JP2000166701A - ベッドにおける物品の支持機構 - Google Patents
ベッドにおける物品の支持機構Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】病院や在宅において老人や患者等が使用するベ
ッドにおいては、メガネや体温計等を入れる小物入れ、
くず入れ、ティッシュ箱等の物品や、ボトムを操作する
ための手元スイッチ等の付属品等を、患者等が手をのば
す程度の動作で容易に使用できる範囲に置くことが望ま
れているが、従来は、必ずしもこのような要望に沿って
いない。 【解決手段】そこで本発明では、ベッドのボトム１（１
ａ）の側辺に、付属品等７の取付部位８を支持する支持
部６を複数構成したベッドにおける付属品等の支持機構
を提案するものである。
ッドにおいては、メガネや体温計等を入れる小物入れ、
くず入れ、ティッシュ箱等の物品や、ボトムを操作する
ための手元スイッチ等の付属品等を、患者等が手をのば
す程度の動作で容易に使用できる範囲に置くことが望ま
れているが、従来は、必ずしもこのような要望に沿って
いない。 【解決手段】そこで本発明では、ベッドのボトム１（１
ａ）の側辺に、付属品等７の取付部位８を支持する支持
部６を複数構成したベッドにおける付属品等の支持機構
を提案するものである。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院や在宅におい
て老人や患者等が使用するベッドにおける付属品等の支
持機構に関するものである。
て老人や患者等が使用するベッドにおける付属品等の支
持機構に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】病院や在宅において老人や患者等が使用
するベッドにおいては、メガネや体温計等を入れる小物
入れ、くず入れ、ティッシュ箱等の物品や、ボトムを操
作するための手元スイッチ等の付属品等を、患者等が手
をのばす程度の動作で容易に使用できる範囲に置くこと
が望まれている。
するベッドにおいては、メガネや体温計等を入れる小物
入れ、くず入れ、ティッシュ箱等の物品や、ボトムを操
作するための手元スイッチ等の付属品等を、患者等が手
をのばす程度の動作で容易に使用できる範囲に置くこと
が望まれている。
【０００３】従来、例えば手元スイッチ等の付属品等は
サイドレール部の横棒に引っ掛けたり、ベッドフレーム
の側辺に設けた装着穴等に支柱等の支持部位を嵌合して
支持したりしている。一方、メガネや体温計、ティッシ
ュ箱等の物品は、ベッドサイドキャビネットに置くこと
が多い。
サイドレール部の横棒に引っ掛けたり、ベッドフレーム
の側辺に設けた装着穴等に支柱等の支持部位を嵌合して
支持したりしている。一方、メガネや体温計、ティッシ
ュ箱等の物品は、ベッドサイドキャビネットに置くこと
が多い。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】付属品等をベッドフレ
ーム側に支持する場合には、ボトムを上昇させた状態と
平面の状態のいずれの状態においても、患者等が楽な姿
勢で使用できるようにすることが比較的困難である。一
方、ベッドサイドキャビネットに物品を置く方法では、
患者等がかなり身体を乗り出さないと届かず、使用しに
くい。本発明はこのような課題を解決することを目的と
するものである。
ーム側に支持する場合には、ボトムを上昇させた状態と
平面の状態のいずれの状態においても、患者等が楽な姿
勢で使用できるようにすることが比較的困難である。一
方、ベッドサイドキャビネットに物品を置く方法では、
患者等がかなり身体を乗り出さないと届かず、使用しに
くい。本発明はこのような課題を解決することを目的と
するものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明では、ベッドのボトムの側辺に、付属品等
の取付部位を支持する支持部を複数構成したベッドにお
ける付属品等の支持機構を提案する。
ために本発明では、ベッドのボトムの側辺に、付属品等
の取付部位を支持する支持部を複数構成したベッドにお
ける付属品等の支持機構を提案する。
【０００６】上記の本発明においては、支持部は、取付
部位を上下方向から嵌合するスリット状嵌合部として構
成することを提案する。
部位を上下方向から嵌合するスリット状嵌合部として構
成することを提案する。
【０００７】そしてこの場合、スリット状嵌合部は、ボ
トムの側辺から外側に多数のＴ字状突出部を隣接して突
設し、隣接のＴ字状突出部間により構成することを提案
する。
トムの側辺から外側に多数のＴ字状突出部を隣接して突
設し、隣接のＴ字状突出部間により構成することを提案
する。
