JP2000164646A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
半導体装置およびその製造方法Info
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- H01L2224/73204—Bump and layer connectors the bump connector being embedded into the layer connector
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 LOCにおいて薄形化および小形化を実現
し、製造工程の簡略化を図る。 【解決手段】 半導体チップ1の回路形成面1a側に半
導体チップ1のパッド1bと対向して配置された複数の
インナリード2aと、半導体チップ1の回路形成面1a
とインナリード2aとの間に介在して半導体チップ1と
インナリード2aとを接合する異方性導電膜4と、半導
体チップ1を樹脂封止して形成したパッケージ本体3
と、パッケージ本体3から突出しかつインナリード2a
と電気的に接続された複数のアウタリード2bとからな
り、半導体チップ1のパッド1bとこのパッド1b上に
対向して配置されたインナリード2aとが異方性導電膜
4によって電気的に接続され、ボンディングワイヤを用
いないことにより、薄形化を図ることができる。
し、製造工程の簡略化を図る。 【解決手段】 半導体チップ1の回路形成面1a側に半
導体チップ1のパッド1bと対向して配置された複数の
インナリード2aと、半導体チップ1の回路形成面1a
とインナリード2aとの間に介在して半導体チップ1と
インナリード2aとを接合する異方性導電膜4と、半導
体チップ1を樹脂封止して形成したパッケージ本体3
と、パッケージ本体3から突出しかつインナリード2a
と電気的に接続された複数のアウタリード2bとからな
り、半導体チップ1のパッド1bとこのパッド1b上に
対向して配置されたインナリード2aとが異方性導電膜
4によって電気的に接続され、ボンディングワイヤを用
いないことにより、薄形化を図ることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体製造技術に
関し、特に、LOC(Lead On Chip)構造の半導体装置の
薄形化と製造工程の簡略化に適用して有効な技術に関す
る。
関し、特に、LOC(Lead On Chip)構造の半導体装置の
薄形化と製造工程の簡略化に適用して有効な技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】以下に説明する技術は、本発明を研究、
完成するに際し、本発明者によって検討されたものであ
り、その概要は次のとおりである。
完成するに際し、本発明者によって検討されたものであ
り、その概要は次のとおりである。
【0003】表面実装形の半導体装置の1つにLOC構
造の半導体装置(以降、単にLOCと呼ぶ)がある。こ
のLOCは、半導体チップの主面側つまり回路形成面側
にフィルム状の絶縁性粘着シートを介してインナリード
を配置し、このインナリードと半導体チップのパッド
(表面電極)とをAu線などのボンディングワイヤによ
って電気的に接続する構造になっている。
造の半導体装置(以降、単にLOCと呼ぶ)がある。こ
のLOCは、半導体チップの主面側つまり回路形成面側
にフィルム状の絶縁性粘着シートを介してインナリード
を配置し、このインナリードと半導体チップのパッド
(表面電極)とをAu線などのボンディングワイヤによ
って電気的に接続する構造になっている。
【0004】さらに、LOCでは、電源やグランド用の
リードであるバスバーリードが設けられた構造のものが
多い。
リードであるバスバーリードが設けられた構造のものが
多い。
【0005】したがって、LOCのワイヤボンディング
では、ワイヤループを行う際にバスバーリード越えの特
殊形状のループを形成する場合がある。
では、ワイヤループを行う際にバスバーリード越えの特
殊形状のループを形成する場合がある。
【0006】また、絶縁性粘着シートによって半導体チ
ップをインナリードに固定するタイプのLOCでは、そ
の製造工程でボンディングステージとボンディングツー
ルを使用し、熱圧着によって絶縁性粘着シートを介して
インナリードと半導体チップとを接合している。
ップをインナリードに固定するタイプのLOCでは、そ
の製造工程でボンディングステージとボンディングツー
ルを使用し、熱圧着によって絶縁性粘着シートを介して
インナリードと半導体チップとを接合している。
【0007】なお、半導体チップの回路形成面(主面)
側に複数のインナリードが絶縁シートを介して配置され
たLOCについては、例えば、特開昭61−21813
9号公報に記載されている。
側に複数のインナリードが絶縁シートを介して配置され
たLOCについては、例えば、特開昭61−21813
9号公報に記載されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記した技
術のLOCにおいては、ボンディングワイヤがバスバー
リード越えの特殊形状のループを形成しているため、ワ
イヤループの高さが高くなり、これにより、パッケージ
本体を薄く形成することができない。
術のLOCにおいては、ボンディングワイヤがバスバー
リード越えの特殊形状のループを形成しているため、ワ
イヤループの高さが高くなり、これにより、パッケージ
本体を薄く形成することができない。
【0009】したがって、LOCの薄形化や小形化の実
現が困難であることが問題とされる。
現が困難であることが問題とされる。
【0010】さらに、バスバーリード越えの特殊形状の
ワイヤループが形成されているため、隣あったワイヤ間
でショートが発生し易く、その結果、LOCの信頼性を
低下させることが問題となる。
ワイヤループが形成されているため、隣あったワイヤ間
でショートが発生し易く、その結果、LOCの信頼性を
低下させることが問題となる。
【0011】本発明の目的は、薄形化および小形化を実
現し、製造工程の簡略化を図る半導体装置およびその製
造方法を提供することにある。
現し、製造工程の簡略化を図る半導体装置およびその製
造方法を提供することにある。
【0012】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0014】すなわち、本発明の半導体装置は、半導体
チップの回路形成面側に前記半導体チップの表面電極と
対向して配置された複数のインナリードと、前記半導体
チップの前記回路形成面と前記インナリードとの間に介
在して前記半導体チップと前記インナリードとを接合す
る異方性導電膜と、前記インナリードと電気的に接続さ
れた外部端子である複数のアウタリードとを有し、前記
半導体チップの前記表面電極とこれに対向する前記イン
ナリードとが前記異方性導電膜によって電気的に接続さ
れているものである。
チップの回路形成面側に前記半導体チップの表面電極と
対向して配置された複数のインナリードと、前記半導体
チップの前記回路形成面と前記インナリードとの間に介
在して前記半導体チップと前記インナリードとを接合す
る異方性導電膜と、前記インナリードと電気的に接続さ
れた外部端子である複数のアウタリードとを有し、前記
半導体チップの前記表面電極とこれに対向する前記イン
ナリードとが前記異方性導電膜によって電気的に接続さ
れているものである。
【0015】これにより、LOCにおいてワイヤボンデ
ィングを行わなくて済み、その結果、パッケージ本体を
薄く形成することができる。
ィングを行わなくて済み、その結果、パッケージ本体を
薄く形成することができる。
【0016】したがって、LOCの薄形化および小形化
を実現することが可能になる。
を実現することが可能になる。
【0017】また、本発明の半導体装置の製造方法は、
複数のインナリードとそれぞれの前記インナリードに連
なった複数のアウタリードとを備え、前記インナリード
