JP7309782B2 - 搬送装置および搬送方法 - Google Patents

搬送装置および搬送方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7309782B2
JP7309782B2 JP2021094002A JP2021094002A JP7309782B2 JP 7309782 B2 JP7309782 B2 JP 7309782B2 JP 2021094002 A JP2021094002 A JP 2021094002A JP 2021094002 A JP2021094002 A JP 2021094002A JP 7309782 B2 JP7309782 B2 JP 7309782B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pair
fitting
lateral direction
plate
members
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021094002A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2022186010A (ja
Inventor
修策 松原
稔 原田
敏雄 那賀
達也 黒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2021094002A priority Critical patent/JP7309782B2/ja
Publication of JP2022186010A publication Critical patent/JP2022186010A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7309782B2 publication Critical patent/JP7309782B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本開示は、搬送装置および搬送方法に関するものである。
従来、航空機胴体に用いられるパネル等の大型の板状構造部材を供給台から組立用治具に搬送する搬送装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に開示される搬送装置は、アームの先端に吸着機構が取り付けられた一対の多関節ロボットにより、供給台に設置された板状構造部材の上面を把持し、板状構造部材を供給台から組立用治具に搬送する。
特開2017-19060号公報
しかしながら、特許文献1に開示される搬送装置では、所定方向に沿って曲率を有する板状構造部材を把持して搬送する際に、板状構造部材の所定方向の両端部が自重により変形してしまう可能性がある。板状構造部材が組立用治具に設置された状態の形状とは異なる形状に変形してしまうと、板状構造部材を組立用治具の適切な位置に設置することができなくなる可能性がある。この場合、板状構造部材を組立用治具に設置する際に、作業者が板状構造部材の位置を調整する等の作業が必要となってしまう。
また、特許文献1に開示される搬送装置では、吸着機構のスポンジ部に設けられた吸入穴から空気を吸引することにより板状構造部材を吸着させている。そのため、吸着機構が板状構造部材を吸着させる際に、スポンジ部が収縮し、吸着機構に対する板状構造部材の吸着面の位置ずれが発生する可能性がある。そして、板状構造部材を組立用治具に設置する際には、作業者が板状構造部材の位置ずれを調整する作業等が必要となってしまう。
本開示は、このような事情に鑑みてなされたものであって、作業者による別途の作業を必要とすることなく短手方向に曲率を有する長尺状の板状構造部材を供給台から組立用治具に搬送することが可能な搬送装置および搬送方法を提供することを目的とする。
本開示に係る搬送装置は、短手方向に沿って曲率を有する板状構造部材に前記短手方向に間隔を空けて取り付けられた一対のフィッティング部材を把持する把持機構と、前記把持機構を空間上の所定の位置に搬送する搬送機構と、供給台に設置された前記板状構造部材を前記把持機構により把持し、前記板状構造部材を前記供給台から組立用治具に前記搬送機構により搬送するよう制御する制御部と、を備え、前記把持機構は、一対の前記フィッティング部材の一方に対する前記短手方向の位置を固定する第1固定部と、一対の前記フィッティング部材の他方に対する前記短手方向の位置を固定する第2固定部と、前記第1固定部と前記第2固定部との前記短手方向の間隔を調整する調整部と、を有し、前記制御部は、一対の前記フィッティング部材の前記短手方向の間隔が前記組立用治具に対応する所定間隔となるように前記調整部を制御する。
本開示に係る搬送方法は、供給台に設置され、短手方向に沿って曲率を有するとともに前記短手方向に間隔を空けて一対のフィッティング部材が取り付けられた板状構造部材を、把持機構により把持する把持工程と、前記把持機構を空間上の所定の位置に搬送する搬送機構により前記板状構造部材を前記供給台から組立用治具を搬送する搬送工程と、を備え、前記把持工程は、一対の前記フィッティング部材の一方に対する前記短手方向の位置を第1固定部により固定し、一対の前記フィッティング部材の他方に対する前記短手方向の位置を第2固定部により固定し、前記第1固定部と前記第2固定部との前記短手方向の間隔が前記組立用治具に対応する所定間隔となるように調整する。
本開示によれば、作業者による別途の作業を必要とすることなく短手方向に曲率を有する長尺状の板状構造部材を供給台から組立用治具に搬送することが可能な搬送装置および搬送方法を提供することができる。
