5.1Hz), 5.29 (2H, s), 6.83-6.
88 (2H, m), 7.06-7.20 (2H, m), 7.89 (1H, s), 8.27
(1H, s).
【0322】参考例216 5-[8-(アミノスルホニル)-3,4-ジヒドロ-2H-クロメン-6
-イル]-5-オキソペンチル[2-(2-クロロフェニル)エチ
ル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化330】 参考例208で得た6-(5-クロロペンタノイル)-8-クロ
マンスルホンアミド(664mg) および2-(2-クロロフェニ
ル)エチルアミン(778mg) を用いて、参考例19と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を無色油状物(677
mg)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.38 (9H, s), 1.51-1.71
(4H, m), 2.12 (2H, br.s), 2.89-2.93 (6H, m), 3.11-
3.21 (2H, m), 3.39 (2H, br.s), 4.47 (2H, t,J = 5.1
Hz), 5.23 (2H, s), 7.13-7.34 (4H, m), 7.90 (1H,
s), 8.27 (1H, s).
【0323】参考例217 5-(5-クロロペンタノイル)-1-メチル-1,3-ジヒドロ-2H-
ベンゾイミダゾール-2-オンおよび6-(5-クロロペンタノ
イル)-1-メチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-
2-オン
【化331】 1-メチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オン
(4.45g) および5-クロロバレリルクロリド(5.58g)を用
いて、参考例1と同様の操作を行うことにより、表題化
合物の混合物(1.5:1)を無色結晶(5.5g)として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.67-1.81 (4H, m), 2.9
9-3.05 (2H, m), 3.30 (3H×3/5, s), 3.32 (3H×2/5,
s), 3.61-3.69 (2H, m,), 7.03 (1H×2/5, d, J= 8.3H
z), 7.14 (1H×3/5, d, J = 8.3Hz), 7.49 (1H×3/5,
d, J = 1.5Hz), 7.64 (1H×2/5, d, J = 1.5Hz), 7.69
(1H×2/5, dd, J = 8.3, 1.5Hz), 7.73 (1H×3/5, dd,
J = 8.8, 1.5Hz), 11.09 (1H×3/5, s), 11.23 (1H×2/
5, s).
【0324】参考例218 2-(2-クロロフェニル)エチル[5-(1-メチル-2-オキソ-2,
3-ジヒドロ-1H-ベンゾイミダゾール-5-イル)-5-オキソ
ペンチル]カルバミン酸tert-ブチル(A)および2-(2-
クロロフェニル)エチル[5-(3-メチル-2-オキソ-2,3-ジ
ヒドロ-1H-ベンゾイミダゾール-5-イル)-5-オキソペン
チル]カルバミン酸tert-ブチル(B)
【化332】 参考例217で得た5-(5-クロロペンタノイル)-1-メチ
ル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オンおよび
6-(5-クロロペンタノイル)-1-メチル-1,3-ジヒドロ-2H-
ベンゾイミダゾール-2-オンの混合物(1.6g) および2-(2
-クロロフェニル)エチルアミン(2.33g) を用いて、参考
例19と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融
点121-122℃の無色結晶(1-メチル体(A):1.0g)と微
黄色油状物(3-メチル体(B):645mg)として得た。1 H NMR (1-メチル体(A);400MHz, CDCl3) δ 1.41
(9H, s), 1.52-1.76 (4H,m), 2.97 (4H, br.s), 3.14-
3.25 (2H, m), 3.42 (2H, t, J = 7.0Hz), 3.45 (3H,
s), 6.98 (1H, d, J = 7.8Hz), 7.16-7.33 (4H, m), 7.
75 (1H, s), 7.77 (1H, d, J = 7.8Hz), 10.76-10.84
(1H, m).1 H NMR (3-メチル体(B);400MHz, CDCl3) δ 1.41
(9H, s), 1.52-1.76 (4H,m), 2.95-3.01 (4H, m), 3.15
-3.25 (2H, m), 3.42 (2H, t, J = 7.3Hz), 3.48(3H,
s), 7.15 (1H, d, J = 8.0Hz), 7.16-7.34 (4H, m), 7.
65 (1H, s), 7.76(1H, d, J = 8.0Hz), 10.65 (1H, br.
s).
【0325】参考例219 2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)エチル[5-(1-メチ
ル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾイミダゾール-5-
イル)-5-オキソペンチル]カルバミン酸tert-ブチル
(A)および2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)エチ
ル[5-(3-メチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾイミ
ダゾール-5-イル)-5-オキソペンチル]カルバミン酸tert
-ブチル(B)
【化333】 参考例217で得た5-(5-クロロペンタノイル)-1-メチ
ル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オンおよび
6-(5-クロロペンタノイル)-1-メチル-1,3-ジヒドロ-2H-
ベンゾイミダゾール-2-オンの混合物(1.6g) および4-(2
-アミノエチル)-3-クロロフェノール 臭化水素酸塩(3.3
g) を用いて、参考例82と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物として、微黄色油状物(1-メチル体
(A):428mg)と融点157-158℃の無色結晶(3-メチル体
(B):290mg)を得た。1 H NMR (1-メチル体(A);400MHz, CDCl3) δ 1.41
(9H, s), 1.51 (2H, br.s), 1.62-1.72 (2H, m), 2.84-
2.91 (4H, m), 3.03-3.12 (2H, m), 3.36 (2H, t,J =
7.1Hz), 3.45 (3H, s), 6.72 (1H, d, J = 8.3Hz), 6.9
2 (1H,br.s), 6.97(1H, d, J = 7.6Hz), 7.01 (1H, d,
J = 8.3Hz), 7.67 (1H, br.s), 7.72 (1H,br.s), 7.77
(1H, d, J = 7.6Hz), 10.08-10.23 (1H, m).1 H NMR (3-メチル体(B);400MHz, CDCl3) δ 1.29
(9H, s), 1.45-1.58 (4H,m), 2.74 (2H, t, J = 7.3H
z), 3.00 (2H, t, J = 6.6Hz), 3.05-3.17 (2H, m), 3.
27 (2H, br.s), 3.32 (3H, s), 6.65 (1H, dd, J = 8.
3, 2.4Hz), 6.77 (1H, d, J = 2.4Hz), 7.04 (2H, br.
d, J = 8.0Hz), 7.64 (1H, br.s), 7.69 (1H,d, J = 8.
0Hz), 9.66 (1H, s), 11.22 (1H, s).
【0326】参考例220 2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)エチル[5-(1,3-ジ
メチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾイミダゾール
-5-イル)-5-オキソペンチル]カルバミン酸tert-ブチル
【化334】 参考例10で得た5-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジメ
チル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オン(562
mg)および4-(2-アミノエチル)-3-クロロフェノール 臭
化水素酸塩(1.1g) を用いて、参考例82と同様の操作
を行うことにより、表題化合物を微黄色油状物(272mg)
として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.40 (9H, s), 1.60 (2H,
br.s), 1.68-1.74 (2H,m), 2.85 (2H, m), 3.00 (2H,
t, J = 7.3Hz), 3.18 (2H, t, J = 7.3Hz), 3.36(2H, b
r.s), 3.46 (6H, s), 6.70 (1H, d, J = 8.0Hz), 6.90
(1H,br.s), 6.95-7.24 (3H, m), 7.62 (1H, d, J = 1.7
Hz), 7.78 (1H, dd, J = 8.0, 1.7Hz).
【0327】参考例221 1-メチル-5,6-ジヒドロ-1H,4H-[1,2,5]チアジアゾロ[4,
3,2-ij]キノリン 2,2-ジオキシド
【化335】 5,6-ジヒドロ-1H,4H-[1,2,5]チアジアゾロ[4,3,2-ij]キ
ノリン 2,2-ジオキシドを用いて、参考例132と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を融点103-104℃
の褐色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 2.17 (2H, quintet, J =
6.2 Hz), 2.77 (2H, t, J= 6.4 Hz), 3.25 (3H, s), 3.
69 (2H, t, J = 5.6 Hz), 6.56 (1H, d, J = 7.8Hz),
6.74 (1H, d, J = 6.8 Hz), 6.88 (1H, t, J = 7.6 H
z).
【0328】参考例222 5-クロロ-1-(1-メチル-2,2-ジオキシド-5,6-ジヒドロ-1
H,4H-[1,2,5]チアジアゾロ[4,3,2-ij]キノリン-8-イル)
-1-ペンタノン
【化336】 参考例221で得た1-メチル-5,6-ジヒドロ-1H,4H-[1,
2,5]チアジアゾロ[4,3,2-ij]キノリン 2,2-ジオキシド
および5-クロロバレリルクロリドを用い、参考例1と同
様の操作を行うことにより、表題化合物を融点99-100℃
の淡赤色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.89 (4H, t, J = 2.8 H
z), 2.21 (2H, quintet, J= 5.6 Hz), 2.83 (2H, t, J
= 6.2 Hz), 2.96 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.21 (3H, s),
3.58 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.77 (2H, t, J = 5.6 H
z), 7.24 (1H, s),7.44 (1H, s).
【0329】参考例223 2-(2-クロロフェニル)エチル[5-(1-メチル-2,2-ジオキ
シド-5,6-ジヒドロ-1H,4H-[1,2,5]チアジアゾロ[4,3,2-
ij]キノリン-8-イル)-5-オキソペンチル]カルバミン酸t
ert-ブチル
【化337】 参考例222で得た5-クロロ-1-(1-メチル-2,2-ジオキ
シド-5,6-ジヒドロ-1H,4H-[1,2,5]チアジアゾロ[4,3,2-
ij]キノリン-8-イル)-1-ペンタノンおよび2-(2-クロロ
フェニル)エチルアミンを用い、参考例19と同様の操
作を行うことにより、表題化合物を淡黄色油状物として
得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.42 (9H, br), 1.53-1.71
(4H, m), 2.19 (2H, quintet, J = 5.6 Hz), 2.81 (2
H, t, J = 6.2 Hz), 2.94 (4H, m), 3.22 (2H, m), 3.3
1 (3H, s), 3.41 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.75 (2H, t,
J = 5.6 Hz), 7.15-7.35 (5H, m), 7.44 (1H, s).
【0330】参考例224 5-クロロ-1-(2,2-ジオキシド-5,6-ジヒドロ-1H,4H-[1,
2,5]チアジアゾロ[4,3,2-ij]キノリン-8-イル)-1-ペン
タノン
【化338】 5,6-ジヒドロ-1H,4H-[1,2,5]チアジアゾロ[4,3,2-ij]キ
ノリン 2,2-ジオキシドおよび5-クロロバレリルクロリ
ドを用い、参考例1と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を融点118-119℃の淡赤色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.74 (4H, m), 2.06 (2
H, t, J = 6.0 Hz), 2.77(2H, t, J = 5.8 Hz), 2.99
(2H, t, J = 7.0 Hz), 3.65 (4H, m), 7.24 (1H,s), 7.
53 (1H, s), 11.58 (1H, s).
【0331】参考例225 3,4-ジヒドロ-1H-2,1,3-ベンゾチアジアジン 2,2-ジオ
キシド
【化339】 2-アミノベンジルアミンを用い、参考例126と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を融点178-180℃の
淡黄色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 4.40 (2H, d, J = 7.8 H
z), 6.71 (1H, d, J = 7.0 Hz), 6.92 (1H, t, J = 7.2
Hz), 7.11-7.32 (3H, m), 10.16 (1H, s).
【0332】参考例226 5-クロロ-1-(2,2-ジオキシド-3,4-ジヒドロ-1H-2,1,3-
ベンゾチアジアジン-6-イル)-1-ペンタノン
【化340】 参考例225で得た3,4-ジヒドロ-1H-2,1,3-ベンゾチア
ジアジン 2,2-ジオキシドおよび5-クロロバレリルクロ
リドを用い、参考例1と同様の操作を行うことにより、
表題化合物を融点116-117℃の無色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.74 (4H, m), 2.98 (2
H, t, J = 6.6 Hz), 3.68(2H, t, J = 6.2 Hz), 4.48
(2H, d, J = 7.6 Hz), 6.78 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.1
7 (1H, m), 7.51 (1H, t, J = 8.0 Hz), 7.83 (1H, s),
10.81 (1H, s).
【0333】参考例227 1,3-ジメチル-3,4-ジヒドロ-1H-2,1,3-ベンゾチアジア
ジン 2,2-ジオキシド
【化341】 参考例225で得た3,4-ジヒドロ-1H-2,1,3-ベンゾチア
ジアジン 2,2-ジオキシドを用い、参考例127と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を融点59-60℃の
無色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 2.77 (3H, s), 3.34 (3H,
s), 4.62 (2H, s), 6.90(1H, d, J = 7.6 Hz), 7.04 (2
H, m), 7.30 (1H, d, J = 9.4 Hz).
【0334】参考例228 5-クロロ-1-(1,3-ジメチル-2,2-ジオキシド-3,4-ジヒド
ロ-1H-2,1,3-ベンゾチアジアジン-6-イル)-1-ペンタノ
【化342】 参考例227で得た1,3-ジメチル-3,4-ジヒドロ-1H-2,
1,3-ベンゾチアジアジン2,2-ジオキシドおよび5-クロロ
バレリルクロリドを用い、参考例1と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物を融点78-79℃の無色結晶とし
て得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.75 (4H, m), 2.67 (3
H, s), 3.03 (2H, t, J =5.4 Hz), 3.32 (3H, s), 3.69
(2H, t, J = 5.4 Hz), 4.74 (2H, s), 7.15 (1H, d, J
= 8.8 Hz), 7.84 (1H, s), 7.95 (1H, d, J = 8.8 H
z).
【0335】参考例229 2-メチル-1,3-ジオキソ-5-イソインドリンカルボン酸
【化343】 トリメリト酸無水物(30g) のテトラヒドロフラン(100m
l) 溶液にメチルアミン水溶液(50ml) を加えた。室温で
15分攪拌後、常圧下加熱することにより溶媒を留去し
た。残渣に1規定塩酸を加えてpHを1とし、析出物を濾
取し、水、エタノールおよびジエチルエーテルで順次洗
浄した。さらに風乾させることにより、表題化合物を融
点226-232℃無色結晶(11.6g) として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 3.06 (3H, s), 7.97 (1
H, d, J = 7.6 Hz), 8.19(1H, s), 8.33 (1H, dd, J =
7.7, 1.6 Hz), 8.00-10.00 (1H, br).
【0336】参考例230 塩化2-メチル-1,3-ジオキソ-5-イソインドリンカルボニ
【化344】 参考例229で得た2-メチル-1,3-ジオキソ-5-イソイン
ドリンカルボン酸(9.2g)およびジメチルホルムアミド
(触媒量) のテトラヒドロフラン(100ml) 溶液にオキザ
リルクロリド(5.86ml) を室温にて滴々加えた。室温で
1時間攪拌後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣を
濾取し、ジエチルエーテルで洗浄後、減圧下乾燥するこ
とにより、表題化合物を白色固形物として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 3.06 (3H, s), 7.97 (1
H, d, J = 7.6 Hz), 8.19(1H, s), 8.33 (1H, dd, J =
7.9, 1.0 Hz).
【0337】参考例231 5-(5-クロロペンタノイル)-2-メチル-1H-イソインドー
ル-1,3(2H)-ジオン
【化345】 本化合物の合成はY. Tamaru らの方法(Tetrahedron Let
t. 1985, 26(45), 5529)に準じて行った。すなわち、Z
n−Cuカップル(4.6g) および1-クロロ-4-ヨードブタ
ン(10.0g) のトルエン(60ml) およびジメチルホルムア
ミド(6ml) 溶液を窒素雰囲気下60℃で3時間攪拌し
た。次に参考例230で得た塩化2-メチル-1,3-ジオキ
ソ-5-イソインドリンカルボニル(6.82g) およびテトラ
キストリフェニルホスフィンパラジウム(1.4g) のトル
エン(30ml) 懸濁液を先の溶液に室温にて加えた。室温
で1時間攪拌後、水で反応をクエンチし、溶媒を減圧下
留去した。残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出後、1規
定塩酸、水、炭酸カリウム水、水、および飽和食塩水で
順次洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥した
後、溶媒を減圧下留去することにより、表題化合物を融
点97-98℃の無色結晶(5.15g)として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.65-1.90 (4H, m), 3.0
6 (3H, s), 3.22 (2H, t, J = 6.8 Hz), 3.71 (2H, t,
J = 6.2 Hz), 7.98 (1H, d, J = 7.6 Hz), 8.25-8.40
(2H, m).
【0338】参考例232 N-[5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデ
ン-2-イル]アセトアミド
【化346】 N-(2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イル)アセトアミドお
よび5-クロロバレリルクロリドを用い、参考例1と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を融点106-108℃
の無色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.75 (4H, m), 1.79 (3
H, s), 2.77 (2H, dd, J= 10.8, 3.0 Hz), 3.04 (2H,
t, J = 6.6 Hz), 3.21 (2H, dd, J = 11.2, 5.2 Hz),
3.69 (2H, t, J = 6.3 Hz), 4.46 (1H, m), 7.35 (1H,
d, J = 7.6 Hz), 7.80 (2H, m), 8.16 (1H, d, J = 5.4
Hz).
【0339】参考例233 N-[5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデ
ン-2-イル]メタンスルホンアミド
【化347】 N-(2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イル)メタンスルホン
アミドおよび5-クロロバレリルクロリドを用い、参考例
1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点71
-72℃の無色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.86 (4H, m), 2.96 (4
H, m), 3.01 (3H, s), 3.35 (2H, dd, J = 10.8, 4.6 H
z), 3.58 (2H, t, J = 4.2 Hz), 4.29 (1H, m), 5.21
(1H, m), 7.27 (1H, d, J = 5.4 Hz), 7.79 (2H, m).
【0340】参考例234 5-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ
-2H-ベンゾイミダゾール-2-オン(参考例10の化合
物)
【化348】 1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-
オン25.00 gを アセトニトリル 250 mL に溶解し、5-ク
ロロバレリルクロリド 25.9 mL (1.3 当量)、塩化亜鉛
4.20 g (0.2 当量)を添加した。80℃で 6 時間撹拌後、
反応液を減圧濃縮した。酢酸エチル 250 mL、水 250 mL
を添加して分液した。有機層を 水 125mL で 2 回洗浄
後、減圧濃縮して淡黄褐色結晶 53.16 gを得た。エタノ
ール 125 mL を添加し、55℃に加温して結晶を溶解させ
た。ジイソプロピルエーテル 375 mL を滴下して結晶化
させ、25℃まで冷却後、同温度で 1 時間撹拌した。5℃
以下に冷却して 1 時間攪拌後、結晶をろ取した。冷エ
タノール-ジイソプロピルエーテル(1:3) 125 mL で結晶
を洗浄し、減圧乾燥して微黄褐色結晶として表題化合物
を27.16 gを得た。
【0341】参考例235 2-(2-クロロフェニル)エチル[5-(1,3-ジメチル-2-オキ
ソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾイミダゾール-5-イル)-5-ヒ
ドロキシペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化349】 参考例60で得た2-(2-クロロフェニル)エチル[5-(1,3-
ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾイミダゾー
ル-5-イル)-5-オキソペンチル]カルバミン酸tert-ブチ
ル(1.25g) のメタノール溶液(10ml)に、室温下テトラヒ
ドロホウ酸ナトリウム95mgを加えた。室温下2時間撹拌
した後、飽和塩化アンモニウム水溶液20mlを加えた。遊
離した油状物をクロロホルム(30ml×2)で抽出し硫酸マ
グネシウムで乾燥したのち、溶媒を減圧下に留去して、
表題化合物を淡黄色油状物(1.25g)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.21-1.52 (4H, m), 1.40
(9H, s), 1.63-1.90 (2H, m), 2.92 (2H, br.s), 3.08-
3.23 (2H, m), 3.31-3.41 (2H, m), 3.36 (6H, s), 4.6
8 (1H, br.s), 5.10-5.18 (1H, m), 6.85 (1H, d, J =
8.1Hz), 6.96 (1H, m), 7.02 (1H, d, J = 8.1Hz), 7.1
6-7.34 (4H, m).
【0342】参考例236 2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)エチル[5-オキソ-5
-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-i
j]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチ
【化350】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(584m
g) および4-(2-アミノエチル)-3-クロロフェノール 臭
化水素酸塩(1.1g) を用いて、参考例82と同様の操作
を行うことにより、表題化合物を淡黄色油状物(250mg)
として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.41 (9H, s), 1.51-1.73
(4H, m), 2.72 (2H, t,J = 7.5Hz), 2.85 (2H, br.s),
2.92 (2H, t, J = 6.8Hz), 3.01 (2H, t, J = 7.5Hz),
3.15-3.24 (4H, m), 3.36 (2H, br.s), 4.13 (2H, t, J
= 8.3Hz), 6.69(1H, d, J = 7.0Hz), 6.89-7.07 (3H,
m), 7.66 (1H, s), 7.71 (1H, s).
【0343】参考例237 5-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-オキソペンチル[2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)
エチル]カルバミン酸 tert-ブチル
【化351】 参考例11で得た1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-5-イル)-5-クロロペンタン-1-オン(560mg)およ
び4-(2-アミノエチル)-3-クロロフェノール 臭化水素酸
塩(1.1g) を用いて、参考例82と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物を淡黄色油状物(320mg)として得
た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.41 (9H, s), 1.51-1.72
(4H, m), 2.26 (3H, s),2.85 (2H, br.s), 2.95 (2H,
t, J = 7.3Hz), 3.15 (2H, br.s), 3.23 (2H, t,J = 8.
0Hz), 3.36 (2H, t, J = 7.0Hz), 4.11 (2H, t, J = 7.
0Hz), 6.69 (1H,d, J = 6.3Hz), 6.90-7.07 (3H, m),
7.80 (1H, s), 7.81 (1H, d, J = 8.0Hz), 8.22 (1H,
d, J = 8.0Hz).
【0344】参考例238 2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)エチル[5-(1-メチ
ル-2-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1
-ij]キノリン-8-イル)-5-オキソペンチル]カルバミン酸
tert-ブチル
【化352】 参考例134で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1-メチ
ル-5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-ij]キノリン-2(1
H)-オン(460mg)および4-(2-アミノエチル)-3-クロロフ
ェノール 臭化水素酸塩(796mg) を用いて、参考例82
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を淡黄色油
状物(114mg)として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.40 (9H, s), 1.60 (2H,
br.s), 1.66-1.75 (2H,m), 2.10-2.16 (2H, m), 2.84-
3.00 (6H, m), 3.16-3.22 (2H, m), 3.31-3.38 (2H,
m), 3.45 (3H, s), 3.82-3.89 (2H,m), 6.70 (1H, d, J
= 7.8Hz), 6.83-7.02 (2H, m), 7.23 (1H, br.), 7.49
(1H, s), 7.56 (1H, s).
【0345】参考例239 2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)エチル[5-オキソ-5
-(2-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-
ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブ
チル
【化353】 参考例133で得た8-(5-クロロペンタノイル)-5,6-ジ
ヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-ij]キノリン-2(1H)-オン(43
9mg)および4-(2-アミノエチル)-3-クロロフェノール 臭
化水素酸塩(796mg) を用いて、参考例82と同様の操作
を行うことにより、表題化合物を淡黄色油状物(55mg)と
して得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.43 (9H, s), 1.49-1.72
(4H, m), 2.13 (2H, br.s), 2.83-2.89 (6H, m), 3.08
(2H, br.s), 3.35 (2H, t, J = 6.8Hz), 3.88 (2H, br.
s), 6.88-7.02 (3H, m), 7.51 (1H, s), 7.56 (1H, br.
s), 8.09 (1H, br), 9.95 (1H, s).
【0346】参考例240 2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)エチル[5-オキソ-5
-(2-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-
ij]キノリン-9-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブ
チル
【化354】 参考例131で得た5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-i
j]キノリン-2(1H)-オンを用いて、参考例1および参考
例82と同様の操作を行うことにより、表題化合物を淡
黄色油状物として得た。1 H NMR (400MHz, CDCl3) δ 1.43 (9H, s), 1.56 (2H,
br.s), 1.68 (2H, br.s), 2.09-2.16 (2H, m), 2.84-2.
90 (4H, m), 2.95 (2H, t, J = 7.0Hz), 3.13 (2H, t,
J = 7.3Hz), 3.35 (2H, t, J = 7.0Hz), 3.87 (2H, t,
J = 6.0Hz), 6.88-7.04 (4H, m), 7.44 (1H, d, J = 8.
0Hz), 7.89 (1H, br.), 9.34 (1H, s).
【0347】参考例241 N-[5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデ
ン-2-イル]アセトアミド
【化355】 N-(2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イル)-N-メチルアセト
アミドおよび5-クロロバレリルクロリドを用い、実施例
1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色結
晶として得た。1 H NMR (200MHz, CDCl3) δ 1.81 (4H, m), 2.20 (3H,
s), 2.41 (2H, m), 2.79(3H, s), 3.06 (2H, t, J = 6.
6 Hz), 3.18-3.22 (2H, m), 3.59 (2H, t, J =6.3 Hz),
5.46 (1H, m), 7.30 (1H, m), 7.81 (2H, m).
【0348】参考例242 N-[5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデ
ン-2-イル]メタンスルホンアミド
【化356】 N-(2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イル)メタンスルホン
アミドおよび5-クロロバレリルクロリドを用い、実施例
1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色結
晶として得た。 MS m/z: 344 [M+H]+
【0349】実施例1 8-[5-[(2-フェニルエチル)アミノ]ペンタノイル]-1,2,
5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オ
ン 塩酸塩
【化357】 参考例19で得た5-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチ
ル(2-フェニルエチル)カルバミン酸 tert-ブチル(3.00
g) のエタノール(5ml) 溶液に4規定塩化水素−酢酸エ
チル溶液(15ml) を加え、室温で1時間攪拌した。溶媒を
減圧下留去し、得られた残渣をエタノール−酢酸エチル
から結晶化させることにより、表題化合物を融点166-16
8 ℃の無色結晶(1.98g)として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.60-1.75 (4H, m), 2.59
(2H, t, J = 7.6Hz), 2.90-3.20 (10H, m), 3.18 (2H,
t, J = 8.4Hz), 3.99 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.20-7.40
(5H, m), 7.73 (1H, s), 7.74 (1H, s), 8.95-9.10 (2
H, br). 元素分析 C24H28N2O2・HClとして 計算値:C, 69.80; H, 7.08; N, 6.78. 実験値:C, 69.43; H, 7.06; N, 6.72.
【0350】実施例2 8-(5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]ペンタ
ノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キ
ノリン-4-オン 塩酸塩
【化358】 参考例20で得た2-(2-メトキシフェニル)エチル[5-オ
キソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸tert-
ブチル(1.16g) を用いて、実施例1と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物(835mg) を融点94-96℃の無色
結晶として得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.60-1.80 (4H, m), 2.59
(2H, t, J = 7.6Hz), 2.85-3.15 (10H, m), 3.18 (2H,
t, J = 8.4Hz), 3.80 (3H, s), 3.99 (2H, t, J= 8.4H
z), 6.91 (1H, dt, J = 7.3, 1.0Hz), 7.00 (1H, d, J
= 7.6Hz), 7.15-7.30 (2H, m), 7.74 (2H, s), 8.95-9.
15 (2H, br). 元素分析 C25H30N2O3・HCl・H2O として 計算値:C, 62.69; H, 7.36; N, 5.85. 実験値:C, 63.02; H, 7.15; N, 5.82.
【0351】実施例3 8-(5-[[2-(3-メトキシフェニル)エチル]アミノ]ペンタ
ノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キ
ノリン-4-オン 塩酸塩
【化359】 参考例21で得た2-(3-メトキシフェニル)エチル[5-オ
キソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸tert-
ブチル(3.02g) を用いて、実施例1と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物(2.32g) を融点97-100℃の無色
結晶として得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.55-1.80 (4H, m), 2.59
(2H, t, J = 7.6Hz), 2.85-3.20 (10H, m), 3.17 (2H,
t, J = 8.4Hz), 3.75 (3H, s), 3.99 (2H, t, J= 8.4H
z), 6.75-6.85 (3H, m), 7.25 (1H, t, J = 8.2 Hz),
7.74 (2H, s), 9.15-9.35 (2H, br). 元素分析 C25H30N2O3・HCl・1.5H2O として 計算値:C, 63.89; H, 7.29; N, 5.96. 実験値:C, 64.01; H, 7.01; N, 6.01.
【0352】実施例4 8-(5-[[2-(3,4-ジメトキシフェニル)エチル]アミノ]ペ
ンタノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-i
j]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化360】 参考例22で得た2-(3,4-ジメトキシフェニル)エチル[5
-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 t
ert-ブチル(408mg) を用いて、実施例1と同様の操作を
行うことにより、表題化合物(290mg) を融点175-176℃
の無色結晶として得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.55-1.80 (4H, m), 2.59
(2H, t, J = 7.6Hz), 2.80-3.20 (10H, m), 3.18 (2H,
t, J = 8.4Hz), 3.72 (3H, s), 3.75 (3H, s),3.99 (2
H, t, J = 8.4Hz), 6.76 (1H, dd, J = 8.2, 1.8Hz),
6.90 (2H, d, J =8.2Hz), 7.73 (2H, s), 8.85-9.05 (2
H, br).
【0353】実施例5 8-(5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ]ペンタノ
イル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノ
リン-4-オン 塩酸塩
【化361】 参考例23で得た2-(2-クロロフェニル)エチル[5-オキ
ソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,
1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-
ブチル(1.50g) を用いて、実施例1と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物(989mg) を融点128-130℃の無
色結晶として得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.55-1.80 (4H, m), 2.59
(2H, t, J = 7.6Hz), 2.90-3.25 (12H, m), 3.99 (2H,
t, J = 8.4Hz), 7.00-7.55 (4H, m), 7.73 (2H,s), 9.
10-9.30 (2H, br). 元素分析 C24H27ClN2O2・HCl・H2O として 計算値:C, 60.76; H, 6.59; N, 5.90. 実験値:C, 61.15; H, 6.20; N, 5.77.
【0354】実施例6 8-(5-[[2-(3-フルオロフェニル)エチル]アミノ]ペンタ
ノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キ
ノリン-4-オン 塩酸塩
【化362】 参考例24で得た2-(3-フルオロフェニル)エチル[5-オ
キソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸tert-
ブチル(1.40g) を用いて、実施例1と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物(905mg) を融点172-173℃の無
色結晶として得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.55-1.80 (4H, m), 2.59
(2H, t, J = 7.6Hz), 2.85-3.25 (12H, m), 3.99 (2H,
t, J = 8.4Hz), 7.00-7.20 (3H, m), 7.50-7.65(1H,
m), 7.74 (2H, s), 8.90-9.10 (2H, br). 元素分析 C24H27FN2O2・HClとして 計算値:C, 66.89; H, 6.55; N, 6.50. 実験値:C, 66.50; H, 6.21; N, 6.20.
【0355】実施例7 2-メトキシ-5-(2-[[5-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペン
チル]アミノ]エチル)ベンゼンスルホンアミド 塩酸塩
【化363】 参考例25で得た2-[3-(アミノスルホニル)-4-メトキシ
フェニル]エチル[5-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチ
ル]カルバミン酸 tert-ブチル(605mg) を用いて、実施
例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物(325m
g) を融点145℃(分解)の無色結晶として得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.55-1.75 (4H, m), 2.60
(2H, t, J = 7.6Hz), 2.85-3.20 (10H, m), 3.18 (2H,
t, J = 8.4Hz), 3.89 (3H, s), 3.99 (2H, t, J= 8.4H
z), 7.08 (2H, s), 7.18 (1H, d, J = 8.8Hz), 7.47 (1
H, dd, J = 8.6,2.2Hz), 7.63 (1H, d, J = 2.2Hz), 7.
74 (2H, s), 8.85-9.05 (2H, br). 元素分析 C25H31N3O5S・HCl・H2O として 計算値:C, 55.60; H, 6.35; N, 7.78. 実験値:C, 55.51; H, 6.50; N, 7.46.
【0356】実施例8 8-(5-[[2-(2-メトキシフェニル)-1-メチルエチル]アミ
ノ]ペンタノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化364】 参考例26で得た2-(2-メトキシフェニル)-1-メチルエ
チル[5-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-
ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミ
ン酸 tert-ブチル(641mg) を用いて、実施例1と同様
の操作を行うことにより、表題化合物(438mg) を淡黄色
非晶状粉末として得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.10 (3H, d, J = 6.2H
z), 1.60-1.90 (4H, m), 2.59 (2H, t, J = 7.6Hz), 2.
80-3.20 (9H, m), 3.18 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.80(3H,
s), 3.99 (2H, t, J = 8.4Hz), 6.80-7.60 (4H, m),
7.73 (2H, s), 8.90-9.25 (2H, br). 元素分析 C26H32N2O3・HCl・H2O として 計算値:C, 65.74; H, 7.43; N, 5.90. 実験値:C, 65.44; H, 7.09; N, 5.72.
【0357】実施例9 8-[5-[メチル(2-フェニルエチル)アミノ]ペンタノイル]
-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-
4-オン 塩酸塩
【化365】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(800m
g)、N-メチル-N-(2-フェニルエチル)アミン(0.438ml)お
よび炭酸カリウム(830mg) のトルエン(10ml) 混合液を
攪拌しながら12時間加熱還流した。冷却後、反応液に水
(15ml)および酢酸エチル(20ml)を加え、酢酸エチルで抽
出した。抽出液を、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシ
ウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。得られた残
渣をシリカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒;酢酸エ
チル)にて精製し、表題化合物のフリー塩基体を淡黄色
油状物(519mg)として得た。1 H NMR(フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.50-1.65 (2
H, m), 1.74 (2H, tt, J= 7.5, 7.5Hz), 2.31 (3H, s),
2.45 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.55-2.65 (2H, m),2.65-
2.80 (4H, m), 2.92 (2H, t, J = 7.5Hz), 3.01 (2H,
t, J = 8.1Hz), 3.21 (2H, t, J = 8.1Hz), 4.12 (2H,
t, J = 8.4Hz), 7.15-7.30 (5H, m), 7.67(1H, s), 7.7
2 (1H, s). 上記フリー塩基体(519mg) のエタノール溶液を1当量以
上の塩化水素(酢酸エチル溶液)で処理し、表題化合物
を淡黄色非晶状粉末(539mg) として得た。 元素分析 C25H30N2O2・HClとして 計算値:C, 70.32; H, 7.32; N, 6.56. 実験値:C, 70.04; H, 7.56; N, 6.59.
【0358】実施例10 8-[5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化366】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500m
g) およびN-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]-N-メチル
アミン(322mg) を用いて、実施例9と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物(280mg) を淡黄色非晶状粉末と
して得た。1 H NMR(フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.50-1.65 (2
H, m), 1.75 (2H, tt, J= 7.5, 7.5Hz), 2.32 (3H, s),
2.47 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.50-2.60 (2H, m),2.65-
2.80 (4H, m), 2.93 (2H, t, J = 7.5Hz), 3.02 (2H,
t, J = 8.1Hz), 3.22 (2H, t, J = 8.1Hz), 3.81 (3H,
s), 4.13 (2H, t, J = 8.4Hz), 6.84 (1H,d, J = 7.5H
z), 6.88 (1H, d, J = 7.8Hz), 7.10-7.20 (2H, m), 7.
68 (1H, s),7.72 (1H, s). 元素分析 C26H32N2O3・HCl・0.5H2O として 計算値:C, 67.01; H, 7.35; N, 6.01. 実験値:C, 67.03; H, 7.68; N, 5.97.
【0359】実施例11 8-[5-[[2-(3-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化367】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500m
g) およびN-[2-(3-メトキシフェニル)エチル]-N-メチル
アミン(322mg) を用いて、実施例9と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物(160mg) を淡黄色非晶状粉末と
して得た。1 H NMR(フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.50-1.65 (2
H, m), 1.75 (2H, tt, J= 7.5, 7.5Hz), 2.30 (3H, s),
2.45 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.55-2.65 (2H, m),2.65-
2.80 (4H, m), 2.92 (2H, t, J = 7.2Hz), 3.01 (2H,
t, J = 7.8Hz), 3.21 (2H, t, J = 8.1Hz), 3.78 (3H,
s), 4.12 (2H, t, J = 8.4Hz), 6.70-6.80(3H, m), 7.1
6 (1H, t, J = 7.8Hz), 7.67 (1H, s), 7.72 (1H, s).
【0360】実施例12 8-[5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1
-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化368】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500m
g) およびN-[2-(2-クロロフェニル)エチル]-N-メチルア
ミン(330mg) を用いて、実施例9と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物(310mg) を淡黄色非晶状粉末とし
て得た。1 H NMR(フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.50-1.65 (2
H, m), 1.74 (2H, tt, J= 7.5, 7.5Hz), 2.34 (3H, s),
2.47 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.55-2.65 (2H, m),2.71
(2H, t, J = 7.5Hz), 2.85-2.95 (4H, m), 3.02 (2H,
t, J = 7.8Hz), 3.22 (2H, t, J = 8.1Hz), 4.13 (2H,
t, J = 8.4Hz), 7.05-7.35 (4H, m), 7.68(1H, s), 7.7
2 (1H, s).
【0361】実施例13 8-[5-[[2-(3-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1
-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化369】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500m
g) およびN-[2-(3-クロロフェニル)エチル]-N-メチルア
ミン(345mg) を用いて、実施例9と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物(298mg) を淡黄色非晶状粉末とし
て得た。1 H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.50-1.65 (2
H, m), 1.73 (2H, tt, J= 7.4, 7.4Hz), 2.29 (3H, s),
2.44 (2H, t, J = 7.4Hz), 2.50-2.80 (6H, m),2.92
(2H, t, J = 7.2Hz), 3.02 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.22
(2H, t, J = 8.4Hz), 4.13 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.00-
7.20 (4H, m), 7.67 (1H, s), 7.71 (1H,s). 元素分析 C25H29ClN2O2・HCl・H2Oとして 計算値:C, 62.63; H, 6.73; N, 5.84. 実験値:C, 62.51; H, 6.53; N, 5.70.
【0362】実施例14 8-[5-[[2-(3-フルオロフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化370】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500m
g) およびN-[2-(3-フルオロフェニル)エチル]-N-メチル
アミン(276mg) を用いて、実施例9と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物(340mg) を淡黄色非晶状粉末と
して得た。1 H NMR(フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.50-1.65 (2
H, m), 1.74 (2H, tt, J= 7.5, 7.5Hz), 2.29 (3H, s),
2.44 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.55-2.65 (2H, m),2.65-
2.80 (4H, m), 2.92 (2H, t, J = 7.5Hz), 3.01 (2H,
t, J = 7.8Hz), 3.22 (2H, t, J = 8.1Hz), 4.12 (2H,
t, J = 8.4Hz), 6.80-7.00 (3H, m), 7.15-7.25 (1H,
m), 7.67 (1H, s), 7.72 (1H, s). 元素分析 C25H29FN2O2・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 66.14; H, 6.88; N, 6.17. 実験値:C, 66.23; H, 6.38; N, 5.74.
【0363】実施例15 8-[5-[エチル(2-フェニルエチル)アミノ]ペンタノイル]
-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-
4-オン 塩酸塩
【化371】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500m
g) およびN-エチル-N-(2-フェニルエチル)アミン(281m
g) を用いて、実施例9と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(230mg)を淡黄色非晶状粉末として得
た。1 H NMR(フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.06 (3H, t,
J = 7.2Hz), 1.56 (2H,tt, J = 7.5, 7.5Hz), 1.73 (2
H, tt, J = 7.5, 7.5Hz), 2.50-2.80 (10H, m),2.92 (2
H, t, J = 7.2Hz), 3.01 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.22 (2
H, t, J = 8.4Hz), 4.12 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.10-7.
30 (5H, m), 7.67 (1H, s), 7.72 (1H, s). 元素分析 C26H32N2O2・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 69.39; H, 7.62; N, 6.23. 実験値:C, 69.50; H, 7.69; N, 6.17.
【0364】実施例16 8-(5-[エチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]
ペンタノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1
-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化372】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500m
g) およびN-エチル-N-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]
アミン(337mg) を用いて、実施例9と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物(300mg) を淡黄色非晶状粉末と
して得た。1 H NMR(フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.07 (3H, t,
J = 7.2Hz), 1.35-1.45(2H, m), 1.75 (2H, tt, J = 7.
5, 7.5Hz), 2.50-2.80 (10H, m), 2.93 (2H, t,J = 7.2
Hz), 3.02 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.22 (2H, t, J = 8.4
Hz), 3.81 (3H,s), 4.13 (2H, t, J = 8.4Hz), 6.84 (1
H, d, J = 8.1Hz), 6.88 (1H, d, J =7.2Hz), 7.10-7.2
0 (2H, m), 7.68 (1H, s), 7.73 (1H, s). 元素分析 C27H34N2O3・HCl・H2Oとして 計算値:C, 66.31; H, 7.63; N, 5.73. 実験値:C, 66.58; H, 7.36; N, 5.49.
【0365】実施例17 8-(5-[イソプロピル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]ア
ミノ]ペンタノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化373】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(700m
g) およびN-イソプロピル-N-[2-(2-メトキシフェニル)
エチル]アミン(510mg) を用いて、実施例9と同様の操
作を行うことにより、表題化合物(310mg) を淡黄色非晶
状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.00 (6H, d,
J = 6.6Hz), 1.50-1.60(2H, m), 1.74 (2H, tt, J = 7.
4, 7.4Hz), 2.51 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.55-3.05 (11
H, m), 3.22 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.81 (3H, s), 4.12
(2H, t, J = 8.4Hz), 6.80-6.95 (2H, m), 7.10-7.20
(2H, m), 7.69 (1H, s), 7.73 (1H, s).
【0366】実施例18 8-[5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](イソプロピル)ア
ミノ]ペンタノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化374】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(700m
g) およびN-[2-(2-クロロフェニル)エチル]-N-イソプロ
ピルアミン (522mg) を用いて、実施例9と同様の操作
を行うことにより、表題化合物(70mg) を淡黄色非晶状
粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.00 (6H, d,
J = 6.6Hz), 1.50-1.60(2H, m), 1.73 (2H, tt, J = 7.
4, 7.4Hz), 2.51 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.55-2.65 (2H,
m), 2.71 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.80-3.05 (5H, m),
3.22 (2H, t, J =8.4Hz), 4.13 (2H, t, J = 8.4Hz),
7.05-7.40 (4H, m), 7.68 (1H, s), 7.72(1H, s).
【0367】実施例19 8-[6-[(2-フェニルエチル)アミノ]ヘキサノイル]-1,2,
5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オ
ン 塩酸塩
【化375】 参考例27で得た6-オキソ-6-(4-オキソ-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ヘキシ
ル(2-フェニルエチル)カルバミン酸 tert-ブチル(450m
g) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(283mg) を融点144-146℃の無色結晶と
して得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.25-1.45 (2H, m), 1.55
-1.80 (4H, m), 2.59 (2H, t, J = 7.6Hz), 2.80-3.25
(12H, m), 3.99 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.20-7.40(5H,
m), 7.73 (2H, s), 8.90-9.10 (2H, br).
【0368】実施例20 8-(6-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]ヘキサ
ノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キ
ノリン-4-オン 塩酸塩
【化376】 参考例28で得た2-(2-メトキシフェニル)エチル[6-オ
キソ-6-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-8-イル)ヘキシル]カルバミン酸tert-
ブチル (1.51g) を用いて、実施例1と同様の操作を行
うことにより、表題化合物(1.04g) を融点105-107℃の
無色結晶として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.30-1.45 (2H, m), 1.55
-1.75 (4H, m), 2.59 (2H, t, J = 7.6Hz), 2.85-3.10
(10H, m), 3.17 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.80 (3H,s), 3.
99 (2H, t, J = 8.4Hz), 6.91 (1H, t, J = 7.5Hz), 7.
00 (1H, d, J =8.4Hz), 7.15-7.30 (2H, m), 7.73 (2H,
s), 8.75-9.00 (2H, br). 元素分析 C26H32N2O3・HCl・H2Oとして 計算値:C, 65.74; H, 7.43; N, 5.90. 実験値:C, 66.09; H, 7.01; N, 5.80.
【0369】実施例21 8-(6-[[2-(3-メトキシフェニル)エチル]アミノ]ヘキサ
ノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キ
ノリン-4-オン 塩酸塩
【化377】 参考例29で得た2-(3-メトキシフェニル)エチル[6-オ
キソ-6-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-8-イル)ヘキシル]カルバミン酸tert-
ブチル (562mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行
うことにより、表題化合物(435mg) を融点136-138℃の
無色結晶として得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.25-1.45 (2H, m), 1.55
-1.80 (4H, m), 2.59 (2H, t, J = 7.6Hz), 2.85-3.25
(12H, m), 3.75 (3H, s), 3.99 (2H, t, J = 8.4Hz),
6.80-6.85 (3H, m), 7.25 (1H, t, J = 7.8Hz), 7.73
(2H, s), 9.00-9.20(2H, br). 元素分析 C26H32N2O3・HCl・H2Oとして 計算値:C, 65.74; H, 7.43; N, 5.90. 実験値:C, 65.54; H, 7.28; N, 5.80.
【0370】実施例22 8-(6-[[2-(4-メトキシフェニル)エチル]アミノ]ヘキサ
ノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キ
ノリン-4-オン 塩酸塩
【化378】 参考例30で得た2-(4-メトキシフェニル)エチル[6-オ
キソ-6-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-8-イル)ヘキシル]カルバミン酸tert-
ブチル (900mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行
うことにより、表題化合物(707mg) を融点179-180℃の
無色結晶として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.25-1.45 (2H, m), 1.55
-1.75 (4H, m), 2.59 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.80-3.10
(10H, m), 3.17 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.73 (3H,s), 3.
98 (2H, t, J = 8.4Hz), 6.89 (2H, d, J = 7.5Hz), 7.
18 (2H, d, J =7.5Hz), 7.73 (2H, s), 8.90-9.10 (2H,
br). 元素分析 C26H32N2O3・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 67.01; H, 7.35; N, 6.01. 実験値:C, 67.53; H, 7.40; N, 6.03.
【0371】実施例23 8-(6-[[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ]ヘキサノ
イル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノ
リン-4-オン 塩酸塩
【化379】 参考例31で得た2-(2-クロロフェニル)エチル[6-オキ
ソ-6-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,
1-ij]キノリン-8-イル)ヘキシル]カルバミン酸 tert-
ブチル(540mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物(368mg) を融点172-174℃の無
色結晶として得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.25-1.45 (2H, m), 1.55
-1.80 (4H, m), 2.59 (2H, t, J = 7.6Hz), 2.85-3.25
(12H, m), 3.99 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.25-7.50(4H,
m), 7.73 (2H, s), 9.05-9.30 (2H, br). 元素分析 C25H29ClN2O2・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 63.83; H, 6.64; N, 5.95. 実験値:C, 63.68; H, 6.57; N, 5.80.
【0372】実施例24 8-(6-[[2-(3-フルオロフェニル)エチル]アミノ]ヘキサ
ノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キ
ノリン-4-オン 塩酸塩
【化380】 参考例32で得た2-(3-フルオロフェニル)エチル[6-オ
キソ-6-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-8-イル)ヘキシル]カルバミン酸tert-
ブチル(613mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物(493mg) を融点182-184℃の無
色結晶として得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.25-1.45 (2H, m), 1.55
-1.80 (4H, m), 2.59 (2H, t, J = 7.6Hz), 2.85-3.25
(12H, m), 3.99 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.00-7.20(3H,
m), 7.30-7.45 (1H, m), 7.73 (2H, s), 9.00-9.20 (2
H, br).
【0373】実施例25 8-(6-[[2-(2-メトキシフェニル)-1-メチルエチル]アミ
ノ]ヘキサノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化381】 参考例33で得た2-(2-メトキシフェニル)-1-メチルエ
チル[6-オキソ-6-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-
ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ヘキシル]カルバミ
ン酸 tert-ブチル(467mg) を用いて、実施例1と同様
の操作を行うことにより、表題化合物(348mg) を淡黄色
非晶状粉末として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ1.10 (3H, d, J = 6.3Hz),
1.25-1.50 (2H, m), 1.55-1.80 (4H, m), 2.59 (2H,
t, J = 7.5Hz), 2.60-2.80 (1H, m), 2.80-3.40 (10H,
m), 3.80 (3H, s), 3.99 (2H, t, J = 8.4Hz), 6.91 (1
H, t, J = 7.2Hz),7.00 (1H, d, J = 8.4Hz), 7.18 (1
H, d, J = 7.2Hz), 7.26 (1H, t, J = 8.4Hz), 7.74 (2
H, s), 9.00-9.20 (2H, br). 元素分析 C27H34N2O3・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 67.55; H, 7.56; N, 5.84. 実験値:C, 67.40; H, 7.55; N, 5.63.
【0374】実施例26 8-[6-[メチル(2-フェニルエチル)アミノ]ヘキサノイル]
-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-
4-オン 塩酸塩
【化382】 参考例2で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(650m
g) およびN-メチル-N-(2-フェニルエチル)アミン(0.297
ml) を用いて、実施例9と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(326mg) を融点83-85℃の無色結晶とし
て得た。1 H NMR(フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.35-1.50 (2
H, m), 1.56 (2H, tt, J= 7.5, 7.5Hz), 1.75 (2H, tt,
J = 7.5, 7.5Hz), 2.32 (3H, s), 2.44 (2H, t,J = 7.
5Hz), 2.55-2.65 (2H, m), 2.71 (2H, t, J = 7.5Hz),
2.75-2.85 (2H,m), 2.91 (2H, t, J = 7.2Hz), 3.02 (2
H, t, J = 7.8Hz), 3.22 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.12 (2
H, t, J = 8.4Hz), 7.15-7.35 (5H, m), 7.67 (1H, s),
7.71 (1H, s). 元素分析 C26H32N2O2・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 69.39; H, 7.62; N, 6.23. 実験値:C, 69.08; H, 7.41; N, 6.09.
【0375】実施例27 8-[6-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ヘキサノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化383】 1H NMR(フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.35-1.45 (2
H, m), 1.50-1.60 (2H, m), 1.75 (2H, tt, J = 7.5,
7.5Hz), 2.32 (3H, s), 2.43 (2H, t, J = 7.5Hz),2.50
-2.60 (2H, m), 2.71 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.75-2.85
(2H, m), 2.91 (2H, t, J = 7.2Hz), 3.02 (2H, t, J =
7.8Hz), 3.22 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.82(3H, s), 4.1
3 (2H, t, J = 8.4Hz), 6.80-6.85 (2H, m), 7.10-7.20
(2H, m),7.67 (1H, s), 7.72 (1H, s).
【0376】実施例28 8-[6-[[2-(3-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ヘキサノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化384】 1H NMR(フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.30-1.45 (2
H, m), 1.50-1.60 (2H, m), 1.74 (2H, tt, J = 7.5,
7.5Hz), 2.30 (3H, s), 2.42 (2H, t, J = 7.5Hz),2.55
-2.80 (6H, m), 2.91 (2H, t, J = 7.2Hz), 3.01 (2H,
t, J = 7.8Hz), 3.21 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.78 (3H,
s), 4.11 (2H, t, J = 8.4Hz), 6.70-6.85(3H, m), 7.1
8 (1H, dt, J = 7.5, 0.9Hz), 7.67 (1H, s), 7.71 (1
H, s). 元素分析 C27H34N2O3・HCl・H2Oとして 計算値:C, 66.31; H, 7.63; N, 5.73. 実験値:C, 66.27; H, 7.49; N, 5.55.
【0377】実施例29 8-[6-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ヘキサノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1
-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化385】 1H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.35-1.65 (4
H, m), 1.75 (2H, quintet, J = 7.4Hz), 2.33 (3H,
s), 2.44 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.55-2.65 (2H, m),2.7
1 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.85-2.95 (4H, m), 3.02 (2H,
t, J = 7.8Hz), 3.22 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.13 (2H,
t, J = 8.4Hz), 7.05-7.40 (4H, m), 7.67(1H, s), 7.
72 (1H, s). 元素分析 C26H31ClN2O2・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 64.46; H, 6.87; N, 5.78. 実験値:C, 64.75; H, 6.70; N, 5.65.
【0378】実施例30 8-[6-[[2-(3-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ヘキサノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1
-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化386】 1H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.35-1.60 (4
H, m), 1.74 (2H, tt, J= 7.4, 7.4Hz), 2.29 (3H, s),
2.40 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.50-2.80 (6H, m),2.91
(2H, t, J = 7.5Hz), 3.02 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.22
(2H, t, J = 8.4Hz), 4.13 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.00-
7.40 (4H, m), 7.67 (1H, s), 7.71 (1H,s).
【0379】実施例31 8-[6-[[2-(3-フルオロフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ヘキサノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化387】 1H NMR(フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.35-1.65 (4
H, m), 1.74 (2H, quintet, J = 7.4Hz), 2.29 (3H,
s), 2.41 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.55-2.65 (2H, m),2.6
5-2.80 (4H, m), 2.91 (2H, t, J = 7.5Hz), 3.02 (2H,
t, J = 7.8Hz), 3.22 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.12 (2H,
t, J = 8.4Hz), 6.80-7.00 (3H, m), 7.20-7.30 (1H,
m), 7.67 (1H, s), 7.72 (1H, s).
【0380】実施例32 8-[6-[エチル(2-フェニルエチル)アミノ]ヘキサノイル]
-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-
4-オン 塩酸塩
【化388】 を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.05 (3H, t,
J = 7.2Hz), 1.30-1.65(4H, m), 1.75 (2H, tt, J = 7.
5, 7.5Hz), 2.51 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.61 (2H, q, J
= 7.2Hz), 2.65-2.80 (6H, m), 2.91 (2H, t, J = 7.2
Hz), 3.02 (2H,t, J = 7.8Hz), 3.23 (2H, t, J = 8.4H
z), 4.12 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.15-7.30 (5H, m), 7.
67 (1H, s), 7.72 (1H, s).
【0381】実施例33 8-(6-[エチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]
ヘキサノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1
-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化389】 1H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.07 (3H, t,
J = 7.2Hz), 1.30-1.65(4H, m), 1.76 (2H, tt, J = 7.
4, 7.4Hz), 2.40-2.80 (10H, m), 2.91 (2H, t,J = 7.4
Hz), 3.02 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.22 (2H, t, J = 8.4
Hz), 3.81 (3H,s), 4.13 (2H, t, J = 8.4Hz), 6.80-6.
95 (2H, m), 7.10-7.20 (2H, m), 7.67(1H, s), 7.72
(1H, s).
【0382】実施例34 8-(6-[イソプロピル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]ア
ミノ]ヘキサノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化390】 参考例2で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(700m
g) およびN-イソプロピル-N-[2-(2-メトキシフェニル)
エチル]アミン(425mg) を用いて、実施例9と同様の操
作を行うことにより、表題化合物(400mg) を淡黄色非晶
状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.00 (6H, d,
J = 6.6Hz), 1.30-1.60(4H, m), 1.75 (2H, tt, J = 7.
4, 7.4Hz), 2.47 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.55-2.75 (6H,
m), 2.85-3.05 (5H, m), 3.21 (2H, t, J = 8.4Hz),
3.81 (3H, s), 4.12 (2H, t, J = 8.4Hz), 6.80-6.90
(2H, m), 7.10-7.20 (2H, m), 7.67 (1H, s), 7.72 (1
H, s).
【0383】実施例35 8-[6-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](イソプロピル)ア
ミノ]ヘキサノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化391】 参考例2で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(700m
g) およびN-[2-(2-クロロフェニル)エチル]-N-イソプロ
ピルアミン(434mg) を用いて、実施例9と同様の操作を
行うことにより、表題化合物(350mg) を淡黄色非晶状粉
末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.00 (6H, d,
J = 6.6Hz), 1.30-1.55(4H, m), 1.73 (2H, tt, J = 7.
4, 7.4Hz), 2.46 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.55-2.65 (2H,
m), 2.71 (2H, t, J = 7.8Hz), 2.75-3.05 (7H, m),
3.21 (2H, t, J =8.4Hz), 4.12 (2H, t, J = 8.4Hz),
7.05-7.35 (4H, m), 7.67 (1H, s), 7.72(1H, s).
【0384】実施例36 8-[5-[(3-フェニルプロピル)アミノ]ペンタノイル]-1,
2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-
オン 塩酸塩
【化392】 参考例34で得た5-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチ
ル(3-フェニルプロピル)カルバミン酸 tert-ブチル(66
0mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(443mg) を融点116-118℃の無色結晶と
して得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.50-1.80 (4H, m), 1.94
(2H, tt, J = 7.5, 7.5Hz), 2.50-2.70 (4H, m), 2.75
-3.05 (8H, m), 3.17 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.99(2H,
t, J = 8.4Hz), 7.15-7.35 (5H, m), 7.73 (2H, s), 8.
