JP2000167262A - 玩具の開蓋構造 - Google Patents

玩具の開蓋構造

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JP2000167262A
JP2000167262A JP10343419A JP34341998A JP2000167262A JP 2000167262 A JP2000167262 A JP 2000167262A JP 10343419 A JP10343419 A JP 10343419A JP 34341998 A JP34341998 A JP 34341998A JP 2000167262 A JP2000167262 A JP 2000167262A
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toy
clutch
container
opening structure
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Shinji Sano
信二 佐野
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Tomy Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓋を遅延させて開成するとともに、レバー,
釦等の機械的な操作手段を使用しないで、意外性をもっ
た玩具を実現させるために好適な開蓋構造を提供する。 【解決手段】 容器に人が触れたことを感知した際に起
動されるタイマ手段と、このタイマ手段がタイムアップ
した時点で、その容器の蓋を開成させるアクチュエータ
とを備えたことを特徴とする。前記タイマ手段は、抵抗
とコンデンサからなる時定数回路であることを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、玩具の開蓋構造に
関するもので、詳しくは、蓋を開成するアクチュエータ
のスイッチ要素として一対の電極を本体に備えた玩具の
開蓋構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】蓋をスプリング等の付勢力で開成する玩
具では、例えば、蓋をスプリングで開成方向に付勢し、
該蓋に爪を形成するとともに、本体に係止部材を形成
し、蓋をスプリングの付勢力に抗して閉成し、該蓋の爪
を本体の係止部材に係合させることによって、蓋を閉成
状態に保持させ、本体に配設したレバー,釦等を作動さ
せて蓋の爪と本体の係止部材との係合を解除し、スプリ
ングの付勢力によって蓋を開成する開蓋構造を採用して
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような開蓋構造を
有する玩具では、レバー,釦等を作動させると、直ちに
蓋が開成され、内容物が露出してしまう。このような開
蓋構造を、例えば半割り卵殻状に形成した容器の下半部
に雛鳥を模した収容物を入れ、容器の上半部を蓋とした
玩具に適用し、レバー,釦等を操作することによって蓋
を開成させ、内部の収容物を露出させる玩具に適用した
場合には、単純な遊戯しか望めない。
【0004】そこで、本発明の目的は、蓋を遅延させて
開成するとともに、レバー,釦等の機械的な操作手段を
使用しないで、意外性をもった玩具を実現させるために
好適な開蓋構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の玩具の開蓋構造
では、容器に人が触れたことを感知した際に起動される
タイマ手段と、このタイマ手段がタイムアップした時点
で、その容器の蓋を開成させるアクチュエータとを備え
ている。また、本発明の玩具の開蓋構造では、前記タイ
マ手段は、抵抗とコンデンサからなる時定数回路である
ことを特徴としているまた、本発明の玩具の開蓋構造で
は、前記タイマ手段は、抵抗とコンデンサからなる時定
数回路であることを特徴としている。。また、本発明の
玩具の開蓋構造では、前記アクチュエータとしてモータ
を使用している。また、本発明の玩具の開蓋構造では、
蓋と容器本体との間にスプリングを介在させて、該蓋を
常時開蓋方向に付勢し、前記蓋の内面に容器本体方向へ
向けて延設させた爪を形成するとともに、前記爪に係合
する係止部材を容器本体に移動可能に配設し、前記爪を
前記係止部材に係合させて前記蓋を閉成状態に維持し、
前記アクチュエータを作動させて前記係止部材を所定方
向に移動させ、それによって前記爪との係合を解除する
