JP2000165768A - デジタル放送受信機 - Google Patents
デジタル放送受信機Info
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Abstract
ときに、映像・音声が出力されるまでに要する時間の短
縮化が図れるデジタル放送受信機を提供することを目的
とする。 【解決手段】 電源遮断直前にチューニングされていた
トランスポンダをチューニングするためのチューニング
用情報および電源遮断直前に選択されていたチャンネル
番号の映像パケットおよび音声パケットを特定するため
のパケット特定用情報を不揮発性メモリに記憶させるた
めの手段、ならびに電源遮断後において所定時間内に電
源供給が開始されたときに、不揮発性メモリに記憶され
ているチューニング用情報に基づいて、電源遮断直前に
チューニングされていたトランスポンダをチューニング
させるとともに、不揮発性メモリ内のパケット特定用情
報に基づいて、電源遮断直前に選択されていたチャンネ
ル番号の映像パケットおよび音声パケットを特定して復
号する手段を備えている。
Description
信機に関する。
erfec TV" では、多重化はMPEG2 に準拠したパケット多
重方式に依っている。
受信機によって行われる初期動作について説明する。
nformation Table) セクションを取得し、受信可能なト
ランスポンダを認識し、希望するチャンネル番号が含ま
れているトランスポンダを決定する。なお、一般的に
は、電源投入直後においては、前回の電源遮断時におい
てチューニングされたトランスポンダが、チューニング
される。
成している全トランスポンダの周波数、衛星の軌道位
置、変調方式などの送信情報と各トランスポンダごとの
チャンネル番号の情報が含まれている。
に対応したPAT(Program Association Table)セクシ
ョンを取得する。
が伝送されているトランスポンダでの、チャンネル番号
とそれに関係するPMT(Program Map Table)セクショ
ンのPID(パケット識別子)との対応情報が含まれて
いる。
声、映像、データを特定するための各ES(Elementary
Stream) のPIDが各チャンネル番号毎に複数チャンネ
ル分含まれており、各トランスポンダ毎にそのPID情
報は異なる。
されている情報から、目的のチャンネル番号(前回の電
源遮断時において視聴されていたチャンネル番号)に対
応するPMTセクションを取得する。そして、PMTセ
クションによって指定されている映像パケットのID
(PIDV )および音声パケットのID(PIDA )に
基づいて、目的のチャンネル番号の映像データおよび音
声データが伝送されているTSパケットを抽出して復号
を行う。
て行われる初期動作は、NITセクションの取得から、
映像および音声を出力するまでに、複数のセクション情
報を数珠つなぎまたは並行に処理する必要がある。
る通電状態では、天候や通電システムの状態により、1
sec 以下の瞬時停電(以下、瞬停という)からそれ以上
の期間にわたる停電まで、様々な電力遮断状態が発生す
る。
各部に対する電力供給が遮断されないようにハード面で
対策が取られているが、それ以上の期間に渡る停電が発
生した場合には電力供給が遮断されるので、停電が復旧
した際には、システムが再起動せしめられる。システム
が再起動された場合には、上述したような初期動作が行
われるため、映像および音声を出力するまでに時間がか
かるという問題がある。
たときに、映像・音声が出力されるまでに要する時間の
短縮化が図れるデジタル放送受信機を提供することを目
的とする。
ジタル放送受信機は、電源遮断直前にチューニングされ
ていたトランスポンダをチューニングするためのチュー
ニング用情報および電源遮断直前に選択されていたチャ
ンネル番号の映像パケットおよび音声パケットを特定す
るためのパケット特定用情報を不揮発性メモリに記憶さ
せるための手段、ならびに電源遮断後において所定時間
内に電源供給が開始されたときに、不揮発性メモリに記
憶されているチューニング用情報に基づいて、電源遮断
直前にチューニングされていたトランスポンダをチュー
ニングさせるとともに、不揮発性メモリ内のパケット特
定用情報に基づいて、電源遮断直前に選択されていたチ
ャンネル番号の映像パケットおよび音声パケットを特定
して復号する手段を備えていることを特徴とする。
は、電源遮断直前にチューニングされていたトランスポ
ンダをチューニングするためのチューニング用情報およ
び電源遮断直前に選択されていたチャンネル番号の映像
パケットおよび音声パケットを特定するためのパケット
特定用情報を不揮発性メモリに記憶させるための手段、
電源遮断後において電源供給が開始されたときに、不揮
発性メモリに記憶されているチューニング用情報に基づ
いて、電源遮断直前にチューニングされていたトランス
ポンダをチューニングさせる手段、電源が遮断されてか
ら電源供給が開始されるまでの電源遮断時間を算出する
算出手段、および電源遮断時間が所定時間内であるとき
に、不揮発性メモリ内のパケット特定用情報に基づい
て、電源遮断直前に選択されていたチャンネル番号の映
像パケットおよび音声パケットを特定して復号する手段
を備えていることを特徴とする。
供給されているときに、所定時間間隔で、最新の時刻情
報を内部時計から取得して不揮発性メモリに記憶させる
手段、および電源遮断後において電源供給が開始された
ときに、内部時計から現在時刻情報を取得し、現在時刻
情報と不揮発性メモリに記憶されている電源遮断直前の
時刻情報とに基づいて、電源遮断時間を算出する手段を
備えているものが用いられる。
供給されているときに、所定時間間隔で、最新の時刻情
報を放送によって送られてくる時刻情報から取得して不
揮発性メモリに記憶させる手段、および電源遮断後にお