【０００８】また、この他の構成として、スリット状嵌
合部は、ボトムの側辺に上下方向に形成した嵌合孔とし
て構成することを提案する。
合部は、ボトムの側辺に上下方向に形成した嵌合孔とし
て構成することを提案する。
【０００９】また、その他の構成として、スリット状嵌
合部は、ボトムの側辺の外面に複数のスリットを形成
し、隣接するスリットに支持片を装着して、支持片によ
り形成することを提案する。
合部は、ボトムの側辺の外面に複数のスリットを形成
し、隣接するスリットに支持片を装着して、支持片によ
り形成することを提案する。
【００１０】更に本発明では、以上の構成において、支
持部は、ボトムの側辺に装着するエッジ部材に構成する
ことを提案する。
持部は、ボトムの側辺に装着するエッジ部材に構成する
ことを提案する。
【００１１】以上の本発明によれば、ベッドのボトムの
側辺側に付属品等を支持することができ、その支持位置
は、支持する支持部を変更することにより調節可能であ
るので、支持した付属品等を、ボトムを上昇させた状態
と平面の状態のいずれの状態においても患者等が楽な姿
勢で使用できるようにすることができる。また支持部に
複数の付属品等を支持することができる。
側辺側に付属品等を支持することができ、その支持位置
は、支持する支持部を変更することにより調節可能であ
るので、支持した付属品等を、ボトムを上昇させた状態
と平面の状態のいずれの状態においても患者等が楽な姿
勢で使用できるようにすることができる。また支持部に
複数の付属品等を支持することができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図を参
照して説明する。図１〜図３は本発明の第１の実施の形
態を示すものである。符号１はベッドのボトムを示すも
ので、１ａは背ボトム、１ｂは腰ボトム、そして１ｃは
背ボトム１ａと腰ボトム１ｂ間に構成した可撓ボトムで
ある。符号２は背ボトム１ａの側辺に装着してねじ等３
で固定するキャップ状のエッジ部材であり、このエッジ
部材２の側辺から外側に多数のＴ字状突出部４を突設し
ている。このため、これらの多数のＴ字状突出部４の隣
接したものの間には、開口部５を有するスリット状嵌合
部６が構成される。符号７は付属品等を示すものであ
り、この付属品等７は、下部に前記スリット状嵌合部６
に嵌合する取付部位８を有しており、この取付部位８は
段部９を設けている。
照して説明する。図１〜図３は本発明の第１の実施の形
態を示すものである。符号１はベッドのボトムを示すも
ので、１ａは背ボトム、１ｂは腰ボトム、そして１ｃは
背ボトム１ａと腰ボトム１ｂ間に構成した可撓ボトムで
ある。符号２は背ボトム１ａの側辺に装着してねじ等３
で固定するキャップ状のエッジ部材であり、このエッジ
部材２の側辺から外側に多数のＴ字状突出部４を突設し
ている。このため、これらの多数のＴ字状突出部４の隣
接したものの間には、開口部５を有するスリット状嵌合
部６が構成される。符号７は付属品等を示すものであ
り、この付属品等７は、下部に前記スリット状嵌合部６
に嵌合する取付部位８を有しており、この取付部位８は
段部９を設けている。
【００１３】以上の構成において、付属品等７の取付部
位８をスリット状嵌合部６に嵌合すると、段部９により
所定の嵌合位置で固定状態とすることができる。これら
のスリット状嵌合部６はその寸法を取付部位８よりも僅
かに小さくしておくと、Ｔ字状突出部４の弾性により弾
性的にしっかりと保持される。こうして背ボトム１ａの
側辺に付属品等７が支持されることになる。
位８をスリット状嵌合部６に嵌合すると、段部９により
所定の嵌合位置で固定状態とすることができる。これら
のスリット状嵌合部６はその寸法を取付部位８よりも僅
かに小さくしておくと、Ｔ字状突出部４の弾性により弾
性的にしっかりと保持される。こうして背ボトム１ａの
側辺に付属品等７が支持されることになる。
【００１４】図３は以上のようにして支持する付属品等
７の例を示すもので、７ａは図１にも示しているが、ボ
トム１を操作するための手元スイッチであり、この手元
スイッチ７ａは、前記支持部位８の上方に構成した支持
棒９に着脱自在に支持するものである。また７ｂは小物
入れユニットであり、この小物入れユニット７ｂは、テ
ィッシュ１０の収納部１１とくず入れ１２と小物入れ１
３とを一体に構成したもので、下側に上記支持部位８を
構成している。また７ｃはクッション部を有するサイド
サポートであり、これは患者等の頭部の横側を支持する
もので、上記支持部位８との間にスリット１４による位
置調節機構１５を設けている。
７の例を示すもので、７ａは図１にも示しているが、ボ
トム１を操作するための手元スイッチであり、この手元
スイッチ７ａは、前記支持部位８の上方に構成した支持
棒９に着脱自在に支持するものである。また７ｂは小物