組立用治具を示す斜視図である。 板状構造部材を示す平面図である。 板状構造部材を位置決めした状態の組立用治具を示す斜視図である。 組立システムを示す平面図である。 図4に示す把持機構の側面図である。 本実施形態の板状構造部材の搬送方法を示すフローチャートである。 把持機構がフィッティング部材の貫通穴にピンを挿入した状態を示す図である。 図7のA-A矢視断面図であり、把持機構がフィッティング部材の貫通穴に第1ピンを挿入する前の状態を示す。 図7のA-A矢視断面図であり、把持機構がフィッティング部材の貫通穴に第1ピンを挿入した状態を示す。 図7のB-B矢視断面図であり、把持機構がフィッティング部材の貫通穴に第2ピンを挿入する前の状態を示す。 図7のB-B矢視断面図であり、把持機構がフィッティング部材の貫通穴に第2ピンを挿入した状態を示す。 把持機構が板状構造部材を供給台の上方へ移動させた状態を示す図である。 一対のクランプ部の短手方向の間隔を調整した状態を示す図である。 図13のC-C矢視断面図であり、把持機構がフィッティング部材を挟んだ状態を示す。 組立システムを示す平面図である。 組立システムを示す平面図である。 図3のD部分の部分拡大図であり、組立用治具に設置された板状構造部材をパネルクランプにより固定した状態を示す。
以下に、本発明の第1実施形態にかかる組立システム(搬送装置)700について、図面を参照して説明する。本実施形態の組立システム700は、長辺方向の両端部に一対の位置決め孔220,221が形成された複数の板状構造部材200を組立用治具100(位置決め装置)に位置決めし、複数の板状構造部材200を鋲打ち(リベッティング)等の加工により組み立てるシステムである。
図1に示す組立用治具100は、長手方向LDの両端部に一対の位置決め孔220,221が形成された複数の板状構造部材200を位置決めする装置である。図1に示すように、組立用治具100は、一対の第1支持部材110aと複数の第2支持部材110bからなる支持部110と、支持部110に取り付けられるとともに支持部110に板状構造部材200を位置決めする一対の位置決め部120,121とを備える。一対の第1支持部材110aは、長手方向LDに沿って平行に配置される長尺状の部材であり、支持部110が設置される設置面に締結ボルト(図示略)等により固定されている。
複数の第2支持部材110bは、一端が一対の第1支持部材110aの一方に固定され、他端が一対の第1支持部材110aの他方に固定される部材である。図1に示すように、複数の第2支持部材110bのそれぞれは、長手方向LDに直交する短手方向SDに沿って延びるように互いに平行に配置されている。
図1に示すように、第2支持部材110bは、第1支持部材110aが設置される設置面に対して短手方向SDに沿った中央部が両端部よりも上方に向けて突出したアーチ形状となっている。第2支持部材110bが曲率を持ったアーチ形状となっているのは、板状構造部材200の下面をその形状に沿って支持するためである。複数の第2支持部材110bは、板状構造部材200の下面を長手方向LDに沿った複数箇所で支持する。
一対の位置決め部120,121は、短手方向SDの同位置に配置されている。長手方向LDに沿った両端側の第2支持部材110bには、短手方向SDに沿った異なる3箇所の位置に一対の位置決め部120,121が3組形成されている。これら3組の一対の位置決め部120,121により3枚の板状構造部材200を位置決めすることが可能となっている。
本実施形態の板状構造部材200は、例えば、航空機の胴体や主翼に用いられる長尺状の構造部材である。板状構造部材200の材料としては種々のものが採用可能であるが、例えばアルミニウム合金である。
図2に示すように、板状構造部材200は、平面視が矩形状であるとともに長手方向LDの一端に一対の位置決め孔220,221が形成された部材である。板状構造部材200の長手方向LDの両端部には、それぞれ外方へ突出するように形成された一対の突出部210,211が形成されている。一対の位置決め孔220,221は、一対の突出部210,211に形成されている。
図2に示すように、板状構造部材200には、長手方向LDの一方側(図2中の左方)において、長手方向LDの同位置に短手方向SDに間隔を空けて一対のフィッティング部材230,231が取り付けられている。また、板状構造部材200には、長手方向LDの他方側(図2中の右方)において、長手方向LDの同位置に短手方向SDに間隔を空けて一対のフィッティング部材240,241が取り付けられている。フィッティング部材230,231,240,241は、例えば締結ボルトにより板状構造部材200に取り付けられている。後述する図3,図4,図15,図16では、フィッティング部材230,231,240,241の図示を省略している。
図3の斜視図に示すように、3枚の板状構造部材200は、短手方向SDに沿った異なる3箇所の位置に配置される3組の一対の位置決め部120,121により支持部110に位置決めされる。図3に示すように、板状構造部材200は、短手方向SDに沿って曲率を有する部材であり、短手方向SDに沿った中央部が両端部よりも上方に向けて突出したアーチ形状となっている。
次に、図4および図5を参照して、本実施形態の組立システム700について説明する。図4は、組立システム700を示す平面図である。図5は、図4に示す把持機構の側面図である。図4に示すように、組立システム700は、組立用治具100と、一対の把持機構300と、一対の搬送機構400と、供給台500と、制御部600と、を備える。
一対の把持機構300は、板状構造部材200に取り付けられた一対のフィッティング部材230,231および一対のフィッティング部材240,241を把持する装置である。一対の搬送機構400は、多関節アーム410を有する垂直多関節ロボットであり、先端部420に取り付けられる把持機構300を三次元空間上の任意の位置に任意の姿勢で位置決めすることが可能な装置である。
制御部600は、組立システム700の各部を制御する装置である。制御部600は、供給台500に設置された板状構造部材200を把持機構300により把持し、板状構造部材200を供給台500から組立用治具100に搬送機構400により搬送するよう制御する。
図5に示すように、把持機構300は、第1クランプ部(第1固定部)310と、第2クランプ部320と、駆動部(調整部)330と、本体部340と、撮像部(認識部)350と、を備える。フィッティング部材230(240)には長手方向LDに沿って延びる貫通穴230a(240a)が形成されており、フィッティング部材231(241)には長手方向LDに沿って貫通する貫通穴231a(241a)が形成されている。