ようにしている。また、本発明の玩具の開蓋構造では、
前記アクチュエータから前記係止部材までの動力伝達系
にクラッチを介在させ、前記爪と前記係止部材との係合
解除に連動して前記クラッチを断つようにしている。ま
た、本発明の玩具の開蓋構造では、前記クラッチの従動
側と前記爪とを連係させ、前記爪の開蓋動作で前記クラ
ッチを断つようにしている。また、本発明の玩具の開蓋
構造では、前記クラッチの駆動側と従動側との間にスプ
リングを介在させて、前記従動側を前記駆動側から離反
する方向に付勢し、前記爪の閉蓋状態で前記従動側を前
記スプリングに抗して前記駆動側に接続させるようにし
ている。また、本発明の玩具の開蓋構造では、前記クラ
ッチの従動側と前記爪との間にレバーを介在させて前記
クラッチの従動側と前記爪とを連係させている。また、
本発明の玩具の開蓋構造では、前記レバーの一端と前記
クラッチの従動側とをカム機構によって互いに連係させ
るとともに、前記レバーをスプリングによって付勢して
前記レバーの他端を前記爪に当接させ、前記爪の閉蓋状
態で、前記爪で前記レバーを押動させ、前記カム機構を
介して前記クラッチの従動側を前記駆動側に接続させる
ようにしている。また、本発明の玩具の開蓋構造では、
容器内には雛鳥を模した収容物が収容され、動作体は、
軸に回動自在に支持された前記収容物の嘴となっている
おり、該動作体を前記アクチュエータで作動させるよう
にしている。また、本発明の玩具の開蓋構造では、前記
アクチュエータから前記係止部材までの動力伝達系に前
記動作体の補助動力伝達系を連係させている。また、本
発明の玩具の開蓋構造では、前記アクチュエータから前
記係止部材までの動力伝達系に回転動力伝達要素を介在
させ、該要素の軸芯から外れた位置と前記動作体とを連
係させ、前記回転動力伝達要素の偏心回転運動を前記動
作体に伝達させるようにしている。また、本発明の玩具
の開蓋構造では、前記動作体は、軸に回動自在に支持さ
れた鳥の嘴の一方であることを特徴としている。さら
に、前記容器内には開蓋の際に音を発する音発生手段が
設けられていることを特徴としている。
【0006】本発明に玩具の開蓋構造によれば、電極に
よる接触スイッチを採用し、かつ所定時間遅れて蓋を開
成させるようにしているので、意外性のある玩具を提供
することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】図1乃至図11は、本発明に係る
玩具の一実施の形態を示したものである。そして、図1
乃至図3は容器および収容物を示し、図4乃至図7は主
駆動系を示し、図8乃至図10は副駆動系を示し、図1
1は主駆動系のアクチュエータ駆動回路を示している。
【0008】図1乃至図3に示した容器1は、プラスチ
ックによって卵殻状に形成され、略2/3上部で波形の
分割線で上下に分割されており、下半部を容器本体2,
上半部を蓋3としている。そして、容器本体2内には雛
鳥を模した収容物4が収容されている。蓋3は、図3に
示したように、容器本体2との会合部の1箇所において
ヒンジ5によって連結され、かつ該ヒンジ5の軸に巻装
した捩じりコイルスプリング6によって容器本体2に対
して開成する方向に付勢されている。そして、蓋3にお
けるヒンジ5と反対側の位置には爪7が突設されてい
る。
【0009】また、容器本体2内には、図4に示したよ
うに、モータ8とクラッチ9が配設され、モータ8の駆
動軸8aは、該軸にギヤ10aを固設してなる第1動力
伝達要素10,ギヤ10aに噛合する大径のギヤ11a
と小径のギヤ11bを備えた第2動力伝達要素11,ギ
ヤ11bに噛合する大径のギヤ12aと小径のギヤ12
bを備えた第3動力伝達要素12,ギヤ12bに噛合す
る大径のギヤ13aをクラッチ9の駆動側9aに一体に
形成してなる第4動力伝達要素13等を介してクラッチ
9の駆動側9aに連係されている。
【0010】クラッチ9の従動側9bは、軸14に回転
自在かつ軸方向へ摺動可能に配設されている。そして、
図5に示したように、駆動側9aと従動側9bとの間
に、軸14に巻装させた圧縮コイルスプリング15が配
装され、従動側9bが駆動側9aから離反する方向へ付
勢されている。また、従動側9bの周面にはカム16が
形成されている。
【0011】一方、図4乃至図6に示したように、カム
16に対向させ、かつ従動側9bの周面に対して離接す
る方向に摺動可能にL字状の中空部17aを有する係止
部材17が配設されている。そして、該係止部材17
は、圧縮コイルスプリング18によって従動側9bの方
向へ付勢されている。また、係止部材17には、その側
