JP2000165633A - プリンタコントローラ - Google Patents

プリンタコントローラ

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JP2000165633A
JP2000165633A JP10353790A JP35379098A JP2000165633A JP 2000165633 A JP2000165633 A JP 2000165633A JP 10353790 A JP10353790 A JP 10353790A JP 35379098 A JP35379098 A JP 35379098A JP 2000165633 A JP2000165633 A JP 2000165633A
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JP10353790A
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English (en)
Inventor
Hiroshige Kawakami
浩成 川上
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮データ記憶領域以外の領域を壊すことを
確実に回避でき、かつ、圧縮データが圧縮データ記憶領
域に収まる場合は、データの間引き処理その他の画質を
落とす更なる圧縮処理なしに圧縮データを圧縮データ記
憶領域に転送すること。 【解決手段】 RAM102の圧縮データ記憶領域内
に、ある一定サイズの記憶領域を確保できない場合、圧
縮データは圧縮データ記憶領域に転送されずに、外部記
憶装置113に転送される。CPU106は、外部記憶
装置113に転送されたデータから、圧縮データのサイ
ズを検出して圧縮データが圧縮データ記憶領域に収まる
か否かを判定し、圧縮データが圧縮データ記憶領域に収
まるときは、外部記憶装置113から圧縮データを圧縮
データ記憶領域に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン出力の前
に画像のビットマップデータを一旦圧縮して記憶するプ
リンタコントローラに関し、より詳細には、ビットマッ
プデータを圧縮した圧縮データが、圧縮データを記憶す
るための圧縮データ記憶領域に収まらない場合でも他の
領域を破壊しないようなプリンタコントローラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】白黒および多値レーザプリンタのプリン
タコントローラで、メモリを削減するために、バンド単
位に複数分割された画像のビットマップデータを展開
し、一旦、可変長符号化その他の圧縮法で圧縮を行っ
て、ビットマップデータを圧縮した圧縮データを、圧縮
データを記憶するための圧縮データ記憶領域にDMA転
送し、エンジン出力の際に復号するプリンタコントロー
ラがある。このようなプリンタコントローラで、圧縮デ
ータが圧縮データ記憶領域に収まらない場合、圧縮デー
タ記憶領域からあふれたデータにより、受信したデータ
を格納する入力バッファの領域やシステムワーク領域な
どの他の領域に書きこみをおこなってしまい、これらの
領域を壊してしまうという不具合あった。
【0003】ところで、従来のプリンタコントローラ
は、可能であれば、自装置が有する符号器の最大の圧縮
率(圧縮データのサイズが最大になるような圧縮率)で
換算したサイズの領域を圧縮データ記憶領域内に確保
し、このサイズの領域が確保できない場合は、転送する
データが圧縮データ記憶領域に確実に収まるようにデー
タの間引き処理その他の画質を落とす圧縮処理を行った
のちに転送を行う。
【0004】このプリンタコントローラにあっては、自
装置が有する符号器の最大の圧縮率で換算したサイズの
領域を圧縮データ記憶領域内に確保できない場合に、転
送するデータが圧縮データ記憶領域に確実に収まるよう
にデータの間引き処理その他の画質を落とす圧縮処理を
行ったのちに転送を行う。実際に圧縮データが圧縮デー
タ記憶領域に収まらない場合は、当然、自装置が有する
符号器の最大の圧縮率で換算したサイズの領域を圧縮デ
ータ記憶領域内に確保できていない場合に含まれるの
