JP3473407B2 - デジタル放送受信機 - Google Patents
デジタル放送受信機Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のネットワー
クのデジタル放送を受信することができるデジタル放送
受信機に関する。
クのデジタル放送を受信することができるデジタル放送
受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】最近になって、通信衛星(CS)を用い
たデジタル放送が登場しており、放送衛星(BS)や地
上波においても、アナログ放送からデジタル放送への移
行が検討されている。デジタル放送では、番組情報であ
る映像信号や音声信号の他に付加情報を併せて伝送する
ことができるので、電子番組ガイド等のアナログ放送に
はない特長を有している。また、現在放送されているC
Sによるデジタル放送では、複数のネットワークが存在
しており、この複数のネットワークのデジタル放送を受
信することができるデジタル放送受信機が開発されてい
る。
たデジタル放送が登場しており、放送衛星(BS)や地
上波においても、アナログ放送からデジタル放送への移
行が検討されている。デジタル放送では、番組情報であ
る映像信号や音声信号の他に付加情報を併せて伝送する
ことができるので、電子番組ガイド等のアナログ放送に
はない特長を有している。また、現在放送されているC
Sによるデジタル放送では、複数のネットワークが存在
しており、この複数のネットワークのデジタル放送を受
信することができるデジタル放送受信機が開発されてい
る。
【0003】ところで、ARIB(電波産業会)規格に
おいては、複数のネットワークが存在する場合、他のネ
ットワークへの切り換えを実現するために、付加情報の
1つとして、他のネットワークのネットワーク情報テー
ブルである他ネットワーク情報テーブルが用意されてい
る。なお、ネットワーク情報テーブルを総称してNIT
と称し、他ネットワーク情報テーブルをNIToと称す
ることとする。また、現在選択中のネットワークのネッ
トワーク情報テーブルである現ネットワーク情報テーブ
ルをNITaと称することとする。
おいては、複数のネットワークが存在する場合、他のネ
ットワークへの切り換えを実現するために、付加情報の
1つとして、他のネットワークのネットワーク情報テー
ブルである他ネットワーク情報テーブルが用意されてい
る。なお、ネットワーク情報テーブルを総称してNIT
と称し、他ネットワーク情報テーブルをNIToと称す
ることとする。また、現在選択中のネットワークのネッ
トワーク情報テーブルである現ネットワーク情報テーブ
ルをNITaと称することとする。
【0004】そこで、デジタル放送受信機では、他ネッ
トワーク情報テーブルNITo中のネットワークID及
び衛星分配システム記述子によるトランスポンダ周波数
配列情報を取得し、これを利用することによって、ネッ
トワークを切り換えることが可能となる。
トワーク情報テーブルNITo中のネットワークID及
び衛星分配システム記述子によるトランスポンダ周波数
配列情報を取得し、これを利用することによって、ネッ
トワークを切り換えることが可能となる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような複数のネッ
トワークのデジタル放送を受信することができるデジタ
ル放送受信機においては、以下のような解決すべき課題
を有している。 (1)他のネットワークの存在の有無は、他ネットワー
ク情報テーブルNIToによるしかないが、他のネット
ワークが存在せず、他ネットワーク情報テーブルNIT
o自体がない場合でも、正常に現ネットワークの選局動
作を実現しなければならない。
トワークのデジタル放送を受信することができるデジタ
ル放送受信機においては、以下のような解決すべき課題
を有している。 (1)他のネットワークの存在の有無は、他ネットワー
ク情報テーブルNIToによるしかないが、他のネット
ワークが存在せず、他ネットワーク情報テーブルNIT
o自体がない場合でも、正常に現ネットワークの選局動
作を実現しなければならない。
【0006】(2)選局動作を実現するには、ネットワ
ーク情報テーブルNIT中の衛星分配システム記述子に
よるトランスポンダの周波数配列情報及びサービスリス
ト記述子による各トランスポンダ毎のチャンネル配列情
報が必須である。しかしながら、他ネットワーク情報テ
ーブルNIToでは、これら2つの記述子の内、サービ
スリスト記述子が必須ではないため、チャンネル配列情
報がなくても、ネットワーク切り換え後の選局動作を正
常に実現しなければならない。
ーク情報テーブルNIT中の衛星分配システム記述子に
よるトランスポンダの周波数配列情報及びサービスリス
ト記述子による各トランスポンダ毎のチャンネル配列情
報が必須である。しかしながら、他ネットワーク情報テ
ーブルNIToでは、これら2つの記述子の内、サービ
スリスト記述子が必須ではないため、チャンネル配列情
報がなくても、ネットワーク切り換え後の選局動作を正
常に実現しなければならない。
【0007】(3)また、デジタル放送受信機の受信環
境が、共同住宅による共聴モードの場合には、実際には
放送され、ネットワーク情報テーブルNITには記述さ
れているにもかかわらず、低いトランスポンダ周波数の
一部が受信機まで伝送されない場合がある。このような
場合でも、ネットワークの選択を正常に実現しなければ
ならない。
境が、共同住宅による共聴モードの場合には、実際には
放送され、ネットワーク情報テーブルNITには記述さ
れているにもかかわらず、低いトランスポンダ周波数の
一部が受信機まで伝送されない場合がある。このような
場合でも、ネットワークの選択を正常に実現しなければ
ならない。
【0008】(4)さらに、それぞれのネットワークに
はトランスポンダが数十個、またチャンネルが数百チャ
ンネル存在しているので、複数のネットワークのデジタ
ル放送を受信することができるデジタル放送受信機にお
いて、それらの情報を全て記憶すると必要なメモリ容量
が大きくなってしまう。そこで、それらのチャンネルの
情報を効率よくメモリに格納しなければならない。
はトランスポンダが数十個、またチャンネルが数百チャ
ンネル存在しているので、複数のネットワークのデジタ
ル放送を受信することができるデジタル放送受信機にお
いて、それらの情報を全て記憶すると必要なメモリ容量
が大きくなってしまう。そこで、それらのチャンネルの
情報を効率よくメモリに格納しなければならない。
【0009】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、本発明の目的は、複数のネットワークのデ
