JP2000167791A - ロボットのハンド装置およびその使用方法 - Google Patents

ロボットのハンド装置およびその使用方法

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JP2000167791A JP10345864A JP34586498A JP2000167791A JP 2000167791 A JP2000167791 A JP 2000167791A JP 10345864 A JP10345864 A JP 10345864A JP 34586498 A JP34586498 A JP 34586498A JP 2000167791 A JP2000167791 A JP 2000167791A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークのロケート穴に対するロケートピンを
備えたロボットのハンド装置において、従来では、ロケ
ート穴の位置関係が異なる多種類のワークを扱う場合、
複数のハンド装置を使い分けていたため、設備費やコス
トが増大するなどの問題があった。 【解決手段】 ロボットアームに装着する本体フレーム
1に、固定側ロケートピン2と、移動自在な可動側ロケ
ートピン4と、可動側ロケートピン4の移動を拘束解除
する固定手段9を備え、不動の位置に、可動側ロケート
ピン4が係脱する位置出し手段5を備えたハンド装置H
1とし、ロボットの動作制御を利用して両ロケートピン
2,4の位置関係を無段階に調整可能にし、1台で多種
類のワークW1,W2のハンドリングを可能にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば多軸制御さ
れるロボットにおいて、ロボットアームに装着してワー
クをハンドリングするのに用いられるロボットのハンド
装置およびその使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のロボットのハンド装置として
は、例えば、把持機能付の2本のロケートピンを備えた
ものがあった。このハンド装置は、例えば長尺状のワー
クをハンドリングする場合、ワークの両側2か所にロケ
ート穴を設けておき、各ロケート穴にロケートピンを挿
通させてロケートピンの部分でワークを把持し、この状
態でワークをハンドリングする。
【0003】また、その他のハンド装置としては、ワー
クの外部を直接把持するクランプ機構も考えられるが、
形状が異なる複数種類のワークを1台のロボットでハン
ドリングする場合、クランプ機構では、各種のワークに
対して共通のクランプ機構を用いることは困難である。
これに対して、先に述べたロケートピンとロケート穴を
用いる方式では、ワークの形状にあまり左右されること
なくワークにロケート穴を設けることができるので、共
通のハンド装置で複数種類のワークのハンドリングが可
能である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来のロボットのハンド装置にあっても、対応
可能なワークに制約がある。つまり、各種ワークに設け
る2つのロケート穴は、互いの軸間距離や座面の位置関
係を一定にしなければならないので、ワークの大きさや
形状が著しく異なると、把持が不可能になったり把持し
た際のバランスが損なわれたりする場合がある。そこ
で、従来では、ロケートピンの位置関係が異なる複数種
類のハンド装置を用意し、ハンドチェンジャーを使用し
てハンド装置を使い分けるようにしていたが、この場
合、設備費ならびにコストの増大をもたらすと共に、各
種ワークを順次搬送するような状況においては、ハンド
装置の交換時間によってサイクルタイムが長くなるとい
う問題があり、このような問題を解決することが課題で
あった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、上記従来の課題に着目して成
されたもので、ロボットアームの動作を利用して、簡単
な構造でロケートピンの位置関係を無段階に調整するこ
とができ、これによりワークにおけるロケート穴の位置
設定の自由度を高めると共に、1台で多種類のワークの
ハンドリングを行うことができるロボットのハンド装置
およびその使用方法を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係わるロボット
のハンド装置は、請求項1として、ロボットアームに装