第1クランプ部310は、フィッティング部材230(240)に対する短手方向SDの位置を固定するものである。第1クランプ部310は、長手方向LDに延びるとともに貫通穴230a(240a)に挿入される第1ピン(第1突起部)311を有する。第1クランプ部310は、第1ピン311を貫通穴230a(240a)に挿入することによりフィッティング部材230(240)に対する短手方向SDの位置を固定する。
第2クランプ部320は、フィッティング部材231(241)に対する短手方向SDの位置を固定するものである。第2クランプ部320は、長手方向LDに延びるとともに貫通穴231a(241a)に挿入される第2ピン(第2突起部)321を有する。第2クランプ部320は、第2ピン321を貫通穴231a(241a)に挿入することによりフィッティング部材231(241)に対する短手方向SDの位置を固定する。
駆動部330は、本体部340に形成されるとともに短手方向SDに沿って延びるレール341に沿って第1クランプ部310および第2クランプ部320を移動させる装置である。駆動部330は、第1クランプ部310および第2クランプ部320を短手方向SDに沿って移動させることにより、第1ピン311と第2ピン321との短手方向SDの間隔を調整する。
撮像部350は、フィッティング部材230,231(240,241)に形成される貫通穴230a,231a(240a,241a)を撮像し、貫通穴230a,231a(240a,241a)の位置を認識する装置である。撮像部350は、搬送機構400により貫通穴230a,231a(240a,241a)を撮像可能な位置に把持機構300を移動した状態で、貫通穴230a,231a(240a,241a)を撮像する。
ここで、図6を参照して、本実施形態の組立システム700が実行する板状構造部材200の搬送方法について説明する。本実施形態の各処理は、組立システム700の各部を制御する制御部600が制御プログラムを実行することにより実行される。
ステップS101において、制御部600は、搬送機構400により貫通穴230a,231a(240a,241a)を撮像可能な位置に把持機構300を移動させる。制御部600は、図4に実線で示す初期位置から点線で示す位置へ把持機構300を移動させる。
また、制御部600は、貫通穴230a,231a(240a,241a)を撮像するよう撮像部350を制御する。撮像部350は、貫通穴230a,231a(240a,241a)を撮像した画像を解析し、貫通穴230a,231a(240a,241a)の三次元空間上の位置を認識する。
ステップS102において、制御部600は、第1クランプ部310,第2クランプ部320(一対のクランプ部)の短手方向SDの間隔が、撮像部350により認識された貫通穴230a,231a(240a,241a)の短手方向SDの間隔と一致するように、第1クランプ部310と第2クランプ部320との間隔を調整する。
図5に示すように、制御部600は、撮像部350が貫通穴230a,231a(240a,241a)の短手方向SDの間隔がピッチ間隔PI1であると認識した場合、現在の第1クランプ部310,第2クランプ部320の短手方向SDのピッチ間隔PI0がピッチ間隔PI1と一致するように駆動部330を制御する。第1クランプ部310,第2クランプ部320は、図5に点線で示す位置から実線で示す位置へ移動する。
ステップS103において、制御部600は、第1ピン311が貫通穴230a(240a)の延長線上に配置され、かつ第2ピン321が貫通穴231a(241a)の延長線上に配置されるように搬送機構400により把持機構300を移動させる。また、制御部600は、第1ピン311が貫通穴230a(240a)に挿入され、第2ピン321が貫通穴231a(241a)に挿入されるよう第1クランプ部310および第2クランプ部320を制御する。
図7は、把持機構300がフィッティング部材230,231(240,241)の貫通穴230a,231a(240a,241a)に第1ピン311,第2ピン321を挿入した状態を示す図である。図8は、図7のA-A矢視断面図であり、把持機構300がフィッティング部材230(240)の貫通穴230a(240a)に第1ピン311を挿入する前の状態を示す。図9は、図7のA-A矢視断面図であり、把持機構300がフィッティング部材230(240)の貫通穴230a(240a)に第1ピン311を挿入した後の状態を示す。
図8に示すように、第1クランプ部310は、第1ピン311が固定される保持部材(第1保持部材)312と、貫通穴313aが形成される保持部材(第1保持部材)313を有する。一対の保持部材312,313は、フィッティング部材230(240)を長手方向LDに沿って挟んだ状態で保持するための部材である。第1クランプ部310は、保持部材313に対する保持部材312の位置を調整する調整機構(図示略)を備える。
ステップS103において、制御部600は、図8に示す状態から第1ピン311を長手方向LDに沿って貫通穴230a(240a)に沿って移動させ、図9に示す状態となるように第1クランプ部310を制御する。図9に示す状態では、保持部材312はフィッティング部材230(240)と接触しておらず、フィッティング部材230(240)は一対の保持部材312,313により挟まれていない。
図10は、図7のB-B矢視断面図であり、把持機構300がフィッティング部材231(241)の貫通穴231a(241a)に第2ピン321を挿入する前の状態を示す。図11は、図7のB-B矢視断面図であり、把持機構300がフィッティング部材231(241)の貫通穴231a(241a)に第2ピン321を挿入した後の状態を示す。
図10に示すように、第2クランプ部320は、第2ピン321が固定される保持部材(第2保持部材)322と、貫通穴323aが形成される保持部材(第2保持部材)323を有する。一対の保持部材322,323は、フィッティング部材231(241)を長手方向LDに沿って挟んだ状態で保持するための部材である。第2クランプ部320は、保持部材323に対する保持部材322の位置を調整する調整機構(図示略)を備える。