ジタル放送を受信することができるデジタル放送受信機
において、他ネットワーク情報テーブルが存在しない場
合でも、正常に現ネットワークの選局動作を行うことが
できるデジタル放送受信機を提供することである。本発
明の他の目的は、他ネットワーク情報テーブルにチャン
ネル配列情報が含まれていない場合でも、正常にネット
ワーク切り換え後の選局動作を行うことができるデジタ
ル放送受信機を提供することである。
ものであり、本発明の目的は、複数のネットワークのデ
ジタル放送を受信することができるデジタル放送受信機
において、他ネットワーク情報テーブルが存在しない場
合でも、正常に現ネットワークの選局動作を行うことが
できるデジタル放送受信機を提供することである。本発
明の他の目的は、他ネットワーク情報テーブルにチャン
ネル配列情報が含まれていない場合でも、正常にネット
ワーク切り換え後の選局動作を行うことができるデジタ
ル放送受信機を提供することである。
【0010】本発明のさらに他の目的は、共同住宅によ
る共聴モードの場合でも不具合が発生することのなく、
ネットワークの選択を正常に選択することができるデジ
タル放送受信機を提供することである。本発明のさらに
別の目的は、複数のネットワークのデジタル放送を受信
することができるデジタル放送受信機において、現ネッ
トワークの選局動作や他ネットワークへの切り換えに必
要な情報をメモリ容量が大きくなることなく効率よく記
憶することである。
る共聴モードの場合でも不具合が発生することのなく、
ネットワークの選択を正常に選択することができるデジ
タル放送受信機を提供することである。本発明のさらに
別の目的は、複数のネットワークのデジタル放送を受信
することができるデジタル放送受信機において、現ネッ
トワークの選局動作や他ネットワークへの切り換えに必
要な情報をメモリ容量が大きくなることなく効率よく記
憶することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、映像信号及び音声信号に
加えて付加情報が伝送されるデジタル放送を受信するデ
ジタル放送受信機であり、複数のネットワークのデジタ
ル放送を受信することができるデジタル放送受信機にお
いて、以下の構成のデジタル放送受信機を提供する。 (1)前記付加情報に含まれる現在選択中のネットワー
クである現ネットワークの現ネットワーク情報テーブル
を解析することによって、前記現ネットワークのトラン
スポンダ周波数配列情報及びチャンネル配列情報を取得
する第1の取得手段と、前記付加情報に含まれる現在選
択していない他ネットワークの他ネットワーク情報テー
ブルを解析することによって、前記他ネットワークのト
ランスポンダ周波数配列情報を取得する第2の取得手段
と、前記第1及び第2の取得手段によって取得した、前
記現ネットワークのトランスポンダ周波数配列情報及び
チャンネル配列情報と前記他ネットワークのトランスポ
ンダ周波数配列情報を記憶する記憶手段と、前記他ネッ
トワーク情報テーブルが運用上存在し得る他ネットワー
クの数の最大値に達した場合には、前記第2の取得手段
による処理を終了させ、前記他ネットワーク情報テーブ
ルが運用上存在し得る他ネットワークの数の最大値に達
しない場合には、所定時間経過後に前記第2の取得手段
による処理を終了させるよう制御する制御手段とを備え
て構成したことを特徴とするデジタル放送受信機。 (2)前記付加情報に含まれる現在選択中のネットワー
クである現ネットワークの現ネットワーク情報テーブル
を解析することによって、前記現ネットワークのトラン
スポンダ周波数配列情報及びチャンネル配列情報を取得
する第1の取得手段と、前記付加情報に含まれる現在選
択していない他ネットワークの他ネットワーク情報テー
ブルを解析することによって、前記他ネットワークのチ
ャンネル配列情報を取得する動作を行うことなく、前記
他ネットワークのトランスポンダ周波数配列情報を取得
する第2の取得手段と、前記現ネットワークから前記他
ネットワークへと切り換えがなされたとき、前記他ネッ
トワークのトランスポンダ周波数配列情報中の所定の周
波数のトランスポンダを選択してチューニングするよう
制御する制御手段と、前記制御手段によって新たに現ネ
ットワークとなった前記他ネットワークのネットワーク
情報テーブルを解析することによって、前記他ネットワ
ークのチャンネル配列情報を新たに現ネットワークのチ
ャンネル配列情報として取得する第3の取得手段と、前
記第1〜第3の取得手段によって取得した、前記現ネッ
トワークのトランスポンダ周波数配列情報及びチャンネ
ル配列情報と前記他ネットワークのトランスポンダ周波
数配列情報を記憶する記憶手段とを備えて構成したこと
を特徴とするデジタル放送受信機。 (3)前記付加情報に含まれる現在選択中のネットワー
クである現ネットワークの現ネットワーク情報テーブル
を解析することによって、前記現ネットワークのトラン
スポンダ周波数配列情報及びチャンネル配列情報を取得
する第1の取得手段と、前記付加情報に含まれる現在選
択していない他ネットワークの他ネットワーク情報テー
ブルを解析することによって、前記他ネットワークのト
ランスポンダ周波数配列情報を取得する第2の取得手段
と、前記第1及び第2の取得手段によって取得した、前
記現ネットワークのトランスポンダ周波数配列情報及び
チャンネル配列情報と前記他ネットワークのトランスポ
ンダ周波数配列情報を記憶する記憶手段と、前記現ネッ
トワークから前記他ネットワークへと切り換えがなされ
たとき、前記他ネットワークのトランスポンダ周波数配
列情報中の最も周波数の低いトランスポンダを除いた周
波数のトランスポンダを選択してチューニングするよう
制御する制御手段とを備えて構成したことを特徴とする
デジタル放送受信機。 (4)前記付加情報に含まれる現在選択中のネットワー
クである現ネットワークの現ネットワーク情報テーブル
を解析することによって、前記現ネットワークのトラン
スポンダ周波数配列情報及びチャンネル配列情報を取得
する第1の取得手段と、前記付加情報に含まれる現在選
択していない他ネットワークの他ネットワーク情報テー
ブルを解析することによって、前記他ネットワークのト
ランスポンダ周波数配列情報を取得する第2の取得手段
と、前記第1及び第2の取得手段によって取得した、前
記現ネットワークのトランスポンダ周波数配列情報及び
チャンネル配列情報と前記他ネットワークのトランスポ
ンダ周波数配列情報を予め定めた所定の領域に記憶する
記憶手段と、前記現ネットワークから前記他ネットワー
クへと切り換えがなされる毎に、前記記憶手段における
前記所定の領域に対し、前記第1及び第2の取得手段に
よって取得した、前記現ネットワークのトランスポンダ
周波数配列情報及びチャンネル配列情報と前記他ネット
ワークのトランスポンダ周波数配列情報を上書きして更