着され、複数のロケートピンをワークのロケート穴に係
合させてワークのハンドリングを行うロボットのハンド
装置において、ロボットアームに装着する本体フレーム
に、不動の固定側ロケートピンと、固定側ロケートピン
に対して移動自在な可動側ロケートピンと、可動側ロケ
ートピンの移動を拘束解除する固定手段を備えると共
に、ロボットに対して不動の位置に、可動側ロケートピ
ンが係脱する位置出し手段を備えた構成とし、請求項2
として、固定側ロケートピンおよび可動側ロケートピン
が同一方向に突出しており、可動側ロケートピンが、そ
の直径方向および軸線方向の少なくとも一方向に往復移
動自在である構成とし、請求項3として、可動側ロケー
トピンをその往動方向および復動方向のいずれか一方向
に移動させる駆動手段を備えた構成とし、請求項4とし
て、ロボットアームに装着され、複数のロケートピンを
ワークのロケート穴に係合させてワークのハンドリング
を行うロボットのハンド装置において、ロボットアーム
に装着する本体フレームに、不動の固定側ロケートピン
と、固定側ロケートピンの直径方向に往復移動自在なス
ライド体と、スライド体の往復移動を拘束解除する第1
固定手段を備え、スライド体に、固定側ロケートピンと
同一方向に突出する可動側ロケートピンをその軸線方向
に往復移動自在に設けると共に、可動側ロケートピンの
往復移動を拘束解除する第2固定手段を設け、ロボット
に対して不動の位置に可動側ロケートピンが係脱する位
置出し手段を備えた構成とし、請求項5として、スライ
ド体をその往動方向および復動方向のいずれか一方向に
移動させる第1駆動手段と、可動側ロケートピンをその
往動方向および復動方向のいずれか一方向に移動させる
第2駆動手段を備えた構成とし、請求項6として、固定
手段および駆動手段が、伸長および収縮のいずれか一方
向に動作し且つ他方向を大気開放としたブレーキ付の駆
動用シリンダである構成とし、請求項7として、駆動手
段がばねである構成としており、上記の構成をもって従
来の課題を解決するための手段としている。
【0007】また、本発明に係わるロボットのハンド装
置の使用方法は、請求項8として、請求項1〜7のいず
れかに記載のロボットのハンド装置を使用するに際し、
可動側ロケートピンを所定の移動限まで移動させた状態
にして位置出し手段に係合したのち、ハンドリングされ
るワークにおける2つのロケート穴の位置関係に基づい
てロボットの動作制御を行うことにより、固定側ロケー
トピンと可動側ロケートピンの位置出しを行う構成とし
ており、上記の構成をもって従来の課題を解決するため
の手段としている。
【0008】
【発明の作用】本発明の請求項1に係わるロボットのハ
ンド装置では、ロボットアームに装着する本体フレーム
に、不動の固定側ロケートピンと移動自在な可動側ロケ
ートピンを備えているので、可動側ロケートピンを所定
に移動限まで移動させた状態にして不動の位置出し手段
に係合したのち、ロボットアームを動かすことにより、
本体フレームおよび固定ロケートピンを移動させて両ロ
ケートピンの位置出しが行われる。つまり、ハンドリン
グされるワークにおける2つのロケート穴の位置関係に
基づいてロボットの動作制御をすることにより、両ロケ
ートピンの位置出しが行われる。この位置出し後には、
固定手段で可動側ロケートピンの移動を拘束したのち、
可動側ロケートピンと位置出し手段との係合を解除すれ
ば、ロボットアームの動作によるワークのハンドリング
に移行可能となる。
【0009】本発明の請求項2に係わるロボットのハン
ド装置では、固定側ロケートピンに対して同一方向に突
出した可動側ロケートピンが、その直径方向および軸線
方向の少なくとも一方向に往復移動自在であるので、可
動側ロケートピンがその直径方向に往復動自在である場
合には、両ロケートピンの位置出しが、ワークにおける
2つのロケート穴の軸間距離に対応し得るものとなり、
可動側ロケートピンがその軸線方向に往復動自在である
場合には、両ロケートピンが、ワークにおける2つのロ
ケート穴の座面のずれ(ロケートピンの軸線方向のず
れ)に対応し得るものとなる。
【0010】本発明の請求項3に係わるロボットのハン
ド装置では、可動側ロケートピンをその往動方向および
復動方向のいずれか一方向に移動させる駆動手段を備え
ているので、位置出し手段への係合前に可動側ロケート
ピンを所定の移動限まで移動させるに際し、その移動が
駆動手段により行われる。
【0011】本発明の請求項4に係わるロボットのハン