に異方性導電膜が張り付けられたリードフレームを準備
する工程と、回路形成面に半導体集積回路が形成された
半導体チップを準備する工程と、前記半導体チップの前
記回路形成面と前記インナリードとを前記異方性導電膜
を介して対向させて配置する工程と、前記異方性導電膜
を熱圧着または加圧保持して前記半導体チップの前記回
路形成面と前記インナリードとを前記異方性導電膜によ
って接合し、前記半導体チップの前記表面電極とこれに
対向する前記インナリードとを前記異方性導電膜によっ
て電気的に接続する工程と、前記半導体チップを樹脂封
止してパッケージ本体を形成する工程と、前記パッケー
ジ本体から突出する前記アウタリードを前記リードフレ
ームから分離する工程とを有するものである。
複数のインナリードとそれぞれの前記インナリードに連
なった複数のアウタリードとを備え、前記インナリード
に異方性導電膜が張り付けられたリードフレームを準備
する工程と、回路形成面に半導体集積回路が形成された
半導体チップを準備する工程と、前記半導体チップの前
記回路形成面と前記インナリードとを前記異方性導電膜
を介して対向させて配置する工程と、前記異方性導電膜
を熱圧着または加圧保持して前記半導体チップの前記回
路形成面と前記インナリードとを前記異方性導電膜によ
って接合し、前記半導体チップの前記表面電極とこれに
対向する前記インナリードとを前記異方性導電膜によっ
て電気的に接続する工程と、前記半導体チップを樹脂封
止してパッケージ本体を形成する工程と、前記パッケー
ジ本体から突出する前記アウタリードを前記リードフレ
ームから分離する工程とを有するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の半導体装置であるLOCの
構造の実施の形態の一例を示す断面図、図2は図1に示
すLOCの内部の構造をパッケージ本体を透過して示す
平面図、図3は本発明の半導体装置(LOC)の製造方
法における半導体ウェハの構造の一例を示す部分断面
図、図4は本発明の半導体装置(LOC)の製造方法に
おける熱圧着の一例を示す断面図、図5は本発明の半導
体装置(LOC)の製造方法の手順の一例を示す製造プ
ロセス図である。
構造の実施の形態の一例を示す断面図、図2は図1に示
すLOCの内部の構造をパッケージ本体を透過して示す
平面図、図3は本発明の半導体装置(LOC)の製造方
法における半導体ウェハの構造の一例を示す部分断面
図、図4は本発明の半導体装置(LOC)の製造方法に
おける熱圧着の一例を示す断面図、図5は本発明の半導
体装置(LOC)の製造方法の手順の一例を示す製造プ
ロセス図である。
【0020】本実施の形態の半導体装置は、例えば、パ
ーソナルコンピュータやワークステーション、あるい
は、小形テレビ電話や携帯電子機器などに組み込まれる
表面実装形LSI(Large Scale Integration)パッケー
ジの一種であり、図1に示すように、パッケージ本体3
内に封止された半導体チップ1の主面側である回路形成
面1a側に複数のインナリード2aが配置された樹脂封
止形のLOC構造のものである。
ーソナルコンピュータやワークステーション、あるい
は、小形テレビ電話や携帯電子機器などに組み込まれる
表面実装形LSI(Large Scale Integration)パッケー
ジの一種であり、図1に示すように、パッケージ本体3
内に封止された半導体チップ1の主面側である回路形成
面1a側に複数のインナリード2aが配置された樹脂封
止形のLOC構造のものである。
【0021】さらに、前記半導体装置の外観構造は、ア
ウタリード2bがガルウィング状に曲げ形成されたSO
P(Small Outline Package)などと同様のものである。
ウタリード2bがガルウィング状に曲げ形成されたSO
P(Small Outline Package)などと同様のものである。
【0022】図1、図2に示す本実施の形態のLOCの
構成について説明すると、半導体チップ1の回路形成面
1a側に半導体チップ1のパッド1b(表面電極)と対
向して配置された複数のインナリード2aと、半導体チ
ップ1の回路形成面1aとインナリード2aとの間に介
在して半導体チップ1とインナリード2aとを接合する
異方性導電膜4と、半導体チップ1を樹脂封止して形成
したパッケージ本体3と、パッケージ本体3から突出
し、かつインナリード2aと電気的に接続された外部端
子である複数のアウタリード2bとからなり、半導体チ
ップ1のパッド1bとこのパッド1b上に対向して配置
されたインナリード2aとが異方性導電膜4によって電
気的に接続されているものである。
構成について説明すると、半導体チップ1の回路形成面
1a側に半導体チップ1のパッド1b(表面電極)と対
向して配置された複数のインナリード2aと、半導体チ
ップ1の回路形成面1aとインナリード2aとの間に介
在して半導体チップ1とインナリード2aとを接合する
異方性導電膜4と、半導体チップ1を樹脂封止して形成
したパッケージ本体3と、パッケージ本体3から突出
し、かつインナリード2aと電気的に接続された外部端
子である複数のアウタリード2bとからなり、半導体チ
ップ1のパッド1bとこのパッド1b上に対向して配置
されたインナリード2aとが異方性導電膜4によって電
気的に接続されているものである。
【0023】ここで、異方性導電膜4は、ACF(Anis
otropic Conductive Film)とも呼ばれ、樹脂材4a中に
カーボンブラック、ニッケル微粒子またはボールはんだ
などの導電粒子4bを分散して含有させたシート状の電
気接続材料であり、接続したい対向電極間に異方性導電
膜4を挟み、熱圧着または加圧保持して面方向の絶縁を
保持しつつ、厚み方向の電極間の電気的接続を行うもの
である。
otropic Conductive Film)とも呼ばれ、樹脂材4a中に
カーボンブラック、ニッケル微粒子またはボールはんだ
などの導電粒子4bを分散して含有させたシート状の電
気接続材料であり、接続したい対向電極間に異方性導電
膜4を挟み、熱圧着または加圧保持して面方向の絶縁を
保持しつつ、厚み方向の電極間の電気的接続を行うもの
である。
【0024】異方性導電膜4の厚さは、例えば、15〜
35μm、シートの大きさは、例えば、図4に示すよう
に、ボンディングツール5により一括して加圧・加熱が
可能なようにボンディングツール5の加圧面とほぼ同様
の大きさのものである。
35μm、シートの大きさは、例えば、図4に示すよう
に、ボンディングツール5により一括して加圧・加熱が
可能なようにボンディングツール5の加圧面とほぼ同様
の大きさのものである。
【0025】さらに、導電粒子4bの粒子径は、例え
ば、数μm〜数十μmである。樹脂材4aは、信頼性な
どを考慮して熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂もしくは半熱
硬化性樹脂などである。
ば、数μm〜数十μmである。樹脂材4aは、信頼性な
どを考慮して熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂もしくは半熱
硬化性樹脂などである。
【0026】本実施の形態では、異方性導電膜4を熱圧
着(加圧・加熱)し、これにより、半導体チップ1のパ
ッド1bとインナリード2aとを異方性導電膜4によっ
て電気的に接続する場合を説明する。
着(加圧・加熱)し、これにより、半導体チップ1のパ
ッド1bとインナリード2aとを異方性導電膜4によっ
て電気的に接続する場合を説明する。
【0027】そこで、前記熱圧着時に異方性導電膜4に
荷重を与える荷重付与手段が、インナリード2aまたは
半導体チップ1のパッド1bもしくはその両者に設けら
れていることが好ましく、本実施の形態では、前記荷重
付与手段が、インナリード2aと半導体チップ1のパッ
ド1bとに設けられている場合を説明する。
荷重を与える荷重付与手段が、インナリード2aまたは
半導体チップ1のパッド1bもしくはその両者に設けら
れていることが好ましく、本実施の形態では、前記荷重
