JP2000166212A - ボイスコイルモータ - Google Patents

ボイスコイルモータ

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JP2000166212A
JP2000166212A JP10331816A JP33181698A JP2000166212A JP 2000166212 A JP2000166212 A JP 2000166212A JP 10331816 A JP10331816 A JP 10331816A JP 33181698 A JP33181698 A JP 33181698A JP 2000166212 A JP2000166212 A JP 2000166212A
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coils
coil
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radially extending
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洋三 喜多
Makoto Miyamoto
誠 宮本
Hideki Kuwajima
秀樹 桑島
Kaoru Matsuoka
薫 松岡
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘッドキャリッジを回動自在に支持する軸受
にラジアル荷重が作用することなく、高速かつ高精度に
位置決めできるボイスコイルモータを提供する。 【解決手段】 永久磁石12と一対のヨーク11とから
形成される磁気空隙内において回動自在に配設されてい
るとともにトルク発生に寄与する半径方向延伸部51
a,51b,52a,52bを有する2つのコイル5
1、52を、半径方向延伸部51a〜52bの開き角の
向きを互いに異ならせて、回転中心軸Oに沿う方向に積
層させて配置し、通電時には、ラジアル荷重が作用する
ことなく、これらのコイル51、52に発生する合力
が、磁気ヘッドの移動方向に対して垂直な方向の偶力に
なるように構成する。これにより、磁気ヘッドを高速か
つ高精度に位置決めすることが可能で、しかも磁気ディ
スク装置の小型化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク装置
の磁気ヘッド位置決めなどに使用される高精度のスイン
グ動作型のボイスコイルモータに関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ディスク装置においては、磁気ヘッ
ドを所定のトラックに位置決めするための手段として、
従来からボイスコイルモータが広く使用されている。
【0003】従来の小型の磁気ディスク装置に用いられ
ているスイング動作型のボイスコイルモータを図12、
図13に示す。従来のボイスコイルモータは、対向して
配置された一対のヨーク1と、少なくとも一方のヨーク
1に固定された永久磁石2と、これらのヨーク1と永久
磁石2とで形成される磁気空隙内に配設され、軸受5ま
わりに自在に回動する扇形のコイル3と、コイル3に連
結されたヘッドキャリッジ4とから構成されている。
【0004】扇形のコイル3に所定の駆動電流を通電す
ると、フレミングの左手の法則によりコイル3に駆動力
が発生して、コイル3が軸受5回りに矢印A方向に回動
し、この結果、ヘッドキャリッジ4が軸受5を中心に矢
印B方向に回動する。この動作を利用して、ヘッドキャ
リッジ4の先端に搭載された磁気ヘッド6を、コイル3
の回動方向と逆方向の矢印C方向に移動させて位置決め
を行う。なお、図12における7は磁気ディスクであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】磁気ディスク装置では
磁気ヘッド6を高速かつ高精度に位置決めさせることが
要求される。しかしながら、従来のボイスコイルモータ
を用いると、高速駆動による磁気ヘッド6の位置決め時