ド装置では、例えば、スライド体を往動限に移動させる
と共に、可動側ロケートピンを軸線方向の往動限に移動
させた状態にし、可動側ロケートピンを不動の位置出し
手段に係合させたのち、ロボットアームをスライド体お
よび可動側ロケートピンの往動限に向けて動かす。これ
により、ロボットアームとともに本体フレーム、固定側
ロケートピンおよびスライド体が移動して、相対的に見
ればスライド体および可動側ロケートピンが復動するこ
ととなり、両ロケートピンの位置出しが行われる。つま
り、ハンドリングされるワークにおける2つのロケート
穴の位置関係に基づいてロボットの動作制御を行い、両
ロケート穴の軸間距離に対応してスライド体の位置調整
をし、両ロケート穴の座面のずれに対応して可動側ロケ
ートピンの位置調整をすることにより、両ロケートピン
の位置出しが行われる。この位置出し後には、第1固定
手段でスライド体の移動を拘束し、第2固定手段で可動
側ロケートピンの移動を拘束したのち、可動側ロケート
ピンと位置出し手段との係合を解除すれば、ロボットア
ームの動作によるワークのハンドリングに移行可能とな
る。
【0012】本発明の請求項5に係わるロボットのハン
ド装置では、スライド体および可動側ロケートピンをそ
の往動方向および復動方向のいずれか一方向に移動させ
る第1および第2の駆動手段を備えているので、位置出
し手段への係合前にスライド体および可動側ロケートピ
ンを所定の移動限まで移動させるに際し、その移動が第
1および第2の駆動手段により行われる。
【0013】本発明の請求項6に係わるロボットのハン
ド装置では、一方向に動作し且つ他方向を大気開放とし
たブレーキ付の駆動用シリンダが、固定手段と駆動手段
の両方を兼用している。つまり、位置出し手段への係合
前にスライド体および可動側ロケートピンを移動させる
際には、一方向に動作する駆動用シリンダが駆動手段と
して働き、ロボットアームの動作による両ロケートピン
の位置出しの際には、駆動用シリンダが大気開放となる
他方向に動作するので、スライド体および可動側ロケー
トピンの移動を妨げることがなく、位置出し後には、駆
動用シリンダのブレーキが固定手段として働いて、スラ
イド体および可動側ロケートピンの移動を拘束する。
【0014】本発明の請求項7に係わるロボットのハン
ド装置では、位置出し手段への係合前に可動側ロケート
ピンやスライド体を所定の移動限まで移動させるに際
し、その移動が駆動手段であるばねにより行われる。こ
のばねは、両ロケートピンの位置出しにおいて、可動側
ロケートピンやスライド体の移動とともに蓄圧され、固
定手段による可動側ロケートピンやスライド体の移動拘
束により蓄圧状態に保持され、次の位置出しにおいて、
固定手段の解除に伴って可動側ロケートピンやスライド
体を所定の移動限まで移動させる。
【0015】本発明の請求項8に係わるロボットのハン
ド装置の使用方法では、請求項1〜7のいずれかに記載
のロボットのハンド装置を使用するに際し、可動側ロケ
ートピンが係合する位置出し手段とロボットの動作制御
により、固定側ロケートピンと可動側ロケートピンの位
置出しを行うので、動作制御機能を何ら備えていない簡
単な構造のハンド装置を使用して、両ロケートピンの位
置調整が無段階で行われ、正確な位置出しが行われる。
【0016】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わるロボットのハ
ンド装置によれば、ロボットアームに装着される本体フ
レームに、固定側ロケートピン、可動側ロケートピンお
よび固定手段を備えると共に、可動側ロケートピンが係
脱する不動の位置出し手段を採用したことから、当該ハ
ンド装置側には動作制御機能を設ける必要がなく、構造
をきわめて簡単なものにすることができるうえに、ロボ
ットアームの動作を利用して両ロケートピンの位置関係
を無段階に調整することができる。これにより、ワーク
におけるロケート穴の位置設定の自由度を高めることも
でき、例えば大きさや形状の異なるワークであっても、
把持した際のバランス等を考慮して最適な位置にロケー
ト穴を設けることができると共に、これらの多種類のワ
ークを1台のハンド装置でハンドリングすることがで
き、各種ワークに対する汎用性を著しく高めることがで
きる。また、汎用性の向上により、何台ものハンド装置
を用いる必要が無くなるので、設備費およびコストの大
幅な低減を実現することができると共に、ハンド装置の