で、転送するデータが圧縮データ記憶領域に確実に収ま
るようにデータの間引き処理その他の画質を落とす圧縮
処理が行なわれ、入力バッファの領域やシステムワーク
領域などの他の領域を壊すことを回避できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術によれば、最大の圧縮率で換算したサイズの領
域を圧縮データ記憶領域内に確保できなければデータの
間引き処理その他の画質を落とす圧縮処理を行うため、
実際に圧縮データが、圧縮データ記憶領域に収まる場合
でも、最大の圧縮率で換算したサイズの領域を圧縮デー
タ記憶領域内に確保できなければデータの間引き処理そ
の他の画質を落とす圧縮処理を行ってしまい、不必要に
画質の劣化を引き起こすという問題点があった。
【0006】本発明は上記に鑑みてなされたものであっ
て、圧縮データ記憶領域以外の領域を壊すことを確実に
回避でき、かつ、圧縮データが圧縮データ記憶領域に収
まる場合は、データの間引き処理その他の画質を落とす
更なる圧縮処理なしに圧縮データを圧縮データ記憶領域
に転送するプリンタコントローラを提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係るプリンタコントローラは、バンド
単位に複数分割された画像のビットマップデータを記憶
する第1の記憶手段と、前記ビットマップデータを圧縮
した圧縮データを記憶する第2の記憶手段と、前記第1
の記憶手段に記憶されたビットマップデータを圧縮し、
圧縮データを前記第2の記憶手段に転送する圧縮転送手
段と、を有するプリンタコントローラにおいて、前記第
2の記憶手段に前記圧縮データが収まるか否かを判定す
る際に使用する第3の記憶手段を備え、前記圧縮転送手
段が、前記第2の記憶手段中に、ある一定サイズの記憶
領域を確保できない場合に、前記第3の記憶手段に前記
圧縮データを転送し、前記圧縮データのサイズを検出し
て前記第2の記憶手段に収まるか否かを判定した後、前
記圧縮データが前記第2の記憶手段に収まる場合に、前
記圧縮データを前記第2の記憶手段に転送するものであ
る。
【0008】この請求項1のプリンタコントローラにあ
っては、バンド単位に複数分割された画像のビットマッ
プデータを記憶し、ビットマップデータを圧縮し、圧縮
データを第2の記憶手段に転送するプリンタコントロー
ラにおいて、第2の記憶手段中に、ある一定サイズの記
憶領域を確保できない場合に、第3の記憶手段に圧縮デ
ータを転送し、圧縮データのサイズを検出して圧縮デー
タが第2の記憶手段に収まるか否かを判定した後、圧縮
データが第2の記憶手段に収まる場合に、圧縮データを
第2の記憶手段に転送する。
【0009】また、請求項2に係るプリンタコントロー
ラは、バンド単位に複数分割された画像のビットマップ
データを記憶する第1の記憶手段と、前記ビットマップ
データを圧縮した圧縮データを記憶する第2の記憶手段
と、前記第1の記憶手段に記憶されたビットマップデー
タを圧縮し、圧縮データを前記第2の記憶手段に転送す
る圧縮転送手段と、を有するプリンタコントローラにお
いて、前記圧縮転送手段が、前記第2の記憶手段中に、
ある一定サイズの記憶領域を確保できない場合に、転送
機能を停止して前記圧縮データのアドレスのカウントア
ップのみを行い、前記圧縮データのサイズを検出して前
記第2の記憶手段に収まるか否かを判定した後、前記圧
縮データが前記第2の記憶手段に収まる場合に、前記圧
縮データを前記第2の記憶手段に転送するものである。
【0010】この請求項2のプリンタコントローラにあ
っては、バンド単位に複数分割された画像のビットマッ
プデータを記憶し、ビットマップデータを圧縮し、圧縮
データを第2の記憶手段に転送するプリンタコントロー
ラにおいて、第2の記憶手段中に、ある一定サイズの記
憶領域を確保できない場合に、転送機能を停止して圧縮
データのアドレスのカウントアップのみを行い、圧縮デ
ータのサイズを検出して圧縮データが第2の記憶手段に
収まるか否かを判定した後、圧縮データが第2の記憶手
段に収まる場合に、圧縮データを第2の記憶手段に転送
する。
【0011】また、請求項3に係るプリンタコントロー
ラは、バンド単位に複数分割された画像のビットマップ
データを記憶する第1の記憶手段と、前記ビットマップ