付与手段が、インナリード2aと半導体チップ1のパッ
ド1bとに設けられている場合を説明する。
【0028】すなわち、インナリード2a側の前記荷重
付与手段として、異方性導電膜4によって半導体チップ
1のパッド1bと電気的に接合するインナリード2aの
接合部2cに半導体チップ1の回路形成面1a側に突出
する突起部2dが形成されている。
付与手段として、異方性導電膜4によって半導体チップ
1のパッド1bと電気的に接合するインナリード2aの
接合部2cに半導体チップ1の回路形成面1a側に突出
する突起部2dが形成されている。
【0029】なお、インナリード2aの突起部2dは、
例えば、コイニングなどの加工方法によって形成するも
のであるが、その加工方法は、コイニングに限定される
ものではない。
例えば、コイニングなどの加工方法によって形成するも
のであるが、その加工方法は、コイニングに限定される
ものではない。
【0030】一方、半導体チップ1側の前記荷重付与手
段として、半導体チップ1のパッド1bが回路形成面1
aよりも突出して形成されている。
段として、半導体チップ1のパッド1bが回路形成面1
aよりも突出して形成されている。
【0031】これは、図3に示すように、半導体ウェハ
7の状態において各半導体チップ1におけるアルミニウ
ムのパッド1bを、複数回蒸着などを行って回路形成面
1aよりも突出するように厚く形成するものである。
7の状態において各半導体チップ1におけるアルミニウ
ムのパッド1bを、複数回蒸着などを行って回路形成面
1aよりも突出するように厚く形成するものである。
【0032】ただし、パッド1bを回路形成面1aより
も突出するように厚く形成した際には、アルミニウムの
パッド1bの表面は露出するため、酸化し易い。
も突出するように厚く形成した際には、アルミニウムの
パッド1bの表面は露出するため、酸化し易い。
【0033】したがって、酸化防止のために、パッド1
bの表面に金めっきなどの金属コーティングを施すこと
が好ましい。
bの表面に金めっきなどの金属コーティングを施すこと
が好ましい。
【0034】なお、インナリード2aの接合部2cに突
起部2dが形成され、かつ、半導体チップ1のパッド1
bを回路形成面1aより突出させて形成することによ
り、異方性導電膜4を熱圧着してこれに荷重を付与しよ
うとした際に、確実に異方性導電膜4に荷重を掛けるこ
とができ、その結果、異方性導電膜4によるインナリー
ド2aと半導体チップ1のパッド1bとの電気的接続を
より確実に行うことができる。
起部2dが形成され、かつ、半導体チップ1のパッド1
bを回路形成面1aより突出させて形成することによ
り、異方性導電膜4を熱圧着してこれに荷重を付与しよ
うとした際に、確実に異方性導電膜4に荷重を掛けるこ
とができ、その結果、異方性導電膜4によるインナリー
ド2aと半導体チップ1のパッド1bとの電気的接続を
より確実に行うことができる。
【0035】また、本実施の形態のLOCは、インナリ
ード2aと半導体チップ1のパッド1bとをこれらの間
に介在する異方性導電膜4によって電気的に接続するも
のである。
ード2aと半導体チップ1のパッド1bとをこれらの間
に介在する異方性導電膜4によって電気的に接続するも
のである。
【0036】したがって、各インナリード2aは、その
接合部2cが、半導体チップ1のパッド1b上にほぼ対
向して配置されている必要がある。
接合部2cが、半導体チップ1のパッド1b上にほぼ対
向して配置されている必要がある。
【0037】本実施の形態では、半導体チップ1のパッ
ド1bとこれに対応するインナリード2aの端部の接合
部2cとが、パッド1b上で対向して配置されなければ
ならない。
ド1bとこれに対応するインナリード2aの端部の接合
部2cとが、パッド1b上で対向して配置されなければ
ならない。
【0038】したがって、本実施の形態のLOCにおい
ては、従来のLOCより、図2に示すように、各インナ
リード2aのパッケージ本体中央側の端部の長さを長く
形成することになる。
ては、従来のLOCより、図2に示すように、各インナ
リード2aのパッケージ本体中央側の端部の長さを長く
形成することになる。
【0039】これにより、半導体チップ1のパッド1b
とこれに対応かつ対向するインナリード2aとを異方性
導電膜4を介して電気的に接続することができる。
とこれに対応かつ対向するインナリード2aとを異方性
導電膜4を介して電気的に接続することができる。
【0040】さらに、インナリード2aと異方性導電膜
4とは、直接は接合しにくいため、インナリード2aの
異方性導電膜4との接合箇所に、ポリイミド系の絶縁コ
ーティングなどを施すことが好ましい。
4とは、直接は接合しにくいため、インナリード2aの
異方性導電膜4との接合箇所に、ポリイミド系の絶縁コ
ーティングなどを施すことが好ましい。
【0041】なお、インナリード2aやアウタリード2
bは、例えば、銅あるいは鉄−ニッケル合金などからな
る厚さ0.15〜0.2mm程度のリードフレーム2(図4
参照)に形成されているものであり、図1、図2に示す
LOCは、このリードフレーム2を用いて製造したもの
である。
bは、例えば、銅あるいは鉄−ニッケル合金などからな
る厚さ0.15〜0.2mm程度のリードフレーム2(図4
参照)に形成されているものであり、図1、図2に示す
LOCは、このリードフレーム2を用いて製造したもの
である。
【0042】また、本実施の形態のLOCでは、半導体
チップ1とインナリード2aとの接合(電気的接合と機
械的接合)において、異方性導電膜4のみを用いてい
る。
チップ1とインナリード2aとの接合(電気的接合と機
械的接合)において、異方性導電膜4のみを用いてい
る。
【0043】つまり、異方性導電膜4の熱圧着を行った
際に、熱硬化性の樹脂材4aによって半導体チップ1を
インナリード2aに接合し、これにより、半導体チップ
1は異方性導電膜4を介してインナリード2aに固定さ
れている。
際に、熱硬化性の樹脂材4aによって半導体チップ1を
インナリード2aに接合し、これにより、半導体チップ
1は異方性導電膜4を介してインナリード2aに固定さ
れている。
【0044】また、前記LOCにおけるパッケージ本体
3は、例えば、エポキシ系の熱硬化性の封止用樹脂を用
いて、トランスファーモールド法などによって形成した
ものである。
3は、例えば、エポキシ系の熱硬化性の封止用樹脂を用
いて、トランスファーモールド法などによって形成した
ものである。
【0045】次に、図5に示す製造手順に基づいて、本
実施の形態によるLOC(半導体装置)の製造方法につ
いて説明する。
実施の形態によるLOC(半導体装置)の製造方法につ
いて説明する。
【0046】まず、複数のインナリード2aとそれぞれ
のインナリード2aに連なった複数のアウタリード2b
とを備え、インナリード2aに予め異方性導電膜4が張
り付けられたリードフレーム2を準備する。
のインナリード2aに連なった複数のアウタリード2b
とを備え、インナリード2aに予め異方性導電膜4が張
り付けられたリードフレーム2を準備する。
【0047】なお、本実施の形態では、異方性導電膜4
の熱圧着時に異方性導電膜4に荷重(ここでの荷重は、
ボンディングツール5による荷重をパッド1bごとに集
中させた荷重)を与える荷重付与手段がインナリード2
aと半導体チップ1のパッド1bとに設けられている場
合を説明する。
の熱圧着時に異方性導電膜4に荷重(ここでの荷重は、
ボンディングツール5による荷重をパッド1bごとに集
中させた荷重)を与える荷重付与手段がインナリード2
aと半導体チップ1のパッド1bとに設けられている場
合を説明する。
【0048】すなわち、リードフレーム2のインナリー
ド2aの接合部2cには、荷重付与手段として半導体チ
ップ1の回路形成面1a側に突出する突起部2dが形成
され、また、半導体チップ1においては、荷重付与手段
としてパッド1bが回路形成面1aより突出するように
厚く形成されている。
ド2aの接合部2cには、荷重付与手段として半導体チ
ップ1の回路形成面1a側に突出する突起部2dが形成
