JP2000167994A - ポリプロピレン系合成紙 - Google Patents
ポリプロピレン系合成紙Info
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Abstract
長い期間の在庫が可能で、オフセット印刷に適し、か
つ、光沢のある鮮明な色調の印刷に適した、結晶性ポリ
プロピレン系樹脂組成物からなる合成紙を提供する。 【解決手段】 高軟化点石油樹脂を含む結晶性ポリプロ
ピレン系樹脂組成物からなる空洞含有積層延伸フィルム
の少なくとも片面に、静電誘導防止性を有する架橋性重
合体からなる塗膜を形成させる。
Description
くは結晶性ポリプロピレン系樹脂とシクロペンタジエン
系石油樹脂を必須成分とする樹脂組成物をフィルム成形
し延伸して得られる空洞含有延伸フィルムを基材とす
る、帯電防止性に優れ、オフセット印刷に適し、かつ、
光沢のある鮮明な色調の印刷に適した合成紙に関する。
有するプラスチックフィルムが合成紙として用いられて
いる。このようなプラスチックの紙化技術として、例え
ば、無機充填剤を含有する熱可塑性樹脂フィルムを適当
な温度で加熱した後に、一軸延伸または二軸延伸するこ
とにより前記フィルムに空洞(ボイド)を発生させる方
法などが知られている。熱可塑性樹脂の中でもポリプロ
ピレン系樹脂は安価で耐水性や耐薬品性に優れているこ
とから合成紙の材料として広く用いられている。
ン系樹脂を延伸してなる合成紙には、帯電防止性が不十
分で静電気による給排紙トラブルが発生しやすいという
欠点があった。この帯電防止性を改良する方法として
は、合成紙の材料となるポリプロピレン系樹脂にソルビ
タンモノオレート、グリセリンモノステアレートなどの
低分子量の帯電防止剤を練込む方法や合成紙の表面にポ
リ(オキシアルキレン)誘導体など低分子量の帯電防止
剤を塗布・乾燥する方法が行われてきた。
止性の改良法の中で、帯電防止剤を練込む方法は帯電防
止持続性はあるが、合成紙表面に吹き出した帯電防止剤
が印刷インクの転写を阻害し印刷ムラが発生するという
欠点があった。一方、低分子量の帯電防止剤を塗布・乾
燥する方法は練込む方法に比べて帯電防止持続性が短い
うえ水に接触すると帯電防止剤が流失して帯電防止効果
が失われるという欠点があった。この欠点を改善するた
め、高分子型の帯電防止剤を塗布する方法が行われてい
るが、時間が経つにつれ印刷ムラが発生しやすくなるな
ど印刷性が十分とはいえないのが実状である。そのた
め、ポリプロピレン系樹脂からなる合成紙は、製造後早
期に印刷などの加工が必要で、在庫がしにくいなどの欠
点があった。
が必ずしも十分ではなく、さらに無機充填剤を多く用い
る合成紙の場合、表面の光沢が不十分で印刷において鮮
明な色調が得られにくいという欠点があった。本発明
は、帯電防止性に優れしかもその持続性が長く、長い期
間の在庫が可能で、オフセット印刷に適し、かつ、光沢
のある鮮明な色調の印刷に適した、結晶性ポリプロピレ
ン系樹脂を基材とする帯電防止性に優れた合成紙を提供
することを課題とする。
題点を解決するため鋭意検討の結果、結晶性ポリプロピ
レン系樹脂とシクロペンタジエン系石油樹脂を必須成分
とする空洞含有延伸フィルムの少なくとも片面に、静電
誘導防止性を有する重合体塗膜を形成させることによっ
て前記課題が解決することを見出し本発明を完成した。
ン系石油樹脂を必須成分とする樹脂組成物をフィルム成
形し延伸して得られる空洞含有延伸フィルムの少なくと
も片面に、側鎖に4級アンモニウム塩基およびカルボキ
シル基を有し、かつ、静電誘導防止性を有する重合体塗
膜を形成させてなるポリプロピレン系合成紙。 (2)結晶性ポリプロピレン系樹脂とシクロペンタジエ
ン系石油樹脂を必須成分とする樹脂組成物をフィルム成
形し延伸して得られる空洞含有延伸フィルムが、結晶性
ポリプロピレン系樹脂100重量部に対して、軟化点
(環球法)160〜200℃のシクロペンタジエン系石
油樹脂5〜180重量部が配合された組成物からなる未
延伸フィルムを面積倍率5倍以上に延伸した単層延伸フ
ィルムであることを特徴とする(1)項に記載のポリプ
ロピレン系合成紙。
ロペンタジエン系石油樹脂を必須成分とする樹脂組成物
をフィルム成形し延伸して得られる空洞含有延伸フィル
ムが、結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部に対し
て、軟化点(環球法)160〜200℃のシクロペンタ
ジエン系石油樹脂5〜180重量部が配合された組成物
からなるフィルムの少なくとも片面に、結晶性ポリプロ
ピレン系樹脂からなる表層フィルムを積層した後、面積