新する更新手段とを備えて構成したことを特徴とするデ
ジタル放送受信機。
の技術の課題を解決するため、映像信号及び音声信号に
加えて付加情報が伝送されるデジタル放送を受信するデ
ジタル放送受信機であり、複数のネットワークのデジタ
ル放送を受信することができるデジタル放送受信機にお
いて、以下の構成のデジタル放送受信機を提供する。 (1)前記付加情報に含まれる現在選択中のネットワー
クである現ネットワークの現ネットワーク情報テーブル
を解析することによって、前記現ネットワークのトラン
スポンダ周波数配列情報及びチャンネル配列情報を取得
する第1の取得手段と、前記付加情報に含まれる現在選
択していない他ネットワークの他ネットワーク情報テー
ブルを解析することによって、前記他ネットワークのト
ランスポンダ周波数配列情報を取得する第2の取得手段
と、前記第1及び第2の取得手段によって取得した、前
記現ネットワークのトランスポンダ周波数配列情報及び
チャンネル配列情報と前記他ネットワークのトランスポ
ンダ周波数配列情報を記憶する記憶手段と、前記他ネッ
トワーク情報テーブルが運用上存在し得る他ネットワー
クの数の最大値に達した場合には、前記第2の取得手段
による処理を終了させ、前記他ネットワーク情報テーブ
ルが運用上存在し得る他ネットワークの数の最大値に達
しない場合には、所定時間経過後に前記第2の取得手段
による処理を終了させるよう制御する制御手段とを備え
て構成したことを特徴とするデジタル放送受信機。 (2)前記付加情報に含まれる現在選択中のネットワー
クである現ネットワークの現ネットワーク情報テーブル
を解析することによって、前記現ネットワークのトラン
スポンダ周波数配列情報及びチャンネル配列情報を取得
する第1の取得手段と、前記付加情報に含まれる現在選
択していない他ネットワークの他ネットワーク情報テー
ブルを解析することによって、前記他ネットワークのチ
ャンネル配列情報を取得する動作を行うことなく、前記
他ネットワークのトランスポンダ周波数配列情報を取得
する第2の取得手段と、前記現ネットワークから前記他
ネットワークへと切り換えがなされたとき、前記他ネッ
トワークのトランスポンダ周波数配列情報中の所定の周
波数のトランスポンダを選択してチューニングするよう
制御する制御手段と、前記制御手段によって新たに現ネ
ットワークとなった前記他ネットワークのネットワーク
情報テーブルを解析することによって、前記他ネットワ
ークのチャンネル配列情報を新たに現ネットワークのチ
ャンネル配列情報として取得する第3の取得手段と、前
記第1〜第3の取得手段によって取得した、前記現ネッ
トワークのトランスポンダ周波数配列情報及びチャンネ
ル配列情報と前記他ネットワークのトランスポンダ周波
数配列情報を記憶する記憶手段とを備えて構成したこと
を特徴とするデジタル放送受信機。 (3)前記付加情報に含まれる現在選択中のネットワー
クである現ネットワークの現ネットワーク情報テーブル
を解析することによって、前記現ネットワークのトラン
スポンダ周波数配列情報及びチャンネル配列情報を取得
する第1の取得手段と、前記付加情報に含まれる現在選
択していない他ネットワークの他ネットワーク情報テー
ブルを解析することによって、前記他ネットワークのト
ランスポンダ周波数配列情報を取得する第2の取得手段
と、前記第1及び第2の取得手段によって取得した、前
記現ネットワークのトランスポンダ周波数配列情報及び
チャンネル配列情報と前記他ネットワークのトランスポ
ンダ周波数配列情報を記憶する記憶手段と、前記現ネッ
トワークから前記他ネットワークへと切り換えがなされ
たとき、前記他ネットワークのトランスポンダ周波数配
列情報中の最も周波数の低いトランスポンダを除いた周
波数のトランスポンダを選択してチューニングするよう
制御する制御手段とを備えて構成したことを特徴とする
デジタル放送受信機。 (4)前記付加情報に含まれる現在選択中のネットワー
クである現ネットワークの現ネットワーク情報テーブル
を解析することによって、前記現ネットワークのトラン
スポンダ周波数配列情報及びチャンネル配列情報を取得
する第1の取得手段と、前記付加情報に含まれる現在選
択していない他ネットワークの他ネットワーク情報テー
ブルを解析することによって、前記他ネットワークのト
ランスポンダ周波数配列情報を取得する第2の取得手段
と、前記第1及び第2の取得手段によって取得した、前
記現ネットワークのトランスポンダ周波数配列情報及び
チャンネル配列情報と前記他ネットワークのトランスポ
ンダ周波数配列情報を予め定めた所定の領域に記憶する
記憶手段と、前記現ネットワークから前記他ネットワー
クへと切り換えがなされる毎に、前記記憶手段における
前記所定の領域に対し、前記第1及び第2の取得手段に
よって取得した、前記現ネットワークのトランスポンダ
周波数配列情報及びチャンネル配列情報と前記他ネット
ワークのトランスポンダ周波数配列情報を上書きして更
新する更新手段とを備えて構成したことを特徴とするデ
ジタル放送受信機。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のデジタル放送受信
機について、添付図面を参照して説明する。図1は本発
明のデジタル放送受信機の一実施例を示すブロック図、
図2及び図3は本発明のデジタル放送受信機の動作を説
明するためのフローチャート、図4は本発明のデジタル
放送受信機の動作を説明するためのメモリ構成の一例を
示す図である。
機について、添付図面を参照して説明する。図1は本発
明のデジタル放送受信機の一実施例を示すブロック図、
図2及び図3は本発明のデジタル放送受信機の動作を説
明するためのフローチャート、図4は本発明のデジタル
放送受信機の動作を説明するためのメモリ構成の一例を
示す図である。
【0013】まず、本発明のデジタル放送受信機の全体
構成について説明する。図1において、図示していない
アンテナによって受信して得た中間周波(RF)信号
は、ネットワークインタフェースモジュール(NIM)
部1に入力される。NIM部1は所定のトランスポンダ
周波数にチューニングし、デジタルビットストリーム信
号として復調する。NIM部1の出力はデスクランブラ
部2に入力され、有料放送等でスクランブルされている
ビットストリーム信号であれば、デスクランブルされ、
正規のビットストリーム信号に戻される。なお、スクラ
ンブルされていないビットストリーム信号であれば、デ
スクランブラ部2をそのまま通過する。
構成について説明する。図1において、図示していない
アンテナによって受信して得た中間周波(RF)信号
は、ネットワークインタフェースモジュール(NIM)
部1に入力される。NIM部1は所定のトランスポンダ
周波数にチューニングし、デジタルビットストリーム信