データを圧縮した圧縮データを記憶する第2の記憶手段
と、前記第1の記憶手段に記憶されたビットマップデー
タを圧縮し、圧縮データを前記第2の記憶手段に転送す
る圧縮転送手段と、を有するプリンタコントローラにお
いて、前記圧縮転送手段が、前記第2の記憶手段中に、
ある一定サイズの記憶領域を確保できない場合に、確保
できるサイズのデータを前記第2の記憶手段に転送した
時点で転送を停止するものである。
【0012】この請求項3のプリンタコントローラにあ
っては、バンド単位に複数分割された画像のビットマッ
プデータを記憶し、ビットマップデータを圧縮し、圧縮
データを第2の記憶手段に転送するプリンタコントロー
ラにおいて、第2の記憶手段中に、ある一定サイズの記
憶領域を確保できない場合に、確保できるサイズのデー
タを第2の記憶手段に転送した時点で転送を停止する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係る実施の形態
を、〔実施の形態1〕〜〔実施の形態3〕の順で、添付
の図面を参照して詳細に説明する。
【0014】〔実施の形態1〕実施の形態1に係るプリ
ンタコントローラは、バンド単位に複数分割された画像
のビットマップデータを記憶し、ビットマップデータを
圧縮し、ビットマップデータを圧縮した圧縮データを、
圧縮データを記憶するための圧縮データ記憶領域に転送
するプリンタコントローラにおいて、圧縮データ記憶領
域中に、ある一定サイズの記憶領域を確保できない場合
に、ハードディスク等に圧縮データを転送し、圧縮デー
タのサイズを検出して圧縮データが圧縮データ記憶領域
に収まるか否かを判定した後、圧縮データが圧縮データ
記憶領域に収まる場合に、圧縮データを圧縮データ記憶
領域に転送するものである。
【0015】図1は、実施の形態1に係るプリンタコン
トローラの概略構成図を示し、プリンタコントローラ1
01は、複数の領域から構成されるRAM102と、フ
ォントを格納するフォントROM103と、制御プログ
ラムその他のプログラムを格納するプログラムROM1
04と、可変長符号化によりデータの圧縮および復号を
おこなう符合復号器105と、プログラムROM104
に格納されているプログラム,操作パネル109を介し
て設定されるモードおよびホスト装置111から送信さ
れるコマンド等に応じてプリンタコントローラ101全
体を制御するCPU106と、エンジン107とのイン
ターフェイスのためのエンジンI/F108と、操作パ
ネル109とのインターフェイスのためのパネルI/F
110と、ホスト装置111とのインターフェイスのた
めのホストI/F112と、ハードディスクその他の外
部記憶装置113とのインターフェイスのためのディス
クI/F114と、ICカード115とのインターフェ
イスのためのICカードI/F116と、上記各部を接
続するバス117と、を備えている。
【0016】RAM102は、圧縮データ記憶領域や、
バンド単位に複数分割された画像のビットマップデータ
を展開するための展開領域や、受信したデータを格納す
る入力バッファの領域や、システムワーク領域や、中間
言語記述のバッファの領域などの領域から構成される。
【0017】CPU106は、バンド単位に複数分割さ
れた画像のビットマップデータをRAM102の展開領
域に展開し、符号復号器105の後述する符号器201
は、展開されたバンド単位のビットマップデータを圧縮
する、圧縮データはRAM102の圧縮データ記憶領域
にDMA転送される。
【0018】圧縮データ記憶領域中に、ある一定サイズ
の記憶領域を確保できない場合、圧縮データは圧縮デー
タ記憶領域に転送されずに、外部記憶装置113に転送
される。CPU106は、外部記憶装置113に転送さ
れたデータから、圧縮データのサイズを検出して圧縮デ
ータが圧縮データ記憶領域に収まるか否かを判定し、圧
縮データが圧縮データ記憶領域に収まるときは、外部記
憶装置113から圧縮データを圧縮データ記憶領域に転
送する。
【0019】なお、CPU106および符号器201は
本発明の圧縮転送手段に対応し、RAM102の展開領
域は本発明の第1の記憶手段に対応し、RAM102の
圧縮データ記憶領域は本発明の第2の記憶手段に対応
し、外部記憶装置113は第3の記憶装置に対応する。