に、ヘッドキャリッジ4の振動により位置決めの精度が
低下するという問題があり、磁気ディスク装置の高密度
記録化を阻害する要因となっている。
【0006】この現象を図13を用いて詳しく説明す
る。扇形のコイル3に電流を流すと、永久磁石2とヨー
ク1とから形成される磁気回路の磁界により、コイル3
の半径方向延伸部には駆動力Fが発生する。これらの合
力によって軸受5まわりにトルクTが発生し、コイル3
の電流を適当に制御することで磁気ヘッド6の位置決め
を行う。この時、軸受5にはトルクTとともに約2Fの
ラジアル荷重が加わる。高速駆動を行うために高速でコ
イル3の通電方向を切り換えると、軸受5に作用するラ
ジアル荷重の方向もそれに応じて変化し、その結果ヘッ
ドキャリッジ4は矢印Dの方向に振動する。軸受5に作
用するラジアル荷重2Fの方向は、磁気ヘッド6の位置
決めの際の移動方向Cとほぼ平行であるため、ラジアル
荷重2Fにより生じるヘッドキャリッジ4の振動は、磁
気ヘッド6の位置決め精度の低下を招くという問題点を
有していた。
【0007】本発明は上記の問題点を解決するもので、
磁気ヘッドを支持するヘッドキャリッジなどの回転部材
を移動させるに際して、回転部材を回動自在に支持する
軸受などの部材にラジアル荷重を作用させることなく、
高速かつ高精度に回転部材を位置決めすることのできる
スイング動作型のボイスコイルモータを提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明のボイスコイルモータは、所定の空隙を介して
対向する一対のヨークと、前記ヨークの空隙内で、その
少なくとも一方のヨーク側に固着された永久磁石と、所
定の回転中心軸を中心に回動自在の回動部材に搭載さ
れ、前記永久磁石と前記ヨークとから形成される磁気空
隙内に配設されているとともにトルク発生に寄与する半
径方向延伸部を有する複数のコイルとを備え、各コイル
に対して所定の向きに通電した際に、これらの複数のコ
イルの前記半径方向延伸部に発生する合力が、回動部材
の移動方向に対して垂直な方向の偶力になるように、半
径方向延伸部の開き角の向きを互いに異ならせて、回転
中心軸に沿う方向に積層させて配設したものである。
【0009】また、本発明のボイスコイルモータは、所
定の空隙を介して対向する一対のヨークと、前記ヨーク
の空隙内で、その少なくとも一方のヨーク側に固着され
た永久磁石と、所定の回転中心軸を中心に回動自在の回
動部材に搭載され、前記永久磁石と前記ヨークとから形
成される磁気空隙内に配設されているとともにトルク発
生に寄与する半径方向延伸部を有する複数のコイルとを
備え、各コイルに対して所定の向きに通電した際に、こ
れらの複数のコイルの前記半径方向延伸部に発生する合
力が、回動部材の移動方向に対して垂直な方向の偶力に
なるように、半径方向延伸部の開き角の向きを互いに異
ならせて配置し、複数のコイルは、互いに大きさが異な
るとともに、少なくとも、何れかのコイルより大きなコ
イルは空芯部を有し、より大きな空芯を有するコイルの
空芯部に、より小さなコイルを配設したものである。
【0010】これらの構成によって、磁気ヘッドを支持
するヘッドキャリッジなどの回転部材を移動させるに際
して、回転部材を回動自在に支持する軸受などの部材に
ラジアル荷重を作用させることなく、高速かつ高精度に
回転部材を位置決めすることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1記載のボイスコイルモー
タは、所定の空隙を介して対向する一対のヨークと、前
記ヨークの空隙内で、その少なくとも一方のヨーク側に
固着された永久磁石と、所定の回転中心軸を中心に回動
自在の回動部材に搭載され、前記永久磁石と前記ヨーク
とから形成される磁気空隙内に配設されているとともに
トルク発生に寄与する半径方向延伸部を有する複数のコ
イルとを備え、各コイルに対して所定の向きに通電した
際に、これらの複数のコイルの前記半径方向延伸部に発
生する合力が、回動部材の移動方向に対して垂直な方向
の偶力になるように、半径方向延伸部の開き角の向きを