され、また、半導体チップ1においては、荷重付与手段
としてパッド1bが回路形成面1aより突出するように
厚く形成されている。
【0049】その後、図5のステップS1に示すよう
に、リードフレーム供給を行うとともに、主面である回
路形成面1aに半導体集積回路が形成された半導体チッ
プ1の供給である半導体チップ供給を行う(ステップS
2)。
に、リードフレーム供給を行うとともに、主面である回
路形成面1aに半導体集積回路が形成された半導体チッ
プ1の供給である半導体チップ供給を行う(ステップS
2)。
【0050】なお、リードフレーム2に対しては、これ
をチップマウント装置のマウント位置まで搬送する前に
予め除湿処理を行っておく。
をチップマウント装置のマウント位置まで搬送する前に
予め除湿処理を行っておく。
【0051】その後、半導体チップ1の回路形成面1a
とインナリード2aとを異方性導電膜4を介して対向さ
せて配置する。
とインナリード2aとを異方性導電膜4を介して対向さ
せて配置する。
【0052】その際、まず、除湿されたリードフレーム
2を、その異方性導電膜4が貼り付けられた側の面を下
方(ボンディングステージ6側)に向けてチップマウン
ト装置のボンディングステージ6のマウント位置まで搬
送する。
2を、その異方性導電膜4が貼り付けられた側の面を下
方(ボンディングステージ6側)に向けてチップマウン
ト装置のボンディングステージ6のマウント位置まで搬
送する。
【0053】この時、ボンディングステージ6とボンデ
ィングツール5を予め所定温度に加熱しておく。
ィングツール5を予め所定温度に加熱しておく。
【0054】一方、ダイシング後の半導体ウェハ7から
半導体チップ1をピックアップし、ボンディングステー
ジ6上に回路形成面1aを上方に向けて載置する。
半導体チップ1をピックアップし、ボンディングステー
ジ6上に回路形成面1aを上方に向けて載置する。
【0055】続いて、カメラなどの位置認識手段によっ
てリードフレーム2のインナリード2aの接合部2cの
位置と、半導体チップ1のパッド1bの位置とを検出
し、この検出結果に基づいてボンディングステージ6に
より半導体チップ1の位置を補正する。
てリードフレーム2のインナリード2aの接合部2cの
位置と、半導体チップ1のパッド1bの位置とを検出
し、この検出結果に基づいてボンディングステージ6に
より半導体チップ1の位置を補正する。
【0056】これにより、半導体チップ1を前記マウン
ト位置に移動させる。
ト位置に移動させる。
【0057】この状態で、半導体チップ1のパッド1b
とこれに対応するインナリード2aとが、パッド1b上
にインナリード2aの接合部2cが対向した状態で配置
される。
とこれに対応するインナリード2aとが、パッド1b上
にインナリード2aの接合部2cが対向した状態で配置
される。
【0058】その後、異方性導電膜4を熱圧着して半導
体チップ1の回路形成面1aとインナリード2aとを異
方性導電膜4によって接合するチップマウントを行い
(ステップS3)、これとともに、半導体チップ1のパ
ッド1bとこれに対向するインナリード2aとを異方性
導電膜4によって電気的に接続する。
体チップ1の回路形成面1aとインナリード2aとを異
方性導電膜4によって接合するチップマウントを行い
(ステップS3)、これとともに、半導体チップ1のパ
ッド1bとこれに対向するインナリード2aとを異方性
導電膜4によって電気的に接続する。
【0059】その際、図4に示すように、まず、ボンデ
ィングステージ6を所定位置まで上昇させ、これととも
に、ボンディングツール5を下降させ、これにより、半
導体チップ1およびインナリード2aをボンディングツ
ール5とボンディングステージ6とによってクランプす
る。
ィングステージ6を所定位置まで上昇させ、これととも
に、ボンディングツール5を下降させ、これにより、半
導体チップ1およびインナリード2aをボンディングツ
ール5とボンディングステージ6とによってクランプす
る。
【0060】この時、異方性導電膜4は、インナリード
2aと半導体チップ1の回路形成面1aとの間に配置さ
れている。
2aと半導体チップ1の回路形成面1aとの間に配置さ
れている。
【0061】続いて、ボンディングツール5を僅かに下
降させて、異方性導電膜4に所定の荷重を掛ける。この
時、異方性導電膜4は、例えば、180℃程度に加熱さ
れた状態となっている。
降させて、異方性導電膜4に所定の荷重を掛ける。この
時、異方性導電膜4は、例えば、180℃程度に加熱さ
れた状態となっている。
【0062】さらに、インナリード2aの突起部2dと
半導体チップ1の回路形成面1aより突出して形成され
たパッド1bとにより、異方性導電膜4に対しては、各
パッド1b位置において集中した荷重が加わり、これに
より、異方性導電膜4中の導電粒子4bが半導体チップ
1の各パッド1bに対して集中する。
半導体チップ1の回路形成面1aより突出して形成され
たパッド1bとにより、異方性導電膜4に対しては、各
パッド1b位置において集中した荷重が加わり、これに
より、異方性導電膜4中の導電粒子4bが半導体チップ
1の各パッド1bに対して集中する。
【0063】その結果、半導体チップ1のパッド1bと
インナリード2aの接合部2cとを異方性導電膜4を介
して電気的に接続することができる。
インナリード2aの接合部2cとを異方性導電膜4を介
して電気的に接続することができる。
【0064】さらに、異方性導電膜4の樹脂材4aによ
り、インナリード2aと半導体チップ1の回路形成面1
aとが接合され、その結果、異方性導電膜4を介して半
導体チップ1をインナリード2aによって支持すること
ができる。
り、インナリード2aと半導体チップ1の回路形成面1
aとが接合され、その結果、異方性導電膜4を介して半
導体チップ1をインナリード2aによって支持すること
ができる。
【0065】チップマウント後、エポキシ系の熱硬化性
の封止用樹脂などを用いて半導体チップ1を樹脂封止し
てパッケージ本体3を形成する。
の封止用樹脂などを用いて半導体チップ1を樹脂封止し
てパッケージ本体3を形成する。
【0066】すなわち、図5に示す封止用樹脂供給(ス
テップS4)を行い、これにより、半導体チップ1の樹
脂封止を行う(ステップS5)。
テップS4)を行い、これにより、半導体チップ1の樹
脂封止を行う(ステップS5)。
【0067】モールド終了後、リード成形を行う(ステ
ップS6)。
ップS6)。
【0068】つまり、パッケージ本体3から突出するア
ウタリード2bを切断成形金型(図示せず)を用いて切
断して、パッケージ本体3を含むアウタリード2bをリ
ードフレーム2から分離するとともに、アウタリード2
bを所望の形状(本実施の形態ではガルウィング状)に
曲げ成形する。
ウタリード2bを切断成形金型(図示せず)を用いて切
断して、パッケージ本体3を含むアウタリード2bをリ
ードフレーム2から分離するとともに、アウタリード2
bを所望の形状(本実施の形態ではガルウィング状)に
曲げ成形する。
【0069】その後、LOCに対して所定の検査を行う
(ステップS7)。
(ステップS7)。
【0070】これにより、図1、図2に示すLOCの製
造を終了する。
造を終了する。
【0071】本実施の形態のLOC(半導体装置)およ
びその製造方法によれば、以下のような作用効果が得ら
れる。
びその製造方法によれば、以下のような作用効果が得ら
れる。
【0072】すなわち、LOCにおいて半導体チップ1
のパッド1bとインナリード2aとが異方性導電膜4に
よって電気的に接続されていることにより、ワイヤボン
ディングを行わなくて済む。
のパッド1bとインナリード2aとが異方性導電膜4に
よって電気的に接続されていることにより、ワイヤボン
ディングを行わなくて済む。
【0073】これにより、ボンディングワイヤを用いな
いため、パッケージ本体3を薄く形成することができ、
その結果、LOCの薄形化および小形化を実現すること
が可能になる。
いため、パッケージ本体3を薄く形成することができ、
その結果、LOCの薄形化および小形化を実現すること