【0020】図2は、実施の形態1に係る符号復号器1
05の符号器201のブロック図である。符号器201
は、予想値を導き出すために周辺画素を参照してコンテ
キストを生成するコンテキストモデル部(CM)202
と、予想値に対して符号が一致する確率が記憶されてい
る確率推定機構(PEM)203と、予想値およびコン
テキストのステート(確率値)に応じて符号を圧縮符号
に変換する符号生成部(BG)204と、を備えてい
る。
【0021】図3は、実施の形態1に係るコンテキスト
モデルの一般的なテンプレートの一例である。この例で
は、注目画素301の周辺9ドットを参照画素302と
し主走査方向にスライドさせていく。CM202で、予
想値を導き出すために周辺画素を参照して生成されたコ
ンテキストは、PEM203に渡される。PEM203
は、予測値に対して符号が一致する確率を記憶してお
り、記憶されている確率値は常に更新されている。換言
すれば、PEM203では確率値に関して学習がおこな
われている。
【0022】また、BG204は、予想値およびコンテ
キストのステート(確率値)に応じて符号を圧縮符号に
変換する。予想値と一致した符号が多いほど圧縮符号が
短くなり、圧縮率が上がる。テンプレートの参照画素を
増やせば予想値に一致する確率が高くなるので圧縮率が
あがるが、メモリ消費を増やしてしまうという欠点があ
る。
【0023】図示しない復号器は、上記で説明した可変
長符号化の逆の処理を行う。つまり、可変長符号化によ
り圧縮されたデータを入力し、復号化を行って、圧縮ま
えのデータと同じデータを出力する。なお、この圧縮は
可逆圧縮なので、一旦圧縮して復号した後もデータが圧
縮前と変わることがない。換言すれば、データの劣化を
招来することがない。
【0024】以上の構成において、実施の形態1の動作
を図面を参照して説明する。図4は、実施の形態1に係
る画像データの流れを示す説明図である。プリンタコン
トローラ101は、1ページ分の画像(図中の401)
を複数のバンドに分割して処理を行う。プリンタコント
ローラ101は、ホスト装置111から画像データを受
信すると、バンド単位で処理するために、バンド単位で
ビットマップデータに展開できる中間言語(Displ
ay List)のデータ402に変換する。
【0025】このDisplay Listは、文字,
グラフィックおよびイメージの情報ならびに幅,高さお
よび色情報等が格納されたフォーマットであり、バンド
単位で展開できるように工夫されている。なお、このD
isplay Listへの変換はプリンタコントロー
ラ側で行なわずに、ホスト側で行ってDisplayL
istのデータを送信し、プリンタコントローラ101
が受信するようにしてもよい。
【0026】Display Listのデータ402
は、順番にバンドごとのビットマップデータ403に展
開され、符号器201により一旦圧縮された後、エンジ
ン107への出力の際に復号器により復号される。
【0027】1ページ分の画像を4分割した場合を例に
あげ、展開されたビットマップデータの圧縮転送処理に
ついて図5を用いて説明する。図5は、実施の形態1に
係る展開されたビットマップデータの圧縮転送処理の説
明図である。
【0028】1ページ分の画像が4バンドに分割されて
いる(図中の501)。1バンド目のビットマップデー
タ(図中の502)が展開されると、符号器201によ
り圧縮がおこなわれ、圧縮データは、RAM102の圧
縮データ記憶領域500内に確保された記憶領域にDM
A転送され、先頭アドレスから格納される(図中の50
3)。続いて2バンド目のビットマップデータ(図中の
504)も同様に符号器201による圧縮後、1バンド
目の圧縮データの終わりから確保された記憶領域にDM
A転送され、先頭アドレスから格納される(図中の50
5)。
【0029】以下同様に、3バンド目のビットマップデ
ータ(図中の506)および4バンド目のビットマップ
データ(図中の508)がそれぞれ圧縮転送され、格納
される(図中の507および509)。圧縮データ記憶
領域500内の各バンドの記憶領域が、前のバンドの圧
縮データの終わりから確保されるため、各バンドの圧縮
データ間に無駄な領域ができない。換言すれば、ガーベ
ージコレクトが実行されている。