号として復調する。NIM部1の出力はデスクランブラ
部2に入力され、有料放送等でスクランブルされている
ビットストリーム信号であれば、デスクランブルされ、
正規のビットストリーム信号に戻される。なお、スクラ
ンブルされていないビットストリーム信号であれば、デ
スクランブラ部2をそのまま通過する。
【0014】デスクランブラ部2の出力はデマルチプレ
クス部3に入力され、番組情報である映像信号(ビデオ
データ)や音声信号(オーディオデータ)と付加情報
(セクションデータ)とを分離する。このセクションデ
ータには、前述のネットワーク情報テーブルNIT等が
含まれる。
クス部3に入力され、番組情報である映像信号(ビデオ
データ)や音声信号(オーディオデータ)と付加情報
(セクションデータ)とを分離する。このセクションデ
ータには、前述のネットワーク情報テーブルNIT等が
含まれる。
【0015】デマルチプレクス部3によって分離された
ビデオデータとオーディオデータは、MPEGデコード
部4に入力されてMPEGデコードされる。これによっ
て、通常の映像信号や音声信号に戻される。デマルチプ
レクス部3によって分離されたセクションデータはRA
M9に一時的に記憶され、CPU7によって解析され
る。MPEGデコード部4より出力されたビデオデータ
とオーディオデータは、DAコンバータ部5によってア
ナログ信号に変換されて出力される。アナログ信号とさ
れたビデオデータは図示していない表示部に供給され、
オーディオデータは図示していないスピーカに供給され
る。
ビデオデータとオーディオデータは、MPEGデコード
部4に入力されてMPEGデコードされる。これによっ
て、通常の映像信号や音声信号に戻される。デマルチプ
レクス部3によって分離されたセクションデータはRA
M9に一時的に記憶され、CPU7によって解析され
る。MPEGデコード部4より出力されたビデオデータ
とオーディオデータは、DAコンバータ部5によってア
ナログ信号に変換されて出力される。アナログ信号とさ
れたビデオデータは図示していない表示部に供給され、
オーディオデータは図示していないスピーカに供給され
る。
【0016】これらの回路各部はCPU7によって制御
される。ROM8には、CPU7が動作するための制御
プログラムが記憶されている。不揮発性メモリ6は、い
わゆるラストメモリであり、この受信機の電源がオンさ
れたときに、電源がオフされる直前の状態に復元するた
めに種々のデータを記憶する。
される。ROM8には、CPU7が動作するための制御
プログラムが記憶されている。不揮発性メモリ6は、い
わゆるラストメモリであり、この受信機の電源がオンさ
れたときに、電源がオフされる直前の状態に復元するた
めに種々のデータを記憶する。
【0017】このように構成される本発明のデジタル放
送受信機の動作について、以下、詳細に説明する。図2
において、ステップS1で電源がオンとなると、ステッ
プS2で、CPU7は、予め不揮発性メモリ6に記憶さ
れている初期トランスポンダにチューニングするよう、
NIM部1を制御する。なお、この初期トランスポンダ
は電源がオフする直前に選択していたトランスポンダ、
あるいは、ユーザがマニュアルで設定した初期トランス
ポンダを選択するのが通常であるが、これに限定される
ものではない。
送受信機の動作について、以下、詳細に説明する。図2
において、ステップS1で電源がオンとなると、ステッ
プS2で、CPU7は、予め不揮発性メモリ6に記憶さ
れている初期トランスポンダにチューニングするよう、
NIM部1を制御する。なお、この初期トランスポンダ
は電源がオフする直前に選択していたトランスポンダ、
あるいは、ユーザがマニュアルで設定した初期トランス
ポンダを選択するのが通常であるが、これに限定される
ものではない。
【0018】ステップS2で、チューニングしたトラン
スポンダのデータストリームより、現ネットワーク情報
テーブルNITaを抽出し、その中の、衛星分配システ
ム記述子より、現ネットワークのトランスポンダ周波数
配列情報を取得する。この現ネットワークのトランスポ
ンダ周波数配列情報は、RAM9に記憶される。また、
サービスリスト記述子より、現ネットワークのチャンネ
ル配列情報を取得し、RAM9に記憶する。
スポンダのデータストリームより、現ネットワーク情報
テーブルNITaを抽出し、その中の、衛星分配システ
ム記述子より、現ネットワークのトランスポンダ周波数
配列情報を取得する。この現ネットワークのトランスポ
ンダ周波数配列情報は、RAM9に記憶される。また、
サービスリスト記述子より、現ネットワークのチャンネ
ル配列情報を取得し、RAM9に記憶する。
【0019】図4はRAM9のメモリ構成の一例を示し
ている。現ネットワークのトランスポンダ周波数配列情
報は、アドレス0X000000〜0X0000FFに記憶され、現ネッ
トワークのチャンネル配列情報は、アドレス0X000100〜
0X001FFFに記憶される。
ている。現ネットワークのトランスポンダ周波数配列情
報は、アドレス0X000000〜0X0000FFに記憶され、現ネッ
トワークのチャンネル配列情報は、アドレス0X000100〜
0X001FFFに記憶される。
【0020】次に、ステップS4で、同じくチューニン
グしたトランスポンダのデータストリーム中より、他ネ
ットワーク情報テーブルNIToを抽出し、ネットワー
クIDを取得する。そして、ステップS5で、衛星分配
システム記述子より、取得したネットワークID毎の他
のネットワークのトランスポンダ周波数配列情報を取得
し、RAM9に記憶する。
グしたトランスポンダのデータストリーム中より、他ネ
ットワーク情報テーブルNIToを抽出し、ネットワー
クIDを取得する。そして、ステップS5で、衛星分配
システム記述子より、取得したネットワークID毎の他
のネットワークのトランスポンダ周波数配列情報を取得
し、RAM9に記憶する。
【0021】このとき、前述のように、他のネットワー
クが存在しなかったり、または、他のネットワークが複
数存在することもある。そこで、本発明では、次のよう
に処理する。ステップS6で、抽出した他ネットワーク
情報テーブルNITo数が、運用上存在し得る最大数に
達したか否かを判定し、最大数に達したら、ステップS
7の通常選局処理に移る。運用上存在し得るネットワー
ク情報テーブルNIT数が4であれば、運用上存在し得
る他ネットワーク情報テーブルNITo数は3となる。
クが存在しなかったり、または、他のネットワークが複
数存在することもある。そこで、本発明では、次のよう
に処理する。ステップS6で、抽出した他ネットワーク
情報テーブルNITo数が、運用上存在し得る最大数に
達したか否かを判定し、最大数に達したら、ステップS
7の通常選局処理に移る。運用上存在し得るネットワー