互いに異ならせて、回転中心軸に沿う方向に積層させて
配設したものである。
【0012】この構成によれば、磁気ヘッドを支持する
ヘッドキャリッジなどの回転部材を移動させるに際し
て、コイルに対して所定の向きに通電すると、回動部材
の移動方向に対して垂直な方向の偶力が発生するため、
回転部材を回動自在に支持する軸受などの部材にラジア
ル荷重が作用して振動したりすることなく、回動部材を
安定して回転させることができ、例えば回動部材の先端
などに磁気ヘッドが取り付けられている場合には、この
磁気ヘッドを高速かつ高精度に位置決めすることができ
る。また、磁気ディスク装置にこのボイスコイルモータ
を用いた場合に、磁気ディスク装置に占めるコイルの占
有面積が増加しないので、磁気ディスク装置の小型化を
阻害することを防止できる。
【0013】請求項2記載のボイスコイルモータは、所
定の空隙を介して対向する一対のヨークと、前記ヨーク
の空隙内で、その少なくとも一方のヨーク側に固着され
た永久磁石と、所定の回転中心軸を中心に回動自在の回
動部材に搭載され、前記永久磁石と前記ヨークとから形
成される磁気空隙内に配設されているとともにトルク発
生に寄与する半径方向延伸部を有する複数のコイルとを
備え、各コイルに対して所定の向きに通電した際に、こ
れらの複数のコイルの前記半径方向延伸部に発生する合
力が、回動部材の移動方向に対して垂直な方向の偶力に
なるように、半径方向延伸部の開き角の向きを互いに異
ならせて配置し、複数のコイルは、互いに大きさが異な
るとともに、少なくとも、何れかのコイルより大きなコ
イルは空芯部を有し、より大きな空芯を有するコイルの
空芯部に、より小さなコイルを配設したものである。
【0014】この構成によれば、磁気ヘッドを支持する
ヘッドキャリッジなどの回転部材を移動させるに際し
て、コイルに対して所定の向きに通電すると、回動部材
の移動方向に対して垂直な方向の偶力が発生するため、
回転部材を回動自在に支持する軸受などの部材にラジア
ル荷重が作用して振動したりすることなく、回動部材を
安定して回転させることができ、例えば回動部材の先端
などに磁気ヘッドが取り付けられている場合には、この
磁気ヘッドを高速かつ高精度に位置決めすることができ
る。また、磁気ディスク装置にこのボイスコイルモータ
を用いた場合に、磁気ディスク装置に占めるコイルの占
有面積は増加せず、さらに、コイルの軸方向厚みも増加
しないので、磁気ディスク装置の小型化・薄型化を実現
することができる。
【0015】請求項3記載のボイスコイルモータは、所
定の空隙を介して対向する一対のヨークと、前記ヨーク
の空隙内で、その少なくとも一方のヨーク側に固着され
た永久磁石と、所定の回転中心軸を中心に回動自在の回
動部材に搭載され、前記永久磁石と前記ヨークとから形
成される磁気空隙内に配設されているとともにトルク発
生に寄与する半径方向延伸部を有する複数のコイルとを
備え、これらの複数のコイルを、その半径方向延伸部の
開き角の向きが互いに異なるように配置し、複数のコイ
ルへの通電方向の組み合せを選択的に切り換える通電方
向切換手段を少なくとも1つのコイルに接続したもので
ある。
【0016】この構成によれば、磁気ヘッドを支持する
ヘッドキャリッジなどの回転部材を移動させるに際し
て、コイルに対して所定の向きに通電して、回転部材を
回動自在に支持する軸受などの部材にラジアル荷重が作
用して振動したりすることなく、回動部材の移動方向に
対して垂直な方向の偶力を発生させて磁気ヘッド位置決
めを高精度に行うことが可能となるだけでなく、通電方
向切換手段によりコイルへの通電方向を変えることによ
り、回動部材としてのヘッドキャリッジを高速に移動す
ることも可能となる。
【0017】以下、本発明の実施の形態について図1か
ら図11を用いて説明する。 (実施の形態1)図1は本発明の第1の実施の形態にか
かるボイスコイルモータの平面図、図2は断面図であ
る。図中の破線は回動部材としてのヘッドキャリッジ1
4ならびに軸受15の外形線を示す。
【0018】図1および図2に示すように、2つのコイ