倍率5倍以上に延伸して、得られた積層フィルムの表層
フィルムの厚みが1層につき3〜40μmの範囲の積層
延伸フィルムであることを特徴とする(1)項に記載の
ポリプロピレン系合成紙。 (4)結晶性ポリプロピレン系樹脂とシクロペンタジエ
ン系石油樹脂を必須成分とする樹脂組成物をフィルム成
形し延伸して得られる空洞含有延伸フィルムが、結晶性
ポリプロピレン系樹脂100重量部に対して、軟化点
(環球法)160〜200℃のシクロペンタジエン系石
油樹脂5〜180重量部が配合された組成物からなるフ
ィルムの少なくとも片面に、結晶性ポリプロピレン系樹
脂100重量部に対して、5重量部未満の軟化点(環球
法)160〜200℃のシクロペンタジエン系石油樹脂
が配合された組成物からなる表層フィルムを積層した
後、面積倍率5倍以上に延伸して、得られた積層フィル
ムの表層フィルムの厚みが1層につき3〜40μmの範
囲の積層延伸フィルムであることを特徴とする(1)項
に記載のポリプロピレン系合成紙。
ロペンタジエン系石油樹脂を必須成分とする樹脂組成物
をフィルム成形し延伸して得られる空洞含有延伸フィル
ムが、(2)項に記載の単層延伸フィルムを、50〜1
60℃の温度でかつ前記単層延伸フィルムが透明化しな
い圧力で、加熱圧縮することにより得られる圧縮処理済
み単層延伸フィルムであることを特徴とする(1)項に
記載のポリプロピレン系合成紙。 (6)結晶性ポリプロピレン系樹脂とシクロペンタジエ
ン系石油樹脂を必須成分とする樹脂組成物をフィルム成
形し延伸して得られる空洞含有延伸フィルムのが、
(3)もしくは(4)項に記載の積層延伸フィルムを、
50〜160℃の温度でかつ前記積層延伸フィルムが透
明化しない圧力で加熱圧縮することにより得られる圧縮
処理済み積層延伸フィルムであることを特徴とする
(1)項に記載のポリプロピレン系合成紙。
カルボキシル基を有し、かつ、静電誘導防止性を有する
重合体塗膜が、ジメチルアミノエチルアクリレート(メ
タクリレートを含む)4級化物、アクリル酸(メタクリ
ル酸を含む)、およびアクリル酸エステル(メタクリル
酸エステルを含む)の共重合物(A)と、多官能エポキ
シ誘導体(B)との架橋反応生成物である(1)〜
(6)項のいずれか1項に記載のポリプロピレン系合成
紙。
傍に導体または誘電体があるとき、その帯電体に近い側
の面にこれと反対の電荷、遠い側の面に同種の電荷が現
れる現象をいう(岩波書店発行、理化学辞典)。そし
て、この現象を防止する機能を静電誘導防止性という。
また、本発明において、延伸における面積倍率とは縦方
向(MD)の延伸倍率と横方向(TD)の延伸倍率の積
であり、フィルムとはフィルムおよびシートを総称した
ものである。
する。本発明のポリプロピレン系合成紙において、結晶
性ポリプロピレン系樹脂とシクロペンタジエン系石油樹
脂を必須成分とする樹脂組成物をフィルム成形し延伸し
て得られる空洞含有延伸フィルム(以下、空洞含有延伸
フィルムという)のうち、単層延伸フィルムは、結晶性
ポリプロピレン系樹脂100重量部に対して、軟化点
(環球法)160〜200℃のシクロペンタジエン系石
油樹脂5〜180重量部、好ましくは5〜160重量部
が配合された組成物を押出成形し、次いで面積倍率5倍
以上に延伸したフィルムである。前記のシクロペンタジ
エン系石油樹脂の配合量が5重量部未満では、本発明の
ポリプロピレン系合成紙の隠蔽性が不足して紙状でなく
なり、180重量部を越えると延伸加工性が低下して実
生産性に欠ける。
て、前記の空洞含有延伸フィルムのうち、積層延伸フィ
ルムは、結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部に対
して、軟化点(環球法)160〜200℃のシクロペン
タジエン系石油樹脂5〜180重量部、好ましくは5〜
160重量部、が配合された組成物からなる基層フィル
ムの少なくとも片面に、結晶性ポリプロピレン系樹脂1
00重量部に対して、軟化点(環球法)160〜200
℃のシクロペンタジエン系石油樹脂が配合されていない
かもしくは5重量部未満が配合された組成物からなる表
層フィルムを積層した後、面積倍率5倍以上に延伸し
て、得られた積層フィルムの表層フィルムの厚みが1層
につき3〜40μm、好ましくは5〜30μm、の範囲
の積層延伸フィルムである。
クロペンタジエン系石油樹脂の配合量が、5重量部未満
では、本発明のポリプロピレン系合成紙の隠蔽性が不足
して紙状でなくなり、180重量部を越えると延伸加工
性が低下して実生産性に欠ける。前記の表層フィルム用
の組成物におけるシクロペンタジエン系石油樹脂の配合
