JP2000166508A - 粉末状加工食品とそれを含有する飲食品 - Google Patents
粉末状加工食品とそれを含有する飲食品Info
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- JP2000166508A JP2000166508A JP10347241A JP34724198A JP2000166508A JP 2000166508 A JP2000166508 A JP 2000166508A JP 10347241 A JP10347241 A JP 10347241A JP 34724198 A JP34724198 A JP 34724198A JP 2000166508 A JP2000166508 A JP 2000166508A
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- Japan
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- food
- processed food
- rice
- powdery processed
- powdered processed
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- Pending
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- Bakery Products And Manufacturing Methods Therefor (AREA)
- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Cereal-Derived Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】籾殻を利用した栄養補助食品を提供する。
【解決手段】籾殻を微粉末化し、燻蒸圧縮、保温熟成す
ることによって、籾殻を主原料とする粉末状加工食品を
製造し、粉末状加工食品またはそれを含有する飲食品を
摂取することによって、健康増進に役立てることができ
る。
ることによって、籾殻を主原料とする粉末状加工食品を
製造し、粉末状加工食品またはそれを含有する飲食品を
摂取することによって、健康増進に役立てることができ
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、日本の主食用農
産物である米穀の籾殻を含有する粉末状加工食品と、そ
れを含有する飲食品に関するものである。
産物である米穀の籾殻を含有する粉末状加工食品と、そ
れを含有する飲食品に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、米穀を脱穀した米が食用や食
品の材料に供され、脱穀後の籾殻は農業資材として利用
されるほかはほとんど廃棄されてきた。一方、廃棄物の
増加に伴い、地球の環境を守るとともに資源の有効利用
を図るために廃棄物の削減が求められている。米穀は、
日本人の主食であって、必要なものであり、脱穀後には
必ず籾殻が生じるため、籾殻を廃棄せずに有効利用する
方法が求められていた。
品の材料に供され、脱穀後の籾殻は農業資材として利用
されるほかはほとんど廃棄されてきた。一方、廃棄物の
増加に伴い、地球の環境を守るとともに資源の有効利用
を図るために廃棄物の削減が求められている。米穀は、
日本人の主食であって、必要なものであり、脱穀後には
必ず籾殻が生じるため、籾殻を廃棄せずに有効利用する
方法が求められていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】これまでほとんどが廃
棄されてきた籾殻を、有効に利用する方法を鋭意検討し
た結果、籾殻の優れた栄養分に着目し、香りや栄養分を
極力失わずに加工する方法を開発し、且つ食品に幅広く
応用可能にすることによって、ついに栄養補助食品また
は飲食品材料として有効であることを見出し、本発明に
至ったものである。
棄されてきた籾殻を、有効に利用する方法を鋭意検討し
た結果、籾殻の優れた栄養分に着目し、香りや栄養分を
極力失わずに加工する方法を開発し、且つ食品に幅広く
応用可能にすることによって、ついに栄養補助食品また
は飲食品材料として有効であることを見出し、本発明に
至ったものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項１記
載の発明に係る粉末状加工食品は、精選乾燥した主原料
の籾殻に、10〜30％の米糠と３〜５％のゴマを添加し、
一次製粉加工として、製粉機で粒度50〜100メッシュの
粗粉にした後、続いて二次製粉加工として、成分、香り
に変質を起こさないよう、一次製粉加工の際に用いた前
記製粉機より低速の製粉機で、粒度200〜300メッシュに
微粉末化し、回転式密封加圧電気炉、ガスあるいは石油
ボイラーを運転し、100〜180度の温度で30〜60分間燻蒸
圧縮し、更に２〜３時間保温熟成することによって得る
ことができる。このような工程を経ることによって、栄
養価や香りを極力保持したまま、食するのに好適となる
ように加工することができる。なお、このようにして得
た加工食品の食感や味を向上させるために、製造工程中
において適宜、調味料を添加してもよいことは勿論であ
る。
載の発明に係る粉末状加工食品は、精選乾燥した主原料
の籾殻に、10〜30％の米糠と３〜５％のゴマを添加し、
一次製粉加工として、製粉機で粒度50〜100メッシュの
粗粉にした後、続いて二次製粉加工として、成分、香り
に変質を起こさないよう、一次製粉加工の際に用いた前
記製粉機より低速の製粉機で、粒度200〜300メッシュに
微粉末化し、回転式密封加圧電気炉、ガスあるいは石油
ボイラーを運転し、100〜180度の温度で30〜60分間燻蒸