入れユニットであり、この小物入れユニット７ｂは、テ
ィッシュ１０の収納部１１とくず入れ１２と小物入れ１
３とを一体に構成したもので、下側に上記支持部位８を
構成している。また７ｃはクッション部を有するサイド
サポートであり、これは患者等の頭部の横側を支持する
もので、上記支持部位８との間にスリット１４による位
置調節機構１５を設けている。
【００１５】以上の各付属品等７（７ａ，７ｂ，７ｃ，
…）を上述したように支持部としてのスリット状嵌合部
６により背ボトム１ａの側辺に支持するのであるが、ス
リット状嵌合部６は多数形成されているため、適所のス
リット状嵌合部６に支持部位８を装着して、複数の付属
品等７を支持することができる。
…）を上述したように支持部としてのスリット状嵌合部
６により背ボトム１ａの側辺に支持するのであるが、ス
リット状嵌合部６は多数形成されているため、適所のス
リット状嵌合部６に支持部位８を装着して、複数の付属
品等７を支持することができる。
【００１６】以上の実施の形態では、支持部としてのス
リット状嵌合部６は、開口部５を有する構成であるが、
このような開口部を有しない嵌合孔として構成すること
ができる。即ち、図４、図５は本発明の第２の実施の形
態を示すもので、スリット状嵌合部６はボトム１の側辺
に上下方向に形成した嵌合孔として構成している。この
実施の形態では、付属品等７の支持部位８には係合孔１
６を設けており、この支持部位８をスリット状嵌合部６
に挿入した後、係合孔１６にピン１７を挿入し、そして
このピン１７の先端に抜け止めピン１８を係合して抜け
止めとするものである。
リット状嵌合部６は、開口部５を有する構成であるが、
このような開口部を有しない嵌合孔として構成すること
ができる。即ち、図４、図５は本発明の第２の実施の形
態を示すもので、スリット状嵌合部６はボトム１の側辺
に上下方向に形成した嵌合孔として構成している。この
実施の形態では、付属品等７の支持部位８には係合孔１
６を設けており、この支持部位８をスリット状嵌合部６
に挿入した後、係合孔１６にピン１７を挿入し、そして
このピン１７の先端に抜け止めピン１８を係合して抜け
止めとするものである。
【００１７】次に、図６〜図８は本発明の第３の実施の
形態を示すものである。この実施の形態では、支持部と
してのスリット状嵌合部６は、ボトム１ａの側辺の外面
に複数のスリット１８（１８ａ，１８ｂ，１８ｃ，…）
を形成し、隣接するスリット１８に支持片１９を装着し
て、支持片１９により形成するものである。即ち、この
支持片１９は、鉤状に直角に曲がった一対の板体２０
ａ，２０ｂを軸２１により屈曲自在に結合すると共に、
夫々の板体２０ａ，２０ｂの先端側に、内側に向いた係
合鉤部２２ａ，２２ｂを形成したものである。この構成
において、支持片１９は、図７に示すように板体２０
ａ，２０ｂを屈曲させた状態において夫々の先端側の係
合鉤部２２ａ，２２ｂを隣接するスリット１８ａ，１８
ｂに挿入することができ、挿入後、板体２０ａ，２０ｂ
の屈曲を直すことにより、夫々の係合鉤部２２ａ，２２
ｂをスリット１８ａ，１８ｂの内側縁に係合状態とする
と共に、この状態において、スリット状嵌合部６が形成
される。従って、このようにして形成されるスリット状
嵌合部６に付属品等７の支持部位８を嵌合することによ
り、付属品等７をボトム１ａの側辺に支持することがで
きる。即ち、支持片１９は屈曲自在に結合された板体２
０ａ，２０ｂにより構成されているが、上述したように
形成されるスリット状嵌合部６に支持部位８が係合され
た状態では、板体２０ａ，２０ｂは屈曲が不能となるた
め、スリット状嵌合部６が維持され、もって付属品等７
を確実に支持することができる。
形態を示すものである。この実施の形態では、支持部と
してのスリット状嵌合部６は、ボトム１ａの側辺の外面
に複数のスリット１８（１８ａ，１８ｂ，１８ｃ，…）
を形成し、隣接するスリット１８に支持片１９を装着し
て、支持片１９により形成するものである。即ち、この
支持片１９は、鉤状に直角に曲がった一対の板体２０
ａ，２０ｂを軸２１により屈曲自在に結合すると共に、
夫々の板体２０ａ，２０ｂの先端側に、内側に向いた係
合鉤部２２ａ，２２ｂを形成したものである。この構成
において、支持片１９は、図７に示すように板体２０
ａ，２０ｂを屈曲させた状態において夫々の先端側の係
合鉤部２２ａ，２２ｂを隣接するスリット１８ａ，１８
ｂに挿入することができ、挿入後、板体２０ａ，２０ｂ
の屈曲を直すことにより、夫々の係合鉤部２２ａ，２２
ｂをスリット１８ａ，１８ｂの内側縁に係合状態とする
と共に、この状態において、スリット状嵌合部６が形成
される。従って、このようにして形成されるスリット状
嵌合部６に付属品等７の支持部位８を嵌合することによ