量が、5重量部以上では得られる積層延伸フィルム表面
の光沢が低下する。また、表層フィルムの厚みが3μm
未満では表層フィルムに粘着剤を塗布する用途において
表層フィルムの膜切れや基層フィルムと表層フィルムと
の層間剥離が発生しやすく、40μmを越えると本発明
のポリプロピレン系合成紙の柔軟性、折り曲げ性が損な
われる。
て、前記の空洞含有延伸フィルムのうち、圧縮処理済み
単層延伸フィルムは、前記の単層延伸フィルムを、さら
に50〜160℃の温度でかつ前記単層延伸フィルムが
透明化しない圧力で、加熱圧縮前の厚み100に対して
50〜90に加熱圧縮したフィルムである。
て、前記の空洞含有延伸フィルムのうち、圧縮処理済み
積層延伸フィルムは、前記の積層延伸フィルムを、さら
に50〜160℃の温度でかつ前記積層延伸フィルムが
透明化しない圧力で、加熱圧縮前の厚み100の対して
50〜90に加熱圧縮した、表層フィルムの厚みが1層
につき3〜40μm、好ましくは5〜20μm、の範囲
のフィルムである。表層フィルムの厚みが3μm未満で
は、表層フィルムに粘着剤を塗布する用途において表層
フィルムの膜切れや基層フィルムと表層フィルムとの層
間剥離が発生しやすく、40μmを越えると本発明のポ
リプロピレン系合成紙の柔軟性、折り曲げ性が損なわれ
る。本発明のポリプロピレン系合成紙において、前記の
空洞含有延伸フィルムの厚みは、単層フィルムと積層フ
ィルムの構造の違いや用途などにより異なるが、単層フ
ィルムでは25〜80μm、積層フィルムでは50〜8
00μmを例示することができる。
して用いられる結晶性ポリプロピレン系樹脂は、プロピ
レンの結晶性単独重合体、プロピレンとエチレンもしく
は炭素数4以上のα−オレフィンから選ばれる1種以上
との二元以上の共重合体、またはそれらの混合物であ
る。具体的には、沸騰n−ヘプタン不溶部を70重量%
以上、好ましくは80重量%以上含有する結晶性ポリプ
ロピレン、プロピレン成分を70重量%以上含有する結
晶性エチレン・プロピレン共重合体、結晶性プロピレン
・1−ブテン共重合体、結晶性プロピレン・1−ヘキセ
ン共重合体、結晶性エチレン・プロピレン・1−ブテン
共重合体などの結晶融点を有するプロピレン系共重合体
が挙げられる。
は、単層延伸フィルム用組成物および積層延伸フィルム
の基層フィルム用組成物には単独重合体が、積層延伸フ
ィルムの表層フィルム用組成物には単独重合体または共
重合体もしくはこれらの混合物が好ましい。これら結晶
性ポリプロピレン系樹脂のメルトフローレート(JIS
−K−7210「熱可塑性プラスチックの流れ試験方
法」表1の条件14(試験温度230℃、試験荷重2
1.18N)により測定)は、0.5〜20g/10分、
好ましくは0.5〜10g/10分である。
して用いられる軟化点(環球法)160〜200℃のシ
クロペンタジエン系石油樹脂としては、石油ナフサなど
のスチームクラッキングなどから得られるシクロペンタ
ジエン、ジシクロペンタジエン、それらのアルキル置換
体およびオリゴマーならびにそれらの混合物から選ばれ
る1種以上(以下、シクロペンタジエン系成分という)
を主成分とする留分を重合させて得られる石油樹脂(H
R)の中で、シクロペンタジエン系成分を50重量%以
上含有し、その軟化点(環球法)が160〜200℃の
範囲である高分子量で高軟化点の石油樹脂(HSH
R)、ならびに前記石油樹脂(HR)の中でシクロペン
タジエン系成分を50重量%以上含有するものを、パラ
ジウム、ニッケルもしくはコバルトなどの金属またはそ
の酸化物などの触媒を用いて、溶剤の存在下、温度15
0〜300℃、水素圧10〜150kgf/cm2の条件下で
水素化して得られる軟化点(環球法)160〜200
℃、ヨウ素価20以下の水素化シクロペンタジエン系石
油樹脂(HGHR)またはそれらの混合物が挙げられ
る。
ルム用の組成物、積層フィルムの基層フィルム用組成物
と表層フィルム用組成物の何れにも結晶性ポリプロピレ
ン系樹脂、シクロペンタジエン系石油樹脂の他に必要に
応じてポリプロピレンに添加することが公知の各種添加
剤、例えばフェノール系やチオエーテル系ないしリン系
の加工安定剤・酸化防止剤、無機充填剤粉末、ステアリ
ン酸カルシウムなどの高級脂肪酸金属塩、脂肪酸アミド
などの滑剤、顔料、紫外線吸収剤、発泡剤、各種ポリマ
ーとしてポリエチレン類やエチレン−プロピレンゴムな
どを本発明の目的を損なわない範囲で添加することがで
きる。
各種添加剤のうち、無機充填剤粉末は、延伸によりフィ
ルムに空洞(ボイド)を発生させる目的で、前記のシク
ロペンタジエン系石油樹脂と併用するため添加されるも
ので、平均粒径が0.01〜20μm、好ましくは0.