ク情報テーブルNIT数が4であれば、運用上存在し得
る他ネットワーク情報テーブルNITo数は3となる。
【0022】さらに、ステップS8で、他ネットワーク
情報テーブルNIToの再送周期から導かれる一定時間
(再送周期×(最大ネットワーク数−1))が経過した
か否かを判定し、その一定時間を経過したら、ステップ
S7の通常選局処理に移る。これは、上記の一定時間が
経過していれば、存在する全ての他ネットワーク情報テ
ーブルNIToは取得したはずであると判断できるから
である。
情報テーブルNIToの再送周期から導かれる一定時間
(再送周期×(最大ネットワーク数−1))が経過した
か否かを判定し、その一定時間を経過したら、ステップ
S7の通常選局処理に移る。これは、上記の一定時間が
経過していれば、存在する全ての他ネットワーク情報テ
ーブルNIToは取得したはずであると判断できるから
である。
【0023】以上のステップS6及びステップS8の処
理によって、抽出した他ネットワーク情報テーブルNI
To数が最大数に達したら即座に通常選局処理に移るこ
とができ、しかも、他ネットワーク情報テーブルNIT
oが存在しなかったり、他ネットワーク情報テーブルN
ITo数が最大数より少ない場合でも、最短の時間で現
ネットワークの選局や他のネットワークへの切り換えに
必要な情報を取得することができ、即座に通常選局処理
に移ることができる。
理によって、抽出した他ネットワーク情報テーブルNI
To数が最大数に達したら即座に通常選局処理に移るこ
とができ、しかも、他ネットワーク情報テーブルNIT
oが存在しなかったり、他ネットワーク情報テーブルN
ITo数が最大数より少ない場合でも、最短の時間で現
ネットワークの選局や他のネットワークへの切り換えに
必要な情報を取得することができ、即座に通常選局処理
に移ることができる。
【0024】他ネットワーク情報テーブルNITo数が
例えば3であれば、他のネットワークのトランスポンダ
周波数配列情報は、一例として図4のようにRAM9に
記憶される。他ネットワーク1のトランスポンダ周波数
配列情報がアドレス0X002000〜0X0020FFに記憶され、他
ネットワーク2のトランスポンダ周波数配列情報がアド
レス0X002100〜0X0021FFに記憶され、他ネットワーク3
のトランスポンダ周波数配列情報がアドレス0X002200〜
0X0022FFに記憶される。
例えば3であれば、他のネットワークのトランスポンダ
周波数配列情報は、一例として図4のようにRAM9に
記憶される。他ネットワーク1のトランスポンダ周波数
配列情報がアドレス0X002000〜0X0020FFに記憶され、他
ネットワーク2のトランスポンダ周波数配列情報がアド
レス0X002100〜0X0021FFに記憶され、他ネットワーク3
のトランスポンダ周波数配列情報がアドレス0X002200〜
0X0022FFに記憶される。
【0025】以上の一連の処理によって、他のネットワ
ークが最大数に達しなかったり、他のネットワークが存
在しない場合でも、正常に現ネットワークの選局動作が
実現される。
ークが最大数に達しなかったり、他のネットワークが存
在しない場合でも、正常に現ネットワークの選局動作が
実現される。
【0026】また、他ネットワーク情報テーブルNIT
oにおけるトランスポンダ周波数配列情報を取得してR
AM9に記憶するよう構成しているので、他のネットワ
ークへの切り換えも可能である。他のネットワークへの
切り換えた後には、その他のネットワークが現ネットワ
ークとなり、図2のステップS1〜S3の処理によっ
て、チャンネル配列情報が取得される。従って、ネット
ワーク切り換え後の選局動作も正常に実現される。他の
ネットワークのチャンネル配列情報を取得する動作を行
うことなく、他のネットワークのトランスポンダ周波数
配列情報のみを取得するようにしているので、他ネット
ワーク情報テーブルNIToの解析処理は速やかに行わ
れる。しかも、RAM9のメモリ容量は、ネットワーク
切り換えのための最少のメモリ容量とすることができ
る。
oにおけるトランスポンダ周波数配列情報を取得してR
AM9に記憶するよう構成しているので、他のネットワ
ークへの切り換えも可能である。他のネットワークへの
切り換えた後には、その他のネットワークが現ネットワ
ークとなり、図2のステップS1〜S3の処理によっ
て、チャンネル配列情報が取得される。従って、ネット
ワーク切り換え後の選局動作も正常に実現される。他の
ネットワークのチャンネル配列情報を取得する動作を行
うことなく、他のネットワークのトランスポンダ周波数
配列情報のみを取得するようにしているので、他ネット
ワーク情報テーブルNIToの解析処理は速やかに行わ
れる。しかも、RAM9のメモリ容量は、ネットワーク
切り換えのための最少のメモリ容量とすることができ
る。
【0027】次に、ネットワーク切り換え要求がなされ
た場合の具体的動作について説明する。図3において
は、ユーザにより、例えば、ネットワークID1なるネ
ットワークから、ネットワークID2なるネットワーク
へネットワーク切り換え要求がなされた場合について示
している。ステップS10にて、ネットワークの切り換
え要求がなされると、ステップS11にて、ネットワー
クID2のネットワーク情報テーブルNIToから取得
したトランスポンダ周波数配列情報より、最大周波数の
トランスポンダをサーチする。
た場合の具体的動作について説明する。図3において
は、ユーザにより、例えば、ネットワークID1なるネ
ットワークから、ネットワークID2なるネットワーク
へネットワーク切り換え要求がなされた場合について示
している。ステップS10にて、ネットワークの切り換
え要求がなされると、ステップS11にて、ネットワー
クID2のネットワーク情報テーブルNIToから取得
したトランスポンダ周波数配列情報より、最大周波数の
トランスポンダをサーチする。
【0028】これは、前述のように、例えば共同住宅に
よる共聴モードの場合には、実際には放送され、ネット
ワーク情報テーブルNITには記述されているにもかか
わらず、低いトランスポンダ周波数の一部が受信機まで
伝送されない場合があるからである。ステップS12
で、最大周波数のトランスポンダを発見したか否かを判
定し、発見していなければステップS11に戻る。最大
周波数のトランスポンダを発見したら、ステップS13
に移る。
よる共聴モードの場合には、実際には放送され、ネット
ワーク情報テーブルNITには記述されているにもかか
わらず、低いトランスポンダ周波数の一部が受信機まで
伝送されない場合があるからである。ステップS12
で、最大周波数のトランスポンダを発見したか否かを判
定し、発見していなければステップS11に戻る。最大