面にレバー19が配設されている。該レバー19の一端
19aは直角に折り曲げられ、該一端19aは係止部材
17の中空部17aの下方に位置されている。また、レ
バー19の他端19bはU字状に形成されており、該他
端19bはクラッチ9の軸14を下方から跨ぐように位
置されている。そして、レバー19は、その軸19cに
巻装させた捩じりコイルスプリング20によってレバー
19の一端19aが上方へ回動するように付勢されてい
る。また、レバー19の他端19bのクラッチ9側の面
にはカム19dが形成され、該カム19dは、クラッチ
9の従動側9bに形成した斜面9cとによってカム機構
21を構成している。
【0012】そして、レバー19の無負荷状態(図5に
示した状態)では、図7(a)に示したように、カム1
9dの先端部側がクラッチ9の従動側9bに当接した状
態にあり、したがって圧縮コイルスプリング15の付勢
力によって従動側9bが駆動側9aから離反した状態に
ある。レバー19の他端19bが図6に示したように揺
動されると、図7(b)に示したように、カム19dの
基端部側がクラッチ9の従動側9bに当接し、従動側9
bを駆動側9aに摺動させて、駆動側9aに結合させ
る。したがって、この状態でクラッチ9の駆動側9aが
回動すると、従動側9bも回動され、カム16が係止部
材17に当たり、該係止部材17を圧縮コイルスプリン
グ18の付勢力に抗してクラッチ9から離反する方向へ
移動させる(図4参照)。
【0013】また、この玩具では、図8に示したよう
に、嘴状の動作体22を収容物4に回動自在に配設する
とともに、第3動力伝達要素12の大径ギヤ12aに偏
心カム23を形成し、それらをリンク24を介して互い
に連係して副動力伝達系を構成している。即ち、この玩
具では、リンク24の一端部に形成した環状のカムフォ
ロア24aを偏心カム23にゆるく嵌合させ、リンク2
4の他端部に立設させたピン24bを動作体22の孔2
2aにゆるく嵌挿させている。
【0014】したがって、この玩具では、モータ8の駆
動力が、第3動力伝達要素12と一体に回転する偏心カ
ム23を介してリンク24に伝達され、該リンク24を
介して動作体22に伝達される。即ち、図9および図1
0に示したように、偏心カム23の回転運動によってリ
ンク24が揺動され、それに伴って動作体(嘴)22が
揺動される。
【0015】このように構成された玩具では、蓋3を閉
じると、該蓋3と一体の爪7の先端が、図6に示したよ
うに、係止部材17の孔17aを介してレバー19の一
端19aを押下する。したがって、上記したように、レ
バー19のカム19dでクラッチ9の従動側9bを圧縮
コイルスプリング15の付勢力に抗して摺動させ、該従
動側9bを駆動側9aに連結させる。また、爪7は係止
部材17の孔17aの周縁に係合し、それによって蓋3
は閉じた状態に保持される。
【0016】この状態から、モータ8が駆動されると、
それによってクラッチ9の駆動側9aが回転され、該駆
動側9aを介して従動側9bも回転される。すると、従
動側9bと一体に形成されているカム16も回転され、
図6に示したように、該カム16は係止部材17を押し
出す(矢印方向)。したがって、係止部材17と爪7と
の係合が解除され、図3に示した捩じりコイルスプリン
グ6の付勢力によって蓋3が開成される。一方、爪7が
係止部材17の孔17aから脱出すると、レバー19の
一端19aに作用していた負荷が解除されるため、図5
に示したように、該レバー19は捩じりコイルスプリン
グ20の付勢力によって回動され、それに伴ってクラッ
チ9の従動側9bが圧縮コイルスプリング15の付勢力
によって摺動されて駆動側9aから離反される。したが
って、その後は、従動側9bに駆動側9aの動力が伝達
されることはなく、レバー19はその状態を維持し、ま
た係止部材17は圧縮コイルスプリング18の付勢力で
元の状態に復帰される(図4参照)。
【0017】また、モータ8の回転動力は、偏心カム2
3,リンク24を介して動作体22にも伝達され、それ
によって動作体(嘴)22が揺動される。この動作体2
2はモータ8が回転している限り揺動を続ける。モータ
8は蓋3が開いている間回転し続ける。
【0018】図11は、モータ8の駆動回路を示してい
る。この駆動回では、一対の電極25,25を備えてい
る。そして、それらの電極25,25は図1乃至図3に
示したように、容器本体2の胴部に相対向して配設され
ている。
【0019】そして、それらの電極25,25に、例え
ば指その他人体の一部が介在されると、接触感知部26
が人体を通して流れる電流に基づいてオン信号を出力す