【0030】また、圧縮データ記憶領域500の後ろに
は、入力バッファ領域やシステムワーク領域などの他の
領域510が確保されている。圧縮データ記憶領域50
0からデータがあふれて他の領域510を破壊すること
を防ぐために、可能であれば、データがあふれることを
確実に回避できるある一定サイズ(例えば符号器201
の最大の圧縮率で換算したサイズ)の記憶領域が圧縮デ
ータ記憶領域500内に確保される。
【0031】ところで、1ページ分の画像データをビッ
トマップで持つと、A4,600dpiの2値画像で約
4MBのメモリが必要である。カラーの場合はC(シア
ン),M(マゼンタ),Y(イエロー),K(ブラッ
ク)各4ビットで64MBもの膨大なデータが必要とな
る。バンド単位でビットマップデータへの展開および可
変長符号化による圧縮を行うことにより、メモリの削減
を行うことができる。また、圧縮と復号化を並行して行
い、さらに、次のバンドの展開を先に処理することによ
り、全体として高速な処理が可能となる。
【0032】次に本発明の主要部である、圧縮データ記
憶領域500内に、ある一定サイズのが記憶領域が確保
できなかった場合の展開領域から圧縮データ記憶領域5
00へのデータの圧縮転送処理の一例についてフローチ
ャートを用いて説明する。図6は、実施の形態1に係る
展開領域から圧縮データ記憶領域500へのデータの圧
縮転送処理のフローチャートである。
【0033】まず、CPU106は、圧縮データ記憶領
域500内に、ある一定サイズの記憶領域が確保された
か否かを判定する(S601)。圧縮データ記憶領域5
00内に、ある一定サイズの記憶領域が確保されている
場合は、圧縮データがあふれて他の領域510を壊して
しまうことがないので、符号器201が、展開領域に展
開されたビットマップデータを圧縮し、圧縮データが圧
縮データ記憶領域500にDMA転送される(S60
5)。
【0034】一方、圧縮データ記憶領域500内に、あ
る一定サイズの記憶領域が確保されていない場合は、圧
縮データがあふれて他の領域510を壊してしまうおそ
れがあるため、圧縮データは、一旦、外部記憶装置11
3に転送される(S602)。その後、CPU106
は、外部記憶装置113に転送されたデータから、圧縮
データのサイズを検出して圧縮データが圧縮データ記憶
領域500に収まるか否かを判定し(S603)、圧縮
データが圧縮データ記憶領域500に収まる場合は、外
部記憶装置113から圧縮データ記憶領域500に圧縮
データを転送する(S606)。
【0035】ステップS603の判定において、圧縮デ
ータが圧縮データ記憶領域500に収まらない場合は、
圧縮データ記憶領域500に収まるようにデータの間引
き処理その他の画質を落とす圧縮処理が行なわれて圧縮
データ記憶領域500に転送される(S604)。
【0036】なお、上記の例では、圧縮データ記憶領域
500内に、ある一定サイズの記憶領域が確保されてい
ない場合、外部記憶装置113に転送するが、プリンタ
コントローラ内のメモリのページ処理で使用されていな
い別領域に転送する様にしてもよい。
【0037】前述した様に、実施の形態1によれば、バ
ンド単位に複数分割された画像のビットマップデータを
記憶し、ビットマップデータを圧縮し、圧縮データを圧
縮データ記憶領域に転送するプリンタコントローラにお
いて、圧縮データ記憶領域中に、ある一定サイズの記憶
領域を確保できない場合に、ハードディスク等に圧縮デ
ータを転送し、圧縮データのサイズを検出して圧縮デー
タが圧縮データ記憶領域に収まるか否かを判定した後、
圧縮データが圧縮データ記憶領域に収まる場合に、圧縮
データを圧縮データ記憶領域に転送するため、圧縮デー
タ記憶領域以外の領域を壊すことを確実に回避でき、か
つ、圧縮データが圧縮データ記憶領域に収まる場合は、
データの間引き処理その他の画質を落とす更なる圧縮処
理なしに圧縮データを圧縮データ記憶領域に転送するこ
とができる。
【0038】〔実施の形態2〕次に、図7を参照して、
実施の形態2のプリンタコントローラについて説明す
る。なお、実施の形態2に係るプリンタコントローラの
構成は実施の形態1と同一であるため、その説明を省略
する。また、実施の形態2に係るプリンタコントローラ
の動作は実施の形態1と基本的に同一であるため、異な