り、付属品等７をボトム１ａの側辺に支持することがで
きる。即ち、支持片１９は屈曲自在に結合された板体２
０ａ，２０ｂにより構成されているが、上述したように
形成されるスリット状嵌合部６に支持部位８が係合され
た状態では、板体２０ａ，２０ｂは屈曲が不能となるた
め、スリット状嵌合部６が維持され、もって付属品等７
を確実に支持することができる。
【００１８】以上の実施の形態では、支持部としてのス
リット状嵌合部６は背ボトム１ａにのみ構成している
が、その他のボトムにも構成して、これらにも付属品等
を支持できることは勿論である。またボトムの構成や、
支持部等の構成は、上記以外に適宜に構成できることも
勿論である。
リット状嵌合部６は背ボトム１ａにのみ構成している
が、その他のボトムにも構成して、これらにも付属品等
を支持できることは勿論である。またボトムの構成や、
支持部等の構成は、上記以外に適宜に構成できることも
勿論である。
【００１９】
【発明の効果】本発明は以上のとおりであるので、次の
ような効果がある。 ａ．ベッドのボトムの側辺側に付属品等を支持すること
ができ、その支持位置を変更可能であるので、支持した
付属品等を、ボトムを上昇させた状態と平面の状態のい
ずれの状態においても患者等が楽な姿勢で使用できるよ
うにすることができる。背ボトムに適用した場合には、
このような効果がより顕著となる。 ｂ．ボトムの側辺の夫々に複数の付属品等を支持するこ
とができる。
ような効果がある。 ａ．ベッドのボトムの側辺側に付属品等を支持すること
ができ、その支持位置を変更可能であるので、支持した
付属品等を、ボトムを上昇させた状態と平面の状態のい
ずれの状態においても患者等が楽な姿勢で使用できるよ
うにすることができる。背ボトムに適用した場合には、
このような効果がより顕著となる。 ｂ．ボトムの側辺の夫々に複数の付属品等を支持するこ
とができる。
【図１】 本発明の第１の実施の形態を示す説明的斜視
図である。
図である。
【図２】 図１の構成要素を示す要部斜視図である。
【図３】 本発明に係る付属品等の例を示す説明的斜視
図である。
図である。
【図４】 本発明の第２の実施の形態を示す要部の説明
的斜視図である。
的斜視図である。
【図５】 本発明の第２の実施の形態による支持状態を
示す要部説明図である。
示す要部説明図である。
【図６】 本発明の第３の実施の形態を示す要部の説明
的斜視図である。
的斜視図である。
【図７】 本発明の第３の実施の形態による支持のため
の動作を示す要部説明図である。
の動作を示す要部説明図である。
【図８】 本発明の第３の実施の形態による支持状態を
示す要部説明図である。
示す要部説明図である。
１ ボトム １ａ 背ボトム １ｂ 腰ボトム １ｃ 可撓ボトム ２ エッジ部材 ３ねじ等 ４Ｔ字状突出部 ５開口部 ６スリット状嵌合部 ７付属品等 ７ａ 手元スイッチ ７ｂ 小物入れユニット ７ｃ サイドサポート ８支持部位 ９支持棒 １０ ティッシュ １１ 収納部 １２ くず入れ １３ 小物入れ １４ スリット １５ 位置調節機構 １６ 係合孔 １７ ピン １８（１８ａ，１８ｂ，…） スリット １９ 支持片 ２０ａ，２０ｂ 板体 ２１ 軸 ２２ａ，２２ｂ 係合鉤部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成１１年９月１０日（１９９９．９．１
０）
０）
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 ベッドにおける物品の支持機構
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院や在宅におい
て老人や患者等が使用するベッドにおける付属品等の物
品の支持機構に関するものである。
て老人や患者等が使用するベッドにおける付属品等の物
品の支持機構に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】病院や在宅において老人や患者等が使用
するベッドにおいては、メガネや体温計等を入れる小物
入れ、くず入れ、ティッシュ箱等の物品や、床部を操作
するための手元スイッチ等のベッドの付属品としての物
品を、患者等が手をのばす程度の動作で容易に使用でき
る範囲に置くことが望まれている。
するベッドにおいては、メガネや体温計等を入れる小物
入れ、くず入れ、ティッシュ箱等の物品や、床部を操作
するための手元スイッチ等のベッドの付属品としての物
品を、患者等が手をのばす程度の動作で容易に使用でき
る範囲に置くことが望まれている。
【０００３】従来、例えば手元スイッチ等はサイドレー
ル部の横棒に引っ掛けたり、ベッドフレームの側辺に設
けた装着穴等に支柱等の取付部位を嵌合して支持したり