ル51、52で構成されているコイル群13は、コイル
51、52が軸受15の軸方向に積層配置された状態で
ヘッドキャリッジ14に搭載されており、軸受15の回
転中心軸Oを中心に矢印Aの方向に永久磁石12(61
はS極、62はN極を示す)の表面に沿って回動するよ
うに保持されている。そして、コイル51の駆動力を発
生する2つの半径方向延伸部51a、51bのなす開き
角θ1の向きと、コイル52の駆動力を発生する2つの
半径方向延伸部52a、52bのなす開き角θ2の向き
とが、互いに異ならせて(この実施の形態においては開
く向きが互いに逆となって、コイル51は回転中心軸O
側に開き、コイル52は回転中心軸Oと反対側に開くよ
うに)構成されている。また、コイル51、52には矢
印i1、i2に示す方向(図3参照)に電流が流され
る。
【0019】このコイル群13と所定の隙間を介して一
対のヨーク11がコイル群13の上下に配置されてお
り、下側のヨーク11のコイル52側の面には永久磁石
12が固定されていて磁気回路を構成している。なお、
本実施の形態では下側のヨーク11にのみ永久磁石を配
置した構成としたが、上側のヨーク11に永久磁石を配
置した構成としてもよいし、また両方のヨーク11に永
久磁石を配置した構成としてもよい。
【0020】以上のように構成されたボイスコイルモー
タについて、その動作を図3および図4を用いて説明す
る。図3におけるN、Sはそれぞれ永久磁石12に着磁
されている磁極を示す。図3において、矢印i1、i2
は、それぞれコイル51、52に流す電流の方向、矢印
f1、f2はそれぞれコイル51、52に発生する駆動
力、矢印Fはf1とf2の合力、Oは軸受15の回転中
心軸を表す。図4は全体動作を模式的に表した図で、矢
印Tは軸受15回りに発生するトルクを表す。
【0021】上側のコイル51に矢印i1方向に通電
し、下側のコイル52に矢印i2方向に通電すると、永
久磁石12とヨーク11とからなる磁気回路によって形
成される磁界により、上側のコイル51の半径方向延伸
部51a、51bには駆動力f1が図3の矢印方向に発
生し、また下側コイル52の半径方向延伸部52a、5
2bには駆動力f2が図3の矢印方向に発生する。コイ
ル群13全体としては駆動力f1、f2の合力である力
Fがコイル群13のそれぞれの半径方向延伸部51a、
51b、52a、52bに発生することになる。
【0022】図4に示すように、コイル群13のそれぞ
れの半径方向延伸部51a、51b、52a、52bに
発生する合力Fは、ヘッドキャリッジ14の先端に搭載
された磁気ヘッド16の移動方向Dに対して垂直な方向
の偶力になるため、軸受15には回転中心Oまわりのト
ルクTのみが発生し、ラジアル荷重は発生しない。軸受
15にラジアル荷重が発生しないため、ヘッドキャリッ
ジ14は振動することがなく、その結果、磁気ヘッド1
6の位置決めの精度が向上する。
【0023】以上のように本実施の形態によれば、半径
方向延伸部51a、51b、52a、52bを持つ2つ
のコイル51、52を、互いに開き角の向きが異なるよ
うに配置して、半径方向延伸部51a、51b、52
a、52bに発生する合力Fが、回動部材としてのヘッ
ドキャリッジ14で支持された磁気ヘッド16の移動方
向に対して垂直な方向の偶力になるようにすることによ
り、ヘッドキャリッジ14は振動することがなく、磁気
ヘッド16の位置決めを従来のボイスコイルモータより
も高精度に行うことが可能となる。
【0024】また、2つのコイル51、52を厚さ方向
(回転中心軸Oに沿う方向)に積層させて配置している
ため、磁気ディスク装置に占めるコイル群13の占有面
積(回転中心軸Oに沿う方向に平面視した場合の面積)
が増加せず、装置の小型化を阻害することはない。つま
り、コイルを横方向などに並べて配置した場合には、こ
れらのコイルにて占有面積が増加するという不具合を生
じるが、上記構成によれば、このような不具合を生じな
い。
【0025】なお、上記説明では、上側のコイル51と
下側のコイル52との2つのコイルを配置した場合を述
べたが、コイルの個数は2つに限るものではなく、3