周波数のトランスポンダを発見したら、ステップS13
に移る。
【0029】そして、ステップS13で、最大周波数の
トランスポンダにチューニングする。本実施例では、最
も好ましい実施形態として、最大周波数のトランスポン
ダをサーチし、これにチューニングするようにしたが、
場合によっては、最大周波数のトランスポンダから2番
目のトランスポンダ等にチューニングするようにしても
よい。少なくとも、最低周波数のトランスポンダを除い
た周波数のトランスポンダにチューニングするようにす
る。より望ましくは、中央の周波数より高い周波数のト
ランスポンダにチューニングするようにする。
トランスポンダにチューニングする。本実施例では、最
も好ましい実施形態として、最大周波数のトランスポン
ダをサーチし、これにチューニングするようにしたが、
場合によっては、最大周波数のトランスポンダから2番
目のトランスポンダ等にチューニングするようにしても
よい。少なくとも、最低周波数のトランスポンダを除い
た周波数のトランスポンダにチューニングするようにす
る。より望ましくは、中央の周波数より高い周波数のト
ランスポンダにチューニングするようにする。
【0030】図3におけるステップS14〜S21まで
の処理は、図2におけるステップS2〜S9までの処理
と同一である。ステップS14,S15における切り換
え後のネットワークは、新たに現ネットワークとなった
ネットワークである。
の処理は、図2におけるステップS2〜S9までの処理
と同一である。ステップS14,S15における切り換
え後のネットワークは、新たに現ネットワークとなった
ネットワークである。
【0031】次に、現ネットワークの選局動作や他のネ
ットワークへの切り換えに必要な情報を記憶するメモリ
であるRAM9への各種情報の記憶動作について、詳細
に説明する。図3の処理によって他のネットワークへ切
り換えた場合、RAM9には、図3のステップS14〜
S21までの処理で新たに取得した、“現ネットワーク
のトランスポンダ周波数配列情報”,“現ネットワーク
のチャンネル配列情報”,“他のネットワークのトラン
スポンダ周波数配列情報”を追加して記憶するのではな
く、ネットワーク切り換え前にこれらの情報を記憶して
いた領域に上書きする。
ットワークへの切り換えに必要な情報を記憶するメモリ
であるRAM9への各種情報の記憶動作について、詳細
に説明する。図3の処理によって他のネットワークへ切
り換えた場合、RAM9には、図3のステップS14〜
S21までの処理で新たに取得した、“現ネットワーク
のトランスポンダ周波数配列情報”,“現ネットワーク
のチャンネル配列情報”,“他のネットワークのトラン
スポンダ周波数配列情報”を追加して記憶するのではな
く、ネットワーク切り換え前にこれらの情報を記憶して
いた領域に上書きする。
【0032】即ち、RAM9に記憶すべき情報に必要な
メモリ容量の最大値を予め算出し、RAM9にそのメモ
リ容量分のメモリ領域を確保しておく。そして、ネット
ワークを切り換える毎に、RAM9に記憶する情報を更
新する。図4の例では、上記のように、アドレス0X0000
00〜0X0000FFが現ネットワークのトランスポンダ周波数
配列情報、アドレス0X000100〜0X001FFFが現ネットワー
クのチャンネル配列情報、アドレス0X002000〜0X0020FF
が他ネットワーク1のトランスポンダ周波数配列情報、
アドレス0X002100〜0X0021FFが他ネットワーク2のトラ
ンスポンダ周波数配列情報、アドレス0X002200〜0X0022
FFが他ネットワーク3のトランスポンダ周波数配列情報
となっている。
メモリ容量の最大値を予め算出し、RAM9にそのメモ
リ容量分のメモリ領域を確保しておく。そして、ネット
ワークを切り換える毎に、RAM9に記憶する情報を更
新する。図4の例では、上記のように、アドレス0X0000
00〜0X0000FFが現ネットワークのトランスポンダ周波数
配列情報、アドレス0X000100〜0X001FFFが現ネットワー
クのチャンネル配列情報、アドレス0X002000〜0X0020FF
が他ネットワーク1のトランスポンダ周波数配列情報、
アドレス0X002100〜0X0021FFが他ネットワーク2のトラ
ンスポンダ周波数配列情報、アドレス0X002200〜0X0022
FFが他ネットワーク3のトランスポンダ周波数配列情報
となっている。
【0033】但し、それぞれの情報毎に必要なメモリ容
量は、ネットワーク切り換え毎に変化する。従って、R
AM9におけるそれぞれの情報を記憶するアドレスは固
定せず、それぞれの情報の最大メモリ容量を合計したメ
モリ容量で規定されるメモリ領域を固定しておく。図4
の例では、アドレス0X000000〜0X002300が固定のメモリ
領域となっており、その内部のアドレス配置はネットワ
ークを切り換える毎に変化することとなる。
量は、ネットワーク切り換え毎に変化する。従って、R
AM9におけるそれぞれの情報を記憶するアドレスは固
定せず、それぞれの情報の最大メモリ容量を合計したメ
モリ容量で規定されるメモリ領域を固定しておく。図4
の例では、アドレス0X000000〜0X002300が固定のメモリ
領域となっており、その内部のアドレス配置はネットワ
ークを切り換える毎に変化することとなる。
【0034】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のデ
ジタル放送受信機は、現ネットワークの現ネットワーク
情報テーブルを解析することによって、現ネットワーク
のトランスポンダ周波数配列情報及びチャンネル配列情
報を取得する第1の取得手段と、他ネットワーク情報テ
ーブルを解析することによって、他ネットワークのトラ
ンスポンダ周波数配列情報を取得する第2の取得手段を
設け、他ネットワーク情報テーブルが運用上存在し得る
他ネットワークの数の最大値に達した場合には、第2の
取得手段による処理を終了させ、他ネットワーク情報テ
ーブルが運用上存在し得る他ネットワークの数の最大値
に達しない場合には、所定時間経過後に第2の取得手段
による処理を終了させるよう制御する制御手段とを備え
て構成したので、他のネットワークが存在せず、他ネッ
トワーク情報テーブル自体がない場合でも、正常に現ネ
ットワークの選局動作を行うことが可能となる。しか
も、現ネットワークの選局動作や他ネットワークへの切
り換えに必要な情報を最少の処理時間で取得することが
可能となる。
ジタル放送受信機は、現ネットワークの現ネットワーク
情報テーブルを解析することによって、現ネットワーク
のトランスポンダ周波数配列情報及びチャンネル配列情
報を取得する第1の取得手段と、他ネットワーク情報テ
ーブルを解析することによって、他ネットワークのトラ
ンスポンダ周波数配列情報を取得する第2の取得手段を
