JPH08224917A - 印刷装置及びデータ制御方法 - Google Patents

印刷装置及びデータ制御方法

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JPH08224917A
JPH08224917A JP7305755A JP30575595A JPH08224917A JP H08224917 A JPH08224917 A JP H08224917A JP 7305755 A JP7305755 A JP 7305755A JP 30575595 A JP30575595 A JP 30575595A JP H08224917 A JPH08224917 A JP H08224917A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 １ページ分の中間データを中間バッファに格
納できない場合に符号化処理（符号化して圧縮）と復号
化処理（復号化して伸張）を実行することで、中間デー
タの印刷処理を保証する。 【解決手段】 １ページ分の中間データを中間バッファ
に格納できるか否かを判断し（ステップＳ９０１）、格
納できると判断した場合に中間データからバンド単位に
ビットマップデータを生成し（ステップＳ９０５）、格
納できないと判断した場合に予め１ページ分の中間デー
タからバンド単位にビットマップデータを生成した後符
号化して圧縮し（ステップＳ９０３）、ビットマップデ
ータ生成時に伸張する（ステップＳ９０６）。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、中間データからビ
ットマップデータを生成して印刷するレーザビームプリ
ンタ等の印刷装置及び該印刷装置におけるデータ制御方
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】レーザビームプリンタ等のページプリン
タでは、１ページ分の出力画像をビットマップメモリに
格納しておく必要があるが、この方法としてフルページ
ビットマップを必要とするフルペイント方式と数分の１
ページのバンドビットマップで１ページの出力画像を生
成可能なバンディング方式とが存在する。
【０００３】フルペイント方式では、１ページ分のビッ
トマップメモリを必要とし、印刷すべきデータは、ビッ
トマップメモリ上に画像を生成した後、印刷機構部（プ
リンタエンジン）に転送される。この方式では、ビット
マップメモリとして、例えば、６００ＤＰＩの解像度で
Ａ３用紙の場合、約８ＭＢのメモリを必要とするが、多
量なデータや多くの画像生成時間を必要とするデータに
対しても、必ず１ページ分の出力画像を生成できるの
で、入力データの印刷出力を保証することができる。
【０００４】一方、バンディング方式は、１ページ分の
印刷すべきデータを、装置内の中間データとして格納し
ておき、数分の１ページ分のビットマップメモリをリン
グバッファ（バンドバッファ）として利用して、出力画
像の生成と転送を印字機構部（プリンタエンジン）から
の同期信号に基づいて制御する必要がある。
【０００５】この方式では、フルペイント方式に比べ、
少ないメモリ容量で動作することができ、出力画像の生
成（レンダリング）と印字機構部（プリンタエンジン）
への転送を同時に実行できるので高速に処理できる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従来のビットマップメ
モリは、フルペイント方式では１ページ分のビットマッ
プメモリを必要とし、バンディング方式でも、数分の１
ページを必要とするため、印刷装置の解像度、出力可能
用紙サイズに比例して、各々のビットマップメモリ容量
が増大する問題点があった。
【０００７】また、従来のバンディング方式は、フルペ
イント方式に比べ、１ページ分の印刷すべきデータを、
装置内の中間データで格納しておく必要があるため、１
ページ分の中間データを格納できない場合、プリンタエ
ンジンの同期信号に基づいて印刷を行なうことができな
かった（メモリファクタによる障害）。
【０００８】また、印字機構部（プリンタエンジン）の
同期信号に合わせて画像生成して転送する必要がある
が、多量な中間データのために、定められた時間以内
で、出力画像を生成することができず、オーバーランを
生じプリンタエンジンの同期信号に基づいて印刷を行な
うことができなかった（タイムファクタによる障害）。
【０００９】このように、従来バンディング方式は、ビ
ットマップメモリの容量を削減可能であるが、入力され
た印刷データを出力できない場合が存在する問題点があ
った。
【００１０】本発明は、上記の問題点を解決するために
なされたもので、中間データを１ページ分記憶する毎に
生成されるビットマップデータをバンド単位に符号化処
理（符号化して圧縮）を実行して圧縮データを生成し、
当該圧縮データを１ページ分記憶する毎にバンド単位に
復号化処理（復号化して伸張）を実行することで、印刷
すべきビットマップデータの生成時間を一定時間以下に
抑え、ビットマップメモリ容量を削減することを目的と
する。
【００１１】本発明は、上記問題点を解決する為になさ
れたもので、生成されるビットマップデータに符号化処
理（符号化して圧縮）を実行したか否かを示す識別情報
をバンド単位に管理し、当該識別情報に基づいて復号化
処理（復号化して伸張）を実行することで、効率的な符
号化処理と復号化処理に基づく高速印刷処理を可能とす
ることを目的とする。
【００１２】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、中間データに基づくビットマップデータ
生成時間が予め決められている時間内か否か判断し、予
め決められた時間を越えると判断された場合に予め１ペ
ージ分の中間データに基づいて１ページ分のビットマッ
プデータを生成した後符号化して圧縮することで、中間
データの印刷処理を保証することを目的とする。
【００１３】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、１ページ分の中間データを記憶手段に記
憶できるか否かを判断し、１ページ分の中間データを記
憶手段に記憶できないと判断された場合に予め１ページ
分の中間データに基づいて１ページ分のビットマップデ
ータを生成した後符号化して圧縮することで、中間デー
タの印刷処理を保証することを目的とする。
【００１４】本発明は上記の問題点を解決するためにな
されたもので、中間データに符号化処理（符号化して圧
縮）を実行して圧縮データを生成し、当該圧縮データに
復号化処理（復号化して伸張）を実行して再生されるビ
ットマップデータと他の中間データから生成されるビッ
トマップデータを合成することで、少ないメモリ容量で
中間データの印刷処理を保証することを目的とする。
【００１５】上記目的を達成するための本発明の印刷装
置は、中間データからビットマップデータを生成して印
刷する印刷装置であって、前記中間データを１ページ分
第１の記憶手段に記憶すると、前記第１の記憶手段に記
憶されている１ページ分の中間データからバンド単位に
ビットマップデータを生成し、当該生成したビットマッ
プデータを符号化して圧縮し、バンド単位の圧縮データ
を生成する生成手段と、前記生成手段で生成されたバン
ド単位の圧縮データを１ページ分第２の記憶手段に記憶
すると、前記第２の記憶手段に記憶されている１ページ
分の圧縮データをバンド単位に復号化して伸張し、１ペ
ージ分のビットマップデータを再生する制御手段とを有
する。
【００１６】上記目的を達成するための本発明の印刷装
置は、中間データからビットマップデータを生成して印
刷する印刷装置であって、前記中間データをバンド単位
に分類して記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶さ
れた中間データからビットマップデータを生成し当該生
成したビットマップデータを符号化して圧縮する符号化
手段と、前記符号化手段を実行したか否かを示す識別情
報を前記バンド単位に記憶管理する管理手段と、前記符
号化手段で符号化し圧縮した圧縮データを復号化して伸
張し、ビットマップデータを再生する復号化手段と、前
記管理手段で記憶管理されている前記識別情報に基づい
て、前記復号化手段を実行するか否かを制御する制御手
段とを有する。
【００１７】上記目的を達成するための本発明の印刷装
置は、中間データからビットマップデータを生成して印
刷する印刷装置であって、前記中間データに基づくビッ
トマップデータ生成時間が予め決められている時間内か
否かをバンド単位に判断する判断手段と、前記判断手段
で予め決められた時間を越えると判断した場合に予め前
記１ページ分の中間データに基づいて１ページ分のビッ
トマップデータを生成した後符号化して圧縮する制御手
段とを有する。
【００１８】上記目的を達成するための本発明の印刷装
置は、中間データからビットマップデータを生成して印