つ、または4つのコイルを回転中心軸O方向に積層させ
て配置して(図示せず)、これらのコイルの半径方向延
伸部に発生する合力が、ヘッドキャリッジ14や磁気ヘ
ッド16の移動方向に対して垂直な方向の偶力になるよ
うに構成してもよく、この構成によっても、磁気ディス
ク装置に占めるコイル群の占有面積は増加せず、装置の
小型化を阻害することがない。
【0026】(実施の形態2)図5は本発明の第2の実
施の形態にかかるボイスコイルモータの平面図、図6は
断面図である。図中の破線は回転部材としてのヘッドキ
ャリッジ14ならびに軸受15の外形線を示す。
【0027】図5および図6に示すように、ヘッドキャ
リッジ14にはコイル群17が搭載されており、軸受1
5の回転中心軸Oを中心に矢印Aの方向に永久磁石2の
表面に沿って回動するように保持されている。コイル群
17はともに空芯部を有する大型空芯コイル53と小型
空芯コイル54とで構成されており、小型空芯コイル5
4は大型空芯コイル53の空芯部内の空間に配設されて
いる。
【0028】また、大型空芯コイル53の駆動力を発生
する2つの半径方向延伸部53a、53bのなす開き角
φ1の向きと、小型空芯コイル54の駆動力を発生する
2つの半径方向延伸部54a、54bのなす開き角φ2
の向きとが、互いに異ならせて(この実施の形態におい
ては開く向きが互いに逆となって、大型空芯コイル53
は回転中心軸O側と反対側に開き、小型空芯コイル54
は回転中心軸O側に開くように)構成されている。ま
た、大型空芯コイル53と小型空芯コイル54とは矢印
i1、i2に示す方向(図7参照)に電流が流される。
【0029】このコイル群17と所定の隙間を介して一
対のヨーク11がコイル群17の上下に配置されてお
り、下側のヨーク11のコイル群17側の面には永久磁
石12が固定されていて磁気回路を構成している。な
お、本実施の形態では下側ヨーク11にのみ永久磁石を
配置した構成としたが、上側のヨーク11に永久磁石を
配置した構成としてもよいし、また両方のヨーク11側
に永久磁石を配置した構成としても本発明の効果を何ら
損なうことはない。
【0030】以上のように構成されたボイスコイルモー
タについて、その動作を図7および図4を用いて説明す
る。大型空芯コイル53に矢印i1方向に通電し、小型
空芯コイル54に矢印i2方向に通電すると、大型空芯
コイル53の半径方向延伸部53a、53bには駆動力
f1が図7の矢印方向に発生し、また、小型空芯コイル
54の半径方向延伸部54a、54bには駆動力f2が
図7の矢印方向に発生する。コイル群17全体として
は、駆動力f1、f2の合力である力Fがコイル群17
のそれぞれの半径方向延伸部53a、53b、54a、
54bに発生することになる。
【0031】図4に示すように、コイル群17のそれぞ
れの半径方向延伸部53a、53b、54a、54bに
発生する合力Fは、ヘッドキャリッジ14の先端に搭載
された磁気ヘッド16の移動方向Dに対して垂直な方向
の偶力になるため、軸受15には回転中心Oまわりのト
ルクTのみが発生し、ラジアル荷重は発生しない。軸受
15にラジアル荷重が発生しないため、ヘッドキャリッ
ジ14は振動することがなく、その結果、磁気ヘッド1
6の位置決めの精度が向上する。
【0032】以上のように本実施の形態によれば、半径
方向延伸部53a、53b、54a、54bを持つ大型
空芯コイル53と小型空芯コイル54とを、互いに開き
角の向きが異なるように配置して、半径方向延伸部53
a、53b、54a、54bに発生する合力Fが、回動
部材としてのヘッドキャリッジ14で支持された磁気ヘ
ッド16の移動方向に対して垂直な方向の偶力になるよ
うにすることにより、ヘッドキャリッジ14は振動する
ことがなく、磁気ヘッド16の位置決めを従来のボイス
コイルモータよりも高精度に行うことが可能となる。
【0033】また、大型空芯コイル53の空芯部内に小
型空芯コイル54を配設しているため、磁気ディスク装
置に占めるコイル群17の占有面積は増加せず、さら
に、コイル群17の軸方向厚みも増加しないので、装置