設け、他ネットワーク情報テーブルが運用上存在し得る
他ネットワークの数の最大値に達した場合には、第2の
取得手段による処理を終了させ、他ネットワーク情報テ
ーブルが運用上存在し得る他ネットワークの数の最大値
に達しない場合には、所定時間経過後に第2の取得手段
による処理を終了させるよう制御する制御手段とを備え
て構成したので、他のネットワークが存在せず、他ネッ
トワーク情報テーブル自体がない場合でも、正常に現ネ
ットワークの選局動作を行うことが可能となる。しか
も、現ネットワークの選局動作や他ネットワークへの切
り換えに必要な情報を最少の処理時間で取得することが
可能となる。
【0035】また、現ネットワークから他ネットワーク
へと切り換えがなされたとき、他ネットワークのトラン
スポンダ周波数配列情報中の所定の周波数のトランスポ
ンダを選択してチューニングするよう制御する制御手段
と、この制御手段によって新たに現ネットワークとなっ
た他ネットワークのネットワーク情報テーブルを解析す
ることによって、他ネットワークのチャンネル配列情報
を新たに現ネットワークのチャンネル配列情報として取
得する第3の取得手段と、第1〜第3の取得手段によっ
て取得した、現ネットワークのトランスポンダ周波数配
列情報及びチャンネル配列情報と前記他ネットワークの
トランスポンダ周波数配列情報を記憶する記憶手段とを
備えて構成したので、他ネットワーク情報テーブルにチ
ャンネル配列情報が含まれていない場合でも、正常にネ
ットワーク切り換え後の選局動作を行うことができ、し
かも、メモリを効率的に使用することが可能となる。
へと切り換えがなされたとき、他ネットワークのトラン
スポンダ周波数配列情報中の所定の周波数のトランスポ
ンダを選択してチューニングするよう制御する制御手段
と、この制御手段によって新たに現ネットワークとなっ
た他ネットワークのネットワーク情報テーブルを解析す
ることによって、他ネットワークのチャンネル配列情報
を新たに現ネットワークのチャンネル配列情報として取
得する第3の取得手段と、第1〜第3の取得手段によっ
て取得した、現ネットワークのトランスポンダ周波数配
列情報及びチャンネル配列情報と前記他ネットワークの
トランスポンダ周波数配列情報を記憶する記憶手段とを
備えて構成したので、他ネットワーク情報テーブルにチ
ャンネル配列情報が含まれていない場合でも、正常にネ
ットワーク切り換え後の選局動作を行うことができ、し
かも、メモリを効率的に使用することが可能となる。
【0036】さらに、現ネットワークから前記他ネット
ワークへと切り換えがなされたとき、他ネットワークの
トランスポンダ周波数配列情報中の最も周波数の低いト
ランスポンダを除いた周波数のトランスポンダを選択し
てチューニングするよう制御する制御手段とを備えて構
成したので、共同住宅による共聴モードの場合に想定さ
れる不具合を回避することができる。
ワークへと切り換えがなされたとき、他ネットワークの
トランスポンダ周波数配列情報中の最も周波数の低いト
ランスポンダを除いた周波数のトランスポンダを選択し
てチューニングするよう制御する制御手段とを備えて構
成したので、共同住宅による共聴モードの場合に想定さ
れる不具合を回避することができる。
【0037】さらにまた、現ネットワークから他ネット
ワークへと切り換えがなされる毎に、記憶手段における
所定の領域に対し、現ネットワークのトランスポンダ周
波数配列情報及びチャンネル配列情報と他ネットワーク
のトランスポンダ周波数配列情報を上書きして更新する
更新手段とを備えて構成したので、メモリ容量が大きく
なることなく、現ネットワークの選局動作や他ネットワ
ークへの切り換えに必要な情報を効率よく記憶すること
が可能となる。
ワークへと切り換えがなされる毎に、記憶手段における
所定の領域に対し、現ネットワークのトランスポンダ周
波数配列情報及びチャンネル配列情報と他ネットワーク
のトランスポンダ周波数配列情報を上書きして更新する
更新手段とを備えて構成したので、メモリ容量が大きく
なることなく、現ネットワークの選局動作や他ネットワ
ークへの切り換えに必要な情報を効率よく記憶すること
が可能となる。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の動作を説明するためのフローチャート
である。
である。
【図3】本発明の動作を説明するためのフローチャート
である。
である。
【図4】本発明の動作を説明するためのメモリ構成の一
例を示す図である。
例を示す図である。
1 ネットワークインタフェースモジュール部
2 デスクランブラ部
3 デマルチプレクス部
4 MPEGデコード部
5 DAコンバータ部
6 不揮発性メモリ
7 CPU
8 ROM
9 RAM
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H04N 5/38 - 5/46
H04N 7/00 - 7/68
Claims (5)
- 【請求項1】映像信号及び音声信号に加えて付加情報が
伝送されるデジタル放送を受信するデジタル放送受信機
であり、複数のネットワークのデジタル放送を受信する
ことができるデジタル放送受信機において、 前記付加情報に含まれる現在選択中のネットワークであ
る現ネットワークの現ネットワーク情報テーブルを解析
することによって、前記現ネットワークのトランスポン
ダ周波数配列情報及びチャンネル配列情報を取得する第
1の取得手段と、 前記付加情報に含まれる現在選択していない他ネットワ
ークの他ネットワーク情報テーブルを解析することによ
って、前記他ネットワークのトランスポンダ周波数配列
情報を取得する第2の取得手段と、 前記第1及び第2の取得手段によって取得した、前記現
ネットワークのトランスポンダ周波数配列情報及びチャ
ンネル配列情報と前記他ネットワークのトランスポンダ
周波数配列情報を記憶する記憶手段と、 前記他ネットワーク情報テーブルが運用上存在し得る他
ネットワークの数の最大値に達した場合には、前記第2
の取得手段による処理を終了させ、前記他ネットワーク
情報テーブルが運用上存在し得る他ネットワークの数の
最大値に達しない場合には、所定時間経過後に前記第2
の取得手段による処理を終了させるよう制御する制御手
段とを備えて構成したことを特徴とするデジタル放送受
信機。 - 【請求項2】映像信号及び音声信号に加えて付加情報が
伝送されるデジタル放送を受信するデジタル放送受信機
であり、複数のネットワークのデジタル放送を受信する
ことができるデジタル放送受信機において、 前記付加情報に含まれる現在選択中のネットワークであ
る現ネットワークの現ネットワーク情報テーブルを解析
することによって、前記現ネットワークのトランスポン
ダ周波数配列情報及びチャンネル配列情報を取得する第