ステップS103において、制御部600は、図10に示す状態から第2ピン321を長手方向LDに沿って貫通穴231a(241a)に沿って移動させ、図11に示す状態となるように第2クランプ部320を制御する。図11に示す状態では、保持部材322はフィッティング部材231(241)と接触しておらず、フィッティング部材231(241)は一対の保持部材322,323により挟まれていない。
ステップS104において、制御部600は、第1クランプ部310と第2クランプ部320との短手方向SDの間隔をピッチ間隔PI1に維持した状態で、板状構造部材200を上方へ移動させるよう搬送機構400を制御する。板状構造部材200が上方へ移動すると、図12に示す状態となる。
ステップS105において、制御部600は、板状構造部材200が供給台500から離れた状態で、フィッティング部材230,231(240,241)の短手方向SDの間隔が組立用治具100に対応するピッチ間隔(所定間隔)PI2となるように駆動部330を制御する。ここで、組立用治具100に対応するピッチ間隔PI2とは、組立用治具100の第2支持部材110bの短手方向SDに沿った曲率と板状構造部材200の短手方向の曲率とが一致するようになる間隔をいう。
図13は、第1クランプ部310,第2クランプ部320(一対のクランプ部)の短手方向SDの間隔を調整した状態を示す図である。図13に示すように、フィッティング部材230,231(240,241)の短手方向SDの間隔は、点線で示すピッチ間隔PI1からピッチ間隔PI2に拡大している。また、板状構造部材200は、フィッティング部材230,231(240,241)の短手方向SDの間隔がピッチ間隔PI1のときよりもピッチ間隔PI2のときの方が短手方向SDの曲率が大きくなっている。
ステップS106で、制御部600は、フィッティング部材230(240)を保持部材312,313で挟んだ状態で保持するよう第1クランプ部310を制御し、フィッティング部材231(241)を保持部材322,323で挟んだ状態で保持するよう第2クランプ部320を制御する。
ステップS106で、制御部600は、図9に示す状態から保持部材312をフィッティング部材230(240)に近づけてフィッティング部材230(240)に接触させ、図14に示す状態とする。図14は、図13のC-C矢視断面図であり、把持機構300がフィッティング部材230(240)を挟んだ状態を示す。また、制御部600は、図11に示す状態から保持部材322をフィッティング部材231(241)に近づけてフィッティング部材231(241)に接触させる。
ステップS107で、制御部600は、フィッティング部材230,231(240,241)の短手方向SDの間隔をピッチ間隔PI2に維持した状態で、板状構造部材200を供給台500の上方から組立用治具100の上方へ搬送する。図15および図16は、組立システム700を示す平面図である。
制御部600は、一対の搬送機構400を協調動作させて図4に示す供給台500の上方の位置から図15に示す供給台500と組立用治具100との間の位置を移動させる。その後、制御部600は、一対の搬送機構400を協調動作させて図16に示す組立用治具100の上方に板状構造部材200を搬送する。
ステップS108で、制御部600は、板状構造部材200の位置決め孔220,221に組立用治具100の棒状の位置決め部120,121が挿入されるように板状構造部材200を上方から下方に移動させるよう搬送機構400を制御する。位置決め孔220,221に位置決め部120,121が挿入されると、板状構造部材200の下面が組立用治具100の複数の第2支持部材110bで支持される状態となる。このとき、板状構造部材200の短手方向SDの曲率が第2支持部材110bの短手方向SDの曲率と一致しているため、板状構造部材200が第2支持部材110bにより適切に支持される状態となる。
ステップS109で、制御部600は、第2支持部材110bにより支持される板状構造部材200を組立用治具100に固定する。図17は、図3のD部分の部分拡大図であり、組立用治具100に設置された板状構造部材200をパネルクランプ130により固定した状態を示す。図17に示すように、制御部600は、パネルクランプ130を点線で示す解除位置から固定位置に移動させることにより、板状構造部材200の突出部210が位置決め部121から外れないように固定する。
ステップS110で、制御部600は、フィッティング部材230(240)の貫通穴230a(240a)から第1ピン311を抜くよう第1クランプ部310を制御し、フィッティング部材231(241)の貫通穴231a(241a)から第2ピン321を抜くよう第2クランプ部320を制御する。その後、制御部600は、把持機構300が図4に実線で示す初期位置に移動するよう搬送機構400を制御する。
制御部600は、以上のステップS101からステップS110の動作を、3枚の板状構造部材200について実行し、3枚の板状構造部材200を組立用治具100に設置する。また、制御部600は、組立用治具100に設置された3枚の板状構造部材200に対して鋲打ち(リベッティング)等の加工をして組み立てるよう加工装置(図示略)を制御する。
以上説明した本実施形態の組立システム700が奏する作用および効果について説明する。
本実施形態の組立システム700によれば、板状構造部材200を把持する把持機構300は、板状構造部材200の短手方向SDに間隔を空けて取り付けられたフィッティング部材230に対する短手方向SDの位置を第1クランプ部310により固定し、フィッティング部材231に対する短手方向SDの位置を第2クランプ部により固定する。そして、フィッティング部材230,231の短手方向SDの間隔が組立用治具100に対応するピッチ間隔PI2となるように第1クランプ部310と第2クランプ部320との間隔を調整する駆動部330が制御される。