刷する印刷装置であって、１ページ分の中間データを記
憶手段に記憶できるか否かを判断する判断手段と、前記
判断手段で１ページ分の中間データを記憶手段に記憶で
きないと判断した場合に予め１ページ分の中間データに
基づいて１ページ分のビットマップデータを生成した後
に符号化して圧縮する制御手段とを有する。
【００１９】上記目的を達成する為に本発明の印刷装置
は、中間データからビットマップデータを生成して印刷
する印刷装置であって、前記中間データからビットマッ
プデータを生成し当該生成したビットマップデータを符
号化して圧縮する符号化手段と、前記符号化手段で符号
化し圧縮した圧縮データを復号化して伸張しビットマッ
プデータを再生する復号化手段と、前記復号化手段で再
生されたビットマップデータと前記中間データとは異な
る他の中間データから生成されたビットマップデータを
合成する合成手段とを有する。
【００２０】上記目的を達成する為に本発明のデータ制
御方法は、中間データからビットマップデータを生成し
て印刷する印刷装置におけるデータ制御方法であって、
前記中間データを１ページ分第１の記憶手段に記憶する
と、前記第１の記憶手段に記憶されている１ページ分の
中間データからバンド単位にビットマップデータを生成
し、当該生成したビットマップデータを符号化して圧縮
し、バンド単位の符号化データを生成する生成工程と、
前記生成工程で生成されたバンド単位の圧縮データを１
ページ分第２の記憶手段に記憶すると、前記第２の記憶
手段に記憶されている１ページ分の圧縮データをバンド
単位に復号化して伸張し、１ページ分のビットマップデ
ータを再生する制御工程とを有する。
【００２１】上記目的を達成する為に本発明のデータ制
御方法は、中間データからビットマップデータを生成し
て印刷する印刷装置におけるデータ制御方法であって、
前記中間データをバンド単位に分類して記憶手段に記憶
する記憶工程と、前記記憶された中間データからビット
マップデータを生成し当該生成したビットマップデータ
を符号化して圧縮する符号化工程と、前記符号化工程を
実行したか否かを示す識別情報を前記バンド単位に記憶
管理する管理工程と、前記符号化工程で符号化し圧縮し
た圧縮データを復号化して伸張し、ビットマップデータ
を再生する復号化工程と、前記管理工程で記憶管理され
ている前記識別情報に基づいて、前記復号化工程を実行
するか否かを制御する制御工程とを有する。
【００２２】上記目的を達成する為に本発明のデータ制
御方法は、中間データからビットマップデータを生成し
て印刷する印刷装置におけるデータ制御方法であって、
前記中間データに基づくビットマップデータ生成時間が
予め決められている時間内か否かをバンド単位に判断す
る判断工程と、前記判断工程で予め決められた時間を越
えると判断した場合に予め前記１ページ分の中間データ
に基づいて１ページ分のビットマップデータを生成した
後符号化して圧縮する制御工程とを有する。
【００２３】上記目的を達成する為に本発明のデータ制
御方法は、中間データからビットマップデータを生成し
て印刷する印刷装置におけるデータ制御方法であって、
１ページ分の中間データを記憶手段に記憶できるか否か
を判断する判断工程と、前記判断工程で１ページ分の中
間データを記憶手段に記憶できないと判断した場合に予
め１ページ分の中間データに基づいて１ページ分のビッ
トマップデータを生成した後符号化して圧縮する制御工
程とを有する。
【００２４】上記目的を達成する為に本発明のデータ制
御方法は、中間データからビットマップデータを生成し
て印刷する印刷装置におけるデータ制御方法であって、
前記中間データからビットマップデータを生成し当該生
成したビットマップデータを符号化して圧縮する符号化
工程と、前記符号化工程で符号化し圧縮した圧縮データ
を復号化して伸張しビットマップデータを再生する復号
化工程と、前記復号化工程で再生されたビットマップデ
ータと前記中間データとは異なる他の中間データから生
成されたビットマップデータを合成する合成工程とを有
する。
【００２５】
【発明の実施の形態】本実施例の構成を説明する前に、
本実施例を適用するに好適なレーザビームプリンタ（ペ
ージプリンタ）の構成について図１を参照しながら説明
する。
【００２６】なお、本実施例を適用するプリンタは、レ
ーザビームプリンタに限られるものではなく、インクジ
ェットプリンタ等の他のプリント方式のプリンタでも良
いことは言うまでもない。
【００２７】図１は本発明を適用可能な第１の出力装置
の構成を示す断面図であり、例えばレーザビームプリン
タ（ＬＢＰ）の場合を示す。
【００２８】図において、１０００はＬＢＰ本体であ
り、外部に接続されているホストコンピュータから供給
される印刷データ（文字コード、制御コード等からなる
ページ記述言語等のプリンタ言語）やフォーム情報ある
いはマクロ命令等を入力して記憶するとともに、それら
の情報に従って対応する文字パターンやフォームパター
ン等のビットマップデータを作成し、記録媒体である記
録紙等に像を形成する。１０１２は操作のためのスイッ
チおよびＬＥＤ表示器等が配されている操作パネル、１
００１はＬＢＰ本体１０００全体の制御およびホストコ
ンピュータから供給される印刷データ等を解析するプリ
ンタ制御ユニットである。
【００２９】このプリンタ制御ユニット１００１は、主
に文字情報（文字コード）を対応する文字パターンのビ
デオ信号に変換してレーザドライバ１００２に出力す
る。
【００３０】レーザドライバ１００２は半導体レーザ１
００３を駆動するための回路であり、入力されたビデオ
信号に応じて半導体レーザ１００３から発射されるレー
ザ光１００４をオン・オフ切り換えする。
【００３１】レーザ光１００４は回転多面鏡１００５で
左右方向に振らされて静電ドラム１００６上を走査露光
する。
【００３２】これにより、静電ドラム１００６上には文
字パターンの静電潜像が形成されることになる。この潜
像は、静電ドラム１００６周囲に配設された現像ユニッ
ト１００７により現像された後、記録紙に転写される。
【００３３】この記録紙にはカットシートを用い、カッ
トシート記録紙はＬＢＰ１０００に装着した用紙カセッ
ト１００８に収納され、給紙ローラ１００９および搬送
ローラ１０１０と搬送ローラ１０１１とにより、装置内
に取り込まれて、静電ドラム１００６に供給される。
【００３４】またＬＢＰ本体１０００には、図示しない
カードスロットを備え、内蔵フォントに加えてオプショ
ンフォントカード、プリンタ言語系の異なる制御カード
（エミュレーションカード）を接続できるように構成さ
れている。
【００３５】図２は本発明の実施例を示すプリンタ制御
システムの構成を説明するブロック図である。ここで
は、レーザビームプリンタ（図１）を例にして説明す
る。
【００３６】なお、本発明の機能が実行されるのであれ
ば、単体の機器であっても、複数の機器からなるシステ
ムであっても、ＬＡＮ等のネットワークを介して処理が
行われるシステムであっても本発明を適用できることは
言うまでもない。
【００３７】図において、２０００はホストコンピュー
タで、所定のインタフェース１０（例えば、双方向イン
タフェース）を介してプリンタ制御ユニット１００１に
接続されて、プリンタ１０００との通信制御処理を実行
する。
【００３８】プリンタ制御ユニット１００１において、
１はＣＰＵで、ＲＯＭ２のプログラム用ＲＯＭ或いは外
部メモリ３に記憶された制御プログラム等に基づいてシ
ステムバス４に接続される各種のデバイスとのアクセス
を総括的に制御し、印刷部インタフェース８を介して接
続される印刷部（プリンタエンジン）９に出力情報とし
ての画像信号を出力する。
【００３９】また、このＲＯＭ２のプログラムＲＯＭに
は、後述する図３〜１１のフローチャートで示されるよ
うな、ＣＰＵ１の制御プログラム、印刷部９へ転送され
るビットマップデータを生成する画像生成プログラム等
を記憶する。
【００４０】ＲＯＭ２のフォント用ＲＯＭには上記出力
画像を生成する際に使用するフォントデータ（ドットフ
ォントデータ或はアウトラインフォントデータ）等を記
憶している。
【００４１】ＣＰＵ１は入力部５を介してホストコンピ
ュータ２０００との通信処理が可能に構成されている。
６はＣＰＵ１の主メモリ、ワークエリア等として機能す
るＲＡＭで、図示しない増設ポートに接続されるオプシ
ョンＲＡＭによりメモリ容量を拡張することができるよ
うに構成されている。
【００４２】なお、ＲＡＭ６は、入力した印刷データを
中間データ（ビットマップデータを生成し易い様にＣＰ
Ｕ１が印刷データを加工したデータ）として格納するペ
ージバッファメモリ６（ｃ）、ビットマップデータが展
開されるバンドバッファサイズのバンドバッファメモリ
６（ａ）、符号化画像情報（圧縮データ）を格納する画
像格納メモリ６（ｂ）などに用いられる。なお、これら
ＲＡＭ６内のページバッファメモリ６（ｃ）、バンドバ
ッファメモリ６（ａ）、画像格納メモリ６（ｂ）は、ダ