の小型化・薄型化を実現することができる。また、コイ
ル群17の軸方向厚みを増やすことなく大型空芯コイル
53と小型空芯コイル54とを配設することができるの
で、永久磁石12とヨーク11とで構成される磁気回路
の空隙距離が短くなって、レラクタンス(磁気抵抗)も
小さくなるので、コイル群17に鎖交する磁束を大きく
することができ、コイル群17に発生するトルクを大き
くすることができる。
【0034】なお、上記説明では大型空芯コイル53の
空芯部内に小型空芯コイル54を配設したが、小型空芯
コイル54よりもさらに小さなコイルを小型空芯コイル
54の空芯部内に配設してもよく、この場合に最も小さ
なコイルは空芯部を有していても有していなくてもよい
(図示せず)。 (実施の形態3)図8〜図11は本発明の他の実施の形
態にかかるボイスコイルモータの動作を説明する図であ
る。
【0035】図8と図9において、51、52はトルク
発生に寄与する半径方向延伸部の開き角の向きが互いに
異なり、かつ回動軸方向に積層配置されたコイル、12
は永久磁石であり、以上は図1、図2の構成と同様のも
のである。図1〜図3に示すものと異なる点は、このボ
イスコイルモータには、各コイル51、52への通電方
向の組み合せを選択的に切り換える通電方向切換手段
(図示せず)が接続されており、図9に示すように、下
側のコイル52に流す電流の方向を図8に示す場合とは
逆向きにし、2つのコイル51、52に同じ方向の電流
を流すことができるようになっているものである。つま
り、本実施の形態では、図8と図9に示すコイルの通電
方向の組み合せを、前記通電方向切換手段により動作様
態に応じて選択的に切り換え可能とされているものであ
る。
【0036】以下に詳しく説明する。図8はヘッドキャ
リッジ14の位置決め動作時のコイル51、52の動作
を示し、2つのコイル51、52に互いに逆向きの方向
i1、i2に通電した場合を示している。これは図3と
同じ動作であり、軸受には回転中心OまわりのトルクT
のみが発生し、ラジアル荷重は発生しない。軸受15に
ラジアル荷重が発生しないため、ヘッドキャリッジは振
動することがなく、その結果、磁気ヘッドの位置決め動
作の精度が向上する。
【0037】図9はヘッドキャリッジのシーク時のコイ
ル51、52の動作を示し、2つのコイル51、52に
同方向i3、i4に通電した場合を示している。それぞ
れのコイル51、52の半径方向延伸部には図中下向き
の駆動力Fが発生する。これにより図8のコイル51、
52に逆方向に通電した場合よりも大きなトルクTが得
られ、磁気ヘッドを高速で移動させることができる。
【0038】このように、通電方向切換手段によりコイ
ル51、52の通電方向の組み合せを換えることで異な
った特徴を持つ複数の動作を実現できるため、これらの
動作の特徴を活かすように選択的に使い分けることがで
きるというのが本実施の形態である。すなわち、磁気ヘ
ッドの位置決め精度が要求され、大きなトルクを必要と
しないトラッキング動作の場合には、図8に示した逆方
向の通電の組み合せでコイル51、52をそれぞれ駆動
する。また、磁気ヘッドの高速移動のみが要求され、大
きなトルクを必要とするシーク動作の場合には、図9に
示した同方向の通電の組み合せでコイル51、52をそ
れぞれ駆動するのである。
【0039】また図5、図6と同様の構成でも、通電方
向切換手段(図示せず)により大型空芯コイル53と小
型空芯コイル54との通電方向の組み合せを切り換える
ことで、上記の説明と同じ効果が得られる。
【0040】これを図10と図11を用いて説明する。
図10は互いに逆向きの方向i5、i6に通電した場合
の動作を示すもので、軸受15には回転中心軸Oまわり
のトルクTのみが発生し、ラジアル荷重は発生しない。
軸受15にラジアル荷重が発生しないため、ヘッドキャ
リッジは振動することがなく、その結果、磁気ヘッドの
位置決め動作の高精度な位置決めが可能であり、トラッ
キング動作に最適なボイスコイルモータを実現できる。
【0041】一方、図11は同方向i7、i8に通電し
た場合の動作を示すもので、これにより図10の大型空