01〜10μm、更に好ましくは0.1〜5μmの炭酸
カルシウム、タルク、酸化チタン、およびシリカなどが
挙げられるが、コスト面からは炭酸カルシウムが有利で
ある。これらは単独でも2種以上を併用してもよい。前
記の無機充填剤粉末の添加量は特に限定されないが、結
晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部に対して、5〜
170重量部が好ましく、前記のシクロペンタジエン系
石油樹脂との合計添加量で10〜200重量部が好まし
い。
積層フィルムの基層フィルム用組成物と表層フィルム用
組成物は、結晶性ポリプロピレン系樹脂、シクロペンタ
ジエン系石油樹脂および他の添加剤を通常のブレンダー
またはミキサーで攪拌混合して調製することができる。
また、一般的な押出機を用いて溶融混練しペレットにす
ることもできる。
の単層フィルムを得る方法としては、Tダイ押出成形法
やインフレーション押出成形法などの公知の方法が例示
できる。前記の積層フィルムの基層フィルム用組成物と
表層フィルム用組成物から未延伸の積層フィルムを得る
方法としては、ダイス内で溶融樹脂が複層化される共押
出成形、押出成形された基層フィルムの上にさらに表層
フィルムを重ねる押出ラミネート成形など公知の積層加
工法が用いられる。表層フィルムを積層するのは、基層
フィルムの片面のみでも両面でもいずれでもよい。
を得るための延伸方法ならびに延伸条件は格別限定され
ない。すなわち、一軸延伸でも二軸延伸でもよいが、好
ましくは二軸延伸である。また、公知の一軸もしくは二
軸延伸機のいずれも使用することができる。延伸条件は
使用する延伸機により異なるが、組成物中の石油樹脂の
軟化点以下の温度にし、面積倍率5倍以上に延伸する。
なお、二軸延伸の場合は、面積倍率9倍以上が好まし
い。二軸延伸機の場合、同時延伸方式でも逐次延伸方式
でもよい。
加熱圧縮ロールなどを用いて加熱圧縮され、本発明の合
成紙に用いられる圧縮処理済みの空洞含有延伸フィルム
になる。加熱圧縮の条件は、前記延伸フィルムが50〜
160℃になるように加熱し、さらに加熱圧縮ロールで
は50〜400kg/cmの線圧で、加熱圧縮前の厚み10
0に対して50〜90の厚みまで加熱圧縮する。ただ
し、加熱し過ぎて延伸フィルムが透明化すると、微細ボ
イドが完全に消滅してしまうので、加熱圧縮温度が透明
化する温度より低い温度で加熱圧縮しなければならな
い。また、圧力によっても透明化することがあるので、
温度と圧力を調整しながら、厚み方向の復元や透明化の
起こらない条件で加熱圧縮をおこなわなければならな
い。
て、前記の空洞含有延伸フィルムの少なくとも片面に形
成される、側鎖に4級アンモニウム塩基およびカルボキ
シル基を有し、かつ、静電誘導防止性を有する重合体塗
膜は、ジアルキル(メチルもしくはエチル)アミノエチ
ルアクリレート(メタクリレートを含む)4級化物、ア
クリル酸(メタクリル酸を含む)、およびアクリル酸エ
ステル(メタクリル酸エステルを含む)の共重合物
(A)と多官能エポキシ誘導体(B)との架橋反応生成
物である。具体的には、架橋性の共重合物(A)と多官
能エポキシ誘導体(B)に、前記エポキシ誘導体(B)
の開環反応触媒を添加して反応させた架橋反応生成物で
ある。前記の重合体塗膜中の4級アンモニウム塩基は、
静電誘導防止性により帯電防止性能を付与し、カルボキ
シル基は架橋性を高めて塗膜と基材との接着性を高め
る。
チルもしくはエチル)アミノエチルアクリレート(メタ
クリレートを含む)4級化物(対イオンとしてのアニオ
ンを含む)を直接コモノマーと共重合させる方法、もし
くはジアルキル(メチルもしくはエチル)アミノエチル
アクリレート(メタクリレートを含む)4級化物に代え
てその前駆体であるジアルキル(メチルもしくはエチ
ル)アミノエチルアクリレート(メタクリレートを含
む)とコモノマーを共重合させ、得られた共重合体をカ
チオン化剤で処理して4級アンモニウム塩基にする方法
のいずれかによって得ることができる。前記のコモノマ
ーとしては、アクリル酸およびメタクリル酸のうちの少
なくとも1種、およびアクリル酸エステル(メタクリル
酸エステルを含む)の他、必要に応じて他のコモノマー
を用いることもできる。
ル)アミノエチルアクリレート(メタクリレートを含
む)4級化物は、ジアルキル(メチルもしくはエチル)
アミノエチルアクリレート(メタクリレートを含む)を
カチオン化剤で4級化したものである。前記のカチオン