イナミックにその容量が変化する。
【００４３】符号化部１１は、ＲＡＭ６内のバンドバッ
ファメモリ６（ａ）に展開されたビットマップデータを
符号化する符号化部であり、画像生成プログラムの制御
により符号化された符号化画像情報（圧縮データ）はＲ
ＡＭ６内の画像格納メモリ６（ｂ）に格納される。
【００４４】前述したハードディスク（ＨＤ）、ＩＣカ
ード等の外部メモリ３は、メモリコントローラ（ＭＣ）
７によりアクセスを制御される。外部メモリ３は、オプ
ションとして接続され、フォントデータ、エミュレーシ
ョンプログラム、フォームデータ等を記憶する。
【００４５】また、１０１２は前述した操作パネルで操
作のためのスイッチおよびＬＥＤ表示器等が配されてい
る。
【００４６】また、前述した外部メモリは１個に限ら
ず、１個以上を備えて、内蔵フォントに加えてオプショ
ンフォントカード，プリンタ言語系の異なるプリンタ制
御言語を解釈するプログラムを格納した外部メモリを複
数接続できるように構成されていても良い。
【００４７】さらに、図示しないＮＶＲＡＭを有し、操
作パネル１０１２からのプリンタモード設定情報を記憶
するようにしても良い。
【００４８】このように構成されたプリンタ制御システ
ムにおいて、ホストコンピュータ２０００から入力され
た印刷データ内の文字コードは、印刷データ内の制御コ
ードで指示された印字位置に応じて対応するバンド位置
毎に分類されてＲＡＭ６内のページバッファメモリ６
（ｃ）内に中間データとして格納される。
【００４９】１ページ分の中間データが格納し終った
ら、１バンドサイズづつバンドバッファメモリ６（ａ）
にビットマップデータを生成し、符号化部１１によって
符号化したのち、ＲＡＭ６内の画像格納メモリ６（ｂ）
に格納する。
【００５０】１ページ分の符号化画像を格納し終った
ら、デコード（復号化し伸張）部１１を用いて符号化画
像情報（圧縮データ）をビットマップデータに戻しなが
ら、印刷部Ｉ／Ｆ８によって画像を形成するビットマッ
プデータがビデオ信号に変換され、印刷部９へ出力され
て記録紙等に記録される。
【００５１】なお、本実施例で説明する印刷データは、
例えばページ記述言語等のプリンタ言語である。
【００５２】また、本実施例で説明するバンドバッファ
メモリ６（ａ）、バンドバッファサイズとは、例えばＡ
４サイズの１ページ分のメモリサイズの１／ｎサイズ
（ｎ＝２、３、４・・・）である。
【００５３】（第１の実施形態）図３は第１の実施形態
を示す印刷装置の画像生成処理手順を示すフローチャー
トである。
【００５４】なお、図３のフローチャートに示すプログ
ラムは、例えば、ＲＯＭ２のプログラム領域或は外部メ
モリ３に格納されており、ＣＰＵ１により実行される。
【００５５】ＣＰＵ１は、ホストコンピュータ２０００
から入力部５を介して入力される印刷データ（印字位置
を示す制御コードや文字コードなど）を読み込み（ステ
ップＳ３０１）、制御コードで指定された印字位置（オ
ブジェクト毎に指定されている印字位置）に対応するバ
ンド単位（バンドバッファサイズ）に分類してＲＡＭ６
内のページバッファメモリ６（ｃ）に中間データとして
格納する（ステップＳ３０２）。
【００５６】ステップＳ３０２では、印刷データ中の改
ページ命令（制御コード）などのページ終了コードを検
知するまで同一ページの中間データとして格納し、改ペ
ージ命令などのページ終了コードを検知することで１ペ
ージの中間データを格納し終えたか否かを判断する（ス
テップＳ３０３）。
【００５７】ステップＳ３０３で１ページ分の中間デー
タを格納したと判断すると、ページバッファメモリ６
（ｃ）に格納された中間データに、符号化部１１による
後述する符号化画像格納処理を実行し（ステップＳ３０
４）、後述するデコード（復号化し伸張）部１１による
符号化画像情報（圧縮データ）のデコード（復号化し伸
張）処理を実行し、１ページ分のビットマップデータを
再生し、印刷部９に転送する（ステップＳ３０５）。
【００５８】図４は第１実施形態における符号化画像格
納処理ステップＳ３０４を詳細に説明するフローチャー
トである。
【００５９】なお、図４のフローチャートに示すプログ
ラムは、例えば、ＲＯＭ２のプログラム領域或は外部メ
モリ３に格納されており、ＣＰＵ１により実行される。
【００６０】図３のステップＳ３０３で１ページ分の中
間データを格納したと判断すると、注目バンド位置に対
応するページバッファメモリ６（ｃ）に格納された中間
データを読み出して、ＲＡＭ６内のバンドバッファメモ
リ６（ａ）にビットマップデータを生成する（ステップ
Ｓ４０１）。
【００６１】生成されたビットマップデータを符号化部
１１により符号化して圧縮し、符号化画像情報（圧縮デ
ータ）を生成し（ステップＳ４０２）、ＲＡＭ６内の符
号化画像情報格納メモリ６（ｂ）に格納する（ステップ
Ｓ４０３）。この処理を１ページを構成する全てのバン
ドについて実行して、１ページ分の符号化画像情報（圧
縮データ）が格納されたか否かを判断する（ステップＳ
４０４）。
【００６２】ステップＳ４０４で、１ページ分の符号化
画像情報（圧縮データ）が格納されたと判断すると、図
３のステップＳ３０５の処理を実行し、１ページ分の符
号化画像情報（圧縮データ）が格納されていないと判断
するとステップＳ４０１の処理を実行する。
【００６３】図５は第１実施形態におけるデコード（復
号化して伸張）処理及び画像転送処理ステップＳ３０５
を詳細に説明するフローチャートである。
【００６４】なお、図５のフローチャートに示すプログ
ラムは、例えば、ＲＯＭ２のプログラム領域或は外部メ
モリ３に格納されており、ＣＰＵ１により実行される。
【００６５】図４のステップＳ４０４で１ページ分の符
号化画像情報（圧縮データ）が格納されたと判断される
と、デコード（復号化し伸張）部１１により、ＲＡＭ６
内の符号化画像情報格納メモリ６（ｂ）に格納された１
ページ分の符号化画像情報（圧縮データ）の各バンドの
符号化画像情報（圧縮データ）を順次デコード（復号化
し伸張）してビットマップデータを再生し（ステップＳ
５０１）、印刷部Ｉ／Ｆ８によってビットマップデータ
をビデオ信号に変換して印刷部９に転送する（Ｓ５０
２）。
【００６６】１ページ分（全バンド分）のビットマップ
データを印刷部９に転送したか否かを判断し（Ｓ５０
３）、１ページ分（全バンド分）のビットマップデータ
を印刷部９に転送していないと判断するとステップＳ５
０１の処理を実行する。
【００６７】なお、上記実施形態では、画像情報格納メ
モリ６（ｂ）、ページバッファメモリ６（ｃ）はＲＡＭ
６内にあるとして説明したが、別にこれに限らない。例
えば、ＭＣ７で制御される外部メモリ３内に存在してい
てもよい。
【００６８】また、１ページの符号化画像情報（圧縮デ
ータ）を格納した後、該ページをデコード（復号化し伸
張）して印刷部に転送するとしたが、別にこれに限らな
い。例えば、ステップＳ３０１〜ステップＳ３０４まで
の符号化画像格納処理を複数ページに渡って繰り返して
実行し、画像情報格納メモリ６（ｂ）に符号化画像情報
を複数ぺージ分格納できるようにしておき、印刷部９の
処理速度に合わせて順次前述したステップＳ３０５の処
理を実行しても良い。
【００６９】以上述べたように本実施形態によれば、外
部から入力される印刷データを１ページ分中間データと
して記憶する毎に生成されるビットマップデータをバン
ド単位に符号化処理（符号化して圧縮し圧縮）を実行し
て圧縮データを生成し、当該圧縮データを１ページ分記
憶する毎にバンド単位に復号化処理（復号化して伸張）
を実行することで、印刷すべきビットマップデータの生
成時間を一定時間以下に抑え、ビットマップメモリ容量
を削減できる。
【００７０】（第２の実施形態）図６、図７は第２の実
施形態を示す印刷装置の画像生成処理手順を示すフロー
チャートである。同図において、第１の実施形態と同じ
処理を施すものについては同一の番号を割り振った。
【００７１】なお、図６、７のフローチャートに示すプ
ログラムは、例えば、ＲＯＭ２のプログラム領域或は外
部メモリ３に格納されており、ＣＰＵ１により実行され
る。
【００７２】ＣＰＵ１は、ホストコンピュータ２０００
から入力部５を介して入力される印刷データ（印字位置
を示す制御コードや文字コードなど）を読み込み（ステ
ップＳ３０１）、制御コードで指定された印字位置（オ
ブジェクト毎に指定される印字位置）に対応するバンド
単位に分類してＲＡＭ６内のページバッファメモリ６
（ｃ）に中間データとして格納する（ステップＳ３０
２）。
【００７３】ステップＳ３０２では、印刷データ中の改
ページ命令（制御コード）などのページ終了コードを検
知するまで同一ページの中間データとして格納し、改ペ
ージ命令などのページ終了コードを検知することで１ペ
ージの中間データを格納し終えたか否かを判断する（ス
テップＳ３０３）。
【００７４】ステップＳ３０３で１ページ分の中間デー
タを格納したと判断すると、注目バンドに対応する印刷