が可能になる。
【0074】さらに、ボンディングワイヤを用いないた
め、ワイヤショートを無くすことができる。
め、ワイヤショートを無くすことができる。
【0075】その結果、LOCの信頼性の向上を図るこ
とができる。
とができる。
【0076】また、ボンディングワイヤを用いないた
め、ワイヤボンディング工程を削除することができ、そ
の結果、LOCの製造工程の簡略化を実現できる。
め、ワイヤボンディング工程を削除することができ、そ
の結果、LOCの製造工程の簡略化を実現できる。
【0077】これにより、LOCの製造コストを低減す
ることができる。
ることができる。
【0078】なお、ボンディングワイヤの代わりとして
異方性導電膜4を用いることにより、半導体チップ1の
パッド1bとインナリード2aとの電気的接続の際に、
異方性導電膜4の熱圧着により複数のパッド1bに対し
て一括してインナリード2aとの電気的接続を行うこと
ができる。
異方性導電膜4を用いることにより、半導体チップ1の
パッド1bとインナリード2aとの電気的接続の際に、
異方性導電膜4の熱圧着により複数のパッド1bに対し
て一括してインナリード2aとの電気的接続を行うこと
ができる。
【0079】したがって、半導体チップ1のパッド1b
とインナリード2aとの電気的接続処理をバッチ処理す
ることができ、これにより、半導体チップ1のパッド1
bのインナリード2aへの電気的接続工程を時間短縮す
ることができ、その結果、LOCの製造工程における時
間的短縮化を図ることが可能になる。
とインナリード2aとの電気的接続処理をバッチ処理す
ることができ、これにより、半導体チップ1のパッド1
bのインナリード2aへの電気的接続工程を時間短縮す
ることができ、その結果、LOCの製造工程における時
間的短縮化を図ることが可能になる。
【0080】また、ボンディングワイヤの代わりとして
異方性導電膜4を用い、かつチップマウントの際にボン
ディングステージ6とボンディングツール5を用いるこ
とにより、チップマウント時にこれと同時に半導体チッ
プ1のパッド1bとインナリード2aとの異方性導電膜
4による電気的接続も行うことが可能になる。
異方性導電膜4を用い、かつチップマウントの際にボン
ディングステージ6とボンディングツール5を用いるこ
とにより、チップマウント時にこれと同時に半導体チッ
プ1のパッド1bとインナリード2aとの異方性導電膜
4による電気的接続も行うことが可能になる。
【0081】したがって、チップマウント処理(ぺ付け
ともいう)と、半導体チップ1のパッド1bのインナリ
ード2aへの電気的接続処理とを同時に行うことがで
き、その結果、LOCの製造工程の簡略化を図ることが
できる。
ともいう)と、半導体チップ1のパッド1bのインナリ
ード2aへの電気的接続処理とを同時に行うことがで
き、その結果、LOCの製造工程の簡略化を図ることが
できる。
【0082】以上、本発明者によってなされた発明を発
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記発明の実施の形態に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言う
までもない。
明の実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
前記発明の実施の形態に限定されるものではなく、その
要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言う
までもない。
【0083】例えば、前記実施の形態では、インナリー
ド2aによる半導体チップ1の支持が異方性導電膜4の
みによって行われる場合を説明したが、図6(a),
(b)に示す他の実施の形態のLOCのように、インナ
リード2aへの半導体チップ1の固定を絶縁性粘着シー
ト8を介して行ってもよい。
ド2aによる半導体チップ1の支持が異方性導電膜4の
みによって行われる場合を説明したが、図6(a),
(b)に示す他の実施の形態のLOCのように、インナ
リード2aへの半導体チップ1の固定を絶縁性粘着シー
ト8を介して行ってもよい。
【0084】ここで、図6に示すLOCの図1に示すL
OCとの相違点は、半導体チップ1のインナリード2a
への固定に絶縁性粘着シート8を用いている点である。
OCとの相違点は、半導体チップ1のインナリード2a
への固定に絶縁性粘着シート8を用いている点である。
【0085】なお、絶縁性粘着シート8は、例えば、フ
ィルム状のポリイミドテープ基材の両面に接着層が形成
された絶縁性のテープ材である。
ィルム状のポリイミドテープ基材の両面に接着層が形成
された絶縁性のテープ材である。
【0086】これにより、図6に示すLOCは、半導体
チップ1の回路形成面1aとインナリード2aとの間に
介在する絶縁性粘着シート8を有するものであり、この
絶縁性粘着シート8によって半導体チップ1とインナリ
ード2aとの接合を行っている。つまり、インナリード
2aによって半導体チップ1を支持する際に、予めイン
ナリード2aに張り付けられた絶縁性粘着シート8を介
して半導体チップ1を支持するものである。
チップ1の回路形成面1aとインナリード2aとの間に
介在する絶縁性粘着シート8を有するものであり、この
絶縁性粘着シート8によって半導体チップ1とインナリ
ード2aとの接合を行っている。つまり、インナリード
2aによって半導体チップ1を支持する際に、予めイン
ナリード2aに張り付けられた絶縁性粘着シート8を介
して半導体チップ1を支持するものである。
【0087】なお、図6に示すLOCにおいて、半導体
チップ1のパッド1bとインナリード2aとの電気的接
続は異方性導電膜4によって行われる。
チップ1のパッド1bとインナリード2aとの電気的接
続は異方性導電膜4によって行われる。
【0088】したがって、図6に示すLOCの製造工程
では、ボンディングステージ6とボンディングツール5
とによって半導体チップ1およびインナリード2aをク
ランプした際に、半導体チップ1とインナリード2aと
の間に異方性導電膜4と絶縁性粘着シート8とが介在さ
れ、これにより、異方性導電膜4および絶縁性粘着シー
ト8を加熱・加圧(熱圧着)し、その結果、半導体チッ
プ1のパッド1bとインナリード2aの接合部2cとを
異方性導電膜4によって電気的に接続するとともに、半
導体チップ1の回路形成面1aとインナリード2aとを
絶縁性粘着シート8によって接合する。
では、ボンディングステージ6とボンディングツール5
とによって半導体チップ1およびインナリード2aをク
ランプした際に、半導体チップ1とインナリード2aと
の間に異方性導電膜4と絶縁性粘着シート8とが介在さ
れ、これにより、異方性導電膜4および絶縁性粘着シー
ト8を加熱・加圧(熱圧着)し、その結果、半導体チッ
プ1のパッド1bとインナリード2aの接合部2cとを
異方性導電膜4によって電気的に接続するとともに、半
導体チップ1の回路形成面1aとインナリード2aとを
絶縁性粘着シート8によって接合する。
【0089】これにより、インナリード2aによる半導
体チップ1の支持を確実に行うことができる。
体チップ1の支持を確実に行うことができる。
【0090】また、図7(a),(b)の他の実施の形態
に示すように、荷重付与手段として、バンプ電極9を用
いてもよい。
に示すように、荷重付与手段として、バンプ電極9を用
いてもよい。
【0091】すなわち、図7に示すLOCは、荷重付与
手段としてインナリード2aの接合部2cに半田や金な
どの導電性のバンプ電極9を取付け、かつ、このバンプ
電極9に異方性導電膜4を張り付け、異方性導電膜4の
熱圧着時にバンプ電極9によって異方性導電膜4に荷重
を掛けるものである。
手段としてインナリード2aの接合部2cに半田や金な
どの導電性のバンプ電極9を取付け、かつ、このバンプ
電極9に異方性導電膜4を張り付け、異方性導電膜4の
熱圧着時にバンプ電極9によって異方性導電膜4に荷重
を掛けるものである。
【0092】なお、バンプ電極9の取り付けについて