80-9.10 (2H, br). 元素分析 C25H30N2O2・HCl・H2Oとして 計算値:C, 67.48; H, 7.47; N, 6.30 実験値:C, 67.45; H, 7.71; N, 6.26.
【0385】実施例37 8-[6-[(3-フェニルプロピル)アミノ]ヘキサノイル]-1,
2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-
オン 塩酸塩
【化393】 参考例35で得た6-オキソ-6-(4-オキソ-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ヘキシ
ル(3-フェニルプロピル)カルバミン酸 tert-ブチル(90
6mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(350mg) を融点132-134℃の無色結晶と
して得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.30-1.45 (2H, m), 1.50
-1.75 (4H, m), 1.94 (2H, tt, J = 7.5, 7.5Hz), 2.59
(2H, t, J = 7.8Hz), 2.65 (2H, t, J = 7.8Hz), 2.75
-3.00 (8H, m), 3.17 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.98 (2H,
t, J = 8.4Hz), 7.15-7.35 (5H, m), 7.72 (2H, s), 8.
80-9.10 (2H, br).
【0386】実施例38 8-(5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]ペンタ
ノイル)-5, 6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-
2(1H)-オン 塩酸塩
【化394】 参考例36で得た2-(2-メトキシフェニル)エチル[5-オ
キソ-5-(2-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸tert-
ブチルを用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(535mg) を融点169-170℃の淡黄色結晶
として得た。1 H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 1.61-1.73 (4H, m), 1.88
-1.97 (2H, m), 2.76 (2H, t, J = 6Hz), 2.93-3.00 (8
H, m), 3.57 (2H, s), 3.60 (2H, t, J = 6Hz),3.79 (3
H, s), 6.89 (1H, t, J = 7.5Hz) 6.98 (1H, d, J = 7.
5Hz), 7.17 (1H,d, J = 7.4Hz), 7.24 (1H, t, J = 7.4
Hz), 7.71 (1H, s), 7.75 (1H, s), 9.12 (2H, br s). IR (KBr) νcm-1: 3418, 2951, 2771, 1708, 1670, 160
4, 1498, 1343, 1251, 1150. 元素分析 C25H30N2O3・HClとして 計算値:C, 67.78; H, 7.05; N, 6.32. 実験値:C, 67.45; H, 7.01; N, 6.27.
【0387】実施例39 8-(5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ]ペンタノ
イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1
H)-オン 塩酸塩
【化395】 参考例37で得た2-(2-クロロフェニル)エチル[5-オキ
ソ-5-(2-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,
1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-
ブチルを用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(585mg) を融点179-180℃の淡黄色結晶
として得た。1 H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 1.66-1.72 (4H, m), 1.88
-1.94 (2H, m), 2.76 (2H, t, J = 6Hz), 2.96-3.01 (4
H, m), 3.11-3.15 (4H, m), 3.57 (2H, s), 3.60(2H,
t, J = 6Hz), 7.27-7.34 (2H, m), 7.38-7.41 (1H, m),
7.44-7.46 (1H,m), 7.71 (1H, s), 7.75 (1H, s), 9.2
5 (2H, br s). IR (KBr)νcm-1: 3424, 2952, 2772, 1709, 1666, 160
2, 1499, 1341, 1149. 元素分析 C24H27ClN2O2・HClとして 計算値:C, 64.43; H, 6.31; N, 6.26. 実験値:C, 64.08; H, 6.36; N, 5.96.
【0388】実施例40 8-[5-[メチル(2-フェニルエチル)アミノ]ペンタノイル]
-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オ
ン 塩酸塩
【化396】 参考例3で得た8-(5-クロロペンタノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オンおよびN-
メチル-N-(2-フェニルエチル)アミンを用いて、実施例
9と同様の操作を行うことにより、表題化合物(297mg)
を無色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.53-1.61 (2
H, m), 1.71-1.78 (2H,m), 2.00-2.06 (2H, m), 2.30
(3H, s), 2.45 (2H, t, J = 7.4Hz), 2.58-2.62 (2
H, m), 2.75-2.83 (4H, m), 2.93 (2H, t, J = 7.4H
z), 3.54 (2H, s), 3.74 (2H, t, J = 6Hz), 7.16-7.
29 (5H, m), 7.73 (2H, s). IR (フリー塩基; KBr)νcm-1: 1718, 1673, 1604, 149
6, 1343, 1151.
【0389】実施例41 8-(5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]ペンタ
ノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2
(1H)-オン 塩酸塩
【化397】 参考例3で得た8-(5-クロロペンタノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オン(292mg)
およびN-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]-N-メチルア
ミン(363mg) を用いて、実施例9と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物(130mg) をW黄色非晶状粉末とし
て得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.55-1.63 (2
H, m), 1.72-1.79 (2H, m), 2.00-2.06 (2H, m), 2.32
(3H, s), 2.47 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.56-2.60 (2H,
m), 2.77-2.83 (4H, m), 2.94 (2H, t, J = 7.5Hz), 3.
54 (2H, s), 3.74 (2H, t, J = 6Hz), 3.81 (3H, s),
6.83-6.89 (2H, m), 7.12-7.19 (2H, m), 7.74 (2H,
s). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1716, 1672, 1603, 149
5, 1343, 1243, 1152.
【0390】実施例42 8-[5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル]-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノ
リン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化398】 参考例3で得た8-(5-クロロペンタノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オンおよびN-
[2-(2-クロロフェニル)エチル]-N-メチルアミンを用い
て、実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合
物(85mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.56-1.64 (2
H, m), 1.71-1.79 (2H, m), 2.00-2.07 (2H, m), 2.36
(3H, s), 2.50 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.61-2.67 (2H,
m), 2.82 (2H, t, J = 6Hz), 2.90-2.95 (4H, m), 3.55
(2H, s), 3.74 (2H, t, J = 6Hz), 7.11-7.25 (3H,
m), 7.32 (1H, dd, J = 5.5, 2Hz) 7.74 (2H,s). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1716, 1672, 1604, 149
6, 1343, 1151.
【0391】実施例43 8-[5-[[2-(3-フルオロフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル]-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]
キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化399】 参考例3で得た8-(5-クロロペンタノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オンおよびN-
[2-(3-フルオロフェニル)エチル]-N-メチルアミンを用
いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化
合物(68mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.52-1.60 (2
H, m), 1.72-1.78 (2H, m), 2.00-2.08 (2H, m), 2.29
(3H, s), 2.44 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.58-2.62 (2H,
m), 2.74-2.78 (2H, m), 2.82 (2H, t, J = 6Hz), 2.93
(2H, t, J = 7Hz),3.55 (2H, s), 3.74 (2H, t, J = 6
Hz), 6.85-6.93 (2H, m), 6.96 (1H, d, J= 7.5Hz), 7.
20-7.25 (1H, m), 7.73 (2H, s). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1717, 1673, 1604, 149
6, 1343, 1151.
【0392】実施例44 8-[5-[エチル(2-フェニルエチル)アミノ]ペンタノイル]
-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オ
ン 塩酸塩
【化400】 参考例3で得た8-(5-クロロペンタノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オンおよびN-
エチル-N-(2-フェニルエチル)アミンを用いて、実施例
9と同様の操作を行うことにより、表題化合物(45mg)
を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.05 (3H, t,
J = 7Hz), 1.54-1.59 (2H, m), 1.70-1.78 (2H, m), 2.
00-2.06 (2H, m), 2.54 (2H, t, J = 7Hz), 2.61(2H,
q, J = 7Hz), 2.68-2.75 (4H, m), 2.82 (2H, t, J = 6
Hz), 2.92 (2H, t, J = 6Hz), 3.54 (2H, s), 3.74 (2
H, t, J = 6Hz), 7.16-7.19 (3H, m) 7.25-7.30 (2H,
m), 7.73 (2H, s). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1718, 1671, 1603, 149
6, 1342, 1150.
【0393】実施例45 8-(5-[エチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]
ペンタノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノ
リン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化401】 参考例3で得た8-(5-クロロペンタノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オンおよびN-
エチル-N-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミンを用
いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化
合物(44mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.07 (3H, t,
J = 7Hz), 1.57-1.62 (2H, m), 1.71-1.79 (2H, m), 1.
99-2.06 (2H, m), 2.57 (2H, t, J = 7Hz), 2.62(2H,
q, J = 7Hz), 2.66-2.70 (2H, m), 2.73-2.78 (2H, m),
2.82 (2H, t, J= 6Hz), 2.93 (2H, t, J = 6Hz), 3.54
(2H, s), 3.74 (2H, t, J = 6Hz), 3.81(3H, s), 6.83
-6.89 (3H, m), 7.11-7.19 (2H, m), 7.74 (2H, s). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1717, 1672, 1602, 149
4, 1342, 1243, 1150.
【0394】実施例46 8-[6-[(2-フェニルエチル)アミノ]ヘキサノイル]-5,6-
ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オン
塩酸塩
【化402】 参考例4で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オン(350mg)
および2-フェニルエチルアミン(364mg) を用いて、実
施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合物(73m
g) を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.35-1.42 (2
H, m), 1.49-1.56 (2H, m), 1.60 (1H, br s), 1.69-1.
77 (2H, m), 2.00-2.06 (2H, m), 2.63 (2H, t, J= 7.4
Hz), 2.75-2.97 (8H, m), 3.54 (2H, s), 3.74 (2H, t,
J = 6Hz), 7.18-7.31 (5H, m), 7.72 (2H, s). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1716, 1672, 1604, 149
6, 1343, 1150.
【0395】実施例47 8-(6-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]ヘキサ
ノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2
(1H)-オン 塩酸塩
【化403】 参考例4で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オンおよび2-
(2−メトキシフェニル)エチルアミンを用いて、実施例
9と同様の操作を行うことにより、表題化合物(190mg)
を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.36-1.43 (2
H, m), 1.49-1.57 (3H, m), 1.70-1.77 (2H, m), 2.00-
2.06 (2H, m), 2.64 (2H, t, J = 7.4Hz), 2.80-2.83
(6H, m), 2.90 (2H, t, J = 7.4Hz), 3.54 (2H, s), 3.
73 (2H, t, J = 6Hz), 3.81 (3H, s), 6.86 (1H, t, J
= 8.3Hz), 6.89 (1H, d, J = 7.3Hz), 7.13-7.21 (2H,
m), 7.72 (2H, s). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1715, 1672, 1603, 149
5, 1343, 1242, 1150.
【0396】実施例48 8-(6-[[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ]ヘキサノ
イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1
H)-オン 塩酸塩
【化404】 参考例4で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オンおよび2-
(2−クロロフェニル)エチルアミンを用いて、実施例9
と同様の操作を行うことにより、表題化合物(30mg) を
淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.37-1.45 (2
H, m), 1.51-1.58 (2H, m), 1.56 (1H, br s), 1.71-1.
78 (2H, m), 2.00-2.07 (2H, m), 2.66 (2H, t, J= 7.5
Hz), 2.82 (2H, t, J = 6Hz), 2.85-2.98 (6H, m), 3.5
5 (2H, s), 3.74(2H, t, J = 6Hz), 7.13-7.25 (3H,
m), 7.34 (1H, dd, J = 7, 2Hz), 7.73 (2H, s). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1715, 1671, 1604, 149
6, 1343, 1150.
【0397】実施例49 8-[6-[(2-フェニルエチル)アミノ]ヘキサノイル]-5,6-
ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オン
塩酸塩
【化405】 参考例4で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オンおよびN-
メチル-N-(2-フェニルエチル)アミンを用いて、実施例
9と同様の操作を行うことにより、表題化合物(292mg)
を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.36-1.42 (2
H, m), 1.50-1.58 (2H, m), 1.71-1.78 (2H, m), 2.00-
2.06 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.41 (2H, t, J =7Hz),
2.58-2.62 (2H, m), 2.75-2.83 (4H, m), 2.91 (2H, t,
J = 7Hz), 3.54(2H, s), 3.73 (2H, t, J = 6Hz), 7.1
6-7.29 (5H, m), 7.73 (2H, s). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1718, 1673, 1604, 149
6, 1343, 1151.
【0398】実施例50 8-(6-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]ヘキサ
ノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2
(1H)-オン 塩酸塩
【化406】 参考例4で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オンおよびN-
[2-(2-メトキシフェニル)エチル]-N-メチルアミンを用
いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化
合物(250mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.37-1.43 (2
H, m), 1.51-1.59 (2H, m), 1.71-1.79 (2H, m), 2.00-
2.06 (2H, m), 2.31 (3H, s), 2.42 (2H, t, J =7.5H
z), 2.55-2.59 (2H, m), 2.76-2.83 (4H, m), 2.92 (2
H, t, J = 7.5Hz), 3.54 (2H, s), 3.73 (2H, t, J = 6
Hz), 3.81 (3H, s), 6.83-6.89 (2H, m), 7.12-7.19 (2
H, m), 7.74 (2H, s). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1715, 1672, 1603, 149
5, 1343, 1242, 1150.
【0399】実施例51 8-(6-[[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ]ヘキサノ
イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1
H)-オン 塩酸塩
【化407】 参考例4で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オンおよびN-
[2-(2-クロロフェニル)エチル]-N-メチルアミンを用い
て、実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合
物(256mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.37-1.43 (2
H, m), 1.51-1.58 (2H, m), 1.71-1.79 (2H, m), 2.00-
2.06 (2H, m), 2.33 (3H, s), 2.44 (2H, t, J =7.5H
z), 2.58-2.62 (2H, m), 2.82 (2H, t, J = 6Hz), 2.88
-2.94 (4H, m), 3.54 (2H, s), 3.74 (2H, t, J = 6H
z), 7.11-7.24 (3H, m), 7.32 (1H, dd, J = 5.5, 2H
z), 7.73 (2H, s). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1718, 1673, 1604, 149
6, 1343, 1151.
【0400】実施例52 8-(6-[[2-(3-フルオロフェニル)エチル]アミノ]ヘキサ
ノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2
(1H)-オン 塩酸塩
【化408】 参考例4で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オンおよびN-
[2-(3-フルオロフェニル)エチル]-N-メチルアミンを用
いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化
合物(190mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.36-1.42 (2
H, m), 1.49-1.57 (2H, m), 1.71-1.78 (2H, m), 2.00-
2.07 (2H, m), 2.29 (3H, s), 2.40 (2H, t, J =7.5H
z), 2.57-2.61 (2H, m), 2.74-2.79 (2H, m), 2.84 (2
H, t, J = 6Hz), 3.54 (2H, s), 3.74 (2H, t, J = 6H
z), 6.85-6.91 (2H, m), 6.97 (1H, d, J = 7.5Hz), 7.
20-7.25 (1H, m), 7.74 (2H, s). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1717, 1672, 1604, 149
6, 1343, 1150.
【0401】実施例53 8-[6-[エチル(2-フェニルエチル)アミノ]ヘキサノイル]
-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オ
ン 塩酸塩
【化409】 参考例4で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オンおよびN-
エチル-N-(2-フェニルエチル)アミンを用いて、実施例
9と同様の操作を行うことにより、表題化合物(137mg)
を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.05 (3H, t,
J = 7Hz), 1.36-1.42 (2H, m), 1.49-1.56 (2H, m), 1.
71-1.79 (2H, m), 2.00-2.06 (2H, m), 2.50 (2H, t, J
= 7.5Hz), 2.61 (2H, q, J = 7Hz), 2.67-2.76 (4H,
m), 2.82 (2H, t,J = 6Hz), 2.91 (2H, t, J = 6Hz),
3.54 (2H, s), 3.73 (2H, t, J = 6Hz), 7.16-7.19 (3
H, m), 7.25-7.29 (2H, m), 7.73 (2H, s). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1718, 1673, 1604, 149
6, 1342, 1150.
【0402】実施例54 8-(6-[エチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]
ヘキサノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノ
リン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化410】 参考例4で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オンおよびN-
エチル-N-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミンを用
いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化
合物(145mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.06 (3H, t,
J = 7Hz), 1.37-1.43 (2H, m), 1.51-1.59 (2H, m), 1.
72-1.80 (2H, m), 2.00-2.06 (2H, m), 2.52 (2H, t, J
= 7.5Hz), 2.61 (2H, q, J = 7Hz), 2.66-2.69 (2H,
m), 2.72-2.77 (2H, m), 2.82 (2H, t, J = 6Hz), 2.92
(2H, t, J = 6Hz), 3.54 (2H, s), 3.73 (2H, t, J =
6Hz), 3.81 (3H, s), 6.83-6.89 (2H, m), 7.11-7.19
(2H, m), 7.73 (2H, s). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1718, 1673, 1603, 149
5, 1342, 1242, 1150.
【0403】実施例55 8-(6-[イソプロピル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]ア
ミノ]ヘキサノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-i
j]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化411】 参考例4で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オン(350mg)
およびN-イソプロピル-N-[2-(2-メトキシフェニル)エチ
ル]アミン(425mg) を用いて、実施例9と同様の操作を
行うことにより、表題化合物(45mg) を淡黄色非晶状粉
末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.00 (6H, d,
J = 6.3Hz), 1.36-1.42(2H, m), 1.48-1.55 (2H, m),
1.71-1.78 (2H, m), 1.99-2.05 (2H, m), 2.46 (2H, t,
J = 7.3Hz), 2.56-2.60 (2H, m), 2.69-2.73 (2H, m),
2.81 (2H, t, J= 6Hz), 2.91 (2H, t, J = 7.3Hz), 2.
99 (1H, q, J = 6.3Hz), 3.53 (2H, s),3.72 (2H, t, J
= 6Hz), 3.81 (3H, s), 6.82-6.88 (2H, m), 7.10-7.1
8 (2H, m), 7.73 (2H, s). IR (フリー塩基; neat) νcm-1: 1713, 1674, 1603, 14
95, 1344, 1243, 1150.
【0404】実施例56 9-[5-[(2-フェニルエチル)アミノ]ペンタノイル]-2,3,
6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-
オン 塩酸塩
【化412】 1H NMR(400MHz, CD3OD) δ 1.71-1.85 (4H, m), 1.98-
2.02 (2H, m), 2.69 (2H,t, J = 7Hz), 2.90 (2H, t, J
= 6Hz), 3.00 (2H, t, J = 7Hz), 3.04-3.08 (2H, m),
3.10-3.14 (4H, m), 3.28-3.32 (2H, m), 3.90 (2H,
t, J = 6Hz), 4.88(2H, s), 7.29-7.41 (5H, m), 7.74
(2H, d, J = 4Hz). IR (neat) νcm-1: 3427, 1670, 1604, 1484, 1366, 12
98, 1165.
【0405】実施例57 9-(5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]ペンタ
ノイル)-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-i
j]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化413】 参考例39で得た2-(2-メトキシフェニル)エチル[5-オ
キソ-5-(3-オキソ-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド
[3,2,1-ij]キノリン-9-イル)ペンチル]カルバミン酸 t
ert-ブチル(410mg) を用いて、実施例1と同様の操作を
行うことにより、表題化合物(315mg) を黄色非晶状粉末
として得た。1 H NMR(400MHz, CD3OD) δ 1.71-1.78 (4H, m), 1.85-
1.91 (2H, m), 2.57 (2H,t, J = 7Hz), 2.79 (2H, t, J
= 7Hz), 2.88 (2H, t, J = 7Hz), 2.96-3.03 (6H, m),
3.17 (2H, t, J = 7Hz), 3.77 (2H, t, J = 7.5Hz),
3.81 (3H, s), 4.79 (2H, s), 6.87 (1H, t, J = 7Hz),
6.93 (1H, d, J = 8Hz), 7.17 (1H, d, J= 7Hz), 7.22
(1H, t, J = 7Hz), 7.64 (2H, d, J = 4Hz). IR (neat) νcm-1: 3431, 1671, 1603, 1496, 1439, 13
66, 1247, 1165.
【0406】実施例58 9-(5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ]ペンタノ
イル)-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]
キノリン-5-オン 塩酸塩
【化414】 参考例40で得た2-(2-クロロフェニル)エチル[5-オキ
ソ-5-(3-オキソ-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド
[3,2,1-ij]キノリン-9-イル)ペンチル]カルバミン酸ter
t-ブチル(380mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行
うことにより、表題化合物(235mg) を融点108-109℃の
無色結晶として得た。1 H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 1.62-1.72 (4H, m), 1.81
-1.87 (2H, m), 2.56 (2H, t, J = 6Hz), 2.79 (2H, t,
J = 6Hz), 2.90 (2H, t, J = 7Hz), 2.92-3.02(4H,
m), 3.05-3.16 (4H, m), 3.75 (2H, t, J = 6Hz), 7.24
-7.35 (2H, m), 7.39 (1H, dd, J = 7, 2Hz), 7.45 (1
H, dd, J = 7, 2Hz), 7.66 (2H, s), 9.18 (2H, s). IR (KBr) νcm-1: 3429, 2948, 1671, 1603, 1363, 133
8, 1165.
【0407】実施例59 9-[5-[メチル(2-フェニルエチル)アミノ]ペンタノイル]
-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリ
ン-5-オン 塩酸塩
【化415】 参考例5で得た9-(5-クロロペンタノイル)-2,3,6,7-テ
トラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オンお
よびN-メチル-N-(2-フェニルエチル)アミンを用いて、
実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合物(3
10mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.53-1.61 (2
H, m), 1.71-1.78 (2H, m), 1.93-1.99 (2H, m), 2.31
(3H, s), 2.45 (2H, t, J = 7.4Hz), 2.59-2.63 (2H,
m), 2.66-2.69 (2H, m), 2.75-2.79 (2H, m), 2.84 (2
H, t, J = 6Hz), 2.91-2.95 (4H, m), 3.89 (2H, t, J
= 6Hz), 7.17-7.29 (5H, m), 7.61 (2H, d, J= 5Hz). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1676, 1604, 1590, 148
4, 1361, 1339, 1161.
【0408】実施例60 9-[5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル]-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド
[3,2,1-ij]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化416】 参考例5で得た9-(5-クロロペンタノイル)-2,3,6,7-テ
トラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オンお
よびN-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]-N-メチルアミ
ンを用いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、
表題化合物(165mg)を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.55-1.62 (2
H, m), 1.71-1.79 (2H, m), 1.93-1.99 (2H, m), 2.32
(3H, s), 2.46 (2H, t, J = 7.4Hz), 2.56-2.60 (2H,
m), 2.68 (2H, t, J = 6Hz), 2.77-2.80 (2H, m), 2.84
(2H, t, J = 6Hz),2.91-2.95 (4H, m), 3.81 (3H, s),
3.89 (2H, t, J = 6Hz), 6.83-6.89 (2H,m), 7.12-7.1
9 (2H, m), 7.62 (2H, d, J = 5Hz). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1674, 1603, 1494, 136
1, 1339, 1243, 1160.
【0409】実施例61 9-[5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル]-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,
2,1-ij]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化417】 参考例5で得た9-(5-クロロペンタノイル)-2,3,6,7-テ
トラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オンお
よびN-[2-(2-クロロフェニル)エチル]-N-メチルアミン
を用いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、表
題化合物(188mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.54-1.62 (2
H, m), 1.71-1.78 (2H, m), 1.93-1.99 (2H, m), 2.32
(3H, s), 2.48 (2H, t, J = 7Hz), 2.59-2.63 (2H, m),
2.67 (2H, t, J = 6Hz), 2.84 (2H, t, J = 6Hz), 2.8
8-2.96 (6H, m), 3.89 (2H, t, J = 6Hz), 7.11-7.24
(3H, m), 7.32 (1H, d, d, J = 5, 2Hz), 7.62 (2H, d,
J = 5Hz). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1673, 1604, 1483, 143
8, 1361, 1159.
【0410】実施例62 9-[5-[エチル(2-フェニルエチル)アミノ]ペンタノイル]
-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリ
ン-5-オン 塩酸塩
【化418】 参考例5で得た9-(5-クロロペンタノイル)-2,3,6,7-テ
トラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オンお
よびN-エチル-N-(2-フェニルエチル)アミンを用いて、
実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合物(4
5mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.05 (3H, t,
J = 7Hz), 1.52-1.60 (2H, m), 1.70-1.77 (2H, m), 1.
95-1.99 (2H, m), 2.55 (2H, t, J = 7Hz), 2.61(2H,
q, J = 7Hz), 2.65-2.77 (6H, m), 2.84 (2H, t, J = 6
Hz), 2.89-2.97 (4H, m), 3.89 (2H, t, J = 6Hz), 7.1
6-7.19 (3H, m), 7.25-7.30 (2H, m), 7.62 (2H, d, J
= 5Hz). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1675, 1604, 1484, 136
1, 1299, 1160.
【0411】実施例63 9-(5-[エチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]
ペンタノイル)-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,
2,1-ij]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化419】 参考例5で得た9-(5-クロロペンタノイル)-2,3,6,7-テ
トラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オンお
よびN-エチル-N-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミ
ンを用いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、
表題化合物(70mg)を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.07 (3H, t,
J = 7Hz), 1.55-1.62 (2H, m), 1.71-1.78 (2H, m), 1.
93-1.99 (2H, m), 2.56 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.62 (2
H, q, J = 7Hz), 2.66-2.69 (4H, m), 2.73-2.78 (2H,
m), 2.84 (2H, t,J = 6Hz), 2.93 (4H, t, J = 6Hz),
3.81 (3H, s), 3.89 (2H, t, J = 6Hz), 6.83-6.89 (2
H, m), 7.11-7.19 (2H, m), 7.62 (2H, d, J = 5Hz). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1674, 1603, 1494, 136
1, 1339, 1243, 1160.
【0412】実施例64 9-[6-[(2-フェニルエチル)アミノ]ヘキサノイル]-2,3,
6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-
オン 塩酸塩
【化420】 参考例6で得た9-(6-ブロモヘキサノイル)-2,3,6,7-テ
トラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オンお
よび2-フェニルエチルアミンを用いて、実施例9と同
様の操作を行うことにより、表題化合物(123mg) を淡黄
色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.35-1.42 (2
H, m), 1.49-1.56 (3H, m), 1.69-1.77 (2H, m), 1.93-
1.99 (2H, m), 2.61-2.69 (4H, m), 2.78-2.95 (10H,
m), 3.89 (2H, t, J = 6Hz), 7.18-7.31 (5H, m), 7.61
(2H, d, J = 5Hz).IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 167
5, 1604, 1484, 1437, 1362, 1339, 1161.
【0413】実施例65 9-(6-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]ヘキサ
ノイル)-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-i
j]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化421】 参考例6で得た9-(6-ブロモヘキサノイル)-2,3,6,7-テ
トラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オンお
よび2-(2−メトキシフェニル)エチルアミンを用いて、
実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合物(1
90mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.36-1.44 (2
H, m), 1.50-1.57 (3H, m), 1.70-1.77 (2H, m), 1.92-
1.99 (2H, m), 2.62-2.69 (4H, m), 2.82-2.85 (6H,
m), 2.89-2.96 (4H, m), 3.81 (3H, s), 3.89 (2H, t,
J = 6Hz), 6.85 (1H,d, J = 8.3Hz), 6.89 (1H, d, J =
7.4Hz), 7.14-7.20 (2H, m), 7.61 (2H, d,J = 5Hz). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1673, 1603, 1494, 136
2, 1339, 1243, 1160.
【0414】実施例66 9-(6-[[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ]ヘキサノ
イル)-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]
キノリン-5-オン 塩酸塩
【化422】 参考例6で得た9-(6-ブロモヘキサノイル)-2,3,6,7-テ
トラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オンお
よび2-(2−クロロフェニル)エチルアミンを用いて、実
施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合物(148
mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.37-1.43 (2
H, m), 1.51-1.58 (3H, m), 1.71-1.78 (2H, m), 1.95-
2.00 (2H, m), 2.65-2.70 (4H, m), 2.84 (2H, t,J =
7.5Hz), 2.86-2.96 (8H, m), 3.89 (2H, t, J = 6Hz),
7.13-7.25 (3H, m), 7.34 (1H, dd, J = 7, 2Hz), 7.61
(2H, d, J = 5Hz). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1673, 1603, 1483, 136
1, 1159.
【0415】実施例67 9-[6-[(2-フェニルエチル)アミノ]ヘキサノイル]-2,3,
6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-
オン 塩酸塩
【化423】 参考例6で得た9-(6-ブロモヘキサノイル)-2,3,6,7-テ
トラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オンお
よびN-メチル-N-(2-フェニルエチル)アミンを用いて、
実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合物(2
25mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.37-1.43 (2
H, m), 1.51-1.58 (2H, m), 1.71-1.78 (2H, m), 19.3-
1.99 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.41 (2H, t, J =7Hz),
2.58-2.62 (2H, m), 2.67 (2H, t, J = 6Hz), 2.75-2.7
9 (2H, m), 2.84(2H, t, J = 6Hz), 2.89-2.95 (4H,
m), 3.89 (2H, t, J = 6Hz), 7.18-7.29 (5H, m), 7.61
(2H, d, J = 5Hz). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1676, 1604, 1590, 148
4, 1361, 1338, 1161.
【0416】実施例68 9-(6-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]ヘキサ
ノイル)-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-i
j]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化424】 参考例6で得た9-(6-ブロモヘキサノイル)-2,3,6,7-テ
トラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オンお
よびN-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]-N-メチルアミ
ンを用いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、
表題化合物(255mg)を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.36-1.43 (2
H, m), 1.51-1.58 (2H, m), 1.71-1.79 (2H, m), 1.93-
1.99 (2H, m), 2.32 (3H, s), 2.42 (2H, t, J =7Hz),
2.55-2.59 (2H, m), 2.67 (2H, t, J = 6Hz), 2.76-2.8
0 (2H, m), 2.83(2H, t, J = 6Hz), 2.90-2.95 (4H,
m), 3.81 (3H, s), 3.89 (2H, t, J = 6Hz), 6.83-6.89
(2H, m), 7.12-7.19 (2H, m), 7.61 (2H, d, J = 5H
z). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1676, 1603, 1589, 149
4, 1361, 1243, 1161.
【0417】実施例69 9-[6-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ヘキサノイル]-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,
2,1-ij]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化425】 参考例6で得た9-(6-ブロモヘキサノイル)-2,3,6,7-テ
トラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オンお
よびN-[2-(2-クロロフェニル)エチル]-N-メチルアミン
を用いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、表
題化合物(372mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.35-1.43 (2
H, m), 1.51-1.59 (2H, m), 1.71-1.78 (2H, m), 1.93-
1.99 (2H, m), 2.33 (3H, s), 2.44 (2H, t, J =7.5H
z), 2.58-2.62 (2H, m), 2.68 (2H, t, J = 6Hz), 2.84
(2H, t, J = 6Hz),2.88-2.99 (6H, m), 3.89 (2H, t,
J = 6Hz), 7.11-7.24 (3H, m), 7.32 (1H,d, d, J = 5,
2Hz), 7.62 (2H, d, J = 5Hz). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1674, 1604, 1438, 136
0, 1299, 1159.
【0418】実施例70 9-[6-[[2-(3-フルオロフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ヘキサノイル]-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド
[3,2,1-ij]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化426】 参考例6で得た9-(6-ブロモヘキサノイル)-2,3,6,7-テ
トラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オンお
よびN-[2-(3-フルオロフェニル)エチル]-N-メチルアミ
ンを用いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、
表題化合物(303mg)を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.36-1.42 (2
H, m), 1.49-1.55 (2H, m), 1.70-1.78 (2H, m), 1.93-
1.99 (2H, m), 2.29 (3H, s), 2.40 (2H, t, J =7.5H
z), 2.58-2.62 (2H, m), 2.68 (2H, t, J = 6Hz), 2.74
-2.78 (2H, m), 2.85 (2H, t, J = 6Hz), 2.89-2.96 (4
H, m), 3.89 (2H, t, J = 6Hz), 6.86-6.92(2H, m), 6.
97 (1H, d, J = 7.5Hz), 7.20-7.25 (1H, m), 7.62 (2
H, d, J = 5Hz). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1676, 1604, 1589, 148
6, 1361, 1339, 1161.
【0419】実施例71 9-[6-[エチル(2-フェニルエチル)アミノ]ヘキサノイル]
-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリ
ン-5-オン 塩酸塩
【化427】 参考例6で得た9-(6-ブロモヘキサノイル)-2,3,6,7-テ
トラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オンお
よびN-エチル-N-(2-フェニルエチル)アミンを用いて、
実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合物(2
85mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.05 (3H, t,
J = 7Hz), 1.34-1.42 (2H, m), 1.49-1.56 (2H, m), 1.
71-1.78 (2H, m), 1.93-1.99 (2H, m), 2.50 (2H, t, J
= 7.5Hz), 2.61 (2H, q, J = 7Hz), 2.66-2.77 (6H,
m), 2.84 (2H,t,J= 6Hz), 2.89-2.95 (4H, m), 3.89 (2
H, t, J = 6Hz), 7.16-7.20 (3H, m), 7.25-7.29 (2H,
m), 7.62 (2H, d, J = 5Hz). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1676, 1603, 1589, 149
4, 1361, 1243, 1161.
【0420】実施例72 9-(6-[エチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]
ヘキサノイル)-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,
2,1-ij]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化428】 参考例6で得た9-(6-ブロモヘキサノイル)-2,3,6,7-テ
トラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オンお
よびN-エチル-N-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミ
ンを用いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、
表題化合物(395mg)を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.07 (3H, t,
J = 7Hz), 1.37-1.43 (2H, m), 1.51-1.59 (2H, m), 1.
72-1.79 (2H, m), 1.93-1.99 (2H, m), 2.52 (2H, t, J
= 7.5Hz), 2.62 (2H, q, J = 7Hz), 2.66-2.69 (4H,
m), 2.72-2.82 (2H, m), 2.85 (2H, t, J = 6Hz), 2.92
(4H, t, J = 6Hz), 3.81 (3H, s), 3.89 (2H, t, J =
6Hz), 6.83-6.89 (2H, m), 7.11-7.19 (2H, m), 7.62
(2H, d, J =5Hz). IR (フリー塩基; KBr) νcm-1: 1675, 1603, 1493, 136
1, 1242, 1159.
【0421】実施例73 9-(6-[イソプロピル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]ア
ミノ]ヘキサノイル)-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリ
ド[3,2,1-ij]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化429】 参考例6で得た9-(6-ブロモヘキサノイル)-2,3,6,7-テ
トラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オンお
よびN-イソプロピル-N-[2-(2-メトキシフェニル)エチ
ル]アミンを用いて、実施例9と同様の操作を行うこと
により、表題化合物(147mg) を淡黄色非晶状粉末として
得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.00 (6H, d,
J = 6.3Hz), 1.36-1.42(2H, m), 1.48-1.54 (2H, m),
1.71-1.78 (2H, m), 1.93-1.99 (2H, m), 2.47 (2H, t,
J = 7.3Hz), 2.57-2.60 (2H, m), 2.65-2.74 (4H, m),
2.82-2.85 (2H,m), 2.89-2.95 (4H, m), 2.98 (1H, q,
J = 6.3Hz), 3.81 (3H, s), 3.89 (2H,t, J = 6Hz),
6.82-6.88 (2H, m), 7.11-7.19 (2H, m), 7.62 (2H, d,
J = 5Hz). IR (フリー塩基; neat) νcm-1: 1676, 1604, 1494, 13
60, 1243, 1162.
【0422】実施例74 1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]-1-ペンタノ
ン 塩酸塩
【化430】 参考例7で得た5-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-5-イル)-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニ
ル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル(170mg)を用い
て、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合
物(87mg) を融点175-176℃の無色結晶として得た。1 H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 1.58-1.72 (4H, m), 2.18
(3H, s), 2.90-3.05 (8H, m), 3.17 (2H, t, J = 8.5H
z), 3.79 (3H, s), 4.14 (2H, t, J = 8.5Hz), 6.90 (1
H, t, J = 7.5Hz), 6.99 (1H, d, J = 7.5Hz), 7.16 (1
H, d, J = 7.5Hz), 7.24 (1H, t, J = 8.3Hz), 7.82-7.
85 (2H, m), 8.08 (1H, d, J = 8.3Hz), 8.91 (2H, br
s). IR (KBr) νcm-1: 2955, 2789, 1680, 1661, 1603, 149
6, 1441, 1440, 1255.
【0423】実施例75 6-(5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]ペンタ
ノイル)-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オン 塩酸塩
【化431】 参考例7で得た6-(5-クロロペンタノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよび2-(2−メトキシフェニ
ル)エチルアミンを用いて、参考例1および実施例1と
同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を無色非
晶状粉末として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.66 (4H, s), 2.93-3.02
(8H, m), 3.80 (3H, s), 4.69 (2H, s), 6.89-6.94 (1
H, m), 6.99-7.07 (2H, m), 7.18 (1H, d, J = 6.3Hz),
7.23-7.28 (1H, m), 7.52 (1H, d, J = 2.1Hz), 7.63
(1H, dd, J = 8.6, 2.1Hz), 8.98 (2H, br s), 10.94
(1H, s). MS m/z: 383 [M+H]+
【0424】実施例76 8-[5-(1,3,4,5-テトラヒドロ-2H-2-ベンズアゼピン-2-
イル)ペンタノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン
【化432】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(600m
g) および2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-2-ベンズアゼピン
(332mg) を用いて、実施例9と同様の操作を行うことに
より、表題化合物(407mg) を淡黄色非晶状粉末として得
た。1 H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.45-1.80 (6
H, m), 2.39 (2H, t, J =7.4Hz), 2.71 (2H, t, J = 7.
6Hz), 2.80-3.30 (10H, m), 3.88 (2H, s), 4.12(2H,
t, J = 8.4Hz), 7.00-7.20 (4H, m), 7.65 (1H, s), 7.
69 (1H, s).
【0425】実施例77 8-[5-(7-メトキシ-1,3,4,5-テトラヒドロ-2H-2-ベンズ
アゼピン2-イル)ペンタノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-
4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化433】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500m
g) および7-メトキシ-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-2-ベン
ズアゼピン(304mg) を用いて、実施例9と同様の操作を
行うことにより、表題化合物(294mg) を融点167-168℃
の無色結晶として得た。1 H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.45-1.80 (6
H, m), 2.38 (2H, t, J =7.4Hz), 2.71 (2H, t, J = 7.
6Hz), 2.80-3.15 (8H, m), 3.21 (2H, t, J = 8.4Hz),
3.78 (3H, s), 3.84 (2H, s), 4.13 (2H, t, J = 8.4H
z), 6.61 (1H, dd,J = 8.0, 2.6Hz), 6.69 (1H, d, J =
2.6Hz), 7.02 (1H, d, J = 8.4Hz), 7.66(1H, s), 7.7
0 (1H, s).
【0426】実施例78 8-[6-(1,3,4,5-テトラヒドロ-2H-2-ベンズアゼピン-2-
イル)ヘキサノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化434】 参考例2で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500m
g) および2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-2-ベンズアゼピン
(252mg) を用いて、実施例9と同様の操作を行うことに
より、表題化合物(463mg) を融点195-197℃の無色結晶
として得た。1 H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.25-1.85 (8
H, m), 2.35 (2H, t, J =7.4Hz), 2.71 (2H, t, J = 7.
6Hz), 2.80-3.00 (4H, m), 3.02 (2H, t, J = 7.6Hz),
3.11 (2H, t, J = 5.4Hz), 3.22 (2H, t, J = 8.4Hz),
3.88 (2H, s), 4.13 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.00-7.20
(4H, m), 7.66 (1H, s), 7.70 (1H, s). 元素分析 C27H32N2O2・HClとして 計算値:C, 70.58; H, 7.34; N, 6.18. 実験値:C, 70.16; H, 7.32; N, 6.08.
【0427】実施例79 8-[6-(7-メトキシ-1,3,4,5-テトラヒドロ-2H-2-ベンズ
アゼピン2-イル)ヘキサノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-
4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化435】 参考例2で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500m
g) および7-メトキシ-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-2-ベン
ズアゼピン(253mg) を用いて、実施例9と同様の操作を
行うことにより、表題化合物(366mg) を淡黄色非晶状粉
末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.24-1.80 (8
H, m), 2.34 (2H, t, J =7.4Hz), 2.71 (2H, t, J = 7.
6Hz), 2.80-3.15 (8H, m), 3.22 (2H, t, J = 8.4Hz),
3.78 (3H, s), 3.84 (2H, s), 4.13 (2H, t, J = 8.4H
z), 6.61 (1H, dd,J = 8.0, 2.6Hz), 6.69 (1H, d, J =
2.6Hz), 7.02 (1H, d, J = 8.4Hz), 7.66(1H, s), 7.7
0 (1H, s).
【0428】実施例80 8-[5-(1,3-ジヒドロ-2H-イソインドール-2-イル)ペンタ
ノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キ
ノリン-4-オン 塩酸塩
【化436】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(600m
g) およびイソインドリン(269mg) を用いて、実施例9
と同様の操作を行うことにより、表題化合物(191mg) を
融点219-221℃の無色結晶として得た。1 H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.60-1.95 (4
H, m), 2.60-2.80 (4H, m), 2.90-3.05 (4H, m), 3.19
(2H, t, J = 8.4Hz), 3.92 (4H, s), 4.12 (2H, t, J =
8.4Hz), 7.10 (4H, s), 7.69 (1H, s), 7.73 (1H, s).
【0429】実施例81 8-[3-[1-(2-フェニルエチル)-4-ピペリジニル]プロパノ
イル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノ
リン-4-オン 塩酸塩
【化437】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500mg)
および炭酸カリウム(500mg) のアセトニトリル(10ml)
懸濁液に(2-ブロモエチル)ベンゼン(0.22ml) を室温に
て滴下した。室温で12時間攪拌後、反応液を減圧下濃縮
した。残査に水(15ml)および酢酸エチル(20ml)を加え、
酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、
硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去し
た。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(展
開溶媒;酢酸エチル−メタノール(9:1))にて精製し、表
題化合物のフリー塩基体を淡黄色油状物(617mg)として
得た。1 H NMR(200MHz, CDCl3) δ 1.20-1.50(3H, m), 1.60-1.
85(4H, m), 1.90-2.10(2H, m), 2.50-3.10(12H, m), 3.
21(2H, t, J = 8.4Hz), 4.12(2H, t, J = 8.4Hz), 7.10
-7.35(5H, m), 7.68(1H, s), 7.72(1H, s). 上記フリー塩基体(610mg) のエタノール溶液を1当量以
上の塩化水素(酢酸エチル溶液)で処理し、表題化合物
を融点219-221℃の無色結晶として得た。 元素分析 C27H32N2O2・HClとして 計算値:C, 71.58; H, 7.34; N, 6.18. 実験値:C, 71.27; H, 7.13; N, 6.20.
【0430】実施例82 8-(3-[1-[2-(2-メチルフェニル)エチル]-4-ピペリジニ
ル]プロパノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化438】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(600mg)
および1-(2-ブロモエチル)-2-メチルベンゼン(432mg)
を用いて、実施例81と同様の操作を行うことにより、
表題化合物(624mg)を融点215-216℃の無色結晶として得
た。1 H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.25-1.50 (3
H, m), 1.55-1.85 (4H, m), 1.90-2.20 (2H, m), 2.33
(3H, s), 2.45-2.60 (2H, m), 2.65-3.10 (10H, m), 3.
23 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.14 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.
13 (4H, s), 7.68(1H, s), 7.72 (1H, s). 元素分析 C28H34N2O2・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 70.64; H, 7.62; N, 5.88. 実験値:C, 70.24; H, 7.66; N, 5.81.
【0431】実施例83 8-(3-[1-[2-(2-フルオロフェニル)エチル]-4-ピペリジ
ニル]プロパノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化439】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(600mg)
および1-(2-ブロモエチル)-2-フルオロベンゼン(367mg)
を用いて、実施例81と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(380mg)を融点210-212℃の無色結晶とし
て得た。1 H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.20-1.45 (3
H, m), 1.55-2.10 (6H, m), 2.50-3.10 (12H, m), 3.23
(2H, t, J = 8.4Hz), 4.14 (2H, t, J = 8.4Hz),6.95-
7.30 (4H, m), 7.68 (1H, s), 7.72 (1H, s). 元素分析 C27H31FN2O2・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 67.56; H, 6.93; N, 5.84. 実験値:C, 67.92; H, 6.68; N, 5.79.
【0432】実施例84 8-(3-[1-[2-(3-フルオロフェニル)エチル]-4-ピペリジ
ニル]プロパノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化440】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500mg)
および1-(2-ブロモエチル)-3-フルオロベンゼン(367mg)
を用いて、実施例81と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(351mg)を融点225-227℃の無色結晶とし
て得た。1 H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.20-1.50 (3
H, m), 1.60-1.85 (4H, m), 1.90-2.10 (2H, m), 2.50-
3.10 (12H, m), 3.23 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.14(2H,
t, J = 8.4Hz), 6.80-7.00 (3H, m), 7.15-7.30 (1H,
m), 7.68 (1H, s),7.72 (1H, s).
【0433】実施例85 8-(3-[1-[2-(3-クロロフェニル)エチル]-4-ピペリジニ
ル]プロパノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化441】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノCル]-1,2,5,6-テトラヒ
ドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500mg) お
よび1-(2-ブロモエチル)-3-クロロベンゼン(394mg) を
用いて、実施例81と同様の操作を行うことにより、表
題化合物(369mg) を融点223-225℃の無色結晶として得
た。1 H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.20-1.50 (3
H, m), 1.60-1.85 (4H, m), 1.90-2.10 (2H, m), 2.45-
3.10 (12H, m), 3.23 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.14(2H,
t, J = 8.4Hz), 7.00-7.30 (4H, m), 7.68 (1H, s), 7.
73 (1H, s). 元素分析 C27H31ClN2O2・HCl・H2Oとして 計算値:C, 64.16; H, 6.78; N, 5.54. 実験値:C, 63.92; H, 6.75; N, 5.52.
【0434】実施例86 8-[3-[1-(2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イル)-4-ピペリ
ジニル]プロパノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロ
ロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化442】 1H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.10-1.40 (3
H, m), 1.45-1.80 (4H, m), 1.85-2.00 (2H, m), 2.61
(2H, t, J = 7.6Hz), 2.70-3.20 (13H, m), 4.03(2H,
t, J = 8.4Hz), 7.00-7.15 (4H, m), 7.57 (1H, s), 7.
62 (1H, s). 元素分析 C28H32N2O2・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 70.94; H, 7.23; N, 5.91. 実験値:C, 71.19; H, 6.97; N, 5.71.
【0435】実施例87 8-[3-[1-(3-フェニルプロピル)-4-ピペリジニル]プロパ
ノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キ
ノリン-4-オン 塩酸塩
【化443】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500mg)
および(3-ブロモプロピル)ベンゼン(0.245ml) を用い
て、実施例81と同様の操作を行うことにより、表題化
合物(488mg) を融点173-175℃の無色結晶として得た。1 H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.20-1.45 (3
H, m), 1.60-2.00 (8H, m), 2.35 (2H, t, J = 7.6Hz),
2.61 (2H, t, J = 8.0Hz), 2.70 (2H, t, J = 8.4Hz),
2.80-2.95 (4H, m), 3.01 (2H, t, J = 8.0Hz), 3.21
(2H, t, J = 8.4Hz), 4.12 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.05-
7.35 (5H, m), 7.67 (1H, s), 7.71 (1H, s). 元素分析 C28H34N2O2・HClとして 計算値:C, 72.01; H, 7.55; N, 6.00. 実験値:C, 71.68; H, 7.50; N, 5.73.
【0436】実施例88 8-[3-[1-(2-フェノキシエチル)-4-ピペリジニル]プロパ
ノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キ
ノリン-4-オン 塩酸塩
【化444】 1H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.20-1.45 (3
H, m), 1.60-1.85 (4H, m), 2.00-2.25 (2H, m), 2.71
(2H, t, J = 7.6Hz), 2.80 (2H, t, J = 6.2Hz),2.85-
3.10 (6H, m), 3.22 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.00-4.20
(4H, m), 6.85-7.00(3H, m), 7.20-7.35 (2H, m), 7.67
(1H, s), 7.71 (1H, s). 元素分析 C27H32N2O3・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 67.84; H, 7.17; N, 5.86. 実験値:C, 68.10; H, 7.22; N, 5.83.
【0437】実施例89 8-(3-[1-[2-(2-エトキシフェノキシ)エチル]-4-ピペリ
ジニル]プロパノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロ
ロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化445】 1H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.20-1.50 (6
H, m), 1.60-1.80 (4H, m), 2.00-2.25 (2H, m), 2.71
(2H, t, J = 7.6Hz), 2.80-3.15 (8H, m), 3.22 (2H,
t, J = 8.4Hz), 4.00-4.20 (6H, m), 6.85-6.95 (4H,
m), 7.67 (1H, s), 7.72 (1H, s). 元素分析 C29H36N2O4・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 66.72; H, 7.34; N, 5.37. 実験値:C, 66.75; H, 7.26; N, 5.28.
【0438】実施例90 5-[5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル]-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2
-オン 塩酸塩
【化446】 1H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.68-1.79 (4H, m), 2.83
(3H, d, J = 4.8Hz), 3.04-3.30 (8H, m), 7.03 (1H,
d, J = 8.4Hz), 7.31-7.50 (5H, m), 7.69 (1H,dd, J =
8.3, 1.7Hz), 10.46 (1H, br s), 10.96 (1H, s), 11.
10 (1H, s). 元素分析 C21H24ClN3O2・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 58.47; H, 6.08; N, 9.74. 実験値:C, 58.49; H, 6.05; N, 9.51. MS m/z: 386 [M+H]+
【0439】実施例91 5-[5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル]-1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ
イミダゾール-2-オン 塩酸塩
【化447】 参考例10で得た5-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジメ
チル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オンおよ
びN-[2-(2-クロロフェニル)エチル]-N-メチルアミンを
用いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、表題
化合物を融点142-143℃の無色結晶として得た。1 H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.64-1.83 (4
H, m), 2.42 (3H, s), 2.54-2.74 (4H, m), 2.93-3.02
(4H, m), 3.46 (3H, s), 3.47 (3H, s), 6.99 (1H, d,
J = 8.4Hz), 7.13-7.35 (4H, m), 7.63 (1H, d, J = 1.
2Hz), 7.79 (1H, dd, J = 8.2, 1.6Hz). MS m/z: 414 [M+H]+
【0440】実施例92 1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-[(2-フェニルエチル)アミノ]-1-ペンタノン 塩酸塩
【化448】 参考例48で得た5-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-5-イル)-5-オキソペンチル(2-フェニルエチル)
カルバミン酸 tert-ブチル(280mg) を用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物(220mg) を
無色結晶として得た。1 H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 1.60-1.73(4H, m), 2.18
(3H, s), 2.90-3.01(6H,m), 3.05-3.10(2H, m), 3.16(2
H, t, J = 8.4Hz), 4.13(2H, t, J = 8.4Hz), 7.21-7.3
4(5H, m), 7.81(1H, s), 7.82(1H, d, J = 8Hz), 8.08
(1H, t, J = 8Hz),9.21(2H, br.s). IR (KBr) νcm-1: 3438, 2783, 1679, 1662, 1604, 149
5, 1440, 1401, 1334, 1260.
【0441】実施例93 1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-[[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ]-1-ペンタノン
塩酸塩
【化449】 参考例49で得た5-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-5-イル)-5-オキソペンチル[2-(2-クロロフェニ
ル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル(330mg) を用い
て、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合
物(175mg) を融点185-186℃の無色結晶として得た。1 H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 1.63-1.74(4H, m), 2.17
(3H, s), 2.92-3.01(4H,m), 3.08-3.18(6H, m), 4.13(2
H, t, J = 8Hz), 7.26-7.34(2H, m), 7.39(1H, d, d, J
= 7, 2Hz), 7.44(1H, d, d, J = 7, 2Hz), 7.81(1H,
s), 7.82(1H, d, J= 8Hz), 8.07(1H, d, J = 8Hz), 9.3
5(2H, s). IR (KBr) νcm-1: 3434, 2947, 2782, 1683, 1660, 144
1, 1403, 1335, 1259.
【0442】実施例94 1-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5-[[2-(2-メ
トキシフェニル)エチル]アミノ]-1-ペンタノン 2塩酸塩
【化450】 参考例50で得た5-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イ
ル)-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]
カルバミン酸 tert-ブチル(452mg) を用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物(330mg) を
融点164-165℃の無色結晶として得た。1 H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 1.58-1.72(4H, m), 2.93
(6H, t, J = 7Hz), 2.99-3.03(2H, m), 3.05(2H, t, J
= 8.2Hz), 3.60(2H, t, J = 8.2Hz), 3.78(3H, s), 6.8
1(1H, d, J = 8Hz), 6.89(1H, t, J = 7Hz), 6.98(1H,
d, J = 7Hz), 7.17(1H, d, J = 7Hz), 7.24(1H, t, J =
7Hz), 7.74(1H, d, J = 8Hz), 7.75(1H, s), 9.06(4H,
br.s). IR (KBr) νcm-1: 3429, 2950, 2781, 2460, 1694, 149
7, 1247.
【0443】実施例95 1-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5-[[2-(2-メ
トキシフェニル)エチル]アミノ]-1-ペンタノン 2塩酸
【化451】 参考例51で得た5-(2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イ
ル)-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]
カルバミン酸 tert-ブチル(120mg) を用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物(106mg) を
融点150-151℃の無色結晶として得た。1 H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 1.60-1.67(4H, m), 2.80
(3H, s), 2.85-3.01(10H,m), 3.44(2H, t, J = 8.4Hz),
3.78(3H, s), 6.46(1H, d, J = 8.3Hz), 6.89(1H, t,
J = 7.4Hz), 6.98(1H, d, J = 8.3Hz), 7.16(1H, d, J
= 7.4Hz), 7.23(1H, t, J = 8.3Hz), 7.60(1H, s), 7.7
2(1H, d, J = 8.3Hz), 9.10(3H, br.s). IR (KBr) νcm-1: 3436, 2583, 2424, 1675, 1600, 149
4, 1464, 1249, 1032, 760.
【0444】実施例96 1-(1-エチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5-
[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]-1-ペンタノ
ン 2塩酸塩
【化452】 参考例52で得た5-(1-エチル-2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-5-イル)-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニ
ル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル(165mg) を用い
て、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合
物(145mg) を融点131-133℃の無色結晶として得た。1 H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 1.08(3H, t, J = 7.2Hz),
1.61-1.69(4H, m), 2.84-3.01(10H, m), 3.23(2H, q,
J = 7.2Hz), 3.48(2H, t, J = 8.4Hz), 3.78(3H,s), 6.
45(1H, d, J = 8.4Hz), 6.89(1H, t, J = 7Hz), 6.98(1
H, d, J = 8.4Hz), 7.16(1H, d, J = 7Hz), 7.23(1H,
t, J = 8.4Hz), 7.59(1H, s), 7.70(1H, d, J = 8.4H
z), 9.11(3H, br). IR (KBr) νcm-1: 3426, 2777, 2458, 1697, 1602, 149
6, 1442, 1317, 1248, 1051, 763.
【0445】実施例97 1-[1-(3-ヒドロキシプロピル)-2,3-ジヒドロ-1H-インド
ール-5-イル]-5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミ
ノ]-1-ペンタノン 2塩酸塩
【化453】 参考例53で得た5-[1-(3-ヒドロキシプロピル)-2,3-ジ
ヒドロ-1H-インドール-5-イル]-5-オキソペンチル[2-(2
-メトキシフェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル
(60mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことに
より、表題化合物(55mg) を淡黄色非晶状粉末として得
た。1 H NMR(400MHz, CD3OD) δ 1.68-1.79(4H, m), 1.84(2
H, t, J = 7.4Hz), 1.90-1.99(2H, m), 2.92-3.18(8H,
m), 3.35(2H, t, J = 6Hz), 3.57-3.70(4H, m), 3.82(3
H, s), 4.82(4H, s), 6.63(1H, d, J = 8Hz), 6.88(1H,
t, J = 7Hz), 6.95(1H, d, J = 8Hz), 7.16(1H, d, J
= 7.4Hz), 7.23(1H, t, J = 7.4Hz), 7.69(1H, s), 7.7
9(1H, d, J = 7Hz). IR (neat) νcm-1: 3402, 2920, 1693, 1602, 1496, 14
43, 1247, 760.