フィッティング部材230,231の間隔が組立用治具100に対応するピッチ間隔PI2となるため、板状構造部材200の短手方向SDの両端部が自重により変形する場合であっても、組立用治具100に対応するように適切な形状に維持される。そのため、作業者による別途の作業を必要とすることなく短手方向SDに曲率を有する長尺状の板状構造部材200を供給台500から組立用治具100に搬送し、板状構造部材200を組立用治具100に適切に設置することができる。
また、本実施形態の組立システム700によれば、フィッティング部材230に形成された貫通穴230aに第1ピン311を挿入し、フィッティング部材231に形成された貫通穴231aに第2ピン321を挿入することにより、第1クランプ部310および第2クランプ部320のフィッティング部材230,231に対する短手方向SDの位置を固定することができる。
また、本実施形態の組立システム700によれば、板状構造部材200が供給台500から離れて自重により変形し得る状態で第1クランプ部310と第2クランプ部320との短手方向SDの間隔がピッチ間隔PI2に調整される。そのため、板状構造部材200を組立用治具100に設置する際の形状を確実に組立用治具100に対応する形状とすることができる。
また、本実施形態の組立システム700によれば、駆動部330により第1クランプ部310と第2クランプ部320との短手方向SDの間隔を調整する際にはフィッティング部材230が保持部材312,313により挟まれず、フィッティング部材231が保持部材322,323により挟まれないため、板状構造部材200を容易に変形させることができる。また、駆動部330により第1クランプ部310と第2クランプ部320との短手方向SDの間隔を調整した後にフィッティング部材230を保持部材312,313により挟み、フィッティング部材231を保持部材322,323により挟むことにより、板状構造部材200を確実に把持することができる。
また、本実施形態の組立システム700によれば、第1クランプ部310と第2クランプ部320との短手方向SDの間隔が撮像部350により認識された貫通穴230a,231aの短手方向SDのピッチ間隔PI1と一致するように調整される。そのため、第1ピン311および第2ピン321をそれぞれに対応する貫通穴230a,231aに確実に挿入することができる。
以上説明した本実施形態に記載の搬送装置(700)は、例えば以下のように把握される。
本開示に係る搬送装置は、短手方向(SD)に沿って曲率を有する板状構造部材(200)に前記短手方向に間隔を空けて取り付けられた一対のフィッティング部材(230,231)を把持する把持機構(300)と、前記把持機構を空間上の所定の位置に搬送する搬送機構(400)と、供給台(500)に設置された前記板状構造部材を前記把持機構により把持し、前記板状構造部材を前記供給台から組立用治具(100)に前記搬送機構により搬送するよう制御する制御部(600)と、を備え、前記把持機構は、一対の前記フィッティング部材の一方に対する前記短手方向の位置を固定する第1固定部(310)と、一対の前記フィッティング部材の他方に対する前記短手方向の位置を固定する第2固定部(320)と、前記第1固定部と前記第2固定部との前記短手方向の間隔を調整する調整部(330)と、を有し、前記制御部は、一対の前記フィッティング部材の前記短手方向の間隔が前記組立用治具に対応する所定間隔(PI2)となるように前記調整部を制御する。
本開示に係る搬送装置によれば、板状構造部材を把持する把持機構は、板状構造部材の短手方向に間隔を空けて取り付けられた一対のフィッティング部材の一方に対する短手方向の位置を第1固定部により固定し、一対のフィッティング部材の他方に対する短手方向の位置を第2固定部により固定する。そして、一対のフィッティング部材の短手方向の間隔が組立用治具に対応する所定間隔となるように第1固定部と第2固定部との間隔を調整する調整部が制御される。
一対のフィッティング部材の間隔が組立用治具に対応する所定間隔となるため、板状構造部材の短手方向の両端部が自重により変形する場合であっても、組立用治具に対応するように適切な形状に維持される。そのため、作業者による別途の作業を必要とすることなく短手方向に曲率を有する長尺状の板状構造部材を供給台から組立用治具に搬送し、板状構造部材を組立用治具に適切に設置することができる。
本開示に係る搬送装置において、前記フィッティング部材には、前記長手方向に沿って貫通する貫通穴(230a,231a)が形成されており、前記第1固定部は、前記長手方向に延びる第1突起部(311)を一対の前記フィッティング部材の一方に形成された前記貫通穴に挿入することにより前記短手方向の位置を固定し、前記第2固定部は、前記長手方向に延びる第2突起部(321)を一対の前記フィッティング部材の他方に形成された前記貫通穴に挿入することにより前記短手方向の位置を固定する構成としてもよい。
本構成の搬送装置によれば、一対のフィッティング部材の一方に形成された貫通穴に第1突起部を挿入し、一対のフィッティング部材の他方に形成された貫通穴に第2突起部を挿入することにより、第1固定部および第2固定部のフィッティング部材に対する短手方向の位置を固定することができる。
上記構成の搬送装置において、前記制御部は、前記板状構造部材が前記供給台から離れた状態で、前記第1固定部と前記第2固定部との前記短手方向の間隔が前記所定間隔となるよう前記調整部を制御する態様としてもよい。
本態様の搬送装置によれば、板状構造部材が供給台から離れて自重により変形し得る状態で第1固定部と第2固定部との短手方向の間隔が所定間隔に調整される。そのため、板状構造部材を組立用治具に設置する際の形状を確実に組立用治具に対応する形状とすることができる。
上記態様の搬送装置において、前記第1固定部は、前記フィッティング部材を挟んだ状態で保持する一対の第1保持部材を有し、前記第2固定部は、前記フィッティング部材を挟んだ状態で保持する一対の第2保持部材を有し、前記制御部は、前記調整部により前記第1固定部と前記第2固定部との前記短手方向の間隔が前記所定間隔に調整された後に、一対の前記第1保持部材により前記フィッティング部材を挟んだ状態で保持し、一対の前記第2保持部材により前記フィッティング部材を挟んだ状態で保持するよう前記把持機構を制御する形態としてもよい。