化剤としては、塩化メチル、ジメチル硫酸などが例示で
きる。前記アクリル酸エステル(メタクリル酸エステル
を含む)としては、メタクリル酸メチル、アクリル酸エ
チル、アクリル酸ブチル、2−ヒドロキシエチルメタク
リレートなどが挙げられる。また、前記の共重合物
(A)の原料として用いることができる他のモノマーと
しては、スチレン、酢酸ビニル、オレフィンなどのビニ
ル誘導体を挙げることができる。
ーを、ラジカル重合開始剤を用いて乳化重合法もしくは
溶液重合法により重合させて得られる。溶液重合法の場
合に用いる溶液としては、イソプロパノールと水の混合
物が挙げられる。前記の共重合物(A)において、各々
のモノマーの組成比率は特に限定するものではないが、
前記共重合物体全モノマーに対するジアルキル(メチル
もしくはエチル)アミノエチルアクリレート(メタクリ
レートを含む)4級化物の組成比率は15〜40mol
%、アクリル酸もしくはメタアクリル酸の組成比率は3
〜13mol%が好ましい。ジアルキル(メチルもしくは
エチル)アミノエチルアクリレート(メタクリレートを
含む)4級化物の組成比率が15mol%未満では塗膜の
静電誘導効果が小さく、40mol%を越えると親水性が
大きくなり過ぎる。
は、グリセリンジグリシジルエーテルなどの2官能エポ
キシ誘導体やトリメチロールプロパントリグリシジルエ
ーテルなどの3官能エポキシ誘導体が挙げられる。前記
エポキシ誘導体(B)の開環反応触媒としては、2−メ
チルイミダゾールや2−エチル、4−メチルイミダゾー
ルなどのイミダゾール誘導体、およびアミン類などエポ
キシ開環反応触媒が挙げられる。塗膜形成に用いる前記
エポキシ誘導体(B)の添加量は前記の共重合物(A)
に対して5〜15重量%が好ましい。開環反応触媒の添
加量は前記エポキシ誘導体(B)に対して3〜10重量
%が好ましい。
形成する前記の共重合物(A)、前記エポキシ誘導体
(B)およびその開環反応触媒は、塗布剤として市販さ
れている品を利用することができる。市販塗布剤の例と
しては、コニシ(株)のBONDEIPなどが挙げられ
る。本発明のポリプロピレン系合成紙において、前記の
空洞含有延伸フィルムの少なくとも片面に前記塗布剤を
塗布して塗膜を形成させるには、塗布後適当な温度で乾
燥・硬化させる必要がある。塗工方法は、格別限定され
ず、加熱・乾燥設備を備えたグラビアコーターなどの公
知の設備と方法を使用することができる。塗布剤の塗工
量は特に限定されないが、固形分として0.01〜3g
/m2が例示できる。なお、前記の空洞含有延伸フィル
ムが基層フィルムの片面にのみ表層フィルムが積層され
た積層フィルムであって、前記塗布剤を前記積層フィル
ムの片面にのみ塗布する場合の塗布面は、表層フィルム
面でも反対側の基層フィルム面でもよい。
は、基材となる前記の空洞含有延伸フィルムの塗布面に
対して、塗布剤が十分に接着することが必要である。そ
のため、基材となるフィルムの塗布面の濡れ性改良の方
法として、コロナ処理、プラズマ処理、フレーム処理な
どの公知の処理を行なうことができる。本発明のポリプ
ロピレン系合成紙においては、必要に応じて印刷適性改
良のための塗布やラミネート、加飾のためのエンボスな
どの二次加工を施すことができる。
基材として単層延伸フィルムを用いたものは、商品包装
用に適しており、洋菓子の個包装、おみやげなどの贈答
品の包装などに好適である。また、基材として積層延伸
フィルムを用いたものは、加飾用シートに好適である。
本発明のポリプロピレン系合成紙の中で、基材として圧
縮処理済み積層延伸フィルムを用いたものは、ポスター
などの印刷物、ラベル、ダイレクトメール、棚札、のれ
ん、袋物、静止画像記録用紙などの用途に好適である。
具体的に説明するが、本発明はこれらにより限定される
べきものではない。なお、以下の実施例および比較例で
用いた評価方法は下記の通りである。 (1)帯電防止性と持続性 塗布フィルムは塗布後一昼夜23℃、湿度50%の室内
に放置した後(1日目)および90日目の表面抵抗率を
測定した。塗布しないフィルムは一昼夜23℃、湿度5
0%の室内に放置した後(1日目)および90日目の表
面抵抗率を測定した。表面抵抗率は、絶縁抵抗測定器
(アドバンテスト(株)製、R8340A型)と検出器
(安藤電気(株)、SE−1000型)を用いて、およ
びJIS−K−6911「熱硬化性プラスチック一般試
験方法」により測定した。表面抵抗率が少ないほど帯電
防止性と持続性が優れる。
型)を用いて、フィルム面に紫外線硬化型合成紙用イン