交換作業が不要となるので、各種ワークを順次搬送する
ような状況において、サイクルタイムの短縮化を実現す
ることができる。
【0017】本発明の請求項2に係わるロボットのハン
ド装置によれば、請求項1と同様の効果を得ることがで
きるうえに、ワークにおける2つのロケート穴の軸間距
離および座面のずれの少なくとも一方に対応して、両ロ
ケートピンの位置出しを行うことができ、当然のことな
がらロケート穴の軸間距離および座面のずれの両方に対
応することも可能であり、より複雑な形状の複数種類の
ワークを確実に把持してハンドリングを行うことができ
る。
【0018】本発明の請求項3に係わるロボットのハン
ド装置によれば、請求項2と同様の効果を得ることがで
きるうえに、可動側ロケートピンをその往動方向および
復動方向のいずれか一方向に移動させる駆動手段を採用
したことにより、ロボットアームの動作に関係無く、簡
単な構造で可動側ロケートピンの初期設定を行うことが
でき、例えば、次の両ロケートピンの位置出しを行うた
めにロボットアームを動かしている間に可動側ロケート
ピンの初期設定を行うことができるので、続いて行われ
る位置出し手段への係合やロケートピンの位置出しに速
やかに移行することができる。
【0019】本発明の請求項4に係わるロボットのハン
ド装置によれば、ロボットアームに装着する本体フレー
ムに、固定側ロケートピンと、スライド体と、第1固定
手段を備えると共に、スライド体に、可動側ロケートピ
ンと第2固定手段を備え、可動側ロケートピンが係脱す
る不動の位置出し手段を採用したことから、当該ハンド
装置側には動作制御機能を何ら設ける必要がなく、構造
をきわめて簡単なものにすることができるうえに、ワー
クにおける2つのロケート穴の軸間距離および座面のず
れに対応して、ロボットアームの動作を利用して両ロケ
ートピンの位置関係を無段階に調整することができる。
これにより、ロケート穴の位置設定の自由度を高めるこ
ともでき、例えば大きさや形状の異なるワークであって
も、把持した際のバランス等を考慮して最適な位置にロ
ケート穴を設けることができると共に、これらの多種類
のワークを1台のハンド装置でハンドリングすることが
でき、各種ワークに対する汎用性を著しく高めることが
できる。また、汎用性の向上により、何台ものハンド装
置を用いる必要が無くなるので、設備費およびコストの
大幅な低減を実現することができると共に、ハンド装置
の交換作業が不要となるので、各種ワークを順次搬送す
るような状況において、サイクルタイムの短縮化を実現
することができる。
【0020】本発明の請求項5に係わるロボットのハン
ド装置によれば、請求項4と同様の効果を得ることがで
きるうえに、スライド体および可動側ロケートピンをそ
の往動方向および復動方向のいずれか一方向に移動させ
る第1および第2の駆動手段を採用したことにより、ロ
ボットアームの動作に関係無く、簡単な構造でスライド
体および可動側ロケートピンの初期設定すなわち2方向
における可動側ロケートピンの初期設定を行うことがで
き、例えば、次の両ロケートピンの位置出しを行うため
にロボットアームを動かしている間にスライド体および
可動側ロケートピンの初期設定を行うことができるの
で、続いて行われる位置出し手段への係合やロケートピ
ンの位置出しに速やかに移行することができる。
【0021】本発明の請求項6に係わるロボットのハン
ド装置によれば、請求項3および5と同様の効果を得る
ことができるうえに、固定手段および駆動手段として、
一方向に動作し且つ他方向を大気開放としたブレーキ付
の駆動用シリンダを採用したことから、構造をよりコン
パクトなものにして、装置全体の小型軽量化を実現する
ことができ、これによりロボットへの負荷が軽減できる
などの利点がある。
【0022】本発明の請求項7に係わるロボットのハン
ド装置によれば、請求項3および5と同様の効果を得る
ことができるうえに、駆動手段としてばねを採用したこ
とから、スライド体や可動側ロケートピンを移動させる
本来の機能を何ら損なうことなく、駆動手段の構造がき
わめて簡単なものとなり、装置全体のさらなる小型軽量
化に貢献することができる。
【0023】本発明の請求項8に係わるロボットのハン
ド装置の使用方法によれば、請求項1〜7のいずれかに
記載のロボットのハンド装置を使用するに際し、ロボッ
トの動作制御を利用することから、動作制御機能を何ら
備えていない簡単な構造のハンド装置を使用して、両ロ
ケートピンの位置調整を無段階で正確に且つ迅速に行う