【0446】実施例98 [5-(5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]ペンタ
ノイル)-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]酢酸エチ
ル 2塩酸塩
【化454】 参考例54で得た[5-(5-[(tert-ブトキシカルボニル)[2
-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]ペンタノイル)-
2,3-ジヒドロ-1H-インドール-1-イル]酢酸エチル(270m
g) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(255mg) を淡黄色非晶状粉末として得
た。1 H NMR(400MHz, CD3OD) δ 1.26(3H, t, J = 7Hz), 1.7
0-1.80(4H, m), 2.96-3.21(10H, m), 3.82-3.85(2H,
m), 3.81(3H, s), 3.86(2H, s), 4.18(2H, q, J =7.2H
z), 4.84(3H, s), 6.37(1H, d, J = 8.34Hz), 6.91(1H,
t, J = 7.4Hz), 6.98(1H, d, J = 8.3Hz), 7.20(1H,
d, J = 7.4Hz), 7.26(1H, t, J = 8.3Hz), 7.68(1H,
s), 7.76(1H, d, J = 8.3Hz). IR (KBr) νcm-1: 3420, 2774, 1736, 1663, 1603, 149
6, 1443, 1248, 1182, 1026, 759.
【0447】実施例99 N-エチル-5-(5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミ
ノ]ペンタノイル)-1-インドリンカルボキサミド 塩酸塩
【化455】 参考例55で得た5-[1-[(エチルアミノ)カルボニル]-2,
3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル]-5-オキソペンチル
[2-(2-メトキシフェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブ
チル(250mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物(205mg) を融点185-186℃の無色
結晶として得た1 H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 1.08(3H, t, J = 7.3Hz),
1.63-1.70(4H, m), 2.92-3.03(8H, m), 3.11-3.18(4H,
m), 3.79(3H, s), 3.93(2H, t, J = 8.4Hz), 6.87-6.9
1(2H, m), 6.98(1H, d, J = 8.4Hz), 7.16(1H, d, J =
7.4Hz), 7.24(1H,t, J = 8.4Hz), 7.73(1H, s), 7.76(1
H, d, J = 8.4Hz), 7.88(1H, d, J = 8.4Hz), 9.06(2H,
s). IR (KBr) νcm-1: 3315, 2773, 1667, 1604, 1526, 149
4, 1442, 1319, 1245, 754.
【0448】実施例100 1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミノ]-1-
ペンタノン 塩酸塩
【化456】 参考例11で得た1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-5-イル)-5-クロロペンタン-1-オンおよびN-[2-
(2-メトキシフェニル)エチル]-N-メチルアミンを用い
て、実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合
物を黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.54-1.61(2H,
m), 1.70-1.78(2H, m),2.25(3H, s), 2.31(3H, s), 2.
46(2H, t, J = 7.5Hz), 2.55-2.59(2H, m), 2.76-2.80
(2H, m), 2.94(2H, t, J = 7.3Hz), 3.23(2H, t, J =
8.3Hz), 3.81(3H,s), 4.11(2H, t, J = 8.3Hz), 6.82-
6.87(2H, m), 7.12-7.19(2H, m), 7.81-7.84(2H, m),
8.23(1H, d, J = 8.3Hz). IR (フリー塩基; neat)νcm-1: 1673, 1603, 1493, 144
0, 1394, 1329, 1244.
【0449】実施例101 1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]-1-ペ
ンタノン 塩酸塩
【化457】 参考例11で得た1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-5-イル)-5-クロロペンタン-1-オンおよびN-[2-
(2-クロロフェニル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、
実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合物を
黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.54-1.61(2H,
m), 1.70-1.77(2H, m),2.24(3H, s), 2.33(3H, s), 2.
47(2H, t, J = 6.3Hz), 2.61(2H, t, J = 7Hz),2.88-2.
95(4H, m), 3.22(2H, t, J = 7.5Hz), 4.10(2H, t, J =
7.5Hz), 7.11-7.33(4H, m), 7.79-7.83(2H, m), 8.22
(1H, d, J = 8.5Hz). IR (フリー塩基; neat)νcm-1: 1673, 1604, 1489, 144
0, 1391, 1330, 1256.
【0450】実施例102 1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-6
-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]-1-ヘキサノ
ン 塩酸塩
【化458】 参考例12で得た1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-5-イル)-6-ブロモ-1-ヘキサノン(388mg) および
2-(2−メトキシフェニル)エチルアミン(378mg)を用い
て、実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合
物(140mg) を融点186-187℃の無色結晶として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.35-1.43(2H,
m), 1.49-1.56(2H, m),1.64(1H, br.s), 1.69-1.76(2
H, m), 2.24(3H, s), 2.68(2H, t, J = 7Hz), 2.83(4H,
br.s), 2.91(2H, t, J = 7Hz), 3.22(2H, t, J = 8.3H
z), 3.81(3H, s),4.11(2H, t, J = 8.3Hz), 6.83-6.88
(2H, m), 7.13-7.20(2H, m), 7.79-7.82(2H, m), 8.23
(1H, d, J = 8.3Hz). IR (フリー塩基; neat)νcm-1: 1673, 1602, 1493, 144
0, 1394, 1329, 1243.
【0451】実施例103 1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-6
-[[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ]-1-ヘキサノン
塩酸塩
【化459】 参考例12で得た1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-5-イル)-6-ブロモ-1-ヘキサノン(270mg) および
2-(2−クロロフェニル)エチルアミン(311mg) を用い
て、実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合
物(128mg) を融点182-183℃の無色結晶として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.38-1.44(2H,
m), 1.47(1H, br.s), 1.50-1.57(2H, m), 1.70-1.77(2
H, m), 2.24(3H, s), 2.66(2H, t, J = 7.5Hz),2.85-2.
94(6H, m), 3.22(2H, t, J = 8Hz), 4.10(2H, t, J = 8
Hz), 7.14-7.35(4H, m), 7.79-7.82(2H, m), 8.22(1H,
d, J = 8.5Hz). IR (フリー塩基; neat)νcm-1: 1673, 1604, 1489, 144
1, 1395, 1330, 1262.
【0452】実施例104 1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-6
-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミノ]-1-
ヘキサノン 塩酸塩
【化460】 参考例12で得た1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-5-イル)-6-ブロモ-1-ヘキサノンおよびN-[2-(2-
メトキシフェニル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、
実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合物を
黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.36-1.42(2H,
m), 1.51-1.58(2H, m),1.70-1.78(2H, m), 2.24(3H,
s), 2.31(3H, s), 2.42(2H, t, J = 7.5Hz), 2.55-2.59
(2H, m), 2.76-2.80(2H, m), 2.92(2H, t, J = 7.5Hz),
3.21(2H, t, J =8.3Hz), 3.81(3H, s), 4.09(2H, t, J
= 8.3Hz), 6.82-6.89(2H, m), 7.12-7.19(2H, m), 7.7
9-7.83(2H, m), 8.23(1H, d, J = 8.3Hz). IR (フリー塩基; neat)νcm-1: 1674, 1603, 1493, 144
0, 1394, 1329, 1244.
【0453】実施例105 1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-6
-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]-1-ヘ
キサノン 塩酸塩
【化461】 参考例12で得た1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-5-イル)-6-ブロモ-1-ヘキサノンおよびN-[2-(2-
クロロフェニル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、実
施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融
点177-178℃の無色結晶として得た。1 H NMR(フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.35-1.42(2H,
m), 1.50-1.58(2H, m),1.70-1.78(2H, m), 2.25(3H,
s), 2.33(3H, s), 2.43(2H, t, J = 7Hz), 2.58-2.62(2
H, m), 2.88-2.95(4H, m), 3.23(2H, t, J = 8Hz), 4.1
0(2H, t, J = 8Hz), 7.11-7.33(4H, m), 7.80-7.83(2H,
m), 8.22(1H, d, J = 8.5Hz). IR (フリー塩基; neat)νcm-1: 1674, 1604, 1489, 144
1, 1394, 1329, 1246.
【0454】実施例106 6-[5-[(2-フェニルエチル)アミノ]ペンタノイル]-2H-1,
4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オン 塩酸塩
【化462】 参考例41で得た5-オキソ-5-(3-オキソ-3,4-ジヒドロ-
2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル)ペンチル(2-フェニル
エチル)カルバミン酸 tert-ブチルを用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色非晶
状粉末として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.68 (4H, br.), 2.96-3.
01(6H, m), 3.10(2H,br.s), 4.69(2H, s), 7.05(1H,
d, J = 8.4 Hz), 7.26-7.37(5H, m), 7.53(1H,d, J =
1.8 Hz), 7.63(1H, dd, J = 8.4, 1.5 Hz), 9.13(2H, b
r), 10.95(1H, s). [M+H]+(ESI+)=353, HPLC 純度 94%(220nm)
【0455】実施例107 N-(5-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イル)
メタンスルホンアミド 塩酸塩
【化463】 参考例233で得たN-[5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-
ジヒドロ-1H-インデン-2-イル]メタンスルホンアミドお
よびN-[2-(2-クロロフェニル)エチル]-N-メチルアミン
を用い、実施例9と同様の操作を行うことにより、表題
化合物を無色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.52-1.81 (4
H, m), 2.33 (3H, s), 2.47 (2H, t, J = 7.4 Hz), 2.6
0 (2H, m), 2.64-2.98 (6H, m), 3.01 (3H, s),3.35 (2
H, dd, J = 16.4, 7.2 Hz), 4.30 (1H, m), 5.08 (1H,
br), 7.07-7.34(5H, m), 7.78 (2H, m).
【0456】実施例108 6-(5-[[2-(2-エトキシフェニル)エチル]アミノ]ペンタ
ノイル)-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オン 塩酸塩
【化464】 参考例42で得た2-(2-エトキシフェニル)エチル[5-オ
キソ-5-(3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサ
ジン-6-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチルを用
いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化
合物を無色非晶状粉末として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.67(4H, br.), 2.95-3.0
2(8H, m), 3.52(2H, br.s), 3.80(3H, s), 4.69(2H,
s), 6.89-6.99(1H, m), 6.99-7.04(2H, m), 7.20-7.2
8(2H, m), 7.54(1H, d, J = 1.8 Hz), 7.63(1H, dd,
J = 8.4, 1.5Hz), 9.11(2H, br.), 10.96(1H,s). MS m/z: 397 [M+H]+
【0457】実施例109 6-(5-[[2-(2-フルオロフェニル)エチル]アミノ]ペンタ
ノイル)-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オン 塩酸塩
【化465】 参考例43で得た2-(2-フルオロフェニル)エチル[5-オ
キソ-5-(3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサ
ジン-6-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチルを用
いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化
合物を無色非晶状粉末として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.67(4H, m), 3.00-3.04
(6H, m), 3.09(2H, m), 4.69(2H, s), 7.06(1H, d, J =
8.1Hz), 7.17-7.24(2H, m), 7.30-7.38(2H, m),7.51
(1H, d, J = 1.8 Hz), 7.63(1H, dd, J = 8.4, 1.8H
z), 9.04(2H, br.),10.93(1H, s). MS m/z: 371 [M+H]+
【0458】実施例110 6-(5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ]ペンタノ
イル)-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オン 塩酸塩
【化466】 参考例44で得た2-(2-クロロフェニル)エチル[5-オキ
ソ-5-(3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジ
ン-6-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチルを用い
て、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合
物を無色非晶状粉末として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.68(4H,m), 2.98-3.02(4
H, m), 3.11(4H, br.),4.69(2H, s), 7.04(1H, d, J =
8.1Hz), 7.31-7.49(4H, m), 7.52(1H, d, J =1.5 H
z), 7.63(1H, dd, J = 8.3, 1.4Hz), 9.13(2H, br.),
10.93(1H, s). MS m/z: 387 [M+H]+
【0459】実施例111 6-(5-[[2-(3-メトキシフェニル)エチル]アミノ]ペンタ
ノイル)-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オン 塩酸塩
【化467】 参考例45で得た2-(3-メトキシフェニル)エチル[5-オ
キソ-5-(3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサ
ジン-6-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチルを用
いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化
合物を無色非晶状粉末として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.67(4H, br.), 2.92-3.0
2(6H, m), 3.13(2H, br.), 3.75(3H, s), 4.69(2H, s),
6.82-6.84(3H, m), 7.05(1H, d, J = 8.4 Hz),7.23-7.
28(1H, m), 7.52(1H, d, J = 2.1 Hz), 7.63(1H, dd, J
= 8.3, 2.0Hz),9.03(2H, br.), 10.93(1H, s). MS m/z: 383 [M+H]+
【0460】実施例112 6-(5-[[2-(3-エトキシフェニル)エチル]アミノ]ペンタ
ノイル)-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オン 塩酸塩
【化468】 参考例46で得た2-(3-エトキシフェニル)エチル[5-オ
キソ-5-(3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサ
ジン-6-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチルを用
いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化
合物を無色非晶状粉末として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.32(3H, t, J =6.9 Hz),
1.67(4H, br.), 2.91-3.02(6H, m), 3.11(2H, br.),
4.01(2H, q, J = 6.9Hz), 4.68(2H, s), 6.80-6.82(3H,
m), 7.05(1H, d, J = 8.4Hz), 7.21-7.26(1H, m), 7.5
2(1H, d, J = 1.8Hz), 7.63(1H, dd, J = 8.3, 1.4H
z), 9.02(2H, br.), 10.93(1H, s). MS m/z: 397 [M+H]+
【0461】実施例113 6-(5-[[2-(3-フルオロフェニル)エチル]アミノ]ペンタ
ノイル)-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オン 塩酸塩
【化469】 参考例56で得た2-(3-フルオロフェニル)エチル[5-オ
キソ-5-(3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサ
ジン-6-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチルを用
いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化
合物を無色非晶状粉末として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.67(4H, br.), 2.95-3.0
3(6H, m), 3.14(2H, br.), 4.69(2H, s), 7.06(1H, d,
J = 8.4Hz), 7.09-7.17(3H, m), 7.34-7.42(1H,m),
7.52(1H, d, J = 1.8 Hz), 7.63(1H, dd, J = 8.3, 1.4
Hz), 9.04(2H, br.), 10.93(1H, s). MS m/z: 371 [M+H]+
【0462】実施例114 6-(5-[[2-(3-クロロフェニル)エチル]アミノ]ペンタノ
イル)-2H-1, 4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オン 塩酸塩
【化470】 参考例57で得た2-(3-クロロフェニル)エチル[5-オキ
ソ-5-(3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサジ
ン-6-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブチルを用い
て、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合
物を無色非晶状粉末として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.67(4H, br.), 2.95-3.0
2(6H, m), 3.13(2H, br.), 4.69(2H, s), 7.06(1H, d,
J = 8.1Hz), 7.24-7.38(4H, m), 7.52(1H, d, J= 1.8 H
z), 7.63(1H, dd, J = 8.3, 1.1Hz), 9.06(2H, br.), 1
0.94(1H, s). MS m/z: 387 [M+H]+
【0463】実施例115 6-[5-[メチル(2-フェニルエチル)アミノ]ペンタノイル]
-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オン 塩酸塩
【化471】 参考例7で得た6-(5-クロロペンタノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよびN-メチル-N-(2-フェニ
ルエチル)アミンを用いて、実施例9と同様の操作を行
うことにより、表題化合物を無色非晶状粉末として得
た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.68(4H, br.), 2.81(3H,
s), 2.98-3.44(8H, m),4.67(2H, s), 7.04(1H, d, J =
8.6Hz), 7.25-7.51(5H, m), 7.49(1H, d, J =2.0Hz),
7.62(1H, dd, J = 8.6, 2.0Hz), 9.93(1H, br.s), 10.8
8(1H, s). MS m/z: 381 [M+H]+
【0464】実施例116 6-[5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル]-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オ
ン 塩酸塩
【化472】 参考例7で得た6-(5-クロロペンタノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよびN-[2-(2-メトキシフェ
ニル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同
様の操作を行うことにより、表題化合物を無色非晶状粉
末として得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.68(4H, br.), 2.82(3H,
d, J = 3.4Hz), 2.94-3.23(8H, br.), 3.82(3H, s),
4.67(2H, s), 6.92(1H, t, J = 4.9Hz), 7.01(1H,d, J
= 8.4Hz), 7.04(1H, d, J = 8.2Hz), 7.21-7.29(2H,
m), 7.50(1H, d, J= 1.4Hz), 7.62(1H, dd, J = 5.7,
1.3Hz), 9.97(1H, br.s), 10.89(1H, s). MS m/z: 397 [M+H]+
【0465】実施例117 6-[5-[[2-(2-フルオロフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル]-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オ
ン 塩酸塩
【化473】 参考例7で得た6-(5-クロロペンタノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよびN-[2-(2-フルオロフェ
ニル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同
様の操作を行うことにより、表題化合物を無色非晶状粉
末として得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.68(4H, br.), 2.82(3H,
d, J = 4.8Hz), 2.98-3.34(8H, br.), 4.67(2H, s),
7.04(1H, d, J = 8.0Hz), 7.15-7.24(2H, m), 7.28-7.4
0(2H, m), 7.51(1H, d, J = 1.8Hz), 7.62(1H, dd, J =
8.6, 2.2Hz), 10.26(1H, br.s), 10.89(1H, s). MS m/z: 385 [M+H]+
【0466】実施例118 6-[5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル]-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オン
塩酸塩
【化474】 参考例7で得た6-(5-クロロペンタノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよびN-[2-(2-クロロフェニ
ル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を無色非晶状粉末
として得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.69(4H, br.), 2.83(3H,
s), 2.97(2H, t, J = 7Hz), 3.18(6H, m), 4.67(2H,
s), 7.04(1H, d, J = 8.2Hz), 7.30-7.38(2H, m),7.43-
7.51(2H, m), 7.59(1H, d, J = 1.8Hz), 7.62(1H, dd,
J = 8.4, 1.8Hz),10.36(1H, br.s), 10.87(1H, s). MS m/z: 401 [M+H]+
【0467】実施例119 6-[5-[[2-(3-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル]-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オ
ン 塩酸塩
【化475】 参考例7で得た6-(5-クロロペンタノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよびN-[2-(3-メトキシフェ
ニル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同
様の操作を行うことにより、表題化合物を無色非晶状粉
末として得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.68(4H, br.), 2.82(3H,
d, J = 3.2Hz), 2.96-3.34(8H, br.), 3.76(3H, s),
4.67(2H, s), 6.81(1H, d, J = 1.6Hz), 6.86(2H,d, J
= 5.6Hz), 7.04(1H, d, J = 5.8Hz), 7.25(1H, t, J =
5.2Hz), 7.50(1H,d, J = 1.6Hz), 7.61(1H, dd, J = 5.
6, 1.4Hz), 9.68(1H, br.s), 10.89(1H,s). MS m/z: 397 [M+H]+
【0468】実施例120 6-[5-[[2-(3-フルオロフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル]-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オ
ン 塩酸塩
【化476】 参考例7で得た6-(5-クロロペンタノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよびN-[2-(3-フルオロフェ
ニル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同
様の操作を行うことにより、表題化合物を無色非晶状粉
末として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.68(4H, br.), 2.82(3H,
d, J= 4.5Hz), 2.98-3.36(8H, br.), 4.67(2H, s), 7.
02-7.19(4H, m), 7.34-7.42(1H, m), 7.50(1H, d, J =
2.1Hz), 7.63(1H, dd, J = 8.7, 2.1Hz), 9.69(1H, br.
s), 10.88(1H, s). MS m/z: 385 [M+H]+
【0469】実施例121 6-[5-[[2-(3-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル]-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オン
塩酸塩
【化477】 参考例7で得た6-(5-クロロペンタノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよびN-[2-(3-クロロフェニ
ル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を無色非晶状粉末
として得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.68(4H, br.), 2.81(3H,
d, J = 4.8Hz), 3.03-3.63(8H, br.), 4.67(2H, s),
7.04(1H, d, J = 8.4Hz), 7.25-7.42(4H, m), 7.51(1
H, d, J = 1.8Hz), 7.62(1H, dd, J = 8.4, 1.8Hz), 1
0.06(1H, br.s), 10.90(1H, s). MS m/z: 401 [M+H]+
【0470】実施例122 6-[6-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ヘキサノイル]-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オ
ン 塩酸塩
【化478】 参考例8で得た6-(6-ブロモヘキサノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよびN-[2-(2-メトキシフェ
ニル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同
様の操作を行うことにより、表題化合物を無色非晶状粉
末として得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.31-1.41(2H, m), 1.61-
1.79(4H, m), 2.79(3H,d, J = 4.8Hz), 2.92-3.42(8H,
br.), 3.81(3H, s), 4.67(2H, s), 6.87-7.05(3H, m),
7.20-7.30(2H, m), 7.50(1H, d, J = 1.8Hz), 7.61(1H,
dd, J = 8.2, 2.0Hz), 10.13(1H, br.s), 10.85(1H,
s). MS m/z: 411 [M+H]+
【0471】実施例123 6-[6-[[2-(2-フルオロフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ヘキサノイル]-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オ
ン 塩酸塩
【化479】 参考例8で得た6-(6-ブロモヘキサノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよびN-[2-(2-フルオロフェ
ニル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同
様の操作を行うことにより、表題化合物を無色非晶状粉
末として得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.32-1.42(2H, m), 1.61-
1.78(4H, m), 2.81(3H,s), 2.92-3.30(8H, br.), 4.67
(2H, s), 7.03(1H, d, J = 8.4Hz), 7.05-7.24(2H, m),
7.29-7.43(2H, m), 7.51(1H, d, J = 1.8Hz), 7.61(1
H, dd, J = 8.4, 1.8Hz), 10.60(1H, br.s), 10.90(1H,
s). MS m/z: 399 [M+H]+
【0472】実施例124 6-[6-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ヘキサノイル]-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オン
塩酸塩
【化480】 参考例8で得た6-(6-ブロモヘキサノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよびN-[2-(2-クロロフェニ
ル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を無色非晶状粉末
として得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.33-1.43(2H, m), 1.61-
1.78(4H, m), 2.85(3H,d, J = 4.8Hz), 2.96(2H, t, J
= 7Hz), 3.12-3.21(6H, m), 4.66(2H, s), 7.03(1H, d,
J = 8.4Hz), 7.27-7.37(2H, m), 7.41-7.48(2H, m),
7.50(1H, d, J =2.0Hz), 7.60(1H, dd, J = 8.2, 2.0H
z), 10.24(1H, br.s), 10.87(1H, s). MS m/z: 415 [M+H]+
【0473】実施例125 6-[6-[[2-(3-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ヘキサノイル]-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オ
ン 塩酸塩
【化481】 参考例8で得た6-(6-ブロモヘキサノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよびN-[2-(3-メトキシフェ
ニル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同
様の操作を行うことにより、表題化合物を無色非晶状粉
末として得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.34(2H, br.), 1.61-1.7
8(4H, m), 2.79(3H, d,J = 3.8Hz), 2.96-3.26(8H, m),
3.75(3H, s), 4.67(2H, s), 6.84(3H, t, J =6.9Hz),
7.03(1H, d, J = 8.4Hz), 7.25(1H, t, J = 8.0Hz), 7.
52(1H, s), 7.61(1H, d, J = 7.4Hz), 10.5(1H, br.s),
10.91(1H, s). MS m/z: 411 [M+H]+
【0474】実施例126 6-[6-[[2-(3-フルオロフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ヘキサノイル]-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オ
ン 塩酸塩
【化482】 参考例8で得た6-(6-ブロモヘキサノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよびN-[2-(3-フルオロフェ
ニル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同
様の操作を行うことにより、表題化合物を無色非晶状粉
末として得た。1 H NMR(300MHz, CD3OD) δ 1.44-1.52(2H, br.), 1.73-
1.86(4H, m), 2.94(3H,s), 3.00-3.19(4H, m), 3.23-3.
49(4H, m), 4.67(2H, s), 6.98-7.15(4H, m),7.33-7.
40(1H, m), 7.54(1H, d, J = 2.1Hz), 7.67(1H, dd, J
= 8.4Hz, 2.2Hz). MS m/z: 399 [M+H]+
【0475】実施例127 6-[6-[[2-(3-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ヘキサノイル]-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オン
塩酸塩
【化483】 参考例8で得た6-(6-ブロモヘキサノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよびN-[2-(3-クロロフェニ
ル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を無色非晶状粉末
として得た。1 H NMR(200MHz, DMSO-d6) δ 1.33-1.40(2H, br.), 1.6
2-1.76(4H, m), 2.80(3H, d, J = 4.8Hz), 2.93-3.63(8
H, m), 4.67(2H, s), 7.03(1H, d, J = 8.1Hz),7.26-7.
30(4H, m), 7.51(1H, d, J = 1.8Hz), 7.61(1H, d, J =
8.4Hz, 2.1Hz),10.5(1H, br.s), 10.9(1H, s). MS m/z: 415 [M+H]+
【0476】実施例128 6-[5-[[2-(2-エトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル]-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オ
ン 塩酸塩
【化484】 参考例7で得た6-(5-クロロペンタノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよびN-[2-(2-エトキシフェ
ニル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同
様の操作を行うことにより、表題化合物を無色非晶状粉
末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.41(3H, t, J
= 6.9Hz), 1.56-1.63(2H, m), 1.70-1.78(2H, m), 2.3
3(3H, s), 2.47(2H, t, J = 7.5 ), 2.57-2.62(2H, m),
2.77-2.84(2H, m), 2.93(2H, t, J = 7.3H), 3.99-4.0
6(2H, m), 4.68(2H, s), 5.60(1H, br.s), 6.80-6.89(2
H, m), 7.00(1H, d, J = 8.4Hz), 7.10-7.26(2H, m),
7.51(1H, d, J = 2.4Hz), 7.61(1H, dd, J = 8.4, 2.1H
z). MS m/z: 411 [M+H]+
【0477】実施例129 6-[5-[[2-(3-エトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル]-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オ
ン 塩酸塩
【化485】 参考例7で得た6-(5-クロロペンタノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよびN-[2-(3-エトキシフェ
ニル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同
様の操作を行うことにより、表題化合物を無色非晶状粉
末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.40(3H, t, J
= 6.9Hz), 1.53-1.61(2H, m), 1.69-1.76(2H, s), 2.3
0(3H, s), 2.45(2H, t, J = 7.4Hz), 2.57-2.63(2H,
m), 2.69-2.76(2H, m), 2.91(2H, t, J = 7.2H), 4.00
(2H,t, J = 6.9Hz),4.67(2H, s), 5.60(1H, br.s), 6.
69-6.78(3H, m), 6.99(1H, d, J = 8.1Hz),7.16(1H,
t, J = 8.0Hz), 7.52(1H, d, J = 1.8Hz), 7.58(1H, d
d, J = 8.4, 2.1Hz). MS m/z: 411 [M+H]+
【0478】実施例130 6-[6-[[2-(2-エトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ヘキサノイル]-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オ
ン 塩酸塩
【化486】 参考例8で得た6-(6-ブロモヘキサノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよびN-[2-(2-エトキシフェ
ニル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同
様の操作を行うことにより、表題化合物を無色非晶状粉
末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.37-1.44(5H,
m), 1.53-1.60(2H, m),1.71-1.78(2H, s), 2.34(3H,
s), 2.45(2H, t, J = 7.4Hz), 2.55-2.64(2H, m), 2.76
-2.93(4H, m), 3.96-4.06(2H, m), 4.67(2H, s), 5.32
(1H, br.s), 6.78-6.89(2H, m), 6.99(1H, d, J = 8.
0Hz), 7.12(2H, d, J = 7.2Hz), 7.54(1H,d, J = 1.8H
z), 7.59(1H, dd, J = 8.2, 2.0Hz). MS m/z: 425 [M+H]+
【0479】実施例131 6-[6-[[2-(3-エトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ヘキサノイル]-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オ
ン 塩酸塩
【化487】 参考例8で得た6-(6-ブロモヘキサノイル)-2H-1,4-ベン
ゾオキサジン-3(4H)-オンおよびN-[2-(3-エトキシフェ
ニル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同
様の操作を行うことにより、表題化合物を無色非晶状粉
末として得た。1 H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.32-1.42(5H,
m), 1.49-1.59(2H, m),1.69-1.78(2H, s), 2.30(3H,
s), 2.42(2H, t, J = 7.6Hz), 2.59-2.66(2H, m), 2.70
-2.77(2H, m), 2.89(2H, t, J = 7.2Hz), 3.97-4.04(2
H, m), 4.67(2H, s), 5.38(1H, br.s), 6.69-6.78(3
H, m), 6.98(1H, d, J = 8.1Hz), 7.17(1H,t, J = 7.7H
z), 7.55(1H, d, J = 1.8Hz), 7.58(1H, dd, J = 8.4,
2.1Hz). MS m/z: 425 [M+H]+
【0480】実施例132 5-[5-[メチル(2-フェニルエチル)アミノ]ペンタノイル]
-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オン 塩酸塩
【化488】 参考例9で得た5-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジヒド
ロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オンおよびN-メチル-N-(2
-フェニルエチル)アミンを用いて、実施例9と同様の操
作を行うことにより、表題化合物を融点240℃の無色結
晶として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.65-1.75(4H, m), 2.80
(3H, d, J = 4.8Hz), 3.00-3.08(6H, m), 3.23(2H, m),
7.03(1H, d, J = 8.1Hz), 7.26-7.36(5H, m), 7.67(1
H, d, J = 8.4Hz),10.28(1H, s), 10.94(1H, s), 11.09
(1H, s). 元素分析 C21H25N3O2・HCl・0.5H2O として 計算値:C, 62.69; H, 6.91; N, 10.44. 実験値:C, 62.87; H, 6.63; N, 10.37. MS m/z: 352 [M+H]+
【0481】実施例133 5-[5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル]-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾー
ル-2-オン 塩酸塩
【化489】 参考例9で得た5-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジヒド
ロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オンおよびN-[2-(2-メト
キシフェニル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施
例9と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点
169-180℃(封管中;分解)の無色結晶として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.65-1.75(4H, m), 2.80
(3H, d, J = 4.8Hz), 2.92-3.30(8H, m), 3.81(3H, s),
6.89-6.95(1H, m), 7.00-7.04(2H, m), 7.21-7.30(2H,
m), 7.50(1H, s), 7.69(1H, dd, J = 8.3, 1.7Hz), 1
0.09(1H, br.s), 10.95(1H, s), 11.09(1H, s). MS m/z: 382 [M+H]+
【0482】実施例134 N-(5-{5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)ア
ミノ]ペンタノイル}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イ
ル)メタンスルホンアミド 塩酸塩
【化490】 参考例233で得たN-[5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-
ジヒドロ-1H-インデン-2-イル]メタンスルホンアミドお
よびN-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]-N-メチルアミ
ンを用い、実施例9と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を無色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.52-1.81 (4
H, m), 2.33 (3H, s), 2.47 (2H, t, J = 7.4 Hz), 2.6
0 (2H, m), 2.78 (2H, m), 2.93 (4H, m), 3.00(3H,
s), 3.35 (2H, dd, J = 16.4, 7.0 Hz), 3.81 (3H, s),
4.32 (1H, m), 5.08 (1H, br), 6.81-6.90 (2H, m),
7.11-7.30 (3H, m), 7.78 (2H, m).
【0483】実施例135 1,3-ジメチル-5-[5-[メチル(2-フェニルエチル)アミノ]
ペンタノイル]-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2
-オン 塩酸塩
【化491】 参考例10で得た5-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジメ
チル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オンおよ
びN-メチル-N-(2-フェニルエチル)アミンを用いて、実
施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融
点142-157℃(封管中;分解)の無色結晶として得た。1 H NMR(フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.54-1.69(2H,
m), 1.73-1.83(2H, m),2.31(3H, s), 2.44-2.49(2H,
m), 2.58-2.64(2H, m), 2.75-2.80(2H, m), 2.98-3.03
(2H, m), 3.46(3H, s), 3.47(3H, s), 6.99(1H, d, J =
8.1Hz), 7.15-7.30(5H, m), 7.63(1H, d, J = 1.5Hz),
7.69(1H, dd, J = 8.3, 1.7Hz). MS m/z: 380 [M+H]+
【0484】実施例136 5-[5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル]-1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベン
ゾイミダゾール-2-オン 塩酸塩
【化492】 参考例10で得た5-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジメ
チル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オンおよ
びN-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]-N-メチルアミン
を用いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を融点125-140℃(封管中;分解)の無色結晶と
して得た。1 H NMR(フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.65-1.84(4H,
m), 2.39(3H, s), 2.51-2.69(4H, m), 2.77-2.87(2H,
m), 2.99-3.06(2H, m), 3.46(3H, s), 3.47(3H,s), 3.8
2(3H, s), 6.82-6.91(2H, m), 6.99(1H, d, J = 8.0H
z), 7.14-7.23(2H,m), 7.63(1H, d, J = 1.6Hz), 7.69
(1H, dd, J = 8.4, 1.4Hz). MS m/z: 410 [M+H]+
【0485】実施例137 N-[5-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタ
ノイル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イル]メタンスル
ホンアミド 塩酸塩
【化493】 参考例233で得たN-[5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-
ジヒドロ-1H-インデン-2-イル]メタンスルホンアミドお
よび2-(2-クロロフェニル)エチルアミンを用い、参考例
19および実施例1と同様の操作を順次行うことによ
り、表題化合物を融点156-158℃の無色結晶として得
た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.52-1.81 (4
H, m), 2.47 (2H, t, J= 7.4 Hz), 2.60 (2H, m), 2.64
-2.98 (6H, m), 3.01 (3H, s), 3.35 (2H, dd,J = 16.
4, 7.2 Hz), 4.30 (1H, m), 5.08 (2H, br), 7.07-7.34
(5H, m), 7.78(2H, m).
【0486】実施例138 5-[5-[(2-フェニルエチル)アミノ]ペンタノイル]-1,3-
ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オン 塩酸塩
【化494】 参考例9で得た5-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジヒド
ロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オンおよび2-フェニルエ
チルアミンを用いて、参考例19および実施例1と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を融点259℃(封
管中)の無色結晶として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.68(4H, m), 2.93-3.13
(8H, m), 7.03(1H, d, J= 7.8Hz), 7.26-7.37(5H, m),
7.50(1H, s), 7.70(1H, d, J = 8.1Hz), 8.88(2H, br.
s), 10.95(1H, s), 11.10(1H, s). 元素分析 C20H23N3O2・HClとして 計算値:C, 64.25; H, 6.47; N, 11.24. 実験値:C, 63.88; H, 6.50; N, 11.22 MS m/z: 338 [M+H]+
【0487】実施例139 5-(5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]ペンタ
ノイル)-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オン
塩酸塩
【化495】 参考例9で得た5-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジヒド
ロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オンおよび2-(2-メトキシ
フェニル)エチルアミンを用いて、参考例19および実
施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融
点213℃(封管中)の無色結晶として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.67(4H, m), 2.94-3.04
(8H, m), 3.80(3H, s), 6.89-6.94(1H, m), 6.99-7.04
(2H, m), 7.17-7.29(2H, m), 7.50(1H, s), 7.69(1H, d
d, J = 8.1, 1.5Hz), 8.86(2H, br.s), 10.95(1H, s),
11.10(1H, s). 元素分析 C21H25N3O3・HClとして 計算値:C, 62.45; H, 6.49; N, 10.40. 実験値:C, 62.20; H, 6.42; N, 10.38 MS m/z: 368 [M+H]+
【0488】実施例140 5-(5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ]ペンタノ
イル)-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オン 塩
酸塩
【化496】 参考例9で得た5-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジヒド
ロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オンおよび2-(2-クロロフ
ェニル)エチルアミンを用いて、参考例19および実施
例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点
233℃の無色結晶として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.68(4H, m), 2.99-3.11
(8H, m), 7.03(1H, d, J= 8.1Hz), 7.31-7.48(5H, m),
7.69(1H, dd, J = 8.3, 1.6Hz), 8.99(2H, br.s), 10.9
5(1H, s), 11.14(1H, s). 元素分析 C20H22N3O2Cl・HClとして 計算値:C, 58.83; H, 5.68; N, 10.29. 実験値:C, 58.51; H, 5.53; N, 10.26. MS m/z: 372 [M+H]+
【0489】実施例141 1,3-ジメチル-5-[5-[(2-フェニルエチル)アミノ]ペンタ
ノイル]-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オン
塩酸塩
【化497】 参考例58で得た5-(1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒ
ドロ-1H-ベンゾイミダゾール-5-イル)-5-オキソペンチ
ル(2-フェニルエチル)カルバミン酸tert-ブチルを用
い、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合
物を融点187-189℃(封管中)の無色結晶として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.71(4H, m), 2.95-3.00
(4H, m), 3.11(4H, m),3.36(3H, s), 3.38(3H, s),
7.26-7.38(6H, m), 7.74(1H, d, J = 1.2Hz), 7.82(1H,
dd , J = 8.1, 1.5Hz), 9.03(2H, br.s). 元素分析 C22H27N3O2・HClとして 計算値:C, 65.74; H, 7.02; N, 10.45. 実験値:C, 65.38; H, 7.07; N, 10.55. MS m/z: 366 [M+H]+
【0490】実施例142 5-(5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]ペンタ
ノイル)-1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダ
ゾール-2-オン 塩酸塩
【化498】 参考例59で得た5-(1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒ
ドロ-1H-ベンゾイミダゾール-5-イル)-5-オキソペンチ
ル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]カルバミン酸tert-
ブチルを用い、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物を融点178℃(封管中)の無色結晶とし
て得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.70(4H, m), 2.91-3.13
(8H, m), 3.36(3H, s), 3.38(3H,s),3.80(3H, s), 6.89
-6.94(1H, m), 6.99-7.02(1H, s), 7.17-7.20(1H,m),
7.23-7.29(2H, m), 7.74(1H, d, J = 1.2Hz), 7.82(1H,
dd, J = 8.1, 1.5Hz), 8.92(2H, br.s). 元素分析 C23H29N3O3・HClとして 計算値:C, 63.95; H, 7.00; N, 9.73. 実験値:C, 63.72; H, 6.95; N, 9.75. MS m/z: 396 [M+H]+
【0491】実施例143 5-(5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ]ペンタノ
イル)-1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾ
ール-2-オン 塩酸塩
【化499】 参考例60で得た2-(2-クロロフェニル)エチル[5-(1,3-
ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾイミダゾー
ル-5-イル)-5-オキソペンチル]カルバミン酸tert-ブチ
ルを用い、実施例1と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を融点168-169℃の無色結晶として得た。1 H NMR(300MHz, DMSO-d6) δ 1.71(4H, m), 3.01-3.11
(8H, m), 3.36(3H, s), 3.38(3H,s), 7.26-7.49(5H,
m), 7.74(1H, d, J = 1.2Hz), 7.82(1H, dd, J = 8.1,
1.5Hz), 9.03 (2H, br.s). 元素分析 C22H26N3O2Cl・HClとして 計算値:C, 60.55; H, 6.24; N, 9.62. 実験値:C, 60.33; H, 6.25; N, 9.62. MS m/z: 400 [M+H]+
【0492】実施例144 1-(1-ベンジル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]-1-ペンタノ
ン 2塩酸塩
【化500】 参考例61で得た5-(1-ベンジル-2,3-ジヒドロ-1H-イン
ドール-5-イル)-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェ
ニル)エチル]カルバミン酸tert-ブチル(280mg)を用い
て、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合
物(212mg) を融点88-89℃の無色結晶として得た。1 H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 1.61-1.65(4H, m), 2.85-
3.00(10H, m), 3.47(2H,t, J = 8.5Hz), 3.78(3H, s),
4.43(2H, s), 6.57(1H, d, J = 8.3Hz), 6.89(1H, t, J
= 8.3Hz), 6.98(1H, d, J = 8.0Hz), 7.17(1H, d, J =
7.5Hz), 7.22-7.35(6H, m), 7.58(1H, br), 7.61(1H,
s), 7.70(1H, d, J = 8.3Hz), 9.09(2H,s). IR (KBr) νcm-1: 3336, 2950, 2786, 1687, 1602, 149
6, 1454, 1246, 753.
【0493】実施例145 1-(1-ベンゾイル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)
-5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]-1-ペンタ
ノン 塩酸塩
【化501】 参考例62で得た5-(1-ベンゾイル-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-5-イル)-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフ
ェニル)エチル]カルバミン酸tert-ブチルを用いて、実
施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融
点151-152℃の無色結晶として得た。1 H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 1.61-1.71(4H, m), 2.98-
3.03(8H, m), 3.18(2H,t, J = 8.0Hz), 3.79(3H, s) 4.
05(2H, t, J = 8.3Hz), 6.89(1H, t, J = 7.5Hz), 6.98
(1H, d, J = 7.5Hz), 7.17(1H, d, J = 7.5Hz), 7.24(1
H, t, J = 7.5Hz), 7.47-7.60(6H, m), 7.85(1H, d, J
= 6.6Hz), 7.87(1H, s), 9.19(2H, s). IR (KBr) νcm-1: 3336, 2948, 2781, 1680, 1644, 160
2, 1495, 1440, 1386, 1334, 1254, 762.
【0494】実施例146 5-(5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ]ペンタ
ノイル)-N-フェニル-1-インドリンカルボキサミド 塩酸
【化502】 参考例63で得た5-[1-(アニリノカルボニル)-2,3-ジヒ
ドロ-1H-インドール-5-イル]-5-オキソペンチル[2-(2-
メトキシフェニル)エチル]カルバミン酸tert-ブチルを
用いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題
化合物を融点205-206℃(分解)の無色結晶として得
た。1 H NMR(400MHz, DMSO-d6) δ 1.63-1.68(4H, m), 2.93-
3.03(8H, m), 3.21(2H,t, J = 8.5Hz), 3.79(3H, s),
4.23(2H, t, J = 8.3Hz), 6.89(1H, t, J = 7.5Hz), 6.
98(1H, d, J = 8.3Hz), 7.02(1H, t, J = 7.5Hz), 7.17
(1H, d, J = 7.5Hz), 7.24(1H, t, J = 7.5Hz), 7.29(2
H, t, J = 6.6Hz), 7.59(2H, d, J = 8.5Hz), 7.79(1H,
s), 7.82(1H, d, J = 8.5Hz), 7.93(1H, d, J = 8.5H
z), 8.78(1H, s), 9.10(2H,s). IR (KBr) νcm-1: 3400, 2936, 2771, 1680, 1597, 153
9, 1491, 1445, 1340, 1246, 752.
【0495】実施例147 8-(5-{[2-(4-メトキシフェニル)エチル]アミノ}ペンタ
ノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キ
ノリン-4-オン 塩酸塩
【化503】 参考例79で得た2-(4-メトキシフェニル)エチル[5-オ
キソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸tert-
ブチル(1.23g) を用いて、実施例1と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物を融点179-181℃の無色結晶(91
4mg)として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.55-1.80 (4H, m), 2.5
9 (2H, t, J = 7.8Hz),2.85-3.15 (10H, m), 3.17 (2H,
t, J = 8.4Hz), 3.73 (3H, s), 3.99 (2H, t,J = 8.4H
z), 6.89 (2H, d, J = 8.4Hz), 7.18 (2H, d, J = 8.4H
z), 7.73 (2H,s), 9.00-9.20 (2H, br). 元素分析 C25H30N2O3・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 66.43; H, 7.14; N, 6.20. 実験値:C, 66.41; H, 7.04; N, 6.06.
【0496】実施例148 8-(5-{[2-(4-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノ
リン-4-オン 塩酸塩
【化504】 参考例80で得た2-(4-クロロフェニル)エチル[5-オキ
ソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,
1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-
ブチル(941mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物を融点193-195℃の無色結晶(70
8mg)として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.55-1.80 (4H, m), 2.5
9 (2H, t, J = 7.8Hz),2.75-3.25 (10H, m), 3.18 (2H,
t, J = 8.4Hz), 3.99 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.31 (2H,
d, J = 8.4Hz), 7.40 (2H, d, J = 8.4Hz), 7.73 (2H,
s), 9.05-9.30(2H, br). 元素分析 C24H27ClN2O2・HClとして 計算値:C, 64.43; H, 6.31; N, 6.26. 実験値:C, 64.07; H, 6.40; N, 6.07.
【0497】実施例149 8-(5-{[2-(3-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノ
リン-4-オン 塩酸塩
【化505】 参考例81で得た2-(3-クロロフェニル)エチル[5-オキ
ソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,
1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 tert-
ブチル(1.19g) を用いて、実施例1と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物を融点157-159℃の無色結晶(97
2mg)として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.55-1.80 (4H, m), 2.6
0 (2H, t, J = 7.8Hz),2.85-3.20 (10H, m), 3.18 (2H,
t, J = 8.4Hz), 3.99 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.20-7.45
(4H, m), 7.73 (2H, s), 8.80-9.05 (2H, br).
【0498】実施例150 8-(5-{[2-(2-ヒドロキシフェニル)エチル]アミノ}ペン
タノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]
キノリン-4-オン 塩酸塩
【化506】 参考例82で得た2-(2-ヒドロキシフェニル)エチル[5-
オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 t
ert-ブチル(637mg) を用いて、実施例1と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を融点112-113℃の無色結
晶(530mg)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.60-1.80 (4H, m), 2.5
9 (2H, t, J = 7.8Hz),2.85-3.10 (10H, m), 3.17 (2H,
t, J = 8.4Hz), 3.98 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.50-5.50
(1H, br), 6.73 (1H, dt, J = 7.5, 1.2Hz), 6.88 (1
H, dd, J = 7.8,1.2Hz), 7.00-7.10 (2H, m), 7.72 (1
H, s), 7.73 (1H, s), 9.00-9.20 (2H, br). 元素分析 C24H28N2O3・HCl・2.0H2Oとして 計算値:C, 61.99; H, 7.15; N, 6.02. 実験値:C, 61.97; H, 6.87; N, 5.88.
【0499】実施例151 8-(5-{[2-(2,6-ジクロロフェニル)エチル]アミノ}ペン
タノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]
キノリン-4-オン 塩酸塩
【化507】 参考例83で得た2-(2,6-ジクロロフェニル)エチル[5-
オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 t
ert-ブチル(1.08g) を用いて、実施例1と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を融点172-174℃の無色結
晶(618mg)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.60-1.80 (4H, m), 2.5
9 (2H, t, J = 7.8Hz),2.90-3.10 (8H, m), 3.17 (2H,
t, J = 8.4Hz), 3.25-3.35 (2H, m), 3.98 (2H,t, J =
8.4Hz), 7.33 (1H, dd, J = 8.7, 7.5Hz), 7.49 (2H,
d, J = 7.5Hz),7.72 (1H, s), 7.73 (1H, s), 9.25-9.5
0 (2H, br). 元素分析 C24H26Cl2N2O2・HClとして 計算値:C, 59.82; H, 5.65; N, 5.81. 実験値:C, 59.48; H, 5.67; N, 5.53.
【0500】実施例152 8-(5-{[2-(2,3-ジメトキシフェニル)エチル]アミノ}ペ
ンタノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-i
j]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化508】 参考例84で得た2-(2,3-ジメトキシフェニル)エチル[5
-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 t
ert-ブチル(1.13g) を用いて、実施例1と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を融点154-156℃の無色結
晶(708mg)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.60-1.80 (4H, m), 2.5
8 (2H, t, J = 7.8Hz),2.90-3.10 (10H, m), 3.16 (2H,
t, J = 8.4Hz), 3.73 (3H, s), 3.78 (3H, s),3.97 (2
H, t, J = 8.4Hz), 6.79 (1H, dd, J = 8.2, 1.8Hz),
6.94 (1H, dd, J= 8.0, 1.8Hz), 6.95-7.05 (1H, m),
7.71 (1H, s), 7.72 (1H, s), 8.80-9.10(2H, br). 元素分析 C26H32N2O4・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 64.79; H, 7.11; N, 5.81. 実験値:C, 64.34; H, 7.03; N, 5.55.
【0501】実施例153 8-(5-{[2-(2-チエニル)エチル]アミノ}ペンタノイル)-
1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4
-オン 塩酸塩
【化509】 参考例85で得た5-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチ
ル[2-(2-チエニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル
(1.44g) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を融点167-169℃の無色結晶(700mg)と
して得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.60-1.80 (4H, m), 2.5
9 (2H, t, J = 7.8Hz),2.90-3.05 (6H, m), 3.10-3.30
(6H, m), 3.98 (2H, t, J = 8.4Hz), 6.95-7.00(2H,
m), 7.40(1H, dd, J = 4.8, 1.5Hz), 7.72 (1H, s), 7.
73 (1H, s), 9.10-9.30 (2H, br).
【0502】実施例154 1-(2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-6-イル)-5-{[2
-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ}-1-ペンタノン
塩酸塩
【化510】 参考例86で得た5-(2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシ
ン-6-イル)-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)
エチル]カルバミン酸 tert-ブチル(1.18g) を用いて、
実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を
融点172-174℃の無色結晶(752mg)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.45-1.80 (4H, m), 2.9
0-3.15 (6H, m), 3.30-3.45 (6H, m), 3.80 (3H, s),
6.90 (1H, t, J = 7.4Hz), 6.99 (1H, d, J = 8.4Hz),
7.18 (1H, dd, J = 7.4, 1.8Hz), 7.20-7.30 (2H, m),
7.73 (1H, d, J =1.5Hz), 7.80 (1H, dd, J = 8.1, 1.5
Hz), 8.95-9.15 (2H, br).
【0503】実施例155 2-メトキシ-5-{5-[(2-フェニルエチル)アミノ]ペンタノ
イル}ベンゼンスルホンアミド 塩酸塩
【化511】 参考例87で得た5-[3-(アミノスルホニル)-4-メトキシ
フェニル]-5-オキソペンチル(2-フェニルエチル)カルバ
ミン酸 tert-ブチル(1.00g) を用いて、実施例1と同
様の操作を行うことにより、表題化合物を融点166-168
℃の無色結晶(833mg)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.60-1.80 (4H, m), 2.8
5-3.20 (8H, m), 3.98 (3H, s), 7.20-7.40 (8H, m),
8.20 (1H, dd, J = 8.8, 2.1Hz), 8.28 (1H, d, J= 2.1
Hz), 8.80-9.10 (2H, br). 元素分析 C20H26N2O4S・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 55.10; H, 6.47; N, 6.43. 実験値:C, 55.08; H, 6.37; N, 6.28.
【0504】実施例156 2-メトキシ-5-(5-{[2-(2-メトキシフェニル)エチル]ア
ミノ}ペンタノイル)ベンゼンスルホンアミド 塩酸塩
【化512】 参考例88で得た5-[3-(アミノスルホニル)-4-メトキシ
フェニル]-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)
エチル]カルバミン酸 tert-ブチル(740mg) を用いて、
実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を
融点139-141℃の無色結晶(504mg)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.60-1.80 (4H, m), 2.8
5-3.10 (8H, m), 3.78 (3H, s), 3.98 (3H, s), 6.89
(1H, dt, J = 7.3, 1.5Hz), 6.98 (1H, d, J = 8.1Hz),
7.16 (1H, dd, J = 7.3, 1.5Hz), 7.20-7.25 (3H, m),
7.31 (1H, d, J =8.7Hz), 8.20 (1H, dd, J = 8.7, 2.
4Hz), 8.28 (1H, d, J = 2.4Hz), 8.80-9.05 (2H, br). 元素分析 C21H28N2O5S・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 54.13; H, 6.49; N, 6.01. 実験値:C, 54.71; H, 6.50; N, 5.86.
【0505】実施例157 5-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-2-メトキシベンゼンスルホンアミド 塩酸塩
【化513】 参考例89で得た5-[3-(アミノスルホニル)-4-メトキシ
フェニル]-5-オキソペンチル[2-(2-クロロフェニル)エ
チル]カルバミン酸 tert-ブチル(1.00g) を用いて、実
施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融
点161-163℃の無色結晶(845mg)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.60-1.80 (4H, m), 2.9
0-3.20 (8H, m), 3.99 (3H, s), 7.20-7.50 (7H, m),
8.21 (1H, dd, J = 8.6, 2.1Hz), 8.30 (1H, d, J= 2.1
Hz), 9.00-9.20 (2H, br). 元素分析 C20H25ClN2O4S・HClとして 計算値:C, 52.06; H, 5.68; N, 6.07. 実験値:C, 52.04; H, 5.72; N, 5.93.
【0506】実施例158 5-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル}-2-メトキシベンゼンスルホンアミド 塩
酸塩
【化514】 参考例66で得た5-(5-クロロペンタノイル)-2-メトキ
シベンゼンスルホンアミド(800mg) およびN-[2-(2-クロ
ロフェニル)エチル]-N-メチルアミン(533mg) を用い
て、実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合
物(126mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.45-1.80 (4
H, m), 2.33 (3H, s), 2.40-2.65 (4H, m), 2.80-3.00
(4H, m), 4.10 (3H, s), 4.50-5.50 (2H, br), 7.00-7.
40(5H, m), 8.10-8.20(1H, m), 8.20-8.30(1H, m).
【0507】実施例159 N-イソプロピル-2-メトキシ-5-(5-{[2-(2-メトキシフェ
ニル)エチル]アミノ}ペンタノイル)ベンゼンスルホンア
ミド 塩酸塩
【化515】 参考例90で得た5-{3-[(イソプロピルアミノ)スルホニ
ル]-4-メトキシフェニル}-5-オキソペンチル[2-(2-メト
キシフェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル(1.36
g) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物を融点164-166℃の無色結晶(601mg)とし
て得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 0.96 (6H, d, J = 6.6H
z), 1.60-1.80 (4H, m),2.85-3.40 (9H, m), 3.80 (3H,
s), 4.01 (3H, s), 6.85-7.05 (2H, m), 7.15-7.45 (4
H, m), 8.25 (1H, dd, J = 8.4, 2.2Hz), 8.31 (1H, d,
J = 2.2Hz), 8.90-9.10 (2H, br). 元素分析 C24H34N2O5S・HClとして 計算値:C, 57.76; H, 7.07; N, 5.61. 実験値:C, 57.41; H, 7.21; N, 5.51.
【0508】実施例160 5-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-N-イソプロピル-2-メトキシベンゼンスルホンア
ミド 塩酸塩
【化516】 参考例91で得た2-(2-クロロフェニル)エチル(5-{3-
[(イソプロピルアミノ)スルホニル]-4-メトキシフェニ
ル}-5-オキソペンチル)カルバミン酸 tert-ブチル(1.2
8g) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物を融点179-181℃の無色結晶(1.00g)とし
て得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 0.96 (6H, d, J = 6.6H
z), 1.60-1.80 (4H, m),2.90-3.50 (9H, m), 4.01 (3H,
s), 7.25-7.50 (6H, m), 8.25 (1H, dd, J = 8.4, 2.2
Hz), 8.32 (1H, d, J = 2.2Hz), 9.00-9.25 (2H, br). 元素分析 C23H31ClN2O4S・HClとして 計算値:C, 54.87; H, 6.41; N, 5.56. 実験値:C, 54.67; H, 6.33; N, 5.33.
【0509】実施例161 5-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル}-N-イソプロピル-2-メトキシベンゼンス
ルホンアミド 塩酸塩
【化517】 参考例67で得た5-(5-クロロペンタノイル)-N-イソプ
ロピル-2-メトキシベンゼンスルホンアミド(800mg) お
よびN-[2-(2-クロロフェニル)エチル]-N-メチルアミン
(470mg) を用いて、実施例9と同様の操作を行うことに
より、表題化合物(536mg) を淡黄色非晶状粉末として得
た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.06 (6H, d,
J = 6.6Hz), 1.50-1.80(4H, m), 2.34 (3H, s), 2.48
(2H, t, J = 7.2Hz), 2.55-2.70 (2H, m), 2.85-2.90
(2H, m), 2.98 (2H, t, J = 7.2Hz), 3.30-3.55 (1H,
m), 4.07 (3H, s),4.85-4.95 (1H, m), 7.05-7.35 (5H,
m), 8.19 (1H, dd, J = 8.8, 2.2Hz), 8.50 (1H, d, J
= 2.2Hz). 元素分析 C24H33ClN2O4S・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 54.75; H, 6.70; N, 5.32. 実験値:C, 54.45; H, 6.94; N, 5.11.
【0510】実施例162 5-(5-{[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ}ペンタ
ノイル)-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホンアミ
ド 塩酸塩
【化518】 参考例92で得た5-[7-(アミノスルホニル)-2,3-ジヒド
ロ-1-ベンゾフラン-5-イル]-5-オキソペンチル[2-(2-メ
トキシフェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル(99
0mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(781mg) を淡黄色非晶状粉末として得
た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.50-1.90 (4H, m), 2.9
5-3.25 (8H, m), 3.41 (2H, t, J = 8.6Hz), 3.89 (3H,
s), 4.91 (2H, t, J = 8.6Hz), 6.90-7.10 (2H,m), 7.
20-7.40 (2H, m), 7.50 (2H, s), 8.71 (1H, s), 8.20
(1H, s), 8.95-9.25 (2H, br). 元素分析 C22H28N2O5S・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 55.28; H, 6.33; N, 5.86. 実験値:C, 55.48; H, 6.50; N, 5.61.
