JP2000165203A - アクティブバラン回路 - Google Patents

アクティブバラン回路

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JP2000165203A
JP2000165203A JP10339596A JP33959698A JP2000165203A JP 2000165203 A JP2000165203 A JP 2000165203A JP 10339596 A JP10339596 A JP 10339596A JP 33959698 A JP33959698 A JP 33959698A JP 2000165203 A JP2000165203 A JP 2000165203A
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gate
capacitor
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drain
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Yoshiyuki Tonami
良幸 利波
Kazunori Kashimura
和則 樫村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マイクロ波帯域でも各出力ポートから安定し
て同一振幅で互いに180度位相が異なる出力が得られ
るアクティブバラン回路を提供すること。 【解決手段】 このアクティブバラン回路は、第1のF
ET(既存のFET)10におけるゲート側に入力ポー
ト1が接続され、ドレイン側に第2のFET11のゲー
ト及びソースの短絡部、及び第1のキャパシタC1を介
在させた第1の出力ポート2が並列接続され、ソース側
に第3のFET12のドレイン側、及び第2のキャパシ
タC2を介在させた第2の出力ポート3が並列接続され
ると共に、ゲート側に第3の抵抗R3が並列接続された
上で接地され、且つ第2のFET11のドレイン側にド
レイン電圧VDを印加するための端子が接続され、第3
のFET12のゲート及びソースの短絡部が接地接続さ
れ、第2のキャパシタC2及び第2の出力ポート3の間
には位相差調整用の伝送線路4が介挿されて成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として電界効果
トランジスタ(以下、FETとする)のゲートをを入力
ポートとし、且つドレインとソースとをそれぞれ出力ポ
ートとするアクティブバラン回路であって、詳しくは各
出力ポートから同一振幅で互いに180度位相が異なる
出力が得られるようにしたアクティブバラン回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のアクティブバラン回路
は、FETにおけるゲート側から入力電力を入力し、ド
レイン側とソース側とから出力電力を同一振幅で互いに
180度位相が異なるように分配して出力するものとし
て知られている。
【0003】図7は、従来のアクティブバラン回路の一
例を示した回路図である。このアクティブバラン回路
は、FET10におけるゲート側に入力ポート1が接続
され、ドレイン側に第1の抵抗R1を介在させたドレイ
ン電圧VDを印加するための端子、及び第1のキャパシ
タC1を介在させた第1の出力ポート2が並列接続さ
れ、ソース側に第2の抵抗R2を介在させた接地用に供
される導線、及び第2のキャパシタC2を介在させた第
2の出力ポート3が並列接続され、且つゲート・ソース
間及びゲート・ドレイン間で位相が反転されるようにな
っている。
【0004】このアクティブバラン回路では、第1の抵
抗R1及び第2の抵抗R2がバイアスを供給するために
用いられ、第1のキャパシタC1及び第2のキャパシタ
C2が直流(DC)成分カットのために用いられてお
り、入力ポート1から入力した交流信号による入力電力
を第1の出力ポート2と第2の出力ポート3とに分配し
て出力電力として出力する際、FET10におけるゲー
ト・ソース間及びゲート・ドレイン間で位相が反転さ
れ、第1の出力ポート2と第2の出力ポート3とからの
出力電力が同一振幅で互いに180度位相が異なるもの
となる。
【0005】図8は、このアクティブバラン回路の振幅
特性及び位相特性を示したもので、同図(a)は周波数
(GHz)における振幅差(dB)の関係を示した振幅
特性に関するもの、同図(b)は周波数(GHz)にお
ける位相差(度)の関係を示した位相特性に関するもの
である。
【0006】このアクティブバラン回路の場合、図8