ク((株)T&K TOKA製、ベストキュア161藍
S)をインク盛り量0.3ccにてオフセット印刷した
後、紫外線照射装置(アイグラフィックス(株)製、E
CS−301G1型)を用いて、ランプ出力160w/
cm、ライン速度8.2m/分の条件で2回通してイン
クを硬化させた。得られた印刷フィルムのインクの密着
性の評価は、セロテープ(ニチバン(株)製、幅25m
m)を印刷面に貼り合せ指にて2回こすり、セロテープ
を引き剥がしてインキの残存割合(面積%)を観察し、
以下の基準で判定した。 ○:90%以上残存(実用性十分) △:75〜90%未満(実用性あり) ×:75%未満(実用性不満足) 得られた印刷フィルムの光沢度は、デジタル光沢度計
(村上色彩研究所製、GM−3D型)を用いて、JIS
−K−7105「プラスチックの光学的特性試験方法」
(20度鏡面光沢度)に従って測定した。光沢度の数値
が大きいほど色調が鮮明である。
−ヘプタン不溶部を96%含有するMFRが2g/10分
の結晶性ポリプロピレン粉末100重量部に対して、フ
ェノール系酸化防止剤BHT(商品名)を0.2重量
部、ステアリン酸カルシウム0.1重量部、グリセリン
モノステアレート0.1重量部、軟化点172℃のシク
ロペンタジエン系石油樹脂(以下、DCPDという)8
重量部、および炭酸カルシウム(平均粒径1.5μm)
8重量部を、ヘンシェルミキサー(商品名)に投入し混
合攪拌した後、同方向回転型二軸押出機に供給し240
℃で溶融混練してストランドとして押出し、これを冷却
しカットしてペレット状の組成物を得た。
を備えた3種3層フィルム押出装置(押出機は、口径6
5mmφ中間層用単軸押出機が1台、口径50mmφの
表層用単軸押出機が2台)およびテンター法逐次二軸延
伸機を用いて、前記の組成物を中間層用単軸押出機に供
給し、Tダイ温度240℃で溶融して押出を行ない、表
面温度30℃の鏡面冷却ロールで急冷して、未延伸のフ
ィルムを得た。得られた未延伸フィルムを縦延伸機に導
き加熱ロール間で140℃の温度で5倍延伸し、次にテ
ンター内温度160〜210℃で横方向に8倍延伸した
後、巻取り、厚みが140μmの延伸フィルムサンプル
を得た。
に、側鎖に4級アンモニウム塩基およびカルボキシル基
を有し、静電誘導防止性を有する架橋性重合体からなる
塗布剤BONDEIP−PA100の主剤と硬化剤(共
にコニシ(株)製)を主剤:硬化剤=1:1の割合で混
合し、さらに混合物中の固形分が1%になるように水で
希釈した後、この希釈液をバーコーターで塗布し、90
℃で10分間乾燥・硬化させて塗布膜を有するフィルム
サンプルを得た。塗工量は固形分として0.02g/m
2であった。 [評価試験]このフィルムサンプルを、一昼夜23℃、
湿度50%の室内で状態調節した後、塗布面について帯
電防止性と持続性およびオフセット印刷性を評価した。
評価結果を表1に示した。
用組成物として、n−ヘプタン不溶部を96%含有する
MFRが2g/10分の結晶性ポリプロピレン粉末100
重量部に対して、フェノール系酸化防止剤BHT(商品
名)を0.2重量部、ステアリン酸カルシウム0.1重
量部、グリセリンモノステアレート0.1重量部、DC
PDを50重量部、および炭酸カルシウム(平均粒径
1.5μm)50重量部を、ヘンシェルミキサー(商品
名)に投入し混合攪拌した後、同方向回転型二軸押出機
に供給し240℃で溶融混練してストランドとして押出
し、これを冷却しカットしてペレット状の基層フィルム
用組成物を得た。
て、n−ヘプタン不溶部を96%含有するMFRが2g
/10分の結晶性ポリプロピレン粉末100重量部に対し
て、フェノール系酸化防止剤BHT(商品名)を0.2
重量部、ステアリン酸カルシウム0.1重量部、および
グリセリンモノステアレート0.1重量部を、ヘンシェ
ルミキサー(商品名)に投入し混合攪拌した後、同方向
回転型二軸押出機に供給し240℃で溶融混練してスト
ランドとして押出し、これを冷却しカットしてペレット
状の表層フィルム用組成物を得た。
1に記載の多層Tダイを備えた3種3層フィルム押出装
置(押出機は、口径65mmφ中間層用単軸押出機が1
台、口径50mmφの表層用単軸押出機が2台)および
テンター法逐次二軸延伸機を用いて、前記の基層フィル
ム用組成物を中間層用単軸押出機に、前記の表層フィル
ム用組成物を表層用単軸押出機に供給し、Tダイ温度2
40℃で溶融して共押出を行ない、表面温度30℃の鏡
面冷却ロールで急冷して、表層/基層/表層、の順に、