【0511】実施例163 5-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホンアミド
塩酸塩
【化519】 参考例93で得た5-[7-(アミノスルホニル)-2,3-ジヒド
ロ-1-ベンゾフラン-5-イル]-5-オキソペンチル[2-(2-ク
ロロフェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル(900m
g) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物を融点168-170℃の無色結晶(743mg)とし
て得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.60-1.80 (4H, m), 2.8
5-3.20 (8H, m), 3.32 (2H, t, J = 8.6Hz), 4.82 (2H,
t, J = 8.6Hz), 7.25-7.55 (6H, m), 8.11 (1H,s), 8.
12 (1H, s), 9.10-9.40 (2H, br). 元素分析 C21H25ClN2O4S・HCl・0.2H2Oとして 計算値:C, 52.88; H, 5.58; N, 5.87. 実験値:C, 52.93; H, 5.42; N, 5.66.
【0512】実施例164 5-{5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル}-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-ス
ルホンアミド 塩酸塩
【化520】 参考例70で得た5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-ジヒ
ドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホンアミド(1.00g) および
N-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]-N-メチルアミン(62
5mg) を用いて、実施例9と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(527mg) を淡黄色非晶状粉末として得
た。1 H NMR (フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.50-1.80 (4
H, m), 2.36 (3H, s), 2.52 (2H, t, J = 7.2Hz), 2.60
-2.65 (2H, m), 2.75-2.80 (2H, m), 2.91 (2H,t, J =
7.2Hz), 3.00-5.00 (2H, br), 3.04 (2H, t, J = 8.7H
z), 3.81 (3H, s), 4.87 (2H, t, J = 8.7Hz), 6.80-6.
90 (2H, m), 7.10-7.20 (2H, m), 7.98 (1H, s), 8.19
(1H, s). 元素分析 C23H30N2O5S・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 56.14; H, 6.56; N, 5.69. 実験値:C, 55.83; H, 6.81; N, 5.45.
【0513】実施例165 5-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル}-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホ
ンアミド 塩酸塩
【化521】 参考例70で得た5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-ジヒ
ドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホンアミド(800mg) および
N-[2-(2-クロロフェニル)エチル]-N-メチルアミン(513m
g) を用いて、実施例9と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(519mg) を淡黄色非晶状粉末として得
た。1 H NMR (フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.45-1.80 (4
H, m), 2.34 (3H, s), 2.48 (2H, t, J = 7.2Hz), 2.55
-2.65 (2H, m), 2.80-2.90 (4H, m), 3.32 (2H,t, J =
8.7Hz), 3.50-5.50 (2H, br), 4.88 (2H, t, J = 8.7H
z), 7.10-7.35 (4H, m), 7.99 (1H, s), 8.18 (1H, s).
【0514】実施例166 N-イソプロピル-5-(5-{[2-(2-メトキシフェニル)エチ
ル]アミノ}ペンタノイル)-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラ
ン-7-スルホンアミド 塩酸塩
【化522】 参考例94で得た5-{7-[(イソプロピルアミノ)スルホニ
ル]-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イル}-5-オキソペ
ンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]カルバミン酸
tert-ブチル(1.00g) を用いて、実施例1と同様の操作
を行うことにより、表題化合物を融点157-159℃の無色
結晶(707mg)として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 0.99 (6H, d, J = 6.6H
z), 1.60-1.85 (4H, m),2.80-3.15 (7H, m), 3.20-3.50
(4H, m), 3.80 (3H, s), 4.82 (2H, t, J = 8.8Hz),
6.85-7.05 (2H, m), 7.15-7.30 (2H, m), 7.60 (1H, d,
J = 7.6Hz), 8.10(2H, s), 8.90-9.15 (2H, br). 元素分析 C25H34N2O5S・HClとして 計算値:C, 58.75; H, 6.90; N, 5.48. 実験値:C, 58.33; H, 6.92; N, 5.31.
【0515】実施例167 5-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-N-イソプロピル-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7
-スルホンアミド 塩酸塩
【化523】 参考例95で得た2-(2-クロロフェニル)エチル(5-{7-
[(イソプロピルアミノ)スルホニル]-2,3-ジヒドロ-1-ベ
ンゾフラン-5-イル}-5-オキソペンチル)カルバミン酸
tert-ブチル(2.10g) を用いて、実施例1と同様の操作
を行うことにより、表題化合物を融点149-151℃の無色
結晶(2.16g)として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 0.99 (6H, d, J = 6.6H
z), 1.60-1.85 (4H, m),2.90-3.20 (7H, m), 3.25-3.45
(4H, m), 4.82 (2H, t, J = 8.8Hz), 7.30-7.50(4H,
m), 7.60 (1H, d, J = 7.6Hz), 8.10 (2H, s), 8.90-9.
30 (2H, br). 元素分析 C24H31ClN2O4S・HClとして 計算値:C, 55.92; H, 6.26; N, 5.43. 実験値:C, 55.78; H, 5.99; N, 5.26.
【0516】実施例168 N-イソプロピル-5-{5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチ
ル](メチル)アミノ]ペンタノイル}-2,3-ジヒドロ-1-ベ
ンゾフラン-7-スルホンアミド 塩酸塩
【化524】 参考例71で得た5-(5-クロロペンタノイル)-N-イソプ
ロピル-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホンアミ
ド(1.00g) およびN-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]-N
-メチルアミン(551mg) を用いて、実施例9と同様の操
作を行うことにより、表題化合物(470mg) を淡黄色非晶
状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.10 (6H, d,
J = 6.6Hz), 1.45-1.80(4H, m), 2.32 (3H, s), 2.46
(2H, t, J = 7.2Hz), 2.50-2.60 (2H, m), 2.70-2.85
(2H, m), 2.96 (2H, t, J = 7.2Hz), 3.33 (2H, t, J =
8.8Hz), 3.35-3.55 (1H, m), 3.82 (3H, s), 4.65-4.8
0 (1H, m), 4.86 (2H, t, J = 8.8Hz), 6.80-6.90 (2H,
m), 7.10-7.20 (2H, m), 8.04 (1H, d, J = 2.0Hz),
8.24 (1H, d, J = 2.0Hz). 元素分析 C26H36N2O5S・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 58.47; H, 7.17; N, 5.24. 実験値:C, 58.53; H, 7.31; N, 5.15.
【0517】実施例169 5-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル}-N-イソプロピル-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾ
フラン-7-スルホンアミド 塩酸塩
【化525】 参考例71で得た5-(5-クロロペンタノイル)-N-イソプ
ロピル-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホンアミ
ド(1.00g) およびN-[2-(2-クロロフェニル)エチル]-N-
メチルアミン(565mg) を用いて、実施例9と同様の操作
を行うことにより、表題化合物(490mg) を淡黄色非晶状
粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.10 (6H, d,
J = 6.6Hz), 1.45-1.80(4H, m), 2.31 (3H, s), 2.48
(2H, t, J = 7.2Hz), 2.55-2.70 (2H, m), 2.80-3.00
(4H, m), 3.33 (2H, t, J = 8.8Hz), 3.35-3.60 (1H,
m), 4.68 (1H, d,J = 7.4Hz), 4.86 (2H, t, J = 8.8H
z), 7.10-7.40 (4H, m), 8.04 (1H, d, J =2.0Hz), 8.2
4 (1H, d, J = 2.0Hz). 元素分析 C25H33ClN2O4S・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 55.76; H, 6.55; N, 5.20.実験値:C, 55.3
8; H, 6.72; N, 5.07.
【0518】実施例170 6-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-2,2-ジメチル-8-クロマンスルホンアミド 塩酸
【化526】 参考例96で得た5-[8-(アミノスルホニル)-2,2-ジメチ
ル-3,4-ジヒドロ-2H-クロメン-6-イル]-5-オキソペンチ
ル[2-(2-クロロフェニル)エチル]カルバミン酸tert-ブ
チル(715mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物(568mg) を無色非晶状粉末として
得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.40 (6H, s), 1.60-1.8
0 (4H, m), 1.87 (2H, t, J = 6.6Hz), 2.88 (2H, t, J
= 6.6Hz), 2.90-3.20 (8H, m), 7.01 (2H, s),7.25-7.
50 (4H, m), 7.39 (1H, d, J = 2.1Hz), 8.14 (1H, d,
J = 2.1Hz), 9.10-9.30 (2H, br). 元素分析 C24H31ClN2O4S・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 54.96; H, 6.34; N, 5.34. 実験値:C, 55.00; H, 6.36; N, 5.11.
【0519】実施例171 7-{5-[(2-フェニルエチル)アミノ]ペンタノイル}-2,3-
ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-5-スルホンアミド 塩
酸塩
【化527】 参考例97で得た5-[8-(アミノスルホニル)-2,3-ジヒド
ロ-1,4-ベンゾジオキシン-6-イル]-5-オキソペンチル(2
-フェニルエチル)カルバミン酸 tert-ブチル(1.05g)
を用いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を融点152-154℃の無色結晶(832mg)として得
た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.55-1.80 (4H, m), 2.8
5-3.20 (8H, m), 4.30-4.40 (2H, m), 4.40-4.50 (2H,
m), 7.20-7.40 (7H, m), 7.69 (1H, d, J = 2.1Hz), 7.
89 (1H, d, J = 2.1Hz), 8.95-9.20 (2H, br). 元素分析 C21H26N2O5S・HClとして 計算値:C, 55.32; H, 6.19; N, 6.14. 実験値:C, 55.15; H, 6.06; N, 6.00.
【0520】実施例172 7-(5-{[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ}ペンタ
ノイル)-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-5-スルホ
ンアミド 塩酸塩
【化528】 参考例98で得た5-[8-(アミノスルホニル)-2,3-ジヒド
ロ-1,4-ベンゾジオキシン-6-イル]-5-オキソペンチル[2
-(2-メトキシフェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブ
チル(820mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物を融点166-168℃の無色結晶(632m
g)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.55-1.80 (4H, m), 2.8
5-3.10 (8H, m), 3.80 (3H, s), 4.30-4.40 (2H, m),
4.40-4.50 (2H, m), 6.90 (1H, t, J = 7.5Hz), 6.99
(1H, d, J = 8.1Hz), 7.17 (1H, d, J = 7.5Hz), 7.25
(1H, t, J = 7.5Hz), 7.36 (2H, s), 7.69 (1H, d, J =
2.1Hz), 7.88 (1H, d, J = 2.1Hz), 8.80-9.15 (2H, b
r). 元素分析 C22H28ClN2O6S・HClとして 計算値:C, 54.48; H, 6.03; N, 5.78. 実験値:C, 54.12; H, 6.13; N, 5.64.
【0521】実施例173 7-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-5-スルホン
アミド 塩酸塩
【化529】 参考例99で得た5-[8-(アミノスルホニル)-2,3-ジヒド
ロ-1,4-ベンゾジオキシン-6-イル]-5-オキソペンチル[2
-(2-クロロフェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチ
ル(1.08g) を用いて、実施例1と同様の操作を行うこと
により、表題化合物を融点178-180℃の無色結晶(850mg)
として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.60-1.80 (4H, m), 2.9
0-3.20 (8H, m), 4.30-4.40 (2H, m), 4.40-4.50 (2H,
m), 7.25-7.50 (6H, m), 7.69 (1H, d, J = 2.1Hz), 7.
88 (1H, d, J = 2.1Hz), 8.95-9.25 (2H, br). 元素分析 C21H25ClN2O5S・HCl・H2Oとして 計算値:C, 49.71; H, 5.56; N, 5.52. 実験値:C, 49.72; H, 5.61; N, 5.35.
【0522】実施例174 7-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル}-2,3-ジヒドロ-1,4-ベンゾジオキシン-5-
スルホンアミド 塩酸塩
【化530】 参考例75で得た5-クロロ-1-(2,3-ジヒドロ-1,4-ベン
ゾジオキシン-6-イル)-1-ペンタノン(1.00g) およびN-
[2-(2-クロロフェニル)エチル]-N-メチルアミン(565mg)
を用いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、
表題化合物(490mg)を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.45-1.75 (4
H, m), 2.31 (3H, s), 2.45 (2H, t, J = 7.2Hz), 2.50
-2.65 (2H, m), 2.80-2.95 (4H, m), 4.00-5.50(2H, b
r), 4.30-4.40 (2H, m), 4.35-4.40 (2H, m), 7.05-7.3
5 (4H, m), 7.63(1H, s), 7.98 (1H, s).
【0523】実施例175 N-(2-メトキシ-5-{5-[(2-フェニルエチル)アミノ]ペン
タノイル}フェニル)メタンスルホンアミド 塩酸塩
【化531】 参考例100で得た5-{4-メトキシ-3-[(メチルスルホニ
ル)アミノ]フェニル}-5-オキソペンチル(2-フェニルエ
チル)カルバミン酸 tert-ブチル(1.32g) を用いて、実
施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融
点131-133℃の無色結晶(945mg)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.55-1.75(4H, m), 2.85
-3.20(8H, m), 2.96(3H,s), 3.89(3H, s), 7.15-7.40(6
H, m), 7.80-7.90(2H, m), 8.85-9.15(2H, br),9.14(1
H, s). 元素分析 C21H28N2O4S・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 56.05; H, 6.72; N, 6.23. 実験値:C, 56.18; H, 6.62; N, 6.25.
【0524】実施例176 N-[2-メトキシ-5-(5-{[2-(2-メトキシフェニル)エチル]
アミノ}ペンタノイル)フェニル]メタンスルホンアミド
塩酸塩
【化532】 参考例101で得た5-{4-メトキシ-3-[(メチルスルホニ
ル)アミノ]フェニル}-5-オキソペンチル[2-(2-メトキシ
フェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル(550mg)
を用いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を融点129-131℃の無色結晶(374mg)として得
た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.60-1.75(4H, m), 2.90
-3.10(8H, m), 2.98(3H,s), 3.80(3H, s), 3.92(3H,
s), 6.91(1H, t, J = 7.5Hz), 7.00(1H, d, J = 8.1H
z), 7.15-7.30(3H, m), 7.86(1H, d, J = 1.8Hz), 7.89
(1H, dd, J = 8.5, 1.8Hz), 8.85-9.05(2H, br), 9.15
(1H, s). 元素分析 C22H30N2O5S・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 55.05; H, 6.72; N, 5.84. 実験値:C, 55.20; H, 6.44; N, 5.80.
【0525】実施例177 N-[5-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタ
ノイル)-2-メトキシフェニル]メタンスルホンアミド
塩酸塩
【化533】 参考例102で得た2-(2-クロロフェニル)エチル(5-{4-
メトキシ-3-[(メチルスルホニル)アミノ]フェニル}-5-
オキソペンチル)カルバミン酸 tert-ブチル(1.52g) を
用いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題
化合物を融点133-135℃の無色結晶(1.03g)として得た。1 H NMR (300MHz, CDCl3) δ 1.75-2.10 (4H, m), 2.95-
3.15 (4H, m), 3.00 (3H, s), 3.20-3.30 (2H, m), 3.3
5-3.45 (2H, m), 3.96 (3H, s), 6.92 (1H, s),6.94 (1
H, d, J = 8.4Hz), 7.10-7.40 (4H, m), 7.75 (1H, dd,
J = 5.7, 1.4Hz), 8.04 (1H, d, J = 1.4Hz), 9.65-9.
80 (2H, br). 元素分析 C21H27ClN2O4S・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 52.07; H, 6.03; N, 5.78. 実験値:C, 52.43; H, 5.78; N, 5.81.
【0526】実施例178 N-(2-メトキシ-5-{6-[(2-フェニルエチル)アミノ]ヘキ
サノイル}フェニル)メタンスルホンアミド 塩酸塩
【化534】 参考例103で得た6-{4-メトキシ-3-[(メチルスルホニ
ル)アミノ]フェニル}-6-オキソヘキシル(2-フェニルエ
チル)カルバミン酸 tert-ブチル(918mg) を用いて、実
施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融
点136-138℃の無色結晶(751mg)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.30-1.45(2H, m), 1.55
-1.75(4H, m), 2.85-3.10(8H, m), 2.98(3H, s), 3.92
(3H, s), 7.15-7.40(6H, m), 7.80-7.90(2H, m),8.95-
9.20(2H, br), 9.16(1H, s). 元素分析 C22H30N2O4S・HCl・1.5H2Oとして 計算値:C, 54.82; H, 7.11; N, 5.81. 実験値:C, 55.19; H, 7.34; N, 5.72.
【0527】実施例179 N-[2-メトキシ-5-(6-{[2-(2-メトキシフェニル)エチル]
アミノ}ヘキサノイル)フェニル]メタンスルホンアミド
塩酸塩
【化535】 参考例104で得た6-{4-メトキシ-3-[(メチルスルホニ
ル)アミノ]フェニル}-6-オキソヘキシル[2-(2-メトキシ
フェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル(1.00g)
を用いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を融点142-144℃の無色結晶(802mg)として得
た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.30-1.45(2H, m), 1.55
-1.75(4H, m), 2.80-3.10(8H, m), 2.98(3H, s), 3.80
(3H, s), 3.92(3H, s), 6.92(1H, t, J = 7.5Hz),7.00
(1H, d, J = 7.5Hz), 7.15-7.30(3H, m), 7.80-7.90(2
H, m), 8.75-9.05(2H, br), 9.16(1H, s). 元素分析 C23H32N2O5S・HClとして 計算値:C, 56.95; H, 6.86; N, 5.78. 実験値:C, 56.61; H, 6.87; N, 5.69.
【0528】実施例180 N-[5-(6-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ヘキサ
ノイル)-2-メトキシフェニル]メタンスルホンアミド
塩酸塩
【化536】 参考例105で得た2-(2-クロロフェニル)エチル(6-{4-
メトキシ-3-[(メチルスルホニル)アミノ]フェニル}-6-
オキソヘキシル)カルバミン酸 tert-ブチル(1.26g) を
用いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題
化合物を融点112-115℃の無色結晶(941mg)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.30-1.45(2H, m), 1.55
-1.75(4H, m), 2.80-3.00(8H, m), 2.98(3H, s), 3.92
(3H, s), 7.19(1H, d, J = 8.7Hz), 7.25-7.50(4H, m),
7.80-7.90(2H, m), 8.90-9.20(2H, br), 9.16(1H, s). 元素分析 C22H29ClN2O4S・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 53.01; H, 6.27; N, 5.62. 実験値:C, 52.96; H, 6.24; N, 5.64.
【0529】実施例181 1-(1H-インドール-3-イル)-5-[(2-フェニルエチル)アミ
ノ]-1-ペンタノン 塩酸塩
【化537】 参考例106で得た5-(1H-インドール-3-イル)-5-オキ
ソペンチル(2-フェニルエチル)カルバミン酸 tert-ブ
チル(1.00g) を用いて、実施例1と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物を融点171-173℃の無色結晶(391m
g)として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.65-1.80(4H, m), 2.85
-3.20(8H, m), 7.10-7.40(7H, m), 7.48(1H, d, J = 7.
2Hz), 8.20(1H, d, J = 7.5Hz), 8.36(1H, d, J= 3.2H
z), 8.80-9.15(2H, br), 12.12(1H, s).
【0530】実施例182 1-(1H-インドール-3-イル)-5-{[2-(2-メトキシフェニ
ル)エチル]アミノ}-1-ペンタノン 塩酸塩
【化538】 参考例107で得た5-(1H-インドール-3-イル)-5-オキ
ソペンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]カルバミン
酸 tert-ブチル(901mg) を用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を融点143-145℃の
無色結晶(672mg)として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.65-1.80(4H, m), 2.85
-3.15(8H, m), 3.80(3H,s), 6.91(1H, t, J = 7.4Hz),
6.99(1H, d, J = 8.0Hz), 7.10-7.30(4H, m), 7.45-7.5
5(1H, m), 8.15-8.25(1H, m), 8.37(1H, d, J = 3.2H
z), 8.95-9.20(2H,br), 12.12(1H, s). 元素分析 C22H26N2O2・HCl・2.0H2Oとして 計算値:C, 62.48; H, 7.39; N, 6.62. 実験値:C, 62.48; H, 6.95; N, 6.30.
【0531】実施例183 5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}-1-(1H-イン
ドール-3-イル)-1-ペンタノン 塩酸塩
【化539】 参考例108で得た2-(2-クロロフェニル)エチル[5-(1H
-インドール-3-イル)-5-オキソペンチル]カルバミン酸
tert-ブチル(1.00g) を用いて、実施例1と同様の操
作を行うことにより、表題化合物を融点149-151℃の無
色結晶(925mg)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.65-1.85(4H, m), 2.80
-3.20(8H, m), 7.05-7.50(7H, m), 8.20(1H, d, J = 6.
3Hz), 8.37(1H, d, J = 3.0Hz), 9.05-9.30(2H,br), 1
2.12(1H, s). 元素分析 C21H23ClN2O・HCl・3H2Oとして 計算値:C, 56.63; H, 6.79; N, 6.29. 実験値:C, 56.41; H, 6.17; N, 6.04.
【0532】実施例184 1-(1H-インドール-3-イル)-6-[(2-フェニルエチル)アミ
ノ]-1-ヘキサノン 塩酸塩
【化540】 参考例109で得た6-(1H-インドール-3-イル)-6-オキ
ソヘキシル(2-フェニルエチル)カルバミン酸 tert-ブ
チル(838mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物を融点160-162℃の無色結晶(650m
g)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.30-1.50 (2H, m), 1.5
5-1.80 (4H, m), 2.80-3.20 (8H, m), 7.10-7.35 (7H,
m), 7.47 (1H, d, J = 7.8Hz), 8.20 (1H, d, J= 6.9H
z), 8.35-8.40 (1H, m), 8.95-9.20 (2H, br), 12.05
(1H, s). 元素分析 C22H26N2O・HClとして 計算値:C, 71.24; H, 7.34; N, 7.55. 実験値:C, 70.87; H, 7.45; N, 7.53.
【0533】実施例185 1-(1H-インドール-3-イル)-6-{[2-(2-メトキシフェニ
ル)エチル]アミノ}-1-ヘキサノン 塩酸塩
【化541】 参考例110で得た6-(1H-インドール-3-イル)-6-オキ
ソヘキシル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]カルバミン
酸 tert-ブチル(688mg) を用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を融点171-173℃の
無色結晶(552mg)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.30-1.45 (2H, m), 1.5
5-1.75 (4H, m), 2.80-3.10 (8H, m), 3.80 (3H, s),
6.91 (1H, t, J = 7.5Hz), 7.00 (1H, d, J = 8.4Hz),
7.10-7.30 (4H, m), 7.47 (1H, d, J = 7.8Hz), 8.20
(1H, d, J = 6.9Hz), 8.35 (1H, d, J = 3.0Hz), 8.85-
9.05 (2H, br), 12.04 (1H, s).
【0534】実施例186 6-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}-1-(1H-イン
ドール-3-イル)-1-ヘキサノン 塩酸塩
【化542】 参考例111で得た2-(2-クロロフェニル)エチル[6-(1H
-インドール-3-イル)-6-オキソヘキシル]カルバミン酸
tert-ブチル(860mg) を用いて、実施例1と同様の操
作を行うことにより、表題化合物を融点151-153℃の無
色結晶(791mg)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.30-1.45(2H, m), 1.55
-1.80(4H, m), 2.80-3.20(8H, m), 7.15-7.50(7H, m),
8.20(1H, d, J = 6.9Hz), 8.36(1H, d, J = 3.0Hz), 9.
10-9.30(2H, br), 12.04(1H, s). 元素分析 C22H25ClN2O・HCl・2.5H2Oとして 計算値:C, 58.67; H, 6.94; N, 6.22. 実験値:C, 58.04; H, 6.56; N, 6.01.
【0535】実施例187 5-[(2-フェニルエチル)アミノ]-1-(2-チエニル)-1-ペン
タノン 塩酸塩
【化543】 参考例112で得た5-オキソ-5-(2-チエニル)ペンチル
(2-フェニルエチル)カルバミン酸 tert-ブチル(908mg)
を用いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、
表題化合物を融点161-163℃の無色結晶(908mg)として得
た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.60-1.80 (4H, m), 2.8
5-3.20 (8H, m), 7.20-7.40 (6H, m), 7.95-8.05 (2H,
m), 9.10-9.35 (2H, br).
【0536】実施例188 5-{[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ}-1-(2-チエ
ニル)-1-ペンタノン 塩酸塩
【化544】 参考例113で得た2-(2-メトキシフェニル)エチル[5-
オキソ-5-(2-チエニル)ペンチル]カルバミン酸 tert-
ブチル(1.45g) を用いて、実施例1と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物を融点101-103℃の無色結晶(1.
04g)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.60-1.80(4H, m), 2.85
-3.10(8H, m), 3.80(3H,s), 6.91(1H, t, J = 7.2Hz),
7.00(1H, d, J = 8.1Hz), 7.18(1H, d, J = 7.2Hz), 7.
20-7.30(2H, m), 7.95-8.05(2H, m), 8.95-9.15(2H, b
r). 元素分析 C18H23NO2S・HClとして 計算値:C, 61.09; H, 6.84; N, 3.96. 実験値:C, 60.73; H, 6.62; N, 3.85.
【0537】実施例189 5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}-1-(2-チエニ
ル)-1-ペンタノン 塩酸塩
【化545】 参考例114で得た2-(2-クロロフェニル)エチル[5-オ
キソ-5-(2-チエニル)ペンチル]カルバミン酸 tert-ブ
チル(1.47g) を用いて、実施例1と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物を融点146-147℃の無色結晶(1.09
g)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.60-1.80(4H, m), 2.85
-3.20(8H, m), 7.20-7.50(5H, m), 7.95-8.05(2H, m),
9.05-9.30(2H, br). 元素分析 C17H20ClNOS・HClとして 計算値:C, 56.98; H, 5.91; N, 3.91. 実験値:C, 56.76; H, 5.82; N, 3.96.
【0538】実施例190 6-[(2-フェニルエチル)アミノ]-1-(2-チエニル)-1-ヘキ
サノン 塩酸塩
【化546】 参考例115で得た6-オキソ-6-(2-チエニル)ヘキシル
(2-フェニルエチル)カルバミン酸 tert-ブチル(863mg)
を用いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、
表題化合物を融点152-154℃の無色結晶(685mg)として得
た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.30-1.45(2H, m), 1.55
-1.80(4H, m), 2.80-3.20(8H, m), 7.20-7.40(6H, m),
7.95-8.05(2H, m), 9.00-9.20(2H, br).
【0539】実施例191 6-{[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ}-1-(2-チエ
ニル)-1-ヘキサノン 塩酸塩
【化547】 参考例116で得た2-(2-メトキシフェニル)エチル[6-
オキソ-6-(2-チエニル)ヘキシル]カルバミン酸 tert-
ブチル(884mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物を融点107-109℃の無色結晶(64
3mg)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.30-1.45(2H, m), 1.55
-1.75(4H, m), 2.80-3.10(8H, m), 3.80(3H, s), 6.92
(1H, t, J = 7.5Hz), 7.00(1H, d, J = 8.4Hz), 7.18(1
H, d, J = 6.9Hz), 7.20-7.30(2H, m), 7.95-8.05(2H,
m), 8.80-9.10(2H,br). 元素分析 C19H25NO2S・HClとして 計算値:C, 62.02; H, 7.12; N, 3.81. 実験値:C, 61.80; H, 7.04; N, 3.88.
【0540】実施例192 6-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}-1-(2-チエニ
ル)-1-ヘキサノン 塩酸塩
【化548】 参考例117で得た2-(2-クロロフェニル)エチル[6-オ
キソ-6-(2-チエニル)ヘキシル]カルバミン酸 tert-ブ
チル(1.07g) を用いて、実施例1と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物を融点149-151℃の無色結晶(849m
g)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.30-1.45(2H, m), 1.55
-1.75(4H, m), 2.80-3.20(8H, m), 7.20-7.50(5H, m),
7.95-8.05(2H, m), 9.00-9.35(2H, br). 元素分析 C18H22ClNOS・HCl・H2Oとして 計算値:C, 55.38; H, 6.46; N, 3.59. 実験値:C, 55.20; H, 6.57; N, 3.67.
【0541】実施例193 (±)-8-[5-(1,2,3,4-テトラヒドロ-1-ナフタレニルアミ
ノ)ペンタノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化549】 参考例118で得た(±)-5-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,
6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)
ペンチル(1,2,3,4-テトラヒドロ-1-ナフタレニル)カル
バミン酸 tert-ブチル(520mg) を用いて、実施例1と
同様の操作を行うことにより、表題化合物(420mg) を淡
黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.60-2.25(8H, m), 2.59
(2H, t, J = 7.6Hz), 2.65-3.05(8H, m), 3.17(2H, t,
J = 8.4Hz), 3.60-3.70(1H, m), 3.98(2H, t, J= 8.4H
z), 7.15-7.35(3H, m), 7.65-7.80(3H, m), 9.05-9.35
(2H, br).
【0542】実施例194 (±)-8-{5-[(1,2-ジフェニルエチル)アミノ]ペンタノイ
ル}-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリ
ン-4-オン 塩酸塩
【化550】 参考例119で得た(±)-1,2-ジフェニルエチル[5-オキ
ソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,
1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸tert-ブ
チル(837mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物を融点210-212℃の無色結晶(472m
g)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.45-1.80(4H, m), 2.50
-2.65(3H, m), 2.75-3.05(5H, m), 3.10-3.25(3H, m),
3.55-3.70(1H, m), 3.99(2H, t, J = 8.4Hz), 4.40-4.5
5(1H, m), 6.95-7.05(2H, m), 7.10-7.20(3H, m), 7.30
-7.40(3H, m), 7.40-7.50(2H, m), 7.70-7.80(2H, m),
9.45-9.60(1H, br), 9.85-10.05(1H, br).
【0543】実施例195 8-(5-{ベンジル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミ
ノ}ペンタノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化551】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500mg)
およびN-ベンジル-N-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]
アミン(455mg) を用いて、実施例9と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物(353mg) を淡黄色非晶状粉末と
して得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.50-1.90(6
H, m), 2.55(2H, t, J =6.8Hz), 2.60-3.30(10H, m),
3.65(2H, s), 3.74(3H, s), 4.10(2H, t, J = 8.8Hz),
6.75-6.90(2H, m), 7.05-7.35(7H, m), 7.64(1H, s),
7.68(1H, s).
【0544】実施例196 trans-8-[(4-{[(2-フェニルエチル)アミノ]メチル}シク
ロヘキシル)カルボニル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピ
ロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化552】 参考例78で得たtrans-8-{[4-(アミノメチル)シクロヘ
キシル]カルボニル}-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩(1.00g) および炭
酸カリウム(1.00g) のジメチルホルムアミド(3ml) 懸濁
液に、(2-ブロモエチル)ベンゼン(471mg) を室温にて滴
下した。120℃で30分攪拌後、反応液に水(30ml)およ
び酢酸エチル(30ml)を加え、酢酸エチルで抽出した。抽
出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥し
た後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲ
ルクロマトグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル−メタノ
ール(9:1))にて精製し、表題化合物のフリー塩基体を無
色油状物(500mg)として得た。さらに塩化水素-酢酸エチ
ル溶液で処理することにより、表題化合物を融点252-25
4℃の無色結晶(474mg)として得た。1 H NMR (フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 0.95-1.20 (2
H, m), 1.35-1.70 (5H,m), 1.75-2.05 (4H, m), 2.51
(2H, d, J = 6.3Hz), 2.70 (2H, t, J = 7.8Hz),2.75-
2.90 (3H, m), 3.01 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.05-3.15
(1H, m), 3.22 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.12 (2H, t, J =
8.4Hz), 7.10-7.35 (5H, m), 7.64 (1H, s), 7.68 (1
H, s). 元素分析 C27H32ClN2O2・HClとして 計算値:C, 70.19; H, 7.42; N, 6.06. 実験値:C, 70.58; H, 7.35; N, 5.81.
【0545】実施例197 trans-8-{[4-({[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}
メチル)シクロヘキシル]カルボニル}-1,2,5,6-テトラヒ
ドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化553】 参考例78で得たtrans-8-{[4-(アミノメチル)シクロヘ
キシル]カルボニル}-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩(758mg) およびメ
タンスルホン酸2-(2-クロロフェニル)エチル(510mg) を
用いて、実施例196と同様の操作を行うことにより、
表題化合物を融点271-273℃の無色結晶(454mg)として得
た。1 H NMR (フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 0.95-1.20 (2
H, m), 1.35-1.70 (5H,m), 1.75-2.05 (4H, m), 2.55
(2H, d, J = 6.3Hz), 2.71 (2H, t, J = 7.8Hz),2.80-
2.95 (3H, m), 3.02 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.05-3.20
(1H, m), 3.23 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.13 (2H, t, J =
8.4Hz), 7.10-7.40 (4H, m), 7.65 (1H, s), 7.69 (1
H, s). 元素分析 C27H31N2O2Cl・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 65.32; H, 6.70; N, 5.64. 実験値:C, 65.70; H, 6.52; N, 5.54.
【0546】実施例198 1-(3-アセチル-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベンズアゼ
ピン-7-イル)-5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミ
ノ}-1-ペンタノン 塩酸塩
【化554】 参考例122で得た1-(3-アセチル-2,3,4,5-テトラヒド
ロ-1H-3-ベンズアゼピン7-イル)-5-クロロ-1-ペンタノ
ンおよび2-(2-クロロフェニル)エチルアミンを用いて、
参考例19および実施例1と同様の操作を順次行うこと
により、表題化合物を融点117-119℃の無色結晶として
得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.68 (4H, m), 2.08 (3
H, s), 2.91 (4H, m), 3.05 (8H, m), 3.56 (4H, m),
7.33-7.46 (5H, m), 7.77 (2H, m), 9.18 (2H, br).
【0547】実施例199 1-(3-アセチル-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベンズアゼ
ピン-7-イル)-5-{[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミ
ノ}-1-ペンタノン 塩酸塩
【化555】 参考例122で得た1-(3-アセチル-2,3,4,5-テトラヒド
ロ-1H-3-ベンズアゼピン-7-イル)-5-クロロ-1-ペンタノ
ンおよび2-(2-メトキシフェニル)エチルアミンを用い
て、参考例19および実施例1と同様の操作を順次行う
ことにより、表題化合物を融点93-94℃の無色結晶とし
て得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.67 (4H, m), 2.08 (3
H, s), 2.93 (4H, m), 3.04 (8H, m), 3.58 (4H, m),
3.80 (3H, s), 6.88-7.02 (2H, m), 7.17-7.33 (3H,
m), 7.75 (2H, m), 8.83 (2H, br).
【0548】実施例200 5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}-1-[3-(メチ
ルスルホニル)-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベンズアゼ
ピン-7-イル]-1-ペンタノン 塩酸塩
【化556】 参考例123で得た5-クロロ-1-[3-(メチルスルホニル)
-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベンズアゼピン-7-イル]-
1-ペンタノンおよび2-(2-クロロフェニル)エチルアミン
を用いて、参考例19および実施例1と同様の操作を順
次行うことにより、表題化合物を融点162-164℃の無色
結晶として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.69 (4H, m), 2.88 (3
H, s), 3.10 (8H, m), 3.36 (8H, m), 7.33-7.46 (5H,
m), 7.78 (2H, m), 8.99 (2H, br).
【0549】実施例201 5-{[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ}-1-[3-(メ
チルスルホニル)-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベンズア
ゼピン-7-イル]-1-ペンタノン 塩酸塩
【化557】 参考例66で得た5-(5-クロロペンタノイル)-2-メトキ
シベンゼンスルホンアミドおよびN-[2-(2-クロロフェニ
ル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、参考例19およ
び実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化
合物を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.67 (4H, m), 2.88 (3
H, s), 2.96-3.07 (10H,m), 3.36 (6H, m), 3.80 (3H,
s), 6.88-7.23 (2H, m), 7.17-7.36 (3H, m), 7.78 (2
H, m), 8.88 (2H, br).
【0550】実施例202 7-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-N-エチル-1,2,4,5-テトラヒドロ-3H-3-ベンズア
ゼピン-3-カルボキサミド 塩酸塩
【化558】 参考例124で得た7-(5-クロロペンタノイル)-N-エチ
ル-1,2,4,5-テトラヒドロ-3H-3-ベンズアゼピン-3-カル
ボキサミドおよび2-(2-クロロフェニル)エチルアミンを
用いて、参考例19および実施例1と同様の操作を順次
行うことにより、表題化合物を融点149-150℃の無色結
晶として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.02 (3H, t, J = 7.0H
z), 1.69 (4H, m), 2.91(4H, m), 3.08 (10H, m), 3.49
(4H, m), 7.28-7.50 (5H, m), 7.75 (2H, m), 8.23 (1
H, m), 9.11 (2H, br).
【0551】実施例203 N-エチル-7-(5-{[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミ
ノ}ペンタノイル)-1,2,4,5-テトラヒドロ-3H-3-ベンズ
アゼピン-3-カルボキサミド 塩酸塩
【化559】 参考例124で得た7-(5-クロロペンタノイル)-N-エチ
ル-1,2,4,5-テトラヒドロ-3H-3-ベンズアゼピン-3-カル
ボキサミドおよび2-(2-メトキシフェニル)エチルアミン
を用いて、参考例19および実施例1と同様の操作を順
次行うことにより、表題化合物を融点150-151℃の無色
結晶として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.02 (3H, t, J = 7.0H
z), 1.68 (4H, m), 2.90(4H, m), 3.07 (10H, m), 3.47
(4H, m), 3.80 (3H, s), 6.88-7.02 (2H, m), 7.17-7.
31 (3H, m), 7.73 (2H, m), 8.23 (1H, m), 9.01 (2H,
br).
【0552】実施例204 5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]-1-
[3-(トリフルオロアセチル)-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-
3-ベンズアゼピン-7-イル]-1-ペンタノン 塩酸塩
【化560】 参考例120で得た5-クロロ-1-[3-(トリフルオロアセ
チル)-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベンズアゼピン-7-
イル]-1-ペンタノンおよびN-[2-(2-クロロフェニル)エ
チル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同様の操作
を行うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末とし
て得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.54-1.80 (4
H, m), 2.34 (3H, s), 2.48 (2H, t, J = 7.4Hz), 2.57
-2.62 (2H, m), 2.86-3.07 (8H, m), 3.69-3.81(4H,
m), 7.11-7.34 (5H, m), 7.75-7.78 (2H, m).
【0553】実施例205 5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]-1-
(2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベンズアゼピン-7-イル)-
1-ペンタノン 2塩酸塩
【化561】 参考例204で得た5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル]
(メチル)アミノ]-1-[3-(トリフルオロアセチル)-2,3,4,
5-テトラヒドロ-1H-3-ベンズアゼピン-7-イル]-1-ペン
タノン (1.50g)のメタノール(40ml)−水(40ml) 溶液
に、炭酸カリウム(3.2g, 23.5mmol) を加えた。室温で
60分攪拌後、溶媒を減圧下留去し、水(100g)を加え、
次いで酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄した。有機
層を硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去す
ることにより表題化合物のフリー塩基体を淡黄色油状物
(1.2g) として得た。上記フリー塩基体のエタノール溶
液を塩化水素(酢酸エチル溶液)で処理し、表題化合物を
淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.54-1.79 (4
H, m), 2.33 (3H, s), 2.45 (2H, t, J = 7.4Hz), 2.57
-2.62 (2H, m), 2.86-2.97 (13H, m), 7.10-7.34(5H,
m), 7.68-7.71 (2H, m).
【0554】実施例206 1-(3-アセチル-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベンズアゼ
ピン-7-イル)-5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチ
ル)アミノ]-1-ペンタノン 塩酸塩
【化562】
【0555】実施例205で得た5-[[2-(2-クロロフェ
ニル)エチル](メチル)アミノ]-1-(2,3,4,5-テトラヒド
ロ-1H-3-ベンズアゼピン-7-イル)-1-ペンタノン(294mg)
およびトリエチルアミン(139μl)のテトラヒドロフラ
ン(2ml)溶液に、アセチルクロリド(54μl)を加えた。室
温で60分攪拌後、水(10g) を加え、次いで酢酸エチル
で抽出、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウ
ムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去し、次いでシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにて精製することにより、
表題化合物のフリー塩基体を淡黄色油状物(280mg) とし
て得た。上記フリー塩基体のエタノール溶液を塩化水素
(酢酸エチル溶液)で処理し、表題化合物を淡黄色非晶状
粉末(220mg)として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.54-1.80 (4
H, m), 2.19 (3H, s), 2.36 (3H, s), 2.45 (2H, t, J
= 7.4Hz), 2.60-2.68 (2H, m), 2.88-3.00 (8H,m), 3.5
8-3.86 (4H, m), 7.12-7.34 (5H, m), 7.73-7.76 (2H,
m).
【0556】実施例207 5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]-1-
[3-(メチルスルホニル)-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベ
ンズアゼピン-7-イル]-1-ペンタノン 塩酸塩
【化563】
【0557】実施例205で得た5-[[2-(2-クロロフェ
ニル)エチル](メチル)アミノ]-1-(2,3,4,5-テトラヒド
ロ-1H-3-ベンズアゼピン-7-イル)-1-ペンタノン(223mg)
およびトリエチルアミン(139μl)のテトラヒドロフラ
ン(2ml)溶液に、メチルスルホニルクロリド(45μl)を加
えた。室温で60分攪拌後、水(10g) を加え、次いで酢
酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄した。有機層を硫酸
ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去し、次いで
シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製すること
により、表題化合物のフリー塩基体を淡黄色油状物(230
mg) として得た。上記フリー塩基体のエタノール溶液を
塩化水素(酢酸エチル溶液)で処理し、表題化合物を淡黄
色非晶状粉末(200mg)として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.54-1.79 (4
H, m), 2.34 (3H, s), 2.48 (2H, t, J = 7.4Hz), 2.57
-2.65 (2H, m), 2.79 (3H, s), 2.86-2.99 (4H,m), 3.0
8-3.11 (4H, m), 3.43-3.49 (4H, m), 7.11-7.34 (5H,
m), 7.74-7.77 (2H, m).
【0558】実施例208 7-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル}-N-エチル-1,2,4,5-テトラヒドロ-3H-3-
ベンズアゼピン-3-カルボキサミド 塩酸塩
【化564】
【0559】実施例205で得た5-[[2-(2-クロロフェ
ニル)エチル](メチル)アミノ]-1-(2,3,4,5-テトラヒド
ロ-1H-3-ベンズアゼピン-7-イル)-1-ペンタノン(365mg)
のテトラヒドロフラン(2ml)溶液に、イソシアン酸エチ
ル(74μl)を加えた。室温で60分攪拌後、水(10g) を
加え、次いで酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄し
た。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥した後、溶媒を減圧
下留去し、ついでシリカゲルカラムクロマトグラフィー
にて精製することにより、表題化合物のフリー塩基体を
淡黄色油状物(330mg) として得た。上記フリー塩基体の
エタノール溶液を塩化水素(酢酸エチル溶液)で処理し、
表題化合物を淡黄色非晶状粉末(290mg)として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.16 (3H, t,
J = 7.2Hz), 1.58-1.77(4H, m), 2.38 (3H, s), 2.54
(2H, t, J = 7.4Hz), 2.63-2.69 (2H, m), 2.90-3.00
(8H, m), 3.31 (2H, q, J = 7.2Hz), 3.54-3.59 (4H,
m), 4.74 (1H, m),7.11-7.32 (5H, m), 7.69-7.72 (2H,
m).
【0560】実施例209 5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミノ]-1
-[3-(トリフルオロアセチル)-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H
-3-ベンズアゼピン-7-イル]-1-ペンタノン
【化565】 参考例120で得た5-クロロ-1-[3-(トリフルオロアセ
チル)-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベンズアゼピン-7-
イル]-1-ペンタノンおよびN-[2-(2-メトキシフェニル)
エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同様の操
作を行うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末と
して得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.54-1.80 (4
H, m), 2.33 (3H, s), 2.48 (2H, t, J = 7.4Hz), 2.57
-2.62 (2H, m), 2.76-2.80 (2H, m), 2.93-3.06(6H,
m), 3.68-3.81 (4H, m), 3.81 (3H, s), 6.86 (2H, t,
J = 9.2Hz), 7.12-7.27 (3H, m), 7.75-7.78 (2H, m).
【0561】実施例210 5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミノ]-1
-(2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベンズアゼピン-7-イル)
-1-ペンタノン 2塩酸塩
【化566】
【0562】実施例209で得た5-[[2-(2-メトキシフ
ェニル)エチル](メチル)アミノ]-1-[3-(トリフルオロア
セチル)-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベンズアゼピン-7
-イル]-1-ペンタノンを用いて、実施例205と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末
として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.57-1.79 (4
H, m), 2.31 (3H, s), 2.45 (2H, t, J = 7.4Hz), 2.53
-2.60 (2H, m), 2.74-2.82 (2H, m), 2.91-2.96(11H,
m), 3.81 (3H, s), 6.81-6.90 (2H, m), 7.12-7.20 (3
H, m), 7.68-7.72(2H, m).
【0563】実施例211 1-(3-アセチル-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベンズアゼ
ピン-7-イル)-5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メ
チル)アミノ]-1-ペンタノン 塩酸塩
【化567】
【0564】実施例210で得た5-[[2-(2-メトキシフ
ェニル)エチル](メチル)アミノ]-1-(2,3,4,5-テトラヒ
ドロ-1H-3-ベンズアゼピン-7-イル)-1-ペンタノンを用
いて、実施例206と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.54-1.80 (4
H, m), 2.19 (3H, s), 2.35 (3H, s), 2.51 (2H, t, J
= 7.4Hz), 2.58-2.65 (2H, m), 2.77-2.85 (2H,m), 2.9
3-3.00 (6H, m), 3.57-3.76 (4H, m), 3.81 (3H, s),
6.82-6.91 (2H, m), 7.12-7.25 (3H, m), 7.73 (2H,
m).
【0565】実施例212 5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミノ]-1
-[3-(メチルスルホニル)-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-
ベンズアゼピン-7-イル]-1-ペンタノン 塩酸塩
【化568】
【0566】実施例210で得た5-[[2-(2-メトキシフ
ェニル)エチル](メチル)アミノ]-1-(2,3,4,5-テトラヒ
ドロ-1H-3-ベンズアゼピン-7-イル)-1-ペンタノンを用
いて、実施例207と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.56-1.80 (4
H, m), 2.36 (3H, s), 2.52 (2H, t, J = 7.4Hz), 2.58
-2.69 (2H, m), 2.78 (3H, s), 2.75-2.85 (2H,m), 3.0
6-3.12 (4H, m), 3.43-3.47 (4H, m), 3.81 (3H, s),
6.82-6.91 (2H, m), 7.11-7.27 (3H, m), 7.73 (2H,
m).
【0567】実施例213 N-エチル-7-{5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチ
ル)アミノ]ペンタノイル}-1,2,4,5-テトラヒドロ-3H-3-
ベンズアゼピン-3-カルボキサミド 塩酸塩
【化569】
【0568】実施例210で得た5-[[2-(2-メトキシフ
ェニル)エチル](メチル)アミノ]-1-(2,3,4,5-テトラヒ
ドロ-1H-3-ベンズアゼピン-7-イル)-1-ペンタノンを用
いて、実施例208と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.17 (3H, t,
J = 7.4Hz), 1.56-1.79(4H, m), 2.36 (3H, s), 2.52
(2H, t, J = 7.4Hz), 2.58-2.69 (2H, m), 2.75-2.84
(2H, m), 2.93-3.00 (6H, m), 3.32 (2H, q, J = 7.2H
z), 3.53-3.58 (4H, m), 3.81 (3H, s), 4.70 (1H, m),
6.81-6.90 (2H, m), 7.12-7.21 (3H, m),7.71 (2H,
m).
【0569】実施例214 1-(2-アセチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-7-イソキノリニ
ル)-5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
-1-ペンタノン 塩酸塩
【化570】 参考例125で得た1-(2-アセチル-1,2,3,4-テトラヒド
ロ-7-イソキノリニル)-5-クロロ-1-ペンタノンおよびN-
[2-(2-クロロフェニル)エチル]-N-メチルアミンを用い
て、実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合
物を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.54-1.79 (4
H, m), 2.19 (3H, s), 2.34 (3H, s), 2.48 (2H, t, J
= 7.0Hz), 2.57-2.65 (2H, m), 2.87-2.98 (6H,m), 3.6
9 (2H, t, J = 5.8Hz), 4.67 (2H, s), 7.11-7.34 (5H,
m), 8.83 (1H,s), 7.74-7.80 (2H, m).
【0570】実施例215 5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]-1-
(1,2,3,4-テトラヒドロ-7-イソキノリニル)-1-ペンタノ
ン 2塩酸塩
【化571】
【0571】実施例214で得た1-(2-アセチル-1,2,3,
4-テトラヒドロ-7-イソキノリニル)-5-[[2-(2-クロロフ
ェニル)エチル](メチル)アミノ]-1-ペンタノン(5.0g)の
濃塩酸(150ml) 溶液を130℃で2時間攪拌後、反応溶
液の溶媒を減圧下留去することにより表題化合物の粗成
績体を淡黄色固形物(4.2g) として得た。さらにエタノ
ール−ジエチルエーテルからの再結晶により、表題化合
物を融点95℃(分解)の無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.60-1.79 (4
H, m), 2.21 (1H, br),2.37 (3H, s), 2.52 (2H, t, J
= 7.4Hz), 2.65 (2H, m), 2.88-3.26 (6H, m),3.58 (2
H, t, J = 5.8Hz), 4.10 (2H, s), 7.12-7.35 (5H, m),
7.71-7.81 (2H,m).
【0572】実施例216 5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]-1-
[2-(メチルスルホニル)-1,2,3,4-テトラヒドロ-7-イソ
キノリニル]-1-ペンタノン 塩酸塩
【化572】
【0573】実施例215で得た5-[[2-(2-クロロフェ
ニル)エチル](メチル)アミノ]-1-(1,2,3,4-テトラヒド
ロ-7-イソキノリニル)-1-ペンタノンを用いて、実施例
207と同様の操作を行うことにより、表題化合物を淡
黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.60-1.79 (4
H, m), 2.37 (3H, s), 2.52 (2H, t, J = 7.4Hz), 2.65
(2H, m), 2.87 (3H, s), 2.88-3.26 (6H, m), 3.58 (2
H, t, J = 5.8Hz), 4.50 (2H, s), 7.12-7.35 (5H, m),
7.71-7.81 (2H,m).
【0574】実施例217 7-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル}-N-エチル-3,4-ジヒドロ-2(1H)-イソキノ
リンカルボキサミド 塩酸塩
【化573】
【0575】実施例215で得た5-[[2-(2-クロロフェ
ニル)エチル](メチル)アミノ]-1-(1,2,3,4-テトラヒド
ロ-7-イソキノリニル)-1-ペンタノンを用いて、実施例
208と同様の操作を行うことにより、表題化合物を淡
黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.17 (3H, t,
J = 5.8Hz), 1.57-1.78(4H, m), 2.35 (3H, s), 2.48
(2H, t, J = 6.6Hz), 2.63 (2H, m), 2.89-2.99(6H,
m), 3.30-3.34 (2H, m), 3.64 (2H, t, J = 5.4Hz), 4.
47 (1H, m), 4.58(2H, s), 7.13-7.34 (5H, m), 7.73-
7.79 (2H, m).
【0576】実施例218 1-(2-アセチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-7-イソキノリニ
ル)-5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}-1-ペン
タノン 塩酸塩
【化574】 参考例125で得た1-(2-アセチル-1,2,3,4-テトラヒド
ロ-7-イソキノリニル)-5-クロロ-1-ペンタノンおよび2-
(2-クロロフェニル)エチルアミンを用いて、参考例19
および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表
題化合物を融点78℃(分解)の無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.54-1.79 (4
H, m), 2.19 (3H, s), 2.37 (1H, br), 2.48 (2H, t, J
= 7.0Hz), 2.57-2.65 (2H, m), 2.87-2.98 (6H,m), 3.
69 (2H, t, J = 5.8Hz), 4.67 (2H, s), 7.11-7.34 (5
H, m), 7.74-7.80(2H, m).
【0577】実施例219 1-(2-アセチル-1,2,3,4-テトラヒドロ-7-イソキノリニ
ル)-5-{[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ}-1-ペ
ンタノン 塩酸塩
【化575】 参考例125で得た1-(2-アセチル-1,2,3,4-テトラヒド
ロ-7-イソキノリニル)-5-クロロ-1-ペンタノンおよび2-
(2-メトキシフェニル)エチルアミンを用いて、参考例1
9および実施例1と同様の操作を順次行うことにより、
表題化合物を融点78℃(分解)の無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.54-1.79 (4
H, m), 2.19 (3H, s), 2.37 (1H, br), 2.48 (2H, t, J
= 7.0Hz), 2.57-2.65 (2H, m), 2.87-2.98 (6H,m), 3.
69 (2H, t, J = 5.8Hz), 3.80 (3H, s), 4.67 (2H, s),
7.11-7.34 (5H,m), 7.74-7.80 (2H, m).
【0578】実施例220 5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}-1-(2,2-ジオ
キシド-1,3-ジヒドロ-2,1,3-ベンゾチアジアゾール-5-
イル)-1-ペンタノン 塩酸塩
【化576】 参考例148で得た2-(2-クロロフェニル)エチル[5-(2,
2-ジオキシド-1,3-ジヒドロ-2,1,3-ベンゾチアジアゾー
ル-5-イル)-5-オキソペンチル]カルバミン酸 tert-ブ
チルを用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物を無色結晶として得た。 MS m/z: 408 [M+H]+
【0579】実施例221 5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}-1-(1,3-ジメ
チル-2,2-ジオキシド-1,3-ジヒドロ-2,1,3-ベンゾチア
ジアゾール-5-イル)-1-ペンタノン 塩酸塩
【化577】 参考例149で得た2-(2-クロロフェニル)エチル[5-(1,
3-ジメチル-2,2-ジオキシド-1,3-ジヒドロ-2,1,3-ベン
ゾチアジアゾール-5-イル)-5-オキソペンチル]カルバミ
ン酸 tert-ブチルを用いて、実施例1と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を融点149-150℃の無色結
晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.61-1.80 (5
H, m), 2.48-2.65 (4H,m), 2.65-2.99 (4H, m), 3.34
(3H, s), 3.35 (3H, s), 6.75 (1H, d, J = 8.4Hz), 7.
12-7.39 (5H, m), 7.67 (1H, d, J = 8.4Hz).
【0580】実施例222 5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]-1-
(1,3-ジメチル-2,2-ジオキシド-1,3-ジヒドロ-2,1,3-ベ
ンゾチアジアゾール-5-イル)-1-ペンタノン 塩酸塩
【化578】 参考例129で得た5-クロロ-1-(1,3-ジメチル-2,2-ジ
オキシド-1,3-ジヒドロ-2,1,3-ベンゾチアジアゾール-5
-イル)-1-ペンタノンおよびN-[2-(2-クロロフェニル)エ
チル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同様の操作
を行うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末とし
て得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.61-1.80 (4
H, m), 2.45 (3H, s), 2.48-2.65 (4H, m), 2.65-2.99
(4H, m), 3.34 (3H, s), 3.35 (3H, s), 6.75 (1H, d,
J = 8.4Hz), 7.12-7.39 (5H, m), 7.67 (1H, d, J = 8.
4Hz).
【0581】実施例223 1-(1,3-ジメチル-2,2-ジオキシド-1,3-ジヒドロ-2,1,3-
ベンゾチアジアゾール-5-イル)-5-[[2-(2-メトキシフェ
ニル)エチル](メチル)アミノ]-1-ペンタノン 塩酸塩
【化579】 参考例129で得た5-クロロ-1-(1,3-ジメチル-2,2-ジ
オキシド-1,3-ジヒドロ-2,1,3-ベンゾチアジアゾール-5
-イル)-1-ペンタノンおよびN-[2-(2-メトキシフェニル)
エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同様の操
作を行うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末と
して得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.60-1.80 (4
H, m), 2.34 (3H, s), 2.46-2.64 (4H, m), 2.77-2.84
(2H, m), 2.96 (2H, t, J = 7.0Hz), 3.34 (3H,s), 3.3
5 (3H, s), 3.81 (3H, s), 6.75 (1H, d, J = 8.2Hz),
6.82-6.91 (2H,m), 7.13-7.22 (2H, m), 7.38 (1H, s),
7.67 (1H, d, J = 8.2Hz).
【0582】実施例224 8-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル}-5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-ij]キ
ノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化580】 参考例133で得た8-(5-クロロペンタノイル)-5,6-ジ
ヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-ij]キノリン-2(1H)-オンお
よびN-[2-(2-クロロフェニル)エチル]-N-メチルアミン
を用いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.58-1.77 (4
H, m), 2.14 (2H, m), 2.35 (3H, s), 2.49 (2H, m),
2.58 (2H, m), 2.87-3.00 (6H, m), 3.89 (2H, m), 7.1
1-7.35 (5H, m), 7.58 (1H, m), 10.91 (1H, s).