ことができる。
【0024】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明に係わるロボッ
トのハンド装置の一実施例およびハンド装置の使用方法
を説明する。
【0025】図1(a)に示すロボットのハンド装置H
1は、全体を省略したロボットのロボットアームAに装
着する本体フレーム1に、不動の固定側ロケートピン2
と、固定側ロケートピン2の直径方向に往復移動自在な
スライド体3と、スライド体3の往復移動を拘束解除す
る第1固定手段を備えている。また、スライド体3に
は、固定側ロケートピン2と同一方向に突出する可動側
ロケートピン4がその軸線方向に往復移動自在に設けて
あると共に、可動側ロケートピン4の往復移動を拘束解
除する第2固定手段が設けてある。そして、ハンド装置
H1は、ロボットに対して不動の位置に可動側ロケート
ピン4が係脱する位置出し手段5を備えている。
【0026】ロボットは、例えば多軸制御型の汎用ロボ
ットであって、図示しない本体を床に設置してあると共
に、コンピュータによって動作制御が行われ、当該ハン
ド装置H1を装着するロボットアームAの先端を3軸方
向および3軸回りに自在に動かすことができる。
【0027】本体フレーム1は、ロボットアームAの先
端に取り付けるブラケット6と、このブラケット6に対
して横向きに設けた角筒状のフレーム部材7を備えてお
り、フレーム部材7の反ブラケット側の面には、その一
端部に、駆動装置8とともに固定側ロケートピン2が設
けてある。また、フレーム部材7は、内部に、スライド
体3が摺動自在に挿設してあると共に、反ブラケット側
の面に、ブレーキ9を備えた第1駆動用シリンダ10が
当該フレーム部材7と平行に設けてある。
【0028】固定側ロケートピン2は、図1(b)に示
すように、鉤状の係合爪11を内蔵している。係合爪1
1は、駆動装置8により固定側ロケートピン2の側部に
おいて突没するように駆動される。つまり、固定側ロケ
ートピン2は、図1(c)に示すように、ワークWのロ
ケート穴LHに挿通したのちに係合爪11を突出させる
ことにより、ワークWを把持するものとなっている。
【0029】スライド体3は、フレーム部材7におい
て、固定側ロケートピン2の反対側となる他端部から突
出する。第1駆動用シリンダ10は、シリンダロッド1
2に対して拘束解除を行うブレーキ9を一体的に備えた
ものであって、シリンダロッド12がスライド体3と平
行に突出するように設けてあると共に、スライド体3の
先端部に固定したL形ブラケット13にシリンダロッド
12の先端部を連結している。この第1駆動用シリンダ
11は、作動用流体が供給される制御部14を備え、作
動用流体により伸長方向に駆動可能であると共に、収縮
方向は制御部14を介して大気開放となっている。した
がって、第1駆動用シリンダ11は、伸長駆動によって
シリンダロッド12とともにスライド体3を突出方向に
移動させ、逆の戻し方向にはシリンダロッド12ととも
にスライド体3を移動自在な状態にし、且つブレーキ9
でシリンダロッド12を拘束することによってスライド
体3の移動も拘束する。
【0030】つまり、この実施例では、第1駆動用シリ
ンダ10が、スライド体3をその往動方向および復動方
向のいずれか一方向(突出方向)に移動させる第1駆動
手段を構成していると共に、同シリンダ10に一体的に
備えたブレーキ9が、スライド体3の往復移動を拘束解
除する第1固定手段を構成している。
【0031】また、スライド体3の先端部には、ブレー
キ15を備えた第2駆動用シリンダ16が設けてある。
第2駆動用シリンダ16は、そのシリンダロッド17を
スライド体3およびL形ブラケット13に対して摺動自
在に貫通させており、シリンダロッド17の先端に、駆
動装置18とともに可動側ロケートピン4が設けてあ
る。可動側ロケートピン4は、先に説明した固定側ロケ
ートピン2と同様に、駆動装置18により突没動作を行
う係合爪11を備えており、ワークWの把持機能を有し
ている。この可動側ロケートピン4は、第2駆動用シリ
ンダ16を収縮駆動した状態において、固定側ロケート
ピン2と同一平面上に位置している。
【0032】第2駆動用シリンダ16は、第1駆動用シ
リンダ10と同様に、シリンダロッド17の拘束解除を
行うブレーキ15を備えると共に、作動用流体によって
伸長方向に駆動可能であり、収縮方向には大気開放とな
っている。つまり、この実施例では、第2駆動用シリン