厚み比1:3:1で積層された2種3層の未延伸フィル
ムを得た。得られた未延伸フィルムを縦延伸機に導き加
熱ロール間で140℃の温度で5倍延伸し、次にテンタ
ー内温度160〜210℃で横方向に8倍延伸した後、
巻取り、合計の厚みが140μmの延伸フィルムを得
た。引続き前記の延伸フィルムを、110℃に加熱され
た一対の金属ロールを用いて、線圧50〜400kg/cm
にて加熱圧縮し、厚みが加熱圧縮前の80%に当る圧縮
処理済み延伸フィルムサンプルを得た。このフィルムサ
ンプルに、実施例1に記載の方法に従って、帯電防止剤
の塗布を行ない評価試験に供した。評価結果を表1に示
した。
−ヘプタン不溶部を96%含有するMFRが2g/10分
の結晶性ポリプロピレン粉末100重量部に対して、フ
ェノール系酸化防止剤BHT(商品名)を0.2重量
部、ステアリン酸カルシウム0.1重量部、グリセリン
モノステアレート0.1重量部、および炭酸カルシウム
(平均粒径1.5μm)16重量部を、ヘンシェルミキ
サー(商品名)に投入し混合攪拌した後、同方向回転型
二軸押出機に供給し240℃で溶融混練してストランド
として押出し、これを冷却しカットしてペレット状の組
成物を得た。 [空洞含有延伸フィルム作成]前記の組成物を用いて、
実施例1の方法に従って厚みが140μmの延伸フィル
ムサンプルを得た後、引続き前記の延伸フィルムを、1
10℃に加熱された一対の金属ロールを用いて、線圧5
0〜400kg/cmにて加熱圧縮し、厚みが加熱圧縮前の
80%に当る圧縮処理済み延伸フィルムサンプルを得
た。このフィルムサンプルに、実施例1に記載の方法に
従って、帯電防止剤の塗布を行ない評価試験に供した。
評価結果を表1に示した。
作成した圧縮処理済み延伸フィルムサンプルを評価試験
に供した。オフセット印刷適性の評価は非塗布面につい
て行なった。評価結果を表1に示した。
作成した圧縮処理済み延伸フィルムサンプルを評価試験
に供した。オフセット印刷適性の評価は非塗布面につい
て行なった。評価結果を表1に示した。
かもその持続性が長く、長い期間の在庫が可能で、オフ
セット印刷に適し、かつ、光沢のある鮮明な色調の印刷
に適した、結晶性ポリプロピレン系樹脂組成物からなる
合成紙である。
Claims (7)
- 【請求項1】結晶性ポリプロピレン系樹脂とシクロペン
タジエン系石油樹脂を必須成分とする樹脂組成物をフィ
ルム成形し延伸して得られる空洞含有延伸フィルムの少
なくとも片面に、側鎖に4級アンモニウム塩基およびカ
ルボキシル基を有し、かつ、静電誘導防止性を有する重
合体塗膜を形成させてなるポリプロピレン系合成紙。 - 【請求項2】結晶性ポリプロピレン系樹脂とシクロペン
タジエン系石油樹脂を必須成分とする樹脂組成物をフィ
ルム成形し延伸して得られる空洞含有延伸フィルムが、
結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部に対して、軟
化点(環球法)160〜200℃のシクロペンタジエン
系石油樹脂5〜180重量部が配合された組成物からな
る未延伸フィルムを面積倍率5倍以上に延伸した単層延
伸フィルムであることを特徴とする請求項1に記載のポ
リプロピレン系合成紙。 - 【請求項3】結晶性ポリプロピレン系樹脂とシクロペン
タジエン系石油樹脂を必須成分とする樹脂組成物をフィ
ルム成形し延伸して得られる空洞含有延伸フィルムが、
結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部に対して、軟
化点(環球法)160〜200℃のシクロペンタジエン
系石油樹脂5〜180重量部が配合された組成物からな
るフィルムの少なくとも片面に、結晶性ポリプロピレン
系樹脂からなる表層フィルムを積層した後、面積倍率5
倍以上に延伸して、得られた積層フィルムの表層フィル
ムの厚みが1層につき3〜40μmの範囲の積層延伸フ
ィルムであることを特徴とする請求項1に記載のポリプ
ロピレン系合成紙。 - 【請求項4】結晶性ポリプロピレン系樹脂とシクロペン
タジエン系石油樹脂を必須成分とする樹脂組成物をフィ
ルム成形し延伸して得られる空洞含有延伸フィルムが、
結晶性ポリプロピレン系樹脂100重量部に対して、軟
化点(環球法)160〜200℃のシクロペンタジエン
系石油樹脂5〜180重量部が配合された組成物からな
るフィルムの少なくとも片面に、結晶性ポリプロピレン
系樹脂100重量部に対して、5重量部未満の軟化点
(環球法)160〜200℃のシクロペンタジエン系石