芯コイル53と小型空芯コイル54とに逆方向に通電し
た場合よりも大きなトルクTが得られ、磁気ヘッドを高
速で移動させることができる。したがって、シーク動作
に最適なボイスコイルモータを実現できる。
【0042】このように、通電方向切換手段により動作
様態に応じて図10と図11の通電方向の組み合せを選
択的に切り換えることにより、磁気ヘッドを高速で移動
し、かつ高精度に位置決めすることができる。
【0043】以上のように本実施の形態によれば、トラ
ッキング動作、シーク動作などの動作様態に応じて、2
つのコイル(コイル51、52や大型空芯コイル53と
小型空芯コイル54)に流す電流の方向の組み合せを選
択的に切り換え、目的とする動作様態に対して最適な動
作でボイスコイルモータを駆動することで、従来よりも
高速でかつ高精度な磁気ヘッドの位置決めを実現するこ
とが可能になる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、複
数の各コイルに対して所定の向きに通電した際に、これ
らの複数のコイルのトルク発生に寄与する半径方向延伸
部に発生する合力が、回動部材の移動方向に対して垂直
な方向の偶力になるように、半径方向延伸部の開き角の
向きを互いに異ならせて配置することで、回転部材を回
動自在に支持する軸受などの部材にラジアル荷重が作用
して振動したりすることなく、回動部材を安定して回転
させることができて、例えば回動部材の先端などに磁気
ヘッドが取り付けられている場合に、この磁気ヘッドを
高速かつ高精度に位置決めすることができ、また、複数
のコイルを、回転中心軸に沿う方向に積層させること
で、磁気ディスク装置にこのボイスコイルモータを用い
た場合に、磁気ディスク装置に占めるコイルの占有面積
が増加しないので、磁気ディスク装置の小型化を図るこ
とができる。
【0045】また、複数のコイルとして、互いに大きさ
が異なるとともに、少なくとも、何れかのコイルより大
きなコイルは空芯部を有するものを採用し、より大きな
空芯を有するコイルの空芯部に、より小さなコイルを配
設することにより、磁気ディスク装置にこのボイスコイ
ルモータを用いた場合に、磁気ディスク装置に占めるコ
イルの占有面積は増加せず、さらに、コイルの軸方向厚
みも増加しないので、磁気ディスク装置の小型化・薄型
化を実現することができる。また、コイルの薄型化によ
り、永久磁石とヨークで構成される磁気回路のレラクタ
ンスを小さくすることができるので、その結果コイルに
鎖交する磁束を大きくすることができ、コイルに発生す
るトルクを大きくすることができるという効果も得るこ
とができる。
【0046】また、このボイスコイルモータのコイル
に、複数のコイルへの通電方向の組み合せを選択的に切
り換える通電方向切換手段を接続することで、トラッキ
ング動作やシーク動作などの動作様態に応じて複数のコ
イルへの通電方向の組み合せを選択的に切り換えること
ができ、目的とする動作様態に対して最適な動作でボイ
スコイルモータを駆動することにより、従来のボイスコ
イルモータよりも高速でかつ高精度な磁気ヘッドの位置
決めを実現することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にかかるボイスコイ
ルモータの平面図
【図2】同実施の形態のボイスコイルモータの断面図
【図3】同実施の形態のボイスコイルモータの動作を説
明する図
【図4】同実施の形態のボイスコイルモータの動作を説
明する模式図
【図5】本発明の第2の実施の形態のボイスコイルモー
タの平面図
【図6】同実施の形態のボイスコイルモータの断面図
【図7】同実施の形態のボイスコイルモータの動作を説
明する図
【図8】本発明の第3の実施の形態の動作様態を示す図
【図9】同実施の形態の動作様態を示す図
【図10】同実施の形態の動作様態を示す図
【図11】同実施の形態の動作様態を示す図
【図12】従来のボイスコイルモータの斜視図
【図13】従来のボイスコイルモータの動作を説明する
【符号の説明】