データがページバッファ（６ｃ）に格納されているかど
うかを調べ（ステップＳ６０１）、所望とする中間デー
タが格納されておらず、ビットマップデータを生成する
必要が無いと判断されたならば、１ページに１つ存在す
るＲＡＭ６内のバンド画像情報テーブル（不図示）の注
目バンドのバンドフラグをＯＦＦにして（ステップＳ６
０２）、後述するステップＳ４０４の処理を実行する。
【００７５】一方、ステップＳ６０１において、生成す
べきバンドに対応する中間データが格納されていると判
断されたならば、注目バンド位置に対応するページバッ
ファメモリ６（ｃ）に格納された中間データを読み出し
て、ＲＡＭ６内のバンドバッファメモリ６（ａ）にビッ
トマップデータを生成する（ステップＳ４０１）。
【００７６】生成されたビットマップデータを符号化部
１１により符号化して圧縮し、符号化画像情報（圧縮デ
ータ）を生成し（ステップＳ４０２）、ＲＡＭ６内の符
号化画像情報格納メモリ６（ｂ）に格納する（ステップ
Ｓ４０３）。同時にバンド情報テーブルの当該バンドの
バンドフラグをＯＮにする（ステップＳ６０３）。
【００７７】この処理を１ページを構成する全てのバン
ドについて実行して、１ページ分の符号化画像情報（圧
縮データ）が格納されたか否かを判断する（ステップＳ
４０４）。
【００７８】ステップＳ４０４で、１ページ分の符号化
画像情報（圧縮データ）が格納されたと判断すると、図
７のステップＳ６０４の処理を実行し、１ページ分の符
号化画像情報（圧縮データ）が格納されていないと判断
するとステップＳ６０１の処理を実行する。
【００７９】ステップＳ４０４で、１ページ分の符号化
画像情報（圧縮データ）が格納されたと判断されたなら
ば、バンド画像情報テーブルのバンドフラグを参照して
出力すべきバンド画像情報が存在するか否かを判断する
（ステップＳ６０４）。
【００８０】ステップＳ６０４で所望とするバンドのバ
ンドフラグがＯＮ（当該バンドに画像情報が存在する）
と判断されると、デコード（復号化し伸張）部１１によ
り、ＲＡＭ６内の符号化画像情報格納メモリ６（ｂ）に
格納された当該所望とするバンドの符号化画像情報（圧
縮データ）を順次デコード（復号化し伸張）してビット
マップデータを再生し（ステップＳ５０１）、印刷部Ｉ
／Ｆ８によってビットマップデータをビデオ信号に変換
して印刷部９に転送する（Ｓ５０２）。
【００８１】一方、ステップＳ６０４で所望とするバン
ドのバンドフラグがＯＦＦ（当該バンドに画像情報が存
在しない）と判断されると、空白のビットマップデータ
（例えば、０）を生成し（ステップＳ６０５）、前述し
たステップＳ５０２の処理を実行する。
【００８２】そして、１ページ分（全バンド分）のビッ
トマップデータを印刷部９に転送したか否かを判断し
（Ｓ５０３）、１ページ分（全バンド分）のビットマッ
プデータを印刷部９に転送していないと判断するとステ
ップＳ６０４の処理を次のバンドに対して実行する。
【００８３】なお、上記実施例では、画像情報格納メモ
リ６（ｂ）、ページバッファメモリ６（ｃ）はＲＡＭ６
内にあるとして説明したが、別にこれに限らない。例え
ば、ＭＣ７で制御される外部メモリ３内に存在していて
もよい。
【００８４】また、１ページの符号化画像情報（圧縮デ
ータ）を格納した後、該ページをデコード（復号化し伸
張）して印刷部に転送するとしたが、別にこれに限らな
い。例えば、図６で説明した符号化画像格納処理を複数
ページに渡って繰り返して実行し、画像情報格納メモリ
６（ｂ）に符号化画像情報を複数ぺージ分格納できるよ
うにしておき、印刷部の処理速度に合わせて順次図７で
説明した印刷処理を実行できるようにしても良い。
【００８５】バンド画像情報テーブルには、バンドに画
像情報が存在するか否かを示すバンドフラグを設けると
したが、これだけに限らない。例えば、符号化フラグを
設け、ビットマップデータを符号化した際に、格納メモ
リ６（ｂ）容量が増大してしまうような場合には、バン
ド単位で符号化する／しないを選択できるようにしても
良い。
【００８６】また、複数種類の符号化手段を設けて、生
成されたビットマップデータに最も適した符号化手段を
バンド単位で選択できるようにしてもよい。
【００８７】以上述べたように本実施例によれば、生成
されるビットマップデータに符号化処理（符号化して圧
縮）を実行したか否かを示す識別情報をバンド単位に管
理し、当該識別情報に基づいて復号化処理（復号化して
伸張）を実行することで、効率的な符号化処理と復号化
処理に基づく高速印刷処理を達成できる。
【００８８】（第３の実施形態）図８は第３の実施形態
を示す印刷装置の画像生成処理手順を示すフローチャー
トである。同図において、第１の実施形態と同じ処理を
施すものについては同一の番号を割り振った。
【００８９】なお、以下の実施形態ではバンドバッファ
メモリ６（ａ）は、バンドバッファメモリ１とバンドバ
ッファメモリ２で構成されている。
【００９０】なお、図８のフローチャートに示すプログ
ラムは、例えば、ＲＯＭ２のプログラム領域或は外部メ
モリ３に格納されており、ＣＰＵ１により実行される。
【００９１】ＣＰＵ１は、ホストコンピュータ２０００
から入力部５を介して入力される印刷データ（印字位置
を示す制御コードや文字コードなど）を読み込み（ステ
ップＳ３０１）、制御コードで指定された印字位置（オ
ブジェクト毎に指定される印字位置）対応するバンド単
位に分類してＲＡＭ６内のページバッファメモリ６
（ｃ）に中間データとして格納する（ステップＳ３０
２）。
【００９２】ステップＳ３０２では、印刷データ中の改
ページ命令（制御コード）などのページ終了コードを検
知するまで同一ページの中間データとして格納し、改ペ
ージ命令などのページ終了コードを検知することで１ペ
ージの中間データを格納し終えたか否かを判断する（ス
テップＳ３０３）。
【００９３】ステップＳ３０３で１ページ分の中間デー
タを格納したと判断すると、ページバッファメモリ６
（ｃ）に格納された中間データはバンディング処理可能
かどうかを判断する（ステップＳ８０１）。
【００９４】ここで、バンデイング可能か否かを判断す
るステップＳ８０１の処理を簡単に説明する。
【００９５】まず、ビットマップ展開すべきバンドの印
刷データのビッマップ展開時間を計算する。一般には、
当該バンドに含まれる印字オブジェクト（文字・図形・
イメージデータ等々）の個数、及び、各印字オブジェク
トの属性（文字の大きさ・修飾属性、図形の形状・大き
さ等々）によって、当該バンドの展開時間は予測され
る。例えば、文字を描画する場合は、文字の大きさと文
字修飾の指定によって、その文字の展開速度は決定し、
円を描画する場合は、円の大きさと線の太さによって、
円の展開速度は決定される。
【００９６】この様に、当該バンドに含まれる全ての印
字オブジェクトの展開速度の総和が、当該セグメントの
展開予測時間になる。
【００９７】次に、当該印刷装置におけるプリンタエン
ジンの回転速度は一定である。従って、各バンド毎のビ
ットマップデータのプリンタエンジンへの転送時間は一
定値になる。ここで、当該バンドの展開予測時間と各バ
ンド毎のビットマップデータの転送時間を比較し、展開
予測時間が転送時間より小さい場合には、バンデイング
処理が可能と判断しステップＳ８０２以降の処理を実行
する。一方、展開予測時間がビットマップデータの転送
時間より大きい場合（オーバーランが発生する場合）に
は、バンデイング処理不可能と判断しステップＳ３０４
以降の処理を実行する。
【００９８】ステップＳ８０１でバンディング処理が可
能と判断されると、注目バンド位置に対応するページバ
ッファに格納された中間データを読み出して、ＲＡＭ６
内のバンドバッファメモリ６（ａ）のバンドバッファメ
モリ１にビットマップデータを生成する（ステップＳ８
０２）。生成されたバンドバッファメモリ１のビットマ
ップデータを、印刷部Ｉ／Ｆ８を介して、印刷部９へ転
送する（ステップＳ８０３）。
【００９９】そして、バンドバッファメモリ１のビット
マップデータを印刷部９へ転送しながら、同一ページ内
の全てのバンドの中間データをビットマップ展開して印
刷部９へ転送したか否か（全バンド終了か否か）を判断
（ステップＳ８０４）する。
【０１００】ステップＳ８０４で、全バンド終了でない
と判断されると、次バンド位置に対応するページバッフ
ァに格納された中間データを読み出して、ＲＡＭ６内の
バンドバッファメモリ６（ａ）のバンドバッファメモリ
２にビットマップデータを生成する（ステップＳ８０
２）。バンドバッファメモリ１のビットマップデータの
転送が終了したならば、印刷部９からの同期信号に合わ
せてバンドバッファメモリ２に生成されたビットマップ
データをバンドバッファメモリ１と同様に転送する（ス
テップＳ８０３）。
【０１０１】このようにして、ページバッファ内に格納
された１ページ分の中間データを、バンドバッファメモ
リ１、２に交互にビットマップデータ生成して格納し順
次印刷部９に転送する。
【０１０２】一方、ステップＳ８０１で、バンディング