る。遅延部(遅延手段)27は上記オン信号に基づいて
起動されるタイマであり、上記オン信号の入力時点から
所定の時間を計時した後、タイムアップ信号を出力す
る。なお、このタイムアップ信号は、接触感知部26が
オン信号を出力している間、つまり上記電極25.25
間に人体が介在している間、継続される。モータ駆動部
28は、上記タイムアップ信号に基づき、このタイムア
ップ信号が出力されている間、モータ駆動信号を出力
し、それによってモータ8が作動される。
【0020】なお、モータ8の作動中、音声を発生させ
ることも可能である。この場合、上記タイムアップ信号
によって音声信号発生部(公知の発信回路で構成され
る)29を作動させ、その音声信号発生部29より出力
される音声信号によって、スピーカ等の発音器30を駆
動させればよい。また、遅延部27のタイマは、抵抗と
コンデンサからなる時定数回路やクロックパルスを計数
するカウンタ等の周知の手段で構成することができる。
【0021】したがって、上記実施の形態の玩具では、
電極25に接触するようにして手で容器(卵)1を包み
込むと、しばらくして(数秒後)蓋1が開いて(卵が割
れて)収容物(雛鳥)4が露出され、作動体(嘴)22
が揺動するとともに、発音器30から鳴き声が発せられ
る。即ち、上記実施の形態の玩具では、卵を暫く温める
と、卵殻が割れて雛鳥が飛び出し、嘴をぱくぱくさせて
鳴き声を出すという、卵を温めて雛鳥を孵化させる擬似
体験ができる。
【0022】なお、上記実施の形態では、本発明を卵に
適用した例を示したが、本発明は、上記実施の形態ばか
りでなく、例えば、びっくり箱,魔法のランプ等のたの
玩具にも適用ができる。
【0023】また、前記実施態様では、人体の一部でも
って一対の電極25,25を導通させ、この導通によっ
て蓋3を開けるようにしたが、圧力センサ等別の感知手
段でもって人が触れたことを感知した際に蓋3を開ける
ようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】上記したように、本発明の玩具の開蓋構
造では、容器に人が触れた際に起動されるタイマ手段
と、このタイマ手段がタイムアップした時点で、蓋を開
成させるアクチュエータとを備えている。即ち、電極に
よる接触スイッチを採用し、かつ所定時間遅れて蓋を開
成させるようにしているので、意外性のある玩具を提供
することができる。
【0025】また、本発明の玩具の開蓋構造では、前記
タイマ手段として、抵抗とコンデンサからなる時定数回
路を採用している。したがって、構成が極めて簡単にな
る。
【0026】また、本発明の玩具の開蓋構造では、前記
アクチュエータとしてモータを使用している。即ち、動
力源が回転運動であるので滑らかな動作をさせることが
でき、かつ小型化が図れる。
【0027】また、本発明の玩具の開蓋構造では、蓋と
容器本体との間にスプリングを介在させて、該蓋を常時
開蓋方向に付勢し、前記蓋の内面に本体方向へ向けて延
設させた爪を形成するとともに、前記爪に係合する係止
部材を容器本体に移動可能に配設し、前記爪を前記係止
部材に係合させて前記蓋を閉成状態に維持し、前記アク
チュエータを作動させて前記係止部材を作動させ、それ
によって前記爪との係合を解除するようにしている。し
たがって、係止および係止解除動作がスムースに行なえ
る。
【0028】また、本発明の玩具の開蓋構造では、前記
アクチュエータから前記係止部材までの動力伝達系にク
ラッチを介在させ、前記爪と前記係止部材との係合解除
に連動して前記クラッチを断つようにしている。即ち、
蓋が開成している状態で、余分な部分の運動を断つこと
ができるので、雑音の発生,エネルギーロス等がない。
【0029】また、本発明の玩具の開蓋構造では、前記
クラッチの従動側と前記爪とを連係させ、前記爪の開蓋
動作で前記クラッチを断つようにしている。したがっ
て、蓋の閉成動作に同期してクラッチの従動側に関連す
る動作を完全に停止することができる。
【0030】また、本発明の玩具の開蓋構造では、前記
クラッチの駆動側と従動側との間にスプリングを介在さ
せて、前記従動側を前記駆動側から離反する方向に付勢
し、前記爪の閉蓋状態で前記従動側を前記スプリングに
抗して前記駆動側に接続させるようにしている。即ち、
スプリングの付勢力によってクラッチを断つので、動作
が確実になる。
【0031】また、本発明の玩具の開蓋構造では、前記
クラッチの従動側と前記爪との間にレバーを介在させて
前記クラッチの従動側と前記爪とを連係させている。し