している。一方、メガネや体温計、ティッシュ箱等は、
ベッドサイドキャビネットに置くことが多い。
ル部の横棒に引っ掛けたり、ベッドフレームの側辺に設
けた装着穴等に支柱等の取付部位を嵌合して支持したり
している。一方、メガネや体温計、ティッシュ箱等は、
ベッドサイドキャビネットに置くことが多い。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述したような付属品
等の物品をベッドフレーム側に支持する場合には、床部
を上昇させた状態と平面の状態のいずれの状態において
も、患者等が楽な姿勢で使用できるようにすることが比
較的困難である。一方、ベッドサイドキャビネットに物
品を置く方法では、患者等がかなり身体を乗り出さない
と届かず、使用しにくい。本発明はこのような課題を解
決することを目的とするものである。
等の物品をベッドフレーム側に支持する場合には、床部
を上昇させた状態と平面の状態のいずれの状態において
も、患者等が楽な姿勢で使用できるようにすることが比
較的困難である。一方、ベッドサイドキャビネットに物
品を置く方法では、患者等がかなり身体を乗り出さない
と届かず、使用しにくい。本発明はこのような課題を解
決することを目的とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために本発明では、ベッドの床部の側辺に、物品の取付
部位を嵌合して支持する支持部を複数構成したベッドに
おける物品の支持機構を提案する。
ために本発明では、ベッドの床部の側辺に、物品の取付
部位を嵌合して支持する支持部を複数構成したベッドに
おける物品の支持機構を提案する。
【０００６】上記の本発明においては、支持部は、取付
部位を上下方向から嵌合するスリット状嵌合部として構
成することを提案する。
部位を上下方向から嵌合するスリット状嵌合部として構
成することを提案する。
【０００７】そしてこの場合、スリット状嵌合部は、床
部の側辺から外側に多数のＴ字状突出部を隣接して突設
し、隣接のＴ字状突出部間により構成することを提案す
る。
部の側辺から外側に多数のＴ字状突出部を隣接して突設
し、隣接のＴ字状突出部間により構成することを提案す
る。
【０００８】また、この他の構成として、スリット状嵌
合部は、床部の側辺に上下方向に形成した嵌合孔として
構成することを提案する。
合部は、床部の側辺に上下方向に形成した嵌合孔として
構成することを提案する。
【０００９】また、その他の構成として、スリット状嵌
合部は、床部の側辺の外面に複数のスリットを形成し、
隣接するスリットに支持片を装着して、支持片により形
成することを提案する。
合部は、床部の側辺の外面に複数のスリットを形成し、
隣接するスリットに支持片を装着して、支持片により形
成することを提案する。
【００１０】更に本発明では、以上の構成において、支
持部は、床部の側辺に装着するエッジ部材に構成するこ
とを提案する。
持部は、床部の側辺に装着するエッジ部材に構成するこ
とを提案する。
【００１１】以上の本発明によれば、床部の側辺に構成
した支持部に物品の取付部位を嵌合して支持することに
より、ベッドの床部の側辺側に物品を支持することがで
き、その支持位置は、取付部位を嵌合する支持部を変更
することにより調節可能であるので、支持した物品を、
床部を上昇させた状態と平面の状態のいずれの状態にお
いても患者等が楽な姿勢で使用できるようにすることが
できる。また支持部は複数構成しているので、床部の側
辺に複数の物品を支持することができる。
した支持部に物品の取付部位を嵌合して支持することに
より、ベッドの床部の側辺側に物品を支持することがで
き、その支持位置は、取付部位を嵌合する支持部を変更
することにより調節可能であるので、支持した物品を、
床部を上昇させた状態と平面の状態のいずれの状態にお
いても患者等が楽な姿勢で使用できるようにすることが
できる。また支持部は複数構成しているので、床部の側
辺に複数の物品を支持することができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を図を参
照して説明する。図１〜図３は本発明の第１の実施の形
態を示すものである。符号１はベッドの床部を示すもの
で、１ａは背床部、１ｂは腰床部、そして１ｃは背床部
１ａと腰床部１ｂ間に構成した可撓床部である。符号２
は背床部１ａの側辺に装着してねじ等３で固定するキャ
ップ状のエッジ部材であり、このエッジ部材２の側辺か
ら外側に多数のＴ字状突出部４を突設している。このた
め、これらの多数のＴ字状突出部４の隣接したものの間
には、開口部５を有するスリット状嵌合部６が構成され
る。符号７は物品を示すものであり、この物品７は、下