本形態の搬送装置によれば、調整部により第1固定部と第2固定部との短手方向の間隔を調整する際にはフィッティング部材が一対の保持部材により挟まれないため、板状構造部材を容易に変形させることができる。また、調整部により第1固定部と第2固定部との短手方向の間隔を調整した後にフィッティング部材を一対の保持部材により挟むことにより、板状構造部材を確実に把持することができる。
上記構成の搬送装置において、一対の前記フィッティング部材に形成される一対の前記貫通穴の位置を認識する認識部(350)を備え、前記制御部は、前記供給台に設置された前記板状構造部材を前記把持機構により把持する際に、前記認識部により認識された一対の前記貫通穴の前記短手方向の間隔と一致するように前記第1固定部と前記第2固定部との前記短手方向の間隔を調整する態様としてもよい。
本態様の搬送装置によれば、第1固定部と第2固定部との短手方向の間隔が認識部により認識された一対の貫通穴の短手方向の間隔と一致するように調整される。そのため、第1突起部および第2突起部をそれぞれに対応する貫通穴に確実に挿入することができる。
以上説明した本実施形態に記載の搬送方法は、例えば以下のように把握される。
本開示に係る搬送方法は、供給台に設置され、短手方向に沿って曲率を有するとともに前記短手方向に間隔を空けて一対のフィッティング部材が取り付けられた板状構造部材を、把持機構により把持する把持工程(S102-S106)と、前記把持機構を空間上の所定の位置に搬送する搬送機構により前記板状構造部材を前記供給台から組立用治具を搬送する搬送工程(S107)と、を備え、前記把持工程は、一対の前記フィッティング部材の一方に対する前記短手方向の位置を第1固定部により固定し、一対の前記フィッティング部材の他方に対する前記短手方向の位置を第2固定部により固定し、前記第1固定部と前記第2固定部との前記短手方向の間隔が前記組立用治具に対応する所定間隔となるように調整する。
本開示に係る搬送方法によれば、板状構造部材を把持する把持工程は、板状構造部材の短手方向に間隔を空けて取り付けられた一対のフィッティング部材の一方に対する短手方向の位置を第1固定部により固定し、一対のフィッティング部材の他方に対する短手方向の位置を第2固定部により固定する。そして、一対のフィッティング部材の短手方向の間隔が組立用治具に対応する所定間隔となるように第1固定部と第2固定部との間隔が調整される。
一対のフィッティング部材の間隔が組立用治具に対応する所定間隔となるため、板状構造部材の短手方向の両端部が自重により変形する場合であっても、組立用治具に対応するように適切な形状に維持される。そのため、作業者による別途の作業を必要とすることなく短手方向に曲率を有する長尺状の板状構造部材を供給台から組立用治具に搬送し、板状構造部材を組立用治具に適切に設置することができる。
本開示に係る搬送方法において、前記フィッティング部材には、前記長手方向に沿って貫通する貫通穴が形成されており、前記第1固定部は、前記長手方向に延びる第1突起部を一対の前記フィッティング部材の一方に形成された前記貫通穴に挿入することにより前記短手方向の位置を固定し、前記第2固定部は、前記長手方向に延びる第2突起部を一対の前記フィッティング部材の他方に形成された前記貫通穴に挿入することにより前記短手方向の位置を固定する構成としてもよい。
本構成の搬送方法によれば、一対のフィッティング部材の一方に形成された貫通穴に第1突起部を挿入し、一対のフィッティング部材の他方に形成された貫通穴に第2突起部を挿入することにより、第1固定部および第2固定部がフィッティング部材に対する短手方向の位置を固定することができる。
上記構成の搬送方法において、前記把持工程は、前記板状構造部材が前記供給台から離れた状態で、前記第1固定部と前記第2固定部との前記短手方向の間隔が前記所定間隔となるように調整する態様としてもよい。
本態様の搬送方法によれば、板状構造部材が供給台から離れて自重により変形し得る状態で第1固定部と第2固定部との短手方向の間隔が所定間隔に調整される。そのため、板状構造部材を組立用治具に設置する際の形状を確実に組立用治具に対応する形状とすることができる。
上記態様の搬送方法において、前記第1固定部は、前記フィッティング部材を挟んだ状態で保持する一対の第1保持部材を有し、前記第2固定部は、前記フィッティング部材を挟んだ状態で保持する一対の第2保持部材を有し、前記把持工程は、前記第1固定部と前記第2固定部との前記短手方向の間隔が前記所定間隔に調整された後に、一対の前記第1保持部材により前記フィッティング部材を挟んだ状態で保持し、一対の前記第2保持部材により前記フィッティング部材を挟んだ状態で保持する形態としてもよい。
本形態の搬送方法によれば、第1固定部と第2固定部との短手方向の間隔を調整する際にはフィッティング部材が一対の保持部材により挟まれないため、板状構造部材を容易に変形させることができる。また、第1固定部と第2固定部との短手方向の間隔を調整した後にフィッティング部材を一対の保持部材により挟むことにより、板状構造部材を確実に把持することができる。
上記構成の搬送方法において、一対の前記フィッティング部材に形成される一対の前記貫通穴の位置を認識する認識工程(S101)を備え、前記把持工程は、前記供給台に設置された前記板状構造部材を前記把持機構により把持する際に、前記認識工程により認識された一対の前記貫通穴の前記短手方向の間隔と一致するように前記第1固定部と前記第2固定部との前記短手方向の間隔を調整する態様としてもよい。
本態様の搬送方法によれば、第1固定部と第2固定部との短手方向の間隔が認識部により認識された一対の貫通穴の短手方向の間隔と一致するように調整される。そのため、第1突起部および第2突起部をそれぞれに対応する貫通穴に確実に挿入することができる。
100 組立用治具
110 支持部
110a 第1支持部材
110b 第2支持部材
120,121 位置決め部
130 パネルクランプ
200 板状構造部材
210,211 突出部