たがって、レバー比を適宜に設定することによって、ク
ラッチの操作に最適な力を任意に設定することができ
る。
【0032】また、本発明の玩具の開蓋構造では、前記
レバーの一端と前記クラッチの従動側とをカム機構によ
って互いに連係させるとともに、前記レバーをスプリン
グによって付勢して前記レバーの他端を前記爪に当接さ
せ、前記爪の閉蓋状態で、前記爪で前記レバーを押動さ
せ、前記カム機構を介して前記クラッチの従動側を前記
駆動側に接続させるようにしている。したがって、単純
な機構でクラッチを作動させることができる。
【0033】また、本発明の玩具の開蓋構造では、容器
本体に動作体を収容し、該動作体を前記アクチュエータ
で作動させるようにしている。即ち、アクチュエータを
共用するので、動力伝達系を安価にすることができる。
【0034】また、本発明の玩具の開蓋構造では、前記
アクチュエータから前記係止部材までの動力伝達系に前
記動作体の補助動力伝達系を連係させている。したがっ
て、補助動力伝達系で運動に変化をもたせることがで
き、変化に富んだ動作体を得ることができる。
【0035】また、本発明の玩具の開蓋構造では、前記
アクチュエータから前記係止部材までの動力伝達系に回
転動力伝達要素を介在させ、該要素の軸芯から外れた位
置と前記動作体とを連係させ、前記回転動力伝達要素の
偏心回転運動を前記動作体に伝達させるようにしてい
る。したがって、回転運動を確実に揺動運動に変換する
ことができる。
【0036】また、本発明の玩具の開蓋構造では、前記
動作体は、軸に回動自在に支持された鳥の嘴の一方であ
ることを特徴としている。したがって、鳥の鳴いてる様
子を簡単に表現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る開蓋構造を適用した卵玩具を概念
的に示したもので、蓋を閉じた状態の斜視図である。
【図2】本発明に係る開蓋構造を適用した卵玩具を概念
的に示したもので、蓋を開いた状態の斜視図である。
【図3】本発明に係る開蓋構造を適用した卵玩具のヒン
ジ部を示した概念的な斜視図である。
【図4】本発明に係る開蓋構造を適用した卵玩具の主動
力伝達系を示した概念的な平面図である。
【図5】本発明に係る開蓋構造を適用した卵玩具におけ
る蓋の係止機構を示したもので、蓋の開成状態を示した
斜視図である。
【図6】本発明に係る開蓋構造を適用した卵玩具におけ
る蓋の係止機構を示したもので、蓋の閉成状態を示した
斜視図である。
【図7】本発明に係る開蓋構造を適用した卵玩具におけ
る蓋の係止解除機構を示したもので、図7(a)はクラ
ッチの断状態を示した断面図であり、図7(b)はクラ
ッチの接状態を示した断面図である。
【図8】本発明に係る開蓋構造を適用した卵玩具におけ
る動作体の動力伝達機構の要素を示した分解斜視図であ
る。
【図9】本発明に係る開蓋構造を適用した卵玩具におけ
る動作体の動力伝達機構を示したもので、動作体の一動
作態様を示した概念図である。
【図10】本発明に係る開蓋構造を適用した卵玩具にお
ける動作体の動力伝達機構を示したもので、動作体の他
の動作態様を示した概念図である。
【図11】本発明に係る開蓋構造を適用した卵玩具にお
けるアクチュエータ等の駆動回路を示したブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 容器 2 容器本体 3 蓋 4 収容物 5 ヒンジ 6 捩じりコイルスプリング 7 爪 8 モータ(アクチュエータ) 9 クラッチ 9a 駆動側 9b 従動側 10 第1動力伝達要素 11 第2動力伝達要素 12 第3動力伝達要素 13 第4動力伝達要素 14 軸 15 圧縮コイルスプリング 16 カム 17 係止部材 17a 中空部 18 圧縮コイルスプリング 19 レバー 19d カム 20 捩じりコイルスプリング 21 カム機構 22 動作体 23 偏心カム 24 リンク 25 電極 26 接触感知部 27 遅延部(タイマ手段) 28 モータ駆動部 29 音声信号発生部 30 発音器

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器に人が触れたことを感知した際に起
    動されるタイマ手段と、このタイマ手段がタイムアップ
    した時点で、その容器の蓋を開成させるアクチュエータ
    とを備えたことを特徴とする玩具の開蓋構造。
  2. 【請求項2】 前記タイマ手段は、抵抗とコンデンサか
    らなる時定数回路であることを特徴とする請求項1に記
    載の玩具の開蓋構造。