る部分である、圧縮データ記憶領域500内に、ある一
定サイズの記憶領域が確保できなかった場合の展開領域
から圧縮データ記憶領域500へのデータの圧縮転送処
理のみを説明する。
【0039】図7は、実施の形態2に係る展開領域から
圧縮データ記憶領域500へのデータの圧縮転送処理の
フローチャートである。まず、CPU106は、圧縮デ
ータ記憶領域500内に、ある一定サイズの記憶領域が
確保されたか否かを判定する(S701)。圧縮データ
記憶領域500に、ある一定サイズの記憶領域が確保さ
れている場合は、圧縮データがあふれて他の領域510
を壊してしまうことがないので、符号器201が、展開
領域に展開されたビットマップデータを圧縮し、圧縮デ
ータが圧縮データ記憶領域500にDMA転送される
(S705)。
【0040】一方、圧縮データ記憶領域500内に、あ
る一定サイズの記憶領域が確保されていない場合は、圧
縮データがあふれて他の領域510を壊してしまうおそ
れがあるため、一旦、圧縮後のDMA転送機能が停止さ
れて、圧縮データのアドレスのカウントアップのみが行
われる(S702)。
【0041】その後、CPU106は、カウントアップ
の結果から、圧縮データが圧縮データ記憶領域500に
収まるか否かを判定し(S703)、圧縮データが圧縮
データ記憶領域500に収まる場合は、符号器201
が、再度、展開領域に展開されたビットマップデータを
圧縮し、圧縮データが圧縮データ記憶領域500にDM
A転送される(S705)。 一方、圧縮データが圧縮
データ記憶領域500に収まらない場合は、圧縮データ
記憶領域に収まるようにデータの間引き処理その他の画
質を落とす圧縮処理が行なわれて圧縮データ記憶領域5
00に転送される(S704)。
【0042】前述した様に、実施の形態2によれば、バ
ンド単位に複数分割された画像のビットマップデータを
記憶し、ビットマップデータを圧縮し、圧縮データを圧
縮データ記憶領域に転送するプリンタコントローラにお
いて、圧縮データ記憶領域中に、ある一定サイズの記憶
領域を確保できない場合に、転送機能を停止して圧縮デ
ータのアドレスのカウントアップのみを行い、圧縮デー
タのサイズを検出して圧縮データが圧縮データ記憶領域
に収まるか否かを判定した後、圧縮データが圧縮データ
記憶領域に収まる場合に、圧縮データを圧縮データ記憶
領域に転送するため、圧縮データ記憶領域以外の領域を
壊すことを確実に回避でき、かつ、圧縮データが圧縮デ
ータ記憶領域に収まる場合は、データの間引き処理その
他の画質を落とす更なる圧縮処理なしに圧縮データを圧
縮データ記憶領域に転送することができる。
【0043】〔実施の形態3〕次に、図8を参照して、
実施の形態3のプリンタコントローラについて説明す
る。なお、実施の形態3に係るプリンタコントローラの
構成は実施の形態1と同一であるため、その説明を省略
する。また、実施の形態2に係るプリンタコントローラ
の動作は実施の形態1と基本的に同一であるため、異な
る部分である、展開領域から圧縮データ記憶領域500
へのデータの圧縮転送処理のみを説明する。
【0044】図8は、実施の形態3に係る展開領域から
圧縮データ記憶領域500へのデータの圧縮転送処理の
フローチャートである。
【0045】まず、CPU106は、圧縮データ記憶領
域500内に確保された記憶領域のサイズを取得する
(S801)。その後、CPU106は、圧縮データ記
憶領域500内に確保された記憶領域のサイズ分の圧縮
データが転送されたか否かを判定する(S802)。圧
縮データ記憶領域500内に確保された記憶領域のサイ
ズ分の圧縮データが転送された場合はDMA転送が停止
される。
【0046】一方、圧縮データ記憶領域500内に確保
された記憶領域のサイズ分の圧縮データが転送されてい
ない場合は、1バイト分の圧縮データが圧縮データ記憶
領域500にDMA転送される(S803)。
【0047】その後、CPU106は、1バンド分のビ
ットマップデータの圧縮転送が終了したか否かを判定し
(S804)1バンド分のビットマップデータの圧縮転
送が終了していない場合はステップS802に戻り、1
バンド分のビットマップデータの圧縮転送が終了した場
合は処理を終了する。
【0048】前述した様に、実施の形態3によれば、バ