いて電源供給が開始されたときに、放送によって送られ
てくる時刻情報から現在時刻情報を取得し、現在時刻情
報と不揮発性メモリに記憶されている電源遮断直前の時
刻情報とに基づいて、電源遮断時間を算出する手段を備
えているものが用いられる。
を"Sky Perfec TV" によるデジタル衛星放送を受信する
機能を備えたデジタル放送受信機に適用した場合の実施
の形態について説明する。
受信機の構成を示している。
て、デジタル放送受信機10内のチューナ11に送ら
れ、高周波処理および復調が行われる。この際、デジタ
ル放送受信機側CPU14は、ユーザによって選択され
ているチャンネル番号を含むトランスポンダがチューニ
ングされるように、チューナ11を制御する。なお、ユ
ーザによって選択されているチャンネル番号を含むトラ
ンスポンダをチューニングするための情報(以下、チュ
ーニング用情報という)は、RAM15に記憶される。
チューナ11から出力されたトランスポートストリーム
は、DEMUX回路12に送られる。
は、DEMUX回路12に送られてきた情報からユーザ
によって選択されたチャンネル番号の映像パケットおよ
び音声パケットを特定するために必要なセクション情報
(PIDV 、PIDA )を抽出して、RAM15に転送
する。デジタル放送受信機側CPU14は、取得したセ
クション情報に基づいて、ユーザによって選択されたチ
ャンネル番号に対応する映像パケットおよび音声パケッ
トを特定して、DEMUX回路12に指示する。
機側CPU14によって指示された映像パケットおよび
音声パケットを復号して、AVデコーダ13に送る。A
Vデコーダ13は、DEMUX回路12から送られきた
映像および音声のMPEGデータを復調する。AVデコ
ーダ13によって得られた映像信号は、図示しない映像
処理回路および映像出力回路を介して表示器に送られ
る。AVデコーダ13によって得られた音声信号は、図
示しない音声処理回路および音声出力回路を介してスピ
ーカに送られる。
および音声に対する処理が正常に行われた場合には、ユ
ーザによって選択されたチャンネル番号に対応する映像
パケットおよび音声パケットを特定するために必要なセ
クション情報(PIDV 、PIDA )およびチューニン
グ用情報を、RAM15からEEPROM16に転送す
る。
は、一定周期毎に、TV側内部時計21からの時刻情報
をTV側CPU20を介して取得し、取得した最新の時
刻情報をEEPROM16に格納する。
た後、電源が供給されたときのデジタル放送受信機の動
作を示している。
チューニング用情報に基づいて、電源遮断直前に選択さ
れていたチャンネル番号(ラストチューニングチャンネ
ル)を含むトランスポンダへのチューニング動作を開始
する(ステップ1)。
放送が行われていない場合等のように、何らかの原因で
チューナ11がロックしない場合には(ステップ2でN
O)、通常のシステム初期起動シーケンスが実行される
(ステップ3)。この場合には、従来技術の説明におい
て述べたように、NITの取得から始まる初期動作が開
始される。
ップ2でYES)、EEPROM16から電源遮断直前
の時刻情報(電源遮断時刻情報)を取り出す(ステップ
4)。この際、EEPROM7に時刻が記憶されていな
い等の理由によって、電源遮断時刻情報を取得できない
場合には(ステップ5でNO)、通常のシステム初期起
動シーケンスにおけるチューナロック後の規定手順に沿
った処理を開始する(ステップ6)。つまり、この場合
には、PAT、PMTが順次取得され、PMTで指定さ
れるPIDV 、PIDA から映像パケットおよび音声パ
ケットが取り出される。
出せた場合には(ステップ5でYES)、TV側内部時
計21からの現在時刻情報をTV側CPU20を介して
取得する(ステップ7)。TV側内部時計21が作動し
ていない等の理由によって、現在時刻情報を取得できな
い場合には(ステップ8でNO)、通常のシステム初期
起動シーケンスにおけるチューナロック後の規定手順に
沿った処理を開始する(ステップ6)。
ップ8でYES)、電源遮断時刻情報と現在時刻情報と
に基づいて、電源遮断時間を算出する(ステップ9)。
そして、電源遮断時間が所定時間内にあるか否かが判別
せしめられる(ステップ10)。所定時間は、たとえ
ば、6分に設定される。
は、EEPROM16から電源遮断直前に選択されてい
たチャンネル番号(ラストチューニングチャンネル)の
映像パケットおよび音声パケットを特定するためのセク
ション情報(PIDV 、PID A )を取得する(ステッ
プ11)。この際、EEPROM7に映像パケットおよ
び音声パケットを特定するためのセクション情報が記憶
されていない場合には(ステップ12でNO)、EEP
ROM16内のセクション情報に基づく映像・音声パケ
ット復号処理に移行できないので、通常のシステム初期
起動シーケンスにおけるチューナロック後の規定手順に
沿った処理を開始する(ステップ6)。
チャンネルの映像パケットおよび音声パケットを特定す
るためのセクション情報(PIDV 、PIDA )を取得
できた場合には(ステップ12でYES)、取得したセ
クション情報(PIDV 、PIDA )を再利用して、電
源遮断前と同等な処理を継続する(ステップ13)。
から得たセクション情報(PIDV、PIDA )に基づ
いて、ラストチューニングチャンネルに対する映像パケ
ットおよび音声パケットをDEMUX回路12に指示す
る。DEMUX回路12は、指示された映像および音声
のパケットを復号して、AVデコーダ13に送る。した
がって、この場合には、PAT、PMTを取得するため
の処理が省略されるので、電源供給開始時から映像およ
び音声が出力されるまでに要する時間が短縮化される。
断時間が所定時間を越えている場合には、電源遮断中に
番組が次の番組に移行した等の理由により、電源遮断直
前に選択されていたチャンネル番号の映像パケットおよ