【0583】実施例225 8-{5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル}-5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-i
j]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化581】 参考例133で得た8-(5-クロロペンタノイル)-5,6-ジ
ヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-ij]キノリン-2(1H)-オンお
よびN-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]-N-メチルアミ
ンを用いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、
表題化合物を融点187℃(分解)の無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.58-1.77 (4
H, m), 2.16 (2H, m), 2.36 (3H, s), 2.48-2.67 (4H,
m), 2.78-3.00 (6H, m), 3.81 (3H, s), 3.88 (2H, m),
6.81-6.90 (3H, m), 7.12-7.16 (2H, m), 7.49 (1H,
m), 7.58 (1H, m).
【0584】実施例226 8-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル}-1-メチル-5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ[4,
5,1-ij]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化582】 参考例134で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1-メチ
ル-5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-ij]キノリン-2(1
H)-オンおよびN-[2-(2-クロロフェニル)エチル]-N-メチ
ルアミンを用いて、実施例9と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.58-1.78 (4
H, m), 2.10 (2H, m), 2.34 (3H, s), 2.48 (2H, m),
2.60 (2H, m), 2.86-3.00 (5H, m), 3.22 (1H, m), 3.4
4 (3H, s), 3.84 (2H, m), 6.87 (1H, t, J = 8.4Hz),
7.11-7.34 (4H, m), 7.63 (1H, t, J = 8.4Hz).
【0585】実施例227 8-{5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル}-1-メチル-5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ
[4,5,1-ij]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化583】 参考例134で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1-メチ
ル-5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-ij]キノリン-2(1
H)-オンおよびN-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]-N-メ
チルアミンを用いて、実施例9と同様の操作を行うこと
により、表題化合物を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.59-1.78 (4
H, m), 2.10 (2H, m), 2.34 (3H, s), 2.45-2.63 (5H,
m), 2.78 (2H, m), 2.93 (2H, m), 3.22 (1H, m), 3.44
(3H, s), 3.82 (3H, s), 3.88 (2H, m), 6.82-6.91 (3
H, m), 7.12-7.34(2H, m), 7.63 (1H, t, J = 8.4Hz).
【0586】実施例228 (±)-6-(3-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}プロ
ピル)-1,3-ジメチル-3,6,7,8-テトラヒドロ-1H-ナフト
[2,3-d]イミダゾール-2,5-ジオン 塩酸塩
【化584】 参考例150で得た(±)-2-(2-クロロフェニル)エチル
[3-(1,3-ジメチル-2,5-ジオキソ-2,3,5,6,7,8-ヘキサヒ
ドロ-1H-ナフト[2,3-d]イミダゾール-6-イル)プロピル]
カルバミン酸 tert-ブチルを用いて、実施例1と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を融点201-203℃
の無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.58-1.68 (4
H, m), 1.93 (3H, m), 2.25 (1H, m), 2.51 (2H, m),
2.65 (2H, m), 2.90 (2H, m), 3.03 (2H, m), 3.42 (3
H, s), 3.43 (3H, s), 6.76 (1H, s), 7.11-7.34 (4H,
m), 7.65 (1H, s).
【0587】実施例229 (±)-6-{3-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)ア
ミノ]プロピル}-1,3-ジメチル-3,6,7,8-テトラヒドロ-1
H-ナフト[2,3-d]イミダゾール-2,5-ジオン 塩酸塩
【化585】 参考例141で得た(±)-6-(3-クロロプロピル)-1,3-ジ
メチル-3,6,7,8-テトラヒドロ-1H-ナフト[2,3-d]イミダ
ゾール-2,5-ジオンおよびN-[2-(2-クロロフェニル)エチ
ル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を融点201℃(分解)の無色
結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.58-1.68 (4
H, m), 1.93 (2H, m), 2.25 (1H, m), 2.36 (3H, s),
2.51 (2H, m), 2.65 (2H, m), 2.90 (2H, m), 3.03 (2
H, m), 3.42 (3H, s), 3.43 (3H, s), 6.76 (1H, s),
7.11-7.34 (4H, m),7.65 (1H, s).
【0588】実施例230 (±)-6-{3-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)
アミノ]プロピル}-1,3-ジメチル-3,6,7,8-テトラヒドロ
-1H-ナフト[2,3-d]イミダゾール-2,5-ジオン 塩酸塩
【化586】 参考例141で得た(±)-6-(3-クロロプロピル)-1,3-ジ
メチル-3,6,7,8-テトラヒドロ-1H-ナフト[2,3-d]イミダ
ゾール-2,5-ジオンおよびN-[2-(2-メトキシフェニル)エ
チル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同様の操作
を行うことにより、表題化合物を融点190-191℃の無色
結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.56-1.67 (4
H, m), 1.94 (2H, m), 2.24 (1H, m), 2.36 (3H, s),
2.48 (2H, m), 2.61 (2H, m), 2.80 (2H, m), 3.04 (2
H, m), 3.41 (3H, s), 3.42 (3H, s), 3.82 (3H, s),
6.76-6.91 (3H, m),7.13-7.22 (2H, m), 7.65 (1H, s).
【0589】実施例231 (±)-6-(4-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ブチ
ル)-1,3-ジメチル-3,6,7,8-テトラヒドロ-1H-ナフト[2,
3-d]イミダゾール-2,5-ジオン 塩酸塩
【化587】 参考例142で得た(±)-6-(4-クロロブチル)-1,3-ジメ
チル-3,6,7,8-テトラヒドロ-1H-ナフト[2,3-d]イミダゾ
ール-2,5-ジオンおよび2-(2-クロロフェニル)エチルア
ミンを用いて、参考例19および実施例1と同様の操作
を順次行うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末
として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.58-1.68 (6
H, m), 1.98 (2H, m), 2.22 (1H, m), 2.38 (1H, br),
2.41-2.50 (2H, m), 2.57-2.65 (2H, m), 2.87-2.95 (2
H, m), 2.99-3.06 (2H, m), 3.41 (3H, s), 3.42 (3H,
s), 6.75 (1H, s), 7.11-7.34 (4H, m), 7.65 (1H, s).
【0590】実施例232 (±)-6-{4-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)ア
ミノ]ブチル}-1,3-ジメチル-3,6,7,8-テトラヒドロ-1H-
ナフト[2,3-d]イミダゾール-2,5-ジオン 塩酸塩
【化588】 参考例142で得た(±)-6-(4-クロロブチル)-1,3-ジメ
チル-3,6,7,8-テトラヒドロ-1H-ナフト[2,3-d]イミダゾ
ール-2,5-ジオンおよびN-[2-(2-クロロフェニル)エチ
ル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を融点202-204℃の無色結
晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.58-1.68 (6
H, m), 1.98 (2H, m), 2.22 (1H, m), 2.34 (3H, s),
2.41-2.50 (2H, m), 2.57-2.65 (2H, m), 2.87-2.95 (2
H, m), 2.99-3.06 (2H, m), 3.41 (3H, s), 3.42 (3H,
s), 6.75 (1H, s),7.11-7.34 (4H, m), 7.65 (1H, s).
【0591】実施例233 (±)-6-{4-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)
アミノ]ブチル}-1,3-ジメチル-3,6,7,8-テトラヒドロ-1
H-ナフト[2,3-d]イミダゾール-2,5-ジオン 塩酸塩
【化589】 参考例142で得た(±)-6-(4-クロロブチル)-1,3-ジメ
チル-3,6,7,8-テトラヒドロ-1H-ナフト[2,3-d]イミダゾ
ール-2,5-ジオンおよびN-[2-(2-クロロフェニル)エチ
ル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末として
得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.58-1.68 (6
H, m), 1.98 (2H, m), 2.22 (1H, m), 2.35 (3H, s),
2.44-2.52 (2H, m), 2.57-2.65 (2H, m), 2.75-2.84 (2
H, m), 3.01-3.06 (2H, m), 3.41 (3H, s), 3.42 (3H,
s), 3.82 (3H, s),6.74-6.91 (3H, m), 7.13-7.21 (2H,
m), 7.65 (1H, s).
【0592】実施例234 (±)-2-{3-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)ア
ミノ]プロピル}-5,6-ジメトキシ-1-インダノン 塩酸塩
【化590】 参考例146で得た(±)-2-(3-クロロプロピル)-5,6-ジ
メトキシ-1-インダノンおよびN-[2-(2-クロロフェニル)
エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同様の操
作を行うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末と
して得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.48 (1H,
m), 1.59 (2H, m), 1.94 (1H, m), 2.34 (3H, s), 2.47
(2H, t, J = 7.6Hz), 2.58-2.75 (4H, m), 2.90 (2H,
m), 3.24 (1H, dd, J = 17.1, 7.8Hz), 3.90 (3H, s),
3.96 (3H, s), 6.86(1H, s), 7.08-7.32 (5H, m).
【0593】実施例235 (±)-5,6-ジメトキシ-2-{3-[[2-(2-メトキシフェニル)
エチル](メチル)アミノ]プロピル}-1-インダノン 塩酸
【化591】 参考例146で得た(±)-2-(3-クロロプロピル)-5,6-ジ
メトキシ-1-インダノンおよびN-[2-(2-メトキシフェニ
ル)エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉
末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.46-1.70 (4
H, m), 1.95 (2H, m), 2.33 (3H, s), 2.44-2.83 (6H,
m), 3.25 (1H, dd, J = 17.2, 7.4Hz), 3.81 (3H, s),
3.91 (3H, s), 3.97 (3H, s), 6.81-6.90 (3H, m), 7.1
2-7.21 (3H, m).
【0594】実施例236 (±)-2-{4-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)ア
ミノ]ブチル}-5,6-ジメトキシ-1-インダノン 塩酸塩
【化592】 参考例147で得た(±)-2-(4-クロロブチル)-5,6-ジメ
トキシ-1-インダノンおよびN-[2-(2-クロロフェニル)エ
チル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同様の操作
を行うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末とし
て得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.45-1.59 (4
H, m), 1.99 (2H, m), 2.33 (3H, s), 2.45 (2H, t, J
= 7.6Hz), 2.54-2.62 (4H, m), 2.80 (2H, m), 3.25 (1
H, dd, J = 17.2, 7.4Hz), 3.92 (3H, s), 3.96 (3H,
s), 6.87 (1H, s),7.11-7.34 (5H, m).
【0595】実施例237 (±)-5,6-ジメトキシ-2-{4-[[2-(2-メトキシフェニル)
エチル](メチル)アミノ]ブチル}-1-インダノン 塩酸塩
【化593】 参考例147で得た(±)-2-(4-クロロブチル)-5,6-ジメ
トキシ-1-インダノンおよびN-[2-(2-メトキシフェニル)
エチル]-N-メチルアミンを用いて、実施例9と同様の操
作を行うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末と
して得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.45-1.59 (4
H, m), 1.99 (2H, m), 2.32 (3H, s), 2.45 (2H, t, J
= 7.6Hz), 2.54-2.62 (4H, m), 2.80 (2H, m), 3.25 (1
H, dd, J = 17.2, 7.4Hz), 3.80 (3H, s), 3.90 (3H,
s), 3.96 (3H, s),6.81-6.91 (3H, m), 7.13-7.21 (3H,
m).
【0596】実施例238 8-[5-(5-メトキシ-3,4-ジヒドロ-2(1H)-イソキノリニ
ル)ペンタノイル]-5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-i
j]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化594】 参考例133で得た8-(5-クロロペンタノイル)-5,6-ジ
ヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-ij]キノリン-2(1H)-オンお
よび5-メトキシ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリンを
用いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、表題
化合物を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.69-1.83 (4
H, m), 2.10 (2H, m), 2.57 (2H, t, J = 6.0Hz), 2.86
(2H, m), 3.01 (2H, m), 3.18 (2H, m), 3.61 (2H,
s), 3.80 (3H, s), 3.72-3.90 (4H, m), 6.63-6.69 (2
H, m), 6.86 (1H, t,J = 8.4Hz), 7.08 (1H, t, J = 8.
0Hz), 7.56 (1H, m), 9.56 (1H, br).
【0597】実施例239 8-[5-(5-メトキシ-3,4-ジヒドロ-2(1H)-イソキノリニ
ル)ペンタノイル]-1-メチル-5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ
[4,5,1-ij]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化595】 参考例134で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1-メチ
ル-5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-ij]キノリン-2(1
H)-オンおよび5-メトキシ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキ
ノリンを用いて、実施例9と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.69-1.83 (4
H, m), 2.05 (2H, m), 2.54 (2H, t, J = 6.0Hz), 2.70
-2.87 (4H, m), 3.00 (2H, m), 3.22 (2H, t, J= 6.0H
z), 3.42 (3H, s), 3.59 (2H, s), 3.80 (3H, s), 3.81
-3.88 (2H, m), 6.64 (2H, t, J = 8.1Hz), 6.67 (1H,
d, J = 8.1Hz), 7.80 (1H, t, J = 7.8Hz), 7.56 (1H,
m).
【0598】実施例240 8-[5-(5-クロロ-3,4-ジヒドロ-2(1H)-イソキノリニル)
ペンタノイル]-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノ
リン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化596】 参考例3で得た8-(5-クロロペンタノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij ]キノリン-2(1H)-オンおよび5-
クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリンを用いて、
実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合物を
淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.68-1.86 (4
H, m), 2.01 (2H, m), 2.55 (2H, t, J = 7.2Hz), 2.70
-2.83 (6H, m), 2.97 (2H, t, J = 7.0Hz), 3.50(2H,
s), 3.58 (2H, s), 3.72 (2H, t, J = 6.0Hz), 6.91 (1
H, d, J = 7.2Hz), 7.04 (1H, t, J = 7.8Hz), 7.17 (1
H, t, J = 7.6Hz), 7.72 (2H, s).
【0599】実施例241 8-[5-(5-メトキシ-3,4-ジヒドロ-2(1H)-イソキノリニ
ル)ペンタノイル]-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]
キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化597】 参考例3で得た8-(5-クロロペンタノイル)-5,6-ジヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij ]キノリン-2(1H)-オンおよび5-
メトキシ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリンを用い
て、実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合
物を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.66-1.85 (4
H, m), 1.98 (2H, m), 2.54 (2H, t, J = 7.0Hz), 2.71
-2.81 (6H, m), 2.97 (2H, t, J = 6.6Hz), 3.48(2H,
s), 3.58 (2H, s), 3.72 (2H, t, J = 6.4Hz), 3.80 (3
H, s), 6.64 (2H,t, J = 7.0Hz), 7.08 (1H, t, J = 7.
6Hz), 7.73 (2H, s).
【0600】実施例242 1-(1,3-ジメチル-2,2-ジオキシド-1,3-ジヒドロ-2,1,3-
ベンゾチアジアゾール-5-イル)-5-(5-メトキシ-3,4-ジ
ヒドロ-2(1H)-イソキノリニル)-1-ペンタノン 塩酸塩
【化598】 参考例129で得た5-クロロ-1-(1,3-ジメチル-2,2-ジ
オキシド-1,3-ジヒドロ-2,1,3-ベンゾチアジアゾール-5
-イル)-1-ペンタノンおよび5-メトキシ-1,2,3,4-テトラ
ヒドロイソキノリンを用いて、実施例9と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末として
得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.68-1.85 (4
H, m), 2.58 (2H, t, J= 7.0Hz), 2.72 (4H, m), 2.98
(2H, t, J = 7.4Hz), 3.29 (3H, s), 3.30 (3H,s), 3.5
8 (2H, s), 3.79 (3H, s), 6.61-6.66 (3H, m), 7.08
(1H, t, J = 8.0Hz), 7.34 (1H, m), 7.65 (1H, m).
【0601】実施例243 (±)-2-[4-(5-クロロ-3,4-ジヒドロ-2(1H)-イソキノリ
ニル)ブチル]-5,6-ジメトキシ-1-インダノン
【化599】 参考例147で得た(±)-2-(4-クロロブチル)-5,6-ジメ
トキシ-1-インダノンおよび5-クロロ-1,2,3,4-テトラヒ
ドロイソキノリンを用いて、実施例9と同様の操作を行
うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末として得
た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.49-1.68 (4
H, m), 1.95 (2H, m), 2.52 (2H, t, J = 7.6Hz), 2.62
-2.78 (4H, m), 2.87 (2H, m), 3.24 (1H, dd, J= 16.
8, 7.2Hz), 3.59 (2H, s), 3.90 (3H, s), 3.96 (3H,
s), 6.87-6.94 (2H, m), 7.05 (1H, t, J = 7.8Hz), 7.
18 (2H, m).
【0602】実施例244 (±)-5,6-ジメトキシ-2-[4-(5-メトキシ-3,4-ジヒドロ-
2(1H)-イソキノリニル)ブチル]-1-インダノン
【化600】 参考例147で得た(±)-2-(4-クロロブチル)-5,6-ジメ
トキシ-1-インダノンおよび5-メトキシ-1,2,3,4-テトラ
ヒドロイソキノリンを用いて、実施例9と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末として
得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.50-1.68 (4
H, m), 1.97 (2H, m), 2.51 (2H, t, J = 8.2Hz), 2.62
-2.76 (6H, m), 3.23 (1H, dd, J = 17.2, 7.6Hz), 3.5
9 (2H, s), 3.80 (3H, s), 3.90 (3H, s), 3.96 (3H,
s), 6.62-6.67 (2H, m), 6.87 (1H, s), 7.08 (1H, t,
J = 7.8Hz), 7.17 (1H, s).
【0603】実施例245 8-(5-{[2-(1H-インドール-3-イル)エチル]アミノ}ペン
タノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]
キノリン-4-オン 塩酸塩
【化601】 参考例151で得た2-(1H-インドール-3-イル)エチル[5
-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 t
ert-ブチル(822mg) を用いて、実施例1と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を融点179-180℃の無色結
晶(630mg)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.55-1.80 (4H, m), 2.5
9 (2H, t, J = 7.8Hz),2.80-3.25 (12H, m), 3.98 (2H,
t, J = 8.4Hz), 7.00 (1H, t, J = 7.8Hz), 7.09 (1H,
t, J = 7.8Hz), 7.24 (1H, d, J = 2.1Hz), 7.37 (1H,
d, J = 7.8Hz),7.61 (1H, d, J = 7.8Hz), 7.73 (1H,
s), 7.74 (1H, s), 9.00-9.20 (2H, br), 11.0 (1H,
s).
【0604】実施例246 (±)-8-{5-[(2-ヒドロキシ-2-フェニルエチル)アミノ]
ペンタノイル}-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1
-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化602】 参考例152で得た(±)-2-ヒドロキシ-2-フェニルエチ
ル[5-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピ
ロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン
酸 tert-ブチル(1.29g) を用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を淡黄色結晶(680m
g)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.55-1.80 (4H, m), 2.5
9 (2H, t, J = 7.8Hz),2.90-3.25 (10H, m), 3.99 (2H,
t, J = 8.4Hz), 4.98 (1H, d, J = 8.4Hz), 6.10-6.30
(1H, br), 7.30-7.50 (5H, m), 7.73 (1H, s), 7.74
(1H, s), 8.85-9.25 (2H, br).
【0605】実施例247 (±)-8-(5-{[2-ヒドロキシ-2-(3-ヒドロキシフェニル)
エチル]アミノ}ペンタノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4
H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化603】 参考例153で得た(±)-2-ヒドロキシ-2-(3-ヒドロキ
シフェニル)エチル[5-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペン
チル]カルバミン酸 tert-ブチル(201mg) を用いて、実
施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融
点178-179℃の無色結晶(169mg)として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.55-1.80 (4H, m), 2.5
9 (2H, t, J = 7.8Hz),2.80-3.60 (10H, m), 3.99 (2H,
t, J = 8.4Hz), 4.90 (1H, d, J = 9.9Hz), 5.90-6.30
(1H, br), 6.65-6.90 (3H, m), 7.16 (1H, t, J = 7.8
Hz), 7.73 (1H,s), 7.74 (1H, s), 8.65-8.85 (1H, b
r), 9.00-9.25 (1H, br), 9.40-9.65 (1H,br).
【0606】実施例248 8-(5-{[2-(2-クロロ-4-フルオロフェニル)エチル]アミ
ノ}ペンタノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]
キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化604】 参考例155で得た2-(2-クロロ-4-フルオロフェニル)
エチル[5-オキソ-5-(2-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4
H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバ
ミン酸 tert-ブチル(440mg) を用いて、実施例1と同
様の操作を行うことにより、表題化合物(282mg) を融点
128-129℃(分解)の淡黄色結晶として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.52-1.73 (4H, m), 1.9
0-1.94 (2H, m), 2.77 (2H, t, J = 7Hz), 2.95-3.09
(8H, m), 3.57 (2H, s), 3.60 (2H, t, J = 6Hz),7.22
(1H, dt, J = 2.7, 8.5Hz), 7.43-7.47 (2H, m), 7.71
(1H, s), 7.75 (1H, s), 9.22 (2H, s). IR (KBr) νcm-1: 3491, 2945, 2774, 1712, 1671, 160
4, 1495, 1346, 1153.
【0607】実施例249 1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-{[2-(2-クロロ-4-フルオロフェニル)エチル]アミノ}ペ
ンタン-1-オン 塩酸塩
【化605】 参考例156で得た5-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-5-イル)-5-オキソペンチル[2-(2-クロロ-4-フ
ルオロフェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル(54
0mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(275mg) を融点176-177℃(分解)の無色
結晶として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.51-1.73 (4H, m), 2.1
8 (3H, s), 2.95-3.08 (8H, m), 3.17 (2H, t, J = 8.3
Hz), 4.14 (2H, t, J = 8.5Hz), 7.22 (1H, dt,J = 2.
7, 8.5Hz), 7.43-7.47 (2H, m), 7.82 (1H, s), 7.83
(1H, t, J = 8.0Hz), 8.08 (1H, d, J = 8.5Hz), 9.17
(2H, s). IR (KBr) νcm-1: 3436, 2954, 2780, 1667, 1604, 149
4, 1442, 1403, 1338, 1260, 1233.
【0608】実施例250 6-(5-{[2-(2-クロロ-4-フルオロフェニル)エチル]アミ
ノ}ペンタノイル)-1-メチル-3,4-ジヒドロキノリン-2(1
H)-オン 塩酸塩
【化606】 参考例157で得た2-(2-クロロ-4-フルオロフェニル)
エチル[5-(1-メチル-2-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロキ
ノリン-6-イル)-5-オキソペンチル]カルバミン酸tert-
ブチル(460mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物(356mg) を融点169-170℃(分
解)の淡黄色結晶として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.58-1.65 (4H, m), 2.4
9 (2H, t, J = 7.0Hz),2.83-3.04 (10H, m), 3.19 (3H,
s), 7.09 (1H, d, J = 8.5Hz), 7.13 (1H, dt,J = 2.
6, 8.5Hz), 7.33-7.40 (2H, m), 7.76 (1H, s), 7.80
(1H, d, J = 8.3Hz), 9.33 (2H, s). IR (KBr) νcm-1: 3433, 2953, 2790, 1673, 1603, 149
4, 1354, 1128.
【0609】実施例251 8-[5-({2-[2-(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル}
アミノ)ペンタノイル]-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-
ij]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化607】 参考例158で得た5-オキソ-5-(2-オキソ-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペン
チル{2-[2-(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル}カ
ルバミン酸 tert-ブチル(200mg) を用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物(95mg) を
融点71-72℃(分解)の淡黄色結晶として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.66-1.68 (4H, m), 1.8
9-1.95 (2H, m), 2.77 (2H, t, J = 6Hz), 2.97-3.06
(8H, m), 3.58 (2H, s), 3.61 (2H, t, J =6Hz),7.35-
7.47 (4H, m), 7.72 (1H, s), 7.76 (1H, s), 9.06 (2
H, br.s). IR (KBr) νcm-1: 3422, 2943, 1711, 1605, 1496, 134
4, 1256, 1154.
【0610】実施例252 1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-({2-[2-(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル}アミ
ノ)ペンタン-1-オン 塩酸塩
【化608】 参考例159で得た5-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-5-イル)-5-オキソペンチル{2-[2-(トリフルオ
ロメトキシ)フェニル]エチル}カルバミン酸 tert-ブチ
ル(450mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うこと
により、表題化合物(274mg) を融点180-182℃(分解)の
無色結晶として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.65-1.71 (4H, m), 2.1
8 (3H, s), 2.96-3.07 (8H, m), 3.17 (2H, t, J = 8.3
Hz), 4.14 (2H, t, J = 8.3Hz), 7.35-7.48 (4H,m), 7.
82 (1H, s), 7.83 (1H, t, J = 8.3Hz), 8.08 (1H, d,
J = 8.3Hz), 9.20 (2H, br.s). IR (KBr) νcm-1: 3432, 2953, 2766, 1676, 1601, 149
2, 1442, 1398, 1260, 1177.
【0611】実施例253 1-メチル-6-[5-({2-[2-(トリフルオロメトキシ)フェニ
ル]エチル}アミノ)ペンタノイル]-3,4-ジヒドロキノリ
ン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化609】 参考例160で得た5-(1-メチル-2-オキソ-1,2,3,4-テ
トラヒドロキノリン-6-イル)-5-オキソペンチル{2-[2-
(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル}カルバミン酸
tert-ブチル(435mg) を用いて、実施例1と同様の操
作を行うことにより、表題化合物(237mg) を融点89-90
℃(分解)の無色結晶として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.62-1.69 (4H, m), 2.5
8 (2H, t, J = 7.0Hz),2.92-3.07 (10H, m), 3.28 (3H,
s), 7.19 (1H, d, J = 8.5Hz), 7.35-7.48(4H,m), 7.8
4 (1H, s), 7.89 (1H, d, J = 8.3Hz), 9.11 (2H, br.
s). IR (KBr) νcm-1: 3432, 2944, 1675, 1604, 1456, 136
4, 1265, 1131.
【0612】実施例254 1,3-ジメチル-5-[5-({2-[2-(トリフルオロメトキシ)フ
ェニル]エチル}アミノ)ペンタノイル]-1,3-ジヒドロ-2H
-ベンゾイミダゾール-2-オン 塩酸塩
【化610】 参考例161で得た5-(1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジ
ヒドロ-1H-ベンゾイミダゾール-5-イル)-5-オキソペン
チル{2-[2-(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチル}カ
ルバミン酸 tert-ブチル(240mg) を用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物(127mg) を
融点133-134℃(分解)の無色結晶として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.70-1.74 (4H, m), 2.9
8 (2H, br.s), 3.08-3.11 (6H, m), 3.36 (3H, s), 3.3
8 (3H, s), 7.24 (1H, d, J = 8.3Hz), 7.35-7.43 (3H,
m), 7.46 (1H, dd, J = 2.2, 7.0Hz), 7.72 (1H, d, J
= 1.5Hz), 7.80(1H, dd, J = 1.5, 8.3Hz), 9.19 (2H,
br.s). IR (KBr) νcm-1: 3496, 2954, 2782, 1720, 1675, 151
3, 1456, 1255, 1213, 1178.
【0613】実施例255 8-(5-{[3-(2-メトキシフェニル)プロピル]アミノ}ペン
タノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン
-2(1H)-オン 塩酸塩
【化611】 参考例162で得た3-(2-メトキシフェニル)プロピル[5
-オキソ-5-(2-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 t
ert-ブチル(160mg) を用いて、実施例1と同様の操作を
行うことにより、表題化合物(113mg) を淡黄色非晶状粉
末として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.64 (4H, br.s), 1.72-
1.95 (4H, m), 2.59 (2H, t, J = 6Hz), 2.70-2.93 (6
H, m), 2.98 (2H, br.s), 3.57 (2H, s), 3.60 (2H, b
r.s), 3.77 (3H, s), 6.87 (1H, t, J = 7.3Hz), 6.95
(1H, d, J = 7.6Hz), 7.14 (1H, d, J = 7.3Hz), 7.19
(1H, t, J = 7.6Hz), 7.71 (1H, s), 7.75 (1H, s), 8.
81 (2H, br.s). IR (KBr) νcm-1: 3425, 2945, 1708, 1664, 1601, 149
5, 1344, 1244, 1155, 759.
【0614】実施例256 1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-{[3-(2-メトキシフェニル)プロピル]アミノ}ペンタン-
1-オン 塩酸塩
【化612】 参考例163で得た5-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-5-イル)-5-オキソペンチル[3-(2-メトキシフ
ェニル)プロピル]カルバミン酸 tert-ブチル(410mg)
を用いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表
題化合物(290mg)を融点165-166℃(分解)の無色結晶とし
て得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.62-1.68 (4H, m), 1.8
5-1.95 (2H, m), 2.18 (3H, s), 2.59 (2H, t, J = 7.3
Hz), 2.79-2.87 (4H, m), 2.98 (2H, t, J = 7Hz), 3.1
6 (2H, t, J = 8.3Hz), 3.77 (3H, s), 4.13 (2H, t, J
= 8.3Hz), 6.89(1H, t, J = 7.6Hz), 6.94 (1H, d, J
= 7.6Hz), 7.15 (1H, d, J = 7.6Hz), 7.19 (1H, t, J
= 7.6Hz), 7.81 (1H, s), 7.82 (1H, d, J = 8.3Hz),
8.08 (1H,d, J = 8.3Hz), 9.00 (2H, br.s). IR (KBr) νcm-1: 3436, 2945, 1676, 1661, 1602, 149
2, 1438, 1399, 1334, 1243, 754.
【0615】実施例257 6-(5-{[3-(2-メトキシフェニル)プロピル]アミノ}ペン
タノイル)-1-メチル-3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-オン
塩酸塩
【化613】 参考例164で得た3-(2-メトキシフェニル)プロピル[5
-(1-メチル-2-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-6
-イル)-5-オキソペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
(410mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことに
より、表題化合物(295mg) を融点88-89℃(分解)の無色
結晶として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.57 (4H, br.s), 1.78-
1.84 (2H, m), 2.47-2.53 (4H, m), 2.75-2.80 (4H,
m), 2.85 (2H, t, J = 7Hz), 2.93 (2H, t, J = 7Hz),
3.19 (3H, s), 3.69 (3H, s), 6.79 (1H, t, J = 7.3H
z), 6.87 (1H, d, J= 7.3Hz), 7.07 (1H, d, J = 7.3H
z), 7.10 (1H, d, J = 8.3Hz), 7.11 (1H, t,J = 7.3H
z), 7.75 (1H, s), 7.81 (1H, d, J = 8.3Hz), 8.88 (2
H, br.s). IR (KBr) νcm-1: 3434, 2948, 1672, 1603, 1495, 146
4, 1360, 1245, 1128, 750.
【0616】実施例258 5-(5-{[3-(2-メトキシフェニル)プロピル]アミノ}ペン
タノイル)-1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミ
ダゾール-2-オン 塩酸塩
【化614】 参考例165で得た5-(1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジ
ヒドロ-1H-ベンゾイミダゾール-5-イル)-5-オキソペン
チル[3-(2-メトキシフェニル)プロピル]カルバミン酸
tert-ブチル(380mg) を用いて、実施例1と同様の操作
を行うことにより、表題化合物(186mg) を淡黄色非晶状
粉末として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.53-1.63 (4H, m), 1.7
7-1.85 (2H, m), 2.51 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.76-2.81
(4H, m), 2.98 (2H, t, J = 6.6Hz), 3.26 (3H,s), 3.
29 (3H, s), 3.69 (3H, s), 6.78 (1H, t, J = 7.3Hz),
6.87 (1H, d, J= 7.5Hz), 7.06 (1H, d, J = 7.5Hz),
7.10 (1H, t, J = 7.3Hz), 7.15 (1H, d, J = 8.3Hz),
7.62 (1H, d, J = 1.5Hz), 7.70 (1H, dd, J = 1.5, 8.
3Hz), 8.92 (2H, br.s). IR (KBr) νcm-1: 3443, 2943, 1715, 1673, 1621, 151
2, 1495, 1462, 1244, 1200, 758.
【0617】実施例259 8-(5-{[2-(2-エトキシフェノキシ)エチル]アミノ}ペン
タノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン
-2(1H)-オン 塩酸塩
【化615】 参考例166で得た2-(2-エトキシフェノキシ)エチル[5
-オキソ-5-(2-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸 t
ert-ブチル(205mg) を用いて、実施例1と同様の操作を
行うことにより、表題化合物(152mg) を融点111-113℃
(分解)の無色結晶として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.31 (3H, t, J = 6.6H
z), 1.69 (4H, br.s), 1.91 (2H, br.s), 2.76 (2H, b
r.s), 3.00-3.08 (4H, m), 3.29 (2H, br.s), 3.57(2H,
s), 3.60 (2H, br.s), 4.01 (2H, q, J = 6.6Hz), 4.2
6 (2H, br.s), 6.88-7.04 (4H, m), 7.71 (1H, s), 7.7
5 (1H, s), 9.16 (2H, br.s). IR (KBr) νcm-1: 3418, 2940, 1708, 1671, 1603, 150
7, 1348, 1254, 1213, 1155, 1127, 740.
【0618】実施例260 1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-{[2-(2-エトキシフェノキシ)エチル]アミノ}ペンタン-
1-オン 塩酸塩
【化616】 参考例167で得た5-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-5-イル)-5-オキソペンチル[2-(2-エトキシフ
ェノキシ)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル(390mg)
を用いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表
題化合物(275mg)を融点125-126℃(分解)の無色結晶とし
て得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.31 (3H, t, J = 6.8H
z), 1.65-1.71 (4H, m),2.18 (3H, s), 2.99-3.18 (6H,
m), 3.28 (2H, br.s), 4.01 (2H, q, J = 6.8Hz), 4.1
3 (2H, t, J = 8.3Hz), 4.28 (2H, t, J = 6Hz), 6.85-
7.04 (4H, m), 7.81 (1H, s), 7.82 (1H, d, J = 8Hz),
8.08 (1H, d, J = 8Hz), 9.30 (2H, s). IR (KBr) νcm-1: 3498, 2943, 1683, 16424, 1598, 15
09, 1488, 1448, 1407,1254, 1209, 1126, 746.
【0619】実施例261 6-(5-{[2-(2-エトキシフェノキシ)エチル]アミノ}ペン
タノイル)-1-メチル-3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-オン
塩酸塩
【化617】 参考例168で得た2-(2-エトキシフェノキシ)エチル[5
-(1-メチル-2-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-6
-イル)-5-オキソペンチル]カルバミン酸 tert-ブチル
(420mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことに
より、表題化合物(292mg) を融点135-136℃(分解)の無
色結晶として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.31 (3H, t, J = 6.8H
z), 1.65-1.76 (4H, m),2.57 (2H, t, J = 6Hz), 2.93
(2H, t, J = 7Hz), 3.04 (2H, t, J = 7Hz), 3.09 (2H,
br.s), 3.27 (3H, s), 3.29 (2H, t, J = 6Hz), 4.01
(2H, q, J = 6.8Hz), 4.28 (2H, t, J = 6Hz), 6.85-7.
05 (4H, m), 7.18 (1H, d, J = 8.3Hz), 7.83 (1H, s),
7.89 (1H, d, J = 8.3Hz), 9.27 (2H, s). IR (KBr) νcm-1: 3436, 2954, 1671, 1605, 1508, 145
5, 1358, 1256, 1220, 1130, 744.
【0620】実施例262 5-(5-{[2-(2-エトキシフェノキシ)エチル]アミノ}ペン
タノイル)-1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミ
ダゾール-2-オン 塩酸塩
【化618】 参考例169で得た5-(1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジ
ヒドロ-1H-ベンゾイミダゾール-5-イル)-5-オキソペン
チル[2-(2-エトキシフェノキシ)エチル]カルバミン酸
tert-ブチル(260mg) を用いて、実施例1と同様の操作
を行うことにより、表題化合物(156mg) を融点103-105
℃(分解)の無色結晶として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.31 (3H, t, J = 6.8H
z), 1.67-1.77 (4H, m),3.09 (4H, t, J = 7Hz), 3.30
(2H, t, J = 7.5Hz), 3.36 (3H, s), 3.37 (3H,s), 4.0
0 (2H, q, J = 6.8Hz), 4.27 (2H, t, J = 5.3Hz), 6.8
5-7.00 (3H, m),7.03 (1H, dd, J = 1.7, 7.8Hz), 7.24
(1H, d, J = 8.3Hz), 7.72 (1H, d, J =1.5Hz), 7.79
(1H, dd, J = 1.5, 8.3Hz), 9.23 (2H, br.s). IR (KBr) νcm-1: 3527, 2942, 2742, 1719, 1667, 162
0, 1506, 1456, 1249, 1202, 1128, 737.
【0621】実施例263 8-[5-({2-[(2-エトキシフェニル)アミノ]エチル}アミ
ノ)ペンタノイル]-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]
キノリン-2(1H)-オン 2塩酸塩
【化619】 参考例170で得た2-[(2-エトキシフェニル)アミノ]エ
チル[5-オキソ-5-(2-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-
ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミ
ン酸 tert-ブチル(605mg) を用いて、実施例1と同様
の操作を行うことにより、表題化合物(431mg) を融点98
-100℃(分解)の無色結晶として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.36 (3H, t, J = 6.8H
z), 1.65-1.71 (4H, m),1.88-1.94 (2H, m), 2.76 (2H,
t, J = 6.0Hz), 2.94-3.00 (4H, m), 3.11 (2H,br.s),
3.51 (2H, t, J = 6.6Hz), 3.57 (2H, s), 3.60 (2H,
t, J = 6.0Hz),4.04 (2H, q, J = 6.8Hz), 6.26 (2H, b
r) 6.80-6.86 (2H, m), 6.91-6.93 (2H,m), 7.71 (1H,
s), 7.75 (1H, s), 9.27 (2H, s). IR (KBr) νcm-1: 3392, 2774, 1709, 1665, 1606, 149
6, 1344, 1267, 1162, 1040, 766.
【0622】実施例264 1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-({2-[(2-エトキシフェニル)アミノ]エチル}アミノ)ペ
ンタン-1-オン 2塩酸塩
【化620】 参考例171で得た5-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-5-イル)-5-オキソペンチル{2-[(2-エトキシフ
ェニル)アミノ]エチル}カルバミン酸 tert-ブチル(690
mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(545mg) を融点155-157℃(分解)の無色
結晶として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.36 (3H, t, J = 6.8H
z), 1.64-1.70 (4H, m),2.18 (3H, s), 2.95 (2H, br.
s), 3.00 (2H, t, J = 6.8Hz), 3.13-3.19 (4H, m), 3.
53 (2H, t, J = 6.6Hz), 4.05 (2H, q, J = 6.8Hz), 4.
14 (2H, t, J = 8.5Hz), 6.85-7.02 (4H, m), 6.94 (2
H, br) 7.82 (1H, s), 7.83 (1H, d, J = 8.3Hz), 8.07
(1H, d, J = 8.3Hz), 9.36 (2H, s). IR (KBr) νcm-1: 3546, 3467, 2748, 1678, 1600, 150
4, 1439, 1393, 1322, 1265, 1122, 1042, 762.
【0623】実施例265 5-[5-({2-[(2-エトキシフェニル)アミノ]エチル}アミ
ノ)ペンタノイル]-1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベン
ゾイミダゾール-2-オン 2塩酸塩
【化621】 参考例171で得た5-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-5-イル)-5-オキソペンチル{2-[(2-エトキシフ
ェニル)アミノ]エチル}カルバミン酸 tert-ブチル(660
mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(448mg) を融点173-175℃(分解)の無色
結晶として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.36 (3H, t, J = 7.0H
z), 1.65-1.73 (4H, m),2.97 (2H, br.s), 3.08 (2H,
t, J = 6.8Hz), 3.13 (2H, br.s), 3.35 (3H, s),3.37
(3H, s), 3.53 (2H, t, J = 6.5Hz), 4.05 (2H, q, J =
7.0Hz), 6.85-7.02 (4H, m), 7.24 (1H, d, J = 8.3H
z), 7.46 (2H, br) 7.72 (1H, s), 7.79 (1H, d, J =
8.3Hz), 9.39 (2H, s). IR (KBr) νcm-1: 3423, 2749, 1718, 1673, 1619, 150
6, 1394, 1263, 1200, 1041, 767.
【0624】実施例266 8-{3-[1-(2-フェニルエチル)-4-ピペリジニル]プロパノ
イル}-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1
H)-オン 塩酸塩
【化622】 参考例174で得た8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)
-オン(312mg)、および(2-ブロモエチル)ベンゼン(185m
g) を用いて、実施例81と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物を融点207-208℃の淡黄色結晶(285mg)と
して得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.42-1.47 (3
H, m), 1.69-1.80 (4H,m), 2.01-2.13 (4H, m), 2.64-
2.68 (2H, m), 2.81-2.88 (4H, m), 2.95 (2H, t, J =
7.6Hz), 3.10 (2H, d, J = 11.5Hz), 3.55 (2H, s), 3.
74 (2H, t, J = 6Hz), 7.18-7.30 (5H, m), 7.73 (2H,
s). IR (KBr) νcm-1: 1715, 1672, 1604, 1343, 1152.
【0625】実施例267 8-(3-{1-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]-4-ピペリジ
ニル}プロパノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-i
j]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化623】 参考例174で得た8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)
-オン(312mg)、およびメタンスルホン酸2-(2-メトキシ
フェニル)エチル(230mg) を用いて、実施例81と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉
末(184mg)として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.30-1.40 (3
H, m), 1.67-1.76 (4H,m), 1.97-2.07 (4H, m), 2.51-
2.55 (2H, m), 2.80-2.84 (4H, m), 2.94 (2H, t, J =
7.5Hz), 3.03 (2H, d, J = 11.0Hz), 3.55 (2H, s), 3.
74 (2H, t, J = 6Hz), 3.81(3H, s), 6.83-6.89 (2H,
m), 7.13-7.20 (2H, m), 7.73 (2H, s). IR (KBr) νcm-1: 1717, 1673, 1604, 1495, 1343, 124
3, 1153.
【0626】実施例268 8-(3-{1-[2-(2-メチルフェニル)エチル]-4-ピペリジニ
ル}プロパノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]
キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化624】 参考例174で得た8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)
-オン、およびメタンスルホン酸2-(2-メチルフェニル)
エチルを用いて、実施例81と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.30-1.40 (3
H, m), 1.68-1.78 (4H,m), 1.99-2.07 (4H, m), 2.32
(3H, s), 2.49-2.53 (2H, m), 2.79-2.85 (4H, m), 2.9
5 (2H, t, J = 7.5Hz), 3.06 (2H, d, J = 10.7Hz), 3.
55 (2H, s), 3.74(2H, t, J = 6Hz), 7.09-7.15 (4H,
m), 7.73 (2H, s). IR (KBr) νcm-1: 1717, 1673, 1604, 1495, 1342, 115
3.
【0627】実施例269 8-(3-{1-[2-(2-クロロフェニル)エチル]-4-ピペリジニ
ル}プロパノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]
キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化625】 参考例174で得た8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)
-オン、およびメタンスルホン酸2-(2-クロロフェニル)
エチルを用いて、実施例81と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.30-1.40 (3
H, m), 1.68-1.78 (4H,m), 2.01-2.07 (4H, m), 2.55-
2.59 (2H, m), 2.82 (2H, t, J = 6Hz), 2.93-2.96 (4
H, m), 3.03 (2H, d, J = 11.0Hz), 3.55 (2H, s), 3.7
4 (2H, t, J = 6Hz), 7.13-7.34 (4H, m), 7.73 (2H,
s). IR (KBr) νcm-1: 1716, 1673, 1604, 1496, 1342, 115
2.
【0628】実施例270 8-(3-{1-[2-(3-メトキシフェニル)エチル]-4-ピペリジ
ニル}プロパノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-i
j]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化626】 参考例174で得た8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)
-オン、およびメタンスルホン酸2-(3-メトキシフェニ
ル)エチルを用いて、実施例81と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.30-1.39 (3
H, m), 1.68-1.77 (4H,m), 1.97-2.07 (4H, m), 2.55-
2.59 (2H, m), 2.77-2.84 (4H, m), 2.93-3.02 (4H,
m), 3.55 (2H, s), 3.74 (2H, t, J = 6Hz), 3.79 (3H,
s), 6.73-6.80 (3H, m), 7.20 (1H, t, J = 8Hz), 7.7
3 (2H, s). IR (KBr) νcm-1: 1717, 1673, 1603, 1342, 1152.
【0629】実施例271 8-(3-{1-[2-(3-メチルフェニル)エチル]-4-ピペリジニ
ル}プロパノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]
キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化627】 参考例174で得た8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)
-オン、およびメタンスルホン酸2-(3-メチルフェニル)
エチルを用いて、実施例81と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.30-1.39 (3
H, m), 1.68-1.77 (4H,m), 1.97-2.07 (4H, m), 2.32
(3H, s), 2.54-2.58 (2H, m), 2.75-2.85 (4H, m), 2.9
3-3.03 (4H, m), 3.55 (2H, s), 3.74 (2H, t, J = 6H
z), 6.99-7.04 (3H, m), 7.17 (1H, t, J = 8Hz), 7.73
(2H, s). IR (KBr) νcm-1: 1719, 1673, 1605, 1342, 1152.
【0630】実施例272 8-(3-{1-[2-(3-クロロフェニル)エチル]-4-ピペリジニ
ル}プロパノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]
キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化628】 参考例174で得た8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)
-オン(312mg)、およびメタンスルホン酸2-(3-クロロフ
ェニル)エチル(235mg) を用いて、実施例81と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を融点108-109℃の
淡黄色結晶(200mg) として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.28-1.40 (3
H, m), 1.67-1.77 (4H,m), 1.96-2.07 (4H, m), 2.53-
2.57 (2H, m), 2.76-2.84 (4H, m), 2.90-3.00 (4H,
m), 3.55 (2H, s), 3.74 (2H, t, J = 6Hz), 7.07-7.25
(4H, m), 7.73 (2H, s). IR (KBr) νcm-1: 1717, 1673, 1603, 1343, 1152.
【0631】実施例273 8-(3-{1-[2-(3-フルオロフェニル)エチル]-4-ピペリジ
ニル}プロパノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-i
j]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化629】 参考例174で得た8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)
-オン、およびメタンスルホン酸2-(3-フルオロフェニ
ル)エチルを用いて、実施例81と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物を融点214-215℃の淡黄色結晶と
して得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.29-1.40 (3
H, m), 1.68-1.77 (4H,m), 1.97-2.07 (4H, m), 2.54-
2.58 (2H, m), 2.78-2.84 (4H, m), 2.93-3.00 (4H,
m), 3.55 (2H, s), 3.74 (2H, t, J = 6Hz), 6.86-6.98
(3H, m), 7.20-7.26 (1H, m), 7.73 (2H, s). IR (KBr) νcm-1: 1717, 1673, 1604, 1342, 1143.
【0632】実施例274 8-{3-[1-(3-フェニルプロピル)-4-ピペリジニル]プロパ
ノイル}-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2
(1H)-オン 塩酸塩
【化630】 参考例174で得た8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)
-オン、および(3-ブロモプロピル)ベンゼンを用いて、
実施例81と同様の操作を行うことにより、表題化合物
を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.25-1.40 (3
H, m), 1.63-1.73 (4H,m), 1.80-1.92 (5H, m), 2.00-
2.06 (2H, m), 2.35 (2H, t, J = 7.6Hz), 2.62(2H, t,
J = 7.6Hz), 2.82 (2H, t, J = 6Hz),2.91-2.95 (3H,
m), 3.55 (2H, s), 3.74 (2H, t, J = 6Hz), 7.12-7.33
(5H, m), 7.73 (2H, s). IR (KBr) νcm-1: 1714, 1672, 1604, 1496, 1344, 115
3.
【0633】実施例275 8-(3-{1-[2-(2-メチルフェノキシ)エチル]-4-ピペリジ
ニル}プロパノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-i
j]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化631】 参考例174で得た8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)
-オン、および1-(2-ブロモエトキシ)-2-メチルベンゼン
を用いて、実施例81と同様の操作を行うことにより、
表題化合物を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.30-1.35 (3
H, m), 1.67-1.75 (4H,m), 2.00-2.06 (2H, m), 2.14
(2H, t, J = 11.0Hz), 2.21 (3H, s), 2.80-2.84(4H,
m), 2.94 (2H, t, J = 7.4Hz), 3.03 (2H, d, J = 11H
z), 3.55 (2H, s),3.74 (2H, t, J = 6Hz), 4.11 (2H,
t, J = 6Hz), 6.80-6.87 (2H, m), 7.12-7.15 (2H, m),
7.73 (2H, s). IR (KBr) νcm-1: 1718, 1673, 1604, 1496, 1343, 124
4.
【0634】実施例276 8-(3-{1-[2-(2-エトキシフェノキシ)エチル]-4-ピペリ
ジニル}プロパノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-
ij]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化632】 参考例174で得た8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)
-オン、および1-(2-ブロモエトキシ)-2-エトキシベンゼ
ンを用いて、実施例81と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.30-1.39 (3
H, m), 1.43 (3H, t, J= 7Hz), 1.67-1.75 (4H, m), 2.
00-2.13 (4H, m), 2.81-2.84 (4H, m), 2.94 (2H, t, J
= 7.5Hz), 3.03 (2H, d, J = 11Hz), 3.55 (2H, s),
3.74 (2H, t, J =6Hz), 4.07(2H, q, J = 7Hz), 4.11-
4.15 (2H, m), 6.87-6.91 (4H, m), 7.73(2H, s). IR (KBr) νcm-1: 1717, 1672, 1604, 1499, 1342, 125
3.
【0635】実施例277 9-{3-[1-(2-フェニルエチル)-4-ピペリジニル]プロパノ
イル}-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]
キノリン-5-オン 塩酸塩
【化633】 参考例176で得た9-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キ
ノリン-5-オン、および(2-ブロモエチル)ベンゼンを用
いて、実施例81と同様の操作を行うことにより、表題
化合物を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.30-1.40 (3
H, m), 1.68-1.77 (4H,m), 1.94-2.03 (4H, m), 2.56-
2.69 (2H, m), 2.68 (2H, t, J = 7Hz), 2.79-2.86 (4
H, m), 2.94 (4H, t, J = 7Hz), 3.02 (2H, d, J = 11H
z),), 3.90 (2H, t, J = 6Hz), 7.17-7.30 (5H, m), 7.
62 (2H, d, J = 5.4Hz). IR (KBr) νcm-1: 1674, 1604, 1360, 1158.
【0636】実施例278 9-(3-{1-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]-4-ピペリジ
ニル}プロパノイル)-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリ
ド[3,2,1-ij]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化634】 参考例176で得た9-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キ
ノリン-5-オン、およびメタンスルホン酸2-(2-メトキシ
フェニル)エチルを用いて、実施例81と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末として
得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.30-1.40 (3
H, m), 1.67-1.76 (4H,m), 1.94-2.03 (4H, m), 2.51-
2.55 (2H, m), 2.68 (2H, t, J = 7Hz), 2.81-2.86 (4
H, m), 2.94 (4H, t, J = 7Hz), 3.03 (2H, d, J = 11H
z), 3.81 (3H, s),3.89 (2H, t, J = 6Hz), 6.83-6.89
(2H, m), 7.13-7.20 (2H, m), 7.62 (2H,d, J = 5Hz). IR (KBr) νcm-1: 1674, 1604, 1494, 1362, 1339, 124
3, 1168.
【0637】実施例279 9-(3-{1-[2-(2-クロロフェニル)エチル]-4-ピペリジニ
ル}プロパノイル)-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド
[3,2,1-ij]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化635】 参考例176で得た9-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キ
ノリン-5-オン、およびメタンスルホン酸2-(2-メトキシ
フェニル)エチルを用いて、実施例81と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末として
得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.30-1.40 (3
H, m), 1.68-1.78 (4H,m), 1.94-2.07 (4H, m), 2.55-
2.59 (2H, m), 2.68 (2H, t, J = 7Hz), 2.84 (2H, t,
J = 6Hz), 2.96 (6H, t, J = 7Hz), 3.03 (2H, d, J =
11Hz), 3.89(2H,d, J = 6Hz), 7.12-7.34 (4H, m), 7.6
2 (2H, d, J = 5Hz). IR (KBr) νcm-1: 1674, 1604, 1489, 1361, 1339, 116
8.
【0638】実施例280 9-(3-{1-[2-(3-メトキシフェニル)エチル]-4-ピペリジ
ニル}プロパノイル)-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリ
ド[3,2,1-ij]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化636】 参考例176で得た9-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キ
ノリン-5-オン、およびメタンスルホン酸2-(3-メトキシ
フェニル)エチルを用いて、実施例81と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末として
得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.30-1.40 (3
H, m), 1.67-1.77 (4H,m), 1.95-2.02 (4H, m), 2.53-
2.60 (2H, m), 2.68 (2H, t, J = 7Hz), 2.77-2.87 (4
H, m), 2.92-3.02 (6H, m), 3.79 (3H, s), 3.89 (2H,
t, J = 6Hz), 6.73-6.80 (3H, m), 7.18-7.22 (1H, m),
7.62 (2H, d, J = 5Hz). IR (KBr) νcm-1: 1674, 1603, 1485, 1361, 1339, 116
7.
【0639】実施例281 9-(3-{1-[2-(3-メチルフェニル)エチル]-4-ピペリジニ
ル}プロパノイル)-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド
[3,2,1-ij]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化637】 参考例176で得た9-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キ
ノリン-5-オン、およびメタンスルホン酸2-(3-メチルフ
ェニル)エチルを用いて、実施例81と同様の操作を行
うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末として得
た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.30-1.40 (3
H, m), 1.70-1.77 (4H,m), 1.94-2.02 (4H, m), 2.32
(3H, s), 2.54-2.58 (2H, m), 2.68 (2H, t, J =7Hz),
2.75-2.80 (2H, m), 2.83-2.86 (2H, m), 2.94 (4H, t,
J = 7Hz), 3.02(2H, d, J = 11Hz), 3.89 (2H, t, J =
6Hz), 6.99-7.01 (3H, m), 7.17 (1H,t, J = 7Hz), 7.
62 (2H, d, J = 5Hz). IR (KBr) νcm-1: 1675, 1604, 1485, 1361, 1339, 116
6.
【0640】実施例282 9-(3-{1-[2-(3-クロロフェニル)エチル]-4-ピペリジニ
ル}プロパノイル)-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド
[3,2,1-ij]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化638】 参考例176で得た9-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キ
ノリン-5-オン、およびメタンスルホン酸2-(3-クロロフ
ェニル)エチルを用いて、実施例81と同様の操作を行
うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末として得
た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.30-1.40 (3
H, m), 1.68-1.77 (4H,m), 1.94-2.02 (4H, m), 2.54-
2.58 (2H, m), 2.68 (2H, t, J = 7Hz), 2.76-2.80 (2
H, m), 2.84 (2H, t, J = 6Hz), 2.90-3.00 (6H, m),
3.90 (2H, t, J = 6Hz), 7.08 (1H, d, J = 7Hz), 7.16
-7.23 (3H, m), 7.62 (2H, d, J = 5Hz). IR (KBr) νcm-1: 1674, 1603, 1483, 1360, 1338, 116
7.
【0641】実施例283 9-(3-{1-[2-(3-フルオロフェニル)エチル]-4-ピペリジ
ニル}プロパノイル)-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリ
ド[3,2,1-ij]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化639】 参考例176で得た9-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キ
ノリン-5-オン、およびメタンスルホン酸2-(3-フルオロ
フェニル)エチルを用いて、実施例81と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末として
得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.30-1.40 (3
H, m), 1.68-1.81 (4H,m), 1.94-2.02 (4H, m), 2.55-
2.59 (2H, m), 2.68 (2H, t, J = 7Hz), 2.78-2.86 (4
H, m), 2.92-3.00 (6H, m), 3.89 (2H, t, J = 6Hz),
6.86-6.98 (3H, m),7.23 (1H, q, J = 4Hz), 7.62 (2H,
d, J = 5Hz). IR (KBr) νcm-1: 1674, 1604, 1585, 1486, 1361, 133
9, 1158.
【0642】実施例284 (±)-9-{3-[1-(1-メチル-2-フェニルエチル)-4-ピペリ
ジニル]プロパノイル}-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピ
リド[3,2,1-ij]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化640】 参考例176で得た9-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キ
ノリン-5-オン、および(±)-メタンスルホン酸1-メチル
-2-フェニルエチルを用いて、実施例81と同様の操作
を行うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末とし
て得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 0.94 (3H, d,
J = 6Hz), 1.30-1.40 (3H, m), 1.67-1.78 (4H, m),
1.94-2.00 (2H, m), 2.26-2.42 (2H, m), 2.68 (2H, t,
J = 7Hz), 2.84 (2H, t, J = 6Hz),2.90-3.04 (9H,
m), 3.90 (2H, t, J= 6Hz), 7.16-7.34 (5H, m), 7.62
(2H, d, J = 5Hz). IR (KBr) νcm-1: 1673, 1604, 1484, 1361, 1339, 115
8.