220,221 位置決め孔
230,231,240,241 フィッティング部材
230a,231a,240a,241a 貫通穴
300 把持機構
310 第1クランプ部(第1固定部)
311 第1ピン(第1突起部)
312,313,322,323 保持部材
320 第2クランプ部(第2固定部)
321 第2ピン(第2突起部)
330 駆動部(調整部)
350 撮像部(認識部)
400 搬送機構
500 供給台
600 制御部
700 組立システム(搬送装置)
LD 長手方向
PI0 ピッチ間隔
PI1 ピッチ間隔
PI2 ピッチ間隔
SD 短手方向

Claims (8)

  1. 短手方向に沿って曲率を有する板状構造部材に前記短手方向に間隔を空けて取り付けられた一対のフィッティング部材を把持する把持機構と、
    前記把持機構を空間上の所定の位置に搬送する搬送機構と、
    供給台に設置された前記板状構造部材を前記把持機構により把持し、前記板状構造部材を前記供給台から組立用治具に前記搬送機構により搬送するよう制御する制御部と、を備え、
    前記把持機構は、
    一対の前記フィッティング部材の一方に対する前記短手方向の位置を固定する第1固定部と、
    一対の前記フィッティング部材の他方に対する前記短手方向の位置を固定する第2固定部と、
    前記第1固定部と前記第2固定部との前記短手方向の間隔を調整する調整部と、を有し、
    前記制御部は、一対の前記フィッティング部材の前記短手方向の間隔が前記組立用治具に対応する所定間隔となるように前記調整部を制御し、
    前記フィッティング部材には、前記板状構造部材の長手方向に沿って貫通する貫通穴が形成されており、
    前記第1固定部は、前記長手方向に延びる第1突起部を一対の前記フィッティング部材の一方に形成された前記貫通穴に挿入することにより前記短手方向の位置を固定し、
    前記第2固定部は、前記長手方向に延びる第2突起部を一対の前記フィッティング部材の他方に形成された前記貫通穴に挿入することにより前記短手方向の位置を固定する搬送装置。
  2. 前記制御部は、前記板状構造部材が前記供給台から離れた状態で、前記第1固定部と前記第2固定部との前記短手方向の間隔が前記所定間隔となるよう前記調整部を制御する請求項に記載の搬送装置。
  3. 前記第1固定部は、前記フィッティング部材を挟んだ状態で保持する一対の第1保持部材を有し、
    前記第2固定部は、前記フィッティング部材を挟んだ状態で保持する一対の第2保持部材を有し、
    前記制御部は、前記調整部により前記第1固定部と前記第2固定部との前記短手方向の間隔が前記所定間隔に調整された後に、一対の前記第1保持部材により前記フィッティング部材を挟んだ状態で保持し、一対の前記第2保持部材により前記フィッティング部材を挟んだ状態で保持するよう前記把持機構を制御する請求項に記載の搬送装置。
  4. 一対の前記フィッティング部材に形成される一対の前記貫通穴の位置を認識する認識部を備え、
    前記制御部は、前記供給台に設置された前記板状構造部材を前記把持機構により把持する前に、前記認識部により認識された一対の前記貫通穴の前記短手方向の間隔と一致するように前記第1固定部と前記第2固定部との前記短手方向の間隔を調整する請求項から請求項のいずれか一項に記載の搬送装置。
  5. 供給台に設置され、短手方向に沿って曲率を有するとともに前記短手方向に間隔を空けて一対のフィッティング部材が取り付けられた板状構造部材を、把持機構により把持する把持工程と、
    前記把持機構を空間上の所定の位置に搬送する搬送機構により前記板状構造部材を前記供給台から組立用治具を搬送する搬送工程と、を備え、
    前記把持工程は、
    一対の前記フィッティング部材の一方に対する前記短手方向の位置を第1固定部により固定し、
    一対の前記フィッティング部材の他方に対する前記短手方向の位置を第2固定部により固定し、
    前記第1固定部と前記第2固定部との前記短手方向の間隔が前記組立用治具に対応する所定間隔となるように調整し、
    前記フィッティング部材には、前記板状構造部材の長手方向に沿って貫通する貫通穴が形成されており、
    前記第1固定部は、前記長手方向に延びる第1突起部を一対の前記フィッティング部材の一方に形成された前記貫通穴に挿入することにより前記短手方向の位置を固定し、
    前記第2固定部は、前記長手方向に延びる第2突起部を一対の前記フィッティング部材の他方に形成された前記貫通穴に挿入することにより前記短手方向の位置を固定する搬送方法。
  6. 前記把持工程は、前記板状構造部材が前記供給台から離れた状態で、前記第1固定部と前記第2固定部との前記短手方向の間隔が前記所定間隔となるように調整する請求項に記載の搬送方法。
  7. 前記第1固定部は、前記フィッティング部材を挟んだ状態で保持する一対の第1保持部材を有し、
    前記第2固定部は、前記フィッティング部材を挟んだ状態で保持する一対の第2保持部材を有し、
    前記把持工程は、前記第1固定部と前記第2固定部との前記短手方向の間隔が前記所定間隔に調整された後に、一対の前記第1保持部材により前記フィッティング部材を挟んだ状態で保持し、一対の前記第2保持部材により前記フィッティング部材を挟んだ状態で保持する請求項に記載の搬送方法。
  8. 一対の前記フィッティング部材に形成される一対の前記貫通穴の位置を認識する認識工程を備え、
    前記把持工程は、前記供給台に設置された前記板状構造部材を前記把持機構により把持する前に、前記認識工程により認識された一対の前記貫通穴の前記短手方向の間隔と一致するように前記第1固定部と前記第2固定部との前記短手方向の間隔を調整する請求項から請求項のいずれか一項に記載の搬送方法。