ダ16が、可動側ロケートピン4をその往動方向および
復動方向のいずれか一方向(突出方向)に移動させる第
2駆動手段を構成していると共に、同シリンダ16に一
体的に備えたブレーキ15が、可動側ロケートピン4の
往復移動を拘束解除する第2固定手段を構成している。
【0033】可動側ロケートピン4が係脱する位置出し
手段5は、床に固定した支柱19の上端部に、可動側ロ
ケートピン4を挿通させる孔部20を有するアイボルト
状の位置出し治具21を備えている。
【0034】上記のハンド装置H1は、例えば図1
(a)に示すワークW1,W2のハンドリングを行うこ
とができる。図中に実線で示す一方のワークW1は、中
間部分が屈曲した長尺材であり、両端にロケート穴L
H,LHを有している。また、図中に一部を仮想線で示
す他方のワークW2は、一方のワークW1よりも短い直
線的な長尺材であり、両端にロケート穴LH,LHを有
している。
【0035】一方のワークW1に対しては、スライド体
3および可動側ロケートピン4を突出限まで移動させる
ことにより、両ロケートピン2,4を各ロケート穴LH
に挿通させることができる。また、他方のワークW2に
対しては、図1(a)に仮想線で示すように、スライド
体3および可動側ロケートピン4を戻し限まで移動させ
ることにより、両ロケートピン2,4を各ロケート穴L
Hに挿通させることができる。なお、実際に両ロケート
ピン2,4の位置出しを行うには、位置出し手段5と、
後記するロボットの動作制御を利用する。
【0036】すなわち、当該ハンド装置H1では、スラ
イド体3および可動側ロケートピン4の可動範囲におい
て両ロケートピン2,4の位置関係を無段階的に調整で
きるので、各種ワークにロケート穴LHを設定する際に
は、把持した際のバランス等を考慮して、各ロケート穴
LHの軸間距離をスライド体3の可動範囲内とし、且つ
各ロケート穴LHの座面のずれ(ロケートピン突出方向
のずれ)を可動側ロケートピン4の可動範囲内とすれば
良い。これにより、1台のハンド装置H1で全てのワー
クのハンドリングが可能となる。
【0037】次に、図2のフローチャートおよび図3に
基づいて当該ハンド装置H1の動作を説明する。
【0038】図3(b)に示すように、ワークWは、中
間部分が屈曲した長尺材であり、両端にロケート穴L
H,LHが設けてある。このとき、両ロケート穴LH,
LHの軸間距離をL1、両ロケート穴LH,LHの座面
のずれをL2とする。
【0039】また、ハンド装置H1は、図3(a)に示
すように、スライド体3および可動側ロケートピン4を
突出限まで移動させて、この状態を各ブレーキ9,15
により保持し、ロボットアームAの動作によって可動側
ロケートピン4を位置出し治具21に挿通させ、さらに
係合爪11により拘束する。このとき、両ロケートピン
2,4の軸間距離をLx、両ロケートピン2,4の突出
差をLyとする。この状態がスタート(原点)であり、
図2におけるフローチャートのステップS1に相当す
る。
【0040】次に、ステップS2においてロボットの制
御部にワーク種信号を入力し、ステップS3において起
動プログラムを選択する。ワーク種信号には、先のロケ
ート穴の軸間距離L1および座面のずれL2が含まれ
る。そして、ステップS4においてブレーキ9,15を
解除し、スライド体3および可動側ロケートピン4を戻
し方向に移動自在な状態にしたのち、ステップS5にお
いてロケートピン2,4間の位置調整を行う。
【0041】この位置調整は、ロボットアームAの動作
によって行われる。つまり、位置出し治具21に可動側
ロケートピン4を拘束しているので、図3(c)に示す
ように、ロボットアームAを両ロケートピン2,4の突
出方向に移動させることにより、相対的に可動側ロケー
トピン4を戻し方向に移動させる。このときの移動量
は、原点における両ロケートピン2,4の突出差Ly
と、両ロケート穴LH,LHの座面のずれL2との差
(Ly−L2)である。
【0042】また、図3(d)に示すように、ロボット
アームAをスライド体3の突出方向に移動させることに
より、相対的にスライド体3を戻し方向に移動させる。
このときの移動量は、原点における両ロケートピン2,
4の軸間距離Lxと、両ロケート穴LH,LHの軸間距
離L1との差(Lx−L1)である。これにより、両ロ
ケートピン2,4の軸間距離Lxおよび突出差Lyが、
ワークWの両ロケート穴LH,LHの軸間距離L1およ
び座面のずれL2に一致する。なお、上記の位置調整