処理不可能と判定されたならば、図４を用いて前述した
Ｓ３０４の処理を実行し、更に、図５を用いて前述した
ステップＳ３０５の処理を実行する。
【０１０３】なお、上記本実施例では、画像情報格納メ
モリ６（ｂ）、ページバッファメモリ６（ｃ）はＲＡＭ
６内にあるとして説明したが、別にこれに限らない。例
えば、ＭＣ７で制御される外部メモリ３内に存在してい
てもよい。
【０１０４】また、バンディング不可能な場合に、１ペ
ージの符号化画像情報（圧縮データ）を格納した後、該
ページをデコード（復号化し伸張）して印刷部に転送す
るとしたが、別にこれに限らない。例えば、図６で説明
した符号化画像格納処理を複数ページに渡って繰り返し
て実行し、画像情報格納メモリ６（ｂ）に符号化画像情
報（圧縮データ）を複数ぺージ分格納できるようにして
おき、印刷部の処理速度に合わせて順次図７で説明した
印刷処理を実行できるようにしても良い。
【０１０５】また、バンディング処理不可能な場合に、
１ページ単位で符号化画像情報（圧縮データ）を格納す
るとしたが、これに限らない。例えば、バンディング処
理不可能となるバンドのみを符号化して圧縮できるよう
にしてもよい。
【０１０６】以上述べたように本実施形態によれば、外
部から入力した印刷データにバンディング処理を実行で
きるか否か判断し、バンディング処理できないと判断さ
れた場合に符号化処理（符号化して圧縮し圧縮）と復号
化処理（復号化して伸張）を実行することで、入力され
た印刷データの印刷処理を保証することができる。
【０１０７】（第４の実施形態）図９、図１０は、第４
の実施形態を示す印刷装置の画像生成処理手順を示すフ
ローチャートである。同図において、第１の実施形態と
同じ処理を施すものについては同一の番号を割り振っ
た。
【０１０８】なお、図９、図１０のフローチャートに示
すプログラムは、例えば、ＲＯＭ２のプログラム領域或
は外部メモリ３に格納されており、ＣＰＵ１により実行
される。
【０１０９】ＣＰＵ１は、ホストコンピュータ２０００
から入力部５を介して入力される印刷データ（印字位置
を示す制御コードや文字コードなど）を読み込み（ステ
ップＳ３０１）、印刷データ中のオブジェクトが指定す
る印字位置に対応するバンド単位に分類してＲＡＭ６内
のページバッファメモリ６（ｃ）に中間データとして格
納する（ステップＳ３０２）。
【０１１０】ステップＳ３０２では、印刷データ中の改
ページ命令（制御コード）などのページ終了コードを検
知するまで同一ページの中間データとして格納し、１ペ
ージ分の中間データをページバッファメモリ６（ｃ）に
格納できるか否か（符号化処理が必要か否か）を判断す
る（ステップＳ９０１）。
【０１１１】ステップＳ９０１で１ページ分の印刷デー
タをページバッファメモリ６（ｃ）に中間データとして
格納できないと判断すると（符号化処理が必要と判断す
ると）、バンディング処理が不可能な為、ページバッフ
ァメモリ６（ｃ）に格納済みの中間データに対して後述
する符号化画像情報合成格納処理（ステップＳ９０３）
を施し、ページバッファメモリ６（ｃ）に格納された中
間データに基づくビットマップデータを符号化して画像
情報格納メモリ６（ｂ）に格納した後、該ページバッフ
ァメモリ６（ｃ）を解放する（ステップＳ９０２）。
【０１１２】再び、１ページの残りの印刷データ（ペー
ジバッファメモリ６（ｃ）に格納できなかった印刷デー
タ）を読み込んで（ステップＳ３０１）、指定された印
字位置に対応するバンド単位に分類してページバッファ
メモリ６（ｃ）に中間データとして格納し（ステップＳ
３０２）、既に符号化処理が必要と判定されているの
で、新たにページバッファメモリ６（ｃ）に格納された
１ページ分の残りの中間データに対して後述する符号化
画像情報合成格納処理（ステップＳ９０３）を施し、ペ
ージバッファメモリ６（ｃ）に格納された当該中間デー
タに基づくビットマップデータを符号化して圧縮し画像
情報格納メモリ６（ｂ）に格納した後、該ページバッフ
ァメモリ６（ｃ）を解放する（ステップＳ９０２）。
【０１１３】この様に１ページ分の符号化画像情報（圧
縮データ）を画像情報格納メモリ６（ｂ）に格納するま
で上記各ステップを繰り返し実行する。
【０１１４】一方、ステップＳ９０１で１ページ分の印
刷データをページバッファメモリ６（ｃ）に中間データ
として格納できると判断すると（符号化処理が必要ない
と判断すると）、１ページ分の中間データの格納が終了
したか否かを判断し（ステップＳ３０３）、格納が終了
していなければ１ページ分の中間データを格納するまで
ステップＳ３０１からの処理を実行し、１ページ分の中
間データの格納が終了したと判断すると、処理すべきペ
ージに該当するデータが、画像情報格納メモリ６（ｂ）
に格納された符号化画像情報（圧縮データ）かページバ
ッファメモリ６（ｃ）に格納された中間データかを判定
する（ステップＳ９０４）。
【０１１５】ステップＳ９０４において、処理すべきペ
ージに該当するデータがページバッファメモリ６（ｃ）
に格納された中間データであると判断すると、注目バン
ド位置に対応するページバッファメモリ６（ｃ）に格納
された中間データを読み出して、ＲＡＭ６内のバンドバ
ッファメモリ６（ａ）のバンドバッファメモリ１にビッ
トマップ展開してビットマップデータを生成し（ステッ
プＳ９０５）、ステップＳ９０４において、処理すべき
ページに該当するデータが画像情報格納メモリ６（ｂ）
に格納された符号化画像情報（圧縮データ）であると判
断すると、ＲＡＭ６内の画像格納メモリ６（ｂ）から注
目バンドの符号化画像情報（圧縮データ）を読み出して
デコード（復号化して伸張）部１１でデコード（復号化
して伸張）し、バンドバッファメモリ６（ａ）のバンド
バッファメモリ１にビットマップデータを再生する（ス
テップＳ９０６）。
【０１１６】そして、生成されたバンドバッファメモリ
６（ａ）のバンドバッファメモリ１のビットマップデー
タを、印刷部Ｉ／Ｆ８を介して、同期信号に合わせて印
刷部９へ転送し（ステップＳ９０７）、ビットマップデ
ータを転送しながら、同一ページ内の次のバンドが存在
するか否か（全バンド終了か否か）を判断し（ステップ
Ｓ９０８）、次のバンドが存在する場合（全バンド終了
でない場合）、上述したステップＳ９０４以降の処理を
実行して、ＲＡＭ６内のバンドバッファメモリ６（ａ）
のバンドバッファメモリ２にビットマップデータを生成
し、バンドバッファメモリ１のビットマップデータの転
送が終了したならば、同期信号に合わせてバンドバッフ
ァメモリ２に生成されたビットマップデータをバンドバ
ッファメモリ１と同様に転送する（ステップＳ９０７。
【０１１７】このようにして、１ページ分の印刷処理が
終了するまで上記ステップの処理を繰り返す。
【０１１８】図１０は第４実施形態における符号化画像
合成格納処理ステップＳ９０３を説明するフローチャー
トである。
【０１１９】図９のステップＳ９０１で１ページ分の中
間データを格納できないと判断すると（符号化処理が必
要であると判断すると）、注目バンド位置に対応する符
号化画像情報（圧縮データ）が画像格納メモリ６（ｂ）
内に既に存在するか否かを判定し（ステップＳ１００
１）、存在すると判断すると、当該符号化画像情報（圧
縮データ）をデコード（復号化し伸張）部１１によりデ
コード（復号化し伸張）してバンドバッファメモリ６
（ａ）にビットマップ展開してビットマップデータを再
生する（ステップＳ１００２）。
【０１２０】一方、ステップＳ１００１で同一バンドの
既符号化画像情報（圧縮データ）が存在していないと判
断すると、バンドバッファメモリ６（ａ）をクリアする
（ステップＳ１００３）。
【０１２１】次に、ページバッファメモリ６（ｃ）から
中間データを読み出して、バンドバッファメモリ６
（ａ）にビットマップ展開してビットマップデータを生
成する。
【０１２２】ここで、ステップＳ１００２でデコード
（復号化して伸張）してビットマップ展開されていれば
当該ビットマップデータとページバッファメモリ６
（ｃ）から読み出されてビットマップ展開されたビット
マップデータが合成される（ステップＳ１００４）。
【０１２３】そして、合成されたビットマップデータを
符号化部１１により再符号化して圧縮し、符号化画像情
報（圧縮データ）を生成し（ステップＳ１００５）、Ｒ
ＡＭ６内の画像情報格納メモリ６（ｂ）に再格納する
（ステップＳ１００６）。
【０１２４】この処理を１ページを構成する全てのバン
ドについて実行して、１ページ分の符号化画像情報（圧
縮データ）が格納されたと判断されるまで繰り返し（ス
テップＳ１００７）、１ページ分の符号化画像を生成し
た後、図９のステップＳ９０２の処理を実行する。
【０１２５】なお、画像情報格納メモリ６（ｂ）、ペー
ジバッファメモリ６（ｃ）はＲＡＭ６内にあるとして説
明したが、別にこれに限らない。例えば、ＭＣ７で制御
される外部メモリ３内に存在していてもよい。
【０１２６】また、バンディング不可能な場合（１ペー