(a)及び図8(b)を参照すれば、周波数2〜3(G
Hz)における第1の出力ポート2及び第2の出力ポー
ト3の振幅差(dB)は0付近に近いマイナス値で充分
に抑制されているが、周波数2〜3(GHz)における
第1の出力ポート2及び第2の出力ポート3の位相差
(度)の方は180度よりも低い約165度の値から周
波数の増加に伴って次第に160度に近い値へと減少し
ている様子が判る。
【0007】図9は、従来のアクティブバラン回路の他
例を示した回路図である。このアクティブバラン回路
は、先のアクティブバラン回路と比べ、FET10のゲ
ート側に第3の抵抗R3が並列接続された上で接地され
ており、ソース側の第2の抵抗R2が接地されている点
が相違しており、それ以外は同じ構成になっている。こ
こでもFET10のゲート・ソース間及びゲート・ドレ
イン間で位相が反転され、先のアクティブバラン回路の
場合と同様に動作する。
【0008】図10は、このアクティブバラン回路の位
相差及び位相差誤差特性として、周波数(GHz)にお
ける位相(deg)及び180度位相差に対する誤差
(deg)の関係を示したものである。
【0009】このアクティブバラン回路の場合、図10
を参照すれば、周波数0〜10(GHz)における第1
の出力ポート2の出力(出力1)及び第2の出力ポート
3の出力(出力2)に係る位相は周波数の増加に伴って
次第に180度未満へと外れる傾向にあり、周波数10
GHzでは第1の出力ポート2の出力(出力1)及び第
2の出力ポート3の出力(出力2)に係る180度位相
差に対する誤差が40度以上になっている様子が判る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した図7や図9に
示した既存のFETを用いたアクティブバラン回路の場
合、何れもFETのcgsのような周波数依存性を有す
る要素を無視できる低い周波数帯域では図8(b)に示
したように各出力ポートからの出力における位相が互い
に反転するが、マイクロ波帯域のような高い周波数帯域
では図10に示したようにその影響を無視できなくな
り、FETのゲート・ソース間及びゲート・ドレイン間
で大きな位相差が生じて各出力ポートからの出力が同一
振幅で互いに180度位相が異なるものとならなくなっ
てしまうという問題がある。このように、各出力ポート
からの出力が同一振幅で互いに180度位相が異なるも
のとならないアクティブバラン回路では、FETのドレ
イン側に接続された抵抗及びソース側に接続された抵抗
(バイアスを供給するための抵抗)のインピーダンスが
数十〜数百と低いため、伝送される信号の損失が大きく
なってしまう。
【0011】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、マイクロ波帯域で
も各出力ポートから安定して同一振幅で互いに180度
位相が異なる出力が得られ、高周波数帯域の適用が可能
なアクティブバラン回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、FET
におけるゲート側に入力ポートが接続され、ドレイン側
に第1の抵抗を介在させたドレイン電圧を印加するため
の端子、及び第1のキャパシタを介在させた第1の出力
ポートが並列接続され、ソース側に第2の抵抗を介在さ
せた接地用に供される導線、及び第2のキャパシタを介
在させた第2の出力ポートが並列接続され、更に、ゲー
ト・ソース間及びゲート・ドレイン間で位相が反転され
ることで該第1の出力ポートと該第2の出力ポートとか
らの出力を同一振幅で互いに180度位相が異なるもの
とするアクティブバラン回路において、ソース側におけ
る第2の出力ポート又は第2のキャパシタ及び該第2の
出力ポートの間に第3のキャパシタを並列に介挿した上
で接地用に供される導線が接続されて成るアクティブバ
ラン回路が得られる。
【0013】一方、本発明によれば、第1のFETにお
けるゲート側に入力ポートが接続され、ドレイン側に第
2のFETのゲート及びソースの短絡部、及び第1のキ
ャパシタを介在させた第1の出力ポートが並列接続さ
れ、ソース側に第3のFETのドレイン側、及び第2の
キャパシタを介在させた第2の出力ポートが並列接続さ
れると共に、該ゲート側に第3の抵抗が並列接続された
上で接地され、且つ該第2のFETのドレイン側にドレ
イン電圧を印加するための端子が接続され、該第3のF
ETのゲート及びソースの短絡部が接地接続され、該第
2のキャパシタ及び該第2の出力ポートの間には位相差
調整用の伝送線路が介挿されて成り、更に、第1のFE
Tにおけるゲート・ソース間及びゲート・ドレイン間で