【0643】実施例285 (±)-9-(3-{1-[2-(2-メトキシフェニル)-1-メチルエチ
ル]-4-ピペリジニル}プロパノイル)-2,3,6,7-テトラヒ
ドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化641】 参考例176で得た9-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キ
ノリン-5-オン、および(±)-メタンスルホン酸2-(2-メ
トキシフェニル)-1-メチルエチルを用いて、実施例81
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を淡黄色非
晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 0.94 (3H, d,
J = 6Hz), 1.30-1.40 (3H, m), 1.67-1.77 (4H, m),
1.94-2.00 (2H, m), 2.36-2.44 (2H, m), 2.68 (2H, t,
J = 7Hz), 2.84 (2H, t, J = 6Hz),2.92-3.04 (9H,
m), 3.80 (3H, s), 3.89 (2H, t, J = 6Hz), 6.83 (1H,
d, J = 7Hz), 6.88 (1H, t, J = 6Hz), 7.10(1H, d, J
= 7Hz), 7.17 (1H, t, J = 6Hz), 7.62 (2H, d, J = 5
Hz). IR (KBr) νcm-1: 1675, 1604, 1494, 1362, 1339, 124
4, 1159.
【0644】実施例286 9-{3-[1-(3-フェニルプロピル)-4-ピペリジニル]プロパ
ノイル}-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-i
j]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化642】 参考例176で得た9-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キ
ノリン-5-オン、および(3-ブロモプロピル)ベンゼンを
用いて、実施例81と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.28-1.40 (3
H, m), 1.67-1.73 (4H,m), 1.79-1.91 (4H, m), 1.93-
2.04 (2H, m), 2.35 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.60-2.70
(4H, m), 2.84 (2H, t, J = 6Hz), 2.90-2.95 (6H, m),
3.89 (2H, t, J =6Hz), 7.15-7.29 (5H, m), 7.61 (2
H, d, J = 5Hz). IR (KBr) νcm-1: 1675, 1604, 1361, 1339, 1166.
【0645】実施例287 (±)-9-{3-[1-(1-メチル-2-フェノキシエチル)-4-ピペ
リジニル]プロパノイル}-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-
ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化643】 参考例176で得た9-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キ
ノリン-5-オン、および(±)-(2-ブロモプロポキシ)ベン
ゼンを用いて、実施例81と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.19 (3H, d,
J = 6Hz), 1.30-1.40 (3H, m), 1.66-1.76 (4H, m),
1.93-1.99 (2H, m), 2.28-2.40 (2H, m), 2.68 (2H, t,
J = 7Hz), 2.84 (2H, t, J = 6Hz), 2.91-3.04 (7H,
m), 3.89 (2H, d, J= 6Hz), 4.05-4.10 (2H, m), 6.88-
6.95 (3H, m), 7.25-7.30 (2H, m), 7.61 (2H, d, J =
5Hz). IR (KBr) νcm-1: 1674, 1601, 1496, 1361, 1339, 124
4, 1159.
【0646】実施例288 (±)-9-(3-{1-[2-(2-メトキシフェノキシ)-1-メチルエ
チル]-4-ピペリジニル}プロパノイル)-2,3,6,7-テトラ
ヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オン塩酸塩
【化644】 参考例176で得た9-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイ
ル]-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キ
ノリン-5-オン、および(±)-1-(2-ブロモプロポキシ)-2
-メトキシベンゼンを用いて、実施例81と同様の操作
を行うことにより、表題化合物を淡黄色非晶状粉末とし
て得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.18 (3H, d,
J = 6Hz), 1.30-1.40 (3H, m), 1.66-1.75 (4H, m),
1.94-2.00 (2H, m), 2.23-2.39 (2H, m), 2.68 (2H, t,
J = 7Hz), 2.84 (2H, t, J = 6Hz), 2.90-2.96 (6H,
m), 3.07-3.11 (1H,m), 3.85 (3H, s), 3.89 (2H, d, J
= 6Hz), 4.11-4.16 (2H, m), 6.88-6.94 (4H, m), 7.6
1 (2H, d, J = 5Hz). IR (KBr) νcm-1: 1673, 1601, 1506, 1362, 1338, 125
3, 1158.
【0647】実施例289 6-{5-[(2-フェニルエチル)アミノ]ペンタノイル}-3,4-
ジヒドロ-2(1H)-キナゾリノン 塩酸塩
【化645】 参考例177で得た6-(5-クロロペンタノイル)-3,4-ジ
ヒドロ-2(1H)-キナゾリノンおよび2-フェニルエチルア
ミンを用いて、参考例19および実施例1と同様の操作
を順次行うことにより、表題化合物を融点199-205℃(分
解)の無色結晶として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.68-1.66 (4H, m), 2.9
9-2.94 (6H, m), 3.10(2H, m), 4.38 (2H, s), 6.86 (1
H, d, J = 9.0Hz), 7.04 (1H,s), 7.28-7.25 (3H, m),
7.34-7.32 (2H, m), 7.80-7.76 (2H, m), 9.02 (2H,
s), 9.47 (1H, br.s). 元素分析 C21H25N3O2・HClとして 計算値:C, 65.02; H, 6.76; N, 10.83. 実験値:C, 64.42; H, 6.58; N, 10.80. MS m/z: 352 [M+H]+
【0648】実施例290 6-(5-{[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ}ペンタ
ノイル)-3,4-ジヒドロ-2(1H)-キナゾリノン 塩酸塩
【化646】 参考例177で得た6-(5-クロロペンタノイル)-3,4-ジ
ヒドロ-2(1H)-キナゾリノンおよび2-(2-メトキシフェニ
ル)エチルアミンを用いて、参考例19および実施例1
と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を融点
176-180℃(分解)の無色結晶として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.66 (4H, m), 3.03-2.9
5 (8H, m), 3.79 (3H, s), 4.37 (2H, s), 7.01-6.83
(4H, m), 7.27-7.16 (2H, m), 7.78-7.75 (2H, m), 8.8
7 (2H, br.s), 9.44 (1H, s). 元素分析 C22H27N3O3・HCl・H2O として 計算値:C, 63.22; H, 6.75; N, 10.05. 実験値:C, 62.98; H, 6.62; N, 10.11. MS m/z: 382 [M+H]+
【0649】実施例291 6-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-3,4-ジヒドロ-2(1H)-キナゾリノン 塩酸塩
【化647】 参考例177で得た6-(5-クロロペンタノイル)-3,4-ジ
ヒドロ-2(1H)-キナゾリノンおよび2-(2-クロロフェニ
ル)エチルアミンを用いて、参考例19および実施例1
と同様の操作を順次行うことにより、表題化合物を融点
176-185℃(分解)の無色結晶として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.68 (4H, m), 3.11-2.9
6 (8H, m), 4.39 (2H, s), 6.86 (1H, d, J = 8.1Hz),
7.04 (1H, s), 7.49-7.28 (4H, m), 7.81-7.77 (2H,
m), 9.17 (2H, br.s), 9.47 (1H, s). 元素分析 C21H24N3O2・HClとして 計算値:C, 59.72; H, 5.97; N, 9.95. 実験値:C, 59.43; H, 5.69; N, 9.51. MS m/z: 386 [M+H]+
【0650】実施例292 6-{5-[メチル(2-フェニルエチル)アミノ]ペンタノイル}
-3,4-ジヒドロ-2(1H)-キナゾリノン 塩酸塩
【化648】 参考例177で得た6-(5-クロロペンタノイル)-3,4-ジ
ヒドロ-2(1H)-キナゾリノンおよびN-メチル-N-(2-フェ
ニルエチル)アミンを用いて、実施例9と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を融点164-166℃の無色結
晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.53-1.74 (4
H, m), 2.30 (3H, s), 2.42-2.47 (2H, m), 2.57-2.63
(2H, m), 2.75-2.80 (2H, m), 2.89-2.93 (2H, m), 4.5
9 (2H, s), 5.50 (1H, s), 6.76 (1H, d, J = 8.1Hz),
7.30-7.18 (5H, m), 7.70 (1H, s), 7.78 (1H, dd, J =
8.1, 1.8Hz), 8.34 (1H, s). 元素分析 C22H27N3O2・HCl として 計算値:C, 62.92; H, 7.20; N, 10.01. 実験値:C, 62.59; H, 7.12; N, 10.13. MS m/z: 386 [M+H]+
【0651】実施例293 6-{5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル}-3,4-ジヒドロ-2(1H)-キナゾリノン
塩酸塩
【化649】 参考例177で得た6-(5-クロロペンタノイル)-3,4-ジ
ヒドロ-2(1H)-キナゾリノンおよび2-(2-メトキシフェニ
ル)エチルアミンを用いて、実施例9と同様の操作を行
うことにより、表題化合物を融点170-171℃(分解)の無
色結晶として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.79-1.63 (4H, m), 2.7
9 (3H, d, J = 4.8Hz),3.02-2.95 (4H, m), 3.24-3.07
(4H, m), 3.80 (3H, s), 4.38 (2H, m), 6.94-6.84 (2
H, m), 7.04-6.99 (2H, m), 7.30-7.20 (2H, m), 7.80-
7.77 (2H, m), 9.47 (1H, s), 10.29 (1H, br.s). 元素分析 C25H29N3O3・HCl・1.5H2O として 計算値:C, 60.19; H, 7.25; N, 9.16. 実験値:C, 60.69; H, 7.17; N, 9.38. MS m/z: 396 [M+H]+
【0652】実施例294 6-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル}-3,4-ジヒドロ-2(1H)-キナゾリノン 塩
酸塩
【化650】 参考例177で得た6-(5-クロロペンタノイル)-3,4-ジ
ヒドロ-2(1H)-キナゾリノンおよび2-(2-クロロフェニ
ル)エチルアミンを用いて、実施例9と同様の操作を行
うことにより、表題化合物を融点192-195℃(分解)の無
色結晶として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.79-1.64 (4H, m), 2.8
2 (3H, d, J = 4.8 Hz),3.02-2.97 (2H, m), 3.26-3.10
(6H, m), 4.38 (2H, s), 6.85 (1H, d, J = 8.1 Hz),
7.04 (1H, s), 7.38-7.30 (2H, m), 7.49-7.44 (2H,
m), 7.80-7.76 (2H, m), 9.47 (1H, s), 10.73 (1H, b
r.s). 元素分析 C22H25N3O2・HCl・0.5H2O として 計算値:C, 59.33; H, 6.34; N, 9.43. 実験値:C, 59.22; H, 6.77; N, 9.58. MS m/z: 400 [M+H]+
【0653】実施例295 1,3-ジメチル-6-{5-[メチル(2-フェニルエチル)アミノ]
ペンタノイル}-3,4-ジヒドロ-2(1H)-キナゾリノン 塩
酸塩
【化651】 参考例178で得た6-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジ
メチル-3,4-ジヒドロ-2(1H)-キナゾリノンおよびN-メチ
ル-N-(2-フェニルエチル)アミンを用いて、実施例9と
同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点174-17
6℃の無色結晶として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.79-1.62 (4H, m), 2.7
9 (3H, d, J = 4.8Hz),2.92 (3H, s), 3.07-3.02 (4H,
m), 3.24 (3H,s), 3.41-3.13 (4H, m), 4.45 (2H, s),
7.03 (1H, d, J = 8.7Hz), 7.38-7.24 (5H, m), 7.79
(1H, d, J = 1.8Hz), 7.92 (1H, dd, J = 8.7, 2.1 H
z), 10.58 (1H, br.s). 元素分析 C24H32N3O2・HCl・H2O として 計算値:C, 67.04; H, 7.05; N, 9.77. 実験値:C, 66.42; H, 7.67; N, 9.87. MS m/z: 394 [M+H]+
【0654】実施例296 6-{5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル}-1,3-ジメチル-3,4-ジヒドロ-2(1H)-
キナゾリノン 塩酸塩
【化652】 参考例178で得た6-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジ
メチル-3,4-ジヒドロ-2(1H)-キナゾリノンおよび2-(2-
メトキシフェニル)エチルアミンを用いて、実施例9と
同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点145-14
6℃の無色結晶として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.79-1.65 (4H, m), 2.7
8 (3H, s), 2.92 (3H, s), 3.18-2.96 (8H, m), 3.24
(3H, s), 3.81 (3H, s), 4.45 (2H, s), 6.94-6.89 (1
H, m), 7.04-6.99 (2H, m), 7.30-7.21 (2H, m), 7.79
(1H, d, J = 1.8Hz), 7.92 (1H, dd, J = 8.6, 2.0Hz),
10.57 (1H, br.s). 元素分析 C25H34N3O3・HCl・H2O として 計算値:C, 65.27; H, 7.45; N, 9.13. 実験値:C, 64.68; H, 7.58; N, 9.31. MS m/z: 424 [M+H]+
【0655】実施例297 6-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル}-1,3-ジメチル-3,4-ジヒドロ-2(1H)-キナ
ゾリノン 塩酸塩
【化653】 参考例178で得た6-(5-クロロペンタノイル)-1,3-ジ
メチル-3,4-ジヒドロ-2(1H)-キナゾリノンおよび2-(2-
クロロフェニル)エチルアミンを用いて、実施例9と同
様の操作を行うことにより、表題化合物を融点187-188
℃の無色結晶として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.77-1.66 (4H, m), 2.8
2 (3H, s), 2.92 (3H, s), 3.07-3.02 (2H, m), 3.24
(3H, s), 3.40-3.00 (6H, m), 4.44 (2H,s), 7.03(1H,
d, J = 8.4 Hz), 7.37-7.30 (2H, m), 7.49-7.44 (2H,
m), 7.79 (1H, s), 7.91 (1H, d, J = 8.4 Hz), 10.63
(1H, br.s). 元素分析 C24H30ClN3O2・HCl・2H2O として 計算値:C, 61.99; H, 7.59; N, 9.04. 実験値:C, 61.97; H, 6.91; N, 9.31. MS m/z: 428 [M+H]+
【0656】実施例298 8-[4-(ベンジルアミノ)ブタノイル]-1,2,5,6-テトラヒ
ドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化654】 参考例180で得たベンジル[4-オキソ-4-(4-オキソ-1,
2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-
イル)ブチル]カルバミン酸tert-ブチル(526mg) を用い
て、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合
物(384mg) を融点159-161℃の無色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 2.01 (2H, t, J = 7.4H
z), 2.59 (2H, t, J = 7.6Hz), 2.80-3.25 (8H, m), 3.
99 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.05-4.20 (2H, m), 7.35-7.6
5 (5H, m), 7.72 (2H, s), 9.40-9.60 (2H, br).
【0657】実施例299 8-(4-{[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ}ブタノ
イル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノ
リン-4-オン 塩酸塩
【化655】 参考例181で得た2-(2-メトキシフェニル)エチル[4-
オキソ-4-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ブチル]カルバミン酸tert-
ブチル(790mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物(452mg) を融点165-167℃の無
色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.85-2.10 (2H, m), 2.6
0 (2H, t, J = 7.6Hz),2.90-3.25 (12H, m), 3.81 (3H,
s), 4.00 (2H, t, J = 8.4Hz), 6.92 (1H, dt,J = 7.
3, 1.2Hz), 7.00 (1H, d, J = 7.3Hz), 7.15-7.30 (2H,
m), 7.74 (2H,s), 9.00-9.20 (2H, br). 元素分析 C24H29ClN2O3・0.5H2O として 計算値:C, 65.82; H, 6.90; N, 6.40. 実験値:C, 65.37; H, 6.68; N, 6.34.
【0658】実施例300 8-[5-(ベンジルアミノ)ペンタノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化656】 参考例182で得たベンジル[5-オキソ-5-(4-オキソ-1,
2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-
イル)ペンチル]カルバミン酸tert-ブチル(498mg)を用い
て、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合
物(340mg) を融点123-125℃の無色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.55-1.85 (4H, m), 2.5
9 (2H, t, J = 7.6Hz),2.80-3.05 (6H, m), 3.17 (2H,
t, J = 8.4Hz), 3.99 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.05-4.20
(2H, m), 7.35-7.65 (5H, m), 7.73 (2H, s), 9.40-9.6
0 (2H, br).
【0659】実施例301 8-{5-[(2-メトキシベンジル)アミノ]ペンタノイル}-1,
2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-
オン 塩酸塩
【化657】 参考例183で得た2-メトキシベンジル[5-オキソ-5-(4
-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キ
ノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸tert-ブチル(524
mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(381mg) を融点90-92℃の無色結晶とし
て得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.55-1.80 (4H, m), 2.6
0 (2H, t, J = 7.6Hz),2.80-3.05 (6H, m), 3.18 (2H,
t, J = 8.4Hz), 3.75-4.10 (4H, m), 3.84 (3H,s), 6.9
5-7.15 (2H, m), 7.35-7.50 (2H, m), 7.73 (2H, s),
8.90-9.10 (2H,br).
【0660】実施例302 8-[6-(ベンジルアミノ)ヘキサノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化658】 参考例184で得たベンジル[6-オキソ-6-(4-オキソ-1,
2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-
イル)ヘキシル]カルバミン酸tert-ブチル(554mg)を用い
て、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合
物(360mg) を融点181-183℃の無色結晶として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.30-1.45 (2H, m), 1.5
5-1.80 (4H, m), 2.59 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.80-3.00
(6H, m), 3.17 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.98 (2H,t, J =
8.4Hz), 4.05-4.20 (2H, m), 7.35-7.65 (5H, m), 7.7
2 (2H, s), 9.35-9.55 (2H, br). 元素分析 C24H29ClN2O2・1.5H2O として 計算値:C, 65.52; H, 7.33; N, 6.37. 実験値:C, 65.53; H, 7.25; N, 6.17.
【0661】実施例303 8-{6-[(2-メトキシベンジル)アミノ]ヘキサノイル}-1,
2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-
オン 塩酸塩
【化659】 参考例185で得た2-メトキシベンジル[6-オキソ-6-(4
-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キ
ノリン-8-イル)ヘキシル]カルバミン酸tert-ブチル(486
mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(393mg) を淡黄色非晶状粉末として得
た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.30-1.45 (2H, m), 1.5
5-1.80 (4H, m), 2.59 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.90-3.00
(4H, m), 3.16 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.84 (3H,s), 3.
90-4.15 (6H, m), 6.99 (1H, t, J = 7.5Hz), 7.09 (1
H, d, J = 8.0 Hz), 7.41 (1H, t, J = 8.0Hz), 7.51
(1H, d, J = 7.5Hz), 7.73 (2H, s), 9.00-9.20 (2H, b
r).
【0662】実施例304 6-{6-[(2-フェニルエチル)アミノ]ヘキサノイル}-2H-1,
4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オン 塩酸塩
【化660】 参考例186で得た6-オキソ-6-(3-オキソ-3,4-ジヒド
ロ-2H-1,4-ベンゾオキサジン-6-イル)ヘキシル(2-フェ
ニルエチル)カルバミン酸tert-ブチル(842mg) を用い
て、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合
物(490mg) を融点208-210℃の無色結晶として得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.30-1.45 (2H, m), 1.5
5-1.70 (4H, m), 2.85-3.00 (6H, m), 3.05-3.20 (2H,
m), 4.68 (2H, s), 7.05 (1H, d, J = 8.4Hz), 7.10-7.
20 (5H, m), 7.51 (1H, s), 7.62 (1H, dd, J = 8.4,
2.1Hz), 8.80-9.05(2H, br), 10.91 (1H, s).
【0663】実施例305 6-(6-{[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ}ヘキサ
ノイル)-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オン 塩酸塩
【化661】 参考例187で得た2-(2-メトキシフェニル)エチル[6-
オキソ-6-(3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキ
サジン-6-イル)ヘキシル]カルバミン酸tert-ブチル(974
mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(567mg) を融点151-153℃の無色結晶と
して得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.30-1.45 (2H, m), 1.5
5-1.75 (4H, m), 2.80-3.10 (8H, m), 3.80 (3H, s),
4.68 (2H, s), 6.91 (1H, t, J = 7.5Hz), 7.00 (1H,
d, J = 7.8Hz), 7.05 (1H, d, J = 8.6Hz), 7.19 (1H,
d, J = 7.5Hz), 7.26 (1H, dt, J = 7.8, 1.8Hz), 7.53
(1H, t, J = 1.8Hz), 7.62 (1H, dd, J = 8.6, 1.8H
z), 8.90-9.10 (2H, br), 10.94 (1H, s).
【0664】実施例306 6-(6-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ヘキサノ
イル)-2H-1,4-ベンゾオキサジン-3(4H)-オン 塩酸塩
【化662】 参考例188で得た2-(2-クロロフェニル)エチル[6-オ
キソ-6-(3-オキソ-3,4-ジヒドロ-2H-1,4-ベンゾオキサ
ジン-6-イル)ヘキシル]カルバミン酸tert-ブチル(974m
g) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物(387mg)を融点183-185℃の無色結晶とし
て得た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.30-1.45 (2H, m), 1.5
5-1.75 (4H, m), 2.85-3.20 (8H, m), 4.68 (2H, s),
7.05 (1H, d, J = 8.7Hz), 7.25-7.55 (5H, m), 7.62
(1H, dd, J = 8.4, 1.8Hz), 8.80-9.20 (2H, br), 10.9
2 (1H, s).
【0665】実施例307 8-{4-[(2-フェニルエチル)アミノ]ブタノイル}-1,2,5,6
-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン
塩酸塩
【化663】 参考例179で得た8-(4-クロロブタノイル)-1,2,5,6-
テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.
00g) および2-フェニルエチルアミン(870mg) を用い
て、参考例19および実施例1と同様の操作を順次行う
ことにより、表題化合物(500mg) を無色結晶として得
た。1 H NMR (300MHz, DMSO-d6) δ 1.90-2.05 (2H, m), 2.6
0 (2H, t, J = 7.6Hz),2.90-3.25 (12H, m), 3.99 (2H,
t, J = 8.4Hz), 7.20-7.40 (5H, m), 7.74 (2H, s),
9.00-9.20 (2H, br).
【0666】実施例308 8-[5-(3,4-ジヒドロ-2(1H)-イソキノリニル)ペンタノイ
ル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリ
ン-4-オン 塩酸塩
【化664】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.00
g) および1,2,3,4-テトラヒドロイソキノリン(457mg)
を用いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、表
題化合物(779mg) を融点203-205℃の無色結晶として得
た。1 H NMR (フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.60-1.90 (4
H, m), 2.55 (2H, t, J= 7.2Hz), 2.60-2.80 (4H, m),
2.88 (2H, t, J = 5.7Hz), 2.90-3.00 (4H, m),3.17 (2
H, t, J = 8.4Hz), 3.61 (2H, s), 4.10 (2H, t, J =
8.4Hz), 6.95-7.15 (4H, m), 7.67 (1H, s), 7.71 (1H,
s).
【0667】実施例309 8-(3-{1-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]-4-ピペリジ
ニル}プロパノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化665】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.50g)
およびメタンスルホン酸2-(2-メトキシフェニル)エチル
(1.16g) を用いて、実施例81と同様の操作を行うこと
により、表題化合物(1.69g) を融点209-211℃の無色結
晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.20-1.50 (3
H, m), 1.60-2.10 (6H,m), 2.40-3.10 (12H, m), 3.23
(2H, t, J = 8.4Hz), 3.81 (3H, s), 4.13 (2H,t, J =
8.4Hz), 6.80-6.95 (2H, m), 7.10-7.25 (2H, m), 7.68
(1H, s), 7.72(1H, s). 元素分析 C28H34N2O3・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 68.35; H, 7.37; N, 5.69. 実験値:C, 68.85; H, 7.54; N, 5.84.
【0668】実施例310 8-(3-{1-[2-(3-メトキシフェニル)エチル]-4-ピペリジ
ニル}プロパノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化666】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.50g)
およびメタンスルホン酸2-(3-メトキシフェニル)エチル
(1.16g) を用いて、実施例81と同様の操作を行うこと
により、表題化合物(1.53g) を融点240-242℃の無色結
晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.20-1.45 (3
H, m), 1.55-2.10 (6H,m), 2.50-3.10 (12H, m), 3.23
(2H, t, J = 8.4Hz), 3.79 (3H, s), 4.14 (2H,t, J =
8.4Hz), 6.70-6.85 (3H, m), 7.15-7.30 (1H, m), 7.68
(1H, s), 7.72(1H, s). 元素分析 C28H34N2O3・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 68.35; H, 7.37; N, 5.69. 実験値:C, 68.92; H, 6.69; N, 5.87.
【0669】実施例311 8-(3-{1-[2-(4-メトキシフェニル)エチル]-4-ピペリジ
ニル}プロパノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化667】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オンおよびメ
タンスルホン酸2-(4-メトキシフェニル)エチルを用い
て、実施例81と同様の操作を行うことにより、表題化
合物を融点141-143℃の無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.30-1.60 (3
H, m), 1.65-1.85 (4H,m), 2.00-2.20 (2H, m), 2.60-
3.15 (12H, m), 3.23 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.78(3H,
s), 4.14 (2H, t, J = 8.4Hz), 6.83 (2H, d, J = 8.6H
z), 7.13 (2H, d,J = 8.6Hz), 7.67 (1H, s), 7.72 (1
H, s). 元素分析 C28H34ClN2O3・HCl・H2Oとして 計算値:C, 67.12; H, 7.44; N, 5.59. 実験値:C, 67.29; H, 7.56; N, 5.32.
【0670】実施例312 8-(3-{1-[2-(2-エトキシフェニル)エチル]-4-ピペリジ
ニル}プロパノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化668】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オンおよびメ
タンスルホン酸2-(2-エトキシフェニル)エチルを用い
て、実施例81と同様の操作を行うことにより、表題化
合物を融点182-184℃の無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.30-1.50 (3
H, m), 1.41 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.65-1.85 (4H, m),
1.95-2.10 (2H, m), 2.50-2.65 (2H, m), 2.71(2H, t,
J = 7.6Hz), 2.80-3.15 (8H, m), 3.23 (2H, t, J = 8.
4Hz), 4.03 (2H, q, J = 7.0Hz), 4.14 (2H, t, J = 8.
4Hz), 6.75-6.90 (2H, m), 7.10-7.20 (2H, m), 7.68
(1H, s), 7.72 (1H, s). 元素分析 C29H36N2O3・HCl・H2Oとして 計算値:C, 67.62; H, 7.63; N, 5.44. 実験値:C, 67.08; H, 7.24; N, 5.28.
【0671】実施例313 8-(3-{1-[2-(2-ヒドロキシフェニル)エチル]-4-ピペリ
ジニル}プロパノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロ
ロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化669】 実施例309で得た8-(3-{1-[2-(2-メトキシフェニル)
エチル]-4-ピペリジニル}プロパノイル)-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(800mg)
の臭化水素酸(15ml) 溶液を140℃で1時間攪拌した。反
応液を炭酸カリウム水溶液でpH=12とした後、酢酸エチ
ルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグ
ネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去することによ
り、表題化合物のフリー塩基体(622mg) を融点143-145
℃の無色結晶として得た。上記フリー塩基体(500mg) を
塩化水素−エタノール溶液で処理することにより、表題
化合物(432mg) を融点220-222℃の無色結晶として得
た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.25-1.50 (3
H, m), 1.65-1.90 (4H,m), 2.05-2.20 (2H, m), 2.60-
2.70 (2H, m), 2.72 (2H, t, J = 7.8Hz), 2.75-2.85
(3H, m), 2.94 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.03 (2H, t, J =
7.8Hz), 3.10-3.20 (2H, m), 3.26 (2H, t, J = 8.5H
z), 4.14 (2H, t, J = 8.5Hz), 6.73 (1H, dt, J = 7.
3, 1.2Hz), 6.87 (1H, dd, J = 5.2, 0.8Hz), 6.98 (1
H, dd, J = 4.8, 0.8Hz), 7.12 (1H, dt, J = 7.9, 1.5
Hz), 7.67 (1H, s), 7.72 (1H, s). 元素分析 C27H32N2O3・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 67.84; H, 7.17; N, 5.86. 実験値:C, 67.78; H, 7.51; N, 5.87.
【0672】実施例314 8-(3-{1-[2-(3-ヒドロキシフェニル)エチル]-4-ピペリ
ジニル}プロパノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロ
ロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化670】 実施例310で得た8-(3-{1-[2-(3-メトキシフェニル)
エチル]-4-ピペリジニル}プロパノイル)-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オンを用い
て、実施例313と同様の操作を行うことにより、表題
化合物を融点229-231℃の無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.20-1.55 (3
H, m), 1.60-1.85 (4H,m),1.90-2.20 (2H, m), 2.55-3.
15 (13H, m), 3.27 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.14(2H, t,
J = 8.4Hz), 6.60-6.75 (3H, m), 7.10-7.20 (1H, m),
7.67 (1H, s),7.72 (1H, s). 元素分析 C27H32N2O3・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 67.84; H, 7.17; N, 5.86. 実験値:C, 68.07; H, 7.35; N, 5.69.
【0673】実施例315 8-(3-{1-[2-(3-メチルフェニル)エチル]-4-ピペリジニ
ル}プロパノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化671】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500mg)
およびメタンスルホン酸2-(3-メチルフェニル)エチル(3
60mg) を用いて、実施例81と同様の操作を行うことに
より、表題化合物(391mg) を融点197-199℃の無色結晶
として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.25-1.50 (3
H, m), 1.60-1.85 (4H,m), 1.90-2.10 (2H, m), 2.32
(3H, s), 2.45-3.10 (12H, m), 3.22 (2H, t, J= 8.4H
z), 4.13 (2H, t, J = 8.4Hz), 6.95-7.20 (4H, m), 7.
68 (1H, s), 7.72(1H, s). 元素分析 C28H34N2O2・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 70.64; H, 7.62; N, 5.88. 実験値:C, 70.53; H, 7.52; N, 5.91.
【0674】実施例316 8-(3-{1-[2-(2-クロロフェニル)エチル]-4-ピペリジニ
ル}プロパノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化672】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(600mg)
およびメタンスルホン酸2-(2-クロロフェニル)エチル(4
75mg) を用いて、実施例81と同様の操作を行うことに
より、表題化合物(303mg) を融点207-210℃の無色結晶
として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.20-1.45 (3
H, m), 1.60-1.80 (4H,m), 1.95-2.10 (2H, m), 2.50-
2.60 (2H, m), 2.72 (2H, t, J = 7.6Hz), 2.85-3.10
(8H, m), 3.23 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.14 (2H, t, J =
8.4Hz), 7.10-7.40 (4H, m), 7.68 (1H, s), 7.72 (1
H, s). 元素分析 C27H31ClN2O2・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 65.32; H, 6.70; N, 5.64. 実験値:C, 65.77; H, 6.87; N, 5.63.
【0675】実施例317 8-(3-{1-[2-(4-クロロフェニル)エチル]-4-ピペリジニ
ル}プロパノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化673】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オンおよびメ
タンスルホン酸2-(4-クロロフェニル)エチルを用いて、
実施例81と同様の操作を行うことにより、表題化合物
を融点204-206℃の無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.40-1.90 (7
H, m), 2.10-2.30 (2H,m), 2.72 (2H, t, J = 7.8Hz),
2.85-3.30 (12H, m), 4.14 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.10-
7.30 (4H, m), 7.67 (1H, s), 7.71 (1H, s). 元素分析 C27H31ClN2O2・HCl・H2Oとして 計算値:C, 64.16; H, 6.78; N, 5.54. 実験値:C, 64.15; H, 7.04; N, 5.25.
【0676】実施例318 8-(3-{1-[2-(4-ニトロフェニル)エチル]-4-ピペリジニ
ル}プロパノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化674】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500mg)
および1-(2-ブロモエチル)-4-ニトロベンゼン(368mg)
を用いて、実施例81と同様の操作を行うことにより、
表題化合物(443mg)を融点217-219℃の無色結晶として得
た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.25-1.55 (3
H, m), 1.60-1.85 (4H,m), 1.95-2.20 (2H, m), 2.60-
2.75 (4H, m), 2.85-3.15 (8H, m), 3.23 (2H, t, J =
8.4Hz), 4.14 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.37 (2H, d, J =
8.6Hz), 7.67 (1H, s), 7.72 (1H, s), 8.14 (2H, d, J
= 8.6Hz). 元素分析 C27H31N3O4・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 63.96; H, 6.56; N, 8.29. 実験値:C, 63.67; H, 6.77; N, 8.25.
【0677】実施例319 8-(3-{1-[2-(2,6-ジクロロフェニル)エチル]-4-ピペリ
ジニル}プロパノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロ
ロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化675】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(600mg)
およびメタンスルホン酸2-(2,6-ジクロロフェニル)エチ
ル(545mg) を用いて、実施例81と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物(272mg) を融点226-229℃の無色
結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.25-1.50 (3
H, m), 1.60-1.80 (4H,m), 2.00-2.20 (2H, m), 2.50-
2.60 (2H, m), 2.68 (2H, t, J = 7.6Hz), 2.85-3.30
(10H, m), 4.14 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.00-7.10 (1H,
m), 7.20-7.30 (2H, m), 7.68 (1H, s), 7.72 (1H, s). 元素分析 C27H30Cl2N2O2・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 61.08; H, 6.08; N, 5.28. 実験値:C, 60.96; H, 6.32; N, 5.04.
【0678】実施例320 8-(3-{1-[2-(1H-インドール-3-イル)エチル]-4-ピペリ
ジニル}プロパノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロ
ロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化676】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500mg)
および3-(2-ブロモエチル)-1H-インドール(394mg)を用
いて、実施例81と同様の操作を行うことにより、表題
化合物(370mg) を融点157-159℃の無色結晶として得
た。1 H NMR (フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.25-1.50 (3
H, m), 1.60-1.85 (4H,m), 1.95-2.10 (2H, m), 2.60-
2.80 (4H, m), 2.85-3.15 (8H, m), 3.23 (2H, t, J =
8.4Hz), 4.14 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.00-7.25 (3H,
m), 7.36 (1H, d, J= 8.1Hz), 7.62 (1H, d, J = 8.1H
z), 7.68 (1H, s), 7.73 (1H, s), 8.00-8.25 (1H, b
r). 元素分析 C28H33N3O2・HCl・H2Oとして 計算値:C, 68.29; H, 7.11; N, 8.24. 実験値:C, 68.77; H, 7.44; N, 7.94.
【0679】実施例321 (±)-8-{3-[1-(1-メチル-2-フェニルエチル)-4-ピペリ
ジニル]プロパノイル}-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロ
ロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化677】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(700mg)
および(±)-メタンスルホン酸1-メチル-2-フェニルエチ
ル(528mg) を用いて、実施例81と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物(257mg) を融点211-213℃の無色
結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 0.94 (3H, d,
J = 6.6Hz), 1.20-1.45(3H, m), 1.60-1.85 (4H, m),
2.10-2.45 (3H, m), 2.60-3.10 (10H, m), 3.23(2H, t,
J = 8.4Hz), 4.14 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.10-7.40 (5
H, m), 7.68 (1H, s), 7.72 (1H, s). 元素分析 C28H34N2O2・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 70.64; H, 7.62; N, 5.88. 実験値:C, 70.80; H, 7.59; N, 5.88.
【0680】実施例322 (±)-8-(3-{1-[2-(2-メトキシフェニル)-1-メチルエチ
ル]-4-ピペリジニル}プロパノイル)-1,2,5,6-テトラヒ
ドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化678】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(600mg)
および(±)-メタンスルホン酸2-(2-メトキシフェニル)-
1-メチルエチル(516mg) を用いて、実施例81と同様の
操作を行うことにより、表題化合物(204mg) を淡黄色非
晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 0.93 (3H, d,
J = 6.6Hz), 1.20-1.40(3H, m), 1.60-1.80 (4H, m),
2.20-2.45 (3H, m), 2.71 (2H, t, J = 7.8Hz),2.80-3.
05 (8H, m), 3.22 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.80 (3H, s),
4.12 (2H, t,J = 8.4Hz), 6.80-6.90 (2H, m), 7.05-
7.20 (2H, m), 7.67 (1H, s), 7.71 (1H, s). 元素分析 C29H36N2O3・HCl・H2Oとして 計算値:C, 67.62; H, 7.63; N, 5.44. 実験値:C, 67.65; H, 7.52; N, 5.42.
【0681】実施例323 (±)-8-{3-[1-(1-メチル-2-フェノキシエチル)-4-ピペ
リジニル]プロパノイル}-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピ
ロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化679】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(700mg)
および(±)-メタンスルホン酸1-メチル-2-フェノキシエ
チル(566mg) を用いて、実施例81と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物(559mg) を淡黄色非晶状粉末と
して得た。1 H NMR (フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.19 (3H, d,
J = 6.6Hz), 1.20-1.45(3H, m), 1.60-1.80 (4H, m),
2.00-2.50 (3H, m), 2.71 (2H, t, J = 7.8Hz),2.80-3.
10 (6H, m), 3.22 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.87 (1H, dd,
J = 9.4, 6.2Hz), 4.00-4.20 (3H, m), 6.80-7.00 (3
H, m), 7.20-7.35 (2H, m), 7.67 (1H, s), 7.71 (1H,
s). 元素分析 C28H34N2O3・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 68.35; H, 7.37; N, 5.69. 実験値:C, 68.37; H, 7.57; N, 5.63.
【0682】実施例324 (±)-メタンスルホン酸8-(3-{1-[2-(2-メトキシフェノ
キシ)-1-メチルエチル]-4-ピペリジニル}プロパノイル)
-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-
4-オン 塩酸塩
【化680】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(600mg)
および(±)-メタンスルホン酸2-(2-メトキシフェノキ
シ)-1-メチルエチル(550mg) を用いて、実施例81と同
様の操作を行うことにより、表題化合物(181mg) を淡黄
色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.19 (3H, d,
J = 6.6Hz), 1.20-1.40(3H, m), 1.60-1.80 (4H, m),
2.25-2.40 (2H, m), 2.72 (2H, t, J = 7.8Hz),2.85-3.
15 (7H, m), 3.22 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.80-3.90 (1
H, m), 3.85 (3H, s), 4.10-4.20 (3H, m), 6.85-7.00
(4H, m), 7.67 (1H, s), 7.71 (1H, s).元素分析 C29H
36N2O4・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 66.72; H, 7.34; N, 5.37. 実験値:C, 66.33; H, 7.54; N, 5.28.
【0683】実施例325 8-{3-[1-(2-オキソ-2-フェニルエチル)-4-ピペリジニ
ル]プロパノイル}-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化681】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500mg)
および塩化フェナシル(248mg) を用いて、実施例81と
同様の操作を行うことにより、表題化合物(301mg) を融
点114-116℃の無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.35-1.60 (3
H, m), 1.65-1.85 (4H,m), 2.15-2.35 (2H, m), 2.72
(2H, t, J = 7.6Hz), 2.85-3.10 (6H, m), 3.23(2H, t,
J = 8.4Hz), 3.86 (2H, s), 4.14 (2H, t, J = 8.4H
z), 7.40-7.75 (5H, m), 7.98 (1H, s), 8.02 (1H, s). 元素分析 C27H32N2O3・HCl・H2Oとして 計算値:C, 66.58; H, 7.24; N, 5.75. 実験値:C, 66.64; H, 7.25; N, 5.36.
【0684】実施例326 (±)-8-{3-[1-(2-ヒドロキシ-2-フェニルエチル)-4-ピ
ペリジニル]プロパノイル}-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-
ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化682】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500mg)
およびスチレンオキシド(193mg) のテトラヒドロフラン
(1ml) 混合物を100℃で1時間攪拌した。反応混合物をシ
リカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル−
メタノール(9:1))にて精製し、表題化合物のフリー塩基
体を融点133-135℃の無色結晶(468mg)として得た。上記
フリー塩基体(390mg) を塩化水素−エタノール溶液で処
理することにより、表題化合物(405mg) を融点235-237
℃の無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.30-1.55 (3
H, m), 1.60-1.85 (4H,m), 2.00-2.20 (1H, m), 2.25-
2.45 (1H, m), 2.50-2.60 (2H, m), 2.72 (2H, t, J =
7.6Hz), 2.85-3.05 (5H, m), 3.15-3.30 (3H, m), 3.40
-4.40 (1H, br.),4.14 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.80 (1H,
dd, J = 8.4, 5.4Hz), 7.20-7.40 (5H,m), 7.68 (1H,
s), 7.72 (1H, s). 元素分析 C27H32N2O3・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 67.84; H, 7.17; N, 5.86. 実験値:C, 68.30; H, 7.47; N, 5.72.
【0685】実施例327 1-(3-アミノ-4-メトキシフェニル)-3-{1-[2-(2-エトキ
シフェノキシ)エチル]-4-ピペリジニル}-1-プロパノン
2塩酸塩
【化683】 参考例191で得た1-(3-アミノ-4-メトキシフェニル)-
3-(4-ピペリジニル)-1-プロパノン 2塩酸塩(1.00g)
および炭酸カリウム(1.00g) のエタノール(20ml)懸濁液
に1-(2-ブロモエトキシ)-2-エトキシベンゼン(732mg)
を室温にて加えた。80℃で12時間攪拌後、反応液を減圧
下濃縮した。残査に水(30ml)および酢酸エチル(40ml)を
加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食塩水で洗
浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留
去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー
(展開溶媒;酢酸エチル−メタノール(9:1))にて精製
し、表題化合物のフリー塩基体を融点81-82℃の無色結
晶(828mg)として得た。上記フリー塩基体(200mg) を塩
化水素−エタノール溶液で処理することにより、表題化
合物(240mg) を融点123-125℃の無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.20-1.45 (3
H, m), 1.43 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.60-1.80 (4H, m),
2.00-2.20 (2H, m), 2.50-4.50 (2H, br), 2.83(2H, t,
J = 6.2Hz), 2.91 (2H, t, J = 7.2Hz), 2.95-3.10 (2
H, m), 3.91 (3H, s), 4.06 (2H, q, J = 7.0Hz), 4.16
(2H, t, J = 6.2Hz), 6.79 (1H, d, J= 8.4Hz), 6.85-
6.95 (4H, m), 7.35-7.45 (2H, m). 元素分析 C25H34N2O4・2HCl・H2Oとして 計算値:C, 58.02; H, 7.40; N, 5.41. 実験値:C, 57.66; H, 7.82; N, 4.99.
【0686】実施例328 N-[5-(3-{1-[2-(2-エトキシフェノキシ)エチル]-4-ピペ
リジニル}プロパノイル)-2-メトキシフェニル]メタンス
ルホンアミド 塩酸塩
【化684】 実施例327で得た1-(3-アミノ-4-メトキシフェニル)-
3-{1-[2-(2-エトキシフェノキシ)エチル]-4-ピペリジニ
ル}-1-プロパノン 2塩酸塩(300mg) およびトリエチル
アミン(0.195ml) のテトラヒドロフラン(10ml) 溶液に
メタンスルホニルクロリド(0.108ml) を室温にて加え12
時間攪拌後、反応液を減圧下濃縮した。残査に水(30ml)
および酢酸エチル(40ml)を加え、酢酸エチルで抽出し
た。有機層を飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥した後、溶媒を減圧下留去した。得られた残渣をシ
リカゲルクロマトグラフィー(展開溶媒;酢酸エチル−
メタノール(9:1))にて精製し、表題化合物のフリー塩基
体を無色油状物(291mg)として得た。上記フリー塩基体
(290mg) を塩化水素−エタノール溶液で処理することに
より、表題化合物(277mg) を無色非晶状粉末として得
た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.20-1.45 (3
H, m), 1.43 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.60-1.80 (4H, m),
2.05-2.20 (2H, m), 2.84 (2H, t, J = 6.2Hz),2.90-3.
10 (2H, m), 2.99 (3H,s), 3.45 (3H, s), 3.95-4.20
(7H, m), 6.85-6.95 (4H, m), 6.94 (1H, d, J = 5.6H
z), 7.82 (1H, dd, J = 8.4, 2.2Hz), 8.11 (1H, d, J
= 2.2Hz). 元素分析 C26H36N2O6S・HCl・1.5H2Oとして 計算値:C, 54.97; H, 7.10; N, 4.93. 実験値:C, 54.63; H, 6.93; N, 4.57.
【0687】実施例329 N-[5-(3-{1-[2-(2-エトキシフェノキシ)エチル]-4-ピペ
リジニル}プロパノイル)-2-メトキシフェニル]アセトア
ミド 塩酸塩
【化685】 実施例327で得た1-(3-アミノ-4-メトキシフェニル)-
3-{1-[2-(2-エトキシフェノキシ)エチル]-4-ピペリジニ
ル}-1-プロパノン 2塩酸塩(300mg) およびトリエチル
アミン(0.195ml) のテトラヒドロフラン(10ml) 溶液に
無水酢酸(0.132ml) を室温にて加え12時間攪拌後、反応
液を減圧下濃縮した。残査に水(30ml)および酢酸エチル
(40ml)を加え、酢酸エチルで抽出した。有機層を飽和食
塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を
減圧下留去した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグ
ラフィー(展開溶媒;酢酸エチル−メタノール(9:1))に
て精製し、表題化合物のフリー塩基体を無色油状物(276
mg)として得た。上記フリー塩基体(270mg) を塩化水素
−エタノール溶液で処理することにより、表題化合物(2
77mg) を融点127-129℃の無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.20-1.45 (3
H, m), 1.43 (3H, t, J= 7.0Hz), 1.60-1.80 (4H, m),
2.05-2.20 (2H, m), 2.23 (3H, s), 2.83 (2H,t, J =
6.2Hz), 2.90-3.10 (4H, m), 3.94 (3H, s), 4.07 (2H,
q, J = 7.0Hz),4.15 (2H, t, J = 6.2Hz), 6.80-7.00
(5H, m), 7.70-7.80 (2H, m), 9.01 (1H, s). 元素分析 C27H36N2O5・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 63.09; H, 7.45; N, 5.45. 実験値:C, 60.19; H, 7.42; N, 5.22.
【0688】実施例330 (±)-8-{3-[1-(2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イル)-4-
ピペリジニル]プロパノイル}-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H
-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化686】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(700mg)、
炭酸カリウム(700mg)、およびヨウ化カリウム(触媒量)
のアセトニトリル(10ml) 懸濁液に1-クロロインダン(36
0mg) を室温にて加え12時間攪拌後、反応液を減圧下濃
縮した。残査に水(15ml)および酢酸エチル(20ml)を加
え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和食塩水で洗浄
し、硫酸マグネシウムで乾燥した後、溶媒を減圧下留去
した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー
(展開溶媒;酢酸エチル−メタノール(9:1))にて精製
し、表題化合物のフリー塩基体を融点111-113℃の無色
結晶(285mg)として得た。上記フリー塩基体(270mg) を
塩化水素−エタノール溶液で処理することにより、表題
化合物(270mg) を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.00-1.45 (3
H, m), 1.60-1.80 (4H,m), 2.00-2.30 (4H, m), 2.60-
2.95 (8H, m), 3.02 (2H, t, J = 7.5Hz), 3.22(2H, t,
J = 8.4Hz), 4.13 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.35 (1H, t,
J = 7.0Hz), 7.15-7.40 (3H, m), 7.60-7.80 (3H, m). 元素分析 C28H32N2O2・HCl・2.0H2Oとして 計算値:C, 67.12; H, 7.44; N, 5.59. 実験値:C, 67.34; H, 7.30; N, 5.45.
【0689】実施例331 (±)-8-{3-[1-(1,2,3,4-テトラヒドロ-1-ナフタレニル)
-4-ピペリジニル]プロパノイル}-1,2,5,6-テトラヒドロ
-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化687】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(500mg)
および(±)-1-クロロ-1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン
(280mg) を用いて、実施例330と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物(43mg) を淡黄色非晶状粉末とし
て得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.10-1.45 (3
H, m), 1.55-1.80 (6H,m), 1.85-2.10 (4H, m), 2.50-
3.10 (10H, m), 3.23 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.75-3.85
(1H, m), 4.14 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.00-7.20 (3H,
m), 7.65-7.75 (3H, m).
【0690】実施例332 (±)-8-{3-[1-(1,2,3,4-テトラヒドロ-2-ナフタレニル)
-4-ピペリジニル]プロパノイル}-1,2,5,6-テトラヒドロ
-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化688】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(600mg)
および(±)-メタンスルホン酸1,2,3,4-テトラヒドロ-2-
ナフタレニル(456mg) を用いて、実施例330と同様の
操作を行うことにより、表題化合物(290mg) を融点223-
225℃の無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.20-1.45 (3
H, m), 1.55-1.85 (4H,m), 2.00-2.40 (3H, m), 2.60-
3.10 (14H, m), 3.23 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.14(2H,
t, J = 8.4Hz), 7.00-7.20 (4H, m), 7.68 (1H, s), 7.
73 (1H, s). 元素分析 C29H34N2O2・HCl・H2Oとして 計算値:C, 70.07; H, 7.50; N, 5.64. 実験値:C, 69.77; H, 7.26; N, 5.56.
【0691】実施例333 8-{3-[1-(6,7,8,9-テトラヒドロ-5H-ベンゾ[a]シクロヘ
プテン-7-イル)-4-ピペリジニル]プロパノイル}-1,2,5,
6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン
塩酸塩
【化689】 8-[3-(4-ピペリジニル)プロパノイル]-1,2,5,6-テトラ
ヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(600mg)
およびメタンスルホン酸6,7,8,9-テトラヒドロ-5H-ベン
ゾ[a]シクロヘプテン-7-イル(485mg) を用いて、実施例
330と同様の操作を行うことにより、表題化合物(51m
g) を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 300MHz, CDCl3) δ 1.30-1.60 (5
H, m), 1.60-1.85 (4H,m), 2.15-2.50 (4H, m), 2.65-
2.95 (11H, m), 3.02 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.22(2H,
t, J = 8.4Hz), 4.13 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.12 (4H,
s), 7.67 (1H, s), 7.71 (1H, s).
【0692】実施例334 8-{3-[2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イル(エチル)アミ
ノ]プロパノイル}-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化690】 参考例192で得た8-(3-クロロプロパノイル)-1,2,5,6
-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(4
89mg) およびN-(2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イル)-N-
エチルアミン(330mg) を用いて、実施例9と同様の操作
を行うことにより、表題化合物(406mg) を融点192-196
℃の無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.10 (3H, t,
J = 7.2Hz), 2.10-2.45(1H, m), 2.60-3.30 (16H, m),
3.55-3.75 (1H, m), 4.13 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.00-
7.20 (4H, m), 7.68 (1H, s), 7.72 (1H, s). 元素分析 C25H28N2O2・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 69.19; H, 6.97; N, 6.46. 実験値:C, 68.65; H, 7.09; N, 6.20.
【0693】実施例335 8-[4-(1,3,4,5-テトラヒドロ-2H-2-ベンズアゼピン-2-
イル)ブタノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化691】 参考例179で得た8-(4-クロロブタノイル)-1,2,5,6-
テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(50
0mg) および2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-2-ベンズアゼピ
ン(290mg) を用いて、実施例9と同様の操作を行うこと
により、表題化合物(538mg) を融点230-232℃の無色結
晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.60-1.80 (2
H, m), 1.90 (2H, quintet, J = 7.2Hz), 2.40 (2H, t,
J = 7.2Hz), 2.70 (2H, t, J = 7.6Hz), 2.80-3.15 (8
H, m), 3.20 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.87 (2H, s), 4.12
(2H, t, J = 8.4Hz), 7.00-7.20 (4H, m), 7.66 (1H,
s), 7.70 (1H, s). 元素分析 C25H28N2O2・HClとして 計算値:C, 70.66; H, 6.88; N, 6.59. 実験値:C, 70.20; H, 6.80; N, 6.56.
【0694】実施例336 8-[4-(7-メトキシ-1,3,4,5-テトラヒドロ-2H-2-ベンズ
アゼピン-2-イル)ブタノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4
H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化692】 参考例179で得た8-(4-クロロブタノイル)-1,2,5,6-
テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(50
0mg) および7-メトキシ-2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-2-ベ
ンズアゼピン(320mg) を用いて、実施例9と同様の操作
を行うことにより、表題化合物(246mg) を融点121-123
℃の無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.65-1.80 (2
H, m), 1.91 (2H, quintet, J = 7.0Hz), 2.42 (2H, t,
J = 7.0Hz), 2.71 (2H, t, J = 7.6Hz), 2.80-3.15 (8
H, m), 3.21 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.78 (3H, s), 3.84
(2H, s), 4.13 (2H, t, J = 8.4Hz), 6.61 (1H, dd, J
= 8.4, 2.6Hz), 6.70 (1H, d, J = 2.6Hz), 7.03 (1H,
d, J = 8.4Hz), 7.67 (1H, s), 7.71 (1H, s). 元素分析 C26H30N2O3・HCl・H2Oとして 計算値:C, 66.02; H, 7.03; N, 5.92. 実験値:C, 66.09; H, 7.30; N, 5.64.
【0695】実施例337 (±)-8-[5-(2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-イルアミノ)
ペンタノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1
-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化693】 参考例193で得た(±)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-1-
イル[5-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-
ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミ
ン酸tert-ブチル(332mg) を用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物(57mg) を融点98-10
0℃の無色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.50-1.75 (4H, m), 2.0
0-2.50 (2H, m), 2.54 (2H, t, J = 7.6Hz), 2.75-3.05
(8H, m), 3.12 (2H, t, J = 8.8Hz), 3.94 (2H,t, J =
8.8Hz), 4.60-4.75 (1H, m), 7.20-7.35 (3H, m), 7.6
0-7.70 (3H, m). 元素分析 C25H28N2O2・HCl・1.5H2Oとして 計算値:C, 66.43; H, 7.14; N, 6.20. 実験値:C, 66.70; H, 6.77; N, 6.09.
【0696】実施例338 8-[5-(2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イルアミノ)ペンタ
ノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キ
ノリン-4-オン 塩酸塩
【化694】 参考例194で得た2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イル
[5-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロ
ロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カルバミン酸t
ert-ブチル(461mg) を用いて、実施例1と同様の操作を
行うことにより、表題化合物(275mg) を融点187-189℃
の無色結晶として得た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.60-1.80 (4H, m), 2.5
9 (2H, t, J = 7.6Hz),2.80-3.40 (12H, m), 3.80-4.05
(3H, m), 7.10-7.30 (4H, m), 7.75 (2H, s),9.40-9.6
0 (2H, br). 元素分析 C25H28N2O2・HCl・2H2Oとして 計算値:C, 65.13; H, 7.22; N, 6.08. 実験値:C, 64.75; H, 7.01; N, 6.02.
【0697】実施例339 8-[5-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロ-2(1H)-イソキノリ
ニル)ペンタノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化695】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.00g)
および6,7-ジメトキシ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキノ
リン(945mg) を用いて、参考例19と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物(430mg) を融点215-217℃の無
色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.60-2.00 (6
H, m), 2.56 (2H, t, J= 7.0Hz), 2.65-3.10 (8H, m),
3.20 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.55 (2H, s), 3.84(6H,
s), 4.13 (2H, t, J = 8.4Hz), 6.52 (1H, s), 6.58 (1
H, s), 7.68 (1H,s), 7.72 (1H, s). 元素分析 C27H32N2O4・HCl・H2Oとして 計算値:C, 64.47; H, 7.01; N, 5.57. 実験値:C, 64.74; H, 7.25; N, 5.30.
【0698】実施例340 8-[5-(1,2,4,5-テトラヒドロ-3H-3-ベンズアゼピン-3-
イル)ペンタノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化696】 参考例1で得た8-(5-クロロペンタノイル)-1,2,5,6-テト
ラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(1.00g)
および2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベンズアゼピン(60
5mg) を用いて、参考例19と同様の操作を行うことに
より、表題化合物(703mg) を融点252-254℃の無色結晶
として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.50-1.85 (4
H, m), 2.53 (2H, t, J= 7.4Hz), 2.60-3.10 (14H, m),
3.22 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.13 (2H, t, J =8.4Hz),
7.00-7.20 (4H, m), 7.68 (1H, s), 7.73 (1H, s).
【0699】実施例341 8-{6-[2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イル(エチル)アミ
ノ]ヘキサノイル}-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化697】 参考例2で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(650m
g) およびN-(2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イル)-N-エ
チルアミン(330mg) を用いて、参考例19と同様の操作
を行うことにより、表題化合物(366mg) を融点160-162
℃の無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.20 (3H, t,
J = 7.2Hz), 1.30-1.85(6H, m), 2.50-3.30 (13H, m),
3.60-3.80 (4H, m), 4.10 (2H, t, J = 8.4Hz), 7.05-
7.25 (4H, m), 7.67 (1H, s), 7.71 (1H, s). 元素分析C25H34N2O2・HCl・3.5H2Oとして 計算値:C, 60.78; H, 8.57; N, 5.67. 実験値:C, 61.16; H, 8.12; N, 5.88.