部に前記スリット状嵌合部６に嵌合する取付部位８を有
しており、この取付部位８は段部９を設けている。
照して説明する。図１〜図３は本発明の第１の実施の形
態を示すものである。符号１はベッドの床部を示すもの
で、１ａは背床部、１ｂは腰床部、そして１ｃは背床部
１ａと腰床部１ｂ間に構成した可撓床部である。符号２
は背床部１ａの側辺に装着してねじ等３で固定するキャ
ップ状のエッジ部材であり、このエッジ部材２の側辺か
ら外側に多数のＴ字状突出部４を突設している。このた
め、これらの多数のＴ字状突出部４の隣接したものの間
には、開口部５を有するスリット状嵌合部６が構成され
る。符号７は物品を示すものであり、この物品７は、下
部に前記スリット状嵌合部６に嵌合する取付部位８を有
しており、この取付部位８は段部９を設けている。
【００１３】以上の構成において、物品７の取付部位８
をスリット状嵌合部６に嵌合すると、段部９により所定
の嵌合位置で固定状態とすることができる。これらのス
リット状嵌合部６はその寸法を取付部位８よりも僅かに
小さくしておくと、Ｔ字状突出部４の弾性により弾性的
にしっかりと保持される。こうして背床部１ａの側辺に
物品７が支持されることになる。
をスリット状嵌合部６に嵌合すると、段部９により所定
の嵌合位置で固定状態とすることができる。これらのス
リット状嵌合部６はその寸法を取付部位８よりも僅かに
小さくしておくと、Ｔ字状突出部４の弾性により弾性的
にしっかりと保持される。こうして背床部１ａの側辺に
物品７が支持されることになる。
【００１４】図３は以上のようにして支持する物品７の
例を示すもので、７ａは図１にも示しているが、床部１
を操作するための手元スイッチであり、この手元スイッ
チ７ａは、前記取付部位８の上方に構成した支持棒９に
着脱自在に支持するものである。また７ｂは小物入れユ
ニットであり、この小物入れユニット７ｂは、ティッシ
ュ１０の収納部１１とくず入れ１２と小物入れ１３とを
一体に構成したもので、下側に上記取付部位８を構成し
ている。また７ｃはクッション部を有するサイドサポー
トであり、これは患者等の頭部の横側を支持するもの
で、上記取付部位８との間にスリット１４による位置調
節機構１５を設けている。
例を示すもので、７ａは図１にも示しているが、床部１
を操作するための手元スイッチであり、この手元スイッ
チ７ａは、前記取付部位８の上方に構成した支持棒９に
着脱自在に支持するものである。また７ｂは小物入れユ
ニットであり、この小物入れユニット７ｂは、ティッシ
ュ１０の収納部１１とくず入れ１２と小物入れ１３とを
一体に構成したもので、下側に上記取付部位８を構成し
ている。また７ｃはクッション部を有するサイドサポー
トであり、これは患者等の頭部の横側を支持するもの
で、上記取付部位８との間にスリット１４による位置調
節機構１５を設けている。
【００１５】以上の各物品７（７ａ，７ｂ，７ｃ，…）
を上述したように支持部としてのスリット状嵌合部６に
より背床部１ａの側辺に支持するのであるが、スリット
状嵌合部６は多数形成されているため、適所のスリット
状嵌合部６に取付部位８を装着して、複数の物品７を支
持することができる。
を上述したように支持部としてのスリット状嵌合部６に
より背床部１ａの側辺に支持するのであるが、スリット
状嵌合部６は多数形成されているため、適所のスリット
状嵌合部６に取付部位８を装着して、複数の物品７を支
持することができる。
【００１６】以上の実施の形態では、支持部としてのス
リット状嵌合部６は、開口部５を有する構成であるが、
このような開口部を有しない嵌合孔として構成すること
ができる。即ち、図４、図５は本発明の第２の実施の形
態を示すもので、スリット状嵌合部６は床部１の側辺に
上下方向に形成した嵌合孔として構成している。この実
施の形態では、物品７の取付部位８には係合孔１６を設
けており、この取付部位８をスリット状嵌合部６に挿入
した後、係合孔１６にピン１７を挿入し、そしてこのピ
ン１７の先端に抜け止めピン１８を係合して抜け止めと
するものである。
リット状嵌合部６は、開口部５を有する構成であるが、
このような開口部を有しない嵌合孔として構成すること
ができる。即ち、図４、図５は本発明の第２の実施の形
態を示すもので、スリット状嵌合部６は床部１の側辺に
上下方向に形成した嵌合孔として構成している。この実
施の形態では、物品７の取付部位８には係合孔１６を設
けており、この取付部位８をスリット状嵌合部６に挿入
した後、係合孔１６にピン１７を挿入し、そしてこのピ
ン１７の先端に抜け止めピン１８を係合して抜け止めと
するものである。
【００１７】次に、図６〜図８は本発明の第３の実施の
形態を示すものである。この実施の形態では、支持部と
してのスリット状嵌合部６は、床部１ａの側辺の外面に