位相が反転されることで第1の出力ポートと第2の出力
ポートとからの出力を同一振幅で互いに180度位相が
異なるものとするアクティブバラン回路が得られる。
【0014】又、本発明によれば、上記アクティブバラ
ン回路において、第1のFETにおけるゲート側に第3
の抵抗に代えて外部から所定の電圧を印加するための端
子が並列接続されたアクティブバラン回路が得られる。
【0015】更に、本発明によれば、上記何れかのアク
ティブバラン回路において、伝送線路に代えて集中定数
回路が用いられ、集中定数回路は、第2のキャパシタ及
び第2の出力ポートの間に直列に介挿接続されたコイル
と、コイルの入力側と出力側とにそれぞれ並列接続され
た上で接地された一対のキャパシタとから成るアクティ
ブバラン回路が得られる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に幾つかの実施例を挙げ、本
発明のアクティブバラン回路について、図面を参照して
詳細に説明する。
【0017】図1は、本発明の実施例1に係るアクティ
ブバラン回路の基本構成を示した回路図である。このア
クティブバラン回路は、図7に示した既存の回路と同様
に、FET10におけるゲート側に入力ポート1が接続
され、ドレイン側に第1の抵抗R1を介在させたドレイ
ン電圧VDを印加するための端子、及び第1のキャパシ
タC1を介在させた第1の出力ポート2が並列接続さ
れ、ソース側に第2の抵抗R2を介在させた接地用に供
される導線、及び第2のキャパシタC2を介在させた第
2の出力ポート3が並列接続され、ゲート・ソース間及
びゲート・ドレイン間で位相が反転されることで第1の
出力ポート2と第2の出力ポート3とからの出力を同一
振幅で互いに180度位相が異なるものとするものであ
るが、ここでは更に、ソース側における第2のキャパシ
タC2及び第2の出力ポート3の間(第2の出力ポート
3を対象にしても良い)に第3のキャパシタC3を並列
に介挿した上で接地用に供される導線が接続されてい
る。
【0018】このアクティブバラン回路では、第1の抵
抗R1及び第2の抵抗R2がバイアスを供給するために
用いられ、第1のキャパシタC1及び第2のキャパシタ
C2が直流(DC)成分カットのために用いられてお
り、第3のキャパシタC3が高周波数帯域への適用を計
るために用いられており、マイクロ波帯域で使用しても
入力ポート1から入力した交流信号による入力電力を第
1の出力ポート2と第2の出力ポート3とに分配して出
力電力として出力する際、FET10におけるゲート・
ソース間及びゲート・ドレイン間で位相が適確に反転さ
れ、第1の出力ポート2と第2の出力ポート3とからの
出力電力が正確に同一振幅で互いに180度位相が異な
るものとなる。
【0019】図2は、アクティブバラン回路の振幅特性
及び位相特性を示したもので、同図(a)は周波数(G
Hz)における振幅差(dB)の関係を示した振幅特性
に関するもの、同図(b)は周波数(GHz)における
位相差(度)の関係を示した位相特性に関するものであ
る。
【0020】このアクティブバラン回路の場合、図2
(a)及び図2(b)を参照すれば、周波数2〜3(G
Hz)における第1の出力ポート2及び第2の出力ポー
ト3の振幅差(dB)は0付近に近いプラス値で充分に
抑制されており、周波数2〜3(GHz)における第1
の出力ポート2及び第2の出力ポート3の位相差(度)
の方は180度よりも若干高い値から周波数の増加に伴
って2.4GHz超過の付近で減少し、180度よりも
若干低い値に推移した後にその値が維持されており、結
果として180度前後の値に維持される様子が判る。
【0021】従って、このアクティブバラン回路は、図
7に回路構成を示し、図8(b)にその位相特性を示し
た既存の回路よりも格段に位相特性が向上しており、マ
イクロ波帯域で使用しても各出力ポート2、3から安定
して同一振幅で互いに180度位相が異なる出力が得ら
れるため、高周波数帯域の適用が有効となる。尚、この
アクティブバラン回路は、各キャパシタC1、C2、C
3をMMIC等に用いられるMIMキャパシタとすれ
ば、小型に構成される。
【0022】このようにマイクロ波帯域で適用可能なア
クティブバラン回路は、バイアス供給用の抵抗R1、R
2を排除しても構成できる。
【0023】図3は、本発明の実施例2に係るアクティ
ブバラン回路の基本構成を示した回路図である。このア
クティブバラン回路は、第1のFET10におけるゲー
ト側に入力ポート1が接続され、ドレイン側に第2のF
ET11のゲート及びソースの短絡部、及び第1のキャ
パシタC1を介在させた第1の出力ポート2が並列接続