は、先にスライド体3の移動を行っても良く、また、双
方を同時に行うことも可能であるが、片方ずつ行う方が
より一層正確である。
【0043】こののち、ステップS6において、位置出
し治具21に対する可動側ロケートピン4の係合を解除
し、ステップS7において、各ブレーキ9,15を作動
させて位置調整後のスライド体3および可動側ロケート
ピン4の移動を拘束する。そして、ステップS8におい
て、ロボットアームAの動作によりワークWの各ロケー
ト穴LHに両ロケートピン2,4を挿入し、続くステッ
プS9において、ワークWに対して両ロケートピン2,
4を係合することによりワークWを把持可能とし、ステ
ップS10においてワークWを搬送する。
【0044】また、ワークWの搬送後には、ステップS
11において両ロケートピン2,4の係合を解除し、ス
テップS12において各ロケート穴LHから両ロケート
ピン2,4を外したのち、ステップS13においてブレ
ーキ9,10を解除し、ステップS14において、第1
および第2の駆動用シリンダ10,16を伸長駆動して
スライド体3および可動側ロケートピン4を突出限まで
移動させる。その後、ステップS15において、可動側
ロケートピン4を再び位置出し治具21に挿通させ、ス
テップS16において、可動側ロケートピン4を位置出
し治具21に係合することによって動作終了(ステップ
S17)となり、初期の状態となる。
【0045】なお、同じ種類のワークWを連続してハン
ドリングする場合には、ステップS8〜S12を繰り返
す。また、当該ハンド装置H1は、スライド体3および
可動側ロケートピン4を突出限に移動させる第1および
第2の駆動用シリンダ10,16を備えているので、ス
テップS12でワークWの搬送を終了した後には、ロボ
ットアームAを動かしながら、ステップS13,S14
の初期設定が行われることになり、続いて行う位置出し
治具21への係合に速やかに移行し得る。
【0046】このように、上記実施例で説明したロボッ
トのハンド装置H1は、装置自体には動作制御機能が無
く、ロボットの動作制御を利用するので、構造が簡単で
軽量なものとなっており、しかも、両ロケートピン2,
4の位置関係を無段階に調整し得るので、2つのロケー
ト穴LHの位置関係が異なる複数種類のワークWを1台
で取扱うことができる。
【0047】なお、上記実施例では、初期設定において
スライド体3および可動側ロケートピン4を突出限に移
動させる場合を説明したが、第1および第2の駆動用シ
リンダ10,16が、作動用流体により収縮方向に駆動
可能であると共に、伸長方向に大気開放とした場合に
は、初期設定においてスライド体3および可動側ロケー
トピン4を戻し限に移動させることとなる。
【0048】図4は、本発明に係わるロボットのハンド
装置の他の実施例を説明する図である。なお、先の実施
例と同一の構成部位は、同一符号を付して詳細な説明を
省略する。
【0049】図示のハンド装置H2は、フレーム部材7
に、スライド体3を突出方向に押圧する第1ばね30を
収容すると共に、フレーム部材7に対するスライド体3
の往復移動を拘束解除する第1固定手段31を備えてい
る。すなわち、第1ばね30が、スライド体3を一方向
に移動させる第1駆動手段に相当する。
【0050】また、スライド体3の先端には、ケース3
2が取り付けてあると共に、このケース32に第2ばね
33が収容してあり、可動側ロケートピン4および駆動
装置18には、ケース32に摺動自在に挿設した軸体3
4が設けてある。この軸体34は、ケース32内で第2
ばね33に当接している。つまり、第2ばね33が、可
動側ロケートピン4を一方向(突出方向)に移動させる
第2駆動手段を構成している。さらに、スライド体3の
先端には、スライド体3に対する軸体34の往復移動を
拘束解除する第2固定手段35が設けてある。
【0051】上記のハンド装置H2にあっても、先の実
施例のハンド装置H1と同様の作用および効果を得るこ
とができ、しかも、第1および第2の駆動手段として第
1および第2のばね30,33を用いたことにより、別
の駆動源が不要となり、構造のさらなる簡略化や軽量化
が実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるロボットのハンド装置の一実施
例を説明する斜視図(a)、ロケートピンの側面図
(b)、およびロケートピンの係合爪を突出させた状態
を示す側面図(c)である。
【図2】ワークをハンドリングする際の動作過程を説明