複数のスリット１８（１８ａ，１８ｂ，１８ｃ，…）を
形成し、隣接するスリット１８に支持片１９を装着し
て、支持片１９により形成するものである。即ち、この
支持片１９は、鉤状に直角に曲がった一対の板体２０
ａ，２０ｂを軸２１により屈曲自在に結合すると共に、
夫々の板体２０ａ，２０ｂの先端側に、内側に向いた係
合鉤部２２ａ，２２ｂを形成したものである。この構成
において、支持片１９は、図７に示すように板体２０
ａ，２０ｂを屈曲させた状態において夫々の先端側の係
合鉤部２２ａ，２２ｂを隣接するスリット１８ａ，１８
ｂに挿入することができ、挿入後、板体２０ａ，２０ｂ
の屈曲を直すことにより、夫々の係合鉤部２２ａ，２２
ｂをスリット１８ａ，１８ｂの内側縁に係合状態とする
と共に、この状態において、スリット状嵌合部６が形成
される。従って、このようにして形成されるスリット状
嵌合部６に物品７の取付部位８を嵌合することにより、
物品７を床部１ａの側辺に支持することができる。即
ち、支持片１９は屈曲自在に結合された板体２０ａ，２
０ｂにより構成されているが、上述したように形成され
るスリット状嵌合部６に取付部位８が係合された状態で
は、板体２０ａ，２０ｂは屈曲が不能となるため、スリ
ット状嵌合部６が維持され、もって物品７を確実に支持
することができる。
形態を示すものである。この実施の形態では、支持部と
してのスリット状嵌合部６は、床部１ａの側辺の外面に
複数のスリット１８（１８ａ，１８ｂ，１８ｃ，…）を
形成し、隣接するスリット１８に支持片１９を装着し
て、支持片１９により形成するものである。即ち、この
支持片１９は、鉤状に直角に曲がった一対の板体２０
ａ，２０ｂを軸２１により屈曲自在に結合すると共に、
夫々の板体２０ａ，２０ｂの先端側に、内側に向いた係
合鉤部２２ａ，２２ｂを形成したものである。この構成
において、支持片１９は、図７に示すように板体２０
ａ，２０ｂを屈曲させた状態において夫々の先端側の係
合鉤部２２ａ，２２ｂを隣接するスリット１８ａ，１８
ｂに挿入することができ、挿入後、板体２０ａ，２０ｂ
の屈曲を直すことにより、夫々の係合鉤部２２ａ，２２
ｂをスリット１８ａ，１８ｂの内側縁に係合状態とする
と共に、この状態において、スリット状嵌合部６が形成
される。従って、このようにして形成されるスリット状
嵌合部６に物品７の取付部位８を嵌合することにより、
物品７を床部１ａの側辺に支持することができる。即
ち、支持片１９は屈曲自在に結合された板体２０ａ，２
０ｂにより構成されているが、上述したように形成され
るスリット状嵌合部６に取付部位８が係合された状態で
は、板体２０ａ，２０ｂは屈曲が不能となるため、スリ
ット状嵌合部６が維持され、もって物品７を確実に支持
することができる。
【００１８】以上の実施の形態では、支持部としてのス
リット状嵌合部６は背床部１ａにのみ構成しているが、
その他の床部にも構成して、これらにも物品を支持でき
ることは勿論である。また床部の構成や、支持部等の構
成は、上記以外に適宜に構成できることも勿論である。
リット状嵌合部６は背床部１ａにのみ構成しているが、
その他の床部にも構成して、これらにも物品を支持でき
ることは勿論である。また床部の構成や、支持部等の構
成は、上記以外に適宜に構成できることも勿論である。
【００１９】
【発明の効果】本発明は以上のとおりであるので、次の
ような効果がある。 ａ．ベッドの床部の側辺側に物品を支持することがで
き、その支持位置を変更可能であるので、支持した物品
を、床部を上昇させた状態と平面の状態のいずれの状態
においても患者等が楽な姿勢で使用できるようにするこ
とができる。背床部に適用した場合には、このような効
果がより顕著となる。 ｂ．床部の側辺の夫々に複数の物品を支持することがで
きる。
ような効果がある。 ａ．ベッドの床部の側辺側に物品を支持することがで
き、その支持位置を変更可能であるので、支持した物品
を、床部を上昇させた状態と平面の状態のいずれの状態
においても患者等が楽な姿勢で使用できるようにするこ
とができる。背床部に適用した場合には、このような効
果がより顕著となる。 ｂ．床部の側辺の夫々に複数の物品を支持することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の第１の実施の形態を示す説明的斜視
図である。
図である。
【図２】 図１の構成要素を示す要部斜視図である。
【図３】 本発明に係る物品の例を示す説明的斜視図で
ある。
ある。
【図４】 本発明の第２の実施の形態を示す要部の説明
的斜視図である。
的斜視図である。
【図５】 本発明の第２の実施の形態による支持状態を
示す要部説明図である。
示す要部説明図である。
【図６】 本発明の第３の実施の形態を示す要部の説明
的斜視図である。