圧縮し、更に２〜３時間保温熟成することによって得る
ことができる。このような工程を経ることによって、栄
養価や香りを極力保持したまま、食するのに好適となる
ように加工することができる。なお、このようにして得
た加工食品の食感や味を向上させるために、製造工程中
において適宜、調味料を添加してもよいことは勿論であ
る。
【０００５】また、本発明のうち請求項１記載の発明に
係る粉末状加工食品は、食品としてそのまま食用とする
こともできるし、水、茶、清涼飲料などに混ぜて飲用す
ることもできるし、料理の際などに食品添加材料として
他の食品に混合し、風味を添加したり、栄養分を強化す
ることもできるし、さらに御飯のふりかけとして使用で
きるなど、幅広い利用が可能であるが、請求項２記載の
発明のように、請求項１記載の粉末状加工食品を含有す
る飲食品とすることもできる。例えば、菓子やパンおよ
び穀物の加工品ならびに乳製品などの幅広い食品の副原
料として製造時に添加混合してもよい。
係る粉末状加工食品は、食品としてそのまま食用とする
こともできるし、水、茶、清涼飲料などに混ぜて飲用す
ることもできるし、料理の際などに食品添加材料として
他の食品に混合し、風味を添加したり、栄養分を強化す
ることもできるし、さらに御飯のふりかけとして使用で
きるなど、幅広い利用が可能であるが、請求項２記載の
発明のように、請求項１記載の粉末状加工食品を含有す
る飲食品とすることもできる。例えば、菓子やパンおよ
び穀物の加工品ならびに乳製品などの幅広い食品の副原
料として製造時に添加混合してもよい。
【０００６】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明する。
説明する。
【０００７】実施例１ 精選乾燥した籾殻に20％の米糠と５％のゴマを添加し、
時間短縮を図るために320〜380rpmの高速製粉機で粒度1
00メッシュの粗粉にした後、続いて前記高速製粉機より
低速の碾臼式製粉機で粒度200メッシュに微粉末化し、
回転式密封加圧電気炉により、100度の温度で60分間燻
蒸圧縮し、更に２時間保温熟成することによって粉末状
加工食品を製造した。この粉末状加工食品1.5ｇを、小
匙にてそのまま食間に１日４回食した。籾殻粉末に含ま
れる食物繊維、鉄分、ビタミンＢ群などを摂取でき、栄
養補給を行うことができた。
時間短縮を図るために320〜380rpmの高速製粉機で粒度1
00メッシュの粗粉にした後、続いて前記高速製粉機より
低速の碾臼式製粉機で粒度200メッシュに微粉末化し、
回転式密封加圧電気炉により、100度の温度で60分間燻
蒸圧縮し、更に２時間保温熟成することによって粉末状
加工食品を製造した。この粉末状加工食品1.5ｇを、小
匙にてそのまま食間に１日４回食した。籾殻粉末に含ま
れる食物繊維、鉄分、ビタミンＢ群などを摂取でき、栄
養補給を行うことができた。
【０００８】実施例２ 前記方法にて製造した粉末状加工食品2.0ｇを、日本茶2
00ccに混合し、よく攪拌し、食間に１日６回飲用した。
粉末状加工食品に含まれる食物繊維、鉄分、ビタミンＢ
群が、健康増進、栄養補助に効果的であった。
00ccに混合し、よく攪拌し、食間に１日６回飲用した。
粉末状加工食品に含まれる食物繊維、鉄分、ビタミンＢ
群が、健康増進、栄養補助に効果的であった。
【０００９】実施例３ 前記方法によって得た本発明による粉末状加工食品を副
原料として食パンを製造した。材料は次の通りである。 小麦粉 100 g 粉末状加工食品 20 g イースト 2 g イーストフード 0.1 g 砂糖 5 g 食塩 2 g ショートニング 5 g 脱脂粉乳 2 g 水 68 g これらを混捏し、発酵、焼成、冷却することにより、粉
末状加工食品入り食パンを製造した。食物繊維、鉄分、
ビタミンＢ群が強化された食パンを製造することができ
た。
原料として食パンを製造した。材料は次の通りである。 小麦粉 100 g 粉末状加工食品 20 g イースト 2 g イーストフード 0.1 g 砂糖 5 g 食塩 2 g ショートニング 5 g 脱脂粉乳 2 g 水 68 g これらを混捏し、発酵、焼成、冷却することにより、粉
末状加工食品入り食パンを製造した。食物繊維、鉄分、
ビタミンＢ群が強化された食パンを製造することができ
た。
【００１０】参考例 本発明による粉末状加工食品の主原料である籾殻粉末の
分析試験結果は以下の通りである。 分析試験結果（財団法人 日本食品分析センター） 水分（減圧乾燥法） 2.7 ％ タンパク質（係数6.25） 2.6 ％ 脂質（ソックレス抽出法） 0.3 ％ 繊維 10.3 ％ 灰分 15.8 ％ 糖質 68.3 ％ リン 39.5 ％ カルシウム 65.3 ％ 鉄 150.0 mg％ ビタミンＢ1 検出できず（測定限界 0.01 mg％） ビタミンＢ2 0.05 mg％ ビタミンＢ6 32.0 mg％ ビタミンＢ12 0.12 mg％ 総クロロフィル 検出できず（測定限界 2 mg％） アミノ酸組成（試料100ｇ中のｇ数） アルギニン 0.03 g リシン 0.03 g フェニルアラニン 0.09 g チロシン 0.05 g イソロイシン 0.07 g メチオニン 0.02 g バリン 0.12 g ヒスチジン 0.02 g ロイシン 0.14 g アラニン 0.13 g グリシン 0.11 g プロリン 0.14 g グルタミン酸 0.22 g セリン 0.07 g トレオニン 0.08 g アスパラギン酸 0.17 g トリプトファン（微生物定量法） 0.03 g シスチン（過ギ酸酸化法） 0.03 g