され、ソース側に第3のFET12のドレイン側、及び
第2のキャパシタC2を介在させた第2の出力ポート3
が並列接続されると共に、ゲート側に第3の抵抗R3が
並列接続された上で接地され、且つ第2のFET11の
ドレイン側にドレイン電圧VDを印加するための端子が
接続され、第3のFET12のゲート及びソースの短絡
部が接地接続され、第2のキャパシタC2及び第2の出
力ポート3の間には位相差調整用の伝送線路4が介挿さ
れて成っている。
【0024】このアクティブバラン回路の場合も、第1
のFET10におけるゲート・ソース間及びゲート・ド
レイン間で位相が適確に反転されることで第1の出力ポ
ート2と第2の出力ポート3とからの出力を正確に同一
振幅で互いに180度位相が異なるものとすることがで
きる。
【0025】図4は、このアクティブバラン回路の位相
差及び位相差誤差特性として、周波数(GHz)におけ
る位相(deg)及び180度位相差に対する誤差(d
eg)の関係を示したものである。
【0026】このアクティブバラン回路の場合、伝送線
路4を介挿しているため、図4を参照すれば、周波数0
〜10(GHz)における第1の出力ポート2の出力
(出力1)及び第2の出力ポート3の出力(出力2)に
係る位相は周波数の増加によってもほぼ180度を維持
する傾向にあり、周波数10GHzでも第1の出力ポー
ト2の出力(出力1)及び第2の出力ポート3の出力
(出力2)に係る180度位相差に対する誤差が5度以
下になっている様子が判る。
【0027】従って、このアクティブバラン回路は、図
9に回路構成を示し、図10にその位相差及び位相差誤
差特性を示した既存の回路よりも格段に位相特性が向上
しており、マイクロ波帯域で使用しても各出力ポート
2、3から安定して同一振幅で互いに180度位相が異
なる出力が得られるため、高周波数帯域の適用が有効と
なる。
【0028】ところで、このアクティブバラン回路は細
部を変形して構成しても同等の機能を持たせることがで
きる。例えば図5に示される変形例のように、第1のF
ET10におけるゲート側に第3の抵抗R3に代えて外
部から所定の電圧VGを印加するための端子が並列接続
された構成としたり、或いは更に図6に示される別の変
形例のように、伝送線路4に代えて集中定数回路を用い
る構成とすることができる。但し、ここでの集中定数回
路は、第2のキャパシタC2及び第2の出力ポート3の
間に直列に介挿接続されたコイルLと、コイルLの入力
側と出力側とにそれぞれ並列接続された上で接地された
一対のキャパシタC4,C5とから成るようにすれば良
い。
【0029】何れにしても、実施例2に係るアクティブ
バラン回路は、実施例1に係る回路よりも幾分部品点数
が増加してやや大型になるが、実施例1に係る回路より
も一層高周波帯域での位相特性が安定したものになる。
【0030】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のアクテ
ィブバラン回路によれば、既存のFET(第1のFE
T)を用いた回路を改良し、キャパシタスの改良とし
て、ソース側における第2のキャパシタ及び第2の出力
ポートの間(又は第2の出力ポート)に第3のキャパシ
タを並列に介挿した上で接地用に供される導線が接続さ
れて成る構成としたり、或いは位相差調整用の伝送線路
を設けるための改良として、第1のFETにおけるドレ
イン側に第2のFETのゲート及びソースの短絡部、及
び第1のキャパシタを介在させた第1の出力ポートが並
列接続され、ソース側に第3のFETのドレイン側、及
び第2のキャパシタを介在させた第2の出力ポートが並
列接続されると共に、ゲート側に第3の抵抗が並列接続
された上で接地され、且つ第2のFETのドレイン側に
ドレイン電圧を印加するための端子が接続され、第3の
FETのゲート及びソースの短絡部が接地接続され、第
2のキャパシタ及び第2の出力ポートの間には位相差調
整用の伝送線路が介挿されて成る構成とすることによ
り、マイクロ波帯域で使用しても第1のFETにおける
ゲート・ソース間及びゲート・ドレイン間で位相が適確
に反転されることで第1の出力ポートと第2の出力ポー
トとからの出力を正確に同一振幅で互いに180度位相
が異なるものとすることができるので、結果として伝送
される信号の損失を精度良く防止できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係るアクティブバラン回路
の基本構成を示した回路図である。
【図2】図1に示すアクティブバラン回路の振幅特性及
び位相特性を示したもので、(a)は周波数における振
幅差の関係を示した振幅特性に関するもの、(b)は周