ンド単位に複数分割された画像のビットマップデータを
記憶し、ビットマップデータを圧縮し、圧縮データを圧
縮データ記憶領域に転送するプリンタコントローラにお
いて、圧縮データ記憶領域中に、ある一定サイズの記憶
領域を確保できない場合に、確保できるサイズのデータ
を圧縮データ記憶領域に転送した時点で転送を停止する
ため圧縮データ記憶領域以外の領域を壊すことを確実に
回避でき、かつ、圧縮データが圧縮データ記憶領域に収
まる場合は、データの間引き処理その他の画質を落とす
更なる圧縮処理なしに圧縮データを圧縮データ記憶領域
に転送することができる。
【0049】実施の形態1〜実施の形態3では、符号復
号器が、圧縮および復号を行っていたが、CPUが、圧
縮および復号を行うようにしてもよい。また、圧縮法は
可変長符号化に限らず変換符合化等であってもよいし、
どの様なものであってもよい。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプリンタ
コントローラ(請求項1)は、バンド単位に複数分割さ
れた画像のビットマップデータを記憶し、ビットマップ
データを圧縮し、圧縮データを第2の記憶手段に転送す
るプリンタコントローラにおいて、第2の記憶手段中
に、ある一定サイズの記憶領域を確保できない場合に、
第3の記憶手段に圧縮データを転送し、圧縮データのサ
イズを検出して圧縮データが第2の記憶手段に収まるか
否かを判定した後、圧縮データが第2の記憶手段に収ま
る場合に、圧縮データを第2の記憶手段に転送するた
め、圧縮データ記憶領域以外の領域を壊すことを確実に
回避でき、かつ、圧縮データが圧縮データ記憶領域に収
まる場合は、データの間引き処理その他の画質を落とす
更なる圧縮処理なしに圧縮データを圧縮データ記憶領域
に転送することができる。
【0051】また、本発明のプリンタコントローラ(請
求項2)は、バンド単位に複数分割された画像のビット
マップデータを記憶し、ビットマップデータを圧縮し、
圧縮データを第2の記憶手段に転送するプリンタコント
ローラにおいて、第2の記憶手段中に、ある一定サイズ
の記憶領域を確保できない場合に、転送機能を停止して
圧縮データのアドレスのカウントアップのみを行い、圧
縮データのサイズを検出して圧縮データが第2の記憶手
段に収まるか否かを判定した後、圧縮データが第2の記
憶手段に収まる場合に、圧縮データを第2の記憶手段に
転送するため、圧縮データ記憶領域以外の領域を壊すこ
とを確実に回避でき、かつ、圧縮データが圧縮データ記
憶領域に収まる場合は、データの間引き処理その他の画
質を落とす更なる圧縮処理なしに圧縮データを圧縮デー
タ記憶領域に転送することができる。
【0052】また、本発明のプリンタコントローラ(請
求項3)は、バンド単位に複数分割された画像のビット
マップデータを記憶し、ビットマップデータを圧縮し、
圧縮データを第2の記憶手段に転送するプリンタコント
ローラにおいて、第2の記憶手段中に、ある一定サイズ
の記憶領域を確保できない場合に、確保できるサイズの
データを第2の記憶手段に転送した時点で転送を停止す
るため、圧縮データ記憶領域以外の領域を壊すことを確
実に回避でき、かつ、圧縮データが圧縮データ記憶領域
に収まる場合は、データの間引き処理その他の画質を落
とす更なる圧縮処理なしに圧縮データを圧縮データ記憶
領域に転送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係るプリンタコントローラの概
略構成図である。
【図2】実施の形態1に係る符号復号器の符号器のブロ
ック図である。
【図3】実施の形態1に係るコンテキストモデルの一般
的なテンプレートの一例である。
【図4】実施の形態1に係る画像データの流れを示す説
明図である。
【図5】実施の形態1に係る展開されたビットマップデ
ータの圧縮転送処理の説明図である。
【図6】実施の形態2に係る展開領域から圧縮データ記
憶領域へのデータの圧縮転送処理のフローチャートであ
る。
【図7】実施の形態2に係る展開領域から圧縮データ記
憶領域へのデータの圧縮転送処理のフローチャートであ
る。
【図8】実施の形態3に係る展開領域から圧縮データ記
憶領域へのデータの圧縮転送処理のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