JP2021094002A 2021-06-04 2021-06-04 搬送装置および搬送方法 Active JP7309782B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021094002A JP7309782B2 (ja) 2021-06-04 2021-06-04 搬送装置および搬送方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2021094002A JP7309782B2 (ja) 2021-06-04 2021-06-04 搬送装置および搬送方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2022186010A JP2022186010A (ja) 2022-12-15
JP7309782B2 true JP7309782B2 (ja) 2023-07-18

Family

ID=84441728

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021094002A Active JP7309782B2 (ja) 2021-06-04 2021-06-04 搬送装置および搬送方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7309782B2 (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000167791A (ja) 1998-12-04 2000-06-20 Nissan Motor Co Ltd ロボットのハンド装置およびその使用方法
JP2017019060A (ja) 2015-07-13 2017-01-26 三菱重工業株式会社 吸着装置、把持装置および搬送方法
CN107226217A (zh) 2017-05-23 2017-10-03 浙江大学 一种机翼壁板的保形定位装置
US20210061489A1 (en) 2019-08-30 2021-03-04 Airbus (S.A.S.) Device for gripping a panel of a fuselage section of an aircraft

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6087685U (ja) * 1983-11-21 1985-06-15 北海道電力株式会社 シ−ト状物の把持工具

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000167791A (ja) 1998-12-04 2000-06-20 Nissan Motor Co Ltd ロボットのハンド装置およびその使用方法
JP2017019060A (ja) 2015-07-13 2017-01-26 三菱重工業株式会社 吸着装置、把持装置および搬送方法
CN107226217A (zh) 2017-05-23 2017-10-03 浙江大学 一种机翼壁板的保形定位装置
US20210061489A1 (en) 2019-08-30 2021-03-04 Airbus (S.A.S.) Device for gripping a panel of a fuselage section of an aircraft

Also Published As

Publication number Publication date
JP2022186010A (ja) 2022-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6498568B2 (ja) 組立体製造装置及び組立体製造方法
JP6629001B2 (ja) 組立体製造装置及び組立体製造方法
KR102051201B1 (ko) 조립체 제조 장치 및 조립체 제조 방법
WO2009122824A1 (ja) ワーク取付システムおよびワーク取付方法
US20180255670A1 (en) Component mounting device and method of mounting component
US11202374B2 (en) Method of mounting component
JP2008094371A (ja) 多車種フロントエンドモジュールの組立用ジグ装置
CN108622655B (zh) 板握持装置及板握持方法
JP6367158B2 (ja) 吸着装置、把持装置および搬送方法
WO2015177854A1 (ja) リード部品装着機およびリード部品装着方法
US10913134B2 (en) Assembly manufacturing apparatus and assembly manufacturing method
JP6882245B2 (ja) ロボットシステム
KR20220015442A (ko) 기판조립장치 및 기판조립방법
JP7309782B2 (ja) 搬送装置および搬送方法
WO2017006738A1 (ja) 位置決め装置および位置決め方法
JP4336667B2 (ja) 組立方法及び組立装置
CN114229151A (zh) 撕膜设备
WO2022014520A1 (ja) ロボットハンド及びコネクタ付きハーネスの把持方法
JPH0523478U (ja) コネクタ自動組立機におけるキヤリアカツト装置
EP4013204A1 (en) Tape feeder
JP6601316B2 (ja) 把持装置
KR20230025134A (ko) 자동 패널볼팅시스템 및 자동 패널볼팅방법
JPH10106963A (ja) 連結装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230314

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230606

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230705

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7309782

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150