ジ分の中間データをページバッファメモリ６（ｃ）に格
納できない場合）に、予め１ページの符号化画像情報
（圧縮データ）を格納した後、該ページをデコード（復
号化し伸張）して印刷部に転送するとしたが、別にこれ
に限らない。例えば、図１０で説明した符号化画像格納
処理を複数ページに渡って繰り返して実行し、画像情報
格納メモリ６（ｂ）に符号化画像情報を複数ぺージ分格
納できるようにしておき、印刷部の処理速度に合わせて
順次図７で説明した印刷処理を実行できるようにしても
良い。
【０１２７】また、バンディング不可能な場合に、１ペ
ージ単位で符号化画像情報（圧縮データ）を格納すると
したが、これに限らない。例えば、バンディング不可能
となるバンドのみを符号化できるようにしてもよい。
【０１２８】また、符号化画像合成処理ステップＳ９０
３は、ページバッファメモリ６（ｃ）が不足したためバ
ンディング処理不可能な場合としたが、これに限らな
い。例えば、ページバッファからバンドバッファメモリ
６（ａ）にビットマップデータを生成する時間（タイム
ファクタ）を予測できるようにして、定められた時間以
内でビットマップデータを生成できないため、バンディ
ング処理不可能なことを検知できるようにしてもよい。
【０１２９】以上述べたように本実施形態によれば、外
部から入力される１ページ分の印刷データをページバッ
ファメモリ６（ｃ）に１ページ分の中間データとして格
納できない場合には、当該中間データに基づく１ページ
分のビットマップデータに符号化処理（符号化して圧
縮）を実行して圧縮データを予め生成した後、復号化処
理（復号化して伸張）を実行してビットマップデータを
再生してプリンタエンジンへ転送し、１ページの中間デ
ータをページバッファメモリに格納できる場合にはバン
ド単位にレンダリングしてビットマップデータを生成し
てプリンタエンジンへ転送することで、メモリ容量に応
じた印刷処理を保証できる。
【０１３０】（第５の実施形態）図１１は第５の実施形
態を示す印刷装置の画像生成処理手順を示すフローチャ
ートである。同図において、前述した実施形態と同じ処
理を施すものについては同一の番号を割り振った。
【０１３１】なお、図１１のフローチャートに示すプロ
グラムは、例えば、ＲＯＭ２のプログラム領域或は外部
メモリ３に格納されており、ＣＰＵ１により実行され
る。
【０１３２】ＣＰＵ１は、ホストコンピュータ２０００
から入力される印刷データ（例えば、印字位置を示す制
御コードや文字コードなど）を読み込み（ステップＳ３
０１）、読み込んだ印刷データのオブジェクトが指定す
る印字位置に対応するバンド位置を検出し（ステップＳ
１１０１）、検出されたバンド位置の符号化画像情報
（圧縮データ）が、バンド画像情報テーブルによりＲＡ
Ｍ６内の画像格納メモリ６（ｂ）に存在するかを判断す
る（ステップＳ１１０２）。
【０１３３】ステップＳ１１０２で符号化画像情報（圧
縮データ）が格納されていると判断すると、デコード
（復号化し伸張）部１１によりデコード（復号化し伸
張）して、ＲＡＭ６内のバンドバッファメモリ６（ａ）
にビットマップ展開してビットマップデータを再生し
（ステップＳ１１０３）、一方、ステップＳ１１０２で
符号化画像情報が格納されていないと判断すると、バン
ドバッファメモリ６（ａ）をクリアする（ステップＳ１
１０４）。
【０１３４】次に、ステップＳ３０１で読み込んだ中間
データを、バンドバッファメモリ６（ａ）にビットマッ
プ展開してビットマップデータを生成する。ここで、ス
テップＳ１１０３でデコード（復号化して伸張）してビ
ットマップ展開されていれば当該ビットマップデータと
ステップＳ３０１で読み込んだ中間データをビットマッ
プ展開して生成されるビットマップデータとが合成され
る（Ｓ１００４）。
【０１３５】そして、合成されたビットマップデータを
符号化部１１により再符号化して圧縮し、符号化画像情
報（圧縮データ）を生成し（ステップＳ１００５）、Ｒ
ＡＭ６内の画像情報格納メモリ６（ｂ）に再格納し（ス
テップＳ１００６）、更に、バンド情報テーブルの当該
バンドフラグをＯＮにする（ステップＳ１１０６）。
【０１３６】この処理を１ページ分の印刷データについ
て実行したか否かを判断し（ステップＳ４０４）、１ペ
ージ分の符号化画像情報（圧縮データ）が格納されたと
判断すると、図７で説明したように、画像格納メモリ６
（ｂ）から符号化画像情報を読み出してデコード（復号
化して伸張）部１１でデコード（復号化して伸張）し
て、１ページ分のビットマップデータを再生し印刷部に
転送して印刷させる。
【０１３７】なお、ステップＳ３０１でホストコンピュ
ータ２０００から読み込んだ印刷データをページバッフ
ァメモリ６（ｃ）に格納することなく、オブジェクト毎
に印刷データを処理したが、前述した実施形態の様にペ
ージバッファメモリ６（ｃ）に一旦１ページ分の中間デ
ータを格納してから中間データをバンド単位に処理して
も良い。
【０１３８】また、画像情報格納メモリ６（ｂ）、ペー
ジバッファメモリ６（ｃ）はＲＡＭ６内にあるとして説
明したが、別にこれに限らない。例えば、ＭＣ７で制御
される外部メモリ３内に存在していてもよい。
【０１３９】また、１ページの符号化画像情報（圧縮デ
ータ）を格納した後、該ページをデコード（復号化し伸
張）して印刷部に転送するとしたが、別にこれに限らな
い。例えば、図６で説明した符号化画像格納処理を複数
ページに渡って繰り返して実行し、画像情報格納メモリ
６（ｂ）に符号化画像情報を複数ぺージ分格納できるよ
うにしておき、印刷部の処理速度に合わせて順次図７で
説明した印刷処理を実行できるようにしても良い。
【０１４０】また、バンド画像情報テーブルには、バン
ドの有無を示すバンドフラグを設けるとしたが、これだ
けに限らない。例えば、符号化フラグを設け、ビットマ
ップデータを符号化した際に、格納メモリ６（ｂ）容量
が増大してしまうような場合には、バンド単位で符号化
する／しないを選択できるようにしても良い。
【０１４１】また、複数の符号化手段（圧縮方法）を設
けて、生成されたビットマップデータに最も適した符号
化手段をバンド単位で選択できるようにしてもよい。
【０１４２】以上述べたように本実施形態によれば、外
部から入力される印刷データに符号化処理（符号化して
圧縮）を実行して符号化データを生成し、当該符号化デ
ータに復号化処理（復号化して伸張）を実行して再生さ
れるビットマップデータと他の印刷データから生成され
るビットマップデータを合成することで、ビットマップ
メモリ容量を削減できる。
【０１４３】
【発明の効果】以上説明した様に本発明の印刷装置及び
データ制御方法は、中間データを１ページ分記憶する毎
に生成されるビットマップデータをバンド単位に符号化
処理（符号化して圧縮）を実行して圧縮データを生成
し、当該圧縮データを１ページ分記憶する毎にバンド単
位に復号化処理（復号化して伸張）を実行することで、
印刷すべきビットマップデータの生成時間を一定時間以
下に抑え、少ないメモリ容量で中間データの印刷処理を
保証することができる。
【０１４４】また、以上説明した様に本発明の印刷装置
及びデータ制御方法は、中間データに基づくビットマッ
プデータ生成時間が予め決められている時間内か否か判
断し、予め決められた時間を越えると判断された場合に
予め１ページ分の中間データに基づいて１ページ分のビ
ットマップデータを生成した後符号化して圧縮すること
で、中間データの印刷処理を保証することができる。
【０１４５】また、以上説明した様に本発明の印刷装置
及びデータ制御方法は、１ページ分の中間データを記憶
手段に記憶できるか否かを判断し、１ページ分の中間デ
ータを記憶手段に記憶できないと判断された場合に予め
１ページ分の中間データに基づいて１ページ分のビット
マップデータを生成した後符号化して圧縮することで、
中間データの印刷処理を保証することができる。
【０１４６】また、以上説明した様に本発明の印刷装置
及びデータ制御方法は、中間データに符号化処理（符号
化して圧縮）を実行して符号化データを生成し、当該符
号化データに復号化処理（復号化して伸張）を実行して
再生されるビットマップデータと他の中間データから生
成されるビットマップデータを合成することで、少ない
メモリ容量で中間データの印刷処理を保証することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明を適用可能な第１の出力装置の構成を示
す断面図である。
【図２】本発明の一実施形態を示すプリンタ制御システ
ムの構成を説明するブロック図である。
【図３】本発明の第１実施形態を示す印刷装置の画像生
成処理の一例を示すフローチャートである。
【図４】本発明の第１実施形態における符号化画像格納
処理の一例を示すフローチャートである。
【図５】本発明の第１実施形態における印刷部への画像
転送処理の一例を示すフローチャートである。
【図６】本発明の第２実施形態を示す印刷装置の画像生
成処理の一例を示すフローチャートである。