11 ヨーク 12 永久磁石 13、17 コイル群 14 ヘッドキャリッジ 15 軸受 16 磁気ヘッド 51、52 コイル 53 大型空芯コイル 54 小型空芯コイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桑島 秀樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松岡 薫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5D068 AA01 BB01 CC12 EE01 EE21 GG25 5H633 BB02 BB15 GG03 GG06 GG08 GG13 HH02 HH05 HH09 HH16 JB05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の空隙を介して対向する一対のヨー
    クと、前記ヨークの空隙内で、その少なくとも一方のヨ
    ーク側に固着された永久磁石と、所定の回転中心軸を中
    心に回動自在の回動部材に搭載され、前記永久磁石と前
    記ヨークとから形成される磁気空隙内に配設されている
    とともにトルク発生に寄与する半径方向延伸部を有する
    複数のコイルとを備え、各コイルに対して所定の向きに
    通電した際に、これらの複数のコイルの前記半径方向延
    伸部に発生する合力が、回動部材の移動方向に対して垂
    直な方向の偶力になるように、半径方向延伸部の開き角
    の向きを互いに異ならせて、回転中心軸に沿う方向に積
    層させて配設したボイスコイルモータ。
  2. 【請求項2】 所定の空隙を介して対向する一対のヨー
    クと、前記ヨークの空隙内で、その少なくとも一方のヨ
    ーク側に固着された永久磁石と、所定の回転中心軸を中
    心に回動自在の回動部材に搭載され、前記永久磁石と前
    記ヨークとから形成される磁気空隙内に配設されている
    とともにトルク発生に寄与する半径方向延伸部を有する
    複数のコイルとを備え、各コイルに対して所定の向きに
    通電した際に、これらの複数のコイルの前記半径方向延
    伸部に発生する合力が、回動部材の移動方向に対して垂
    直な方向の偶力になるように、半径方向延伸部の開き角
    の向きを互いに異ならせて配置し、複数のコイルは、互
    いに大きさが異なるとともに、少なくとも、何れかのコ
    イルより大きなコイルは空芯部を有し、より大きな空芯
    を有するコイルの空芯部に、より小さなコイルを配設し
    たボイスコイルモータ。
  3. 【請求項3】 所定の空隙を介して対向する一対のヨー
    クと、前記ヨークの空隙内で、その少なくとも一方のヨ
    ーク側に固着された永久磁石と、所定の回転中心軸を中
    心に回動自在の回動部材に搭載され、前記永久磁石と前
    記ヨークとから形成される磁気空隙内に配設されている
    とともにトルク発生に寄与する半径方向延伸部を有する
    複数のコイルとを備え、これらの複数のコイルを、その
    半径方向延伸部の開き角の向きが互いに異なるように配
    置し、複数のコイルへの通電方向の組み合せを選択的に
    切り換える通電方向切換手段を少なくとも1つのコイル
    に接続したボイスコイルモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100652439B1 (ko) 2005-10-18 2006-12-01 삼성전자주식회사 개선된 보이스 코일 모터를 가진 액츄에이터와 이를 구비한하드 디스크 드라이브
CN106533116A (zh) * 2016-11-30 2017-03-22 哈尔滨工业大学 双绕组音圈电机及其混合驱动控制方法
CN112534348A (zh) * 2018-08-02 2021-03-19 Lg伊诺特有限公司 透镜驱动装置和包括该透镜驱动装置的相机模块

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