び音声パケットを示すPIDが、電源が遮断されている
間に更新されている可能性があるので、通常のシステム
初期起動シーケンスにおけるチューナロック後の規定手
順に沿った処理を開始する(ステップ6)。
側CPU14は、時刻情報を、TV側内部時計21およ
びTV側CPU20から取得しているが、放送によって
送られてくる時刻情報(TDT)に基づいて取得するよ
うにしてもよい。
供給されたときに、映像・音声が出力されるまでに要す
る時間の短縮化が図れるようになる。
ある。
のデジタル放送受信機の動作を示すフローチャートであ
る。
Claims (4)
- 【請求項1】 電源遮断直前にチューニングされていた
トランスポンダをチューニングするためのチューニング
用情報および電源遮断直前に選択されていたチャンネル
番号の映像パケットおよび音声パケットを特定するため
のパケット特定用情報を不揮発性メモリに記憶させるた
めの手段、ならびに 電源遮断後において所定時間内に電源供給が開始された
ときに、不揮発性メモリに記憶されているチューニング
用情報に基づいて、電源遮断直前にチューニングされて
いたトランスポンダをチューニングさせるとともに、不
揮発性メモリ内のパケット特定用情報に基づいて、電源
遮断直前に選択されていたチャンネル番号の映像パケッ
トおよび音声パケットを特定して復号する手段、 を備えているデジタル放送受信機。 - 【請求項2】 電源遮断直前にチューニングされていた
トランスポンダをチューニングするためのチューニング
用情報および電源遮断直前に選択されていたチャンネル
番号の映像パケットおよび音声パケットを特定するため
のパケット特定用情報を不揮発性メモリに記憶させるた
めの手段、 電源遮断後において電源供給が開始されたときに、不揮
発性メモリに記憶されているチューニング用情報に基づ
いて、電源遮断直前にチューニングされていたトランス
ポンダをチューニングさせる手段、 電源が遮断されてから電源供給が開始されるまでの電源
遮断時間を算出する算出手段、および電源遮断時間が所
定時間内であるときに、不揮発性メモリ内のパケット特
定用情報に基づいて、電源遮断直前に選択されていたチ
ャンネル番号の映像パケットおよび音声パケットを特定
して復号する手段、 を備えているデジタル放送受信機。 - 【請求項3】 上記算出手段は、電源が供給されている
ときに、所定時間間隔で、最新の時刻情報を内部時計か
ら取得して不揮発性メモリに記憶させる手段、および電
源遮断後において電源供給が開始されたときに、内部時
計から現在時刻情報を取得し、現在時刻情報と不揮発性
メモリに記憶されている電源遮断直前の時刻情報とに基
づいて、電源遮断時間を算出する手段、 を備えていることを特徴とする請求項2に記載のデジタ
ル放送受信機。 - 【請求項4】 上記算出手段は、電源が供給されている
ときに、所定時間間隔で、最新の時刻情報を放送によっ
て送られてくる時刻情報から取得して不揮発性メモリに
記憶させる手段、および電源遮断後において電源供給が
開始されたときに、放送によって送られてくる時刻情報
から現在時刻情報を取得し、現在時刻情報と不揮発性メ
モリに記憶されている電源遮断直前の時刻情報とに基づ
いて、電源遮断時間を算出する手段、 を備えていることを特徴とする請求項2に記載のデジタ
ル放送受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33942498A JP3459582B2 (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | デジタル放送受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33942498A JP3459582B2 (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | デジタル放送受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000165768A true JP2000165768A (ja) | 2000-06-16 |
JP3459582B2 JP3459582B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=18327344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33942498A Expired - Fee Related JP3459582B2 (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | デジタル放送受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3459582B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003060827A (ja) * | 2001-08-20 | 2003-02-28 | Ricoh Co Ltd | データ通信装置 |
-
1998
- 1998-11-30 JP JP33942498A patent/JP3459582B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003060827A (ja) * | 2001-08-20 | 2003-02-28 | Ricoh Co Ltd | データ通信装置 |
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---|---|
JP3459582B2 (ja) | 2003-10-20 |
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