【図７】本発明の第２実施形態を示す印刷装置の画像生
成処理の一例を示すフローチャートである。
【図８】本発明の第３実施形態を示す印刷装置の画像生
成処理の一例を示すフローチャートである。
【図９】本発明の第４実施形態を示す印刷装置の画像生
成処理の一例を示すフローチャートである。
【図１０】本発明の第４実施形態における符号化画像合
成処理の一例を示すフローチャートである。
【図１１】本発明の第５実施形態を示す印刷装置の画像
生成処理の一例を示すフローチャートである。

Claims (50)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 中間データからビットマップデータを生
    成して印刷する印刷装置であって、 前記中間データを１ページ分第１の記憶手段に記憶する
    と、前記第１の記憶手段に記憶されている１ページ分の
    中間データからバンド単位にビットマップデータを生成
    し、当該生成したビットマップデータを符号化して圧縮
    し、バンド単位の圧縮データを生成する生成手段と、 前記生成手段で生成されたバンド単位の圧縮データを１
    ページ分第２の記憶手段に記憶すると、前記第２の記憶
    手段に記憶されている１ページ分の圧縮データをバンド
    単位に復号化して伸張し、１ページ分のビットマップデ
    ータを再生する制御手段とを有することを特徴とする印
    刷装置。
  2. 【請求項２】 前記中間データは、ホストコンピュータ
    から入力される印刷データをビットマップデータに生成
    し易い様に加工したデータであることを特徴とする請求
    項１に記載の印刷装置。
  3. 【請求項３】 前記バンド単位とは、前記１ページ分よ
    り少ないバンドバッファサイズの容量単位であることを
    特徴とする請求項１に記載の印刷装置。
  4. 【請求項４】 前記ビットマップデータは、プリンタエ
    ンジンの処理速度に合わせてビットマップメモリから読
    み出されることを特徴とする請求項１に記載の印刷装
    置。
  5. 【請求項５】 中間データからビットマップデータを生
    成して印刷する印刷装置であって、 前記中間データをバンド単位に分類して記憶する記憶手
    段と、 前記記憶手段に記憶された中間データからビットマップ
    データを生成し当該生成したビットマップデータを符号
    化して圧縮する符号化手段と、 前記符号化手段を実行したか否かを示す識別情報を前記
    バンド単位に記憶管理する管理手段と、 前記符号化手段で符号化し圧縮した圧縮データを復号化
    して伸張し、ビットマップデータを再生する復号化手段
    と、 前記管理手段で記憶管理されている前記識別情報に基づ
    いて、前記復号化手段を実行するか否かを制御する制御
    手段とを有することを特徴とする印刷装置。
  6. 【請求項６】 前記中間データは、ホストコンピュータ
    から入力される印刷データをビットマップデータに生成
    し易い様に加工したデータであることを特徴とする請求
    項５に記載の印刷装置。
  7. 【請求項７】 前記符号化手段は、１ページ分のビット
    マップデータを符号化して圧縮することを特徴とする請
    求項６に記載の印刷装置。
  8. 【請求項８】 前記符号化手段は、中間データに基づく
    ビットマップデータ生成時間が予め決められている時間
    を越えるバンドの中間データから生成されるビットマッ
    プデータを符号化して圧縮することを特徴とする請求項
    ７に記載の印刷装置。
  9. 【請求項９】 前記バンド単位とは、１ページ分より少
    ないバンドバッファサイズの容量単位であることを特徴
    とする請求項５に記載の印刷装置。
  10. 【請求項１０】 前記ビットマップデータは、プリンタ
    エンジンの処理速度に合わせてビットマップメモリから
    読み出されることを特徴とする請求項５に記載の印刷装
    置。
  11. 【請求項１１】 中間データに基づくビットマップデー
    タを生成して印刷する印刷装置であって、 前記中間データに基づくビットマップデータ生成時間が
    予め決められている時間内か否かをバンド単位に判断す
    る判断手段と、 前記判断手段で予め決められた時間を越えると判断した
    場合に予め前記１ページ分の中間データに基づいて１ペ
    ージ分のビットマップデータを生成した後符号化して圧
    縮する制御手段とを有することを特徴とする印刷装置。
  12. 【請求項１２】 前記中間データは、ホストコンピュー
    タから入力される印刷データをビットマップデータに生
    成し易い様に加工したデータであることを特徴とする請
    求項１１に記載の印刷装置。
  13. 【請求項１３】 前記判断手段で予め決められた時間内
    と判断すると、前記制御手段は、ビットマップデータの
    読み出しに同期して前記バンド単位の中間データに基づ
    くビットマップデータを生成することを特徴とする請求
    項１１に記載の印刷装置。
  14. 【請求項１４】 前記判断手段は、前記バンド単位の中
    間データからビットマップデータを生成するまでの時間
    と前記バンド単位のビットマップデータをビットマップ
    メモリから読み出してプリンタエンジンへ転送するまで
    の時間とを比較することを特徴とする請求項１１に記載
    の印刷装置。
  15. 【請求項１５】 前記制御手段は、予め圧縮した１ペー
    ジ分の圧縮データをビットマップデータの読み出しに間
    に合うように伸張してビットマップデータを再生するこ
    とを特徴とする請求項１１に記載の印刷装置。
  16. 【請求項１６】 中間データからビットマップデータを
    生成して印刷する印刷装置であって、 １ページ分の中間データを記憶手段に記憶できるか否か
    を判断する判断手段と、 前記判断手段で１ページ分の中間データを前記記憶手段
    に記憶できないと判断した場合に、予め１ページ分の中
    間データに基づいて１ページ分のビットマップデータを
    生成した後符号化して圧縮する制御手段とを有すること
    を特徴とする印刷装置。
  17. 【請求項１７】 前記中間データはホストコンピュータ
    から入力される印刷データをビットマップデータに生成
    し易い様に加工したデータであることを特徴とする請求
    項１６に記載の印刷装置。
  18. 【請求項１８】 前記判断手段で記憶できると判断する
    と、前記制御手段は、ビットマップデータの読み出しに
    同期して前記バンド単位の中間データに基づくビットマ
    ップデータを生成することを特徴とする請求項１６に記
    載の印刷装置。
  19. 【請求項１９】 前記制御手段は、予め圧縮した１ペー
    ジ分の圧縮データをビットマップデータの読み出しに間
    に合うように伸張してビットマップデータを再生するこ
    とを特徴とする請求項１６に記載の印刷装置。
  20. 【請求項２０】 前記制御手段は、既に圧縮した圧縮デ
    ータから再生したビットマップデータと中間データから
    生成したビットマップデータを合成して１ページ分のビ
    ットマップデータを生成した後、当該ビットマップデー
    タを符号化して圧縮することを特徴とする請求項１６に
    記載の印刷装置。
  21. 【請求項２１】 中間データからビットマップデータを
    生成して印刷する印刷装置であって、 前記中間データからビットマップデータを生成し当該生
    成したビットマップデータを符号化して圧縮する符号化
    手段と、 前記符号化手段で符号化し圧縮した圧縮データを復号化
    して伸張しビットマップデータを再生する復号化手段
    と、 前記復号化手段で再生されたビットマップデータと前記
    中間データとは異なる他の中間データから生成されたビ
    ットマップデータを合成する合成手段とを有することを
    特徴とする印刷装置。
  22. 【請求項２２】 前記中間データはホストコンピュータ
    から入力される印刷データをビットマップデータに生成
    し易い様に加工したデータであることを特徴とする請求
    項２１に記載の印刷装置。
  23. 【請求項２３】 前記合成手段は、１ページ分のビット
    マップデータを生成することを特徴とする請求項２１に
    記載の印刷装置。
  24. 【請求項２４】 前記合成手段で合成されたビットマッ
    プデータは、前記符号化手段で符号化して圧縮されるこ
    とを特徴とする請求項２１に記載の印刷装置。
  25. 【請求項２５】 前記合成手段で合成されたビットマッ
    プデータは、前記符号化手段で符号化して圧縮された
    後、前記復号化手段で復号化し伸張されることを特徴と