【0700】実施例342 8-[6-(6,7-ジメトキシ-3,4-ジヒドロ-2(1H)-イソキノリ
ニル)ヘキサノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化698】 参考例2で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(600m
g) および6,7-ジメトキシ-1,2,3,4-テトラヒドロイソキ
ノリン(432mg) を用いて、参考例19と同様の操作を行
うことにより、表題化合物(540mg) を融点216-218℃の
無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.35-2.05 (8
H, m), 2.51 (2H, t, J= 7.6Hz), 2.60-2.85 (4H, m),
2.93 (2H, t, J = 7.6Hz), 3.02 (2H, t, J = 7.6Hz),
3.22 (2H, t, J = 8.4Hz), 3.55 (2H, s), 3.83 (6H,
s), 4.13 (2H, t,J = 8.4Hz), 6.52 (1H, s), 6.59 (1
H, s), 7.68 (1H, s), 7.72 (1H, s). 元素分析C28H34N2O4・HCl・2.5H2Oとして 計算値:C, 61.81; H, 7.41; N, 5.15. 実験値:C, 62.26; H, 6.99; N, 5.14.
【0701】実施例343 8-[6-(1,2,4,5-テトラヒドロ-3H-3-ベンゾアゼピン-3-
イル)ヘキサノイル]-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化699】 参考例2で得た8-(6-ブロモヘキサノイル)-1,2,5,6-テ
トラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-4-オン(600m
g) および2,3,4,5-テトラヒドロ-1H-3-ベンズアゼピン
(277mg) を用いて、参考例19と同様の操作を行うこと
により、表題化合物(566mg) を融点222-225℃の無色結
晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.30-1.85 (1
0H, m), 2.49 (2H, t, J= 7.6Hz), 2.60-2.80 (4H, m),
2.85-3.10 (6H, m), 3.21 (2H, t, J = 8.4Hz), 4.13
(2H, t, J = 8.4Hz), 7.10 (4H, s), 7.67 (1H, s), 7.
72 (1H, s). 元素分析 C27H32N2O2・HCl・0.5H2Oとして 計算値:C, 70.19; H, 7.42; N, 6.06. 実験値:C, 70.72; H, 7.13; N, 6.09.
【0702】実施例344 9-(3-{1-[2-(2-メチルフェニル)エチル]ピペリジン-4-
イル}プロパノイル)-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリ
ド[3,2,1-ij]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化700】 参考例176で得た9-(3-ピペリジン-4-イルプロパノイ
ル)-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キ
ノリン-5-オン(326mg) およびメタンスルホン酸2-(2-メ
チルフェニル)エチル(214mg) を用いて、実施例81と
同様の操作を行うことにより、表題化合物(172mg) を淡
黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.30-1.40 (3
H, m), 1.68-1.78 (4H,m), 1.94-2.02 (4H, m), 2.32
(3H, s), 2.49-2.53 (2H, m), 2.68 (2H, t, J =7Hz),
2.80-2.86 (4H, m), 2.94 (4H, t, J = 7Hz), 3.04 (2
H, t, J = 11Hz),3.89(2H, t, J = 6Hz), 7.09-7.15 (4
H, m), 7.62 (2H, d, J = 5Hz). IR (neat) νcm-1: 1674, 1604, 1489, 1361, 1339, 11
68.
【0703】実施例345 9-{5-[[2-(3-フルオロフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル}-2,3,6,7-テトラヒドロ-1H,5H-ピリド
[3,2,1-ij]キノリン-5-オン 塩酸塩
【化701】 参考例5で得た9-(5-クロロペンタノイル)-2,3,6,7-テ
トラヒドロ-1H,5H-ピリド[3,2,1-ij]キノリン-5-オン(3
06mg) およびN-[2-(3-フルオロフェニル)エチル]-N-メ
チルアミン(337mg) を用いて、実施例9と同様の操作を
行うことにより、表題化合物(205mg) を淡黄色非晶状粉
末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.54-1.60 (2
H, m), 1.70-1.77 (2H,m), 1.93-1.99 (2H, m), 2.29
(3H, s), 2.44 (2H, t, J = 7.5Hz), 2.58-2.62(2H,
m), 2.67 (2H, t, J = 6Hz), 2.74-2.79 (2H, m), 2.84
(2H, t, J = 6Hz), 2.91-2.96 (4H, m), 3.89 (2H, t,
J = 6Hz), 6.85-6.91 (2H, m), 6.96 (1H,d, J = 7.5H
z), 7.19-7.25 (1H, m), 7.62 (2H, d, J = 5Hz). IR (neat) νcm-1: 1675, 1604, 1589, 1485, 1362, 13
39, 1161.
【0704】実施例346 6-{5-[(2-フェニルエチル)アミノ]ペンタノイル}-3,4-
ジヒドロキノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化702】 参考例345で得た5-オキソ-5-(2-オキソ-1,2,3,4-テ
トラヒドロキノリン-6-イル)ペンチル(2-フェニルエチ
ル)カルバミン酸tert-ブチル (520mg) を用いて、実施
例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点2
00-202℃の無色結晶(390mg)として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.64-1.76 (4H, m), 2.4
7-2.51 (2H, m), 2.93-3.02 (8H, m), 3.05-3.15 (2H,
m), 6.97 (1H, d, J = 8.3Hz), 7.22-7.27 (3H,m), 7.3
1-7.35 (2H, m), 7.78-7.82 (2H, m), 9.25 (2H, s), 1
0.46 (1H, s). IR (KBr) νcm-1: 3305, 2937, 2775, 1684, 1604, 150
8, 1367.
【0705】実施例347 6-(5-{[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ}ペンタ
ノイル)-3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化703】 参考例197で得た2-(2-メトキシフェニル)エチル[5-
オキソ-5-(2-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-6-
イル)ペンチル]カルバミン酸tert-ブチル(630mg)を用い
て、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合
物を融点176-177℃の無色結晶(449mg)として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.63-1.72 (4H, m), 2.4
7-2.51 (2H, m), 2.92-3.01(10H, m), 3.79 (3H, s),
6.90 (1H, t, J = 7.5Hz), 6.98 (2H, t, J = 7.3Hz),
7.18 (1H, d, J = 7.3Hz), 7.24 (1H, t, J = 7.5Hz),
7.78-7.82 (2H, m), 9.16 (2H, s), 10.46 (1H, s). IR (KBr) νcm-1: 3272, 2942, 2747, 1682, 1602, 150
1, 1369, 1312, 1253, 762.
【0706】実施例348 6-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化704】 参考例198で得た2-(2-クロロフェニル)エチル[5-オ
キソ-5-(2-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-6-イ
ル)ペンチル]カルバミン酸tert-ブチル(670mg) を用い
て、実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合
物を融点197-198℃の無色結晶(450mg)として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.64-1.74 (4H, m), 2.4
7-2.51 (2H, m), 2.92-3.10(10H, m), 6.96 (1H, d, J
= 8.3Hz), 7.28-7.35 (2H, m), 7.39-7.47 (2H,m), 7.7
8-7.82 (2H, m), 9.31 (2H, s), 10.45 (1H, s). IR (KBr) νcm-1: 3276, 2955, 2738, 1684, 1654, 159
9, 1508, 1361, 1304, 1170, 756.
【0707】実施例349 6-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化705】 参考例195で得た6-(5-クロロペンタノイル)-3,4-ジ
ヒドロキノリン-2(1H)-オン(133mg) およびN-[2-(2-ク
ロロフェニル)エチル]-N-メチルアミン(187mg)を用い
て、実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合
物を融点167-168℃の無色結晶(99mg)として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.54-1.61 (2
H, m), 1.71-1.79 (2H,m), 2.34 (3H, s), 2.47 (2H,
t, J = 7.3Hz), 2.59-2.63 (2H, m), 2.68 (2H,t, J =
8Hz), 2.88-2.97 (4H, m), 3.04 (2H, t, J = 7.3Hz),
6.85 (1H, d, J= 6.4Hz), 7.10-7.19 (2H, m), 7.23 (1
H, d, J = 7.5Hz), 7.32 (1H, d, J = 7.5Hz), 7.80 (1
H, d, J = 6.4Hz), 7.81 (1H, s), 8.95 (1H, br). IR (KBr) νcm-1: 3188, 3059, 1674, 1608, 1595, 138
4, 1314, 816, 751.
【0708】実施例350 6-{6-[(2-フェニルエチル)アミノ]ヘキサノイル}-3,4-
ジヒドロキノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化706】 参考例199で得た6-(6-ブロモヘキサノイル)-3,4-ジ
ヒドロキノリン-2(1H)-オン(486mg)および2-フェニルエ
チルアミン(454mg) を用いて、実施例9と同様の操作を
行うことにより、表題化合物を融点223-224℃の無色結
晶(205mg)として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.35-1.42 (2
H, m), 1.46 (1H, br.s), 1.49-1.56(2H, m), 1.69-1.7
7(2H, m), 2.62-2.70 (4H, m), 2.80 (2H, t, J= 6Hz),
2.86-2.92 (4H, m), 3.03 (2H, t, J = 7.4Hz), 6.83
(1H, d, J = 7Hz), 7.16-7.18 (3H, m), 7.27-7.31 (2
H, m), 7.79 (1H, d, J = 7Hz), 7.80 (1H, s), 8.93
(1H, br). IR (KBr) νcm-1: 3193, 3062, 1671, 1605, 1505, 138
1, 1314.
【0709】実施例351 6-(6-{[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ}ヘキサ
ノイル)-3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化707】 参考例199で得た6-(6-ブロモヘキサノイル)-3,4-ジ
ヒドロキノリン-2(1H)-オン(486mg)および 2-(2-メトキ
シフェニル)エチルアミン(567mg) を用いて、実施例9
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点223-
224℃の無色結晶(122mg)として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.35-1.43 (2
H, m), 1.49-1.57 (2H,m), 1.53 (1H, br), 1.69-1.77
(2H, m), 2.62-2.69 (4H, m), 2.78-2.86 (4H, m), 2.9
0 (2H, t, J = 7Hz), 3.03 (2H, t, J = 7Hz), 3.81 (3
H, s), 6.81-6.89(3H, m), 7.13-7.20 (2H, m), 7.78
(1H, d, J = 7Hz), 7.79 (1H, s), 9.30 (1H, br). IR (KBr) νcm-1: 3192, 3061, 1677, 1608, 1495, 136
7, 1317, 1243.
【0710】実施例352 6-(6-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ヘキサノ
イル)-3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化708】 参考例199で得た6-(6-ブロモヘキサノイル)-3,4-ジ
ヒドロキノリン-2(1H)-オン(486mg)および 2-(2-クロロ
フェニル)エチルアミン(584mg) を用いて、実施例9と
同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点213-21
4℃の無色結晶(196mg)として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.37-1.45 (2
H, m), 1.49 (1H, br),1.51-1.58(2H, m), 1.71-1.78
(2H, m), 2.65-2.70 (4H, m), 2.86-2.96 (6H, m), 3.0
4 (2H, t, J = 7Hz), 6.85 (1H, d, J = 7Hz), 7.12-7.
31 (3H, m), 7.34(1H, d, J = 7.4Hz), 7.80 (1H, d, J
= 7Hz), 7.81 (1H, s), 8.93 (1H, br). IR (KBr) νcm-1: 3191, 3059, 1672, 1608, 1506, 138
0, 1316.
【0711】実施例353 6-(5-{[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ}ペンタ
ノイル)-1-メチル-3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-オン
塩酸塩
【化709】 参考例200で得た2-(2-メトキシフェニル)エチル[5-
(1-メチル-2-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロキノリン-6-
イル)-5-オキソペンチル]カルバミン酸tert-ブチル(220
mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物を融点167-168℃の無色結晶(184mg)とし
て得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.52-1.68 (4H, m), 2.4
9 (2H, t, J = 8Hz), 2.83-2.96(10H, m), 3.19 (3H,
s), 3.71 (3H, s), 6.81 (1H, t, J = 7.5Hz), 6.90 (1
H, t, J = 8.3Hz), 7.08-7.11 (2H, m), 7.16 (1H, d,
J = 7.5Hz), 7.76(1H, s), 7.80 (1H, d, J = 8.3Hz),
9.10 (2H, s). IR (KBr) νcm-1: 2951, 2783, 2453, 1688, 1606, 149
4, 1469, 1354, 1248, 1125, 766.
【0712】実施例354 6-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化710】 参考例201で得た2-(2-クロロフェニル)エチル[5-(1-
メチル-2-オキソ-1,2,3,4-テトラヒドロ-6-キノリニル)
-5-オキソペンチル]カルバミン酸tert-ブチル(240mg)
を用いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を融点102-103℃の無色結晶(193mg)として得
た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.52-1.68 (4H, m), 2.4
9 (2H, t, J = 8Hz), 2.87-3.07(10H, m), 3.19 (3H,
s), 7.10 (1H, d, J = 8.5Hz), 7.19-7.26 (2H, m), 7.
32 (1H, dd, J = 7, 2Hz), 7.37 (1H, dd, J = 7, 2H
z), 7.76 (1H, s), 7.81 (1H, d, J = 8.5Hz), 9.25 (2
H, s). IR (KBr) νcm-1: 2947, 2768, 2453, 1671, 1604, 147
7, 1443, 1355, 1126, 751.
【0713】実施例355 6-{5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル}-1-メチル-3,4-ジヒドロキノリン-2(1
H)-オン 塩酸塩
【化711】 参考例154で得た6-(5-クロロペンタノイル)-1-メチ
ル-3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-オン (224mg) およびN
-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]-N-メチルアミン(291
mg)を用いて、実施例9と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物を淡黄色非晶状粉末 (165mg)として得
た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.55-1.62 (2
H, m), 1.72-1.80(2H, m), 2.32 (3H, s) 2.46 (2H, t,
J = 7.3Hz), 2.55-2.59 (2H, m), 2.68 (2H, t,J = 7.
5Hz), 2.76-2.81 (2H, m), 2.93-2.98 (4H, m), 3.38
(3H, s), 3.81 (3H, s), 6.82-6.90 (2H, m), 7.01 (1
H, d, J = 8.5Hz), 7.12-7.19 (2H, m), 7.79 (1H, d,
J = 2Hz), 7.87 (1H, dd, J = 8.5, 2Hz). IR (KBr) νcm-1: 2941, 1679, 1604, 1495, 1466, 135
4, 1243, 1126.
【0714】実施例356 6-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル}-1-メチル-3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-
オン 塩酸塩
【化712】 参考例154で得た6-(5-クロロペンタノイル)-1-メチ
ル-3,4-ジヒドロキノリン-2(1H)-オン(224mg) およびN-
[2-(2-クロロフェニル)エチル]-N-メチルアミン(299mg)
を用いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を融点129-130℃の無色結晶(200mg)として得
た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.54-1.62 (2
H, m), 1.72-1.79 (2H,m), 2.33 (3H, s) 2.47 (2H, t,
J = 7.3Hz), 2.59-2.63 (2H, m), 2.68 (2H, t, J =
7.3Hz), 2.88-2.99 (6H, m), 3.39 (3H, s), 7.02 (1H,
d, J = 8.5Hz),7.10-7.19 (2H, m), 7.23 (1H, dd, J
= 7.3, 2Hz), 7.32 (1H, dd, J = 8, 2Hz), 7.79 (1H,
d, J = 2Hz), 7.87 (1H, dd, J = 8.5, 2Hz). IR (KBr) νcm-1: 2943, 1679, 1605, 1474, 1354, 130
5, 1126.
【0715】実施例357 (±)-8-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)ア
ミノ]ヘキサノイル}-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化713】 100mlの4口フラスコにポリりん酸7.8gを仕込み、50-60
℃に加温したのち1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,
2,1-ij]キノリン-4-オン520mg(3mmol) 及び参考例20
2で得た(±)-5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチ
ル)アミノ]ヘキサン酸850mg(3.3mmol)を加えた。外温11
0℃で15時間攪拌後、氷水(20ml) を加えて溶解し8N-NaO
H(約20ml) を加えてPH7-8とした。遊離した油状物を酢
酸エチル(30ml) で抽出し、水及び飽和食塩水各(20ml)
で順次洗浄ののち、MgSO4乾燥ののち濃縮した。残渣を
カラム精製し(塩基性シリカゲル:80g使用,展開溶媒:
酢酸エチル-ヘキサン=1:1)表題化合物のフリー塩基体
を淡黄色油状物(660mg) として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 0.95(3H, d,
J = 6.6Hz), 1.30-1.37(1H, m), 1.50-1.59 (1H, m),
1.68-1.76 (2H, m), 2.30 (3H, s), 2.50-2.58 (1H,
m), 2.61-2.73 (4H, m), 2.84-2.89 (4H, m), 3.02(2H,
t, J = 7.6Hz), 3.22 (2H, t, J = 8.3Hz), 4.13 (2H,
t, J = 7.0Hz), 7.08-7.18 (2H, m), 7.23(1H, dd, J
= 7.8, 1.5Hz), 7.30 (1H, dd, J = 7.8, 1.5Hz), 7.67
(1H, s), 7.72 (1H, s). IR (neat) νcm-1: 1674, 1598, 1494, 1447, 1381, 13
30, 1155, 753. 上記で得たフリー塩基体(650mg) を酢酸エチル(1ml) に
溶解し、室温下4N-塩酸(酢酸エチル溶液)(0.5ml) を
加えた。室温で30分間攪拌後濃縮し、残渣に酢酸エチル
(2ml) を加え析出した結晶をろ取し、表題化合物(568m
g) を融点93-95℃の微黄色粉末状として得た。
【0716】実施例358 (±)-8-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)ア
ミノ]ヘキサノイル}-5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ[3,2,
1-ij]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化714】 5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン2(1H)-オン
520mg(3mmol) 及び参考例202で得た(±)-5-[[2-(2-
クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]ヘキサン酸850
mg(3.3mmol) を用いて、実施例357と同様の操作を行
うことにより、表題化合物のフリー塩基体を淡黄色油状
物(456mg)として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 0.96 (3H, d,
J = 6.4Hz), 1.30-1.37(1H, m), 1.52-1.60(1H, m),
1.68-1.77 (2H, m), 2.00-2.06 (2H, m), 2.31(3H, s),
2.52-2.59 (1H, m), 2.62-2.75 (2H, m), 2.81-2.90
(6H, m), 3.54 (2H, s), 3.74 (2H, t, J = 6.0Hz), 7.
10 (1H, dt, J = 7.3, 1.7Hz), 7.16 (1H,dt, J = 7.3,
1.7Hz), 7.23 (1H, dd, J = 7.6, 1.7Hz), 7.30 (1H,
dd, J = 7.6, 1.7Hz), 7.73 (2H, s). IR (neat) νcm-1: 1718, 1673, 1604, 1496, 1343, 11
54, 753. 上記で得たフリー塩基体(440mg) を酢酸エチル(1ml) に
溶解し、室温下4N-塩酸(酢酸エチル溶液)(0.5ml) を
加えた。室温で30分間攪拌後濃縮し、残渣に酢酸エチル
(2ml) を加え析出した結晶をろ取し、表題化合物(420m
g)を融点63-65℃の微黄色粉末状として得た。
【0717】実施例359 (±)-1,3-ジメチル-5-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチ
ル](メチル)アミノ]ヘキサノイル}-1,3-ジヒドロ-2H-ベ
ンゾイミダゾール-2-オン 塩酸塩
【化715】 1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-
オン484mg(3mmol)及び参考例202で得た(±)-5-[[2-
(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]ヘキサン酸
850mg(3.3mmol)を用いて、実施例 と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物(860mg) のフリー塩基体を淡黄
色油状物として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 0.96(3H, d,
J = 6.46Hz), 1.32-1.39(1H, m), 1.54-1.59(1H,m), 1.
71-1.77 (2H, m), 2.31(3H, s), 2.51-2.58 (1H, m),
2.61-2.75 (2H, m), 2.82-2.99 (4H, m), 3.45 (3H,
s), 3.46 (3H, s), 6.99 (1H, d, J = 8.3Hz), 7.09 (1
H, dt, J = 7.3, 1.7Hz), 7.15 (1H, dt, J = 7.3, 1.7
Hz), 7.23(1H, dd, J = 7.6, 1.7Hz), 7.30 (1H, dd, J
= 7.6, 1.7Hz), 7.62 (1H, d, J= 1.5Hz), 7.78 (1H,
dd, J = 8.3, 1.5Hz). IR (KBr) νcm-1: 1720, 1676, 1622, 1511, 1475, 139
5, 1195, 750, 584 上記で得たフリー塩基体(850mg) を酢酸エチル(2ml) に
溶解し、室温下4N-塩酸(酢酸エチル溶液)(0.5ml) を
加えた。室温で30分間攪拌後濃縮し、残渣に酢酸エチル
(2ml) を加え析出した結晶をろ取し、表題化合物(900m
g)を微黄色非晶状粉末として得た。
【0718】実施例360 8-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1
H)-オン p-トルエンスルホン酸塩 実施例39で得た8-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]
アミノ}ペンタノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-
ij]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩(205mg, 0.5mmol) を
1規定の水酸化ナトリウム水溶液(10ml) と混じ、酢酸
エチル(30ml×3回)で抽出した。有機層を飽和塩化ナト
リウム水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、溶媒
を留去した。得られた残渣をエタノール(3ml) を加え、
溶液とした。次いでp-トルエンスルホン酸1水和物(95m
g, 0.5mmol) のエタノール(3ml) 溶液を加え、攪拌後、
エタノール(約5.5ml) を減圧下留去した。残渣を室温で
放置し、析出した結晶を濾取し、エタノールおよびジエ
チルエーテルで順次洗浄した。さらに減圧下乾燥するこ
とにより表題化合物を融点172-173℃(分解) の無色結晶
(258mg) として得た。 元素分析 C24H27ClN2O2・C7H8O3Sとして 計算値:C, 63.85; H, 6.05; N, 4.80. 実験値:C, 63.77; H, 5.99; N, 4.69.
【0719】実施例361 8-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1
H)-オン 硫酸塩 実施例39で得た8-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]
アミノ}ペンタノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-
ij]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩(205mg, 0.5mmol) お
よび硫酸(49mg, 0.5mmol) を用い、実施例360と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を融点155-156℃
(分解) の無色結晶(218mg) として得た。 元素分析 C24H27ClN2O2・H2SO4として 計算値:C, 56.63; H, 5.74; N, 5.50. 実験値:C, 56.42; H, 5.86; N, 5.23.
【0720】実施例362 8-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1
H)-オン 臭化水素酸塩 実施例39で得た8-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]
アミノ}ペンタノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-
ij]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩(205mg, 0.5mmol) お
よび48%臭化水素酸(84mg, 0.5mmol) を用い、実施例3
60と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点
201-203℃(分解) の無色結晶(220mg) として得た。 元素分析 C24H27ClN2O2・HBrとして 計算値:C, 58.61; H, 5.74; N, 5.70. 実験値:C, 58.54; H, 5.85; N, 5.53.
【0721】実施例363 5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}-1-(2,3-ジヒ
ドロ-2,2-ジメチル-1-ベンゾフラン-5-イル)ペンタン-1
-オン 塩酸塩
【化716】 参考例209で得た5-(2,3-ジヒドロ-2,2-ジメチル-1-
ベンゾフラン-5-イル)-5-オキソペンチル[2-(2-クロロ
フェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル(550mg)
を用いて、実施例1と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を融点132-133℃の無色結晶(350mg)として得
た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.42 (6H, s), 1.61-1.7
5 (4H, m), 2.93-3.16 (10H, m), 6.78 (1H, t, J = 8.
3Hz), 7.30-7.46 (4H, m), 7.79 (1H, d, J = 8.3Hz),
7.83 (1H, s), 9.36 (2H, br). IR (KBr) νcm-1: 2946, 1668, 1603, 1440, 1266, 109
0, 750.
【0722】実施例364 5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}-1-(3,4-ジヒ
ドロ-2H-クロメン-6-イル)-1-ペンタノン 塩酸塩
【化717】 参考例210で得た5-(3,4-ジヒドロ-2H-クロメン-6-イ
ル)-5-オキソペンチル[2-(2-クロロフェニル)エチル]カ
ルバミン酸 tert-ブチル(750mg) を用いて、実施例1
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点154-
155℃の無色結晶(586mg)として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.62-1.72 (4H, m), 1.9
1 (2H, br.s), 2.77 (2H, br.s) 2.95-2.98 (4H, m),
3.08-3.15 (4H, m), 4.18 (2H, br.s), 6.79 (1H,d, J
= 8.3Hz), 7.26-7.44 (4H, m), 7.69 (1H, d, J = 8.3H
z), 7.72 (1H, s), 9.19 (2H, br.s). IR (KBr) νcm-1: 2958, 1673, 1605, 1499, 1476, 125
7, 1138, 1019, 758.
【0723】実施例365 N-メチル-5-(5-{[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミ
ノ}ペンタノイル)-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-ス
ルホンアミド 塩酸塩
【化718】 参考例211で得た5-{7-[(メチルアミノ)スルホニル]-
2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イル}-5-オキソペンチ
ル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]カルバミン酸 tert
-ブチル(850mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行
うことにより、表題化合物を融点167-168℃の無色結晶
(673mg)として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.62-1.76 (4H, m), 2.4
5 (3H, d, J = 4.8Hz),2.94-3.05 (8H, m), 3.31 (2H,
t, J = 8.8Hz), 3.79 (3H, s), 4.80 (2H, t, J= 8.8H
z), 6.89 (1H, t, J = 7.6Hz), 6.98 (1H, d, J = 8.0H
z), 7.17(1H, d,J = 7.6Hz), 7.24 (1H, t, J = 8.0H
z), 7.47(1H, br.s), 8.05 (1H, s), 8.09(1H, s), 9.1
9 (2H, br). IR (KBr) νcm-1: 3319, 2783, 2453, 1686, 1605, 149
6, 1467, 1334, 1255, 1157, 1119, 758, 586.
【0724】実施例366 N-メチル-5-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}
ペンタノイル)-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホ
ンアミド 塩酸塩
【化719】 参考例212で得た5-{7-[(メチルアミノ)スルホニル]-
2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イル}-5-オキソペンチ
ル[2-(2-クロロフェニル)エチル]カルバミン酸tert-ブ
チル(500mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うこ
とにより、表題化合物を融点182-183℃の無色結晶(430m
g)として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.62-1.76 (4H, m), 2.4
5 (3H, d, J = 4.8Hz),2.97-3.11 (8H, m), 3.31 (2H,
t, J = 8.8Hz), 4.80 (2H, t, J = 8.8Hz), 7.28-7.34
(2H, m), 7.39-7.41 (1H, m), 7.44-7.47 (2H, m), 8.0
5 (1H, s), 8.09(1H, s), 9.28 (2H, br). IR (KBr) νcm-1: 3155, 2808, 1677, 1613, 1480, 143
1, 1326, 1228, 1150, 766, 588.
【0725】実施例367 N,N-ジメチル-5-(5-{[2-(2-メトキシフェニル)エチル]
アミノ}ペンタノイル)-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7
-スルホンアミド 塩酸塩
【化720】 参考例213で得た5-{7-[(ジメチルアミノ)スルホニ
ル]-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-5-イル}-5-オキソペ
ンチル[2-(2-メトキシフェニル)エチル]カルバミン酸
tert-ブチル(860mg) を用いて、実施例1と同様の操作
を行うことにより、表題化合物を融点164-165℃の無色
結晶(636mg)として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.62-1.75 (4H, m), 2.7
0 (6H, s), 2.93-3.06 (8H, m), 3.31 (2H, t, J = 8.8
Hz), 3.79 (3H, s), 4.79 (2H, t, J = 8.8Hz),6.89 (1
H, t, J = 7.6Hz), 6.98 (1H, d, J = 8.0Hz), 7.17 (1
H, d, J = 7.6Hz), 7.23 (1H, t, J = 8.0Hz), 8.00 (1
H, s), 8.13(1H, s), 9.17 (2H, br). IR (KBr) νcm-1: 2783, 1684, 1604, 1496, 1463, 142
4, 1338, 1250, 1152, 1126, 956, 766, 585.
【0726】実施例368 N-ジメチル-5-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミ
ノ}ペンタノイル)-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-ス
ルホンアミド 塩酸塩
【化721】 参考例214で得た2-(2-クロロフェニル)エチル(5-{7-
[(ジメチルアミノ)スルホニル]-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾ
フラン-5-イル}-5-オキソペンチル)カルバミン酸 tert
-ブチル(500mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行
うことにより、表題化合物を融点176-177℃の無色結晶
(417mg)として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.62-1.75 (4H, m), 2.7
0 (6H, s), 2.97-3.14 (8H, m), 3.32 (2H, t, J = 8.8
Hz), 4.79 (2H, t, J = 8.8Hz), 7.29-7.33 (2H,m), 7.
40 (1H, dd, J = 7.0, 1.7Hz), 7.45 (1H, dd, J = 7.
0, 1.7Hz), 8.00(1H, s), 8.13 (1H, s), 9.21 (2H, b
r). IR (KBr) νcm-1: 2776, 1684, 1601, 1461, 1424, 133
4, 1265, 1151, 1121, 963, 758, 758, 584.
【0727】実施例369 6-(5-{[2-(2-メトキシフェニル)エチル]アミノ}ペンタ
ノイル)-8-クロマンスルホンアミド 塩酸塩
【化722】 参考例215で得た5-[8-(アミノスルホニル)-3,4-ジヒ
ドロ-2H-クロメン-6-イル]-5-オキソペンチル[2-(2-メ
トキシフェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル(65
0mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物を融点184-185℃の無色結晶(560mg)とし
て得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.61-1.73 (4H, m), 1.9
5-1.98(2H, m), 2.86 (2H, t, J = 6.2Hz), 2.93-3.03
(8H, m), 3.78 (3H, s), 4.36 (2H, t, J = 5.1Hz), 6.
89 (1H, t, J = 7.3Hz), 6.97 (1H, d, J = 8.0Hz), 7.
16-7.25 (2H, m),7.19 (2H, s), 7.96 (1H, d, J = 2.0
Hz), 8.12 (1H, d, J = 2.0Hz), 9.23 (2H, br.s). IR (KBr) νcm-1: 3306, 3209, 2947, 1661, 1602, 157
3, 1495, 1342, 1244, 1161, 1140, 766, 591.
【0728】実施例370 6-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-8-クロマンスルホンアミド 塩酸塩
【化723】 参考例216で得た5-[8-(アミノスルホニル)-3,4-ジヒ
ドロ-2H-クロメン-6-イル]-5-オキソペンチル[2-(2-ク
ロロフェニル)エチル]カルバミン酸 tert-ブチル(650m
g) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物を融点177-178℃の無色結晶(564mg)とし
て得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.63-1.73 (4H, m), 1.9
5-1.99 (2H, m), 2.86 (2H, t, J=6.2Hz), 2.96 (2H, b
r.s), 3.02 (2H, t, J = 7.0Hz), 3.09-3.16 (4H, m),
4.36 (2H, t, J = 5.1Hz), 7.19(2H, s), 7.28-7.33 (2
H, m), 7.40 (1H,dd, J = 7, 2.2Hz), 7.44 (1H, dd, J
= 7, 2.2Hz), 7.96 (1H, d, J = 2.0Hz), 8.11 (1H,
d, J = 2.0Hz), 9.36 (2H, s). IR (KBr) νcm-1: 3307, 3208, 1662, 1602, 1573, 147
4, 1342, 1161, 1140, 1004, 907, 765, 591.
【0729】実施例371 5-{5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル}-N-メチル-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフ
ラン-7-スルホンアミド 塩酸塩
【化724】 参考例203で得た5-(5-クロロペンタノイル)-N-メチ
ル-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホンアミド(66
4mg) およびN-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]-N-メチ
ルアミン(752mg) を用いて、実施例9と同様の操作を行
うことにより、表題化合物(246mg) を淡黄色非晶状粉末
として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.54-1.61 (2
H, m), 1.71-1.78 (2H,m), 2.32 (3H, s), 2.46 (2H,
t, J = 7.3Hz), 2.56-2.60 (2H, m), 2.65 (3H,s), 2.7
6-2.80 (2H, m), 2.96 (2H, t, J = 7.0Hz), 3.33 (2H,
t, J = 8.8Hz),3.82 (3H, s), 4.82-4.85 (1H, br),
4.86 (2H, t, J = 8.8Hz), 6.83-6.89 (2H, m), 7.12-
7.19 (2H, m), 8.04 (1H, d, J = 1.6Hz), 8.22 (1H,
d, J = 1.6Hz). IR (neat) νcm-1: 3307, 1679, 1602, 1495, 1465, 13
30, 1244, 1160, 1118,756, 734, 587.
【0730】実施例372 5-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル}-N-メチル-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン
-7-スルホンアミド 塩酸塩
【化725】 参考例203で得た5-(5-クロロペンタノイル)-N-メチ
ル-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホンアミド(66
4mg) およびN-[2-(2-クロロフェニル)エチル]-N-メチル
アミン(768mg) を用いて、実施例9と同様の操作を行う
ことにより、表題化合物(360mg) を淡黄色非晶状粉末と
して得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.54-1.61 (2
H, m), 1.71-1.78 (2H,m), 2.34 (3H, s), 2.48 (2H,
t, J = 7.6Hz), 2.60-2.64 (2H, m), 2.66 (3H,d, J =
4.4Hz), 2.89-2.98 (4H, m), 3.34 (2H, t, J = 8.8H
z), 4.77 (1H, br.s), 4.87 (2H, t, J = 8.8Hz), 7.13
(1H, dt, J = 7.6, 1.5Hz), 7.18 (1H, dt, J = 7.6,
1.5Hz), 7.24 (1H, dd, J = 7.6, 1.5Hz), 7.32 (1H, d
d, J = 7.6,1.5Hz), 8.06 (1H, d, J = 1.5Hz), 8.23
(1H, d, J = 1.5Hz). IR (neat) νcm-1: 3307, 1680, 1603, 1475, 1329, 12
63, 1159, 1119, 754, 585.
【0731】実施例373 5-{5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル}-N,N-ジメチル-2,3-ジヒドロ-1-ベン
ゾフラン-7-スルホンアミド 塩酸塩
【化726】 参考例204で得た5-(5-クロロペンタノイル)-N,N-ジ
メチル-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホンアミ
ド(692mg) およびN-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]-N
-メチルアミン(752mg) を用いて、実施例9と同様の操
作を行うことにより、表題化合物(466mg) を淡黄色非晶
状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.56-1.63 (2
H, m), 1.71-1.79 (2H,m), 2.34 (3H, s), 2.49 (2H,
t, J = 7.6Hz), 2.58-2.62 (2H, m), 2.78-2.82(2H,
m), 2.84 (6H, s), 2.95 (2H, t, J = 7.3Hz), 3.32 (2
H, t, J = 7.3Hz),3.82 (3H, s), 4.82 (2H, t, J = 8.
8Hz), 6.83-6.89 (2H, m), 7.13-7.19 (2H, m), 8.02
(1H, d, J = 1.7Hz), 8.19 (1H, d, J = 1.7Hz). IR (neat) νcm-1: 3307, 1680, 1603, 1475, 1329, 12
63, 1159, 1119, 754, 585.
【0732】実施例374 5-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル}-N,N-ジメチル-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフ
ラン-7-スルホンアミド 塩酸塩
【化727】 参考例204で得た5-(5-クロロペンタノイル)-N,N-ジ
メチル-2,3-ジヒドロ-1-ベンゾフラン-7-スルホンアミ
ド(692mg) およびN-[2-(2-クロロフェニル)エチル]-N-
メチルアミン(768mg) を用いて、実施例9と同様の操作
を行うことにより、表題化合物(370mg) を淡黄色非晶状
粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.53-1.61 (2
H, m), 1.70-1.78 (2H,m), 2.33 (3H, s), 2.47 (2H,
t, J = 7.6Hz), 2.59-2.63 (2H, m), 2.84 (6H,s), 2.8
7-2.96 (4H, m), 3.32 (2H, t, J = 8.8Hz), 4.82 (2H,
t, J = 8.8Hz),7.12 (1H, dt, J = 7.6, 1.5Hz), 7.17
(1H, dt, J = 7.6, 1.5Hz), 7.24 (1H,dd, J = 7.6,
1.5Hz), 7.32 (1H, dd, J = 7.6, 1.5Hz), 8.02 (1H,
d, J = 1.5Hz), 8.18 (1H, d, J = 1.5Hz). IR (neat) νcm-1: 1681, 1603, 1464, 1423, 1342, 12
62, 1154, 1119, 958, 754, 583.
【0733】実施例375 6-{5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル}-8-クロマンスルホンアミド 塩酸塩
【化728】 参考例208で得た6-(5-クロロペンタノイル)-8-クロ
マンスルホンアミド(664mg) およびN-[2-(2-メトキシフ
ェニル)エチル]-N-メチルアミン(752mg) を用いて、実
施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融
点121-122℃の無色結晶(447mg)として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.51-1.59 (2
H, m), 1.68-1.75 (2H,m), 2.09-2.15 (2H, m), 2.30
(3H, s), 2.42-2.46 (2H, m), 2.54-2.58 (2H, m), 2.7
4-2.78 (2H, m), 2.88-2.93 (4H, m), 3.82 (3H, s),
4.47 (2H, t, J =5.3Hz), 5.17 (2H, br.s), 6.82-6.88
(2H, m), 7.11-7.19 (2H, m), 7.91 (1H,d, J = 1.7H
z), 8.28 (1H, d, J = 1.7Hz). IR (neat) νcm-1: 3388, 3283, 1684, 1600, 1461, 13
24, 1243, 1165, 1144,1032, 752.
【0734】実施例376 6-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル}-8-クロマンスルホンアミド 塩酸塩
【化729】 参考例208で得た6-(5-クロロペンタノイル)-8-クロ
マンスルホンアミド(664mg) およびN-[2-(2-クロロフェ
ニル)エチル]-N-メチルアミン(768mg) を用いて、実施
例9と同様の操作を行うことにより、表題化合物(360m
g) を淡黄色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 400MHz, CDCl3) δ 1.51-1.59 (2
H, m), 1.68-1.75 (2H,m), 2.09-2.15 (2H, m), 2.32
(3H, s), 2.46 (2H, t, J = 7.3Hz), 2.58-2.62(2H,
m), 2.87-2.93 (6H, m), 4.48 (2H, t, J = 5.3Hz), 5.
31 (2H, br.s), 7.12 (1H, dt, J = 7.3, 2Hz), 7.17
(1H, dt, J = 7.3, 2Hz), 7.22 (1H, dd, J= 7.3, 1.7H
z), 7.32 (1H, dd, J = 7.3, 1.7Hz), 7.90 (1H, d, J
= 1.7Hz), 8.27 (1H, d, J = 1.7Hz). IR (neat) νcm-1: 3384, 3276, 1684, 1599, 1477, 13
24, 1161, 1144, 901, 757.
【0735】実施例377 8-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1
H)-オン クエン酸塩 実施例39で得た8-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]
アミノ}ペンタノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-
ij]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩(205mg, 0.5mmol) お
よびクエン酸(96mg, 0.5mmol) を用い、実施例360と
同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点100-10
2℃(分解) の無色結晶(278mg) として得た。 元素分析 C24H27ClN2O2・C6H8O7として 計算値:C, 59.75; H, 5.85; N, 4.65. 実験値:C, 59.34; H, 6.21; N, 4.39.
【0736】実施例378 8-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1
H)-オン コハク酸塩実施例39で得た8-(5-{[2-(2-ク
ロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノイル)-5,6-ジヒ
ドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オン 塩酸
塩(205mg, 0.5mmol) およびコハク酸(59mg, 0.5mmol)
を用い、実施例360と同様の操作を行うことにより、
表題化合物を融点138-140℃(分解) の無色結晶(217mg)
として得た。 元素分析 C24H27ClN2O2・C4H6O4として 計算値:C, 63.57; H, 6.29; N, 5.30. 実験値:C, 63.37; H, 6.20; N, 5.10.
【0737】実施例379 8-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1
H)-オン メタンスルホン酸塩 実施例39で得た8-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]
アミノ}ペンタノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-
ij]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩(205mg, 0.5mmol) お
よびメタンスルホン酸(48mg, 0.5mmol) を用い、実施例
360と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融
点186-188℃(分解) の無色結晶(213mg) として得た。 元素分析 C24H27ClN2O2・CH4O3Sとして 計算値:C, 59.22; H, 6.16; N, 5.52. 実験値:C, 59.07; H, 6.25; N, 5.35.
【0738】実施例380 8-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1
H)-オン L(+)-酒石酸塩 実施例39で得た8-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]
アミノ}ペンタノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-
ij]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩(205mg, 0.5mmol) お
よびL(+)-酒石酸(75mg, 0.5mmol) を用い、実施例36
0と同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点10
3-105℃(分解) の無色結晶(225mg) として得た。
【0739】実施例381 8-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1
H)-オン シュウ酸塩 実施例39で得た8-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]
アミノ}ペンタノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-
ij]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩(205mg, 0.5mmol) お
よびシュウ酸(45mg, 0.5mmol) を用い、実施例360と
同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点161-16
3℃(分解) の無色結晶(221mg) として得た。 元素分析 C24H27ClN2O2・C2H2O4として 計算値:C, 62.33; H, 5.83; N, 5.59. 実験値:C, 62.15; H, 6.00; N, 5.44.
【0740】実施例382 5-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾ
ール-2-オン p-トルエンスルホン酸塩 実施例143で得た5-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチ
ル]アミノ}ペンタノイル)-1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ-
2H-ベンゾイミダゾール-2-オン 塩酸塩(458mg, 1.05mm
ol) およびp-トルエンスルホン酸(200mg, 1.05mmol) を
用い、実施例360と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を融点148-150℃ の無色結晶(566mg) として得
た。1 H NMR (200MHz, DMSO-d6) δ 1.69 (4H, br), 2.28 (3
H, s), 3.09 (8H, m), 3.38 (3H, s), 3.39 (3H, s),
7.10 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.25-7.51 (7H, m),7.73
(1H, s), 7.81 (1H, d, J = 7.6 Hz), 8.52 (2H, br). 元素分析 C22H26ClN3O2・C7H8O3Sとして 計算値:C, 60.88; H, 5.99; N, 7.34. 実験値:C, 60.95; H, 6.00; N, 7.47.
【0741】実施例383 5-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-1-メチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-
2-オン 塩酸塩
【化730】 参考例218で得た2-(2-クロロフェニル)エチル[5-(1-
メチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾイミダゾール
-5-イル)-5-オキソペンチル]カルバミン酸tert-ブチル
(500mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を融点192-193℃の無色結晶(340mg)と
して得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.67-1.73 (4H, m), 2.9
7 (2H, br.s), 3.04 (2H, t, J = 6.7Hz), 3.11 (4H, b
r.s), 3.31 (3H, s), 7.18 (1H, d, J = 8.3Hz),7.27-
7.34 (2H, m), 7.39 (1H, dd, J = 7.0, 2.0Hz), 7.44
(1H, dd, J = 7.0, 2.0Hz), 7.52 (1H, d, J = 1.7Hz),
7.76 (1H, dd, J = 8.3, 1.7Hz), 9.20 (2H, br.s), 1
1.19 (1H, s). IR (KBr) νcm-1: 3432, 2776, 1749, 1666, 1630, 148
7, 1319, 1272, 808, 750.
【0742】実施例384 6-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタノ
イル)-1-メチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-
2-オン 塩酸塩
【化731】 参考例218で得た2-(2-クロロフェニル)エチル[5-(3-
メチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾイミダゾール
-5-イル)-5-オキソペンチル]カルバミン酸tert-ブチル
(500mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を融点127-129℃の無色結晶(354mg)と
して得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.68-1.74 (4H, m), 2.9
8(2H, br.s), 3.07 (2H,t, J = 6.8Hz), 3.11 (4H, br.
s), 3.33 (3H, s), 7.06 (1H, d, J = 8.3Hz),7.27-7.3
4 (2H, m), 7.39 (1H, dd, J = 7.0, 2.0Hz), 7.44 (1
H, dd, J = 7.0,2.0Hz), 7.67 (1H, d, J = 1.7Hz), 7.
72 (1H, dd, J = 8.3, 1.7Hz), 9.24 (2H, br.s), 11.3
2 (1H, s). IR (KBr) νcm-1: 3356, 2733, 1703, 1677, 1623, 147
4, 1370, 1252, 1181, 757, 691.
【0743】実施例385 5-(5-{[2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)エチル]ア
ミノ}ペンタノイル)-1-メチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ
イミダゾール-2-オン 塩酸塩
【化732】 参考例219で得た2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニ
ル)エチル[5-(1-メチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベ
ンゾイミダゾール-5-イル)-5-オキソペンチル]カルバミ
ン酸tert-ブチル(400mg) を用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を融点202-204℃の
無色結晶(330mg)として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.66-1.68 (4H, m), 2.9
5-3.06 (8H, m), 3.31 (3H, s), 6.78 (1H, dd, J = 8.
3, 2.4Hz), 6.85 (1H, d, J = 2.4Hz), 7.16 (1H, d, J
= 8.3Hz), 7.18 (1H, d, J = 8.3Hz), 7.52 (1H, d, J
= 1.5Hz), 7.76(1H, dd, J = 8.3, 1.5Hz), 8.96 (2H,
br.s), 9.92 (1H, s), 11.16 (1H, s). IR (KBr) νcm-1: 3206, 1703, 1665, 1622, 1502, 143
8, 1310, 1083, 705.
【0744】実施例386 6-(5-{[2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)エチル]ア
ミノ}ペンタノイル)-1-メチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ
イミダゾール-2-オン 塩酸塩
【化733】 参考例219で得た2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニ
ル)エチル[5-(3-メチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベ
ンゾイミダゾール-5-イル)-5-オキソペンチル]カルバミ
ン酸tert-ブチル(250mg) を用いて、実施例1と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を融点201-203℃の
無色結晶(202mg)として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.67-1.68 (4H, m), 2.9
7-3.08 (8H, m), 3.33 (3H, s), 6.73 (1H, dd, J = 8.
3, 2.4Hz), 6.85 (1H, d, J = 2.4Hz), 7.06 (1H, d, J
= 8.1Hz), 7.16 (1H, d, J = 8.3Hz), 7.67 (1H, d, J
= 1.7Hz), 7.72(1H, dd, J = 8.1, 1.7Hz), 8.97 (2H,
br.s), 9.92 (1H, s), 11.30 (1H, s). IR (KBr) νcm-1: 3120, 2946, 2797, 1695, 1673, 161
2, 1502, 1469, 1180, 691.
【0745】実施例387 5-(5-{[2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)エチル]ア
ミノ}ペンタノイル)-1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベ
ンゾイミダゾール-2-オン 塩酸塩
【化734】 参考例220で得た2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニ
ル)エチル[5-(1,3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H
-ベンゾイミダゾール-5-イル)-5-オキソペンチル]カル
バミン酸tert-ブチル(260mg) を用いて、実施例1と同
様の操作を行うことにより、表題化合物を融点195-197
℃の無色結晶(212mg)として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.67-1.70 (4H, m), 2.9
7-3.00 (6H, m), 3.09 (2H, t, J = 6.6Hz), 3.36 (3H,
s), 3.38 (3H, s), 6.73 (1H, dd, J = 8.3, 2.4Hz),
6.85 (1H, d, J = 2.4Hz), 7.16 (1H, d, J = 8.3Hz),
7.25 (1H, d, J =8.3Hz), 7.72 (1H, d, J = 1.7Hz),
7.80 (1H, dd, J = 8.3, 1.7Hz), 8.99 (2H, br.s), 9.
92 (1H, s). IR (KBr) νcm-1: 3091, 2951, 2780, 1707, 1675, 162
2, 1501, 1461, 1251, 1190.
【0746】実施例388 5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]-1-
(1-メチル-2,2-ジオキシド-5,6-ジヒドロ-1H,4H-[1,2,
5]チアジアゾロ[4,3,2-ij]キノリン-8-イル)-1-ペンタ
ノン 塩酸塩
【化735】 参考例222で得た5-クロロ-1-(1-メチル-2,2-ジオキ
シド-5,6-ジヒドロ-1H,4H-[1,2,5]チアジアゾロ[4,3,2-
ij]キノリン-8-イル)-1-ペンタノンおよびN-[2-(2-クロ
ロフェニル)エチル]-N-メチルアミンを用い、実施例9
と同様の操作を行うことにより、表題化合物を 非晶
状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.53-1.78 (4
H, m), 2.19 (2H, quintet, J = 6.0 Hz), 2.34 (3H,
s), 2.48 (2H, t, J = 7.4 Hz), 2.63 (2H, m), 2.79-
2.96 (6H, m), 3.31 (3H, s), 3.76 (2H, t, J = 5.4 H
z), 7.11-7.34 (5H,m), 7.44 (1H, s).
【0747】実施例389 5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミノ]-1
-(1-メチル-2,2-ジオキシド-5,6-ジヒドロ-1H,4H-[1,2,
5]チアジアゾロ[4,3,2-ij]キノリン-8-イル)-1-ペンタ
ノン 塩酸塩
【化736】 参考例222で得た5-クロロ-1-(1-メチル-2,2-ジオキ
シド-5,6-ジヒドロ-1H,4H-[1,2,5]チアジアゾロ[4,3,2-
ij]キノリン-8-イル)-1-ペンタノンおよびN-[2-(2-メト
キシフェニル)エチル]-N-メチルアミンを用い、実施例
9と同様の操作を行うことにより、表題化合物を非晶状
粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.57-1.79 (4
H, m), 2.19 (2H, quintet, J = 6.0 Hz), 2.34 (3H,
s), 2.49 (2H, t, J = 7.0 Hz), 2.60 (2H, m), 2.72-
2.85 (4H, m), 2.94 (2H, t, J = 7.0 Hz), 3.31 (3H,
s), 3.76 (2H, t, J= 5.4 Hz), 3.81 (3H, s), 6.82-6.
91 (2H, m), 7.12-7.28 (3H, m), 7.44 (1H, s).
【0748】実施例390 5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}-1-(1-メチル
-2,2-ジオキシド-5,6-ジヒドロ-1H,4H-[1,2,5]チアジア
ゾロ[4,3,2-ij]キノリン-8-イル)-1-ペンタノン塩酸塩
【化737】 参考例223で得た2-(2-クロロフェニル)エチル[5-(1-
メチル-2,2-ジオキシド-5,6-ジヒドロ-1H,4H-[1,2,5]チ
アジアゾロ[4,3,2-ij]キノリン-8-イル)-5-オキソペン
チル]カルバミン酸tert-ブチルを用い、参考例1と同様
の操作を行うことにより、表題化合物を融点154-155℃
の無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.53-1.78 (4
H, m), 2.19 (2H, quintet, J = 6.0 Hz), 2.48 (2H,
t, J = 7.4 Hz), 2.63 (2H, m), 2.79-2.96 (6H,m), 3.
31 (3H, s), 3.75 (2H, t, J = 5.4 Hz), 4.61 (1H, b
r), 7.15-7.34 (5H, m), 7.44 (1H, s).
【0749】実施例391 5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}-1-(2,2-ジオ
キシド-5,6-ジヒドロ-1H,4H-[1,2,5]チアジアゾロ[4,3,
2-ij]キノリン-8-イル)-1-ペンタノン 塩酸塩
【化738】 参考例224で得た5-クロロ-1-(2,2-ジオキシド-5,6-
ジヒドロ-1H,4H-[1,2,5]チアジアゾロ[4,3,2-ij]キノリ
ン-8-イル)-1-ペンタノンおよび2-(2-クロロフェニル)
エチルアミンを用い、参考例19および実施例1と同様
の操作を順次行うことにより、表題化合物を融点125℃
(分解)の淡黄色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.51-1.79 (4
H, m), 2.19 (2H, quintet, J = 6.0 Hz), 2.48 (2H,
t, J = 7.4 Hz), 2.63 (2H, m), 2.78-2.99 (6H,m), 3.
75 (2H, t, J = 5.4 Hz), 4.61 (1H, br), 7.15-7.34
(5H, m), 7.45 (1H, s), 11.58 (1H, s).
【0750】実施例392 5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]-1-
(2,2-ジオキシド-3,4-ジヒドロ-1H-2,1,3-ベンゾチアジ
アジン-6-イル)-1-ペンタノン 塩酸塩
【化739】 参考例226で得た5-クロロ-1-(2,2-ジオキシド-3,4-
ジヒドロ-1H-2,1,3-ベンゾチアジアジン-6-イル)-1-ペ
ンタノンおよびN-[2-(2-クロロフェニル)エチル]-N-メ
チルアミンを用い、実施例9と同様の操作を行うことに
より、表題化合物を非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.55-1.89 (4
H, m), 2.53 (3H, s), 2.67-2.79 (4H, m), 2.86 (2H,
m), 2.98 (2H, m), 4.54 (2H, s), 5.69 (1H, br), 6.6
0 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.13-7.32 (4H, m), 7.47-7.5
5 (2H, m), 10.81(1H, s).
【0751】実施例393 1-(2,2-ジオキシド-3,4-ジヒドロ-1H-2,1,3-ベンゾチア
ジアジン-6-イル)-5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル]
(メチル)アミノ]-1-ペンタノン 塩酸塩
【化740】 参考例226で得た5-クロロ-1-(2,2-ジオキシド-3,4-
ジヒドロ-1H-2,1,3-ベンゾチアジアジン-6-イル)-1-ペ
ンタノンおよびN-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]-N-
メチルアミンを用い、実施例9と同様の操作を行うこと
により、表題化合物を無色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.55-1.89 (4
H, m), 2.60 (3H, s), 2.67-2.79 (4H, m), 2.86 (2H,
m), 2.98 (2H, m), 3.76 (3H, s), 4.45 (2H, s), 5.69
(1H, br), 6.54 (1H, d, J = 8.0 Hz), 6.77-6.84 (2
H, m), 7.09-7.18(2H, m), 7.47-7.55 (2H, m), 10.81
(1H, s).
【0752】実施例394 5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}-1-(2,2-ジオ
キシド-3,4-ジヒドロ-1H-2,1,3-ベンゾチアジアジン-6-
イル)-1-ペンタノン 塩酸塩
【化741】 参考例226で得た5-クロロ-1-(2,2-ジオキシド-3,4-
ジヒドロ-1H-2,1,3-ベンゾチアジアジン-6-イル)-1-ペ
ンタノンおよび2-(2-クロロフェニル)エチルアミンを用
い、参考例19および実施例1と同様の操作を順次行う
ことにより、表題化合物を融点197-199℃の無色結晶と
して得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.54-1.89 (4
H, m), 2.67-2.79 (4H,m), 2.86 (2H, m), 2.98 (2H,
m), 4.54 (2H, s), 4.63 (1H, br), 5.68 (1H, br), 6.
61 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.11-7.32 (4H, m), 7.43-7.
49 (2H, m), 10.82 (1H, s).
【0753】実施例395 5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]-1-
(1,3-ジメチル-2,2-ジオキシド-3,4-ジヒドロ-1H-2,1,3
-ベンゾチアジアジン-6-イル)-1-ペンタノン 塩酸塩
【化742】 参考例228で得た5-クロロ-1-(1,3-ジメチル-2,2-ジ
オキシド-3,4-ジヒドロ-1H-2,1,3-ベンゾチアジアジン-
6-イル)-1-ペンタノンおよびN-[2-(2-クロロフェニル)
エチル]-N-メチルアミンを用い、実施例9と同様の操作
を行うことにより、表題化合物を無色非晶状粉末として
得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.53-1.79 (4
H, m), 2.34 (3H, s), 2.48 (2H, t, J = 7.0 Hz), 2.6
1 (2H, m), 2.77 (3H, s), 2.87-2.97 (4H, m),3.39 (3
H, s), 4.69 (2H, s), 6.92 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.1
1-7.34 (4H, m),7.74 (1H, d, J = 1.8 Hz), 7.91 (1H,
dd, J = 8.8, 2.2 Hz).
【0754】実施例396 1-(1,3-ジメチル-2,2-ジオキシド-3,4-ジヒドロ-1H-2,
1,3-ベンゾチアジアジン-6-イル)-5-[[2-(2-メトキシフ
ェニル)エチル](メチル)アミノ]-1-ペンタノン塩酸塩
【化743】 参考例228で得た5-クロロ-1-(1,3-ジメチル-2,2-ジ
オキシド-3,4-ジヒドロ-1H-2,1,3-ベンゾチアジアジン-
6-イル)-1-ペンタノンおよびN-[2-(2-メトキシフェニ
ル)エチル]-N-メチルアミンを用い、実施例9と同様の
操作を行うことにより、表題化合物を無色非晶状粉末と
して得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.55-1.80 (4
H, m), 2.33 (3H, s), 2.48 (2H, t, J = 7.0 Hz), 2.5
8 (2H, m), 2.76 (3H, s), 2.80 (2H, m), 2.95(2H, t,
J = 6.6 Hz), 3.39 (3H, s), 3.81 (3H, s), 4.68 (2
H, s), 6.82-6.94(3H, m), 7.12-7.21 (2H, m), 7.74
(1H, d, J = 1.8 Hz), 7.92 (1H, dd, J =8.4, 1.8 H
z).