波数における位相差の関係を示した位相特性に関するも
のである。
【図3】本発明の実施例2に係るアクティブバラン回路
の基本構成を示した回路図である。
【図4】図3に示すアクティブバラン回路の位相差及び
位相差誤差特性として周波数における位相及び180度
位相差に対する誤差の関係を示したものである。
【図5】図3に示すアクティブバラン回路を変形した場
合の回路図である。
【図6】図3に示すアクティブバラン回路を別に変形し
た場合の回路図である。
【図7】従来のアクティブバラン回路の一例を示した回
路図である。
【図8】図7に示すアクティブバラン回路の振幅特性及
び位相特性を示したもので、(a)は周波数における振
幅差の関係を示した振幅特性に関するもの、(b)は周
波数における位相差の関係を示した位相特性に関するも
のである。
【図9】従来のアクティブバラン回路の他例を示した回
路図である。
【図10】図9に示すアクティブバラン回路の位相差及
び位相差誤差特性として周波数における位相及び180
度位相差に対する誤差の関係を示したものである。
【符号の説明】
1 入力ポート 2、3 出力ポート 4 伝送線路 10、11、12 FET C1〜C5 キャパシタ L コイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電界効果トランジスタにおけるゲート側
    に入力ポートが接続され、ドレイン側に第1の抵抗を介
    在させたドレイン電圧を印加するための端子、及び第1
    のキャパシタを介在させた第1の出力ポートが並列接続
    され、ソース側に第2の抵抗を介在させた接地用に供さ
    れる導線、及び第2のキャパシタを介在させた第2の出
    力ポートが並列接続され、更に、ゲート・ソース間及び
    ゲート・ドレイン間で位相が反転されることで該第1の
    出力ポートと該第2の出力ポートとからの出力を同一振
    幅で互いに180度位相が異なるものとするアクティブ
    バラン回路において、前記ソース側における前記第2の
    出力ポート又は前記第2のキャパシタ及び該第2の出力
    ポートの間に第3のキャパシタを並列に介挿した上で接
    地用に供される導線が接続されて成ることを特徴とする
    アクティブバラン回路。
  2. 【請求項2】 第1の電界効果トランジスタにおけるゲ
    ート側に入力ポートが接続され、ドレイン側に第2の電
    界効果トランジスタのゲート及びソースの短絡部、及び
    第1のキャパシタを介在させた第1の出力ポートが並列
    接続され、ソース側に第3の電界効果トランジスタのド
    レイン側、及び第2のキャパシタを介在させた第2の出
    力ポートが並列接続されると共に、該ゲート側に第3の
    抵抗が並列接続された上で接地され、且つ該第2の電界
    効果トランジスタのドレイン側にドレイン電圧を印加す
    るための端子が接続され、該第3の電界効果トランジス
    タのゲート及びソースの短絡部が接地接続され、該第2
    のキャパシタ及び該第2の出力ポートの間には位相差調
    整用の伝送線路が介挿されて成り、更に、前記第1の電
    界効果トランジスタにおけるゲート・ソース間及びゲー
    ト・ドレイン間で位相が反転されることで前記第1の出
    力ポートと前記第2の出力ポートとからの出力を同一振
    幅で互いに180度位相が異なるものとすることを特徴
    とするアクティブバラン回路。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のアクティブバラン回路に
    おいて、前記第1の電界効果トランジスタにおけるゲー
    ト側に前記第3の抵抗に代えて外部から所定の電圧を印
    加するための端子が並列接続されたことを特徴とするア
    クティブバラン回路。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載のアクティブバラン
    回路において、前記伝送線路に代えて集中定数回路が用
    いられ、前記集中定数回路は、前記第2のキャパシタ及
    び前記第2の出力ポートの間に直列に介挿接続されたコ
    イルと、前記コイルの入力側と出力側とにそれぞれ並列
    接続された上で接地された一対のキャパシタとから成る
    ことを特徴とするアクティブバラン回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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