は、予めインナリード2aの接合部2cに取り付けても
よいし、図8(a),(b)に示す他の実施の形態のLO
Cのように、予め半導体チップ1のパッド1b上に形成
してもよい。
は、予めインナリード2aの接合部2cに取り付けても
よいし、図8(a),(b)に示す他の実施の形態のLO
Cのように、予め半導体チップ1のパッド1b上に形成
してもよい。
【0093】ここで、図8(a),(b)に示すLOC
は、半導体チップ1の中央にパッド1bが1列に配置さ
れたものであり、かつ、LOCの製造工程(前工程)に
おいてバンプ電極9を予め半導体チップ1のパッド1b
上に形成したものである。
は、半導体チップ1の中央にパッド1bが1列に配置さ
れたものであり、かつ、LOCの製造工程(前工程)に
おいてバンプ電極9を予め半導体チップ1のパッド1b
上に形成したものである。
【0094】また、図1に示すLOCは、図9および図
10に示す他の実施の形態のLOCのように片面モール
ド構造にすることもできる。
10に示す他の実施の形態のLOCのように片面モール
ド構造にすることもできる。
【0095】すなわち、前記実施の形態のLOCは、イ
ンナリード2aを半導体チップ1のパッド1b上に配置
して両者を異方性導電膜4によって電気的に接続する構
造であるため、従来のLOCと比較すると、インナリー
ド2aのパッケージ本体3中央側の端部の長さを長く形
成しており、これが図1に示す本実施の形態のLOCで
ある。
ンナリード2aを半導体チップ1のパッド1b上に配置
して両者を異方性導電膜4によって電気的に接続する構
造であるため、従来のLOCと比較すると、インナリー
ド2aのパッケージ本体3中央側の端部の長さを長く形
成しており、これが図1に示す本実施の形態のLOCで
ある。
【0096】これにより、インナリード2aが従来のL
OCのものより長くなるため、パッケージ本体3へのイ
ンナリード2aの埋込み量を増やすことができる。
OCのものより長くなるため、パッケージ本体3へのイ
ンナリード2aの埋込み量を増やすことができる。
【0097】したがって、LOCを片面モールド構造と
した際にも、従来の片面モールド構造のLOCと比べ
て、インナリード2aと繋がるアウタリード2bの支持
強度を向上できる。
した際にも、従来の片面モールド構造のLOCと比べ
て、インナリード2aと繋がるアウタリード2bの支持
強度を向上できる。
【0098】これにより、図9および図10に示すよう
な片面モールド構造のLOCを実現できる。
な片面モールド構造のLOCを実現できる。
【0099】したがって、片面モールド構造のLOCに
おいてリードフレーム2の切断成形時や搬送時などに発
生し易いアウタリード2bの破損を低減できる。
おいてリードフレーム2の切断成形時や搬送時などに発
生し易いアウタリード2bの破損を低減できる。
【0100】その結果、片面モールド構造のLOCにお
いても信頼性を向上できる。
いても信頼性を向上できる。
【0101】さらに、片面モールド構造の場合、図10
に示すLOCのように、半導体チップ1の背面(回路形
成面1aと反対側の面)1cにヒートシンク10を取り
付けることが可能になり、その結果、小形(薄形)ヒー
トシンクパッケージを実現させることができる。
に示すLOCのように、半導体チップ1の背面(回路形
成面1aと反対側の面)1cにヒートシンク10を取り
付けることが可能になり、その結果、小形(薄形)ヒー
トシンクパッケージを実現させることができる。
【0102】また、図1、図2に示す前記実施の形態の
LOCと、図6〜図10に示す他の実施の形態のLOC
とにおいては、バスバーリードを有していない場合を説
明したが、前記バスバーリードを備えていても良く、そ
の際、バスバーリードに突起部2dなどの荷重付与手段
を設けてもよい。
LOCと、図6〜図10に示す他の実施の形態のLOC
とにおいては、バスバーリードを有していない場合を説
明したが、前記バスバーリードを備えていても良く、そ
の際、バスバーリードに突起部2dなどの荷重付与手段
を設けてもよい。
【0103】さらに、図1、図2に示す前記実施の形態
のLOCと、図6〜図10に示す他の実施の形態のLO
Cとにおいては、アウタリード2bがガルウィング状に
形成されている場合を説明したが、アウタリード2bの
形状は、ガルウィング状に限ることなく、ガルウィング
状以外のJ字形(この際のLOCの外観形状は、SOJ
(Small Outline J-leaded Package) となる)などであ
ってもよい。
のLOCと、図6〜図10に示す他の実施の形態のLO
Cとにおいては、アウタリード2bがガルウィング状に
形成されている場合を説明したが、アウタリード2bの
形状は、ガルウィング状に限ることなく、ガルウィング
状以外のJ字形(この際のLOCの外観形状は、SOJ
(Small Outline J-leaded Package) となる)などであ
ってもよい。
【0104】なお、片面モールド構造のLOCの場合に
は、CSP(Chip Scale Package)やLGA(Land Grid
Array)に適用することも可能である。
は、CSP(Chip Scale Package)やLGA(Land Grid
Array)に適用することも可能である。
【0105】また、図1、図2に示す前記実施の形態の
LOCと、図6〜図10に示す他の実施の形態のLOC
とにおいては、異方性導電膜4を熱圧着する場合につい
て説明したが、異方性導電膜4の接合については、熱圧
着に限ることなく、異方性導電膜4が有する樹脂材4a
によっては加圧保持のみであってもよい。
LOCと、図6〜図10に示す他の実施の形態のLOC
とにおいては、異方性導電膜4を熱圧着する場合につい
て説明したが、異方性導電膜4の接合については、熱圧
着に限ることなく、異方性導電膜4が有する樹脂材4a
によっては加圧保持のみであってもよい。
【0106】なお、図1、図2に示す前記実施の形態の
LOCと、図6〜図10に示す他の実施の形態のLOC
とにおいては、リードフレーム2に、予め異方性導電膜
4、または異方性導電膜4と絶縁性粘着シート8とが貼
り付けられている場合を説明したが、それぞれの部材
(リードフレーム2と異方性導電膜4と絶縁性粘着シー
ト8)を別々に搬入して、LOCの製造工程として、リ
ードフレーム2に異方性導電膜4を張り付ける工程、も
しくはリードフレーム2に異方性導電膜4と絶縁性粘着
シート8とを張り付ける工程から開始してもよい。
LOCと、図6〜図10に示す他の実施の形態のLOC
とにおいては、リードフレーム2に、予め異方性導電膜
4、または異方性導電膜4と絶縁性粘着シート8とが貼
り付けられている場合を説明したが、それぞれの部材
(リードフレーム2と異方性導電膜4と絶縁性粘着シー
ト8)を別々に搬入して、LOCの製造工程として、リ
ードフレーム2に異方性導電膜4を張り付ける工程、も
しくはリードフレーム2に異方性導電膜4と絶縁性粘着
シート8とを張り付ける工程から開始してもよい。
【0107】また、図1、図2に示す前記実施の形態の
LOCと、図6〜図10に示す他の実施の形態のLOC
とにおいては、インナリード2aや半導体チップ1に荷
重付与手段が設けられている場合を説明したが、前記荷
重付与手段は必ずしも設けられていなくてもよい。
LOCと、図6〜図10に示す他の実施の形態のLOC
とにおいては、インナリード2aや半導体チップ1に荷
重付与手段が設けられている場合を説明したが、前記荷
重付与手段は必ずしも設けられていなくてもよい。
【0108】さらに、図1、図2に示す前記実施の形態
のLOCと、図6〜図10に示す他の実施の形態のLO
Cとにおける異方性導電膜4の大きさは、ボンディング
ツール5の加圧面とほぼ同じ大きさであるが、異方性導
電膜4の大きさは、これに限定されるものではなく、図
6〜図8に示すLOCのように種々の大きさのものを用
いることが可能であり、かつ1つのLOCで用いる異方
性導電膜4の枚数も1枚に限定されるものではなく、図
6や図7に示すLOCのように、インナリード2aの本
数やその配置などに応じて複数枚の異方性導電膜4を有