101 プリンタコントローラ 102 RAM 103 フォントROM 104 プログラムROM 105 符号復号器 106 CPU 107 エンジン 108 エンジンI/F 109 操作パネル 110 パネルI/F 111 ホスト装置 112 ホストI/F 113 外部記憶装置 114 ディスクI/F 115 ICカード 116 ICカードI/F 117 バス 201 符号器 202 コンテキストモデル部(CM) 203 確率推定機構(PEM) 204 符号生成部(BG) 500 圧縮データ記憶領域

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンド単位に複数分割された画像のビッ
    トマップデータを記憶する第1の記憶手段と、前記ビッ
    トマップデータを圧縮した圧縮データを記憶する第2の
    記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶されたビットマ
    ップデータを圧縮し、圧縮データを前記第2の記憶手段
    に転送する圧縮転送手段と、を有するプリンタコントロ
    ーラにおいて、 前記第2の記憶手段に前記圧縮データが収まるか否かを
    判定する際に使用する第3の記憶手段を備え、 前記圧縮転送手段は、前記第2の記憶手段中に、ある一
    定サイズの記憶領域を確保できない場合に、前記第3の
    記憶手段に前記圧縮データを転送し、前記圧縮データの
    サイズを検出して前記第2の記憶手段に収まるか否かを
    判定した後、前記圧縮データが前記第2の記憶手段に収
    まる場合に、前記圧縮データを前記第2の記憶手段に転
    送することを特徴とするプリンタコントローラ。
  2. 【請求項2】 バンド単位に複数分割された画像のビッ
    トマップデータを記憶する第1の記憶手段と、前記ビッ
    トマップデータを圧縮した圧縮データを記憶する第2の
    記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶されたビットマ
    ップデータを圧縮し、圧縮データを前記第2の記憶手段
    に転送する圧縮転送手段と、を有するプリンタコントロ
    ーラにおいて、 前記圧縮転送手段は、前記第2の記憶手段中に、ある一
    定サイズの記憶領域を確保できない場合に、転送機能を
    停止して前記圧縮データのアドレスのカウントアップの
    みを行い、前記圧縮データのサイズを検出して前記第2
    の記憶手段に収まるか否かを判定した後、前記圧縮デー
    タが前記第2の記憶手段に収まる場合に、前記圧縮デー
    タを前記第2の記憶手段に転送することを特徴とするプ
    リンタコントローラ。
  3. 【請求項3】 バンド単位に複数分割された画像のビッ
    トマップデータを記憶する第1の記憶手段と、前記ビッ
    トマップデータを圧縮した圧縮データを記憶する第2の
    記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶されたビットマ
    ップデータを圧縮し、圧縮データを前記第2の記憶手段
    に転送する圧縮転送手段と、を有するプリンタコントロ
    ーラにおいて、 前記圧縮転送手段は、前記第2の記憶手段中に、ある一
    定サイズの記憶領域を確保できない場合に、確保できる
    サイズのデータを前記第2の記憶手段に転送した時点で
    転送を停止することを特徴とするプリンタコントロー
    ラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7535589B2 (en) 2003-05-02 2009-05-19 Canon Kabushiki Kaisha Print control apparatus, print control method and printing system

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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