    する請求項２１に記載の印刷装置。
  26. 【請求項２６】 中間データからビットマップデータを
    生成して印刷する印刷装置におけるデータ制御方法であ
    って、 前記中間データを１ページ分第１の記憶手段に記憶する
    と、前記第１の記憶手段に記憶されている１ページ分の
    中間データからバンド単位にビットマップデータを生成
    し、当該生成したビットマップデータを符号化して圧縮
    し、バンド単位の圧縮データを生成する生成工程と、 前記生成工程で生成されたバンド単位の圧縮データを１
    ページ分第２の記憶手段に記憶すると、前記第２の記憶
    手段に記憶されている１ページ分の圧縮データをバンド
    単位に復号化して伸張し、１ページ分のビットマップデ
    ータを再生する制御工程とを有することを特徴とするデ
    ータ制御方法。
  27. 【請求項２７】 前記中間データはホストコンピュータ
    から入力される印刷データをビットマップデータに生成
    し易い様に加工したデータであることを特徴とする請求
    項２６に記載のデータ制御方法。
  28. 【請求項２８】 前記バンド単位とは、前記１ページ分
    より少ないバンドバッファサイズの容量単位であること
    を特徴とする請求項２６に記載のデータ制御方法。
  29. 【請求項２９】 前記ビットマップデータは、プリンタ
    エンジンの処理速度に合わせてビットマップメモリから
    読み出されることを特徴とする請求項２６に記載のデー
    タ制御方法。
  30. 【請求項３０】 中間データからビットマップデータを
    生成して印刷する印刷装置におけるデータ制御方法であ
    って、 前記中間データをバンド単位に分類して記憶手段に記憶
    する記憶工程と、 前記記憶された中間データからビットマップデータを生
    成し当該生成したビットマップデータを符号化して圧縮
    する符号化工程と、 前記符号化工程を実行したか否かを示す識別情報を前記
    バンド単位に記憶管理する管理工程と、 前記符号化工程で符号化し圧縮した圧縮データを復号化
    して伸張し、ビットマップデータを再生する復号化工程
    と、 前記管理工程で記憶管理されている前記識別情報に基づ
    いて、前記復号化工程を実行するか否かを制御する制御
    工程とを有することを特徴とするデータ制御方法。
  31. 【請求項３１】 前記中間データはホストコンピュータ
    から入力される印刷データをビットマップデータに生成
    し易い様に加工したデータであることを特徴とする請求
    項３０に記載のデータ制御方法。
  32. 【請求項３２】 前記符号化工程は、１ページ分のビッ
    トマップデータを符号化して圧縮することを特徴とする
    請求項３０に記載のデータ制御方法。
  33. 【請求項３３】 前記符号化工程は、中間データに基づ
    くビットマップデータ生成時間が予め決められている時
    間を越えるバンドの中間データから生成されるビットマ
    ップデータを符号化して圧縮することを特徴とする請求
    項３０に記載のデータ制御方法。
  34. 【請求項３４】 前記バンド単位とは、１ページ分より
    少ないバンドバッファサイズの容量単位であることを特
    徴とする請求項３０に記載のデータ制御方法。
  35. 【請求項３５】 前記ビットマップデータは、プリンタ
    エンジンの処理速度に合わせてビットマップメモリから
    読み出されることを特徴とする請求項３０に記載のデー
    タ制御方法。
  36. 【請求項３６】 中間データからビットマップデータを
    生成して印刷する印刷装置におけるデータ制御方法であ
    って、 前記中間データに基づくビットマップデータ生成時間が
    予め決められている時間内か否かをバンド単位に判断す
    る判断工程と、 前記判断工程で予め決められた時間を越えると判断した
    場合に予め前記１ページ分の中間データに基づいて１ペ
    ージ分のビットマップデータを生成した後符号化して圧
    縮する制御工程とを有することを特徴とするデータ制御
    方法。
  37. 【請求項３７】 前記中間データは、ホストコンピュー
    タから入力される印刷データをビットマップデータに生
    成し易い様に加工したデータであることを特徴とする請
    求項３６に記載のデータ制御方法。
  38. 【請求項３８】 前記判断工程で予め決められた時間内
    と判断すると、前記制御工程は、ビットマップデータの
    読み出しに同期して前記バンド単位の中間データに基づ
    くビットマップデータを生成することを特徴とする請求
    項３６に記載のデータ制御方法。
  39. 【請求項３９】 前記判断工程は、前記バンド単位の中
    間データからビットマップデータを生成するまでの時間
    と前記バンド単位のビットマップデータをビットマップ
    メモリから読み出してプリンタエンジンへ転送するまで
    の時間とを比較することを特徴とする請求項３６に記載
    のデータ制御方法。
  40. 【請求項４０】 前記制御工程は、予め圧縮した１ペー
    ジ分の圧縮データをビットマップデータの読み出しに間
    に合うように伸張してビットマップデータを再生するこ
    とを特徴とする請求項３６に記載のデータ制御方法。
  41. 【請求項４１】 中間データからビットマップデータを
    生成して印刷する印刷装置におけるデータ制御方法であ
    って、 １ページ分の中間データを記憶手段に記憶できるか否か
    を判断する判断工程と、 前記判断工程で１ページ分の中間データを前記記憶手段
    に記憶できないと判断した場合に、予め１ページ分の中
    間データに基づいて１ページ分のビットマップデータを
    生成した後符号化して圧縮する制御工程とを有すること
    を特徴とするデータ制御方法。
  42. 【請求項４２】 前記中間データはホストコンピュータ
    から入力される印刷データをビットマップデータに生成
    し易い様に加工したデータであることを特徴とする請求
    項４１に記載のデータ制御方法。
  43. 【請求項４３】 前記判断工程で記憶できると判断する
    と、前記制御工程は、ビットマップデータの読み出しに
    同期して前記バンド単位の中間データに基づくビットマ
    ップデータを生成することを特徴とする請求項４１に記
    載のデータ制御方法。
  44. 【請求項４４】 前記制御工程は、予め圧縮した１ペー
    ジ分の圧縮データをビットマップデータの読み出しに間
    に合うように伸張してビットマップデータを再生するこ
    とを特徴とする請求項４１に記載のデータ制御方法。
  45. 【請求項４５】 前記制御工程は、既に圧縮した圧縮デ
    ータから再生したビットマップデータと中間データから
    生成したビットマップデータを合成して１ページ分のビ
    ットマップデータを生成した後、当該ビットマップデー
    タを符号化して圧縮することを特徴とする請求項４１に
    記載のデータ制御方法。
  46. 【請求項４６】 中間データからビットマップデータを
    生成して印刷する印刷装置におけるデータ制御方法であ
    って、 前記中間データからビットマップデータを生成し当該生
    成したビットマップデータを符号化して圧縮する符号化
    工程と、 前記符号化工程で符号化し圧縮した圧縮データを復号化
    して伸張しビットマップデータを再生する復号化工程
    と、 前記復号化工程で再生されたビットマップデータと前記
    中間データとは異なる他の中間データから生成されたビ
    ットマップデータを合成する合成工程とを有することを
    特徴とするデータ制御方法。
  47. 【請求項４７】 前記中間データはホストコンピュータ
    から入力される印刷データをビットマップデータに生成
    し易い様に加工したデータであることを特徴とする請求
    項４６に記載のデータ制御方法。
  48. 【請求項４８】 前記合成工程は、１ページ分のビット
    マップデータを生成することを特徴とする請求項４６に
    記載のデータ制御方法。
  49. 【請求項４９】 前記合成工程で合成されたビットマッ
    プデータは、前記符号化工程で符号化して圧縮されるこ
    とを特徴とする請求項４６に記載のデータ制御方法。
  50. 【請求項５０】 前記合成工程で合成されたビットマッ
    プデータは、前記符号化工程で符号化して圧縮された
    後、前記復号化工程で復号化し伸張されることを特徴と
    する請求項４６に記載のデータ制御方法。
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