していてもよい。
のLOCと、図6〜図10に示す他の実施の形態のLO
Cとにおける異方性導電膜4の大きさは、ボンディング
ツール5の加圧面とほぼ同じ大きさであるが、異方性導
電膜4の大きさは、これに限定されるものではなく、図
6〜図8に示すLOCのように種々の大きさのものを用
いることが可能であり、かつ1つのLOCで用いる異方
性導電膜4の枚数も1枚に限定されるものではなく、図
6や図7に示すLOCのように、インナリード2aの本
数やその配置などに応じて複数枚の異方性導電膜4を有
していてもよい。
【0109】また、図1、図2に示す前記実施の形態の
LOCと、図6〜図10に示す他の実施の形態のLOC
とにおいては、半導体チップ1のパッド1bの配列が中
央2列配列もしくは中央1列配列の場合を説明したが、
パッド1bの配列は、各パッド1b上にインナリード2
aの接合部2cが対向して配置されていれば、他の配
列、すなわち外周配列などであってもよい。
LOCと、図6〜図10に示す他の実施の形態のLOC
とにおいては、半導体チップ1のパッド1bの配列が中
央2列配列もしくは中央1列配列の場合を説明したが、
パッド1bの配列は、各パッド1b上にインナリード2
aの接合部2cが対向して配置されていれば、他の配
列、すなわち外周配列などであってもよい。
【0110】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0111】(1).LOCにおいて半導体チップの表
面電極とインナリードとが異方性導電膜によって電気的
に接続されていることにより、ワイヤボンディングを行
わなくて済み、これにより、ボンディングワイヤを用い
ないため、パッケージ本体を薄く形成することができ
る。その結果、LOCの薄形化および小形化を実現する
ことが可能になる。
面電極とインナリードとが異方性導電膜によって電気的
に接続されていることにより、ワイヤボンディングを行
わなくて済み、これにより、ボンディングワイヤを用い
ないため、パッケージ本体を薄く形成することができ
る。その結果、LOCの薄形化および小形化を実現する
ことが可能になる。
【0112】(2).ボンディングワイヤを用いないた
め、ワイヤショートを無くすことができる。その結果、
LOCの信頼性の向上を図ることができる。さらに、ワ
イヤボンディング工程を削除することができ、その結
果、LOCの製造工程の簡略化を実現できる。これによ
り、LOCの製造コストを低減することができる。
め、ワイヤショートを無くすことができる。その結果、
LOCの信頼性の向上を図ることができる。さらに、ワ
イヤボンディング工程を削除することができ、その結
果、LOCの製造工程の簡略化を実現できる。これによ
り、LOCの製造コストを低減することができる。
【0113】(3).ボンディングワイヤの代わりとし
て異方性導電膜を用いることにより、半導体チップの表
面電極とインナリードとの電気的接続の際に、異方性導
電膜の熱圧着により複数の表面電極に対して一括してイ
ンナリードとの電気的接続を行うことができる。したが
って、半導体チップの表面電極とインナリードとの電気
的接続処理をバッチ処理することができ、これにより、
LOCの製造工程における時間的短縮化を図ることが可
能になる。
て異方性導電膜を用いることにより、半導体チップの表
面電極とインナリードとの電気的接続の際に、異方性導
電膜の熱圧着により複数の表面電極に対して一括してイ
ンナリードとの電気的接続を行うことができる。したが
って、半導体チップの表面電極とインナリードとの電気
的接続処理をバッチ処理することができ、これにより、
LOCの製造工程における時間的短縮化を図ることが可
能になる。
【0114】(4).ボンディングワイヤの代わりとし
て異方性導電膜を用いることにより、チップマウント時
にこれと同時に半導体チップとインナリードとの電気的
接続も行うことが可能になる。したがって、チップマウ
ント処理と、半導体チップのインナリードへの電気的接
続処理とを同時に行うことができ、その結果、LOCの
製造工程の簡略化を図ることができる。
て異方性導電膜を用いることにより、チップマウント時
にこれと同時に半導体チップとインナリードとの電気的
接続も行うことが可能になる。したがって、チップマウ
ント処理と、半導体チップのインナリードへの電気的接
続処理とを同時に行うことができ、その結果、LOCの
製造工程の簡略化を図ることができる。
【0115】(5).前記LOCは、インナリードと半
導体チップの表面電極とを異方性導電膜によって電気的
に接続する構造であるため、従来のLOCと比較してイ
ンナリードのパッケージ本体中央側の端部の長さを長く
形成することになる。これにより、インナリードが長く
なるため、パッケージ本体へのインナリードの埋込み量
を増やすことができる。したがって、LOCを片面モー
ルド構造とした際には、従来の片面モールド構造のLO
Cと比べて、アウタリードの支持強度を向上でき、これ
により、片面モールド構造のLOCのアウタリードの破
損を低減できる。その結果、片面モールド構造のLOC
においても信頼性を向上できる。
導体チップの表面電極とを異方性導電膜によって電気的
に接続する構造であるため、従来のLOCと比較してイ
ンナリードのパッケージ本体中央側の端部の長さを長く
形成することになる。これにより、インナリードが長く
なるため、パッケージ本体へのインナリードの埋込み量
を増やすことができる。したがって、LOCを片面モー
ルド構造とした際には、従来の片面モールド構造のLO
Cと比べて、アウタリードの支持強度を向上でき、これ
により、片面モールド構造のLOCのアウタリードの破
損を低減できる。その結果、片面モールド構造のLOC
においても信頼性を向上できる。
【図1】本発明の半導体装置であるLOCの構造の実施
の形態の一例を示す断面図である。
の形態の一例を示す断面図である。
【図2】図1に示すLOCの内部の構造をパッケージ本
体を透過して示す平面図である。
体を透過して示す平面図である。
【図3】本発明の半導体装置(LOC)の製造方法にお
ける半導体ウェハの構造の一例を示す部分断面図であ
る。
ける半導体ウェハの構造の一例を示す部分断面図であ
る。
【図4】本発明の半導体装置(LOC)の製造方法にお
ける熱圧着の一例を示す断面図である。
ける熱圧着の一例を示す断面図である。
【図5】本発明の半導体装置(LOC)の製造方法の手
順の一例を示す製造プロセス図である。
順の一例を示す製造プロセス図である。
【図6】(a),(b)は本発明の他の実施の形態の半導
体装置(LOC)におけるチップマウント後の構造を示
す図であり、(a)は部分平面図、(b)は部分断面図
である。
体装置(LOC)におけるチップマウント後の構造を示
す図であり、(a)は部分平面図、(b)は部分断面図
である。
【図7】(a),(b)は本発明の他の実施の形態の半導
体装置(LOC)におけるチップマウント後の構造を示
す図であり、(a)は部分平面図、(b)は部分断面図
である。
体装置(LOC)におけるチップマウント後の構造を示
す図であり、(a)は部分平面図、(b)は部分断面図
である。
【図8】(a),(b)は本発明の他の実施の形態の半導
体装置(LOC)におけるチップマウント後の構造を示
す図であり、(a)は部分平面図、(b)は部分断面図
である。
体装置(LOC)におけるチップマウント後の構造を示
す図であり、(a)は部分平面図、(b)は部分断面図
である。
【図9】本発明による半導体装置(LOC)の他の実施
の形態の構造を示す断面図である。
の形態の構造を示す断面図である。
【図10】本発明による半導体装置(LOC)の他の実
施の形態の構造を示す断面図である。
施の形態の構造を示す断面図である。
1 半導体チップ 1a 回路形成面 1b パッド(表面電極) 1c 背面 2 リードフレーム 2a インナリード 2b アウタリード 2c 接合部 2d 突起部(荷重付与手段) 3 パッケージ本体 4 異方性導電膜 4a 樹脂材 4b 導電粒子 5 ボンディングツール 6 ボンディングステージ 7 半導体ウェハ 8 絶縁性粘着シート 9 バンプ電極(荷重付与手段) 10 ヒートシンク