油樹脂が配合された組成物からなる表層フィルムを積層
した後、面積倍率5倍以上に延伸して、得られた積層フ
ィルムの表層フィルムの厚みが1層につき3〜40μm
の範囲の積層延伸フィルムであることを特徴とする請求
項1に記載のポリプロピレン系合成紙。 - 【請求項5】結晶性ポリプロピレン系樹脂とシクロペン
タジエン系石油樹脂を必須成分とする樹脂組成物をフィ
ルム成形し延伸して得られる空洞含有延伸フィルムが、
請求項2に記載の単層延伸フィルムを、50〜160℃
の温度でかつ前記単層延伸フィルムが透明化しない圧力
で、加熱圧縮することにより得られる圧縮処理済み単層
延伸フィルムであることを特徴とする請求項1に記載の
ポリプロピレン系合成紙。 - 【請求項6】結晶性ポリプロピレン系樹脂とシクロペン
タジエン系石油樹脂を必須成分とする樹脂組成物をフィ
ルム成形し延伸して得られる空洞含有延伸フィルムが、
請求項3もしくは4に記載の積層延伸フィルムを、50
〜160℃の温度でかつ前記積層延伸フィルムが透明化
しない圧力で加熱圧縮することにより得られる圧縮処理
済み積層延伸フィルムであることを特徴とする請求項1
に記載のポリプロピレン系合成紙。 - 【請求項7】側鎖に4級アンモニウム塩基およびカルボ
キシル基を有し、かつ、静電誘導防止性を有する重合体
塗膜が、ジメチルアミノエチルアクリレート(メタクリ
レートを含む)4級化物、アクリル酸(メタクリル酸を
含む)、およびアクリル酸エステル(メタクリル酸エス
テルを含む)の共重合物(A)と多官能エポキシ誘導体
(B)との架橋反応生成物である請求項1〜6のいずれ
か1項に記載のポリプロピレン系合成紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10284356A JP2000167994A (ja) | 1998-10-02 | 1998-10-06 | ポリプロピレン系合成紙 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10-281176 | 1998-10-02 | ||
JP28117698 | 1998-10-02 | ||
JP10284356A JP2000167994A (ja) | 1998-10-02 | 1998-10-06 | ポリプロピレン系合成紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000167994A true JP2000167994A (ja) | 2000-06-20 |
Family
ID=26554082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10284356A Withdrawn JP2000167994A (ja) | 1998-10-02 | 1998-10-06 | ポリプロピレン系合成紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000167994A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002028949A1 (fr) | 2000-09-29 | 2002-04-11 | Yupo Corporation | Film de resine etire |
-
1998
- 1998-10-06 JP JP10284356A patent/JP2000167994A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002028949A1 (fr) | 2000-09-29 | 2002-04-11 | Yupo Corporation | Film de resine etire |
JPWO2002028949A1 (ja) * | 2000-09-29 | 2004-02-12 | 株式会社ユポ・コーポレーション | 樹脂延伸フィルム |
US7384687B2 (en) | 2000-09-29 | 2008-06-10 | Yupo Corporation | Stretched resin film |
JP4925552B2 (ja) * | 2000-09-29 | 2012-04-25 | 株式会社ユポ・コーポレーション | 樹脂延伸フィルム |
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