するフローチャートである。
【図3】ハンド装置の初期設定状態を説明する平面図
(a)、ワークを説明する断面図(b)、ロボットアー
ムをロケートピンの突出方向に移動させた状態を示す平
面図(c)、およびロボットアームをスライド体の突出
方向に移動させた状態を示す平面図(d)である。
【図4】本発明に係わるロボットのハンド装置の他の実
施例を示す断面図である。
【符号の説明】
A ロボットアーム H1 H2 ハンド装置 LH ロケート穴 W W1 W2 ワーク 1 本体フレーム 2 固定側ロケートピン 3 スライド体 4 可動側ロケートピン 5 位置出し手段 9 ブレーキ(第1固定手段) 10 第1駆動用シリンダ(第1駆動手
段) 15 ブレーキ(第2固定手段) 16 第2駆動用シリンダ(第2駆動手
段) 30 第1ばね(第1駆動手段) 31 第1固定手段 33 第2ばね(第2駆動手段) 35 第2固定手段

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットアームに装着され、複数のロケ
    ートピンをワークのロケート穴に係合させてワークのハ
    ンドリングを行うロボットのハンド装置において、ロボ
    ットアームに装着する本体フレームに、不動の固定側ロ
    ケートピンと、固定側ロケートピンに対して移動自在な
    可動側ロケートピンと、可動側ロケートピンの移動を拘
    束解除する固定手段を備えると共に、ロボットに対して
    不動の位置に、可動側ロケートピンが係脱する位置出し
    手段を備えたことを特徴とするロボットのハンド装置。
  2. 【請求項2】 固定側ロケートピンおよび可動側ロケー
    トピンが同一方向に突出しており、可動側ロケートピン
    が、その直径方向および軸線方向の少なくとも一方向に
    往復移動自在であることを特徴とする請求項1に記載の
    ロボットのハンド装置。
  3. 【請求項3】 可動側ロケートピンをその往動方向およ
    び復動方向のいずれか一方向に移動させる駆動手段を備
    えたことを特徴とする請求項2に記載のロボットのハン
    ド装置。
  4. 【請求項4】 ロボットアームに装着され、複数のロケ
    ートピンをワークのロケート穴に係合させてワークのハ
    ンドリングを行うロボットのハンド装置において、ロボ
    ットアームに装着する本体フレームに、不動の固定側ロ
    ケートピンと、固定側ロケートピンの直径方向に往復移
    動自在なスライド体と、スライド体の往復移動を拘束解
    除する第1固定手段を備え、スライド体に、固定側ロケ
    ートピンと同一方向に突出する可動側ロケートピンをそ
    の軸線方向に往復移動自在に設けると共に、可動側ロケ
    ートピンの往復移動を拘束解除する第2固定手段を設
    け、ロボットに対して不動の位置に可動側ロケートピン
    が係脱する位置出し手段を備えたことを特徴とするロボ
    ットのハンド装置。
  5. 【請求項5】 スライド体をその往動方向および復動方
    向のいずれか一方向に移動させる第1駆動手段と、可動
    側ロケートピンをその往動方向および復動方向のいずれ
    か一方向に移動させる第2駆動手段を備えたことを特徴
    とする請求項4に記載のロボットのハンド装置。
  6. 【請求項6】 固定手段および駆動手段が、伸長および
    収縮のいずれか一方向に動作し且つ他方向を大気開放と
    したブレーキ付の駆動用シリンダであることを特徴とす
    る請求項3または5に記載のロボットのハンド装置。
  7. 【請求項7】 駆動手段がばねであることを特徴とする
    請求項3または5に記載のロボットのハンド装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれかに記載のロボッ
    トのハンド装置を使用するに際し、可動側ロケートピン
    を所定の移動限まで移動させた状態にして位置出し手段
    に係合したのち、ハンドリングされるワークにおける2
    つのロケート穴の位置関係に基づいてロボットの動作制
    御を行うことにより、固定側ロケートピンと可動側ロケ
    ートピンの位置出しを行うことを特徴とするロボットの
    ハンド装置の使用方法。
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