Claims (9)
- 【請求項1】 半導体チップの回路形成面側に前記半導
体チップの表面電極と対向して配置された複数のインナ
リードと、 前記半導体チップの前記回路形成面と前記インナリード
との間に介在して前記半導体チップと前記インナリード
とを接合する異方性導電膜と、 前記インナリードと電気的に接続された外部端子である
複数のアウタリードとを有し、 前記半導体チップの前記表面電極とこれに対向する前記
インナリードとが前記異方性導電膜によって電気的に接
続されていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 半導体チップの回路形成面側に前記半導
体チップの表面電極と対向して配置された複数のインナ
リードと、 前記半導体チップの前記回路形成面と前記インナリード
との間に介在して前記半導体チップの前記表面電極とこ
れに対向する前記インナリードとを電気的に接続する異
方性導電膜と、 前記半導体チップの前記回路形成面と前記インナリード
との間に介在して前記半導体チップと前記インナリード
とを接合する絶縁性粘着シートと、 前記インナリードと電気的に接続された外部端子である
複数のアウタリードとを有し、 前記半導体チップの前記表面電極とこれに対向する前記
インナリードとが前記異方性導電膜によって電気的に接
続されていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の半導体装置であ
って、前記異方性導電膜を熱圧着または加圧保持して前
記半導体チップの前記表面電極と前記インナリードとを
前記異方性導電膜によって電気的に接続する際に前記異
方性導電膜に荷重を与える荷重付与手段が、前記インナ
リードまたは前記半導体チップの前記表面電極もしくは
その両者に設けられていることを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項4】 請求項3記載の半導体装置であって、前
記荷重付与手段として、前記異方性導電膜によって前記
半導体チップの前記表面電極と電気的に接合する前記イ
ンナリードの接合部に前記半導体チップの前記回路形成
面側に突出する突起部が形成されていることを特徴とす
る半導体装置。 - 【請求項5】 請求項3記載の半導体装置であって、前
記荷重付与手段として、前記異方性導電膜によって前記
半導体チップの前記表面電極と電気的に接合する前記イ
ンナリードの接合部に前記半導体チップの前記回路形成
面側に突出するバンプ電極が形成されていることを特徴
とする半導体装置。 - 【請求項6】 請求項3,4または5記載の半導体装置
であって、前記荷重付与手段として、前記半導体チップ
の前記表面電極が前記回路形成面よりも突出して形成さ
れていることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項7】 複数のインナリードとそれぞれの前記イ
ンナリードに連なった複数のアウタリードとを備え、前
記インナリードに異方性導電膜が張り付けられたリード
フレームを準備する工程と、 回路形成面に半導体集積回路が形成された半導体チップ
を準備する工程と、 前記半導体チップの前記回路形成面と前記インナリード
とを前記異方性導電膜を介して対向させて配置する工程
と、 前記異方性導電膜を熱圧着または加圧保持して前記半導
体チップの前記回路形成面と前記インナリードとを前記
異方性導電膜によって接合し、前記半導体チップの前記
表面電極とこれに対向する前記インナリードとを前記異
方性導電膜によって電気的に接続する工程と、 前記半導体チップを樹脂封止してパッケージ本体を形成
する工程と、 前記パッケージ本体から突出する前記アウタリードを前
記リードフレームから分離する工程とを有することを特
徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項8】 複数のインナリードとそれぞれの前記イ
ンナリードに連なった複数のアウタリードとを備え、前
記インナリードに異方性導電膜および絶縁性粘着シート
が張り付けられたリードフレームを準備する工程と、 回路形成面に半導体集積回路が形成された半導体チップ
を準備する工程と、 前記半導体チップの前記回路形成面と前記インナリード
とを前記異方性導電膜および前記絶縁性粘着シートを介
して対向させて配置する工程と、 前記異方性導電膜および前記絶縁性粘着シートを熱圧着
または加圧保持して前記半導体チップの前記回路形成面
と前記インナリードとを前記絶縁性粘着シートによって
接合し、前記半導体チップの前記表面電極とこれに対向
する前記インナリードとを前記異方性導電膜によって電
気的に接続する工程と、 前記半導体チップを樹脂封止してパッケージ本体を形成
する工程と、 前記パッケージ本体から突出する前記アウタリードを前
記リードフレームから分離する工程とを有することを特
徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項9】 請求項7または8記載の半導体装置の製
造方法であって、前記異方性導電膜を熱圧着または加圧
保持して前記半導体チップの前記表面電極と前記インナ
リードとを前記異方性導電膜によって電気的に接続する
際に、前記インナリードまたは前記半導体チップの前記
表面電極もしくはその両者に設けられた荷重付与手段に
よって前記異方性導電膜に荷重を与えることを特徴とす
る半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34057498A JP2000164646A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 半導体装置およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34057498A JP2000164646A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 半導体装置およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000164646A true JP2000164646A (ja) | 2000-06-16 |
Family
ID=18338309
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34057498A Pending JP2000164646A (ja) | 1998-11-30 | 1998-11-30 | 半導体装置およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000164646A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001061368A1 (fr) * | 2000-02-18 | 2001-08-23 | Oht Inc. | Testeur et son support |
KR100876876B1 (ko) * | 2002-12-03 | 2008-12-31 | 주식회사 하이닉스반도체 | 칩 스택 패키지 |
-
1998
- 1998-11-30 JP JP34057498A patent/JP2000164646A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2001061368A1 (fr) * | 2000-02-18 | 2001-08-23 | Oht Inc. | Testeur et son support |
KR100876876B1 (ko) * | 2002-12-03 | 2008-12-31 | 주식회사 하이닉스반도체 | 칩 스택 패키지 |
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