的斜視図である。
【図７】 本発明の第３の実施の形態による支持のため
の動作を示す要部説明図である。
の動作を示す要部説明図である。
【図８】 本発明の第３の実施の形態による支持状態を
示す要部説明図である。
示す要部説明図である。
【符号の説明】 １ 床部 １ａ 背床部 １ｂ 腰床部 １ｃ 可撓床部 ２ エッジ部材 ３ ねじ等 ４ Ｔ字状突出部 ５ 開口部 ６ スリット状嵌合部 ７ 物品 ７ａ 手元スイッチ ７ｂ 小物入れユニット ７ｃ サイドサポート ８ 取付部位 ９ 支持棒 １０ ティッシュ １１ 収納部 １２ くず入れ １３ 小物入れ １４ スリット １５ 位置調節機構 １６ 係合孔 １７ ピン １８（１８ａ，１８ｂ，…） スリット １９ 支持片 ２０ａ，２０ｂ 板体 ２１ 軸 ２２ａ，２２ｂ 係合鉤部
Claims (6)
- 【請求項１】 ベッドのボトムの側辺に、付属品等の取
付部位を支持する支持部を複数構成したことを特徴とす
るベッドにおける付属品等の支持機構 - 【請求項２】 支持部は、取付部位を上下方向から嵌合
するスリット状嵌合部として構成したことを特徴とする
請求項１記載のベッドにおける付属品等の支持機構 - 【請求項３】 ボトムの側辺から外側に多数のＴ字状突
出部を隣接して突設し、隣接のＴ字状突出部間によりス
リット状嵌合部を構成したことを特徴とする請求項２記
載のベッドにおける付属品等の支持機構 - 【請求項４】 スリット状嵌合部は、ボトムの側辺に上
下方向に形成した嵌合孔として構成したことを特徴とす
る請求項２記載のベッドにおける付属品等の支持機構 - 【請求項５】 ボトムの側辺の外面に複数のスリットを
形成し、隣接するスリットに支持片を装着して、支持片
によりスリット状嵌合部を形成することを特徴とする請
求項２記載のベッドにおける付属品等の支持機構 - 【請求項６】 支持部は、ボトムの側辺に装着するエッ
ジ部材に構成したことを特徴とする請求項１〜５までの
いずれか１項に記載のベッドにおける付属品等の支持機
構
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34622898A JP3154328B2 (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | ベッドにおける物品の支持機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34622898A JP3154328B2 (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | ベッドにおける物品の支持機構 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000166701A true JP2000166701A (ja) | 2000-06-20 |
| JP3154328B2 JP3154328B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=18381988
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34622898A Expired - Fee Related JP3154328B2 (ja) | 1998-12-04 | 1998-12-04 | ベッドにおける物品の支持機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3154328B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006192064A (ja) * | 2005-01-13 | 2006-07-27 | France Bed Co Ltd | 背上げ式ベッド装置 |
-
1998
- 1998-12-04 JP JP34622898A patent/JP3154328B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006192064A (ja) * | 2005-01-13 | 2006-07-27 | France Bed Co Ltd | 背上げ式ベッド装置 |
| JP4594109B2 (ja) * | 2005-01-13 | 2010-12-08 | フランスベッド株式会社 | 背上げ式ベッド装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3154328B2 (ja) | 2001-04-09 |
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