分析試験結果は以下の通りである。 分析試験結果（財団法人 日本食品分析センター） 水分（減圧乾燥法） 2.7 ％ タンパク質（係数6.25） 2.6 ％ 脂質（ソックレス抽出法） 0.3 ％ 繊維 10.3 ％ 灰分 15.8 ％ 糖質 68.3 ％ リン 39.5 ％ カルシウム 65.3 ％ 鉄 150.0 mg％ ビタミンＢ1 検出できず（測定限界 0.01 mg％） ビタミンＢ2 0.05 mg％ ビタミンＢ6 32.0 mg％ ビタミンＢ12 0.12 mg％ 総クロロフィル 検出できず（測定限界 2 mg％） アミノ酸組成（試料100ｇ中のｇ数） アルギニン 0.03 g リシン 0.03 g フェニルアラニン 0.09 g チロシン 0.05 g イソロイシン 0.07 g メチオニン 0.02 g バリン 0.12 g ヒスチジン 0.02 g ロイシン 0.14 g アラニン 0.13 g グリシン 0.11 g プロリン 0.14 g グルタミン酸 0.22 g セリン 0.07 g トレオニン 0.08 g アスパラギン酸 0.17 g トリプトファン（微生物定量法） 0.03 g シスチン（過ギ酸酸化法） 0.03 g
【００１１】
【発明の効果】本発明により、本来廃棄物として廃棄さ
れることが多かった籾殻を、栄養補助食品として有効に
利用することができ、且つ廃棄物の削減に寄与すること
ができる。また、籾殻を主原料とした粉末状加工食品
は、栄養分に富んでいるので、そのまま食用にしたり、
飲料に混合して飲用したり、料理の際に添加したり、食
物に混合して摂取することで、健康増進に役立てること
ができる。
れることが多かった籾殻を、栄養補助食品として有効に
利用することができ、且つ廃棄物の削減に寄与すること
ができる。また、籾殻を主原料とした粉末状加工食品
は、栄養分に富んでいるので、そのまま食用にしたり、
飲料に混合して飲用したり、料理の際に添加したり、食
物に混合して摂取することで、健康増進に役立てること
ができる。
Claims (2)
- 【請求項１】 精選乾燥した主原料である籾殻に米糠と
ゴマを添加し、一次製粉加工として100〜150メッシュの
粒度に粗粉化した後、続いて二次製粉加工として成分、
香りに変質を起こさないよう200〜300メッシュの粒度に
微粉末化し、100〜200度の温度で30〜60分間燻蒸圧縮
し、更に１〜３時間保温熟成することにより得た粉末状
加工食品。 - 【請求項２】 請求項１記載の粉末状加工食品を含有す
る飲食品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10347241A JP2000166508A (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | 粉末状加工食品とそれを含有する飲食品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10347241A JP2000166508A (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | 粉末状加工食品とそれを含有する飲食品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000166508A true JP2000166508A (ja) | 2000-06-20 |
Family
ID=18388884
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10347241A Pending JP2000166508A (ja) | 1998-12-07 | 1998-12-07 | 粉末状加工食品とそれを含有する飲食品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000166508A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006038359A1 (ja) * | 2004-10-05 | 2006-04-13 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | 高脂質食材の製造方法及び高脂質食材並びに高脂質食材製造装置 |
| KR101234314B1 (ko) | 2010-07-16 | 2013-02-18 | 김지한 | 왕겨차의 가공 방법 및 그 가공물 |
| CN105029528A (zh) * | 2014-12-19 | 2015-11-11 | 赵雅珺 | 一种营养保健黑芝麻糊饮料及其制作方法 |
| JP2018519337A (ja) * | 2015-06-30 | 2018-07-19 | ジンゴル ナ | 便秘及び疲労回復の改善機能を有する発酵ミネラル生食丸剤の製造方法及びこれにより製造された発酵ミネラル生食丸剤 |
-
1998
- 1998-12-07 JP JP10347241A patent/JP2000166508A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2006038359A1 (ja) * | 2004-10-05 | 2006-04-13 | Ishikawajima-Harima Heavy Industries Co., Ltd. | 高脂質食材の製造方法及び高脂質食材並びに高脂質食材製造装置 |
| KR101234314B1 (ko) | 2010-07-16 | 2013-02-18 | 김지한 | 왕겨차의 가공 방법 및 그 가공물 |
| CN105029528A (zh) * | 2014-12-19 | 2015-11-11 | 赵雅珺 | 一种营养保健黑芝麻糊饮料及其制作方法 |
| JP2018519337A (ja) * | 2015-06-30 | 2018-07-19 | ジンゴル ナ | 便秘及び疲労回復の改善機能を有する発酵ミネラル生食丸剤の製造方法及びこれにより製造された発酵ミネラル生食丸剤 |
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