1の取得手段と、 前記付加情報に含まれる現在選択していない他ネットワ
ークの他ネットワーク情報テーブルを解析することによ
って、前記他ネットワークのチャンネル配列情報を取得
する動作を行うことなく、前記他ネットワークのトラン
スポンダ周波数配列情報を取得する第2の取得手段と、 前記現ネットワークから前記他ネットワークへと切り換
えがなされたとき、前記他ネットワークのトランスポン
ダ周波数配列情報中の所定の周波数のトランスポンダを
選択してチューニングするよう制御する制御手段と、 前記制御手段によって新たに現ネットワークとなった前
記他ネットワークのネットワーク情報テーブルを解析す
ることによって、前記他ネットワークのチャンネル配列
情報を新たに現ネットワークのチャンネル配列情報とし
て取得する第3の取得手段と、 前記第1〜第3の取得手段によって取得した、前記現ネ
ットワークのトランスポンダ周波数配列情報及びチャン
ネル配列情報と前記他ネットワークのトランスポンダ周
波数配列情報を記憶する記憶手段とを備えて構成したこ
とを特徴とするデジタル放送受信機。 - 【請求項3】映像信号及び音声信号に加えて付加情報が
伝送されるデジタル放送を受信するデジタル放送受信機
であり、複数のネットワークのデジタル放送を受信する
ことができるデジタル放送受信機において、 前記付加情報に含まれる現在選択中のネットワークであ
る現ネットワークの現ネットワーク情報テーブルを解析
することによって、前記現ネットワークのトランスポン
ダ周波数配列情報及びチャンネル配列情報を取得する第
1の取得手段と、 前記付加情報に含まれる現在選択していない他ネットワ
ークの他ネットワーク情報テーブルを解析することによ
って、前記他ネットワークのトランスポンダ周波数配列
情報を取得する第2の取得手段と、 前記第1及び第2の取得手段によって取得した、前記現
ネットワークのトランスポンダ周波数配列情報及びチャ
ンネル配列情報と前記他ネットワークのトランスポンダ
周波数配列情報を記憶する記憶手段と、 前記現ネットワークから前記他ネットワークへと切り換
えがなされたとき、前記他ネットワークのトランスポン
ダ周波数配列情報中の最も周波数の低いトランスポンダ
を除いた周波数のトランスポンダを選択してチューニン
グするよう制御する制御手段とを備えて構成したことを
特徴とするデジタル放送受信機。 - 【請求項4】前記他ネットワークのトランスポンダ周波
数配列情報中の最も周波数の低いトランスポンダを除い
た周波数のトランスポンダとは、最も周波数の高いトラ
ンスポンダであることを特徴とする請求項3記載のデジ
タル放送受信機。 - 【請求項5】映像信号及び音声信号に加えて付加情報が
伝送されるデジタル放送を受信するデジタル放送受信機
であり、複数のネットワークのデジタル放送を受信する
ことができるデジタル放送受信機において、 前記付加情報に含まれる現在選択中のネットワークであ
る現ネットワークの現ネットワーク情報テーブルを解析
することによって、前記現ネットワークのトランスポン
ダ周波数配列情報及びチャンネル配列情報を取得する第
1の取得手段と、 前記付加情報に含まれる現在選択していない他ネットワ
ークの他ネットワーク情報テーブルを解析することによ
って、前記他ネットワークのトランスポンダ周波数配列
情報を取得する第2の取得手段と、 前記第1及び第2の取得手段によって取得した、前記現
ネットワークのトランスポンダ周波数配列情報及びチャ
ンネル配列情報と前記他ネットワークのトランスポンダ
周波数配列情報を予め定めた所定の領域に記憶する記憶
手段と、 前記現ネットワークから前記他ネットワークへと切り換
えがなされる毎に、前記記憶手段における前記所定の領
域に対し、前記第1及び第2の取得手段によって取得し
た、前記現ネットワークのトランスポンダ周波数配列情
報及びチャンネル配列情報と前記他ネットワークのトラ
ンスポンダ周波数配列情報を上書きして更新する更新手
段とを備えて構成したことを特徴とするデジタル放送受
信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15855098A JP3473407B2 (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | デジタル放送受信機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15855098A JP3473407B2 (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | デジタル放送受信機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11341379A JPH11341379A (ja) | 1999-12-10 |
JP3473407B2 true JP3473407B2 (ja) | 2003-12-02 |
Family
ID=15674165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15855098A Expired - Fee Related JP3473407B2 (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | デジタル放送受信機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3473407B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002218339A (ja) * | 2001-01-16 | 2002-08-02 | Sharp Corp | デジタル放送受信機 |
JP2002232795A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-16 | Funai Electric Co Ltd | デジタル/アナログ放送受信機のチャンネル選択装置及び同装置を備えたデジタル/アナログ放送受信機 |
JP4541018B2 (ja) * | 2004-04-01 | 2010-09-08 | 株式会社日立製作所 | デジタル放送受信装置、テレビ装置、及びデジタル放送受信装置の制御方法 |
-
1998
- 1998-05-22 JP JP15855098A patent/JP3473407B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11341379A (ja) | 1999-12-10 |
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