  3. 【請求項3】 前記アクチュエータとしてモータを使用
    したことを特徴とする請求項1または2に記載の玩具の
    開蓋構造。
  4. 【請求項4】 蓋と容器本体との間にスプリングを介在
    させて、該蓋を常時開蓋方向に付勢し、前記蓋の内面に
    容器本体方向へ向けて延設させた爪を形成するととも
    に、前記爪に係合する係止部材を容器本体に移動可能に
    配設し、前記爪を前記係止部材に係合させて前記蓋を閉
    成状態に維持し、前記アクチュエータを作動させて前記
    係止部材を所定方向に移動させ、それによって前記爪と
    の係合を解除するようにしたことを特徴とする請求項
    1,2または3に記載の玩具の開蓋構造。
  5. 【請求項5】 前記アクチュエータから前記係止部材ま
    での動力伝達系にクラッチを介在させ、前記爪と前記係
    止部材との係合解除に連動して前記クラッチを断つよう
    にしたことを特徴とする請求項4に記載の玩具の開蓋構
    造。
  6. 【請求項6】 前記クラッチの従動側と前記爪とを連係
    させ、前記爪の開蓋動作で前記クラッチを断つようにし
    たことを特徴とする請求項5に記載の玩具の開蓋構造。
  7. 【請求項7】 前記クラッチの駆動側と従動側との間に
    スプリングを介在させて、前記従動側を前記駆動側から
    離反する方向に付勢し、前記爪の閉蓋状態で前記従動側
    を前記スプリングに抗して前記駆動側に接続させるよう
    にしたことを特徴とする請求項6に記載の玩具の開蓋構
    造。
  8. 【請求項8】 前記クラッチの従動側と前記爪との間に
    レバーを介在させて前記クラッチの従動側と前記爪とを
    連係させたことを特徴とする請求項6または7に記載の
    玩具の開蓋構造。
  9. 【請求項9】 前記レバーの一端と前記クラッチの従動
    側とをカム機構によって互いに連係させるとともに、前
    記レバーをスプリングによって付勢して前記レバーの他
    端を前記爪に当接させ、前記爪の閉蓋状態で、前記爪で
    前記レバーを押動させ、前記カム機構を介して前記クラ
    ッチの従動側を前記駆動側に接続させるようにしたこと
    を特徴とする請求項8に記載の玩具の開蓋構造。
  10. 【請求項10】 本体に動作体を収容し、該動作体を前
    記アクチュエータで作動させることを特徴とする請求項
    1,2,3,4,5,6,7,8または9に記載の玩具
    の開蓋構造。
  11. 【請求項11】 前記アクチュエータから前記係止部材
    までの動力伝達系に前記動作体の補助動力伝達系を連係
    させたことを特徴とする請求項10に記載の玩具の開蓋
    構造。
  12. 【請求項12】 前記アクチュエータから前記係止部材
    までの動力伝達系に回転動力伝達要素を介在させ、該要
    素の軸芯から外れた位置と前記動作体とを連係させ、前
    記回転動力伝達要素の偏心回転運動を前記動作体に伝達
    させるようにしたことを特徴とする請求項11に記載の
    玩具の開蓋構造。
  13. 【請求項13】 前記容器内には雛鳥を模した収容物が
    収容され、前記動作体は、軸に回動自在に支持された前
    記収容物の嘴となっていることを特徴とする請求項1
    0,11または12に記載の玩具の開蓋構造。
  14. 【請求項14】 前記容器内には開蓋の際に音を発する
    音発生手段が設けられていることを特徴とする請求項1
    〜13いずれか記載の玩具の開蓋構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP6321773B1 (ja) * 2016-12-27 2018-05-09 スピン・マスター・リミテッド ハウジング内の物体、及びハウジングを開放するための機構を有する組立体
JP2018134445A (ja) * 2018-04-05 2018-08-30 スピン・マスター・リミテッド ハウジング内の物体、及びハウジングを開放するための機構を有する組立体

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JP2018134445A (ja) * 2018-04-05 2018-08-30 スピン・マスター・リミテッド ハウジング内の物体、及びハウジングを開放するための機構を有する組立体

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