【0755】実施例397 5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}-1-(1,3-ジメ
チル-2,2-ジオキシド-3,4-ジヒドロ-1H-2,1,3-ベンゾチ
アジアジン-6-イル)-1-ペンタノン 塩酸塩
【化744】 参考例228で得た5-クロロ-1-(1,3-ジメチル-2,2-ジ
オキシド-3,4-ジヒドロ-1H-2,1,3-ベンゾチアジアジン-
6-イル)-1-ペンタノンおよび2-(2-クロロフェニル)エチ
ルアミンを用い、参考例19および実施例1と同様の操
作を順次行うことにより、表題化合物を融点164-165℃
の無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.51-1.76 (4
H, m), 2.48 (2H, t, J= 7.0 Hz), 2.61 (2H, m), 2.77
(3H, s), 2.87-2.97 (4H, m), 3.39 (3H, s),3.92 (1
H, br), 4.69 (2H, s), 6.92 (1H, d, J = 8.8 Hz), 7.
11-7.34 (4H, m), 7.74 (1H, s), 7.91 (1H, d, J = 8.
8 Hz).
【0756】実施例398 5-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]
ペンタノイル}-2-メチル-1H-イソインドール-1,3(2H)-
ジオン 塩酸塩
【化745】 参考例231で得た5-(5-クロロペンタノイル)-2-メチ
ル-1H-イソインドール-1,3(2H)-ジオンおよびN-[2-(2-
クロロフェニル)エチル]-N-メチルアミンを用い、実施
例9と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無色
非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.55-1.89 (4
H, m), 2.34 (3H, s), 2.49 (2H, t, J = 7.0 Hz), 2.6
1 (2H, m), 2.86-2.97 (2H, m), 3.05 (2H, t, J= 7.0
Hz), 3.22 (3H, s), 7.10-7.33 (4H, m), 7.94 (1H, d,
J = 7.8 Hz), 8.29 (1H, d, J = 8.4 Hz), 8.37 (1H,
s).
【0757】実施例399 5-{5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル}-2-メチル-1H-イソインドール-1,3(2
H)-ジオン 塩酸塩
【化746】 参考例231で得た5-(5-クロロペンタノイル)-2-メチ
ル-1H-イソインドール-1,3(2H)-ジオンおよびN-[2-(2-
メトキシフェニル)エチル]-N-メチルアミンを用い、実
施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合物を無
色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.56-1.87 (4
H, m), 2.33 (3H, s), 2.49 (2H, t, J = 7.0 Hz), 2.6
1 (2H, m), 2.71-2.82 (2H, m), 3.05 (2H, t, J= 6.8
Hz), 3.21 (3H, s), 3.82 (3H, s), 6.85 (2H, t, J =
8.6 Hz), 7.13 (2H, d, J = 7.4 Hz), 7.93 (1H, d, J
= 7.8 Hz), 8.30 (1H, d, J = 8.4 Hz),8.37 (1H, s).
【0758】実施例400 N-(5-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イル)
アセトアミド 塩酸塩
【化747】 参考例232で得たN-[5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-
ジヒドロ-1H-インデン-2-イル]アセトアミドおよびN-[2
-(2-クロロフェニル)エチル]-N-メチルアミンを用い、
実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合物を
無色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ1.53-1.78 (4
H, m), 1.94 (3H, s), 2.34 (3H, s), 2.48 (2H, t, J
= 7.4 Hz), 2.60 (2H, m), 2.78-2.98 (6H, m), 3.31
(2H, dd, J = 16.4, 6.8 Hz), 4.74 (1H, m), 5.96 (1
H, d, J = 7.2 Hz),7.09-7.34 (5H, m), 7.78 (2H, m).
【0759】実施例401 N-(5-{5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)ア
ミノ]ペンタノイル}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イ
ル)アセトアミド 塩酸塩
【化748】 参考例232で得たN-[5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-
ジヒドロ-1H-インデン-2-イル]アセトアミドおよびN-[2
-(2-メトキシフェニル)エチル]-N-メチルアミンを用
い、実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合
物を無色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.56-1.78 (4
H, m), 1.94 (3H, s), 2.33 (3H, s), 2.48 (2H, t, J
= 7.4 Hz), 2.60 (2H, m), 2.78-2.98 (6H, m),3.31 (2
H, dd, J = 16.4, 6.8 Hz), 3.81 (3H, s), 4.74 (1H,
m), 6.04 (1H, d, J = 7.2 Hz), 6.81-6.90 (2H, m),
7.11-7.30 (3H, m), 7.78 (2H, m).
【0760】実施例402 N-[5-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタ
ノイル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イル]アセトアミ
ド 塩酸塩
【化749】 参考例232で得たN-[5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-
ジヒドロ-1H-インデン-2-イル]アセトアミドおよび2-(2
-クロロフェニル)エチルアミンを用い、参考例19およ
び実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題化
合物を融点150-151℃の無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.53-1.78 (4
H, m), 1.94 (3H, s), 2.48 (2H, t, J = 7.4 Hz), 2.6
0 (2H, m), 2.78-2.98 (6H, m), 3.31 (2H, dd,J = 16.
4, 6.8 Hz), 4.53 (1H, br), 4.74 (1H, m), 5.96 (1H,
d, J = 7.2 Hz), 7.09-7.34 (5H, m), 7.78 (2H, m).
【0761】実施例403 5-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}-1-ヒドロ
キシペンチル)-1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾ
イミダゾール-2-オン 塩酸塩
【化750】 参考例235で得た2-(2-クロロフェニル)エチル[5-(1,
3-ジメチル-2-オキソ-2,3-ジヒドロ-1H-ベンゾイミダゾ
ール-5-イル)-5-ヒドロキシペンチル]カルバミン酸tert
-ブチル(1.25g) を用いて、実施例1と同様の操作を行
うことにより、表題化合物を融点253-255℃の無色結晶
(340mg)として得た。1 H NMR (400MHz, CD3OD) δ 1.32-1.41 (1H, m), 1.46-
1.57 (1H, m), 1.68-1.75 (3H, m), 1.83-1.92 (1H,
m), 3.01 (2H, t, J = 7.8Hz), 3.12-3.23 (4H, m), 3.
40 (3H, s), 3.41 (3H, s), 4.21-4.24 (1H, m), 4.91
(3H, s), 7.08-7.12(3H, m), 7.27-7.31 (2H, m), 7.37
-7.42 (2H, m). IR (KBr) νcm-1: 3428, 2944, 1712, 1510, 1462, 74
7, 584.
【0762】実施例404 8-(5-{[2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)エチル]ア
ミノ}ペンタノイル)-1,2,5,6-テトラヒドロ-4H-ピロロ
[3,2,1-ij]キノリン-4-オン 塩酸塩
【化751】 参考例236で得た2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニ
ル)エチル[5-オキソ-5-(4-オキソ-1,2,5,6-テトラヒド
ロ-4H-ピロロ[3,2,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]カ
ルバミン酸tert-ブチル(240mg) を用いて、実施例1と
同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点184-18
5℃の無色結晶(203mg)として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.62-1.73 (4H, m), 2.5
8(2H, t, J = 7.8Hz), 2.95-3.01 (10H, m), 3.16 (2H,
t, J = 8.3Hz), 3.97 (2H, t, J = 8.3Hz), 6.73 (1H,
dd, J = 8.3, 2.4Hz), 6.85 (1H, d, J = 2.4Hz), 7.1
6 (1H, d, J = 8.3Hz), 7.71 (1H, s), 7.73 (1H, s),
9.05 (2H, s), 9.89 (1H, br). IR (KBr) νcm-1: 2949, 2767, 1642, 1592, 1500, 145
5, 1400, 1158, 1042, 852.
【0763】実施例405 1-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-インドール-5-イル)-5
-{[2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)エチル]アミノ}
ペンタン-1-オン 塩酸塩
【化752】 参考例237で得た5-(1-アセチル-2,3-ジヒドロ-1H-イ
ンドール-5-イル)-5-オキソペンチル[2-(2-クロロ-4-ヒ
ドロキシフェニル)エチル]カルバミン酸tert-ブチル(32
0mg) を用いて、実施例1と同様の操作を行うことによ
り、表題化合物を融点197-199℃の無色結晶(260mg)とし
て得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.64-1.79 (4H, m), 2.1
7 (3H, s), 2.93-3.01 (8H, m), 3.16 (2H, t, J = 8.3
Hz), 4.13 (2H, t, J = 8.3Hz), 6.73 (1H, dd,J = 8.
3, 2.4Hz), 6.87 (1H, d, J = 2.4Hz), 7.15 (1H, d, J
= 8.3Hz), 7.81(1H, s), 7.82 (1H, d, J = 8.3Hz),
8.07 (1H, d, J = 8.3Hz), 9.18 (2H, s),9.51 (1H, b
r). IR (KBr) νcm-1: 2949, 2780, 1686, 1632, 1587, 150
3, 1443, 1405, 1248, 826.
【0764】実施例406 8-(5-{[2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)エチル]ア
ミノ}ペンタノイル)-1-メチル-5,6-ジヒドロ-4H-イミダ
ゾ[4,5,1-ij]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化753】 参考例238で得た2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニ
ル)エチル[5-(1-メチル-2-オキソ-1,2,5,6-テトラヒド
ロ-4H-イミダゾ[4,5,1-ij]キノリン-8-イル)-5-オキソ
ペンチル]カルバミン酸tert-ブチル(114mg) を用いて、
実施例1と同様の操作を行うことにより、表題化合物を
融点175-177℃の無色結晶(82mg)として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.68 (4H, br.s), 2.00-
2.04 (2H, m), 2.98-3.07 (8H, m), 3.34 (2H, br.s),
3.36 (3H, s), 3.71-3.76 (2H, m), 6.73 (1H, dd, J =
8.5, 2.4Hz), 6.85 (1H, d, J = 2.4Hz), 7.16 (1H,
d, J = 8.5Hz), 7.59 (2H, s), 9.00 (2H, br.), 9.93
(1H, s). IR (KBr) νcm-1: 3426, 2955, 2790, 1698, 1641, 161
0, 1501, 1436, 1277, 1251.
【0765】実施例407 8-(5-{[2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)エチル]ア
ミノ}ペンタノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-
ij]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化754】 参考例239で得た2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニ
ル)エチル[5-オキソ-5-(2-オキソ-1,2,5,6-テトラヒド
ロ-4H-イミダゾ[4,5,1-ij]キノリン-8-イル)ペンチル]
カルバミン酸tert-ブチル(55mg) を用いて、実施例1と
同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点185-18
6℃の無色結晶(38mg)として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.66 (4H, br.s), 2.00-
2.03 (2H, m), 2.82 (2H, t, J = 6.0Hz), 2.97-3.02
(8H, m), 3.42 (1H, br.), 3.71 (2H, t, J = 6.0Hz),
6.73 (1H, dd, J = 8.3, 2.2Hz), 6.85 (1H, d, J = 2.
2Hz), 7.16 (1H, d, J = 8.3Hz), 7.38 (1H, s), 7.55
(1H, s), 8.91 (2H, br.s), 9.91 (1H, s). IR (KBr) νcm-1: 3252, 2959, 2815, 1717, 1664, 161
3, 1502, 1439, 1150, 668.
【0766】実施例408 9-(5-{[2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニル)エチル]ア
ミノ}ペンタノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-
ij]キノリン-2(1H)-オン 塩酸塩
【化755】 参考例240で得た2-(2-クロロ-4-ヒドロキシフェニ
ル)エチル[5-オキソ-5-(2-オキソ-1,2,5,6-テトラヒド
ロ-4H-イミダゾ[4,5,1-ij]キノリン-9-イル)ペンチル]
カルバミン酸tert-ブチル(64mg) を用いて、実施例1と
同様の操作を行うことにより、表題化合物を融点173-17
5℃の無色結晶(44mg)として得た。1 H NMR (400MHz, DMSO-d6) δ 1.68 (4H, br.s), 1.99-
2.02 (2H, m), 2.82 (2H, t, J = 6.0Hz), 2.97-3.03
(8H, m), 3.71 (2H, t, J = 6.0Hz), 4.24 (1H, br.),
6.73 (1H, dd, J = 8.3, 2.4Hz), 6.85 (1H, d, J = 2.
4Hz), 6.91 (1H, d, J = 8.3Hz), 7.16 (1H, d, J = 8.
0Hz), 7.53 (1H, d, J = 8.0Hz), 8.90 (2H, br.s), 1
0.82 (1H, s). IR (KBr) νcm-1: 3152, 2958, 1689, 1610, 1502, 148
8, 1442, 1229, 1041, 692.
【0767】実施例409 N-(5-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イル)
アセトアミド 塩酸塩
【化756】 参考例241で得たN-[5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-
ジヒドロ-1H-インデン-2-イル]アセトアミドおよびN-[2
-(2-クロロフェニル)エチル]-N-メチルアミンを用い
て、実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合
物を無色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.53-1.80 (4
H, m), 2.15 (3H, s), 2.34 (3H, s), 2.48 (2H, t, J
= 7.4 Hz), 2.61 (2H, m), 2.81 (3H, s), 2.85-2.98
(6H, m), 3.18 (2H, dd, J = 16.4, 6.8 Hz), 5.32 (1
H, m), 7.08-7.38 (5H, m), 7.78 (2H, m).
【0768】実施例410 N-(5-{5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)ア
ミノ]ペンタノイル}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イ
ル)アセトアミド 塩酸塩
【化757】 参考例241で得たN-[5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-
ジヒドロ-1H-インデン-2-イル]アセトアミドおよびN-[2
-(2-メトキシフェニル)エチル]-N-メチルアミンを用い
て、実施例9と同様の操作を行うことにより、表題化合
物を無色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.55-1.80 (4
H, m), 2.15 (3H, s), 2.34 (3H, s), 2.47 (2H, t, J
= 7.2Hz), 2.58 (2H, m), 2.72-2.82 (4H, m), 2.80 (3
H, s), 2.96 (2H, t, J = 7.0Hz), 3.25 (2H, dd, J =
17.0, 8.8Hz), 3.80 (3H, s), 5.25 (1H, m), 6.80-6.8
8 (2H, m), 7.11-7.18 (2H, m), 7.28 (1H, m), 7.79
(2H, m).
【0769】実施例411 N-[5-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタ
ノイル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イル]アセトアミ
ド 塩酸塩
【化758】 参考例241で得たN-[5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-
ジヒドロ-1H-インデン-2-イル]アセトアミドおよび2-(2
-クロロフェニル)エチルアミンを用いて、参考例19お
よび実施例1と同様の操作を順次行うことにより、表題
化合物を融点137-138℃の無色結晶として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.53-1.79 (4
H, m), 2.15 (3H, s), 2.48 (2H, t, J = 7.4 Hz), 2.6
1 (2H, m), 2.81 (3H, s), 2.85-2.98 (6H, m),3.18 (2
H, dd, J = 16.4, 6.8 Hz), 4.28 (1H, br), 5.32 (1H,
m), 7.09-7.37(5H, m), 7.78 (2H, m).
【0770】実施例412 N-(5-{5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル](メチル)アミ
ノ]ペンタノイル}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イル)
メタンスルホンアミド 塩酸塩
【化759】 参考例242で得たN-[5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-
ジヒドロ-1H-インデン-2-イル]メタンスルホンアミドお
よびN-[2-(2-クロロフェニル)エチル]-N-メチルアミン
を用いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、表
題化合物を無色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.55-1.77 (4
H, m), 2.34 (3H, s), 2.48 (2H, t, J = 7.6 Hz), 2.6
1 (2H, m), 2.71 (3H, s), 2.89 (3H, s), 2.91-3.10
(6H, m), 3.35 (2H, dd, J = 16.8, 8.4 Hz), 4.90 (1
H, quint, J = 7.0Hz ), 7.09-7.32 (5H, m), 7.78 (2
H, m).
【0771】実施例413 N-(5-{5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)ア
ミノ]ペンタノイル}-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イ
ル)メタンスルホンアミド 塩酸塩
【化760】 参考例242で得たN-[5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-
ジヒドロ-1H-インデン-2-イル]メタンスルホンアミドお
よびN-[2-(2-メトキシフェニル)エチル]-N-メチルアミ
ンを用いて、実施例9と同様の操作を行うことにより、
表題化合物を無色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.54-1.79 (4
H, m), 2.33 (3H, s), 2.48 (2H, t, J = 7.0 Hz), 2.5
8 (2H, m), 2.71 (3H, s), 2.80 (2H, m), 2.89(3H,
s), 2.96 (2H, m), 3.05 (2H, m), 3.28 (2H, dd, J =
16.4, 8.0 Hz), 3.81 (3H, s), 4.91 (1H, m), 6.81-6.
90 (2H, m), 7.12-7.31 (3H, m), 7.78 (2H, m).
【0772】実施例414 N-[5-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペンタ
ノイル)-2,3-ジヒドロ-1H-インデン-2-イル]メタンスル
ホンアミド 塩酸塩
【化761】 参考例242で得たN-[5-(5-クロロペンタノイル)-2,3-
ジヒドロ-1H-インデン-2-イル]メタンスルホンアミドお
よび2-(2-クロロフェニル)エチルアミンを用いて、参考
例19および実施例1と同様の操作を順次行うことによ
り、表題化合物を無色非晶状粉末として得た。1 H NMR (フリー塩基; 200MHz, CDCl3) δ 1.55-1.77 (4
H, m), 2.47 (2H, t, J= 7.4 Hz), 2.61 (2H, m), 2.71
(3H, s), 2.89 (3H, s), 2.91-3.10 (6H, m),3.35 (2
H, dd, J = 16.4, 8.0 Hz), 4.08 (1H, br), 4.90 (1H,
quint, J = 7.0Hz ), 7.09-7.32 (5H, m), 7.78 (2H,
m).
【0773】製剤例1 (1)実施例20の化合物 1g (2)乳糖 197g (3)トウモロコシ澱粉 50g (4)ステアリン酸マグネシウム 2g 上記(1),(2)及びトウモロコシ澱粉(20g)を
混和し、トウモロコシ澱粉(15g)と25mLの水か
ら作ったペーストとともに顆粒化し、これにトウモロコ
シ澱粉(15g)と上記(4)を加え、混合物を圧縮錠
剤機で圧縮して、錠剤1錠当たり実施例20の化合物を
0.5mg含有する直径3mmの錠剤2000個を製造
した。
【0774】製剤例2 (1)実施例20の化合物 2g (2)乳糖 197g (3)トウモロコシ澱粉 50g (4)ステアリン酸マグネシウム 2g 製剤例1と同様の方法により、錠剤1錠当たり実施例2
0の化合物を1.0mg含有する直径3mmの錠剤20
00個を製造した。
【0775】製剤例3 (1)実施例20の化合物 5.0mg (2)乳糖 60.0mg (3)トウモロコシ澱粉 35.0mg (4)ゼラチン 3.0mg (5)ステアリン酸マグネシウム 2.0mg 上記(1)、(2)及び(3)の混合物を10%ゼラチ
ン水溶液0.03ml(ゼラチンとして3.0mg)を
用い、1mmメッシュの篩を通して顆粒化した後、40
℃で乾燥した後、再び篩過した。得られた顆粒を上記
(5)と混合し、圧縮した。得られた中心錠を蔗糖、二
酸化チタン、タルク及びアラビアゴムの水懸液による糖
衣でコーティングした。コーティングが施された錠剤を
ミツロウで艶出してコート錠を得た。
【0776】実験例1 a)アセチルコリンエステラーゼ阻害活性の測定 実施例化合物のアセチルコリンエステラーゼ阻害活性の
測定を、ヒト赤血球由来アセチルコリンエステラーゼを
用いて、アセチルチオコリン法(Ellman法)にて
行った。ヒト赤血球由来のアセチルコリンエステラーゼ
(Sigma社)を蒸留水にて0.2 IU/mLの濃
度に溶解し酵素標品とした。96wellマイクロプレ
ートに薬液20μL、80mM Tris−HCl(p
H 7.4)30μL、酵素標品50μL及び5mM
5,5−dithio−bis(2−nitroben
zoic acid)(Sigma社)50μLを分注
し、10秒間振とうした。50μLの4mM acet
ylthiocholine iodide(Sigm
a社)を添加し、再度振とうした直後から10分間30
秒間隔で414nMにおける吸光増加を測定した。次式
により酵素活性を測定した。 R=5.74×10-7×ΔA (式中、Rは酵素活性(mol)、ΔAは414nMの
吸光増加を示す) 各化合物について少なくとも3回実験を繰り返し、50
%阻害濃度(IC50)を求めた。また、上記方法と同様
にして、既知アセチルコリンエステラーゼ阻害剤である
ジスチグミンのアセチルコリンエステラーゼ阻害活性を
測定した。
【0777】b)α1A受容体結合阻害活性の測定 以下に記載の遺伝子操作法は、成書(Maniatis ら、モ
レキュラー・クローニング、Cold Spring Harbor Labor
atory、1989年)に記載されている方法もしくは試
薬の添付プロトコールに記載されている方法などに従っ
た。 (i)ヒトアドレナリンα1A受容体の発現プラスミド作
製 ヒト肝臓cDNAからPCR法でアドレナリンα1A受容
体遺伝子のクローニングを行った。200 ngのヒト肝臓
cDNAライブラリー(宝酒造)を鋳型とし、Hirasawa
A.らが報告(Biochem. Biophys. Res. Commun., 195, 9
02-909 (1993))しているアドレナリンα1A受容体遺伝
子塩基配列を参考に作製したプライマーセット 5’-CC
GAATTCGGCTGGGACCATGGTGTTTCTC -3’〔配列番号1〕と
5’-CTGTCGACCTTTCCTGTCCTAGACTTCCTC -3’〔配列番号
2〕を各50 pmol ずつ添加し、TaKaRa Pyrobest DNA Po
lymerase(宝酒造)を使用して、PCR反応をGene Amp
PCRSystem 9700(Applied Biosystems)にて行った
(反応条件:94℃で15秒間、68℃で3分30秒間を45サイ
クル)。上記で得られたPCR断片を制限酵素Eco RI(宝
酒造)とSal I(宝酒造)で消化した後、アガロースゲ
ル電気泳動してDNA断片を回収した。そのDNA断片
とEco RIとSal Iで消化した動物細胞用発現プラスミド
pMSRαneo(管理番号A99-0013)を混合し、DNA Liga
tion Kit Ver.2(宝酒造)で連結して、大腸菌JM1
09のコンピテントセルを形質転換することでプラスミド
pMSRαneo-Adreα 1Aを得た。 (ii)ヒトアドレナリンα1A受容体発現用プラスミドの
CHO−K1細胞への導入と膜画分の調製 10%ウシ胎児血清(TRACE SCIENCETIFIC)を含むハムF
12培地(Invitrogen)用いて150 cm2培養フラスコ(Cor
ning Coaster)で継代培養しておいたCHO-K1細胞を0.5
g/L トリプシン−0.2 g/L EDTA(Invitrogen)で剥が
した後、細胞をD-PBS(-)(Invitrogen)で洗浄して遠心
(1000rpm,5分)し、D-PBS(-)で懸濁した。次に、ジー
ンパルサー(BioRad)を用いて、下記の条件に従って、
DNAを細胞に導入した。即ち、0.4cm ギャップのキュ
ベット(BioRad)にD-PBS(-) 700μlでけん濁した1x107
個の細胞と10μgのpMSRαneo-Adreα1Aを加え、電圧0.2
5kV、キャパシタンス960 μF 下でエレクトロポレー
ションを実施した。その後、細胞を10%ウシ胎児血清を
含むハムF12培地に移し、24時間培養後、再び細胞を剥
がして遠心し、次に10%ウシ胎児血清および500 μg/m
lジェネティシン(Invitrogen)を含むハムF12培地を
用い、96ウェルプレート(Corning)に1000個/ウェルで播
種し、10日間培養することによりジェネティシン耐性株
を得た。このようにして得られたジェネティシン耐性株
を複数株選択し、各株をセルカルチャーフラスコ 150 c
m2にセミコンフルエントになるまで培養し、細胞膜画分
を次の要領で調製した。セミコンフルエントになった細
胞を0.02%EDTA含有D-PBS(-)で剥がし、遠心分離で細胞
を回収し、膜調製用バッファー(50 mM トリスー塩酸(pH
7.5),1mM EDTA,10 mM 塩化マグネシウム , 0.25mM PMS
F, 1 μg/ml ペプスタチン,20 μg/mlロイペプチン,0.5
% BSA)に懸濁し、ポリトロンホモジナイザー(モデルPT-
3000, KINEMATICA AG)にて20000 rpmで20秒間を3回処
理することで細胞を破砕した。細胞破砕後、2000 rpmで
10分間遠心分離して、膜画分を含む上清を得た。その上
清を超遠心機(モデルL8-70M,ローター70Ti,ベックマ
ン)30000 rpmで1時間遠心分離して、膜画分を含む沈
殿物を得た。得られた各クローンの膜画分を次に示す結
合実験に供した。96ウェルマイクロプレートに膜調製用
バッファーで希釈した膜画分(100 μg/ml)およびリガン
ドである[3H]-Prazosin (2.5 nM, NEN Life Science Pr
oducts)を添加し、室温で1時間反応させた。非特異的
な結合の測定には、さらにPrazosin (Sigma)を10 μMに
なるように添加した。次に、セルハーベスター(パッカ
ード)を使用して反応液を濾過することで膜画分をユニ
フィルターGF/C(パッカード)に移し、氷冷した50 mM
Tris バッファー(pH 7.5)で3回洗浄した。フィルター
を乾燥後、マイクロシンチ0 (パッカード)をフィルタ
ーに加え、トップカウント(パッカード)で放射活性を
計測した。膜画分を用いた結合測定で最も優れたS/B値
(全結合放射活性/非特異的結合放射活性)を示した株を
用いて、次に示す化合物評価用の膜画分を上記と同様の
方法にて調製し、以下の化合物評価に用いた。 (iii) 実施例化合物の評価 96ウェルマイクロプレートに膜調製用バッファーで希釈
した膜画分(100 μg/ml)、化合物および [3H]-Prazosin
(2.5 nM, NEN Life Science Products)を添加し、室温
で1時間反応させた。非特異的な結合の測定には、さら
にcoldのリガンドであるPrazosin (Sigma)を10 μMにな
るように添加した。次に、セルハーベスター(パッカー
ド)を使用して反応液を濾過することで膜画分をユニフ
ィルターGF/C(パッカード)に移し、冷却した50 mM Tr
is バッファー(pH 7.5)で3回洗浄した。フィルターを
乾燥後、マイクロシンチ0 (パッカード)をフィルター
に加え、トップカウント(パッカード)で放射活性を計
測した。[3H]-Prazosinの膜画分への結合量を50%にまで
減少させるのに必要な化合物の濃度(IC50)をPRISM 2.01
(グラフパッド ソフトウェア)にて算出した。既知α1
受容体拮抗剤であるウラピジル(塩酸塩)のIC50も同様
にして求めた。上記の方法a),b)で測定した結果を
下表に示す。
【0778】 〔表1〕 化合物 AChE:IC50(μM) α 1A:IC50(μM) 実施例20 0.179 0.165 実施例84 0.169 0.236 ジスチグミン 0.723 − ウラピジル − 0.357 上記の結果より、本発明化合物(I)は優れたアセチル
コリンエステラーゼ阻害作用を有し、かつ優れたα1A
容体結合阻害活性を併有することがわかる。
【0779】実験例2 a)フェニレフリン負荷モルモットにおける最大尿流
率、膀胱内圧および排尿効率に対する作用(Pressure F
low Study) 体重300−350gのHartley系雄モルモット(Slc)をウレタ
ン麻酔(1.2 g/kg,i.p.)し、正中を切開して膀胱を露出
させた。膀胱内に2本のポリエチレンチューブを刺入
し、片方を生理食塩水の注入に、もう一方を膀胱内圧測
定に用いた。左側大腿静脈にカニューレを装着しフェニ
レフリンを3 μg/animal/minで実験の終了時まで持続的
に静脈内投与した。生理食塩水を0.3 mL/minの速度で膀
胱内に注入し、排尿が確認された時点で注入を停止し
た。排尿された尿重量を電子天秤(HX-400, A&D)でリ
アルタイムに測定した。膀胱内圧および尿重量のアナロ
グデータをAD変換器 (MP-100, BIOPAC Systems)に入力
し、デジタル信号を専用の解析ソフトウェア(AcqKnowl
edge 3.5.3, BIOPAC Systems)にて解析した。データの
サンプリング速度は10Hzとし、排尿量および尿流率のデ
ータはノイズを除去するために0.5 Hzでlowcut filter
をかけた。尿重量の値を微分して尿流率(Q)を算出
し、排尿時における最大尿流率(Qmax)と最大尿流時の
膀胱内圧(Pves(Qmax))を求めた。排尿重量1gを1mLと
換算し排尿量を算出し、膀胱容量で割ることで排尿効率
(Voiding Efficiency)を求めた。実施例化合物は、DM
SOに溶解し、0.5 mL/kgで静脈内投与した。披験化合物
投与10分後に再び排尿反射を記録し、尿流率変化(ΔQma
x)、膀胱内圧変化(ΔPves(Qmax)) 排尿効率を評価し
た。尿流率変化(ΔQmax)および膀胱内圧変化(ΔPves(Qm
ax))は、披験化合物投与後のそれぞれの値から、投与前
のそれぞれの値を引いて求めた変化量(Δ値)で、排尿
効率は、披験化合物投与前に対する投与後の相対値(%
of pre-value)で評価した。既知のα1受容体拮抗剤で
あるタムスロシンについても同様に測定した。Vehicle
(DMSO)投与群の各値と比較してDunnett検定により有意
差を検定した。
【0780】b)血圧に対する作用 体重300−350gのHartley系雄モルモット(Slc)をウレタ
ン(1.2 g/kg)で麻酔後保定し、頸部を切開して左側の総
頸動脈を露出させた。ヘパリン(10 U.I./ml)を含む生
理食塩水で満たしたポリエチレンチューブを動脈に挿入
し、圧トランスデューサーで血圧を測定した。左側後肢
末端の静脈に、披験化合物投与用にカニューレを挿入
し、そこから蒸留水に溶解した披験化合物を0.5 mL/kg
で投与した。血圧は、アナログデータ取込装置(MP-100,
BIOPAC Systems)を用いて20Hzで記録し、解析ソフト
(AcqKnowledge 3.5.3, BIOPAC Systems)で解析した。
実施例化合物およびタムスロシンは、上記試験a(Press
ure Flow Study)で作用が認められた用量について検討
し、披験化合物投与直前の平均血圧と投与15分後の平均
血圧を測定した。Paired t-testにより統計処理した。
本発明化合物とタムスロシンのPressure Flow Studyに
よる結果と、血圧に対する効果を下表 にまとめた。
【0781】 〔表2〕 本発明化合物とタムスロシンの最大尿流率変化(ΔQmax)、膀胱内圧変化(ΔPves( Qmax))および排尿効率に対する効果 用量 ΔQmax ΔPves(Qmax) 排尿効率 n化合物 (mg/kg,i.v.) (mL/s) (cmH2O) (%) Vehicle − -0.029±0.017 2.27±1.88 82.3±4.0 9タムスロシン 0.01 0.036±0.014 * -3.56±1.09 * 118.5±13.4 ** 8実施例20 0.1 0.060±0.016 ** -1.73±1.54 150.1±20.1 ** 8 *: P≦0.05, **: P≦0.01
【0782】 〔表3〕 本発明化合物とタムスロシンの血圧に対する効果 用量 血圧 (mmHg) n化合物 (mg/kg, i.v.) 投与前 投与後 タムスロシン 0.01 54.5±2.5 32.9±3.0 ** 6実施例20 0.1 53.5±3.6 54.6±2.8 6 **: P≦0.01
【0783】上記の結果より、α1受容体拮抗剤タムス
ロシン(0.01mg/kg, i.v.) は、膀胱内圧を有意に低下さ
せ、最大尿流率および排尿効率を有意に上昇させるが、
同用量では血圧を有意に約40%低下させることがわか
る。一方、本発明化合物 (0.1 mg/kg, i.v.)は、膀胱内
圧を有意に低下させることなく、尿流率および排尿効率
を有意に上昇させると共に、同用量では血圧に影響を与
えないことがわかる。上記実験例1および2の結果よ
り、アセチルコリンエステラーゼ阻害作用とα1拮抗作
用を併有する本発明化合物は、優れた排尿障害、特に排
尿困難の予防・治療作用等を有することがわかる。ま
た、上記実験例1aで示されるフェニレフリン負荷モル
モットを用いたプレッシャー フロー スタディによる
イン ビボ評価法により、本発明化合物やタムスロシン
の最大尿流率、膀胱内圧および排尿効率に対する作用
が、同時に適切に評価できた。このことから本法は、前
立腺肥大症に伴う排尿障害治療薬の評価法として有用で
あることがわかる。
【0784】
【発明の効果】本発明で用いられるアセチルコリンエス
テラーゼ阻害作用とα1拮抗作用を併有する化合物は、
優れた膀胱の排尿機能改善作用(尿流率および排尿効率
の改善作用)を示すと共に、排尿圧および血圧には影響
を与えないことから、排尿障害の予防治療剤として有用
である。また、プレッシャー フロー スタディをαア
ゴニスト(フェニレフリン)を負荷した動物モデルに適
用する本発明のスクリーニング方法は、前立腺肥大症に
伴う排尿障害予防治療作用を有する化合物又はその塩の
優れたスクリーニング方法として有用である。
【0785】
【配列表】 <110> Takeda Chemical Industries, Ltd. <120> Agents for Preventing and/or Treating Dysuria <130> 187748 <150> JP 2001-402064 <151> 2001-12-28 <150> JP 2002-72027 <151> 2002-03-15 <160> 2 <210> 1 <211> 30 <212> DNA <213> Artificial Sequence <400> 1 CCGAATTCGG CTGGGACCAT GGTGTTTCTC 30 <210> 2 <211> 30 <212> DNA <213> Artificial Sequence <400> 2 CTGTCGACCT TTCCTGTCCT AGACTTCCTC 30
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 31/353 A61K 31/353 4C037 31/357 31/357 4C054 31/381 31/381 4C056 31/4035 31/4035 4C062 31/404 31/404 4C063 31/4184 31/4184 4C065 31/433 31/433 4C072 31/437 31/437 4C084 31/445 31/445 4C086 31/47 31/47 4C204 31/472 31/472 4C206 31/4725 31/4725 4H006 31/4745 31/4745 4H039 31/517 31/517 31/538 31/538 31/54 31/54 31/55 31/55 A61P 13/00 A61P 13/00 43/00 111 43/00 111 C07C 213/08 C07C 213/08 217/74 217/74 231/12 231/12 233/41 233/41 303/40 303/40 311/07 311/07 311/08 311/08 311/16 311/16 C07D 209/08 C07D 209/08 209/14 209/14 209/48 211/32 211/32 215/22 215/22 217/02 217/02 217/06 217/06 217/08 217/08 223/16 Z 223/16 235/26 B 235/26 C 239/80 239/80 265/36 265/36 285/14 285/14 285/16 285/16 307/78 307/78 307/79 307/79 311/58 311/58 319/18 319/18 333/22 333/22 417/06 417/06 471/06 471/06 513/06 513/06 C07B 61/00 300 // C07B 61/00 300 C07D 209/48 Z (72)発明者 長袋 洋 大阪府大阪市東淀川区南江口1丁目3番25 −603号 (72)発明者 神崎 直之 大阪府茨木市大正町2番15−203 (72)発明者 池内 元樹 兵庫県西宮市甲東園1丁目9番1−102号 Fターム(参考) 4C022 KA01 KA04 4C023 DA02 4C031 EA09 4C034 AC01 DQ01 4C036 AD04 AD12 AD17 AD25 AD27 AD28 AD30 4C037 PA03 4C054 AA02 CC03 DD01 EE01 FF04 FF13 4C056 AA02 AB01 AC03 AD03 AE03 AF05 EA07 EB03 EC01 4C062 EE48 EE99 4C063 AA01 BB04 CC67 DD15 EE01 4C065 AA07 BB04 BB06 BB09 CC09 DD01 DD02 EE02 HH01 JJ04 KK04 LL01 PP03 QQ05 4C072 AA02 AA06 BB02 CC02 CC16 EE12 FF07 GG01 GG07 HH02 JJ03 UU01 4C084 AA17 NA14 ZA811 ZC202 ZC422 4C086 AA01 AA02 AA03 AA04 BA06 BA08 BA15 BB02 BC10 BC11 BC13 BC21 BC28 BC30 BC32 BC39 BC46 BC74 BC85 BC87 CB05 CB18 GA10 GA12 MA01 MA04 NA06 NA14 ZA81 ZC20 ZC42 4C204 AB01 BB01 BB09 CB03 CB04 DB01 DB30 EB02 EB03 FB03 FB10 FB17 FB20 FB21 FB23 FB28 GB15 4C206 AA01 AA02 AA03 AA04 GA02 JA11 MA01 MA04 NA06 NA14 ZA81 ZC20 ZC42 4H006 AA01 AA02 AA03 AB21 AC52 AC53 AC61 BA07 BA39 BB18 BJ50 BM30 BM72 BP30 BR10 BU32 TA02 TB02 TB04 TC37 4H039 CA62 CG20

Claims (43)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アセチルコリンエステラーゼ阻害作用とα
    1拮抗作用を併有する化合物を含有してなる排尿障害予
    防治療剤。
  2. 【請求項2】アセチルコリンエステラーゼ阻害作用とα
    1拮抗作用を併有する、式 【化1】 〔式中、Arは縮合していてもよい5または6員芳香環
    基を示し、該芳香環基は置換基を有していてもよく、L
    は置換基を有していてもよい主鎖の原子数1ないし10
    のスペーサーを示すか、またはArとの間で環を形成し
    ていてもよく、Yは置換基を有していてもよいアミノ基
    又は置換基を有していてもよい含窒素複素環基を示
    す。〕で表される化合物又はその塩あるいはそのプロド
    ラッグを含有してなる請求項1記載の剤。
  3. 【請求項3】Lが置換基を有していてもよいC1-10
    アルキレン基である請求項2記載の剤。
  4. 【請求項4】前立腺肥大症に伴う排尿障害の予防治療剤
    である請求項1記載の剤。
  5. 【請求項5】化合物のアセチルコリンエステラーゼ阻害
    作用とα1拮抗作用のそれぞれのIC50値が約1:1
    00〜約100:1の比率である請求項1記載の剤。
  6. 【請求項6】化合物のアセチルコリンエステラーゼ阻害
    作用とα1拮抗作用のそれぞれのIC50値が約1:1
    〜約30:1の比率である請求項1記載の剤。
  7. 【請求項7】尿流率の改善作用を示す用量で血圧低下を
    示さない請求項1記載の剤。
  8. 【請求項8】投与後の尿流率が投与前に対して約20%
    以上改善される用量で、投与後の血圧低下が投与前に対
    して約10%以内である請求項7記載の剤。
  9. 【請求項9】排尿効率の改善作用を示す用量で血圧低下
    を示さない請求項1記載の剤。
  10. 【請求項10】投与後の排尿効率が投与前に対して約1
    0%以上改善される用量で、投与後の血圧低下が投与前
    に対して約10%以内である請求項9記載の剤。
  11. 【請求項11】起立性低血圧を伴わない請求項1記載の
    剤。
  12. 【請求項12】哺乳動物に対してアセチルコリンエステ
    ラーゼ阻害作用とα1拮抗作用を併有する化合物の有効
    量を投与することを特徴とする排尿障害の予防・治療方
    法。
  13. 【請求項13】アセチルコリンエステラーゼ阻害作用と
    α1拮抗作用を併有する化合物の排尿障害予防治療剤製
    造における使用。
  14. 【請求項14】式 【化2】 〔式中、Arは置換基を有していてもよい二環ないし
    四環式縮合ベンゼン環基を示し、Lは置換基を有して
    いてもよいC4−6アルキレン基を示し、Lは置換基
    を有していてもよいC2−4アルキレン基を示し、Rは
    水素原子又は置換基を有していてもよい炭化水素基を示
    し、Xは結合手、酸素原子又はNR1a(R1aは水素
    原子、置換基を有していてもよい炭化水素基、アシル基
    又は置換基を有していてもよい複素環基を示す。)を示
    し、Arは置換基を有していてもよい芳香環基を示す
    か、またはArとR、もしくはArとLとが互い
    に結合し環を形成していてもよい。〕で表される化合物
    又はその塩。
  15. 【請求項15】Ar1が、式 【化3】 〔式中、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環を
    示し、B環は置換基を有していてもよい同素環又は複素
    環を示し、C環及びD環の一方は置換基を有していても
    よい複素環を、他方は置換基を有していてもよい5ない
    し9員環を示し、E環、F環及びG環の少なくとも一つ
    の環は置換基を有していてもよい複素環を、その他の環
    は置換基を有していてもよい5ないし9員環を示す。〕
    で表される基である請求項14記載の化合物。
  16. 【請求項16】Ar1が、式 【化4】 〔式中、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環を
    示し、Ba環は置換基を有していてもよい同素環又は複
    素環を示し、C"環及びD"環はそれぞれ置換基を有して
    いてもよい含窒素複素環を示し、R及びR1'はそれ
    ぞれ水素原子、置換基を有していてもよい炭化水素基、
    アシル基又は置換基を有していてもよい複素環基を示
    す。〕で表される基である請求項14記載の化合物。
  17. 【請求項17】A環がアミノスルホニル、モノ−又はジ
    −C1−6アルキルアミノスルホニル、カルバモイルおよ
    びモノ−又はジ−C1−6アルキル−カルバモイルから選
    ばれる1または2個の置換基を有していてもよいベンゼ
    ン環で、Ba環、C"環及びD"環がそれぞれC1−6アル
    キル、C1−6アルキル−カルボニルアミノ及びC1−6
    ルキルスルホニルアミノから選ばれる1または2個の置
    換基を有していてもよく、R及びR1'がそれぞれ
    (1)水素原子、(2)それぞれヒドロキシおよびC1−6
    アルコキシ−カルボニルから選ばれる1または2個の置
    換基を有していてもよいC1−6アルキル基またはC
    7−16アラルキル基または(3)式−(C=O)−R2'
    −(C=O)−NR2'3'もしくは−SO2'〔式
    中、R2'及びR3'はそれぞれ水素原子、ハロゲン化さ
    れていてもよいC1−6アルキルまたはC6−10アリール
    を示す。〕で表される基である請求項16記載の化合
    物。
  18. 【請求項18】Rが水素原子またはC1−4アルキル基で
    ある請求項14記載の化合物。
  19. 【請求項19】LがC4-5アルキレン基で、L
    フェニル、ヒドロキシまたはオキソを有していてもよい
    2-3アルキレン基である請求項14記載の化合物。
  20. 【請求項20】Arがそれぞれハロゲン、ニトロ、ヒ
    ドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキ
    ル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシおよ
    びアミノスルホニルから選ばれる1ないし3個の置換基
    を有していてもよい、C6−10アリール基または窒素原
    子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子1な
    いし4個を含む5または6員芳香族複素環基(ベンゼン
    環が縮合していてもよい)である請求項14記載の化合
    物。
  21. 【請求項21】ArとRとが互いに結合して形成する
    環が、式 【化5】 〔式中、p及びqはそれぞれ1ないし3の整数を示し、
    H環はハロゲン、ヒドロキシ、ハロゲン化されていても
    よいC1−6アルキルおよびハロゲン化されていてもよい
    1−6アルコキシから選ばれる1ないし3個の置換基を
    有していてもよいベンゼン環を示す。〕で表される環
    で、ArとLとが互いに結合して形成する環が、式 【化6】 〔式中、rは0ないし2の整数を、sは1ないし3の整
    数を、かつr+sが2ないし5の整数を示し、H環はハ
    ロゲン、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC
    1−6アルキルおよびハロゲン化されていてもよいC1−6
    アルコキシから選ばれる1ないし3個の置換基を有して
    いてもよいベンゼン環を示す。〕で表される環である請
    求項14記載の化合物。
  22. 【請求項22】式 【化7】 〔式中、Ar3はそれぞれ置換基を有していてもよいベ
    ンズイミダゾール環基、キナゾリン環基、1,4-ベンズオ
    キサジン環基または三環ないし四環式縮合ベンゼン環基
    を示し、L3は置換基を有していてもよいC2-4アルキレ
    ン基を示し、L2は置換基を有していてもよいC2-4アル
    キレン基を示し、Xは結合手、酸素原子又はNR
    1a(R1aは水素原子、置換基を有していてもよい炭
    化水素基、アシル基又は置換基を有していてもよい複素
    環基を示す。)を示し、Ar2は置換基を有していても
    よい芳香環基を示すか、またはArとLとが互いに
    結合して環を形成していてもよい。〕で表される化合物
    又はその塩。
  23. 【請求項23】Arが、式 【化8】 〔式中、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環を
    示し、C'環及びD'環はそれぞれオキソ基以外に置換基
    を有していてもよい含窒素複素環を示す。〕で表される
    基である請求項22記載の化合物。
  24. 【請求項24】Lがエチレン基で、Lがフェニル、
    ヒドロキシまたはオキソを有していてもよいC2-3アル
    キレン基で、Xが結合手または酸素原子である請求項2
    2記載の化合物。
  25. 【請求項25】Arがそれぞれハロゲン、ニトロ、ヒ
    ドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルキ
    ル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシおよ
    びアミノスルホニルから選ばれる1ないし3個の置換基
    を有していてもよい、C6−10アリール基または窒素原
    子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子1な
    いし4個を含む5または6員芳香族複素環基(ベンゼン
    環が縮合していてもよい)で、ArとLとが互いに
    結合して形成する環が、式 【化9】 〔式中、rは0ないし2の整数を、sは1ないし3の整
    数を、かつr+sが2ないし5の整数を示し、H環はハ
    ロゲン、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC
    1−6アルキルおよびハロゲン化されていてもよいC1−6
    アルコキシから選ばれる1ないし3個の置換基を有して
    いてもよいベンゼン環を示す。〕で表される環である請
    求項22記載の化合物。
  26. 【請求項26】式 【化10】 〔式中、Arはアミノスルホニル、モノ−又はジ−C
    1−6アルキルアミノスルホニル、C1−6アルキル−カル
    ボニルアミノおよびC1−6アルキルスルホニルアミノか
    ら選ばれる1または2個の置換基を有し、さらに1ない
    し4個の置換基を有していてもよいベンゼン環基を示
    し、Lは置換基を有していてもよいC4− アルキレ
    ン基を示し、Lは置換基を有していてもよいC2−4
    アルキレン基を示し、Rは水素原子又は置換基を有して
    いてもよい炭化水素基を示し、Xは結合手、酸素原子又
    はNR1a(R1aは水素原子、置換基を有していても
    よい炭化水素基、アシル基又は置換基を有していてもよ
    い複素環基を示す。)を示し、Arは置換基を有して
    いてもよい芳香環基を示すか、またはArとR、もし
    くはArとLとが互いに結合して環を形成していて
    もよい。〕で表される化合物又はその塩。
  27. 【請求項27】Arがアミノスルホニル、モノ−又は
    ジ−C1−6アルキルアミノスルホニル、C1−6アルキル
    −カルボニルアミノおよびC1−6アルキルスルホニルア
    ミノから選ばれる1または2個の置換基を有し、さらに
    1または2個のC 1−4アルコキシを有していてもよい
    ベンゼン環基で、LがC4−5アルキレン基で、L
    がヒドロキシまたはオキソを有していてもよいC2-3
    ルキレン基で、Rが水素原子またはC1−4アルキル基
    で、Xが結合手で、Arがそれぞれハロゲン、ニト
    ロ、ヒドロキシ、ハロゲン化されていてもよいC1−6
    ルキル、ハロゲン化されていてもよいC1−6アルコキシ
    およびアミノスルホニルから選ばれる1ないし3個の置
    換基を有していてもよい、C6−10アリール基または窒
    素原子、酸素原子及び硫黄原子から選ばれるヘテロ原子
    1ないし4個を含む5または6員芳香族複素環基(ベン
    ゼン環が縮合していてもよい)である請求項26記載の
    化合物。
  28. 【請求項28】式 【化11】 〔式中、R及びR1'はそれぞれ水素原子、置換基を
    有していてもよい炭化水素基、アシル基又は置換基を有
    していてもよい複素環基を示し、nは1または2の整数
    を示し、Lは置換基を有していてもよいC3−5アル
    キレン基を示し、Lは置換基を有していてもよいC
    2−4アルキレン基を示し、Rは水素原子又は置換基を
    有していてもよい炭化水素基を示し、Xは結合手、酸素
    原子又はNR 1a(R1aは水素原子、置換基を有して
    いてもよい炭化水素基、アシル基又は置換基を有してい
    てもよい複素環基を示す。)を示し、Arは置換基を
    有していてもよい芳香環基を示すか、またはAr
    R、もしくはArとLとが互いに結合して環を形成
    していてもよい。〕で表される化合物又はその塩。
  29. 【請求項29】R及びR1'がそれぞれ水素原子また
    はハロゲン化されていてもよいC1−6アルキル基で、
    はC3−4アルキレン基で、Lがヒドロキシまた
    はオキソを有していてもよいC2-3アルキレン基で、R
    が水素原子またはC1−4アルキル基で、Xが結合手で、
    Arがそれぞれハロゲン、ニトロ、ヒドロキシ、ハロ
    ゲン化されていてもよいC1−6アルキル、ハロゲン化さ
    れていてもよいC1−6アルコキシおよびアミノスルホニ
    ルから選ばれる1ないし3個の置換基を有していてもよ
    い、C6−10アリール基または窒素原子、酸素原子及び
    硫黄原子から選ばれるヘテロ原子1ないし4個を含む5
    または6員芳香族複素環基(ベンゼン環が縮合していて
    もよい)である請求項28記載の化合物。
  30. 【請求項30】8-(5-[[2-(2-クロロフェニル)エチル]ア
    ミノ]ペンタノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピロロ[3,2,1-i
    j]キノリン-2(1H)-オンまたはその塩、5-[5-[[2-(2-ク
    ロロフェニル)エチル](メチル)アミノ]ペンタノイル]-
    1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-
    オンまたはその塩、1,3-ジメチル-5-[5-({2-[2-(トリフ
    ルオロメトキシ)フェニル]エチル}アミノ)ペンタノイ
    ル]-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾール-2-オンまた
    はその塩、8-{5-[[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メ
    チル)アミノ]ペンタノイル}-5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ
    [4,5,1-ij]キノリン-2(1H)-オンまたはその塩、8-{5-
    [[2-(2-メトキシフェニル)エチル](メチル)アミノ]ペン
    タノイル}-1-メチル-5,6-ジヒドロ-4H-イミダゾ[4,5,1-
    ij]キノリン-2(1H)-オンまたはその塩、1,3-ジメチル-5
    -[5-({2-[2-(トリフルオロメトキシ)フェニル]エチ}ア
    ミノ)ペンタノイル]-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイミダゾ
    ール-2-オンまたはその塩、8-(5-{[2-(2-クロロフェニ
    ル)エチル]アミノ}ペンタノイル)-5,6-ジヒドロ-4H-ピ
    ロロ[3,2,1-ij]キノリン-2(1H)-オンまたはその塩、あ
    るいは5-(5-{[2-(2-クロロフェニル)エチル]アミノ}ペ
    ンタノイル)-1,3-ジメチル-1,3-ジヒドロ-2H-ベンゾイ
    ミダゾール-2-オンまたはその塩。
  31. 【請求項31】請求項14、22、26もしくは28記
    載の化合物又はその塩のプロドラッグ。
  32. 【請求項32】式 【化12】 〔式中、Zは脱離基を、その他の各記号は請求項14
    記載と同意義を示す。〕で表される化合物又はその塩
    と、式 【化13】 〔式中、各記号は請求項14記載と同意義を示す。〕
    で表される化合物又はその塩とを反応させることを特徴
    とする請求項14記載の化合物の製造法。
  33. 【請求項33】式 Ar−H 〔式中、Arは請求項14記載と同意義を示す。〕で
    表される化合物又はその塩と、式 【化14】 〔式中、ZおよびZはそれぞれ脱離基を、Lは請
    求項14記載と同意義を示す。〕で表される化合物又は
    その塩とを反応させることを特徴とする、式 【化15】 〔式中、各記号は前記と同意義を示す。〕で表される化
    合物又はその塩の製造法。
  34. 【請求項34】触媒として塩化亜鉛を、溶媒としてニト
    ロアルカンを用いる請求項33記載の製造法。
  35. 【請求項35】請求項14、22、26もしくは28記
    載の化合物又はその塩あるいはそのプロドラッグからな
    る医薬。
  36. 【請求項36】排尿障害予防治療剤である請求項35記
    載の医薬。
  37. 【請求項37】前立腺肥大症に伴う排尿障害の予防治療
    剤である請求項35記載の医薬。
  38. 【請求項38】低緊張膀胱による排尿障害の予防治療剤
    である請求項37記載の医薬。
  39. 【請求項39】哺乳動物に対して請求項14、22、2
    6もしくは28記載の化合物又はその塩あるいはそのプ
    ロドラッグの有効量を投与することを特徴とする排尿障
    害の予防・治療方法。
  40. 【請求項40】請求項14、22、26もしくは28記
    載の化合物又はその塩あるいはそのプロドラッグの排尿
    障害予防治療剤製造における使用。
  41. 【請求項41】αアゴニストを負荷した動物モデルを用
    いることを特徴とするプレッシャー フロー スタディ
    による排尿障害予防治療作用を有する化合物又はその塩
    のスクリーニング方法。
  42. 【請求項42】αアゴニストがフェニレフリンである請
    求項41記載のスクリーニング方法。
  43. 【請求項43】請求項41記載のスクリーニング方法で
    得られる排尿障害予防治療作用を有する化合物またはそ
    の塩。
JP2002377956A 2001-12-28 2002-12-26 排尿障害予防治療剤 Withdrawn JP2003335701A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002377956A JP2003335701A (ja) 2001-12-28 2002-12-26 排尿障害予防治療剤

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001402064 2001-12-28
JP2001-402064 2001-12-28
JP2002-72027 2002-03-15
JP2002072027 2002-03-15
JP2002377956A JP2003335701A (ja) 2001-12-28 2002-12-26 排尿障害予防治療剤

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003335701A true JP2003335701A (ja) 2003-11-28

Family

ID=29715883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002377956A Withdrawn JP2003335701A (ja) 2001-12-28 2002-12-26 排尿障害予防治療剤

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003335701A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006070934A1 (ja) * 2004-12-28 2006-07-06 Takeda Pharmaceutical Company Limited 二環性縮合複素環誘導体の結晶、その製造法および用途

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006070934A1 (ja) * 2004-12-28 2006-07-06 Takeda Pharmaceutical Company Limited 二環性縮合複素環誘導体の結晶、その製造法および用途

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7462628B2 (en) Preventives/remedies for urinary disturbance
JP4712384B2 (ja) Orl−1受容体介在障害の治療に有用なヒドロキシアルキル置換1,3,8−トリアザスピロ[4.5]デカン−4−オン誘導体
JP2001226269A (ja) メラニン凝集ホルモン拮抗剤
US20030158177A1 (en) Melanin-concentrating hormone antagonist
US6534496B1 (en) Thermogenic composition and benzazepine thermogenics
WO2001087293A1 (fr) Inhibiteurs de la ?-secretase
EP1219294A1 (en) Melanin concentrating hormone antagonists
KR20090114439A (ko) 아실구아니딘 유도체
AU2021293583A1 (en) Arylsulfonyl derivatives and their use as muscarinic acetylcholine receptor M5 inhibitors
WO2005000354A1 (ja) 排尿障害予防・治療剤
KR20080044273A (ko) 아실구아니딘 유도체 또는 그의 염
US20040063699A1 (en) Gpr14 antagonist
EP1331010A1 (en) Preventives and remedies for central nervous system diseases
JP2003335701A (ja) 排尿障害予防治療剤
JP2007016039A (ja) 排尿障害予防治療剤
JP2006104208A (ja) 排尿障害予防治療剤
JPH11310532A (ja) 熱産生促進剤
JP2005035996A (ja) 排尿障害予防・治療剤
JP2002138053A (ja) 中枢神経系疾患予防・治療剤
JP2002097142A (ja) Gpr14拮抗剤

Legal Events

Date Code Title Description
A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20040623